JP2009284001A - 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、入力される複数の画像を合成して得られる画像の明瞭化を図った画像処理装置や、その画像処理方法を提供することを目的とする。また、この画像処理装置を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の撮像装置に備えられる合成処理部61aは、露出時間が短く感度が大きい条件で撮像された第1画像と、露出時間が長く感度が小さい条件で撮像された第2画像と、第1画像の高周波成分を濾波した第3画像と、を合成する。このとき、第2画像と第3画像とから得られる差分値を用いて第2画像と第3画像との合成比率を設定する。また、第1画像に基づく画像(第3画像)から得られるエッジ強度値を用いて第1画像と第2及び第3画像(第4画像)との合成比率を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力される画像を処理する画像処理装置や、この画像処理装置を搭載した撮像装置に関する。また、入力される画像を処理する画像処理方法に関する。
近年、撮像装置の動きなどに起因する画像全体のぶれ(手ぶれ)や被写体(人などの撮像対象)の動きなどに起因する局所的なぶれ(被写体ぶれ)を抑制して画像を作成する撮像装置が広く用いられている。このような撮像装置として、入力される画像に基づいてぶれを抑制した画像を作成して出力する画像処理装置を搭載するものがある。このように画像処理装置でぶれを抑制する構成とすると、撮像装置の動きを検出するセンサや撮像装置の動きを抑制させる装置などが不要となり、撮像装置の小型化や軽量化を図ることが可能となる。
例えば、特許文献1には、解像度が高くノイズが多い画像(多ノイズ画像)と、解像度が低くノイズが少ない画像(少ノイズ画像)と、の二つの画像を作成して合成することによって、一つの画像(合成画像)を作成する撮像装置が提案されている。この撮像装置では、合成を行う二つの画像の差分値を求め、この差分値に基づいた合成比率を用いて合成を行うこととしている。
特に、差分値が大きい領域を、異なる物体を示す画像間の境界(画像中における撮像された物体の輪郭と表現することもできる。なお、以下エッジとする)とみなし、解像度の高い多ノイズ画像の割合を大きくする。一方、差分値が小さい領域を、同じ物体を示す画像の領域とみなし、解像度が低い少ノイズ画像の割合を大きくする。
特開2007−324770号公報
しかしながら、移動体が動いた領域の全域がエッジとみなされてしまい、広範囲にわたって多ノイズ画像の合成比率が大きくなる。そのため、出力される画像にノイズが多く含まれ、得られる画像が不明瞭となることが問題となる。また、少ノイズ画像は解像度が低いため、エッジとその周辺が不明瞭となりやすい。そのため、エッジとその周辺における差分値が大きくなり、これらの部分でも多ノイズ画像の合成比率が大きくなる。そのため、合成画像にはノイズが多く含まれ、不明瞭なものとなる。
さらに、多ノイズ画像に含まれるノイズに起因して差分値が大きい部分と、エッジに起因して差分値が大きい部分と、を区別して正確にエッジを特定することが困難となる。そのため、ノイズに起因して差分値が大きい部分を誤ってエッジとみなして、多ノイズ画像の合成比率を無用に高くしてしまい、合成画像全体にノイズが多く含まれる問題が生じ得る。また反対に、エッジに起因して差分値が大きい部分を誤ってエッジとみなさず、エッジにおいて少ノイズ画像の合成比率を高くしてしまい、合成画像のエッジの解像度が低くなる問題が生じ得る。そして、これらのような問題が生じることによって、得られる画像が不明瞭なものとなる。
そこで、本発明は、入力される複数の画像を合成して得られる画像の明瞭化を図った画像処理装置や、その画像処理方法を提供することを目的とする。また、この画像処理装置を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明における画像処理装置は、入力される複数の画像を合成する合成処理部を備える画像処理装置において、前記合成処理部が、撮像されて得られる第1画像と、当該第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像されて得られる第2画像と、前記第1画像の高周波成分が濾波された第3画像と、を合成して合成画像を作成する合成部を備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像処理装置において、前記第1画像と前記第2画像とは、連続して撮像されて得られるものとしても構わない。連続して撮像されるとは、第1画像と第2画像とが撮像される時間が近いものであることを示すものとする。また、第1画像と第2画像とが、略等しい撮像領域に対して撮像が行われることにより得られるものであることを示すものとする。
また、上記構成の画像処理装置において、前記第1画像と前記第2画像とを比較するとともに前記第2画像の画素の座標を変換し、前記第2画像の画素と前記第1画像の画素とを対応させる位置ずれ補正部をさらに備えることとしても構わない。このように、合成部に入力される第1画像の画素と第2画像の画素とを対応したものにすると、精度よく合成を行うことができる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成処理部が、前記第2画像と前記第3画像との対応する画素毎に差分値を求める差分値算出部と、前記第1画像に基づく画像に含まれるエッジを抽出して画素毎にエッジ強度値を求めるエッジ強度値算出部と、をさらに備え、前記合成部が、前記差分値に基づいて前記第2画像と前記第3画像との合成比率である第1合成比率を画素毎に設定するとともに、前記エッジ強度値に基づいて前記第1画像と前記第2画像及び前記第3画像との合成比率である第2合成比率を画素毎に設定し、前記第1合成比率及び前記第2合成比率に基づいて画素毎に合成を行い前記合成画像を作成することとしても構わない。
ここで、エッジとは、例えば異なる物体を示す画像間の境界や、画像中における撮像された物体の輪郭を示すものとする。また、差分値とは、例えば比較する二つの画像の対応する画素間における色や明るさの違いを示す値である。例えば、画素の信号値の各成分(YUVやRGB)の差の絶対値和や、差の二乗和などを用いて差分値を算出しても構わない。また、エッジ強度値とは、画素の変化量(周囲の画素との変化量)を示す値である。例えば、輪郭を抽出するフィルタ(微分フィルタ)を対象の画像にかけて得られる値を用いてエッジ強度値としても構わない。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成部が、前記差分値が小さい画素ほど前記第2画像の合成比率が大きくなるように前記第1合成比率を設定し、前記エッジ強度値が大きい画素ほど前記第1画像の合成比率が大きくなるように前記第2合成比率を設定して合成を行い、前記合成画像を作成することとしても構わない。
このように構成すると、被写体が動くことなどによって差分値が大きくなるような画素では、ぶれが小さい第3画像を強く反映させることができる。また、差分値が小さい画素では、ノイズが少ない第2画像を強く反映させることができる。そのため、合成画像中に被写体ぶれやノイズが含まれることを抑制することができる。さらに、エッジが検出されたためにエッジ強度値が大きくなる画素では、エッジが明瞭な第1画像を強く反映させることができる。また、エッジ強度値が小さくなる画素では、ノイズが少ない第2画像及び第3画像を強く反映させることができる。そのため、合成画像のエッジを明瞭にするとともにノイズを抑制することが可能となる。また、画素毎に合成を行うためさらにエッジを明瞭にすることができるとともに、第1画像のノイズがエッジ付近で強く反映されることを抑制することが可能となる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記エッジ強度値算出部が、前記第3画像に基づいて前記エッジ強度値を求めることとしても構わない。
このように構成すると、エッジが明瞭であり第1画像よりノイズが少ない第3画像に基づいてエッジ強度値を求めることができる。そのため、ノイズに起因してエッジ強度値が大きくなる部分と、エッジに起因してエッジ強度値が大きくなる部分と、を正確に区別することが可能となる。したがって、合成画像に含まれるノイズをさらに抑制することが可能となる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記エッジ強度値算出部が、前記第1画像に基づいて前記エッジ強度値を求めることとしても構わない。
このように構成すると、エッジが第3画像よりも明瞭である第1画像に基づいてエッジ強度値を求めることができる。したがって、合成画像のエッジをさらに明瞭にすることが可能となる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成処理部が、前記第2画像より小さい画像である第2小画像を拡大して前記第2画像を作成し、出力する拡大部をさらに備え、前記合成部が、前記第1画像と、前記拡大部から出力される前記第2画像と、前記第3画像と、を合成して合成画像を出力することとしても構わない。
このように構成すると、画像処理部に入力する画像のデータ量を小さくすることが可能となる。特に、この画像処理装置を画像の再生を行う再生装置(再生部)に備え、再生時に合成を行う構成とする場合に、合成前の画像のデータ量を低減することが可能となる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成処理部が、前記第2画像より小さい画像である第2小画像を拡大して前記第2画像を作成し、出力する拡大部と、前記第1画像を前記第2小画像と略等しい大きさに縮小させた第1小画像を作成し、出力する縮小部と、前記第1小画像と前記第2小画像とを比較するとともに前記第2小画像の画素の座標を変換し、前記拡大部から出力される前記第2画像の画素と前記第1画像の画素とを対応させる位置ずれ補正部と、をさらに備え、前記合成部が、前記第1画像と、前記拡大部から出力される前記第2画像と、前記第3画像と、を合成して合成画像を出力することとしても構わない。
このように構成すると、位置ずれ補正部が、データ量が小さい第1小画像と第2小画像とに基づいて処理を行うことができる。そのため、演算量や演算を行うためのメモリ容量を低減することが可能となる。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成処理部が、前記第1画像の高周波成分を濾波するLPF部をさらに備えることとしても構わない。
また、上記構成の画像処理装置において、前記合成部が、前記第2画像と前記第3画像とを合成して第4画像を出力する第1合成部と、前記第1画像と前記第4画像とを合成して前記合成画像を出力する第2合成部と、を備えることとしても構わない。
また、上記構成の画像処理装置において、前記第1画像及び前記第2画像の少なくとも一方に含まれるノイズ量にさらに基づいて、前記第1合成比率及び前記第2合成比率の少なくとも一方を設定することとしても構わない。特に、前記ノイズ量が多いほど、前記第2画像の合成比率が大きくなるように前記第1合成比率を設定しても構わない。また、前記ノイズ量が多いほど、前記第1画像の合成比率が小さくなるように前記第2合成比率を設定しても構わない。
このように構成すると、第1画像、第2画像及び第3画像に含まれるノイズが多い場合(例えば、撮像領域が暗く感度を大きくして撮像する場合)に、ノイズが少ない第2画像の合成比率を大きくすることができる。そのため、合成画像に含まれるノイズを抑制することが可能となる。なお、ノイズ量を、撮像時の感度などに基づいて判定しても構わない。
また、本発明の撮像装置は、撮像を行い画像を作成する撮像部と、上記のいずれかに記載の画像処理装置と、を備え、前記撮像部が、撮像を行い前記第1画像を作成するとともに、当該第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像を行い前記第2画像を作成し、前記画像処理装置が、入力される前記第1画像と前記第2画像とに基づいて、前記合成画像を作成することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、第1画像の高周波成分を濾波して第3画像を得る第1ステップと、当該第1ステップで得られる前記第3画像と、前記第1画像と、前記第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像されて得られる第2画像と、を合成して合成画像を作成する第2ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の構成とすると、露出時間が短くノイズが多いがエッジが明瞭である第1画像と、露出時間が長くノイズが少ないがぶれが大きくエッジが不明瞭である第2画像と、第1画像の高周波成分を濾波することによりノイズが抑制されるがエッジがやや不明瞭になる第3画像と、のそれぞれを合成することとなる。そのため、エッジ付近では第1画像と第3画像とを強く反映させて明瞭かつノイズを抑制し、エッジ付近以外では第2画像を強く反映させてノイズを抑制した合成画像を得ることができる。したがって、明瞭な合成画像を得ることが可能となる。
以下、本発明における画像処理装置や、画像処理方法、撮像装置の実施形態について、図面を参照して説明する。最初に、撮像装置の基本構成及び基本動作について説明する。
<<撮像装置>>
(撮像装置の基本構成)
まず、撮像装置の基本構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態における撮像装置の基本構成について示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置1は、入射される光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの固体撮像素子から成るイメージセンサ3と、被写体の光学像をイメージセンサ3に結像させるとともに光量などの調整を行うレンズ部4と、を備えた撮像部2を備える。
さらに、撮像装置1は、イメージセンサ3から出力されるアナログ信号である画像信号をデジタル信号に変換するAFE(Analog Front End)5と、AFE5から出力されるデジタルの画像信号に対して階調補正処理などの各種画像処理を施す画像処理部6と、入力される音声を電気信号に変換する集音部7と、集音部7から出力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換するとともに音声信号にノイズ除去などの各種音声処理を施す音声処理部8と、画像処理部6から出力される画像信号と音声処理部8から出力される音声信号のそれぞれに対してMPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮方式などの動画用の圧縮符号化処理を施したり画像処理部6から出力される画像信号にJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮方式などの静止画用の圧縮符号化処理を施したりする圧縮処理部9と、圧縮処理部9で圧縮符号化された圧縮符号化信号を記録する外部メモリ10と、圧縮符号化信号を外部メモリ10に記録したり読み出したりするドライバ部11と、ドライバ部11において外部メモリ10から読み出した圧縮符号化信号を伸長して復号する伸長処理部12と、を備える。
また、撮像装置1は、伸長処理部12で復号されて得られる画像信号をディスプレイなどの表示装置(不図示)で表示するためにアナログ信号に変換する画像出力回路部13と、伸長処理部12で復号されて得られる音声信号をスピーカなどの再生装置(不図示)で再生するためにアナログ信号に変換する音声出力回路部14と、を備える。
また、撮像装置1は、撮像装置1内全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)15と、各処理を行うための各プログラムを記憶するとともにプログラム実行時のデータの一時保管を行うメモリ16と、撮像を開始するボタンや撮像条件などを調整するボタン等ユーザからの指示が入力される操作部17と、各部の動作タイミングを一致させるためのタイミング制御信号を出力するタイミングジェネレータ(TG)部18と、CPU15と各ブロックとの間でデータのやりとりを行うためのバス回線19と、メモリ16と各ブロックとの間でデータのやりとりを行うためのバス回線20と、を備える。
また、画像処理部6は、入力される複数の画像信号を合成して一つの画像信号として出力する合成処理部61を備える。なお、合成処理部61の構成についての詳細は後述する。
なお、動画と静止画の画像信号を作成可能な撮像装置1を一例として示したが、撮像装置1が、静止画の画像信号のみ作成可能であっても構わない。この場合、集音部7や音声処理部8、音声出力回路部14などを備えない構成としても構わない。
また、外部メモリ10は画像信号や音声信号を記録することができればどのようなものでも構わない。例えば、SD(Secure Digital)カードのような半導体メモリ、DVDなどの光ディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクなどをこの外部メモリ10として使用することができる。また、外部メモリ10を撮像装置1から着脱自在としても構わない。
(撮像装置の基本動作)
次に、撮像装置1の基本動作について図1を用いて説明する。まず、撮像装置1は、レンズ部4より入射される光をイメージセンサ3において光電変換することによって、電気信号である画像信号を取得する。そして、イメージセンサ3は、TG部18から入力されるタイミング制御信号に同期して、所定のタイミングでAFE5に画像信号を出力する。
そして、AFE5によってアナログ信号からデジタル信号へと変換された画像信号は、画像処理部6に入力される。画像処理部6では、入力されるR(赤)G(緑)B(青)の成分を備える画像信号を、輝度信号(Y)と色差信号(U,V)の成分を備える画像信号に変換するとともに、階調補正や輪郭強調等の各種画像処理を施す。また、メモリ16はフレームメモリとして動作し、画像処理部6が処理を行なう際に画像信号を一時的に保持する。
また、このとき画像処理部6に入力される画像信号に基づき、レンズ部4において、各種レンズの位置が調整されてフォーカスの調整が行われたり、絞りの開度が調整されて露出の調整が行われたり、イメージセンサ3の感度(例えば、ISO(International Organization for Standardization)感度)の調整が行われたりする。このフォーカスや露出、感度の調整は、それぞれ最適な状態となるように所定のプログラムに基づいて自動的に行われたり、ユーザの指示に基づいて手動で行われたりする。
また、画像処理部6は、合成処理部61において複数の画像の合成を行う。なお、合成処理部61の動作の詳細については後述する。
動画の画像信号を作成する場合、集音部7において集音を行う。集音部7で集音されて電気信号に変換される音声信号は、音声処理部8に入力される。音声処理部8は、入力される音声信号をデジタル信号に変換するとともにノイズ除去や音声信号の強度制御などの各種音声処理を施す。そして、画像処理部6から出力される画像信号と、音声処理部8から出力される音声信号と、がともに圧縮処理部9に入力され、圧縮処理部9において所定の圧縮方式で圧縮される。このとき、画像信号と音声信号とが時間的に関連付けられ、再生時に画像と音とがずれないように構成される。そして、圧縮処理部9から出力される圧縮符号化信号は、ドライバ部11を介して外部メモリ10に記録される。
一方、静止画の画像信号を作成する場合、画像処理部6から出力される画像信号が圧縮処理部9に入力され、圧縮処理部9において所定の圧縮方式で圧縮される。そして、圧縮処理部9から出力される圧縮符号化信号が、ドライバ部11を介して外部メモリ10に記録される。
外部メモリ10に記録された動画の圧縮符号化信号は、ユーザの指示に基づいて伸長処理部12に読み出される。伸長処理部12は、圧縮符号化信号を伸長及び復号し、画像信号及び音声信号を生成する。そして、画像信号を画像出力回路部13、音声信号を音声出力回路部14にそれぞれ出力する。そして、画像出力回路部13や音声出力回路部14において、表示装置やスピーカにおいて再生可能な形式に変換されて出力される。
一方、外部メモリ10に記録された静止画の圧縮符号化信号は、伸長処理部12に入力されて画像信号が生成される。そして、この画像信号は画像出力回路部13に出力され、画像出力回路部13において表示装置で再生可能な形式に変換されて出力される。
なお、表示装置やスピーカは、撮像装置1と一体となっているものであっても構わないし、別体となっており撮像装置1に備えられる端子とケーブル等を用いて接続されるようなものであっても構わない。
また、画像信号の記録を行わずに表示装置などに表示される画像をユーザが確認する、所謂プレビューモードである場合に、画像処理部6から出力される画像信号を圧縮せずに画像出力回路部13に出力することとしても構わない。また、画像信号を記録する際に、圧縮処理部9で圧縮して外部メモリ10に記録する動作と並行して、画像出力回路部13を介して表示装置などに画像信号を出力することとしても構わない。
<<合成処理部の実施例>>
次に、図1に示した画像処理部6(画像処理装置)に備えられる合成処理部の各実施例について図面を参照して説明する。また、以下の説明において、合成処理部61で合成される2つの画像信号のうち一方を「第1画像」、他方を「第2画像」とする。また、合成後の画像信号を「結果画像」とする。なお、以下では説明の具体化のために、これらの画像信号を画像として表現することとする。
<第1実施例>
最初に、合成処理部の第1実施例の構成について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第1実施例の構成について示すブロック図である。
図2に示すように、本実施例の合成処理部61aは、第1画像に基づいて第2画像の位置ずれの補正を行う位置ずれ補正部62と、第1画像の空間周波数のうち所定の周波数以上の高周波成分を濾波して第3画像を作成し出力するLPF(Low Pass Filter)部63と、位置ずれの補正が行われた第2画像と第3画像との差分を求めて差分値を算出する差分値算出部64と、第3画像と位置ずれ補正部62によって位置ずれの補正が行われた第2画像とを差分値に基づいて合成して第4画像を出力する第1合成部65と、第3画像からエッジを抽出してエッジ強度値を算出するエッジ強度値算出部66と、第1画像と第4画像とをエッジ強度値に基づいて合成して結果画像を作成し出力する第2合成部67と、を備える。
次に、合成処理部61aの動作について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第1実施例の動作について示すフローチャートである。
図3に示すように、最初に合成処理部61aに第1画像と第2画像とが入力される(STEP1)。第2画像は、第1画像よりも露出時間を長くして撮像されたものとなる。また、第2画像を作成する際のイメージセンサ3の感度の方が、第1画像を作成する際のイメージセンサ3の感度よりも小さくなる。このように露出時間と感度とを設定することにより、第1画像と第2画像との明るさが略等しくなるように調整される。なお、第1画像と第2画像とは連続的に撮像されて作成されるものとなるが、どちらが先に作成されることとしても構わない。
第1画像の露出時間は、手ぶれ限界露出時間(焦点距離f[mm]である場合の1/f[sec]であり、手ぶれが発生しにくい目安となる時間)よりも短い時間とすると好適である。このようにして作成される第1画像は、手ぶれが抑制された画像となる。また、露出時間が短いため、被写体ぶれも抑制される。そのため、エッジが明瞭となる画像を得ることができる。しかしながら、イメージセンサ3の感度を大きくする必要があるため、ノイズが多く含まれる画像となりやすい。
これに対して第2画像は、第1画像よりも露出時間が長くなるとともに感度が小さく設定される。そのため、ノイズが抑制された画像となる。しかしながら、露出時間が長いため、手ぶれや被写体ぶれが生じやすい画像となる。そのため、エッジが不明瞭な画像になりやすい。
STEP1の次に、位置ずれ補正部62において、第1画像と第2画像との位置ずれを補正する(STEP2)。上述のように、第1画像と第2画像とは連続的に撮像されて作成されるものとなるため、略等しい撮像領域を撮像したものとなる。しかしながら、完全に同時ではないため、撮像領域がわずかにずれることがある。
このとき、例えば第1画像と第2画像とが略等しくなる部分を探索することにより、「ずれ」を検出する。そして、得られた「ずれ」に基づいて第2画像の画素の座標を変換することにより、等しい対象物を示した画素の座標が第1画像と第2画像とで略等しくなるように補正を行う。即ち、第1画像の画素と第2画像の画素とを対応させる処理を行う。
STEP2の第1画像と第2画像とが略等しくなる部分を探索する方法として、例えば、オプティカルフローを求める種々の方法や、代表点マッチングなどの方法を採用することができる。ここで、探索方法の一例として、オプティカルフローを求める方法であるブロックマッチング法を採用する場合について図4を用いて説明する。図4は、ブロックマッチング法について説明する模式図である。
図4(a)において、符号100は第1画像を表し、符号101は第1画像において着目した着目ブロックを表す。図4(b)において、符号110は第2画像を表し、符号111は第2画像において着目した候補ブロックを表す。また、符号112は候補ブロック111が位置し得る探索ブロックを表す。
位置ずれ補正部62は、着目ブロック101と候補ブロック111との間の相関値を算出する。この際、候補ブロック111は、探索ブロック112内で水平方向又は垂直方向に1画素ずつ移動させられ、その移動のたびに相関値が算出される。相関値は、例えば、着目ブロック101と候補ブロック111との間における、各画素の輝度差の絶対値の総和とすることができる。この相関値は、一般的にSAD(Sum of Absolute Difference)と呼ばれる。なお、相関値として輝度差の2乗和(Sum of Squared Difference)を用いても構わない。
相関値は、着目ブロック101の画像と候補ブロック111の画像との間の相関が高いほど小さくなる。したがって、相関値が最も小さくなる候補ブロック111の位置を求めれば、着目ブロック101と略等しい画像を示すブロックが、第2画像内のどこに位置しているかを求めることができるとともに、第1画像と第2画像との間の着目ブロック101の動きベクトル(オプティカルフロー、第1画像と第2画像との位置ずれの方向及び大きさ)が求められる。そして、得られた動きベクトルに基づいて「ずれ」を求めることができる。
第1画像と、STEP2によって得られる位置ずれ補正後の第2画像と、の一例について図5を用いて説明する。図5は、第1画像及び第2画像の一例を示す模式図である。また、図5に示す第1画像120及び第2画像130の例は、背景である山の前に被写体(人)Hが立っている状態を撮像することにより得られたものである。図5(a)が第1画像120、図5(b)が位置ずれ補正後の第2画像130をそれぞれ示している。
図5(a)に示す第1画像120は、図5(b)に示す第2画像130と比較してエッジが明瞭なものとなっているが、第2画像130よりもノイズ(図中の黒い斑点によるざらつき)が多くなっている。また図5は、第1画像120及び第2画像130の撮像中に被写体Hが動いている場合について示している。具体的には、第2画像130の被写体Hが、第1画像120の被写体Hよりも、画像中で右寄りに位置するとともに、被写体ぶれが生じている。
STEP2の次に、LPF部62において第1画像120のLPF処理を行い、第3画像を作成する(STEP3)。ここでは、LPF部62によって、第1画像120の空間周波数が高い部分の濾波(即ち、ノイズの抑制)を行う。LPF部62は、ノイズが抑制されるとともにエッジが極端に不明瞭にならない程度(特に、後述するエッジ強度値算出部66でエッジが明瞭に抽出される程度)のカットオフ周波数となるように設定される。
STEP3において作成される第3画像の一例について、図6を用いて説明する。図6は、第3画像の一例を示す模式図である。図6に示すように、第3画像140は、図5(a)に示す第1画像120に含まれるノイズが抑制されるとともに、エッジがわずかに不明瞭となる画像となる。なお、図3に示す例ではSTEP3がSTEP2の後に行われることを記載しているが、STEP3を、STEP2よりも前に行うこととしても構わない。また、STEP3とSTEP2とが並行して行われることとしても構わない。
STEP3の次に、差分値算出部64において第2画像130と第3画像140との差分処理を行い、差分値を算出する(STEP4)。差分値とは、二つ画像中の対応する画素の色や明るさの差を示す値であり、画素(x,y)の差分値を差分値D(x,y)で表すこととする。例えば、以下に示す式(1)を用いて、差分値D(x,y)を求めることができる。なお、xが画像の水平方向の位置(座標)を表し、yが画像の垂直方向の位置(座標)を表すものとする。
式(1)において、P2(x,y)は、第2画像130の画素(x,y)の信号値について示すものである。また、P3(x,y)は、第3画像140の画素(x,y)の信号値について示すものである。そして、D(x,y)は、上述のようにこれらの信号値から得られる差分値を示すものである。
具体的に例えば、以下の式(1a)に基づいて差分値D(x,y)を求めても構わない。式(1a)は、式(1)における画素(x,y)の信号値P2(x,y),P3(x,y)として、RGBから成る信号値を用いた場合について示すものである。また、式(1a)では、第2画像130の画素(x,y)の信号値のRGB各成分の値をP2R(x,y),P2G(x,y),P2B(x,y)として表し、第3画像140の画素(x,y)の信号値のRGB各成分の値をP3R(x,y),P3G(x,y),P3B(x,y)として表している。なお、式(1a)に示す算出方法では、RGB各成分の差の絶対値をそれぞれ求め、これらの絶対値の和の値を、差分値D(x,y)としている。
また例えば、以下の式(1b)に基づいて差分値D(x,y)を求めても構わない。式(1b)においても、式(1a)と同様にRGBから成る信号値を用いた場合について示すものとし、式(1a)と同様の方法でそれぞれの信号値のそれぞれの成分の値を表すこととする。式(1b)では、RGB各成分の差を二乗し、これらの和を1/2乗した値を差分値D(x,y)としている。
上記の式(1),(1a)及び(1b)の各方法は一例に過ぎず、他の方法を用いて差分値D(x,y)を求めても構わない。また、RGBの代わりにYUVの値を用い、RGBを用いる場合と同様の方法で(RGBをYUVでそれぞれ置き換えて)差分値D(x,y)を算出しても構わない。さらに、第2画像130及び第3画像140の信号値のY成分にのみに基づいて差分値D(x,y)を算出しても構わない。
また、STEP4において算出される差分値の一例について、図7を用いて説明する。図7は、差分値の一例を画像として表現した差分値画像について示す模式図である。図7に示す差分値画像150では、差分値D(x,y)が大きい部分を白で表し、差分値D(x,y)が小さい部分を黒で表している。第1画像120及び第2画像130において被写体Hが移動していたため、差分値画像150における被写体が移動した領域の差分値D(x,y)が、大きくなっている。また、第2画像130に手ぶれが含まれていたため、エッジ付近の差分値D(x,y)も若干大きくなっている。
STEP4の次に、第1合成部65において第2画像130と第3画像140との合成を行い、第4画像を作成する(STEP5)。このとき、例えば第2画像130と第3画像140とを加重加算することによって、合成を行うことができる。加重加算によって合成を行う場合の一例について、図8を用いて説明する。図8は、第1合成部による合成方法の一例を示すグラフである。
図8に示すように、本例の方法では、差分値D(x,y)に基づいて混合率α(x,y)を設定し、この混合率α(x,y)にしたがって加重加算を行う。具体的には、以下に示す式(2)によって、第2画像130と第3画像140とを合成する。
混合率α(x,y)は、第2画像130の(x,y)の位置における画素の信号値P2(x,y)と、第3画像140の(x,y)の位置における画素の信号値P3(x,y)と、を加重加算する際に用いる加算割合(合成比率)を示すものである。また、混合率α(x,y)は第2画像130の加算割合について示すものであり、第3画像140の加算割合は1−α(x,y)となる。
混合率α(x,y)は、差分値D(x,y)が閾値Th1_Lよりも小さければ1とし、差分値D(x,y)が閾値Th1_H以上であれば0とする。また、差分値D(x,y)が閾値Th1_L以上であり閾値Th1_Hよりも小さければ、1−(D(x,y)−Th1_L)/(Th1_H−Th1_L)とする。即ち、差分値D(x,y)の値を閾値Th1_Lから閾値Th1_Hに増大させると、混合率α(x,y)は、1から0へと線形に減少することとなる。なお、非線形に減少させても構わないが、単調減少するものとすると好ましい。
そして、式(2)に示す加重加算を行うことにより、第4画像の(x,y)の位置における画素の信号値P4(x,y)を得る。なお、画素の信号値P2(x,y),P3(x,y)としてYUVから成る信号値を用いる場合、YUVの成分毎に算出して第4画像の画素の信号値P4(x,y)を得ることとしても構わない。また、YUVから成る信号値の代わりにRGBから成る信号値を用いても構わない。
STEP5によって得られる第4画像の一例について、図9を用いて説明する。図9は、第4画像の一例を示す模式図である。上述のように、被写体Hが動いた領域では差分値D(x,y)が大きくなるため、第3画像140の加算割合1−α(x,y)が大きくなる。そのため、第4画像160では、第2画像130に含まれていた被写体ぶれが大幅に抑制される。
また、エッジ付近においても差分値D(x,y)が大きくなり、第3画像140の加算割合1−α(x,y)が大きくなる。そのため、第2画像130よりはエッジが若干明瞭化される。ただし、第3画像のエッジは、第1画像と比較してわずかに不明瞭なものとなっているため、第4画像160のエッジもわずかに不明瞭なものとなる。
一方、差分値D(x,y)が小さい部分では、第2画像130の加算割合α(x,y)が大きくなる。そのため、第4画像160では、第3画像130に含まれていたわずかなノイズがさらに抑制される。また、差分値D(x,y)が大きく、第2画像130の加算割合α(x,y)が小さい部分であったとしても、第3画像140に含まれるノイズがわずかなものであるため、少なくとも目立たない程度にまで抑制される。
STEP5の次に、エッジ強度値算出部66において第3画像140のエッジ抽出処理を行い、エッジ強度値を算出する(STEP6)。エッジ強度値とは、画素の変化量(周囲の画素との変化量)を示す値であり、画素(x,y)におけるエッジ強度値をE(x,y)で表すこととする。例えば、以下に示す式(3)を用いて、画素(x,y)におけるエッジ強度値E(x,y)を求めることができる。
式(3)において、P3Y(x,y)は、第3画像140の画素(x,y)の信号値のY成分の値を示すものである。なお、画素の信号値としてRGBの信号値を用いる場合、RGBの各成分を用いてY成分に相当する値を算出し、この値を用いることとしても構わない。
また、Fx(i,j)及びFy(i,j)は、それぞれエッジを抽出するためのフィルタを示すものとする。換言すると、画像中の輪郭を強調するフィルタを示すものである。このようなフィルタとして、例えば、ソーベルフィルタやプレウィットフィルタなどの微分フィルタを適用することができる。また、式(3)では一例として、3×3のフィルタを適用する場合について示している。また、Fx(i,j)は、x方向(水平方向)のエッジを抽出するためのフィルタであり、Fy(i,j)は、y方向(垂直方向)のエッジを抽出するためのフィルタであるものとする。
エッジを抽出するフィルタとしてプレウィットフィルタを用いる場合、Fx(i,j)を、Fx(−1,−1)=Fx(−1,0)=Fx(−1,1)=−1、Fx(0,−1)=Fx(0,0)=Fx(0,1)=1、Fx(1,−1)=Fx(1,0)=Fx(1,1)=1としても構わない。また、Fy(i,j)を、Fy(−1,−1)=Fy(0,−1)=Fy(1,−1)=−1、Fy(−1,0)=Fy(0,0)=Fy(1,0)=0、Fy(−1,1)=Fy(0,1)=Fy(1,1)=1としても構わない。
以上のような3×3のフィルタFx(i,j)と第3画像140の画素(x,y)を中心とした3×3の領域におけるY成分とをそれぞれ積算するとともに合算した値の絶対値と、3×3のフィルタFy(i,j)と第3画像140の画素(x,y)を中心とした3×3の領域におけるY成分とをそれぞれ積算するとともに合算した値の絶対値と、の和を求めることにより、式(3)に示すような画素(x,y)のエッジ強度値E(x,y)を求めることができる。なお、式(3)に示す方法は一例に過ぎず、他の方法を用いてエッジ強度値E(x,y)を求めても構わない。また、図3に示す例では、STEP6がSTEP4及びSTEP5の後に行われることを記載しているが、STEP6を、STEP4及びSTEP5よりも前に行うこととしても構わない。また、STEP6とSTEP4及びSTEP5とが並行して行われることとしても構わない。また、STEP6をSTEP2よりも前に行ったり、STEP2と並行して行ったりしても構わないが、STEP3より後に行うものとする。
STEP6によって得られるエッジ強度値の一例について、図10を用いて説明する。図10は、エッジ強度値の一例を画像として表現したエッジ強度値画像について示す模式図である。図10に示すエッジ強度値画像170では、エッジ強度値E(x,y)が大きい部分を白で表し、エッジ強度値E(x,y)が小さい部分を黒で表している。エッジ強度値E(x,y)は、エッジが明瞭である第1画像120のノイズを抑制した第3画像140のエッジを抽出することにより得られるものである。そのため、ノイズと被写体Hや背景などのエッジとの区別が容易となり、エッジを明瞭に抽出することが可能となる。また、エッジのエッジ強度値E(x,y)の値は大きいものとなり、エッジ以外のエッジ強度値E(x,y)は小さいものとなる。
STEP6の次に、第2合成部67において第1画像120と第4画像160との合成を行い、結果画像を作成する(STEP7)。このとき、例えば第1画像120と第4画像160とを加重加算することによって、合成を行うことができる。加重加算によって合成を行う場合の一例について、図11を用いて説明する。図11は、第2合成部による合成方法の一例を示すグラフである。
図11に示すように、本例の方法では、エッジ強度値E(x,y)に基づいて混合率β(x,y)を設定し、この混合率β(x,y)にしたがって加重加算を行う。具体的には、以下に示す式(4)によって、第1画像120と第4画像160とを合成する。
混合率β(x,y)は、第1画像120の(x,y)の位置における画素の信号値P1(x,y)と、第4画像160の(x,y)の位置における画素の信号値P4(x,y)と、を加重加算する際に用いる加算割合(合成比率)を示すものである。また、混合率β(x,y)は第1画像120の加算割合について示すものであり、第4画像160の加算割合は1−β(x,y)となる。
混合率β(x,y)は、エッジ強度値E(x,y)が閾値Th2_Lよりも小さければ0とし、エッジ強度値E(x,y)が閾値Th2_H以上であれば1とする。また、エッジ強度値E(x,y)が閾値Th2_L以上であり閾値Th2_Hよりも小さければ、(E(x,y)−Th2_L)/(Th2_H−Th1_L)とする。即ち、エッジ強度値E(x,y)の値を閾値Th2_Lから閾値Th2_Hに増大させると、混合率β(x,y)は、0から1へと線形に増加することとなる。なお、非線形に増加させても構わないが、単調増加するものとすると好ましい。
そして、式(4)に示す加重加算を行うことにより、合成画像の(x,y)の位置における画素の信号値P(x,y)を得る。なお、画素の信号値P1(x,y),P4(x,y)としてYUVから成る信号値を用いる場合、YUVの成分毎に算出して合成画像の画素の信号値P(x,y)を得ることとしても構わない。また、YUVから成る信号値の代わりにRGBから成る信号値を用いても構わない。
STEP7によって得られる結果画像の一例について、図12を用いて説明する。図12は、結果画像の一例を示す模式図である。上述のように、エッジではエッジ強度値E(x,y)が大きくなるため、第1画像120の加算割合β(x,y)が大きくなる。そのため、結果画像180では、第4画像160のわずかなエッジの不明瞭さが改善され、エッジが明瞭なものとなる。
一方、エッジ以外の部分では、エッジ強度値E(x,y)が小さくなり、第4画像160の加算割合1−β(x,y)が大きくなる。そのため、結果画像180において、第1画像120に含まれるノイズが反映されることが抑制される。
以上のように、本実施例の合成処理部61aによって第1画像120と第2画像130とを合成することによって、得られる結果画像180を明瞭なものとすることが可能となる。特に、第1画像120の明瞭なエッジと、第2画像130の少ないノイズと、の双方の特長を効果的に合成した結果画像180を得ることが可能となる。
具体的には、第2画像130と第3画像140とから得られる差分値を用いて第2画像と第3画像の合成を行うため、第2画像130の被写体ぶれや第1画像120のノイズが第4画像160に反映されることを抑制することができる。また、第3画像140から得られるエッジ強度値を用いて第1画像120と第4画像160との合成を行うため、第1画像120の明瞭なエッジを効果的に結果画像180に反映させるとともに、第1画像120のノイズが結果画像180に反映されることを抑制することが可能となる。そのため、結果画像180を、手ぶれ及び被写体ぶれが抑制されてエッジが明瞭であるものにするとともに、ノイズが少ないものにすることが可能となる。
また、エッジ強度値を算出するために、第1情報120をLPF処理した第3画像を用いるため、第1画像120に含まれるノイズによってエッジ強度値E(x,y)がエッジ以外で大きくなることを抑制することができる。
<第2実施例>
次に、合成処理部の第2実施例の構成について図13を用いて説明する。図13は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第2実施例の構成について示すブロック図である。なお、第1実施例と同様の部分の詳細な説明については省略し、第1実施例と異なる点について詳細に説明する。
図13に示すように、本実施例の合成処理部61bは、第1実施例と同様の位置ずれ補正部62と、LPF部63と、差分値算出部64と、第1合成部65と、第2合成部67と、を備える。ただし、エッジ強度値算出部66bが第1実施例のエッジ強度値算出部66と異なる。具体的には、本例のエッジ強度値算出部66bは、第1画像120に基づいてエッジ強度値E(x,y)を算出し、エッジ強度値を算出する。
また、本実施例の合成処理部61bは、エッジ強度値を算出する動作(第1実施例のSTEP6に相当する動作、以下STEP6bとする)以外、第1実施例の合成処理部61aと同様の動作を行う。
このように構成すると、第1実施例と比較して、エッジ強度値に第1画像のノイズの影響が反映されやすくなる。しかしながら、LPF処理をしていない第1画像を用いるため、エッジが明瞭に反映されたエッジ強度値を得ることが可能となる。したがって、エッジの明瞭化を図ることができる。
なお、本実施例において、STEP6bをSTEP2〜STEP5よりも前に行うこととしても構わないし、STEP2〜STEP5と並行して行うこととしても構わない。
<第3実施例>
次に、合成処理部の第3実施例の構成について図14を用いて説明する。図14は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第4実施例の構成について示すブロック図である。なお、第1実施例と同様の部分の詳細な説明については省略し、第1実施例と異なる点について詳細に説明する。
図14に示すように、本実施例の合成処理部61cは、第1実施例と同様の位置ずれ補正部62と、LPF部63と、差分値算出部64と、第1合成部65と、エッジ強度値算出部66と、第2合成部67と、を備える。ただし、本実施例の合成処理部61cは、第1及び第2実施例における第2画像より小さい第2小画像が入力されるとともに、この第2小画像を拡大して第1及び第2実施例における第2画像と同様の大きさの画像(以下、第1及び第2実施例と同様に第2画像とし、本実施例の説明において単に第2画像とする場合は本画像を指すものとする)を出力する拡大部68を備える。また、拡大部68で拡大されて得られる第2画像は、第1実施例と同様に位置ずれ補正部62に入力され、以降、第1実施例の合成処理部61aと同様の動作が行われる。
即ち、本実施例の合成処理部61cは、拡大部68で第2小画像を拡大する処理(以下、STEPcとする)が、図3のSTEP1とSTEP2との間で行われる以外は、第1実施例の合成処理部61aと同様の動作を行う。
また、第2小画像として、例えば、第1及び第2実施例における第2画像を画素加算した画像(位置が近い複数の画素を合成して一つの画素とした画像)や、第1及び第2実施例における第2画像から所定の画素を間引いた画像などを用いることができる。また、これらの画像を、撮像部2で直接的に作成(例えば、撮像部2から出力された時点で画素加算や間引きが既に行われている)しても構わない。そして、拡大部68では、例えば第2小画像の画素を補間することにより拡大を行い、第2画像を作成する。
本実施例の合成処理部61cでは、第1及び第2実施例の合成処理部61a及び61bに入力される、第1及び第2実施例の第2画像より大きさが小さい(データ量が少ない)第2小画像を、入力させることとなる。そのため、合成処理部61cに入力される画像のデータ量を低減することが可能となる。
また、本実施例のように第2小画像を入力させる構成とする場合、拡大部68で拡大して得られる第2画像の解像度が低くなりエッジが不明瞭なものとなる。しかしながら、本実施例の合成処理部61cは、明瞭なエッジを第1画像から得ることとしているため、上述の第1及び第2実施例と同様に明瞭な合成画像を得ることができる。
なお、エッジ強度値算出部66を、第2実施例の合成処理部61bと同様のエッジ強度値算出部66bとしても構わない。また、STEP3をSTEPc及びSTEP2よりも前に行うこととしても構わないし、STEPc及びSTEP2と並行して行うこととしても構わない。また、STEP6をSTEPc及びSTEP2よりも前に行ったり、STEPc及びSTEP2と並行して行ったりしても構わないが、STEP3より後に行うものとする。
<第4実施例>
次に、合成処理部の第4実施例の構成について図15を用いて説明する。図15は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第5実施例の構成について示すブロック図である。なお、第1実施例と同様の部分の詳細な説明については省略し、第1実施例と異なる点について詳細に説明する。
図15に示すように、本実施例の合成処理部61dは、第1実施例と同様のLPF部63と、差分値算出部64と、第1合成部65と、エッジ強度値算出部66と、第2合成部67と、を備える。また、第3実施例の合成処理部61cと同様に、第1画像と第2小画像とが入力される。そして、第1画像を縮小して第2小画像と略等しい大きさの画像(以下、第1小画像とする)にする縮小部69と、縮小部69から出力される第1小画像と第2小画像との位置ずれを補正する位置ずれ補正部62dと、位置ずれ補正部62dから出力される第2小画像を拡大して第1及び第2実施例における第2画像と同様の大きさの画像(以下、第1及び第2実施例と同様に第2画像とし、本実施例の説明において単に第2画像とする場合は本画像を指すものとする)を出力する拡大部70と、を備える。
本実施例の合成処理部61dは、縮小部69で第1画像を縮小する処理(以下、STEPd−1とする)を図3のSTEP1とSTEP2との間に行い、第1小画像と第2小画像との位置ずれを補正する処理(以下STEP2dとする)をSTEP2の代わりに行い、位置ずれが補正された第2小画像を拡大する処理(以下、STEPd−2とする)をSTEP2d〜4の間で行う以外は、第1実施例の合成処理部61aと同様の動作を行う。
また、縮小部69は、例えば第1画像を画素加算したり、第1画像から所定の画素を間引いたりすることにより、第1小画像を作成する。また、拡大部70では、例えば第2小画像の画素を補間することにより拡大を行い、第2画像を作成する。また、位置ずれ補正部は、第1画像の画素と、拡大部70で拡大して得られる第2画像の画素と、が対応したものとなるように、第2小画像の画素の座標を変換する。
このような構成とすると、位置ずれ補正部62dで位置ずれが補正される画像を小さくすることが可能となる。そのため、位置ずれ補正を行うための演算量やメモリ容量を低減することが可能となる。また、第2小画像を拡大部70で拡大して得られる第2画像と、第1画像と、を合成する構成としても、第3実施例と同様に明瞭な合成画像を得ることができる。
なお、エッジ強度値算出部66を、第2実施例の合成処理部61bと同様のエッジ強度値算出部66bとしても構わない。また、本実施例において、STEP3をSTEPd−1,STEP2d及びSTEPd−2よりも前に行うこととしても構わないし、STEPd−1,STEP2d及びSTEPd−2と並行して行うこととしても構わない。また、STEP6を、STEPd−1,STEP2d及びSTEPd−2よりも前に行ったり、STEPd−1,STEP2d及びSTEPd−2と並行して行ったりしても構わないが、STEP3より後に行うものとする。
<<変形例>>
なお、図2及び図13〜図15の合成処理部61a〜61dにおいて、第1合成部65と第2合成部67とを別体として記載しているが、一体としても構わない。この場合、第4画像160を作成しないことにするとともに、図3のSTEP5を省略しても構わない。即ち、第1画像、第2画像及び第3画像の3つの画像を同時に合成しても構わない。また、このような合成を行う場合、以下に示す式(5)に基づいて合成を行っても構わない。なお、式(5)は、式(4)に式(2)を代入して一つの式にまとめたものとなる。
また、合成処理部61a〜61dにLPF部63を備える構成について説明したが、LPF部63を備えない構成としても構わない。この場合、第1画像と第2画像と第3画像とが合成処理部61a〜61dに入力されることとする。
また、第1合成部65で合成時に用いる閾値Th1_L及びTh1_Hや、第2合成部67で合成時に用いる閾値Th2_L及びTh2_Hを可変としても構わない。例えば、閾値Th1_L及びTh1_Hや閾値Th2_L及びTh2_Hを、撮像領域の明るさに応じて可変としても構わない。
具体的には、撮像領域が暗い(撮像部2に入力される光学像が暗い)場合に、閾値Th1_L及びTh1_Hや閾値Th2_L及びTh2_Hを大きくしても構わない。撮像領域が暗い場合、イメージセンサ3の感度が大きく設定されることとなる。そのため、特に第1画像120に含まれるノイズが目立ちやすくなる。このような場合、上述のように閾値Th1_L及びTh1_Hや閾値Th2_L及びTh2_Hを大きくすることによって、結果画像180に、第1画像120のノイズが多数含まれることを防止することが可能となる。
また、合成処理部61a〜61dによる上述の合成処理は、画像処理部6における種々の画像処理の中のどの段階で行っても構わない。即ち、合成処理部61a〜61dに入力される第1画像及び第2画像が、階調補正処理などの画像処理が施されたものであっても構わないし、画像処理が施されていないものであっても構わない。
また、合成を行う複数の画像(例えば、上述の第1画像及び第2画像)を外部メモリ10などに保存し、再生時に合成を行うこととしても構わない。この構成について図16に示す。図16は、本発明の別の実施形態における撮像装置の構成について示すブロック図である。
図16に示すように、撮像装置1eは、図1に示す撮像装置1と異なり画像出力回路部13eに合成処理部61を備える。また、画像処理部6eに合成処理部61を備えない構成となる。これ以外の構成については図1に示す撮像装置1と同様であるため、詳細な説明については省略する。また、合成処理部61として、例えば、上述の合成処理部61a〜61dを用いることができる。
このように、外部メモリ10に合成を行う画像を記録するとともに、再生側に合成処理部61を備えて再生時に合成処理を行うこととしても構わない。さらに、撮像機能を備えず画像の再生のみを行う再生装置に本実施形態を適用しても構わない。また、このような構成とする場合、第3実施例の合成処理部61cを合成処理部61として用いると、ドライバ部10に記録される合成前の画像のデータ量を低減することが可能となる。
また、本発明の実施形態における撮像装置1,1eについて、画像処理部6や画像出力回路部13e、合成処理部61a〜61dなどのそれぞれの動作を、マイコンなどの制御装置が行うこととしても構わない。さらに、このような制御装置によって実現される機能の全部または一部をプログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部または一部を実現するようにしても構わない。
また、上述した場合に限らず、図1及び図16の撮像装置1,1eや図2及び図13〜図15の合成処理部61a〜61dは、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。また、ソフトウェアを用いて撮像装置1,1eや合成処理部61a〜61dを構成する場合、ソフトウェアによって実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すこととする。
以上、本発明における実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
本発明は、入力される画像を処理する画像処理装置や、この画像処理装置を搭載した撮像装置に関する。また、入力される画像を処理する画像処理方法に関する。
は、本発明の実施形態における撮像装置の基本構成について示すブロック図である。 は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第1実施例の構成について示すブロック図である。 は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第1実施例の動作について示すフローチャートである。 は、ブロックマッチング法について説明する模式図である。 は、第1画像及び第2画像の一例を示す模式図である。 は、第3画像の一例を示す模式図である。 は、差分値の一例を画像として表現した差分値画像について示す模式図である。 は、第1合成部による合成方法の一例を示すグラフである。 は、第4画像の一例を示す模式図である。 は、エッジ強度値の一例を画像として表現したエッジ強度値画像について示す模式図である。 は、第2合成部による合成方法の一例を示すグラフである。 は、結果画像の一例を示す模式図である。 は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第2実施例の構成について示すブロック図である。 は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第3実施例の構成について示すブロック図である。 は、本発明の実施形態における撮像装置の合成処理部の第4実施例の構成について示すブロック図である。 は、本発明の別の実施形態における撮像装置の構成について示すブロック図である。
符号の説明
1,1e 撮像装置
2 撮像部
3 イメージセンサ
4 レンズ部
5 AFE
6,6e 画像処理部
61,61a〜61d 合成処理部
62 位置ずれ補正部
63 LPF部
64 差分値算出部
65 第1合成部
66,66b エッジ強度値算出部
67 第2合成部
68,70 拡大部
69 縮小部
7 集音部
8 音声処理部
9 圧縮処理部
10 外部メモリ
11 ドライバ部
12 伸長処理部
13,13e 画像出力回路部
14 音声出力回路部
15 CPU
16 メモリ
17 操作部
18 TG部
19 バス
20 バス

Claims (9)

  1. 入力される複数の画像を合成する合成処理部を備える画像処理装置において、
    前記合成処理部が、
    撮像されて得られる第1画像と、当該第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像されて得られる第2画像と、前記第1画像の高周波成分が濾波された第3画像と、を合成して合成画像を作成する合成部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記合成処理部が、
    前記第2画像と前記第3画像との対応する画素毎に差分値を求める差分値算出部と、
    前記第1画像に基づく画像に含まれるエッジを抽出して画素毎にエッジ強度値を求めるエッジ強度値算出部と、をさらに備え、
    前記合成部が、前記差分値に基づいて前記第2画像と前記第3画像との合成比率である第1合成比率を画素毎に設定するとともに、前記エッジ強度値に基づいて前記第1画像と前記第2画像及び前記第3画像との合成比率である第2合成比率を画素毎に設定し、前記第1合成比率及び前記第2合成比率に基づいて画素毎に合成を行い前記合成画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成部が、前記差分値が小さい画素ほど前記第2画像の合成比率が大きくなるように前記第1合成比率を設定し、前記エッジ強度値が大きい画素ほど前記第1画像の合成比率が大きくなるように前記第2合成比率を設定して合成を行い、前記合成画像を作成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記エッジ強度値算出部が、前記第3画像に基づいて前記エッジ強度値を求めることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記エッジ強度値算出部が、前記第1画像に基づいて前記エッジ強度値を求めることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記合成処理部が、
    前記第2画像より小さい画像である第2小画像を拡大して前記第2画像を作成し、出力する拡大部をさらに備え、
    前記合成部が、前記第1画像と、前記拡大部から出力される前記第2画像と、前記第3画像と、を合成して合成画像を出力することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記合成処理部が、
    前記第2画像より小さい画像である第2小画像を拡大して前記第2画像を作成し、出力する拡大部と、
    前記第1画像を前記第2小画像と略等しい大きさに縮小させた第1小画像を作成し、出力する縮小部と、
    前記第1小画像と前記第2小画像とを比較するとともに前記第2小画像の画素の座標を変換し、前記拡大部から出力される前記第2画像の画素と前記第1画像の画素とを対応させる位置ずれ補正部と、をさらに備え、
    前記合成部が、前記第1画像と、前記拡大部から出力される前記第2画像と、前記第3画像と、を合成して合成画像を出力することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 撮像を行い画像を作成する撮像部と、
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像処理装置と、を備え、
    前記撮像部が、撮像を行い前記第1画像を作成するとともに、当該第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像を行い前記第2画像を作成し、
    前記画像処理装置が、入力される前記第1画像と前記第2画像とに基づいて、前記合成画像を作成することを特徴とする撮像装置。
  9. 第1画像の高周波成分を濾波して第3画像を得る第1ステップと、
    当該第1ステップで得られる前記第3画像と、前記第1画像と、前記第1画像よりも露出時間が長く感度が小さい条件で撮像されて得られる第2画像と、を合成して合成画像を作成する第2ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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