JP2009278437A - 映像受信装置、映像配信システム及びプログラム - Google Patents

映像受信装置、映像配信システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のカメラで様々なアングルにより同時撮影された映像から視聴者から通知された嗜好情報より最も適合するアングルの映像を判定して自動切り換えして表示する映像受信装置等を提供すること。
【解決手段】デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得し、補助情報に基づき、複数の映像データからアングル判定部120が第1の映像データを選択し、DEC160aにて復号する。また、補助情報に基づき、取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データをアングル切り替え予測部130が予測し、DEC160bが復号する。そして、アングル選択部170により、表示されるデータが選択され、映像が表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送信号を受信する受信部を備えた映像受信装置に関する。
デジタル放送では映像信号と音声信号とをデータ圧縮符号化技術を用いて圧縮を行い伝送しており、スポーツ観戦等のTV番組で複数のカメラに撮影された複数の映像や被写体の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報、カメラ別の被写体情報を多重化し伝送することも可能である。このような伝送システムとして、例えば特許文献1に記載のデジタル放送信号処理装置及びデジタル放送信号伝送方法がある。
特許文献1では、デジタル放送信号に被写体である移動体のGPS位置情報、被写体である移動体の位置情報、撮像カメラの位置情報を地図上にマッピングしたマッピング地図情報、撮像カメラ別の撮像範囲情報、撮像カメラ別の被写体情報、被写体に関するプロファイル情報等の各情報を組み合わせて多重化して伝送する。受信機側では、どの撮像カメラにどの移動体が被写体として撮像されているかの情報を把握できるようになっているため、視聴者は特定の移動体を指定するだけでその移動体の追跡画面を視聴できる。
また、特許文献2に記載された撮影システムでは受信した撮影画像からそれぞれの撮影対象を抽出して撮影画像の評価値を定め、評価値を比較して撮影画像を選択していることとなる。
また、特許文献3に記載された映像配信装置では通信ネットワークを介して映像を配信する映像配信装置であって、異なる視点から複数の映像を取得する映像取得手段と、前記映像ごとにその映像に含まれる内容を解析し、解析結果を内容情報として生成する映像解析手段と、前記各内容情報をと視聴者より通知された嗜好情報とに基づいて、映像の内容と視聴者の嗜好との適合度を判定し、適合度の高い映像を前記複数の映像の中から決定し、配信する配信映像マッチング手段とを備えている。
これら先行技術より、複数のカメラに撮影された複数の映像や被写体の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報、カメラ別の撮影対象の評価値の情報を多重化して伝送し、受信側では視聴者が予め見たい一つもしくは複数の撮影対象を登録しておくと、最も視聴者の好みに適合するアングルの映像に自動で切り替えて表示するシステムを考えることができる。
特開2002−94952号公報 特開2007−158860号公報 特開2003−179908号公報
しかしながら、デジタル放送のビデオ圧縮符号化コーデックであるMPEG2あるいはMPEG−4 AVC/H.264では複数の映像フレーム(GOP:Group Of Pictures)を単位としてフレーム間圧縮符号化を行っている。したがって、GOP単位ごとにしかデコードを行うことができないため、先行技術のシステムではGOP単位より細かいタイミングでのアングル自動切り換えを行うことができない。
例えば、地上波デジタル放送のMPEG2ではGOPは一般的に15コマ/0.5秒となるため、撮影対象の評価値の情報から他のアングルの映像に切り換えを行う際に、最大0.5秒の遅れが生じる。そのため、スポーツ観戦番組など、撮影対象が目まぐるしく移動する番組において、切り換えタイミングの遅延により視聴者がベストアングルを見逃してしまう恐れがあった。
これに対して、アングルの数だけデコーダを用意して、同時に全アングルを復号するといったことも考えられるが、その為にはコストが大幅に上昇してしまう問題があり、実用的な解決方法では無かった。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、複数のカメラで様々なアングルにより同時撮影された映像から視聴者から通知された嗜好情報より最も適合するアングルの映像を判定して自動切り換えして表示する映像処理装置を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明の映像受信装置は、デジタル放送信号を受信する受信部を備えた映像受信装置において、前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得部と、前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択部と、前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号部と、前記補助情報に基づき、前記取得部が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測部と、前記予測部により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号部と、前記第1の映像と、前記第2の映像とを選択し出力する映像出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の映像受信装置において、前記予測部は複数の映像データを選択し、前記映像データ選択部は、前記予測部によって選択された複数の映像データから、一の映像データを選択することを特徴とする。
また、本発明の映像受信装置において、前記補助情報には、各映像データ毎の評価値が含まれており、前記映像データ選択部は、評価値が高い映像データを選択することを特徴とする。
また、本発明の映像受信装置において、前記補助情報には、速度ベクトルが含まれており、前記予測部は、速度ベクトルに基づいて各映像データ毎の評価値を予測し、当該評価値に基づいて次に選択される可能性の高い映像データを選択することを特徴とする。
本発明の映像配信システムは、対象物と、映像送信装置と、映像受信装置とを備えており、前記対象物は、位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報を映像送信装置に送信する位置情報送信部と、を備え、前記映像送信装置は、対象物を映像データに撮影するための複数のカメラと、前記対象物から、位置情報を受信する位置情報受信部と、前記対象物に基づいて、補助情報を算出する補助情報算出部と、前記映像データと、前記補助情報を多重化し、デジタル放送信号として送信する送信部と、を備え、前記映像受信装置は、デジタル放送信号を受信する受信部と、前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得部と、前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択部と、前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号部と、前記補助情報に基づき、前記取得部が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測部と、前記予測部により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号部と、前記第1の映像と、前記第2の映像とを選択して出力する映像出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、デジタル放送信号を受信する受信部を備えたコンピュータに、前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得機能と、前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択機能と、前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号機能と、前記補助情報に基づき、前記取得機能が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測機能と、前記予測機能により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号機能と、前記第1の映像と、前記第2の映像を選択し、出力する映像出力機能と、を実現させることを特徴としている。
本発明によれば、デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得し、補助情報に基づき、複数の映像データから第1の映像データを選択し第1の映像として復号する。そして、補助情報に基づき、取得部が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択し、第2の映像として復号する。そして、第1の映像と、第2の映像とが選択して出力されることとなる。これにより、補助情報に基づいて、選択される可能性の高い映像データが選択されることとなり、複数の映像データの中から常に視聴者が所望する映像が選択されることとなる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
〔実施の形態〕
本発明の一実施の形態について図1から図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態では、本発明の映像処理装置を受信装置に適用した本発明の映像配信システムついて説明する。なお、映像配信システムは、無線によりデジタル放送信号を送受信することとして説明するが、例えば通信ネットワークを利用しても良いことは勿論である。
<システム構成>
図1(a)は、放送システムの概略を説明する為の図である。放送システムは、送信装置1と受信装置2とを含んで構成している。ここで、送信装置1は、複数のカメラ10を備えている。各カメラ10は、それぞれのカメラの撮影範囲(アングル)を撮影し、映像データとしている。そして、送信装置1は、受信装置2に対して映像データ等をデジタル放送信号として送信する。
また、カメラ10は対象物9を撮影している。ここで対象物9は、対象物の位置情報を送信装置1に通知するために、位置情報発信装置3を所持している。位置情報発信装置3の概略を示したのが図1(b)である。
位置情報発信装置3には、位置情報取得手段としてGPS受信部300と、位置情報送信手段として発信部310を備えて構成されている。GPS受信部300により受信された位置情報を、発信部310を介して送信装置1に送信されることとなる。なお、本実施形態においては、説明を容易にするために対象物を1つとして説明するが、複数あっても良いことは勿論である。
続いて、図2は、本実施形態における送信装置1及び受信装置2の概略構成を示す機能ブロック図である。以下、送信装置1及び送信装置2の構成について説明する。
<送信装置1の構成>
まず、送信装置1の構成について説明する。送信装置1は複数のカメラ10に撮影された複数の被写体の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報、カメラ別の撮影対象の評価値の情報を多重化して送信する装置である。
図2に示すように、送信装置1は、カメラ10と、エンコード処理部(ENC)20と、対象物データ受信部30と、評価値計算部40と、データ多重化部(MPX)50と、送信部60とを備えて構成されている。
エンコード処理部(ENC)20は、カメラ10で撮影した映像のエンコードを行い、エンコードした符号化映像データをデータ多重化部(MPX)50へ送信する処理部である。本実施形態においては、カメラ10毎にエンコード処理部(ENC)20が接続されている。なお、本実施形態における映像のエンコード方法としては、一例としてMPEG2やMPEG4 AVC/H.264等を使用するものとする。
また、本実施形態において「アングル」とは各カメラ10により撮影されたそれぞれの映像のことを言う。カメラ毎に撮影されたアングルが1GOP分ずつの映像データとして合成されることとなる。
対象物データ受信部30は、対象物(被写体)の位置情報を取得する機能ブロックである。具体的には、位置情報発信装置3から、対象物(被写体)の現在位置を示す位置情報が送信され、受信する。対象物データ受信部30は、当該受信された位置情報から、各対象物の位置を取得することができる。
評価値計算部40は、各アングルに対応するカメラ10の撮影範囲情報、対象物データ受信部30から得られた対象物の位置情報により、アングルの映像毎に対象物がどれだけ写っているかを示す評価値を計算する。なお、評価値の算出方法については、上述した特許文献1等に記載されているものと同様のものであり、説明を省略する。
ここで、評価値の例を図3を用いて説明する。図3では、選手A、B、C、Dが対象物(被写体)であると仮定し、各アングル毎の、各選手が写っている大きさに応じて、評価値をつける。例えば、アングル1では選手Aと選手Bが写っているため、選手A、選手Bについてそれぞれ「40」、「50」という評価値が付与されている。なお、写っている大きさは、カメラと対象物との距離で決定する。
評価値計算部40では、さらに対象物の位置情報の履歴から対象物の速度ベクトルを計算する。後述するようにこの情報は、受信装置2における、被写体が次にどのアングルに写るかの予測に用いる。
データ多重化部(MPX)50は、エンコード処理部(ENC)20でエンコードされた各カメラ10のアングルを合成した映像データと、カメラ毎の撮影範囲情報と、評価値計算部40にて計算された評価値及び速度ベクトルとを多重化し、送信部60へ出力する機能部である。
送信部60は、データ多重化部(MPX)50から入力された多重化されたデータを、デジタル放送信号として、放送波やネットワークを利用して受信装置2に送信する。
<デジタル放送信号の構成>
ここで、送信装置1の送信部60から出力されるデジタル放送信号について、図4の概略構成を用いて説明する。図4に示すように、デジタル放送信号は、複数の各アングルの1GOP分のエンコードデータと、それに対応する補助情報として情報データグループとで構成される。
情報データグループには、送信装置1で取得・送信された、各映像フレーム毎の対象物(被写体)の位置情報、アングル毎の評価値、速度ベクトル、カメラ別の撮影範囲情報の補助情報が含まれている。
各アングル毎の符号化のときには、アングル間でGOP(Group Of Picture)の境界が一致するように符号化のタイミングを合わせる。このことによって、受信装置2におけるデコーダ切り替え処理が簡単になる。
<受信装置>
続いて、受信装置2の機能構成について、図2を用いて説明する。受信装置2は、送信装置1から送信されたデータを受信し、視聴者が予め見たい一つもしくは複数の撮影対象を登録しておくと、最も視聴者の好みに適合するアングルの映像に自動で切り替えて表示する装置である。
受信装置2は、受信部100と、DMPX110と、アングル判定部120と、アングル切り換え予測部130と、操作信号受信部140と、復号アングル選択部150と、復号処理部(DEC)160と、アングル選択部170とを備えて構成されている。
受信部100は、送信装置1から送信されたデジタル放送信号を受信する。そして、デジタル放送信号に含まれる多重化されたデータをDMPX110に出力する。
DMPX110は、受信部100から入力された多重化されたデータから、映像データと、対象物(被写体)の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報、カメラ別の対象物の評価値及び速度ベクトルを含む情報データグループとに分離・抽出する。
ここで、映像データは更に「アングル」毎に分離され復号アングル選択部150に、情報データグループのうち、アングル判定部120に評価値が、アングル切り替え予測部130に、位置情報、撮影範囲情報及び速度ベクトルがアングル切り替え予測部130にそれぞれ出力される。
操作信号受信部140は、視聴者から入力された嗜好情報を受信し、アングル判定部120と、アングル切り換え予測部130とに出力する。また、DMPX110より対象物の情報が入力されて、視聴者に選択させることとなる。これにより、視聴者は嗜好情報として選択する対象物を決定することとなる。
アングル判定部120は、DMPX110からカメラ別の撮影対象の評価値と操作信号受信部140から視聴者の嗜好情報とが入力され、表示装置に表示するアングルを判定し、アングル切り換え予測部130と、アングル選択部170とへ出力する。
アングル切り換え予測部130は、DMPX110からカメラ別の撮影対象の評価値、被写体の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報及び速度ベクトルと、アングル判定部120により判定されたアングルと、操作信号受信部140から入力された視聴者の嗜好情報とが入力され、現在表示されているアングルと、予測した次に切り換わるアングル情報とを決定し、復号アングル選択部150へ出力する。
復号アングル選択部150は、DMPX110から受信したカメラ10毎に撮影されたアングルが入力され、その映像データの中から現在表示されているアングルと、予測した次に切り換わるアングルとを選択し、復号処理部(DEC)160へ出力する。
復号処理部(DEC)160では映像データの復号を行い、アングル選択部170へ復号したアングルを出力する機能部である。なお、本実施形態の受信装置2は、2つのアングル(現在のアングル及び予測した次に切り替わるアングル)が復号できるよう、復号処理部(DEC)160a及び160bの2つを備えている。
アングル選択部170は、復号処理部(DEC)160が復号した映像のうち、アングル判定部120から入力された判定したアングルの映像を選択し、表示装置へ出力する機能部である。現在のアングルと、次に切り替わるアングルを交互に選択し、表示装置へ出力する。
<送信処理>
続いて、本実施形態における、送信装置1における送信処理について説明する。なお、多重化部(MPX)50による多重化処理や、エンコーダ部(ENC)20によるエンコード処理については一般的な方式を使用しているため、その詳細な説明を省略する。
図5は、本実施形態における送信装置1の送信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、対象物を撮影し(ステップS100)、対象物の位置情報を取得する(ステップS102)。また、カメラ10から、カメラ別の撮影範囲情報を取得する(ステップS104)。
続いて、上記取得した、前記対象物の位置情報及びカメラ別の撮影反映情報に基づき、評価値計算部40では、各アングル毎の各対象物における評価値を算出する(ステップS106)。
評価値計算部40ではさらに、前記被写体の位置情報の履歴に基づき各被写体の速度ベクトルを算出する(ステップS108)。そして、MPX50は、入力された映像データと、位置情報と、評価値と、速度ベクトルとを多重化し、送信部60に出力する(ステップS110)。送信部112は、入力された多重化されたデータ信号を、デジタル放送信号として送信部60が送信する(ステップS112)。
<受信処理>
続いて、本実施形態における、受信装置2での受信処理について図6の動作フローを用いて説明する。
まず、受信部100によりデジタル放送信号が受信される(ステップS200)。つづいて、受信されたデジタル放送信号から、DMPX110により、映像データと、対象物の位置情報、評価値、速度ベクトル及びカメラ別の撮影範囲情報を含む情報データグループとに分離して出力される(ステップS202)。ここで、情報データグループのうち、評価値はアングル判定部120に、対象物の位置情報、カメラ別の撮影範囲情報及び速度ベクトルはアングル切り替え予測部130に出力される。
そして、視聴者から操作信号受信部140を介して嗜好情報の選択がされると(ステップS204;Yes)、アングル判定部120により嗜好情報及び評価値に基づいて現アングルが選択される(ステップS206)。
次に、アングル切り替え予測部130では、視聴者の嗜好情報、すなわち見たい対象物が次にどのアングルに写るかのアングルの予測を行う(ステップS208)。具体的には、現在の対象物(被写体)の位置情報及び速度ベクトルから、その対象物(被写体)の今後の位置を予測し、各アングルに対応するカメラ撮影範囲情報に基づき、各アングルの評価値を予測する。
次に復号アングル選択部150は、アングル予測切替部130から入力されたデコード対象となるアングルをDEC160に出力する。そして、DEC160は、デコード対象となっているアングルを復号する(ステップS210)。
次に、アングル判定部120では、上記評価値と操作信号受信部140が保持している視聴者の嗜好情報に基づき、アングルを選択し、アングル選択部170に表示するアングルを選択し、アングル切り替えの指令を出す(ステップS212)。
アングル選択部170は、選択されたアングルの映像データを出力し、選択されたアングルが表示される(ステップS214)。ここで、受信処理をまだ継続する場合にはステップS206から処理を繰り返し実行する(ステップS216;No→ステップS206)。
なお、予測結果より切り換え対象となる可能性が無いアングルについては、アングル判定部120へ通知することによりアングル候補を削減し、アングル判定処理の負荷を軽減することが可能である。
このように、本実施形態によれば、復号部の数がアングル数よりも少ない構成であっても、GOPによる遅延によって視聴者がベストアングルを見逃してしまうことなく適切に映像を切り替えることができる。これにより、視聴者は所望する対象物(被写体)を中心に視聴することができることとなる。
<変形例>
なお、本実施形態においては、映像受信装置の一例としてテレビ受像機に適用したが、当該装置に限定されるものではない。具体的には、例えばコンピュータであったり、携帯電話、カーナビゲーションシステム等の他の映像受信装置にも適用可能なことは勿論である。
また、上述した実施形態では受信装置にアングル切り換え予測部130を設置したが、通信ネットワーク受信装置から送信装置へ通信する手段がある場合、送信装置にアングル切り換え予測部を備えてもよい。
また、上述した実施形態では、次のアングルを予測したが、撮影対象がわずかな時間しか表示されない場合はそのアングルを表示せずにその後にもっとも長く映ると予測したアングルを表示させてもよい。例をあげると、カメラAに移っている対象物Xが、カメラBの撮影範囲内からカメラCの撮影範囲へと高速に移動する場合、カメラAのアングル表示後、対象物XがカメラAの撮影範囲外に出たらカメラCのアングルを表示しても良い。
また、上述した実施形態では、符号化データとしてMPEG2あるいはMPEG4 AVC/H.264で圧縮符号化した映像データを使用したが、それに限定されない。選択に時間を要するあるいは復号開始が即座に出来ない場合であればどのような符号化情報であっても構わないことは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、アングルを選択・予測するための指標として対象粒の位置情報、速度ベクトル、カメラ別の撮影範囲情報を用いたが、これに限定されないことは勿論である。換言すれば選択あるいは予測が可能な指標であれば他の指標を用いてもよいことは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、各アングルの映像データデータ及び撮影対象評価値等の補助情報は放送あるいはネットワークから送信されることを前提としたが、記録媒体に記録された複数のアングルを自動で切り替えて再生する場合でも適用可能であることは言うまでもない。
本実施形態における放送システムの概要を示す図である。 本実施形態における機能構成を説明するためのブロック図である。 本実施形態における各アングルの評価値計算方法について説明するための図である。 本実施形態における1GOP単位の多重化データについて説明するための図である。 本実施形態における送信処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における受信処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 送信装置
2 受信装置
10 カメラ
20 エンコード処理部
30 対象物データ受信部
40 評価値計算部
50 データ多重化部
60 送信部
100 受信部
110 DMPX
120 アングル判定部
130 アングル切り換え予測部
140 操作信号受信部
150 復号アングル選択部
160 復号処理部
170 アングル選択部

Claims (6)

  1. デジタル放送信号を受信する受信部を備えた映像受信装置において、
    前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得部と、
    前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択部と、
    前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号部と、
    前記補助情報に基づき、前記取得部が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測部と、
    前記予測部により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号部と、
    前記第1の映像と、前記第2の映像とを選択し出力する映像出力部と、
    を備えることを特徴とする映像受信装置。
  2. 前記予測部は複数の映像データを選択し、
    前記映像データ選択部は、前記予測部によって選択された複数の映像データから、一の映像データを選択することを特徴とする請求項1に記載の映像受信装置。
  3. 前記補助情報には、各映像データ毎の評価値が含まれており、
    前記映像データ選択部は、評価値が高い映像データを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像受信装置。
  4. 前記補助情報には、速度ベクトルが含まれており、
    前記予測部は、速度ベクトルに基づいて各映像データ毎の評価値を予測し、当該評価値に基づいて次に選択される可能性の高い映像データを選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の映像受信装置。
  5. 対象物と、映像送信装置と、映像受信装置とを備えた映像配信システムにおいて、
    前記対象物は、
    位置情報を取得する位置情報取得部と、
    位置情報を映像送信装置に送信する位置情報送信部と、
    を備え、
    前記映像送信装置は、
    対象物を映像データに撮影するための複数のカメラと、
    前記対象物から、位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記対象物に基づいて、補助情報を算出する補助情報算出部と、
    前記映像データと、前記補助情報を多重化し、デジタル放送信号として送信する送信部と、
    を備え、
    前記映像受信装置は、
    デジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得部と、
    前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択部と、
    前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号部と、
    前記補助情報に基づき、前記取得部が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測部と、
    前記予測部により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号部と、
    前記第1の映像と、前記第2の映像とを選択して出力する映像出力部と、
    を備えることを特徴とする映像配信システム。
  6. デジタル放送信号を受信する受信部を備えたコンピュータに、
    前記デジタル放送信号から、複数の映像データ及び補助情報を取得する取得機能と、
    前記補助情報に基づき、前記複数の映像データから第1の映像データを選択する映像データ選択機能と、
    前記選択された第1の映像データから第1の映像を復号する第1の復号機能と、
    前記補助情報に基づき、前記取得機能が取得した複数の映像データのうち、次に選択される可能性の高い映像データを選択する予測機能と、
    前記予測機能により予測された映像データから第2の映像を復号する第2の復号機能と、
    前記第1の映像と、前記第2の映像とを選択し出力する映像出力機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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