JP2009286226A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調の快適性を損なうことなく、車両の走行性能を充分確保することができる車両用空調装置を実現する。
【解決手段】発電機37により蓄電される高電圧バッテリ38、温水と車室内へ送風する空気とを熱交換するヒータコア2、温水を加熱する電気ヒータ22、温水を循環させるポンプ31、冷媒を圧縮する電動式圧縮機5、放熱器6、減圧器7及び蒸発器4を有する冷却手段S、目標水温TWOに基づいて電気ヒータ22及び目標熱交換後吹出温度TEOに基づいて電動式圧縮機5を制御する空調制御装置40、エアコン許可電力ACWを設定する車両側制御装置50を備える車両用空調装置において、空調制御装置40は、車両側制御装置50から指令されたエアコン許可電力ACW内で、電気ヒータ22と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振る。これにより、空調の快適性を損なうことなく、車両の走行性能を充分確保することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電機により充電される車両用バッテリを有する車両に搭載される車両用空調装置に関するものであり、特に、車室内の空気を冷却する冷却手段と車室内の空気を加熱する加熱手段とに供給する電源の制御に関する。
従来、この種の車両用空調装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。すなわち、この車両用バッテリから暖房用の電力が供給される装置では、熱媒体である温水と車室内へ送風する空気とを熱交換する温水式熱交換手段と、この温水式熱交換手段へ供給する温水を加熱する温水生成装置と、温水を温水式熱交換手段と温水生成装置へ循環させる温水循環手段とを備えている。
そして、温水生成装置には、車両用バッテリの電源電圧によって発熱する抵抗式の発熱体からなる電気ヒータ等の加熱手段によって、水を加熱するように構成されている。温水式熱交換手段は、ヒータコアであって、温水生成装置によって生成された温水にて室内に吹き出す空気を加熱する暖房用熱交換器である。
また、車両用バッテリから冷房用の電力が供給される空調装置では、冷媒を圧縮する電動式圧縮機、凝縮器、減圧器及び蒸発器からなる車室内へ送風する空気を冷却する冷却手段を備えている。電動式圧縮機が車両用バッテリの電源電圧によって駆動するように構成されている。
特開2004−106634号公報
しかしながら、高電圧(例えば、50V〜300V程度)の車両用バッテリを充電する発電機を有する、例えば電気自動車等の車両においては、発電量が限られているため、加熱手段と冷却手段とが最大出力で駆動されると、過剰に車両用バッテリの蓄電電力を消費してしまい車両の走行に支障をきたす恐れがある。しかも、車両用バッテリが過放電により故障してしまうという問題がある。更に、加熱手段もしくは冷却手段のいずれか一方の使用電力を規制すると、暖房能力もしくは冷房能力の不足が発生して快適性が損なわれるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、空調の快適性を損なうことなく、車両の走行性能を充分確保することができる車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、発電機(37)によって充電される車両用バッテリ(38)と、熱媒体である温水と車室内へ送風する空気とを熱交換する温水式熱交換手段(2)と、車両用バッテリ(38)から電源が供給され、温水式熱交換手段(2)へ供給する温水を加熱する加熱手段(22)と、温水を温水式熱交換手段(2)と加熱手段(22)へ循環させる温水循環手段(31)と、車両用バッテリ(38)から電源が供給され、冷媒を圧縮する電動式圧縮機(5)、放熱器(6)、減圧器(7)及び蒸発器(4)を有し、車室内へ送風する空気を冷却する冷却手段(S)と、温水の目標水温(TWO)に基づいて加熱手段(22)を制御するとともに、蒸発器(4)から吹き出される目標熱交換後吹出温度(TEO)に基づいて電動式圧縮機(5)を制御する空調制御手段(40)と、車両用バッテリ(38)の電源電力に応じてエアコン許可電力(ACW)を設定する車両側制御手段(50)とを備える車両用空調装置において、
空調制御手段(40)は、車両側制御手段(50)から指令されたエアコン許可電力(ACW)内で、加熱手段(22)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、加熱手段(22)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことなく、車両の走行性能を充分確保することができる。
請求項2に記載の発明では、発電機(37)によって充電される車両用バッテリ(38)と、この車両用バッテリ(38)から電源が供給され、車室内へ送風する空気を加熱する加熱手段(27)と、車両用バッテリ(38)から電源が供給され、冷媒を圧縮する電動式圧縮機(5)、放熱器(6)、減圧器(7)及び蒸発器(4)を有し、車室内へ送風する空気を冷却する冷却手段(S)と、車室内へ送風する空気を目標吹出空気温度(TAO)に基づいて加熱手段(27)を制御するとともに、蒸発器(4)から吹き出される目標熱交換後吹出温度(TEO)に基づいて電動式圧縮機(5)を制御する空調制御手段(40)と、車両用バッテリ(38)の電源電力に応じてエアコン許可電力(ACW)を設定する車両側制御手段(50)とを備える車両用空調装置において、
空調制御手段(40)は、車両側制御手段(50)から指令されたエアコン許可電力(ACW)内で、加熱手段(27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、車室内へ送風する空気を加熱する加熱手段(27)においても、加熱手段(27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことなく、車両の走行性能を充分確保することができる。
請求項3に記載の発明では、空調制御手段(40)には、外気温度(TAM)に応じて加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、空調制御手段(40)は、使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、使用割合設定制御手段(40a)、即ち空調熱負荷に応じて、加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合が明確となるため、加熱手段(22、27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことがない。
請求項4に記載の発明では、空調制御手段(40)は、外気温度(TAM)の上昇に応じて加熱手段(22、27)よりも電動式圧縮機(5)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴としている。この発明によれば、空調(冷房)用熱負荷に応じて、電動式圧縮機(5)を上限の許可電力で駆動させることができる。
請求項5に記載の発明では、空調制御手段(40)には、目標吹出空気温度(TAO)に応じて加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、空調制御手段(40)は、使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、使用割合設定制御手段(40a)即ち空調熱負荷に応じて、加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合が明確となるため、加熱手段(22、27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことがない。
請求項6に記載の発明では、空調制御手段(40)は、目標吹出空気温度(TAO)の上昇に応じて電動式圧縮機(5)よりも加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴としている。この発明によれば、空調(暖房)用熱負荷に応じて、加熱手段(22、27)を上限の許可電力で駆動させることができる。
請求項7に記載の発明では、空調制御手段(40)には、設定温度(Tset)に応じて加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、空調制御手段(40)は、使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、使用割合設定制御手段(40a)即ち設定温度(Tset)に応じて、加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合が明確となるため、加熱手段(22、27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことがない。
請求項8に記載の発明では、空調制御手段(40)は、設定温度(Tset)の上昇に応じて電動式圧縮機(5)よりも加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴としている。この発明によれば、設定温度(Tset)の上昇に応じて、加熱手段(22、27)を上限の許可電力で駆動させることができる。
請求項9に記載の発明では、空調制御手段(40)には、エアミックスドア(10)のドア開度(SW)に応じて加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、空調制御手段(40)は、使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、使用割合設定制御手段(40a)即ちエアミックスドア(10)のドア開度(SW)に応じて、加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合が明確となるため、加熱手段(22、27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことがない。
請求項10に記載の発明では、空調制御手段(40)は、エアミックスドア(10)のドア開度(SW)において、ドア開度(SW)がMax−Hot側に開かれたときに、電動式圧縮機(5)よりも加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴としている。この発明によれば、ドア開度(SW)がMax−Hot側に開かれたときに、加熱手段(22、27)を上限の許可電力で駆動させることができる。
請求項11に記載の発明では、空調制御手段(40)には、吹出口モードに応じて加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、空調制御手段(40)は、使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴としている。
この発明によれば、使用割合設定制御手段(40a)即ち吹出口モードに応じて、加熱手段(22、27)と電動式圧縮機(5)との電力使用割合が明確となるため、加熱手段(22、27)及び電動式圧縮機(5)のそれぞれをエアコン許可電力(ACW)内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。これにより、空調の快適性を損なうことがない。
請求項12に記載の発明では、空調制御手段(40)は、吹出口モードにおいて、フット吹出モードのときに、電動式圧縮機(5)よりも加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴としている。この発明によれば、フット吹出モードのときに、加熱手段(22、27)を上限の許可電力で駆動させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態における車両用空調装置を図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。図2は、使用割合設定制御手段における外気温度TAMと電動式圧縮機の電力使用割合αとの関係を示す特性図である。図3は、空調制御装置における電気ヒータの制御を示すフローチャートである。図4は、電気ヒータの出力Wと電源電圧Vとの関係を示す特性図である。
図5は、空調制御装置における電動式圧縮機の制御を示すフローチャートである。図6は、上限許可電力Wmaxに応じて区分した領域A乃至Dと圧縮機消費電力Wとの関係を示す特性図である。本実施形態の車両用空調装置は、例えば、電気自動車等の高電圧の車両用バッテリを充電する発電機を有する車両に適用される。
車両用空調装置は、図1に示すように、温水式熱交換手段であるヒータコア2を収納する空調ユニット1、温水を加熱する温水生成装置20、温水をヒータコア2と温水生成装置20へ循環させる循環回路30、温水生成装置20及び電動式圧縮機5に電源を供給する電源供給装置35、空調制御手段である空調制御装置(ECU)40及び車両側制御手段である車両側制御装置50から構成されている。
空調ユニット1は、自動車の車室内前部の計器盤下方において、車両左右方向の略中央部から助手席側にわたって配置されている。本実施形態の空調ユニット1の通風系は、大別すると、送風機8と空調ダクト3との2つの部分に分かれている。
送風機8は、空調ダクト3の空気流れの上流側に配置されて、ブロワ8aとブロワモータ8bとから構成されている。送風機8は、空調ダクト3内において、車室内に向かう空気流を発生させる送風手段である。ブロワモータ8bは、空調制御装置40により制御される。送風機8の吸入側には、送風機8に導く車室内空気(内気)及び車室外空気(外気)のいずれか一方の空気を切り替える内外気切替箱9が設けられている。
内外気切替箱9には、内外気切替ドア9aが配設されており、この内外気切替ドア9aは、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、内気導入口と外気導入口の開度を変更する吸込口切替手段である。
空調ダクト3は、車室内に吹き出す空気の通路を構成するダクト手段であって、この空調ダクト3の空気流れの上流側には、車室内に吹き出す空気を冷却する蒸発器4が配置されている。蒸発器4は、低温側の熱を高温側に移動させる冷却手段である蒸気圧縮式冷凍機Sの低圧側熱交換器である。蒸気圧縮式冷凍機Sは、電動式圧縮機5、この電動式圧縮機5から吐出した高温高圧の冷媒を冷却する放熱器6、放熱器6にて冷却された高圧冷媒を減圧膨張させる減圧器7等からなるもので、本実施形態では、電動式圧縮機5を電動モータにて駆動している。
蒸発器4の空気流れの下流側には、蒸発器4から吹き出される熱交換後吹出温度TEを検出する熱交換後温度センサ11が設けられている。電動式圧縮機5は、熱交換後温度センサ11で検出された熱交換後吹出温度TEを目標熱交換後吹出温度TEOになるように空調制御装置40により制御される。また、車両側には、外気温度TAMを検出する外気温度センサ12が設けられている。外気温度センサ12で検出された外気温度TAMは、空調制御装置40に入力するように接続されている。
更に、蒸発器4の空気流れの下流側、即ち熱交換後温度センサ11の下流側には、ヒータコア2が設けられている。ヒータコア2は、蒸発器4を通過した空気を温水と熱交換して加熱する加熱用熱交換器である。本実施形態のヒータコア2には、温水生成装置20で加熱された温水を循環するようになっている。
また、ヒータコア2の空気流れの上流側には、ヒータコア2を迂回して冷風が流れる冷風と、ヒータコア2を通過して温風が流れる温風との混合割合を調整するエアミックスドア10が回動自在に配設されている。エアミックスドア10は、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、車室内に吹き出す空調風の吹出温度を調整する吹出温度調節手段である。
次に、温水生成装置20について述べる。温水生成装置20は、加熱手段である電気ヒータ22と内部を温水が流れるパイプ21とから構成されている。温水が流れるパイプ21のうち、上側が凸となるように略U字状に屈曲した部位には、シーズヒータ等の電気ヒータ22が外壁面に接触した状態で配置されている。パイプ21と電気ヒータ22とは、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属内に埋設された状態で一体化されている。
保護ケーシング23は、電気ヒータ22部分を覆って電気ヒータ22及びパイプ21を保護するカバーである。保護ケーシング23の内壁側には、樹脂やグラスウール等の断熱材が設けられている。
循環回路30は、上記パイプ21を延出させて、温水生成装置20とヒータコア2との間を接続するように形成されている。循環回路30には、温水循環手段であるポンプ31及びリザーブタンク32が配設されている。ポンプ31は、温水を循環させる電気式のポンプであり、パイプ21内を流れる温水を温水生成装置20からヒータコア2へと循環させる。リザーブタンク32は、循環回路30内を循環する温水量の変動を吸収するものであり、ポンプ31とヒータコア2との間に配置されている。
この循環回路30には、加熱保護温度センサ24と水温センサ25とが設けられている。加熱保護温度センサ24は、パイプ21のうち、電気ヒータ22によって加熱される部位の温水出口21a側にてパイプ21の壁面温度を検出することにより、間接的に温水出口21a側における温水温度、即ち電気ヒータ22の発熱温度上昇に応じて上昇変化する温度を検出する温度検出手段を成すものである。
水温センサ25は、加熱保護温度センサ24と同じように、パイプ21のうち、ヒータコア2の温水入口2aにてパイプ21の壁面温度を検出することにより、間接的に温水の温度を検出する。水温センサ25は、加熱保護温度センサ24より温水流れ下流側の温水の温度を検出する。
電源供給装置35は、パワーアンプ36、発電機37及び車両用バッテリである高電圧バッテリ38から構成されており、パワーアンプ36と高電圧バッテリ38、電動式圧縮機5と高電圧バッテリ38及び高電圧バッテリ38と発電機37は、それぞれ電源供給線54により電気的に接続されている。
本実施形態では、パワーアンプ36と高電圧バッテリ38とを繋ぐ電源供給線54が中途で分岐して電動式圧縮機5に繋げられているが、電源供給線54を高電圧バッテリ38と電動式圧縮機5とを直接繋ぐように構成しても良い。
パワーアンプ36は、電圧増幅器であり、電気ヒータ22に電力を供給するように接続されるとともに、空調制御装置40により制御されるように接続されている。また、電動式圧縮機5は、空調制御装置40により制御されるように接続されている。
発電機37は、高電圧バッテリ38を高電圧(例えば、50V〜300V程度)に充電するための発電手段であり、車両側制御装置50より制御される。高電圧バッテリ38は、車両に搭載された各種電気部品に電源を供給するための上記高電圧の電源電圧Vを有する蓄電池である。
また、電源供給装置35には、高電圧バッテリ38の電源電圧Vを検出するための電圧センサ39が設けられている。電圧センサ39で検出された電圧情報が車両側制御装置50に入力するように電気的に接続されている。そして、車両側制御装置50は、電圧センサ39で検出された電圧情報に応じて、発電機37の駆動を制御している。
ところで、本実施形態の車両側制御装置50には、エアコン許可電力ACWを算出するエアコン許可電力演算制御手段50aが設けられている。このエアコン許可電力演算制御手段50aは、高電圧バッテリ38の電源電力のうち、電気ヒータ22及び電動式圧縮機5に供給可能な電力を求めるものである。なお、車両側制御装置50には、エアコン許可電力演算制御手段50a以外に車両走行用の許可電力等を算出する各種演算制御手段が設けられている。
空調制御装置40は、加熱保護温度センサ24、水温センサ25、外気温度センサ12及び熱交換後温度センサ11で検出された温度情報を入力するとともに、電動式圧縮機5、パワーアンプ36及びポンプ31等の空調用電気機器を制御している。
そして、本実施形態の空調制御装置40には、図2に示すような特性を有する使用割合設定制御手段40aが設けられている。この使用割合設定制御手段40aは、外気温度TAMに応じて電気ヒータ22と電動式圧縮機5との電力使用割合(%)を設定するための特性であって、予め空調制御装置40内のROMに記憶されている。
ROM内には、図2に示す特性、即ち外気温度TAMと電動式圧縮機5の電力使用割合αとの関係を示す特性グラフが記憶されている。従って、外気温度TAMを指令すると、電動式圧縮機5及び電気ヒータ22の電力使用割合が設定可能となっている。例えば、外気温度TAMが0℃であれば、電動式圧縮機5の電力使用割合αは約25%であり、電気ヒータ22の電力使用割合(1−α)は、約75%と設定することができる。
これにより、エアコン許可電力ACWを電気ヒータ22と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることができる。また、図2に示す特性では、外気温度TAMの上昇に応じて電気ヒータ22よりも電動式圧縮機5に使用可能な電力を多く割り振るように構成していることにより、空調熱負荷に応じて、電動式圧縮機5を上限の許可電力Wで駆動させることができる。
更に、車両用空調装置40に使用割合設定制御手段40aを設けて、電気ヒータ22と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることにより、空調熱負荷に応じて、電気ヒータ22と電動式圧縮機5との電力使用割合が明確となるため、電気ヒータ22及び電動式圧縮機5のそれぞれをエアコン許可電力ACW内の電力使用割合の上限で駆動させることができる。
そして、空調制御装置40と車両側制御装置50とは、通信線55により電気的に接続されている。この通信線55を介して、例えば、電圧センサ39で検出された高電圧バッテリ38の電圧情報が車両側制御装置50から空調制御装置40に発信される。また、車両側制御装置50からエアコン許可電力演算制御手段50aで算出されたエアコン許可電力ACWを空調制御装置40に指令するようになっている。
次に、本実施形態の特徴的作動を図3及び図5に示すフローチャートに基づいて説明する。図3は、電気ヒータ22の制御を示すフローチャートである。まず、空調装置の始動(または暖房)スイッチが投入されると、電気ヒータ22の作動の制御処理が開始されるとともに、ポンプ31が駆動される。ポンプ31が駆動されることにより、循環回路30内の水が、ヒータコア2と温水生成装置20との間で循環される。
ステップS110にて、入力処理が行われる。ここでは、水温センサ25で検出された温水の温度TW、外気温度センサ12で検出された外気温度TAM、車両側制御装置50から指令されるエアコン許可電力ACW等を読み込む。そして、ステップS120において、電気ヒータ22の上限許可電力Wmaxを算出する。
ここで、上限許可電力Wmaxは、『Wmax=(1−α)×ACW』の計算式により算出される。前述したように、読み込まれた外気温度TAMに基づいて、図2から電動式圧縮機5の電力使用割合αを求める。そして、電気ヒータ22の電力使用割合(1−α)を求める。求めた電気ヒータ22の電力使用割合(1−α)と読み込まれたエアコン許可電力ACWとの積により上限許可電力Wmaxを求める。これにより、エアコン許可電力ACW内で、電気ヒータ22で使用可能な上限の許可電力Wmaxを割り振ることができる。
そして、ステップS130において、電気ヒータ22の上限電圧Vmaxを算出する。例えば、ニクロム線等の抵抗式のこの種の電気ヒータ22では、電気ヒータの出力Wと電源電圧Vとの関係が、図4に示すように、W=V/Rとなっている。つまり、この式において、Rはニクロム線の抵抗であって、出力Wは電圧Vの2乗に比例する特性となっている。
このため、W=V/Rから上限電圧Vmax=√(Wmax×R)を算出することができる。そして、ステップS140にて、目標水温TWOを算出する。この目標水温TWOは、ヒータコア2に流入する温水の目標温度であって、別途ヒータコア2の必要暖房能力に基づいて算出される。この必要暖房能力は、空調ダクト3から吹き出される目標吹出空気温度TAOに基づいて算出され、かつ目標吹出空気温度TAOは、周知のように、内気温度TR、外気温度TAM及び日射量TS等から求められる車両の空調熱負荷(冷房熱負荷または暖房熱負荷)に基づいて算出されている。
そして、ステップS150にて、読み込まれた水温TWが目標温度TWOとなる必要電力(目標加熱能力)WOを算出する。そして、ステップS160にて、この必要電力(目標加熱能力)WOから必要電圧VO=√(WO×R)を算出する。そして、ステップS170にて、フィードバック制御するための仮制御値VO(n)を算出する。
ここで、仮制御値VO(n)は、『VO(n)=VO(n−1)+K(E(n)−E(n−1)+Θ/T×E(n))』の計算式より算出される。この算出式において、VO(n−1)は先回のVO(n)値、Kは比例定数、E(n−1)は先回のE(n)値、Tは積分定数、Θはサンプリング周期である。また、E(n)は、(TW−TWO)から算出する。
そして、ステップS180にて、電気ヒータ22への出力値(Vout)を決定する。具体的には、ステップS170で算出した仮制御値VO(n)が、ステップ130で算出した上限電圧Vmaxよりも小さいときは、この仮制御値VO(n)を出力値(Vout)として決定する。逆に、ステップS170で算出した仮制御値VO(n)が、ステップ130で算出した上限電圧Vmaxよりも大きいときは、上限電圧Vmaxを出力値(Vout)として決定する。
そして、ステップS190にて、パワーアンプ36に出力値(Vout)を送信する。パワーアンプ36では、出力値(Vout)が電気ヒータ22に印加される。このような制御を行うことにより、電気ヒータ22で使用可能な上限の許可電力Wmax内において、必要電圧VOを電気ヒータ22に印加させることができる。従って、暖房熱負荷に応じて、必要なときに、必要な温水の加熱能力を確保することができる。これにより、空調装置の暖房の快適性を損なうことがなく、車両の走行性能を充分確保することができる。
次に、電動式圧縮機5の特徴的作動について図5に基づき説明する。まず、空調装置の始動スイッチが投入されると、電動式圧縮機5の制御処理が開始される。ステップS210にて、入力処理が行われる。ここでは、熱交換後温度センサ11で検出された蒸発器4から吹き出される熱交換後吹出温度TE、外気温度センサ12で検出された外気温度TAM、車両側制御装置50から指令されるエアコン許可電力ACWを読み込む。
そして、ステップS220において、電動式圧縮機5の上限許可電力Wmaxを算出する。ここで、上限許可電力Wmaxは、『Wmax=α×ACW』の計算式により算出される。読み込まれた外気温度TAMに基づいて、図2から電動式圧縮機5の電力使用割合αを求める。そして、求めた電力使用割合αと読み込まれたエアコン許可電力ACWとの積により、電動式圧縮機5の上限許可電力Wmaxを算出する。これにより、エアコン許可電力ACW内で、電動式圧縮機5で使用可能な上限許可電力Wmaxを割り振ることができる。
そして、ステップS230にて、目標熱交換後吹出温度TEOを算出する。この目標熱交換後吹出温度TEOは、蒸発器4から吹き出される目標の吹出空気の温度である。そして、ステップS240にて、電動式圧縮機5の必要冷却電力(WO)及び目標回転数(NO)を算出する。具体的には、読み込まれた熱交換後吹出温度TEが目標熱交換後吹出温度TEOとなる目標冷却能力を電動式圧縮機5の必要冷却電力(WO)として算出するとともに、この必要冷却電力(WO)から電動式圧縮機5の目標回転数(NO)を算出する。
この必要冷却電力(WO)は、空調ダクト3から吹き出される目標吹出空気温度TAOに基づいて算出され、かつ目標吹出空気温度TAOは、内気温度TR、外気温度TAM及び日射量TS等から求められる車両の空調熱負荷(冷房もしくは暖房熱負荷)に基づいて算出されている。
そして、ステップS250にて、フィードバック制御するための仮制御値NO(n)を算出する。ここで、仮制御値NO(n)は、『NO(n)=NO(n−1)+K(E(n)−E(n−1)+Θ/T×E(n))』の計算式により算出される。この算出式において、NO(n−1)は先回のNO(n)値、Kは比例定数、E(n−1)は先回のE(n)値、Tは積分定数、Θはサンプリング周期である。また、E(n)は、(TE−TEO)から算出する。
次に、算出した仮制御値NO(n)を、上記ステップS220で許可された上限許可電力Wmaxに応じて区分された領域A乃至Dから電動式圧縮機5への出力値(NOout)を決定する。領域A乃至Dは、図6に示すように、圧縮機消費電力Wに対し、ステップS220で算出した許可電力Wmaxに応じて4区分に分けられており、領域Aは、Wmax−A(例えば、A=100w程度)以下の領域となっている。
また、領域Bは、Wmax−A以上からWmax以下の領域で、領域Cは、Wmax以上からWmax+B(例えば、B=100w程度)以下の領域で、領域Dは、Wmax+B以上の領域となっている。領域A及びBは、上限許可電力Wmax以下の圧縮機消費電力Wに区分され、領域C及びDは、上限許可電力Wmax以上の圧縮機消費電力Wに区分されることになる。
そのため、次のステップS260〜S263にて、ステップS250で算出した仮制御値NO(n)がどの領域に区分されているかを判定し、該当する領域に応じて出力値(NOout)として決定する。より具体的には、ステップS260にて、ステップS250で算出した仮制御値NO(n)が領域Aに該当するか否かを判定する。ここで、仮制御値NO(n)が領域Aに該当しておれば、ステップS271にて、この仮制御値NO(n)を出力値(NOout)として決定する。
ここで、仮制御値NO(n)が領域Aに該当しない場合は、ステップS261に移行して、領域Bに該当するか否かを判定する。ここで、仮制御値NO(n)が領域Bに該当しておれば、ステップS262に移行する。そして、ステップS262にて、仮制御値NO(n)が先回の仮制御値NO(n−1)よりも大きいか否かを判定する。ここで、仮制御値NO(n)が先回の仮制御値NO(n−1)よりも小さい場合は、ステップS272にて、仮制御値NO(n)を出力値(NOout)として決定する。
つまり、出力値(NOout)は、先回の仮制御値NO(n−1)よりも小さい目標回転数NOになっている。逆に、ここで、仮制御値NO(n)が先回の仮制御値NO(n−1)よりも大きい場合は、ステップS273において、仮制御値NO(n)を先回の仮制御値NO(n−1)と同等とみなして、先回の仮制御値NO(n−1)を出力値(NOout)として決定する。このように、ステップS261にて、仮制御値NO(n)が領域Bに該当している場合は、目標回転数NOの上昇を禁止する出力値(NOout)を決定している。
そして、ステップS261にて、仮制御値NO(n)が領域Bに該当しない場合は、ステップS263にて、領域Cに該当するか否かを判定する。ここで、仮制御値NO(n)が領域Cに該当しておれば、ステップS274にて、仮制御値NO(n)から約100回転数減らした目標回転数NOを出力値(NOout)として決定する。
つまり、仮制御値NO(n)が領域Cに該当している場合は、目標回転数NOを下降する出力値(NOout)を決定している。これにより、領域Cでは、先回の仮制御値NO(n)よりも目標回転数NOを下降させているため、出力値(NOout)がWmax+Bの許可電力内となる。
そして、ステップS263で、仮制御値NO(n)が領域Cに該当しない場合、即ち仮制御値NO(n)が領域Dに該当する場合は、ステップS275にて、仮制御値NO(n)を回転数0に置き換えて、出力値(NOout)として決定する。つまり、仮制御値NO(n)が領域Dに該当している場合は、電動式圧縮機5を停止させる出力値(NOout)を決定している。これにより、領域Dでは、出力値(NOout)が回転数0、即ち停止されるため、Wmax+Bの許可電力を超えることがない。
そして、ステップS280にて、電動式圧縮機5に決定された出力値(NOout)を送信する。これにより、車両用制御装置40から送信された出力値(NOout)により電動式圧縮機5が駆動される。
このような制御を行うことにより、電動式圧縮機5が使用可能な上限の許可電力Wmax内において、必要冷却電力WOに応じた目標回転数NOで電動式圧縮機5を駆動させることができる。従って、冷房熱負荷に応じて、必要なときに、必要な冷却能力を確保することができる。これにより、空調装置の快適性を損なうことがなく、車両の走行性能を充分確保することができる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、空調制御装置40に外気温度TAMに応じて電動式圧縮機5の電力使用割合α(%)を設定する使用割合設定制御手段40aを設けたが、目標吹出空気温度TAOに応じて電気ヒータ22の電力使用割合β(%)を設定する使用割合設定制御手段40aを設けても良い。
図7は、本実施形態における使用割合設定制御手段の目標吹出空気温度TAOと電気ヒータの電力使用割合βとの関係を示す特性図である。本実施形態の空調制御装置40には、図7に示す特性を有する使用割合設定制御手段40aが設けられている。ROM内には、予め目標吹出空気温度TAOと電気ヒータ22の電力使用割合β(%)との関係を示す特性グラフが記憶されている。従って、目標吹出空気温度TAOを指令すると、電気ヒータ22及び電動式圧縮機5の電力使用割合が設定可能となっている。
例えば、目標吹出空気温度TAOが0℃であれば、電気ヒータ22の電力使用割合βは約25%であり、電動式圧縮機5の電力使用割合(1−β)は、約75%と設定することができる。これにより、第1実施形態と同じように、エアコン許可電力ACWを電気ヒータ22と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることができる。
また、図7に示す特性では、目標吹出空気温度TAOの上昇に応じて電動式圧縮機5よりも電気ヒータ22に使用可能な電力を多く割り振るように構成していることにより、暖房用熱負荷に応じて、電気ヒータ22を上限の許可電力Wmax内で駆動させることができる。
(第3実施形態)
以上の実施形態では、加熱手段である電気ヒータ22を用いてヒータコア2に流入する温水を加熱するように構成したが、加熱手段である電気ヒータ27を用いて空調ダクト3内に送風される空気を加熱するように構成しても良い。
図8は、本実施形態における車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。本実施形態の車両用空調装置では、図8に示すように、ヒータコア2の代わりに電気ヒータ27を配置している。これにより、電気ヒータ27を通過した空気が加熱されるように構成される。
例えば、電気ヒータ22は、電気ヒータ本体27aと熱交換部27bとから構成されている。電気ヒータ本体27aは、シーズヒータ等の抵抗式の発熱部から構成されている。そして、発熱部の外郭には、複数の板状のフィンからなる熱交換部27bが一体的に設けられている。加熱された熱交換部27bに空調ダクト3内に送風される空気が加熱される。
また、電気ヒータ27は、以上の実施形態と同じように、パワーアンプ36を介して高電圧バッテリ38に接続されている。ここで、本実施形態の電気ヒータ27の必要暖房能力は、空調ダクト3から吹き出される目標吹出空気温度TAOに基づいて算出される。従って、必要電力WOは、必要暖房能力から求めるようになっている。つまり、必要暖房能力=必要電力WOとなっている。
以上の構成による車両用空調装置によれば、温水生成装置20及び循環回路30等を設けることがないため、温水式熱交換手段を設けるよりも製造コストの安い暖房装置を形成することができる。
(第4実施形態)
以上の第1及び第2実施形態では、空調制御装置40に外気温度TAMもしくは目標吹出空気温度TAOに応じて電気ヒータ22と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けたが、設定温度Tsetに応じて電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けても良い。
本実施形態の空調制御装置40には、乗員が設定する設定温度スイッチ(図示しない)の設定温度Tsetと電気ヒータ22、27の電力使用割合との関係を示す使用割合設定制御手段40aの特性グラフが記憶されている。例えば、設定温度Tsetが高い温度に設定されていれば、電動式圧縮機5よりも電気ヒータ22、27の電力使用割合を高めに設定することができる。
また、逆に設定温度Tsetが低い温度に設定されていれば、電気ヒータ22、27よりも電動式圧縮機5の電力使用割合を高めに設定することができる。従って、設定温度Tsetを指令すると、電気ヒータ22、27及び電動式圧縮機5の電力使用割合が設定可能となっている。これにより、エアコン許可電力ACWを電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることができる。
(第5実施形態)
以上の第4実施形態では、空調制御装置40に設定温度Tsetに応じて電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けたが、エアミックスドア10のドア開度SWに応じて電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けても良い。
本実施形態の空調制御装置40には、エアミックスドア10のドア開度SWと電気ヒータ22、27の電力使用割合との関係を示す使用割合設定制御手段40aの特性グラフが記憶されている。例えば、ドア開度SWが100%(全開)のMax−Hot(最大暖房)のときには、電動式圧縮機5よりも電気ヒータ22、27の電力使用割合を高めに設定することができる。
また、逆にドア開度SWが0%(全閉)のMax−Cool(最大冷房)のときには、電気ヒータ22、27よりも電動式圧縮機5の電力使用割合を高めに設定することができる。従って、ドア開度SWを指令すると、電気ヒータ22、27及び電動式圧縮機5の電力使用割合が設定可能となっている。これにより、エアコン許可電力ACWを電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることができる。
(第6実施形態)
以上の第5実施形態では、空調制御装置40にエアミックスドア10のドア開度SWに応じて電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けたが、吹出口モードに応じて電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5の電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段40aを設けても良い。
本実施形態の空調制御装置40には、吹出口モードと電気ヒータ22、27の電力使用割合との関係を示す使用割合設定制御手段40aの特性グラフが記憶されている。例えば、吹出口モードがフット吹出口モードのときには、電動式圧縮機5よりも電気ヒータ22、27の電力使用割合(%)を高めに設定することができる。
また、逆に吹出口モードがベント(フェィス)吹出モードのときには、電気ヒータ22、27よりも電動式圧縮機5の電力使用割合(%)を高めに設定することができる。従って、吹出口モードを指令すると、電気ヒータ22、27及び電動式圧縮機5の電力使用割合が設定可能となっている。これにより、エアコン許可電力ACWを電気ヒータ22、27と電動式圧縮機5とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることができる。
(他の実施形態)
以上の実施形態では、空調ダクト3内に蒸発器4とヒータコア2とを配置させた空調装置に適用させたが、ヒータコア2のみを空調ダクト3内に配置させる暖房装置に適用させても良い。
また、以上の実施形態では、本発明の車両用空調装置を電気自動車等の高電圧(例えば、50V〜300V)程度の車両用バッテリを充電する発電機を有する車両に適用させたが、これに限らず、空冷式のエンジンを搭載する車両に適用させても良い。
第1実施形態における車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。 第1実施形態における使用割合設定制御手段の外気温度TAMと電動式圧縮機の電力使用割合αとの関係を示す特性図である。 第1実施形態における電気ヒータの制御を示すフローチャートである。 第1実施形態における電気ヒータの出力Wと電源電圧Vとの関係を示す特性図である。 第1実施形態における電動式圧縮機の制御を示すフローチャートである。 第1実施形態における上限許可電力Wmaxに応じて区分した領域A乃至Dと圧縮機消費電力Wとの関係を示す特性図である。 第2実施形態における使用割合設定制御手段の目標吹出空気温度TAOと電気ヒータの電力使用割合βとの関係を示す特性図である。 第3実施形態における車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。
符号の説明
2…ヒータコア(温水式熱交換手段)
4…蒸発器
5…電動式圧縮機
6…放熱器
7…減圧器
10…エアミックスドア
22…電気ヒータ(加熱手段)
27…電気ヒータ(加熱手段)
31…ポンプ(温水循環手段)
37…発電機
38…高電圧バッテリ(車両用バッテリ)
40…空調制御装置(空調制御手段)
40a…使用割合設定制御手段
50…車両側制御装置(車両側制御手段)
ACW…エアコン許可電力
S…蒸気圧縮式冷凍機(冷却手段)
SW…ドア開度
TAM…外気温度
TAO…目標吹出空気温度
TEO…目標熱交換後吹出温度
Tset…設定温度
TWO…目標水温

Claims (12)

  1. 発電機(37)によって充電される車両用バッテリ(38)と、
    熱媒体である温水と車室内へ送風する空気とを熱交換する温水式熱交換手段(2)と、
    前記車両用バッテリ(38)から電源が供給され、前記温水式熱交換手段(2)へ供給する温水を加熱する加熱手段(22)と、
    前記温水を前記温水式熱交換手段(2)と前記加熱手段(22)へ循環させる温水循環手段(31)と、
    前記車両用バッテリ(38)から電源が供給され、冷媒を圧縮する電動式圧縮機(5)、放熱器(6)、減圧器(7)及び蒸発器(4)を有し、車室内へ送風する空気を冷却する冷却手段(S)と、
    前記温水の目標水温(TWO)に基づいて前記加熱手段(22)を制御するとともに、前記蒸発器(4)から吹き出される目標熱交換後吹出温度(TEO)に基づいて前記電動式圧縮機(5)を制御する空調制御手段(40)と、
    前記車両用バッテリ(38)の電源電力に応じてエアコン許可電力(ACW)を設定する車両側制御手段(50)とを備える車両用空調装置において、
    前記空調制御手段(40)は、前記車両側制御手段(50)から指令されたエアコン許可電力(ACW)内で、前記加熱手段(22)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 発電機(37)によって充電される車両用バッテリ(38)と、
    前記車両用バッテリ(38)から電源が供給され、車室内へ送風する空気を加熱する加熱手段(27)と、
    前記車両用バッテリ(38)から電源が供給され、冷媒を圧縮する電動式圧縮機(5)、放熱器(6)、減圧器(7)及び蒸発器(4)を有し、車室内へ送風する空気を冷却する冷却手段(S)と、
    車室内へ送風する空気を目標吹出空気温度(TAO)に基づいて前記加熱手段(27)を制御するとともに、前記蒸発器(4)から吹き出される目標熱交換後吹出温度(TEO)に基づいて前記電動式圧縮機(5)を制御する空調制御手段(40)と、
    前記車両用バッテリ(38)の電源電力に応じてエアコン許可電力(ACW)を設定する車両側制御手段(50)とを備える車両用空調装置において、
    前記空調制御手段(40)は、前記車両側制御手段(50)から指令されたエアコン許可電力(ACW)内で、前記加熱手段(27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 前記空調制御手段(40)には、外気温度(TAM)に応じて前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、
    前記空調制御手段(40)は、前記使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記空調制御手段(40)は、外気温度(TAM)の上昇に応じて前記加熱手段(22、27)よりも前記電動式圧縮機(5)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記空調制御手段(40)には、目標吹出空気温度(TAO)に応じて前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、
    前記空調制御手段(40)は、前記使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  6. 前記空調制御手段(40)は、目標吹出空気温度(TAO)の上昇に応じて前記電動式圧縮機(5)よりも前記加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 前記空調制御手段(40)には、設定温度(Tset)に応じて前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、
    前記空調制御手段(40)は、前記使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  8. 前記空調制御手段(40)は、設定温度(Tset)の上昇に応じて前記電動式圧縮機(5)よりも前記加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴とする請求項7に記載の車両用空調装置。
  9. 前記空調制御手段(40)には、エアミックスドア(10)のドア開度(SW)に応じて前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、
    前記空調制御手段(40)は、前記使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  10. 前記空調制御手段(40)は、エアミックスドア(10)のドア開度(SW)において、ドア開度(SW)がMax−Hot側に開かれたときに、前記電動式圧縮機(5)よりも前記加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴とする請求項9に記載の車両用空調装置。
  11. 前記空調制御手段(40)には、吹出口モードに応じて前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)との電力使用割合を設定する使用割合設定制御手段(40a)が設けられ、
    前記空調制御手段(40)は、前記使用割合設定制御手段(40a)によって求められた電力使用割合で前記加熱手段(22、27)と前記電動式圧縮機(5)とのそれぞれに使用可能な電力を割り振ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  12. 前記空調制御手段(40)は、吹出口モードにおいて、フット吹出モードのときに、前記電動式圧縮機(5)よりも前記加熱手段(22、27)に使用可能な電力を多く割り振ることを特徴とする請求項11に記載の車両用空調装置。
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