JP2009290267A - アンテナ装置及びそれを用いた負荷制御システム - Google Patents

アンテナ装置及びそれを用いた負荷制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】負荷制御システムに用いられるアンテナ装置において、アンテナ利得を大きくし、且つ、小型化する。
【解決手段】アンテナ装置1は、筐体50の内部に回路基板2が収納されて構成されている。回路基板2には、導電性パターン3と、アンテナエレメント4と、キャパシタ5とで構成されたループアンテナ10が設けられている。アンテナエレメント4は、回路基板2に形成された2つの貫通孔2aに両端部が接続されて回路基板2上に立設されている。アンテナエレメント4は、回路基板2上のアンテナ装置1の背方側の第2面上に設けられている導電性パターン3や無線回路部12等とは異なり、回路基板2のうちアンテナ装置1の前面側の第1面上に突出しループアンテナ10のループの一部を構成するように設けられている。導電性パターン3が設けられている部分の回路基板2の厚み分だけ、ループアンテナ10のループ面積を大きくすることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ループアンテナを用いて信号を送信又は受信するアンテナ装置と、そのアンテナ装置を用いて信号を送信又は受信し当該信号に応じて負荷を制御する負荷制御システムに関する。
例えば特許文献1に記載された負荷制御システムでは、負荷をオンオフするスイッチが壁面などの造営面に配設され、スイッチが送信機から無線信号を受信し、その信号に基づき負荷の開閉動作を行うように構成されている。このように無線通信を利用することにより、既設のスイッチに替えて又は新規に、例えば高機能なスイッチを、当該負荷制御システムの他の部分との間の配線作業等を行うことなく、容易に配設することができる。高機能なスイッチとしては、例えば、人の存否を検知して自動的に負荷を開閉する熱線式自動スイッチや、設定時刻にスイッチを開閉するタイマスイッチ等が挙げられる。
ところで、このような負荷制御システムにおいては、電波による無線通信により送信機とスイッチとの間で無線信号を送受信するほうが、赤外光により送受信する場合よりも、用途によっては望ましい場合がある。すなわち、このような無線通信によれば、例えば、電波の透過性、回折性により、スイッチに信号を送信可能になる送信機のエリアが、赤外光による場合よりも広くなる等のメリットがある。負荷制御システムに用いられる小型のスイッチや送信機において、無線通信により信号を送受信するためのアンテナとしては、通常、微小のループアンテナが好適である。微小ループアンテナは、全長が送信波長の1/10以下程度にまで小さく、微小ダイポールアンテナよりも雑音電界に強い等という特徴を有している。
図14及び図15は、従来のスイッチ又は送信機として用いられている、ループアンテナを内蔵したアンテナ装置の一例を示す。アンテナ装置81は、一方の面に制御回路85等が搭載された回路基板82を有し、その回路基板82の制御回路85等が搭載された面には、導電性の線材であるアンテナエレメント84が回路基板82に略垂直に立設されている。アンテナエレメント84は、その両端部近傍部位で、アンテナエレメント84が立設された面に形成されている回路基板82上の導電性パターン83に接続されており、アンテナエレメント84と導電性パターン83とで環状のループアンテナ80が構成されている。ループアンテナ80と回路基板82とは、筐体850により覆われている。
ところで、このようなアンテナ装置81においては、ループアンテナ80のループで囲まれた部位の面積(ループ面積)を大きくしてアンテナ利得を高める必要がある一方で、ループアンテナ80を小型化し、アンテナ装置81すなわち送信機やスイッチを小型化したいという、アンテナ利得の向上とは相反するような要望もある。すなわち、上記のようなアンテナ装置81において、ループアンテナ80を大きくするためには、筐体850を大きくしなければならないが、送信機が大きくなると、送信機が取り扱いにくくなるという問題が生じる。また、スイッチは、造営面に設けられた配設ボックス内に収まる程度に小型である必要がある場合があり、特にスイッチの奥行き方向の大きさが大きくなると、配設ボックス内にスイッチを取り付けることができず、容易に配設することができなくなる。
特開2006−253092号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、アンテナ利得が大きく、且つ、小型化することが可能なアンテナ装置と、それを用いた負荷制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に実装され、前記導電性パターンの一部と共にループアンテナを形成するアンテナエレメントと、前記回路基板及び前記アンテナエレメントを収容する筐体とを備えたアンテナ装置において、前記アンテナエレメントは、前記回路基板の第1面上においてのみ前記ループアンテナの一部を構成するように当該回路基板に立設されており、前記ループアンテナの一部を構成する前記導電性パターンの全部又は一部は、前記回路基板の第2面上に設けられているものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記筐体の内面のうち、少なくとも前記ループアンテナに対向する箇所に、導電体をインサート成型し、導電性ペーストを塗布又は印刷し、あるいは導電性テープを貼り付けたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記筐体の内面のうち、少なくとも前記ループアンテナに対向する箇所に、空気より比誘電率が大きい誘電体を配置したものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記ループアンテナの共振周波数を調整可能とする可変容量コンデンサと、前記ループアンテナから信号を出力するときに発生する反射波の大きさを計測する反射波計測手段と、前記反射波計測手段により計測された反射波の大きさが最小になるように前記可変容量コンデンサの静電容量を可変制御する制御回路部とをさらに備えたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記ループアンテナの共振周波数を調整可能とする可変容量コンデンサと、周囲との間の静電容量値を検知する静電容量センサと、前記静電容量センサにより検知された静電容量値に応じて、前記可変容量コンデンサの容量を可変制御する制御回路部とをさらに備えたものである。
請求項6の発明は、負荷に接続されて、少なくとも負荷のオンオフを制御する制御装置と、信号を電波として送信する1又は複数の送信機とを有し、前記制御装置は、前記送信機から電波として送信された信号を受信する受信手段と、電源から負荷への給電路を開閉する開閉手段と、前記受信手段で受信された信号に応じて負荷を制御する制御手段とを備え、前記送信機は、信号を電波として送信する送信手段と、前記送信手段を制御し信号を送信手段から送信させる制御手段とを備えた負荷制御システムにおいて、前記制御装置と前記1又は複数の送信機とのうち少なくとも1つは、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置であるものである。
請求項1の発明によれば、ループアンテナの一部を構成する導電性パターンがアンテナエレメントが立設されている側の一面のみに設けられている場合と比較して、筐体のサイズを大きくすることなく、導電性パターンのうち他面に設けられている部分の回路基板の厚み分だけ、ループアンテナのループ面積を大きくすることができる。従って、必要なアンテナ利得を確保しつつ、アンテナ装置を小型化することが可能になる。
請求項2の発明によれば、上述の効果に加えて、アンテナ装置のループアンテナに、導電体、導電性ペースト、又は導電性テープを介するようにして外部の導電体が近づいたとしても、ループアンテナから導電体の裏側は電気的に見えず、外部の導電体はループアンテナの共振周波数にさほど影響を与えなくなるので、ループアンテナの共振周波数の変化を小さくすることができる。従って、周囲の環境によらず、所望する送信周波数におけるアンテナ利得の低下をより小さくすることができる。
請求項3の発明によれば、上述の効果に加えて、アンテナ装置のループアンテナに、誘電体を介して導電体が近づいたとしても、高誘電体の波長短縮効果により、ループアンテナが導電体が近接している影響を比較的受けにくくなるので、ループアンテナの共振周波数の変化を小さくすることができる。従って、周囲の環境によらず、所望する送信周波数におけるアンテナ利得の低下を小さくすることができる。
請求項4の発明によれば、上述の効果に加えて、制御回路部が、反射波の大きさが最小になるように可変容量コンデンサの容量を可変制御するので、アンテナ装置の設置環境により共振周波数にずれが生じても、その共振周波数のずれを自動的に補正することができ、所望する送信周波数においてアンテナ利得の低下を小さくすることができる。
請求項5の発明によれば、上述の効果に加えて、制御回路部が静電容量値に応じて可変容量コンデンサの容量を可変制御するので、アンテナ装置に導電体が近接することにより共振周波数にずれが生じても、その共振周波数のずれを自動的に補正することができ、所望する送信周波数においてアンテナ利得の低下を小さくすることができる。
請求項6の発明によれば、制御装置又は送信機を、アンテナ利得を確保したままで小型化することができる。従って、送信機をより取り扱いやすくすることができ、又は、制御装置を確実に金属ボックス等内に収納し、容易に造営面に配設することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る負荷制御システムの一例として、照明制御システムを示す。照明制御システム101は、照明負荷150と、無線信号を送信する送信機(アンテナ装置)151と、電源(商用交流電源)153と照明負荷150に電線を介して直列接続されたスイッチ(制御装置;アンテナ装置)152等で構成されている。スイッチ152は、外部からユーザが操作可能な操作ハンドル152aを有しており、この操作ハンドル152aの操作又は送信機151から送信され受信した無線信号に応じて照明負荷150を点灯又は消灯させる。また、送信機151には、ユーザにより操作可能な操作ボタン等(図示せず)が設けられている。ここで、負荷として白熱灯からなる照明負荷150を例示するが、これに限定する主旨ではなく、蛍光灯及び蛍光灯電子安定器などの他の照明負荷の他、照明負荷以外の負荷であってもよい。
図2は、送信機151のブロック構成を示す。この送信機151には、センサ部151aと、照明負荷150を点灯させるための点灯信号等の制御信号を生成する制御回路部(制御手段)151bと、制御信号を変調及び増幅する変調回路151cと、後述するようにループアンテナを有する信号送信部(送信手段)151dと、スイッチ回路部151eと、電源部151fとを有している。送信機151は、例えば、各部が筐体内に収納された箱体状に構成されており、例えば壁面上に取り付けられて用いられる。送信機151は、無線信号を送信可能なアンテナ装置である。
センサ部151aは、焦電素子により人体から放射される熱線を検出することで検知エリア内における人の存否を検知する人感センサと、光電変換素子や太陽電池により周囲の明るさを検知する照度センサとを有し、照度センサで検知する周囲の明るさと人感センサで検知した人の存否の検出結果を制御回路部151bに送出する。制御回路部151bは、マイクロコンピュータ等で構成されており、センサ部151aにより、周囲の明るさが基準値よりも暗く、且つ、人体が存在することが検出されたとき、又は後述の操作信号が入力されたときに点灯信号を生成する。点灯信号は、変調回路151cで変調及び増幅された後に、信号送信部151dから無線信号として送信される。スイッチ回路部151eは、ユーザによる操作ボタンの操作に伴い、操作信号を制御回路部151bに送出する。すなわち、ユーザは、操作ボタンを操作することにより、センサ部151aにより検知される人の存否にかかわらず、照明負荷150を強制的に点灯又は消灯させることができる。電源部151fは、例えば電池を電源として各部に動作電源を供給する。
図3は、スイッチ152のブロック構成を示す。スイッチ152は、制御回路部(制御手段)152bと、負荷制御部(開閉手段)152cと、無線信号を受信する信号受信部(受信手段)152dと、信号受信部152dで受信した信号を復調及び増幅する復調回路152eと、表示部152fと、スイッチ入力部152gと、電源回路部152hとを有している。スイッチ152は、例えば、合成樹脂製の矩形箱状の器体を有するワイドハンドル形連用スイッチ(JIS C 8304参照)の2個モジュール寸法に形成されており、規格に準拠した取付枠等に取り付けられて、壁面内に埋め込まれているコンセントボックス内に収められ、配設される。スイッチ152は、無線信号を受信可能なアンテナ装置である。
負荷制御部152cは、電源153から照明負荷150への給電路を開閉するスイッチング素子(例えば、トライアックなど)を有する。制御回路部152bは、マイクロコンピュータ等で構成されており、負荷制御部152cのスイッチング素子をスイッチング制御する。信号受信部152dは、後述するように、ループアンテナにより無線信号を受信可能に構成されている。表示部152fは、例えば、発光ダイオードなどの発光素子を有し、制御回路部152bの制御に基づき、送信機151による制御の有効/無効等、制御状態の表示等を行う。スイッチ入力部152gは、操作ハンドル152aによって押操作されるタクトスイッチを有し、そのタクトスイッチがオンされたときに、操作信号を制御回路部152bに送出する。すなわち、操作ハンドル152aが押操作されてスイッチ入力部152gから操作信号が送出される度に、制御回路部152bの制御により負荷制御部152cのスイッチング素子のスイッチングが行われ、照明負荷150の点灯と消灯が切り換えられる。電源回路部152hは、制御回路部152b等に動作電源を供給する。電源回路部152hは、負荷制御部152cが電源153から照明負荷150への給電路を閉成しているときには、電源153から給電されて動作電源を生成するとともに図示しないコンデンサを充電する。他方、負荷制御部152cが電源153から照明負荷150への給電路を開成しているときには、電源回路部152hは、コンデンサに充電した電荷を利用して動作電源を生成する。このために、本実施形態のスイッチ152は、電源153と照明負荷150に2線で直列接続することが可能となっている。なお、この種の電源回路部152hは従来周知(例えば、特開2000−357443号公報等を参照)であるから、詳細な構成及び動作についての図示並びに説明は省略する。
ところで、本実施形態において、送信機151の信号送信部151dとスイッチ152の信号受信部152dのループアンテナは、それぞれの回路基板の第1面上に設けられた部位と第2面上に設けられた部位とで構成されている。これにより、ループアンテナのループ面積が増加し、ループアンテナの利得が大きくなる。以下、簡略化のため、送信機151又はスイッチ152のループアンテナの構成を説明するのに替えて、送信機151又はスイッチ152に用いられており、ループアンテナについて上記のような同様の特徴を有する、無線信号を送信又は受信可能なアンテナ装置1の構成について説明する。アンテナ装置1においては、上記の送信機151、スイッチ152のうち、制御回路部151b,152b、変調回路151cと復調回路152e、及び信号送信部151dと信号受信部152d等を有するものとし、その他、操作ハンドル152aやセンサ部151a、負荷制御部152c等の直接無線送信に関係しない部位については、図示及び説明を省略する。
図4及び図5は、アンテナ装置1を示す。アンテナ装置1は、箱体状の筐体50の内部に、例えば略矩形形状の回路基板2が収納されて構成されている。筐体50は、例えば合成樹脂製であり、アンテナ装置1の前面側の前面パネル51と、アンテナ装置1の背面側のベース部材52とが接合されて構成されている。回路基板2は、例えば、ベース部材52上に設けられているボス(図示せず)上に回路基板2を貫通するねじ(図示せず)等を螺結することにより、ベース部材52にマウントされている。
回路基板2には、回路基板2上に形成された導電性パターン3と、この導電性パターン3の一部と回路基板2上に実装された略コの字状のアンテナエレメント4及び導電性パターン3中に挿入されたキャパシタ(コンデンサ)5で構成されたループアンテナ10と、回路基板2上に実装された無線回路部12及び制御回路部13などが設けられている。また、回路基板2上には、グランドパターン6、導電性パターン3の一部であってループアンテナ10とグランドパターン6とを接続する接地線7、ループアンテナ10に信号を供給する給電線8などが設けられている。導電性パターン3、キャパシタ5、グランドパターン6、接地線7、給電線8、無線回路部12、及び制御回路部13は、回路基板2のうち、アンテナ装置1の背方となる第2面上に設けられている。上記の送信機151、スイッチ152の各部位のうち、制御回路部151b,152bは、アンテナ装置1の制御回路部13に相当し、変調回路151cと復調回路152e、及び信号送信部151dと信号受信部152dは、無線回路部12及びループアンテナ10等に相当する。なお、このアンテナ装置1において、無線回路部12は、信号の送信及び受信を互いに切り替えて行うことができるように構成されているが、これに限られるものではなく、送信又は受信のどちらかのみをおこなうことができるように構成されていてもよい。
回路基板2の左右上端部近傍部位であって導電性パターン3の近傍部位には、貫通孔2aが形成されている。貫通孔2aは、貫通孔2aを容易に形成可能にするために回路基板2の端部から回路基板2の内側に若干離れた位置に設けられており、回路基板2に穴空け加工を施すことにより形成されている。アンテナエレメント4は、両端部が各貫通孔2a内に差し込まれた状態で、はんだ(図示せず)等を用いて、導電性パターン3に電気的に接続するようにして回路基板2に固定されている。アンテナエレメント4は、回路基板2に固定されている状態では、左右の各貫通孔2aに差し込まれた部位から回路基板2に略垂直に前方に延びた2つの部位と、その2つの部位の前端部を回路基板2に対し略水平に接続する部位とを有している。
このアンテナ装置1により行う無線通信の周波数をfとすると、無線回路部12は、無線信号を送信するとき、周波数fの信号を出力する。ループアンテナ10は、ループ1周の全長が送信波長λの1/10以下程度になるように、その幅及び高さが設計されており、周波数f(=2π/λ)でロスが最も少なくなる(アンテナ利得の低下を小さくする)ようにインピーダンス調整されている。具体的には、キャパシタ5の静電容量を適宜選択することにより、ループアンテナ11の共振周波数を調整している。また、アンテナの共振周波数が所望する周波数であると仮定して、給電線8と導電性パターン3の接続点から、接地線7と導電性パターン3の接続点までの距離を調整することで、アンテナ入力インピーダンスを調整することができる。
ここで、本実施形態において、アンテナエレメント4は、回路基板2上のアンテナ装置1の背方側の第2面(背面)上に設けられている導電性パターン3や無線回路部12等とは異なり、回路基板2のうちアンテナ装置1の前面側の第1面(前面)側に突出し、ループアンテナ10のループの一部を構成するように設けられている。すなわち、アンテナエレメント4は、回路基板2のうち、ループアンテナ10の一部を構成する導電性パターン3の一部が設けられている背面とは反対側の前面上においてのみループアンテナ10の一部を構成するように回路基板2に立設されている。なお、図において、アンテナエレメント4のみが前面側に突出し、その他のものは主に背面に設けられているが、後述のように、無線回路部12等、導電性パターン3以外のものは、前面に設けられていても構わない。
図6は、アンテナ装置1のループアンテナ10が設けられている部位を示す。図に示すように、従来のように例えばループアンテナの一部を構成する導電性パターンをアンテナエレメントが立設されている前面に設けた場合と比較して、筐体50のサイズを大きくすることなく、ループアンテナ10の一部を構成する導電性パターン3が設けられている部分の回路基板2の厚み分だけ、ループアンテナ10のループ面積(図に網掛けにより示す部分)を大きくすることができる。従って、必要なアンテナ利得を確保しつつ、アンテナ装置1を小型化することが可能になる。
また、このアンテナ装置1では、ベース部材52の内面のうち、ループアンテナ10に対向する部位には、導電性テープ56が、回路基板2に接触しないように貼り付けられている。導電性テープ56は、ループアンテナ10に近い位置に配置されていることにより、アンテナ装置1の共振周波数に影響を及ぼす。従って、このアンテナ装置1は、このように導電性テープ56を配した状態で、所望の共振周波数において整合がとれるように設計されている。このような構成により、アンテナ装置1が、窓ガラス、壁、机など近接したりしても、ループアンテナ10から導電性テープ56の裏側は電気的に見えないため、貼り付けられる面の材質によらず、共振周波数の変化を小さくすることができ、所望する送信周波数においてアンテナ利得の低下をより小さくすることができる。
なお、本実施形態において、図7(a)に示すように、導電性テープ56に替えて、ベース部材52のうち少なくともループアンテナ10に対向する箇所に導電体57をインサートしてベース部材52を成型し、その状態で所望の共振周波数において整合をとるようにしてもよい。また、ベース部材52の内面に、導電性ペースト(図示せず)を塗布又は印刷しても、上述と同様の効果が得られる。また、これら導電性テープ56、導電体57、導電性ペーストは、回路基板2の前面に対向する部分にも設けられていてもよく、ループアンテナ10に対向する箇所だけでなく筐体50の一面全面にわたり設けられていてもよい。
また、本実施形態において、図7(b)に示すように、導電性テープ56に替えて、ベース部材52の内面のうち少なくともループアンテナ10に対向する箇所に、例えばシート状の誘電体58を配置してもよい。このように誘電体58を配置することにより、誘電体58を介してループアンテナ10に導電体が近づいたとしても、高誘電体が有する波長短縮効果により、ループアンテナ10が導電体の影響を受けにくくなり、ループアンテナ10の共振周波数の変化を小さくすることができる。従って、周囲の環境によらず、所望する送信周波数において、アンテナ利得の低下を小さくすることができる。誘電体58としては、例えば、比誘電率が10以上である誘電体を用いると特に効果的であるが、空気よりも比誘電率が大きい誘電体を用いることにより、誘電体58を用いない場合と比較してアンテナ利得の低下を小さくする効果を得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る照明制御システムに用いられるアンテナ装置について説明する。図8及び図9は、第2実施形態におけるアンテナ装置21を示す。以下において、上述の第1実施形態と同様の構成部材のものには同一の符号を付し、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明する。アンテナ装置21においては、ループアンテナ20の一部を構成する導電性パターン23のみが回路基板22のうちアンテナエレメント24が立設されている側とは反対側の背面(第2面)に形成されており、ループアンテナ20のループ面積が広く確保されているほかは、上述の第1実施形態におけるアンテナ装置1と略同様に構成されている。
本実施形態において、アンテナエレメント24や、キャパシタ5及び無線回路部12等は、回路基板22のうちアンテナ装置21の前面側の前面(第1面)に設けられている。そして、ループアンテナ20の一部を構成する導電性パターン23は、回路基板22の背面(第2面)に設けられている。導電性パターン23の一部は、2つの貫通孔2a付近に位置しており、アンテナエレメント24の一端近傍部位が貫通孔2aを貫通して回路基板22にはんだ付けされることにより、アンテナエレメント24に電気的に接続されている。また、アンテナエレメント24の他端部は、回路基板22の前面側においてキャパシタ5に接続されており、そのキャパシタ5及びキャパシタ5に電気的に接続されたスルーホール22aを経由し、回路基板22の裏面で導電性パターン23の他の一部に電気的に接続されている。これにより、導電性パターン23、アンテナエレメント24、及びキャパシタ5等によりループアンテナ20が構成されている。接地線7は、例えば、アンテナエレメント24の途中に接続されている。
このように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、従来と比較して、導電性パターン23が設けられている部分の回路基板22の厚み分だけループアンテナ20のループ面積を大きくすることができる。また、回路基板22の前面に、アンテナエレメント24及び回路基板22上で回路等を構成する無線回路部12等の素子を片面実装することにより、回路基板22の背面側の突出部を少なくすることができる。従って、必要なアンテナ利得を確保しつつ、アンテナ装置1をより小型化することが可能になる。
(第3実施形態)
本発明のアンテナ装置の第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す。第3実施形態に係るアンテナ装置61は、ループアンテナ10のループ中にキャパシタ5と共に直列挿入された可変容量コンデンサ65と、無線回路部12から出力された信号の反射波の大きさを計測する検波回路(反射波計測手段)66とを備え、制御回路部13すなわち送信機151又はスイッチ152の制御回路部151b,152bが、ループアンテナ10の共振周波数を自動的に調整可能に構成されているものである。検波回路66は、無線回路部12からループアンテナ10に信号を送信する経路中に配置され、ループアンテナ10からの反射波を分離する方向性結合器66aと、方向性結合器66aにより分離された入力された反射波の大きさを測定する高周波電圧測定部66bとを有している。方向性結合器66aとしては、例えばサーキュレータ等が用いられる。なお、アンテナ装置61においては、無線回路部のTX(送信側)端子とRX(受信側)端子とのループアンテナ10への接続経路を切り替え、送受信いずれを行うかを切り替えるための切替スイッチ67が設けられている。
アンテナ装置61の出荷検査工程において、例えば、制御回路部13をテストモードに設定し、可変容量コンデンサ65の補正キャパシタンス量を所定の値に設定し、切替スイッチ67をTX(送信側)端子側とした状態で、無線回路部12よりテスト信号を出力する。このとき、無線回路部12の出力インピーダンスと、ループアンテナ10の入力インピーダンスの整合状態により、反射波が発生する。この反射波の大きさを無線回路部12内の検波回路66によって計測する。次に、制御回路部13からの制御信号により可変容量コンデンサ65の補正キャパシタンス量を別の値に設定し、同様に反射波の大きさを計測する。このようにして、複数の補正キャパシタンス量に対してそれぞれ反射波の大きさを計測し、制御回路部13により、最も反射波が小さくなる補正キャパシタンス量を求める。補正キャパシタンス量が最も反射波が小さくなるように設定されると、アンテナ装置61が送信を行う場合は切替スイッチ67をそのままで、受信を行う場合は切替スイッチ67をRX(受信側)端子側とし、送信又は受信を実行可能になる。
このような構成によれば、アンテナ装置61の出荷検査工程において、従来は手動で行っていた補正キャパシタンス量の調整を自動化できるため、アンテナ装置61の製造コストを低減することができる。さらに、テストモードを実使用状態において定期的に実行することにより、設置環境による共振周波数のずれを定期的に補正し、所望する送信周波数においてアンテナ利得の低下を小さくすることができる。なお、テストモードでは、無線回路部12よりテスト信号を出力する必要があるため、本来行う通信とテストモードとを同時に実行することはできない。例えば、上述のような照明制御システム101において、送信機151とスイッチ152との間で間欠的に通信を行うような場合においては、1つの通信シーケンスが完了した直後は、通信を行わない時間が存在する。この通信を行わない時間を利用してテストモードを実行することにより、本来行うべき通信を妨げることなく、確実にテストモードを実行し、大きなアンテナ利得を維持することができる。
(第4実施形態)
本発明のアンテナ装置の第4実施形態について説明する。図11は、第4実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す。第4実施形態に係るアンテナ装置71は、上記の第3実施形態に係るアンテナ装置61と同様に、可変容量コンデンサ65を有し、制御回路部13がループアンテナ10の共振周波数を調整可能に構成されており、さらに、検波回路66に替えて、周囲との間の静電容量値を検知する静電容量センサ76を備えている。静電容量センサ76は、例えば、回路基板2上の接地電位に接続されており、ループアンテナ10の近傍部位に設けられている。
アンテナ装置71において、制御回路部13には、予め、静電容量センサ76により検知されることが考えられる種々の静電容量値に対応する可変容量コンデンサ65の調整値が制御テーブルとして設定されている。この制御テーブルは、例えば、アンテナ装置71の周囲に導電体等を近づけたりした状態において、ループアンテナ10のアンテナ利得が大きくなるように可変容量コンデンサ65の調整値を設定し、そのときの当該調整値と静電容量センサ76が検知する静電容量値とを対応づけて設定される。アンテナ装置71の使用時には、制御回路部13は、定期的に又は信号送信前の時点等に、静電容量センサ76が検知する静電容量値に対応する調整値を用いて可変容量コンデンサ65の容量を調整する。
このような構成によれば、アンテナ装置71の置かれている環境の変化に応じ変化する静電容量センサ76の静電容量値を用いて、例えば導電体がループアンテナ10に近づいた場合であっても、ループアンテナ10のアンテナ利得の低下を小さくすることができる。ループアンテナ10を用いて無線信号を送受信しているかどうかにかかわらず、静電容量値を用いてループアンテナ10の共振周波数のずれを適宜自動的に補正することができるので、確実にループアンテナ10のアンテナ利得を維持することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、アンテナ装置の構成は、上述の照明制御システムにおいて、送信機及びスイッチの両方ではなく、送信機又はスイッチのどちらか一方にのみ用いられていてもよい。また、アンテナ装置において、ループアンテナの一部を構成する導電性パターンのうち一部のみが、回路基板のアンテナエレメントが立設されている第1面とは反対の第2面に設けられていてもよい。この場合であっても、導電性パターンのうち他面に設けられている部分の回路基板の厚み分だけ、ループアンテナのループ面積を大きくすることができ、上述と同様の効果を得ることができる。さらにまた、アンテナ装置は、例えば、第2実施形態として示すようなアンテナ装置21において、第3実施形態として示すように反射波を測定してアンテナ利得を調整可能であったり、第4実施形態として示すように静電容量値に基づいてアンテナ利得を調整可能であったり構成されていてもよく、適宜上述の各実施形態の特徴部分を組み合わせてアンテナ装置を構成することができる。
また、アンテナ装置は、上述のような壁面に配設される送信機やスイッチ(制御装置)にのみ適用可能なものではない。図12は、例えば、住居のリビング等に用いられ、上述のアンテナ装置1の構成を用いた、ユーザにより操作可能なリモコン装置251を用いることにより、照明負荷150のオンオフ及び明るさ調節操作を行うことができるように構成されている照明制御システム201を示す。この照明制御システム201は、上述の照明制御システム101と比較し、壁面に接地される送信機151に替えて、リモコン装置251を用いている点で相違する。リモコン装置251は、上述の送信機151において、センサ部151aを有していないものであり、操作ボタン(図示せず)の操作に応じて無線信号をスイッチ152に送信可能に構成されている。スイッチ152は、リモコン装置251から送信された無線信号を受信し、その無線信号に基づいて、照明負荷150のオンオフ及び明るさ(輝度)を制御する。このように、リモコン装置251に上述のアンテナ装置1の構成を用いることにより、大きなアンテナ利得を保ち、必要なエリア内で確実にスイッチ152に無線信号を送信可能にしつつ、リモコン装置251を小型化し、より扱いやすくすることができる。また、リモコン装置251は、上述の通り、ループアンテナ10に対向して導電性テープ56が配されていることにより、周りに導電体が近接していてもループアンテナ10のアンテナ利得の低下が防止されているので、リモコン装置251の置かれている環境にさほど気を遣うことなく照明制御システム201の操作を確実に行うことができる。従って、リモコン装置251をさらに扱いやすくすることができる。さらにまた、リモコン装置251は、1つのスイッチ152に対して複数個併用して使用可能にされているものであってもよく、また、スイッチ152とリモコン装置251とが1つの照明負荷150について複数組設けられていてもよい。
図13(a)、(b)は、それぞれ上記いずれかのアンテナ装置を用いた無線通信装置を、トイレの照明器具のオン・オフ制御並びに調光制御の照明制御システム301に応用した例を示す。図13(a)は、トイレを横から見た断面側面図であり、図13(b)は、トイレを向かって右斜め上から透かしてみた透視斜視図である。図13に示す例では、送信機151はトイレ室内の壁面に設けられており、スイッチ152は、照明負荷150に有線接続されて照明負荷150をオン・オフ操作する操作ハンドルを具備した照明操作スイッチと一体化されており、トイレ入り口の外側の壁面に設けられている。受信機として機能するスイッチ152は、例えば、日本のJIS規格のJIS C8304 で規定された外形寸法(ワイドハンドル形連用スイッチの2個モジュール寸法)に形成されている。送信機151は、熱線式の人体感知センサ(不図示)などと一体的に設けられており、この人体感知センサが人体の存在を検知すると、送信機151からスイッチ152に向けて照明負荷150を点灯させるための無線電波信号を送信する。スイッチ152は、送信機151からの信号を受信すると、壁の裏側に設けられた配線を通じて(不図示の照明制御コントロールユニットを介して)照明負荷150を点灯させる。ここで、送信機151とスイッチ152との間における通信を無線信号に替えてLED光の信号により行った場合、図13(a)及び図13(b)のように、トイレドアが閉じる際に送信機151とスイッチ152との間の直線光路をそのトイレドアが遮ってしまうような配置であると、トイレ入室直後にスイッチ152が人体を感知するのは略不可能である。そのため、この照明制御システム301では、LED光路の遮断という不具合を解決すべく、LED光の代わりに電波式を採用し、無線信号の送受信により送信機151とスイッチ152との通信を行っている。電波による無線通信では、送信機151からの無線電波信号は、確実にスイッチ152によって受信される。従って、送信機151とスイッチ152との無線送受信の直線光路上にLED光にとっての障害物が存在していても、電波による無線通信により速やかに照明負荷150を点灯させることができる。このような適用例は、トイレに限らず、クローゼットもありうる。衣類を収容するクローゼットの仕切り部材の内外に送信機151とスイッチ152とが各別に配置され、送信機151とスイッチ152との無線送受信の直線光路上にLED光にとっての障害物が存在してしまう場合が起こりうる。従って、トイレと同様、本願発明のアンテナ装置の使用が適している。
図13に示す例では、送信機151はユーザによって操作されるリモコン装置に設けられている。スイッチ152は、例えば壁面に設けられた照明負荷150のスイッチ等と一体的に設けられていているが、照明負荷150に直接設けられていてもよい。ユーザは、リモコン装置のボタンを操作して、照明負荷150の調光レベル(明るさ)を好みのレベルに調節することができる。この図13では、送信機151は無線信号を電波で発するため、LED送信による指向性の強い旧来のリモコンに比べて、送信機151の送信部をわざわざ意識的にスイッチ152へ向ける必要がない。すなわち、送信機151をどちらへ向けてもスイッチ152へ無線リモコン信号を届けやすいので、送信機151の操作性の向上を図れる。
なお、アンテナ装置は、上述のように照明負荷のオンオフ等を制御する照明制御システムのほか、送信機から送信された信号に応じて動作の制御を行う空調システムや給湯システム、又は送信機から送信された所定の信号を受信して通報動作を行う防犯システムなど、他の用途に用いられる負荷制御システムにおいても用いることが可能である。すなわち、その負荷制御システムの動作を無線信号を送信することにより遠隔制御するために用いられるような送信機又はリモコン装置や、又はそのような無線信号を受信するスイッチ等の制御装置に、上述したアンテナ装置の構成を用いることにより、当該送信機、リモコン装置、又は制御装置等を、アンテナ利得を保ちつつ小型化することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る照明制御システムの一例を示す図。 上記照明制御システムのスイッチ及び照明負荷の構成を示すブロック図。 上記照明制御システムの送信機の構成を示すブロック図。 上記照明制御システムに用いられるアンテナ装置の一例を示す斜視図。 上記アンテナ装置の分解斜視図。 上記アンテナ装置のループアンテナが設けられている部位における上断面図。 (a)は上記アンテナ装置の一変形例を示す上断面図、(b)は同アンテナ装置のさらに別の変形例を示す上断面図。 本発明の第2実施形態に係る照明制御システムに用いられるアンテナ装置の一例を示す斜視図。 上記アンテナ装置のループアンテナが設けられている部位における上断面図。 本発明の第3実施形態に係る照明制御システムに用いられるアンテナ装置の一例を示す回路図。 本発明の第4実施形態に係る照明制御システムに用いられるアンテナ装置の一例を示す回路図。 上記照明制御システムの一変形例の構成を示す図。 (a)は上記照明制御システムのさらに別の変形例の構成を示す側面図、(b)は(a)の斜視図。 従来のアンテナ装置を示す斜視図。 上記アンテナ装置のループアンテナが設けられている部位における上断面図。
符号の説明
1,21,61,71 アンテナ装置
2 回路基板
2a 貫通孔
3,23 導電性パターン
4,24 アンテナエレメント
10,20 ループアンテナ
12 無線回路部
13 制御回路部
50 筐体
56 導電性テープ
57 導電体
58 誘電体
65 可変容量コンデンサ
66 検波回路(反射波計測手段)
76 静電容量センサ
101,201,301 照明制御システム(負荷制御システム)
150 照明負荷(負荷)
151 送信機(アンテナ装置)
151b,152b 制御回路部(制御手段)
151c 変調回路(無線回路部)
151d 信号送信部(送信手段、無線回路部)
152 スイッチ(制御装置;アンテナ装置)
152a 操作ハンドル
152c 負荷制御部(開閉手段)
152d 信号受信部(受信手段、無線回路部)
152e 復調回路(無線回路部)
251 リモコン装置(アンテナ装置)

Claims (6)

  1. 導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に実装され、前記導電性パターンの一部と共にループアンテナを形成するアンテナエレメントと、
    前記回路基板及び前記アンテナエレメントを収容する筐体とを備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナエレメントは、前記回路基板の第1面上においてのみ前記ループアンテナの一部を構成するように当該回路基板に立設されており、
    前記ループアンテナの一部を構成する前記導電性パターンの全部又は一部は、前記回路基板の第2面上に設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記筐体の内面のうち、少なくとも前記ループアンテナに対向する箇所に、導電体をインサート成型し、導電性ペーストを塗布又は印刷し、あるいは導電性テープを貼り付けたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記筐体の内面のうち、少なくとも前記ループアンテナに対向する箇所に、空気より比誘電率が大きい誘電体を配置したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ループアンテナの共振周波数を調整可能とする可変容量コンデンサと、
    前記ループアンテナから信号を出力するときに発生する反射波の大きさを計測する反射波計測手段と、
    前記反射波計測手段により計測された反射波の大きさが最小になるように前記可変容量コンデンサの静電容量を可変制御する制御回路部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記ループアンテナの共振周波数を調整可能とする可変容量コンデンサと、
    周囲との間の静電容量値を検知する静電容量センサと、
    前記静電容量センサにより検知された静電容量値に応じて、前記可変容量コンデンサの容量を可変制御する制御回路部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 負荷に接続されて、少なくとも負荷のオンオフを制御する制御装置と、信号を電波として送信する1又は複数の送信機とを有し、
    前記制御装置は、前記送信機から電波として送信された信号を受信する受信手段と、電源から負荷への給電路を開閉する開閉手段と、前記受信手段で受信された信号に応じて負荷を制御する制御手段とを備え、
    前記送信機は、信号を電波として送信する送信手段と、前記送信手段を制御し信号を送信手段から送信させる制御手段とを備えた負荷制御システムにおいて、
    前記制御装置と前記1又は複数の送信機とのうち少なくとも1つは、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置であることを特徴とする負荷制御システム。
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