JP2009280681A - 潤滑油組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱安定性、酸化安定性、耐スラッジ性、および潤滑性を高水準で達成することのできる潤滑油組成物を提供する。
【解決手段】基油に、下記式(1)で示す、同一分子内に亜リン酸エステル(フォスファイト)構造とヒンダードフェノール構造を有する酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
Figure 2009280681

さらに、アミン系酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ガス圧縮機など、熱安定性および酸化安定性が要求される用途に用いられる潤滑油組成物に関する。
潤滑油は、種々の機械および装置に汎用的に用いられている。例えば、空気や冷媒を圧縮するガス圧縮機にも潤滑油が使用されている。ここで、ガス圧縮機とは、所定の空気およびガス(窒素ガス、酸素ガス、水素ガス、アンモニアガス、炭酸ガス、一酸化炭素ガスおよび各種炭化水素ガスなど)に外部より仕事を与えて圧縮し、圧力を高めた圧縮ガスを送り出す装置である。このようなガス圧縮機は、ガスの圧力を高める作動原理により、容積型およびターボ型に分けられる。容積型圧縮機は、さらに往復式圧縮機と回転式圧縮機とに分類される。
回転式圧縮機は、従来の往復式と比較して、省資源や騒音、振動の対策および効率等の観点から、幅広く使用されている。一方、回転式圧縮機の潤滑条件は、潤滑油が高温高圧の空気やガスと接触することなど、往復式の場合より過酷であるため、熱安定性および酸化安定性の高い圧縮機油が望まれている。
また、最近の回転式圧縮機はさらに小型化が進み、SO、NOなどの酸化性ガスの雰囲気下や、切削ミスト雰囲気下など周囲環境の悪いところで運転される機会が増えている。このような場合、潤滑油にスラッジが発生し、ごく短期間で装置内への付着やフィルターの閉塞を引き起こし、装置が運転不能となることがある。
一方、潤滑油に汎用的に用いられているフェノール系酸化防止剤(ジーt−ブチル−p−クレゾール)は揮発し易く、また、変色度合いも大きいため、耐久性、ならびに油の変色抑制の観点から十分ではなかった。さらに、フェノール系酸化防止剤やアミン系酸化防止剤は、それ自体では十分な摩擦特性(耐焼付性、耐摩耗性)を有しておらず、潤滑性向上のためには、耐熱性や酸化安定性に乏しい硫黄/リンなどを含む摩擦調整剤を併用せざるを得なかった
このような背景から、ガス圧縮機など使用条件が過酷な機械用として、耐熱性および酸化安定性に優れ、変色やスラッジの発生が少ない潤滑油が求められている。
例えば、プロピレンのオリゴマーから誘導される分岐アルキル基を含むN−p−アルキルフェニル−α−ナフチルアミンおよびプロピレンのオリゴマーから誘導される分岐アルキル基を含むp,p'−ジアルキルジフェニルアミンを必須成分として配合してなる潤滑油組成物が提案されている(特許文献1参照)。また、N−p−アルキルフェニル−α−ナフチルアミンとp,p'−ジアルキルジフェニルアミンの含有量の質量比を所定範囲とする潤滑油組成物(特許文献2参照)、フェノール系酸化防止剤である2−tert―ブチル−4−アルキルオキシメチル−6−アルキルフェノール、N−p−アルキルフェニル−α−ナフチルアミンおよびp,p'−ジアルキルジフェニルアミンを配合した潤滑油組成物(特許文献3参照)も提案されている。さらに、リン含有フェノール系酸化防止剤、リンを含有しないフェノール系酸化防止剤およびアミン系酸化防止剤を併用する潤滑油組成物(特許文献4参照)、フェニル−α−ナフチルアミン、p,p'−ジアルキルジフェニルアミンおよびリン系極圧剤を併用する潤滑油組成物(特許文献5参照)、所定のアミン系酸化防止剤とリンを含有するフェノール系酸化防止剤を併用する潤滑油組成物(特許文献6参照)などが提案されている。
特開平3−95297号公報 特開平7−252489号公報 特開平9−296192号公報 特開平11−35962号公報 特開2005−239897号公報 特開2007−161773号公報
しかしながら、特許文献1〜6に記載の潤滑油組成物によっても、潤滑性、熱安定性、酸化安定性、耐変色性、および耐スラッジ性の全てを高水準で達成することはできず、さらなる改善が望まれている。
そこで、本発明の目的は、潤滑性、熱安定性、酸化安定性、耐変色性、および耐スラッジ性を高水準で達成することのできる潤滑油組成物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下のような潤滑油組成物を提供するものである。
〔1〕基油に、下記式(1)で示す構造を有する酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
Figure 2009280681

(式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素原子数7〜12のアラルキル基またはフェニル基であり、Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。Xは硫黄原子もしくは−CHR−基(Rは、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数5〜8のシクロアルキル基である。)であり、nは0または1である。Aは、炭素原子数2〜8のアルキレン基または*−CO(R)m−基(Rは炭素原子数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原子と結合する部分であることを示し、mは0または1である。)である。Y、Zは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基または炭素原子数7〜12のアラルキルオキシ基であり、もう一方が水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。)
〔2〕上述の〔1〕に記載の潤滑油組成物において、さらにアミン系酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
〔3〕上述の〔1〕または〔2〕に記載の潤滑油組成物において、前記基油は、n−d−M環分析による%CAが10以下で、硫黄分が300質量ppm以下で、粘度指数が80以上であることを特徴とする潤滑油組成物。
〔4〕上述の〔1〕〜〔3〕のいずれか一つに記載の潤滑油組成物において、さらに、無灰系分散剤、金属系清浄剤、摩擦調整剤、極圧剤、金属不活性化剤、防錆剤、消泡剤、抗乳化剤および着色剤の少なくともいずれかを配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
〔5〕上述の〔1〕〜〔4〕のいずれか一つに記載の潤滑油組成物がガス圧縮機用であることを特徴とする潤滑油組成物。
本発明の潤滑油組成物は、基油に式(1)で示す構造を有する酸化防止剤を配合してなるので、潤滑性、耐熱性、酸化安定性および耐スラッジ性のいずれにおいても優れるという効果を奏する。それ故、本発明の潤滑油組成物は、特にガス圧縮機のように過酷な条件で長期間連続運転を行う機械に好適である。
本発明の潤滑油組成物(以下、単に「本組成物」ともいう。)は、基油に前記式(1)で示す構造を有する酸化防止剤を配合してなることを特徴とする。
基油としては、鉱油および合成油のいずれをも使用することができる。鉱油としては、例えば原油を常圧蒸留して得られる常圧残油を減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、水素化精製等の処理を1つ以上行って精製したもの、あるいは鉱油系ワックスやフィッシャートロプシュプロセス等により製造されるワックス(ガストウリキッドワックス)を異性化することによって製造される基油等が挙げられる。
また、合成油としては、従来公知の種々のものが使用可能であり、例えば、ポリα−オレフィン(α−オレフィン共重合体を含む)、ポリブテン、ポリオールエステル、二塩基酸エステル、芳香族エステル、リン酸エステル、ポリフェニルエーテル、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ポリオキシアルキレングリコール、ネオペンチルグリコール、シリコーンオイル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、更にはヒンダードエステルなどを用いることができる。
これらの基油は、単独で、あるいは二種以上組み合わせて使用することができ、鉱油と合成油とを組み合わせて使用してもよい。
上記基油としては、40℃における動粘度が1〜1,000mm/sであることが好ましく、n−d−M環分析法による%CAが10以下であるものが好ましい。該動粘度が上記範囲にあると圧縮機の自動変速機のギヤ軸受けやクラッチなどの摺動部における摩擦を十分に低減し得るとともに、低温特性も良好となる。該動粘度は、40℃で2〜320mm/sがより好ましく、5〜220mm/sであることが特に好ましい。%CAが10以下であると酸化安定性を高めることができ、%CAが3以下であることがより好ましく、特に%CAが1以下であるとさらに好ましい。
また、上記基油は、硫黄分が300質量ppm以下のものが好ましく、200質量ppm以下であることがより好ましく、100質量ppm以下であることがさらに好ましい。該硫黄分が300質量ppm以下であると、酸化安定性が良好となる。
本発明の主要な構成要素である酸化防止剤は、前記式(1)の構造を有している。すなわち、同一分子内に亜リン酸エステル(フォスファイト)構造とヒンダードフェノール構造を有している。
ここで、前記式(1)において、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素原子数7〜12のアラルキル基またはフェニル基であり、Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。Xは硫黄原子もしくは−CHR−基(Rは、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数5〜8のシクロアルキル基である。)であり、nは0または1である。Aは、炭素原子数2〜8のアルキレン基または*−CO(R)m−基(Rは炭素原子数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原子と結合する部分であることを示し、mは0または1である。)である。Y、Zは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基または炭素原子数7〜12のアラルキルオキシ基であり、もう一方が水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。
前記式(1)で示される酸化防止剤において、炭素原子数1〜8のアルキル基としては、メチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、i−オクチル基、t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられ、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基の代表例としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられ、炭素原子数6〜12のアルキルシクロアルキル基の代表例としては、例えば1−メチルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−メチル−4−i−プロピルシクロヘキシル基等が挙げられ、炭素原子数7〜12のアラルキル基の代表例としては、例えばベンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基等が挙げられる。
、R、Rとして、好ましくは炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアルキルシクロアルキル基である。なかでも、R、Rとして、より好ましくは、立体障害効果の大きなt−ブチル基、t−ペンチル基、t−オクチル基等のt−アルキル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基である。
として、低揮発性および基油への溶解性の観点より好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基等の炭素原子数1〜5のアルキル基であり、更に好ましくはメチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基である。
として、酸化安定性の観点より好ましくは水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基であり、より好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基等の炭素原子数1〜5のアルキル基である。
置換基Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基を表すが、炭素原子数1〜8のアルキル基としては、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられる。好ましくは水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基であり、より好ましくは水素原子またはメチル基である。
また置換基Xは、nが0である場合、二つのフェノキシ基骨格を有する基が直接結合していることを意味する。nが1である場合、置換基Xは、硫黄原子または炭素原子数1〜8のアルキル基もしくは炭素原子数5〜8のシクロアルキル基が置換していることもあるメチレン基である。ここで、メチレン基に置換している炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基としては、それぞれ前記と同様のアルキル基、シクロアルキル基が挙げられる。置換基Xとして、耐熱性の観点より好ましくはnが0であり、二つのフェノキシ基骨格を有する基が直接結合していること、または、nが1であり、メチレン基またはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基等が置換したメチレン基である。
また置換基Aは、炭素原子数2〜8のアルキレン基または*−CO(R)m−基(Rは炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原子と結合する部分であることを示し、mは0または1である。)である。
ここで、炭素原子数2〜8のアルキレン基の代表例としては、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられ、基油への溶解性の観点より好ましくはプロピレン基である。
また、*−COR−基における*は、カルボニル基がフォスファイト基の酸素原子と結合する部分であることを示す。Rにおける、炭素原子数1〜8のアルキレン基の代表例としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられる。*−CO(R)m−基として好ましくは、mが0である*−CO−基、または、mが1でありRとしてはエチレンである*−CO(CHCH)−基である。
Y、Zは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数7〜12のアラルキルオキシ基であり、もう一方が水素原子または炭素数1〜8のアルキル基である。
ここで、炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜8のアルコキシ基としては、例えばアルキル部分が前記の炭素数1〜8のアルキルと同様のアルキルであるアルコキシ基が挙げられる。また、炭素数7〜12のアラルキルオキシ基としては、例えばアラルキル部分が前記炭素数7〜12のアラルキルと同様のアラルキルであるアラルキルオキシ基が挙げられる。
前記式(1)で示される構造に含まれる化合物の具体例としては、以下の化合物(式(2)〜式(14))が好適に挙げられる。
式(2)の化合物:6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]−ジオキサホスフェピン
Figure 2009280681
式(3)の化合物:2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(4)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン
Figure 2009280681
式(5)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ペンチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12−メチル―12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(6)の化合物:2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(7)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ペンチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−12−メチル―12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(8)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン
Figure 2009280681
式(9)の化合物:2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(10)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−12−メチル−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(11)の化合物:2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(12)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(13)の化合物:2,10−ジエチル−4,8−ジ−t−ブチル−6[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
Figure 2009280681
式(14)の化合物:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[2,2−ジメチル−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン
Figure 2009280681
本発明の潤滑油組成物に用いられる式(1)の酸化防止剤の配合量は、組成物全量基準で、0.01〜10質量%であることが好ましく、0.05〜5質量%がより好ましく、0.1〜3質量%であることがさらに好ましい。式(1)の酸化防止剤の配合量が0.01質量%未満であると、潤滑油組成物としての熱安定性や酸化安定性が不十分であることがあり、スラッジが生成する可能性がある。また、配合量が10質量%を超えた場合、経済的でない。
また、本組成物には、アミン系酸化防止剤を併用することが好ましい。アミン系酸化防止剤としては、例えば、p,p′−ジオクチル−ジフェニルアミン、p,p′−ジ−α−メチルベンジル−ジフェニルアミン、N−p−ブチルフェニル−N−p′−オクチルフェニルアミン、モノ−t−ブチルジフェニルアミン、モノオクチルジフェニルアミンなどのアルキルジフェニルアミン類、またはスチレン化ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、さらにはメチルフェニル−1−ナフチルアミン、エチルフェニル−1−ナフチルアミン、ブチルフェニル−1−ナフチルアミン、ヘキシルフェニル−1−ナフチルアミン、オクチルフェニル−1−ナフチルアミン、N−t−ドデシルフェニル−1−ナフチルアミンなどのフェニル−α−ナフチルアミン類、ジ(2,4−ジエチルフェニル)アミン、ジ(2−エチル−4−ノニルフェニル)アミンなどのビス(ジアルキルフェニル)アミン類、1−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミン、N−ヘキシルフェニル−2−ナフチルアミン、N−オクチルフェニル−2−ナフチルアミンなどのアリール−ナフチルアミン類、N,N′−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミンなどのフェニレンジアミン類、フェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノチアジンなどのフェノチアジン類などが挙げられる。
これらのうち、特にフェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフェニルアミンの一種単独でまたは二種を組み合わせて使用するのが好ましく、ジオクチルジフェニルアミンとN−(p−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミンとを組み合わせて使用することが、酸化安定性(耐酸化寿命)、耐スラッジ性の観点から特に好ましい。
アミン系酸化防止剤は、潤滑油組成物中に0.01〜5質量%となるように配合することが前記した効果の観点より好ましい。また、配合量が5質量%以下の範囲であると、潤滑油組成物への溶解性、経済性と酸化防止性能との調和がとれるようになる。より好ましい配合量は、組成物全量基準で0.1〜4質量%、特に好ましくは、0.3〜3質量%である。
さらに、本発明の潤滑油組成物においては、他の酸化防止剤を組み合わせて使用してもよく、特にフェノール系酸化防止剤をさらに含有してもよい。例えばこのフェノール系酸化防止剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール;2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール;2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノール;2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシメチルフェノール;2,6−ジ−tert−ブチルフェノール;2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール;2,6−ジ−tert−ブチル−4−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール;2,6−ジ−tert−アミル−4−メチルフェノール;n−オクタデシル−3−(4'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピオネートなどの単環フェノール類、4,4'−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール);4,4'−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール);2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール);4,4'−ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール);4,4'−ビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール);2,2'−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール);4,4'−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール);2,2'−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール);4,4'−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)などの多環フェノール類などが挙げられる。これらの中で、高圧下での瞬時の高温熱履歴に対して効果が高い点から、分子量が340以上のフェノール類が好適である。
これらのフェノール系酸化防止剤は単独で用いてもよく、二種以上を組み合せて用いてもよい。また、その配合量は、組成物全量基準で、0.01〜5質量%の範囲で選定される。この量が0.01質量%未満では該酸化防止剤を配合した効果が充分に発揮されないおそれがあり、一方5質量%を超えるとその量の割には効果の向上が認められず、むしろ低温時にこのものが析出することがあり、また経済的にも不利である。酸化防止剤としての効果、低温時での析出抑制および経済性などの面から、このフェノール系酸化防止剤の好ましい配合量は、組成物全量基準で0.1〜3質量%の範囲である。
さらに、本発明の潤滑油組成物においては、無灰系分散剤、金属系清浄剤、摩擦調整剤、極圧剤、金属不活性化剤、防錆剤、消泡剤、抗乳化剤および着色剤等に代表される各種添加剤を単独で、または数種組み合わせて配合してもよい。
無灰分散剤としては、数平均分子量が900〜3,500のポリブテニル基を有するポリブテニルコハク酸イミド、ポリブテニルベンジルアミン、ポリブテニルアミン、およびこれらのホウ酸変性物等の誘導体等が挙げられる。これらの無灰分散剤は、単独でまたは複数種を任意に組み合わせて含有させることができるが、通常その配合量は、組成物全量基準で0.01〜10質量%の範囲である。
金属系清浄剤としては、例えば、アルカリ金属(ナトリウム(Na)、カリウム(K)等)またはアルカリ土類金属(カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)等)のスルフォネート、フェネート、サリシレートおよびナフテネート等が挙げられる。これらは単独でまたは複数種を組み合わせて使用できる。これらの金属系清浄剤の全塩基価および配合量は、要求される潤滑油の性能に応じて適宜選択すればよい。全塩基価は、過塩素酸法で通常0〜500mgKOH/g、望ましくは10〜400mgKOH/gである。また、その配合量は、通常、組成物全量基準で0.1〜10質量%の範囲である。
摩擦調整剤としては、例えば、有機モリブデン系化合物、脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、油脂類、アミン、アミド、硫化エステル、リン酸エステル、亜リン酸エステル、リン酸エステルアミン塩等が挙げられる。これらの摩擦調整剤は、単独でまたは複数種を任意に組み合わせて含有させることができるが、通常その配合量は、組成物全量基準で0.01〜10質量%の範囲である。
極圧剤としては、例えば硫化オレフィン、ジアルキルポリスルフィド、ジアリールアルキルポリスルフィド、ジアリールポリスルフィドなどの硫黄系化合物、リン酸エステル、チオリン酸エステル、亜リン酸エステル、アルキルハイドロゲンホスファイト、リン酸エステルアミン塩、亜リン酸エステルアミン塩などのリン系化合物等が挙げられ、通常その配合量は、組成物全量基準で0.01〜10質量%の範囲である。
金属不活性化剤としては、ベンゾトリアゾール、トリアゾール誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体等が挙げられ、通常その配合量は、組成物全量基準で0.01〜3質量%の範囲である。
防錆剤としては、例えば、脂肪酸、アルケニルコハク酸ハーフエステル、脂肪酸セッケン、アルキルスルホン酸塩、アルカリ土類金属(カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)等)のスルフォネート、フェネート、サリシレートおよびナフテネート、多価アルコール脂肪酸エステル、脂肪酸アミン、酸化パラフィン、アルキルポリオキシエチレンエーテル等が挙げられ、通常その配合量は、組成物全量基準で0.01〜5質量%の範囲である。
消泡剤としては、液状シリコーンが適しており、例えば、メチルシリコーン、フルオロシリコーン、およびポリアクリレート等が使用可能である。これら消泡剤の好ましい配合量は、組成物全量基準で0.0005〜0.1質量%である。
抗乳化剤として、エチレンプロピレンブロックポリマー、アルカリ土類金属(カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)等)のスルフォネート、フェネート、サリシレートおよびナフテネートなどを用いることができ、通常その配合量は0.0005〜1質量%である。
着色剤としては、染料や顔料等を用いることができ、通常その配合量は、組成物全量基準で0.001〜1質量%である。
このようにして調製された本発明の潤滑油組成物は、基油に対して前記した式(1)の構造を有する酸化防止剤を配合してなるので、潤滑性だけでなく、熱安定性、酸化安定性、耐スラッジ性の全てを高水準で達成でき、特にガス圧縮機の長連続運転時間を達成できるという効果を有する。それ故、いわゆる圧縮機油として好適に用いることができる。なお、圧縮機油のほか、タービン油、油圧作動油、ギヤ油、軸受油、摺動面油、オートマックトランスミッション油等の流体継手ならびにトルク伝達装置油、内燃機油など各種用途の潤滑油としても好ましく用いることもできる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、以下の実施例によってなんら限定されるものでない。
〔実施例1〜6、比較例1〜4〕
各実施例および比較例において、それぞれ以下に示す基油および添加剤を用いて表1に示す組成を有する潤滑油組成物(以下、「試料油」ともいう)を調製した。
(基油)
(1)鉱油:API分類 GI、動粘度(40℃) 29.28mm/s
(2)鉱油:API分類 GII、動粘度(40℃) 30.98mm/s
(添加剤)
(1)酸化防止剤A:住友化学製 スミライザーGP
6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]−ジオキサホスフェピン
(2)酸化防止剤B:ジオクチルジフェニルアミン
(3)酸化防止剤C:オクチルフェニルナフチルアミン
(4)酸化防止剤D:DBPC(4,4'-メチレン-ビス-2.6-ジ-t-ブチルフェノール)
(5)その他:防錆剤(アルケニルコハク酸エステル)、金属不活性化剤(ベンゾトリアゾール)、消泡剤(ジメチルシリコーン)
次に、各試料油について、潤滑性試験、熱安定度試験、および酸化安定度試験(ISOT)を行った。各試験方法について下記する。また、評価結果を表1に示す。
<潤滑性試験(耐摩耗性試験および耐荷重性試験)>
耐摩耗性試験(シェル摩耗試験):
ASTM D 2783に準拠して、荷重192N、回転数1200rpm、油温80℃、試験時間60分の条件で行った。1/2インチ球3個の摩耗痕径を平均して平均摩耗痕径を算出した。
耐荷重性試験(シェルEP試験):
ASTM D 2783に準拠して、回転数1800rpm、室温の条件で行った。最大非焼付荷重(LNL)と融着荷重(WL)から荷重摩耗指数(LWI)を求めた。この値が大きいほど耐荷重性が良好である。
<熱安定度試験>
JIS K 2540に準拠して行った。具体的には、試料油を150℃で168時間保持した後の動粘度、酸価およびミリポア量を測定した。各項目は、以下のようにして測定した。
動粘度:JIS K 2283に準拠して測定した。新油に比べてこの値が高くなるほど増粘傾向があると言える。
酸価:JIS K 2501に準拠して測定した。新油に比べてこの値が高くなるほど酸化劣化が進行しているとわかる。
ミリポア量:孔径0.8μmのメンブランフィルターを用い、熱安定度試験後の試料油を減圧下にて100mlろ過する。ろ過前後のフィルター質量から、フィルターに捕捉された試料油不溶物の量を測定する。この値が高ければ高いほど試料油不溶分(スラッジ)が多いことがわかる。
<酸化安定度試験(ISOT)>
JIS K 2514に準拠して行った。具体的には、試料油を165.5℃に保ち、鋼-銅触媒存在の下、1300rpmで強制攪拌し、周りの空気を攪拌により試料油内に取り込みながら96時間保持した。その後、前記した熱安定度試験と同様の方法で試料油の動粘度、酸価およびミリポア量を測定した。ISOTは、試料油を加速的に酸化劣化させる試験であるため、前記した熱安定度試験よりも空気による酸化の影響がより顕著に現れる。
Figure 2009280681
〔評価結果〕
表1の結果から明らかなように、本発明に係る実施例1〜6の試料油は、いずれも、潤滑性(耐摩耗性、耐荷重性能)に優れるだけでなく、耐熱性および酸化安定性にも優れる。さらに、スラッジの発生がほとんどない。
また、実施例6の試料油は、ガス圧縮機用として一般的な添加剤をさらに配合したものであるが、本発明の主要な構成要素である特定の酸化防止剤の効果が阻害されることもなく、上記した各特性が維持されていることがわかる。
これに対して、比較例1〜4の試料油では、酸化防止剤として、DBPCやアミン系酸化防止剤のような汎用の酸化防止剤しか配合されておらず、本発明における特定の酸化防止剤が配合されていないので、潤滑性、熱安定性および酸化安定性に劣るとともに、スラッジの発生も顕著である。
本発明の潤滑油組成物は、長連続運転時間を要求される圧縮機油として好適に利用できる。

Claims (5)

  1. 基油に、下記式(1)で示す構造を有する酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
    Figure 2009280681
    (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素原子数7〜12のアラルキル基またはフェニル基であり、Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。Xは硫黄原子もしくは−CHR−基(Rは、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数5〜8のシクロアルキル基である。)であり、nは0または1である。Aは、炭素原子数2〜8のアルキレン基または*−CO(R)m−基(Rは炭素原子数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原子と結合する部分であることを示し、mは0または1である。)である。Y、Zは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基または炭素原子数7〜12のアラルキルオキシ基であり、もう一方が水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基である。)
  2. 請求項1に記載の潤滑油組成物において、
    さらにアミン系酸化防止剤を配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の潤滑油組成物において、
    前記基油は、n−d−M環分析による%CAが10以下で、硫黄分が300質量ppm以下で、粘度指数が80以上であることを特徴とする潤滑油組成物。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物において、
    さらに、無灰系分散剤、金属系清浄剤、摩擦調整剤、極圧剤、金属不活性化剤、防錆剤、消泡剤、抗乳化剤および着色剤の少なくともいずれかを配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の潤滑油組成物がガス圧縮機用であることを特徴とする潤滑油組成物。
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