JP2009279617A - 回転体の振れ修正方法 - Google Patents

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【課題】回転体の個体差の影響を受けずに高精度に振れを低減させる。
【解決手段】振れZaが0になる位置まで、ロッド44aをカウンタウェイト16aの修正作用位置60に当接させ変位させる(ステップS4)。ロッド44aを停止させロードセル48aにより、該修正作用位置60とロッド44aとの間に発生する反力Raを計測する(ステップS5)。得られた反力Raが閾値T以上であるときは(ステップS6)、目標変位量Yaだけロッド44aにより修正作用位置60を変位させ(ステップS10)、その後、振れZaが0になる位置までロッド44aを戻し、ステップS5に戻る。得られた反力Raが閾値T未満であるときは(ステップS6)、終了工程としてクランクシャフトを搬出する(ステップS12)。
【選択図】図4

Description

本発明は、クランクシャフト及びカムシャフト等の回転体における回転軸の振れを修正する回転体の振れ修正方法に関する。
クランクシャフト及びカムシャフト等の回転体は、振動や共振を防止するために軸の振れが極力小さいことが望ましく、特に、自動二輪車ではエンジンが高速回転することから軸の振れ抑制の要請が大きい。
クランクシャフトの振れを抑制する装置としては、例えば、特許文献1に示すものが提案されている。この特許文献1の装置では、クランクシャフトの振れの測定結果に基づいて、矯正パンチにより、振れに見合った量だけ作動させて該振れを矯正している。
特開2002−172424号公報
前記の特許文献1記載の装置では、単純に矯正パンチにより振れに見合った量だけ作動させているのであって、実際に振れが十分に低減しているか否かは確認ができず、個々のクランクシャフトの特性による個体差によっては、振れが低減できない場合があり得る。つまり、振れが同じ量であっても、材質や組立状態によっては矯正パンチの操作量を変えなければならないが、従来このような手段は開発されていない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、クランクシャフト等の回転体に対して、該回転体の個体差の影響を受けずに高精度に振れを低減させることのできる回転体の振れ修正方法を提供することを目的とする。
本発明に係る回転体の振れ修正方法は、回転体の回転軸の振れを修正する回転体の振れ修正方法において、前記振れが0になる位置まで、作用体を前記回転体の修正作用位置に当接させ該修正作用位置を変位させる基準位置工程と、前記基準位置工程の後に前記作用体を停止させ、反力計測手段により、該作用体と前記回転体との間に発生する反力を計測する反力計測工程と、前記反力計測工程で得られた反力が所定閾値以上であるときに、所定の目標変位量だけ前記作用体により前記修正作用位置を変位させる押圧工程と、前記反力計測工程で得られた反力が所定閾値未満であるときに行う所定の終了工程とを有することを特徴とする。
このように、振れが0となる基準位置で作用体と回転体との間に発生する反力を計測し、該反力に基づいて回転体を押圧することにより、回転体の個体差の影響を受けずに高精度に振れを低減させることができる。
前記目標変位量は、前記反力に基づいて設定されてもよい。これにより、迅速且つ合理的に振れを低減させることができる。
前記押圧工程の後、前記基準位置工程及び前記反力計測工程をさらに行い、得られた反力が前記所定閾値以上であるときに前記目標変位量を再設定して前記押圧工程をさらに行ってもよい。このように、反力計測工程で得られる反力に基づいて押圧工程を繰り返し実行することにより、振れを一層確実に低減させることができる。
2回目以降の前記押圧工程における前記目標変位量は、前記押圧工程の実行回数に基づいて設定され、前記押圧工程の実行回数に応じて増加させてもよい。
本発明に係る回転体の振れ修正方法では、振れが0となる位置で作用体と回転体との間に発生する反力を計測し、該反力に基づいて再度変位工程及び確認工程を繰り返すことにより、回転体の個体差の影響を受けずに高精度に振れを低減させることができる。
以下、本発明に係る回転体の振れ修正方法について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図7を参照しながら説明する。本実施の形態に係る回転体の振れ修正方法は、クランクシャフト(回転体)10をワークとして、振れ修正装置12を用いて行われる。先ず、クランクシャフト10及び振れ修正装置12について説明する。
図1に示すように、クランクシャフト10は汎用品であって、一対のジャーナルシャフト部14a及び14bと、対向する一対のカウンタウェイト16a及び16bと、これらのカウンタウェイト16a及び16bを接続するクランクピン18とを有する。ジャーナルシャフト部14a及びカウンタウェイト16aと、ジャーナルシャフト部14b及びカウンタウェイト16bはそれぞれ一体的な構成であり、鍛造、孔開け、焼入及び研磨工程等により形成され、その後にクランクピン18が圧入されて連結される。
ジャーナルシャフト部14a及び14bは同軸上に設定されていることが望ましいが、クランクシャフト10はやや複雑な形状であり、しかも圧入工程を含んでおり、製造・組立誤差等により完全な同軸上に設定することは困難である。つまり、ジャーナルシャフト部14aとジャーナルシャフト部14bは非平行になり、振れが発生することになる。また、クランクシャフト10の構造上、圧入後に2つの対向するカウンタウェイト16a及び16bは、クランクピン18の側を基準として、他端に向かって基準値より開いた状態となる。そのため、少なくともその極性だけは一定しており、後述する振れ修正装置12で、カウンタウェイト16a及び16bを互いに接近させる方向に力を加えれば振れが低減することになる。図1(及び図5)では、ジャーナルシャフト部14aとジャーナルシャフト部14bの振れを誇張して示しているが、実際には該振れは微量である。
クランクシャフト10は、自動二輪車のエンジンに適用されるものであり、該エンジン内で高速回転する。ジャーナルシャフト部14aとジャーナルシャフト部14bの振れは、振動や共振を防止するために軸の振れが極力小さいことが望ましいが、エンジンに適用した際の使用条件に基づいて、その許容値が規定されている。
以下、ジャーナルシャフト部14aの振れZaを、クランクピン18の一端から所定距離Aにおける基準軸J0と実際のジャーナルシャフト部14aの軸Jaとの差として規定し、ジャーナルシャフト部14bの振れZbを、クランクピン18の他端から所定距離Aにおける基準軸J0と実際のジャーナルシャフト部14bの軸Jbとの差として規定することにする。振れZa及びZbは、それぞれプラス値になっている。振れZa及びZbは、ジャーナルシャフト部14a及び14bの基準軸J0に対するずれを示す量であればよく、例えば角度で表してもよい。
なお、実際のジャーナルシャフト部14a及び14bの振れは、図1における上下方向(Z方向)だけでなく、図1の紙面に垂直な方向(X方向)にも発生し得るが、理解を容易にするため振れZa及びZbは上下方向だけに発生しているものとする。
図2及び図3に示すように、振れ修正装置12は、クランクシャフト10を保持して振れ修正作業を行う作業機構30と、該作業機構30を制御する制御部32とを有する。
作業機構30は、定盤34をベースに構成されており、クランクピン18を基準としてクランクシャフト10を保持するチャック36と、チャック36を駆動してクランクシャフト10を保持・解放させるチャック用シリンダ40とを有する。チャック36は、クランクシャフト10におけるクランクピン18の両端を把持して、正確に位置決め可能である。
さらに、作業機構30は、揺れを測定するためクランクシャフト10を回転させるワークドライブ38と、振れZa及びZbを計測する振れセンサ42a及び42bと、カウンタウェイト16a及び16bの側面を押圧するロッド(作用体)44a及び44bと、これらのロッド44a及び44bを駆動する押圧用シリンダ46a及び46bと、ロッド44a及び44bに加わる押圧力を計測するロードセル(反力計測手段)48a及び48bとを有する。振れセンサ42a及び42bは、例えば接触式であり、振れZa及びZbを計測できるように、クランクピン18の両端から所定距離A(図1参照)の位置に設けられている。
クランクシャフト10はチャック36によって、カウンタウェイト16aが右側、カウンタウェイト16bが左側となるように保持されて、ロッド44a及び押圧用シリンダ46aは、カウンタウェイト16aの右側面を左側に向かって押圧し、ロッド44b及び押圧用シリンダ46bは、カウンタウェイト16bの左側面を右側に向かって押圧する。つまり、カウンタウェイト16a及び16bは互いに接近する方向に力を受けることになる。また、ロードセル48aは、ロッド44aがカウンタウェイト16aを押す際の反力Raを計測することになり、ロードセル48bは、ロッド44bがカウンタウェイト16bを押す際の反力Rbを計測することになる。反力Ra及びRbを計測する手段は、ロードセル48a及び48b以外にも、例えば押圧用シリンダ46a及び46bの押圧力(油圧力や電流等)から換算して求めてもよい。
クランクシャフト10はチャック36によって、クランクピン18が下側でカウンタウェイト16a及び16bのウェイト部が上方となるように保持されており、チャック36によってクランクピン18を保持しやすく、ロッド44a及び44bによってカウンタウェイト16a及び16bを押圧しやすい。
制御部32は、判断部50と、入力部52と、駆動部54とを有する。入力部52は、振れセンサ42a及び42bから振れZa及びZbを入力するとともに、ロードセル48a及び48bから反力Ra及びRbを入力して判断部50に供給する。判断部50は、振れZa及びZbを修正する一連の修正手順を制御するようにプログラムされており、駆動部54を介してワークドライブ38、チャック用シリンダ40、押圧用シリンダ46a及び46bを駆動制御する。判断部50には、後述するマップ56が記録されている。
次に、このように構成される振れ修正装置12を用いて行われる振れ修正方法について説明する。
先ず、図4のステップS1において、ワークとしてのクランクシャフト10を、チャック36により保持・固定する。以下、クランクシャフト10のジャーナルシャフト部14a及び14bについて振れZa及びZbを修正するのであるが、作業機構30ではロッド44a及び44bが同じ手順で左右対称の動作を行うので、代表的にジャーナルシャフト部14aの振れZaを修正する手順について説明する。なお、後述するステップS10の押圧工程では、ロッド44a及び44bにより左右から同時にカウンタウェイト16a及び16bを押圧すると、バランスのよい操作が可能となる。
ステップS2において、振れセンサ42aにより振れZaを計測し、制御部32はこの計測結果の信号を得る。この時点で、Za>0であることを確認する。
ステップS3において、制御部32は、得られた振れZaに基づいてロッド44aによりカウンタウェイト16aに力を加えて変位させるための基準変位量Y0(図1参照)を設定する。基準変位量Y0は振れZa=0となるカウンタウェイト16aの位置であり、その時点の振れZaから換算できる。
ステップS4(基準位置工程)において、振れZaが0になる位置、つまり基準変位量Y0までロッド44aをカウンタウェイト16aの右面に当接させて、左方向(以下、プラス方向とし、逆をマイナス方向とする。)に押圧・変位させる。
ステップS5(反力計測工程)において、ロッド44aを停止させておき、該ロッド44aとカウンタウェイト16aとの間に発生する反力Raをロードセル48aにより計測する。
ステップS6において、得られた反力Raが所定閾値T以上であるときには、ステップS7へ移り、所定閾値T未満であるときにはステップS12へ移る。所定閾値は、クランクシャフト10の使用条件下で振動や共振等が発生することがないように十分に小さい値に設定されており、基本的には、ステップS6の初回実行時にはRa≧Tとなり、ステップS7へ移ることになり、ステップS6の複数回目(例えば、4回目程度)の実行時にはRa<TとなってステップS12へ移ることになる。
ステップS7において、押圧工程(ステップS10)の実行回数Nを示す所定のカウンタを参照し、該カウンタが1であるときにはステップS8へ移り、該カウンタが2以上であるときにはステップS9へ移る。このカウンタは「1」に初期化されており、後述するステップS8内でインクリメントされる。
ステップS8(初回実行時)において、反力Raに応じて設定される目標変位量Yaを求める。この目標変位量Yaは計算、実験、シミュレーション等により規定され、マップ56に記憶され、振れZaで参照して求められる。目標変位量Yaは振れZaに基づいた計算式、実験式で求めてもよい。
図1の仮想線に示すように、目標変位量Yaは、ロッド44aの軸上で、ジャーナルシャフト部14aの振れZaが0である場合のカウンタウェイト16aの右端面を基準位置としてプラス方向の値でクランクシャフト10の弾性による戻り量を考慮している。カウンタウェイト16aの右面におけるロッド44aの軸上の点が修正作用位置60である。修正作用位置60は絶対的なものでなく、条件により可変させてもよい。
目標変位量Yaは、弾性域を超えて塑性域まで達するだけの変形量である。ここで、塑性域とは、クランクピン18及びカウンタウェイト16aの材質自体が塑性変形するのでなく、カウンタウェイト16aに対するクランクピン18の圧入状態が変化して、クランクピン18及びカウンタウェイト16aを一体的にみたとき塑性的に変形することを含み得る。
初回に設定される目標変位量Ya(以下、Ya0とも表す。)によって発生する塑性量は、次に述べる押圧工程(ステップS10)を行った後に、仮にロッド44aを解放したときに残存する振れZaを完全に0にするのではなく、個体差を考慮して、例えば、該振れZaを1/2程度にするように設定されている。振れZaを完全に0にするように設定すると、個体差により振れZaが過度に修正されてマイナス値になる懸念があり、マイナス値になるとロッド44aによる修正ができないためである。また、目標変位量Yaをこのように設定することにより、結果的には振れZaが0へ速く収束して合理的である。
ステップS9(2回目以降)において、目標変位量Yaを押圧工程(ステップS10)の実行回数Nに基づいて設定する。目標変位量Yaは押圧工程の実行回数Nに応じて増加するように設定され、例えば、次の(1)式のように設定するとよい。(1)式で、Kは小さい定数である。
Ya←Ya0+(N−1)・K …(1)
また、押圧工程の後にロッド44aを解放したときに残存する振れZaの値を計算又は実験等により求め、反力Raに基づいて、該振れZaが実行回数Nに対応し、1/2(N-1)程度になるように設定してもよい。
また、その時点で得られた反力Raを考慮し、該反力Raの大きさや変化の程度に応じて目標変位量Yaを調整してもよく、例えば、反力Raの減少割合が小さいときには、目標変位量Yaの増加割合を大きくしてもよい。また、これらの設定方法を実行回数Nに応じて使い分けてもよい。基本的には、目標変位量Yaは押圧工程の実行回数Nに応じて増加させる。
ステップS8及びS9の後に、ステップS10へ移る。
ステップS10(押圧工程)において、図5に示すように、ロッド44aを当接させて、設定された目標変位量Yaだけ修正作用位置60を変位させる。ロッド44a及び修正作用位置60の変位量が目標変位量Yaに到達したことを確認するのは、ロッド44aの進退量を計測する適当なセンサを用いる。目標変位量Yaだけ変位させたら、状態の安定化を図り適度な時間だけ停止させる。この押圧工程におけるロッド44aのストローク速度は、安定化を図り、適度に遅くしておくとよい。
ステップS11(基準位置工程)において、ロッド44aを修正作用位置60に当接させたまま、振れZaが0になる位置まで該ロッド44aをマイナス方向に変位させる。つまり、前記のステップS4の基準位置までロッド44aを戻す。この後、ステップS5へ移る。
一方、ステップS12(終了工程)では、ロッド44aをカウンタウェイト16aから離間させ、チャック36を解放させ、振れZa(及びZb)の修正が終了したクランクシャフト10をワークドライブ38により搬出する。
このような振れ修正方法によれば、単に振れZaに基づいて押圧するのではなく、振れZaが0となる基準位置で反力Raを計測し、該反力Raに基づいてカウンタウェイト16aの修正作用位置60を押圧することから、クランクシャフト10の個体差の影響を受けずに高精度に振れZaを低減させることができる。また、反力Raに基づいて押圧工程を複数回に分けて実行することにより、振れZaの極性が反転してしまうことを防止できる。
つまり、図6に示すように、例えば、押圧工程であるステップS10の実行回数Nに対応して、ロッド44a及び修正作用位置60の変位量Yは、初回のYa0を基準として次第に増加し、該振れZaが0になる位置まで戻したときには、反力Raは次第に減少し、やがて閾値T未満となり、振れZaの極性が反転してしまうことなく、反力Ra及び振れZaを十分に小さくすることができる。図6の例では、4回の押圧工程を実行した後、Ra<Tとなり、この後ロッド44aをカウンタウェイト16aから離間させても振れZaはほぼ0に維持されることは容易に理解されよう。
上述したように、本実施の形態に係る回転体の振れ修正方法では、振れZaが同じ量であっても、材質や組立状態によって変化する反力Raに基づいてロッド44aに対して異なる操作をするので、正確な振れ修正がなされる。
回転体の振れ修正方法では、前記ステップS2〜S4を省略し、最初に適度な一定の規定変位量だけ修正作用位置60を変位させるようにしてもよい。
本実施の形態に係る回転体の振れ修正方法は、クランクシャフト10以外の一般的な回転体に適用可能であり、例えば、図7に示すように、カムシャフト70にも好適に適用可能である。
図7に示すように、カムシャフト70は、メインシャフト72に複数のカム74が設けられており、振れ修正装置75によって振れの修正がなされる。
振れ修正装置75は、メインシャフト72の両端を指示する一対のセンタークランプ76a及び76bと、メインシャフト72の修正作用位置78a及び78bの振れを計測する振れセンサ80a及び80bと、該修正作用位置78a及び78bを押圧するロッド(作用体)82a及び82bと、該ロッド82a及び82bと修正作用位置78a及び78bとの間に発生する反力Ra及びRbを計測するロードセル(反力計測手段)84a及び84bとを有する。このような構成の振れ修正装置75では、上記の本実施の形態に係る回転体の振れ修正方法が適用され、カムシャフト70の振れを修正することができる。
本発明に係る回転体の振れ修正方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
クランクシャフトの側面図である。 振れ修正装置のブロック構成図である。 振れ修正装置の斜視図である。 振れ修正方法の手順を示すフローチャートである。 押圧工程において、ロッドでカウンタウェイトを押圧する様子を示す図である。 振れと反力の推移を示すグラフである。 カムシャフトの振れを修正する振れ修正装置の模式図である。
符号の説明
10…クランクシャフト 12、75…振れ修正装置
14a、14b…ジャーナルシャフト部
16a、16b…カウンタウェイト
18…クランクピン 30…作業機構
42a、42b、80a、80b…振れセンサ
44a、44b、82a、82b…ロッド(作用体)
46a、46b…押圧用シリンダ
48a、48b、84a、84b…ロードセル
60、78a、78b…修正作用位置 70…カムシャフト
Ra、Rb…反力 Za、Zb…振れ

Claims (4)

  1. 回転体の回転軸の振れを修正する回転体の振れ修正方法において、
    前記振れが0になる位置まで、作用体を前記回転体の修正作用位置に当接させ該修正作用位置を変位させる基準位置工程と、
    前記基準位置工程の後に前記作用体を停止させ、反力計測手段により、該作用体と前記回転体との間に発生する反力を計測する反力計測工程と、
    前記反力計測工程で得られた反力が所定閾値以上であるときに、所定の目標変位量だけ前記作用体により前記修正作用位置を変位させる押圧工程と、
    前記反力計測工程で得られた反力が所定閾値未満であるときに行う所定の終了工程と、
    を有することを特徴とする回転体の振れ修正方法。
  2. 請求項1記載の回転体の振れ修正方法において、
    前記目標変位量は、前記反力に基づいて設定されることを特徴とする回転体の振れ修正方法。
  3. 請求項1又は2記載の回転体の振れ修正方法において、
    前記押圧工程の後、前記基準位置工程及び前記反力計測工程をさらに行い、得られた反力が前記所定閾値以上であるときに前記目標変位量を再設定して前記押圧工程をさらに行うことを特徴とする回転体の振れ修正方法。
  4. 請求項3記載の回転体の振れ修正方法において、
    2回目以降の前記押圧工程における前記目標変位量は、前記押圧工程の実行回数に基づいて設定され、前記押圧工程の実行回数に応じて増加させることを特徴とする回転体の振れ修正方法。
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