JP2008068302A - 穴抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち抜き穴加工後の打ち抜き面周方向の品質ばらつきを低減し、穴広げ、疲労強度を向上させることのできる穴抜き装置を提供する。
【解決手段】パンチ、ダイ及びダイを固定するくぼみを有する外枠からなる穴抜き装置であって、前記外枠に、パンチの可動軸に対して直角な方向の少なくとも2箇所にダイを固定するネジまたはピンを設け、穴抜き加工時に前記ネジまたはピンの軸力の変化を計測する計測手段を有することを特徴とする穴抜き装置。
さらに、軸力調整手段、パンチの可動軸調整手段、ダイの傾き調整手段を有する穴抜き装置。
【選択図】図5

Description

本発明は自動車、家電製品、建築構造物、船舶、橋梁、建設機械、各種プラント、ペンストック等で用いられる鉄、アルミニウム、チタン、マグネシウムおよびこれらの合金等の金属板からなる構造部材のうち、穴打ち抜き加工によって生じる打ち抜き端面性状の品質バラつきを低減させる穴抜き装置に関するものである。
自動車、家電製品、建築構造物等の金属板には、図1のようにパンチ2とダイ3による打ち抜き加工が施されることが多い。図2に示すように打ち抜き面は、金属板1がパンチ2により全体的に押し込まれて形成されるダレ6、パンチ2とダイ3のクリアランス内(以下特に記載がなく“クリアランス”と表記した場合は、パンチとダイのクリアランスを指すこととする)に金属板が引き込まれ局所的に引き伸ばされて形成される剪断面7、パンチ2とダイ3のクリアランス内に引き込まれた金属板が破断して形成される破断面8、および金属板裏面に生じるバリ9によって構成される。これらが打ち抜き面に占める割合は打ち抜き端面の穴広げ性、疲労強度等に影響を与えるため、適切な条件を設定して打ち抜きを行わなければならない。
打ち抜き条件のうち、パンチ2とダイ3のクリアランスは打ち抜き面の性状に大きな影響を与える。したがって、穴広げ性、疲労強度等に鑑みた適切なクリアランスを見積もることが穴抜き加工を行う際には重要であり、例えば非特許文献1によって調査が試みられている。
しかしながら、ある特定のクリアランス下で打ち抜いた製品において、ほとんどの場合、穴広げ性や疲労強度は大きくばらつくので、最適なクリアランスを見積もることは難しい。これは、ほとんどの場合、主にパンチ2とダイ3の中心軸がずれている、または金型の周方向の寸法精度ばらつきがあるという理由で、実際の穴抜き加工の際には周方向でクリアランスがばらつくためである。よって、適切なクリアランスの見積もりを容易とし、安定した品質の打ち抜き製品を提供するためには、クリアランスの周方向ばらつきを極力なくさなければならない。
また、穴打ち抜き面周方向の品質ばらつきは、応力集中源を発生させることもあり、クリアランスの周方向ばらつきをなくすことは、穴広げ性、疲労強度等の向上のためにも必要なことである。
現在広く行われている金型設置時におけるクリアランスの周方向ばらつきをなくす調整作業は、作業者の経験と感に頼っており、作業者に対してかなりの熟練を要する。
このため、パンチとダイの中心軸のずれ(以下、芯ずれと記述)補正作業を容易とすることを目的とした、クリアランスの周方向ばらつきを減らすための芯ずれ測定手段を有する成型装置がいくつか提案されている。
まず、直接パンチとダイの位置を測定する発明として、あらかじめパンチとダイの中心軸が揃った状態での金型位置(金型の中心軸の位置)を測定しておき、打ち抜き加工中の金型中心軸の相対変位を非接触の変位計等により測定した上で、測定した変位がある基準に収まっているかどうかで金型の中心軸のずれを検出する方法が特許文献1に開示されている。この方法では、打ち抜き中の動的な中心軸のずれを測定することが可能である。パンチ軸芯の変位をプレス加工中に直接測定する発明はこれ以外にも数多く開示されており、例えば特許文献2、3において、軸方向に可動するパンチの偏心量を、2方向離間距離センサーまたは接触式変位計により測定する方法が開示されている。これらの発明に関しては、パンチとダイの相対軸位置が可動であるか固定であるかについては特に限定されていない。
パンチとダイの相対軸位置が可動である場合の芯ずれを検知するための発明は、特許文献4、5に開示されている。特許文献4においては、あらかじめ荷重を装置に加えた状態で可動金型の変位を事前に測定しておくことによって軸あわせを行うことができる装置が開示されている。特許文献5においては、金型の特定部分間の変位量を加工中に随時測定する方法が開示されている。この方法は、金型の芯ずれ測定を直接の目的として開示されているわけではいないが、金型特定部分の加工中のクリアランス変化測定が可能である。
以上の発明のほとんどは、成型用のプレス機、または金型にセンサーを取り付けることが前提となるものである。プレス機、または金型にセンサーを取り付ける発明としては、特許文献6における、ポンチ反力、金型温度、金型の歪み量、被加工材の変形量、被加工材温度のうちの少なくとも一つを測定するプレス成型装置、特許文献7におけるプレス機フレームに取り付けられた歪みゲージによるプレス荷重測定装置、特許文献8における横押し金型の反力を測定することによる高精度横押し成型が可能なプレス成型装置等が開示されている。
特開2000−301398号公報 特開2000−102817号公報 実開平5−76611号公報 特開2004−314110号公報 特開2004−347354号公報 特開2005−161399号公報 特開平6−143000号公報 特開2006−102797号公報 プレス技術 第44巻 第7号 pp.24-pp.29 (2006年6月号)
以上の特許文献1〜4の開示技術は、いずれも、微小なクリアランスの周方向ばらつきが問題となるような打ち抜き加工において、微小なクリアランスの周方向ばらつき量の測定を打ち抜き加工中に行うには適していない。
特許文献1〜3においてはパンチとダイの芯が揃った基準状態を作り出す必要があり、キャリブレーションの難しさが存在する。また、中心軸のずれのみの検知であり、周方向のクリアランスのばらつきを直接検知するものではない。さらには、軸方向に可動中のパンチ位置の測定では、パンチ表面が完全な直線となることはないために微小な芯ずれを検出することは困難である。
特許文献4においても、直接クリアランスの周方向ばらつきを検知することはできず、また、軸位置可動型の金型であるために、組み付け剛性が固定のものと比べて低く、打ち抜き加工中に芯が徐々にずれていく危惧がある。
特許文献5は、芯ずれを検知することは可能であるが、特許文献1〜3と同様、直接クリアランスの周方向ばらつきを検知する方法ではない。また、非接触式の変位計を用いることが前提であり、微小な芯ずれを測定するためには高分解能の変位計を用いる必要があるためにコストがかかるという問題がある。
特許文献6〜8に開示される方法および装置は、いずれもクリアランスの周方向ばらつきを検知する手段としては用いることはできない。
そこで、本発明は上述した問題点を鑑みて案出されたものであり、微小なクリアランスの周方向ばらつき検出とその調整が可能で、かつ、金型は固定で組み付け剛性も高い穴抜き装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の要旨とするところは、以下のとおりである。
(1)パンチ、ダイ及びダイを固定するくぼみを有するダイ外枠からなる穴抜き装置であって、前記ダイ外枠に、パンチの可動軸に対して直角な方向の少なくとも2箇所にダイを固定するネジまたはピンを設け、穴抜き加工時に前記ネジまたはピンの軸力の変化を計測するダイ側計測手段を有することを特徴とする穴抜き装置。
(2)更に、前記ネジまたはピンの軸力の変化に応じて、ネジまたはピンの軸力を調整するダイ側軸力調整手段を有し、前記ダイ側軸力調整手段は、パンチの可動軸の位置又は方向、ダイの位置又は傾きの少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする(1)記載の穴抜き装置。
(3)ダイ外枠に、パンチの可動軸に対して、上下2段以上前記ネジまたはピン及び前記ダイ側計測手段を設けることを特徴とする(1)または(2)記載の穴抜き装置。
(4)パンチ、ダイ及びダイを固定するくぼみを有するダイ外枠からなる穴抜き装置であって、パンチの周囲に、順に、しわ押さえ、パンチガイド及びパンチ外枠を有し、前記パンチ外枠に、前記パンチの可動軸に対して直角な方向の少なくとも2箇所に前記パンチガイドを固定するネジまたはピンを設け、穴抜き加工時に前記ネジまたはピンの軸力の変化を計測するパンチ側計測手段を有することを特徴とする穴抜き装置。
(5)更に、前記ネジまたはピンの軸力の変化に応じて、前記ネジまたはピンの軸力を調整するパンチ側軸力調整手段を有し、前記パンチ側軸力調整手段は、パンチの可動軸の位置、方向の少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする(4)記載の穴抜き装置。
(6)ダイ外表面と前記くぼみの隙間が30μm以下であることを特徴とする(1)〜(5)の何れか1項に記載の穴抜き装置。
(7) 更に、パンチへの荷重伝達手段と、前記パンチ及び前記荷重伝達手段の間に設けられるスペーサを有し、前記スペーサはパンチ可動軸に対して直角な方向に移動自在で、パンチの可動軸の位置、方向の少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする(1)〜(6)の何れか1項に記載の穴抜き装置。
本発明により、打ち抜き端面の周方向品質バラつきを低減できるため、打ち抜き端面の穴広げ性や疲労強度のバラつきを減らすことができ、安定した品質の製品を提供することができる。また、打ち抜き端面の不均一性を低減できるため、応力集中部がなくなり、穴広げ性、疲労強度の向上も期待できる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明者は、図3に示すように、10μmオーダーの組み付け精度を保証した金型で、クリアランスを板厚の5、10、15%に設定しても、周方向のクリアランスのバラつきが±40μm程度存在するという知見を得た(同図のそれぞれ◆、■、▲参照)。このクリアランスの測定は、半抜き状態の試験片を切断し、図4のごとく断面を画像解析することにより測定している。
このような微小なクリアランスのバラつきを簡略に測定し、補正する手段を鋭意検討した結果、図5に示す装置を発明した(前記(1)に係る本発明の例)。
図5に示す装置は、ダイ3を窪み15を有する外枠22にはめ込んだ上で、ネジ式、またはピン式の荷重センサー10により、パンチの可動軸(紙面に垂直な方向)に直角な方向で、直行する2軸上双方の計4方向から固定したものである。図中ではダイ3と窪み15とのクリアランスは分かりやすくするために大きめに記載しているが、実際はこのクリアランスは30μm程度となる。
例えば、図6のようにパンチ2の中心軸12がダイ3の中心軸11に対して図中右方向にずれている場合、打ち抜き中にクリアランス内に引き込まれた金属板1がダイ3に及ぼす力13と14においては、14の方が大きくなる。これは、より狭い部分に板が引き込まれた場合は板がダイ穴側面により強い力で押し付けられるためである。
また、図7のようにパンチ2の中心軸12がダイ3の中心軸11に対して、紙面右側に傾いている場合は、パンチ2による荷重が、ダイ3を動かす方向(紙面右側方向)にも働くため、14の方が13よりも大きくなる。すなわち、

13(N)=−P×sin(θ)
14(N)=−P×sin(θ)
13(N):図7におけるダイ3に加わる荷重13(右方向を正)
14(N):図7におけるダイ3に加わる荷重14(右方向を正)
P:パンチ2の中心軸方向の打ち抜き荷重
θ:パンチ中心軸12とダイ中心軸11がなす角

となる。
クリアランスが周方向に均一であり、パンチ2の傾きもない場合は、13と14は同じ量になる、すなわち、ダイ3を紙面横方向に変位させる力は働かない。したがって、この荷重値13と14の差を荷重センサー10aと10bを配置することによって計測し、荷重値13と14の差が存在する場合はクリアランス量が図中の右と左でずれている、またはパンチ2が紙面右側へ傾いているかのいずかの状態にあるということを検知できる。
ここで、ダイ3の打ち抜き時の変形が無視できる場合(ダイ3が荷重値13、14に対して充分に剛である場合)は、荷重センサー10a,10bのどちらかのセンサーのみの配置でもかまわない。これは、ダイ3を紙面横方向に動かそうとする力が存在しない場合、センサーによって計測される荷重は0(なぜならば、ダイ3の変形に起因する荷重が存在しないため)であるため、センサー10a,10bの計測結果が0以外となった場合にクリアランス量の左右のずれ、またはダイ3に対するパンチ2の傾きを検知できるためである。なお、センサーの配置が上下一段である場合はクリアランス量のずれとパンチ2の傾きを独立して計測することはできない。すなわち、穴抜き加工時のパンチ2とダイ3の芯ずれを検出することはできるが、その芯ずれが水平方向のクリアランス量のずれであるか、あるいはパンチ2の傾きであるかまでは判別することはできない。しかしながら、後述の上下2段のセンサー配置とすることにより、パンチ2とダイ3の中心軸の相対的な傾きを独立に計測することが可能となり、これにより芯ずれが水平方向のクリアランス量のずれであるか、あるいはパンチ2の傾きであるかを判別することができる。
図6,7の例はパンチ2の可動軸に対して直角な1つの軸方向の2箇所にネジ又はピン式の荷重センサーを設置した場合であるが、この荷重センサーを図5のごとく、パンチの可動軸に対して直角な平面(紙面)における直交軸の4方向に配置したうえで、紙面縦方向、水平方向の荷重差を計測することにより、図6,7と同様に紙面縦方向、水平方向それぞれのクリアランス量のずれ、またはパンチ中心軸12とダイ中心軸11の相対的なずれが存在するかを検知することができる。すなわち、2次元的な面内のクリアランスの周方向バラつきを検知することが可能である。
以上に示す通り、従来技術に対してのこの装置の特色は、ダイ固定のためのネジ又はピンの荷重計測を利用して、穴抜き加工時のパンチの傾きや微小なクリアランスの周方向バラつきを直接パンチ位置、ダイ位置を計測することなしに動的に検知することができる点となる。
すなわち、重要なのは、パンチ2が金属板を打ち抜いている最中の、パンチ2,ダイ3及び金属板に荷重が加わっている状態での周方向のクリアランスを均一にすることである。従来においてもパンチとダイの相対的な変位を測定はしているが、センサーを用いて直接パンチ位置、ダイ位置を計測する場合、パンチ2が金属板の板厚にあたる僅かな距離を荷重が加わった状態で短時間に移動する瞬間の変位を計測することは現実的に不可能であるか、あるいは計測できたとしても計測精度には限界がある。そこで本発明は、ネジ又はピン式の荷重センサーで周方向の荷重偏差を計測するようにしたことによって、パンチ2が金属板を打ち抜いている最中の周方向のクリアランスを高精度に計測することが可能となったのである。
したがって、本発明による装置は、ある程度精度よく芯を出した金型における微調整を目的とした芯ずれ検知と調整を目的に用いるのが好ましい。
続いて、パンチ2の可動軸の位置又は方向やクリアランスの周方向ばらつきを検知した場合のネジ又はピンの軸力調整手段について述べる(前記(2)に係る本発明)。
本発明においては、ダイ3の固定を兼ねたネジ式又はピン式の荷重センサーの軸力をダイ側軸力調整手段により調整することにより動的なクリアランスのバラつき低減調整が可能である。
ネジ式の荷重センサー17を用いる場合は、図8のごとく、ダイ側軸力調整手段として例えば回転式のサーボモータ16によりネジ式荷重センサーを締め付ける、緩めるという操作により軸力調整を行う。この際、ネジを締める、緩めるという作業に伴う荷重センサーの軸方向変位は微小であるため、モータ位置がネジの軸方向に対して可動である必要はない。モータを制御する制御則については、例えば式(1)のごとく同軸上の2つのセンサー出力差(N)をフィードバックするP制御を各軸のそれぞれのセンサーに対して行えばよい。
ピン式の荷重センサー19を用いる場合は、図9のごとく、ダイ側軸力調整手段として例えば直動式のサーボモータ18によりピン式荷重センサー19の押し込み量調整をして軸力調整を行う。モータを制御する制御則については、例えば式(1)のΘをピン押し込み量D(mm)へ置き換えた制御(2)を各軸のそれぞれのセンサーに対して行えばよい。
なお、ここでセンサー配置を同軸上に2箇所とした理由は、打ち抜き時のダイ3の全体的な弾性歪みまで考慮したうえで精度よくクリアランス量の周方向ばらつきを低減させるためである。金型の変形が大きい場合はセンサーの配置を同軸上の2箇所としなければならない。しかしながら、一般的に金型の変形量は芯ずれによる金型の変位に比べて小さい場合が多く、こういった場合は同軸上に1箇所のセンサー配置による測定・制御とした場合でも本発明の効果は充分に得られる。センサー配置を一箇所とするときは(1)、(2)におけるセンサー出力の一方(Y13またはY14)を0(N)とおけばよい。
また、ダイ3の位置だけでなく傾きも、図10に示すような上下2段の加重センサー配置とすれば検知、調整することが可能である((3)に係る本発明)。
打ち抜き加工時において、パンチ2の可動軸とダイ3の中心軸が傾いた状態で打ち抜きを行うと、図11に示すように、ダイ3には、ダイ3の中心軸と垂直な軸に対してモーメント26が加わるため、荷重センサー出力(N)10aと10bの出力差27に対し10cと10dの出力差28が偏差をもつ。したがって、これらの偏差を測定することによりダイ3がパンチ2に対して傾いていることが検知できる。この傾きを補正するためには、例えば(3)のような回転角又はモータ押し込み量の入力を上記式(1)のモータ回転角、または、式(2)のピン押し込み量に加えればよい。

(3)の入力は2つの軸方向のセンサーそれぞれに加える。
なお、同軸上にセンサーを2箇所としたのは、制御則(1)、(2)の場合と同様の理由である。金型変形量が充分小さな場合はセンサーが1箇所の場合でも本発明の効果は充分得られる。
続いて、(6)に係る発明においてダイ外表面とダイを固定するくぼみの隙間を30μm以下と限定した理由について述べる。
本発明のダイ位置調整の可動範囲は、ネジの締め付け力、または、ピンの押し込み力を微調整することによりダイ位置を変位させるという機構のため、微小である。そのため、あまり大きく芯がずれてしまうような状況では、クリアランスの周方向バラツキを調整する事は難しくなる。したがって、そのような大きな芯ずれが起こらないようにするべく、ダイ3とダイ3を固定する窪みの隙間は30μm以下であることが好ましい。しかしながら、隙間が小さすぎるとそもそも芯ずれの補正ができなくなり、また、ダイ3を窪みにはめ込むことが難しくなるので作業性を落としてしまう。よって、ダイ3とダイ3を固定する窪みの隙間は10μm以上とすることが好ましい。
さらに、本発明においては、例えば図12に示すように、荷重伝達装置20とパンチガイド25の位置を固定するためのネジ又はピン式の荷重測定センサー23をパンチ外枠に設けることによって、荷重センサー出力に応じたパンチ2の可動軸の位置又は方向を検知することができる(前記(4)に係る本発明)。
図18の模式図に示すように、パンチ2の中心軸12が紙面右方向にずれている場合、被加工材からパンチ2がうける水平方向の荷重は紙面右側の方が大きくパンチガイド25を保持するためのネジまたはピンにはパンチを左へずらそうとする力31が働く。図19のようにパンチ2の中心軸12がダイの中心軸11に対して傾いている場合も、被加工材からパンチ2がうける水平方向の荷重は紙面右側の方が大きくパンチガイド25を保持するためのネジまたはピンにはパンチを左へずらそうとする力31が働く。よって、パンチガイド25を固定するネジまたはピンの荷重を測定することによっても、パンチ2とダイ3の中心軸位置のずれ、方向のずれの何れかが存在した場合に検知することができる。
また、ネジ又はピンのパンチ側軸力調整手段を設けることにより、荷重センサー出力に応じたパンチ2の可動軸の位置又は方向を調整することができる(前記(5)に係る本発明)。
この場合は、ダイ3の調整の補助として、前述の荷重31が0となるまで手動でネジ、またはピンの軸力調整を行う程度でよい。自動化したい場合は、前記発明(2)の場合と同じく例えば、回転式、または直動式のサーボモータ等をアクチュエータとして、

なる制御を加えればよい。パンチ固定ネジまたはピン23の軸力を直接調整しなくとも、パンチの可動軸の位置については、図6の荷重センサー出力によりダイ3に対してどちらにパンチが偏っているかを測定して手動で調整することもできる。
さらに、パンチ2の接触部を調整するスペーサ21を設けることによっても、荷重センサー出力に応じたパンチ2の可動軸の位置又は方向を調整することができる(前記(7)に係る本発明)。
パンチの可動軸の方向については、パンチ2と荷重伝達手段(例えばプレス機)20との接触部の位置を調整できるようなスペーサ21を設けることによって調整できる。図12に示すスペーサ21はパンチ2の上面でパンチ可動軸に対して直角な方向に移動可能であり、パンチ上面における荷重伝達手段20との接触部より小さな面積の板である。例えば、パンチ可動軸が図11のようにずれていて、紙面上反時計回りのモーメント26が発生している場合は、図12のようにパンチ可動軸に対して右方向に偏るようにジグ21の位置を調整する。パンチ軸に対して図中右に偏ってスペーサ21を配置する場合、図20に示すようにパンチが受ける荷重はパンチ中心軸より右方向が大きくなり、パンチが荷重を受けた際には図中時計回りに回転モーメントが発生する。したがって、両者のモーメントが相殺され、図11のようなパンチ可動軸のずれを補正して、パンチ可動軸を垂直方向へ修正することができる。
(実施例1)
本発明による効果を実証するため、図16に示す装置により打ち抜き試験を行った。図16においてはネジ式のセンサーを図5のごとくパンチの可動軸に対して直角な方向の2軸上にそれぞれ2個、計4箇所に取り付けた。簡便のため、ここでは図16における荷重センサー10a、10bについて、すなわち一つの軸方向についての芯ずれが検知できるかについて検証する。ダイとダイを固定する窪みとのクリアランスは30μmとした。被加工材については、一般に流通している鋼S45Cを用いた。
本発明例として、予めパンチ2の可動軸の位置を図中右方向へずらした場合の打ち抜きと、可動軸の位置を厳密に合わせた場合の打ち抜きを行い、芯ずれが検知できるかを検証した。なお、この場合のパンチ2可動軸の位置設定については、非接触の3次元形状測定器を用いてパンチ2の位置を計測し、試行錯誤的に設定している。
2通りの打ち抜き試験について、横軸に時間、縦軸に荷重センサー10a,10bの出力結果(N)を記したグラフを図13に示す。
この図13より、可動軸の位置を厳密にあわせた場合には、図中左部のセンサー10aの出力と右部のセンサー10bの出力は、ほとんど差が生じていないことが分かる。可動軸を図中右方向へずらした場合は、10bの出力が10aの出力よりも4(N)ほど大きくなっており、本発明による装置により芯ずれが検知できたことを示している。
(実施例2)
続いて、図17に示す装置を用いて、パンチ2の可動軸とダイ3の中心軸が一致した状態と、図7のようにパンチ2の可動軸に対してダイ3の中心軸を予め傾けた状態の2通りの打ち抜き試験を行った。荷重センサーは、パンチ可動軸に対して上下2段、かつ同軸のそれぞれ2箇所、計4箇所に取り付けた。芯傾き条件の設定方法は実施例1と同様である。この場合も実施例1と同様、簡便のために1つの軸方向での芯ずれ、傾きの検証を行う。2通りの試験に対して、横軸に時間、縦軸にセンサー10aと10bの出力差(N),10cと10dの出力差(N)双方の履歴を記したグラフを図14に示す。
図14より、パンチ2の可動軸とダイ3の中心軸が一致した状態においては、10aと10bのセンサー出力差、10cと10dのセンサー出力差はほぼ一定して0(N)である。しかし、パンチ2の可動軸に対してダイ3の中心軸がずれた打ち抜き試験においては、双方の値のピークにおいて0.09(N)ほどのずれがみられ、0(N)とはならない。
以上の結果により、パンチ2の可動軸とダイ3の中心軸の相対的な傾きも、本装置によって検知できることが示された。
(実施例3)
続いて、打ち抜き中の芯ずれ補正を行うべく、図12に示す装置により、式(1)、(3)の制御をモータ16a〜16dに与え、パンチ2の可動軸とダイ3の中心軸位置がずれ、かつ、傾いている状態での打ち抜き試験を行った。
各センサー10a〜10dの出力履歴(N)を図15に示す。図15より、打ち抜き試験中に4つのセンサー出力10a〜10dの値が同値となるように収束していくことが分かる。打ち抜き初期の段階で補正が終了しており、本発明による芯ずれ、傾き補正機能が良好に働いていることが分かる。
(実施例4)
続いて、図21のごとく、パンチガイド固定ネジ23を設けて、予めパンチ2の可動軸の位置を図中右方向へずらした場合の打ち抜きと、可動軸の位置を厳密に合わせた場合の打ち抜きを行った際のネジ23の軸力測定を行った。ネジは図21に示すネジ23とパンチの可動軸に対して直角でかつネジ23と直角な方向(紙面に垂直な方向、ネジは図示しない)の合計2箇所に設けた。図23にネジ23の軸力(N)の出力履歴を示す。パンチ可動軸の位置がずれている場合には、打ち抜き中に荷重値が3(N)まで達し、ずれがない場合にはほとんど0(N)であることから芯ずれの検知がうまく行えたことを示している。さらに、この結果からネジ23の軸力が3(N)増す分だけ手動で締め付けた際のネジ23の出力履歴(打ち抜き初期の段階で荷重の出力は0にリセットしている)は図24のごとくなり、芯ずれを改善することができたことを示している。
(実施例5)
続いて、実施例2におけるパンチ2の可動軸に対してダイ3の中心軸を予め傾けた状態の打ち抜きの後、図22で示されるようにスペーサ21を設け、その中心の位置をパンチ2の中心軸からパンチ上面の直径の5%ほどずらして配置した。横軸に時間、縦軸にセンサー10aと10bの出力差(N),10cと10dの出力差(N)双方の履歴を記したグラフは図25のようになり、図14(b)と比較して、それぞれの出力同士の差とそれぞれの出力の絶対量が半減し、傾きが改善されたことが分かる。
なお、いずれの実施例においてもかなり剛性が低いダイを用いてしまったため、打ち抜き時の金型変形起因の荷重が芯ずれ起因の荷重に比べて大きくなっているが、より高い剛性のダイを用いれば1つの軸に対してセンサーの配置を1つとすることも可能である。
従来の打ち抜き装置を示す図である。 打ち抜き面の形状を説明する図である。 打ち抜きにおいて周方向のクリアランスがばらつくことを示す図である 図3のデータを測定する、打ち抜きを途中で止めた被加工材の断面写真である。 本発明における、パンチ可動軸と垂直なダイス面内でのセンサー配置例である。 パンチの可動軸とダイの中心軸の位置がずれていた場合の、打ち抜き工程を示す図である。 パンチの可動軸とダイの中心軸が傾いている場合の、打ち抜き工程を模した図である。 ネジ式センサーに締め付けトルクを加える機構例を示した図である。 ピン式センサーに軸力を加えるための機構例を示した図である。 ダイの傾きを検知するための、パンチ可動軸を含む面内のセンサー配置例を示した図である。 ダイが傾いている場合のセンサー出力差発生メカニズムを説明するための模式図である。 実施例3に用いた装置の模式図である。 (a)パンチとダイの中心軸が一致した場合と、(b)位置がずれている場合の打ち抜き時のダイ固定ネジにおけるセンサー出力結果を示したグラフである。 (a)パンチとダイの中心軸が一致した場合と,(b)相対的に軸が傾いている場合の打ち抜き時のダイ固定ネジにおけるセンサー出力結果を示したグラフである。 ダイの位置、傾き補正制御を伴って打ち抜きを行った場合のセンサー出力履歴である。 実施例1に用いた装置の模式図である。 実施例2に用いた装置の模式図である。 パンチとダイの中心軸の相対的な位置ずれによりパンチガイドを固定するネジへ荷重が発生するメカニズムを説明するための図である。 パンチとダイの中心軸の相対的な傾きによりパンチガイドを固定するネジへ荷重が発生するメカニズムを説明するための図である。 スペーサによりパンチ軸の傾きを補正するメカニズムを説明するための図である。 実施例4に用いた装置の模式図である。 実施例5に用いた装置の模式図である。 (a)パンチとダイの中心軸が一致した場合と、(b)位置がずれている場合の打ち抜き時のパンチガイド固定ネジにおけるセンサー出力結果を示したグラフである。 実施例4において、パンチ固定ネジを手動で調整した後の打ち抜き時のパンチガイド固定ネジにおけるセンサー出力結果を示したグラフである。 スペーサによりパンチとダイの中心軸の相対的な傾きを補正した後の打ち抜き時のダイ固定ネジにおけるセンサー出力結果を示したグラフである。
符号の説明
1 金属板
2 パンチ
3 ダイ
6 だれ
7 剪断面
8 破断面
9 ばり
10 荷重測定センサー(ダイ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
10a 荷重センサー(ダイ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
10b 荷重センサー(ダイ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
10c 荷重センサー(ダイ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
10d 荷重センサー(ダイ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
11 ダイ中心軸
12 パンチ可動軸
13 打ち抜き時にダイ穴側面へ加わる力
14 打ち抜き時にダイ穴側面へ加わる13とは逆向きの力
15 窪み
16 回転式のサーボモータ(軸力調整手段)
17 ネジ式荷重センサー(計測手段)
18 直動式のサーボモータ(軸力調整手段)
19 ピン式荷重センサー(計測手段)
20 荷重伝達手段(例えばプレス機)
21 スペーサ
22 ダイ外枠
23 ネジ又はピン式荷重センサー(パンチ側計測手段、ネジ又はピンを兼ねる)
24 しわ押さえ(ストリッパー)
25 パンチガイド
26 パンチ可動軸に対してダイが傾いている際に発生する回転モーメント
27 ダイ上部に配置したセンサー10a、10bの出力(荷重)の差
28 ダイ下部に配置したセンサー10c、10dの出力(荷重)の差
30 パンチ外枠
31 パンチガイド固定ネジまたはピンに加わる荷重

Claims (7)

  1. パンチ、ダイ及びダイを固定するくぼみを有するダイ外枠からなる穴抜き装置であって、前記ダイ外枠に、パンチの可動軸に対して直角な方向の少なくとも2箇所にダイを固定するネジまたはピンを設け、穴抜き加工時に前記ネジまたはピンの軸力の変化を計測するダイ側計測手段を有することを特徴とする穴抜き装置。
  2. 更に、前記ネジまたはピンの軸力の変化に応じて、ネジまたはピンの軸力を調整するダイ側軸力調整手段を有し、前記ダイ側軸力調整手段は、パンチの可動軸の位置又は方向、ダイの位置又は傾きの少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする請求項1記載の穴抜き装置。
  3. ダイ外枠に、パンチの可動軸に対して、上下2段以上前記ネジ又はピン及び前記ダイ側計測手段を設けることを特徴とする請求項1または2記載の穴抜き装置。
  4. パンチ、ダイ及びダイを固定するくぼみを有するダイ外枠からなる穴抜き装置であって、パンチの周囲に、順に、しわ押さえ、パンチガイド及びパンチ外枠を有し、前記パンチ外枠に、前記パンチの可動軸に対して直角な方向の少なくとも2箇所に前記パンチガイドを固定するネジまたはピンを設け、穴抜き加工時に前記ネジまたはピンの軸力の変化を計測するパンチ側計測手段を有することを特徴とする穴抜き装置。
  5. 更に、前記ネジまたはピンの軸力の変化に応じて、前記ネジまたはピンの軸力を調整するパンチ側軸力調整手段を有し、前記パンチ側軸力調整手段は、パンチの可動軸の位置、方向の少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする請求項4記載の穴抜き装置。
  6. ダイ外表面と前記くぼみの隙間が30μm以下であることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の穴抜き装置。
  7. 更に、パンチへの荷重伝達手段と、前記パンチ及び前記荷重伝達手段の間に設けられるスペーサを有し、前記スペーサはパンチ可動軸に対して直角な方向に移動自在で、パンチの可動軸の位置、方向の少なくとも何れかを調整する機能を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の穴抜き装置。
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