JP2009282839A - 負荷駆動装置及び半導体素子 - Google Patents

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潤 岡田
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Abstract

【課題】異常高温の原因がスイッチング素子であっても、スイッチング素子ではなくても、スイッチング素子を異常な高温から保護することができる負荷駆動装置及び半導体素子を提供する。
【解決手段】スイッチング素子であるFET31〜33の近傍の温度を検出する素子温度センサ41の検出結果が所定温度を超えており、且つ、例えばFET31に対応する電流センサ51の検出結果が所定電流値を超えているときは、異常高温の原因がFET31であるため、FET31をオフにする。全てのFET31〜33に対応する電流センサ51〜53の検出結果が所定電流値を超えていないときは、異常高温の原因がFET31〜33ではないため、車両における重要度が低いリアフォグランプ61に接続されているFET31をオフにする。ただし、既にFET31がオフにされている場合は、2番目に重要度が低いフォグランプ62に接続されているFET32をオフにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のスイッチング素子を備える負荷駆動装置、及び複数のスイッチング素子をワンチップ上に集積してなる半導体素子に関する。
例えば車載用の負荷駆動装置は、バッテリと、各種ランプ、各種モータ等の負荷との間に接続される。また、負荷駆動装置は、これらの負荷を夫々駆動するために、バッテリから与えられた電力をスイッチングする複数個のスイッチング素子を含む集積回路又は個別回路を備える。スイッチング素子がオンにされた場合、負荷駆動装置を介してバッテリから負荷へ給電され、スイッチング素子がオフにされた場合、バッテリから負荷へ給電されなくなる。
スイッチング素子が異常な高温になった場合、スイッチング素子に劣化、故障等の不具合が生じることがある。スイッチング素子が異常高温になる主な原因は、過電流によるスイッチング素子の異常な自己発熱である。
複数のスイッチング素子がワンチップ上に集積されている場合は、異常発熱しているスイッチング素子の周辺のスイッチング素子が、異常高温の悪影響を受けることがある。このため、一箇所の異常が全体故障に発展する虞がある。
以上のような不都合を抑制するために、異常な高温を検出した場合に、温度が下がるまでスイッチング素子をオフにすることによって、スイッチング素子を保護することが考えられる。
しかしながら、例えば車両において、ヘッドライトを駆動するためのスイッチング素子をオフにしてしまうと、ヘッドライトを使用することができず、車両の運転に支障を来たす。
そこで、車両においてヘッドライトよりも重要度が低いテールランプを駆動するためのスイッチング素子を先にオフにし、このスイッチング素子をオフにしても温度が下がらなければヘッドライトを駆動するためのスイッチング素子をオフにするような過熱保護装置及び負荷制御装置が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に開示されている過熱保護装置及び負荷制御装置は、異常な高温を検出した場合に、重要度が低い負荷への給電を停止して、重要度が高い負荷への給電を継続させることができる。ところが、重要度が高い負荷を駆動するためのスイッチング素子が異常高温の原因となっている場合、このスイッチング素子がオフにされるまでに長時間を要し、スイッチング素子の劣化、故障等の不具合を招き易いという問題がある。
このような問題を解決するために、異常な高温を検出した場合に、各スイッチング素子夫々に流れる電流値に基づいて、過電流が流れているスイッチング素子を特定し、特定されたスイッチング素子をオフにする負荷制御装置が提案されている(特許文献3参照)。このような負荷制御装置では、異常高温の原因となっているスイッチング素子を早期にオフにすることができる。
特開2001−313364号公報 特開2002−118955号公報 特開2002−232280号公報
ところが、異常高温の原因がスイッチング素子ではない場合、即ちスイッチング素子以外の熱源体が異常高温の原因である場合、各スイッチング素子夫々に流れる電流値に基づいて異常高温の原因を特定することはできないため、特許文献3に開示されている負荷制御装置では、異常な高温に対処することができないという問題がある。
ところで、特許文献1,2に開示されている過熱保護装置及び負荷制御装置では、複数のスイッチング素子と、これらのスイッチング素子の近傍の温度を検出する1個の温度センサとがワンチップ上に集積されている。このため、スイッチング素子個々に温度センサを備える場合に比べて、装置に備えるべき温度センサの個数を減少させ、装置を小型化することができる。
しかしながら、1個の温度センサで全てのスイッチング素子の近傍の温度を検出しているため、特に多数個のスイッチング素子を備える場合、温度センサに近接配置されているスイッチング素子の温度は検出結果に忠実に反映されるが、温度センサから離隔配置されているスイッチング素子の温度が検出結果に反映され難いことがある。
そこで、特許文献3に開示されている負荷制御装置は、全てのスイッチング素子と温度センサとを、リードフレームを用いて熱的に密に結合し、温度センサから離隔配置されているスイッチング素子の温度も検出結果に反映され易くしている。
しかしながら、スイッチング素子同士もリードフレームによって熱的に結合されるため、異常発熱しているスイッチング素子の高熱が正常なスイッチング素子に悪影響を及ぼす可能性がある。
また、異常発熱している熱源体をオフにすることによって異常高温に対処する手法では、電源回路が異常発熱している場合、電源回路がオフにされる。しかしながら、電源回路をオフにすることによって、電源回路を介して給電されていた負荷が全て使用不能になるという問題が生じる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、複数個のスイッチング素子の近傍の温度を検出する素子温度センサの検出結果が所定温度を超えている場合、少なくとも1つのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているときは、電流センサの検出結果が所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行ない、全てのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていないときは、複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう構成とすることにより、異常高温の原因がスイッチング素子であるときは、異常発熱しているスイッチング素子を異常な高温から保護し、異常高温の原因がスイッチング素子ではないときは、重要度が低い負荷に対応するスイッチング素子から順に、スイッチング素子を異常な高温から保護することができる負荷駆動装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとの組がワンチップ上に複数組集積されていることにより、多数個のスイッチング素子を備える場合でも、スイッチング素子同士を熱的に結合せずにスイッチング素子の近傍の温度を確実に検出し、しかも素子温度センサの個数を減少させることができる負荷駆動装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、電源回路の温度を検出する電源温度センサの検出結果が所定温度を超えている場合、電源回路から電力が与えられる少なくとも1つのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているときは、電流センサの検出結果が所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行ない、電源回路から電力が与えられる全てのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていないときは、複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう構成とすることにより、電源回路が異常発熱していても、電源回路に対して直接的に保護制御を行なわずに、電源回路を異常な高温から保護することができる負荷駆動装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、スイッチング素子に対して、スイッチング素子をオフにするか、又はPWM制御を行なう構成とすることにより、スイッチング素子に対応する負荷の種類、使用状況等に応じて、適切な保護制御を行なうことができる負荷駆動装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサと、制御部とがワンチップ上に集積されていることにより、小型化された負荷駆動装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとがワンチップ上に集積されていることにより、異常高温の原因を確実に特定するための各種センサを備え、しかも小型化された半導体素子を提供することにある。
第1発明に係る負荷駆動装置は、複数個の負荷夫々を駆動するために与えられた電力をスイッチングする複数個のスイッチング素子と、該スイッチング素子の近傍の温度を検出する1個の素子温度センサと、前記スイッチング素子夫々に流れる電流値を夫々検出する複数個の電流センサとをワンチップ上に集積してなる半導体素子を備える負荷駆動装置であって、前記素子温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する素子温度判定手段と、各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する素子電流判定手段と、前記素子温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記素子電流判定手段が、少なくとも1つが超えていると判定した場合、前記所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう素子特定保護制御手段と、前記素子温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記素子電流判定手段が、全てが超えていないと判定した場合、前記複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう素子順次保護制御手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る負荷駆動装置は、前記半導体素子は、前記複数個のスイッチング素子と、前記1個の素子温度センサと、前記複数個の電流センサとの組を複数組、前記ワンチップ上に集積してなり、前記素子温度判定手段による判定、前記素子電流判定手段による判定、前記素子特定保護制御手段による保護制御、及び前記素子順次保護制御手段による保護制御は、各組に対して実行されるようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る負荷駆動装置は、前記電力を前記複数個のスイッチング素子に与える電源回路と、該電源回路の温度を検出する電源温度センサと、前記電源温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する電源温度判定手段と、前記電源回路から電力が与えられる各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する電源電流判定手段と、前記電源温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記電源電流判定手段が、少なくとも1つが超えていると判定した場合、前記所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう電源特定保護制御手段と、前記電源温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記電源電流判定手段が、全てが超えていないと判定した場合、前記複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう電源順次保護制御手段とを更に備え、前記半導体素子は、前記電源回路と前記電源温度センサとを前記ワンチップ上に集積してなることを特徴とする。
第4発明に係る負荷駆動装置は、スイッチング素子に対する保護制御として、スイッチング素子をオフにするオフ制御又はPWM制御を行なうようにしてあることを特徴とする。
第5発明に係る負荷駆動装置は、前記半導体素子は、各種判定手段及び各種制御手段として機能する制御部を前記ワンチップ上に備えることを特徴とする。
第6発明に係る半導体素子は、複数個のスイッチング素子と、該スイッチング素子の近傍の温度を検出する1個の素子温度センサと、前記スイッチング素子夫々に流れる電流値を夫々検出する複数個の電流センサとをワンチップ上に集積してなることを特徴とする。
第1発明にあっては、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとをワンチップ上に集積してなる半導体素子が備えられている。更に、素子温度判定手段、素子電流判定手段、素子特定保護制御手段、及び素子順次保護制御手段が備えられている。
各スイッチング素子は、負荷を駆動するために与えられた電力をスイッチングする。
素子温度センサは、ワンチップ上に集積されている複数個のスイッチング素子の近傍の温度を検出する。従って、複数個のスイッチング素子夫々に素子温度センサを備える必要はない。一方、各電流センサは、スイッチング素子に一対一対応で備えられており、自身に対応するスイッチング素子夫々に流れる電流値を検出する。
素子温度判定手段は、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する。つまり、素子温度センサは、スイッチング素子の異常発熱又はスイッチング素子以外の熱源体の異常発熱によってスイッチング素子が高温になっていることを検出するために用いられる。
素子電流判定手段は、各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する。
素子温度判定手段が、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、素子電流判定手段が、少なくとも1つのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていると判定した場合、素子特定保護制御手段は、電流センサの検出結果が所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう。
一方、素子温度判定手段が、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、素子電流判定手段が、全てのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていないと判定した場合、素子順次保護制御手段は、複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう。
つまり、電流センサは、スイッチング素子が高温になっている場合に、異常高温の原因であるスイッチング素子を特定するか、又は、異常高温の原因がスイッチング素子ではないことを特定するために用いられる。
また、スイッチング素子に過電流が流れている場合、過電流によって異常発熱しているスイッチング素子が異常高温の原因であると考えられるため、異常高温の原因であるスイッチング素子を異常な高温から保護する。
更に、スイッチング素子に過電流が流れていない場合、スイッチング素子以外の熱源体が異常高温の原因であると考えられるため、例えば重要度が低い負荷に対応するスイッチング素子から順に、スイッチング素子を異常な高温から保護する。
なお、素子温度判定手段、素子電流判定手段、素子特定保護制御手段、及び素子順次保護制御手段は、各判定及び各保護制御を個々に司る複数個の制御部であってもよく、各判定及び各保護制御を全て司る1個の制御部であってもよい。
第2発明にあっては、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとの組を、ワンチップ上に複数組集積してなる半導体素子が備えられている。従って、1個の素子温度センサが、ワンチップ上に集積されている全てのスイッチング素子の温度を検出する必要がない。
また、素子温度判定手段による判定、素子電流判定手段による判定、素子特定保護制御手段による保護制御、及び素子順次保護制御手段による保護制御は、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとの組夫々に対して実行される。
具体的には、素子温度判定手段は、各組の素子温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する。
素子電流判定手段は、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えている組の各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する。
素子温度判定手段が、少なくとも1つの組の素子温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、素子電流判定手段が、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えている組の少なくとも1つのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていると判定した場合、素子特定保護制御手段は、電流センサの検出結果が所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう。
一方、素子温度判定手段が、少なくとも1つの組の素子温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、素子電流判定手段が、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えている組の全てのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていないと判定した場合、素子順次保護制御手段は、素子温度センサの検出結果が所定温度を超えている組の複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう。
なお、素子温度判定手段、素子電流判定手段、素子特定保護制御手段、及び素子順次保護制御手段は、各組に対する判定及び保護制御を個々に司る複数個の制御部であってもよく、各組に対する判定及び保護制御を全て司る1個の制御部であってもよい。
以上のような負荷駆動装置による場合、1個の素子温度センサが、ワンチップ上に集積されている全てのスイッチング素子の温度を検出する必要がない。即ち、全てのスイッチング素子の温度を1個の素子温度センサの検出結果に反映させる必要がないため、全てのスイッチング素子と温度センサとを熱的に密に結合する必要がない。従って、異常発熱しているスイッチング素子の高熱が、このスイッチング素子と熱的に結合している正常なスイッチング素子に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。
しかも、1個の素子温度センサは、ワンチップ上に集積されている適度な個数のスイッチング素子の近傍の温度を検出すればよい。このため、例えばこれらのスイッチング素子を素子温度センサから等距離の位置に配することができる。従って、これらのスイッチング素子の温度を1個の素子温度センサの検出結果に忠実に反映させることができる。
また、ワンチップ上に集積されている全てのスイッチング素子夫々に対して素子温度センサを備える必要がないため、負荷駆動装置に備えるべき素子温度センサの個数を減少させることができ、負荷駆動装置を小型化することができる。
第3発明にあっては、複数個のスイッチング素子、1個の素子温度センサ、及び複数個の電流センサの組を少なくとも1組と、電源回路と、電源温度センサとをワンチップ上に集積してなる半導体素子が備えられている。更に、電源温度判定手段、電源電流判定手段、電源特定保護制御手段、及び電源順次保護制御手段が備えられている。
電源回路は、与えられた電力を複数個のスイッチング素子に与える。つまり、これらのスイッチング素子に対応する負荷は、電源回路を介して給電される。なお、1個の組のスイッチング素子が電源回路から電力を与えられてもよく、複数個の組のスイッチング素子が電源回路から電力を与えられてもよい。
電源温度センサは、電源回路の温度を検出する。
電源回路の温度は、電源回路自身の発熱と、電源回路周辺のスイッチング素子、即ち電源回路から電力が与えられるスイッチング素子の発熱との両方に起因すると考えられる。
電源温度判定手段は、電源温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する。つまり、電源温度センサは、電源回路の異常発熱又は電源回路から電力が与えられるスイッチング素子の異常発熱によって電源回路が高温になっていることを検出するために用いられる。
電源電流判定手段は、電源回路から電力が与えられる各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する。
電源温度判定手段が、電源温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、電源電流判定手段が、電源回路から電力が与えられる少なくとも1つのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていると判定した場合、電源特定保護制御手段は、電流センサの検出結果が所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう。
一方、電源温度判定手段が、電源温度センサの検出結果が所定温度を超えていると判定し、且つ、電源電流判定手段が、電源回路から電力が与えられる全てのスイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えていないと判定した場合、電源順次保護制御手段は、電源回路から電力が与えられる複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう。
つまり、電流センサは、電源回路が高温になっている場合に、電源回路から電力が与えられるスイッチング素子の中から、電源回路の異常高温の原因であるスイッチング素子を特定するか、又は、電源回路の異常高温の原因がスイッチング素子ではないことを特定するために用いられる。
また、電源回路から電力が与えられるスイッチング素子に過電流が流れている場合、過電流によって異常発熱しているスイッチング素子が電源回路の異常高温の原因であると考えられる。このため、異常高温の原因となる過電流が流れているスイッチング素子を異常な高温から保護することによって、電源回路を異常な高温から保護する。
更に、電源回路から電力が与えられるスイッチング素子に過電流が流れていない場合、例えば重要度が低い負荷に対応するスイッチング素子から順に、スイッチング素子を異常な高温から保護することによって、電源回路を異常な高温から保護する。
なお、電源温度判定手段、電源電流判定手段、電源特定保護制御手段、及び電源順次保護制御手段は、各判定及び各制御を個々に司る複数個の制御部であってもよく、各判定及び各制御を全て司る1個の制御部であってもよい。
以上のような負荷駆動装置による場合、電源回路が異常高温になっていても、電源回路に対して直接的に保護制御を行なう必要がない。更に詳細には、電源回路の異常高温の原因がスイッチング素子であるときは、異常高温の原因であるスイッチング素子に対して保護制御を行なうことができる。また、電源回路の異常高温の原因がスイッチング素子ではないときは、例えば重要度が低い負荷を駆動するためのスイッチング素子に対して先に保護制御を行ない、このスイッチング素子に対して保護制御を行なっても温度が下がらなければ、重要度が高い負荷を駆動するためのスイッチング素子に対して保護制御を行なうことができる。
このようにして、電源回路から電力が与えられる各スイッチング素子に対して保護制御が行なわれることによって、間接的に、電源回路に対して保護制御を行なうことができる。従って、電源回路を異常な高温から保護することができる。
以上の結果、電源回路に対して直接的に保護制御を行なうことによって、電源回路を介して給電されていた負荷が全て使用不能又は使用困難になる不都合が抑制される。
第4発明にあっては、素子特定保護制御手段及び素子順次保護制御手段が、スイッチング素子に対する保護制御として、スイッチング素子をオフにするオフ制御を行なうか、又は、PWM制御を行なう。電源特定保護制御手段及び電源順次保護制御手段を備える場合は、これらの保護制御手段も、スイッチング素子に対する保護制御として、スイッチング素子をオフにするオフ制御を行なうか、又は、PWM制御を行なう。
例えば保護制御すべきスイッチング素子に対応する負荷の重要度が低いか、又はこの負荷の使用を停止しても問題がない等の場合は、スイッチング素子を完全にオフにすることによって、スイッチング素子の発熱量を、“0”に低減させる。一方、保護制御すべきスイッチング素子に対応する負荷の重要度が高いか、又はこの負荷の使用を継続させる必要がある等の場合は、スイッチング素子を完全にオフにせず、所定のタイミングでオンとオフとを切り替えることによって、スイッチング素子の発熱量を、スイッチング素子を常にオンにしている場合よりも低減させる。
勿論、保護制御すべき全てのスイッチング素子に対してオフ制御のみ又はPWM制御のみを行なっても問題はない。
以上のような負荷駆動装置による場合、例えばスイッチング素子に対応する負荷の種類、使用状況等に応じて、スイッチング素子に対し、オフ制御及びPWM制御の何れか適切な保護制御を行なうことができる。このため、必要な負荷に対応するスイッチング素子がオフ制御されたり、不要な負荷に対応するスイッチング素子がPWM制御されたりする不都合を抑制することができる。
また、保護制御すべき全てのスイッチング素子に対してオフ制御のみ又はPWM制御のみを行なう場合は、保護制御のための処理手順又は回路構成を簡易にすることができる。
第5発明にあっては、複数個のスイッチング素子、1個の素子温度センサ、及び複数個の電流センサの組を少なくとも1組と、制御部とをワンチップ上に集積してなる半導体素子が備えられている。この制御部は、少なくとも素子温度判定手段、素子電流判定手段、素子特定保護制御手段及び素子順次保護制御手段として機能する。
又は、複数個のスイッチング素子、1個の素子温度センサ、及び複数個の電流センサの組を少なくとも1組と、電源回路及び電源温度センサと、制御部とをワンチップ上に集積してなる半導体素子が備えられている。この制御部は、素子温度判定手段、素子電流判定手段、素子特定保護制御手段及び素子順次保護制御手段並びに電源温度判定手段、電源電流判定手段、電源特定保護制御手段及び電源順次保護制御手段として機能する。
即ち、スイッチング素子又は電源回路の異常な高温に適切に対処するための構成が、1個の半導体素子にまとめられている。
以上のような負荷駆動装置による場合、負荷駆動装置を小型化することができる。
第6発明にあっては、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとがワンチップ上に集積されている。
素子温度センサは、ワンチップ上に集積されている複数個のスイッチング素子の近傍の温度を検出する。従って、複数個のスイッチング素子夫々に素子温度センサを備える必要はない。このような素子温度センサは、例えばスイッチング素子の異常発熱又はスイッチング素子以外の熱源体の異常発熱によってスイッチング素子が高温になっていることを検出するために用いられる。
一方、各電流センサは、スイッチング素子に一対一対応で備えられており、自身に対応するスイッチング素子夫々に流れる電流値を検出する。このような電流センサは、例えばスイッチング素子が高温になっている場合に、異常高温の原因であるスイッチング素子を特定するか、又は、異常高温の原因がスイッチング素子ではないことを特定するために用いられる。
本発明の負荷駆動装置による場合、異常高温の原因がスイッチング素子であるときは、各スイッチング素子夫々に流れる電流値に基づいて異常高温の原因であるスイッチング素子を特定し、特定されたスイッチング素子に対する保護制御を行なうことができる。この結果、異常高温の原因であるスイッチング素子に対して早期に保護制御を行なうことができ、しかも、異常高温の原因ではないスイッチング素子に対して保護制御を行なってしまう不都合を抑制することができる。つまり、異常高温の原因を取り除くための適切な処置を行なうことができる。
また、異常高温の原因がスイッチング素子ではないときは、各スイッチング素子夫々に流れる電流値に基づいて異常高温の原因を特定することはできない。ただし、例えば重要度が低い負荷を駆動するためのスイッチング素子に対して先に保護制御を行ない、このスイッチング素子に対して保護制御を行なっても温度が下がらなければ重要度が高い負荷を駆動するためのスイッチング素子に対して保護制御を行なうことができる。従って、異常高温が生じた場合であっても、重要度が低い負荷への給電を停止又は制限して、重要度が高い負荷への給電を継続させることができる。
以上の結果、異常高温の原因がスイッチング素子であっても、スイッチング素子以外の熱源体であっても、本発明の負荷駆動装置は、異常高温に適切に対処することができる。従って、スイッチング素子が高温になることによって、スイッチング素子に劣化、故障等の不具合が生じることを抑制することができる。
ところで、本発明の負荷駆動装置においては、複数のスイッチング素子がワンチップ上に集積されているが、本発明の負荷駆動装置は、異常高温に適切に対処することができるため、異常発熱しているスイッチング素子の周辺のスイッチング素子が、高熱の悪影響を受けることを抑制することができる。従って、一箇所の異常が全体故障に発展するという不都合を抑制することができる。
本発明の半導体素子による場合、複数個のスイッチング素子と、1個の素子温度センサと、複数個の電流センサとをコンパクトに備えることができる。このため、半導体素子を小型化することができ、この半導体素子を備える装置を小型化することができる。
このような半導体素子は、例えば本発明の負荷駆動装置が備える半導体素子に適用することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置の要部構成を示すブロック図である。
図中1は負荷駆動装置であり、負荷駆動装置1は、図示しない車両に搭載されている。この車両には、バッテリBと、バッテリBから負荷駆動装置1を介して給電される複数の車載負荷61〜65が備えられている。本実施の形態では、車載負荷61〜65として、リアフォグランプ61、フォグランプ62、ヘッドライト63、ブザー類64及びセンサ類65を例示する。
バッテリBは鉛蓄電池又はリチウム電池等を用いてなり、電圧VB を出力する。
負荷駆動装置1は、車載負荷61〜65を駆動する機能を有するECUであり、マイクロプロセッサ(MPU)10、I/Oポート11、及び半導体素子2を備える。半導体素子2は、駆動回路21〜25、FET31〜35、素子温度センサ41,42、電源温度センサ43、電流センサ51〜55、及び電源回路7をワンチップ上に集積してなる。
マイクロプロセッサ10は、負荷駆動装置1の制御中枢であり、制御部として機能する。
I/Oポート11は、マイクロプロセッサ10、及び図示しない他のECUと接続されており、マイクロプロセッサ10から他のECUへ、又は他のECUからマイクロプロセッサ10へ、I/Oポート11を介して各種の制御信号が入出力される。
FET31〜35は、5個の車載負荷61〜65夫々を駆動するために、バッテリBから与えられた電力をスイッチングする5個のスイッチング素子である。
FET31はバッテリBとリアフォグランプ61との間に直列に接続されており、FET31がオンの場合はバッテリBからリアフォグランプ61へ電圧VB が印加される。FET32はバッテリBとフォグランプ62との間に直列に接続されており、FET32がオンの場合はバッテリBからフォグランプ62へ電圧VB が印加される。FET33は電源回路7とヘッドライト63との間に直列に接続されており、FET33がオンの場合はバッテリBからヘッドライト63へ電圧VB が印加される。FET31〜33は互いに並列に接続されている。
電源回路7はDC/DCコンバータを用いてなり、バッテリBとFET34,35夫々との間に直列に接続されている。電源回路7は、バッテリBから与えられた電圧VB を電圧VC に降圧してFET34,35夫々に与えるよう構成されている。電源回路7とFET31〜33とは互いに並列に接続されている。
FET34は、電源回路7とブザー類64との間に直列に接続されており、FET34がオンの場合は電源回路7を介してブザー類64へ電圧VC が印加される。FET35は、電源回路7とセンサ類65との間に直列に接続されており、FET35がオンの場合は電源回路7を介してセンサ類65へ電圧VC が印加される。FET34,35は互いに並列に接続されている。
FET31〜35は、駆動回路21〜25に一対一対応で接続されており、駆動回路21〜25は、夫々マイクロプロセッサ10に接続されている。
駆動回路21〜25夫々は、対応するFET31〜35を駆動する。
具体的には、各駆動回路21〜25は、各FET31〜35へオン信号を出力することによって各FET31〜35をオンにし、各FET31〜35へのオン信号の出力を停止することによって各FET31〜35をオフにするオン/オフ制御を行なう。マイクロプロセッサ10は、各駆動回路21〜25へ、各FET31〜35をオンにするタイミングでオンタイミング信号を出力し、オフにするタイミングでオンタイミング信号の出力を停止する。
また、各駆動回路23,25は、各FET33,35へ周期的なパルス信号を出力することによって各FET33,35を短時間で繰り返しオン/オフし、また、パルス信号のデューティ比(即ちオンとオフとの比率)を変更するPWM制御を行なう。マイクロプロセッサ10は、各駆動回路23,25へ、各FET33,35へ出力すべきパルス信号のデューティ比を変更するタイミングで、デューティ比を示すPWM信号を出力する。
素子温度センサ41はマイクロプロセッサ10に接続されており、FET31〜33の近傍、且つ各FET31〜33から略等距離の位置に配されている。素子温度センサ41は、FET31〜33の近傍の温度を検出して、検出結果をマイクロプロセッサ10へ出力する。素子温度センサ41が検出する温度は、FET31〜33夫々自身の発熱と、例えば電源回路7が発し、FET31〜33の近傍に伝達した熱とに起因する。
素子温度センサ42はマイクロプロセッサ10に接続されており、FET34,35の近傍、且つ、各FET34,35から略等距離の位置に配されている。素子温度センサ42は、FET34,35の近傍の温度を検出して、検出結果をマイクロプロセッサ10へ出力する。素子温度センサ42が検出する温度は、FET34,35夫々自身の発熱と、例えば電源回路7が発し、FET34,35の近傍に伝達した熱とに起因する。
電源温度センサ43はマイクロプロセッサ10に接続されており、電源回路7の温度を検出して、検出結果をマイクロプロセッサ10へ出力する。電源温度センサ43が検出する温度は、電源回路7自身の発熱と、電源回路7の近傍に配されているFET34,35が発し、電源回路7に伝達した熱とに起因する。
電源温度センサ43と電源回路7とは一対一対応であるため、電源温度センサ43は、電源回路7に接触配置されている。
電流センサ51〜55は、夫々マイクロプロセッサ10に接続されており、FET31〜35に流れる電流値を一対一対応で検出して、検出結果をマイクロプロセッサ10へ出力する。このために、各電流センサ51〜55は、各FET31〜35と車載負荷61〜65との間に直列に接続されている。
以上のように、半導体素子2においては、駆動回路21〜23、FET31〜33、素子温度センサ41、及び電流センサ51〜53の組(以下、第1組という)と、駆動回路24,25、FET34,35、素子温度センサ42、及び電流センサ54,55の組(以下、第2組という)とがワンチップ上に集積されている。第1組のFET31〜33に接続されている車載負荷61〜63は、バッテリBからFET31〜33を介して給電され、第2組のFET34,35に接続されている車載負荷64,65は、バッテリBから電源回路7及びFET34,35を介して給電される。つまり、第2組のFET34,35は、電源回路7から電力が与えられるスイッチング素子である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置で実行される保護制御処理の手順を示すフローチャートである。
マイクロプロセッサ10は、素子温度センサ41から入力された検出結果に基づいて、第1組のFET31〜33の近傍の温度が所定の第1温度を超過しているか否かを判定する(S11)。
第1組のFET31〜33の近傍の温度が第1温度を超過している場合(S11でYES)、即ち第1組のFET31〜33が異常高温になっている場合、第1組の電流センサ51〜53夫々の検出結果、即ち第1組のFET31〜33夫々に流れる電流の電流値を取得して(S12)、FET保護処理を行なうサブルーチン(図3参照)を呼び出し、実行する(S13)。S13の処理完了後、マイクロプロセッサ10は、処理をS11へ戻す。
第1組のFET31〜33の近傍の温度が第1温度以下である場合(S11でNO)、マイクロプロセッサ10は、素子温度センサ42から入力された検出結果に基づいて、第2組のFET34,35の近傍の温度が所定の第2温度を超過しているか否かを判定する(S14)。
第2組のFET34,35の近傍の温度が第2温度を超過している場合(S14でYES)、即ち第2組のFET34,35が異常高温になっている場合、第2組の電流センサ54,55夫々の検出結果、即ち第2組のFET34,35夫々に流れる電流の電流値を取得して(S15)、FET保護処理を行なうサブルーチンを呼び出し、実行する(S16)。S16の処理完了後、マイクロプロセッサ10は、処理をS11へ戻す。
第2組のFET34,35の近傍の温度が第2温度以下である場合(S14でNO)、マイクロプロセッサ10は、電源温度センサ43から入力された検出結果に基づいて、電源回路7の温度が所定の第3温度を超過しているか否かを判定する(S17)。
電源回路7の温度が第3温度を超過している場合(S17でYES)、即ち電源回路7が異常高温になっている場合、第2組の電流センサ54,55夫々の検出結果、即ち第2組のFET34,35夫々に流れる電流の電流値を取得して(S18)、FET保護処理を行なうサブルーチンを呼び出し、実行する(S19)。S19の処理完了後、マイクロプロセッサ10は、処理をS11へ戻す。
電源回路7の温度が第3温度以下である場合(S17でNO)、マイクロプロセッサ10は、FET保護処理を実行することなく、処理をS11へ戻す。
以上のように、第1組のFET31〜33(又は第2組のFET34,35)が異常高温になっている場合は、第1組のFET31〜33(又は第2組のFET34,35)に対してFET保護処理を実行し、電源回路7が異常高温になっている場合は、電源回路7から電力が与えられる第2組のFET34,35に対してFET保護処理を実行する。
ところで、車載負荷61〜65夫々には、車両というシステムにおける重要度がある。この重要度とは、各車載負荷61〜65が使用困難又は使用不可能になった場合に、車両の使用が困難又は不可能になる度合いである。第1組のFET31〜33に接続されている車載負荷61〜63については、ヘッドライト63の重要度が最も高く、リアフォグランプ61の重要度が最も低い。一方、第2組のFET34,35に接続されている車載負荷64,65については、センサ類65の重要度が、ブザー類64の重要度よりも高い。
図3は、本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置で実行されるFET保護処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
以下では、このサブルーチンが保護制御処理のS13で呼び出された場合を例示する。
マイクロプロセッサ10は、電流センサ51〜53夫々から入力された検出結果に基づいて、FET31〜33夫々に流れる電流の電流値が所定電流値を超過しているか否かを判定する(S31)。
FET31〜33の何れかひとつに流れる電流の電流値が所定電流値を超過している場合(S31でYES)、電流値が所定電流値を超過しているFETに対して保護制御を行なう(S32)。S32の処理を実行することによって、FET31若しくはFET32に対してオフ制御が行なわれるか、又は、FET33に対してPWM制御が行なわれる。なお、S32において、電流値が所定電流値を超過している複数のFETに対して保護制御を行なってもよい。
S32の処理完了後、マイクロプロセッサ10は、所定時間待機してから(S33)、FET保護処理を終了して、処理を元のルーチンへ戻す。ここで、S33で待機すべき所定時間は、異常高温の原因が取り除かれた場合に、異常高温が通常の温度まで自然冷却されるだけの必要十分な時間である。
FET31〜33に流れる電流の電流値が全て所定電流値以下である場合(S31でNO)、マイクロプロセッサ10は、まだ保護制御されていないFETの内、このFETに接続されている負荷の重要度が最も低いものを保護すべきFETとして決定し(S34)、S34で決定されたFETに対して保護制御を行なう(S35)。S34の処理では、保護すべきFETは、FET31〜33が全く保護制御されていない場合はFET31に決定され、FET31が既に保護制御されている場合はFET32に決定され、FET31,32が既に保護制御されている場合はFET33に決定される。また、S35の処理を実行することによって、FET31若しくはFET32に対してオフ制御が行なわれるか、又は、FET33に対してPWM制御が行なわれる。
S35の処理完了後、マイクロプロセッサ10は、処理をS33へ移す。なお、S32の処理実行後とS35の処理実行後とで、待機すべき所定時間の長さが異なっていてもよい。
詳述は省くが、このFET保護処理のサブルーチンがS15,S18で呼び出された場合は、第2のFET34,35の一方又は両方に対して保護制御が行なわれる。
以上のような保護制御処理のS11におけるマイクロプロセッサ10は、第1組に対する素子温度判定手段として機能し、S13におけるマイクロプロセッサ10は、第1組に対する素子電流判定手段(FET保護処理のS31)、素子特定保護制御手段(同S32)、及び素子順次保護制御手段(同S34及びS35)として機能する。
また、保護制御処理のS14におけるマイクロプロセッサ10は、第2組に対する素子温度判定手段として機能し、S16におけるマイクロプロセッサ10は、第2組に対する素子電流判定手段(FET保護処理のS31)、素子特定保護制御手段(同S32)、及び素子順次保護制御手段(同S34及びS35)として機能する。
更に、保護制御処理のS17におけるマイクロプロセッサ10は、電源温度判定手段として機能し、S19におけるマイクロプロセッサ10は、電源電流判定手段(FET保護処理のS31)、電源特定保護制御手段(同S32)、及び電源順次保護制御手段(同S34及びS35)として機能する。
以上のように、負荷駆動装置1は、第1組の素子温度センサ41が異常な高温(即ち第1温度を超える高温)を検出した場合に、第1組の電流センサ51〜53の検出結果、即ち、第1組のFET31〜33に流れる電流値に基づいて、過電流が流れている第1組のFETを特定し、特定されたFET、即ち異常発熱しているFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。
この結果、FET31〜33の異常高温の原因となっているFETに対して、早期に保護制御を行なうことができる。たとえ、このFETに接続されている負荷の重要度が高くとも、異常高温の原因を取り除くことが優先される。
ただし、負荷駆動装置1は、第1組の素子温度センサ41が異常な高温を検出した場合であっても、過電流が流れているFETを特定できないときは、まだ保護制御が行なわれていないFETの内、重要度が最も低い負荷に接続されているFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。つまり、過電流が流れているFETを特定できないときに、保護制御を行なうべきFETの優先度の順は、FETに接続されている負荷の重要度の逆順である。
この結果、FET31〜33が異常高温の直接の原因ではなくても、重要度が高い負荷への給電を継続したまま、重要度が低い負荷に接続されているFETに対して保護制御を行なうことができる。
リアフォグランプ61の重要度は、車載負荷61〜63の中で最も低いため、過電流が流れているFETが特定できないときには、リアフォグランプ61に接続されているFET31が最初に保護制御される。また、FET31に対する保護制御としては、FET31をオフにするオフ制御が実行される。
フォグランプ62の重要度は、車載負荷61〜63の中で2番目に低いため、過電流が流れているFETが特定できず、しかもFET31が既に保護制御されているときは、フォグランプ62に接続されているFET32が保護制御される。また、FET32に対する保護制御としては、FET32をオフにするオフ制御が実行される。
オフ制御が実行された場合、オフにされたFET31,32はもはや発熱しないため、FET31〜33の近傍の温度が下がることが期待される。
ヘッドライト63の重要度は、車載負荷61〜63の中で最も高いため、過電流が流れているFETが特定できないとき、ヘッドライト63に接続されているFET33は、最後まで保護制御されない。また、FET33に対する保護制御としては、PWM制御が実行される。
PWM制御が実行された場合、短時間でオン/オフが切り替えられるFET33は、常にオンになっているFET33よりも発熱量が少ないため、FET31〜33の近傍の温度が下がることが期待される。
以上の結果、第1組のFET31〜33が異常な高温になっている場合に、第1組のFET31〜33を異常な高温から適切に保護することができる。また、第2組のFET34,35に対しては保護制御を行なわないため、明らかに第1組のFET31〜33の異常高温の原因ではないFET34,35に対して無用に保護制御を行なう不都合が防止される。
なお、FET31〜33夫々に対する保護制御が、全てオフ制御又はPWM制御であってもよい。
また、負荷駆動装置1は、第2組の素子温度センサ42が異常な高温(即ち第2温度を超える高温)を検出した場合に、第2組の電流センサ54,55の検出結果、即ち、第2組のFET34,35に流れる電流値に基づいて、過電流が流れている第2組のFETを特定し、特定されたFET、即ち異常発熱しているFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。
この結果、FET34,35の異常高温の原因となっているFETに対して早期に保護制御を行なうことができる。たとえ、このFETに接続されている負荷の重要度が高くとも、異常高温の原因を取り除くことが優先される。
ただし、負荷駆動装置1は、第2組の素子温度センサ42が異常な高温を検出した場合であっても、過電流が流れているFETを特定できないときは、まだ保護制御が行なわれていないFETの内、重要度が最も低い負荷に接続されているFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。
この結果、FET34,35が異常高温の直接の原因ではなくても、重要度が高い負荷への給電を継続したまま、重要度が低い負荷に接続されているFETに対して保護制御を行なうことができる。
ブザー類64の重要度は、センサ類65よりも低いため、過電流が流れているFETが特定できないときには、ブザー類64に接続されているFET34が先に保護制御される。また、FET34に対する保護制御としては、FET34をオフにするオフ制御が実行される。
オフ制御が実行された場合、オフにされたFET34はもはや発熱しないため、FET34,35の近傍の温度が下がることが期待される。
センサ類65の重要度は、ブザー類64よりも高いため、過電流が流れているFETが特定できないとき、センサ類65に接続されているFET35は、FET34の次にようやく保護制御される。また、FET35に対する保護制御としては、PWM制御が実行される。
PWM制御が実行された場合、短時間でオン/オフが切り替えられるFET35は、常にオンになっているFET35よりも発熱量が少ないため、FET34,35の近傍の温度が下がることが期待される。
以上の結果、第2組のFET34,35が異常な高温になっている場合に、第2組のFET34,35を異常な高温から適切に保護することができる。また、第1組のFET31〜33に対しては保護制御を行なわないため、明らかに第2組のFET34,35の異常高温の原因ではないFET31〜33に対して無用に保護制御を行なう不都合が防止される。
なお、FET34,35夫々に対する保護制御が、全てオフ制御又はPWM制御であってもよい。
更に、負荷駆動装置1は、電源回路7の電源温度センサ43が異常な高温(即ち第3温度を超える高温)を検出した場合に、第2組の電流センサ54,55の検出結果、即ち、電源回路7から電力が与えられるFET34,35に流れる電流値に基づいて、過電流が流れている第2組のFETを特定し、特定されたFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。
この結果、電源回路7の異常高温の原因となっている第2組のFETに対して早期に保護制御を行なうことができる。たとえ、このFETに接続されている負荷の重要度が高くとも、異常高温の原因を取り除くことが優先される。
ただし、負荷駆動装置1は、電源回路7の電源温度センサ43が異常な高温を検出した場合であっても、過電流が流れている第2組のFETを特定できないときは、まだ保護制御が行なわれていない第2組のFETの内、重要度が最も低い負荷に接続されているFETに対して保護制御を行なうよう構成されている。
この結果、第2組のFET34,35が電源回路7の異常高温の直接の原因ではなくても、重要度が高い負荷への給電を継続したまま、重要度が低い負荷に接続されている第2組のFETに対して保護制御を行なうことができる。
以上の結果、電源回路7の電源温度センサ43が異常な高温を検出した場合であっても電源回路7をオフにすることはないため、電源回路7の異常高温の原因ではないFETに接続されている車載負荷、又は、重要度が高い車載負荷に対する給電を継続したまま、第2組のFET34,35及び電源回路7を異常な高温から保護することができる。
ところで、所定の第1温度、第2温度及び第3温度は、夫々具体的には150℃であるが、これに限定されるものではなく、また、互いに異なる数値であってもよい。
以上のような負荷駆動装置1は、各FET31〜35が異常な高温になることを抑制することができるため、異常高温に起因する各FET31〜35の劣化、故障等を抑制することができる。FET31〜35は全てワンチップ上に集積されているが、一箇所の異常が全体故障に発展する不都合を抑制することができる。しかも、駆動回路21〜25、FET31〜35、素子温度センサ41,42、電源温度センサ43、電流センサ51〜55、及び電源回路7がワンチップ上に集積されているため、負荷駆動装置1は小型化されている。
また、素子温度センサ41に対応するFET31〜33の個数は3個であって、十分に少ないため、素子温度センサ41は、FET31〜33の近傍、且つ各FET31〜33から略等距離の位置に配されている。このため、3個のFET31〜33に対して3個の素子温度センサ41,41,41を備えることなく、FET31〜33夫々の温度を素子温度センサ41の検出結果に忠実に反映させることができる。
同様に、素子温度センサ42に対応するFET34,35の個数は2個であって、十分に少ないため、素子温度センサ42は、FET34,35の近傍、且つ、各FET34,35から略等距離の位置に配されている。このため、2個のFET34,35に対して2個の素子温度センサ42,42を備えることなく、FET34,35夫々の温度を素子温度センサ42の検出結果に忠実に反映させることができる。
以上のように、負荷駆動装置1に備えられる素子温度センサの個数が必要最小限であるため、負荷駆動装置1の大型化が抑制される。
なお、第1組のFET31〜33の全てに対して保護制御を行なってもFET31〜33の近傍の温度が下がらない場合、FET33に対する保護制御をPWM制御からオフ制御に切り替えてもよい。また、第2組のFET34,35の両方に対して保護制御を行なってもFET34,35又は電源回路7の温度が下がらない場合、FET35に対する保護制御をPWM制御からオフ制御に切り替えてもよい。
実施の形態 2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る負荷駆動装置の要部構成を示すブロック図である。
図中1は負荷駆動装置であり、本実施の形態の負荷駆動装置1は、実施の形態1の負荷駆動装置1と略同様の構成であるが、実施の形態1のマイクロプロセッサ10の代わりに、マイクロプロセッサ10と同様の機能を有するマイクロプロセッサ20を備える。従って、マイクロプロセッサ20は、図2に示す保護制御処理と同様の保護制御処理を実行し、また、図3に示すFET保護処理と同様のFET保護処理を実行する。
本実施の形態の負荷駆動装置1が備える半導体素子2は、マイクロプロセッサ20、駆動回路21〜25、FET31〜35、素子温度センサ41,42、電源温度センサ43、電流センサ51〜55、及び電源回路7をワンチップ上に集積してなる。つまり、実施の形態1のマイクロプロセッサ10は半導体素子2の外部に備えられていたが、本実施の形態のマイクロプロセッサ20は、半導体素子2の内部に備えられている。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような負荷駆動装置1は、各FET31〜35が異常な高温になることを抑制することができるため、異常高温に起因する各FET31〜35の劣化、故障等を抑制することができる。FET31〜35は全てワンチップ上に集積されているが、一箇所の異常が全体故障に発展する不都合を抑制することができる。しかも、半導体素子2にマイクロプロセッサ20が含まれているため、負荷駆動装置1は更に小型化されている。
本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置で実行される保護制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る負荷駆動装置で実行されるFET保護処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る負荷駆動装置の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 負荷駆動装置
10 マイクロプロセッサ(制御部)
2 半導体素子
20 マイクロプロセッサ(制御部)
31〜35 スイッチング素子
41,42 素子温度センサ
43 電源温度センサ
51〜55 電流センサ
61 リアフォグランプ(負荷)
62 フォグランプ(負荷)
63 ヘッドライト(負荷)
64 ブザー類(負荷)
65 センサ類(負荷)
7 電源回路

Claims (6)

  1. 複数個の負荷夫々を駆動するために与えられた電力をスイッチングする複数個のスイッチング素子と、
    該スイッチング素子の近傍の温度を検出する1個の素子温度センサと、
    前記スイッチング素子夫々に流れる電流値を夫々検出する複数個の電流センサと
    をワンチップ上に集積してなる半導体素子を備える負荷駆動装置であって、
    前記素子温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する素子温度判定手段と、
    各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する素子電流判定手段と、
    前記素子温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記素子電流判定手段が、少なくとも1つが超えていると判定した場合、前記所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう素子特定保護制御手段と、
    前記素子温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記素子電流判定手段が、全てが超えていないと判定した場合、前記複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう素子順次保護制御手段と
    を備えることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記半導体素子は、前記複数個のスイッチング素子と、前記1個の素子温度センサと、前記複数個の電流センサとの組を複数組、前記ワンチップ上に集積してなり、
    前記素子温度判定手段による判定、前記素子電流判定手段による判定、前記素子特定保護制御手段による保護制御、及び前記素子順次保護制御手段による保護制御は、各組に対して実行されるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記電力を前記複数個のスイッチング素子に与える電源回路と、
    該電源回路の温度を検出する電源温度センサと、
    前記電源温度センサの検出結果が所定温度を超えているか否かを判定する電源温度判定手段と、
    前記電源回路から電力が与えられる各スイッチング素子に対応する電流センサの検出結果が所定電流値を超えているか否かを判定する電源電流判定手段と、
    前記電源温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記電源電流判定手段が、少なくとも1つが超えていると判定した場合、前記所定電流値を超えているスイッチング素子に対して保護制御を行なう電源特定保護制御手段と、
    前記電源温度判定手段が超えていると判定し、且つ、前記電源電流判定手段が、全てが超えていないと判定した場合、前記複数個のスイッチング素子に対して適宜の順序で保護制御を行なう電源順次保護制御手段と
    を更に備え、
    前記半導体素子は、前記電源回路と前記電源温度センサとを前記ワンチップ上に集積してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の負荷駆動装置。
  4. スイッチング素子に対する保護制御として、スイッチング素子をオフにするオフ制御又はPWM制御を行なうようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記半導体素子は、各種判定手段及び各種制御手段として機能する制御部を前記ワンチップ上に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の負荷駆動装置。
  6. 複数個のスイッチング素子と、
    該スイッチング素子の近傍の温度を検出する1個の素子温度センサと、
    前記スイッチング素子夫々に流れる電流値を夫々検出する複数個の電流センサと
    をワンチップ上に集積してなることを特徴とする半導体素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013157357A1 (ja) * 2012-04-16 2013-10-24 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 熱媒体加熱装置およびそれを備えた車両用空調装置
JP2014160928A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Hitachi Automotive Systems Ltd 負荷駆動制御装置
JP2017091075A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社東芝 電子機器

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