JP2009285374A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009285374A JP2009285374A JP2008143906A JP2008143906A JP2009285374A JP 2009285374 A JP2009285374 A JP 2009285374A JP 2008143906 A JP2008143906 A JP 2008143906A JP 2008143906 A JP2008143906 A JP 2008143906A JP 2009285374 A JP2009285374 A JP 2009285374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- special symbol
- game
- reserved
- random number
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【課題】2つの始動口を遊技盤に設けて遊技性の向上を図りつつも、遊技者に不利益が生じることのない遊技機を提供する。
【解決手段】制御手段200は、第1特別図柄保留記憶手段401と第2特別図柄保留記憶手段402との双方に特別図柄の変動表示の権利(保留球)が留保されたとき、第2特別図柄保留記憶手段402に記憶された保留球を優先して処理する。事前判定手段330は、第1特別図柄保留記憶手段401に遊技データが記憶されたとき、当該遊技データに基づく特別図柄の変動表示の開始前に、当該遊技データを判定する。大当たり報知手段104は、事前判定手段330が第1特別図柄保留記憶手段401に留保された特別図柄の変動表示の権利に、特別遊技状態へ移行する遊技データが含まれていると判定したとき、当該判定内容を遊技者に報知する。
【選択図】図4
Description
そのため、非優先始動口への入球によって得られた保留球が大当たりに当選しているにも拘わらず、遊技球を発射し続けてしまい、遊技者が不必要に遊技球を費消してしまうという問題があった。
上記始動口に遊技球が入球もしくは通過すると、乱数発生手段等により乱数が取得される。そして、この乱数を所定のテーブルに照らし合わせて、大当たりか否か(ハズレ)が判定される。特別図柄とは、この抽選結果すなわち大当たりであるかハズレであるかを遊技者に報知する図柄のことである。
遊技データとは、乱数発生手段等により取得した乱数値およびこの乱数値に基づくコマンド等を含むものである。
また、大当たりに当選していない場合には、何も報知せずに制御を終了してもよいし、大当たりに当選していないことを報知してもよい。つまり、大当たりに当選していることが遊技者に報知されれば、いずれの方法に拘わらず、本発明における判定内容の報知に該当する。
また、通常遊技状態よりも有利な遊技価値が付与された特別遊技状態には、通常遊技状態よりも遊技球が始動口に入球しやすい時短遊技状態、通常遊技状態よりも多くの賞球を獲得可能な大当たり遊技状態、通常遊技状態よりも上記大当たり遊技状態へ移行する確率が高い確変遊技状態、さらにはこれら各遊技状態を組み合わせた状態等がある。いずれにしても、特別遊技状態には、遊技機を開始したときの通常遊技状態よりも、何らかの有利な遊技価値が付与された遊技状態が広く含まれる。
図1は、本発明の遊技機の一例を示す正面図であり、図2は、当該遊技機の部分拡大図である。遊技機1は、遊技盤101を備えている。遊技盤101の下部位置には、発射部(図3における符号292を参照)を備える操作ハンドル113が配置されている。発射部の駆動によって発射された遊技球は、レール102a,102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、図示を省略する複数の釘が設けられ、遊技球を各種の方向に向けて落下させるとともに、落下途中の位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や、入球口が配設されている。
入賞ゲート106は、遊技球の通過を検出し、第2始動口120を一定時間だけ開放させる普通図柄の抽選を行うために設けられる。図柄表示部104の側部や下方等には普通入賞口107が配設されている。普通入賞口107に遊技球が入球すると、所定の賞球数(例えば10個)の払い出しが行われる。遊技領域103の最下部には、どの入球口にも入球しなかった遊技球を回収する回収口108が設けられている。
加えて、枠部材110には、演出効果音、または不正を知らしめる音声を出力するスピーカ(図3における符号277を参照)が組み込まれている。このスピーカ277は高音・中音・低音の領域を出力できるタイプのもので、通常演出時は高音・中音・低音をバランス良く出力するが、後述する特別演出時または不正等があった場合には、周りに良く聞こえるように高音領域を高く出力するように制御されている。
図3は、遊技機1の制御手段の内部構成を示すブロック図である。制御手段200は、複数の制御基板により構成されている。図示の例では、主制御基板201と、副制御基板202と、賞球制御基板203と、ランプ制御基板206とで構成されている。
この副制御基板202は、主に遊技中における演出の制御をおこなうもので、主制御基板201より送信される事前判定コマンドに基づき、演出の抽選及び演出処理を実行するCPU202aと、プログラム及び過去の演出パターンを記憶するROM202bと、CPU202aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM202c等を備えている。
なお、このCPU202aは、所定回数変動の過去の演出パターンと比較して、主制御基板201より送信される事前判定コマンドの範中で連続して同一の演出パターンを発生させないように制御する機能を備えてなるものであってもよい。
ランプ制御基板206は、副制御基板202より送信された演出確定コマンドに基づき演出処理を実行するCPU206aと、各種演出パターンデータを記憶するROM206bと、CPU206aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM206c等を備えて構成される。
図4は、遊技の進行を制御する制御手段200の機能的な構成を概略的に示す機能ブロック図である。
また、ROM201bは、主に第2始動口120への遊技球の入球を契機として機能する手段として、第2特別図柄抽選手段320、第2特別図柄表示制御手段321、第2特別図柄変動制御手段322、第2乱数判定手段323を備えている。
また、ROM201bは、遊技を進行制御する手段として、大当たり遊技制御手段340、確変遊技制御手段341、時短遊技制御手段342、通常遊技制御手段343、事前判定手段330、当該変動判定手段331、大当たり信号送信手段332、演出実行コマンド送信手段333を備えている。
さらに、ROM201bは、入賞ゲート106への遊技球の入球を契機として機能する手段として、普通図柄抽選手段360、普通図柄表示制御手段361、普通図柄変動制御手段362、普通図柄抽選結果判定手段363を備えている。
一方、副制御基板202のROM202bには、演出抽選手段501、演出制御手段502、および大当たり報知制御手段503を備えている。
なお、上記第1特別図柄抽選手段300および第2特別図柄抽選手段320によって、本発明の遊技データ抽選手段を構成している。以下に、各手段の構成および機能について説明する。
すなわち、入賞ゲート106を遊技球が通過すると、普通図柄表示器82には、あたかも現在抽選が行われているかのように、ランプが点灯あるいは点滅した表示がなされるとともに、こうした点灯あるいは点滅が所定時間なされた後に、最終的に抽選結果が表示される。これが普通図柄の変動表示であるが、この変動表示の時間は、上記したとおり、遊技状態ごとに予め設定されている。
また、第2始動口120は、上記時短遊技状態において普通図柄が当たりに当選すると、1.2秒間の開動作が4回行われるのに対して、時短遊技状態以外の遊技状態において普通図柄が当たりに当選しても、0.2秒の開動作が1回行われるに過ぎない。
図5に示すように、入賞ゲート106を遊技球が通過すると、当該遊技球の通過を入賞ゲート検出部222が検出する。
入賞ゲート検出部222が信号を検出すると、当該検出信号が主制御基板201に送信され、普通図柄抽選手段360が乱数値(例えば0〜250)を取得する。
乱数値が取得されると、普通図柄変動制御手段362が、普通図柄が現在変動中であるか否かを判断する。そして、普通図柄が変動中でないと判断した場合には、当該遊技球の通過に基づいて、後述する図6の変動開始処理が即座に行われる。
一方、乱数値が取得されたときに普通図柄が変動中であった場合には、ステップS103において、普通図柄の保留が上限留保個数である4未満であるか否か、すなわち普通図柄の変動表示の権利が留保可能か否かを判定する。
上記ステップS103において、普通図柄の変動表示の権利が留保可能であると判定された場合には、上記ステップS101で取得された乱数値が、普通図柄保留記憶手段403に記憶される。また、上記ステップS103において、保留が上限留保個数である4であった場合には、普通図柄の変動表示の権利が留保されないので、当該入賞ゲート106への遊技球の通過に基づく制御は終了する。
変動開始処理を行う際には、まず、普通図柄変動制御手段362が、遊技状態記憶手段404に記憶された遊技状態が時短遊技状態であるか、その他の遊技状態であるかを判定する。
上記ステップS201において、時短遊技状態以外の遊技状態(通常遊技状態、確変遊技状態)と判定された場合には、普通図柄通常時当たり判定用テーブルが選択される。そして、この普通図柄通常時当たり判定用テーブルに基づいて、普通図柄抽選結果判定手段363が上記取得した乱数値の当たり判定を行う。なお、上記普通図柄通常時当たり判定用テーブルによれば、0〜250の乱数値のうち、例えば0〜24までの乱数値が当たりと判定され、その他の乱数値はハズレと判定される。つまり、普通図柄通常時当たり判定用テーブルによれば、10%程度の確率で乱数値が当たりと判定されることとなる。
上記ステップS203において、当たり判定を行った結果、ハズレと判定された場合には、当該変動処理を終了し、待機状態もしくは次の保留に基づいて変動処理を行うこととなる。
これに対して、上記ステップS203において、当たりと判定された場合には、ステップS204において通常変動処理が行われる。ここでいう通常変動処理というのは、普通図柄の変動表示が予め設定された時間(10秒)なされる処理である。
上記のように、普通図柄が変動表示を開始して所定時間経過後に停止したタイミングで、CPU201aは、第2始動口開閉ソレノイド120bを制御する信号を送信し、当該信号に基づいて第2始動口120を開状態とする。このとき、第2始動口120は、0.2秒だけ開放された後、再び閉状態に制御される。
また、上記ステップS201において、時短遊技状態と判定された場合には、普通図柄時短時当たり判定用テーブルが選択される。そして、この普通図柄時短時当たり判定用テーブルに基づいて、普通図柄抽選結果判定手段363が上記取得した乱数値の当たり判定を行う。
上記ステップS207において、当たり判定を行った結果、ハズレと判定された場合には、当該変動処理を終了し、待機状態もしくは次の保留に基づいて変動処理を行うこととなる。
これに対して、上記ステップS208において、当たりと判定された場合には、ステップS208において時短変動処理が行われる。ここでいう時短変動処理というのは、普通図柄の変動表示が予め設定された時間(1.5秒)なされる処理である。
上記のように、普通図柄が変動表示を開始して所定時間経過後に停止したタイミングで、CPU201aは、第2始動口開閉ソレノイド120bを制御する信号を送信し、当該信号に基づいて第2始動口120を制御する。時短遊技状態においては、第2始動口120が、1.2秒の開動作を4回繰り返す。
第1始動口105に遊技球が入球したことを第1始動口検出部221が検出すると、当該検出信号が主制御基板201に送信される。当該信号を受信すると、第1特別図柄抽選手段300が、予め用意された乱数値(例えば、0〜600)の中からいずれかの乱数値(本発明の遊技データ)を抽出する。ここで抽出した乱数値には、当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数が含まれている。当たり乱数とは、大当たりか否かを判別するための乱数であり、図柄乱数とは、当たりの種類(長当たり、短当たり)を決定するための乱数である。そして、リーチ乱数とは、リーチ演出をするか否かを決定するための乱数である。
一方、大当たりに当選せずにハズレと判定された場合には、図7(c−1)に示す第1特別図柄リーチ乱数判定テーブルに基づいて、リーチ演出有り、および、リーチ演出なしのいずれかが判定される。図7(c−1)からも明らかなように、ハズレ時には、リーチ演出が実行されないことが多くなるものの、リーチ演出の実行される可能性も残される(いわゆるガセ演出、ガセリーチ演出)。
そして、取得した乱数値が大当たり乱数であると判定されると、図8(b)に基づいて、大当たりの種類が決定されるが、この大当たりの種類の抽選確率が、上記図7(b)に示す乱数テーブルと異なっている。
一方、大当たりに当選せずにハズレと判定された場合には、図8(c−1)に示す第2特別図柄リーチ乱数判定テーブルに基づいて、リーチ演出有り、および、リーチ演出なしのいずれかが判定される。図8(c−1)からも明らかなように、ハズレ時には、リーチ演出が実行されないことが多くなるものの、リーチ演出の実行される可能性も残される(いわゆるガセ演出、ガセリーチ演出)。
すなわち、図9は、保留球に拘わる記憶領域の一例を示す図であるが、この図からも明らかなように、第1特別図柄保留記憶手段401は、遊技球が第1始動口検出部221に検出されたことに基づいて取得した乱数値(当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数)を、遊技球が検出された順番と対応付けて保留球として記憶する。言い換えれば、第1始動口105に遊技球が入球すると、特別図柄の変動表示の権利が、第1特別図柄保留記憶手段401に、いわゆる保留球として記憶される。そして、当該記憶手段401に留保された保留球は、当該記憶手段401内で、記憶された順に消化、処理がなされる。
そして、上記したように、第1特別図柄保留記憶手段401に保留球が留保されると、第1特別図柄表示制御手段301が、留保されている保留球の数を、第1特別図柄保留表示器88に表示する。
例えば、図10(a)に示すように、第1特別図柄保留記憶手段401の第1記憶領域401a〜第3記憶領域401cに保留球が留保され、第2特別図柄保留記憶手段402の第5記憶領域402aおよび第6記憶領域402bに保留球が留保されているとする。
また、第1始動口105および第2始動口120に対して、遊技球が入球した順番は、図示のとおり、第1始動口105→第2始動口120→第1始動口105→第2始動口120→第1始動口105であったとする。
本実施形態においては、第2始動口120が優先始動口であるため、この場合には、第5記憶領域402aの保留球が優先して処理され、図10(b)に示す矢印の順に保留球が消化されていく。
以下に、始動口に遊技球が入球した際の制御について図11〜図13を用いて詳細に説明する。
すると、主制御基板201の図示しない変動判定手段が、特別図柄が変動表示中であるか否かを判定する。このとき、特別図柄は変動表示中ではないと判定された場合には、当該入球に基づく特別図柄の変動表示が即座になされるので、後述する図12の変動開始処理がなされる。
一方、上記ステップS301において、変動中と判定された場合には、第1特別図柄保留記憶手段401もしくは第2特別図柄保留記憶手段402が、第4記憶領域401dもしくは第8記憶領域402dに乱数値が記憶されているかを判定する。具体的には、第1始動口検出部221から入球信号を受信した場合には、第1特別図柄保留記憶手段401における保留球の留保個数が4未満であるかを判断し、第2始動口検出部225から入球信号を受信した場合には、第2特別図柄保留記憶手段402における保留球の留保個数が4未満であるかを判断する。
一方、上記ステップS302において、保留球の留保個数が4未満すなわち保留球を留保すると判断された場合には、第1記憶領域401a〜第4記憶領域401dもしくは第5記憶領域402a〜第8記憶領域402dに保留球(乱数値)が記憶される。
上記ステップS303において、保留球がいずれかの記憶領域に記憶されたら、ステップS305において、当該保留球が大当たりに当選しているか否かが、事前判定手段330によって判定される。ただし、事前判定手段330が、所定のテーブルに基づいて乱数値を判定するのは、第1特別図柄保留記憶手段401に保留球が留保された場合のみで、第2特別図柄保留記憶手段402に保留球が留保された場合には、当該保留球の乱数値を判定することはない。したがって、ステップS304において、当該保留球が第1特別図柄保留手段401に留保されたのか否かを判定し、第1特別図柄保留手段401に保留球が留保されたのではない(第2特別図柄保留手段402に保留球が留保された)と判定された場合には、制御を終了する。
そして、事前判定手段330が、第1特別図柄保留記憶手段401に留保された保留球が大当たりに当選していない(ハズレ)と判定した場合には制御を終了する。一方、事前判定の結果、大当たりに当選していると判定された場合には、ステップS307の制御がなされる。
すなわち、事前判定手段330が、第1特別図柄保留記憶手段401に留保された保留球が大当たりに当選していると判定した場合には、大当たり信号送信手段332が、大当たり信号を副制御基板202に送信する。ここで、始動口検出部221,225が信号を検出した際の、主制御基板201における制御が終了となる。
一方、上記ステップS307において、大当たり信号が副制御基板202に送信されると、副制御基板202において、大当たり報知制御手段503が、当該保留球が大当たりに当選していることを遊技者に報知すべく、図柄表示部104、スピーカ277、および演出ライト111を制御する。
なお、本実施形態においては、大当たりの報知として図柄表示部104に「保留球に大当たりが当選しています」と表示されるとともに、スピーカ277から落雷のような直撃音が鳴り響き、演出ライト111が発光する。したがって、本実施形態においては、図柄表示部104、演出ライト111、およびスピーカ277によって、本発明の大当たり報知手段が構成されることとなる。
ただし、大当たり報知手段の構成は上記実施形態に限らない。例えば、大当たり報知手段を演出役物115,116によって構成し、これら演出役物115,116の動作によって大当たりを報知してもよい。あるいは、これら演出用の構成部材ではなく、特別図柄保留表示器88,90において、該当する保留球を点滅させたり、あるいは発光色を変えたりして報知を行ってもよい。さらには、大当たりの報知を行う専用の手段によって大当たり報知手段を構成してもよい。
次に、第1特別図柄保留記憶手段401もしくは第2特別図柄保留記憶手段402に留保された保留球を処理する際の、特別図柄の変動開始処理について図12に基づいて説明する。
CPU201aは、まず、遊技状態記憶手段404に記憶された遊技状態が確変遊技状態か否かを判定する。
上記ステップS401において、確変遊技状態ではない(通常遊技状態、時短遊技状態)と判定された場合には、第5記憶領域402aに乱数値(保留球)が記憶されているか、すなわち、第2特別図柄保留記憶手段402の保留球が1以上であるか否かを判断する。
上記ステップS402において、第5記憶領域402aに保留球が記憶されていれば、すなわち保留球が0でなければ(ステップS402におけるYES)、当該第5記憶領域402aに記憶された乱数値を図示しない処理領域にシフトするとともに、第6記憶領域402b〜第8記憶領域402dに記憶された乱数値を1つ前の記憶領域にシフトさせる。なお、第5記憶領域402aのみに乱数値が記憶されている場合(第6記憶領域402b〜第8記憶領域402dが空き領域の場合)には、第5記憶領域402aに記憶されている乱数値を処理領域に記憶させる処理のみが行われる。
上記ステップS401およびステップS402の処理を経てステップS404に到達する場合は、通常遊技状態(時短遊技状態)であって、しかも第5記憶領域402aに保留球が留保されている場合である。したがって、この場合には、第2特別図柄通常時当たり判定用テーブル(第2通常時判定テーブルという)を参照して、当該変動判定手段331が、処理領域にシフトされた乱数の判定処理を行う。
ステップS406では、ステップS405において取得された演出乱数に基づいて演出実行コマンドが決定され、当該演出実行コマンドが演出実行コマンド送信手段333によって副制御基板202に送信される。ただし、リーチ無し演出(ハズレ演出)の場合には演出乱数を取得せずに、ハズレ演出用の演出実行コマンドが送信される。
一方、上記ステップS401において通常遊技状態と判定され、かつ、ステップS402において第5記憶領域402aに保留球が記憶されていない場合、すなわち、第2特別図柄保留記憶手段402の保留球が0の場合には、第1記憶領域401aに保留球が留保されているか否かが判定される。ここで、第1記憶領域401aに保留球が記憶されていないと判定された場合、つまり、いずれの記憶領域にも保留球がないと判定された場合には処理を終了する。
また、上記ステップS407において、第1記憶領域401aに保留球が留保されていると判定された場合には、上記ステップS403と同様のシフト処理がなされる。
そして、上記ステップS401→ステップS402→ステップS407→ステップS408と処理された場合というのは、通常遊技状態(時短遊技状態)であって、第1特別図柄保留記憶手段401にのみ保留球が留保されている場合である。したがって、この場合には、第1特別図柄通常時当たり判定用テーブル(第1通常時判定テーブルという)が選択され、以後、上記ステップS405およびステップS406と同様の処理がなされる。
さらに、上記ステップS401において、確変遊技状態と判定された場合には、ステップS410において、第5記憶領域402aに保留球が留保されているか否かを判定する。
上記ステップS410において、第5記憶領域402aに保留球が留保されていると判定された場合、すなわち、確変遊技状態であって、しかも第2特別図柄保留記憶手段402に保留球が留保されている場合には、上記ステップS403と同様にシフト処理がなされる。
そして、上記したように、確変遊技状態であって、しかも第2特別図柄保留記憶手段402に保留球が留保されている場合には、第2特別図柄確変時当たり判定用テーブル(第2確変時判定テーブルという)が選択される。そして、以後、上記ステップS405およびステップS406と同様の処理がなされる。
一方、上記ステップS401において、確変遊技状態と判定され、かつ、ステップS410において、第5記憶領域402aに保留球が記憶されていない場合、すなわち、第2特別図柄保留記憶手段402の保留球が0の場合には、第1記憶領域401aに保留球が留保されているか否かが判定される。ここで、第1記憶領域401aに保留球が記憶されていないと判定された場合、つまり、いずれの記憶領域にも保留球がないと判定された場合には処理を終了する。
一方、上記ステップS413において、第1記憶領域401aに保留球が留保されていると判定された場合には、上記ステップS403と同様のシフト処理がなされる。
そして、上記ステップS401→ステップS410→ステップS413→ステップS414と処理された場合というのは、確変遊技状態であって、第1特別図柄保留記憶手段401にのみ保留球が留保されている場合である。したがって、この場合には、第1特別図柄確変時当たり判定用テーブル(第1確変時判定テーブルという)が選択され、以後、上記ステップS405およびステップS406と同様の処理がなされる。
演出抽選手段501は、さらに詳細な演出内容を決定するために演出の抽選を行うこととなるが、この演出の抽選は、演出実行コマンドごとに設けられたテーブルに基づいて決定される。
例えば、受信した演出実行コマンドがリーチ演出用のコマンドで、主制御基板201において変動時間すなわち演出時間が30秒に決定されたとする。この場合には、30秒のリーチ演出用テーブルが選択されることとなるが、このテーブルには、背景パターンやリーチパターン、あるいは登場キャラクター等がさまざまに組み合わされた制御コマンドが複数記憶されている。
このように、ここでは、受信した演出実行コマンドに対応するテーブルが選択されることとなる。
上記のようにしてテーブルが選択されたら、演出抽選手段501が、テーブルに記憶された複数の演出パターンの中から1の演出パターンを決定する。
上記のようにして演出パターンが決定されると、演出制御手段502が、これらの演出パターンのとおりに、図柄表示部104、スピーカ277、ランプ112、役物部254を制御する。これにより、特別図柄の変動表示中にさまざまな演出が行われることとなり、遊技者の期待感を高めることとなる。
そこで、上記のような演出効果を発揮しつつ、遊技者が不必要に遊技球を費消してしまわないようにすることが望まれるが、その一実施形態について図14のフローチャートを用いて以下に説明する。
図14に示すように、始動口検出部221,225が遊技球の入球を検出すると、図11に示すステップS301〜ステップS303と同様の処理がなされる。ただし、ここでは、ステップS602において、保留球が上限留保個数まで留保されている場合であっても、制御を終了せずにステップS604に進む。
ステップS604では、遊技球が第2始動口120に入球したのか否かが判定される。そして、第1始動口105に遊技球が入球した場合には制御を終了する。
一方、第2始動口120に遊技球が入球した場合には、事前判定手段330が事前判定を行う。ただし、ここでは、事前判定手段330は、第1特別図柄保留記憶手段401に留保された保留球に対する事前判定を行う。つまり、第2始動口120に遊技球が入球したことを契機として、非優先処理がなされる第1特別図柄保留記憶手段401に留保された保留球の事前判定が行われる。
そして、事前判定の結果、第1特別図柄保留記憶手段401に留保された保留球のいずれかが大当たりに当選している場合には、上記ステップS307およびステップS308と同様に、大当たりの報知が行われる。
104 図柄表示部
105 第1始動口
111 演出ライト
115,116 演出役物
120 第2始動口
200 制御手段
277 スピーカ
300 第1特別図柄抽選手段
301 第1特別図柄表示制御手段
302 第1特別図柄変動制御手段
303 第1乱数判定手段
320 第2特別図柄抽選手段
321 第2特別図柄表示制御手段
322 第2特別図柄変動制御手段
323 第2乱数判定手段
330 事前判定手段
331 当該変動判定手段
401 第1特別図柄保留記憶手段
402 第2特別図柄保留記憶手段
503 大当たり報知制御手段
Claims (2)
- 通常遊技状態、もしくは該通常遊技状態よりも有利な遊技価値が付与された特別遊技状態にて遊技の進行を制御する制御手段と、
特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより以後の遊技状態を表示する特別図柄変動表示手段と、
遊技球の入球を契機に前記特別図柄変動表示手段による特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる第1始動口および第2始動口と、を備え、
前記制御手段は、
前記両始動口への遊技球の入球を契機に遊技データを取得し、前記特別遊技状態へ移行する権利獲得の抽選を行う遊技データ抽選手段と、
前記特別図柄変動表示手段により特別図柄が変動表示されているときに遊技球が前記第1始動口に入球したことによって取得された前記遊技データを記憶して、当該入球を契機とする特別図柄の変動表示の権利を留保する第1特別図柄保留記憶手段と、
前記特別図柄変動表示手段により特別図柄が変動表示されているときに遊技球が前記第2始動口に入球したことによって取得された前記遊技データを記憶して、当該入球を契機とする特別図柄の変動表示の権利を留保する第2特別図柄保留記憶手段と、を備えるとともに、
前記特別図柄変動表示手段には、前記第1特別図柄保留記憶手段と第2特別図柄保留記憶手段との双方に前記変動表示の権利が留保されたとき、前記第2特別図柄保留記憶手段に記憶された遊技データに基づく特別図柄の変動表示がなされる遊技機であって、
前記制御手段は、
前記第1特別図柄保留記憶手段に前記遊技データが記憶されたとき、当該遊技データに基づく特別図柄の変動表示の開始前に、当該遊技データを判定する事前判定手段を備える一方、
前記遊技機には、
前記事前判定手段が、前記第1特別図柄保留記憶手段に留保された特別図柄の変動表示の権利に、特別遊技状態へ移行する遊技データが含まれていると判定したとき、当該判定内容を遊技者に報知する大当たり報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記大当たり報知手段は、前記事前判定手段が、前記第1特別図柄保留記憶手段に留保された特別図柄の変動表示の権利に、特別遊技状態へ移行する遊技データが含まれていると判定し、かつ、前記第2始動口に遊技球が入球したことを契機として前記判定内容を遊技者に報知することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008143906A JP5130119B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008143906A JP5130119B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009285374A true JP2009285374A (ja) | 2009-12-10 |
JP5130119B2 JP5130119B2 (ja) | 2013-01-30 |
Family
ID=41455149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008143906A Expired - Fee Related JP5130119B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5130119B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011254966A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2013144136A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-07-25 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2016022189A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2017201998A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017201997A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017201996A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004236974A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2006136544A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Maruhon Ind Co Ltd | パチンコ機 |
JP2007260166A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP2009261607A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Jb:Kk | 弾球遊技機 |
JP2009268705A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
-
2008
- 2008-05-30 JP JP2008143906A patent/JP5130119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004236974A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2006136544A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Maruhon Ind Co Ltd | パチンコ機 |
JP2007260166A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP2009261607A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Jb:Kk | 弾球遊技機 |
JP2009268705A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011254966A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2013144136A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-07-25 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2016022189A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2017201998A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017201997A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017201996A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5130119B2 (ja) | 2013-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4991631B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009226074A (ja) | 遊技機 | |
JP2009285403A (ja) | 遊技機 | |
JP2009285381A (ja) | 遊技機 | |
JP2010004902A (ja) | 遊技機 | |
JP5114295B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5130119B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009247699A (ja) | 遊技機 | |
JP5049873B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010051363A (ja) | 遊技機 | |
JP5358124B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010035610A (ja) | 遊技機 | |
JP2009261898A (ja) | 遊技機 | |
JP2009240636A (ja) | 遊技機 | |
JP4999187B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009285373A (ja) | 遊技機 | |
JP2009226064A (ja) | 遊技機 | |
JP2010011945A (ja) | 遊技機 | |
JP5232537B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4824716B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4991617B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5049872B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5346504B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5337897B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5378570B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110518 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120410 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121009 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5130119 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |