JP2009279709A - コイルばねの両端研削機 - Google Patents

コイルばねの両端研削機 Download PDF

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Abstract

【課題】 効率よくばねを冷却しながら両端面の研削が可能なコイルばねの両端研削機の提供。
【解決手段】 互いの端面が対向した状態で共に回転し少なくともその一方が砥石軸線方向に切込移動可能な1対の砥石車20,21と、外周に沿ってコイルばね保持穴62Aが砥石軸線方向に貫通して設けられたコイルばね案内盤62と、コイルばね保持穴62Aを砥石間領域R1にかかるようにコイルばね案内盤62を進退させるコイルばね案内盤移動機構50と、砥石車20,21の研削面20a,21aと略同一面の摺動面を有し、内部に冷却媒体を通過可能な流路75p,55pが形成されて、摺動面同士を対向して設けた冷却プレート75A,75B及び55A,55Bとを備え、両端が研削されたコイルばね90が、冷却された冷却プレートの摺動面の間を押圧されて通過するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、コイルばねの両端面研削に関する。詳しくは、コイルばねを冷却しながら研削するコイルばねの両端面研削に関する。
コイルばねの両端面研削において、砥石間を連続又は間欠的に長時間通過させてコイルばねの両端面を研削するときに、砥石研削面での研削による発熱によりコイルばねの端面が高温になり、硬度や機械的性質が変化したりコイル形状が変形する場合がある。特に、生産性を上げるために、研削代を大きくしたり砥石回転を高速にするとその傾向が著しくなる。
その対策として、コイルばねが端部から徐々に研削される研削範囲に冷却液を供給する手段を設け、それにより被研削ばねの熱の発生を防ぎまたは根本的に減少させて、機械を通るばねの供給速度を高くするようにした研削装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この研削装置は、図10に示すように、冷媒ノズル45がそれぞれの研削ユニットに取付けられ、ベルトの走行部の間に供給されてコイルばねの端部が研削される研削範囲の研磨ベルト走行部に冷媒を供給するものである。この研削装置は、研削範囲の研磨ベルト走行部に冷却液を供給するが、その冷却液の回収・処分等の後処理や研削後のばねの洗浄や乾燥等の後処理が必要になるという欠点があった。
またその他の対策として、研磨キャリアのポケットに保持されている自動車用弁ばねを、研磨キャリアの回転に伴い、一対のCBN砥石の間に連続的に複数回通過させ、その間に一方の砥石を軸方向に移動させて自動車用弁ばねの両端面を一対のCBN砥石によりダウンフィード研磨するとともに、CBN砥石の台座部にアルミニュウム合金等の軽合金を用い、その台座部の中心部に空気供給源に連結される円孔部を形成した研磨装置が知られている(例えば特許文献2参照)。この研磨装置は、CBN砥石の台座部の中心部の円孔部から空気供給源よりの冷却用エアーを吹出し、この冷却用エアーにより台座部および砥石部を冷却するように構成されている。
すなわち、放熱性に優れたCBN砥石を使用し、ダウンフィード研磨することにより研磨熱を抑えるとともに、CBN砥石の台座部に放熱性に優れたアルミニュウム合金等の軽合金を用い、かつ、その台座部中心部の円孔部から冷却用エアーを吹き出し、CBN砥石の台座部及び砥石部を冷却して、研磨による研磨熱を抑えるというものである。
しかし、この研磨装置は、砥石やその台座部の材質が特に放熱性に優れていない材質のものを使用した場合には、研磨熱を効率よく放熱することができないという欠点があった。
特開昭61−203257号公報 特開2002−103189号公報
本発明が解決しようとする問題点は、コイルばねの両端面研削において、冷却液の回収・処分等の後処理や研削後のばねの洗浄や乾燥等の後処理が必要なく、また、放熱性に優れた材質の砥石や台座部に限定されることなく、効率よくばねを冷却しながら両端面の研削が可能なコイルばねの両端研削機を提供することである。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、コイルばねの両端部を加工するコイルばねの両端研削機において、互いの端面が対向した状態で共に回転し少なくともその一方が砥石軸線方向に切込移動可能な1対の砥石車と、外周に沿ってコイルばね保持穴が砥石軸線方向に貫通して設けられたコイルばね案内盤と、コイルばね保持穴が両砥石車の間の砥石間領域にかかるようにコイルばね案内盤を進退させるコイルばね案内盤移動機構と、砥石車の研削面と略同一面の摺動面を有し、内部に冷却媒体を通過可能な流路が形成されて、砥石車それぞれに並置してかつ摺動面同士を対向して設けた冷却プレートと、対向して設けた冷却プレートの流路に冷却媒体を通過させる冷却装置と、を備え、コイルばね保持穴に保持されてコイルばね案内盤の進退に伴い移動するコイルばねが、砥石車の対向する研削面の間の砥石間領域を押圧されて通過しながら両端が研削されたあとに、続いて冷却プレートの対向する摺動面の間を押圧されて通過しながら冷却されるようにしたことを最も主要な特徴とする。
更に、請求項2に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、砥石軸線方向に切込移動可能な砥石車に並置の冷却プレートは、当該砥石車と一体で砥石軸線方向に切込移動可能であることを特徴とする。
更に、請求項3に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、砥石軸線方向に切込移動可能な砥石車に並置の冷却プレートは、当該砥石車に対して砥石軸線方向の位置が調整可能であることを特徴とする。
更に、請求項4に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、冷却媒体は、冷却装置により冷却されたあと冷却プレートの流路に供給されることを特徴とする。
更に、請求項5に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、冷却媒体は、液体又は気体であることを特徴とする。
更に、請求項6に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、コイルばねを研削加工完了後に自動排出する自動排出手段を備えることを特徴とする。
更に、請求項7に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、コイルばね案内円盤のコイルばね保持穴に研削加工前のコイルばねを自動供給するコイルばね自動供給手段を備えることを特徴とする。
更に、請求項8に記載の発明に係るコイルばねの両端研削機は、両砥石車の間の砥石間領域にはコイルばねの両端部に向かって冷却媒体を噴射可能にノズルを設けたことを特徴とする。
請求項1の発明のコイルばねの両端研削機は、コイルばね保持穴に保持されてコイルばね案内円盤の回転に伴い移動するコイルばねが、砥石車の対向する研削面の間を押圧されて通過しながら両端が研削されたあとに、続いて対向する冷却プレートの摺動面の間を押圧されて通過しながら冷却されるので、研削によって発熱したコイルばねは、研削後直ちに、コイルばねの両端面を冷却プレートにより直接に冷却することができるので、効率よくコイルばねの温度上昇を抑えることができるという利点がある。その結果、研削代を大きくしたり砥石回転を高速にすることができ、コイルばねの両端研削の生産性が向上する。
更に、請求項2の発明は、砥石車の切り込み毎に砥石軸線方向の冷却プレートの位置調整をする必要がないという利点がある。
更に、請求項3の発明は、砥石車の研削面を再研して砥石車の研削面と冷却プレートの摺動面との相対位置が変わっても、砥石車の研削面に対する冷却プレートの摺動面位置を調整することにより元の相対位置を再現することができるという利点がある。
更に、請求項4の発明は、冷却媒体が冷却装置により冷却されたあと冷却プレートの流路に供給されるので、周囲温度より低い設定温度に冷却プレートを冷却することができるという利点がある。
更に、請求項5の発明は、周囲温度より低い設定温度に冷却された水等の液体や空気、炭酸ガス等の気体を、冷却プレートの内部に設けた流路に通すことにより、冷却プレートを効率よく冷却することができるので、対向する冷却プレートの摺動面の間を押圧されて通過するコイルばねを効率よく冷却することができるという利点がある。
更に、請求項6の発明は、コイルばねを研削加工完了後に自動排出する自動排出手段を備えたので、研削完了後のコイルばねを自動的に排出することができ、作業の効率が向上するという利点がある。
更に、請求項7の発明は、研削加工前のコイルばねをコイルばね案内円盤のコイルばね保持穴に自動供給することができ、作業の効率が向上するという利点がある。
更に、請求項8の発明は、両砥石車の間の砥石間領域にはコイルばねの両端部に向かって冷却媒体を噴射可能にノズルを設けたので、冷却媒体で直接コイルばねの両端部を冷却することができ、コイルばねを更に効率よく冷却することができるという利点がある。
本発明のコイルばねの両端研削機の一実施例について、図面1乃至6に基づき説明する。図1は、本発明のコイルばねの両端研削機の側面図である。図5は、その主要部を示す側面図である。
図1に示すようにコイルばね90の両端研削機10は、床上に設置されたフレーム12に一対の可動ベース部13A,13Bを備えている。フレーム12は上側のフレーム12Aと下側のフレーム12Bとで一体化された構成となっており、上側のフレーム12Aと上側の可動ベース部13Aとの間には、ボールねじ機構13Gと上下方向に延びたリニアガイド13R(図2参照)とが備えられている。そして、砥石上下駆動モータ13Mによりボールねじ機構13Gを作動して、可動ベース部13Aが上下の任意の位置に位置決めされる。また、下側のフレーム12Bと下側の可動ベース部13Bとの間にも、リニアガイド及びボールねじ機構(共に図示せず)とが備えられて、ボールねじを手動ハンドル(図示せず)により回動して、砥石車21の研削面21aを再研したときの研削面位置調整のために、上下の位置調整がされる。
可動ベース部13Aには鉛直方向に延びて軸受け部13a(図5参照)が設けられ、この軸受け部13aには駆動シャフト14Aが回転可能に軸支されている。駆動シャフト14Aの上端部に砥石駆動モータ15Aがプーリ及びベルト(共に図示せず)にて連結されている。上側の駆動シャフト14Aの下端部は軸受け部13aからわずかにはみ出しており、そのはみ出した下端部には、砥石車20が一体回転可能に固定されている。
下側の可動ベース部13Bには同様に鉛直方向に延びて軸受け部13bが設けられ、この軸受け部13bには、上側の駆動シャフト14Aと同軸上に駆動シャフト14Bが回転可能に軸支されている。その駆動シャフト14Bの下端部に砥石駆動モータ15Bがプーリ及びベルト(共に図示せず)にて連結されている。下側の駆動シャフト14Bの上端部は軸受け部13bからわずかにはみ出しており、そのはみ出した上端部には、砥石車21が一体回転可能に固定されている。
これら砥石車20,21は、共に円板状をなし、外径が同じになっている。また、これら砥石車20,21のうち互いに対向した研削面20a,21aは、共に砥石車20,21の回転軸(以下砥石軸ともいう)20J,21Jと直交した平坦面をなしている。
上側の可動ベース部13Aには、図1右側の機械前面側寄りにナット70Aが取り付けられ、このナット70Aに螺合してボールねじ70Bが鉛直方向に懸架している。図3に示すように、ボールねじ70Bは、上から順に、ねじ部70a、ねじ部より外径が大きな軸部70b、軸部より外径が小さい軸受け部70c、及び軸受け部より更に外径が小さい歯車取付部70dで構成されている。軸受け部70cにはその段付き面にスラストを受けて軸受け70eが取り付けられ、この軸受け70eを嵌合して回転自在にかつ軸方向に移動不可に、ギアボックス72が取り付けられている。ギアボックス72の上面にはカラー72aが固定され、このカラー72aには、ボールねじ70Bの軸部70bと軸受けを介して回転自在に円筒部材72bが取り付けられている。円筒部材72bの上部にはカラー72cが固定されている。このカラー72cとギアボックス72の前面側には、両端研削機前面上部を覆うように前面プレート73がボルトにより取り付けられ、前面プレート73とボールねじ70Bが一体で上下移動可能となっている。また、前面プレート73の下端には、左右中程に距離を置いて、前方へ水平に飛び出したブロック部73a,73aが設けられており、このブロック部73a,73a下面には、上側の砥石車20の研削面20aに下面を揃えて、左右に距離を置いて上側冷却プレート75A,75Bが水平に取り付けられている。上側冷却プレート75A,75Bは、砥石上下駆動モータ13Mによりボールねじ機構13Gを作動して、可動ベース部13Aが上下するとき、同時に上下することができる。
前面プレート73の両側には、鉛直方向の貫通穴74aが設けられたブロック74が取り付けられている。また、フレーム12Aの前面側両側面には、鉛直方向に伸びたガイドバー12Cが、フレーム12Aの側面とは距離をおいてそれぞれ設けられており、このガイドバー12Cにブロック74の貫通穴74aが勘合し摺動可能になっている。
また、ボールねじ70Bの歯車取付部70dにはウォームホイール71Bが取り付けられていて、このウォームホイール71Bに噛み合うように、ウォームねじを先端に設けたウォーム軸71A(図2参照)が、ギアボックス72の前面斜め方向から回転自在に取り付けられている。ウォーム軸71Aのウォームとは反対側にはハンドル78が取り付けられている。
ハンドル78を手回しすると、ウォーム軸71Aが回転しウォームねじと噛み合うウォームホイール71Bが回転する。ウォームホイール71Bが回転するとボールねじ70Bが回転し、ナット70Aに対して、ボールねじ70Bが上又は下へ移動する。それと同時に、ボールねじ70Bと一体でギアボックス72が上又は下へ移動し、ギアボックス72に固定されている前面プレート73が、フレーム12Aの両側面に取り付けられたガイドバー12C,12Cに案内されながら上又は下へ移動する。ハンドル78の手回しの回転方向によりこの上下方向が決定される。
そして、前面プレート73の下端に取付の冷却プレート75A,75Bの下面位置(以下摺動面位置ともいう)は、このハンドル78を手回しすることにより、上側の砥石車20の研削面20aに対する位置を調整することができる。そのため、砥石車20の研削面20aを再研して砥石車20の研削面20aと冷却プレート75A,75Bの摺動面との相対位置が変わっても、砥石車20の研削面20aに対する冷却プレート75A,75Bの摺動面位置を調整することにより元の相対位置を再現することができる。通常、冷却プレート75A,75Bの下面位置は、上側の砥石車20の研削面20aと略同一にしておく。
上側冷却プレート75A,75Bへのコイルばね90の進入位置には緩やかなテーパ75a、75bが設けられており、コイルばね90の移動がスムーズになるようになっている。
この冷却プレート75A,75Bそれぞれには、図4に示すように、開口部を持った流路75pが縦方向および横方向へ複数個穿孔されている。そして、流路の途中を埋め栓75u,75u,75u,75uで遮断したり、一部の開口部を埋め栓75v,75vで閉じたり、また残りの開口部の内両端を除く隣接する開口部同士をそれぞれパイプ76pで連結したりして、各流路75pがジグザグしながら一筋の流路になるように形成されている。また、開口部の内両端の開口部は図示しない冷却装置と、それぞれパイプ76a及びパイプ76bとで連結されている。
このような構成で、冷却装置から設定温度に下げられてパイプ76aを通って送られてくる冷却媒体は、冷却プレート75A,75Bの一筋の流路を通過したあと、パイプ76bを通って冷却装置へ戻される。この冷却媒体が冷却プレート75A,75Bを通過する間に冷却プレート75A,75Bは冷却される。
コイルばね端部加工機10には、砥石車20,21の間の砥石間領域R1にコイルばね90を通過させるためのコイルばね案内盤移動機構50が設けられている。コイルばね案内盤移動機構50は、フレーム12Bから側方に張り出した支持台51に取り付けられている。図1及び図6に示すように、支持台51の上面には、冷却プレート55A,55Bが取り付けられている。冷却プレート55Aは、図6に示すように砥石車21と、研削後のコイルばね90を排出するための排出シュート可動板55Sとで挟まれており、冷却プレート55Bは排出シュート可動板55Sに接して並んでL字状の形状をなしている。これら冷却プレート55A,55Bと排出シュート可動板55Sの上面は同一面になるよう調整されており、これらで形成される平面形状はコの字状の摺動面をなしている。また、これら冷却プレート55A,55B及び排出シュート可動板55Sの上面と、下側の砥石車21の端面21Aとは同一面になるよう手動ハンドルを回動して調整されている。また、冷却プレート55A,55Bそれぞれには、下側の砥石車21との干渉を避けるためにその砥石車21と同心かつ砥石車21より僅かに径が大きな円弧状の切欠部55rが備えられている。そして、下側の冷却プレート55A,55Bのコイルばね90が進入する側には緩やかなテーパ55a、55bが設けられており、コイルばね90の移動がスムーズになるようになっている。
この冷却プレート55A,55Bそれぞれには、図6に示すように、開口部を持った流路55pが縦方向および横方向へ複数個穿孔されている。そして、流路の途中を埋め栓55u,55uで遮断したり、一部の開口部を埋め栓55v,55vで閉じたり、また残りの開口部の内両端を除く隣接する開口部同士をパイプ56p,56p,56p,56pで連結したりして、各流路55pがジグザグしながら一筋の流路になるように形成されている。そして、開口部の内両端の残された開口部、すなわち、冷却プレート55Aの一番端の開口部及び冷却プレート55Bの一番端の開口部には、それぞれ図示しない冷却装置とパイプ56a,56bで連結されている。冷却装置から設定温度に下げられてパイプ56aを通って送られてくる冷却媒体は、冷却プレート55A,55Bの一筋の流路を通過したあと、パイプ56bを通って冷却装置へ戻される。この冷却媒体が冷却プレート55A,55Bを通過する間に冷却プレート55A,55Bは冷却される。
支持台51の下面には、テーブル回転駆動モータ57が固定されている。そのテーブル回転駆動モータ57の出力軸にキー結合されて連結された回転シャフト61は、支持台51に備えた貫通孔を通して上方に突出している。支持台51の上部には、支持スリーブが固定され、その内部には回転シャフト61がベアリングにて軸支されている。回転シャフト61の上端部は、支持台51の上面に取り付けられた冷却プレート55A,55Bの上面より上面を高くして鍔部61Bが露出して形成されている。この鍔部61Bの上方には、鍔部61Bより外径の小さい円柱部61Cが突出している。そして、この円柱部61Cに挿入されて鍔部61Bの上面に回転テーブル62(本発明のコイルばね案内盤)が固定されている。
回転テーブル62は円板となっていて、一部が砥石車20,21の間の砥石間領域R1にかかるように、他は冷却プレート55A,55B及び排出シュート可動板55Sでなすコの字状の摺動面上に収まように配置されている。また、回転テーブル62には、外周に沿ってコイルばね保持穴62Aが等間隔に砥石軸線方向に貫通して設けられている。このような構成で、回転テーブル62は、テーブル回転駆動モータ57の駆動により、間欠の回転や連続の回転が可能となっている。
コイルばね案内盤移動機構50に対して砥石車20,21と反対側には、図示しないばね送給装置が設けられている。ばね送給装置から取り出し位置42に位置決めされたコイルばね90を順次各コイルばね保持穴62Aに移動するために、ばねフィーダ46(本発明のコイルばね自動供給手段)が設けられている(図1参照)。ばねフィーダ46は、取り出し位置42の上方に配置された架台46Aの側面部にスライダ45を備えている。そして、スライダ45は、回転テーブル62及び取り出し位置42の上方に位置した間で、水平方向に直動して回転テーブル62と取り出し位置42との間を往復する。このスライダ45には、エアーシリンダ43Aが取り付けられ、エアーシリンダ43A内には、直動ロッド43Bが直動可能に挿入されている。また、直動ロッド43Bはエアーシリンダ43Aの下端部から下方に突出しており、その直動ロッド43Bの下端部には可動ハンド44が取り付けられている。可動ハンド44は、1対の対向爪を備え、それら対向爪によりコイルばね90を保持することができる。
なお、本実施形態の可動ハンド44は、1対の対向爪を閉じてコイルばね90の内側に挿入し、それら対向爪を開いてコイルばね90の内面に押し付けることでコイルばね90を保持する構成になっている。
ばねフィーダ46は、回転テーブル62に同期して以下のように動作する。即ち、直動ロッド43Bは上方に位置した状態でスライダ45と共に水平移動し、取り出し位置42上の上方に位置すると下方に移動して、取り出し位置42に位置決めされたコイルばね90を対向爪で保持する。この状態で直動ロッド43Bが上方に移動して取り出し位置42からコイルばね90を取り出す。次いで、スライダ45がコイルばね案内盤移動機構50側に移動する。そして、直動ロッド43Bが下方に移動してコイルばね保持穴62A内にコイルばね90を挿入し、可動ハンド44がコイルばね90の保持を解除する。以下、この動作を繰り返してコイルばね案内盤移動機構50の複数のコイルばね保持穴62Aに順次コイルばね90が収容される。
図6に示すように、冷却プレート55Aと冷却プレート55Bとで両側を挟まれて排出シュート可動板55Sが設けられている。排出シュート可動板55Sは開閉可能になっている。排出シュート可動板55Sの上面は、冷却プレート55A,55Bの上面と同一面になるよう調整されており、排出シュート可動板55Sが閉じた状態では、その排出シュート可動板55Sの上面をコイルばね90が摺接して通過し、排出シュート可動板55Sが開くとコイルばね保持穴62Aから図示しない排出口内に排出される。
本実施形態のコイルばねの両端研削機10の構成は以上である。
次に、このコイルばねの両端研削機10作用について説明する。
両端研削機10を起動する前に、図示しない冷却装置で前もって冷却媒体としての水が、設定温度になるまで冷却されて、上側の冷却プレート75A,75B及び下側の冷却プレート55A,55Bに循環し、上側の冷却プレート75A,75B及び下側の冷却プレート55A,55Bは周囲温度より低い設定温度に冷却されている。コイルばねの両端研削機10を起動すると、上側の砥石車20が上側の冷却プレート75A,75Bとともに、下側の砥石車21と回転テーブル62の間隔より大きく離れた位置に移動する。次いで、回転テーブル62が一方向に間欠的に回転し、ばねフィーダ46が各コイルばね保持穴62Aにコイルばね90を挿入していく。そして、回転テーブル62に穿孔された全てのコイルばね保持穴62Aにコイルばね90が収容されたら、上側の砥石車20が上側の冷却プレート75A,75Bとともに設定位置まで降下し、上下の砥石車20,21の中間に回転テーブル62が配置された状態になる。このときコイルばね90は、回転テーブル62のコイルばね保持穴62Aに外周が緩やかに規制されて位置決めされていて、上側の冷却プレート75A,75Bの降下に伴い、おおよそ研削代の分わずかに撓んだ状態にある。
次いで、テーブル回転駆動モータ57が回転テーブル62を図6における反時計回りの方向に回転させると共に、砥石駆動モータ15A,15Bが両砥石車20,21を共に図6における反時計回りの方向に回転する。すると、コイルばね保持穴62Aに収容されたコイルばね90の両端部が砥石車20,21の研削面20a,21aに当接して平面研削される。そして、コイルばね90が両砥石車20,21の間の砥石間領域R1から出ると、上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bとの対向するそれぞれの摺動面は、両砥石車20,21のそれぞれの研削面20a,21aと同一面になるよう調整されているので、コイルばね90は、上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bとの間を、残りの研削代分撓んだ状態で、そのたわみ量のばね力による反力を受けながら通過する。このとき、上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bは冷却された状態にあるので、研削によって発熱したコイルばね90の両端面はこれらに接圧し冷却されながら通過する。この状態で設定の回数だけコイルばね90の両端面の研削と冷却とが繰り返されると、再度、上側の砥石車20が上側の冷却プレート75A,75Bとともに設定量降下する。すると、再びコイルばね90は研削代の分わずかに撓んだ状態になり、両砥石車20,21で研削されるともに、上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bとの摺動面に接圧することにより、発熱した両研削面が冷却されながら、コイルばね90は回転テーブル62の回転に伴い移動する。このとき、上側の冷却プレート75A,75Bは砥石車20と一体で下降するので、砥石車20の切り込み毎に砥石軸線方向の冷却プレート75A,75Bの位置調整をする必要がない。
回転テーブル62が設定回数回転すると、上側の砥石車20が設定量降下し、更に回転テーブル62が設定回数回転し、コイルばね90の両端面が研削される。最終的にコイルばね90の全長が設定値になるまでこの動作が繰り返される。これにより、回転テーブル62のコイルばね保持穴62Aに保持され回転するコイルばね90は、両砥石車20,21のそれぞれの研削面の間を通過して研削されるとともに、冷却された上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bとの対向するそれぞれの摺動面の間を押圧されて通過し、研削による発熱を冷却されながら研削が行われる。そして、全てのコイルばね90の両端部に平坦面が形成され全長が設定長さになる。
回転テーブル62のコイルばね保持穴62Aに収まっている全てのコイルばね90の両端部が研削されると、自動的に排出シュート可動板55Sが回動し排出口が開き、設定長さに研削されたコイルばね90は、排出口から次々に落下し排出される。このときシリンダ等で駆動される押圧直動部材を備えて、強制的にコイルばね90を押し出して排出するようにしてもよい。全てのコイルばね90が回転テーブル62のコイルばね保持穴62Aから排出されると、排出シュート可動板55Sが回動し排出口が閉じられ、自動的に、ばねフィーダ46が各コイルばね保持穴62Aに研削前のコイルばね90を順次挿入していく。以下上記と同様にコイルばね90の両端面が、冷却プレート75A,75B及び55A,55Bにより冷却されながら研削されていく動作が繰り返される。
このように、研削によって発熱したコイルばね90は、研削後直ちに、コイルばね90の両端面を、冷却プレート75A,75B及び55A,55Bにより直接に冷却されながら連続して両端面の研削が行われるので、効率よくコイルばね90の温度上昇を抑えて研削することができ、硬度や機械的性質が変化したりコイル形状が変形することなく、精度の良いコイルばね90を生産することができる。
また、砥石やその台座部の材質が特に放熱性に優れていない材質のものを使用しても、コイルばね90を冷却プレート75A,75B及び55A,55Bにより直接冷却できるので、研削によるコイルばね90の発熱を効率よく冷却することができる。
更に、上側冷却プレート75A,75Bは、砥石上下駆動モータ13Mによりボールねじ機構13Gを作動して、可動ベース部13Aが上下するとき、同時に上下するので、上側の砥石車20の切り込み毎に砥石軸線方向の冷却プレート75A,75Bの位置調整をする必要がない。
更に、前面プレート73の下端に取付の冷却プレート75A,75Bの下面位置は、ハンドル78を手回しすることにより、上側の砥石車20の研削面20aに対する位置を調整することができるので、砥石車20の研削面20aを再研して砥石車20の研削面20aと冷却プレート75A,75Bの摺動面との相対位置が変わっても、ハンドル78を手回しし、砥石車20の研削面に対する冷却プレート75A,75Bの摺動面位置を調整することにより元の相対位置を再現することができる。
更に、冷却装置から設定温度に下げられてパイプ76aを通って送られてくる冷却媒体は、冷却プレート75A,75B、及び55A,55Bを通過する間に冷却プレート75A,75B、及び55A,55Bを冷却するので、冷却プレート75A,75B、及び55A,55Bは、周囲温度より低い設定温度に冷却されることができる。
更に、冷却媒体に水や液化ガス等を使用することで、冷却プレート75A,75B、及び55A,55Bを効率よく冷却することができるので、対向する冷却プレート75A,75B、及び55A,55Bの摺動面の間を押圧されて通過するコイルばね90を効率よく冷却することができる。
更に、研削完了後のコイルばね90を自動的に排出することができるとともに、研削加工前のコイルばね90を回転テーブル62のコイルばね保持穴に自動供給することができるので、作業の効率を向上させることができる。
更に、両砥石車の間の砥石間領域にはコイルばねの両端部に向かって冷却媒体を噴射可能にノズルを設けたので、冷却媒体で直接コイルばねの両端部を冷却することができ、コイルばねを更に効率よく冷却することができる。
<他の実施例>
実施例2として、上記実施例1における下側の冷却プレート55A,55B及び上側の冷却プレート75A,75Bに加え、図7、8に示すように、砥石間領域R1の後半側の位置において、ノズル80,81を設け、回転テーブル62のコイルばね保持穴62Aに収まって回転移送されたコイルばね90の両端部が両砥石車20,21の研削面20a,21aで研削されるときに、ノズル80,81から冷却媒体を噴射するようにしてもよい。冷却媒体は、ノズル80については、冷却プレート75A,75Bの流路を通ったあとに、ノズル81については、冷却プレート55A,55Bの流路を通ったあとに供給されるようになっている。ノズル80,81には、コイルばね90の両端部及び砥石研削面20a,21aに向かって、ノズル穴80a,81aが複数設けられており、図示しない冷却装置によって設定温度に冷却された冷却媒体が、コイルばね90の両端部及び砥石研削面20a,21aに噴射される。冷却媒体は空気であってもよく、また窒素ガス等の液化ガスであってもよい。液化ガスの場合冷却効果も高く、効率よくコイルばね90を冷却することができる。
このように、両砥石車20,21の間の砥石間領域R1にはコイルばね90の両端部に向かって冷却媒体を噴射可能にノズル80,81を設けたので、冷却媒体で直接コイルばね90の両端部及び砥石車20,21を冷却することができ、コイルばね90を更に効率よく冷却することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
前記実施形態では、上側の冷却プレート75A,75Bは、左右に距離を置いて分離して水平に取り付けられているが、中央部の分離した部分に、スライド式や揺動式の可動冷却プレートを設け、コイルばね保持穴62Aにコイルばね90を収容するときは、コイルばね保持穴62Aがオープンになるよう可動プレートを開き、コイルばね90を研削時には可動プレートを閉じるようにしてもよい。この可動冷却プレートには、冷却プレート75A,75Bと同じように一筋の流路を形成し、冷却装置から設定温度に下げられて送られてくる冷却媒体を、この一筋の流路に通し冷却するようにしてもよい。そうすることによって、更にコイルばね90を冷却することができるようになる。
また、前記実施形態では、冷却プレート75A,75B及び55A,55Bは、ともに一筋の流路を形成するようにしたが、図9(a)、(b)に示すように、前記実施形態と同様の開口部を持った縦方向および横方向へ穿孔されている複数個流路75p又は55pにおいて、流路の途中を埋め栓75u又は55uで遮断したり、一部の開口部を埋め栓75v又は55vで閉じたりして、開口部a,bを隣接して持ったU字状の流路を複数形成し、これらU字状の流路の開口部a同士及び開口部b同士をパイプで連結するとともに、開口部a同士は冷却装置からの供給パイプAに連結し、開口部b同士は冷却装置からの供給パイプBに連結するようにしてもよい。ここで、図9(a)は上側の冷却プレート175A,175Bを示し、図9(b)は下側の冷却プレート155A,155Bを示す。このようにすることによって、冷却プレート175A,175B及び155A,155Bを、冷却むらを少なくして冷却することができ、冷却効果を上げることができる。
また、排出シュート可動板55Sにも開口部a,bを隣接して持つU字状の流路を形成し、開口部aは冷却装置からの供給パイプAに連結し、開口部bは冷却装置からの供給パイプBに連結するようにしてもよい。このようにすることによって、冷却効果を更に上げることができる。
前記実施形態では、上側の冷却プレート75A,75Bと下側の冷却プレート55A,55Bとの対向するそれぞれの摺動面は、両砥石車20,21のそれぞれの研削面と同一面となるよう調整されているが、コイルばね90が砥石車20,21の間の砥石間領域R1に入る側の冷却プレート75Aと55Bの摺動面間の寸法を、両砥石車20,21のそれぞれの研削面20a,21a間の寸法よりも略小さくするようにしてもよい。そうすることにより、回転テーブル62によって移動され砥石間領域R1に入る間際のコイルばね90の長さが、砥石車20,21の研削面20a,21a間の寸法より小さくなり、砥石間領域R1にスムーズに移動できるようになる。
また、前記実施形態では、上側冷却プレート75Bへのコイルばね90の進入位置には緩やかなテーパ75bが設けられ、下側の冷却プレート55Aのコイルばね90が進入する側には緩やかなテーパ55aが設けられて、コイルばね90の移動がスムーズになるようになっているが、この冷却プレート75B及び55Aにおけるコイルばね90の進入位置を除き、上側の冷却プレート75A,75Bの下面位置を上側の砥石車20の研削面20aよりわずかに下にしてもよく、また、下側の冷却プレート55A,55B上面を下側の砥石車20の研削面21aよりわずかに上にしてもよい。そうすることにより冷却プレート75Aと冷却プレート55Bの摺動面間の寸法が、両砥石車20,21のそれぞれの研削面20a,21a間の寸法よりも略小さくなり、スパークアウトされて、コイルばね90の長さが両砥石車20,21のそれぞれの研削面20a,21aの間隙巾と同じになっても、冷却プレート75A,75B及び55A,55Bによりコイルばね90の両端が押圧されるので、より確実に冷却プレート75A,75B及び55A,55Bによりコイルばね90を冷却することができるようになる。
前記実施形態では、被加工物はコイルばねであったが、本発明はコイルばねに限定されるものではなく、例えば軸やピンであってもよい。この場合、軸やピンの両端面が砥石車により研削されたあと、冷却プレートの間を通過するとき、少なくとも一方の冷却プレートは、付勢体等により砥石軸方向へ撓むことができるようにするとよい。
また、前記実施形態では、コイルばね案内盤は回転テーブルであったが、回転テーブルに限定するものではなく、例えば、コイルばね保持穴が矩形上に移動するようにしたコイルばね案内盤であってもよい。また、コイルばね保持穴が楕円状に移動するようにしたコイルばね案内盤であってもよい。また、コイルばね保持穴が直線上に移動するようにしたコイルばね案内盤であってもよい。
前記実施例2では、両砥石車20,21の間の砥石間領域R1に、コイルばね90の両端部に向かって冷却媒体を噴射可能にノズル80,81を設け、その冷却媒体は、ノズル80については、冷却プレート75A,75Bの流路を通ったあとに、ノズル81については、冷却プレート55A,55Bの流路を通ったあとに供給されるようになっているが、冷却プレートの流路を通さずに、それぞれ別個に設けた冷却装置から供給するようにしてもよい。そして、ノズル80,81へ供給される冷却媒体は、冷却プレートへ供給される冷却媒体とは異なるようにしてもよい。
本発明は、両端の研削に関するものであるが、被研削物においては、両端ではなく一方の面のみを研削する必要がある場合もある。そのような場合は、本機において一方の砥石車を摺動面を有する固定のプレートに置き換えてもよい。また、他の方法として、回転テーブルに設けたコイルばね保持穴62Aを上側に開放した有底の穴にし、この回転テーブルの回転にともない、上側の砥石車20で一方の端面を研削したあと、続いて上側の冷却プレート75A,75Bでコイルばねを冷却するようにしてもよい。この場合、下側の砥石車21や下側の冷却プレート55A,55Bは不必要となり、また排出は、コイルばね自動供給手段に取り出し手段を付加するようにすればよい。
本発明の一例を表すコイルばねの両端研削機の側面図 図1のA−A矢視断面図 図1のD部詳細図 実施例1における図1のB−B矢視断面図 主要部を示す側面図 実施例1における図1のC−C矢視断面図 実施例2における図1のB−B矢視断面図 実施例2における図1のC−C矢視断面図 (a)その他の実施例を示す図1のB−B矢視断面図 (b)その他の実施例を示す図1のC−C矢視断面図 従来技術の研削装置の主要部
符号の説明
10 コイルばねの両端研削機
12A,12B フレーム
13A,13B 可動ベース部
13R リニアガイド
13G ボールねじ機構
13M 砥石上下駆動モータ
14A 上側の駆動シャフト
14B 下側の駆動シャフト
20,21 砥石車
20a,21a 研削面
20J,21J 回転軸(砥石軸)
R1 砥石間領域
46 ばねフィーダ
50 コイルばね案内盤移動機構
51 支持台
55A,55B 冷却プレート
75A,75B 冷却プレート
57 テーブル回転駆動モータ
61 回転シャフト
62 回転テーブル(コイルばね案内盤)
62A コイルばね保持穴
70A ナット
70B ボールねじ
71A ウォーム軸
71B ウォームホイール
72 ギアボックス
73 前面プレート
78 ハンドル
90 コイルばね

Claims (8)

  1. コイルばねの両端部を加工するコイルばねの両端研削機において、
    互いの端面が対向した状態で共に回転し少なくともその一方が砥石軸線方向に切込移動可能な1対の砥石車と、
    外周に沿ってコイルばね保持穴が前記砥石軸線方向に貫通して設けられたコイルばね案内盤と、
    前記コイルばね保持穴が前記両砥石車の間の砥石間領域にかかるように前記コイルばね案内盤を進退させるコイルばね案内盤移動機構と、
    前記砥石車の研削面と略同一面の摺動面を有し、内部に冷却媒体を通過可能な流路が形成されて、前記砥石車それぞれに並置してかつ前記摺動面同士を対向して設けた冷却プレートと、
    前記対向して設けた冷却プレートの前記流路に前記冷却媒体を通過させる冷却装置と、を備え、
    前記コイルばね保持穴に保持されて前記コイルばね案内盤の進退に伴い移動する前記コイルばねが、前記砥石車の対向する研削面の間の砥石間領域を押圧されて通過しながら両端が研削されたあとに、続いて前記冷却プレートの対向する摺動面の間を押圧されて通過しながら冷却されるようにしたことを特徴とするコイルばねの両端研削機。
  2. 前記砥石軸線方向に切込移動可能な砥石車に並置の前記冷却プレートは、当該砥石車と一体で前記砥石軸線方向に切込移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のコイルばねの両端研削機。
  3. 前記砥石軸線方向に切込移動可能な砥石車に並置の前記冷却プレートは、当該砥石車に対して前記砥石軸線方向の位置が調整可能であることを特徴とする請求項1乃至2に記載のコイルばねの両端研削機。
  4. 前記冷却媒体は、冷却装置により設定温度に冷却されたあと前記冷却プレートの流路に供給されることを特徴とする請求項1乃至3に記載のコイルばねの両端研削機。
  5. 前記冷却媒体は、液体又は気体であることを特徴とする請求項1乃至4に記載のコイルばねの両端研削機。
  6. 前記コイルばねを研削加工完了後に自動排出する自動排出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5に記載のコイルばねの両端研削機。
  7. 前記コイルばね案内円盤のコイルばね保持穴に研削加工前のコイルばねを自動供給するコイルばね自動供給手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6に記載のコイルばねの両端研削機。
  8. 前記両砥石車の間の砥石間領域には前記コイルばねの両端部に向かって前記冷却媒体を噴射可能にノズルを設けたことを特徴とする請求項1乃至7に記載のコイルばねの両端研削機。
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