JP2010134787A - 情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】試験実施拠点とは離れた開発拠点にいる開発者のからの指示によりアプリケーションの動作確認を行う際に、開発者が任意の制御コマンドを動作確認対象のアプリケーションに対して入力し、当該アプリケーションの動作確認を行うこと。
【解決手段】テスト実施拠点と開発拠点とをネットワークで接続し、開発拠点に設置されている端末からテスト実施拠点に設置されている端末に対して操作情報を送信し、テスト実施拠点の端末から開発拠点の端末に対しては開発者が携帯電話の動作を確認できるよう、携帯電話の表示部の画像データと音声データとを送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、デバッグ実施可能環境から離れた場所からの指示に従って、アプリケーションプログラムのデバッグ処理を行うための情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理装置に関する。
アプリケーションプログラム開発を行う際に、開発コストの削減等を目的に海外企業にその業務を委託することが広く行われている。技術レベルも日本国内の企業と比較しても遜色がないため、様々な分野で利用されるソフトウェア開発が海外企業に委託されており、その中には例えば、携帯電話上で動作するソフトウェアの開発等も含まれている。
ただ、日本国内向けの携帯電話等の通信機器で動作するアプリケーションの開発委託を海外の企業に行う際に、海外では通信系のアプリケーションのデバッグ、テストを行うことが困難であるという大きな問題がある。というのは、海外では日本と同様の携帯電話の通信環境が整っていないので、海外で開発したアプリケーションのデバッグ、テスト等の動作確認を行う場合には、疑似的な通信環境を設置しなくてはならなかった。その際には、通信機器やアンテナ基地局等の装置を海外に持ち出さなくてはならず、税関での手続きが煩雑である等の問題も生じることになる。
そこで、通信関係のテストが可能な環境に設けられたテスト実施拠点に設置されている機器に対して、テスト実施拠点と離れた開発拠点に設置されている機器から指示を送りテストを行わせるとともに、テスト実施拠点での端末の動作状況を示す映像を開発拠点に送ることにより、遠隔地から、テスト実施対象端末の動作を確認しながらテストを行うことを可能にする発明がなされている。(特許文献1)
特開2007−104369号公報
製品の最終テストの場合には、開発者とは異なるテスト実施者が動作確認を行うことが一般的であり、予め作成されたテストシナリオ(仕様書)に従って、そのシナリオ通りの動きをさせた時に不具合が発生するかについてテストを行う。これに対して、デバッグ処理は予め定められた仕様書などを作成せず、開発者がその場その場に応じた入力指示を行いながら動作の確認をすることが一般的である。デバッグ処理は、その処理対象のアプリケーションは未完成の場合がほとんどであり、ある一部の機能の実装が不十分であるが、他の実装済みの機能についてのみ動作確認を行う場合などがあり、その際にはある特定のコマンドを入力することで、未実装の機能については動作させないということなども行われている。また、未実装の機能については実装が済んだらその機能についてテストを行うことになるが、テストの度にシナリオを作成し、動作確認処理を行う手法をとっていたのでは、開発の進行に付随して、テストのためのシナリオの修正処理を必ず行わなくてはならず、デバッグ処理の準備作業にかかる負荷が高くなってしまう。
引用文献1に記載の発明では、確かに開発拠点とは離れた拠点でのテストの内容を開発拠点にいながら確認することができるが、その場の状況に応じた開発者による任意の指示に基づくテストを行うことについては何ら考慮されていない。
そこで、本願発明は上記した課題に鑑み、試験実施拠点とは離れた開発拠点にいる開発者のからの指示によりアプリケーションの動作確認を行う際に、開発者が任意の制御コマンドを動作確認対象のアプリケーションに対して入力し、当該アプリケーションの動作確認を行うことが可能な情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願発明の情報処理方法は以下の構成を備える。即ち、
通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認を行うため、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理システムによって行われる情報処理方法であって、
前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付工程と、
前記受付工程で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成工程と、
前記生成工程で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示工程と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得工程と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得工程と、
前記第1の取得工程で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得工程で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信工程と
を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本願発明の情報処理システムは以下の構成を備える。即ち、
通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認に用いられる、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理システムであって、
前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示手段と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得手段で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本願発明の情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認に用いられる、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理装置であって、
前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示手段と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、
前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得手段で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
本願発明によれば、テスト実施拠点とは離れた開発拠点にいる開発者のからの指示により通信処理を伴うアプリケーションの動作確認を行う際に、開発者が任意の制御コマンドをアプリケーションに対して入力し、当該アプリケーションの動作確認を行うことが可能なる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本願発明のシステム構成の一例を示す図である。図中の開発拠点とテスト実施拠点とは物理的に離れた場所に設置されており、開発拠点においては携帯電話で無線通信を行えない(例えば海外等)。テスト実施拠点では、携帯電話による無線通信が可能である(例えば日本国内)。
開発拠点には、開発拠点端末1(101)、開発拠点端末2(102)が設置されており、それらはローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク(103)により相互に通信可能に接続されている。
開発拠点端末1(101)は、開発拠点からテスト実施拠点に設置されている携帯電話(114)に対する音声指示を送信するために利用される装置である。
開発拠点端末2(102)は、テスト実施拠点に設置されている携帯電話(114)に対して制御コマンドを送信するために利用される装置である。
一方、テスト実施拠点には、実施拠点端末1(111)、実施拠点端末2(112)、携帯電話等の通信機器(114)(以後、携帯電話(114)とする。)、ネットワークカメラ(115)が設置されている。実施拠点端末1(111)、実施拠点端末2(112)、ネットワークカメラ(115)はローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク(113)により相互に通信可能に接続されている。
また、携帯電話(114)は実施拠点端末2(112)と、例えば18芯コネクタ等により接続されており、実施拠点端末2(112)からの制御コマンドを受信することが可能である。そして、受信した制御コマンド応じた処理を行うことになる。また、テスト実施拠点では、アンテナ(120)により、携帯電話(114)は他の通信機器と無線通信を行うことが可能である。
実施拠点端末1(111)は、開発拠点に設置されている開発拠点端末1(101)から送信される音声データを受信し、スピーカから受信した音声データに基づく音声出力を行う。実施拠点端末1(111)のスピーカより出力された音声を携帯電話(114)のマイクが検知することで、音声指示が開発拠点端末1(101)から携帯電話に対して送られることになる。また、実施拠点端末1(111)はマイクを備えており、検知した音声に基づき作成された音声データと、ネットワークカメラ(115)が撮影した映像データとを開発拠点端末1(101)に対してライブストリーミング配信する。マイクが検知する音声には携帯電話のスピーカから出力される音声も含まれるので、携帯電話(114)から出力された音声データを開発拠点に対して送信することが可能となる。開発拠点端末1(101)では、受信したデータが再生されることになる。
実施拠点端末2(112)は、開発拠点に設置されている開発拠点端末2(102)から送信される操作指示を受信し、当該操作指示に応じた制御コマンドを携帯電話(114)に送信する。また、デバッグ対象のアプリケーションプログラムのインストール指示や更新指示等を、当該アプリケーションプログラムとともに送信する。
ネットワークカメラ(115)は、携帯電話(114)の表示部を撮影するための撮影装置であり、ネットワークカメラ(115)で撮影された映像データは実施拠点端末1(111)を介して、開発拠点の開発拠点端末1(101)に対して送信される。携帯電話(114)は、当該携帯電話(114)で動作するアプリケーションプログラムのデバッグ等の動作確認に使用される。アプリケーションプログラムの動作確認作業の間、その表示部がネットワークカメラ(115)により撮影されていて、その映像は実施拠点端末1を介して開発拠点端末1に送信されることになる。
130は広域ネットワークであり、開発拠点に設置されている各装置とテスト実施拠点に設置されている各装置とを相互に通信可能に接続するものである。
以上が本願発明のシステム構成の一例である。尚、開発拠点端末1(101)と開発拠点端末2(102)を1台のコンピュータで構成しても勿論構わない。実施拠点端末1(111)と実施拠点端末2(112)についても同様である。
図2は、図1の開発拠点端末1(101)及び開発拠点端末2(102)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
CPU(201)は、システムバス(212)に接続された各デバイスを統括的に制御する。RAM(202)は、CPU(201)の主メモリ、ワークエリア、一時退避領域等として機能する。ROM(203)は、ブートプログラムが記憶されている。
入力制御部(204)は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスで実現される入力部(205)からの入力を制御する。
表示制御部(206)は、CRTモニタや液晶モニタ等で実現される表示部(207)による表示を制御する。
外部記憶装置制御部(208)は、CPU(201)の制御プログラムであるオペレーションシステム(OS)や、開発拠点端末1(101)若しくは開発拠点端末2(102)の各種機能を実現するための各種プログラムや各種ファイル等を記憶する外部記憶装置(209)へのアクセスを制御する。尚、外部記憶媒体(209)としては、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続可能なコンパクトフラッシュ(登録商標)やスマートメディア等が挙げられる。また、本実施形態における処理では、CPU(201)により外部記憶媒体(209)に記録されているプログラムが必要に応じてRAM(202)にロードされ、該プログラムの制御に基づき、CPU(201)によって実行されるものとする。
外部機器I/F(210)は、当該コンピュータに外部機器(マイクやスピーカ等)を接続するためのインターフェースである。
また、通信制御部(211)は、ローカルエリアネットワーク(103)や広域ネットワーク(130)等のネットワークを介した他の装置との通信制御処理を実行する。
以上が、開発拠点端末1(101)及び開発拠点端末2(102)のハードウェア構成の一例である。実施拠点端末1(111)、実施拠点端末2(112)もほぼ同様の構成になっており、実施拠点端末2(112)は、外部機器I/F(210)を介して携帯電話(114)と接続されている。
図3は、図1の開発拠点端末1(101)、開発拠点端末2(102)、実施拠点端末1(111)及び実施拠点端末2(112)の機能構成の一例を示すブロック図である。図に示すように、開発拠点に設置されている開発拠点端末1(101)はデータ取得部(301)、データ生成部(302)、データ送信部(303)、データ再生部(304)を備えている。また、開発拠点端末2(102)は、操作受付部(311)、操作情報送信手段(312)を備えている。
データ取得部(301)は、マイクなどの集音装置により、周囲の音声を取得する。
データ生成部(302)は、データ取得部(301)で取得された音声に基づき音声データを生成する。
データ送信部(303)は、データ生成部(302)で取得された生成された音声データを、他の情報処理装置で再生させるべく送信する。
データ再生部(304)は、他の情報処理装置(例えば実施拠点端末1(111))から取得した撮影データ及び音声データを再生する。
操作受付部(311)は、表示部(207)に表示されている画面に対してのユーザによる入力部(205)からの操作指示を受け付ける。
操作情報送信部(312)は、操作受付部(311)が受け付けた操作指示を他の情報処理装置(例えば実施拠点端末2(112))に対して送信する。
尚、開発拠点端末1(101)が有する機能の一部または全部を開発拠点端末2(102)が有していても、開発拠点端末2(102)が有する機能の一部または全部を開発拠点端末1(101)が有していても構わない。
一方、テスト実施拠点に設置されている実施拠点端末1(111)はデータ取得部(321)、データ生成部(322)、データ送信部(323)、データ再生部(324)を備えている。また、設置拠点端末2(112)は、操作情報受信部(331)、制御情報生成部(332)、動作指示部(333)を備えている。
データ取得部(321)は、マイク等の集音装置により、周囲の音声を取得する。また、カメラ等の撮影装置から撮影画像情報を取得する。
データ生成部(322)は、データ取得部(321)で取得した音声や撮影画像情報をもとにストリーミングデータを生成する。
データ送信部(323)は、データ生成部(322)で生成されたストリーミングデータを他の情報処理装置(例えば開発拠点端末1(101))に再生させるべく送信する。
データ再生部(324)は、他の情報処理装置(例えば開発拠点端末1(101))から受信した音声データを再生する。
操作情報受付部(331)は、他の情報処理装置(例えば開発拠点端末2(112)において行われた操作指示を受け付ける。
制御情報生成部(332)は、操作情報受付部(331)が受け付けた操作情報に基づき、携帯電話に対して送信する制御情報を生成する。
動作指示部(333)は、制御情報生成部(332)が生成した制御情報に基づくアプリケーションプログラムの動作を携帯電話に行わせるために、制御情報を携帯電話に送信する。また、携帯電話(114)で動作する、動作確認対象のアプリケーションプログラムのインストール指示及び更新指示を当該アプリケーションプログラムとともに携帯電話(114)に対して送信する。
尚、実施拠点端末1(111)が有する機能の一部または全部を実施拠点端末2(112)が有していても、実施拠点端末2(112)が有する機能の一部または全部を実施拠点端末1(111)が有していても構わない。
以上が、図1の開発拠点端末1(101)、開発拠点端末2(102)、実施拠点端末1(111)及び実施拠点端末2(112)の機能構成の一例の説明である。
図4は、本願発明において各装置間で送受信されるデータを模式的に表した図である。
開発拠点に設置されている開発拠点端末1(101)とテスト実施拠点に設置されている実施拠点装置1(111)とは、Webチャット等に使用される双方向ストリーミング通信により相互通信が行われている。開発拠点端末1(101)から実施拠点端末1(111)に対しては開発拠点端末1(101)のマイクが検出した音声に基づき生成された音声データが、実施拠点端末1(111)から開発拠点端末1(101)に対しては、実施拠点端末1(111)のマイクが検出した音声に基づき生成された音声データとネットワークカメラ(115)が撮影した携帯電話(114)の表示部の映像データがストリーミング配信される。配信されたデータを受信した側の端末は、それらデータを再生することになる。
開発拠点に設置されている開発拠点端末2(102)から実施拠点端末2(112)に対しては、携帯電話に送信される各種制御コマンドを発行するための操作情報が送信される。実施拠点端末2(112)は、開発拠点端末2(102)から受信した操作情報に基づき、携帯電話(114)に送信する制御コマンドを生成し、生成した制御コマンドを携帯電話(114)に対して送信する。
携帯電話(114)は、実施拠点装置2(112)から制御コマンドを受信すると、その制御コマンドに応じた処理を行うことになる。また、実施拠点端末1(111)のスピーカで再生された音声指示をマイクで検出した場合にも、その音声指示に応じた処理を行うことになる。そして、これら指示に基づき携帯電話(114)が各種処理を行っている間、当該携帯電話(114)の表示部は、ネットワークカメラ(115)で撮影されており、撮影された画像は実施拠点端末1(111)により開発拠点端末1(101)に対して送信される。また、処理中に携帯電話(114)のスピーカから出力された警告音や通話音などは実施拠点端末1(111)のマイクで収録され、その音声データが開発拠点端末1(101)に送信されることになる。
このような構成をとることで、遠隔地からの指示に基づいた携帯電話のデバッグ等の動作確認処理を行う場合であっても、携帯電話に対する各種処理の指示を、携帯電話の動作を確認しながら行うことが可能となる。また、予め決められている指示だけではなく、任意の指示を携帯電話に送信することが可能となる。
図5は、開発拠点端末2(102)と実施拠点端末2(112)とにより行われる携帯電話にインストールされているアプリケーションプログラムのデバッグに際して行われる、各種の制御指示の携帯電話への送信処理の一例を示すフローチャートである。本処理を行うための各種プログラムは開発拠点端末2及び実施拠点端末2の外部記憶媒体(209)に記憶されており、これらプログラムに基づく制御をCPU(201)が行うことにより、本処理は実行される。尚、実施拠点端末2(112)には、他の装置(本実施例の場合は開発拠点端末2(102))からのリモート制御を受け付けるためのアプリケーションプログラムが、開発拠点端末2(102)には他の装置(本実施例の場合には実施拠点端末2(112))をリモート制御するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。このリモート制御アプリケーションは例えばリモートデスクトップアプリケーションであるが、これに限られるものではない。
まず、携帯電話のデバッグ開始に当たって、開発拠点端末2(102)のCPU(201)は、リモート制御アプリケーションプログラムを起動し(ステップS501)、当該アプリケーションプログラムの制御に基づいて実施拠点端末2(112)に対してリモート制御の開始要求を行う(ステップS502)。
開発拠点端末2(102)からのリモート制御開始要求に応じて、実施拠点端末2(112)のCPU(201)は、開発拠点端末2(102)のリモート制御アプリケーションによる操作指示の受付を開始する(ステップS503)。そして、操作指示を実施拠点端末2(112)に対して発行するための操作画面情報を開発拠点端末2(102)に対して送信する(ステップS504)。そして、操作画面情報を受信した開発拠点端末2(102)の表示部(207)には操作画面が表示され、その操作画面を介して、ユーザからの入力部(205)を介した操作指示を受け付けることになる。
開発拠点端末2(102)は、表示部(207)に表示されている操作画面を介したユーザの入力部(205)操作に基づいた操作指示を受け付けると(ステップS506)、その操作指示を設置拠点端末2に対して送信することになる(ステップS507)。この操作指示には、携帯電話に制御コマンドを送信するための操作指示だけでなく、例えば、実施拠点端末2(112)にインストールされている各種アプリケーションプログラムの起動指示や、起動されたアプリケーションプログラムに対する各種操作指示も送信される。携帯電話(114)に制御コマンドを送信するための操作指示も、実施拠点端末2(112)にインストールされている携帯電話デバッグアプリケーションに対する操作指示という形で送信されることになる。尚、携帯電話デバッグアプリケーションに各種の操作指示を行うための画面情報については図7等を参照して詳細に後述する。この携帯電話デバッグアプリケーションは、携帯電話に各種の制御指示を行う機能を有しているほか、携帯電話のデバッグ処理中に携帯電話がハングアップした場合に、ハングアップした時のメモリスタックの内容を表示することができる。開発者はこのメモリスタックの内容を確認することで、異常の原因を探求することが可能になるわけである。また、ハングアップした携帯電話を再起動させる指示を行うことも可能である。
実施拠点端末2(112)は、開発拠点端末2(102)からの操作指示を受信すると(ステップS508)。それが携帯電話に制御コマンドを送信するための操作指示なのか、それ以外の操作指示なのかを判断する(ステップS509)。例えば、携帯電話デバッグアプリケーションに対する特定の操作指示を開発拠点端末2(102)から受信した場合に、実施拠点端末2(112)のCPU(201)は、その操作指示を携帯電話に制御コマンドを送信するための操作指示であると判断することになる。それ以外の場合(ステップS510でNO)には、その操作指示に従った処理を行うことになる(ステップS513)。例えば各種アプリケーションプログラムの起動、終了、各種アプリケーションプログラムでのデータ編集や各種設定処理等がこの処理に該当することになる。携帯電話のデバッグ処理を行う場合には、デバッグ処理に先立って、実施拠点端末2(112)にインストールされている携帯電話デバッグアプリケーションの起動指示を行い、当該アプリケーションを起動させておく必要がある。
一方、携帯電話に対して指示転送の必要があると判断した場合には(ステップS510でYES)、受信した操作指示(例えば「1」ボタンをクリック指示する操作指示)に対応する制御コマンドを携帯電話デバッグアプリケーションの制御に基づいて生成し(ステップS511)、生成された制御コマンドを携帯電話(114)に対して送信する(ステップS512)。
そして開発拠点端末2(102)から送信された操作指示に応じた処理の結果更新された操作画面情報を開発拠点端末2(102)に対して送信する(ステップS514)。
そして開発拠点端末2(102)においては、受信した操作画面情報に基づいて操作画面を更新する(ステップS515)。
その後、リモート制御の終了指示を受け付ける(ステップS516でYESと判断する)まで、ステップS506からの処理を繰り返すことになる。
終了指示を受けつけると(ステップS516でYES)、リモート制御の終了要求を実施拠点端末2(112)に対して送信する(ステップS517)。実施拠点端末2(112)はコマンド指示端末のリモート制御アプリケーションによる指示コマンドの受付を終了する(ステップS518)。その後、開発拠点端末2(102)はリモート制御アプリケーションを終了する(ステップS519)。
以上が、開発拠点端末2(102)と実施拠点端末2(112)とにより行われる携帯電話にインストールされているアプリケーションプログラムのデバッグに際し、各種の制御コマンド指示の携帯電話への送信処理の説明である。
次に、図6を参照して、携帯電話にインストールされているアプリケーションプログラムのデバッグに際し、開発拠点端末1(101)と実施拠点端末1(111)との間で行われるデータ通信について説明する。尚、図6(a)は開発拠点端末1(101)から実施拠点端末1(111)に対しての通信処理、図6(b)は実施拠点端末1(111)から開発拠点端末1(101)への通信処理を示している。
まず、図6(a)を参照して、開発拠点端末1(101)から実施拠点端末1(111)に対しての通信処理について説明する。
開発拠点端末1(101)と実施拠点端末1(111)との間でストリーミング通信を確立する(ステップS601、ステップS611)。ストリーミング通信の確立後、ストリーミング通信が終了する(ステップS606、ステップS616)までの間、開発拠点端末1(101)のCPU201は、マイクで検知したユーザの音声指示等(マイクでの音声データ検知:ステップS602)に基づいて音声データを生成し、その音声データを実施拠点端末1(111)に対してストリーミング送信する(ステップS603)。音声データを受信した実施拠点端末1(111)のCPU(201)は、受信した音声データを再生し、スピーカから出力する(ステップS612)。スピーカから出力された音声を携帯電話(114)のマイクに検知させることにより、開発拠点からの携帯電話に対して音声による指示が送信することが可能になる。
次に、図6(b)を参照して、実施拠点端末1(111)から開発拠点端末1(101)への通信処理について説明する。
開発拠点端末1(101)と実施拠点端末1(111)との間でストリーミング通信を確立する(ステップS601、ステップS611)。ストリーミング通信の確立後、ストリーミング通信が終了する(ステップS606、ステップS616)までの間、実施拠点端末1(111)のCPU(201)は、マイクで検知した携帯電話(114)のスピーカから出力された音声等(マイクでの音声データ検知:ステップS613)に基づいて音声データを生成する。また、ネットワークカメラ115によって撮影された、携帯電話(114)の表示部の映像(撮影データ)を取得する(ステップS614)。
そして、ステップS613においてマイクで検知した音声に基づき生成された音声データ及びステップS614でネットワークカメラ(115)より取得した撮影データを開発拠点端末1(101)に対して送信する(ステップS615)。
実施拠点端末1(111)より音声データ及び撮影データを受信した開発拠点端末1(101)のCPU201は、受信した撮影データに基づく表示を表示部(207)に行う(ステップS604)とともに、受信した音声データに従った音声出力をスピーカから行う(ステップS605)。
このような構成をとることにより、アプリケーションのデバッグ処理中に携帯電話から出力される警告音等の音声や、携帯電話の表示部に表示された情報を開発拠点に居ながらにして知ることができ、それにより、開発拠点にいるデバッグ処理を行っているユーザがデバッグ対象のアプリケーションのバグ等の不具合を確認することが可能になる。
このように、ストリーミング通信等により、ほぼリアルタイムに携帯電話に音声指示を送ることが可能となるので、様々なアプリケーションプログラムのデバッグ処理に対応できるとともに、表示情報だけでなく、音声情報によってもアプリケーションプログラムの異常を確認することが可能となる。
次に、図7を参照して、本発明の携帯電話デバッグアプリケーションが備える機能について説明する。
図7は、携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェースの一例を示す図である。図に示すように、携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェース(700)には、携帯電話イメージ表示部(701)、ソフトウェアキーボード表示部(702)が備わっている。これらの詳細については、図8〜図11を参照してそれぞれ説明する。
また、この携帯電話デバッグアプリケーションは、携帯電話に適用するアプリケーションを指定して、当該指定されたアプリケーションを携帯電話にインストールさせるための機能や、すでに携帯電話にインストールされているアプリケーションを削除するための機能等も有している。図示のメニューを操作指示することにより、これら処理を実施拠点端末2(112)に行わせることが可能である。
このような機能を携帯電話デバッグアプリケーションが備えることにより、携帯電話にインストールされたアプリケーションの不具合が発見された場合に、その不具合を修正したアプリケーションを新たに携帯電話にインストールさせることが可能になる。このような機能を備えることにより、効率的なデバッグ処理を行うことが可能となる。
図8を参照して、携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェース(700)中の携帯電話イメージ表示部(701)の詳細について説明する。開発拠点端末2(102)を操作するユーザによる、この携帯電話イメージ表示部(701)に対しての入力部(205)を介しての各種の操作指示を受け付けることで、開発拠点端末2(102)は携帯電話に制御コマンドを送信するための操作指示を実施拠点端末2(112)に対して送信することになる。
801は携帯電話UI表示部であって、ここには実施拠点端末2から携帯電話に対して送信される制御コマンドに基づく処理を携帯電話(114)が行った場合に、携帯電話の表示部に表示されるべき表示情報を、表示することが可能である。よって、この携帯電話UI表示部801の表示内容と、開発拠点端末1(101)の表示部(207)に表示される、アプリケーションのデバッグ処理中の携帯電話(114)の表示部の映像とを見比べた際に違いがあって場合には、アプリケーションに異常の可能性があることを判断することができる。
802は操作ボタン表示部であって、この操作ボタン表示部802に表示されている各種ボタン(例えば「1」ボタン、「2」ボタン、「クリア」ボタン等)に対するユーザの入力部操作に基づくクリック指示を受け付けることにより、開発拠点端末2(102)はそのボタンが押下されたという制御コマンドを実施拠点端末2(112)が作成するための操作指示を実施拠点端末2(112)に対して送信する。
803は、長押し指定チェックボックスであり、このチェックボックスがチェックされたという操作指示を実施拠点端末2(112)が開発拠点端末2(102)から受信してから、チェックが外されたという操作指示を受け付けるまでの間、実施拠点端末2(112)は、前記の操作ボタン表示部に対する操作指示を受け付けた場合に、当該ボタンが長押しされたという制御コマンドを生成して携帯電話(114)に送信することになる。
一般的に、携帯電話は少ないボタンの操作で数多くの機器制御を行わせるために、同じボタンに対する操作でも、通常押された場合と長押しされた場合とで処理を異ならせている。このようなことに対応するために、本発明では、長押しチェックボタン(803)を備えている。また、図示していないが、デバッグ対象の携帯電話が2つ折り型やスライド型のように形状を変化させることが可能な機種である場合には、携帯電話を開く、閉じるなどの指示を携帯電話に対して行うためのコントロールをこの画面に設定し、それらコントロールに対するユーザからの指示に基づいて、携帯電話の形状の変化に合わせた操作指示を開発拠点に設置されている開発拠点端末2(102)から携帯電話(114)に対して送信するようにしても勿論構わない。
図9を参照して、携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェース(700)中のソフトウェアキーボード表示部(702)の詳細について説明する。このソフトウェアキーボード表示部(702)は、スマートフォンのように、フルキーボードを有する携帯電話(タッチスクリーンを有し、その画面上にフルキーボードを表示させて各種の入力指示を受け付ける携帯電話も同様)に対して、そのフルキーボードのボタンが押されたという制御コマンドを実施拠点端末2(112)に生成させるための操作指示を、実施拠点端末2(112)に対して送信するために用いられるもので、10キーとフルキーボードの差はあるものの、その機能は、操作ボタン表示部(802)が有する機能とほぼ同様である。であるので、ここではその詳細な説明は割愛する。
ここでは、このソフトウェアキーボード表示部(702)に対する操作指示によって行われるショートカットキー作成について説明する。
任意のキーが指定されている状態で、例えばマウスの右ボタンが押されたという操作指示が開発拠点端末2(102)に送信されると、図に示すように、ポップアップメニュー(901)が開発拠点端末2(102)の表示部(207)に表示される。そして「ショートカットキーの設定」メニュー(902)が指示されると、図10に示すショートカットキー設定ダイアログが表示される。尚、「1」〜「0」キーに対しては、携帯電話デバッグアプリケーションがアクティブの状態で、「1」〜「0」キーが押された操作指示を受け付けた場合には、実施拠点端末2(112)は、その操作指示に応じて、当該ボタンが通常押された場合の制御コマンド生成し、携帯電話(114)に送信することになる。
図10は、ショートカットキー設定ダイアログの一例を示す図である。この画面を介して、各種操作指示を入力することで、キーボード中の特定のキーが押されたという操作指示を開発拠点端末2(102)から受け付けた場合、実施拠点端末2(112)に、そのキーに指定された指示を携帯電話に実行させるための制御コマンドを生成させるための各種設定を行うことが可能である。
1001はキー指定部であって、ここで指定されたキーに対してショートカットキー設定が行われることになる。
1002はボタン指定部であって、キー指定部(1001)で指定されたキーによる指示が入力された場合に、どのボタンが押されたという制御コマンドを生成させるかを指定するコントロールである。
1003は長押しチェックボックスであって、このチェックがされている場合には、キー指定部1001で指定されたキーによる指示が入力された場合に、そのキーに対応付けられたボタンが長押しされたという制御コマンドを摂津拠点端末2(112)に生成させることになる。
1004はOKボタンであって、1001〜1003で設定された情報に基づいたショートカットキーの設定を指示するためのボタンである。
1005はキャンセルボタンであって、ショートカットキーの設定処理のキャンセル指示をするためのボタンである。
そして、図10のショートカットキー設定ダイアログにおいてショートカットキーとして設定したキー上でマウスカーソルが一定時間静止した場合には、図11に示すようにツールチップが表示され、どのキーに対してどの操作指示が関連付けられているかをユーザに確認させることが可能である。
このような構成にすることにより、マウスによる操作指示だけでなく、キーボードによる操作指示によっても、携帯電話(114)に対して送信する制御コマンドを実施拠点端末2(112)に生成させるための操作指示を送ることが可能となり、デバッグ処理の操作性を高めることが可能となる。
次に、図12及び図13を参照して、携帯電話(114)に制御コマンドを送信する際の処理の具体例と、その際に携帯電話の表示部に表示される表示例について説明する。
図12に示すフローチャートの各処理ステップのうち、図5の処理ステップと対応するステップについては、そのステップ番号を当該処理ステップに対応する図5の処理ステップのステップ番号+枝番という形式で表記することにする。
図12は、通話を行うためのアプリケーションのデバッグ処理において、「09012346789」という電話番号に対して電話をかける操作を携帯電話に行わせるため操作を示している。ただ、一部入力を間違えた(途中で間違えて「5」を入力してしまった)ので、その入力をクリアする処理を携帯電話に実行させている。
まず、開発拠点端末2(102)は、表示部(207)に表示されている携帯電話デバッグアプリケーションのUI(700)中の操作ボタン表示部802の「0」ボタンが押されたという操作指示を受け付けると(ステップS506−1:この処理は図5のステップS506に対応)、受け付けた操作指示情報を実施拠点端末2(112)に対して送信する(ステップS507−1:この処理は図5のステップS507に対応)。
「0」ボタンが押されたという操作指示を受信した実施拠点端末2(112)は、携帯電話に対して送信する「0」が押されたという指示を行うための制御コマンドを生成し(ステップS511−1:この処理は図5のステップS511に対応)、その制御コマンドを携帯電話に送信する(ステップS512−2:この処理は図5のステップS512に対応)。
そして、実施拠点端末2からの制御コマンドを受信した携帯電話114は、受信した制御コマンドに応じた処理を実行する(ステップS1201)。ステップS1201の処理が終了後、当該携帯電話の表示部には図13の1301に示す表示がなされているはずである。1301に示す表示ではない場合には、デバッグ中のアプリケーションプログラムはバグ等の何らかの不具合を抱えていることを示している。開発拠点でデバッグ作業を行っているユーザは、前述のように開発拠点に居ながらにして、アプリケーションのデバッグ中の携帯電話の表示部の映像を確認することが可能なので、この表示部の表示情報によりアプリケーションの不具合を確認することが可能である。
以降同様にして、開発拠点端末2(102)は、ユーザによる入力部(205)からの指示により「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「クリア」、「6」、「7」、「8」、「9」ボタン押下の操作指示を受け付け(ステップS506−2〜ステップS506−13)、その操作指示を実施拠点端末2(112)に対して送信する(ステップS507−2〜ステップS507−13)。そして、開発拠点端末2(102)からそれら操作指示を受信した実施拠点端末2(112)は、それら操作指示に応じた制御コマンドを生成し(ステップS511−2〜ステップ511−13)、携帯電話(114)に対して送信する(ステップS512−2〜ステップS512−13)。そして、携帯電話114はそれら制御コマンドに応じた処理を行うことになる(ステップS1202〜ステップS1213)。
そして、デバッグ中のアプリケーションに不具合がない場合には、携帯電話(114)がステップS1202〜ステップS1213の処理を行うことにより、その表示部に表示される内容が1302〜1303へと遷移することになる。
その後、同様にして開発拠点端末2の表示部(207)において「発信」ボタンが押される操作指示を受け付けると(ステップS506−14)、実施拠点端末2(112)がそれに応じた制御コマンドを生成し(ステップS511−14)、その制御コマンドに応じた処理を携帯電話(114)が行うことになる。つまりは、「09012346789」の電話番号に電話をかけることになる。そして、電話をかけた後の通話状態の変化(呼出中、通話中、通話終了)に応じた表示部への表示内容を確認はもちろん、通話状態においては、通話相手となっている電話から携帯電話(114)が受信した音声情報が開発拠点でも確認することができるので表示だけではなく、実際の通話音声でも、アプリケーションの不具合の有無を確認することができる。
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るシステム構成図の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る開発拠点端末1(101)、開発拠点端末2(102)、実施拠点端末1(111)、実施拠点端末2(112)のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかり各装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、各装置間で送受信されるデータの一例を示す図である。 各種の制御指示の携帯電話への送信処理の一例を示すフローチャートである 開発拠点端末1(101)と実施拠点端末1(111)との間で行われるデータ通信処理の一例を示すフローチャートである。 携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェースの一例を示す図である 携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェース(700)中の携帯電話イメージ表示部(701)の詳細を示す図である。 携帯電話デバッグアプリケーションのユーザインタフェース(700)中のソフトウェアキーボード表示部(702)の詳細を示す図である。 ショートカットキー設定ダイアログの一例を示す図である。 ショートカットキー設定ダイアログの他の一例を示す図である。 アプリケーションプログラムを行う際に送信される制御指示の一例を示すフローチャートである。 図12に示す制御指示に応じた、携帯電話の表示部の変遷を示す図である。
符号の説明
101 開発拠点端末1
102 開発拠点端末2
103 ローカルエリアネットワーク(LAN)
111 実施拠点端末1
112 実施拠点端末2
113 ローカルエリアネットワーク(LAN)
114 携帯電話
115 ネットワークカメラ
120 通信アンテナ
130 通信回線

Claims (8)

  1. 通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認を行うために、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理システムによって行われる情報処理方法であって、
    前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付工程と、
    前記受付工程で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示工程と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得工程と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得工程と、
    前記第1の取得工程で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得工程で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記第1の端末または前記第2の端末から音声データを取得する第3の取得工程と、
    前記第3の取得工程で取得した音声データに基づいた音声に従った動作処理を前記通信機器に行わせるべく、前記音声データ再生する再生工程と、
    をさらに備え、
    前記第1の取得工程は、前記制御情報または前記音声の少なくともいずれか1つに基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得し、
    前記第2の取得工程は、前記制御情報または前記音声の少なくともいずれか1つに基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処方法。
  3. 前記通信機器は携帯電話であり、
    前記画面情報には携帯電話の操作キー画像が含まれ、
    前記受付工程は、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された前記操作キー画像に対する操作情報を前記第1の端末から受け付け、
    前記生成工程は、前記受付工程で受け付けた操作キー画像に対する操作情報に該当する前記通信機器に送信する制御情報を生成すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. 前記受付工程は、更に、前記操作情報に対応して生成される前記携帯電話に送信する制御情報として携帯電話の操作キーが通常押された場合若しくは長押しされた場合のいずれの制御情報を生成するかの指定情報を前記第1の端末から受け付け、
    前記生成工程は、前記受付工程で受け付けた指定情報に従った制御情報を生成すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理方法。
  5. 更に、前記通信機器に対して動作確認対象のアプリケーションのインストール若しくは更新を行わせる第2の指示工程を備え、
    前記第1の指示工程は、前記生成工程で生成された前記第2の指示工程に応じて通信機器がインストール若しくは更新した前記アプリケーションプログラムに対する制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. 通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認に用いられる、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理システムであって、
    前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示手段と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得手段で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 通信機器が無線通信可能であるテスト実施拠点において、前記テスト実施拠点とは離れた前記通信機器が無線通信を行えない開発拠点に設置された第1の端末からの操作情報に従って前記通信機器で動作する無線通信を伴うアプリケーションプログラムの動作確認に用いられる、前記テスト実施拠点に設置されている情報処理装置であって、
    前記第1の端末に前記通信機器の入力部が操作された際に発行される制御情報を生成するための操作情報を受け付ける画面を表示させ、前記第1の端末を操作するユーザの入力部操作により入力された該画面を介した前記操作情報を前記第1の端末から受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた操作情報に従って、前記通信機器に送信する前記制御情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成した制御情報を前記通信機器に送信し、前記通信機器に該制御情報に基づいた前記アプリケーションプログラムの動作処理を行わせる第1の指示手段と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの動作処理を行っている前記通信機器の表示部を撮影している撮影装置から前記通信機器の表示部の撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、
    前記制御情報に基づいて前記アプリケーションの動作処理を行っている通信機器が出力する音声を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段で取得した撮影画像情報と、前記第2の取得手段で取得した音声とを用いてストリーミングデータを生成し、前記第1の端末または前記開発拠点に設置されている第2の端末に再生させるべく送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. コンピュータを、請求項7に記載の情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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