JP2009290529A - ストリーミングデータ補償方法およびデジタル信号受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非同期パケット通信におけるストリーミングデータ補償方法であって、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能であり、1パケットに多くの補償を行わなくてすむストリーミングデータ補償方法を提供する。
【解決手段】本受信機は送信装置から送信されたパケット化されたデータを受信する受信機1と、DSP2で構成されたパケット補償部およびパケット補償部から出力されたデジタル信号を音声に変換するデジタル−アナログコンバータ(以下、単に、DAC3とする。)を備えている。更に具体的には、パケット補償部には、受信機1から受け取ったパケット化されたデータを順に書き込むライトポインタ(以下、単に、WPとする。)と、r_data_buf21、x_data_buf22およびp_data_buf23の3種類のバッファ、およびバッファのデータを読み込みDAC3に送信するリードポインタ(以下、単に、RPとする。)を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信プロトコルにおいて送信側と受信側のサンプリング周波数の同期を取らない非同期通信のストリーミングデータ補償方法に関し、特に、パケット通信時におけるパケット過剰および不足を受信機側で補償するストリーミングデータ補償方法に関する。また、かかるストリーミングデータ補償方法を用いたデジタル信号受信装置に関する。
ストリーミングデータを非同期に送受信するデジタル通信では、同じサンプリング周波数を出力する水晶発信器を送信側および受信側において使用することが一般的である。しかし、水晶発信器の周波数精度のばらつき等により、送信側のデータ送信速度と受信側のデータ処理速度とのあいだにずれが生じることがある。この場合、送信側のデータ送信速度より受信側のデータ処理速度が速ければ、やがて処理するデータがなくなるため、受信側においてデータ不足が発生する。一方、送信側のデータ送信速度より受信側のデータ処理速度が遅ければ、処理すべきデータが蓄積されるため、受信側においてデータ過剰が発生する。
特にストリーミングデータをパケット単位で送受信する場合においては、受信側はパケット単位でデータをバッファに格納するため、受信側におけるデータ過剰やデータ不足がパケット単位で生じる。例えばストリーミングデータ配信される音声信号において、データが1パケット分不足すれば、無音部分が1パケット分生じる結果を招く。逆に、データが1パケット分過剰となれば、1パケット分情報を廃棄する必要が生じ、廃棄したパケットの前後の音声が不自然につながる結果を招く。いずれにおいてもストリーミングデータを再生した場合に品質劣化が発生する。このような問題を解決するために、受信側にサンプリングレート・コンバータ(以下、「SRC」という。)を備えて、送信側と受信側のサンプリング周波数のズレを補償する方法等が考えられるが、一般的にSRCの価格は高く、受信機の製品コストを上げる要素になる。また、従来技術としては、送信時に、データの出現順序に応じて、N種類の時系列データに分離してパケットを作成し、かかるパケットを受信側で逆加工して時系列のデータに再統一する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この方法によりパケット不足が生じた場合に、復元された時系列データに飛び飛びにデータ不足サンプルが生じることになるので、パケット不足を簡易に補償することができ、また、補償精度が高くなることが期待できると、記載されている。
実開2007−274568
しかし、特許文献1にかかる方法は送信側と受信側との双方が特殊な処理を行う必要があるため、専用の送受信システムを構築する場合にのみ採用しうる。また、不足パケットが生じた場合、復元後の1パケット中に多くの補間を行う必要が生じ、補間後のストリーミングデータの品質にも疑念が生ずる。また、パケットの過剰には対応できない。
本発明はかかる実情を鑑みてなされたもので、送信側に特殊な処理を必要とせず、受信側のみで行えるストリーミングデータ補償方法であって、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能であり、1パケットに多くの補間を行わなくてすむストリーミングデータ補償方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、ストリーミングデータの非同期パケット通信における、送受信が非同期であることに起因して発生するパケット不足およびパケット過剰を受信側で補償するストリーミングデータ補償方法において、不足パケットまたは過剰パケットに含まれるデータと同数のデータを、複数のパケットに分散させてデータ補間またはデータ消去することにより前記不足パケットまたは前記過剰パケットを補償する。
上記構成によると、ストリーミングデータの非同期パケット通信における、送受信が非同期であることに起因して発生するパケット不足およびパケット過剰を受信側で補償するストリーミングデータ補償方法であるため、送信側に特殊な処理を必要とせず、受信側のみでパケット補償を行うことができる。従って、専用の送受信システムを構築する必要がない。また、パケット不足およびパケット過剰を補償するストリーミングデータ補償方法であるため、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能である。更に不足パケットまたは過剰パケットに含まれるデータと同数のデータを、複数のパケットに分散させてデータ補間またはデータ消去することによりパケット補償するストリーミングデータ補償方法であるため、1パケットに多くの補償を行わなくてすむ。
本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、前記データ補間は、同一パケット内における連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより前記データ補間を行うことが好ましい。
上記構成によると、データ補間は、差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより前記データ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn個のデータ即ち、偶数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、同一パケット内における連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値を、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより前記データ補間を行うことにより前記データ補間を行うことが好ましい。
上記構成によると、データ補間は、差分絶対値最小データ列の中央値を、中央値の直前のデータと中央値との重み付け加算値、および中央値の直後のデータと中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn+1個のデータ即ち、奇数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、前記データ消去は、同一パケット内における連続するn個のデータからなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、該中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより、前記データ消去を行うことが好ましい。
上記構成によると、データ消去は、差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、該中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより行うため、影響が最も小さくなるようにデータ消去することが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn個のデータ即ち、偶数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、前記データ消去は、同一パケット内における連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値、該中央値の直前のデータおよび該中央値の直後のデータからなる3データを、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより前記データ消去を行うことが好ましい。
上記構成によると、データ消去は、差分絶対値最小データ列の中央値、中央値の直前のデータおよび中央値の直後のデータからなる3データを、中央値の直前のデータと中央値との重み付け加算値、および中央値の直後のデータと中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより前記データ消去を行うことによりデータ消去を行うため、影響が最も小さくなるようにデータ消去することが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn+1個のデータ即ち、奇数個のデータを用いる場合に有効である。
また、本発明にかかるストリーミングデータ補償方法は、デジタル信号受信装置に好適に用いられる。
本発明によれば、送信側に特殊な処理を必要とせず、受信側のみで行えるストリーミングデータ補償方法であって、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能であり、1パケットに多くの補間を行わなくてすむストリーミングデータ補償方法を提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明を具体化したストリーミングデータ補償方法、および同ストリーミングデータ補償方法を用いたデジタル信号受信装置の一実施形態を図1〜図17を用いて、以下に説明する。
デジタル信号受信装置の模式図である図1に示すように、本受信機は送信装置から送信されたパケット化されたデータを受信する受信機1と、DSP2(Digital Signal Processor)で構成されたパケット補償部およびパケット補償部から出力されたデジタル信号を音声に変換するデジタル−アナログコンバータ(以下、単に、DAC3とする。)を備えている。更に具体的には、デジタル信号受信装置の概念図である図2に示すように、パケット補償部には、受信機1から受け取ったパケット化されたデータを順に書き込むライトポインタ(以下、単に、WPとする。)と、3種類のバッファ、およびバッファのデータを読み込みDAC3に送信するリードポインタ(以下、単に、RPとする。)を備えている。この3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23はそれぞれパケット格納番号0からパケット格納番号7までの8つのパケット格納領域を有する。
このデジタル信号受信装置の受信機1がパケット化されたデータの信号受信を開始すると、受信したパケット化されたデータはWPを介してr_data_buf21にパケット単位で書き込まれる。受信開始時において、WPはr_data_buf21のパケット格納番号4にパケット化されたデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のパケット格納番号0のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のパケット格納番号4に書き込まれる。更に同じタイミングで、r_data_buf21のパケット格納番号0の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。なお、DAC3は1データ毎に処理するため、RPによるr_data_buf21のデータ読み込みもデータ毎である。
ここで、WPによるr_data_buf21へのデータ書き込み速度は受信機1の受信速度より速いため、WPのパケット格納領域の移動速度は受信機1によるパケット化されたデータの信号受信速度、即ち、図示しない送信機の送信速度に依存する。同様に、RPによるx_data_buf22のデータ読み出し速度はDAC3の変換処理速度より速いため、RPのパケット格納領域の移動速度はDAC3の変換処理速度に依存する。通常、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とはそれぞれ水晶発信機等により同じ速度になるように調整されている。従って、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とは特に同期を取らなくても、通常は、同速度となっている。
送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とが等しい場合、受信機1が次のパケット化されたデータを受信すると、WPはr_data_buf21のパケット格納番号5にパケット化されたデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のパケット格納番号1のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のパケット格納番号5に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号1の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。同様の繰り返しで、図3に示すように、r_data_buf21のパケット格納番号7にWPがデータを書き込むのと、r_data_buf21のパケット格納番号3のデータをx_data_buf22のパケット格納番号7にコピーするのと、x_data_buf22のパケット格納番号3のデータがRPによって読み込まれ、DAC3に送られるのが同タイミングとなる。なお、r_data_buf21およびx_data_buf22には初期状態において0が入力されているので、r_data_buf21のパケット格納番号7にWPがデータを書き込んだ時点において、x_data_buf22のパケット格納番号0〜パケット格納番号3には0が入力されている。また、x_data_buf22のパケット格納番号4〜パケット格納番号7には、r_data_buf21のパケット格納番号0〜パケット格納番号3のデータがコピーされているのであるが、r_data_buf21の初期状態におけるパケット格納番号0〜パケット格納番号3のデータは0であるので、結局x_data_buf22のパケット格納番号0〜パケット格納番号7の全てに0が入力されている。
図4に示すように、受信機1が5つ目のパケット化されたデータを受信すると、WPはr_data_buf21のパケット格納番号0にパケット化されたデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のパケット格納番号4のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のパケット格納番号0に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号4の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。
このようにr_data_buf21 およびx_data_buf22のパケット格納番号7までデータが書き込まれると、パケット格納番号0に戻ってデータが上書きされる。以後この処理が繰り返される。なお、図4の状態において始めてr_data_buf21のパケット格納番号4に書き込まれたパケット化されたデータが、x_data_buf22のパケット格納番号0にコピーされる。しかし、RPはまだパケット格納番号4に書き込まれたr_data_buf21の初期値である0を読み込んでいる。
その後、図5に示すように、受信機1が8つ目のパケット化されたデータを受信すると、WPはr_data_buf21のパケット格納番号3にパケット化されたデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のパケット格納番号7のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のパケット格納番号3に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号7の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。
WPがr_data_buf21のパケット格納番号3にパケット化されたデータを書き込むことで、r_data_buf21のパケット格納番号0〜パケット格納番号7の初期値0は全て更新されたこととなる。また、以後の処理によって、1つ目のパケット化されたデータから順に新しいデータに更新されてゆく。
WPがr_data_buf21のパケット格納番号3にパケット化されたデータを書き込み終えるのと同タイミングでr_data_buf21のパケット格納番号7のデータの、x_data_buf22のパケット格納番号3へのコピーが終了し、x_data_buf22のパケット格納番号7のデータのRPによる読み込みおよびDAC3への送信が終了する。結局、受信機1により受信されたパケット化されたデータは、x_data_buf22に4パケット遅れでコピーされ、RPによって更に4パケット遅れて読み込まれ、DAC3へ送信される。つまり8パケット遅れでDAC3によりデジタルアナログ変換処理が行われる。さらにx_data_buf22へコピーされるパケット格納番号とよりRPによって読み込まれるパケット格納番号を4パケット格納番号進めることによって、RPの移動方向の前方および後方に4パケット格納番号分の余裕を備えさせている。なお、r_data_buf21とx_data_buf22との間に設けられたフィルタ24としてはローパスフィルタやハイパスフィルタ等が考えられるが、特に必要でなければ無くても良い。
ところで、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とは、通常は、同速度となっているが、特に同期を取っていないため、完全には一致しない。従って、WPとRPとの移動速度も厳密には異なっている。ここで、RPの移動方向の前方および後方に4パケット格納番号分の余裕を持たせているため、WPとRPとの移動速度が厳密には異なっていても、短時間であれば、吸収することができる。しかし、例えば、RPの移動速度がWPの移動速度より速い状態が続けば、RPの移動方向の前方に備えられた4パケット格納番号分の余裕が小さくなり、ついには0パケット格納番号となり、処理すべきデータがなくなる。一方で、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い状態が続けば、RPの移動方向の後方に備えられた4パケット格納番号分の余裕が小さくなり、ついには0パケット格納番号となり、受信したデータの処理が間に合わなくなる。かかる事態を防止するため、RPの移動速度がWPの移動速度より速いか遅いかを確認し、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合にはデータを補間し、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合にはデータをデータ消去するストリーミングデータ補償方法をこのデジタル信号受信装置は備えている。以下、具体的に説明する。
図2に示すように、デジタル信号受信装置の受信機1がパケット化されたデータの信号受信を開始すると、WPはr_data_buf21のパケット格納番号4にパケット化されたデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号0の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号4から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号0を引くと、4である。ここで、RPの移動速度とWPの移動速度とが等しい場合には、図3に示すように、デジタル信号受信装置の受信機1が4つ目のパケット化されたデータの信号受信を開始すると、WPはr_data_buf21のパケット格納番号7にパケット化されたデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号3の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号3を引くと、やはり4である。つまり、WPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号を引くと、4であり変化しない。
しかし、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合には、例えば、図6に示すように、WPはr_data_buf21のパケット格納番号7にパケット化されたデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号4の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる場合がある。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号4を引くと、3となる。つまり、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合にはパケット格納番号差は4より小さくなる。
一方、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合には、例えば、図7に示すように、WPはr_data_buf21のパケット格納番号7にパケット化されたデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のパケット格納番号2の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる場合がある。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号2を引くと、5となる。つまり、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合にはパケット格納番号差は4より大きくなる。
即ち、パケット格納番号差が4より大きいか小さいかによってRPの移動速度がWPの移動速度より速いか遅いかを確認することが出来る。より具体的には、WPがパケット格納番号を移動するごとにパケット格納番号差を算出し、パケット格納番号差が4より小さければ、RPの移動速度がWPの移動速度より速いことが確認でき、パケット格納番号差が4より大きければ、RPの移動速度がWPの移動速度より遅いことが確認できる。なお、図3に示すようにr_data_buf21のパケット格納番号7にWPが書き込んだ後には、図4に示すようにWPはr_data_buf21のパケット格納番号0に書き込むため、WPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号0から、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号4を引くとパケット格納番号差は−4となる。そこで、r_data_buf21のパケット格納番号7へのWPによる書き込みが終了すれば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号に8を足した上でRPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号を引くよう算出方法を変更する。例えば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号0に8を足した上で、RPが読み出しているx_data_buf22のパケット格納番号4を引くとパケット格納番号差は4となる。逆に、x_data_buf22のパケット格納番号7へのRPによる読み出しが終了すれば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のパケット格納番号に8を足すことなくx_data_buf22のパケット格納番号を引くよう算出方法を変更する。即ち、パケット格納番号差の算出方法を再度、元に戻す措置を取る。このようにすることでパケット格納番号差は常に正の値となる。
このように求めたパケット格納番号差が一定以上変化した場合、例えば4+2以上(即ち、6以上)または4−2以下(即ち、2以下)となった場合にパケット補償を行う。パケット格納番号差が2以下となった場合には、RPの読み出すデータ数を増加させることによりRPの移動速度を遅くするパケット補償を行う。かかるパケット補償によって、パケット格納番号の差が3以上に回復すれば、補償を終了する。一方、RPの読み取るデータを1パケットあたり1増加させる補償によってもパケット格納番号の差が3以上に回復せず、逆に1以下となれば、RPの読み取るデータ数を1パケットあたり2個増加させる補償を行う。更に、この処理によってもパケット格納番号の差が3以上に回復しない場合にはRPの読み取るデータ数を1パケットあたり3個以上同様に増加させる。
逆に、パケット格納番号差が6以上となった場合には、RPの読み出すデータ数を減少させることによりRPの移動速度を速くするパケット補償を行う。かかるパケット補償によって、パケット格納番号の差が5以下に回復すれば、補償を終了する。一方、RPの読み取るデータを1パケットあたり1減少させる補償によってもパケット格納番号の差が5以下に回復せず、逆に7以上となれば、RPの読み取るデータ数を1パケットあたり2個減少させる補償を行う。更に、この処理によってもパケット格納番号の差が5以下に回復しない場合にはRPの読み取るデータ数を1パケットあたり3個以上、同様に減少させる。
このストリーミングデータ補償方法は、非同期パケット送信される信号中のパケット不足およびパケット過剰を受信側で補償するストリーミングデータ補償方法であるため、送信側に特殊な処理を必要とせず、受信側のみでストリーミングデータ補償方法を行うことができる。また、パケット不足およびパケット過剰を補償するストリーミングデータ補償方法であるため、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能である。更に複数のパケットに分散させてデータ増加またはデータ減少することによりパケット補償するストリーミングデータ補償方法であるため、1パケットに多くのデータ補間やデータ消去を行わなくてすむストリーミングデータ補償方法である。
データの具体的な増加方法を、まず説明する。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1パケット分WPが遅れた状態となる。これが上述したパケット格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。1つの方法として、図9に示すように、隣り合う2つのデータの差が最も小さいx14とx15との間に、図10に示すように補間するデータx20を挿入する。より具体的には、まず、1パケット内において隣り合う2データの差分絶対値を全て求める。即ち、a= |x −x|からa18 =|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a18の最小値aを探す。そして、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入する。かかる作業によって、差分絶対値の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを挿入することができる。かかる処理によってRPの読み込むデータ量が増えるため、RPの移動速度が遅くなり、図11に示すようにRPの移動速度の進みが解消されれば、パケット補償を終了する。なお、データ数を1パケットあたり1個増加させてもRPの移動速度の進みが解消されない場合には、データ数を1パケットあたり2個増加させる。具体的には、a〜a18の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値が小さいax’ を探し、xx’とxx’+1との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+xx’+1)/2を更に挿入する。データ数を1パケットあたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
データの減少方法を、次に説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1パケット分WPが進んだ状態となる。これが上述したパケット格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合うデータ2個を、他の1個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。1つの方法として、図13に示すように、隣り合う2つのデータの差が最も小さいx14およびx15を図14に示すようにデータx20と置換する。より具体的には、パケット1内において隣り合う2データの差分絶対値を全て求める。即ち、a= |x −x|からa18 =|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a18の最小値aを探す。そして、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入し、xとxx+1とを消去する。かかる処理によってRPの読み込むデータ量が減るため、RPの移動速度が速くなり、図15に示すようにRPの移動速度の遅れが解消されれば、パケット補償を終了する。なお、データ数を1パケットあたり1個減少させてもRPの移動速度の遅れが解消されない場合には、データ数を1パケットあたり2個減少させる。具体的には、a〜a18の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値が小さいax’ を探し、xx’とxx’+1との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+xx’+1)/2を更に挿入し、xx’とxx’+1とを消去する。データ数を1パケットあたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
次にデータ数を増加あるいは減少させたデータをRPに読み取らせる方法について説明する。上述のパケット補償は、パケット補償部が有する3種類のバッファのうち、p_data_buf23 を用いて、以下のように行われる。図16に示すように、p_data_buf23は0〜7までの8つのパケット格納領域を有し、1パケット格納領域に1パケット分のデータを記録する。上述のようにデータの増加または減少を行ったパケットのデータはこのp_data_buf23に記録される。またRPはパケット補償が行われた場合、図17に示すように、x_data_buf22に記録されたパケットのコピーデータに換えて、p_data_buf23に記録されたパケット補償後のデータを読み込み、DAC3に送る。パケット補償が終了すると、RPはp_data_buf23に換えて、再びx_data_buf22のデータを読み込みDAC3に送る。
上記実施形態のデジタル信号受信装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態のストリーミングデータ補償方法は、非同期パケット送信される信号中のパケット不足およびパケット過剰を受信側で補償するストリーミングデータ補償方法であるため、送信側に特殊な処理を必要とせず、受信側のみでパケット補償を行うことができる。従って、専用の送受信システムを構築する必要がない。また、パケット不足およびパケット過剰を補償するストリーミングデータ補償方法であるため、パケット不足およびパケット過剰のいずれにも対応可能である。更に複数のパケットに分散させてデータ補間またはデータ消去することによりパケット補償するストリーミングデータ補償方法であるため、1パケットに多くの補償を行わなくてすむストリーミングデータ補償方法である。
(2)上記実施形態のストリーミングデータ補償方法によると、データ補間は、連続する2データからなる差分絶対値最小aのデータ列つまりxおよびxx+1からなるデータ列の、隣接する2データ即ちxとxx+1との平均値(x+xx+1)を挿入することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。
(3)上記実施形態のストリーミングデータ補償方法によると、データ補間は、連続する2データからなる差分絶対値最小aのデータ列、つまりxおよびxx+1からなるデータ列の隣接する2データデータxおよびxx+1を、xとxx+1との平均値(x+xx+1)に置換することにより行うため、影響が最も小さくなるようにデータ消去することが可能となる。
(4)また上記実施形態のデジタル信号受信装置は、本発明にかかるストリーミングデータ補償方法を用いているため、上記(1)〜(3)の効果を全て有するデジタル信号受信装置である。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化したデジタル信号受信装置の第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のデータの補償方法を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態において、データ補償は以下のように行う。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1パケット分WPが遅れた状態となる。これが上述したパケット格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図18に示すように、連続する4つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x16の4データの中間であるx14とx15との間に、図19に示すように補間するデータx20を挿入する。より具体的には、まず、パケット1内において連続する4データの隣り合う2データの差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|+|x−x|からa16 =|x17−x16|+|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、xx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを挿入することができる。なお、データ数を1パケットあたり2個増加させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’ +1とxx’ +2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+1+xx’ +2)/2を更に挿入する。データ数を1パケットあたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
データを減少させてパケット補償する方法を、次に説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けばいずれ標準状態より1パケット分WPが進んだ状態となる。これが上述したパケット格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合う2個のデータを他の1個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図20に示すように、4つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x16の4データの中間であるx14およびx15を図21に示すようにデータx20と置換する。より具体的には、パケット1内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|+|x−x|からa16 =|x17−x16|+|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、xx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入し、xx+1とxx+2とを消去する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所の2データを重み付け加算値としてその平均値である1データと置き換えることができる。なお、データ数を1パケットあたり2個減少させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’ +1とxx’ +2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+1+xx’ +2)/2を更に挿入し、xx’ +1とxx’ +2とを消去する。データ数を1パケットあたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
なお、データ数を増加あるいは減少させたデータをRPに読み取らせる方法については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(1)第2の実施形態では、パケット1内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和の最小値aを求め、総和の最小値aを有するデータ列x,xx+1,xx+2,xx+3,の中央であるxx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入する。従って、パケット1内において隣り合う2データの差分絶対値の最小値aを求め、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入する第1の実施形態に比べ、データ値のマクロな変化が少ない箇所にデータを補充することが可能となる。そのため、マクロな変化による影響が、ミクロな変化による影響以上に重視される用途に使用することができる。
(2)第2の実施形態では、パケット1内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和の最小値aを求め、総和の最小値aを有するデータ列x,xx+1,xx+2,xx+3,の中央の隣接する2データであるxx+1およびxx+2を、重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2と置換する。従って、パケット1内において隣り合う2データの差分絶対値の最小値aを求め、xとxx+1とを重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2と置換する第1の実施形態に比べ、データ値のマクロな変化が少ない箇所においてデータを消去することが可能となる。そのため、マクロな変化による影響が、ミクロな変化による影響以上に重視される用途に使用することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化したデジタル信号受信装置の第3の実施形態を説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態のデータの補償方法を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第3の実施形態において、データ補償は以下のように行う。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1パケット分WPが遅れた状態となる。これが上述したパケット格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図22に示すように、連続する3つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x15の3データの中間であるx14を、図23に示すように補間するデータx20およびx21と置換する。より具体的には、まず、パケット1内において連続する3データの隣り合う2データの差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a17の最小値aを探す。そしてx,xx+1,xx+2の中央値であるxx+1を、中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2、および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2の2つのデータと置換する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを補間することができる。なお、データ数を1パケットあたり2個増加させる場合には、a〜a17の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’,xx’+1,xx’+2の中央値であるxx’ +1を中央値の直前のデータxx’と中央値xx’+1との平均値(xx’+xx’+1)/2および中央値の直後のデータxx’+2と中央値xx’+1との平均値(xx’+1+xx’+2)/2の2つのデータと置換する。データ数を1パケットあたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
データを減少させてパケット補償する方法を、次に説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが1パケット分のデータを書き込む間に、RPは1パケット以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けばいずれ標準状態より1パケット分WPが進んだ状態となる。これが上述したパケット格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、パケット格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1パケットあたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は1パケット内において互いに隣り合う3個のデータを他の2個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図24に示すように、3つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x15の3データを図25に示すようにデータx20およびデータx21と置換する。より具体的には、パケット1内において連続する3データの隣り合う差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、x,xx+1,xx+2の3データを中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2の2つのデータと置換する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所の3データを各々の平均値である2データと置換することができる。なお、データ数を1パケットあたり2個減少させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’,xx’ +1,xx’ +2の3データをその中央値の直前のデータxx’と中央値xx’ +1との平均値(xx’ +xx’+1)/2および中央値の直後のデータxx’ +2と中央値xx’ +1との平均値(xx’+1+xx’ +2)/2と置換する。データ数を1パケットあたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
なお、データ数を増加あるいは減少させたデータをRPに読み取らせる方法については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果および第2の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(1)第3の実施形態では、データ補間は、差分絶対値最小データ列の中央値xx+1を、中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2、および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2からなる2データと置換することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。また、この方法はデータ列として奇数個のデータを用いる場合に有効である。
(2)第3の実施形態では、データ補間は、差分絶対値最小データ列の中央値xx+1を、中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2、および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2からなる2データと置換することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。また、この方法はデータ列として奇数個のデータを用いる場合に有効である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1の実施形態または第2の実施形態においては、パケット1内において隣り合う2データまたは4データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行っているが、他の方法でも良い。即ち、2データ、4データの差分絶対値の総和に限らず、6、8などの偶数データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行なう方法であってもよい。データ数が多いほどよりマクロな変化が少ない箇所にデータ増加または減少させることができる。
・第3の実施形態においては、パケット1内において隣り合う3データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行っているが、他の方法でも良い。即ち、3データの差分絶対値の総和に限らず、5、7などの奇数データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行なう方法であってもよい。データ数が多いほどよりマクロな変化が少ない箇所にデータ増加または減少させることができる。
・上記実施形態においては、パケット格納番号差が標準から2ずれた場合にパケット補償を行っているが、他の方法であっても良い。即ちパケット補償が過剰にならず、かつパケット補償が間に合わない事態が生じない様にパケット補償を行なうタイミングが調整できれば良い。
・上記実施形態において、DSP2は3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23を備えているが、他の構成であっても良い。例えば、p_data_buf23を備えず、r_data_buf21、からパケット補償後のデータをx_data_buf22に直接書き込む構成であっても良い。即ち、データ補間またはデータ消去によるパケット補償が可能となるバッファ構成であれば良い。
・上記実施形態において、DSP2は3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23を備えているが、他の構成であっても良い。例えば、x_data_buf22を備えず、RPがr_data_buf21を読み取る構成であっても良い。即ち、データ補間またはデータ消去によるパケット補償が可能となるバッファ構成であれば良い。
・上記実施形態において、3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23はパケット格納番号0からパケット格納番号7までのパケット格納番号を持つ8つのパケット格納領域を持っているが、他の構成であっても良い。例えば、p_data_buf23のパケット格納領域が他の2つのバッファより小さくても良いし、それぞれのバッファの大きさが全て異なっていても良い。即ち、パケット補償が可能な程度に一時記憶できる構造であればよい。
・上記実施形態においては、パケット補償部をDSPで構成しているが、他の構成であっても良い。上記したパケット補償が可能であれば良いのであり、マイコン等他の電子部品(回路)で構成しても良い。
・上記実施形態においては、フィルタ24としてローパスフィルタやハイパスフィルタを例示しているが、他のフィルタであっても良い。また、フィルタに換えて、例えば、符号データの複合やエラー訂正などの信号処理手段を備えても良い。この、フィルタ24や信号処理手段は回路によりハードウエアとして構成されたものであっても、DSPに組み込まれたプログラム等によるソフトウエアとして実現されたものであっても良い。
本発明は、通信プロトコルにおいて送信側と受信側のサンプリング周波数の同期を取らない非同期パケット通信におけるパケット過剰および不足を受信機側で補償するストリーミングデータ補償方法、およびかかるストリーミングデータ補償方法を用いたデジタル信号受信装置であるため、特に、ストリーミングデータの品質劣化を防止する必要がある分野において、広く利用することが可能である。
本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の模式図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合に、パケット格納番号差が標準値より減少することを説明するための図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータ間にデータを補間することにより、WPの移動速度に対する、RPの移動速度の進みが解消された状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合に、パケット格納番号差が標準値より増加することを説明するための図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない2つのデータを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない隣り合う2つのデータを平均値と置換した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、データ値の変化が最も少ない隣り合う2つのデータ間にデータを補間することにより、WPの移動速度に対する、RPの移動速度の遅れが解消された状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図であり、パケット補償時の状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図であり、パケット補償時の状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する4データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する4データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータを、その中央2つのデータの平均値と置換した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する3データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する3データ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する3データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、RPの読み込むデータの1パケット内において、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータを、その中央2つのデータの平均値と置換した状態を示す図である。
符号の説明
1…受信機、2…DSP(Digital Signal Processor)、3…DAC(デジタル−アナログコンバータ)、21…r_data_buf、22…x_data_buf、23…p_data_buf、24…フィルタ。

Claims (6)

  1. ストリーミングデータの非同期パケット通信における、送受信が非同期であることに起因して発生するパケット不足およびパケット過剰を受信側で補償するストリーミングデータ補償方法において、
    不足パケットまたは過剰パケットに含まれるデータと同数のデータを、複数のパケットに分散させてデータ補間またはデータ消去することにより前記不足パケットまたは前記過剰パケットを補償することを特徴とするストリーミングデータ補償方法。
  2. 前記データ補間は、同一パケット内における連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、
    前記差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより前記データ補間を行うことを特徴とする請求項1に記載のストリーミングデータ補償方法。
  3. 前記データ補間は、同一パケット内における連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、
    前記差分絶対値最小データ列の中央値を、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより前記データ補間を行うことを特徴とする請求項1に記載のストリーミングデータ補償方法。
  4. 前記データ消去は、同一パケット内における連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、
    前記差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、該中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより、前記データ消去を行うことを特徴とする請求項1に記載のストリーミングデータ補償方法。
  5. 前記データ消去は、同一パケット内における連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、
    前記差分絶対値最小データ列の中央値、該中央値の直前のデータおよび該中央値の直後のデータからなる3データを、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより前記データ消去を行うことを特徴とする請求項1に記載のストリーミングデータ補償方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のストリーミングデータ補償方法を用いたデジタル信号受信装置。
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