JP2009283356A - 蛍光灯カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】両端から塵埃や昆虫が侵入するのを構造的に防止することのできる蛍光灯カバーを提供する。
【解決手段】筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間3とし、蛍光灯2の上部側を覆う反射フィルム部4と、蛍光灯2の下部側を覆う透光フィルム部5とを有する蛍光灯カバー1であって、透光フィルム部5の両端を蛍光灯2の長さよりも延出し、かつ透光フィルム部5の両端に蛍光灯2の両端面側に折り込まれる折込部5aを設けた。
【選択図】図1
【解決手段】筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間3とし、蛍光灯2の上部側を覆う反射フィルム部4と、蛍光灯2の下部側を覆う透光フィルム部5とを有する蛍光灯カバー1であって、透光フィルム部5の両端を蛍光灯2の長さよりも延出し、かつ透光フィルム部5の両端に蛍光灯2の両端面側に折り込まれる折込部5aを設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、筒状に形成され、内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の外周を覆うフィルム部を有する蛍光灯カバーに関する。
従来、例えば特許文献1に開示された照明ランプ被覆用反射フィルムは、紫外線吸収剤を配合することにより、少なくとも380nm以下の紫外線を実質的に遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実質的に透過する機能を有する合成樹脂膜を合成樹脂フィルムにラミネートしてなるもの、及び光線反射膜とを具備してなる複合フィルムを、紫外線発光性照明に被覆することにより、簡便な操作で照明器の光度を増加させ、照明方向及び光度の調整を自由に行うようにするとともに、昆虫等の虫類の侵入を防止しようとするものである。
また、特許文献2に開示された蛍光灯カバーは、反射フィルム部の両側縁を、透光フィルム部の両側縁よりも延出して、両側縁部に透光フィルム部を透過して横へ逃げる光を反射する反射耳部を形成し、反射フィルム部のみで照らす場合に真下から水平方向に離れた位置では低下する明るさが、反射耳部で反射する光によって補われ、低下の程度が緩和されるようにしたものである。
実公平3−36002号公報
特開2000−311511号公報
しかしながら、上述したそれぞれの従来例では、蛍光灯を被覆する蛍光灯カバーの両端は、単なる開口端面となることから、蛍光灯を被覆した後もカバー内部(蛍光灯収容空間)は外部と遮蔽されず、蛍光灯には外部の塵埃が侵入することとなり、蛍光灯の取付状態において上部に塵埃が堆積し、照度が低下するという問題がある。
また、上記従来例において特許文献2に開示された蛍光灯カバーは、両端が単なる開口端面であることから、飛来した昆虫がその開口端面から自由に侵入する問題がある。また、特許文献1に開示された照明ランプ被覆用反射フィルムは、透過層フィルムとして、昆虫類の誘引を防止するため、380nm以下の紫外線を吸収する紫外線吸収剤が配合されているものの、構造的に飛来した昆虫が開口端面から自由に侵入する。その結果、各従来例では、昆虫の死骸が蛍光灯の上部に堆積することとなり、不衛生になるという問題もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、両端から塵埃や昆虫が侵入するのを構造的に防止することのできる蛍光灯カバーを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、前記透光フィルム部の両端を前記蛍光灯の長さよりも延出し、かつ前記透光フィルム部の両端に前記蛍光灯の両端面側に折り込まれる折込部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記折込部は、前記蛍光灯の両端部を被覆可能な長さであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部のそれぞれの両端部から少なくとも前記蛍光灯の収容時における各口金部までスリットを形成し、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部のそれぞれの両端部を前記各口金部側に丸めたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、前記蛍光灯の収容時において前記蛍光灯の両端かつ両側に対応する前記反射フィルム部と前記透光フィルム部を接合する接合部を設けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記接合部は、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の両端に向けて開口幅が狭くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記接合部は、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の両端にスポット状に形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の長さは、同一であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記反射フィルム部の曲率半径を、前記透光フィルム部の曲率半径より大きくしたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記反射フィルム部の厚さを、前記透光フィルム部の厚さより厚くしたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の蛍光灯カバーにおいて、前記反射フィルム部は、電気絶縁性基材フィルム面に金属箔を積層又は金属蒸発膜を形成し、かつ当該金属面に絶縁性フィルムを被覆したことを特徴とする。
本発明によれば、透光フィルム部の両端を蛍光灯の長さよりも延出し、かつ透光フィルム部の両端に蛍光灯の両端面側に折り込まれる折込部を設けるか、反射フィルム部及び透光フィルム部のそれぞれの両端部から少なくとも蛍光灯の収容時におけるの各口金部までスリットを形成し、反射フィルム部及び透光フィルム部のそれぞれの両端部を各口金部側に丸めるか、あるいは蛍光灯の収容時において蛍光灯の両端かつ両側に対応する反射フィルム部と透光フィルム部を接合する接合部を設けたことにより、蛍光灯の両端に対応する蛍光灯カバーの両端の開口空間が狭くなることとなり、構造上、蛍光灯カバーの両端から塵埃や昆虫が侵入するのを未然に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る蛍光灯カバーの第1実施形態を示す斜視図、図2は図1の蛍光灯カバーに蛍光灯を装着した状態を示す概略図、図3は図1の蛍光灯カバーに蛍光灯を装着した状態を示す平面図、図4は図2の反射フィルム部を示す拡大断面図、図5は第1実施形態において反射フィルム部の曲率と透光フィルム部の曲率との関係を示す説明図である。
図1は本発明に係る蛍光灯カバーの第1実施形態を示す斜視図、図2は図1の蛍光灯カバーに蛍光灯を装着した状態を示す概略図、図3は図1の蛍光灯カバーに蛍光灯を装着した状態を示す平面図、図4は図2の反射フィルム部を示す拡大断面図、図5は第1実施形態において反射フィルム部の曲率と透光フィルム部の曲率との関係を示す説明図である。
図1〜図3に示すように、蛍光灯カバーとしてのカバー本体1は、蛍光灯2を収容可能な長尺の帯状に形成されている。蛍光灯2は、カバー本体1の両側縁を相互に近付けるように変形すると開口される蛍光灯収容空間3に収容される。
カバー本体1は、蛍光灯2の上部側を覆う上側フィルムとなる反射フィルム部4と、蛍光灯2の下部側を覆う下側フィルムとなる透光フィルム部5とを接合してその両側縁を長さ方向にシールして接合部6を形成している。ここで、反射フィルム部4及び透光フィルム部5の両側縁の接合方法としては、溶断、超音波シール、振動溶着、赤外線レーザ溶着等が挙げられる。
反射フィルム部4は、蛍光灯2の両端に取り付けられた口金部2aの内側までの長さを有する。この口金部2aには、蛍光灯2の内部に配置された図示しない電極と、この電極に電力を供給するための端子2bとが設けられている。また、反射フィルム部4は、図4に示すように75〜100μmの電気絶縁性基材フィルム4a面にアルミニウム等の金属箔を積層又は金属蒸発膜を形成し、かつその金属面4bに基材フィルム4aより薄い絶縁性フィルム4cを被覆して総厚みを50〜200μmとしたものである。すなわち、反射フィルム部4の構造は、片面にアルミニウム蒸着を施した一枚の基材フィルム4aに対し、そのアルミニウム蒸着層からなる金属面4bを覆うように別の絶縁性フィルム4cをラミネートした構造である。
一方、透光フィルム部5は、その両端が少なくとも蛍光灯2の口金部2aの長さよりも延出し、この延出する部分が蛍光灯2の両端面側に折り込まれる折込部5aとなる。この折込部5aの長さは、蛍光灯2の両端部を被覆可能な長さであり、通常20〜30mmに設定されている。また、透光フィルム部5は、基材フィルムとして50〜150μmのポリエステルフィルムに予め製膜する際に紫外線吸収剤(主に有機紫外線吸収剤)を内部に添加したものを使用するのが一般的である。この場合、紫外線吸収剤量は、フィルムの厚みに比例するため、厚みが増せば紫外線吸収能力、経時劣化も抑制されるものの、コスト高になる。
なお、透光フィルム部5の別の構造としては、基材フィルムとして薄いポリエステルフィルム(12〜25μm程度)に、紫外線吸収剤若しくは紫外線拡散剤をインキ化して塗布した後、塗布面を内面として透明なポリエステルフィルム(25〜75μm)とドライラミネートして積層したものでもよい。このように反射フィルム部4の厚さは、透光フィルム部5の厚さより厚くしている。これにより、カバー本体1としての剛性を高めることができる。
ここで、紫外線拡散剤には、酸化チタン、酸化亜鉛又はシリカが用いられる。また、紫外線吸収剤には、パラジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)、オキシベンゾンスルホン酸、パラアミノ安息香酸(PABA)、4-tertブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、シノキサート(4−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル)、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジイソプロピルケイ皮酸メチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル−ジイソプロピルケイ皮酸エステル化合物、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等が用いられる。
また、図5に示すように反射フィルム部4の曲率半径Raは、透光フィルム部5の曲率半径Rbより大きくしている。これにより、反射集光した光の焦点距離を長くさせ、照度を向上させることができる。
次に、透光フィルム部5を反射フィルム部4より長く延長させる製造方法としては、積層した反射フィルム(巻き取り)に対して、所定のピッチで窓抜き加工する。その後、透光フィルムと反射フィルムの2種の巻き取りを合わせて二軸製袋機上で同時に繰り出し、流れ方向に溶断シールし、同シール幅中央位置から切断(スリット)と、所定ピッチで流れ方向に断裁することにより加工する。
他の製造方法としては、透光フィルム(巻き取り)の原反幅に対して、予めそれより狭めた原反幅の反射フィルム(巻き取り)を用意する。そして、この2種の巻き取りを合わせて二軸製袋機上で同時に繰り出し、幅方向に溶断シールし、同シール幅中央位置から所定ピッチで流れ方向に断裁することにより加工する。これらのいずれの製造方法も既存の製袋機を利用することで、製造が可能であるため、容易かつ安価に製造することが可能となる。
蛍光灯2の長さに対して反射フィルム部4及び透光フィルム部5の長さの例について説明する。20W形の場合、蛍光灯2の長さが580mm、反射フィルム部4の長さが580mm、透光フィルム部5の長さが640mmである。また、30W形の場合、蛍光灯2の長さが630mm、反射フィルム部4の長さが630mm、透光フィルム部5の長さが690mmである。さらに、40W形の場合、蛍光灯2の長さが1198mm、反射フィルム部4の長さが1198mm、透光フィルム部5の長さが1258mmである。このようにいずれの透光フィルム部5でも、反射フィルム部4より60mm長くなっている。この場合の折込部5aの長さは、30mmとなる。
以上のように構成したカバー本体1では、使用に際しては、内部の蛍光灯収容空間3に蛍光灯2を差し込んで、蛍光灯2の両端面側に折込部5aを折り込んだ後、蛍光灯2を図示しない器具に取付け、反射フィルム部4の蛍光灯2外周面における位置を適宜設定する。つまり、反射フィルム部1aが蛍光灯2の真上を中心に覆うようにするのか、右側又は左側に傾けるのか、光を欲しい方向とは反対側に反射フィルム部4が位置するように向きを設定する。カバー本体1は、両側縁をシールして形成した偏平な形であり、蛍光灯2を収容すると反射フィルム部4と透光フィルム部5とが引き離された状態となり、言い換えれば相対向する各部で蛍光灯2を挟んだ状態になるので、カバー1の向きは安定する。
この状態で蛍光灯2を点灯すると、蛍光灯2から放射される光のうち透光フィルム部5側のものはそのまま、反射フィルム部4側のものはこれに反射され、透光フィルム部5を透過して、該当部分を照らす。この時、透光フィルム部5が紫外線カット機能を有するので、光からは紫外線が遮断される。
このように本実施形態によれば、透光フィルム部5の両端を蛍光灯2の長さよりも延出し、かつ透光フィルム部5の両端に蛍光灯2の両端面側に折り込まれる折込部5aを設けたことにより、カバー本体1の両端の開口空間が折込部5aで閉止されることとなり、カバー本体1の両端縁から塵埃や昆虫が侵入するのを構造的に防止することができる。
また、本実施形態によれば、カバー本体1の両端の開口空間が折込部5aで閉止されることにより、蛍光灯2の保護効果を有するとともに、破損物の飛散防止効果も得られることになる。
(第2実施形態)
図6は本発明に係る蛍光灯カバーの第2実施形態において蛍光灯を装着した状態を示す平面図、図7は図6の側面概略図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を用いて異なる構成及び作用のみを説明する。その他の実施形態も同様とする。
図6は本発明に係る蛍光灯カバーの第2実施形態において蛍光灯を装着した状態を示す平面図、図7は図6の側面概略図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を用いて異なる構成及び作用のみを説明する。その他の実施形態も同様とする。
図6に示すように、本実施形態における蛍光灯カバーとしてのカバー本体1Aは、反射フィルム部4と透光フィルム部5の長さが同一である。このカバー本体1Aへの蛍光灯2の収容時において反射フィルム部4及び透光フィルム部5は、それぞれ両端部から各口金部2aを越える位置までスリット7がそれぞれ形成されている。すなわち、反射フィルム部4及び透光フィルム部5は、それぞれ両端部から4本のスリット7が形成されることになる。
このように蛍光灯2の収容時において反射フィルム部4及び透光フィルム部5は、それぞれ両端部から各口金部2aを越える位置までスリット7がそれぞれ形成されているので、反射フィルム部4及び透光フィルム部5のそれぞれのスリット7内側は、各口金部側2aに丸められ、蛍光灯2の曲率に沿って巻き付くことになり、カバー本体1Aの両端の開口空間が狭くなり、カバー本体1Aの両端縁から塵埃や昆虫が侵入するのを未然に防止することができる。
なお、本実施形態スリット7は、両端部から各口金部2aを越える位置まで形成するようにしたが、これに限らず少なくとも各口金部2aまで形成すればよい。つまり、反射フィルム部4及び透光フィルム部5のそれぞれのスリット7内側が蛍光灯2の曲率に沿って巻き付くように形成すればよい。
(第3実施形態)
図8は本発明に係る蛍光灯カバーの第3実施形態において蛍光灯を装着した状態を示す平面図である。
図8は本発明に係る蛍光灯カバーの第3実施形態において蛍光灯を装着した状態を示す平面図である。
図8に示すように、本実施形態における蛍光灯カバーとしてのカバー本体1Bは、前記第2実施形態と同様に反射フィルム部4と透光フィルム部5の長さが同一である。このカバー本体1Bへの蛍光灯2の収容時において蛍光灯2の両端かつ両側に対応する反射フィルム部4及び透光フィルム部5には、それぞれ両端に向けて開口幅が狭くなるように傾斜する傾斜接合部8が設けられている。これら傾斜接合部8のそれぞれの基端は、反射フィルム部4と透光フィルム部5の両側縁を接合する接合部6に連続して設けられている。
傾斜接合部8は、接合部6と同様に溶断、超音波シール、振動溶着、赤外線レーザ溶着等により接合される。
このように本実施形態によれば、カバー本体1Bへの蛍光灯2の収容時において蛍光灯2の両端かつ両側に対応する反射フィルム部4及び透光フィルム部5に、それぞれ両端に向けて開口幅が狭くなるように傾斜する傾斜接合部8を設けたことにより、カバー本体1Bの両端の開口空間が狭くなり、カバー本体1Bの両端縁から塵埃や昆虫が侵入するのを未然に防止することができる。
(第3実施形態の変形例)
図9は本発明に係る蛍光灯カバーの第3実施形態の変形例において蛍光灯を装着した状態を示す平面図である。
図9は本発明に係る蛍光灯カバーの第3実施形態の変形例において蛍光灯を装着した状態を示す平面図である。
図9に示すように、本変形例における蛍光灯カバーとしてのカバー本体1Cは、前記第2、第3実施形態と同様に反射フィルム部4と透光フィルム部5の長さが同一である。このカバー本体1Cへの蛍光灯2の収容時において蛍光灯2の両端かつ両側に対応する反射フィルム部4及び透光フィルム部5には、それぞれ局部的に接合する角形のスポット接合部9が計4箇所設けられている。
このように本変形例によれば、カバー本体1Cへの蛍光灯2の収容時において蛍光灯2の両端かつ両側に対応する反射フィルム部4及び透光フィルム部5に、それぞれ局部的に接合するスポット接合部9を設けたことにより、カバー本体1Cの両端の開口空間が狭くなり、カバー本体1Bの両端縁から塵埃や昆虫が侵入するのを未然に防止することができる。
1,1A,1B,1C…カバー本体
2…蛍光灯
3…蛍光灯収容空間
4…反射フィルム部
4a…電気絶縁性基材フィルム
4b…金属面
4c…絶縁性フィルム
5…透光フィルム部
5a…折込部
6…接合部
7…スリット
8…傾斜接合部
9…スポット接合部
2…蛍光灯
3…蛍光灯収容空間
4…反射フィルム部
4a…電気絶縁性基材フィルム
4b…金属面
4c…絶縁性フィルム
5…透光フィルム部
5a…折込部
6…接合部
7…スリット
8…傾斜接合部
9…スポット接合部
Claims (10)
- 筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、
前記透光フィルム部の両端を前記蛍光灯の長さよりも延出し、かつ前記透光フィルム部の両端に前記蛍光灯の両端面側に折り込まれる折込部を設けたことを特徴とする蛍光灯カバー。 - 前記折込部は、前記蛍光灯の両端部を被覆可能な長さであることを特徴とする請求項1に記載の蛍光灯カバー。
- 筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、
前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部のそれぞれの両端部から少なくとも前記蛍光灯の収容時における各口金部までスリットを形成し、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部のそれぞれの両端部を前記各口金部側に丸めたことを特徴とする蛍光灯カバー。 - 筒状に形成され内部を蛍光灯収容空間とし、蛍光灯の上部側を覆う反射フィルム部と、前記蛍光灯の下部側を覆う透光フィルム部とを有する蛍光灯カバーであって、
前記蛍光灯の収容時において前記蛍光灯の両端かつ両側に対応する前記反射フィルム部と前記透光フィルム部を接合する接合部を設けたことを特徴とする蛍光灯カバー。 - 前記接合部は、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の両端に向けて開口幅が狭くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蛍光灯カバー。
- 前記接合部は、前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の両端にスポット状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蛍光灯カバー。
- 前記反射フィルム部及び前記透光フィルム部の長さは、同一であることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の蛍光灯カバー。
- 前記反射フィルム部の曲率半径を、前記透光フィルム部の曲率半径より大きくしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の蛍光灯カバー。
- 前記反射フィルム部の厚さを、前記透光フィルム部の厚さより厚くしたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の蛍光灯カバー。
- 前記反射フィルム部は、電気絶縁性基材フィルム面に金属箔を積層又は金属蒸発膜を形成し、かつ当該金属面に絶縁性フィルムを被覆したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の蛍光灯カバー。
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JP2008135657A JP2009283356A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 蛍光灯カバー |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011087340A2 (ko) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | Hong Soon Hwang | 체결부재를 구비한 반사캡 |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008135657A patent/JP2009283356A/ja active Pending
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2011087340A2 (ko) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | Hong Soon Hwang | 체결부재를 구비한 반사캡 |
WO2011087340A3 (ko) * | 2010-01-18 | 2011-11-10 | Hong Soon Hwang | 체결부재를 구비한 반사캡 |
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