JP2009280015A - 操舵制御装置 - Google Patents

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JP2009280015A JP2008132281A JP2008132281A JP2009280015A JP 2009280015 A JP2009280015 A JP 2009280015A JP 2008132281 A JP2008132281 A JP 2008132281A JP 2008132281 A JP2008132281 A JP 2008132281A JP 2009280015 A JP2009280015 A JP 2009280015A
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智浩 田中
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Abstract

【課題】運転者の意図に合致した車線変更を行う。
【解決手段】操舵制御ECU1は、先行車両との車間距離を検出する先行車両検出部111と、検出された車間距離に基づいて先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する車線変更要否判定部112と、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する車線判定部115と、運転者の視線の向きを検出する視線検出部113と、検出された視線の向きに基づいて運転者に車線を変更する意志があるか否かを判定する意志判定部114と、車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵を制御する車線変更実行部116と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両が走行する車線を変更するべく該車両の操舵を制御する操舵制御装置に関する。
従来、自動車等の車両の走行制御装置として、高速道路等で、運転者が設定した車速に応じて一定車速走行を行い、前方に設定車速より遅く走行する車両の存在を検知した場合には、車間距離を維持して自動車間制御運転を行う、いわゆるACC(Adaptive Cruise Control)が普及している。
例えば、自動車間制御走行中に、自車両の車速設定速度に対し前方を走行する先行車の車速が低い場合、自車両の走行位置、交通情報等に基づき前方車両を追い越しできるかどうかの判定を行い、自動操縦によって先行車を追い越す操作を行う車両走行制御装置が開示されている(特許文献1参照)。この車両走行制御装置によれば、自動運転で追い越しが行われるため、利便性を向上することができる。
特開2003−63273号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両走行制御装置では、自動運転で追い越しが行われるため、運転者の意に反した車線変更等の追い越し操作が行われる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、運転者の意図に合致した車線変更を行うことの可能な操舵制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有している。第1の発明は、車両が走行する車線を変更するべく該車両の操舵を制御する操舵制御装置であって、先行車両との車間距離を検出する先行車両検出手段と、前記先行車両検出手段によって検出された車間距離に基づいて、前記先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する車線変更要否判定手段と、該車両が走行している車線の右側及び左側の少なくとも一方に、該車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する車線判定手段と、運転者の視線の向きを検出する視線検出手段と、前記視線検出手段によって検出された視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かを判定する意志判定手段と、前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線判定手段によって車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、前記意志判定手段によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵を制御する車線変更実行手段と、を備える。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線判定手段によって車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、前記意志判定手段によって運転者に車線を変更する意志がないと判定された場合には、運転者に車線を変更する必要がある旨の警報を出力する第1警報出力手段を備える。
第3の発明は、上記第1の発明において、前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の右側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の右側車線を走行している後方車両の有無を検出する第1後方検出手段を備え、前記第1後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第4の発明は、上記第3の発明において、前記意志判定手段が、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する。
第5の発明は、上記第3の発明において、前記第1後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値以上であるか否かを判定する第1衝突判定手段と、前記第1衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作を禁止する第1禁止手段と、を備え、前記第1衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第6の発明は、上記第5の発明において、前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定されると共に、前記第1禁止手段によって前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合に、前記先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する第2警報出力手段を備える。
第7の発明は、上記第5の発明において、前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無を検出する第2後方検出手段を備え、前記第1禁止手段によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記第2後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第8の発明は、上記第7の発明において、前記意志判定手段が、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する。
第9の発明は、上記第7の発明において、前記第2後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性を判定する第2衝突判定手段と、前記第2衝突判定手段によって判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作を禁止する第2禁止手段と、を備え、前記第1禁止手段によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記第2衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第10の発明は、上記第9の発明において、前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、前記第1禁止手段によって前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作が禁止されると共に、前記第2禁止手段によって前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作が禁止された場合に、前記先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する第3警報出力手段を備える。
第11の発明は、上記第1の発明において、前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無を検出する第2後方検出手段を備え、前記第2後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第12の発明は、上記第11の発明において、前記意志判定手段が、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する。
第13の発明は、上記第11の発明において、前記第2後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性を判定する第2衝突判定手段と、前記第2衝突判定手段によって判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作を禁止する第2禁止手段と、を備え、前記第2衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段が、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第14の発明は、上記第1の発明において、前記先行車両検出手段が、更に、先行車両との相対速度を検出し、前記車線変更要否判定手段が、前記先行車両検出手段によって検出された車間距離及び相対速度に基づいて、車線を変更する必要があるか否かを判定する。
第15の発明は、上記第1の発明において、前記車線判定手段が、カメラを介して路面の画像情報を取得し、取得された画像情報に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する。
第16の発明は、上記第1の発明において、前記視線検出手段が、カメラを介して運転者の顔の画像情報を取得し、取得された画像情報に基づいて、運転者の視線の向きを検出する。
第17の発明は、上記第16の発明において、前記カメラが、運転者の脇見状態及び閉眼状態の少なくとも一方を検出する目的で配設されている。
上記第1の発明によれば、先行車両との車間距離が検出され、検出された車間距離に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かが判定される。そして、この車両が走行している車線の右側及び左側の少なくとも一方に、この車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定される。また、運転者の視線の向きが検出され、検出された視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かが判定される。更に、車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
すなわち、運転者に車線を変更する意志がある場合には、車線を変更時の安全を確認する動作が行われるが、この動作が行われたか否かは、運転者の視線の向きによって判定することができるため、運転者の視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かを適正に判定することができるのである。このように、運転者に車線を変更する意志があるか否かを適正に判定することができ、更に、運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車線を変更するべく操舵が制御されるので、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができるのである。
上記第2の発明によれば、車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、運転者に車線を変更する意志がないと判定された場合には、運転者に車線を変更する必要がある旨の警報が出力されるため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するために車線を変更することを促すことができる。
上記第3の発明によれば、車両が走行している車線の右側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の右側車線を走行している後方車両の有無が検出される。そして、後方車両が無いと判定された場合に、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。
上記第4の発明によれば、検出された視線の向きが、ルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定されるため、運転者に右側車線へ車線変更する意志が有るか否かを確実に判定することができる。
すなわち、右側車線へ車線変更する場合には、運転者は、ルームミラー又は右側サイドミラーを介して、右側車線を走行している後方車両の有無及び位置等を確認するため、運転者の視線がルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合には、運転者に右側車線へ車線を変更する意志があると判定することができるのである。
上記第5の発明によれば、右側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合に、この後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値以上であるか否かが判定される。そして、衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合には、右側の車線への変更動作が禁止されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。また、衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合には、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
上記第6の発明によれば、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合には、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報が出力されるため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することを促すことができる。
すなわち、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合には、先行車両との衝突を回避するために安全に車線変更を行うことはできないので、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することが好ましいのである。
上記第7の発明によれば、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無が検出される。そして、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、左側車線を走行している後方車両が無いと判定された場合に、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるので、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
上記第8の発明によれば、検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定されるため、運転者に左側車線へ車線変更する意志が有るか否かを確実に判定することができる。
すなわち、左側車線へ車線変更する場合には、運転者は、ルームミラー又は左側サイドミラーを介して、左側車線を走行している後方車両の有無及び位置等を確認するため、運転者の視線がルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合には、運転者に左側車線へ車線を変更する意志があると判定することができるのである。
上記第9の発明によれば、左側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合に、後方車両との衝突の可能性が判定され、判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かが判定される。そして、衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合には、左側の車線への変更動作が禁止されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。また、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合には、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
上記第10の発明によれば、車線を変更する必要があると判定され、右側の車線への変更動作が禁止されると共に、左側の車線への変更動作が禁止された場合に、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報が出力されるため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することを促すことができる。
すなわち、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、左側の車線への変更動作が禁止された場合には、先行車両との衝突を回避するために安全に車線変更を行うことはできないので、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することが好ましいのである。
上記第11の発明によれば、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無が検出される。そして、後方車両が無いと判定された場合に、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
上記第12の発明によれば、検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定されるため、運転者に左側車線へ車線変更する意志が有るか否かを確実に判定することができる。
すなわち、左側車線へ車線変更する場合には、運転者は、ルームミラー又は左側サイドミラーを介して、左側車線を走行している後方車両の有無及び位置等を確認するため、運転者の視線がルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合には、運転者に左側車線へ車線を変更する意志があると判定することができるのである。
上記第13の発明によれば、左側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合に、後方車両との衝突の可能性が判定され、判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かが判定される。そして、後方車両との衝突の可能性が閾値以上であると判定された場合には、左側の車線への変更動作が禁止されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。また、衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合には、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
上記第14の発明によれば、先行車両との相対速度が検出され、検出された車間距離及び相対速度に基づいて、車線を変更する必要があるか否かが判定されるため、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かの判定を更に適正に行うことができる。
上記第15の発明によれば、カメラを介して路面の画像情報が取得され、取得された画像情報に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定されるため、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを正確に判定することができる。
上記第16の発明によれば、カメラを介して運転者の顔の画像情報が取得され、取得された画像情報に基づいて、運転者の視線の向きが検出されるため、運転者の視線の向きを正確に判定することができる。
上記第17の発明によれば、運転者の顔の画像情報するカメラが、運転者の脇見状態及び閉眼状態の少なくとも一方を検出する目的で配設されているため、簡素な構成で(=カメラの配設費用等に伴うコストの増大を回避しつつ)、運転者の視線の向きを正確に判定することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る操舵制御装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る操舵制御装置の周辺機器の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明に係る操舵制御ECU(Electronic Control Unit)1(=操舵制御装置に相当する)は、周辺機器としての入力機器2及び出力機器3と通信可能に接続されている。
ここで、図1を参照して、操舵制御ECU1の入力機器2について説明する。入力機器2は、前方レーダセンサ21、車速センサ22、白線検出カメラ23、ドライバモニタカメラ24、及び、後方レーダセンサ25を備えている。
前方レーダセンサ21(先行車両検出手段の一部に相当する)は、例えば、ミリ波レーダ等を介して、先行車両との車間距離、及び、先行車両との相対速度を検出するセンサであって、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す先行車両検出部111)に対して、車間距離及び相対速度を示す信号を出力する。
車速センサ22は、車速を検出するセンサであって、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す車線変更要否判定部112)に対して、車速を示す信号を出力する。
白線検出カメラ23は、例えば、ルームミラーの近傍等に配設されたCCD(Charge Coupled Device)カメラ等からなり、車両の進行方向における路面の状態を示す画像を撮像するカメラであって、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す車線判定部115)に対して、撮像された画像情報を出力する。
ドライバモニタカメラ24は、例えば、ステアリングコラム上等に配設されたCCD(Charge Coupled Device)カメラ等からなり、運転者の顔の画像情報を撮像するカメラであって、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す意志判定部114)に対して、撮像された画像情報を出力する。
なお、ここでは、ドライバモニタカメラ24は、運転者の脇見状態及び閉眼状態の少なくとも一方を検出する目的で配設されている。このように、ドライバモニタカメラ24が、運転者の脇見状態及び閉眼状態の少なくとも一方を検出する目的で配設されているため、簡素な構成で(=ドライバモニタカメラ24の配設費用等に伴うコストの増大を回避しつつ)、運転者の視線の向きを正確に判定することができる。
後方レーダセンサ25(第1後方検出手段の一部、第2後方検出手段の一部に相当する)は、例えば、ミリ波レーダ等を介して、後方車両との車間距離、及び、後方車両との相対速度を検出するセンサであって、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す第1後方検出部121、第2後方検出部124)に対して、後方車両との車間距離及び相対速度を示す信号を出力する。
次に、操舵制御ECU1の出力機器3について説明する。出力機器3は、ステアリングECU31、ターンシグナルランプ32、モニタ33、及び、スピーカ34を備えている。
ステアリングECU31(車線変更実行手段の一部に相当する)は、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す車線変更実行部116)からの指示に従って、車両の操舵を行うステアリング装置を介して、車線を変更するべく車両の操舵を実行するECUである。
ターンシグナルランプ32は、右左折、車線変更等を周囲の車両等に報知するために点滅を行うランプである。ここでは、ターンシグナルランプ32は、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す車線変更実行部116)からの指示に従って、車線の変更を開始することを周囲の車両等に報知するために、車線の変更に先だって点滅を行う。
モニタ33(第1警報出力手段の一部、第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部に相当する)は、例えば、運転者の左側前方等に配設されたLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、ナビゲーション情報、ガイダンス情報等を運転者に視認可能に表示するものである。ここでは、モニタ33は、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す第1警報出力部117、第2警報出力部118)からの指示に従って、警報情報を運転者に視認可能に表示する。
スピーカ34(第1警報出力手段の一部、第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部に相当する)は、ナビゲーション情報、ガイダンス情報等を音声として出力するものである。ここでは、スピーカ34は、操舵制御ECU1(ここでは、図2に示す第1警報出力部117、第2警報出力部118)からの指示に従って、警報情報に対応する音声を出力する。
図2は、操舵制御ECU1の機能構成の一例を示すブロック図である。操舵制御ECU1は、機能的に、先行車両検出部111、車線変更要否判定部112、視線検出部113、意志判定部114、車線判定部115、車線変更実行部116、第1警報出力部117、第2警報出力部118、第1後方検出部121、第1衝突判定部122、第1禁止部123、第2後方検出部124、第2衝突判定部125、及び、第2禁止部126を備えている。
なお、操舵制御ECU1は、操舵制御ECU1の適所に配設されたマイクロコンピュータに、操舵制御ECU1の適所に配設されたROM(Read Only Memory)等に予め格納された制御プログラムを実行させることにより、当該マイクロコンピュータを、先行車両検出部111、車線変更要否判定部112、視線検出部113、意志判定部114、車線判定部115、車線変更実行部116、第1警報出力部117、第2警報出力部118、第1後方検出部121、第1衝突判定部122、第1禁止部123、第2後方検出部124、第2衝突判定部125、第2禁止部126等の機能部として機能させる。
先行車両検出部111(先行車両検出手段の一部に相当する)は、図1に示す前方レーダセンサ21を介して、先行車両との車間距離及び先行車両との相対速度を検出する機能部である。
車線変更要否判定部112(車線変更要否判定手段に相当する)は、先行車両検出部111によって検出された車間距離及び相対速度に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する機能部である。車線変更要否判定部112は、例えば、車間距離が予め設定された閾値(例えば、20m)以下であって、且つ、相対速度が予め設定された閾値(例えば、10km/時)以上である場合に、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があると判定する。
このように、車線変更要否判定部112によって、先行車両との車間距離に加えて、先行車両との相対速度に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かが判定されるため、車線を変更する必要があるか否かを適正に判定することができる。
なお、ここでは、車線変更要否判定部112が、車間距離及び相対速度に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する場合について説明するが、車線変更要否判定部112が、少なくとも車間距離に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する形態であれば良い。例えば、車線変更要否判定部112が、車間距離及び自車の車速に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する形態でも良い。
視線検出部113(視線検出手段に相当する)は、ドライバモニタカメラ24を介して、運転者の視線の向きを検出する機能部である。具体的には、視線検出部113は、ドライバモニタカメラ24によって取得された運転者の顔の画像情報に基づいて、運転者の視線の向きを検出する。例えば、視線検出部113は、平面視の頭部を円筒モデルに適用して中心線に対する両端位置の比率から視線方向を算出する(必要に応じて、特開2007−280352号公報等を参照)。
このようにして、視線検出部113によって、ドライバモニタカメラ24を介して、運転者の視線の向きが検出されるため、運転者の視線の向きを正確に判定することができる。なお、ここでは、視線検出部113が、ドライバモニタカメラ24を介して運転者の視線の向きを検出する形態について説明するが、視線検出部113が、その他の方法で、運転者の視線の向きを検出する形態でも良い。例えば、視線検出部113が、ヘッドレスト、シートバック等に配設された距離センサを介して運転者の視線の向きを検出する形態(例えば、特開2007−280352号公報等を参照)でも良い。
意志判定部114(意志判定手段に相当する)は、視線検出部113によって検出された視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かを判定する機能部である。具体的には、意志判定部114は、視線検出部113によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を右側車線に変更する意志があると判定する。また、意志判定部114は、視線検出部113によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を左側車線に変更する意志があると判定する。
車線判定部115(車線判定手段に相当する)は、白線検出カメラ23を介して、車両が走行している車線の右側及び左側の少なくとも一方に、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する機能部である。
具体的には、車線判定部115は、白線検出カメラ23を介して取得された路面の画像情報(具体的には、白線の位置及び形態等)に基づき、自車両が走行している道路が片側何車線の道路(例えば、片側3車線の道路等)であるか、自車両が走行している車線がどの位置の車線(例えば、片側3車線の中央の車線等)であるか、車線変更が禁止されていないか等を検出して、検出結果に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する。
このようにして、車線判定部115によって、白線検出カメラ23を介して取得された路面の画像情報に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定されるため、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを正確に判定することができる。なお、ここでは、車線判定部115が、白線検出カメラ23を介して取得された路面の画像情報に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する場合について説明するが、車線判定部115が、その他の方法で、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する形態でも良い。例えば、車線判定部115が、ナビゲーションECUからの位置情報及び地図情報に基づき、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する形態でも良い。
車線変更実行部116(車線変更実行手段の一部に相当する)は、車線変更要否判定部112によって車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線判定部115によって車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、ステアリングECU31及びターンシグナルランプ32を介して、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵を制御する機能部である。
具体的には、車線変更実行部116は、右側車線へ車線変更する場合には、車両の右側に配設されたターンシグナルランプ32を点滅させた後、ステアリングECU31を介して、右側車線へ車線変更するべく操舵を制御する。また、車線変更実行部116は、左側車線へ車線変更する場合には、車両の左側に配設されたターンシグナルランプ32を点滅させた後、ステアリングECU31を介して、左側車線へ車線変更するべく操舵を制御する。
なお、車線変更実行部116は、第1禁止部123によって右側車線への車線変更が禁止されている場合には、指示に従って、車両が走行している車線の右側の車線への車線変更は行わない。また、第2禁止部126によって左側車線への車線変更が禁止されている場合には、指示に従って、車両が走行している車線の左側の車線への車線変更は行わない。
更に、具体的には、車線変更実行部116は、第1後方検出部121によって右側車線を後方車両が無いと判定された場合に、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する。また、車線変更実行部116は、第1衝突判定部122によって右側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が予め設定された閾値未満(例えば、10%未満)であると判定された場合に、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する。
更に、車線変更実行部116は、第1禁止部123によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、第2後方検出部124によって左側車線に後方車両が無いと判定された場合に、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。加えて、車線変更実行部116は、第1禁止部123によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、第2衝突判定部125によって左側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が予め設定された閾値未満(例えば、10%未満)であると判定された場合に、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する。
第1警報出力部117(第1警報出力手段の一部に相当する)は、車線変更要否判定部112によって車線を変更する必要があると判定されると共に、車線判定部115によって車線変更先となり得る車線があると判定され、且つ、意志判定部114によって運転者に車線を変更する意志がないと判定された場合に、図1に示すモニタ33及びスピーカ34を介して、運転者に車線を変更する必要がある旨の警報を出力する機能部である。
例えば、第1警報出力部117は、モニタ33に先行車両との衝突の危険性がある旨の表示を行うと共に、スピーカ34から運転者に車線を変更する必要がある旨の音声ガイダンスを出力する。ここでは、第1警報出力部117が、モニタ33及びスピーカ34を介して警報を出力する場合について説明するが、第1警報出力部117が、モニタ33又はスピーカ34を介して警報を出力する形態でも良い。
第2警報出力部118(第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部に相当する)は、車線変更要否判定部112によって車線を変更する必要があると判定されると共に、第1禁止部123によって車線変更実行部116による右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、車線判定部115によって車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合に、図1に示すモニタ33及びスピーカ34を介して、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する機能部である。
また、第2警報出力部118は、車線変更要否判定部112によって車線を変更する必要があると判定され、第1禁止部123によって車線変更実行部116による右側の車線への変更動作が禁止されると共に、第2禁止部126によって車線変更実行部116による左側の車線への変更動作が禁止された場合に、図1に示すモニタ33及びスピーカ34を介して、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する。
例えば、第2警報出力部118は、モニタ33に先行車両との衝突の危険性がある旨の表示を行うと共に、スピーカ34から運転者にブレーキの操作を促す旨の音声ガイダンスを出力する。ここでは、第2警報出力部118が、モニタ33及びスピーカ34を介して警報を出力する場合について説明するが、第2警報出力部118が、モニタ33又はスピーカ34を介して警報を出力する形態でも良い。
第1後方検出部121(第1後方検出手段の一部に相当する)は、車線判定部115によって車両が走行している車線の右側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、図1に示す後方レーダセンサ25を介して、車両が走行している車線の右側車線を走行している後方車両の有無を検出する機能部である。
ここでは、第1後方検出部121が、後方レーダセンサ25を介して後方車両の有無を検出する場合について説明するが、第1後方検出部121が、その他の方法で後方車両の有無を検出する形態でも良い。例えば、第1後方検出部121が、後方車両を含む画像を取得するカメラを介して、取得された画像に基づき、後方車両の有無を検出する形態でも良い。
第1衝突判定部122(第1衝突判定手段に相当する)は、第1後方検出部121によって後方車両が有ると判定された場合に、この後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値(例えば、10%)以上であるか否かを判定する機能部である。
第1禁止部123(第1禁止手段に相当する)は、第1衝突判定部122によって衝突の可能性が予め設定された閾値(ここでは、10%)以上であると判定された場合に、車線変更実行部116による右側の車線への変更動作を禁止する機能部である。
第2後方検出部124(第2後方検出手段の一部に相当する)は、車線判定部115によって車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、図1に示す後方レーダセンサ25を介して、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無を検出する機能部である。
ここでは、第2後方検出部124が、後方レーダセンサ25を介して後方車両の有無を検出する場合について説明するが、第2後方検出部124が、その他の方法で後方車両の有無を検出する形態でも良い。例えば、第2後方検出部124が、後方車両を含む画像を取得するカメラを介して、取得された画像に基づき、後方車両の有無を検出する形態でも良い。
第2衝突判定部125(第2衝突判定手段に相当する)は、第2後方検出部124によって後方車両が有ると判定された場合に、この後方車両との衝突の可能性を判定する機能部である。
第2禁止部126(第2禁止手段に相当する)は、第2衝突判定部125によって判定された衝突の可能性が予め設定された閾値(例えば、10%)以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合に、車線変更実行部116による左側の車線への変更動作を禁止する機能部である。
図3、図4は、図2に示す操舵制御ECU1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、先行車両検出部111が、予め設定された周期(例えば、100msec)毎に、先行車両との車間距離及び先行車両との相対速度を検出する場合について説明する。まず、図3に示すように、車線変更要否判定部112によって、先行車両との車間距離が予め設定された閾値(ここでは、20m)以下であるか否かの判定が行われる(S101)。車間距離が閾値より大きいと判定された場合(S101でNO)には、処理が待機状態とされる。車間距離が閾値以下であると判定された場合(S101でYES)には、車線変更要否判定部112によって、相対速度が予め設定された閾値(例えば、10km/時)以上であるか否かの判定が行われる(S103)。相対速度が閾値未満であると判定された場合(S103でNO)には、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。
相対速度が閾値以上であると判定された場合(S103でYES)には、車線変更要否判定部112によって、車線を変更する必要があると判定される(S105)。そして、車線判定部115によって、車両が走行している車線の右側に、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定される(S107)。右側には車線変更先の車線はないと判定された場合(S107でNO)には、処理がステップS119に進められる。右側に車線変更先の車線が有ると判定された場合(S107でYES)には、第1後方検出部121によって、右側車線を走行している後方車両が有るか否かが検出される(S109)。右側車線を走行している後方車両が無いと判定された場合(S109でNO)には、処理が図4に示すステップS133に進められる。
右側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合(S109でYES)には、第1衝突判定部122によって、右側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が判定される(S113)。そして、第1禁止部123によって、ステップS113において判定された後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値(例えば、10%)未満であるか否かの判定が行われる(S115)。右側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が、閾値未満であると判定された場合(S115でYES)には、第1禁止部123によって、右側の車線への変更動作が許可され(S117)、処理が図4に示すステップS133に進められる。右側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が、閾値以上であると判定された場合(S115でNO)には、処理がステップS119に進められる。
ステップS107でNOの場合、又は、ステップS115でNOの場合には、車線判定部115によって、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定される(S119)。左側には車線変更先の車線はないと判定された場合(S119でNO)には、処理がステップS131に進められる。左側に車線変更先の車線が有ると判定された場合(S119でYES)には、第2後方検出部124によって、左側車線を走行している後方車両が有るか否かが検出される(S121)。左側車線を走行している後方車両が無いと判定された場合(S121でNO)には、処理が図4に示すステップS143に進められる。
左側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合(S123でYES)には、第2衝突判定部125によって、左側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が判定される(S125)。そして、第2禁止部126によって、ステップS125において判定された後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値(例えば、10%)未満であるか否かの判定が行われる(S127)。左側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が、閾値未満であると判定された場合(S127でYES)には、第2禁止部126によって、左側の車線への変更動作が許可され(S129)、処理が図4に示すステップS133に進められる。左側車線を走行している後方車両との衝突の可能性が、閾値以上であると判定された場合(S127でNO)、又は、ステップS119でNOの場合には、第2警報出力部118によって、ブレーキの操作を促す旨の警報が出力され(S131)、処理が終了される。
ステップS111でNOの場合、又は、ステップS117の処理が終了した場合には、図4に示すように、視線検出部113によって、運転者の視線の向きが検出される(S133)。そして、意志判定部114によって、ステップS133において検出された視線の向きがルームミラー又は右側サイドミラーであるか否かの判定が行われる(S135)。ルームミラー又は右側サイドミラーであると判定された場合(S135でYES)には、車線変更実行部116によって、右側車線への車線変更が行われ(S137)、処理が終了される。ルームミラー及び右側サイドミラーではないと判定された場合(S135でNO)には、意志判定部114によって、予め設定された所定時間(例えば、1秒)が経過したか否かの判定が行われる(S139)。所定時間が経過していないと判定された場合(S139でNO)には、処理がステップS133に戻され、ステップS133以降の処理が繰り返し実行される。所定時間が経過したと判定された場合(S139でYES)には、第1警報出力部117によって、車線を変更する必要がある旨の警報が出力され(S141)、処理が終了される。
ステップS123でNOの場合、又は、ステップS129の処理が終了した場合には、図4に示すように、視線検出部113によって、運転者の視線の向きが検出される(S143)。そして、意志判定部114によって、ステップS143において検出された視線の向きがルームミラー又は左側サイドミラーであるか否かの判定が行われる(S145)。ルームミラー又は左側サイドミラーであると判定された場合(S145でYES)には、車線変更実行部116によって、左側車線への車線変更が行われ(S147)、処理が終了される。ルームミラー及び左側サイドミラーではないと判定された場合(S145でNO)には、意志判定部114によって、予め設定された所定時間(例えば、1秒)が経過したか否かの判定が行われる(S149)。所定時間が経過していないと判定された場合(S149でNO)には、処理がステップS143に戻され、ステップS143以降の処理が繰り返し実行される。所定時間が経過したと判定された場合(S149でYES)には、第1警報出力部117によって、車線を変更する必要がある旨の警報が出力され(S151)、処理が終了される。
このようにして、先行車両との車間距離が検出され、検出された車間距離に基づいて、先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かが判定される(ステップS101、103)。そして、この車両が走行している車線の右側及び左側の少なくとも一方に、この車両の車線変更先となり得る車線があるか否かが判定される(ステップS105)。また、運転者の視線の向きが検出され、検出された視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かが判定される(ステップS133〜S139、ステップS143〜S149)。更に、車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
すなわち、運転者に車線を変更する意志がある場合には、車線を変更時の安全を確認する動作が行われるが、この動作が行われたか否かは、運転者の視線の向きによって判定することができるため、運転者の視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かを適正に判定することができるのである。このように、運転者に車線を変更する意志があるか否かを適正に判定することができ、更に、運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車線を変更するべく操舵が制御されるので、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができるのである。
また、車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、運転者に車線を変更する意志がないと判定された場合には、運転者に車線を変更する必要がある旨の警報が出力される(ステップS139、S149)ため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するために車線を変更することを促すことができる。
更に、車両が走行している車線の右側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の右側車線を走行している後方車両の有無が検出される(ステップS111)。そして、後方車両が無いと判定された場合に、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。
加えて、検出された視線の向きが、ルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合(ステップS135でYES)に、運転者に車線を変更する意志があると判定されるため、運転者に右側車線へ車線変更する意志が有るか否かを確実に判定することができる。
すなわち、右側車線へ車線変更する場合には、運転者は、ルームミラー又は右側サイドミラーを介して、右側車線を走行している後方車両の有無及び位置等を確認するため、運転者の視線がルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合には、運転者に右側車線へ車線を変更する意志があると判定することができるのである。
また、右側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合(ステップS111でYES)に、この後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値以上であるか否かが判定される(ステップS115)。そして、衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合(ステップS115でNO)には、右側の車線への変更動作が禁止されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。また、衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合(ステップS115でYES)には、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
更に、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合(ステップS119でNO)には、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報が出力される(ステップS131)ため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することを促すことができる。
すなわち、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合には、先行車両との衝突を回避するために安全に車線変更を行うことはできないので、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することが好ましいのである。
加えて、車両が走行している車線の左側に、車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合(ステップS119)に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無が検出される(ステップS123)。そして、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、左側車線を走行している後方車両が無いと判定された場合(ステップS123でNO)に、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるので、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
また、検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定される(ステップS145)ため、運転者に左側車線へ車線変更する意志が有るか否かを確実に判定することができる。
すなわち、左側車線へ車線変更する場合には、運転者は、ルームミラー又は左側サイドミラーを介して、左側車線を走行している後方車両の有無及び位置等を確認するため、運転者の視線がルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合には、運転者に左側車線へ車線を変更する意志があると判定することができるのである。
更に、左側車線を走行している後方車両が有ると判定された場合に、後方車両との衝突の可能性が判定され、判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かが判定される(ステップS127)。そして、衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合には、左側の車線への変更動作が禁止されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避することができる。また、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合(ステップS127でYES)には、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵が制御されるため、車線変更に伴う後方車両との衝突等を回避しつつ、運転者の意図に合致した車線変更を行うことができる。
加えて、車線を変更する必要があると判定され、右側の車線への変更動作が禁止されると共に、左側の車線への変更動作が禁止された場合(ステップS127でNO)に、先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報が出力される(ステップS131)ため、運転者に対して、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することを促すことができる。
すなわち、車線を変更する必要があると判定されると共に、右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、左側の車線への変更動作が禁止された場合には、先行車両との衝突を回避するために安全に車線変更を行うことはできないので、先行車両との衝突を回避するためにブレーキを操作することが好ましいのである。
なお、本発明に係る操舵制御装置は、上記実施形態に係る操舵制御ECU1に限定されず、下記の形態でも良い。
(A)本実施形態においては、操舵制御ECU1が、機能的に、先行車両検出部111、車線変更要否判定部112、視線検出部113、意志判定部114、車線判定部115、車線変更実行部116、第1警報出力部117、第2警報出力部118、第1後方検出部121、第1衝突判定部122、第1禁止部123、第2後方検出部124、第2衝突判定部125、第2禁止部126等を備える場合について説明したが、先行車両検出部111、車線変更要否判定部112、視線検出部113、意志判定部114、車線判定部115、車線変更実行部116、第1警報出力部117、第2警報出力部118、第1後方検出部121、第1衝突判定部122、第1禁止部123、第2後方検出部124、第2衝突判定部125、及び、第2禁止部126の内、少なくとも1の機能部が、電気回路等のハードウェアによって構成されている形態でも良い。
(B)本実施形態においては、操舵制御ECU1が、車線変更先として、左側車線よりも右側車線を優先する場合について説明したが、操舵制御ECU1が、逆に、車線変更先として、右側車線よりも左側車線を優先する形態でも良いし、操舵制御ECU1が、車線変更先として、右側車線と左側車線とを同等に取り扱う形態でも良い。
具体的には、操舵制御ECU1が、まず、右側車線への車線変更の可否を判定して、右側車線への車線変更が不可のときに、左側車線への車線変更の可否を判定する場合について説明したが、操舵制御ECU1が、逆に、左側車線への車線変更の可否を判定して、左側車線への車線変更が不可のときに、右側車線への車線変更の可否を判定する形態でも良い。
本発明は、例えば、車両が走行する車線を変更するべく該車両の操舵を制御する操舵制御装置に適用することができる。
本発明に係る操舵制御装置の周辺機器の一例を示すブロック図 操舵制御ECUの機能構成の一例を示すブロック図 図2に示す操舵制御ECUの動作の一例を示すフローチャート(前半部) 図2に示す操舵制御ECUの動作の一例を示すフローチャート(後半部)
符号の説明
1 操舵制御ECU(操舵制御装置)
111 先行車両検出部(先行車両検出手段の一部)
112 車線変更要否判定部(車線変更要否判定手段)
113 視線検出部(視線検出手段)
114 意志判定部(意志判定手段)
115 車線判定部(車線判定手段)
116 車線変更実行部(車線変更実行手段の一部)
117 第1警報出力部(第1警報出力手段の一部)
118 第2警報出力部(第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部)
121 第1後方検出部(第1後方検出手段の一部)
122 第1衝突判定部(第1衝突判定手段)
123 第1禁止部(第1禁止手段)
124 第2後方検出部(第2後方検出手段の一部)
125 第2衝突判定部(第2衝突判定手段)
126 第2禁止部(第2禁止手段)
2 入力機器
21 前方レーダセンサ(先行車両検出手段の一部)
22 車速センサ
23 白線検出カメラ
24 ドライバモニタカメラ
25 後方レーダセンサ(第1後方検出手段の一部、第2後方検出手段の一部)
3 出力機器
31 ステアリングECU(車線変更実行手段の一部)
32 ターンシグナルランプ
33 モニタ(第1警報出力手段の一部、第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部)
34 スピーカ(第1警報出力手段の一部、第2警報出力手段の一部、第3警報出力手段の一部)

Claims (17)

  1. 車両が走行する車線を変更するべく該車両の操舵を制御する操舵制御装置であって、
    先行車両との車間距離を検出する先行車両検出手段と、
    前記先行車両検出手段によって検出された車間距離に基づいて、前記先行車両との衝突を回避するために車線を変更する必要があるか否かを判定する車線変更要否判定手段と、
    該車両が走行している車線の右側及び左側の少なくとも一方に、該車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する車線判定手段と、
    運転者の視線の向きを検出する視線検出手段と、
    前記視線検出手段によって検出された視線の向きに基づいて、運転者に車線を変更する意志があるか否かを判定する意志判定手段と、
    前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線判定手段によって車線変更先となり得る車線があると判定された場合には、前記意志判定手段によって運転者に車線を変更する意志があると判定された場合に限って、車両が走行している車線の右側又は左側の車線に変更するべく操舵を制御する車線変更実行手段と、を備える操舵制御装置。
  2. 前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、且つ、車線判定手段によって車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、前記意志判定手段によって運転者に車線を変更する意志がないと判定された場合には、運転者に車線を変更する必要がある旨の警報を出力する第1警報出力手段を備える請求項1に記載の操舵制御装置。
  3. 前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の右側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の右側車線を走行している後方車両の有無を検出する第1後方検出手段を備え、
    前記第1後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項1に記載の操舵制御装置。
  4. 前記意志判定手段は、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び右側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する、請求項3に記載の操舵制御装置。
  5. 前記第1後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性が、予め設定された閾値以上であるか否かを判定する第1衝突判定手段と、
    前記第1衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作を禁止する第1禁止手段と、を備え、
    前記第1衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の右側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項3に記載の操舵制御装置。
  6. 前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定されると共に、前記第1禁止手段によって前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線が無いと判定された場合に、前記先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する第2警報出力手段を備える請求項5に記載の操舵制御装置。
  7. 前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無を検出する第2後方検出手段を備え、
    前記第1禁止手段によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記第2後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項5に記載の操舵制御装置。
  8. 前記意志判定手段は、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する、請求項7に記載の操舵制御装置。
  9. 前記第2後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性を判定する第2衝突判定手段と、
    前記第2衝突判定手段によって判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作を禁止する第2禁止手段と、を備え、
    前記第1禁止手段によって右側の車線への変更動作が禁止され、且つ、前記第2衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項7に記載の操舵制御装置。
  10. 前記車線変更要否判定手段によって車線を変更する必要があると判定され、前記第1禁止手段によって前記車線変更実行手段による右側の車線への変更動作が禁止されると共に、前記第2禁止手段によって前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作が禁止された場合に、前記先行車両との衝突を回避するためのブレーキの操作を促す旨の警報を出力する第3警報出力手段を備える、請求項9に記載の操舵制御装置。
  11. 前記車線判定手段によって該車両が走行している車線の左側に、該車両の車線変更先となり得る車線があると判定された場合に、車両が走行している車線の左側車線を走行している後方車両の有無を検出する第2後方検出手段を備え、
    前記第2後方検出手段によって後方車両が無いと判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項1に記載の操舵制御装置。
  12. 前記意志判定手段は、前記視線検出手段によって検出された視線の向きが、ルームミラー及び左側サイドミラーの少なくとも一方を向いている場合に、運転者に車線を変更する意志があると判定する、請求項11に記載の操舵制御装置。
  13. 前記第2後方検出手段によって後方車両が有ると判定された場合に、該後方車両との衝突の可能性を判定する第2衝突判定手段と、
    前記第2衝突判定手段によって判定された衝突の可能性が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合に、前記車線変更実行手段による左側の車線への変更動作を禁止する第2禁止手段と、を備え、
    前記第2衝突判定手段によって衝突の可能性が予め設定された閾値未満であると判定された場合に、前記車線変更実行手段は、車両が走行している車線の左側の車線に変更するべく操舵を制御する、請求項11に記載の操舵制御装置。
  14. 前記先行車両検出手段は、更に、先行車両との相対速度を検出し、
    前記車線変更要否判定手段は、前記先行車両検出手段によって検出された車間距離及び相対速度に基づいて、車線を変更する必要があるか否かを判定する、請求項1に記載の操舵制御装置。
  15. 前記車線判定手段は、カメラを介して路面の画像情報を取得し、取得された画像情報に基づいて、車両の車線変更先となり得る車線があるか否かを判定する、請求項1に記載の操舵制御装置。
  16. 前記視線検出手段は、カメラを介して運転者の顔の画像情報を取得し、取得された画像情報に基づいて、運転者の視線の向きを検出する、請求項1に記載の操舵制御装置。
  17. 前記カメラは、運転者の脇見状態及び閉眼状態の少なくとも一方を検出する目的で配設されている、請求項16に記載の操舵制御装置。
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