JP2009280120A - サンルーフ装置のディフレクタ構造 - Google Patents

サンルーフ装置のディフレクタ構造 Download PDF

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Teruyuki Nakamura
晃之 中村
Takashi Kato
隆史 加藤
Kenji Akita
健次 秋田
Hajime Saito
肇 齊藤
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Abstract

【課題】ブレードの軽量化と剛性確保の両立が図れるサンルーフ装置のディフレクタ構造を提供する。
【解決手段】車体の固定ルーフに形成された開口の前縁に沿って固定ルーフの上面から突出するブレード6を有するサンルーフ装置のディフレクタの構造であって、前記開口の前縁に沿うブレード6の少なくとも一部において、車幅方向から見た断面形状が中空閉断面部10を有する形状とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のサンルーフ装置におけるディフレクタ構造に関する。
車両のサンルーフ装置では、開口を開いた状態で走行した際の室内への気流の巻き込みを抑制するためにディフレクタを設ける場合が多く、開口が開くと同時に開口の前縁周りにおいて上方に突出するブレードを備えた構造が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図4は、ブレードの一従来例を車幅方向から見たときの側断面図である。ブレード21は主に軽量化の点から樹脂製部材である場合が殆どであり、底部が開口して肉抜きがなされた断面構造である。高速走行時、ブレード21にはかなりの風圧がかかるため、肉抜き部において車幅方向に間隔的にリブ22を形成し剛性を確保している。
特開2004−168241号公報
前記リブ22を形成する構造であっても強度の上がる箇所はリブ22周りに限られる。そのため、従来ではブレードの変形を車幅方向にわたって一様に抑制するにあたりブレードの肉厚tを厚くしたうえでリブ22の数を比較的多く設定している。しかし当然にこれらの処置はブレードの重量増加につながる。
本発明は、以上のような問題を解決するために創作されたものであり、ブレードの軽量化と剛性確保の両立が図れるサンルーフ装置のディフレクタ構造を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するため、車体の固定ルーフに形成された開口の前縁に沿って固定ルーフの上面から突出するブレードを有するサンルーフ装置のディフレクタの構造であって、前記開口の前縁に沿うブレードの少なくとも一部において、車幅方向から見た断面形状が中空閉断面部を有する形状からなることを特徴とするサンルーフ装置のディフレクタ構造とした。
このディフレクタ構造によれば、従来構造に比して高い剛性が得られ、その分、中空閉断面部を囲む肉厚を薄くできるので、ブレードの軽量化が図れる。
また本発明は、前記中空閉断面部は前記ブレードの上部に形成されていることを特徴とするサンルーフ装置のディフレクタ構造とした。
このディフレクタ構造によれば、ガスアシスト成形などにより安定した断面形状を得ることができる。また、風圧による負荷が最もかかりやすいブレードの上部に中空閉断面部を形成することで、ブレードの上部周りの剛性を高めることができ、ブレード上部の変形を抑制できる。
また本発明は、前記ブレードの上部は車幅方向に交互の凹凸形状として形成され、凸形状部の中空閉断面部の断面積は凹形状部のそれよりも大きく設定され、かつ凸形状部と凹形状部の各中空部は互いに連通していることを特徴とするサンルーフ装置のディフレクタ構造とした。
このディフレクタ構造によれば、ウインドスロッブの抑制機能を有するブレードにおいて、ブレードの長手方向全体にわたって剛性確保と軽量化の両立が図れ、かつ中空閉断面部の成形が容易なものとなる。
本発明によれば、ブレードを軽量化できるため、サンルーフ装置全体の軽量化に寄与する。
図1はサンルーフ装置の外観斜視図、図2はブレードの部分斜視図である。サンルーフ装置1は、車体の固定ルーフ2に形成された略矩形状の開口3を開閉するルーフパネル4を備えるとともに、ルーフパネル4が後方にスライドして開口3が開いた際、開口3の前縁3aに沿って固定ルーフ2の上面から突出するブレード6を有したディフレクタ5を備える。ブレード6は合成樹脂部材から構成される。
なお、開口3の前縁3aは車両前方に向け緩やかな弓形として湾曲形成されており、ブレード6もその湾曲形状に沿って形成されている。ブレード6の両端周りは開口3のコーナー部のR形状に沿って湾曲形成され、各先端は支持アーム部7として開口3の側縁に沿って車両前後方向に延設されている。本明細書では詳細な説明は省略するが、ブレード6は支持アーム部7の先端に形成された水平軸周りに回動することで前記したように開口3が開いた際に固定ルーフ2の上面から突出する。
開口3の前縁3aに沿うブレード6の上部は、例えば車幅方向に交互に凹部8と凸部9とが形成された凹凸形状として形成されている。ブレード6の上部を凹凸形状とした理由はウインドスロッブを抑制するためであって、凹凸形状によって開口3における気流を乱し、ウインドスロッブの発生原因となる渦流を拡散させるためである。凸部9の前面は、前方に向けて凹となる緩やかな曲面として形成される。
図3(a)、(b)はそれぞれ図2におけるA−A断面図、B−B断面図である。本発明は、開口3の前縁3a(図1)に沿うブレード6の少なくとも一部において、車幅方向から見た断面形状が中空閉断面部10を有する形状としたことを主な特徴とする。本実施形態では、ブレード6の上部に中空閉断面部10を形成しており、さらに凹部8、凸部9のいずれにも中空閉断面部10を形成している。凸部9の中空閉断面部10の断面積は凹部8の中空閉断面部10の断面積よりも大きく、凹部8の中空部と凸部9の中空部とは互いに連通している。中空部は、例えばガスアシスト成形により形成される。
ブレード6の下部の断面形状は、凸部9、凹部8の形成箇所に拘らず一定であり、ブレード6の長手方向に沿って延設される隔壁6aを境としてそれぞれ下方が開口した車両前方寄りの溝部6bと車両後方寄りの溝部6cとを有した形状からなる。なお、ブレード6全体を支持する前記支持アーム部7(図1)は特に高い剛性が必要とされるので、中実の断面形状に形成されている。
凹凸形状のないブレード6の場合、中空閉断面部10を一定の断面形状としてブレード6の長さ全体にわたり形成すると剛性が低下するおそれがあるので、例えば中空部を車幅方向において複数室に区画することが好ましい。この場合の区画とは、室を完全な密室に区画することに限定されず、小断面積の連通孔を通じて室が互いに連通している場合も含むものである。
以上のように、開口3の前縁3aに沿うブレード6の少なくとも一部において、車幅方向から見た断面形状を、中空閉断面部10を有する形状とすれば、従来構造に比して高い剛性が得られ、その分、中空閉断面部10を囲む肉厚tを薄くできるので、ブレード6の軽量化が図れる。
また、中空閉断面部10をブレード6の上部に形成することで、ブレード6の上部周りの剛性を高めることができ、ブレード6の上部の変形を抑制できる。特に、後記するように中空閉断面部10をガスアシスト成形により形成する場合には、中空閉断面部10をブレード6の上部に位置させることで安定した断面形状を得ることができる。
また、ブレード6の上部が車幅方向に交互の凹凸形状として形成されている場合において、凸部9の中空閉断面部10の断面積を凹部8の中空閉断面部10の断面積よりも大きくし、かつ凹部8の中空部と凸部9の中空部とを互いに連通させる構成とすれば、ウインドスロッブの抑制機能を有するブレード6において、ブレード6の長手方向全体にわたって剛性確保と軽量化の両立が図れ、かつ中空閉断面部10の成形が容易なものとなる。
すなわち、凹部8、凸部9のいずれにも中空閉断面部10を形成することでブレード6の長手方向全体にわたって剛性を確保できる。その際、凸部9の中空閉断面部10の断面積を凹部8のそれに合わせるのではなく、凸部9の外郭形状に合わせて大きな断面積の中空閉断面部10とすることで、肉厚tを薄くでき、軽量化が可能となる。
また、ガスアシスト成形により中空部を形成する場合にあっては、各中空部を互いに連通したことにより、ガスの注入口を極力少なくできるので、成形金型の構造が簡易となる。本実施形態では、図1に示すようにガスの注入口11をブレード6の車幅方向中央の下面側に1箇所として成形している。
以上、本発明の最良の実施形態を説明した。説明した形態では、凹部8においても中空閉断面部10を有するものとしたが、場合によっては凸部9のみに中空閉断面部10を設けることもできる。
本発明に係るサンルーフ装置の外観斜視図である。 ブレードの部分斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図2におけるA−A断面図、B−B断面図である。 ブレードの一従来例を車幅方向から見たときの側断面図である。
符号の説明
1 サンルーフ装置
2 固定ルーフ
3 開口
3a 前縁
4 ルーフパネル
5 ディフレクタ
6 ブレード
8 凹部(凹形状部)
9 凸部(凸形状部)
10 中空閉断面部

Claims (3)

  1. 車体の固定ルーフに形成された開口の前縁に沿って固定ルーフの上面から突出するブレードを有するサンルーフ装置のディフレクタの構造であって、
    前記開口の前縁に沿うブレードの少なくとも一部において、車幅方向から見た断面形状が中空閉断面部を有する形状からなることを特徴とするサンルーフ装置のディフレクタ構造。
  2. 前記中空閉断面部は前記ブレードの上部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサンルーフ装置のディフレクタ構造。
  3. 前記ブレードの上部は車幅方向に交互の凹凸形状として形成され、
    凸形状部の中空閉断面部の断面積は凹形状部のそれよりも大きく設定され、かつ凸形状部と凹形状部の各中空部は互いに連通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサンルーフ装置のディフレクタ構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014080927A1 (ja) * 2012-11-20 2014-05-30 八千代工業株式会社 サンルーフ装置のディフレクタ構造

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