JP2009285841A - トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置 - Google Patents

トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009285841A
JP2009285841A JP2008137488A JP2008137488A JP2009285841A JP 2009285841 A JP2009285841 A JP 2009285841A JP 2008137488 A JP2008137488 A JP 2008137488A JP 2008137488 A JP2008137488 A JP 2008137488A JP 2009285841 A JP2009285841 A JP 2009285841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie bar
mold clamping
mold
nut
bar nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008137488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4793942B2 (ja
Inventor
Akira Morii
彰 盛井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2008137488A priority Critical patent/JP4793942B2/ja
Publication of JP2009285841A publication Critical patent/JP2009285841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4793942B2 publication Critical patent/JP4793942B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】可動盤がふらつくことも傾くこともない、トグル式射出成形機の型締装置の操作方法を提供する。
【解決手段】タイバー(10、10、…)毎にアクチュエータ(43)と押部材(45)とからなるタイバー押付装置(21)を設ける。そして、型開工程と型閉工程と型締工程を実施するときは、アクチュエータを駆動して押部材により、タイバーまたはタイバーナット(25)またはタイバーナットに固着されている従動ギヤ(38)を、タイバーの軸方向に押し付けを押しつけて、タイバーナット(25、25、…)をそれぞれのタイバーナット着座面(28、28、…)に着座させて実施する。また、型締力の調整時には、アクチュエータの駆動を解除して、タイバーナット(25)とタイバーナット着座面(38)との間に隙間(S1、S1、…)を確保する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、可動盤を貫通して固定盤と型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、可動盤と型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、型締ハウジングには型締時にタイバーナットが着座するタイバーナット着座面が形成され、タイバーナットとタイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保してタイバーナットを駆動すると型締力の調整ができるようになっているトグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置に関するものである。
トグル式射出成形機の型締装置は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、可動盤を貫通して固定盤と型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、可動盤と型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなる。固定側金型と可動側金型とからなる一対の金型が取り付けられた型締装置のトグル機構を駆動すると、一対の金型は型閉して、タイバーが弾性的に伸びる。そうすると、タイバーの張力によって所定の型締力が得られる。金型内に形成されているキャビティに溶融樹脂、または溶融金属を射出して、冷却固化を待って型開すると所望の成形品が得られる。適切な型締力は、トグル機構を構成するクロスヘッドを駆動して所定の位置にすると得られる。ところで、型閉された一対の金型の厚さは金型毎に異なっている。従って、型閉時の固定盤と可動盤の距離、すなわち型厚も、取り付けられる金型によって異なることになる。そこで、適切な型締力を得るためには、型締されるときにクロスヘッド位置が所定の位置になるように、予め金型の厚さに応じて型締ハウジングと固定盤との距離を調整する必要がある。この調整は、型締力調整または型厚調整と呼ばれている。
固定盤と型締ハウジングとを連結しているタイバーには、その両方の端部に雄ネジが形成されている。そして、タイバーの一方の端部は固定盤に明けられた貫通孔に挿通されてタイバー固定部材すなわち固定ナットが螺合されている。これにより、タイバーの一方の端部は固定盤に固定されている。他方の端部は型締ハウジングに明けられている貫通孔を貫通し、タイバーナットが螺合され、型締ハウジングに取り付けられている。型締力調整は、固定部材とタイバーナットとで区切られたタイバーの長さ、すなわちタイバーの有効長を変化させて行われるが、具体的にはタイバーナットを回転駆動して行われる。タイバーは複数本、例えば4本からなり、平面あるいは側面形状が略正方形の型締ハウジングの4隅に設けられている。そして、それぞれのタイバーに螺合されているタイバーナットには、それぞれ従動ギヤが固着され、4個の従動ギヤは型締ハウジングの中央部に設けられている比較的大径の1個のセンターギヤに噛み合わされている。従って、センターギヤを回転駆動すると、4個のタイバーナットは同じ回転角だけ回転して、型締ハウジングは固定盤に対して平行度が維持されたまま型締力が調整される。
特開2000−15677号公報
従来より型締力調整方法は色々な方法が提案されているが、例えば特許文献1により、トグル式射出成形機において所定の型締力が容易に得られる型締力調整方法が提案されている。特許文献1に記載の型締力調整方法によると、固定盤と可動盤の間隔を一対の金型の厚さよりも大きい状態にして、トグル機構のクロスヘッドを所定の型締力を得るための位置にし、このクロスヘッド位置を保持した状態のままタイバーナットを一対の金型がタッチするまで回転駆動すると、所定の型締力が得られる。
特許文献1に記載の型締力調整方法によれば、容易にかつ精度良く所定の型締力が得られるので、型締力調整方法としては優れている。しかしながら、他の従来周知の型締力調整方法と同様に、解決すべき問題点も見受けられる。以下、これらの問題点を図5によって説明する。
図5の断面図には、従来周知のトグル式射出成形機の、固定盤71の一部、型締ハウジング72の一部、1本のタイバー73等が示されている。固定盤71には貫通孔75が明けられ、内周面に雌ネジが設けられたタイバー固定部材76が固定盤71に固着されている。タイバー73の一方の端部は貫通孔75を貫通し、貫通した部分に形成されている雄ネジにタイバー固定部材76の雌ネジが螺合されている。これにより、タイバー73の一方の端部は、固定盤71に固定されている。型締ハウジング72にも貫通孔78が明けられているが、貫通孔78の出口近傍は所定長さだけ拡径されたタイバーナット挿入穴79が形成され、このタイバーナット挿入穴79の底部にはタイバーナット着座面80が形成されている。タイバー73の他方の端部は、型締ハウジング72の貫通孔78を貫通し、端部近傍に設形成されている雄ネジにタイバーナット81が螺合している。これにより、タイバー73の他方の端部は型締ハウジング72に取り付けられている。タイバーナット81には、小径部82と大径部83とが設けられ肩部84が形成されている。タイバーナット81は、大径部83がタイバーナット挿入穴79に入れられて、型締ハウジング72に固定されたナットカバー86によって肩部84が押さえられている。すなわち、タイバーナット81の大径部83は、タイバーナット挿入穴79とナットカバー86とによって形成されているタイバーナットポケット90に格納され、小径部82の一部がナットカバー86から外部へ出ている。出ている小径部82の側部に従動ギヤ88が固着されている。従って、図5に示されていないセンターギヤを駆動すると、これとかみ合っている従動ギヤ88が駆動され、タイバーナット81も回転する。タイバー73は、タイバー固定部材76によって回転が拘束されているので、タイバーナット81が回転すると、タイバーナット81が軸方向に移動する。すなわち、型締ハウジング72が軸方向に移動する。これにより、タイバー固定部材76とタイバーナット81との間のタイバー有効長92が変化する。これにより、型締力が調整ができる。
このようなタイバーナットポケット90は、タイバーナット81が滑らかに回転できるように、タイバーナット81の大径部83よりわずかに大きく形成されて、タイバーの軸方向の遊びが設けられている。すなわち、タイバーナット81とタイバーナット着座面80の間には第1の隙間93が、タイバーナット81とナットカバー86の間には第2の隙間94が形成されている。このような第1、2の隙間93、94は、型締装置の型締工程や型開工程において変化する。具体的には、型締工程においては型締力の反作用によって固定盤71と型締ハウジング72は離反する方向に力が作用するので、タイバーナット81はタイバーナット着座面80に着座して第1の隙間93は実質的に零になり、第2の隙間94は広がる。型開工程においては固定盤71と型締ハウジング72には離反する力が解除されるので、タイバーナット81はタイバーナット着座面80から離間して第1の隙間93が生じる。射出成形機のトグル式型締装置には複数本のタイバーが設けられているが、各タイバーには部品公差や組立精度の影響から、上記したような第1、2の隙間93、94が全てのタイバーにおいて均一に変化するわけではない。変化が不均一になると、型締ハウジング72にふらつきや傾きが生じて、トグル機構を介して可動盤にもふらつきや傾きが生じてしまう。この結果、次のような色々な問題が生じる。例えば、金型がタッチする前後で可動盤の直進性が悪化して、可動盤の角度が変化し、パーティングラインがずれてしまう。そうすると、固定側金型と可動側金型とで形成されるキャビティの形状にもずれが生じて、成形不良が発生してしまう。特に、高い光学特性が求められるレンズの場合、光軸のずれ、収差の悪化などが生じてしまう。また、可動盤の直進性が損なわれると、ガイドピンが設けられている金型や、インロータイプの金型の場合、ガイドピンやインロー部が摩耗してしまう。さらには、わずかに型開させたままで射出して型締して圧縮する、いわゆる射出圧縮成形方法は転写性に優れた射出成形方法として知られているが、射出時に可動盤がふらつくと成形品の重量ばらつきや板厚ばらつきが発生してしまう。光ディスクのような、重量や板厚の均一性が強く求められ、ハイサイクルで成形される成形品においては、特に上記した問題が生じやすい。型開工程においても問題が生じる。すなわち、型開してロボットアーム等によって成形品を取り出すときに、停止位置の精度が得られないので取出不良が生じてしまう。さらには、射出成形機を長期間稼動した時に、タイバーナット81が回転して弛んでしまい、型締力が変化する恐れもある。
本発明は、上記したような従来の問題点あるいは課題を解決した、トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置を提供することを目的としている。具体的には、可動盤のふらつきや傾きを防ぐことによって、型締時にパーティングラインにずれが生じることもなく、キャビティの形状のずれもなく、ガイドピンが設けられている金型やインロータイプの金型であってもガイドピンやインロー部が摩耗することはなく、射出圧縮成形においても射出時に可動盤がふらつくことはなく、製品取出時においても高い精度で型開位置で停止でき、さらには長期間稼動してもタイバーナットが弛むことがなく安定した型締力が得られる、トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、タイバー毎にアクチュエータと押部材とからなるタイバー押付装置が設けられる。アクチュエータは型締ハウジングに、例えば架台を介して固定される。アクチュエータを駆動すると、アクチュエータに取り付けられている押部材によって前記タイバーまたはタイバーナットまたは前記タイバーナットに固着されている従動ギヤが、前記タイバーの軸方向に押し付けられるように構成される。そして、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程を実施するときは、アクチュエータを駆動してタイバー等を押しつけて、タイバーナットを型締ハウジングに形成されているタイバーナット着座面に着座させて実施するように、また、型締力の調整時には、アクチュエータの駆動を解除して、タイバーナットとタイバーナット着座面との間に隙間を確保するように構成される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記型締ハウジングには型締時に前記タイバーナットが着座するタイバーナット着座面が形成され、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して前記タイバーナットを駆動すると型締力の調整ができるようになっているトグル式射出成形機の型締装置において、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程は、前記型締ハウジングと前記タイバーナットとに、相対的に作用する力であって方向が反対向きの力をかけて、前記タイバーナットを前記タイバーナット着座面に着座させて実施し、前記型締力の調整は、前記力を解除して前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との隙間を確保して実施するように構成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の方法において、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程は、前記型締ハウジングと前記タイバーとに、相対的に作用する力であって方向が反対向きの力をかけて、前記タイバーナットを前記タイバーナット着座面に着座させて実施するように構成される。
請求項3に記載の発明は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記型締ハウジングには型締時に前記タイバーナットが着座するタイバーナット着座面が形成され、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保しながら前記タイバーナットを駆動すると型締力の調整ができるようになっているトグル式射出成形機の型締装置において、前記タイバー毎に、前記型締ハウジングに架台を介して固定されているアクチュエータと該アクチュエータにより駆動される押部材とからなるタイバー押付装置が設けられ、前記タイバー押付装置のアクチュエータを駆動すると、前記押部材が、前記タイバーまたは前記タイバーナットまたは前記タイバーナットに固着されている従動ギヤを、前記タイバーの軸方向に押し付けるように構成される。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の装置において、前記アクチュエータが流体式のピストンシリンダユニットまたは電磁ソレノイドからなるように構成される。
以上のように、本発明によると、型締力の調整はタイバーナットとタイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して実施するので、従来の射出成形機と同様にタイバーナットを滑らかに回転させることができ容易に型締力を調整することができる。そして、本発明によると型開工程、型閉工程および型締工程は、型締ハウジングとタイバーとに、相対的に作用する力であって方向が反対向きの力をかけて、タイバーナットをタイバーナット着座面に着座させて実施するので、型締ハウジングがふらつくことはない。従って、可動盤がふらつくことはなく、可動盤は直進性を保って精度良く駆動される。可動側金型は固定側金型とタッチする直前と直後とで角度が変わらず、パーティングラインがずれないので、金型内に形成されるキャビティの形状も歪まない。従って、成形不良は生じない。高い精度が求められているレンズの場合であっても、光軸のずれも収差にもばらつきが生じることもない。また、ガイドピンや、インロー部が設けられている金型であっても、可動盤は直進性を保つので、ガイドピンやインロー部は摩耗し難い。さらには、射出圧縮成形方法を実施する場合においても、射出時に可動盤がふらつくことはないので、成形品の重量ばらつきや板厚ばらつきはない。従って、重量や板厚の均一性が強く求められると共に光ディスクをハイサイクルで成形する場合でも、成形不良は生じにくい。また、型開時にも可動盤を精度良く停止させることができるので、成形品の取り出し不良は減少する。さらには、成形サイクルにおいて、タイバーナットはタイバーナット着座面に着座したままであるので、長期間稼動してもタイバーナットは弛みにくく型締力は安定する。また、他の発明によると、タイバー押付装置は、ピストンシリンダユニット、電磁ソレノイド等のアクチュエータと、押部材とから構成されているだけで、構造はシンプルであり、安価に提供することができ、また既存のトグル式射出成形機にも容易に取り付けることもできる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明の実施に係るトグル式射出成形機の型締装置も、概略的には従来周知のトグル式射出成形機の型締装置と同様に構成されている。すなわち、本実施の形態に係るトグル式射出成形機の型締装置1は、図1の正面図に示されているように、固定側金型2が取り付けられる固定盤3と、可動側金型5が取り付けられる可動盤6と、型締ハウジング8と、可動盤6を貫通して固定盤3と型締ハウジング8とを連結している4本のタイバー10、10、…と、可動盤6と型締ハウジング8との間に設けられているトグル機構11とからなる。固定盤3には貫通孔が明けられていると共に、これらの貫通孔に対応した位置に、雌ネジからなるタイバー固定部材13、13、…が固着されている。タイバー10、10、…の一方の端部は、固定盤3の貫通孔を貫通し、貫通した部分に形成されている雄ネジがタイバー固定部材13、13、…の雌ネジに螺合している。これにより、タイバー10、10、…の一方の端部は固定盤3に固定されている。タイバー10、10、…の他方の端部は、後に詳しく説明するように、型締ハウジング8に明けられている貫通孔を貫通している。そして、タイバー10、10、…の他方の端部に設けられている雄ネジに、図1には示されてはいないがタイバーナットが螺合している。
本実施の形態によると、タイバー押付装置21は、このような型締ハウジング8の矢印Y1で示されている側に設けられている。タイバー押付装置21は、図2にも示されているように、4本のタイバー10、10、…のそれぞれに対応して設けられている。図2および図3の(ア)には、このようなタイバー押付装置21、21、…、型締ハウジング8、タイバー10、10,…等が示されている。
型締ハウジング8の4隅には、図2、3に示されているように、タイバー10が貫通する貫通孔23が明けられ、貫通孔23の出口近傍には所定の長さだけ拡径されたタイバーナット挿入穴26が形成されている。このタイバーナット挿入穴26にタイバーナット25が格納あるいは収納されるようになっている。タイバーナット挿入穴26の底面は、型締時にタイバーナット25が着座するタイバーナット着座面28となっている。タイバー10の他方の端部は貫通孔23を貫通しており、他方の端部近傍には雄ネジが形成され、この雄ネジにタイバーナット25が螺合している。これにより、タイバー10、10、…の他方が型締ハウジング8に取り付けられている。タイバーナット25には、小径部30と大径部31とが設けられ、肩部32が形成されている。タイバーナット25は、その大径部31がタイバーナット挿入穴26に入れられ、ナットカバー35によって肩部32が押さえられている。ナットカバー35は、型締ハウジング8にボルト等によって固定されている。従って、タイバーナット25は、タイバーナット挿入穴26とナットカバー35とによって構成されるタイバーナットポケット36に、その大径部31が格納されて軸方向の移動が規制されている。タイバーナット25の小径部30の一部は、ナットカバー35から外部へ出ている。タイバーナット挿入穴26の深さ、すなわちタイバーナットポケット36の軸方向の長さは、タイバーナット25の大径部31の長さよりわずかに長い。従って、タイバーナット25とタイバーナット着座面28との間には第1の隙間S1が、タイバーナット25とナットカバー35との間には第2の隙間S2が生じており、いわゆる遊びが設けられている。したがって、タイバーナット25はタイバーナットポケット36の中で回転することができる。タイバーナット25の小径部30の外部へ出ている部分には、従動ギヤ38がそれぞれ固着されている。型締ハウジング8には、図2に示されているように、中央部に比較的大径のセンターギヤ40が設けられ、このセンターギヤ40に従動ギヤ38、38、…が噛み合わされている。従って、図2には示されていないが、所定の駆動ギヤを駆動すると、該駆動ギヤに噛み合わされているセンターギヤ40が駆動され、その結果従動ギヤ38、38、…が回転してタイバーナット25、25、…も回転する。そうすると、タイバー有効長Lが変化して型締力を調整することができる。
タイバー押付装置21は、このような型締ハウジング8に固定され、従動ギヤ38、タイバーナット25を介して、タイバー10を押し付けることができるようになっている。タイバー押付装置21は、型締ハウジング8に固定されている架台42と、該架台42に固定されているエア式のピストンシリンダユニット43と、押部材45とからなる。図2、3に示されているように、架台42は所定の肉厚の中空の箱状を呈し、ナットカバー35にボルト等によって固定され、タイバー10、タイバーナット25、従動ギヤ38等を覆っている。架台42の側面の所定の部分は、図2の斜視図に示されているように、センターギヤ40と干渉しないように切り取られている。ピストンシリンダユニット43のシリンダ47はタイバー10と軸が一致するように架台42に固定され、ピストン48のピストンロッド49は、架台42に明けられている貫通孔50を貫通している。ピストンロッド49の先端には、所定の形状の押部材45が固着されている。図示の実施の形態によると、押部材45は、ピストンシリンダユニット43により、従動ギヤ38を押すようになっているが、押部材45は従動ギヤ38に固着されてはいないので、ピストンシリンダユニット43の駆動を解除すると、押部材45は従動ギヤ38から離間し、回転駆動することができる。
本実施の形態に係るトグル式射出成形機の型締装置の作用を説明する。所定の厚さの固定側金型2と可動側金型5とを固定盤3と可動盤6とにそれぞれ取り付ける。射出成形機に設けられている所定の操作ボタンを押すと型締力調整が自動的に実施されるようになっているが、以下説明を簡単にするために手動的に行うように説明する。トグル機構11を駆動して、固定側金型2と可動側金型5がタッチするまで型閉して、そのときのトグル機構11のクロスヘッド位置を記憶する。金型がタッチしたことは、型開閉用のサーボモータのトルクリミッタ等によって確認する。トグル機構11を駆動して型開する。記憶したクロスヘッド位置と、所望の型締力を発生させるクロスヘッド位置との差から、調整すべきタイバー有効長の長さを計算する。タイバー押付装置21の駆動を解除する。すなわち、ピストンシリンダユニット43、43、…の駆動を解除して、タイバーナット25をタイバーナット着座面28に押し付けている力を解除する。そうすると、第1の隙間S1が確保されて、タイバーナット25を自由に回転させることができるようになる。型締力調整モータを駆動して、駆動ギヤを駆動する。そうすると、センターギヤ40を介して従動ギヤ38、38、…が回転駆動され、タイバーナット25が回転する。タイバー有効長が所定の長さになったところで型締力調整モータを停止して、型締力の調整を完了する。
型締力の調整が完了したら、タイバー押付装置21、21、…を駆動する。すなわち、ピストンシリンダユニット43のピストン48を駆動する。そうすると、図3の(イ)に示されているように、ナットカバー35は架台42によって矢印の力で引っ張られると共に、従動ギヤ38は押部材45によってY2の方向の力で押される。ナットカバー35は型締ハウジング8に固定されていると共に従動ギヤ38はタイバーナット25に固着され、タイバーナット25はタイバー10に螺合しているので、実質的に、型締ハウジング8には矢印Y4の方向の力が、タイバー10には矢印Y5の方向の力が作用することになる。矢印Y4の方向の力と矢印Y5の方向の力は、向きが反対で大きさが等しく、型締ハウジング8とタイバー10に相対的に作用する力である。このような力が作用すると、タイバーナット25、25、…は、それぞれのタイバーナット着座面28、28、…に着座して、第1の隙間S1、S1、…は実質的に零になり、第2の隙間S2、S2、…は広がる。
タイバー押付装置21、21、…を駆動した状態で以下の成形サイクルを実施する。トグル機構11を駆動して型締する。タイバーナット25はタイバーナット着座面28に着座したままで、型締ハウジング8はふらつかない、したがって可動盤6もふらつかない。従来周知のように、固定側金型2と可動側金型5との間に形成されているキャビティに溶融樹脂あるいは溶融金属材料を射出する。冷却固化を待ってトグル機構11を駆動して型開する。成形品を取り出す。型開時にも型締ハウジング8と可動盤6はふらつかない。
本実施の形態に係るトグル式射出成形機の可動盤のふらつきの度合い、すなわち可動盤の直進性を評価するため、以下の実験を行った。本実施の形態に係るトグル式射出成形機の可動盤6に、図4の(ア)に示されているように、上面が開口した箱状の可動側ブロック61を固定して、可動側ブロック61の中心に、円柱状の遮光軸63を固定した。遮光軸63の軸はタイバーの軸と平行になるように、すなわち可動盤6と垂直になるようにした。固定盤3には、レーザ発光部64とレーザ受光部65とからなるレーザ変位計を取り付けた。レーザ発光部64から所定の幅のレーザ光帯66を出力しながら型開閉を行うと、レーザ光帯66の一部が遮光軸63によって遮光される。図4の(イ)は図4の(ア)においてC−Cで切った断面図であり、遮光軸63によって一部が遮光されたレーザ光帯66が示されている。可動盤6のふらつきは、レーザ光幅67の変化として検出される。型開閉中のレーザ光幅67を測定して、遮光軸63の振れ、すなわち可動盤6の直進性を測定した。測定結果が図4の(ウ)のグラフに示されている。可動側ブロック61と固定盤3とがタッチしてから型締が完了するまで、すなわち金型タッチから型締完了まで、遮光軸63の振れはわずかであり、型弛めを開始してから完了するまでの遮光軸63の振れもわずかであり、1.5μm以内であった。比較のため、従来のトグル式射出成形機に同様の装置を取り付けて、型開閉中の遮光軸63の振れを測定した。測定結果が図4の(エ)のグラフに示されている。金型タッチから型締完了まで、および型弛め開始から型弛完了まで、遮光軸63の振れは6μmと比較的大きい。
本発明に係るトグル式射出成形機のタイバー押付装置は、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、タイバー押付装置のピストンシリンダユニットはエア式で説明されているが、油圧式であっても良いし、ピストンシリンダユニットの代わりに電磁ソレノイドを設けても同様に実施できる。また、押部材を格別に設けて、ピストンシリンダユニットのピストンロッドに固着しているように説明されているが、ピストンロッドで直接従動ギヤを押すように実施することもできる。この場合、ピストンロッドが押部材を兼ねる。さらには、押部材が押すのは、従動ギヤであるように説明されているが、タイバーナット、またはタイバーを押すように実施しても良い。ピストンシリンダユニットを固定する架台についても、ナットカバーに固定する代わりに、直接型締ハウジングに固定するようにしても同様に実施できることは明らかである。
本実施の形態に係るトグル式射出成形機の概略を示す正面図である。 本実施の形態に係るトグル式射出成形機の一部を模式的に示す斜視図である。 本実施の形態に係るトグル式射出成形機の一部を模式的に示す図で、その(ア)は非作動状態のタイバー押付装置を、その(イ)は作動状態のタイバー押付装置をそれぞれ示す正面断面図である。 本実施の形態に係るトグル式射出成形機の可動盤の直進性を評価する実験装置を示す図と実験結果を示すグラフであり、その(ア)は、実験装置を示す正面断面図、その(イ)はその(ア)において矢印C−C方向に見た実験装置の断面図、その(ウ)は実験結果を示すグラフ、その(エ)は従来のトグル式射出成形機における実験結果を示すグラフである。 従来のトグル式射出成形機の、タイバーによって固定盤と型締ハウジングが連結されている状態を示す断面図である。
符号の説明
1 型締装置 2 定側金型
3 固定盤 5 固定側金型
6 可動盤 8 型締ハウジング
10 タイバー 11 トグル機構
21 タイバー押付装置 25 タイバーナット
28 タイバーナット着座面 S1 第1の隙間
S2 第2の隙間 38 従動ギヤ
42 架台 43 ピストンシリンダユニット
45 押部材

Claims (4)

  1. 固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記型締ハウジングには型締時に前記タイバーナットが着座するタイバーナット着座面が形成され、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して前記タイバーナットを駆動すると型締力の調整ができるようになっているトグル式射出成形機の型締装置において、
    少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程は、前記型締ハウジングと前記タイバーナットとに、相対的に作用する力であって方向が反対向きの力をかけて、前記タイバーナットを前記タイバーナット着座面に着座させて実施し、
    前記型締力の調整は、前記力を解除して前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との隙間を確保して実施する、トグル式射出成形機の型締装置の操作方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程は、前記型締ハウジングと前記タイバーとに、相対的に作用する力であって方向が反対向きの力をかけて、前記タイバーナットを前記タイバーナット着座面に着座させて実施する、トグル式射出成形機の型締装置の操作方法。
  3. 固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記型締ハウジングには型締時に前記タイバーナットが着座するタイバーナット着座面が形成され、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保しながら前記タイバーナットを駆動すると型締力の調整ができるようになっているトグル式射出成形機の型締装置において、
    前記タイバー毎に、前記型締ハウジングに架台を介して固定されているアクチュエータと該アクチュエータにより駆動される押部材とからなるタイバー押付装置が設けられ、
    前記タイバー押付装置のアクチュエータを駆動すると、前記押部材が、前記タイバーまたは前記タイバーナットまたは前記タイバーナットに固着されている従動ギヤを、前記タイバーの軸方向に押し付けるようになっていることを特徴とするトグル式射出成形機の型締装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、前記アクチュエータが流体式のピストンシリンダユニットまたは電磁ソレノイドからなることを特徴とする、トグル式射出成形機の型締装置。
JP2008137488A 2008-05-27 2008-05-27 トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置 Active JP4793942B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137488A JP4793942B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137488A JP4793942B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009285841A true JP2009285841A (ja) 2009-12-10
JP4793942B2 JP4793942B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=41455558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008137488A Active JP4793942B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4793942B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019217753A (ja) * 2018-06-14 2019-12-26 日精樹脂工業株式会社 型締装置及び射出成形装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02290662A (ja) * 1989-04-28 1990-11-30 Toshiba Mach Co Ltd 型締装置
JPH03112315U (ja) * 1990-03-02 1991-11-18
JPH04108951U (ja) * 1991-02-26 1992-09-21 東芝機械株式会社 ダイハイト調整装置
JPH08258102A (ja) * 1995-03-23 1996-10-08 Fanuc Ltd 射出成形機の型締力バランス調整方法
JP2001030319A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Meiki Co Ltd 型締装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02290662A (ja) * 1989-04-28 1990-11-30 Toshiba Mach Co Ltd 型締装置
JPH03112315U (ja) * 1990-03-02 1991-11-18
JPH04108951U (ja) * 1991-02-26 1992-09-21 東芝機械株式会社 ダイハイト調整装置
JPH08258102A (ja) * 1995-03-23 1996-10-08 Fanuc Ltd 射出成形機の型締力バランス調整方法
JP2001030319A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Meiki Co Ltd 型締装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019217753A (ja) * 2018-06-14 2019-12-26 日精樹脂工業株式会社 型締装置及び射出成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4793942B2 (ja) 2011-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4750195B2 (ja) ノズルタッチ機構部を備えた射出成形機
JP4793943B2 (ja) トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置
JP4793942B2 (ja) トグル式射出成形機の型締装置の操作方法および型締装置
US7611655B2 (en) Molding metal mold and method for producing a molded item
KR101203985B1 (ko) 금형장치
JP2010173077A (ja) トグル式型締装置の操作方法および型締装置
JP5394802B2 (ja) 射出成形方法および射出成形装置
JP5265219B2 (ja) インサート成形方法
JPWO2004045822A1 (ja) 成形用金型、成形方法、ディスク基板及び成形機
JP2007261282A (ja) 射出成形機の型締力制御方法
JP2009113221A (ja) 射出成型用金型
JP2011183628A (ja) 型締装置
JP4463787B2 (ja) 射出成形機の型締装置
JP3252146B1 (ja) プラスチックレンズの製造方法
WO2006123703A1 (ja) ディスク成形用金型、その製造方法及び金型部品
JP6699138B2 (ja) 樹脂成形金型
JP2002205324A (ja) 射出成形用金型
JP3712331B2 (ja) コア圧縮射出成形機
JP2007185866A (ja) 射出成形金型と射出成形方法、及びその成形品
JP2011093263A (ja) 型締装置及びその制御方法
JP4065160B2 (ja) 射出成形機及び光ディスク基板の製造方法
JP2007283654A (ja) カセット式金型
JP2011173250A (ja) 型締装置
JP2001079911A (ja) 射出成形機における型締装置及びその作動制御方法
JP2008246783A (ja) 金型芯出し機構及び射出成形機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4793942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250