JP5061541B2 - 情報処理システムと情報処理方法およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムと情報処理方法およびそのプログラムに関し、特に、携帯電話端末や、デジタルテレビ、エアコン、デジタルカメラ等、プロセッサを内蔵した各種電子機器に適用して好適なシステム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
近年、デジタルチューナー内蔵テレビ・ビデオ、カメラ付き携帯電話、ネットワーク対応家電など、高度な処理機能を有する機器が現れている。高機能を実現するために、これらの機器には、高性能な演算装置や大容量のメモリ等が搭載されるようになってきている。
高性能な処理装置(プロセッサ)等を有する機器は、そのような処理装置を有しない機器と比較して、高価であったり、大型であったり、消費電力が大きい。
また、ソフトウェア(ファームウェア)の書き換えにより、機能の拡張に対応可能な機器であっても、機器の演算性能が不足するような機能拡張は行えない。例えば、より高性能な演算装置を持つ新製品では、新しい拡張機能を利用できるが、既存の製品では演算装置の性能が低いために、演算装置以外のハードウェア構成が同じであっても、拡張機能を利用できないなどといったことが生じる。
これらの問題の対策として、機器を外部の処理装置に接続し、高度な処理を外部の処理装置で行う方法がある。例えば、デジタルカメラで撮影した画像に対して、認識処理を行い、画像ファイルにコメントを書き込む場合に、デジタルカメラで認識処理を行うのではなく、外部の処理装置としてのコンピュータに接続し、コンピュータ側で認識処理を行うことが考えられる。この場合の動作例を以下に説明する。
まず、デジタルカメラをコンピュータに接続する前に、ユーザはデジタルカメラと通信して画像認識を行うためのソフトウェアをCD−ROMなどからコンピュータにインストールする。次に、ユーザがUSB(Universal Serial Bus)などのインターフェースでデジタルカメラをコンピュータに接続すると、インストールした画像認識ソフトウェアが起動する。
ここでユーザが認識対象の画像の指定や認識方法に関する詳細設定などの操作をコンピュータで行うと、コンピュータは撮影済みの画像をデジタルカメラから読み出し、認識処理を行い、例えば撮影されている物体の名称(人物、ビル、山など)をExif(Exchangeableimage file format)情報のコメントとして画像ファイルに書き込む。
一般に、画像認識には、高性能な演算装置が必要であるが、コンピュータの演算装置を利用することで、デジタルカメラ側には、高性能な演算装置を実装しなくても、所期の目的を達成することができる。
さらに、例えば将来、認識精度がより高いが、より高性能な演算装置を必要とする画像認識方式が利用可能になった場合、一般にコンピュータの演算装置は非常に高性能で余裕があるため、デジタルカメラ本体の処理能力はそのままでも、コンピュータにインストールされているソフトウェアの書き換えのみで新しい機能(認識精度の高い画像認識処理)を利用できる。
なお、機器をコンピュータに初めて接続する場合、前記のように、ソフトウェアを格納したCD−ROMを用意したり、あるいはソフトウェアをネットワーク経由でサーバからダウンロードし、ユーザがインストール作業を行なう手間がかかるという問題があるが、このようなインストール時の手間を解決する方法が、例えば特許文献1〜3に開示されている。これらの方法はいずれも、コンピュータに、CD−ROMドライブやハードディスク等を接続すると、予め定められた手順で、自動的にその記録媒体上のソフトウェアを実行するオートラン機能を、特定のOSのコンピュータが具備していることを利用する。
具体的には、機器に、インストールプログラムを格納しておき、コンピュータに対して、機器を、CD−ROMの装着された標準CD−ROMドライブ(あるいは、いくつかのファイルが記録された標準ハードディスク)に見せかけることで、機器がコンピュータに接続されると、当該OSのオートラン機能によって機器に格納されているインストールプログラムが自動的に実行される。
これらの方法によれば、インストールすべきソフトウェアは、機器自身が持っているため、機器をコンピュータに接続し、ソフトウェアをインストールする際に、CD−ROMを用意したり、ネットワーク接続を行ったりする手間が必要ない。
また、多数の機器を次々にコンピュータに接続して利用するような場合に、ディスク領域などのコンピュータの資源が枯渇するという問題がある。これは、コンピュータに新しい機器を接続するたびに当該機器用のソフトウェアがインストールされ、機器の使用後、接続を切断した後でもコンピュータにインストールされたままになり、コンピュータのハードディスクやI/Oポートなどの資源を占有し続けるためである。ユーザがコンピュータを操作して明示的にソフトウェアをアンインストールすればこれらの資源は開放されるが、コンピュータに接続された機器を利用し終わるたびにユーザにアンインストールを行わせるのは、使い勝手の面で望ましくない。
このような面倒なアンインストール操作の問題を解決する方法として、例えば特許文献4には、コンピュータから機器が切断されると、コンピュータがそれを検知して、インストールされたソフトウェアのアンインストールを自動的に行う方法が開示されている。ソフトウェアの自動インストール、自動アンインストールを組み合わせることで、必要に応じて機器を外部処理装置(コンピュータ)に接続するだけで、より高度な機能を利用できるようになる。
特開2004−213604号公報 特開2004−272764号公報 特開2004−342068号公報 特開2005−115440号公報
しかしながら、機器と外部処理装置を接続して情報処理を行う従来の方法においては、次のような課題がある。なお、以下の課題は専ら本発明者の検討結果による。
第1の課題は、機器を外部処理装置に接続する前後で、機器の操作体系が変わってしまう、ということである。
その理由は、機器を外部処理装置に接続する前は、ユーザは機器側で操作を行うのに対して、機器を外部処理装置に接続した後は、外部処理装置上で、ソフトウェアが実行されるため、ユーザは、外部処理装置側で操作を行わなければならないためである。
第2の課題は、外部処理装置にインストールされた機器用のソフトウェアが、同時に外部処理装置に接続されている別の機器に対して、不測の影響を与える可能性がある、ということである。
その理由は、外部処理装置にインストールされた機器用のソフトウェアは、同時に外部処理装置に接続されている他の機器との通信も可能なためである。従って、機器用のソフトウェアが、悪意を持ったもの、あるいは、セキュリティ等の点で欠陥のあるものである場合、そのソフトウェアが外部処理装置にインストールされると、別の機器に対してさまざまな影響を与えたり、ユーザに不利益なことが起こる可能性がある。この問題は、機器が個人情報を持っていたり、不特定多数の機器が次々に外部処理装置に接続されるような場合に、一層重大な問題となる。
第3の課題は、外部処理装置にすでに複数の機器が接続されているときに、新たに機器を接続する場合などに、期待される処理性能が得られない、あるいは、機器単体で動作させる場合と比較してかえって処理性能が低下する可能性がある、ということである。
その理由は、多数の機器を外部処理装置に接続しているために、外部処理装置の余剰処理能力がほとんど残されていないことがある、ためである。例えば外部処理装置がその処理能力の限界に近い程度の重負荷で動作している状況下で、さらに機器の処理を実行させた場合、外部処理装置の処理能力の低下(演算速度の低下)等により、機器単体で動作させる場合と比較してかえって処理性能が低下する場合が生じ得る。
本発明者は、上記知見に基づき、全く独自に本発明を創案した。本発明の目的の1つは、機器が高性能な演算装置等を持たない場合であっても、簡便なる操作で高度な機能を実現する情報処理システムにおいて、機器を外部処理装置に接続する前後で操作の一貫性を維持可能とすることで、操作性を向上するシステム、方法、プログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、機器の安全性を確保するシステム、方法、プログラムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、複数の機器を1つの外部処理装置に同時に接続した場合にも、処理性能の低下を回避可能とする、システム、方法、プログラムを提供することにある。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するため、概略以下の構成とされる。
本発明の情報処理システムによれば、情報の入力と出力を行うための操作部と、相対的に処理性能の高いインフラ施設の処理装置で実行させるソフトウェアと、前記インフラ施設の処理装置と通信接続する通信手段とを備えた、相対的に処理性能の低い第1の処理装置を備え、前記インフラ施設の処理装置として、予め定められた所定箇所に設置され、前記第1の処理装置と通信手段を介して接続し、前記第1の処理装置から送信されたソフトウェアをインストールした上で前記第1の処理装置からの処理要求を実行し、処理結果を、前記通信手段を介して前記第1の処理装置に返す処理サービスを提供し、前記第1の処理装置との通信の切断時に前記ソフトウェアをアンインストールする第2の処理装置を備えている。
本発明によれば、ユーザが情報の入力及び/又は出力を行うための操作部を備えた処理装置であって、インフラ施設として所定の箇所に設置されている処理装置と通信接続する通信手段と、前記インフラ施設の処理装置で実行させるソフトウェアを記憶する手段と、前記インフラ施設の処理装置に対して、前記通信手段を介して接続し、前記インフラ施設の処理装置に、前記ソフトウェアを送信する手段と、前記インフラ施設の処理装置で前記ソフトウェアを実行した処理結果を、前記通信手段を介して受け取る手段と、を備えている処理装置が提供される。
本発明によれば、インフラ施設の処理装置として、予め定められた所定箇所に設置され、可搬又は携帯型の第1の処理装置と通信手段を介して接続し、第1の処理装置から送信されたソフトウェアをインストールした上で前記第1の処理装置からの処理要求を実行し、処理結果を、前記通信手段を介して前記第1の処理装置に返す処理サービスを提供し、前記第1の処理装置との通信の切断時に前記ソフトウェアをアンインストールする手段を備えた処理装置(サーバ装置)が提供される。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る情報処理方法は、第1の処理装置と通信接続する第2の処理装置が、前記第1の処理装置から、又は前記第2の処理装置が通信接続する第3の処理装置から、前記第1の処理装置の所定の機能を実行するソフトウェアを受け取ってインストールし、
前記第1の処理装置は、前記第1の処理装置上でなされた操作に応じて所定の機能に対応する処理要求を前記第2の処理装置に転送し、
前記第2の処理装置は、前記第2の処理装置にインストールされた前記ソフトウェアが、前記転送された処理要求を実行し、前記ソフトウェアによる処理結果を、前記第1の処理装置に転送し、
前記第1の処理装置との接続の切断を検出すると、前記第2の処理装置にインストールされた前記ソフトウェアをアンインストールする、
上記各ステップを含む。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る方法は、第1の処理装置と接続する第2の処理装置が、前記第1の処理装置から、又は、前記第2の処理装置が通信接続する第3の処理装置から、前記第1の処理装置の所定の機能を実行するソフトウェアを受け取ってインストールし、
前記第1の処理装置は、前記第1の処理装置での操作に応じて所定の機能に対応する処理要求を、前記第2の処理装置に転送し、
前記第2の処理装置では、前記第2の処理装置にインストールされた前記ソフトウェアが、前記転送された処理要求を実行し、
前記第2の処理装置は、前記ソフトウェアによる処理結果を前記第1の処理装置に転送し、
前記第1の処理装置との接続の切断を検出すると、前記第2の処理装置にインストールされた前記ソフトウェアをアンインストールする、
上記各工程を含む。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る方法は、機器と外部処理装置を接続して処理を行う情報処理方法であって、
前記機器と前記外部処理装置とを接続するステップと、
前記外部処理装置と前記機器との接続を検出し、前記機器から前記外部処理装置にソフトウェアを転送し、前記外部処理装置にインストールして実行するステップと、
前記機器が前記外部処理装置に処理要求を送信するステップと、
前記外部処理装置で実行されている前記ソフトウェアが前記処理要求に従って処理を行い、処理結果を前記機器に送信するステップと、
前記機器と前記外部処理装置との接続を切断するステップと、
前記外部処理装置が前記機器との接続の切断を検出し、前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアをアンインストールするステップと、
を含む。
本発明に係る方法においては、前記機器が前記外部処理装置に対して処理要求を送信する場合に、予め許可された前記ソフトウェアに対して送信されているか否かを確認するステップと、
前記ソフトウェアが前記機器に処理結果を送信する場合に、予め許可された前記機器に対して送信されているか否かを確認するステップと、をさらに含む。
本発明に係る方法において、前記外部処理装置と前記機器との接続を検出した場合に、前記機器から前記外部処理装置にソフトウェアを転送する代わりに、前記外部処理装置が前記機器に適したソフトウェアをサーバから取得し、前記外部処理装置にインストールするステップを含む。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る機器は、外部処理装置と通信を行う通信手段と、
前記外部処理装置で動作するソフトウェアを記憶し、前記外部処理装置と接続された際に前記ソフトウェアを前記外部処理装置に転送するソフトウェア記憶手段と、
ユーザ操作を受け付けるとともに、ユーザに処理結果を提示する操作部と、
前記外部処理装置が接続されていることを検出する接続検出手段と、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアに処理要求を送信する処理要求送信手段と、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアから送信される処理結果を受信する処理結果受信手段と、
前記操作部から受け取ったユーザ操作と、前記接続検出手段で検出した前記外部処理装置との接続状態と、から、
自身で処理を実行し前記操作部に処理結果を送るか、又は、
前記処理要求送信手段を介して処理要求を前記外部処理装置に送信し、前記処理結果受信手段を介して処理結果を受け取り、前記操作部に、処理結果を送る制御を行う装置制御手段と、を備えている。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る機器は、機器との接続時、サーバから前記機器に対応するソフトウェアをインストールし、前記機器との接続が切断した時、前記ソフトウェアをアンインストールする外部処理装置と通信を行う通信手段と、
ユーザ操作を受け付けるとともに、ユーザに処理結果を提示する操作部と、
前記外部処理装置が接続されていることを検出する接続検出手段と、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアに処理要求を送信する処理要求送信手段と、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアから送信される処理結果を受信する処理結果受信手段と、
前記操作部から受け取ったユーザ操作と、前記接続検出手段で検出した前記外部処理装置との接続状態と、から、自身で処理を実行して前記操作部に処理結果を送るか、又は、
前記処理要求送信手段を介して処理要求を前記外部処理装置に送信し、前記処理結果受信手段を介して処理結果を受け取り、前記操作部に、処理結果を送る制御を行う装置制御手段と、を備えている。
本発明に係る機器において、前記外部処理装置の演算性能を取得し、前記外部処理装置の演算性能に応じて、前記外部処理装置を利用するか否かを決定する手段を備えている。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る外部処理装置は、機器と通信を行う通信手段と、
前記機器と接続されたこと、および、前記機器との接続が切断されたことを検出する接続検出手段と、
前記接続検出手段で前記機器との接続が検出された場合に、前記通信手段を介して前記機器からソフトウェアを転送してインストールし、前記接続検出手段で前記機器との切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールするソフトウェア導入・削除手段と、
前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う演算手段と、
前記機器からの処理要求を受信し、前記ソフトウェアに受け渡す処理要求受信手段と、前記ソフトウェアからの処理結果を受け取り、前記機器に送信する処理結果送信手段と、を備えている。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る外部処理装置は、機器と通信を行う通信手段と、
サーバと通信を行う第2の通信手段と、
前記機器との接続、および、前記機器との接続の切断を検出する接続検出手段と、
前記接続検出手段で前記機器との接続が検出された場合に、前記第2の通信手段を介して前記サーバから前記機器に適したソフトウェアを取得してインストールし、前記接続検出手段で前記機器の切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールするソフトウェア導入・削除手段と、
前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う演算手段と、
前記機器からの処理要求を受信し、前記ソフトウェアに受け渡す処理要求受信手段と、
前記ソフトウェアからの処理結果を受け取り、前記機器に送信する処理結果送信手段と、
を備えている。
本発明に係る外部処理装置において、前記処理要求受信手段で前記機器からの処理要求を受信した際、予め許可された前記ソフトウェアに対して送信されているか否かを確認し、
前記処理結果送信手段で前記機器へ処理結果を送信する際、予め許可された前記機器に対して送信されているか否かを確認するアクセス制御手段をさらに備えている。
本発明に係る外部処理装置において、前記演算手段の演算性能を測定する演算性能測定手段を備えている。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るコンピュータ・プログラムは、外部処理装置と通信を行う通信手段と、
前記外部処理装置で動作するソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部と、
ユーザ操作を受け付けるとともに、ユーザに処理結果を提示する操作部と、
コンピュータと、を備えた機器の前記コンピュータに、
前記外部処理装置が接続されていることを検出する処理と、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアに処理要求を送信する処理、
前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアから送信される処理結果を受信する処理と、
前記操作部から受け取ったユーザ操作と、検出された前記外部処理装置との接続状態から、
自身で処理を実行し前記操作部に処理結果を送るか、
処理要求を前記外部処理装置に送信し、前記外部処理装置から受け取った処理結果を、前記操作部に送る制御を行う処理と
を実行させるプログラムよりなる。
本発明の他のアスペクト(側面)に係るコンピュータ・プログラムは、機器と通信を行う通信手段と、
コンピュータとを備えた外部処理装置の前記コンピュータに、
前記機器が接続されたこと、および切断されたことを検出する処理と、
前記機器との接続が検出された場合に、前記通信手段を介して前記機器からソフトウェアを転送してインストールし、前記機器との切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールする処理と、
前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う処理と、
前記機器からの処理要求を受信し、前記ソフトウェアに受け渡す処理と、
前記ソフトウェアからの処理結果を受け取り、前記機器に送信する処理と
を実行させるプログラムよりなる。
<発明の概要>
本発明の概要を説明する。なお、以下の括弧内の図番と参照符号は、あくまで本発明の理解を容易とするためのものである。すなわち、括弧内の図番と参照符号は、本発明を限定するためのものと解釈されるべきではない。
本発明の第1の発明の情報処理システムは、機器(図1の1)と外部処理装置(図1の2)を含み、それらが接続されている間、機器の操作部(図1の103)を介したユーザの操作に応じて、機器の装置制御手段(図1の104)が、処理要求送信手段(図1の105)と通信手段(図1の101)を介して、外部処理装置(図1の2)に処理要求を送る。
外部処理装置(図1の2)は、機器(図1の1)から送られた処理要求を、処理要求受信手段(図1の205)で受け取り、処理手段(演算手段)(図1の204)で処理を行った後、処理結果送信手段(図1の206)と通信手段(図1の201)を介して、機器(図1の1)に処理結果を返す。
機器(図1の1)は、処理結果受信手段(図1の106)で受け取った処理結果に基づいて、例えば表示装置やスピーカの制御など、装置制御手段(図1の104)が、対応する処理を行う。
本発明によれば、かかる構成としたことにより、機器と外部処理装置を接続して、拡張機能が利用できるようになった後も、機器の操作部を介して、ユーザの操作を受け付け、必要に応じて、外部処理装置の処理手段(演算手段)に処理要求を送ることで、ユーザは引き続き機器を操作することで、それらの機能を利用でき、本発明の目的を達成することができる。
また、本発明の第2の発明の情報処理システムにおいては、機器(図1の1)が、ソフトウェア記憶手段(図1の102)の代わりに、サーバ(図4の3)に、ソフトウェア記憶手段(図4の301)を設け、外部処理装置(図4の2b)に、第2の通信手段(図4の209)を備え、機器(図4の1b)と外部処理装置(図4の2b)を接続した際、外部処理装置は、当該機器用のソフトウェアを第2の通信手段を介して、サーバから取得する。
本発明によれば、機器がソフトウェア記憶手段を持たない場合でも、拡張機能を利用でき、本発明の目的を達成することができる。
また、本発明の第3の発明の情報処理システムにおいては、第1の情報処理システムに加えて、アクセス制御手段(図5の207)を備え、複数の機器が外部処理装置に接続される場合に、各機器用のソフトウェアが対応する適正な機器とのみ通信できるよう構成してもよい。
本発明によれば、かかる構成により、外部処理装置にインストールされた不正なソフトウェアに対する機器の安全性を確保でき、本発明の目的を達成することができる。
また、本発明の第4の発明の情報処理システムにおいては、前記第3の発明の情報処理システムに加えて、演算性能取得手段(図6の108)、演算性能測定手段(図6の208)を備え、複数の機器が外部処理装置に接続される場合に、外部処理装置の余剰処理能力に応じて、外部処理装置を利用するか否かを随時決定する。
本発明によれば、かかる構成とすることで、機器を外部処理装置に接続したことによって、かえって期待される処理性能が得られないという事態を回避し、最良の処理性能を提供することができ、本発明の目的を達成することができる。
本発明によれば、機器と外部処理装置とで構成され、機器が高性能な処理手段(演算装置)等を持たない場合に簡単な操作で高度な機能を実現する情報処理システムにおいて、機器を外部処理装置に接続する前後で操作の一貫性を保ち、ユーザが手軽に高度な機能を利用できる。
その理由は、本発明においては、機器と外部処理装置を接続して拡張機能が利用できるようになった後も、機器の操作部を介してユーザの操作を受け付け、必要に応じて外部処理装置の処理手段(演算装置)に処理要求を送るようにしたためである。
また本発明によれば、複数の機器を1つの外部処理装置に同時に接続した場合にも、各機器の安全性を確保することができる。
その理由は、本発明においては、外部処理装置において実行される各機器用のソフトウェアが、許可されている機器とのみ通信できるようにしたためである。
本発明によれば、複数の機器を1つの外部処理装置に同時に接続した場合にも、処理性能の低下を回避することができる。
その理由は、本発明においては、機器が外部処理装置に接続されている場合に、外部処理装置の余剰処理能力に応じて外部処理装置を利用するか否かを随時決定するようにしたためである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態のシステムの構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係るシステムは、ユーザにより操作され、さまざまな機能を提供する機器1と、それらのうち高度な機能を提供するために必要となる演算処理を行う外部処理装置2と、を含む。
機器1は、通信手段101と、ソフトウェア記憶手段102と、操作部103と、装置制御手段104と、処理要求送信手段105と、処理結果受信手段106と、接続検出手段107とを含む。
外部処理装置2は、通信手段201と、接続検出手段202と、ソフトウェア導入・削除手段203と、処理手段(演算装置)204と、処理要求受信手段205と、処理結果送信手段206とを含む。
これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
機器1の通信手段101は、外部処理装置2と通信を行う。
機器1の接続検出手段107は、機器1が外部処理装置2と接続されているか否かを検出する。
機器1のソフトウェア記憶手段102は、機器1を制御するために外部処理装置2で実行されるソフトウェアを記憶する。このソフトウェアは、機器1と外部処理装置2が接続されると外部処理装置2の処理手段204に転送されて実行される。
機器1の操作部103は、ユーザが機器1を操作するときに用いる入出力装置であり、例えばディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)、スピーカなどの表示・出力装置や、ボタンやマイクなどの入力装置である。
機器1の装置制御手段104は、操作部103を制御しながら、ユーザに様々な機能を提供するため種々の演算処理を行う。
機器1の接続検出手段107が外部処理装置2との接続を検出していないときに、提供される機能は、装置制御手段104での演算処理で提供可能な機能に限定される。
一方、機器1の接続検出手段107が外部処理装置2との接続を検出しているときは、装置制御手段104は、必要に応じて、処理要求送信手段105を介して、外部処理装置2に処理要求を送信し、その処理結果を、処理結果受信手段106を介して受け取る。
これにより、外部処理装置2の高性能な演算装置を利用した高度な機能をユーザに提供する。
外部処理装置2の通信手段201は、機器1と通信を行う。
外部処理装置2の接続検出手段202は、機器1が通信手段101と通信手段201を介して外部処理装置2に接続されたこと、あるいは、切り離されたことを検出し、ソフトウェア導入・削除手段203に対して、機器1を制御するためのソフトウェアのインストール、またはアンインストールを指示する。
外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203は、接続検出手段202からの指示に従い、通信手段201および通信手段101を介して、機器1のソフトウェア記憶手段102から機器1を制御するためのソフトウェアを取得し、外部処理装置2の処理手段204にインストールするか、あるいは、処理手段204にインストールされているソフトウェアをアンインストールする。
外部処理装置2の処理手段204は、インストールされているソフトウェアを実行し、処理要求受信手段205から受け取った機器1の処理要求に従って演算を行い、その結果を、処理結果送信手段206および通信手段201を介して、機器1に送る。
このように、機器1と、外部処理装置2上で実行されているソフトウェアが連携することで、機器1だけでは提供できないさまざまな高度な機能を提供する。
機器1の通信手段101と外部処理装置2の通信手段201は、例えばUSB、IEEE1394、イーサネット(登録商標)などの有線接続のほか、無線LAN、Bluetooth、赤外線通信などの無線接続であってもよい。
また、機器1と外部処理装置2は物理的に同じ場所になくてもよく、例えば外部処理装置2が遠隔地に設置されており、機器1をインターネットなどを介して接続するという形態でもよい。
機器1の接続検出手段107および外部処理装置2の接続検出手段202は、前記の通信手段の物理的な接続と切断(ケーブルの接続・切断など)を検出するもののほか、論理的な接続と切断(無線通信の確立・終了、セッションの開始・終了など)を検出するものであってもよい。
図2は、図1の外部処理装置2における処理の流れを示したフローチャートである。図1及び図2のフローチャートを参照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。なお、機器1が外部処理装置2と接続されていないとき、ユーザは操作部103を操作して、機器1のみで提供される様々な機能を利用する。このとき、機器1において、装置制御手段104は、操作部103からボタン操作などユーザの操作情報を受け取り、必要な処理を行い、操作部103のディスプレイやスピーカを制御して処理結果をユーザに提示する。
次に、ユーザが機器1の通信手段101と外部処理装置2の通信手段201を接続すると、機器1が外部処理装置2に接続されたことを、接続検出手段202が検出する(図2のステップS101)。
次に、外部処理装置2の接続検出手段202は、ソフトウェア導入・削除手段203に対して、機器1を制御するためのソフトウェアのインストールを指示する。外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203は、機器1を制御するためのソフトウェアを、外部処理装置2の通信手段201および、機器1の通信手段101を介して機器1のソフトウェア記憶手段102から取得し(ステップS102)、外部処理装置2の処理手段204にインストールする(ステップS103)。ソフトウェアのインストールが完了すると、外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203は、処理手段204にソフトウェアの実行を指示する(ステップS104)。
すると、外部処理装置2の処理手段204は、インストールされたソフトウェアを実行する。これにより、外部処理装置2の処理要求受信手段205を介して、機器1からの処理要求を受け付け可能な状態となる。
機器1と外部処理装置2が接続されている間は、必要に応じて、機器1の装置制御手段104の代わりに外部処理装置2の処理手段204で処理を行う(詳細は後述する)。
このように、機器1を外部処理装置2と接続することで、ユーザは機器1のみでは利用できなかった様々な機能を利用できるようになる。
ユーザが機器1と外部処理装置2の間の接続を切断すると、機器1が切断されたことを外部処理装置2の接続検出手段202が検出する(ステップS105)。すると、外部処理装置2の接続検出手段202は、ソフトウェア導入・削除手段203に対して、機器1を制御するためのソフトウェアのアンインストールを指示する。
外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203は、ソフトウェアの実行停止を処理手段204に指示するとともに(ステップS106)、インストールされているソフトウェアをアンインストールする(ステップS107)。
次に、図3は、機器1と外部処理装置2とが接続されている場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図1及び図3を参照して、機器1と外部処理装置2とが接続されている場合の処理を説明する。
機器1と外部処理装置2が接続されている間、すなわち、機器1の接続検出手段107が外部処理装置2との接続を検出している間、ユーザが機器1の操作部103を操作すると(ステップS201)、その操作内容に応じて、機器1の装置制御手段104は、それ自身で処理を行うか、外部処理装置2に処理を要求するかを判断する(ステップS202)。一般的には、予め定められた簡単な処理は、機器1で行い、複雑な処理は、外部処理装置2で行う。
機器1で行う処理形態は、機器1と外部処理装置2が未接続の場合と同様であり、機器1の装置制御手段104が適切な処理を行う(ステップS203)。
一方、外部処理装置2で行う処理形態の場合、機器1の装置制御手段104は、適切な処理要求を、機器1の処理要求送信手段105、および通信手段101を介して、外部処理装置2に送る(ステップS204)。すると、外部処理装置2の処理要求受信手段205が当該処理要求を受信し(ステップS301)、外部処理装置2の処理手段204にインストールされているソフトウェアにより適切な処理が行われる(ステップS302)。処理結果は、外部処理装置2の処理結果送信手段206および通信手段201を介して機器1に送信される(ステップS303)。
すると、機器1の処理結果受信手段106が当該処理結果を受信する(ステップS205)。
機器1の装置制御手段104は、ステップS203またはステップS205の処理結果に従い、操作部103のディスプレイやスピーカを制御して処理結果をユーザに提示する(ステップS206)。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、機器1と外部処理装置2を接続して拡張機能が利用できるようになった後も、ユーザは、機器1の操作部103を操作することで、該拡張機能を利用することができる。その際、
・機器1が外部処理装置2と接続されているかどうか、あるいは、
・処理内容に応じて、機器1で処理を行うか、外部処理装置2に処理を依頼するか、
を機器1の装置制御手段104が判断する。
このため、機器1を外部処理装置2に接続する前後で、ユーザの操作体系が維持され、ユーザは必要に応じて、機器1を外部処理装置2に接続するだけで、手軽に、高度な機能を利用できる。
なお、上記した第1の実施形態において、接続検出手段202を設けず、機器1の接続検出手段107で代用することもできる。この場合、ユーザが、機器1の通信手段101と外部処理装置2の通信手段201を接続すると、外部処理装置2が接続されたことを接続検出手段107が検出し、装置制御手段104が外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203に対して、機器1を制御するためのソフトウェアのインストールを指示する。
また、上記した第1の実施形態において、機器1の通信手段101と外部処理装置2の通信手段201とは、接続時に、相互認証を行う構成としてもよい。このようにすることで、機器1と外部処理装置2は、それぞれ不正な外部処理装置、不正な機器から自分自身を保護して安全性をより高めることができる。
さらに、上記した第1の実施形態において、機器1のソフトウェア記憶手段102に複数のソフトウェアを格納しておき、外部処理装置2のソフトウェア導入・削除手段203がソフトウェアを取得する際に、外部処理装置2の性能や種類に応じて、インストールするソフトウェアを切り換えるようにすることもできる。これにより、例えば高性能な外部処理装置2に対しては、より高機能なソフトウェアをインストールしたり、実行可能なソフトウェアの形式(命令セットなど)が異なる種々の外部処理装置2が存在する場合に、それぞれに適したソフトウェアをインストールしたりすることが可能となる。
なお、第1の実施形態において、機器1の手段101〜107の少なくとも一つは機器1を構成するコンピュータで実行されるプログラム制御によりその処理・機能を実現するようにしてもよい。外部処理装置2の手段201〜206の少なくとも一つは、外部処理装置2を構成するコンピュータで実行されるプログラム制御によりその処理・機能を実現するようにしてもよい。コンピュータプログラムによる機器、外部処理装置の各手段の処理・機能の実現は、以下の実施形態についても同様とされる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第2の実施形態のシステム構成を示す図である。図4を参照すると、本発明の第2の実施形態は、ユーザにより操作され、さまざまな機能を提供する機器1bと、それらの機能を提供するために必要となる演算処理を行う外部処理装置2bと、機器1bを制御するためのソフトウェアを提供するサーバ3と、を備えている。
機器1bは、通信手段101と、操作部103と、装置制御手段104と、処理要求送信手段105と、処理結果受信手段106と、接続検出手段107とを含む。
外部処理装置2bは、通信手段201と、接続検出手段202と、ソフトウェア導入・削除手段203と、処理手段204と、処理要求受信手段205と、処理結果送信手段206と、第2の通信手段209とを含む。
サーバ3は、ソフトウェア記憶手段301を含む。
本実施形態と、図1に示した前記第1の実施形態との相違点は、以下の通りである。
・本実施形態の機器1bには、図1のソフトウェア記憶手段102が設けられていない。
・本実施形態の外部処理装置2bには、第2の通信手段209が設けられている。
・本実施形態においては、サーバ3を含んでいる。
本実施形態によれば、このような構成としたことで、外部処理装置2bは、機器1bを制御するためのソフトウェアを、機器1bではなく、サーバ3から取得することになる。
これらの手段は、それぞれ概略つぎのように動作する。なお、図4において、図1と同一構成の部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
外部処理装置2bにおいて、ソフトウェア導入・削除手段203は、接続検出手段202からの指示に従い、機器1bを制御するためのソフトウェアを、第2の通信手段209を介してサーバ3のソフトウェア記憶手段301から取得し、外部処理装置2の処理手段204にインストールするか、あるいは処理手段204にインストールされているソフトウェアをアンインストールする。
サーバ3のソフトウェア記憶手段301は、機器1bを制御するためのソフトウェアを記憶する。このソフトウェアは、機器1bと外部処理装置2bが接続されると外部処理装置2bの処理手段204に転送され、実行される。
次に、図4及び図2のフローチャートを参照して、本実施形態の動作のうち、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する(フローチャートは第1の実施形態と同じである)。
まず、ユーザが機器1bの通信手段101と外部処理装置2bの通信手段201を接続すると、機器1bが接続されたことを接続検出手段202が検出する(図2のステップS101)。
次に、外部処理装置2bの接続検出手段202は、ソフトウェア導入・削除手段203に対して、機器1bを制御するためのソフトウェアのインストールを指示する。外部処理装置2bのソフトウェア導入・削除手段203は、機器1bを制御するためのソフトウェアを、第2の通信手段209を介して、サーバ3のソフトウェア記憶手段301から取得し(ステップS102)、外部処理装置2bの処理手段204にインストールする(ステップS103)。
このとき、外部処理装置2bのソフトウェア導入・削除手段203は、複数のサーバの中から、接続された機器1bに適したソフトウェアを持つサーバを選択するようにしてもよい。あるいは、外部処理装置2bのソフトウェア導入・削除手段203は、サーバに置かれている機器1b用の複数のソフトウェアの中から、最も適したものを選択するようにしてもよい(機器1bの機種、コンフィギュレーション情報、機能情報等を参照して最適なソフトウェアを探す)。
あるいは、外部処理装置2bのソフトウェア導入・削除手段203は、サーバ3に接続すると、サーバ3が、機器1bに適したソフトウェアを選択し、外部処理装置2bのソフトウェア導入・削除手段203に渡すようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、外部処理装置2bがネットワークを介してサーバ3に接続されているとき、機器1bはソフトウェア記憶手段を持たず、機器1bを制御するためのソフトウェアが常にサーバ3上にあるため、前記第1の実施形態と比較して、機器1bと外部処理装置2bを接続するだけという簡単な操作性はそのままで保証しながら、機器1bの構成をさらに簡単にすることができ、機器のより一層の低価格化、小型化を実現できる。
さらに、万一ソフトウェアに不具合があった場合などに、サーバ3上のソフトウェアを修正し、新しいものに置き換えるだけで、外部処理装置2bには、常に最新のソフトウェアがインストールされることになるため、機器1bのソフトウェア記憶手段102のソフトウェアを修正するという手間がかからない。
なお、上記した第2の実施形態において、前記第1の実施形態と組み合わせることも可能である。すなわち、機器1と外部処理装置2を接続した際、機器1がソフトウェア記憶手段102を持たない場合や、機器1のソフトウェア記憶手段102に記憶されているソフトウェアが何らかの理由で利用できない場合(例えばソフトウェアのバージョンが古い場合、あるいは外部処理装置2での実行には適さない形式のソフトウェアである場合など)にのみ、第2の通信手段209を介してサーバ3のソフトウェア記憶手段301からソフトウェアを取得する方式とすることもできる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第3の実施形態の構成を示す図である。図5を参照すると、本発明の第3実施形態は、ユーザにより操作され、さまざまな機能を提供する機器1および機器1cと、それらの機能を提供するために必要となる演算処理を行う外部処理装置2cとを備えている。
機器1および機器1cは、説明の都合上、両者を区別するために異なる符号を付しているが、両者の基本構成は、実質的に同一である。これらはそれぞれ、通信手段101(101c)と、ソフトウェア記憶手段102(102c)と、操作部103(103c)と、装置制御手段104(104c)と、処理要求送信手段105(105c)と、処理結果受信手段106(106c)と、接続検出手段107(107c)とを含む。
ただし、ソフトウェア記憶手段102と、ソフトウェア記憶手段102cに記憶されているソフトウェアは、それぞれの機器(機器1または機器1c)を制御するためのものであり、機器1と機器1cの機能が異なるものであれば、一般に、両者のソフトウェアも異なるものになる。また、操作部103と操作部103cも、同様に、一般に、機器ごとに異なる。
外部処理装置2cは、通信手段201と、接続検出手段202と、ソフトウェア導入・削除手段203と、処理手段204cと、アクセス制御手段207とを含む。
本実施形態と、前記第1の実施形態との相違は、以下の通りである。
・外部処理装置2cがアクセス制御手段207を備えている。
・外部処理装置2cの処理手段204cは、外部処理装置2cに接続されている複数の機器のソフトウェアを格納し、任意のソフトウェアを実行できる構成とされる。
本実施形態によれば、アクセス制御手段207を追加したことで、外部処理装置2cに複数の機器を同時にかつ安全に接続できる。
これらの手段は、それぞれ概略つぎのように動作する。なお、図5において、図1と同一の構成要素には同一又は同等の参照符号を付し、その説明を省略する。
外部処理装置2cの通信手段201には、複数の機器を接続できる。図5では、機器1、および機器1cの2台の機器が接続されている。
外部処理装置2cの処理手段204cは、機器1用のソフトウェアと、機器1c用のソフトウェアを別々に記憶する。
さらに、外部処理装置2cの処理手段204cは、インストールされているソフトウェアを実行し、外部処理装置2cの処理要求受信手段205から受け取った、対応する機器(機器1あるいは機器1c)の処理要求に従って演算を行い、演算処理結果を、処理結果送信手段206、アクセス制御手段207、通信手段201を介して、もとの機器(機器1あるいは機器1c)に送る。なお、それらのソフトウェアを実行するときには、安全性の点から互いに分離された実行環境で実行するのが望ましい。
外部処理装置2cのアクセス制御手段207は、機器1(あるいは機器1c)と処理手段204cで実行されているソフトウェアの間で、処理要求受信手段205と処理結果送信手段206を介して送受信される処理要求や処理結果が、正しく行われているかどうかを判断する。例えば、機器1からの処理要求が誤って機器1c用のソフトウェアに送られようとしている場合は、その処理要求を遮断する。
なお、外部処理装置2cにおいて、アクセス制御手段207と、処理要求受信手段205および処理結果送信手段206との関係は逆であってもよい。すなわち、通信手段201に、処理要求受信手段205および処理結果送信手段206が接続され、さらにアクセス制御手段207を介して処理手段204cと接続される構成としてもよい。
外部処理装置2cのアクセス制御手段207が通信の可否を判定するための情報に関して、
・機器1および機器1c側に持たせておき、外部処理装置2cとの接続時に転送する方法や、
・予め外部処理装置2cに持たせておく方法、あるいは、
・機器1(または機器1c)と外部処理装置2cとの接続時に特定のサーバからダウンロードする方法、
などのうち任意の方法が用いられる。
次に、図5を参照して、本実施形態の処理動作について説明する。以下では、前記第1の実施形態との同一部分の説明は省略し、相違点について詳細に説明する。
本実施形態において、ユーザが機器1または機器1cを外部処理装置2cに接続した際の動作は、基本的に、前記第1の実施形態と同じであるが、本実施形態では、機器1のソフトウェア記憶手段102に格納されているソフトウェアと、機器1cのソフトウェア記憶手段102cに格納されているソフトウェアを区別して処理手段204cに格納しており、この点が前記第1の実施形態と相違している。
外部処理装置2cの処理手段204cは、インストールされているソフトウェアの内容に従って、機器1および機器1cから送られてくる処理要求を処理し、その処理結果を機器1および機器1cに送信する。このとき、機器1から送られてくる処理要求は、外部処理装置2cの通信手段201、アクセス制御手段207を介して、処理要求受信手段205が受信し、処理手段204cで実行されている機器1用のソフトウェアに送られる。また、その処理結果は、外部処理装置2cの処理結果送信手段206、アクセス制御手段207、通信手段201を介して、機器1に送られる。
機器1cから送られてくる処理要求についても、同様に、外部処理装置2cの処理手段204cで実行されている機器1c用のソフトウェアに送られ、その処理結果は、機器1cに送られる。
このとき、外部処理装置2cのアクセス制御手段207は、処理手段204c上で実行されているソフトウェアが、正しい機器に処理結果を送り返しているか否かを検査する。正しくない場合には、外部処理装置2cのアクセス制御手段207は、処理結果の送信を抑止する。
外部処理装置2cのアクセス制御手段207では、一般的には、機器1のソフトウェアの処理結果が、機器1以外の機器に送られたり、機器1cのソフトウェアの処理結果が、機器1c以外の機器に送られたりするのを抑止する制御が行われる。これにより、外部処理装置2cの処理手段204cにインストールされたソフトウェアが、当該機器以外の機器にアクセスすることを防ぐことができる。
また、外部処理装置2cのアクセス制御手段207は、機器が、外部処理装置2cの処理手段204c上で実行されている正しいソフトウェアに処理要求を送っているか否かを検査し、正しくない場合には、処理要求の受信を抑止するようにしてもよい。
外部処理装置2cのアクセス制御手段207では、一般的には、機器1が、機器1c用のソフトウェア(外部処理装置2cの処理手段204cにインストールされたソフトウェア)に処理要求を送ったり、機器1cが機器1のソフトウェア(外部処理装置2cの処理手段204cにインストールされたソフトウェア)に処理要求を送ったりすることを抑止する。
これにより、機器が、外部処理装置2cの処理手段204c上で実行されている当該機器用のソフトウェア以外のソフトウェアにアクセスすることを防ぐことができる。
最後に、ユーザが機器1または機器1cと外部処理装置2cの間の接続を切断した際の動作は、基本的に、前記第1の実施形態と同じであるが、外部処理装置2cのソフトウェア導入・削除手段203は、
・機器1を切断した場合には、機器1のソフトウェア、
・機器1cを切断した場合には、機器1cのソフトウェア、
を、それぞれ処理手段204cからアンインストールする。すなわち、外部処理装置2cの間の接続を切断した機器に対応したソフトウェアを処理手段204cからアンインストールする。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、アクセス制御手段207を追加したことにより、許可されていない機器との通信を防ぐことができ、外部処理装置2cに複数の機器を接続した場合でも安全に動作させることができる。
なお、本実施形態では、2台の機器を例として説明したものであるが、3台以上の機器を接続した場合でも同様の動作であり、前記の効果が得られる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の第4実施形態のシステム構成を示す図である。図6を参照すると、本発明の第4実施形態においては、外部処理装置2dは、図5の外部処理装置2cの構成に加え、演算性能測定手段208を備えている。また、機器1dは、図5の構成に加え、演算性能取得手段108を備えている。なお、図6では、簡単のため、一台の機器が外部処理装置2dに接続される例が示されているが、外部処理装置2dには、前記第3の実施形態と同様、前記複数の機器が接続可能とされている。本実施形態では、前記第3の実施形態と同様、外部処理装置2dは、アクセス制御手段207を備え、処理手段204cは、外部処理装置2dに接続される、複数の機器のソフトウェアを格納、実行できるように構成されている。
外部処理装置2dの演算性能測定手段208は、外部処理装置2dの演算能力(処理負荷)を測定する。なお、処理タスク実行数、メモリ使用量等から、余剰演算能力を数値化したデータを測定結果としてもよい。機器1dの演算性能取得手段108は、外部処理装置2dの演算性能測定手段208で測定された演算能力を取得し、外部処理装置2dの余剰処理能力に応じて、外部処理装置2dを利用するか否かを判定する。機器1dを外部処理装置2dに接続したことによって、外部処理装置2dの処理性能が低下し、期待した処理性能が得られない場合、外部処理装置2dとの接続は行わない。
本実施形態の作用効果として、機器1dを外部処理装置2dに接続したことによって、かえって期待される処理性能が得られないという事態の発生を回避し、最良の処理性能を提供することができる。
次に、図7を参照して、具体的な実施例を用いて本発明を説明する。本実施例は、図5の前記第3の実施形態(外部処理装置2cに複数の機器が接続する形態)に対応するものであり、IP電話端末を外部処理装置に接続して電話機として使用するものである。
本実施例のIP電話端末は、装置制御手段104として、ディスプレイ、テンキー、電話帳用メモリ、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータを備えている。またソフトウェア記憶手段102には、発信、着信、CODEC(符号化/復号器:音声データの圧縮・伸長)、電話帳などの各種機能を実現するソフトウェアが格納されている。
外部処理装置は、周辺装置220として広域網(インターネットなど)を介して他のIP電話端末に接続するための通信デバイスを備えている。なお、外部処理装置のその他の部分は、図7では省略している。
ユーザがIP電話端末1を適切なケーブルを用いて外部処理装置2に接続すると、ソフトウェア記憶手段102のソフトウェアが外部処理装置2に自動的にインストールされる。
次に、ユーザが受話器を上げ、テンキーより、相手の電話番号をボタンで入力すると、装置制御手段104は、通信手段101、通信手段201を介して、ユーザの入力内容を外部処理装置2上で実行されているソフトウェアに通知する。
すると、ソフトウェアは、発信機能を実行し、装置制御手段104を制御して、ディスプレイに電話番号を表示するとともに、周辺装置220の通信デバイスを制御して通話相手に接続する。
接続が完了し、通話状態になると、次のような動作を行う。受話器のマイクに入力された音声はA/Dコンバータにより、非圧縮のデジタルデータに変換され、外部処理装置2に転送される。外部処理装置2では、ソフトウェアのCODEC機能により音声データが圧縮され、通信デバイスを介して通話相手に転送される。
通話相手から通信デバイスを介して受信した圧縮音声データは、外部処理装置2で実行されているソフトウェアのCODEC機能により非圧縮の音声データに変換され、装置制御手段104のD/Aコンバータに転送される。そこでアナログデータに変換され、受話器のスピーカから音声が出力される。
また、ユーザがボタンを操作して電話帳機能を呼び出すと、装置制御手段104は、通信手段101、通信手段201を介して、外部処理装置2で実行されているソフトウェアに通知する。
すると、ソフトウェアは電話帳機能を実行し、装置制御手段104を制御して電話帳用メモリにアクセスする。その後、ソフトウェアは、装置制御手段104から通知されるユーザのボタン入力内容に従って適切な電話番号を検索し、発信機能を呼び出す。
最後にユーザが外部処理装置2に接続されているケーブルを抜くと、外部処理装置2にインストールされていたソフトウェアが自動的にアンインストールされる。
なお、本実施例では、外部処理装置2には、他のIP電話端末やIP電話端末以外の対応機器を同時に接続することもできるが、例えば、あるIP電話端末のソフトウェアから他のIP電話端末の電話帳用メモリにアクセスしたりすることは、アクセス制御手段207により抑制されるため、安全性が確保される。
本発明によれば、ハードディスクレコーダのビデオ編集機能など、高度な機能が必要とされる家電機器において、従来のように高性能な処理装置(演算装置)を備え、単体で動作する機器を使用する場合と同様の使い勝手や安全性を確保しつつ、機器に高性能な処理装置(演算装置)を持たせず、外部の処理装置を利用してそのような高度な機能を実現するといった用途に適用できる。
また、単独では、比較的低機能であるが、外部処理装置に接続すると、高度な機能が利用可能になる携帯端末(例えば、外部処理装置に接続すると、携帯電話のカメラで撮影された画像を認識して整理したり、画像を合成したりできるなど)といった用途にも適用可能である。
さらに、機器に内蔵している演算装置の処理能力によらず、ソフトウェアの書き換えによって、高度な機能を後から追加し、外部処理装置に接続してその機能を利用するといった用途にも適用可能である。
さらにまた、電気機器に電力を供給したり、コンピュータにインターネットへのネットワーク接続を提供するなどの既存の公共・公衆サービスと同様に、各家庭やオフィスの機器に、情報処理能力を提供する公共・公衆サービスといった用途にも適用可能である。この場合、各家庭に外部処理装置を配布する方法のほか、外部処理装置に相当するセンターサーバを用意し、ネットワーク経由で各家庭の機器を接続させるといった方法が考えられる。
次に、本発明を、オフィスや家庭、あるいは公共の場所等において、情報能力提供サービスに適用した例について説明する。図8を参照すると、可搬又は携帯型の機器1は、例えば壁4の内側に、インフラ施設として設置された外部処理装置2’に通信手段5(USBケーブルあるいは無線LAN等)を介して通信接続し、ソフトウェアの送信、外部処理装置側でのソフトウェアのインストール、処理要求の送信、外部処理装置側での処理の実行、外部処理装置2’側から機器1への処理結果の送信、通信の切断による外部処理装置側でのソフトウェアのアンインストールの一連の処理が行われる。なお、図8(A)に示す例では、外部処理装置2’は、図1の通信手段201を構成を有するインタフェース210とサーバ211から構成される。なお、図8(A)では分かりやすくするため、インタフェース210とサーバ211を別々に図示したが、サーバ211内に、インタフェース210を備えてもよいことは勿論である。この場合、サーバ211は、例えば図1の手段201〜206を備えている。インタフェース210と、サーバ211はLAN等の通信手段で接続してもよい。またサーバ211を複数配設してもよい。あるいは、図8(B)に示すように、インタフェース210は、IP網212を介して、サーバ211に接続するようにしてもよい。
図8(A)、図8(B)に示すように、外部処理装置2’、2”の設置形態としては、オフィスや家庭、あるいは、公共の建物内部、公共交通機関等において、例えば壁4等の内側に設置され、ユーザ側には、ユーザの機器1との接続用の接続端子が見えるだけであり、外部処理装置2’、2”には、基本的に、ユーザ用に入出力装置は具備されていない。すなわち、壁4の表には、電源コード接続端子のような形態で、通信手段5をなす通信ケーブルの接続端子が設けられているだけである(無線LANの場合、アンテナの存在を示すマーク等が示されているだけである)。特に制限されないが、外部処理装置2’、2”には、壁4の表側に、ユーザ用の入力装置を具備しない構成としたことで、公共の場等に設置してサービスの提供を行うにあたり、ユーザによる入力操作等によって、外部処理装置2’、2”がトラブルを受けたり、破壊されることはない。ただし、外部処理装置2’、2の状態等(例えばサーバの使用が可能であることを示すReady、使用中を示すBusy等)の情報を出力する出力装置(LED、あるいは液晶表示装置等であってもよい)を壁4の表側に付加してもよいことは勿論である。また、外部処理装置2’、2”では、認証の結果、接続が認められた機器1に対してのみ、該機器1から送信されたソフトウェアのインストール、処理要求の実行を行い、切断時には、ソフトウェアを自動的にアンインストールするため、あるユーザの機器1からのソフトウェアが、後に、外部処理装置2’、2”を利用する他のユーザの機器1でのサービスに影響を与えることはなく、サーバパワーの公共へのサービス提供時の安全性も確保される。なお、ユーザへの課金システム等は、各サーバで行われる。
図8(A)、図8(B)に示す構成においては、サーバ211側に、ユーザ対応のソフトウェアを用意しておく必要がなくなり、また、機器1側では、実行するアプリケーションにみあったプロセッサの処理性能を具備することも不要とされる。例えば、デジタルカメラに格納された画像情報に関して所定の画像処理演算を行う場合、通信手段5としてUSB、又は無線LANを用い、サーバ211側で画像演算を実行し、実行結果をデジタルカメラに戻すようにしてもよい。なお、機器1側でサーバに送信するソフトウェアとしては、サーバ側のCPUで実行されるマシン語である必要はなく、仮想コードからなり、サーバ側は、機器からの仮想コードを、仮想マシン上で実行するようにしてもよい。こうすることで、機器の種別、ベンダ等に依存せず、サーバでは、各種処理の実行サービスを提供できる。なお、本実施例においては、機器1上の操作で外部処理装置2’、2”のサーバ211に送信される処理要求は、サーバ211上のソフトウェアで処理されるため、機器1でローカルに実行される操作のコマンドと同一のものを用いることができる。
このように、本発明によれば、機器側でソフトウェアを目的のサーバに転送してインストールし実行することで、機器の処理性能を超えた情報処理を実現可能としており、従来の情報処理システムのいずれとも異なった全く新規な処理システムの基礎を提供するものである。
なお、前記実施形態において、機器から外部処理装置にインストールされたソフトウェアは機器の拡張機能に限定されるものではなく、任意の処理・機能を外部処理装置上で実行するようにしてもよいことは勿論である。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の第1実施形態のシステム構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第1実施形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第2実施形態のシステム構成を示す図である。 本発明の第3実施形態のシステム構成を示す図である。 本発明の第4実施形態のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施例を説明するための図である。 本発明の一実施例を説明するための図である。
符号の説明
1、1b、1c、1d 機器
2、2b、2c、2d、2’、2” 外部処理装置
3 サーバ
4 壁
5 通信手段
101、101c 通信手段
102、102c ソフトウェア記憶手段
103、103c 操作部
104、104c 装置制御手段
105、105c 処理要求送信手段
106、106c 処理結果受信手段
107、107c 接続検出手段
108 演算性能取得手段
201 通信手段
202 接続検出手段
203 ソフトウェア導入・削除手段
204、204c 処理手段
205 処理要求受信手段
206 処理結果送信手段
207 アクセス制御手段
208 演算性能測定手段
209 第2の通信手段
210 インタフェース
211 サーバ
212 IP網
220 周辺装置
301 ソフトウェア記憶手段

Claims (13)

  1. 情報の入力と出力を行うための操作部と、インフラ施設の処理装置と通信接続する通信手段とを備え、前記インフラ施設の処理装置で実行させるソフトウェアを保持し、前記インフラ施設の処理装置よりも処理性能の低く、操作入力に対する処理を自装置で行うか、前記インフラ施設の処理装置で行うか判断する第1の処理装置と、
    前記インフラ施設の処理装置として、予め定められた所定箇所に設置され、前記第1の処理装置と通信手段を介して接続し、前記第1の処理装置から送信されたソフトウェアをインストールし、前記第1の処理装置が前記インフラ施設の処理装置で処理を実行するものと判断した場合に前記第1の処理装置から送信された処理要求を実行し、処理結果を前記通信手段を介して前記第1の処理装置に返す処理サービスを提供し、前記第1の処理装置との通信の切断時に前記ソフトウェアをアンインストールする第2の処理装置と、
    を備えている、ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 機器と外部処理装置を接続して処理を行う情報処理方法であって、
    前記機器と前記外部処理装置とを接続するステップと、
    前記外部処理装置と前記機器との接続を検出し、前記機器から前記外部処理装置にソフトウェアを転送し、前記外部処理装置にインストールするステップと、
    前記機器が、操作入力に対する処理を自装置で行うか、前記外部処理装置で行うか判断し、前記外部処理装置で行う場合、前記外部処理装置に処理要求を送信するステップと、
    前記外部処理装置で前記処理要求に従って処理を行い、処理結果を前記機器に送信するステップと、
    前記機器と前記外部処理装置との接続を切断するステップと、
    前記外部処理装置が前記機器との接続の切断を検出し、前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアをアンインストールするステップと、
    を含む、ことを特徴とする処理方法。
  3. 前記機器が前記外部処理装置に対して処理要求を送信する場合に、予め許可された前記ソフトウェアに対して送信されているか否かを確認するステップと、
    前記ソフトウェアが前記機器に処理結果を送信する場合に、予め許可された前記機器に対して送信されているか否かを確認するステップと、
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項に記載の処理方法。
  4. 前記外処理装置と前記機器との接続を検出した場合に、前記機器から前記外部処理装置にソフトウェアを転送する代わりに、前記外部処理装置が前記機器に適したソフトウェアを、前記外部処理装置が接続するサーバから取得し、前記取得したソフトウェアを前記外部処理装置にインストールするステップを含む、ことを特徴とする請求項又はに記載の処理方法。
  5. 外部処理装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部処理装置で動作するソフトウェアを記憶し、前記外部処理装置と接続された際に前記ソフトウェアを前記外部処理装置に転送するソフトウェア記憶手段と、
    ユーザ操作を受け付けるとともに、ユーザに処理結果を提示する操作部と、
    前記外部処理装置が接続されていることを検出する接続検出手段と、
    前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアに処理要求を送信する処理要求送信手段と、
    前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアから送信される処理結果を受信する処理結果受信手段と、
    前記操作部から受け取ったユーザ操作と、前記接続検出手段で検出した前記外部処理装置との接続状態と、から、前記ユーザ操作に対する処理を前記機器で行うか、前記外部処理装置で行うか判断し、前記機器で行う場合、前記機器で処理要求を実行して前記操作部に処理結果を送り、
    前記外部処理装置で行う場合、前記処理要求送信手段を介して処理要求を前記外部処理装置に送信し、前記処理結果受信手段を介して処理結果を受け取り、前記操作部に、処理結果を送る制御を行う装置制御手段と、
    を備えている、ことを特徴とする機器。
  6. 前記外部処理装置は前記機器との接続時、サーバから前記機器に対応するソフトウェアをインストールし、前記機器との接続が切断した時、前記ソフトウェアをアンインストールする、ことを特徴とする請求項5記載の機器。
  7. 前記外部処理装置の演算性能を取得し、前記外部処理装置の演算性能に応じて、前記外部処理装置を利用するか否かを決定する手段を備えている、ことを特徴とする請求項又は記載の機器。
  8. 機器と通信を行う通信手段と、
    前記機器と接続されたこと、及び、前記機器との接続が切断されたことを検出する接続検出手段と、
    前記接続検出手段で前記機器との接続が検出された場合に、前記通信手段を介して前記機器からソフトウェアを転送してインストールし、前記接続検出手段で前記機器との切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールするソフトウェア導入・削除手段と、
    前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う処理手段と、
    前記機器でユーザ操作に対する処理を前記機器で行うか、前記外部処理装置で行うか判断し、前記外部処理装置で行うと判断した場合に前記機器から送信される処理要求を受信し、前記ソフトウェアに受け渡す処理要求受信手段と、
    前記ソフトウェアからの処理結果を受け取り、前記機器に送信する処理結果送信手段と、
    を備えている、ことを特徴とする外部処理装置。
  9. サーバと通信を行う第2の通信手段と、
    前記接続検出手段で前記機器との接続が検出された場合に、前記第2の通信手段を介して前記サーバから前記機器に適したソフトウェアを取得してインストールし、前記接続検出手段で前記機器の切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールするソフトウェア導入・削除手段と、
    前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う処理手段と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項8記載の外部処理装置。
  10. 前記処理要求受信手段で前記機器からの処理要求を受信した際、予め許可された前記ソフトウェアに対して送信されているか否かを確認し、
    前記処理結果送信手段で前記機器へ処理結果を送信する際、予め許可された前記機器に対して送信されているか否かを確認するアクセス制御手段をさらに備えている、ことを特徴とする請求項又はに記載の外部処理装置。
  11. 前記処理手段の演算性能を測定する演算性能測定手段を備えている、ことを特徴とする請求項又はに記載の外部処理装置。
  12. 外部処理装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部処理装置で動作するソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部と、
    ユーザ操作を受け付けるとともに、ユーザに処理結果を提示する操作部と、
    コンピュータと、
    を備えた機器の前記コンピュータに、
    前記外部処理装置が接続されていることを検出する処理と、
    前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアに処理要求を送信する処理と、
    前記外部処理装置にインストールされた前記ソフトウェアから送信される処理結果を受信する処理と、
    前記操作部から受け取ったユーザ操作と、検出された前記外部処理装置との接続状態から、前記ユーザ操作に対する処理を前記機器で行うか、前記外部処理装置で行うか判断し、前記機器で行う場合、前記機器で処理要求を実行し前記操作部に処理結果を送
    前記外部処理装置で行う場合、処理要求を前記外部処理装置に送信し、前記外部処理装置から受け取った処理結果を、前記操作部に送る制御を行う処理と、
    を実行させるプログラム。
  13. 機器と通信を行う通信手段と、
    コンピュータと、
    を備えた外部処理装置の前記コンピュータに、
    前記機器が接続されたこと、及び切断されたことを検出する処理と、
    前記機器との接続が検出された場合に、前記通信手段を介して前記機器からソフトウェアを転送してインストールし、前記機器との切断が検出された場合に、前記ソフトウェアをアンインストールする処理と、
    前記ソフトウェアを実行するとともに、前記通信手段を介した前記機器との間の通信を含む処理を行う処理と、
    前記機器でユーザ操作に対する処理を前記機器で行うか、前記外部処理装置で行うか判断し、前記外部処理装置で行うと判断した場合に前記機器から送信される処理要求を受信し、前記ソフトウェアに受け渡す処理と、
    前記ソフトウェアからの処理結果を受け取り、前記機器に送信する処理と、
    前記機器との接続の切断を検出すると、インストールされた前記ソフトウェアをアンインストールする処理と、
    を実行させるプログラム。
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