JP2009261607A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大当り抽選の契機を2つとして大当りを発生させる弾球遊技機において抽選の保留記憶の先読み機能を利用することで遊技者にとって不利益な事態を発生し難くする弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 弾球遊技機は、2つの保留記憶部のうち第一保留記憶部に格納されている大当り判定用数値のうち、通常確率テーブルとの比較で大当りに対応する数値が存在するか否かを判定する第一判定処理、及び第二保留記憶部に格納されている大当り判定用数値のうち、高確率テーブルとの比較で大当りに対応する数値が存在する否かを判定する第二判定処理を実行する制御手段を備える。制御手段は、少なくとも第一判定処理の結果が「不存在」で且つ第二判定処理の結果が「存在」である場合に、第一の保留記憶部に対応した抽選契機を成立させないように遊技者に認識可能な告知情報を発生させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技者が遊技球を発射して遊技する弾球遊技機(遊技店に設置されるパチンコ遊技機)に関する。
例えば、特許文献1に示されるように、始動メモリ(いわゆる保留記憶装置)を備えたパチンコ遊技機が知られている。この保留記憶装置は、大当り判定を行う特別図柄抽選の契機が成立(始動入賞が発生)したときに取得される数値を、所定個数(例えば4個)を上限として保留記憶するものである。なお、一般的な大当り判定は、前記数値を取得の順に用いて行うようになっている。
また、近年は、特許文献2に示されるように、上記のような抽選の契機を2つとするパチンコ遊技機が開発されている。このようなパチンコ遊技機は、例えば、2つの抽選契機がそれぞれ成立したときに数値を取得し、各抽選契機毎に(従って2つの)保留記憶装置を備えている。この場合の大当り判定は、2つの保留記憶装置の一方を優先して、これに記憶されている数値を取得の順に用いて行い、この優先する保留記憶装置に数値が記憶されていない状態になったときに、他方(非優先)の保留記憶装置に記憶されている数値を取得の順に用いて行うようになっている。
更に近年は、確率変動装置(確率変動機能を有する制御装置)を備えたパチンコ遊技機も開発されている。この確率変動装置は、大当り判定用のテーブルとして、次の表1に示すような「確率変動装置非作動時の大当り判定用テーブル」(通常確率テーブル)と「確率変動装置作動時の大当り判定用テーブル」(高確率テーブル)の2つを備え、装置作動/非作動に対応して使用する大当り判定用テーブルが決定されるようになっている。
Figure 2009261607
また、確率変動装置の作動/非作動は、次の表2に示すような「補助テーブル」を用いて決定されるようになっている。
Figure 2009261607
つまり、確率変動装置の作動/非作動は、一般的には、大当り判定テーブルで「当り」且つ補助テーブルで「当選」となっているいわゆる「確変当り」の終了後から、大当り判定テーブルで「当り」且つ補助テーブルで「非当選」となっている「通常当り」が終了するまで、「確率変動装置作動時の大当り判定用テーブル」を用い、それ以外の場合は「確率変動装置非作動時の大当り判定用テーブル」を用いるというルールで行われる。具体的には、次のようになっている。
(1)表1、表2の数値1及び数値2は、抽選契機が成立(始動入賞が発生)した際に取得され、数値1と数値2とは組をなして所定の記憶領域に記憶される。なお、数値1は、0〜749のいずれか(750個)であり、数値2は、0〜9のいずれかとなっている。
(2)確率変動装置「非作動」時の大当り判定用テーブル(通常確率テーブル)では、例えば、数値1が「7」、「749」のとき「当り」とする。従って、大当り確率は2/750=1/375である。
(3)確率変動装置「作動」時の大当り判定用テーブル(高確率テーブル)では、例えば、数値1が「7」、「17」、「27」、・・・、「97」、「659」、「669」、・・・、「699」、「709」・・・、「749」のときに「当り」とする。従って、大当り確率は20/750=1/37.5である。
(4)「確変当り」とは、通常確率テーブル又は高確率テーブルを用いた大当り判定で「当り」となっている数値1と組をなした数値2が補助テーブルで「当選」となっている「当り」であり、「通常当り」とは、通常確率テーブル又は高確率テーブルを用いた大当り判定で「当り」となっている数値1と組をなした数値2が補助テーブルで「非当選」となっている「当り」である。
そこで、遊技性を一層高めるために上記のような2つの保留記憶装置と確率変動機能を共に備えるパチンコ遊技機では、以下のような事態が発生する。
例えば、優先される保留記憶装置(記憶上限は4個)に記憶された数値が順に「20」、「700」、「600」で、非優先の保留記憶装置(記憶上限4個)に記憶された数値が順に「21」、「701」、「601」、「17」であって、次回、確率変動装置「作動」時の大当り判定用テーブル(高確率テーブル)を用いて大当り判定が行われる場合、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機が非成立のままであれば、「20」、「700」、「600」、「21」、「701」、「601」、「17」の順で大当り判定が行われ、「17」の数値を用いた大当り判定で「当り」が発生するようになっている。
特開2003−284831号公報 特開2007−289620号公報
しかしながら、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機が成立し、取得した数値1が「749」で且つ取得した数値2が「9」である場合には、「20」、「700」、「600」、「749」、・・・「21」、「701」、「601」、「17」の順で大当り判定が行われ、数値1が「749」で且つ数値2が「9」である組をなす数値を用いた大当り判定で「通常当り」が発生し、該大当りの終了後から、確率変動装置「作動」時の大当り判定用テーブル(高確率テーブル)でなく、確率変動装置「非作動」時の大当り判定用テーブル(通常確率テーブル)を用いた大当り判定が行われる。よって、数値1が「17」である数値を用いた大当り判定では「ハズレ」となってしまう。このような現象は、「17」が確率変動装置「作動」時の大当り判定用テーブル(高確率テーブル)のみの当り対応数値であることによる。
つまり、第1の問題点として、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機を成立させなければ「当り」が発生していたにも拘らず、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機を成立させたために「当り」が発生しなくなっている。
更に、第2の問題点として、数値1が「17」で組をなす数値2が「当選」である数値を用いた大当り判定では「ハズレ」となってしまうが、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機を成立させなければ「確変当り」が発生し、再度大当りが発生しやすい状態を遊技者が手に入れていたにも拘らず、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機を成立させたために、前記状態を遊技者が手に入れることができなくなっている。
以上のような事態は、遊技者にとって不利益(特に、第2の問題点は遊技者に著しく不利益)であり、このような不利益が発生しないパチンコ遊技機が望まれている。
本発明は、上記のような大当りを発生させる弾球遊技機において保留記憶の先読み機能を利用することで遊技者にとって不利益な事態を発生し難くする遊技機を提供することを目的とする。
本発明の弾球遊技機は、
遊技者の操作に応じて遊技球を遊技盤面上に向けて発射する発射装置と、
前記遊技盤面上に設置された第一始動口及び第二始動口と、
前記第一始動口に遊技球が入賞したことを契機として第一の数値群の中から一つの数値を第一数値として取得するとともに、第二の数値群の中から一つの数値を補助第一数値として取得する第一数値取得手段と、
前記第一数値取得手段によって取得された前記第一数値及び前記補助第一数値を一組として、設定された上限組数を限度として、各組の数値を記憶する第一保留記憶部と、
前記第二始動口に遊技球が入賞したことを契機として第一の数値群の中から一つの数値を第二数値として取得するとともに、第二の数値群の中から一つの数値を補助第二数値として取得する第二数値取得手段と、
前記第二数値取得手段によって取得された前記第二数値及び前記補助第二数値を一組として、設定された上限組数を限度として、各組の数値を記憶する第二保留記憶部と、
前記第一の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられた通常確率テーブルと、
前記第一の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられ、前記通常確率テーブルの当選が対応付けられた数値に当選が対応付けられているとともに非当選が対応付けられた数値の少なくとも一つ以上に当選が対応付けられた高確率テーブルと
前記第二の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられた補助テーブルと、
前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一通常確率抽選手段と、
前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一高確率抽選手段と、
前記第一通常確率抽選手段又は前記第一高確率抽選手段による判定に用いられた前記組をなす数値を、前記第一保留記憶部から削除する第一保留記憶削除手段と、
前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二通常確率抽選手段と、
前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二高確率抽選手段と、
前記第二通常確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段による判定に用いられた前記組をなす数値を、前記第二保留記憶部から削除する第二保留記憶削除手段と、
前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段を非作動とし、前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可する通常確率作動手段と、
前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段を非作動とし、前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可する高確率作動手段と、
前記通常確率作動手段により作動を許可された前記第一通常確率抽選手段及び前記高確率作動手段により作動を許可された前記第一高確率抽選手段を、前記第二保留記憶部に前記組をなす数値が記憶されていないときに作動させる優先抽選決定手段と、
前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一通常確率抽選手段又は前記第二通常確率抽選手段により前記通常確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて非当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率非変動大当り発生手段と、
前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一通常確率抽選手段又は前記第二通常確率抽選手段により前記通常確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率変動大当り発生手段と、
前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一高確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段により前記高確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて非当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可した状態とする高確率非変動大当り発生手段と、
前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一高確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段により前記高確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可した状態とする高確率変動大当り発生手段と、
前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態のときに、前記第一保留記憶部に記憶されている数値の中で、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられた第一数値が存在するか否かを判定する第一判定処理と、前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値の中で、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられた数値が存在するか否かを判定する第二判定処理とを実行する制御手段と、
前記制御手段からの指令に応じて、遊技者に認識可能な告知情報を発生する告知手段とを備え、
前記制御手段は、前記第一判定処理の結果が「不存在」で且つ前記第二判定処理の結果が「存在」であるという条件が少なくとも成立した場合に、前記告知手段に対し前記告知情報を発生させる指令を出すことを特徴とする。
本発明の遊技機においては、優先抽選決定手段により、第二保留記憶部に前記組をなす数値が記憶されていないときに第一通常確率抽選手段及び第一高確率抽選手段を作動させる、すなわち、第一保留起億部に対して第二保留記憶部が優先されるようになっている。そして、高確率抽選手段の作動が許可された状態で、第一判定処理の結果が「不存在」で且つ第二判定処理の結果が「存在」であるという条件が成立したとき、つまり、高確率テーブルによる抽選時に、非優先の第一保留記憶部に記憶されている数値が、通常確率テーブルとの比較で当選になる数値ではなく、高確率テーブルとの比較で当選になる数値である場合には、上記の告知情報により、優先される第二保留記憶部に対応した抽選契機を成立させないように遊技者に指示することができる。このため、遊技者は、優先される保留記憶部に対応した抽選契機を成立させたために「当り」が発生しなくなるという不利益な事態を発生させないように促されることとなり、そのような不利益な事態を発生し難くすることができる。
本発明の好ましい態様では、制御手段は、前記第二判定処理において高確率テーブルにて当選が対応付けられた数値が存在すると判定された第一数値と組をなす補助第一数値が、補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第三判定処理を実行し、前記条件の成立に加えて当該第三判定処理の結果が「当選」である場合にのみ、前記指令を出すことを特徴とする。
この態様によれば、非優先の第一保留記憶部に記憶されている数値が、高確率テーブルとの比較で当選になる数値であって、第三判定処理の結果が「当選」、すなわち補助テーブルにて当選が対応付けられている数値である場合には、告知情報により、優先される保留記憶部に対応した抽選契機を成立させないように遊技者に指示することができる。このため、遊技者は、優先される保留記憶部に対応した抽選契機を成立させなければ「確変当り」が発生し、再度大当りが発生しやすい状態を遊技者が手に入れていたにも拘らず、優先される保留記憶装置に対応した抽選契機を成立させたために、前記状態を遊技者が手に入れることができなくなるという著しく不利益な事態を発生させないように促されることとなり、そのような発生し難くすることができる。
更に、好ましい態様では、前記告知手段は、前記告知情報として、遊技者に遊技球の発射を行わないように促す表示を行う表示装置、及び/又は遊技者に遊技球の発射を行わないように指示する音声を発生する音声発生装置で構成されることを特徴とする。
この態様によれば、遊技者に不利益な事態の発生を回避させる方法を、光による表示や音で適切に伝達することができる。
以下、本発明の好適な実施形態としてパチンコ遊技機について説明する。
[遊技機の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態のパチンコ遊技機の正面外観図である。このパチンコ遊技機1の遊技部は、開閉可能な前枠2の上部ガラス板の内側に遊技盤3を配置し、その遊技盤面上に各種入賞領域を含む遊技領域を形成して構成されている。遊技盤3のほぼ中央には、特別図柄の変動表示等による各種の演出表示を行う演出装置として液晶表示装置4が配置されている。
パチンコ遊技機1の一側方(図示の例では左側)には、これに隣接して台間玉貸し機5が設置され、この台間玉貸し機5に、現金又はプリペイドカードを投入することにより、台間玉貸し機5或いはパチンコ遊技機1から遊技球(パチンコ球)が貸し出され、弾球遊技が可能になる。
遊技盤3の下方には、賞球又は貸し球として払い出される遊技球を溜めるための上皿6が設けられ、この上皿6に排出された遊技球は、遊技盤3の裏面側に設けられた発射装置(図示省略)に供給される。上皿6の下方には、上皿6から排出された遊技球を溜めるための下皿7、遊技者の操作に応じて遊技球を遊技領域に向けて発射させる発射装置の操作部としての発射ハンドル8、効果音やBGM等の各種音声を出力するためのスピーカ10等が設けられている。
図2は、遊技盤3の正面図である。遊技盤3には、一般の入賞口(図示せず)のほか、ゲートG、2つの始動口14A,14B、大入賞口15、アウト口16、遊技釘などが配置されると共に、遊技盤3の左側には円弧状の球レール13が設置されている。遊技者が発射ハンドル8を操作することにより上記発射装置から発射された遊技球は、この球レール13に沿って上昇移動し、遊技盤面上の遊技領域に打ち込まれ、遊技釘によってゲートGや始動口、その他の入賞口に誘導される。
上記遊技盤3には、各種表示を行うための表示手段として、2つの特別図柄表示装置18A,18B、2つの演出図柄表示装置19A,19B、及び、遊技球がゲートGを通過したときに所定の表示を行う普通図柄表示装置(図示省略)などが配置されている。そして、各演出図柄表示装置19A,19Bの下方に、各始動口14A,14Bが配置されている。
また、遊技盤3の右上面上には、後述のように、特定の場合、2つの保留記憶部のうち優先される保留記憶部(第二保留記憶部)に対応した抽選契機を成立させないように遊技者に指示する告知情報の表示手段として、点灯ないし点滅する告知ランプ20が設定されている。本実施形態の告知ランプ20は、遊技者に遊技球の発射を行わないように促すため「止め」という文字が点灯ないし点滅で際立つようになっているが、告知ランプ20は、遊技者が遊技球の発射を行わないように促すものであれば良い。また、遊技者が遊技球の発射を行わないように促すものとは、2つの保留記憶部のうち優先される保留記憶部(第二保留記憶部)に対応した抽選契機を成立させないようにするものであり、必ずしも遊技球の発射を停止させるというそのものではない。
本実施形態では、第一始動口14Aは通常の入賞口からなり、第二始動口14Bは可変入賞装置(普通電動役物)14bで構成されている。可変入賞装置は、遊技球が入賞口に入賞しやすい第1状態と入賞しにくい第2状態とに変換可能な開閉翼片を有する入賞装置である。なお、本実施形態では、開閉翼片が閉じた第2状態であっても、遊技球は1個程度入賞可能であるが、第2状態の際に遊技球が入賞不可能な構造としてもよい。遊技球が第一又は第二始動口14A,14Bへ入賞すると、それぞれ所定個数(例えば、5個)の賞球が払い出される。
2つの特別図柄表示装置18A,18Bは、後述の大当り判定(特別図柄抽選)が行われてから、所定時間だけ所定の特別図柄を形式的に変動表示した後に、該大当り判定の結果である特別図柄を所定時間停止表示する表示装置であり、例えば、7セグメントLEDや複数のLEDで構成される。なお、大当り判定(特別図柄抽選)が行われてから、所定の特別図柄を所定時間だけ形式的に変動表示している状態を、後述の説明では「特別図柄変動遊技」と称する。そして、2つの特別図柄表示装置18A,18Bにおける停止表示が「大当り」を示す停止表示になると、後述の「特別電動役物遊技状態」へ移行するように定められている。特別電動役物遊技状態に移行する「大当り」を発生させるか否かは、後述の主制御基板23(図3)で決定される。
第一特別図柄表示装置18Aは、第一の数値群の中から一つの数値が第一数値として取得される契機(第一特別図柄抽選)となる第一始動口14Aへの遊技球の入賞に応じて、プログラム処理による第一特別図柄抽選に係る特別図柄を変動表示する。また、第二特別図柄表示装置18Bは、第二の数値群の中から一つの数値が第二数値として取得される契機(第二特別図柄抽選)となる第二始動口14Bへの遊技球の入賞に応じて、プログラム処理による第二特別図柄抽選に係る特別図柄を変動表示する。これらの特別図柄抽選は、始動口14A又は14Bへの入賞に応じて第一、第二数値を取得し、取得した数値が当選(大当りとなる数値)か否かの判断を行う処理となっている。
2つの演出図柄表示装置19A,19Bは、特別図柄に対応した演出図柄を変動表示する表示装置であり、演出図柄の変動表示や停止表示の他、リーチ予告演出表示、大当り状態表示などを行う。第一演出図柄表示装置19Aは、第一特別図柄抽選に係る演出図柄の変動表示等を行い、第二演出図柄表示装置19Bは、第二特別図柄抽選に係る演出図柄の変動表示等を行うようになっている。
各演出図柄表示装置19A,19Bの上方には、それぞれ横一列に配置された4個のLEDa〜dで構成される保留記憶表示部17A,17Bが設けられている。各保留記憶表示部17A,17Bは、第一又は第二始動口14A,14Bに遊技球が入賞する度に1個ずつ点灯する。ただし、4個のLED17a〜17dが全て点灯している時の各始動口への入賞は無効となり、それ以上の点灯も当然行わない。
すなわち、上記の第一又は第二始動口14A,14Bへの入賞(始動入賞)があると、第一又は第二の数値群から第一、第二数値が取得されるが、その数値は、始動入賞が所定数(例えば4個)に達するまで、つまり始動入賞球が保留球として上限の個数になるまで、内部記憶装置(始動メモリ)の第一、第二保留記憶部に順次記憶される。この保留球数は、本実施形態では、各保留記憶表示部17A,17BのLEDの点灯数によって表示される。現在行われている「特別図柄遊技」が終了すると、それまでに記憶された保留球数に応じて、次の「特別図柄遊技」が保留球の個数分行われる。
大当り判定は、上記2つの保留記憶表示部17A,17Bに対応する保留記憶部の一方(第二保留記憶部)を優先して、これに記憶されている数値を取得の順に用いて行い、この優先する第二保留記憶部に数値が記憶されていない状態になったときに、他方(非優先)の保留記憶部(第一保留記憶部)に記憶されている数値を取得の順に用いて行う。
遊技盤3の中央部の上下に配置された第一、第二演出図柄表示装置19A,19Bは、液晶表示面に画像で表現される複数の演出図柄を可変表示する。例えば、スロットマシンの3列の回転リールを擬似的に表示し、各列の回転リール部には、上・中・下3つ位置に文字、数字、図形等を図案化した図柄が停止表示される。これらの演出図柄は、発射装置から発射された遊技球が上記第一、第二始動口14A,14Bに入賞したときに取得された第一、第二数値による特別図柄抽選の結果に基づいて、変動表示及び停止表示される。
上記の演出図柄を表示する表示手段としては、液晶表示装置のほか、多数のLEDを配列して構成した表示器やCRT、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンス等の電気的表示器を用いることができる。また、電気的表示装置でなく、図柄を外周面上に描いた回転リールで可変表示を行う機械的表示装置を用いてもよい。
上記第二始動口14Bの下方に配置された大入賞口(所謂アタッカ)15は、遊技者にとって有利な第1状態(以下「開状態」という)と遊技者にとって不利な第2状態(以下「閉状態」という)に変換可能な扉開閉式の変動入賞装置15aからなる。この大入賞口15は、2つの特別図柄表示装置18A,18Bのいずれかにおける停止表示が大当りを示す停止表示となった場合に、所定時間上記の開状態に変換される「特別電動役物遊技状態」となる。この大入賞口15に遊技球が入賞すると、その入賞毎に比較的多数(例えば15個)の賞球が払い出される。
大入賞口15の下方には、遊技盤3上で入賞することなく遊技部の下端まで到達した遊技球(アウト球)を回収するアウト口16が設けられている。
この遊技機において、発射装置から遊技領域に打ち込まれた遊技球が第一又は第二始動口14A又は14Bに入賞(始動入賞)すると、第一、第二の数値群からそれぞれ第一、第二数値が取得され、その値が第一、第二保留記憶部を構成する内部記憶装置(RAM)の所定領域に格納される。そして、この数値を大当り判定用テーブル(通常確率テーブル又は高確率テーブル)の数値と対比することで、第一又は第二特別図柄抽選(通常確率抽選又は高確率抽選)が行われ、その結果に基づいて、第一又は第二特別図柄表示装置18A,18Bと第一又は第二演出図柄表示装置19A,19Bにおいて、それぞれ特別図柄と該特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われる。そして、これらの図柄が予め決められた当り配列(特別図柄及び演出図柄の特定表示)で停止すると、遊技者が多くの遊技球を獲得可能な遊技状態(大当り遊技)となる。
なお、前記通常確率抽選又は高確率抽選に用いられた数値は、保存されていた保留記憶部から削除され、対応する保留記憶表示部17A,17BのLEDの点灯数が1個ずつ減ることとなる。
上記の大当り判定では、保留記憶部に記憶された数値が予め定めた値である場合に「大当り」入賞となり、それ以外の値である場合には「ハズレ」(外れ)となる。「大当り」入賞になると、「特別図柄の停止表示」に引き続いて「大当り遊技(特別連続役物遊技)」が行われる。この大当り遊技では、大入賞口15を構成する変動入賞装置の扉が開放されて多数の遊技球が入賞しやすくなるため、遊技者は多量の賞球を獲得可能な特別電動役物遊技状態になる。
ここで、大入賞口15へ遊技球が所定個数(例えば10個)入賞するか或いは所定時間(例えば30秒間)経過するまで大入賞口15が開状態となり、その後所定時間だけ大入賞口15が閉状態になることを、「ラウンド」と称し、この「特別電動役物遊技状態」では、前記ラウンドが規定回数(例えば、15ラウンド)行われるようになっている。以下、この規定回数を「設定された連続作動回数」と称する。なお、本実施形態では、大当り遊技が所定のラウンドが終了した後、次のラウンドを行う条件は、所定個数の入賞或いは所定時間の経過という条件の成立となっているが、「V入賞」といわれる条件の成立であっても良い。この場合、大入賞口15の中には、複数の入賞口が設けられており、「V入賞」といわれる条件の成立は、その複数の入賞口のうち特定の入賞口に遊技球が入賞することである。
[遊技機の回路構成]
次に図3を参照して、パチンコ遊技機1の基板(回路装置)について説明する。図3に示すように、パチンコ遊技機1は、少なくとも主基板21と、該主基板21からの演出コマンドに応じて演出処理を行う周辺基板22とを備えている。周辺基板22は、主基板21とは別の回路基板上に各種制御装置を配置して構成されている。
主基板21は、主制御基板23、払出制御基板24、発射モータ制御基板25を含み、周辺基板22は、演出図柄表示制御基板26、音声制御基板27及びランプ制御基板28を含んでいる。
主基板21において、主制御基板23には、入賞口(図示せず)に対する遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチSW1、第一、第二始動口14A,14Bに対する遊技球の入賞を検出する第一、第二始動口スイッチSW2,SW3、ゲートGにおける遊技球の通過を検出するゲートスイッチSW4、大入賞口15に対する遊技球の入賞を検出する大入賞口スイッチSW5、大入賞口15を構成する特別電動役物を開閉動作させるソレノイドSOL、上記各始動口への入賞を所定の個数(例えば、4個)を上限として記憶保留する第一、第二保留記憶部に記憶された保留個数を表示する保留記憶表示部17A,17BのLED等が接続されている。
主制御基板23は、本発明における制御手段としての機能を備えたCPUを含む回路装置であり、上記各スイッチSW1〜SW5の検出信号に応じて、特別図柄抽選処理(特別図柄抽選手段、確率変動手段)、第一、第二特別図柄表示装置18A,18Bによる特別図柄表示処理、大入賞口開閉処理、コマンド送信処理等を行う。
演出図柄表示制御基板26は、この主制御基板23から演出図柄表示制御基板26に送信されるコマンドに応じて、第一、第二演出図柄表示装置19A,19Bに演出動作を行わせる演出信号を生成する。
払出制御基板24には、玉切れスイッチ29、払出センサ30、払出モータ31等が接続されており、主制御基板23からの払出信号に応じて遊技球の払い出しを行うほか、台間玉貸し機5からの貸出信号に応じて遊技球の払い出しを行う。すなわち、払出制御基板24は、主制御基板24からのコマンドに基づいて、賞球を払出すための払出モータ31を駆動制御する。
発射モータ制御基板25には、発射スイッチ32、タッチセンサ33、発射装置の駆動源であるモータ(発射モータ34)等が接続され、発射スイッチ32及びタッチセンサ33がONのとき、発射モータ35を駆動させる。
演出図柄表示制御基板26は、第一、第二演出図柄表示装置19A,19Bの表示制御に接続し、主制御基板23からのコマンド(表示信号)に応じて画像データを生成し、この画像データに基づいて、第一、第二演出図柄表示装置19A,19Bの画面表示を制御する。
周辺基板22において、演出図柄表示制御基板26は、表示制御機能を備えたCPUを含む回路装置であり、主制御基板23から送信されたコマンドに応じて画像データを生成し、この画像データに基づいて、演出図柄表示部4bを構成する液晶表示装置4の画面表示を制御する。
音声制御基板27には、スピーカ10が接続され、主制御基板23(又は演出図柄表示制御基板26)からの演出コマンドに応じて、所定の演出音声をスピーカ10から出音させる。
ランプ制御基板28には、発光表示ランプ(図示省略)のほか、前述の告知ランプ20が接続され、主制御基板23(又は演出図柄表示制御基板26)からのコマンドに応じて、発光表示ランプを点灯動作させ、或いは告知ランプ20を点灯又は点滅させることにより、遊技者に前述の告知をする。このような告知は、ランプ点灯などの視覚的な指示に限らず、例えばスピーカ10から、所定の音声又は音響を出すことで実現してもよい。
次に、実施形態のパチンコ遊技機1の動作について説明する。
まず、遊技者が遊技球を発射して弾球遊技をしている通常遊技状態では、主制御基板23は、第一始動口14Aに対する遊技球の入賞(始動入賞)が発生すると始動口スイッチSW1からの検出信号に応じて特別図柄抽選(大当り判定)を行う。そして、特別図柄表示装置18Aに表示される図柄を所定時間変動(特別図柄変動遊技)させた後、特別図柄抽選の結果を特別図柄表示装置18Aに所定時間表示するようになっている。また同様に、遊技者が遊技球を発射して弾球遊技をしている通常遊技状態では、主制御基板23は、第二始動口14Bに対する遊技球の入賞(始動入賞)が発生すると始動口スイッチSW2からの検出信号に応じて特別図柄抽選(大当り判定)を行う。そして、特別図柄表示装置18Bに表示される図柄を所定時間変動させた後、特別図柄抽選の結果を特別図柄表示装置18Bに所定時間表示するようになっている。ここで、第一及び第二始動口14A,14Bに対する遊技球の入賞から特別図柄抽選(大当り判定)を経て特別図柄表示装置18A,18Bに特別図柄抽選の結果を表示させるまでの処理を、以下では「特別図柄遊技」と称する。
次いで、特別図柄抽選の結果が「当り」であった場合には、「特別電動役物遊技」が開始され、特別電動役物遊技が終了した後、再度「特別図柄遊技」が開始されるようになっている。
[特別図柄遊技](図4〜図10)
初めに、図4に示すように、大当り判定用数値取得処理を行う(ST1)。この処理については、後で図8を参照して詳細に説明する。この処理後、特別図柄変動遊技中か否かをチェックし(ST2)、“YES”であれば、図5に示すST11に移行し、“NO”であれば、特別図柄の停止図柄表示時間中か否かをチェックし(ST3)、“YES”であれば、図5に示すST14に移行し、“NO”であれば、大当り遊技中か否かをチェックし(ST4)、“YES”であれば、図5に示すように「特別電動役物遊技」に移行し、“NO”であれば、変動開始時処理(ST5)を行って、「特別電動役物遊技」に移行する(ST5)。変動開始時処理については、後で図9を参照して詳細に説明する。
上記ST2の特別図柄変動遊技中か否かをチェックで“YES”の場合には、図5に示すように、特別図柄の変動時間の経過をチェックし(ST11)、“NO”であれば「特別電動役物遊技」を実行(継続)し、“YES”の場合には、変動を停止する(ST12)。
なお、この変動停止した際に表示される特別図柄の停止図柄は、後述の大当り判定テーブル及び補助テーブルを用いた大当り判定処理で決定されるようになっている。本実施形態では、大当り判定処理において、通常確率テーブル又は高確率テーブルにて当選と判定され且つ前記補助テーブルにて非当選と判定された場合には、遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率非変動大当り又は高確率非変動大当りを発生させるようになっており、さらに、通常確率テーブル又は高確率テーブルにて当選と判定され且つ前記補助テーブルにて当選と判定された場合には、遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率変動大当り又は高確率変動大当りを発生させるようになっている。そして、通常確率非変動大当り及び高確率非変動大当りを示す特別図柄の停止図柄と、通常確率変動大当り及び高確率変動大当りを示す特別図柄の停止図柄とが異なるように、前記大当りを示す停止図柄が設定されている。そして、いわゆる「通常当り」とは、通常確率変動大当り又は高確率変動大当りを意味し、いわゆる「確変当り」とは、通常確率変動大当り及び高確率変動大当りを意味するものとなっている。
次に、特別図柄の停止図柄表示時間を設定し(ST13)、その表示時間の経過をチェックする(ST14)。その結果“NO”であれば「特別電動役物遊技」を実行(継続)し、“YES”であれば、特別図柄表示装置18A,18Bのいずれかにおける停止表示(停止図柄)が大当りを示す停止表示(停止図柄)をなっているか否かをチェックする(ST15)。その結果“NO”であれば、「特別電動役物遊技」を実行し、“YES”であれば、
「非特別電動役物遊技」状態から「特別電動役物遊技」状態に設定を変更して(ST16)、特別図柄の確率変動機能の作動状態か否かをチェックし(ST17)、“NO”であれば「特別電動役物遊技」を実行し、“YES”であれば、特別図柄の確率変動機能動作を停止して(ST18)、「特別電動役物遊技」を実行する。
次に、図6を参照して「特別電動役物遊技」について説明する。
まず、特別電動役物遊技状態か否かをチェックし(ST21)、“NO”の場合には、図7に示すように、特別図柄遊技に戻る。一方、“YES”の場合には、大入賞口15が開放中か否かをチェックし(ST22)、“YES”であれば、大入賞口15の開放時間経過をチェックし(ST23)、未だ経過していないときには、大入賞口15への入賞数が最大数に達したか否かをチェックし(ST24)、“NO”であれば、図7に示すように、特別図柄遊技に戻る。大入賞口15の開放時間が経過し(ST23で“YES”)、又は入賞数が最大数に達した場合(ST24で“YES”)には、大入賞口15を閉じて(ST25)、特別図柄遊技に戻る。これに対し、ST22で“NO”、すなわち大入賞口15が閉鎖中であれば、当該特別電動役物の連続作動回数が、設定された連続作動回数に達したか否かをチェックし(ST26)、“YES”のとき、図7に示すように、「特別電動役物遊技」状態から「非特別電動役物遊技」状態に設定を変更する(ST29)。また、ST26で“NO”のとき、大入賞口15の閉鎖時間が経過したか否かをチェックし(ST27)、“NO”であれば、特別図柄遊技に戻る。また、ST27でYESであれば、大入賞口15を開放して(ST28)、特別図柄遊技に戻る。
次に、図7に示すように、特別電動役物遊技状態から非特別電動役物遊技状態に設定を変更した(ST29)後、前述のST15の判定で用いられた停止図柄が、「確変当り」を示す停止表示(停止図柄)となっているか否かをチェックし(ST30)、“NO”であれば、特別図柄遊技に戻る。また、“YES”の場合には、特別図柄の確率変動機能の作動を開始して(ST31)、特別図柄遊技に戻る。
[大当り判定用数値取得処理]
次に図8を参照して、図4のST1の大当り判定用数値取得処理について説明する。
初めに、第一始動口14A(以下、「始動口1」という)への入賞をチェックし(ST41)、“NO”であれば、次の第二始動口14B(以下、「始動口2」という)への入賞チェック(ST46)を行う。始動口1への入賞があれば、第一特別図柄表示装置18A(以下、「特別図柄表示装置1」という)の保留記憶数Nが4以上か否かをチェックし(ST42)、“YES”であれば、次の始動口2への入賞チェック(ST46)を行い、“NO”であれば、大当り判定用の第一数値及び補助第一数値を取得し(ST43)、保留記憶数Nを加算(+1)して、第一数値と補助第一数値を一組として第一保留記憶部(記憶領域1)に格納し(ST44)、保留記憶数Nを示すコマンド(信号)をサブ制御基板(演出図柄表示制御基板26)に送る(ST45)。
次に、始動口2への入賞をチェックし(ST46)、“NO”であれば、この数値取得処理を終了する。始動口2への入賞があれば、第二特別図柄表示装置18B(以下、「特別図柄表示装置2」という)の保留記憶数Mが4以上か否かをチェックし(ST47)、“YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、大当り判定用の第二数値及び補助第二数値を取得し(ST48)、保留記憶数Mを加算(+1)して、第二数値と補助第二数値を一組として第二保留記憶部(記憶領域2)に格納し(ST49)、保留記憶数Mを示すコマンド(信号)をサブ制御基板(演出図柄表示制御基板26)に送る(ST50)。これで処理終了となる。
[変動開始時処理]
次に図9を参照して、図4のST5の変動開始時処理について説明する。
初めに、上記保留記憶数N及びMが共に0かをチェックし(ST51)、“YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、保留記憶数M=0かをチェックし(ST52)、“YES”であれば、次に保留記憶数N=0かをチェックし(ST53)、YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、保留記憶数Nを減算(−1)して現在の保留数Nに対応した表示コマンドをセットし(ST54)、記憶領域1に格納された第一数値及び該第一数値と組をなす補助第一数値に基づく大当り判定処理1を行う(ST55)。この判定処理については、後で図10を参照して説明する。
その後、大当り判定処理1に基づき特別図柄表示装置18Aに後で表示させる停止図柄を設定し(ST56)、大当り判定処理1に基づいて該停止図柄を表示させるタイミングである特別図柄変動時間を設定して(ST57)、設定された停止図柄及び特別図柄変動時間に基づいてサブ制御基板に送信するコマンドを設定する(ST58)。そして、コマンドをサブ制御基板に送信するとともに特別図柄表示装置18Aの図柄の変動を開始させ(ST59)、処理終了となる。
一方、ST52のチェックで“NO”の場合には、記憶領域1に格納された数値1に基づく先読処理を行う(ST60)。この先読処理については、後で図11、図12を参照して説明する。次に、保留記憶数Mを減算(−1)して現在の保留数Mに対応した表示コマンドをセットし(ST61)、記憶領域2に格納された第二数値及び該第二数値と組をなす補助第二数値に基づく大当り判定処理2を行う(ST62)。この判定処理については、後で図10を参照して説明する。
その後、大当り判定処理2に基づき特別図柄表示装置18Bに後で表示させる停止図柄を設定し(ST63)、大当り判定処理2に基づいて該停止図柄を表示させるタイミングである特別図柄変動時間を設定して(ST64)、設定された停止図柄及び特別図柄変動時間に基づいてサブ制御基板に送信するコマンドを設定する(ST65)。そして、コマンドをサブ制御基板に送信するとともに特別図柄表示装置18Bの図柄の変動を開始させ(ST59)、処理終了となる。
[大当り判定処理]
次に図10を参照して、図9のST55及びST62の大当り判定処理1,2について説明する。
まず、特別図柄の確率変動機能の作動中か否かをチェックし(ST71)、作動中であれば、下記の表3の高確率テーブル及び表4の補助テーブルを用いた大当り判定処理(ST72)を行い、作動中でなければ、表3の低確率テーブル及び表4の補助テーブルを用いた大当り判定処理(ST73)を行う。
ここで、大当り判定処理1においてこの「大当り判定処理」を行う処理手段1は、前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一通常確率抽選手段と、前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一高確率抽選手段とを構成している。
また、大当り判定処理2においてこの「大当り判定処理」を行う処理手段2は、前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二通常確率抽選手段と、前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二高確率抽選手段とを構成している。
なお、本実施形態では、第一及び第二数値は0〜749のいずれかであり、補助第一及び第二数値は0〜9のいずれかとなっている。また、低確率テーブルにおいて当選(大当り)が対応づけられた数値は、高確率テーブルにおいても当選が対応づけられており、高確率テーブルは、低確率テーブルにおいて非当選(ハズレ)が対応づけられている数値の少なくとも一つ以上に当選が対応づけられたものとなっている。本実施形態では、低確率テーブル及び高確率テーブルは、表3のようになっており、補助テーブルは表4のようになっている。
Figure 2009261607
Figure 2009261607
[先読処理]
次に図11を参照して、図9のST60の先読処理について説明する。
この先読処理では、まず、特別図柄の確率変動機能の作動中か否かをチェックし(ST81)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、記憶領域1に格納されている第一数値のうち、通常確率テーブルとなる低確率テーブルとの比較で「当り」に対応する数値の存在をチェックし(ST82)、“YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、高確率テーブルとの比較で「当り」に対応する第一数値の存在をチェックし(ST83)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、高確率テーブルとの比較で「大当り」に対応する第一数値と組をなす補助第一数値が、補助テーブルとの比較で「当選」に対応する数値か否かをチェックし(ST84)、“NO”であれば、この処理を終了する。一方、“YES”であれば大当り潜伏コマンドをセットして(ST85)、この処理を終了する。
以上の処理は、主制御基板での処理であり、サブ制御基板では、次のサブ処理を行う。
図12に示すように、主制御基板から大当り潜伏コマンドを受信したか否かをチェックして(ST91)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、大当り潜伏演出処理を行って(ST92)、この処理を終了する。本実施形態の大当り潜伏演出処理は、告知ランプ20を点灯又は点滅させることである。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、例えば、スピーカ10から「遊技球の発射をやめて」、「遊技球を始動口2に入賞させないで」又は「チャンス」等の音声や、大当り潜伏コマンドを受信したときのみ発生する音を発生させることを、前記大当り潜伏演出処理で行ってもよい。また、演出図柄表示装置19A,19Bに大当り潜伏コマンドを受信したときのみ出現する画像を出現させることを前記大当り潜伏演出処理で行ってもよい。
次に、第二の実施形態について、図13及び図14のフローチャートで説明する。
[大当り判定処理]
図13を参照して、第二実施形態の大当り判定処理について説明する。
まず、特別図柄の確率変動機能の作動中か否かをチェックし(ST101)、作動中であれば、高確率テーブルを用いた大当り判定処理(ST102)を行い、作動中でなければ、低確率テーブルを用いた大当り判定処理(ST103)を行うところまでは、前述した実施形態と同様である。
別実施形態では、高確率テーブルを用いた大当り判定処理(ST102)の後、特別図柄の確率変動機能の作動回数(大当り判定回数)Zを加算(+1)して(ST104)、Zが99を超えたかどうかをチェックし(ST105)、超えなければ、この処理を終了し、Zが99を超えたときは、特別図柄の確率変動機能の作動を停止して(ST106),この処理を終了する。これは、高確率テーブルを用いた大当り判定を100回行ったら終了してしまうという遊技仕様を表している。
[先読処理]
図14を参照して、第二実施形態の先読処理について説明する。
まず、特別図柄の確率変動機能の作動中か否かをチェックし(ST111)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、記憶領域1に格納されている第一数値のうち、通常確率テーブルとなる低確率テーブルとの比較で「当り」に対応する数値の存在をチェックし(ST112)、“YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、高確率テーブルとの比較で「当り」に対応する第一数値の存在をチェックし(ST113)、“NO”であれば、この処理を終了する。“一方、“YES”であれば、大当り潜伏コマンドをセットして(ST114)、この処理を終了する。
前記図13の遊技仕様では、記憶領域1に高確率テーブルのみ「当り」が対応付けられている第一数値が記憶されていた場合に、特別図柄の確率変動機能の作動回数内で該第一数値を用いた大当り判定が行われれば、大当りが発生するが、特別図柄の確率変動機能の作動回数外で該第一数値を用いた大当り判定が行われれば、大当りが発生しないようになっている。本実施形態では、このような遊技者に不利益な状態を発生し難くするために、図14に示したように「大当り潜伏コマンド」を発生させるようになっている。
次に第三の実施形態について、図15のフローチャートで説明する。
[先読処理]
図15の先読処理では、まず、特別図柄の確率変動機能の作動中か否かをチェックし(ST121)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、記憶領域1に格納されている第一数値のうち、通常確率テーブルとなる低確率テーブルとの比較で「当り」に対応する数値の存在をチェックし(ST122)、“YES”であれば、この処理を終了する。“NO”であれば、高確率テーブルとの比較で「当り」に対応する第一数値の存在をチェックし(ST123)、“NO”であれば、この処理を終了する。“YES”であれば、高確率テーブルとの比較で「大当り」に対応する第一数値と組をなす補助第一数値が、補助テーブルとの比較で「当選」に対応する数値か否かをチェックし(ST124)、“NO”であれば、この処理を終了する。一方、“YES”であれば、予め設定した抽選処理を行い(ST125)、当選か否かを判定して(ST126)、当選でなければ、この処理を終了する。一方、当選であれば、大当り潜伏コマンドをセットして(ST127)、この処理を終了する。
この先読処理では、上記抽選処理(ST124)を行うことで、遊技者に不利益な状態を回避できるか否かという新たな遊技仕様を提供することができる。
本発明の実施形態のパチンコ遊技機の正面図。 図1の遊技機における遊技盤の正面図。 パチンコ遊技機における回路部の構成を示すブロック図。 特別図柄遊技の処理手順を示すフローチャート。 図4に続く処理手順を示すフローチャート。 特別電動役物遊技の処理手順を示すフローチャート。 図6に続く処理手順を示すフローチャート。 大当り判定用数値取得処理手順を示すフローチャート。 変動開始時処理手順を示すフローチャート。 大当り判定処理手順を示すフローチャート。 先読処理手順を示すフローチャート。 サブ制御基板の処理手順を示すフローチャート。 第二実施形態の大当り判定処理手順を示すフローチャート。 第二実施形態の先読処理手順を示すフローチャート。 第三実施形態の先読処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、2…前枠、3…遊技盤、5…台間玉貸し機、6…上皿、7…下皿、8…発射ハンドル、13…球レール、14A,B…始動口、15…大入賞口、16…アウト口、17A,B…保留記憶部、18A,B…特別図柄表示装置、19A,B…演出図柄表示装置、20…告知ランプ、21…主基板、22…周辺基板、23…主制御基板、24…払出制御基板、25…発射モータ制御基板、26…演出図柄表示制御基板。

Claims (3)

  1. 遊技者の操作に応じて遊技球を遊技盤面上に向けて発射する発射装置と、
    前記遊技盤面上に設置された第一始動口及び第二始動口と、
    前記第一始動口に遊技球が入賞したことを契機として第一の数値群の中から一つの数値を第一数値として取得するとともに、第二の数値群の中から一つの数値を補助第一数値として取得する第一数値取得手段と、
    前記第一数値取得手段によって取得された前記第一数値及び前記補助第一数値を一組として、設定された上限組数を限度として、各組の数値を記憶する第一保留記憶部と、
    前記第二始動口に遊技球が入賞したことを契機として第一の数値群の中から一つの数値を第二数値として取得するとともに、第二の数値群の中から一つの数値を補助第二数値として取得する第二数値取得手段と、
    前記第二数値取得手段によって取得された前記第二数値及び前記補助第二数値を一組として、設定された上限組数を限度として、各組の数値を記憶する第二保留記憶部と、
    前記第一の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられた通常確率テーブルと、
    前記第一の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられ、前記通常確率テーブルの当選が対応付けられた数値に当選が対応付けられているとともに非当選が対応付けられた数値の少なくとも一つ以上に当選が対応付けられた高確率テーブルと
    前記第二の数値群の各数値毎に当選又は非当選が対応付けられた補助テーブルと、
    前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一通常確率抽選手段と、
    前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第一高確率抽選手段と、
    前記第一通常確率抽選手段又は前記第一高確率抽選手段による判定に用いられた前記組をなす数値を、前記第一保留記憶部から削除する第一保留記憶削除手段と、
    前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二通常確率抽選手段と、
    前記第二保留記憶部に記憶されている第二数値が、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定するとともに、当該第二数値と組をなす補助第二数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第二高確率抽選手段と、
    前記第二通常確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段による判定に用いられた前記組をなす数値を、前記第二保留記憶部から削除する第二保留記憶削除手段と、
    前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段を非作動とし、前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可する通常確率作動手段と、
    前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段を非作動とし、前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可する高確率作動手段と、
    前記通常確率作動手段により作動を許可された前記第一通常確率抽選手段及び前記高確率作動手段により作動を許可された前記第一高確率抽選手段を、前記第二保留記憶部に前記組をなす数値が記憶されていないときに作動させる優先抽選決定手段と、
    前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一通常確率抽選手段又は前記第二通常確率抽選手段により前記通常確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて非当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率非変動大当り発生手段と、
    前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一通常確率抽選手段又は前記第二通常確率抽選手段により前記通常確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可した状態とする通常確率変動大当り発生手段と、
    前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一高確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段により前記高確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて非当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記通常確率作動手段により前記第一通常確率抽選手段及び前記第二通常確率抽選手段の作動を許可した状態とする高確率非変動大当り発生手段と、
    前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態で、前記第一高確率抽選手段又は前記第二高確率抽選手段により前記高確率テーブルにて当選と判定され、且つ前記補助テーブルにて当選と判定された際に遊技者に有利な状態を発生させ、当該有利な状態の終了後に前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動を許可した状態とする高確率変動大当り発生手段と、
    前記高確率作動手段により前記第一高確率抽選手段及び前記第二高確率抽選手段の作動が許可された状態のときに、前記第一保留記憶部に記憶されている数値の中で、前記通常確率テーブルにて当選が対応付けられた第一数値が存在するか否かを判定する第一判定処理と、前記第一保留記憶部に記憶されている第一数値の中で、前記高確率テーブルにて当選が対応付けられた数値が存在するか否かを判定する第二判定処理とを実行する制御手段と、
    前記制御手段からの指令に応じて、遊技者に認識可能な告知情報を発生する告知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第一判定処理の結果が「不存在」で且つ前記第二判定処理の結果が「存在」であるという条件が少なくとも成立した場合に、前記告知手段に対し前記告知情報を発生させる指令を出すことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記第二判定処理において前記高確率テーブルにて当選が対応付けられた数値が存在すると判定された第一数値と組をなす補助第一数値が、前記補助テーブルにて当選が対応付けられている数値であるか否かを判定する第三判定処理を実行し、前記条件の成立に加えて前記第三判定処理の結果が「当選」である場合にのみ前記指令を出すことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記告知手段は、前記告知情報として、遊技者に遊技球の発射を行わないように促す表示を行う表示装置、及び/又は遊技者に遊技球の発射を行わないように指示する音声を発生する音声発生装置で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
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