JP2009286360A - 車載装置及びモジュール排出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の機能を同時に付加するために複数のスロットを備えた車載装置において、各モジュール動作中の排出を制限しデータ破損を防ぐ。
【解決手段】モジュールを挿入するための複数のスロットと、スロットに挿入されたモジュールを排出するためのスイッチと、スロットに挿入されたモジュールの動作状態及びスロットからのモジュールの排出を制御する制御部とを備え、モジュールが動作している状態においてスイッチが操作されたときはモジュールの排出を制限する。
【選択図】図5
【解決手段】モジュールを挿入するための複数のスロットと、スロットに挿入されたモジュールを排出するためのスイッチと、スロットに挿入されたモジュールの動作状態及びスロットからのモジュールの排出を制御する制御部とを備え、モジュールが動作している状態においてスイッチが操作されたときはモジュールの排出を制限する。
【選択図】図5
Description
本発明は、車載装置及びモジュール排出方法に関し、特にモジュールを挿入するための複数のスロットを備えた車載装置及び各スロットからのモジュール排出方法に関する。
従来、車両に搭載して使用するナビゲーション装置やオーディオ装置等の車載装置において、メモリカードやPCカード等のカードを挿入するためのスロットを備えるものが知られている。このカードとしては、テレビ放送を受信するためのチューナを備えたものや、車載装置に通信機能を付加するための通信モジュールを内蔵させたものがある。車載装置に設けられたスロットに上記のカードを挿入することで、各機能を車載装置に選択的に付加することができる。
このようなカードを挿入するスロットを備えた車載装置の従来例を図1に示す(特許文献1)。図1は、従来のナビゲーション装置であって、蓋と表示部とを兼用した構成を表し、図1(a)は蓋としての表示部1015Aを閉じた状態を表す斜視図、図1(b)は蓋としての表示部1015Aを開いた状態を表す斜視図である。図1(b)に示すように、表示部1015Aを開いた状態で現れるカード挿入スロット1003にPCカード1002を挿入することで各種機能を発揮させるものである。
特開2007−193699号公報
しかしながら、従来の車載装置が備えているスロットは1つだけであり、複数の機能を同時に付加するためのスロットを複数設け、各スロットにモジュールを挿入した後、そのモジュールの排出の管理をすることが困難であった。例えば、本体とモジュール間、モジュールと他のモジュール間で通信中に、突然モジュールを排出した場合にデータ破損の恐れがある。
本発明の車載装置は、モジュールを挿入するための複数のスロットと、スロットに挿入されたモジュールを排出するためのスイッチと、スロットに挿入されたモジュールの動作状態及び前記スロットからのモジュールの排出を制御する制御部とを備え、モジュールが動作している状態においてスイッチが操作されたときはモジュールの排出を制限することを特徴とする。
また、本発明の車載装置は、操作部を有する第1ユニットと、モジュールを挿入するためのスロットを有する第2ユニットと、第1ユニットの操作部及び第2ユニットのスロットを覆う可動部と、可動部の動作を制御する制御部とを備え、第1ユニットの操作部のみを操作するときは、第2ユニットのスロットは露出しないように可動部を制御することを特徴とする。
また、本発明のモジュール排出方法は、モジュールを挿入するための複数のスロットを有する車載装置の各スロットからモジュールを排出する方法であって、各スロットにおけるモジュールの動作状態を検出するステップと、検出結果に応じてモジュールの排出を制御するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の車載装置によれば、スロットに挿入されたモジュールの動作状態を検出し、モジュール排出動作の制御を行なうので、車載装置の操作によってモジュールのデータを破損することを防止することができる。
以下図面を参照して、本発明に係る車載装置及びモジュール挿入方法について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
まず、本発明の車載装置のハードウエア構成の一実施形態について図2を用いて説明する。本発明の車載装置1は、第1コネクタ21を備えた第1スロット及び第2コネクタ22を備えた第2スロットが設けられたメインユニット3を有している。車載装置1には、メインユニット以外にも画像表示装置100や、CD/DVD再生装置104等基本的な装置が接続されている。各スロットには、拡張モジュール41〜44が挿入可能となっており、挿入後に各スロットは拡張モジュール41〜44との間で通信を行なうための複数の端子を備えている。ここで、拡張モジュールとは、車載装置とは分離したモジュールであって、車載装置の機能を拡張するものをいう。例えば、Bluetooth(登録商標)モジュール41、USBインターフェースモジュール42、デジタルTVモジュール43、ナビゲーションモジュール44等を拡張モジュールとして利用することができる。図2の実施例においては、USBインターフェースモジュール42及びデジタルTVモジュール43がスロットに挿入されている状態を示している。
各スロットの端子は、メインユニット3内に設けられた周辺ASIC5と接続されており、拡張モジュール42、43との間で通信を行なうことができる。図2においては、スロットに拡張モジュール42、43が挿入され、スロットに設けられた端子と電気的に接続された状態を示している。さらに、メインユニット3内には、周辺ASIC5を制御するための制御部6が設けられており、拡張モジュール42、43を制御することができる。このように、本発明の車載装置1は、複数の拡張モジュール42、43を同時に機能させるためのスロットを複数備えている点を特徴とする。
また、車載装置1に設けられた表示装置100はCD/DVDデッキ104の操作部及び第1コネクタ21が形成された第1スロット及び第2コネクタ22が形成された第2スロットを覆うように配置されており、CD/DVDデッキ104の操作部及び第1スロット、第2スロットにディスクを挿抜したり、モジュールを挿抜したりするときは、表示装置100はTILT機構制御モータ800により制御されている。
メインユニット3の電源はバッテリー101から供給され、電源マイコン102で制御されたレギュレータ103により電圧が調整されている。また、挿入された拡張モジュールへの電力の供給もレギュレータ103により行なわれている。
挿入された拡張モジュールからの画像信号は制御部6から表示装置100のマイコン105に送られ、所望の画像を表示している。また、車載装置の外部の画像情報をカメラ106から得ることができる。
制御部にはRAM107及びROM108が接続されており、RAM107には拡張モジュールを識別するためのモジュールID(MID)を格納することができ、ROM108には車載装置で使用可能なモジュールのMIDを格納することができる。
車載装置の外部にはGPS用アンテナ109、デジタルTV用アンテナ110、ラジオ用アンテナ111が設置されている。GPS用アンテナ109、デジタルTV用アンテナ110で受信した電波は、スロットの端子に供給され、ナビゲーション装置やデジタルTVチューナを拡張モジュールとして利用する場合に、受信した信号を供給することができる。また、車載装置1のメインユニット3には、AM/FMチューナ112が内蔵されており、ラジオ用アンテナ111で受信した信号をAM/FMチューナ112に供給することができる。
車載装置1のメインユニット3にはデジタル信号プロセッサ(DSP)113が内蔵されており、AM/FMチューナ112や、CD/DVDデッキ104、あるいはメモリオーディオ等の拡張モジュールからの音声信号をAMP114に供給することができ、これをスピーカ115から出力することができる。
Bluetooth(登録商標)モジュール41は、Bluetooth(登録商標)モジュールユニット411からの信号及びMID412信号を端子413に供給している。Bluetooth(登録商標)モジュール41を車載装置1のスロットに挿入した場合、Bluetooth(登録商標)モジュール41固有のMID412を車載装置1に送信し、RAM107またはROM108に予め格納されたIDと比較することにより、車載装置1で利用可能か否かが判断される。利用可能である場合には、制御部6において登録がなされ、表示装置100上で利用可能となったことがユーザに認識可能となる。
USBインターフェースモジュール42は、USBコネクタ421、マイコン422、RAM423及びレギュレータ424を備えている。USBインターフェースモジュール42を車載装置1のスロットに挿入した場合、USBコネクタ421に接続された外部機器からの信号及びUSBインターフェースモジュール42固有のMID425が端子426を介して車載装置1に送信される。このMID425をRAM107またはROM108に予め格納されたIDと比較することにより、車載装置1で利用可能か否かが判断される。利用可能である場合には、制御部6において登録がなされ、表示装置100上で利用可能となったことがユーザに認識可能となる。
デジタルチューナモジュール43は、チューナモジュール431を備えている。デジタルチューナモジュール43を車載装置1のスロットに挿入した場合、チューナモジュール431からの信号及びデジタルチューナモジュール43固有のMID432が端子433を介して車載装置1に送信される。このMID432をRAM107またはROM108に予め格納されたIDと比較することにより、車載装置1で利用可能か否かが判断される。利用可能である場合には、制御部6において登録がなされ、表示装置100上で利用可能となったことがユーザに認識可能となる。
ナビゲーションモジュール44は、GPSモジュール441、外部接続コネクタ442、ジャイロ443を備えている。ナビゲーションモジュール44を車載装置1のスロットに挿入した場合、GPSモジュール441、外部接続コネクタ442、ジャイロ443からの信号及びナビゲーションモジュール44固有のMID444が端子445を介して車載装置1に送信される。このMID432をRAM107またはROM108に予め格納されたIDと比較することにより、車載装置1で利用可能か否かが判断される。利用可能である場合には、制御部6において登録がなされ、表示装置100上で利用可能となったことがユーザに認識可能となる。
以上のようにして、車載機器に複数のスロットを設け、これらのスロットに種々の拡張モジュールを挿入して利用する場合に、モジュールの種類ごと、またはバージョンごとに固有のID(MID)を識別することにより、挿入されたモジュールの種類を把握することができ、不正に製造されたモジュール等の利用を防止することができる。
上記のように、スロットにモジュールを挿入して利用した後にモジュールを排出する場合には、モジュールのデータの破損を防止するためにモジュールの動作状態を管理しながらモジュール排出操作を行う必要がある。さらに、モジュール排出操作はデータの破損を伴う危険性があるため、モジュール排出操作を誤って行わないようにする必要がある。次に、モジュールの排出方法について説明する。
図3は、表示部1000を前面に備えた車載機器であって、スライド機構700によって表示部1000の下方を手前にスライドさせながら傾けることにより開閉可能となっている車載装置を例示している。図3(a)は車載装置1であって表示部1000が閉じた状態において前面から見た概略図である。表示部1000には表示装置100、外枠120、エスカッションキー301〜308が設けられている。エスカッションキー301〜308は車載装置1の機能を操作するために配置されている。図3(b)は図3(a)のA−Aにおける断面図を示している。表示装置100は外枠上部121と外枠下部122によって挟持されている。表示部1000の裏側には、車載機器筐体501内に内蔵されたディスクユニット400と、モジュール拡張ユニット502が内蔵されている。ディスクユニット400にはディスク用スロット401が設けられており、CD、DVD等の読み込み、書き込みが可能となっている。モジュール拡張ユニット502には、第2モジュール挿入用スロット201、第2コネクタ22が設けられており、第2モジュール挿入用スロット201の上部であって、第2コネクタの手前に第2センサ62を設けている。図3(b)においては、第2モジュール挿入用スロット201に拡張モジュールが挿入されている状態を示している。
次に、車載装置1からモジュールを排出する手順について説明する。図3(c)は、スライド機構700によって表示部1000を傾けて車載装置1の前面の一部を露出させた状態を示している。車載装置1のディスクユニット400のディスク用スロット401の端部にはディスク用イジェクトボタン402が設けられている。この状態では、ディスクの挿抜は可能であるが、モジュール拡張ユニットは表示部1000によって隠されているために、操作することはできない。
図3(d)は図3(c)のB−Bでの断面図を示しており、第2拡張モジュール52が第2モジュール挿入用スロット201に挿入された状態を示している。上記の通り、モジュール拡張ユニットは表示部1000によって隠されているため、モジュールを排出するためのスイッチを誤って操作する恐れはない。
次に、モジュールを排出する場合の動作手順について説明する。スライド機構700によって表示部1000が下まで下がりきると、図4(a)に示すように、モジュール拡張ユニット502が露出される。モジュール拡張ユニット502には、第1モジュール挿入用スロット200及び第2モジュール挿入用スロット201が設けられており、それらの端部にはモジュールイジェクトボタン202、203が設けられている。モジュールイジェクトボタン202、203はモジュールを排出するための物理的なスイッチである。また、図4(a)においては、第2モジュール挿入用スロット201に、第2拡張モジュール52が挿入された状態を示している。
第2拡張モジュール52を第2モジュール挿入用スロット201から排出する場合には、モジュールイジェクトボタン203を押下する。この1回目の操作において、モジュールが動作している場合には、データを保護する。このようにして、モジュールの排出を制限することにより、モジュールの動作中におけるデータの破壊を防止することができる。次に、データの保護が完了し、モジュールを排出可能な状態に遷移させた後に、モジュールイジェクトボタン203の2回目の操作により、モジュールの排出が行われる。
図4(a)のC−Cでの断面を図4(b)に示す。図4(b)に示すように、モジュールイジェクトスイッチ203の2回目の押下により、第2拡張モジュール52が操作側に排出される。このときは、表示部1000がスロットから排出されるモジュールとは接触しない位置にあるため、モジュールを破損する恐れはない。
排出はスロットから自動的に完全に排出されるようにしても良いが、一部のみ排出させ、ユーザが取り出せるようにしてもよい。一部のみを排出させ、表示部1000を元の位置に戻そうとすると、表示部1000の枠体上部121と接触することが考えられる。そこで、このような場合には、以下のようにしてモジュールと表示部1000との接触を回避することができる。即ち、第2拡張モジュール52の先端は、第2モジュール挿入用スロット201に設けられた第2センサ62の位置にあるため、モジュールが残っていることが検知できる。一方、第2拡張モジュール52の先端部は、車載装置1の第2モジュール挿入用スロット201に設けられた第2コネクタ端子とは接続されていないため、完全に挿入された状態ではない。そこで、このような場合には、表示部1000の動作を制限する。具体的には、図4(b)に示すように、排出が不完全な場合には第2拡張モジュール52が、第2モジュール挿入用スロット201から突き出た状態となることがあり、このとき表示部1000を元の位置に戻そうとすると外枠上部121と第2拡張モジュール52とが接触することとなり、第2拡張モジュール52が破損することとなる。この場合、モジュールの排出状態が不完全であると判断した場合には、表示部1000等の可動部分の動作を制限することによって、モジュールを破損することを防止することができる。
次に、最終的に表示部を元に戻した状態について説明する。図4(c)は表示部1000を元の位置に戻した場合に正面から見た図であり、図4(d)は図4(c)のD−Dでの断面図である。図4(d)に示すように、モジュールが完全に排出されたことを検知してから表示部を元の位置に戻しているため、モジュールを破損することなく、モジュールの挿入動作を行うことができる。
なお、本実施例においては、第2モジュール挿入用スロットに挿入したモジュールを排出する例を示したが、第1モジュール挿入用スロット200に挿入したモジュールを排出する場合にも、モジュールの動作状態を検出しながら排出操作を行うことにより、モジュールのデータを破壊することなく排出操作を行うことができる。この場合、第1モジュール挿入用スロット200及び第2モジュール挿入用スロット201の両者に挿入されたモジュールを排出する場合は、いずれか一方のスロットにおいて動作状態が検知された場合にはモジュールの排出を制限し、排出しようとするモジュールのデータ保護が完全に実行された後にモジュールの排出を可能とすることにより、モジュールが2つ挿入された場合に一方のモジュールを排出する場合であっても同様にモジュールのデータの破壊を抑制することができる。
次に、モジュールが挿入され表示部がスロットを覆っている状態(クローズ状態)から、表示部を手前に傾けてスロットを露出させてモジュールを排出する状態(オープン状態)までの一連の流れについて、図5のフローチャートを用いて更に詳しく説明する。まず、ステップS101において、モジュールのイジェクトボタンが押下されたか否かを判断する。押下されない場合は元に戻って押下待ちの状態となる。イジェクトボタンが押下された場合は、ステップS102において、ディスクメディアがCD/DVDユニットに挿入されているか否かを判断する。ディスクメディアが挿入されている場合は、ステップS103において、イジェクト画面が表示装置に表示される。具体的な表示画面を図6に示す。ここでは、ディスクメディアとしてDVDが挿入されている場合の例を示す。図6に示すように、ディスクメディア用の第1ボタン601、モジュール用の第2ボタン602及び第3ボタン603が表示され、画面に触れることで操作可能となっている。また、同画面にはスロットに挿入されているモジュールの種類も表示されている。ここでは、ナビゲーションモジュール(ナビ)とブルートゥースモジュール(BT)が挿入されている場合を示す。
次に、排出しようとする対象を図6の画面から選択する。ステップS104において、ディスクメディアの排出が選択されたか否かが判断される。図6における第1ボタン601に触れることで、ディスクメディアの排出が選択された場合には、表示部1000の傾き(TILT)をディスクユニットが現れるレベルまでに制限する(図3(d)参照)。このようにすることで、モジュール排出用のボタンは表示部に覆われたまま維持されるため、モジュールを誤って排出する操作を行うことを防止することができる。
ステップS104においてディスクメディアの排出ではない場合には、モジュールの排出が行われることとなるため、ステップS106において、表示部1000が完全にオープン状態となる(図4(b)参照)。次に、1回目のイジェクトボタンの押下によって排出が選択されたモジュールのデータ保護が行われ、モジュール排出のロック機構が解除される。ここで、ロック機構とは物理的にモジュールの排出を防止する機構をいう。さらにイジェクトボタンの2回目の押下が行われることにより、モジュールの排出が実行される。このようにして、モジュール排出前にデータ保護が行われているため、モジュールの排出によってデータの破壊が発生するのを防止することができる。
ステップS102において、ディスクメディアが挿入されていないと判断された場合には、ステップS107においてモジュールが複数のスロットのいずれかに挿入されているか否かが判断される。モジュールが複数のスロットのいずれにも挿入されていないと判断された場合には、ステップS108において、動作しているモジュールはないため、データ保護を行うことなく、モジュール表示部がオープン状態となる。
次に、ステップS107において、複数のスロットのいずれかにモジュールが挿入されていると判断された場合には、ステップS109において、挿入されたモジュールの数が2個以上であるか否かが判断される。挿入されているモジュールが1個だけである場合には、ステップS111において、モジュールの選択をすることなく、表示部はオープン状態となり、1回目のイジェクトボタンの操作により、モジュールのデータ保護が行われ、ロック機構が解除される。次に、2回目のイジェクトボタンの操作によってモジュールの排出が行われる。挿入されたモジュールが1個だけである場合には、排出しようとするモジュールを選択する必要がないため、モジュール選択画面を表示しないことにより、操作性を向上することができる。
次に、ステップS109において、スロットに挿入されているモジュールが2個以上ある場合には、ステップS110において、排出しようとするモジュールを選択するためのイジェクト画面を表示する。具体的には、図7に示すように、画面上に複数のモジュール選択用ボタンが表示される。例えば、ナビゲーションモジュール(ナビ)及びブルートゥース(登録商標)モジュール(BT)が挿入されている場合には、第1モジュール選択ボタン701及び第2モジュール選択ボタン702のいずれかに触れることで選択することができる。いずれか一方のモジュールが選択されると、ステップS112において、表示部はオープン状態となり、排出しようとするモジュールが挿入されたスロットに設けられたイジェクトボタンの1回目の操作により、モジュールのデータ保護が行われ、ロック機構が解除される。次に、2回目のイジェクトボタンの操作によってモジュールの排出が行われる。以上のようにして、複数のモジュールが挿入されている場合には、排出しようとするモジュールのみについてデータ保護を行っているため、排出対象ではないモジュールは動作を継続することができ、動作環境を乱すことなく、必要な排出操作のみを行うことができる。
上記の実施例においては、表示部1000がディスク駆動ユニット及びモジュール拡張ユニットを覆うようにして配置された例を示したが、表示画面が車載装置の前面の面積に比べて小さい場合には、モジュール挿入用スロットを表示画面と並べて配置しても良い。このような場合の実施例を図8に示す。ここでは、スロットの挿入口の前面に蓋を設けた場合について説明する。蓋を設けることによって、挿入するモジュールの色を蓋の色で隠すことができるため、車載装置の色彩上の統一感を持たせることができる。図8(a)は蓋を閉じた状態を示している。図8(a)に示すように、操作パネル前面には、表示部801、表示切替ボタン802、メニュー選択ボタン803、AM/FM切り替えボタン804、CD選択ボタン805、ディスク排出ボタン806、ボリューム807、SEEKボタン808、TRACKボタン809、CD挿入スロット810、が配置されており、表示部801の下部に蓋811が設けられている。蓋811の一部を一回押下すると蓋の上部を支点として蓋811の下部が跳ね上がるようにして蓋811が開く機構となっている。
蓋811が開いた上体の操作パネル前面の概略図を図8(b)に示す。蓋811を開くとモジュール挿入用スロットとインジケータが現れる。ここではスロットが2個の場合について例示する。スロットは第1スロット812と第2スロット813からなり、それぞれのスロットの右側に第1インジケータ814及び第2インジケータ815、第1イジェクトボタン816及び第2イジェクトボタン817が設けられている。第1イジェクトボタン816及び第2イジェクトボタン817はモジュールの排出を行なうための物理的なスイッチである。インジケータはデータ保護を実行する際に点灯し、ユーザに対してモジュール排出操作を行わないように注意喚起をすることができる。
次に、上記のように蓋を設けた場合のモジュールの排出シーケンスについて図9のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS201において、蓋のオープン操作がされたか否かを判断する。オープン動作がされない場合は元に戻ってオープン操作の待ち状態となる。蓋のオープン操作がされた場合は、ステップS202において、複数のスロットのいずれかにモジュールが挿入されているか否かが判断される。モジュールが複数のスロットのいずれにも挿入されていない場合には、ステップS203において、モジュール排出操作は無効であると判断される。
ステップS202において、複数のスロットのいずれかにモジュールが挿入されていると判断されると、ステップS204において、挿入されたモジュールの数が2個以上であるか否かが判断される。2個以上挿入されている場合には、ステップS205において、排出しようとするモジュールが挿入されたスロットのイジェクトボタンが押下されるのを待つ状態となる。ステップS205において、排出しようとするモジュールが挿入されたスロットのイジェクトボタンが1回押下されると、ステップS206において、排出しようとするモジュールのデータ保護が行われ、データ保護の完了後にロック機構が解除される。次に、イジェクトボタンの2回目の押下がなされると、モジュールが排出される。
ステップS204において、挿入されているモジュールが1個のみの場合は、排出しようとするモジュールは選択する必要がないので、イジェクトボタンを押下することなく、モジュールのデータ保護が行われ、データ保護完了後にロック機構の解除が行われる。ロック機構の解除後にイジェクトボタンを押下することによりモジュールの排出が行われる。以上のように、挿入されたモジュールの数によって、データ保護のタイミングを制御しているので、ユーザが無駄な操作を行うことを防止している。また、1回目のイジェクトボタンの押下によってモジュールのデータ保護を行い、データ保護完了後にモジュールの排出を実行可能としているため、モジュールの排出によってデータが破壊されるのを抑制することができる。さらに、モジュールが複数挿入されている場合には、排出しようとするモジュールのみについてデータ保護を行うようにしているため、排出対象ではないモジュールは動作を継続することができ、動作環境を乱すことなくモジュールの排出操作を行うことができる。
上記の実施例においてはイジェクトボタンを有する場合について説明したが、イジェクトボタンの代わりにモジュール交換ボタンを有していても同様に本発明を適用することができる。モジュール交換用ボタンは挿入されているモジュールを排出し、別のモジュールを挿入する場合に用いる場合が想定されるが、実質的な操作内容はイジェクト操作と同様である。
以上の説明においては、メインユニットが、モジュールを挿入するためのスロットを2個有する場合を示したが、3個以上であっても同様に本発明を適用できる。
1 車載装置
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
3 メインユニット
41 拡張モジュール
42 拡張モジュール
43 拡張モジュール
44 拡張モジュール
5 周辺ASIC
51 第1拡張モジュール
52 第2拡張モジュール
6 制御部
62 センサ
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
3 メインユニット
41 拡張モジュール
42 拡張モジュール
43 拡張モジュール
44 拡張モジュール
5 周辺ASIC
51 第1拡張モジュール
52 第2拡張モジュール
6 制御部
62 センサ
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
Claims (12)
- モジュールを挿入するための複数のスロットと、
前記スロットに挿入されたモジュールを排出するためのスイッチと、
前記スロットに挿入されたモジュールの動作状態及び前記スロットからのモジュールの排出を制御する制御部とを備え、
前記モジュールが動作している状態において前記スイッチが操作されたときは前記モジュールの排出を制限することを特徴とする車載装置。 - 前記スイッチが1回操作されたときにモジュールを排出可能な状態に遷移し、
前記スイッチの2回目の操作がされたときにモジュールを排出することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。 - 前記スイッチが1回操作されたときに前記モジュールのデータを保護することを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
- 前記スイッチが1回操作されたときに前記モジュールの動作を終了することを特徴とする請求項2または3に記載の車載装置。
- 前記スイッチは車載装置に接続された表示画面上に表示されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の車載装置。
- 前記スイッチは車載装置に設けられた物理的スイッチであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の車載装置。
- 操作部を有する第1ユニットと、
モジュールを挿入するためのスロットを有する第2ユニットと、
前記第1ユニットの操作部及び前記第2ユニットのスロットを覆う可動部と、
前記可動部の動作を制御する制御部とを備え、
前記第1ユニットの操作部のみを操作するときは、前記第2ユニットのスロットは露出しないように前記可動部を制御することを特徴とする車載装置。 - 前記第1ユニットはディスク駆動用ユニットであることを特徴とする請求項7に記載の車載装置。
- 前記可動部は表示装置を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の車載装置。
- 前記可動部は前記第2ユニットのスロットをカバーする蓋を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の車載装置。
- モジュールを挿入するための複数のスロットを有する車載装置の各スロットからモジュールを排出する方法であって、
各スロットにおけるモジュールの動作状態を検出するステップと、
前記検出結果に応じてモジュールの排出を制御するステップと、
を有することを特徴とするモジュール排出方法。 - 前記モジュールが動作している場合には前記モジュールのスロットからの排出を制限することを特徴とする請求項11のモジュール排出方法。
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JP (1) | JP2009286360A (ja) |
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2008
- 2008-05-30 JP JP2008143736A patent/JP2009286360A/ja not_active Withdrawn
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