JP2009278457A - テスト装置、テスト方法およびプログラム - Google Patents

テスト装置、テスト方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009278457A
JP2009278457A JP2008128583A JP2008128583A JP2009278457A JP 2009278457 A JP2009278457 A JP 2009278457A JP 2008128583 A JP2008128583 A JP 2008128583A JP 2008128583 A JP2008128583 A JP 2008128583A JP 2009278457 A JP2009278457 A JP 2009278457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
determination unit
image
log
expected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008128583A
Other languages
English (en)
Inventor
Kasumi Kimura
かすみ 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008128583A priority Critical patent/JP2009278457A/ja
Publication of JP2009278457A publication Critical patent/JP2009278457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】テレビジョン受像機等のコンテンツによって画像および音声が随時変動する機器がテスト対象機器であってもテスト結果の判定を精度良く行うこと
【解決手段】テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置であって、テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、操作装置にテスト対象機器を操作させてテストを実行するテスト実行部と、音声取得装置が取得した音声の音声レベルを判定する音声判定部、画像取得装置が取得した画像のデータを判定する画像判定部、およびテスト対象機器から取得したログデータを判定するログ判定部による判定結果に基づき、シナリオによるテスト結果を判定するテスト結果判定部とを具備することを特徴とするテスト装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、テスト装置、テスト方法およびプログラムに関する。
従来のリモートテストデバッグシステムは、製造現場にある製造ネットワークと、製造現場からみて遠隔地の会社等にある社内ネットワークを、インターネットを介してVPN(Virtual Private Network;仮想専用ネットワーク)接続している(例えば、特許文献1参照)。図10は、従来のリモートテストデバッグシステムの概略構成図である。
図10において、製造ネットワーク102は、LAN110に結合されたICT(In Circuit Tester;インサーキットテスタ)テスタ120を含む。LAN110は、別のLAN122に結合されており、LAN122は、2つの被検査ユニット(UUT)126および128を検査するために通信するテストコントローラ124を含む。バーチャルプレゼンスステーション100におけるコンピュータ106は、ICTテスタ120およびテストコントローラ124と通信しかつそれらを制御する。製造ネットワーク102は、さらに、インターネット132により社内ネットワーク104との通信を可能にするサーバ130を含む。サーバ130は、ファイアウォール134を含む。サーバ130はさらに、バーチャルプライベートネットワークコンポーネント136を含む。
社内ネットワーク104は、製造ネットワーク102から地理的に遠隔であるネットワークに対応する。社内ネットワーク104はさらに、サーバ138に結合されたLAN144と、第2のバーチャルプレゼンスステーション146と、テストコントローラ150ならびに被検査ユニット(UUT)152および154を含む第2のLAN148と、を含む。社内ネットワーク104におけるコンピュータ156により、遠隔地の技術者は、製造ネットワーク102と社内ネットワーク104との間のバーチャルプライベートネットワークによりバーチャルプレゼンスステーション100のコンピュータ106と通信することによって、ICTテスタ120および検査コントローラ124を制御することができる。社内ネットワーク104のバーチャルプレゼンスステーション146は、この施設の技術者に対し、その技術者が使用するコンピュータ156から遠隔である被検査ユニット152および154にアクセスしそれらを検査するためにステーション100と同じ種類の機能を提供する。
製造現場の技術者は、被検査ユニット126または128を検査可能な状態にする。遠隔地の技術者は、製造現場にあるデジタルカメラ112、ネットワークWEBカメラ114等からの画像や、ICTテスタ120からの情報を、インターネット(VPN)132を介して取得する。また、遠隔地の技術者は、コンピュータを操作し、遠隔地の検査コントローラを遠隔操作して被検査ユニットの検査を進め、被検査ユニットに生じている不具合の原因究明等を行う。
特開2005−236978号公報
しかしながら、従来のリモートデバッグシステムにあっては、画像や音の情報およびソフトウェアのログ情報を得ることはできるが、テレビジョン受像機等のコンテンツによって画像および音声が随時変動する機器がテスト対象機器である場合、ソフトウェアのログ情報だけではディスプレイやスピーカーに正常に出力されているか、すなわちハードが正常に動作したかどうかを判定できず、また、画像や音の情報だけではコンテンツによっては判定を間違ってしまい、テスト結果を誤判定してしまうことがあるという問題がある。
例えば、電源が切断されているかを、黒画面が表示されているか否かで判定すると、コンテンツがたまたま黒いシーンであったために誤判定する可能性がある。また、例えば、音声が出力されているかどうかを、無音かどうかで判定すると、コンテンツがたまたま静かなシーンであったために誤判定する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、テレビジョン受像機等のコンテンツによって画像および音声が随時変動する機器がテスト対象機器であってもテスト結果の判定を精度良く行うことができるテスト装置、テスト方法およびプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明のテスト装置は、テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置であって、テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行するテスト実行部と、前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する音声判定部と、前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する画像判定部と、前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定するログ判定部と、前記音声判定部、前記画像判定部、および前記ログ判定部による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト結果判定部とを具備することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のテスト装置であって、前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当しないと判定し、前記画像判定部が該当すると判定したときは、前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当すると判定し、前記音声判定部または前記画像判定部が該当しないと判定したときは、該当しないと判定した前記音声判定部または前記画像判定部に応じた前記テスト対象機器の出力に異常があると判定することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当しないと判定し、前記画像判定部が該当しないと判定したときは、前記テスト対象機器への操作が無効である、あるいは前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、前記テスト結果判定部は、前記テスト実行部が前記テスト対象機器の電源を投入する操作を前記操作装置にさせた後に、前記ログ判定部が該当すると判定したときは、前記テスト対象機器の電源投入が正常に行われたと判定することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、前記テスト結果判定部は、前記テスト実行部が前記テスト対象機器の電源を切断する操作を前記操作装置にさせた後に、前記画像判定部が該当すると判定し、かつ、前記ログ判定部が該当しないと判定したときは、前記テスト対象機器への操作が無効である、あるいは前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、前記設定された期待音声レベル範囲情報、前記設定された期待画像範囲情報、および前記設定された期待ログ範囲情報は、前記シナリオが表すテスト手順に応じたものであり、前記期待音声レベル範囲情報、前記期待画像範囲情報、および前記期待ログ範囲情報を記憶する期待値記憶部を具備することを特徴とする。
また、本発明のテスト装置は、上述のいずれかのテスト装置であって、通信路を介して接続された端末装置から操作可能であることを特徴とする。
また、本発明のテスト方法は、テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置におけるテスト方法において、前記テスト装置が、テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行する第1の過程と、前記テスト装置が、前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する第2の過程と、前記テスト装置が、前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する第3の過程と、前記テスト装置が、前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定する第4の過程と、前記テスト装置が、前記第2の過程、前記第3の過程、および第4の過程による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト第4の過程とを備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置のコンピュータを、テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行するテスト実行部、前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する音声判定部、前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する画像判定部、前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定するログ判定部、前記音声判定部、前記画像判定部、および前記ログ判定部による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト結果判定部として機能させる。
この発明によれば、テスト装置は、テスト結果判定部が、音声判定部、画像判定部およびログ判定部による判定結果に基づき、シナリオによるテスト結果を判定するので、テスト対象機器のディスプレイやスピーカーなどのハードウェアの動作と、ログを出力するソフトウェアの動作とに基づく判定を行うことができ、コンテンツによる画像および音声の変動があっても、テスト結果の判定を精度良く行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態によるリモートテストデバッグシステムの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態におけるリモートテストデバッグシステムは、場所Aに設置されたテスト対象機器であるテレビジョン受像機10とテスト装置20とマイク21とカメラ22とIr送信機23とICE(In Circuit Emulator;インサーキットエミュレータ)24とAC電源制御装置25とルーター26と、場所Aからみて遠隔地にある場所Bに設置されたルーター27とPC(Personal Computer;パーソナルコンピュータ)(端末装置)28と、場所Aのルーター26と場所Bのルーター27とを接続するWAN(Wide Area Network;広域情報通信網)(通信路)29を備える。広域情報通信網WAN29に代えて、インターネットを用いてもよい。
場所Aに設置されたテスト装置20は、PC(Personal Computer;パーソナルコンピュータ)にてテストソフト、テレビジョン受像機10のデバッグ機器(ICE)制御ソフト、リモートデスクトップサーバソフトを実行することで実現され、周辺機器を制御してテレビジョン受像機10のテストを実行するとともに、テスト対象機器内蔵ソフトウェアのデバッグを行う装置である。また、リモートデスクトップサーバソフトを実行してリモートデスクトップサーバー部31として機能することにより、遠隔地(場所B)のパーソナルコンピュータ28からの操作を可能とする。テスト装置20は、期待値記憶部40、ログ判定部41、音声判定部42、画像判定部43、テスト結果判定部44、テスト実行部45、シナリオ記憶部46、シナリオ実行記録部47、ICE制御部30、リモートデスクトップサーバー部31を備える。
場所Aとは遠隔の地にある場所Bにおけるユーザは、場所Aにあるテレビジョン受像機10のテストを行うべく、場所Bのパーソナルコンピュータ28を操作して、そのリモートデスクトップクライアントソフトを実行させて、リモートデスクトップクライアント部50として機能させる。リモートデスクトップクライアント部50は、場所Aにあるテスト装置20のリモートデスクトップサーバー部31と、ルーター27、広域情報通信網WAN29、ルーター26を経由して通信する。
パーソナルコンピュータ28が備えるマウス、キーボードなどの入力手段を用いたユーザによるパーソナルコンピュータ28への入力操作の情報は、リモートデスクトップクライアント部50がテスト装置20のリモートデスクトップサーバー部31に伝達し、テスト装置20は、リモートデスクトップサーバー部31に伝達された入力操作の情報が表す入力操作が当該装置に対して行われたとみなして動作する。さらに、テスト装置20のディスプレイへの表示画像の情報は、リモートデスクトップサーバー部31が、パーソナルコンピュータ28のリモートデスクトップクライアント部50に伝達し、パーソナルコンピュータ28は、リモートデスクトップクライアント部50に伝達された表示画像の情報が表す表示画像を当該装置のディスプレイに表示する。
このようにして、場所Bにいるユーザは、パーソナルコンピュータ28を用いてテスト装置20を、自在に操作することができるので、テスト装置20において、テストソフト、デバッグ機器(ICE)制御ソフトを実行させて、テレビジョン受像機10のテストおよびデバッグを行う。
なお、場所Aと場所Bとは、広域情報通信網29やインターネットで接続されていればよいので、例えば、場所Bが日本国内であり、場所Aが日本国外であってもよいし、その逆で、場所Aが日本国内であり、場所Bが日本国外であっても良い。
ここで、シナリオについて説明する。シナリオとは、テスト対象機器(テレビジョン受像機10)を操作するコマンドの手順、テスト結果を判定するコマンドの手順を記録したファイルである。図2は、本実施形態におけるテスト対象機器(テレビジョン受像機10)を操作するコマンドの手順シナリオの例を示す図である。図2のシナリオ例は、電源ボタン押下(L2の「BUTTON(電源)」)→1秒待つ(L3の「WAIT(1s)」)→電源ボタン押下(L4の「BUTTON(電源)」)→7秒待つ(L5の「WAIT(7s)」)→テスト結果判定部44を呼び出す(L6の「IS_TESTOK()」)という手順を1000回繰り返す(L1の「FOR(1000)」)例である。そして、もし、テスト結果判定部44でテスト結果が正常でないと判定した場合(L6の「IF(IS_TESTOK()|=“OK”)」)は、シナリオを停止する(L7の「STOP」)例である。
なお、本シナリオ例では、テスト結果判定部44によるテスト結果の判定は、全て同じ条件を用いて判定しているが、判定毎に異なる条件を用いる場合は、シナリオ中に変数Iなどのループカウンタを設け、テスト結果判定部44に該ループカウンタの値を渡すように、「IS_TESTOK(I)」によりテスト結果判定部44を呼び出し、期待値記憶部40から該ループカウンタの値に対応付けて記憶されており、判定の条件を表す期待値範囲情報を読み出して用いるようにすればよい。
図1に戻って、テスト対象機器であるテレビジョン受像機10は、デジタルテレビ放送などの放送波を受けて、該放送波により伝送された動画像をディスプレイに表示するとともに、該放送波により伝送された音声をスピーカーから発する。なお、本明細書において、音声とは、人間の声だけでなく、音楽や効果音などのそのほかの音も含む。また、テレビジョン受像機10は、Ir送信機23の発する赤外線によるリモコン信号を受け、該リモコン信号が表すコマンドに従い動作し、該動作の履歴を表すログデータを生成してテスト装置20に出力する。マイク(音声取得装置)21は、テレビジョン受像機10が発する音声を電気信号に変換してテスト装置20に出力する。カメラ(画像取得装置)22は、テレビジョン受像機10のディスプレイ、すなわちテレビジョン受像機10が表示している画像を撮像し、撮像結果の画像のデータをテスト装置20に出力する画像取得装置である。なお、カメラ22による撮像結果は、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。Ir送信機(操作装置)23は、テスト装置20からのリモコン信号データを受けて、該リモコン信号データが表すコマンドの赤外線信号をテレビジョン受像機10に送信し、テレビジョン受像機10に対する操作を行う。
インサーキットエミュレータICE(InCircuit Emulator)24は、テレビジョン受像機10のインサーキットエミュレータであり、テレビジョン受像機10をデバッグするために、ICE制御部30の指示に従い、テレビジョン受像機10の動作を一時停止させたり、テレビジョン受像機10に内蔵されたメモリやレジスタなどの内部状態を取得したりする。AC(交流)電源制御装置25は、テスト装置20からの供給開始/停止の指示に従い、テレビジョン受像機10への電源の供給を制御する。ルーター26は、テスト装置20が接続されたLAN(Local Area Network)を広域情報通信網WAN29に接続する。
WAN29は、インターネットなどのWAN(Wide Area Network;広域ネットワーク)であり、テレビジョン受像機10およびテスト装置20が設置された製造工場などの場所Aと、パーソナルコンピュータ28が設置された開発部門の建屋などの場所Bとを接続する。ルーター27は、パーソナルコンピュータ28が接続されたLANをWAN29に接続する。パーソナルコンピュータ28は、ディスプレイなどの出力手段と、キーボード、マウスなどの入力手段を備えたパーソナルコンピュータであり、ハードディスクなどのメモリに格納されているプログラムであるリモートデスクトップクライアントソフトを実行することで実現するリモートデスクトップクライアント部50として機能する。リモートデスクトップクライアント部50は、リモートデスクトップサーバー部31を介して、テスト装置20に対するユーザ操作を可能にする。
テスト実行部45は、シナリオを実行して、該シナリオが表すテスト手順に従い、テレビジョン受像機10へ送信するコマンドを指示するリモコン信号データをIr送信機23に出力し、Ir送信機23にテレビジョン受像機10を操作させる。また、テスト実行部45は、テスト装置20が具備するマウス、キーボードなどの入力手段を介したユーザ操作に従い、シナリオを編集・保存する。この保存により、シナリオは、シナリオ記憶部46に保存される。このシナリオの編集・保存および実行は、場所Bのパーソナルコンピュータ28が具備するマウス、キーボードなどの入力手段を介してユーザが指示することもできる。その際、パーソナルコンピュータ28のディスプレイは、カメラ22により撮像されたテレビジョン受像機10の画像を表示し、ユーザは、該画像を確認することができる。
画像判定部43は、テスト結果判定部44から画像取得コマンドが指示されると、カメラ22で撮像したテレビジョン受像機10の画像のデータを取得して保存する。さらに、画像判定部43は、テスト結果判定部44から画像判定コマンドが指示されると、期待値記憶部40が記憶している期待画像範囲情報が表す期待画像範囲に、取得したテレビジョン受像機10の画像のデータが該当するかどうかの判定を行う。期待画像範囲のデータは、判定前のテレビジョン受像機10へのコマンド毎、あるいは判定タイミング毎のデータがあらかじめ設定され、期待値記憶部40に記憶されている。なお、カメラ22が撮像した画像は常時テスト装置20のディスプレイ上に表示するようにしても良い。ここで、期待画像範囲情報は、例えば、期待値の画像のデータと、判定箇所の座標データと、該期待値の画像のデータとの差分の許容範囲とからなる情報である。この期待画像範囲情報に判定箇所の座標データが設定されているときは、画像判定部43は、前述の期待画像範囲に、取得したテレビジョン受像機10の画像のデータが該当するかどうかの判定を、判定箇所の座標データにより指定された箇所(例えば、X座標が0から399かつY座標が200から599の領域)の画像のデータについてのみ差分を取り、該差分が許容範囲内にあるか否かを判定することで行う。ここで、差分とは、例えば、全画像あるいは画像中の指定領域の画素各々のRGB値(赤、緑、青の成分)の差分の絶対値の平均である。
音声判定部42は、テスト結果判定部44から音声取得コマンドが指示されると、マイク21から取得したテレビジョン受像機10が発した音声のデータを取得して保存する。さらに、音声判定部42は、テスト結果判定部44から音声判定コマンドが指示されると、例えば無音かどうかなどの期待値記憶部40が記憶している期待音声レベル範囲情報に取得した音声のデータから算出される音声レベルが該当するかどうかの判定を行う。なお、マイク21が取得した音声をテスト装置20のスピーカーに直接出力するようにしてもよいし、音声レベルを数値化してテスト装置20のディスプレイ上に常時表示するようにしても良い。ここで、音声レベルは、デシベルなどを単位とする音量を表す値であり、音声判定部42は、この音声レベルを、予め決められた時間幅の音声のデータから算出する。期待音声レベル範囲情報は、例えば「40デシベル以上」など、音量の値の範囲を示す情報である。
ログ判定部41は、テスト結果判定部44からログ取得コマンドが指示されると、テレビジョン受像機10が出力するログデータを取得して保存する。テレビジョン受像機10とテスト装置20とはケーブルで接続されている。また、ログ判定部41は、テスト結果判定部44からログ判定コマンドが指示されると、保存したログデータに、期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報にて指定された文字列があるか否かの判定を行う。ログ判定部41は、保存したログデータ中の指定された文字列の個数をカウントするようにしても良い。また、ログ判定部41が、ログデータの出力があるか否かを判定するようにしても良い。また、出力されたログデータをテスト装置20のディスプレイ上に常時表示するようにしても良い。なお、期待ログ範囲情報は、単なる文字列であってもよいし、正規表現やワイルドカードなどを含むある範囲を表す文字列であってもよい。すなわち、期待ログ範囲情報が、例えば、任意の1文字を表す「?」を含んだ「ABC?EF」であれば、「ABCDEF」も、「ABC1EF]も、「ABCdEF」も、期待ログ範囲情報が表す文字列の範囲に含まれる。
シナリオ実行記録部47は、テスト実行部45が出力したテスト実行部45の実行履歴を記録する。テスト実行部45が出力する実行履歴には、シナリオ実行中の、コマンドを実行した時刻、コマンドの内容、変数の値、撮像した画像のファイル名、画像・音・ログ判定の判定結果が含まれる。この実行履歴は、テキストファイルなどのファイルとして保存される。
期待値記憶部40は、各テスト結果判定時に、ログ判定部41、音声判定部42、画像判定部43が判定に用いる期待値の範囲を表す期待範囲情報であって、シナリオが表すテスト手順に応じて、予め設定された情報を記憶する。シナリオ中にテスト結果の判定が複数あり、使用する期待値が、テスト結果判定毎に異なる場合は、図2の説明に記載したように、テスト結果判定の回数と該回数毎の期待範囲情報とを対応付けて記憶する。
テスト結果判定部44は、テスト実行部45により呼び出され、音声判定部42、画像判定部43、およびログ判定部41の判定結果に基づき、シナリオによるテスト結果を判定する。該テスト結果判定部44の詳細については、後述する。
図3は、本実施形態におけるログデータの例を示す図である。図3に示すように、ログデータは、該ログを出力した年月日および時分秒と、テレビジョン受像機10の動作を表す文字列が、動作順に並べられたテキストデータである。図3に示す例では、符号L11の「080219 18:00:03 Receive R/C Power off message.」は、2008年2月19日18時0分3秒に、リモコン信号にて、電源オフのコマンドを受信したことを表す。また、符号L12の「080219 18:00:03 Start R/C Power off sequence.」は、2008年2月19日18時0分3秒に、リモコン信号にて受けた電源オフの処理を開始したことを表す。
図4は、テスト装置20のハードウェアの構成を示す概略ブロック図である。テスト装置20は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)200、メモリ201、ディスプレイ202、シリアル入出力部203、イーサネット(登録商標)204、およびこれらを接続するバス205を具備する。CPU200は、メモリ201に格納されているプログラムを読み出し、実行することで、図1に示すICE制御部30、リモートデスクトップサーバー部31、テスト実行部45として機能する。
なお、図1では、ログ判定部41、音声判定部42、画像判定部43、テスト結果判定部44は、テスト実行部45と別のブロックとして示しているが、本実施形態では、これらのブロックは、シナリオ記憶部46が記憶するテスト結果判定用のシナリオを、テスト実行部45が実行することで実現される。なお、これらログ判定部41、音声判定部42、画像判定部43、テスト結果判定部44は、ICE制御部30、リモートデスクトップサーバー部31、テスト実行部45と同様に、CPU200が、メモリ201に格納されているプログラムを読み出し、実行することで実現するようにしてもよい。
メモリ201は、図1に示す期待値記憶部40、シナリオ記憶部46、シナリオ実行記録部47を備え、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CR−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
ディスプレイ202は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置、有機EL表示装置等の画像および文字を表示する表示装置である。シリアル入出力部203は、USB(Universal Serial Bus)などのシリアル入出力を行い、テスト装置20を、マイク21、カメラ22、Ir送信機23、インサーキットエミュレータICE24、AC電源制御装置25、テレビジョン受像機10と接続し、これらの装置とテスト装置20との間のデータの入出力を行う。イーサネット(登録商標)204は、LAN用の通信インターフェースであり、ルーター26と接続する。
図2に例示したシナリオのように、シナリオ実行中にテスト結果判定部44がテスト結果は正常でないと判定した場合には、シナリオ実行を停止するようにシナリオを記述しておくと、テスト実行部45は、シナリオ実行を速やかに停止する事ができる。この停止後に、ユーザは、場所Bのパーソナルコンピュータ28を操作して、あるいはテスト装置20を直接操作してICE制御部30を介してテレビジョン受像機10をデバッグすることにより、テレビジョン受像機10が完全にハングアップする前にテレビジョン受像機10の内蔵ソフトウェアのデバッグを行う事が可能となる。もしくは、正常でないと判定した場合には、停止せずに不具合数をカウントし、前述のように判定結果などの実行履歴を保存してテストを継続しても良い。
図5は、テスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。このフローチャートは、メニューボタンや入力切換ボタンなど特定のリモコンボタンを押下するテストの際に行うテスト結果判定のフローを示す。
テスト実行部45から呼び出されると、ステップSa1では、テスト結果判定部44は、画像判定部43に画像取得および画像判定を指示する。画像判定部43は、これらの指示を受けて、カメラ22で撮像した画像のデータが期待値記憶部40から読み出した期待画像範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSa2に遷移し、「該当しない」のときはステップSa5に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSa2に遷移したとする。ステップSa2に遷移すると、テスト結果判定部44は、音声判定部42に音声取得および音声判定を指示する。音声判定部42は、これらの指示を受けて、マイク21で取得した音声のデータから平均の音声レベルを算出し、該音声レベルが期待値記憶部40から読み出した期待音声レベル範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSa3に遷移し、「該当しない」のときはステップSa4に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSa3に遷移したとする。ステップSa3に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された文字列を含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「正常」と判定し、「該当しない」のときは「ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。ここで、「ハングアップ」は、テレビジョン受像機10のソフトウェアの動作異常などにより、テレビジョン受像機10は、リモコン信号などを受け付けない状態、いわゆるハングアップ状態になったと判定したことを表す。
一方、ステップSa2における判定結果が「該当しない」であり、ステップSa4に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された文字列を含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「音声異常」と判定し、「該当しない」のときは「ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。ここで、「音声異常」は、テレビジョン受像機10の音声出力に異常があると判定したことを表す。
また、ステップSa1における判定結果が「該当しない」であり、ステップSa5に遷移すると、テスト結果判定部44は、音声判定部42に音声取得および音声判定を指示する。音声判定部42は、これらの指示を受けて、マイク21で取得した音声のデータから平均の音声レベルを算出し、該音声レベルが期待値記憶部40から読み出した期待音声レベル範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSa6に遷移し、「該当しない」のときはステップSa7に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSa6に遷移したとする。ステップSa6に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された文字列を含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「ディスプレイ異常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。ここで、「ディスプレイ異常」は、テレビジョン受像機10の画像出力に異常があると判定したことを表し、「リモコン効かず/ハングアップ」は、Ir送信機23からリモコン信号が発せられていない、リモコン信号がテレビジョン受像機10に届いていない、テレビジョン受像機10がリモコン信号を受け付けられないなどの理由で、テレビジョン受像機10を操作できないことを表す。
一方、ステップSa5における判定結果が「該当しない」であり、ステップSa7に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された文字列を含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「ディスプレイ・音声異常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
図6は、電源オフを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23から送信した後のテスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。テスト実行部45が、シナリオを実行して、テレビジョン受像機10に対して電源オフを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23が送信した後、テスト結果判定部44がテスト実行部45から呼び出されて判定を開始する。この呼び出しの際に、テスト実行部45は、電源オフ後であることを、テスト結果判定部44に明示する。
テレビジョン受像機10は、電源オフのコマンドを受けると、電源オフのコマンドを受け実行することを表すログデータを出力し、黒画面かつ無音になる。このため、図5のフローチャートに適応すると、期待画像範囲情報は黒画面であること、期待音レベル範囲情報は無音レベルであること、期待ログ範囲情報は電源オフのログデータとなる。
テスト結果判定部44は、テスト実行部45から呼び出されると、ステップSb1では、画像判定部43に画像取得および画像判定を指示する。画像判定部43は、これらの指示を受けて、カメラ22で撮像した画像のデータが期待値記憶部40から読み出した期待画像範囲情報が表す範囲、すなわち黒画面に該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSb2に遷移し、「該当しない」のときはステップSb6に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSb2に遷移したとする。ステップSb2に遷移すると、テスト結果判定部44は、音声判定部42に音声取得および音声判定を指示する。音声判定部42は、これらの指示を受けて、マイク21で取得した音声のデータから平均の音声レベルを算出し、該音声レベルが期待値記憶部40から読み出した期待音声レベル範囲情報が表す範囲、すなわち無音レベルに該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSb3に遷移し、「該当しない」のときはステップSb4に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSb3に遷移したとする。ステップSb3に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オフのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「正常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
一方、ステップSb2における判定結果が「該当しない」であり、ステップSb4に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オフのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「音声異常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
また、ステップSb1における判定結果が「該当しない」であり、ステップSb6に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オフのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「ディスプレイ異常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
図7は、テスト結果判定部44のステップSb1における黒画面か否かの判定処理の例を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、30秒毎に黒画面かどうかの画像判定を4回繰り返す例である。テスト対象機器がテレビジョン受像機10であるため、コンテンツによっては暗い画面が続いてしまい、1回の画像判定では正しく判定できない可能性がある。このため、時間をおいて何度か繰り返し判定を行う。
テスト結果判定部44は、変数Nに初期値「1」を代入する(Sc1)。次に、テスト結果判定部44は、画像判定部43に現在表示されている画像が黒画面か否かを判定させる(Sc2)。この判定結果が「黒画面ではない」であれば、テスト結果判定部44は、ステップSb1の判定結果を「黒画面ではない」とする。しかし、このステップSc2の判定結果が「黒画面である」のときは、テスト結果判定部44は、ステップSc3に遷移して30秒待った後、ステップSc4に遷移して変数Nの値を「1」増加させる。次にテスト結果判定部44は、ステップSc5に遷移して、変数Nの値が「5」か否かを判定し、「5」であると判定したときは、ステップSb1の判定結果を「黒画面である」とし、「5」でないと判定したときは、再度ステップSc2に戻って以降の処理を同様に繰り返す。
図8は、テスト結果判定部44のステップSb2における無音か否かの判定処理の例を示すフローチャートである。図7に示した例と同様に、テスト対象機器がテレビジョン受像機10であるため、コンテンツによっては静かなシーンが続く場合があり、1回の無音判定では正しく判定できない可能性がある。このため、時間をおいて何度か繰り返し判定を行う。
テスト結果判定部44は、変数Mに初期値「1」を代入する(Sd1)。次に、テスト結果判定部44は、音声判定部42に現在出力されている音声が無音レベルか否かを判定させる(Sd2)。この判定結果が「無音ではない」であれば、テスト結果判定部44は、ステップSb2の判定結果を「無音ではない」とする。しかし、このステップSd2の判定結果が「無音である」のときは、テスト結果判定部44は、ステップSd3に遷移して30秒待った後、ステップSd4に遷移して変数Mの値を「1」増加させる。次にテスト結果判定部44は、ステップSd5に遷移して、変数Mの値が「5」か否かを判定し、「5」であると判定したときは、ステップSb1の判定結果を「無音である」とし、「5」でないと判定したときは、再度ステップSd2に戻って以降の処理を同様に繰り返す。
図9は、電源オンを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23から送信した後のテスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。テスト実行部45が、シナリオを実行して、テレビジョン受像機10に対して電源オンを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23が送信した後、テスト結果判定部44がテスト実行部45から呼び出されて判定を開始する。この呼び出しの際に、テスト実行部45は、電源オン後であることを、テスト結果判定部44に明示する。
テレビジョン受像機10は、電源オンのコマンドを受けると、電源オンのコマンドを受け実行することを表すログデータを出力し、画面表示が有りかつ有音である。このため、図5のフローチャートに適応すると、期待画像範囲情報は画面表示が有ること(黒画面からの差分が設定された値以上)、期待音レベル範囲情報は有音レベルである、すなわち設定された値以上の音量、期待ログ範囲情報は電源オンのログデータとなる。
テスト結果判定部44は、テスト実行部45から呼び出されると、ステップSe1では、画像判定部43に画像取得および画像判定を指示する。画像判定部43は、これらの指示を受けて、カメラ22で撮像した画像のデータが期待値記憶部40から読み出した期待画像範囲情報が表す範囲、すなわち画面表示有りに該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSe2に遷移し、「該当しない」のときはステップSe6に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSe2に遷移したとする。ステップSe2に遷移すると、テスト結果判定部44は、音声判定部42に音声取得および音声判定を指示する。音声判定部42は、これらの指示を受けて、マイク21で取得した音声のデータから平均の音声レベルを算出し、該音声レベルが期待値記憶部40から読み出した期待音声レベル範囲情報が表す範囲、すなわち有音レベルに該当するか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはステップSe3に遷移し、「該当しない」のときはステップSe4に遷移する。
ここでは、判定結果が「該当する」であり、ステップSe3に遷移したとする。ステップSe3に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オンのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「正常」と判定し、「該当しない」のときは「ハングアップ(音あり)」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
一方、ステップSe2における判定結果が「該当しない」であり、ステップSe4に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オンのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「正常」と判定し、「該当しない」のときは「ハングアップ(音出ず)」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
また、ステップSe1における判定結果が「該当しない」であり、ステップSe6に遷移すると、テスト結果判定部44は、ログ判定部41にログ取得およびログ判定を指示する。ログ判定部41は、これらの指示を受けて、テレビジョン受像機10から取得したログデータが期待値記憶部40から読み出した期待ログ範囲情報が表す範囲に該当するか否かの判定、すなわち期待ログ範囲情報にて指定された電源オンのログデータを含むか否かの判定を行い、該判定結果をテスト結果判定部44に出力する。テスト結果判定部44は、該判定結果を取得し、該判定結果が「該当する」のときはテスト結果を「正常」と判定し、「該当しない」のときは「リモコン効かず/ハングアップ」と判定し、テスト実行部45に判定結果を出力する。
なお、図9における表示有りかどうかの判定(ステップSe1)および有音レベルかどうかの判定(ステップSe2)は、図6のステップSb1とステップSb2の出力のYes/Noを逆にしたものと同様にして、判定してもよい。
なお、本実施形態において、テレビジョン受像機10は、赤外線によるリモコン信号に従い動作し、操作装置であるIr送信機23は赤外線によるリモコン信号を送信するとして説明したが、Ir送信機23は、赤外線以外の電波などでリモコン信号を送信し、該信号をテレビジョン受像機10が受信するようにしてもよいし、Ir送信機23は、通信ケーブルによりテレビジョン受像機10と接続されており、該通信ケーブルによりコマンドを表す信号を送信し、該信号をテレビジョン受像機10が受信するようにしてもよい。また、Ir送信機23は、リモコン信号を送信するのではなく、テレビジョン受像機10の操作ボタンを直接操作する機構を備えたロボットであってもよい。
なお、本実施形態において、テスト装置20は、テレビジョン受像機10が発する音声を電気信号に変換するマイク21を用いて音声の信号を取得するとして説明したが、テレビジョン受像機10が音声出力用の端子を備えているときは、該音声出力用の端子を、テスト装置20に接続されたビデオキャプチャ装置に接続し、このビデオキャプチャ装置を介して、テスト装置20が音声の電気信号を取得するようにしてもよい。
また、本実施形態において、テスト装置20は、カメラ22を用いてテレビション受像機10が表示している画像を撮像した結果の画像のデータを取得するとして説明したが、テレビジョン受像機10が、あるいはテスト対象機器がテレビジョン受像機ではなくビデオレコーダなどであり、該テスト対象機器が、画像出力用の端子を備えているときは、該画像出力用の端子をテスト装置20に接続されたビデオキャプチャ装置にケーブルなどで接続することで、該画像出力用の端子から出力された画像をビデオキャプチャ装置が取得して該画像のデータを生成し、テスト装置20は、生成された該画像のデータを取得するようにしてもよい。
図5、図6、図9に示したように、テスト結果判定部44は、音声判定部42、画像判定部43およびログ判定部41による判定結果に基づき、シナリオによるテスト結果を判定するので、テスト対象機器であるテレビジョン受像機10のディスプレイやスピーカーなどのハードウェアの動作と、ログを出力するソフトウェアの動作とに基づく判定を行うことができ、コンテンツによる画像および音声の変動があっても、テスト結果の判定を精度良く行うことができる。さらに、テスト結果の判定だけでなく、ディスプレイやスピーカーの異常、ハングアップ(ソフトウェアの異常)などの異常要因を判定することもできる。
また、図5に示したように、テスト結果判定部44は、ログ判定部41が該当しないと判定(ステップSa3、Sa4)し、画像判定部43が該当すると判定(ステップSa1)したときは、テスト対象機器であるテレビジョン受像機10がハングアップしていると判定するので、テスト結果の判定だけでなく、異常要因であるハングアップ(ソフトウェアの異常)を判定することができる。
また、図5に示したように、テスト結果判定部44は、ログ判定部41が該当すると判定(ステップSa3、Sa4、Sa6、Sa7)し、音声判定部42または画像判定部43が該当しないと判定(ステップSa1、Sa2、Sa3)したときは、該当しないと判定した音声判定部42または画像判定部43に応じたテレビジョン受像機10の出力に異常があると判定するので、テスト結果の判定だけでなく、異常要因であるディスプレイ、スピーカーなどのハードウェア異常を判定することができる。
また、図5に示したように、テスト結果判定部44は、ログ判定部41が該当しないと判定し、43画像判定部が該当しないと判定したときは、テレビジョン受像機10へのIr送信機23による操作が無効である、あるいはハングアップしていると判定するので、テスト結果の判定だけでなく、異常要因を判定することができる。
また、図9に示したように、テスト結果判定部44は、テスト実行部45がテレビジョン受像機10の電源を投入する操作をIr送信機23にさせた後に、ログ判定部41が該当すると判定したときは、テレビジョン受像機10の電源投入が正常に行われたと判定するので、コンテンツによる画像および音声の変動があっても、テスト結果の判定を精度良く行うことができる。
また、図6に示したように、テスト結果判定部44は、テスト実行部45がテレビジョン受像機10の電源を切断する操作をIr送信機23にさせた後に、画像判定部43が該当すると判定し、かつ、ログ判定部41が該当しないと判定したときは、テレビジョン受像機10への操作が無効である、あるいはテレビジョン受像機10がハングアップしていると判定するので、テスト結果の判定だけでなく、異常要因を判定することができる。
また、図1におけるICE制御部30、リモートデスクトップサーバー部31、ログ判定部41、音声判定部42、画像判定部43、テスト結果判定部44、テスト実行部45、リモートデスクトップクライアント部50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、テレビジョン受像機、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、ゲーム機、携帯電話装置などをテスト対象機器とするテスト装置に用いて好適であるが、これらに限定されない。
この発明の一実施形態によるリモートテストデバッグシステムの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるテスト対象機器を操作するコマンドの手順シナリオの例を示す図である。 同実施形態におけるログデータの例を示す図である。 同実施形態におけるテスト装置20のハードウェアの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるテスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態における電源オフを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23から送信した後のテスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるテスト結果判定部44のステップSb1における黒画面か否かの判定処理の例を示すフローチャートである。 同実施形態におけるテスト結果判定部44のステップSb2における無音か否かの判定処理の例を示すフローチャートである。 同実施形態における電源オンを指示するコマンドのリモコン信号をIr送信機23から送信した後のテスト結果判定部44の動作を説明するフローチャートである。 従来のリモートテストデバッグシステムの概略構成図である。
符号の説明
10…テレビジョン受像機
20…テスト装置
21…マイク
22…カメラ
23…Ir送信機
24…ICE(インサーキットエミュレータ)
25…AC電源制御装置
26、27…ルーター
28…PC(パーソナルコンピュータ)
29…WAN(広域情報通信網)
30…ICE制御部
31…リモートデスクトップサーバー部
40…期待値記憶部
41…ログ判定部
42…音声判定部
43…画像判定部
44…テスト結果判定部
45…テスト実行部
46…シナリオ記憶部
47…シナリオ実行記録部
50…リモートデスクトップクライアント部
200…CPU
201…メモリ
202…ディスプレイ
203…シリアル入出力部
204…イーサネット(登録商標)
205…バス

Claims (10)

  1. テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置であって、
    テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行するテスト実行部と、
    前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する音声判定部と、
    前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する画像判定部と、
    前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定するログ判定部と、
    前記音声判定部、前記画像判定部、および前記ログ判定部による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト結果判定部と
    を具備することを特徴とするテスト装置。
  2. 前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当しないと判定し、前記画像判定部が該当すると判定したときは、前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする請求項1に記載のテスト装置。
  3. 前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当すると判定し、前記音声判定部または前記画像判定部が該当しないと判定したときは、該当しないと判定した前記音声判定部または前記画像判定部に応じた前記テスト対象機器の出力に異常があると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテスト装置。
  4. 前記テスト結果判定部は、前記ログ判定部が該当しないと判定し、前記画像判定部が該当しないと判定したときは、前記テスト対象機器への操作が無効である、あるいは前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のテスト装置。
  5. 前記テスト結果判定部は、前記テスト実行部が前記テスト対象機器の電源を投入する操作を前記操作装置にさせた後に、前記ログ判定部が該当すると判定したときは、前記テスト対象機器の電源投入が正常に行われたと判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のテスト装置。
  6. 前記テスト結果判定部は、前記テスト実行部が前記テスト対象機器の電源を切断する操作を前記操作装置にさせた後に、前記画像判定部が該当すると判定し、かつ、前記ログ判定部が該当しないと判定したときは、前記テスト対象機器への操作が無効である、あるいは前記テスト対象機器がハングアップしていると判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載のテスト装置。
  7. 前記設定された期待音声レベル範囲情報、前記設定された期待画像範囲情報、および前記設定された期待ログ範囲情報は、前記シナリオが表すテスト手順に応じたものであり、
    前記期待音声レベル範囲情報、前記期待画像範囲情報、および前記期待ログ範囲情報を記憶する期待値記憶部を具備すること
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載のテスト装置。
  8. 通信路を介して接続された端末装置から操作可能であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかの項に記載のテスト装置。
  9. テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置におけるテスト方法において、
    前記テスト装置が、テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行する第1の過程と、
    前記テスト装置が、前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する第2の過程と、
    前記テスト装置が、前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する第3の過程と、
    前記テスト装置が、前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定する第4の過程と、
    前記テスト装置が、前記第2の過程、前記第3の過程、および第4の過程による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト第4の過程と
    を備えることを特徴とするテスト方法。
  10. テスト対象機器が出力する音声を取得する音声取得装置と、前記テスト対象機器が出力する画像を取得する画像取得装置と、前記テスト対象機器に対する操作を行う操作装置と接続されるテスト装置のコンピュータを、
    テスト手順を表す情報であるシナリオに従い、前記操作装置に前記テスト対象機器を操作させてテストを実行するテスト実行部、
    前記音声取得装置が取得した音声の音声レベルと、設定された期待音声レベル範囲情報とを比較し、前記期待音声レベル範囲情報が表す範囲に、前記音声レベルが該当するか否かを判定する音声判定部、
    前記画像取得装置が取得した画像のデータと、設定された期待画像範囲情報とを比較し、前記期待画像範囲情報が表す範囲に、前記画像のデータが該当するか否かを判定する画像判定部、
    前記テスト対象機器からログデータを取得し、該ログデータと設定された期待ログ範囲情報とを比較し、前記期待ログ範囲情報が表す範囲に、前記ログデータが該当するか否かを判定するログ判定部、
    前記音声判定部、前記画像判定部、および前記ログ判定部による判定結果に基づき、前記シナリオによるテスト結果を判定するテスト結果判定部
    として機能させるプログラム。
JP2008128583A 2008-05-15 2008-05-15 テスト装置、テスト方法およびプログラム Pending JP2009278457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128583A JP2009278457A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 テスト装置、テスト方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128583A JP2009278457A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 テスト装置、テスト方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009278457A true JP2009278457A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41443451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008128583A Pending JP2009278457A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 テスト装置、テスト方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009278457A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103002318A (zh) * 2012-12-05 2013-03-27 深圳创维数字技术股份有限公司 一种数字电视接收终端的自动测试方法及自动测试系统
CN106412639A (zh) * 2016-10-14 2017-02-15 深圳Tcl数字技术有限公司 智能电视远程调试方法及智能电视远程调试系统
CN108391119A (zh) * 2018-02-09 2018-08-10 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种基于压力测试工具的压力测试方法及系统
CN109525841A (zh) * 2018-12-04 2019-03-26 深圳创维-Rgb电子有限公司 电视压力测试方法、平台及计算机可读存储介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103104A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Hitachi Ltd リモートデバッグ方法
JP2005236978A (ja) * 2004-01-30 2005-09-02 Hewlett-Packard Development Co Lp バーチャルプレゼンスシステムおよび方法
JP2005534248A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビデオ・システムの動作を制御する方法とシステム
JP2005340970A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Funai Electric Co Ltd 検査用映像出力装置、デジタル映像再生装置用検査装置及びデジタル映像再生装置用検査システム
JP2006033733A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sanyo Electric Co Ltd 電気製品の動画検査方法及び電気製品の動画検査装置
JP2007325056A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Sharp Corp 検査装置及び検査方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103104A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Hitachi Ltd リモートデバッグ方法
JP2005534248A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビデオ・システムの動作を制御する方法とシステム
JP2005236978A (ja) * 2004-01-30 2005-09-02 Hewlett-Packard Development Co Lp バーチャルプレゼンスシステムおよび方法
JP2005340970A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Funai Electric Co Ltd 検査用映像出力装置、デジタル映像再生装置用検査装置及びデジタル映像再生装置用検査システム
JP2006033733A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sanyo Electric Co Ltd 電気製品の動画検査方法及び電気製品の動画検査装置
JP2007325056A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Sharp Corp 検査装置及び検査方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103002318A (zh) * 2012-12-05 2013-03-27 深圳创维数字技术股份有限公司 一种数字电视接收终端的自动测试方法及自动测试系统
CN103002318B (zh) * 2012-12-05 2015-02-04 深圳创维数字技术股份有限公司 一种数字电视接收终端的自动测试方法及自动测试系统
CN106412639A (zh) * 2016-10-14 2017-02-15 深圳Tcl数字技术有限公司 智能电视远程调试方法及智能电视远程调试系统
CN108391119A (zh) * 2018-02-09 2018-08-10 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种基于压力测试工具的压力测试方法及系统
CN109525841A (zh) * 2018-12-04 2019-03-26 深圳创维-Rgb电子有限公司 电视压力测试方法、平台及计算机可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3116165B1 (en) Method and device for testing a terminal
CN109086606B (zh) 一种程序漏洞挖掘方法、装置、终端及存储介质
WO2014169645A1 (zh) 一种检测智能终端故障的方法以及智能终端
JP2009278457A (ja) テスト装置、テスト方法およびプログラム
US20160267923A1 (en) Communication apparatus, communication system, method of storing log data, and storage medium
JP4489710B2 (ja) 機器の検査装置
JP2005236978A (ja) バーチャルプレゼンスシステムおよび方法
CN105828368A (zh) 一种故障定位的方法和相应装置
JPWO2015177879A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及び方法
CN110825595B (zh) 录制回放方法及系统、存储介质
CN107948019A (zh) 一种Linux系统下自动化测试网卡压力的方法
JP2010134787A (ja) 情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム
CN116166536A (zh) 一种测试方法、装置、电子设备及存储介质
US11538475B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
KR20150035151A (ko) 애플리케이션 성능 테스트를 위한 시스템, 단말장치, 검증장치, 방법 및 컴퓨터로 판독 가능한 기록 매체
CN114553844A (zh) 一种视频时屏幕共享的方法
WO2020222673A1 (en) Method and system for diagnosing mobile computing devices
CN109819292B (zh) 一种远程媒体机的控制方法及远程媒体机
JP2009277060A (ja) 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム
RU2671999C1 (ru) Способ и система для диагностики мобильных вычислительных устройств
JP6532732B2 (ja) テストシステム、携帯端末、およびプログラム
US10165313B1 (en) Testing set top appliance boxes
JP2010193273A (ja) テスト装置、テスト方法及びテストプログラム
CN111836087A (zh) 基于手机抓取电视日志信息处理方法、装置
JP5132998B2 (ja) 通信端末の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110927