JP2009284066A - 無線基地局システム並びに制御装置及び無線装置 - Google Patents

無線基地局システム並びに制御装置及び無線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置が、複数の無線装置を識別できるようにする。
【解決手段】複数の無線装置30−i(i=1〜N)が、制御装置20に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおいて、制御装置20は、無線装置30−iのそれぞれを経由して制御装置20で受信される通信リンクへ、無線装置30−iを経由する毎に更新される情報を送信し、無線装置30−iのそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における無線装置30−iの識別を行なう。
【選択図】図8

Description

本件は、無線基地局システム並びに制御装置及び無線装置に関する。本件は、制御装置に複数の無線装置をシリアルに接続(カスケード接続)する無線基地局システムに用いられる場合がある。
図16は無線基地局システムの構成例を示すブロック図である。この図16に例示する無線基地局システムは、radio network controller(RNC)100と、1又は複数のradio equipment controller(REC)200と、1又は複数のradio equipment(RE)300と、をそなえる。
REC200は、Iubと呼ばれるインタフェースによりRNC100と相互通信可能に接続される。REC200は、無線基地局の一機能(要素)であるベースバンド処理部に相当し、RE300は、無線基地局の一機能である無線処理部に相当する。このRE300は、無線基地局としての装置リソースの有効利用の観点から、前記ベースバンド処理部と分離されて、遠隔地などに無線エリア(セル又はセクタ)を提供する遠隔無線装置として設置することができる。その際、RE300は、例えば、common public radio interface(CPRI、共通公衆無線インタフェース)と呼ばれる電気又は光のシリアルインタフェース(CPRIインタフェース)を用いてREC200と相互通信可能に接続される。
例えば、REC200は、変復調器(MDE:Modulation and Demodulation Equipment)201と、送受信インタフェース(TRX INF)202と、をそなえ、RE300は、アンプ部301と、送受信部(TRX)302と、送受信アンテナ(ANT)303と、をそなえる。そして、REC200の送受信インタフェース202と、RE300の送受信部302とが前記CPRIにて接続される。
MDE201は、RNC100から受信した、RE300が提供する無線エリア(セル又はセクタ)に在圏する無線端末宛のダウンリンク(DL)の信号を所定の変調方式で変調する。その変調信号は、該当RE300に対応する送受信インタフェース202へ転送される。また、MDE201は、送受信インタフェース202から受信したアップリンク(UL)の信号を所定の復調方式で復調して、RNC100へ送信する。なお、DL及びULの信号には、制御信号やユーザデータが含まれ得る。
MDE201で変調されたDLの信号は、送受信インタフェース202からRE300の送受信部302へCPRIリンクにより伝送される。RE300では、REC200から受信した信号を、送受信部302で周波数変換(アップコンバージョン)などの所定の無線送信処理を施した後、アンプ部302で所定の送信電力に増幅した上で、無線(Uu)インタフェースである送受信アンテナ303から送信する。
一方、RE300の提供する無線エリアに在圏する無線端末から送信されて送受信アンテナ303で受信された無線信号は、アンプ部301で低雑音増幅などを施された後、送受信部302に送られる。その後、受信無線信号は、送受信部302にて周波数変換(ダウンコンバージョン)などの所定の無線受信処理を施されて、REC200の送受信インタフェース202へ前記CPRIインタフェース上のプロトコル(CPRIリンク)により伝送される。REC200の送受信インタフェース202で受信された信号は、MDE201へ転送され、MDE201にて復調される。
特表2007−511955号公報 特表2007−529926号公報 特開2007−306362号公報 CPRI Specification V3.0 (2006-10-20)、"Common Public Radio Interface (CPRI);Interface Specification"、[平成20年4月25日検索]、インターネット〈URL:http://www.cpri.info/downloads/CPRI_v_3_0_2006-10-20.pdf〉
上述した無線基地局システムでは、RE300をCPRIリンクによりREC200にダイレクトに接続することができるに留まる。
本件の目的の一つは、複数のREをRECに対してシリアルに接続(カスケード接続)する場合の、個々のREの識別を可能にすることにある。
なお、前記目的に限らず、後述する実施形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおいて、前記制御装置は、前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、をそなえる無線基地局システムを用いることができる。
(2)無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記制御装置であって、前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、をそなえる制御装置を用いることができる。
(3)無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記無線装置であって、前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ前記制御装置が送信し、かつ、前記無線装置を経由する毎に更新される情報を、前段側の前記通信リンクから受信し、前記情報を基に識別子を取得する識別子取得手段と、前記取得した識別子に応じた更新を前記情報に施して後段側の前記通信リンクへ転送する転送手段と、をそなえる無線装置を用いることができる。
開示の技術によれば、複数の無線装置を制御装置に対してカスケード接続する場合の、個々の無線装置の識別が可能となる。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕一実施形態
(1.1)CPRIプロトコルスタックアーキテクチャ
図1は、一実施形態に係る無線基地局システムをCPRIプロトコルスタックアーキテクチャに着目して示す図である。この図1に示すシステムは、例示的に、RNC10にIubインタフェースにより相互通信可能に接続されるREC(RE制御装置)20と、このREC20と相互通信可能に接続されるRE30と、をそなえる。
この図1に例示するように、CPRI規格において、RE及びRECという用語は、それぞれ、先に説明したように無線基地局の要素である遠隔無線装置及びベースバンド処理部に対応し、REとRECとの間のインタフェースはCPRIリンクである。
そして、図2に例示するように、CPRI規格(プロトコル)では、レイヤ2(L2)として、IQデータ、ベンダ指定情報(Vendor Specific)、イーサネット(登録商標)、HDLC(High-level Data Link Control procedure)、L1インバンドプロトコルなどが定義(サポート)される。また、レイヤ1(L1)として、これらL2の信号や情報の時分割多重や、電気的送信又は光送信が定義(サポート)される。なお、L2よりも上位のレイヤについて、CPRI規格は明確な定義を与えていない。図1及び図2では、上位のレイヤに関して、ユーザプレーン、制御及び管理プレーン、同期情報(SYNC)などのサービスアクセスポイント(SAP)を定義(サポート)可能であることを例示している。
この図2に例示するCPRIプロトコルスタックアーキテクチャにおいて、ユーザプレーンの信号(データ)には、ベースバンド複素信号(IQデータ)及びベンダ指定情報が含まれる。ベンダ指定情報は、追加的に定義された情報(タイムスロット)であり、REC,REの装置ベンダが自由に定義することが可能である。
制御及び管理(C&M)プレーンの信号(データ)には、例えば、ベンダ指定情報、高いリアルタイム性が要求される信号、HDLC上を伝送されるL3プロトコルデータ(CPRI規格で定義を与えられていない)、イーサネットデータ、L1インバンドプロトコルデータ(優先シグナリングデータ用)などが含まれる。
そして、上記のユーザプレーンデータ、C&Mプレーンデータ、同期情報、ベンダ指定情報などを含むデータが時分割多重化されて、電気又は光送信される。
前記時分割多重では、例えば図3に示すように、番号W=0〜15の16ワード(16バイト)をベーシックフレームとし、このベーシックフレームを256個多重してハイパーフレームとし、さらに、ハイパーフレームを150個多重してラジオフレームとする。このラジオフレームは、前記REが提供する無線エリア(セル又はセクタ)で送受信されるフレームである。
また、図4に例示するように、ベーシックフレームの先頭バイトは、C&Mプレーンデータの伝送に用いられる制御(コントロール)ワードであり、残りの15バイトがIQデータなどのユーザプレーンデータの伝送に用いられるデータワードである。なお、前記制御ワードは、1ハイパーフレームの256バイトを4バイト×64サブチャネルにまとめることで、ヘッダとしての意味をもつ。
(1.2)無線基地局システムの詳細
図5は、上述した本実施形態に係る無線基地局システムの詳細な構成例を示す図である。この図5に示す無線基地局システムは、例示的に、RNC10と、REC20と、第1のREグループをなす複数のRE30−1〜30−Nと、第2のREグループをなす複数のRE30−1〜30−Mと、をそなえる。なお、N,Mはそれぞれ2以上の整数であり、N=Mでもよい。また、図5において、REグループは2グループとしているが、1グループでもよいし、3グループ以上存在してもよい。REグループにおいて、RE30−1〜30−N(又はM)を区別しない場合には、単に「RE30」と表記する。
RNC10は、Iubインタフェースにより1又は複数のREC20と相互通信可能に接続され、REC20は、CPRIにより1又は複数のREグループと相互通信可能に接続される。REグループは、複数のRE30−1〜30−N(又はM)をグループメンバとして有し、各グループメンバ30は、互いにCPRIによりシリアル(タンデム)に接続される。この接続形態(トポロジ)は、チェイン接続又は従属接続とも呼ばれる。
これにより、RNC10とREC20との間は、Iubインタフェース(プロトコル)による通信、REC20とRE30との間およびRE30間は、CPRIプロトコルによる通信が可能となる。これらの通信により、RNC10は、REC20、RE30に対する制御、運用保守管理(OAM)などを実施することが可能である。
より具体的には、REC20は、ベースバンド処理部としての機能を有し、例示的に、変復調器(MDE)21と、REグループに対応した数の送受信インタフェース(TRX INF)22と、をそなえる。また、各RE30は、それぞれ、アンプ部(AMP)31と、送受信部(TRX)32と、送受信アンテナ33と、をそなえる。
REC20において、MDE21は、RNC10から受信した、RE30が提供する無線エリア(セル又はセクタ)に在圏する無線端末宛のDLの信号を所定の変調方式で変調する。その変調信号は、該当RE30が属するREグループに対応する送受信インタフェース22へ転送される。また、MDE21は、送受信インタフェース22から受信したアップリンク(UL)の信号を所定の復調方式で復調して、RNC10へ送信する。なお、DL及びULの信号には、制御信号やユーザデータが含まれ得る。
MDE21で変調されたDLの信号は、送受信インタフェース22からRE30の送受信部32へCPRIリンクにより伝送される。RE30では、REC20又は前段のRE30から受信した信号を、送受信部32で周波数変換(アップコンバージョン)などの所定の無線送信処理を施した後、アンプ部31で所定の送信電力に増幅した上で、送受信アンテナ33から送信する。
一方、RE30の提供する無線エリアに在圏する無線端末から送信されて送受信アンテナ33で受信された無線信号は、アンプ部31で低雑音増幅などを施された後、送受信部32に送られる。その後、受信無線信号は、送受信部32にて周波数変換(ダウンコンバージョン)などの所定の無線受信処理を施されて、REC20の送受信インタフェース22又は前段のRE30の送受信部32へ前記CPRIリンクにより伝送される。REC20の送受信インタフェース22で受信された信号は、MDE21へ転送され、MDE21にて復調される。
送受信インタフェース22は、REグループに属する先頭RE30−1における送受信部32とCPRIにより接続され、CPRIリンクにて当該送受信部32と通信する。例えば、送受信インタフェース22は、MDE21から受信した変調信号をCPRIリンクにて先頭RE30−1の送受信部32に送信する。また、送受信インタフェース22は、先頭RE30−1の送受信部32が送信した変調信号をCPRIリンクにて受信し、MDE21へ送信する。
そのため、送受信インタフェース22は、所定の通信リンクの一例としてのCPRIリンク上を伝送される、既述のベーシックフレーム、ハイパーフレームを生成、送受信する機能を具備する。したがって、送受信インタフェース22は、CPRI規格に基づく制御ワード(ベンダ指定情報)を生成、送受信することが可能である。
前記ベンダ指定情報は、RE30のそれぞれにおいて更新可能な情報の一例である。このような情報の一部又は全部を、RE30を経由する毎に当該RE30で更新される情報として定義する。送受信インタフェース22は、当該情報をDLのCPRIリンクへ送信することで、RE30のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、カスケード接続におけるRE30の識別を行なうことが可能となる。
そのため、送受信インタフェース22は、図5中に例示するように、前記情報の一例としてのベンダ指定情報(制御ワード)をCPRIリンクへ送信する送信部221としての機能と、前記識別を行なう識別部222としての機能と、を具備する。なお、識別部222としての機能は、各送受信インタフェース22に共通としてもよい。
各RE30において、送受信部32は、それぞれ、無線通信機能と既述のCPRIプロトコルによる通信(CPRI通信)機能とを有する。前記無線通信機能により、送受信アンテナ33を介した無線通信が可能であり、前記CPRI通信機能により、CPRIリンクによるREC20(送受信インタフェース22)又は他のRE30(送受信部32)との通信が可能である。
前記無線通信機能の一例として、送受信部32は、アンプ部31へ送信するDL信号の周波数変換(アップコンバージョン)、アンプ部31から受信したUL信号の周波数変換(ダウンコンバージョン)などの所定の無線送受信処理機能を具備する。
また、前記CPRI通信機能に着目すると、送受信部32は、例えば図6に示すように、光モジュール321,322と、field programmable gate array(FPGA)323と、central processing unit(CPU)324と、をそなえる。さらに、FPGA323は、例えば、リセット(RST)機能部3231と、ウォッチドッグ機能部3232と、DL機能部3233と、UL機能部3234と、をそなえる。なお、FPGA323は、個別の集積回路(LSIなど)として実現してもよい。
光モジュール321,322は、それぞれ、CPRIリンクの通信を光信号にて行なう場合に設けられ、受信光信号を電気信号に変換し、送信電気信号を光信号に変換する光電変換機能を具備する。
本例において、光モジュール321は、REC20(送受信インタフェース22)又は前段のRE30(送受信部32)との接続用の光インタフェースであり、光モジュール322は、後段のRE30(送受信部32)との接続用の光インタフェースである。なお、前段とは、あるRE30に着目した場合に、REC20に近い側(UL方向)を意味し、後段とは、REC20から遠い側(DL方向)を意味する。
また、光モジュール321は、REC20又は前段RE30側のCPRIリンク(DL)の異常の有無を監視し、光モジュール322は、後段RE30側のCPRIリンク(UL)の異常の有無を監視する。DLのCPRIリンクの異常の有無は、FPGA323のDL機能部3233に報告され、ULのCPRIリンクの異常の有無は、FPGA323のUL機能部3234に報告される。つまり、光モジュール321,322は、前段又は後段からのCPRIリンクの異常を検出するリンク異常検出部320の一例として用いられる。なお、本例において、DL/ULの光入力が検出できない状態を、CPRIリンクの異常として検出する。
FPGA323において、ウォッチドッグ機能部3232は、CPU324及びFPGA323の動作(ソフトウェア)の正常性を周期的に監視する。ソフトウェア異常が検出されると、その旨が例えばDL機能部3233に報告される。つまり、ウォッチドッグ機能部3232は、RE30のソフトウェア異常を検出するソフトウェア異常検出部の一例として用いられる。
DL機能部3233は、光モジュール321からのDLのCPRIリンクデータを受信し、データ(制御ワードを含む)の抽出や光モジュール322へのデータ送信を行なう。これらの処理は、例えばビット単位で行なうことができる。その際、DL機能部3233は、前記制御ワードのベンダ指定情報を参照してRE識別子の取得、管理や、RE識別子取得済みを示す情報のベンダ指定情報への設定(ベンダ指定情報の更新)を行なう。また、DLのCPRIリンクの異常や前記ソフトウェア異常が検出された場合、DL機能部3233は、異常検出の旨(アラーム)をREC20に通知する。このアラーム通知には、例えば、前記制御ワードのベンダ指定情報を用いることができる。
なお、光モジュール321にてDLのCPRIリンクの異常が検出された場合、DL機能部3233は、既述のベーシックフレーム、ハイパーフレームを生成し、前記制御ワード(ベンダ指定情報)にアラーム通知情報を含めることができる。生成したフレームは、光モジュール322経由で後段(DL)側へ送信してもよいし、UL機能部3234及び光モジュール321経由で前段(UL)側へ送信してもよい。いずれの場合も、REC20に対するアラーム通知が可能になる。なお、後段側へ送信する場合は、後段のRE30においても前段側でのCPRIリンク異常を認識することが可能である。
UL機能部3234は、光モジュール322からのULのCPRIリンクデータを受信し、データ抽出や光モジュール321へのデータ送信を行なう。これらの処理も、例えばビット単位で行なうことができる。また、光モジュール321にてDLのCPRIリンクの異常が検出された場合、UL機能部3234は、既述のベーシックフレーム、ハイパーフレームを生成し、前記制御ワード(ベンダ指定情報)にアラーム通知情報を含めることができる。生成したフレームは、光モジュール321経由で前段(REC20)側へ送信する。
上述したDL機能部3233とUL機能部3234とは互いに通信可能であり、例えば、DL機能部3233で得られたデータをUL機能部3234へ送信してULのCPRIリンクへ送信することも可能である。したがって、上述のごとくDL機能部3233で得られた前記アラーム通知情報(ベンダ指定情報)を、UL機能部3234からREC20に向かうULのCPRIリンクへ送信することも可能である。
換言すれば、これらの機能部3233,3234は、前段側のCPRIリンクから受信した制御ワード(ベンダ指定情報)を基にRE識別子を取得する識別子取得部325の一例として機能するとともに、前記取得したRE識別子に応じた更新を前記制御ワード(ベンダ指定情報)に施して後段側のCPRIリンクへ転送する転送部326の一例として機能する。また、前記CPRIリンク異常やソフトウェア異常が検出された場合に、その異常(アラーム)をREC20へ通知するリンク/ソフトウェア異常通知部327の一例としても用いられる。この通知部327の機能は、FPGA323において、リンク異常通知とソフトウェア異常通知とで個別の機能として設けることも可能である。
リセット機能部3231は、DL機能部3233で抽出されたデータがリセット指示である場合に、CPU324及びFPGA323のリセット(再起動)を行なう。前記リセット指示は、REC20が前記ソフトウェア異常のアラーム(ALM)通知を受けた場合に発行される。このリセット指示も、例えば前記制御ワードのベンダ指定情報を用いることができる。
つまり、REC20(送受信インタフェース22)は、付加的に、ソフトウェア異常の通知を受けると、前記RE識別子で識別されるRE30宛のソフトウェアリセット情報をCPRIリンクへ送信するソフトウェアリセット制御部224(図5参照)としての機能も具備する。
なお、図5において、各RE30のアンプ部31は、それぞれ例えば、送受信部32から受信したDLの無線信号を所定の送信電力に増幅して送受信アンテナ33から無線エリアへ送信する一方、送受信アンテナ33で受信した無線信号を低雑音増幅して送受信部32へ送信する。
送受信アンテナ33は、DLの無線信号を無線エリアへ送信する一方、無線エリアからのULの無線信号を受信する無線(Uu)インタフェースである。
(1.3)動作(OAM)
以下、上述した無線基地局システムの動作(CPRI通信によるRE30のOAM)について、詳述する。なお、以下では、説明の簡単化のために、図7に例示するように、8台(つまり、N=M=8)のRE30−1〜30−8(RE#1〜#8)で1REグループが形成され、いずれかのREグループに着目して説明する。
まず、REC20は、個々のRE30に対してOAMを行なうために、自身にカスケード接続されている個々のRE30(台数など)を認識する。また、各RE30は、自身がカスケード接続のどの位置(REC20から何番目)に存在しているのかを認識する。これらの認識が可能となった後、REC20は、個々のRE30を特定した状態で、個々のRE30からアラーム通知などの情報通知を受けたり、個々のRE30に対してリセット指示などの制御を行なったりすることが可能となる。
そこで、まず、前記認識を可能とするために、例えば次表1に示すように、REC20及び各RE30において、CPRIの制御ワードのベンダ指定情報の一部をRE識別子として定義する(割り当てる)。
Figure 2009284066
すなわち、例示的に、サブチャネル番号=16のインデックスXs=0からサブチャネル番号17のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)を、1バイト(8ビット)単位で、RE#i(i=1〜8)の識別子フィールドとして定義する。
なお、表1において、サブチャネル番号=18のインデックスXs=0からサブチャネル番号=21のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)は、1バイト単位で、各RE30のUL及びDLのアラーム(ALM)情報の通知フィールドとして定義可能であることを例示している。
同様に、サブチャネル番号=22のインデックスXs=0からサブチャネル番号=23のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)は、1バイト単位で、各RE30のソフトウェアアラーム(S-ALM)情報の通知フィールドとして定義可能であることを例示している。さらに、サブチャネル番号24のインデックスXs=0からサブチャネル番号=25のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)は、1バイト単位で、各RE30に対するリセット指示フィールドとして定義可能であることを例示している。
この表1に例示する定義(割当)は、REC20では、例えば送受信インタフェース22にて保持、管理することができ、各RE30では、例えばFPGA323(DL機能部3233)にて保持、管理することができる。
なお、表1の例では、RE30毎に、1バイト単位で、RE識別子、アラーム情報、リセット指示の各フィールドを割り当てているが、一例に過ぎず、より少ない、あるいは、より多いビット単位で割り当てを行なうこととしてもよい。例えば、RE30毎に、1ビット単位で、RE識別子、アラーム情報、リセット指示の各フィールドを割り当てることも可能である。
前記割り当て単位を少なくすればより多くのRE30への割り当てが可能となる。一方、前記割り当て単位を多くすれば、CPRI通信(RE識別子の割当、アラーム通知、リセット制御)の誤り耐性を向上できる。また、RE識別子の割り当てには、各RE30が識別子を取得する毎にインクリメントされる情報を用いることも可能である。
(1.3.1)各RE30の認識(識別子の割当)
以上のような定義(割当)の下、REC20(送受信インタフェース22)は、各RE30の認識(RE識別子の割当)を行なう場合、一例として、次のような方法を用いることができる。
すなわち、REC20(送受信インタフェース22)は、図8に例示するように、DLのCPRIリンクにて、8台分の前記RE#i識別子をすべて未割当の状態(例えば、all“0”)に設定した制御ワードをRE30−1へ送信する。なお、この送信は、各RE30にて光モジュール321,322での光リンク(DL及びULのCPRIリンク)の同期(フレーム同期)が確立された後に実施される。前記同期確立は、既述の同期情報(SYNC)を用いて行なわれる(図9の処理1011)。
DL及びULのCPRIリンクは、各RE30を経由する。最終段のRE30がDLのCPRIリンクにて受信した情報をULのCPRIリンクへ折り返し送信することで、REC20は、DLのCPRIリンクへ送信した情報を、ULのCPRIリンクにて受信することが可能である。
各RE30(DL機能部3233)は、DLのCPRIリンクから受信した制御ワードのベンダ指定情報(RE#1〜#8識別子フィールド)を参照して、all“0”の識別子フィールドが存在するか否かを確認する(図9の処理1012及び図14の処理1041)。all“0”の識別子フィールドが存在すれば、そのRE#i識別子は未割当状態を意味し、自身がそのRE#i識別子(RE番号)の割り当て受けることが可能である。図8の例では、RE30−1は、先頭REであるから、RE#1識別子フィールドはall“0”のはずである。
したがって、RE30−1(DL機能部3233)は、自身のRE識別子(RE番号)として1を取得して認識、管理する(図14の処理1042)。その際、RE30−1(DL機能部3233)は、RE#1識別子フィールドの値を未割当状態(all“0”)から割当済み状態(例えば、all“1”)に変更して、後段のRE30−2に送信する(図9の処理1013及び図14の処理1042)。
RE30−2(DL機能部3233)は、同様にして、DLのCPRIリンクから受信された制御ワードのサブチャネル番号=16のインデックスXs=0から順番にRE#i識別子フィールドの設定状態を確認する(図9の処理1015及び図14の処理1041)。未割当状態(all“0”)のRE#i識別子フィールドが存在すれば、DL機能部3233は、自身(RE30−2)がそのRE#i識別子の割り当てを受けることが可能である。
図8の例では、RE#1識別子フィールドはall“1”、次のRE#2識別子フィールドはall“0”となっているから、RE30−2(DL機能部3233)は、RE#2識別子=2)の割り当てを受けることが可能である。したがって、RE30−2(DL機能部3233)は、自身のRE#2識別子として2を取得して認識、管理する(図14の処理1042)。また、RE30−2(DL機能部3233)は、RE#2識別子フィールドの値を未割当状態(all“0”)から割当済み状態(例えば、all“1”)に変更して、後段のRE30−3に送信する(図9の処理1016)。
なお、DLのCPRIリンクから受信した制御ワードのRE#i識別子フィールドがall“1”の場合は、既に前段側のRE30でRE識別子(番号)が取得されていることを意味する。その場合、RE30(DL機能部3233)は、all“1”のRE#i識別子フィールドはそのままとし、未割当状態(all“0”)となっている他のRE#2〜#8識別子フィールドの有無を、順次、確認してゆく(図9の処理1014、処理1017及び図14の処理1043)。
以降、同様にして、各RE30(DL機能部3233)は、RE#i識別子フィールドの設定状態を確認し、all“0”となっているRE#i識別子の割り当てを受け、割り当てを受けたRE#i識別フィールドをall“1”に変更して、後段のRE30へ送信する。
これにより、図8の例において、カスケード接続の最後のRE30−8(DL機能部3233)では、RE#1〜RE#7識別子フィールド=all“1”、かつ、RE#8識別子フィールド=all“0”の制御ワードを受信する。したがって、RE30−8(DL機能部3233)は、RE#8識別子=8の割り当てを受け、RE#8識別子フィールドをall“0”からall“1”に変更する(図9の処理1018、処理1019及び図14の処理1042)。
ここで、RE30−8は、カスケード接続の最後に位置するため、後段のRE用のUL及びDLのCPRI通信は光モジュール322にて終端される。この場合、RE30−8のDL機能部3233は、DLのCPRIリンクのデータをUL機能部3234へ送信し、UL機能部3234からULのCPRIリンクへ折り返す(フィードバックする)。
そのため、RE30−8では、RE#1〜RE#8識別子(all“1”)に設定された制御ワード(ベンダ指定情報)をそのままULのCPRIリンクに折り返す。その際、RE30−8(UL機能部3234)は、後段RE30からのULのCPRIリンク異常の状態にあるから、RE#8識別子に対応する前記表1のUL−ALM情報をall“1”に設定してもよい(図14の処理1044の「異常」ルートから処理1046)。
これにより、REC20は、RE30−8がカスケード接続の最終REであることを確認することが可能である。なお、最終RE30−8以外のRE30のUL機能部3234は、後段RE30からのULのCPRIリンクが正常であれば、他のRE#i識別子の確認は行なわない(図14の処理1044の「正常」ルートから処理1045)。
ULのCPRIリンクでは、各RE30(UL機能部3234)は、それぞれ、受信した制御ワードのRE#i識別子フィールドを受信したときの状態のままREC20側へ送信(スルー)する(図9の処理1020)。
そして、REC20は、ULのCPRIリンクから受信した制御ワード(ベンダ指定情報)のRE#1〜RE#8識別子フィールドがall“1”であるため、8台のRE30がカスケード接続されていることを認識(識別)、管理することが可能となる。また、REC20及び各RE30において、各RE30がカスケード接続のどの位置(何番目)に存在しているかを認識、管理することも可能となる。
したがって、例えば、RE30をカスケード接続に追加したり、あるいは、外したりして、カスケード接続が変更されても、再度、上述したCPRI通信により、REC20は、RE30の個数、位置を認識することができる。すなわち、既存のRE30はREC20との通信を継続しながら、追加又は外したRE30に関して選択的にREC20−RE30間の通信を確立又は切断することが可能となる。
また、REC20と各RE30とをカスケード接続するから、RE30を遠隔地に設置することで、無線基地局システムとしての無線カバレッジを拡大することが可能である。
さらに、REC20(送受信インタフェース22)は、個々のRE30を特定した状態でRE30とのDL及びULのCPRI通信を個別に行なうことが可能となる。例えば、各RE30は、ULのCPRI通信により、UL/DLのCPRIリンクの異常や、RE30のソフトウェアの異常をREC20に個別に通知することが可能となる。
これにより、REC20は、どのRE30間でCPRIリンクに異常が発生したかを特定したり、どのRE30でソフトウェア異常が発生したかを特定したりすることが可能となる。また、REC20は、ソフトウェア異常の発生したRE30を、DLのCPRI通信により、個別にリセットすることも可能となる。
つまり、REC20(送受信インタフェース部22)は、付加的に、前記識別の下に、各RE30に対して個別的なOAMに関する制御を、CPRIリンクを用いて行なう制御部223(図5参照)としての機能を具備する。なお、図5中に例示する既述の各部221〜224の機能は、個別の制御部の機能としてREC20にそなえてもよい。また、本例において、OAMとは、運用、管理、保守のいずれか1又は2以上の組み合わせが含まれることを意味し、運用、管理、保守のすべてが必須であることを意味しない。また、これら3つ以外の処理が含まれることを排除するものでもない。
以下、ULのCPRI通信によるOAMの一例として、個々のRE30からREC20への異常(アラーム)通知、DLのCPRI通信によるOAMの一例として、REC20から個々のRE30へのリセット制御について、項目別に説明する。なお、アラーム通知には、DL/ULのCPRIリンクに異常が発生した場合と、RE30のソフトウェア異常が発生した場合の一方又は双方が含まれる。
(1.3.2)RE30からREC20への異常(アラーム)通知
上述したように、各RE30は、自身がカスケード接続の何番目に接続されているか認識、管理できる。そこで、例えば、CPRIの制御ワードのベンダ指定情報の一部を、前記表1に例示したように、RE30毎のアラーム(ALM)情報フィールドとして定義(割当)する。
そして、RE30において、CPRIリンク(UL/DL)やソフトウェアの異常などが発生した場合、ULの制御ワードの前記ALM情報フィールドを、異常の発生したRE30で、異常未発生(all“0”)から異常発生(all“1”)を示す状態に変更してREC20側へ送信する。これにより、REC20は、ULの制御ワードを受信することで、カスケード接続のどの位置でCPRIリンク異常が発生しているか、あるいは、どのRE30でソフトウェア異常が発生しているか、などを認識することが可能となる。
具体例を示すと、REC20及び各RE30では、前記表1に例示したように、サブチャネル番号=18のインデックスXs=0からサブチャネル番号=21のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)を、1バイト(8ビット)単位で、RE#i(i=1〜8)のDL/UL−ALM情報フィールドとして定義(割当)する。
そして、図10に例示するように、REC20(送受信インタフェース22)は、8台分の前記DL/UL−ALM情報(フィールド)を異常未発生の状態(例えば、all“0”)に設定した制御ワードをDLのCPRIリンクにてRE30−1へ送信する(図11の処理1021)。
各RE30(DL機能部3233)は、前段のRE30との間のDLのCPRIリンクの正常性を監視しており(図11の処理1022及び図15の処理1051)、正常であれば、DLのCPRIリンクにて受信した制御ワードの前記DL/UL−ALM情報に対して操作は行なわずに、後段のRE30へ送信する(図11の処理1023及び図15の処理1053)。
これに対して、前段のRE30との間のDLのCPRIリンクに異常が発生している場合、DL機能部3233は、自局30のRE#i識別子に対応するDL/UL−ALM情報を異常発生状態(例えば、all“1”)に変更して、後段のRE30へ送信する(図11の処理1024及び図15の処理1052)。
図10には、RE30−1とRE30−2との間のDLのCPRIリンクに異常が発生した場合を例示している。この場合、RE30−2が、前記異常を検出し、RE#2のDL−ALM情報をall“1”に変更して、後段のRE30−3へ送信することになる。
最終段のRE30−8(DL機能部3233)は、後段にRE30が存在しないので、制御ワード(ベンダ指定情報)をUL機能部3234へ転送してULのCPRIリンクへ折り返す。その際、RE3−8は、後段にRE30が存在しないため、ULのCPRIリンク異常となっている。したがって、RE30−8(UL機能部3224)は、自局30−8のRE#8識別子に対応するUL−ALM情報をall“1”に変更して、制御ワードを前段のRE30−7へ送信する(図11の処理1025及び図15の処理1054の「異常」ルートから処理1055)。なお、最終RE30−8以外のRE30では、ULのCPRIリンクに異常がなければ、その後も、DL機能部3223によるDLのCPRIリンクの監視を継続する(図15の処理1054の「正常」ルート)。
RE30−7〜30−1(UL機能部3234)は、それぞれ、ULのCPRIリンクに異常がなければ、後段のRE30から受信した制御ワード(UL−ALM情報)を操作せずにそのまま前段のRE30又はREC20へ送信する(図11の処理1026)。ULのCPRIリンクに異常が発生している場合は、UL機能部3234は、自局#iに対応するUL−ALM情報をall“1”に変更して、前段のRE30又はREC20へ送信する。
REC20(送受信インタフェース22)は、ULのCPRIリンクから受信した制御ワードの各DL/UL−ALM情報を参照することで、DL/ULのCPRIリンク異常の有無を認識することができる。図8の例ならば、RE#2のDL−ALM情報がall“1”となっているので、REC20は、RE30−1とRE30−2との間のDLのCPRIリンクに異常が発生していると判断することができる。その場合、REC20(例えば、送受信インタフェース22)は、ALM情報のログを記録したり、オペレータ等に通知したりすることができる。
なお、RE#8のUL−ALM情報もall“1”となっているが、これは、最終段のRE30−8は、後段にRE30が存在しないため、常にULのCPRIリンク異常の状態にあるからである。したがって、REC20は、既述のRE#8識別子の割当情報と併せて、RE30−8が最終REであることを確認することができる。
また、各RE30は、CPRIリンク異常のみならず、ソフトウェア異常もREC20に通知することが可能である。そのためには、REC20及び各RE30において、前記表1に例示したように、サブチャネル番号=22のインデックスXs=0からサブチャネル番号=23のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)を、1バイト(8ビット)単位で、RE#i(i=1〜8)毎のソフトウェアALM情報フィールドとして定義(割当)する。
そして、図12に例示するように、REC20(送受信インタフェース22)は、8台分のRE#iソフトウェアALM情報(フィールド)を異常未発生の状態(例えば、all“0”)に設定した制御ワードをDLのCPRIリンクにてRE30−1へ送信する(図13の処理1031)。
各RE30は、ウォッチドッグ機能部3232により、ソフトウェア異常の有無を周期的に監視している(図13の処理1032及び図15の処理1051)。ソフトウェア異常が検出されない場合、RE30(DL機能部3233)は、DLのCPRIリンクにて受信した制御ワード(RE#iソフトウェアALM情報)に対して操作は行なわずにそのまま後段のRE30へ送信する(図13の処理1033及び図15の処理1053)。
これに対して、ウォッチドッグ機能部3232によりソフトウェア異常が検出された場合、RE30(DL機能部3233)は、自局30のRE#i識別子に対応するRE#iソフトウェアALM情報を異常発生状態(例えば、all“1”)に変更して、後段のRE30へ送信する(図13の処理1034及び図15の処理1052)。
図12には、RE30−2にソフトウェア異常が発生した場合を例示している。この場合、RE30−2は、RE#2ソフトウェアALM情報をall“1”に変更して、後段のRE30−3へ送信することになる。
最終段のRE30−8(DL機能部3233)は、後段にRE30が存在しないので、制御ワード(ベンダ指定情報)をUL機能部3234へ転送してULのCPRIリンクへ折り返す(図15の処理1054の「異常」ルートから処理1055)。なお、最終RE30−8以外のRE30では、ULのCPRIリンクに異常がなければ、その後も、ウォッチドッグ機能部3221によるソフトウェア異常の有無の監視を継続する(図15の処理1054の「正常」ルート)。
RE30−7〜30−1(UL機能部3234)は、それぞれ、ソフトウェア異常がなければ、後段のRE30から受信した制御ワード(ソフトウェアALM情報)をそのまま前段のRE30又はREC20へ送信する(図13の処理1035及び処理1036)。
REC20(送受信インタフェース22)は、ULのCPRIリンクから受信した制御ワードの各RE#iソフトウェアALM情報を参照することで、どのRE30にソフトウェア異常が発生しているかを認識することができる。図12の例ならば、RE#2ソフトウェアALM情報がall“1”となっているので、REC20は、RE30−2にソフトウェア異常が発生していると判断することができる。
その場合、REC20(例えば、送受信インタフェース22)は、ALM情報のログを記録したり、オペレータ等に通知したりすることができる。また、ソフトウェア異常の発生したRE30−2に対して強制的にソフトウェア(CPU324、FPGA323)のリセットをかけることもできる。
(1.3.3)REC20からRE30へのリセット制御
前記リセットは、次のようにして実施することが可能である。すなわち、REC20及び各RE30において、例えば前記表1に例示したように、サブチャネル番号=24のインデックスXs=0からサブチャネル番号=25のインデックスXs=3までの制御ワード(ベンダ指定情報)を、1バイト(8ビット)単位で、RE#i(i=1〜8)毎のリセット指示(RST)情報フィールドとして定義(割当)する。
そして、REC20(送受信インタフェース22)は、上述したごとくソフトウェア異常の発生を認識したRE30が存在すれば、そのRE30のRE#i識別子に対応するRST情報(フィールド)を、リセット指示を意味する状態(例えば、all“1”)に設定した制御ワードをDLのCPRIリンクにてRE30−1へ送信する。
各RE30(DL機能部3233)は、DLのCPRIリンクから受信した制御ワードの各RST情報フィールドを参照して、自局30のRE#i識別子に対応するRST情報がall“1”に設定されているか否かを確認する。
その結果、all“1”に設定されていなければ、DL機能部3233は、受信した制御ワードをそのまま後段のRE30へ送信する。これに対して、all“1”に設定されていた場合は、DL機能部3233は、リセット機能部3231にリセット指示を与える。これにより、リセット機能部3231は、FPGA323及びCPU324のソフトウェアリセット(再起動)を行なう。
なお、RE30は、前記リセットが完了すれば、その旨をUL機能部3234からULのCPRIリンクを通じてREC20へ通知することもできる。この通知は、例えばall“1”に設定されていた前記RST情報をall“0”に変更することで可能である。これにより、REC20は、個々のRE30でのソフトウェアリセットの実行状況を確認することが可能となる。
以上のように、上述した実施形態によれば、REC20にカスケード接続された複数のRE30のうち、いずれのRE30間のCPRIリンクに異常が発生したのか、及び/又は、いずれのRE30にソフトウェア異常が発生したのかを、REC20に認識させることができる。したがって、運用復旧に向けてオペレータなどによる早期な対応を図ることが可能となる。
また、REC20は、ソフトウェア異常の発生したRE30を認識すると、当該RE30に対して個別的にソフトウェアリセットをかけることも可能である。したがって、オペレータなどによる作業負担を軽減することも可能である。
〔2〕その他
なお、上述した実施形態では、REC20と複数のRE30との接続形態がカスケード(チェイン)接続である場合を例にして説明したが、上述した処理は、他の接続形態(トポロジ)、例えば、ツリー接続(トポロジ)やリング接続(トポロジ)への適用を試みることも可能である。
以上の〔1〕及び〔2〕に例示した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔3〕付記
(付記1)
無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおいて、
前記制御装置は、
前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、
前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、
をそなえたことを特徴とする、無線基地局システム。
(付記2)
前記無線装置のそれぞれは、
前段側の前記通信リンクから受信した前記情報を基に識別子を取得する識別子取得手段と、
前記取得した識別子に応じた更新を前記情報に施して後段側の前記通信リンクへ転送する転送手段と、
をそなえたことを特徴とする、付記1記載の無線基地局システム。
(付記3)
前記通信リンクは、common public radio interface(CPRI)規格に基づく通信リンクである、ことを特徴とする、付記1又は2に記載の無線基地局システム。
(付記4)
前記情報として、前記CPRI規格で定義された制御ワードにおけるベンダ指定情報を用いることを特徴とする、付記3記載の無線基地局システム。
(付記5)
前記ベンダ指定情報は、前記無線装置毎に定義された識別子フィールドを有し、
前記識別子の取得は、未取得の状態を示す識別子フィールドの情報を取得することであり、かつ、前記更新は、前記識別子フィールドの情報を取得済みの状態にすることである、ことを特徴とする、付記4記載の無線基地局システム。
(付記6)
前記制御装置は、
前記識別の下に、前記各無線装置に対して個別的な運用管理保守に関する制御を、前記通信リンクを用いて行なう制御手段をさらにそなえた、
ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の無線基地局システム。
(付記7)
前記無線装置のそれぞれは、
前段又は後段からの前記通信リンクの異常を検出するリンク異常検出手段と、
前記リンク異常検出手段にて前記通信リンクの異常が検出されると、前記取得した識別子と関連付けられた前記ソフトウェア異常の検出の旨を異常未検出の通信リンクにて前記制御装置へ通知するリンク異常通知手段と、
をそなえたことを特徴とする、付記2記載の無線基地局システム。
(付記8)
前記通信リンクは、common public radio interface(CPRI)規格に基づく通信リンクである、ことを特徴とする、付記7記載の無線基地局システム。
(付記9)
前記リンク異常通知手段は、
前記CPRI規格で定義された制御ワードにおけるベンダ指定情報を用いて前記通知を行なうことを特徴とする、付記8記載の無線基地局システム。
(付記10)
前記ベンダ指定情報は、前記識別子毎、かつ、前記前段及び後段の別に定義されたリンク異常通知フィールドを有する、ことを特徴とする、付記9記載の無線基地局システム。
(付記11)
前記無線装置のそれぞれは、
自装置のソフトウェア異常を検出するソフトウェア異常検出手段と、
前記ソフトウェア異常検出手段にて前記ソフトウェア異常が検出されると、前記取得した識別子と関連付けられた前記ソフトウェア異常の検出の旨を前記通信リンクにて前記制御装置へ通知するソフトウェア異常通知手段と、
をそなえたことを特徴とする、付記2記載の無線基地局システム。
(付記12)
前記通信リンクは、common public radio interface(CPRI)規格に基づく通信リンクである、ことを特徴とする、付記11記載の無線基地局システム。
(付記13)
前記ソフトウェア異常通知手段は、
前記CPRI規格で定義された制御ワードにおけるベンダ指定情報を用いて前記通知を行なうことを特徴とする、付記12記載の無線基地局システム。
(付記14)
前記ベンダ指定情報は、前記識別子毎に定義されたソフトウェア異常通知フィールドを有する、ことを特徴とする、付記10記載の無線基地局システム。
(付記15)
前記制御装置は、
前記ソフトウェア異常の検出の通知を受けると、前記識別子により識別される無線装置のソフトウェアリセットを、前記通信リンクを用いて行なうソフトウェアリセット制御手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記11記載の無線基地局システム。
(付記16)
前記通信リンクは、common public radio interface(CPRI)規格に基づく通信リンクである、ことを特徴とする、付記15記載の無線基地局システム。
(付記17)
前記ソフトウェアリセット制御手段は、
前記CPRI規格で定義された制御ワードにおけるベンダ指定情報を用いて前記ソフトウェアリセットの指示を前記無線装置に与えることを特徴とする、付記16記載の無線基地局システム。
(付記18)
前記ベンダ指定情報は、前記識別子毎に定義されたソフトウェアリセット情報フィールドを有する、ことを特徴とする、付記17記載の無線基地局システム。
(付記19)
無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記制御装置であって、
前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、
前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、
をそなえたことを特徴とする、制御装置。
(付記20)
無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記無線装置であって、
前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ前記制御装置が送信し、かつ、前記無線装置を経由する毎に更新される情報を、前段側の前記通信リンクから受信し、前記情報を基に識別子を取得する識別子取得手段と、
前記取得した識別子に応じた更新を前記情報に施して後段側の前記通信リンクへ転送する転送手段と、
をそなえたことを特徴とする、無線装置。
一実施形態に係る無線基地局システムをCPRIプロトコルスタックアーキテクチャに着目して示す図である。 CPRIプロトコルスタックの一例を示す図である。 CPRIプロトコルにおける時分割多重例を模式的に説明する図である。 CPRIプロトコルにおけるフレームフォーマット例を示す図である。 本実施形態に係る無線基地局システムの詳細な構成例を示す図である。 図5に例示するREの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るカスケード接続を簡略化して例示する図である。 本実施形態の無線基地局システムの動作(RE認識処理)を説明する模式図である。 本実施形態の無線基地局システムの動作(RE認識処理)を説明するフローチャートである。 本実施形態の無線基地局システムの動作(CPRIリンク異常通知)を説明する模式図である。 本実施形態の無線基地局システムの動作(CPRIリンク異常通知)を説明するフローチャートである。 本実施形態の無線基地局システムの動作(REソフトウェア異常通知)を説明する模式図である。 本実施形態の無線基地局システムの動作(REソフトウェア異常通知)を説明するフローチャートである。 本実施形態のREの動作(RE認識処理)を説明するフローチャートである。 本実施形態のREの動作(CPRIリンク/REソフトウェア異常通知)を説明するフローチャートである。 無線基地局システムの一例を示す図である。
符号の説明
10 RNC
20 REC(RE制御装置)
21 変復調器(MDE:Modulation and Demodulation Equipment)
22 送受信インタフェース(TRX IF)
221 送信部
222 識別部
223 制御部
224 ソフトウェアリセット制御部
30−1〜30−N(M) radio equipment(RE、無線装置)
31 アンプ部(AMP)
32 送受信部(TRX)
321,322 光モジュール
323 FPGA
3231 リセット(RST)機能部
3232 ウォッチドッグ機能部
3233 DL機能部
3234 UL機能部
324 CPU
325 識別子取得部
326 転送部
327 リンク/ソフトウェア異常通知部
33 送受信アンテナ(ANT)

Claims (10)

  1. 無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、
    前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、
    をそなえたことを特徴とする、無線基地局システム。
  2. 前記無線装置のそれぞれは、
    前段側の前記通信リンクから受信した前記情報を基に識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記取得した識別子に応じた更新を前記情報に施して後段側の前記通信リンクへ転送する転送手段と、
    をそなえたことを特徴とする、請求項1記載の無線基地局システム。
  3. 前記通信リンクは、common public radio interface(CPRI)規格に基づく通信リンクである、ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線基地局システム。
  4. 前記情報として、前記CPRI規格で定義された制御ワードにおけるベンダ指定情報を用いることを特徴とする、請求項3記載の無線基地局システム。
  5. 前記ベンダ指定情報は、前記無線装置毎に定義された識別子フィールドを有し、
    前記識別子の取得は、未取得の状態を示す識別子フィールドの情報を取得することであり、かつ、前記更新は、前記識別子フィールドの情報を取得済みの状態にすることである、ことを特徴とする、請求項4記載の無線基地局システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記識別の下に、前記各無線装置に対して個別的な運用管理保守に関する制御を、前記通信リンクを用いて行なう制御手段をさらにそなえた、
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線基地局システム。
  7. 前記無線装置のそれぞれは、
    前段又は後段からの前記通信リンクの異常を検出するリンク異常検出手段と、
    前記リンク異常検出手段にて前記通信リンクの異常が検出されると、前記取得した識別子と関連付けられた前記ソフトウェア異常の検出の旨を異常未検出の通信リンクにて前記制御装置へ通知するリンク異常通知手段と、
    をそなえたことを特徴とする、請求項2記載の無線基地局システム。
  8. 前記無線装置のそれぞれは、
    自装置のソフトウェア異常を検出するソフトウェア異常検出手段と、
    前記ソフトウェア異常検出手段にて前記ソフトウェア異常が検出されると、前記取得した識別子と関連付けられた前記ソフトウェア異常の検出の旨を前記通信リンクにて前記制御装置へ通知するソフトウェア異常通知手段と、
    をそなえたことを特徴とする、請求項2記載の無線基地局システム。
  9. 無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記制御装置であって、
    前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ、前記無線装置のそれぞれを経由する毎に更新される情報を送信する送信手段と、
    前記無線装置のそれぞれを経由した前記情報の更新状況に基づいて、前記カスケード接続における前記無線装置の識別を行なう識別手段と、
    をそなえたことを特徴とする、制御装置。
  10. 無線基地局の要素である複数の無線装置が、前記無線基地局の要素である制御装置に対してカスケード接続された、無線基地局システムにおける前記無線装置であって、
    前記無線装置のそれぞれを経由して前記制御装置で受信される通信リンクへ前記制御装置が送信し、かつ、前記無線装置を経由する毎に更新される情報を、前段側の前記通信リンクから受信し、前記情報を基に識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記取得した識別子に応じた更新を前記情報に施して後段側の前記通信リンクへ転送する転送手段と、
    をそなえたことを特徴とする、無線装置。
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