JP2009279979A - 荷油管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンカー及びケミカルタンカーの船舶内に溜まる残油を少なくし、また、溜まった残油を速やかに陸上に移送して、荷役時間を長時間化しない荷油管装置を提供する。
【解決手段】タンカー及びケミカルタンカーの各液体貨物槽に貨物を積込み・荷揚げする荷油ポンプシステムに加え、吸引システム及び加圧システムを備えたことを特徴とする荷油管装置。前記吸引システム及び加圧システムは、加圧または負圧タンク構造のタンク2、バキュームポンプVP及びストロー管5からなり、前記各液体貨物槽内のサクションウエルS2、S3内の残油を当該タンクに吸引可能としたものである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、タンカー及びケミカルタンカーの液体貨物を積降しする荷油管装置、特に、タンカー及びケミカルタンカーの各所に残置される残油を極力少なくして回収可能とする荷油管装置に関する。
タンカー及びケミカルタンカーの液体貨物を陸上に荷揚げをした際には、荷揚げ後に船内配管装置である液体貨物槽、吸引管、吐出管並びにストレーナ内及び荷油ポンプ内に残る液体貨物の残油を回収しなければならず、そのため荷油管装置と称される装置が使用される(特許文献1参照)。
この種のタンカー及びケミカルタンカーの類いの船舶(載貨重量5万卜ンクラス)においては、液体貨物槽を10〜12からなる十数個の液体貨物槽(タンク)を有しており、一般的には、4種類の液体貨物をそれぞれの系統別で積降可能な構造を有する。
図3は、この種の一般的タンカーまたはケミカルタンカーのタンク配置構造及びポンプ室に荷油ポンプ101を有する基本的な荷油管装置の概略構成図であり、図3は、4系統の積み降ろし系統のうちの一系統のみを示している。
図3中、符号Cは液体貨物区域で、液体貨物槽8CT、9CT、10CT、・・・であり、液体貨物区域前半の液体貨物槽は省略されて記載されている。また、符号Pはポンプ室であり、V1、V2、V3、・・・は各バルブである。さらに、符号101は、荷油ポンプ、102は、ストレーナ、103は、吸引管、104は、吐出管、105は、マニホールド、106は、張込管、107は、残油ポンプ、108は、残油吸引管、B2、B3、・・・は、ベルマウス、S2、S3、・・・は、各液体貨物槽8CT、9CT、10CT、・・・に設けられるサクションウエルである。
図3に示すように、ボンプ室Pには、数台(通常は4台程度)の荷油ポンプ101が据え付けられている。なお、図3は、前述したように、構成を明瞭にするため、一系統の荷油ポンプ101を1台(1組)のみ示している。
該荷油ポンプ101は、吸引側にストレーナ102を介し、前記液体貨物区域Cの吸引管103に接続され、吐出側は吐出管104に接続され、ポンプ室を立上り、上甲板Uの略中心付近まで導かれ、マニホールド105を形成している。
また、マニホールド105からの分岐管には、張込管106が接続されており、該張込管106は液体貨物槽(例えば、液体貨物槽8CT、10CT)を垂下して前記吸引管103に接続されている。
所定の液体貨物槽8CT、10CTに液体貨物を積込む場合は、陸上設備からマニホールド105に荷役ホースが接続され(図面省略)、液体貨物は、バルブV1を介して張込され、吸引管を流れ、所定のバルブV2,V3を開放することにより、所定の液体貨物槽8CT、10CTに積込まれる。
液体貨物を荷揚げする場合には、該荷油ポンプ101からストレーナ102を介して、液体貨物区域Cに区画された所定の液体貨物槽8CT、10CTから吸引管103を用いて、所定のバルブV2、V3を開放することにより、各ベルマウスB2、B3から吸引し、荷油ポンプ101に液体貨物を吸引する。荷油ポンプ101により吸引された液体貨物は吐出管104を用いマニホールド105まで移送し、陸上に荷揚げする。
この場合、前記吸引管103が大口径あればあるほど、液体貨物槽8CTのサクションウエルS2、S3、・・・、吸引管103、吐出管104並びにストレーナ102及び荷油ポンプ101の液体貨物の残油が多く残り、この残油量は、吸引管103の口径、荷役時間、液体貨物槽8CT、9CT、・・・の容量および荷油ポンプ101の容量で必然的に決まる。
この種の荷油管装置としては、従来は、前記荷油ポンプ101の容量の1/10程度の容量の残油ポンプ107を設け、液体貨物槽8CTのサクションウエルS2、吸引管103、吐出管104並びにストレーナ102内及び荷油ポンプ101内の液体貨物の残油を回収していた。
しかしながら、各ベルマウスB2、B3から空気が吸い込まれると、前記荷油ポンプ101は空転し、吸い込み機能が機能しなくなる。そして、前記荷油ポンプ101が停止すると、液体貨物の残油は、それぞれ低い所に自然落下して溜る。各バルブV2,V3から先端の残油は、各サクションウエルS2、S3、・・・に落ちて溜まる。すなわち、前記吸引管103内の残油はストレーナ102内に落ち、前記吐出管104内の残油は、液体貨物ポンプ(図示外)内又はストし一ナ102内に順次落ちて行く。
残油ポンプ107は、各部位に落ちた残油を回収するためのものであり、各液体貨物槽8CT、10CTのサクションウエルS2、S3には、残油吸引管108が配管されて、前記ストレーナ102の底部及び荷油ポンプ101の底部に、当該残油回収管108が配管されている。残油ポンプ107を駆動し、バルブV12、V13、V14、V15、V16、V17、を開放することにより、各部位の残油が回収され、上甲板Uのマニホールド105に移送され、陸揚げされる。
ところが、昨今の海上汚染の環境問題が議論されるに伴い、残油をなるべく少量とすべきことが望まれ、残油を多く(150L以上)残すことに対しては、厳しく規制されることとなり、上述した従来の荷油管装置の技術では、150L以下、特に、75L以下の残量とすることが困難であった。
前記残油ポンプ107の容量を小さくすれば、あるいは少量の残油とすることが可能であるかもしれないが、残油ポンプの容量を小さくすることは、その荷役時間(残油回収時間も含む)が長くなり、バースに長時間停泊することとなる結果を招来する。また、残油ポンプ107は、この種の船舶において荷油ポンプ101を含め、渦巻式のポンプが使用されており、機能的には吸引力はゼロであり、他の容積型のポンプを使用したとしても吸引力は最大5mTH程であり、機能的な限界があった。
特開2005−1830
本願各請求項に係る発明は、このような従来技術上の問題点に鑑みて、ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)を用いて、このタンクを順次作動させることにより大きい吸引力(20mTH)で、各所に溜まる残油を回収しようとするものであり、結果的にタンカー及びケミカルタンカーの船舶内に溜まる残油を少なくし、また、溜まった残油を速やかに陸上に移送して、荷役時間を長時間化しない荷油管装置の提供を目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、タンカー及びケミカルタンカーの各液体貨物槽に貨物を積込み・荷揚げする荷油管装置において、前記各液体貨物槽に貨物を積込み・荷揚げする荷油ポンプシステムに加え、吸引システム及び加圧システムを備えたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係る荷油管装置において、前記吸引システムは、加圧または負圧タンク構造のタンク、バキユームポンプ及びストロー管からなり、前記各液体貨物槽内のサクションウエル内の残油を当該タンクに吸引可能としたものであることを特徴とする。
さらに、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1または請求項2に係る荷油管装置において、前記加圧システムは、空気取込口を備え、船内または船外に配置される圧縮ポンプから当該空気取込口に圧縮空気または加圧N2ガスを各液体貨物槽に張込み可能とする一方、前記タンク内の残油を空気圧またはガス圧により船外に排出可能としたことを特徴とする。
また、本願請求項4に係る発明は、前記請求項2または請求項3に係る荷油管装置において、前記加圧または負圧タンク構造のタンクは、内部にストレーナを有することを特徴とする。
本願各請求項に係る発明によれば、次のような特有の効果を奏することができる。
(1)大きい吸引力(20mTH)を有する荷油ポンプを使用するにも拘わらず、大きな吸引力のポンプが回避できにくかった残油量の軽減を図ることができる。(2)大きな吸引力の荷油ポンプを使用するので、液体貨物の積み込み積み降ろし時間は短縮でき、バースへの停留時間の軽減を図ることができる。
(3)液体貨物を輸送するタンカー及びケミカルタンカー等において、荷油配管の各部装置に残留する残油量を極めて少量とすることができる。これは、上記大きい吸引力を有する荷油ポンプを使用することによっても達成しうる。したがって、最大75L/1TK以下とすべき船級規格に充分耐えうる性能を保つことができる。
(4)このことは、海上汚染の環境問題の解決に役立つ。
(5)残液の回収が早まるので、トータルの荷役時間が短くなり、荷役効率の向上が図れる。
(6)従来の荷油管装置の技術に対して、僅かな変更を加えるだけで、上記性能を達成することができる等の効果を奏する。
本願各請求項に係る発明を実施するための最良の形態である荷油管装置の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、上記一実施例に係る荷油管装置の実施例1の概略を示す図であり、図1中、符号2は、ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)、3は、ストレーナ、5は、ストロー管、6は、前記張込管106に設けられた空気取込口、10は、残油管、1は、本実施例に係る荷油管装置、VPは、バキユームポンプを示す。また、図1の符号において、図3に示したものと同じ部材は、図3と同じ符号で示す。
本願実施例1に係る荷油管装置1は、前記ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2を使用することに特徴があり、同タンク2は、一体として密閉されたタンク構造であり、本願実施例1に係る荷油管装置1は、同タンク2を使用し、船内各部に残る残油状況によって、順次後述の動作を行わせしめることによって、船内の各部に残る残油を船外に排出させるというものである。
このストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2の作動は大きく分けて次の構成からなる。すなわち、本願実施例1に係る荷油管装置1は、概念的に、荷油ポンプシステム、吸引システム及び加圧システムから構成され、これらの各システムを組み合わせ、かつ、それらを順次作動させることにより、結果的に、船内の各部に少量の残油を残すだけとし、殆どの量の液体貨物を陸揚げでき、また、液体貨物の荷揚げ時間を長時間化せずに、残油の回収も速やかに行なおうとするものである。
すなわち、本実施例1においては、ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2として説明するが、ストレーナ機能は、必ずしも必須ではない。すなわち、当該タンク外に別途ストレーナを設けても良いものであるが、本実施例1においては、当該タンク内にストレーナを設けたストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2として、説明する。
図2は、本実施例1に係る荷油管装置1に使用される前記ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2の機能説明図である。図2中(a)は、ストレーナ3を使用し、荷油ポンプシステムとして使用する場合、同(b)は、負圧をかけて負圧タンクとして使用する場合、同(c)は、圧力タンクとして使用する場合を示している。
荷油ポンプシステムとして使用される場合について説明すると、この機能及びそこで使用される部材は、従来の荷油管装置の技術と略同様であり、前記荷油ポンプ101は、吸引側にストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2を介し、液体貨物区域の吸引管103に接続され、吐出側は吐出管104に接続され、ポンプ室Pを立上り、上甲板Uの略中心付近まで導かれ、マニホールド105を形成している。また、マニホールド105からの分岐管には、張込管106が接続されており、該張込管106は液体貨物槽8CT、10CT、・・・を垂下して吸引管103に接続されている。
所定の液体貨物槽8CT、10CTに積込む場合は、陸上設備からマニホールド105に荷役ホースが接続され(図面省略)、液体貨物は、バルブV1を介して張込し、吸引管103を流れ、所定のバルブV2,V3を開放することにより、所定の液体貨物槽8CT,10CTに積込まれる。
液体貨物を荷揚げする場合には、該荷油ポンプ101からストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2のストし一ナ3を介して、液体貨物区域Cに区画された所定の液体貨物槽8CT、10CT、・・・から前記吸引管103を用いて、所定のバルブV2,V3を開放することにより、各ベルマウスB2、B3から吸引し、荷油ポンプ101に液体貨物を吸引する。
荷油ポンプ101により吸引された液体貨物は吐出管104を用いマニホールド105まで移送され、陸上に荷揚げするようになっている。
このように、本実施例に係る荷油管装置1を荷油ポンプシステムとして使用する場合には、当該ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2を、図2(a)に示すように、その底部の前記吸引管103と、他方に接続される前記吐出管104だけを開放し、他のバルブは閉鎖しておき、前記荷油ポンプ101を駆動して液体貨物槽8CT、10CT内の液体貨物の陸揚げを行う。前記吸引管103から吸引された液体貨物は、前記ストレーナ3によって、浮遊物が除去され、吐出管104から前記マニホールド105に導かれ、陸揚げされる。
次に、吸引システムについて説明すると、液体貨物の陸揚げが終了すると、前述するように、船内の各部に残油として残ることとなり、その残油に対しては、図2(b)に示すように、前記同様各バルブを閉鎖し、前記各サクションウエルS2、S3、・・・に接続される前記残油吸引管5だけ開けておいて、前記バキュームポンプVPを作動させて、該ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2の頭部から負圧をかける。そうすると、当該タンク2内は負圧となり、圧力の高い各液体貨物槽8CT、10CTに残存する残油を同タンク2内に吸い込まれる。
すなわち、本実施例に係る荷油管装置1には、バキユームポンプVPが配置され、前記ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2及び前記ストロー管5で構成されている。ストし一ナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2は、バキユームポンプVPで、−2kg/cmG(20mTH)まで、負圧にする。ストロー管5は所定の液体貨物槽(タンク)8CTのサクションウエルS3に配管され、吸引口はストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2の中腹に配管されている。ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2が負圧になった時点で所定の液体貨物槽8CTに配管されたストロー管5のバルブV21、V22およびバルブV20を開放することにより、所定のサクションウエルS2、S3の残油はストレ一ナ兼圧力タンク(負圧夕ンクも兼ねる)2に吸引され、該ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2内に溜る。このようにすることにより、各配管内や各サクションウエルS2、S3、・・・内の残油をだ押タンク2内に引き込むことができる。しかしながら、同タンク2に負圧をかけただけでは、同タンク2内に残存する残油を船外に排出することはできない。
そこで、今度は、前記吸引管103を開放し、さらに、前記残油管10以外はすべて閉鎖して、該吸引管103に対し、これに接続される前記張込管106から圧縮空気を掛けると、同タンク2は圧力タンクとして機能することとなる。すなわち、前記ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2は、前記加圧システムとして機能させる。これについて説明すると、上甲板Uの張込管106に圧縮空気取込口6が設けられ、該張込管106は吸引管103に接続され、ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2に接続されている。該ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2の底部には残油管10が設けられ、ポンプ室Pを立上り、上甲板Uをマニホールド105まで配管され接続されている。
該ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)2を密閉し、張込管106及び吸引管103から圧縮空気又はNガスを張込み、バルブV4を開放し、バルブV30を開放することにより、残油は、残油管10により、ポンプ室Pを立上り、マニホールド105まで移送され、同タンク2の底部の残油管10から、同タンク2内に存する残油を前記目にホールド105を通じて船外に排出される。
尚、本実施例1に使用したストレ一ナ兼圧力タンク(負圧夕ンクも兼ねる)2は、ストレーナ機能が必須というものではなく、各液体貨物槽の荷揚げ後に各槽内のサクションウエルや荷油ポンプ等の各装置内に残置される残油を収容できる容量の大きさであれば足り、かつ、所定の吸引バキュームに耐えうる負圧タンクとしての機能を有し、また、所定を圧縮空気または加圧N2ガスのガス圧に耐えうる加圧タンクとして機能を備えるものであれば、材質の如何を問わない。
本願発明は、タンカー及びケミカルタンカーの液体貨物を積降しする荷油管装置に関する。
図1は、荷油管装置の本実施例1の概略を示す図である。 図2は、本実施例1に係る荷油管装置に使用される前記ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)の機能説明図である。 図3は、一般的タンカーまたはケミカルタンカーのタンク配置構造及びポンプ室に荷油ポンプを有する基本的な荷油管装置の概略構成図である。
符号の説明
1 荷油管装置
2 ストレーナ兼圧力タンク(負圧タンクも兼ねる)
3 ストレーナ
5 ストロー管
6 圧縮空気取込口
106 残油管
8CT,10CT 荷油槽
101 荷油ポンプ
102 ストレーナ
103 吸引管
104 吐出管
105 マニホールド
106 張込管
107 残油ポンプ
108 残油吸引管
B2、B3、 ベルマウス
C 液体貨物区域
P ポンプ室
S2、S3、・・ サクションウエル
U 上甲板
V1、V2、V3、・・・ バルブ
VP バキユームポンプ

Claims (4)

  1. タンカー及びケミカルタンカーの各液体貨物槽に貨物を積込み・荷揚げする荷油管装置において、
    前記各液体貨物槽に貨物を積込み・荷揚げする荷油ポンプシステムに加え、吸引システム及び加圧システムを備えたことを特徴とする荷油管装置。
  2. 前記吸引システムは、加圧または負圧タンク構造のタンク、バキユームポンプ及びストロー管からなり、前記各液体貨物槽内のサクションウエル内の残油を当該タンクに吸引可能としたものであることを特徴とする請求項1に記載の荷油管装置。
  3. 前記加圧システムは、空気取込口を備え、船内または船外に配置される圧縮ポンプから当該空気取込口に圧縮空気または加圧N2ガスを各液体貨物槽に張込み可能とする一方、前記タンク内の残油を空気圧またはガス圧により船外に排出可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷油管装置。
  4. 前記加圧または負圧タンク構造のタンクは、内部にストレーナを有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の荷油管装置。
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