JP2009283400A - 放電灯点灯装置、車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯装置の小型化と低コスト化を可能とし、始動時の閃光を低減し、光束立上げ時の違和感を抑制し、また、放電灯毎のばらつきを容易に抑えることが可能な放電灯点灯装置を実現する。
【解決手段】直流電圧を受け、該直流電圧を放電灯5が必要とする出力へ変換する点灯回路部2と、放電灯電圧と放電灯電流の検出値を受けて所定の目標電力値となるよう点灯回路部2を制御する制御部6とから構成され、前記制御部6は、放電灯5の始動後、前記所定の目標電力値を、定格電力値より大きな出力電力値から定格電力値へと数秒ないし数10秒の間に低減していく制御を行う放電灯点灯装置において、前記制御部6は、放電灯始動後の目標電力値を定格電力値より大きな第1の出力電力値とし、かつ、放電灯始動後の第1の所定時間は、最大出力電力値である第2の出力電力値に向かい目標電力値を上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明はメタルハライドランプなどの高輝度放電灯を点灯させる放電灯点灯装置において、光束を急速に立ち上げるための電力制御に関するものである。
メタルハライドランプなどの高輝度放電灯はその輝度の高さから車載用途にも用いられている。車載用途では特に視認性の早期確保を実現するため、始動時に光束を急速に立ち上げる必要がある。特許第2946384号(特許文献1)や特開2000−235899号(特許文献2)では点灯直後に定格電力より過大な電力を放電灯に供給することで光束の立ち上りを早める技術が開示されている。
図29に高輝度放電灯を点灯させる回路の一例を示す。これは直流電源1と、直流電源1からの電圧を放電灯5が必要とする電圧に昇降圧するDC−DCコンバータ部2と、DC−DCコンバータ部2の直流出力電圧を低周波の矩形波電圧に変換するインバータ部3と、放電灯5を始動させる数10kVの電圧を発生させるイグナイタ部4と、放電灯5と、出力電圧と出力電流を検出し出力電力が目標電力となるようにDC−DCコンバータ部2を制御する制御部6と、から構成される。
各部の回路構成を以下に示す。直流電源1と直列にDC−DCコンバータ部2のトランスT1の1次側P1とトランスT1の1次側をスイッチングするスイッチング素子Q1が接続される。トランスT1の2次側S1にはダイオードD1と平滑コンデンサC1が直列に接続される。なお、ダイオードD1の方向はスイッチング素子Q1がONして、トランスT1の1次側P1に電圧が印加されたときに、トランスT1の2次側S1に発生する電流を止める方向である。以上でDC−DCコンバータ部2を構成している。
また、DC−DCコンバータ部2の平滑コンデンサC1と並列にスイッチング素子Q2〜Q5で構成されるフルブリッジ回路が接続される。以上でインバータ部3を構成している。
つづいて、フルブリッジ回路の出力と並列に、コンデンサCsと、トランスT2の1次側P2とスパークギャップSG1の直列回路と、トランスT2の2次側S2と放電灯5の直列回路とが接続される。放電灯5を除く以上の回路でイグナイタ部4を構成している。
また、制御部6は電流目標演算部61において、電力目標記憶部62の出力である放電灯5に供給する電力の目標値である出力電力目標値を出力電圧検出値で割ることによって、出力電流目標値を得る。さらに、上記出力電流目標値と出力電流検出値を誤差アンプ63で比較し、その差が生じなくなるように出力制御信号を出力する。
以上の構成を用いて、光束の立ち上りを早め、かつ光束のオーバーシュートやアンダーシュートを防ぐため、電力目標記憶部62は図30に示すように時間に対する出力電力目標値のカーブを記憶しており、放電灯5の始動後、上記カーブに沿った出力電力目標値を出力する(なお、出力電力目標値はコンデンサへの電荷充放電にて作製してもよい)。
上記構成により、図30の出力電力目標値の電力量を放電灯5に印加する。期間Aで定格電力の倍以上の電力を放電灯5に印加し、光束を急速に立ち上げる(約4秒間程度)。期間Bでは光束がオーバーシュートやアンダーシュートを起こさないように、約40〜50秒の間に、滑らかに出力電力目標値を低減し、期間Cの定格出力に漸近させる。
ただし、上記の制御は放電灯が冷えた状態(初始動)の場合に行うものであり、点灯していた放電灯を消灯後直ぐに再点灯させる場合(再始動)など、放電灯が温かい状態において上記の制御を行うと、放電灯が期間A〜期間Bにおいて過剰発光する。そこで、放電灯の状態に応じて、電力目標記憶部62は、時間に対する出力電力目標値のカーブを期間A〜期間Bの途中の時間から出力し、放電灯5に投入する電力を抑えることで、再始動時の過剰発光を防いでいる。
以下に回路の動作を説明する。電源がONされて、スイッチング素子Q1がオンすると、トランスT1の1次側P1とスイッチング素子Q1を電流が流れる。しかし、トランスの2次側S1ではダイオードD1により電流が阻止されるため、そのエネルギーはトランスT1に蓄えられる。次にスイッチング素子Q1をオフすると、トランスT1の2次側S1→コンデンサC1→ダイオードD1のルートで電流が流れ、トランスT1に蓄えられていたエネルギーが平滑コンデンサC1へと移される。
放電灯5が始動する前は、放電灯5が開放状態であるため、コンデンサC1の電圧は上昇し、フルブリッジインバータ部3をスイッチング素子Q2,Q5がON、スイッチング素子Q3,Q4がOFFで固定しておくことにより、コンデンサCsの電圧も上昇する。上記電圧が所定電圧以上になるとスパークギャップSG1がブレークダウンし、トランスT2の1次側P2に瞬時に電圧がかかり、トランスT2の2次側S2には上記電圧を巻数比倍した高電圧が印加される。この高電圧(数10kV程度)により放電灯5がブレークダウンする。その瞬間にDC−DCコンバータ部2から放電灯5に電流が流れ、放電灯5はアーク放電に移行する。
放電灯5の点灯後は、フルブリッジインバータ部3の出力極性を所定時間間隔で交番させながら、電流目標演算部61において、電力目標記憶部62からの出力電力目標値を出力電圧検出値で割ることによって、出力電流目標値を得る。この出力電流目標値と、検出される出力電流値を誤差アンプ63で比較し、その誤差量に応じた出力制御信号によりDC−DCコンバータ部2を制御してその出力を調整する。以上により放電灯5の安定点灯を実現している。
特許第2946384号公報 特開2000−235899号公報
従来の制御にて、図31(a)のように電力を投入したとき、放電灯5の光束は通常図31(b)のように変化する。しかし、放電灯5は製造上の誤差による個体差等を有しており、一定の出力電力目標値のカーブを用いた制御では、光束の立ち上りにばらつきが生じてしまい、図32(b)に示すように、標準的な放電灯5の立ち上げである特性αに対して、立ち上りが急であり、オーバーシュートする特性βや立ち上りの遅い特性γが存在するといった課題があった。
また、近年環境負荷低減の観点から、高輝度放電灯より水銀を削除した高輝度放電灯(以下無水銀高輝度放電灯と記載)が開発された。従来の水銀を含む高輝度放電灯(以下有水銀高輝度放電灯と記載)と比較して、無水銀高輝度放電灯は定格点灯時の出力電力は同等であるが、管電圧が約半分である。
例えば、定格電力35Wの場合、有水銀高輝度放電灯では、定格放電灯電圧85V、定格放電灯電流0.4Aに対して、無水銀高輝度放電灯では、定格放電灯電圧42V、定格放電灯電流0.8Aとなる。
また、有水銀高輝度放電灯は、始動後の最大出力電力投入(図30の期間A:約4秒間)により水銀が発光して光束を立ち上げていたが、無水銀高輝度放電灯は上記発光がないため光束の立ち上がりが遅かった。このため、無水銀高輝度放電灯の点灯装置は、光束を急激に立ち上げるため、有水銀高輝度放電灯と比較して、始動時の最大出力電力を大きくする(最大出力時の電流値も大きい)制御が行われている(図33)。
このため、有水銀高輝度放電灯の点灯装置と比較して、無水銀高輝度放電灯の点灯装置では、以下のような課題が発生もしくは顕著化した。
《課題1》
上記光束の立ち上がりのばらつきがさらに大きくなる(図33の特性c)。ランプ毎の光束立ち上がりのばらつきは、始動後4秒の光束が定格点灯時の光束の25%〜45%程度も有り、かつ光束のオーバーシュートがないことが望まれる。ばらつきを抑える手段として、特開2005−19337号に示すような手段が提案されているが、ばらつきが大きくなると補正する量も大きくなり、違和感(光束のオーバーシュートやアンダーシュート、さらにはちらつき)の少ない光束の立ち上がりの実現が困難となる。
《課題2》
始動後4秒程度経過後、一定の最大出力電力を連続的に投入すると、光束の立ち上がりが遅くなったり、最悪の場合は低下してしまう(図33の特性b)。これにより、始動時の光束立ち上がり時に感じる違和感が大きくなる(光束立ち上がり時の違和感はないことが望まれる)。
《課題3》
最大出力電力を大きく(最大電流を大きく)したために、放電灯の始動時の閃光が大きくなる(図33の特性a)。このため、始動時の違和感が大きくなる(閃光は、極力低いことが望まれる)。
《課題4》
始動後4秒時点での光束を定格点灯時の25%〜45%程度確保し、かつその後も立ち上がりが遅れることなく、無水銀高輝度放電灯の光束を立ち上げるためには、より大きな最大出力電力値を長時間、放電灯へ供給する必要がある。これは放電灯点灯装置に使用する各種部品の定格を上げる等により実現可能だが、放電灯点灯装置の大型化や高コスト化の原因となる(放電灯点灯装置の大型化や高コスト化を抑えて、無水銀高輝度放電灯の点灯装置を実現することが望まれる)。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、点灯装置の小型化と低コスト化を可能とし、始動時の閃光を低減し、光束立上げ時の違和感を抑制し、また、放電灯毎のばらつきを容易に抑えることが可能な放電灯点灯装置を実現することを目的とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図29に示すように、直流電圧を受け、該直流電圧を放電灯5が必要とする出力へ変換する点灯回路部2と、放電灯電圧を検出する放電灯電圧検出部と、放電灯電流を検出する放電灯電流検出部と、検出した放電灯電圧値と放電灯電流値を受けて所定の目標電力値となるよう前記点灯回路部2を制御する制御部6とから構成され、前記制御部6は、放電灯5の始動後、前記所定の目標電力値を、定格電力値より大きな出力電力値から定格電力値へと数秒ないし数10秒の間に低減していく制御を行う放電灯点灯装置において、前記制御部6は、図2に示すように、放電灯始動後の目標電力値を定格電力値より大きな第1の出力電力値とし、かつ、放電灯始動後の第1の所定時間は、最大出力電力値である第2の出力電力値に向かい目標電力値を上昇させることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1の出力電力値は定格電力値の1.5倍以上であり、かつ第2の出力電力値は定格電力値の2倍以上であり、かつ(第2の出力電力値−第1の出力電力値)≧10Wの関係が成り立つことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、第1の所定時間T1は2秒以上10秒以下であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、第2の出力電力値から出力を低減し、第1の出力電力値を通過するまでの第2の所定時間T2は、第1の所定時間T1よりも短いことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、前記制御部6は、第1の所定時間まで二次関数のような多項関数を用いて出力を上昇させることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、前記制御部6は、第1の所定時間後、第3の所定時間まで、二次関数のような多項関数を用いて出力を低減させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、前記制御部6は、図11〜図15に示すように、前記直流電圧が低下するに応じて、第2の出力電力値と放電灯始動時の出力電力値の両方を、第2の出力電力値>放電灯始動時の出力電力値≧定格電力値の関係が成り立つように低減することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、前記制御部6は、図16〜図20に示すように、点灯装置の温度が高温となるに応じて、第2の出力電力値と放電灯始動時の出力電力値の両方を、第2の出力電力値>放電灯始動時の出力電力値≧定格電力値の関係が成り立つように低減することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれかの発明において、前記制御部6は、図21〜図26に示すように、始動後の経過時間に基準放電灯の目標電圧値を対応付けて記憶した基準放電灯電圧記憶部67と、一定間隔にて複数回、電圧検出部で検出した電圧の平均値と基準放電灯電圧記憶部67から読み出した目標電圧値との差分に応じて、差分の絶対値が大きいほど電力補正値の絶対値を大きく設定し、かつ、前記電力補正値を用いて目標電力値を補正目標電力値に補正する電力目標値調整部64と、を有し、放電灯5の始動より第4の所定時間以降は、前記補正目標電力値となるように制御し、かつ、第1の所定時間<第4の所定時間の関係が成り立つことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれかの発明において、前記放電灯5が実質的に水銀を封入していない車載用高輝度放電灯であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の放電灯点灯装置を搭載した車載用前照灯である(図27)。
請求項12の発明は、請求項11記載の車載用前照灯を搭載した車両である(図28)。
本発明によれば、放電灯始動時の出力電力を最大出力電力値よりも小さな値であり、かつ定格電力よりは大きな値とし、そこから出力電力を最大出力電力値へと上昇させることにより、最大出力電力を出力する時間を短くし点灯装置の小型化と低コスト化を実現することができる。
また、始動時の出力電力値(出力電流値)を低減することにより、始動時の閃光も低減することができる。
さらに、始動時の出力電力値を最大出力電力値よりも小さな値とすることにより、出力電力値を上昇させることが可能となり、特に光束が低減してしまう始動後4秒程度経過頃に出力電力を上昇させることにより、光束を立ち上げている途中に光束が低減してしまう違和感を抑制することができる。
また、始動時の出力電力低減により、同じ電力を投入した際に発生する放電灯毎の光束立ち上がりのばらつきを低減することが可能となり、ばらつきを容易に抑えることが可能となる。
(実施形態1)
図1に本実施形態の制御を実現するマイコン動作を示す。回路動作や回路ブロック図は従来例と同じであるためここでは説明を省略する。図1のマイコンフローは、図29の定電力制御を行う制御部6をマイコンにより実現した際のフローである。従来例と異なる点は、放電灯5の始動からの出力電力の変化を図2に示す電力カーブのように変更した点である。
図2の電力カーブは、始動から6秒まで(T1)は、負の二次関数
W=−15(t−6)2 /36+85
にのっとり出力電力を上昇させ、10秒付近までは負の二次関数
W=−15(t−6)2 /16+85
にのっとり出力を低減させ、その後は従来例と同様にコンデンサの充放電カーブと同様なカーブとなるように出力を低減させるものである。但し、上式において、Wは出力電力目標値、tは時間である。
以下、マイコンのフローの詳細な説明を記載する。
ステップAでは、電源ON(RESET入力)時に、インバータ部3の反転時間や反転回数等の変数を初期化する。
ステップBでは、放電灯点灯前の無負荷時の制御を設定する。具体的には、イグナイタ部4が動作するように、インバータ部3の極性反転を停止した状態で、DC−DCコンバータ部2の出力電圧を無負荷二次電圧(数百V)に設定する。
ステップCでは、放電灯5が点灯しているかどうかを判断し、点灯していない場合はステップBに戻る。放電灯5が点灯しているか否かはDC−DCコンバータ部2の出力電圧の低下または出力電流の増大により判定することができる。放電灯5が点灯していた場合は、以下の定電力制御を行うループへと進む。また、放電灯5が始動した時(ステップCで放電灯5が点灯したと判断した時)から、時間を計測する。
ステップ#1では、マイコンのA/D変換により放電灯電圧を読込む。
ステップ#2では、読込み値に過去値を合わせて、平均化を行なう。平均化の一例を挙げると、検出値を最新値から3値記憶しておき(読込み時更新)、次の最新値を読込んだとき、上記3値と足し合わせて4で割る。
ステップ#3では、マイコン内のROMに保存しているテーブルからその時の出力電力目標値を読み出す。マイコン内のROMには図2に示す時間に対する出力電力目標値のカーブを記憶しておく。放電灯5が点灯を開始した時点から計測している時間に対する出力電力の値をROMから読み出して、読み出した出力電力が放電灯5へ印加されるように制御を行う。
ステップ#4では、出力電力目標値/放電灯電圧平均値の計算式により、出力電流目標値を演算する。
ステップ#5では、マイコンのA/D変換により放電灯電流を読込む。
ステップ#6では、読込み値に過去値を合わせて、上記の例で述べたような平均化を行なう。
ステップ#7では、出力電流指令値と放電灯電流平均値を比較演算する。
ステップ#8では、比較結果により、出力制御信号を変更する。
ステップ#9では、インバータ部3の前回反転時から反転周期が経過しているか否かにより分岐する。時間経過していた場合、インバータ部3の出力極性を反転させる。
ステップ#10では、反転周期が経過しているとき、インバータ部3に極性反転命令を出す。
ステップ#11では、反転後時間計算を行う。
ステップ#12では、その他の制御をおこなう。
本制御により、放電灯5の始動より図2に示した電力カーブにのっとり放電灯5に電力を投入することを実現することができる。
本実施形態による効果を、図3を用いて示す。
まず、始動後すぐの光束は低下するが、安全性の面から光束として求められている始動から4秒時点の光束を変化させることなく出力電力の値を低減することができ、点灯装置の小型化と低コスト化が実現可能となる(特性a)。
また、始動から6秒まで出力電力を連続的に上昇させることにより、従来のような4秒以降に発生する光束の低下(特性b)を抑制することが実現可能となる。
始動から6秒までの出力上昇と、その後の始動から10秒付近までの出力電力のカーブを負の二次関数とし、放電灯始動から最大出力までの時間(T1)と最大出力到達から放電灯始動時電力までの低減時間(T2)をT1>T2とする(放電灯始動後の出力上昇の速度を上昇後低減する速度よりも遅くする)ことにより、オーバーシュート(特性c)の少ない(光束立ち上がりのばらつきの少ない)光束立ち上がりを実現する。
始動から6秒までの出力上昇と、その後の始動から10秒付近までの出力電力のカーブを負の二次関数とすることにより、最大出力時の出力に不連続点の発生を防ぐことが可能となっている(特性d)。
始動時の出力電力を低減(最大電流を低減)することにより、放電灯始動時の閃光(特性e)を低減することができ、光の立ち上がりの違和感を防止することが可能となっている。
本実施形態は従来例にて示した、放電灯を無水銀高輝度放電灯とした際に、より顕著に発生する課題に対しての効果をメインに記載しているが、有水銀放電灯に対しても同様の効果を得ることができることは言うまでもない(ただし、特性bの光束低下は、有水銀放電灯では水銀発光があるため発生しない。このため、本効果は有水銀放電灯では得る必要がない)。
本実施形態では無水銀高輝度放電灯として記載しているが、本特許の請求項にある“実質的に水銀を封入していない放電灯”とは、水銀をまったく封入していないという意味と、気密容器の1cc当たり2mg未満(1mg未満だと、なお望ましい)の水銀を含んでいることの両方を含んでいる。従来の有水銀高輝度放電灯には、気密容器の1cc当たり数十mgの水銀が封入されていたため、それと比較すると、実質的には水銀を含んでいないと言える。
また、本実施形態では最大出力に達する時間を6秒としているが、これは出力電力を上昇させるカーブを一例として
W=−15(t−6)2 /36+85
としたことから一意に決まった時間であり、最大出力に達する時間は6秒に限っているものではない。初期の出力電力を低減するためには、2秒〜10秒程度なら同様の効果を得ることができる。始動初期の2秒程度が最も電流値が大きいため、点灯装置の負荷が大きくなる点、また10秒以上出力を上昇させていると、光束のオーバーシュートが大きくなってしまう点より、任意に決定されるものである。
請求項に示した第1の出力電力値は放電灯始動時(始動後すぐの時点を意昧する。理想的には、放電灯始動後の数m〜数100msのランプが不安定な期間を経過し、電力制御を開始した時点を意味する。)の出力電力値のことであり、t=0での出力電力W=70を意味しており、第2の最大出力電力値はt=6での出力電力値W=85を意味している。
また、本実施形態では始動から6秒まで出力を連続的に上昇させ続けることで特性a〜eに関する効果を得ているが、特性bの効果のみであれば、始動から4秒付近にて出力電力目標値を上昇させるだけで実現可能であり、それ以前にては、出力電力目標値を減少させなければ必ずしも上昇させる必要がないことは言うまでもない。
また、特性d、eに関する効果のみであれば、例えば始動から2秒時点までの出力電力目標値を最大出力電力値よりも低いものとするだけで実現可能であることも言うまでもない。
出力電力を低減することで、光束の立ち上がりが遅くなってしまうことが懸念される。しかし、光束の立ち上がりは放電灯の始動から4秒後の光束が、定格点灯時の光束の25%〜50%(最適値では45%)程度あれば、車載用として用いる場合にも安全上問題ないと考えられている。無水銀高輝度放電灯では、放電灯始動時に出力を低減しても、4秒時点の出力を始動後から連続して点灯していた場合と略同等の光束が4秒時点で出力可能であることが確認できており、提案する電力カーブの変更により光束の立ち上がり性能は満足される。
上記効果や懸念点を確認した結果の一例を図4に示す。一定の最大出力電力値を出力した光束立ち上がりの様子と、始動初期2秒間の出力を2段階(最大出力電力値−10Wと−20W)に低減した際の光束立ち上がりの様子を同時に図示したものである。
図4より、始動後2秒間の出力電力目標値を低減(10W〜20W)することにより、始動後2秒間の光束量は出力電力の値に応じ低いものとなっている。しかし、その後出力電力目標値を上昇させ、低減前の出力電力値を放電灯へ投入することで、始動から4秒時点での光束量は、出力低減の有無による影響をほとんど受けない結果となることが分かる。
また、始動から4秒時点での光束量は、ほとんど同等であるが、始動から10秒付近のオーバーシュート量は、始動初期の出力電力を低減した方が少なくなることも明確であり、本実施形態により光束立ち上がりのばらつきを抑えることができることも分かる。
これにより、求める始動から4秒時点の光束量は変化させずに目標を達成し、出力電力や光束のオーバーシュートや閃光を低減することのできる光束立上り電力カーブが実現できたことが分かる。
また、放電灯始動時の出力電力と最大電力との差分が10W未満では、特性aやe、特に特性cに関する効果が低くなるため、電力の差分を10W〜20Wとすることが望ましい。本実施形態では、最適な15Wで記載している。
それに加えて、始動時出力電力値を低く設定すると、始動後1秒時点での光束が定格点灯時の光束の25%は必要という目標を達成できなくなる。そればかりか、放電灯の温度上昇が遅くなり、始動性やランプ寿命に悪影響を及ぼすため、始動時出力電力値を“1.5×定格電力値”以上とする必要がある。また、最大出力電力値については、“2×定格電力値”以上に設定しないと、始動後4秒時点での光束を達成できなくなることが分かっている。
これらの結果より、以下の不等式が成り立つように、電力値を設定することで、最適な電力変化を実現することが可能となる。
10W<(最大出力電力値−始動時出力電力値)<(始動時出力電力値−定格電力値)
(実施形態1’)
図5に、実施形態1(図29)に示した点灯回路の異なる一例を示す。図29と異なる点は、商用交流電源をAC−DCコンバータ部(本実施形態では昇圧チョッパ)により電力変換して得た直流電圧を、直流電源1として利用している点である。それに加えて、DC−DCコンバータ部2をフライバック回路に代えて降圧チョッパ方式により構成している点である。
図5に示した、点灯回路を用いた場合も、実施形態1と同様の電力投入カーブ変化を実現することにより、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
本発明は放電灯5に供給する電力を請求項に示すように変更することを要旨とする発明であり、AC−DCコンバータ部やインバータ部3やイグナイタ部4といった構成要素の有無によらないことは言うまでもない。
(実施形態2)
図6に本実施形態の時間に対する出力電力目標値のカーブを示す。回路の構成やフローは実施形態1と同様のため、本実施形態での説明を省略する。図6の電力カーブが実施形態1と異なる点は、放電灯始動から最大出力までの時間(T1)と最大出力到達から放電灯始動時電力までの低減時間(T2)において一次関数的に出力電力を上昇、下降させている点である。
本実施形態の電力カーブを用いることにより、実施形態1と比較して、一定電力を出している場合からの出力電力低減量を増やすことができ、なおかつ、実施形態1の効果を特性dに関する効果を除いて実現可能となる。また、電力カーブをマイコンではなく回路を用いて実現する場合、定電流回路とコンデンサにて1次関数カーブは作製可能であり、比較的容易に実現可能である。
また、図6では時間T1の間、出力電力を連続的に上昇させているが、図7に示すように、始動初期は一定の出力電力とし、始動後4秒手前から出力を上昇させた場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、時間T1については図6のカーブを用いて、時間T2については実施形態1のカーブを用いた、図8に示した電力カーブを用いても同様の効果を得ることができる。それだけではなく、始動時出力電力値や最大出力電力値を変更した図9や図10に示した電力カーブを用いることで、異なるランプにも対応することができることは言うまでもない。定格電力を変更することで、対応の幅を広げることができることも言うまでもない。
本実施形態では1次関数を用い、実施形態1では2次関数を用いて電力カーブを作成しているが、これが3次関数や4次関数といった、さらなる多項関数の一部を用いて実現しても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
放電灯の点灯後に定電流制御を数秒間行った場合、放電灯は点灯時にインピーダンスが低く、安定点灯に近づくにつれてインピーダンスが高くなるため、本特許の制御を実施しなくとも図6の時間T1に示したカーブと同様に、出力電力が上昇するといった動作をする場合がある。しかし、上記の定電流制御では、時間に応じてではなく、ランプの状態(ランプ電圧の変化)に応じて出力電力が変化しているため、以下の問題が発生する。
まず、寿命末期等のランプ電圧が高くなった場合に、出力電力が大きくなり、光束のオーバーシュートが大きくなる。また、スローリーク等でランプ電圧が低くなった場合、出力電力が低下し、必要な光量を得ることができない。
また、図29等に示した放電灯点灯装置の回路ブロック図には、放電灯5はイグナイタ部4と別体として記載したが、車載用高輝度放電灯の分野では、放電灯5とイグナイタ部4を一体化したランプも量産化されている。この場合、放電灯点灯装置(図29では、イグナイタ部4を除く、DC−DCコンバータ部2、インバータ部3、制御部6を収めた回路ユニット)の出力を一定電力とした場合にも、イグナイタ部4の中にあるトランスT2の巻線S2の抵抗分により電力が消費され、放電灯5へ供給される電力は(上記一定電力−上記消費電力)となる。また、上記消費電力は放電灯5へ供給する電流値により変化する。放電灯は始動時のインピーダンスが低いため電流値が大きくなり、上記消費電力は大きくなる。これにより、上記消費電力は始動時が最大でその後小さくなる。つまり、ランプへ供給される電力は始動時より上昇していく変化を示す。しかし、上記制御でも、上記消費電力がランプの状態に応じて出力電力が変化するため、以下の問題が発生する。
まず、寿命末期等でランプ電流が低下した場合、巻線S2での消費電力が小さくなる。この結果、ランプへの出力電力が大きくなり、光束のオーバーシュートが大きくなる。また、スローリーク等でランプ電流が増加した場合、巻線S2での消費電力が大きくなる。この結果ランプへの出力電力が小さくなり、必要な光量を得ることができない。
本実施形態の制御は、始動から数秒間の間、ランプへの出力を上昇していく電力カーブを用いて定電力制御するものであり、上記のようなランプの状態に依存した出力電力の変化はなく、いつでも安定な光束の立上げを実現するものである。
(実施形態3)
図11に本実施形態の回路構成を示す。実施形態1、2の回路構成(従来例の図29)と異なる点は、制御部6に電源電圧を検出する機能がある点と、その検出した電圧値に応じて、出力電力目標値を調整する電力目標調整部64を、電力目標記憶部62と電流目標演算部61の間に設けた点である。
図12に本実施形態の制御部6をマイコンにて実現した際のフローチャートを示す。実施形態1や2と異なる点は、ステップ#3で出力電力目標値を読み出した後に、ステップαで電源電圧を読み込み、それをステップβで平均化し、平均化した電源電圧の値によりステップγで出力電力目標値を調整する点である。その後は調整した出力電力目標値となるように制御を行う。
なお、実施形態1と同一部分については同一符号を付すことにより本実施形態での説明を省略する。
本実施形態により出力電力目標値を調整する方法の一例を示す。まず、“定格電力値以上の出力電力分”を何%に低減するかを定めたテーブルをマイコンのROMに記憶しておく。これは、図13に示すように、電源電圧に対して、“定格電力値以上の出力電力分”を低減する比を定めたものである。“定格電力値以上の出力電力分”とは、本実施形態では以下のようになる。
最大電力値の場合:定格電圧(12V)での最大電力85W−定格電力35W=50W
始動時電力の場合:定格電圧(12V)での始動時電力70W−定格電力35W=35W
平均化した電源電圧値と図13に示すテーブルにより、低減する出力電力比(%)を読み出す。一例として平均化した電源電圧値を6Vと仮定すると、出力電力比は25%となる。出力電力目標値から定格電力値を減算した結果と、上記出力電力比を積算する。
最大電力値の場合:50W×0.25=12.5W
始動時電力の場合:35W×0.25=8.75W
積算結果に、定格電力値を加える。
最大電力値の場合:12.5W+35W=47.5W
始動時電力の場合:8.75W+35W=43.75W
この結果を、調整後の出力電力目標値としてその後の演算に使用する。
これにより、電源電圧に対する最大出力電力と始動時電力は図14のようになり、最大出力電力>始動時の出力電力≧定格電力の関係式を保ったまま、それぞれの電力を所定の割合にて低減することが可能となる。
また、上記制御により出力電力の時間変化を示すカーブは、例えば図2の出力電力カーブを例に取ると、電源電圧の高低に応じて図15のように変化する。
電源電圧が低下すると、点灯装置の効率が悪化し、大きな出力を出そうとする程ロスが増大し、点灯装置が破壊する恐れがある。本実施形態により、定格電源電圧での点灯時には実施形態1の効果を実現することが可能であり、かつ大きなストレスのかかる低電源電圧時には最大出力電力や始動時電力を低減することでストレスを低減し、点灯装置の破壊を防止することを可能としている。
本実施形態では、電源電圧に応じて出力電力比を直線的に低減させたが、多項関数的に減少させたり、段階的に低減させたりしても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
(実施形態4)
図16に本実施形態の回路構成を示す。実施形態3と異なる点は、制御部6の電源電圧を検出する機能の代わりに温度を検出する機能がある点(温度計測部65)と、その検出した温度値に応じて、出力電力目標値を調整する電力目標調整部64を、電力目標記憶部62と電流目標演算部61の間に設けた点である。
図17に本実施形態の制御部6をマイコンにて実現した際のフローチャートを示す。実施形態3と異なる点は、電源電圧を読み込み、それを平均化するステップα、βが、温度を読み込み、それを平均化するステップα’、β’となり、平均化した電源電圧の値により出力電力目標値を調整するステップγが、平均化した温度の値により出力電力目標値を調整するステップγ’となる点である。なお、実施形態3と同一部については同一符号を付すことにより本実施形態での説明を省略する。
本実施形態にある出力電力目標値を調整する方法の一例を以下に示す。放電灯の温度に応じて、出力電力目標値を低減する電力量を定めたテーブルをマイコンのROMに記憶する。図18は、温度の変化(横軸)に対して、低減する出力電力値(縦軸)を定めたものである。
ステップγ’の出力電力目標値調整にて、低減する電力量を読み出し、ステップ#3で読み出した出力電力目標値から減算する。ただし、減算結果が定格電力以下となる場合は、定格電力を出力電力目標値とする。
これにより、平均化した温度の値に対する最大出力電力と始動時電力は図19のようになり、最大出力電力>始動時の出力電力≧定格電力の関係を保ったまま、それぞれの電力を低減することが可能となる。
また、上記制御により出力電力の時間変化を示すカーブは、図6の電力カーブを例に取ると、温度の高低に応じて図20のように変化する。
なお、温度を測定する方法はサーミスタ等を用い、測定する位置は放電灯点灯装置内の発熱部品(図16のスイッチング素子Q1やトランスT1やダイオードD1)近傍がよい。
温度が上昇すると、点灯装置の効率が悪化し、大きな出力を出そうとする程、電力ロスが増大し、点灯装置が破損する恐れがある。本実施形態により、通常の温度範囲での点灯時には実施形態1の効果を実現することが可能であり、かつ大きなストレスのかかる、周囲温度の高い時には、最大出力電力や始動時電力を低減することでストレスを低減し、点灯装置の破損を防止することを可能としている。
本実施形態では、放電灯温度に応じて低減する出力電力値を直線的に低減させたが、多項関数的に減少させたり、段階的に低減させたりしても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
(実施形態5)
図21に本実施形態の回路構成を示す。なお、実施形態1、2の回路構成(従来例の図29)と同一部については同一符号を振ることにより本実施形態での説明を省略する。
従来例の回路構成と異なる点は、電力目標記憶部62に記憶した電力カーブにより基準的な放電灯を点灯させた際の放電灯電圧値を記憶しておく基準ランプ電圧記憶部67を設け、所定時間(所定放電灯電圧値変化毎でも可)間隔にて検出した出力電圧検出値と基準ランプ電圧記憶部67に記憶した値とを比較して、電力目標調整部64へ出力電力目標補正値を出力する電圧誤差演算部66を設け、電力目標記憶部62が出力し、電流目標演算部61の入力となる出力電力目標値を出力電力目標補正値により補正する電力目標調整部64を、電力目標記憶部62と電流目標演算部61の間に設けた点である。
図22に本実施形態の制御部6をマイコンにて実現した際のフローを示す。従来例と異なる点は、出力電力目標値を読み出した後に、以下のフローを追加している点である。
ステップ#31では、放電灯始動後の時間を計測し、始動後8秒(始動後10秒程度以降で光束が急激に立ち上がるため8秒としているが、出力電力の上昇が完了した時間(始動後6秒)以降で始動後10秒程度までに設定することで、本実施形態の効果を満たすことができる。)以上が経過していた場合にのみ、以下のステップ#32〜#35のフローを実施する。
ステップ#32では、上記した基準放電灯を立ち上げた際の放電灯電圧の変化を記憶したROMから、基準放電灯電圧値を読出す。
ステップ#33では、上記読み出した基準放電灯電圧値とA/D変換で読み込み平均化を行った放電灯電圧値を比較する。
δVla=(基準放電灯電圧値)−(平均化放電灯電圧値)
ステップ#34では、上記δVlaから、出力電力目標値を補正する電力量を演算する。具体的には、上記δVlaと出力電力目標値補正値を対応させたテーブルをROMに記憶しておき、そこから読み出す。
ステップ#35では、出力電力目標値と、電力目標値補正値を加算して、補正した結果を補正後の出力電力目標値としてその後の演算に使用する。
図23に本実施形態の制御を行う際の、放電灯始動後の時間に対する出力電力目標値の変化を示す。
従来例1と同様に、始動後6秒(実施形態1に記載したが2〜10秒でも良い)まで二次関数的に出力電力目標値を上昇させ、その後出力電力の低減を開始している。
本実施形態により、放電灯電圧値による出力電力目標値の補正の開始を、出力電力の上昇が終了した後に設定することができる。出力電力目標値の補正は、ランプ固有の特性により、光束が急激に立ち上がる現象に対して必要な制御であり、出力電力の上昇は光束が低減するのを防止するのを目的の一つとしている。つまり、目標出力電力値の上昇中に目標出力電力値を補正する必要はなく、放電灯のちらつき等の要因となってしまうため、本実施形態により上記の問題を回避している。
また、出力電力目標値の時間変化を図23や図24の上段の図に示した本実施形態の電力カーブのように変化させることにより、実施形態1にて図4を用いて説明したが、一定の最大出力を投入した場合と比べて、必要な光束量を確保しながら、光束のオーバーシュートを低減することが可能となる(図24の下段の図に示す)。
この時のランプ電圧の変化の様子を、図25の上段の図に示す。ランプ電圧は光束と同期する形で変化し、図中に示したように本実施形態の電力カーブを用いて出力電力を変化させることにより、従来の電力カーブを用いた場合と比較してランプ電圧の立ち上がりが遅くなる。本実施形態では、基準ランプ電圧と実際のランプ電圧の差分(ランプ電圧誤差)の大きさに応じて、一定時間間隔ごとに出力電力カーブに補正を加えているため、補正後の電力変化は図25の中段の図のようになる。補正前の電力カーブは、従来例と本実施形態と同様であるが、補正後の電力変化はランプ電圧の差分が本実施形態の方が小さいため、補正電力値が小さくなり、補正前の電力カーブに近い値となっている。
例として、時刻t1での電力補正を考えると、従来の電力カーブの場合の電圧誤差はδV1であり、本実施形態の電力カーブの場合δV2である。この結果と、図26に示したランプ電圧誤差と補正電力値の関係を一対一に決めるテーブルにより補正電力値を決定する(図26のテーブルを用いて、補正電力値を決めることにより、補正前の電力カーブの変化によらず、出力電力をランプ電圧に応じて自由に補正可能としている)。従来例の補正電力値はδW1、本実施形態の補正電力値はδW2となる。この補正電力値を、補正前の電力カーブより低減することで、実際の出力電力を決めている。
この電力補正の結果、図24の下段に示した光束の立ち上がりは、従来例の電力カーブの場合も本実施形態の電力カーブの場合も、図25の下段に示した補正後の光の立ち上がりとなる。
本実施形態の出力電力目標値の補正は、上記オーバーシュートといった光束の立ち上がりのばらつきを補正するためのものであるが、補正量が大きくなるほど補正後電力変化の時間当たりの変化量が大きくなり、安定な光束立ち上げの制御は困難となる。以上のことから、図23の出力電力カーブを実施してオーバーシュートを低減しておくことで、上記出力電力目標値の補正量を低減することが可能となり、より安定に光束を立ち上げることが可能となる。
本実施形態では、基準ランプ電圧と実際のランプ電圧の差分を用いて補正電力値を求めたが、基準ランプ電圧の傾きと実際のランプ電圧の傾きの差分を用いて補正電力値を求めても良い。また、それらの差分を積算したものを用いて、補正電力値を求めても良い。
(実施形態6)
図27は本発明の高輝度放電灯点灯装置を搭載した前照灯灯具の構成を示している。図中、1aは車両用のバッテリ、101は点灯スイッチ、102はヒューズ、5は高輝度放電ランプ、8は点灯装置、81はランプソケット、9は前照灯灯具である。イグナイタ部4はランプソケット81に内蔵しても良い。
図28に本発明の前照灯灯具を搭載した車両の斜視図を示す。前述の前照灯灯具9を車両200のヘッドランプ201として用いた例である。本実施の形態により、違和感なく光束を立ち上げることのできる前照灯と、運転者の違和感を防止し安全性を向上させた車両を実現することが可能となる。
本発明の実施形態1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の始動過程における出力電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態1と従来例の動作を比較して示した説明図である。 本発明の実施形態1の効果を示す説明図である。 本発明の実施形態1の一変形例の回路図である。 本発明の実施形態2の基本動作を示す説明図である。 本発明の実施形態2の一変形例の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態2の他の変形例の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態2のさらに他の変形例の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態2の別の変形例の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態3の回路図である。 本発明の実施形態3の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の基本動作を示す説明図である。 本発明の実施形態3の電源電圧に対する最大出力電力と始動時電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態3の始動過程における出力電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態4の回路図である。 本発明の実施形態4の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4の基本動作を示す説明図である。 本発明の実施形態4の検出温度に対する最大出力電力と始動時電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態4の始動過程における出力電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態5の回路図である。 本発明の実施形態5の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態5の始動過程における出力電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態5と従来例の動作を比較して示した説明図である。 本発明の実施形態5の補正動作による効果を示す説明図である。 本発明の実施形態5の補正電力値とランプ電圧誤差の関係を示す特性図である。 本発明の高輝度放電灯点灯装置を搭載した前照灯灯具の概略構成図である。 本発明の前照灯灯具を搭載した車両の斜視図である。 従来の高輝度放電灯点灯装置の回路図である。 従来例の始動過程における出力電力の時間変化を示す説明図である。 従来例の課題を示す説明図である。 従来例の他の課題を示す説明図である。 従来例のさらに他の課題を示す説明図である。
符号の説明
1 直流電源
2 DC−DCコンバータ部
3 インバータ部
4 イグナイタ部
5 放電灯
6 制御部
61 電流目標演算部
62 電力目標記憶部
63 誤差アンプ
64 電力目標調整部
65 温度計測部
66 電圧誤差演算部
67 基準ランプ電圧記憶部

Claims (12)

  1. 直流電圧を受け、該直流電圧を放電灯が必要とする出力へ変換する点灯回路部と、
    放電灯電圧を検出する放電灯電圧検出部と、
    放電灯電流を検出する放電灯電流検出部と、
    検出した放電灯電圧値と放電灯電流値を受けて所定の目標電力値となるよう前記点灯回路部を制御する制御部とから構成され、
    前記制御部は、放電灯始動後、前記所定の目標電力値を、定格電力値より大きな出力電力値から定格電力値へと数秒ないし数10秒の間に低減していく制御を行う放電灯点灯装置において、
    前記制御部は、放電灯始動後の目標電力値を定格電力値より大きな第1の出力電力値とし、かつ、放電灯始動後の第1の所定時間は、最大出力電力値である第2の出力電力値に向かい目標電力値を上昇させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 第1の出力電力値は定格電力値の1.5倍以上であり、かつ第2の出力電力値は定格電力値の2倍以上であり、かつ(第2の出力電力値−第1の出力電力値)≧10Wの関係が成り立つことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 第1の所定時間は2秒以上10秒以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 第2の出力電力値から出力を低減し、第1の出力電力値を通過するまでの第2の所定時間は、第1の所定時間よりも短いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記制御部は、第1の所定時間まで二次関数のような多項関数を用いて出力を上昇させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記制御部は、第1の所定時間後、第3の所定時間まで、二次関数のような多項関数を用いて出力を低減させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記制御部は、前記直流電圧が低下するに応じて、第2の出力電力値と放電灯始動時の出力電力値の両方を、第2の出力電力値>放電灯始動時の出力電力値≧定格電力値の関係が成り立つように低減することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記制御部は、点灯装置の温度が高温となるに応じて、第2の出力電力値と放電灯始動時の出力電力値の両方を、第2の出力電力値>放電灯始動時の出力電力値≧定格電力値の関係が成り立つように低減することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記制御部は、始動後の経過時間に基準放電灯の目標電圧値を対応付けて記憶した基準放電灯電圧記憶部と、一定間隔にて複数回、電圧検出部で検出した電圧の平均値と基準放電灯電圧記憶部から読み出した目標電圧値との差分に応じて、差分の絶対値が大きいほど電力補正値の絶対値を大きく設定し、かつ、前記電力補正値を用いて目標電力値を補正目標電力値に補正する電力目標値制御部と、を有し、放電灯の始動より第4の所定時間以降は、前記補正目標電力値となるように制御し、かつ、第1の所定時間<第4の所定時間の関係が成り立つことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記放電灯が実質的に水銀を封入していない車載用高輝度放電灯であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の車載用高輝度放電灯点灯装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の放電灯点灯装置を搭載した車載用前照灯。
  12. 請求項11記載の車載用前照灯を搭載した車両。
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