JP2014090067A - 柱上変圧器の冷却装置 - Google Patents
柱上変圧器の冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014090067A JP2014090067A JP2012238913A JP2012238913A JP2014090067A JP 2014090067 A JP2014090067 A JP 2014090067A JP 2012238913 A JP2012238913 A JP 2012238913A JP 2012238913 A JP2012238913 A JP 2012238913A JP 2014090067 A JP2014090067 A JP 2014090067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole transformer
- pole
- transformer
- cooling device
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】軽量な冷却装置によって過負荷運転をする変圧器の放熱能力を向上して、寿命損失を抑制する。
【解決手段】配電系統の電柱上に設置されている柱上変圧器おいて、その上部または下部に設置可能なフレームと前記フレームに取り付けられる電動機5と、前記電動機5に直結した送風ファン3及び、前記柱上変圧器に取り付けられた温度検出センサ7と、前記温度検出センサ7が検出した温度情報に対応して前記電動機の動作を制御する制御装置8を備える。
【選択図】図1
【解決手段】配電系統の電柱上に設置されている柱上変圧器おいて、その上部または下部に設置可能なフレームと前記フレームに取り付けられる電動機5と、前記電動機5に直結した送風ファン3及び、前記柱上変圧器に取り付けられた温度検出センサ7と、前記温度検出センサ7が検出した温度情報に対応して前記電動機の動作を制御する制御装置8を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、配電系統の電柱に設置される柱上変圧器が過負荷運転となった時に、柱上変圧器の温度上昇を抑制し寿命損失を減少させる冷却装置に関する。
柱上変圧器は過負荷運転すると異常発熱する問題がある。そこで従来から柱上変圧器を強制的に冷却するために、例えば、柱上変圧器の下部に適合した形状のフレーム構造の内部に通風口と冷却ファンを1台以上取付け、さらに冷却ファンの上に、冷却ファンに雨水がかかることを防止する水受け、水受けに溜まった雨水をフレームの外に排水する水抜き、空気流整流装置により構成した技術が提示されている。(特許文献1参照)。
また、別の技術として長期間負荷許容量を大きくすることができる変圧器を提供するために、過負荷時に柱上変圧器に絶縁油と外側の空気との間で熱交換を行わせるための放熱器を柱上変圧器に取り付けた技術も提示されている。(特許文献2参照)
しかし、特許文献1記載の技術は、過負荷運転になっている柱上変圧器に取り付ける強制冷却装置において、水受け、水抜きと整流装置を有するため重量が増し、電柱に柱上変圧器を取り付けている金具に負荷がかかり変形を起こす可能性がある。また、強制冷却装置の重量が重いので、柱上変圧器への冷却装置取付作業時に作業員にかかる負担が重いという問題点がある。
また、特許文献2記載の技術は、過負荷運転になっている柱上変圧器に放熱器を取り付けることで、放熱面積を大きくして放熱能力を向上しているが、放熱面に接する空気の対流によって冷却させる構造であるため、柱上変圧器周囲の気温が高くなると冷却能力が低下して十分な放熱を行えないことが想定される。
本発明は、以上の問題を解決できるものであり、過負荷運転になり温度が上昇した柱上変圧器を必要に応じて冷却できる軽量な冷却装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、柱上変圧器に取り付ける冷却装置であって、電動機に直結した送風ファンと、電動機を取り付けたフレーム、柱上変圧器に取り付けた温度検出センサと、温度検出センサが検出した温度情報に対応して電動機の動作を制御する制御装置を備えて構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、柱上変圧器に取り付ける冷却装置であって、電動機に直結した送風ファン、と電動機を取り付けたフレーム、通信機能による外部からの指示で電動機の動作を制御する制御装置を備えて構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は、請求項2記載の冷却装置であって、柱上変圧器の胴部外径に対して、110%以内で拡大した外径を有する円筒状の通風管を柱上変圧器と送風ファンの間に備えて構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は、請求項2或いは、請求項3記載の冷却装置であって、複数の電動機と該電動機に直結した送風ファンを備えて構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、従来例のように水受け、水抜き、整流装置を有しないので冷却装置を極力軽量化でき、取付金具への負荷や作業者の作業負担を軽減できる。また、過負荷運転によって柱上変圧器の温度が上昇した場合に、温度検出センサが検出した温度上昇情報に対応して電動機が動作し始め強制的に変圧器を冷却するため、柱上変圧器を構成する絶縁物や絶縁油が温度上昇によって劣化することを抑え、前記柱上変圧器の寿命が短くなることを抑制するとともに、温度が低下した場合は前記電動機を停止することができるので不必要な電力消費を抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、冷却装置の制御装置は、電動機の駆動を制御する外部からの指示を受ける通信機能を有するので、指示の送信側で過負荷を予測することにより、必要な時のみ電動機を動作させることができる。
請求項3記載の発明によれば、柱上変圧器の胴部外径に対して、110%以内で拡大した外径を有する円筒状の通風管を前記柱上変圧器と冷却装置の間に設置することで、送風ファンによって発生する気流が逸れることなく前記柱上変圧器の胴部側面に当たり冷却効果を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、電動機及び冷却ファンを複数個フレームに取り付けているので、電動機又は冷却ファンが1個故障しても全ての冷却機能を失うことを防ぐことができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1に基づいて説明する。柱上変圧器1を冷却する冷却装置2は、図1に示すように気流3を発生させる送風ファン4、送風ファン4を回転させる電動機5、電動機5を保持するフレーム6、柱上変圧器1に取り付けられた温度検出センサ7、温度検出センサ7が検出した温度情報に対応して電動機5の動作を制御する制御装置8を備えて構成される。
温度検出センサ7は、柱上変圧器1内部の絶縁油9の温度を測定しており、温度情報を電動機5の動作を制御する制御装置8に送信する。過負荷運転により柱上変圧器1内部の絶縁油9の温度が通常運転による温度以上に上昇した場合、電動機5へ通電してこれを駆動する。また、柱上変圧器1内部の絶縁油9の温度が低下して通常運転による温度以下になった場合、電動機5への通電を停止する。なお、電動機5や温度センサ7及び制御装置8の電源は柱上変圧器1の図示しない二次側電線より確保すれば良い。また、温度センサ7の設置場所は、柱上変圧器1外面の底部でもよく、この場合、温度センサ7は柱上変圧器の外面底部の温度を測定する。
本発明に係る柱上変圧器1の冷却装置2は、図1に示すように取付金具10を使用して電柱11に取り付けられる。図1では柱上変圧器1の下側に取り付けてあるが、取付位置は柱上変圧器1の上側でもよい。また、冷却装置2の固定も電柱11でなく、柱上変圧器1に直接取り付けてもよい。
本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。図2に示すように冷却装置2は、気流3を発生させる送風ファン4、送風ファン4を回転させる電動機5、電動機5を保持するフレーム6、外部から電動機5の動作指示を受信する通信機能を有した制御装置8、制御装置8に外部からの指令を伝える通信線12を備えて構成される。過去の実績に基づく事前の予測又は配電系統上で負荷量、断線等を監視する配電自動化子局が過負荷を検知した時点で外部からの指令を受けて冷却装置2を作動させることにより、過負荷運転による発熱で柱上変圧器1を構成する絶縁物や絶縁油の温度が上昇することを確実に抑えることができる。
本発明の第3実施形態を図3に基づいて説明する。図3に示すように柱上変圧器1の胴部外径に対し、外径を大きく設定した円筒状の通風管13を、柱上変圧器1の下部を囲繞するように冷却装置2上に取り付ける。通風管13の外径は、柱上変圧器1の側面に気流3を効率的に流すために、柱上変圧器1の胴部外径に対して110%以内で拡大した寸法とすることが有効である。これにより送風ファン4で発生させる気流14は柱上変圧器1の底面に一旦当たった後、横方向に逸れて、逸れた気流14が通風管13の内面に当たることで、再度柱上変圧器1の側面に沿った気流3に合流するので、柱上変圧器1の胴部側面に当たる風量を増加することができ、冷却効率を高めることができる。また、冷却装置の設置場所を、柱上変圧器1の上部にした場合は、柱上変圧器1上部に通風管13を取り付ける。
本発明の第4実施形態を図4に基づいて説明する。図4に示すように冷却装置2は、複数個の送風ファン4と複数個の電動機5、複数の電動機5を保持するフレーム6、柱上変圧器1に取り付けられた温度検出センサ7、温度検出センサ7が検出した温度情報に対応して電動機5の動作を制御する制御装置8を備えて構成される。複数個の送風ファン4及び電動機5を有するため、1つの送風ファン4又は電動機5が故障しても、全ての冷却機能が失われることを防ぐことができる。
以上説明したように本発明の冷却装置は、送風ファンに雨水がかかることを防止する水受け、水受けに溜まった雨水をフレームの外に排水する水抜き、送風ファンが発生させる気流を整流させる空気流整流装置を省くことで冷却装置を軽量化できるので、取付金具への負荷や作業者の作業負担を軽減できる。
また、温度センサが検出した温度情報に対応する制御装置又は過去の実績を基にした外部からの指令を受ける通信機能を有する制御装置によって電動機に接続した送風ファンの動作を制御して冷却することで、過負荷運転による発熱で柱上変圧器を構成する絶縁物や絶縁油の温度が過度に上昇することを確実に抑え、そのうえ、冷却が不要な時には電動機の動作を停止することにより、無駄な電力消費を抑えることができる。
さらに、冷却装置に円筒状の通風管を設置することで送風ファンが発生する気流が逸れることなく柱上変圧器に当たり冷却効果を高めることができる。しかも、複数個の電動機と送風ファンをフレームに取り付けることで1つの電動機又は送風ファンが故障した場合でも、冷却機能を完全に失うことを防ぐことができる。
柱上変圧器に利用可能である。
1・・・柱上変圧器、2・・・冷却装置、3、14・・・気流、4・・・送風ファン、
5・・・電動機、6・・・フレーム、7・・・温度検出センサ、8・・・制御装置、
9・・・絶縁油、10・・・取付金具、11・・・電柱、12・・・通信線、
13・・・通風管
5・・・電動機、6・・・フレーム、7・・・温度検出センサ、8・・・制御装置、
9・・・絶縁油、10・・・取付金具、11・・・電柱、12・・・通信線、
13・・・通風管
Claims (4)
- 配電系統の電柱上に設置されている柱上変圧器おいて、その上部または下部に設置可能なフレームと前記フレームに取り付けられる電動機と、前記電動機に直結した送風ファン及び、前記柱上変圧器に取り付けられた温度検出センサと、前記温度検出センサが検出した温度情報に対応して前記電動機の動作を制御する制御装置よって構成したことを特徴とする柱上変圧器の冷却装置。
- 配電系統の電柱上に設置されている柱上変圧器おいて、その上部または下部に設置可能なフレームと、前記フレームに取り付けられる電動機と、前記電動機に直結した送風ファン、外部から前記電動機の動作指示を受ける通信機能を有した制御装置によって構成したことを特徴とする柱上変圧器の冷却装置。
- 前記柱上変圧器の胴部外径の110%以内で拡大した外径を有する円筒状の通風管を、当該柱上変圧器の上部または下部を囲繞するように、前記送風ファンの上または下に取り付けて構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の柱上変圧器の冷却装置
- 前記電動機及び前記送風ファンを複数個前記フレームに取り付けて構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の柱上変圧器の冷却装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012238913A JP2014090067A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | 柱上変圧器の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012238913A JP2014090067A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | 柱上変圧器の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014090067A true JP2014090067A (ja) | 2014-05-15 |
Family
ID=50791750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012238913A Pending JP2014090067A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | 柱上変圧器の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014090067A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104157398A (zh) * | 2014-08-18 | 2014-11-19 | 国家电网公司 | 一种变压器支座 |
CN104505219A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-04-08 | 海鸿电气有限公司 | 一种应用于干式变压器的散热装置 |
CN104863887A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-26 | 国网山东平阴县供电公司 | 散热风机支架及对应配置之检修装置的组合结构 |
CN105469942A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-06 | 南京大全变压器有限公司 | 船用变压器柜 |
CN106449032A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-02-22 | 苏州腾冉电气设备股份有限公司 | 一种风冷水冷集成式电抗器 |
CN108109820A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-01 | 珠海智星荟科技服务有限公司 | 一种电力设备 |
CN108335840A (zh) * | 2016-12-02 | 2018-07-27 | 杭州跟策科技有限公司 | 设散热机构可拆卸连接伞可割草的变压器 |
CN108389686A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-08-10 | 铜陵日科电子有限责任公司 | 一种自散热型变压器 |
-
2012
- 2012-10-30 JP JP2012238913A patent/JP2014090067A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104157398A (zh) * | 2014-08-18 | 2014-11-19 | 国家电网公司 | 一种变压器支座 |
CN104505219A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-04-08 | 海鸿电气有限公司 | 一种应用于干式变压器的散热装置 |
CN104863887A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-26 | 国网山东平阴县供电公司 | 散热风机支架及对应配置之检修装置的组合结构 |
CN105469942A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-06 | 南京大全变压器有限公司 | 船用变压器柜 |
CN106449032A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-02-22 | 苏州腾冉电气设备股份有限公司 | 一种风冷水冷集成式电抗器 |
CN108335840A (zh) * | 2016-12-02 | 2018-07-27 | 杭州跟策科技有限公司 | 设散热机构可拆卸连接伞可割草的变压器 |
CN108109820A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-01 | 珠海智星荟科技服务有限公司 | 一种电力设备 |
CN108389686A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-08-10 | 铜陵日科电子有限责任公司 | 一种自散热型变压器 |
CN108389686B (zh) * | 2017-12-26 | 2020-07-24 | 铜陵日科电子有限责任公司 | 一种自散热型变压器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014090067A (ja) | 柱上変圧器の冷却装置 | |
JP5851303B2 (ja) | 冷凍サイクル装置および室外熱源ユニット | |
JP6279142B2 (ja) | レンジエクステンダー型電動バスの循環システム | |
CN105318507B (zh) | 一种空调散热控制方法和系统 | |
KR101880316B1 (ko) | 통합 냉각시스템 | |
CN111613418A (zh) | 一种变压器冷却系统及其实现方法 | |
CN209881197U (zh) | 一种电气自动化控制的散热电气柜 | |
CN203644507U (zh) | 变压器通风散热系统 | |
CN106686956B (zh) | 风能变流器散热方法、散热装置和散热系统 | |
JP2009290109A (ja) | 変圧器の冷却制御方法及び装置 | |
CN205452821U (zh) | 配电箱散热降温装置 | |
CN109412336A (zh) | 电机及其控制方法 | |
CN205304614U (zh) | 一种可自动变压的低压变压器 | |
CN210837346U (zh) | 一种变压器用散热壳体 | |
CN214046273U (zh) | 一种防爆电器箱 | |
CN211781798U (zh) | 降温装置和空调器 | |
CN110868019B (zh) | 一种风冷式外转子永磁直驱同步皮带传输滚筒电动机 | |
CN219936809U (zh) | 一种主变冷却器散热装置 | |
CN206658147U (zh) | 一种环保型防辐射变频器罩 | |
KR100800181B1 (ko) | 옥외용 함체의 비상 냉각 시스템 및 그 방법 | |
CN214012690U (zh) | 树脂浇注干式变压器 | |
CN203827122U (zh) | 一种节能汽车散热电机 | |
CN112994309A (zh) | 自动降温的电机装置 | |
CN109343603B (zh) | 工业机器人的电机温度自动补偿装置 | |
US20200158371A1 (en) | Air conditioner indoor unit, air conditioner control method, air conditioner and storage medium |