JP2009290109A - 変圧器の冷却制御方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変圧器の絶縁油を適正な温度範囲に冷却できるようにする。
【解決手段】 内部が絶縁油で満たされると共に冷却装置60を備えた変圧器10の冷却制御方法であって、前記絶縁油又は変圧器10の温度を検出し、前記検出した温度に基づいて、冷却装置の運転を制御することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変圧器を冷却するための冷却制御方法及び装置に関する。
変圧器は、大きな電流が流れることにより、巻線及び鉄心で損失熱が発生する。この損失熱は、巻線及び鉄心から、変圧器の内部に満たされた絶縁油に伝達され、さらに、絶縁油から外部へ放出されることにより、変圧器が冷却される。ところで、絶縁油は、一般に、温度が高くなると絶縁性が低下する性質を有するので、絶縁油が所定の温度以下に維持されるように冷却する必要がある。
変圧器の温度制御に関するものとして、例えば、特許文献1には、数学モデルに基づいて変圧器巻線の最高温度を予測し、その最高温度が限界温度以下になるように、変圧器が備える複数の冷却器の運転条件を予測する技術が開示されている。
しかし、特許文献1の発明は、変圧器巻線の劣化の進展を抑制することを目的としており、絶縁油の絶縁性能を十分に確保することを目的とするものではない。
特開2002−33218号公報
本発明は、このような課題に対して、変圧器の絶縁油を適正な温度範囲に冷却できるようにすることを目的とする。
第1の発明は、内部が絶縁油で満たされると共に冷却装置を備えた変圧器の冷却制御方法であって、
前記絶縁油又は変圧器の温度を検出し、
前記検出した温度に基づいて、前記冷却装置の運転を制御することを特徴とする冷却制御方法である。
第2の発明は、前記冷却装置は、前記絶縁油又は前記変圧器を空冷するためのファンを備え、
前記検出した温度に基づいて、前記ファンの運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の変圧器の冷却制御方法である。
第3の発明は、前記検出した温度が第1の所定温度以下である場合には、前記ファンを停止させることを特徴とする第2の発明に記載の変圧器の冷却制御方法である。
第4の発明は、前記冷却装置は、前記絶縁油を前記変圧器の内部と外部との間で循環させるためのポンプを備え、
前記検出した温度に基づいて、前記ポンプの運転を制御することを特徴とする第2又は第3の発明記載の変圧器の冷却制御方法である。
第5の発明は、前記検出した温度が、前記第1の温度以下である第2の所定温度以下である場合には、前記ポンプを停止させることを特徴とする第4の発明に記載の変圧器の冷却制御方法である。
第6の発明は、内部が絶縁油で満たされると共に冷却装置を備えた変圧器の冷却制御装置であって、
前記絶縁油又は前記変圧器の温度を検出する温度検出手段から、その検出した温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段が取得した温度に基づいて、前記冷却装置を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする変圧器の冷却制御装置である。
本発明によれば、変圧器の絶縁油を適正な温度範囲に冷却することができる。
図1は、本発明の一実施形態で用いられる変圧器10のブロック構成図である。同図に示すように、変圧器10は、変圧器本体12、空冷冷却器20、ポンプ40、温度センサ50を備える。なお、空冷冷却器20とポンプ40とが冷却装置60を構成し、一つの変圧器10に、複数の冷却装置60が設けられている。
変圧器本体12は、絶縁油が収容された密閉筐体の内部に、巻線を備えた鉄心からなるトランスが設置されて構成されている。
空冷冷却器20は、1つ又は複数(本実施形態では2つ)のファン22を備え、ファン22により変圧器本体12の内部へ送風することで変圧器本体12を冷却する。
ポンプ40は、変圧器本体12に収容されている絶縁油を、循環配管42を介して、変圧器本体12の内外を循環させることにより絶縁油を冷却する。
温度センサ50は、変圧器本体12に収容された絶縁油の温度を検出し、その検出温度を表示する。
図2は、ファン22とポンプ40を制御するための電気回路を示す図である。同図に示すように、電源80から電源が供給される主電源線70が、各冷却装置60に対応して設けられ、各主電源線70は対応する冷却装置60のポンプ40に接続されている。主電源線70には、メインスイッチ72が設けられており、このメインスイッチ72とポンプ40との間の部位から、ファン22に接続されるファン用電源線74が分岐している。ファン用電源線74には、ファン用スイッチ76が設けられている。
したがって、メインスイッチ72をオフにすると、ポンプ40及びファン22への電源供給が遮断されて、それらは共に停止する。また、メインスイッチ72をオンにすると、ポンプ40は稼動し、この状態でファン用スイッチ76をオンにするとファン22も稼動し、ファン用スイッチ76をオフにするとファン22は停止する。このように、空冷冷却器20のファン22は、ポンプ40が稼動している場合にも、それとは独立に稼動・停止できるようになっている。
次に、操作者が変圧器10の冷却装置60の運転状態を制御する方法について説明する。
操作者は、温度センサ50により絶縁油の温度を確認する。そして、その温度が第1の所定温度Taを上回る場合には、メインスイッチ72及びファン用スイッチ76を共にオンにすることで、ポンプ40とファン22を稼動させる。なお、第1の所定温度Taは、絶縁油がこの温度より高温になると、絶縁性能が低下するおそれのあるような温度に設定するものとする。
また、温度センサ50の検出温度が第1の所定温度Ta以下であり、かつ第2の所定温度Tb(Tb<Ta)を上回る場合には、メインスイッチ72をオンにすると共に、ファン用スイッチ76をオフにして、ポンプ40のみを稼動させ、ファン22を停止させる。
また、温度センサ50の検出温度が第2の所定温度Tb以下である場合には、メインスイッチ72をオフにすることで、ポンプ40及びファン22を共に停止させる。
なお、検出温度がTa以下となってファン22を停止させる場合、ファン用スイッチ76をファン22毎に対応して設けることとし、温度センサ50の検出温度に応じて、変圧器10が備える複数のファン22のうち停止させるファン22の数を決定してもよい。例えば、温度が低いほど、停止させるファンの数を多くし、それらのファンを一度に停止させてもよいし、あるいは、先ず、1つのファン22を停止させた後、温度センサ50の検出温度を確認し、温度Ta以下であれば、更にもう一つのファン22を停止させる、というようにして、ファンを順次停止させてもよい。
以上の通り、本実施形態の制御方法によれば、冬季など温度の低い場合や出力の小さい場合等のように、絶縁油の温度が温度Ta以下であるときには、ファン22を停止させることにより必要以上に絶縁油を冷却することを防止し、消費電力を抑制することができる。また、絶縁油の温度が温度Tb以下であるときには、ファン22のみならずポンプ40も停止させることにより、更に消費電力を抑制することができる。このように、本実施形態によれば、冷却装置60の消費電力を抑制しつつ、変圧器の絶縁油の温度を第1の所定温度Ta以下に維持することができ、これにより、絶縁油の絶縁性能が低下するのを防止することができる。
ところで、上記実施形態では、絶縁油の検出温度に応じて操作者が手動でファン22及びポンプ40を操作することとしたが、このような操作を自動化したシステムとすることもできる。
図3は、変圧器冷却制御システム100のブロック構成図である。同図に示すように、変圧器冷却制御システム100は、変圧器10を制御する冷却制御装置2を備えている。冷却制御装置2は、温度取得手段32、制御手段34を備え、ファン22、ポンプ40、温度センサ50と通信回線を介して通信可能となっている。
温度取得手段32は、温度センサ50(特許請求の範囲でいう「温度検出手段」)から温度を取得する。
制御手段34は、温度取得手段32が取得した温度に基づいて、メインスイッチ72及びファン用スイッチ76をそれぞれオンオフさせる。
すなわち、制御手段34は、温度取得手段32が取得した温度が第1の所定温度Taを上回る場合には、メインスイッチ72及びファン用スイッチ76を共にオンにすることで、ポンプ40とファン22を稼動させる。
また、温度取得手段32が取得した温度が第1の所定温度Ta以下であり、かつ第2の所定温度Tb(Tb<Ta)を上回る場合には、メインスイッチ72をオンにすると共に、ファン用スイッチ76をオフにして、ポンプ40のみを稼動させ、ファン22を停止させる。
また、温度取得手段32が取得した温度が第2の所定温度Tb以下である場合には、メインスイッチ72をオフにすることで、ポンプ40及びファン22を共に停止させる。
なお、温度取得手段32が取得した温度が第2の所定温度Tb以下となってファン22を停止させる場合、ファン用スイッチ76をファン22毎に対応して設けることとし、温度センサ50の検出温度に応じて、変圧器10が備える複数のファン22のうち停止させるファン22の数を決定してもよい。例えば、温度が低いほど、停止させるファンの数を多くし、それらのファンを一度に停止させてもよいし、あるいは、先ず、1つのファン22を停止させた後、温度センサ50の検出温度を確認し、温度Ta以下であれば、更にもう一つのファン22を停止させる、というようにして、ファンを順次停止させてもよい。
以上の通り、冷却制御装置2によれば、冬季など温度の低い場合や出力の小さい場合等のように、絶縁油の温度が温度Ta以下であるときには、ファン22を停止させることにより必要以上に絶縁油を冷却することを防止し、消費電力を抑制することができる。また、絶縁油の温度が温度Tb以下であるときには、ファン22のみならずポンプ40も停止させることにより、更に消費電力を抑制することができる。このように、冷却制御装置2によれば、冷却装置60の消費電力を抑制しつつ、変圧器の絶縁油の温度を第1の所定温度Ta以下に維持することができ、これにより、絶縁油の絶縁性能が低下するのを防止することができる。
なお、以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、温度センサ50により、絶縁油の温度を検出し、その検出温度に基づいて冷却装置60を制御したが、これに限らず、例えば、変圧器本体12の外表面等、変圧器本体12自体の温度を検出して、その検出温度に基づいて冷却装置60を制御してもよい。
本発明の一実施形態で用いられる変圧器10のブロック構成図である。 ファン22とポンプ40を制御するための電気回路を示す図である。 本発明の別の実施形態である変圧器冷却制御システム100のブロック構成図である。
符号の説明
2 冷却制御装置 10 変圧器
12 変圧器本体 20 空冷冷却器
22 ファン 32 温度取得手段
34 制御手段 40 ポンプ
42 循環配管 50 温度センサ
60 冷却装置 70 主電源線
72 メインスイッチ 74 ファン用電源線
76 ファン用スイッチ 80 電源
100 変圧器冷却制御システム

Claims (6)

  1. 内部が絶縁油で満たされると共に冷却装置を備えた変圧器の冷却制御方法であって、
    前記絶縁油又は変圧器の温度を検出し、
    前記検出した温度に基づいて、前記冷却装置の運転を制御することを特徴とする冷却制御方法。
  2. 前記冷却装置は、前記絶縁油又は前記変圧器を空冷するためのファンを備え、
    前記検出した温度に基づいて、前記ファンの運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の変圧器の冷却制御方法。
  3. 前記検出した温度が第1の所定温度以下である場合には、前記ファンを停止させることを特徴とする請求項2に記載の変圧器の冷却制御方法。
  4. 前記冷却装置は、前記絶縁油を前記変圧器の内部と外部との間で循環させるためのポンプを備え、
    前記検出した温度に基づいて、前記ポンプの運転を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の変圧器の冷却制御方法。
  5. 前記検出した温度が、前記第1の温度以下である第2の所定温度以下である場合には、前記ポンプを停止させることを特徴とする請求項4に記載の変圧器の冷却制御方法。
  6. 内部が絶縁油で満たされると共に冷却装置を備えた変圧器の冷却制御装置であって、
    前記絶縁油又は前記変圧器の温度を検出する温度検出手段から、その検出した温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段が取得した温度に基づいて、前記冷却装置を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする変圧器の冷却制御装置。
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