JP2008042551A - 再生装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より迅速にユーザが選択したチャンネルの番組に表示を切り替えることができるようにする。
【解決手段】候補選択部121は、コンテンツ取得部87のそれぞれが取得するコンテンツのチャンネルの組み合わせの候補を決定する。時間期待値算出部122は、ユーザによって最後に選局されてから経過した時間の区間ごとに求められた、組み合わせの候補のチャンネルが選択される確率と、そのチャンネルのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要とされる時間とを基に、ユーザにより選択されるコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の時間期待値を求める。投機選局部124は、組み合わせの候補のうち、最も時間期待値の小さい候補を、ユーザにより選局されると予想されるチャンネルの組み合わせとして選択する。本発明は、テレビジョン受像機、ハードディスクレコーダなどに適用することができる。
【選択図】図3
【解決手段】候補選択部121は、コンテンツ取得部87のそれぞれが取得するコンテンツのチャンネルの組み合わせの候補を決定する。時間期待値算出部122は、ユーザによって最後に選局されてから経過した時間の区間ごとに求められた、組み合わせの候補のチャンネルが選択される確率と、そのチャンネルのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要とされる時間とを基に、ユーザにより選択されるコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の時間期待値を求める。投機選局部124は、組み合わせの候補のうち、最も時間期待値の小さい候補を、ユーザにより選局されると予想されるチャンネルの組み合わせとして選択する。本発明は、テレビジョン受像機、ハードディスクレコーダなどに適用することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は再生装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より迅速にユーザが選択したチャンネルの番組に表示を切り替えることができるようにした再生装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、複数のチューナが搭載され、1つのチューナをユーザにより選択されているチャンネルの番組の視聴用として用い、他のチューナを次にユーザが選択すると予想されるチャンネルの番組の受信用として用いる再生装置が普及しつつある。
このような再生装置においては、次にユーザが選択すると予想されるチャンネルの番組が予め受信されているので、ユーザにより新たなチャンネルが選択された場合、そのチャンネルの番組が予め受信されているときには、再生装置はより迅速に選択されたチャンネルの番組に表示を切り替えることができる。
また、従来の再生装置には、受信した番組を表示しているときに、番組本編からコマーシャルに表示が切り替わると、ユーザの過去の操作履歴に基づいてチャンネルを選局し、選局したチャンネルの番組に表示を切り替えるものもある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した技術では、地上波放送されている番組や、インターネットテレビジョン放送されている番組などのコンテンツの表示をユーザが指示した場合、再生装置は、ユーザにより選択されたコンテンツに迅速に表示を切り替えられないことがあった。
すなわち、上述した技術では、ユーザが選局を行うタイミング、つまり新たに選局が行われるまでの時間に対する考慮がなされていないため、ユーザの過去の操作履歴に基づいて、現在選局されているチャンネルの次に選局されたことのあるチャンネルのうち、最も選局された回数の多いチャンネルが、ユーザにより選局されると予想されるチャンネルとして選択されていた。したがって、ユーザが順番にチャンネルを選局してザッピングしているのか、またはユーザが特定のチャンネルに変更するかを区別することができず、次に選局されるチャンネルを精度よく予測することができなかった。その結果、ユーザにより選択されたチャンネルの番組に、迅速に表示を切り替えることができなかった。
また、例えば、従来の再生装置においては、次に選局される確率の高いチャンネルの番組を予め受信しておくよりも、そのチャンネルが選局される確率よりわずかに低い確率のチャンネルの番組を予め受信しておいた方が、表示の切り替えにおける時間の短縮効果が高い場合であっても、単純に確率の高いチャンネルが、ユーザによって次に選局されると予想されるチャンネルとして選択されてしまう。
そこで、再生装置にチャンネルの数だけチューナを設けて、それらのチューナを用いて放送されている全てのチャンネルの番組を受信させることもできるが、そのような場合、多くのチューナが必要となり、コスト高となってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より迅速にユーザが選択したコンテンツに表示を切り替えることができるようにするものである。
本発明の一側面の再生装置は、送信されてきたコンテンツを取得する取得手段と、複数の前記取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定する決定手段と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出する期待値算出手段と、前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する選択手段とを備える。
再生装置には、ユーザによってコンテンツが最後に選択されてから経過した時間の区間ごとに、その区間における前記切り替え時間を求める切り替え時間算出手段をさらに設け、前記期待値算出手段には、前記区間ごとに、前記区間においてコンテンツが選択される確率を求めさせ、その確率および前記切り替え時間に基づいて前記期待値を算出させることができる。
前記期待値算出手段には、ユーザによって過去に所定のコンテンツが選択されてから次のコンテンツが選択されるまでに経過した時間、および過去に前記次のコンテンツが選択された回数に基づいて、コンテンツが選択される確率求めさせることができる。
本発明の一側面の再生方法またはプログラムは、送信されてきたコンテンツを取得する取得手段であって、複数の取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定し、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出し、前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択するステップを含む。
本発明の一側面においては、送信されてきたコンテンツが取得手段により取得され、複数の前記取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補が決定され、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値が、各組み合わせの候補について算出され、前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせが選択される。
本発明の一側面によれば、コンテンツを取得することができる。特に、本発明の一側面によれば、より迅速にユーザが選択したコンテンツに表示を切り替えることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の再生装置は、送信されてきたコンテンツを取得する取得手段(例えば、図3のコンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−M)と、複数の前記取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定する決定手段(例えば、図3の候補選択部121)と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出する期待値算出手段(例えば、図3の時間期待値算出部122)と、前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する選択手段(例えば、図3の投機選局部124)とを備える。
再生装置には、ユーザによってコンテンツが最後に選択されてから経過した時間の区間ごとに、その区間における前記切り替え時間を求める切り替え時間算出手段(例えば、図3の切り替え時間算出部123)をさらに設け、前記期待値算出手段には、前記区間ごとに、前記区間においてコンテンツが選択される確率を求めさせ、その確率および前記切り替え時間に基づいて前記期待値を算出させる(例えば、図7のステップS53の処理およびステップS56の処理)ことができる。
前記期待値算出手段には、ユーザによって過去に所定のコンテンツが選択されてから次のコンテンツが選択されるまでに経過した時間、および過去に前記次のコンテンツが選択された回数に基づいて、コンテンツが選択される確率求めさせる(例えば、図7のステップS53の処理、ステップS55の処理、およびステップS56の処理)ことができる。
本発明の一側面の再生方法またはプログラムは、送信されてきたコンテンツを取得する取得手段であって、複数の取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定し(例えば、図7のステップS51)、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出し(例えば、図7のステップS56)、前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する(例えば、図7のステップS58)ステップを含む。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したコンテンツ取得システムの一実施の形態の構成例を示している。このコンテンツ取得システムは、再生装置11−1乃至再生装置11−3から構成され、再生装置11−1乃至再生装置11−3のそれぞれは、互いに通信網12を介して接続されている。
再生装置11−1乃至再生装置11−3のそれぞれは、例えばテレビジョン受像機、ハードディスクレコーダなどから構成され、再生装置11−1には番組などの画像を表示する表示装置14が接続されている。
再生装置11−1乃至再生装置11−3のそれぞれは、例えばインターネットなどからなる通信網13、LAN(Local Area Network)などからなる通信網12を介して図示せぬサーバから送信されてきた、インターネットテレビジョン放送された番組などを受信して表示したり、BS/CS放送アンテナ、地上波放送アンテナ、ケーブルテレビジョン回線などからなる入力部15から供給される番組を取得して表示したりする。
また、再生装置11−1乃至再生装置11−3のそれぞれは、取得した番組を必要に応じて記録したり、通信網12を介して他の再生装置に番組を供給したりする。なお、以下、再生装置11−1乃至再生装置11−3のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に再生装置11と称する。さらに、以下、インターネットテレビジョン放送された番組、BS/CS放送された番組、地上波放送された番組、ケーブルテレビジョン回線を介して有線放送された番組などを特に区別せずにコンテンツとも称する。
図2は、図1に示した再生装置11の構成例を示すブロック図である。
分配器41は、入力部15から供給されるコンテンツ、より詳細にはコンテンツを表示させるための放送信号をチューナ42−1乃至チューナ42−N(チューナ42−2乃至チューナ42−(N−1)は図示せず)のそれぞれに分配する。
チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれは、分配器41から供給された放送信号を受信し、受信した放送信号を復調する。チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれは、放送信号を復調して得られるコンテンツをエンコーダ43−1乃至エンコーダ43−N(エンコーダ43−2乃至エンコーダ43−(N−1)は図示せず)および出力制御部45、またはデコーダ44−1乃至デコーダ44−N(デコーダ44−2乃至デコーダ44−(N−1)は図示せず)に供給する。
すなわち、放送信号がアナログ放送信号である場合、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれは、映像信号および音声信号からなるコンテンツをエンコーダ43−1乃至エンコーダ43−Nおよび出力制御部45に供給し、放送信号がデジタル放送信号である場合、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれは、映像信号および音声信号からなるコンテンツと、EPG(Electronic Program Guide)、字幕データなどの関連情報とをデコーダ44−1乃至デコーダ44−Nに供給する。
なお、以下、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にチューナ42と称する。また、より詳細には、チューナ42は、分配器41から供給された放送信号から、選局されたチャンネルの放送信号を抽出し、抽出した放送信号を復調する。そして、チューナ42は、復調により得られたコンテンツをエンコーダ43−1乃至エンコーダ43−Nおよび出力制御部45、またはデコーダ44−1乃至デコーダ44−Nに供給する。
エンコーダ43−1乃至エンコーダ43−Nのそれぞれは、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれから供給されたコンテンツを、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2などの方式により符号化し、符号化したコンテンツを、バス47を介して記録部49またはネットワークインターフェース48に供給する。
デコーダ44−1乃至デコーダ44−Nのそれぞれは、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれから供給されたコンテンツをMPEG2などの方式で復号し、復号したコンテンツを出力制御部45に供給する。
また、デコーダ44−1乃至デコーダ44−Nのそれぞれは、チューナ42−1乃至チューナ42−Nのそれぞれから供給されたコンテンツおよび関連情報に対して、タイムスタンプの付け替えなどの所定の処理を施し、所定の処理が施されたコンテンツおよび関連情報を記録部49またはネットワークインターフェース48に供給する。
さらに、デコーダ44−1乃至デコーダ44−Nのそれぞれは、ネットワークインターフェース48から供給されたコンテンツをMPEG2などの方式で復号し、復号したコンテンツを出力制御部45に供給する。なお、以下、エンコーダ43−1乃至エンコーダ43−Nのそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にエンコーダ43と称する。また、以下、デコーダ44−1乃至デコーダ44−Nのそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にデコーダ44と称する。
出力制御部45は、チューナ42またはデコーダ44から供給されたコンテンツに対して、画像の拡大または縮小処理、画像合成処理、効果音合成処理、音量または音質の調整処理などの処理を施して、処理の施されたコンテンツを表示部46に供給する。より詳細には、出力制御部45は、処理が施されたコンテンツを構成する映像信号を表示部46に供給し、音声信号を再生装置11に接続されているスピーカに供給する。また、出力制御部45が、コンテンツを構成する映像信号および音声信号を再生装置11に接続されている他の装置に出力してもよい。
表示部46は、例えば液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどからなり、出力制御部45から供給されたコンテンツを表示する。より詳細には、表示部46は、出力制御部45から供給された映像信号に基づいてコンテンツを表示する。
ネットワークインターフェース48は、通信網12に接続されており、エンコーダ43またはデコーダ44から供給されたコンテンツを、通信網12を介して他の再生装置11に送信する。また、ネットワークインターフェース48は、通信網12を介して他の再生装置11から送信されてきたコンテンツ、または通信網13および通信網12を介してコンテンツを配信するサーバから送信されてきたコンテンツを受信して、受信したコンテンツをデコーダ44または記録部49に供給する。
記録部49は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクや光磁気ディスク、ハードディスク、ビデオテープ、不揮発性の半導体メモリなどからなり、エンコーダ43、デコーダ44またはネットワークインターフェース48から供給されたコンテンツを記録する。なお、記録部49が光ディスク、光磁気ディスク、ビデオテープ、半導体メモリなどから構成される場合には、記録部49としての光ディスク、光磁気ディスク、ビデオテープ、半導体メモリは再生装置11に着脱自在とされる。
操作部50は、例えばボタン、スイッチ、リモートコマンダなどから構成され、ユーザの操作に応じた指令をCPU(Central Processing Unit)51に供給する。CPU51は、ROM(Read Only Memory)52に記録されているプログラムを読み込んで実行し、再生装置11の全体を制御する。また、CPU51は、操作部50からの指令に応じた処理を実行する。RAM(Random Access Memory)53には、CPU51が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。
再生装置11がアナログ放送されたコンテンツを表示する場合、入力部15から再生装置11に入力された放送信号、すなわちコンテンツは、分配器41、チューナ42、および出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。また、再生装置11がアナログ放送されたコンテンツを記録する場合、入力部15から再生装置11に入力されたコンテンツは、分配器41、チューナ42、およびデコーダ44を介して記録部49に供給されて記録される。
同様に、再生装置11がデジタル放送されたコンテンツを表示する場合、入力部15から再生装置11に入力されたコンテンツは、分配器41、チューナ42、デコーダ44、および出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。また、再生装置11がデジタル放送されたコンテンツを記録する場合、入力部15から再生装置11に入力されたコンテンツは、分配器41、チューナ42、およびデコーダ44を介して記録部49に供給されて記録される。
さらに、再生装置11がネットワークインターフェース48により受信されたコンテンツを表示する場合、ネットワークインターフェース48において受信されたコンテンツは、バス47、デコーダ44、および出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。さらに、また、記録部49に記録されているコンテンツが再生される場合、コンテンツは記録部49から、デコーダ44および出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。
図3は、再生装置11の機能の構成例を示すブロック図である。
再生装置11は、システム制御部81、視聴インターフェース処理部82、視聴制御部83、操作履歴管理部84、投機選局制御部85、コンテンツ取得制御部86、コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−M(コンテンツ取得部87−2乃至コンテンツ取得部87−(M−1)は図示せず)、ネットワーク制御部88、録画予約インターフェース処理部89、録画制御部90、および記録読み出し制御部91から構成される。
システム制御部81は、再生装置11の起動および終了を管理する処理を行い、再生装置11の全体の動作を制御する。視聴インターフェース処理部82は、ユーザがコンテンツを視聴する場合、つまり再生装置11がコンテンツを表示する場合におけるユーザとのインターフェース処理を行う。視聴インターフェース処理部82は、ユーザの操作に応じた信号を視聴制御部83に供給する。
視聴制御部83は、視聴インターフェース処理部82からの信号に基づいて、コンテンツ取得制御部86にコンテンツの取得を指示したり、投機選局制御部85に投機選局を指示したりする。
ここで、投機選局とは、現在ユーザにより所定のチャンネルが選局されて所定のコンテンツが再生装置11に表示されている場合、ユーザが選局をし直して新たなチャンネルを選局したときに、今現在、表示しているコンテンツから、ユーザによって新たに選択されたチャンネルのコンテンツにその表示を迅速に切り替えることができるように、再生装置11が投機的に予め受信しておくコンテンツのチャンネルを選局することをいう。換言すれば、投機選局とは、現在ユーザに選択されているコンテンツの次に選択されると予想されるコンテンツを予め選択することをいう。
なお、投機選局されて受信されたコンテンツは再生装置11に表示されず、投機選局されたチャンネルがユーザにより新たに選局されたチャンネルと同じであった場合に、そのチャンネルのコンテンツが表示される。
また、以下の説明においては、ユーザが視聴しようとするコンテンツを選択するために、所定のチャンネルを選局することを視聴選局とも称し、再生装置11がユーザによって次に選択されると予想されるチャンネルを選局することを投機選局とも称する。
さらに、視聴制御部83は、視聴インターフェース処理部82からの信号に基づいて、ユーザが操作部50を操作して行った視聴選局の履歴である操作履歴を操作履歴管理部84に記録させる。操作履歴管理部84は、視聴制御部83の制御の基に、操作履歴を記録し、記録している操作履歴を投機選局制御部85に供給する。
投機選局制御部85は、視聴制御部83からの指示に応じて、操作履歴に基づいて投機選局を行い、投機選局されたチャンネルのコンテンツの取得をコンテンツ取得制御部86に指示する。投機選局制御部85は、候補選択部121、時間期待値算出部122、切り替え時間算出部123、および投機選局部124を備えている。
投機選局制御部85の候補選択部121は、投機選局されるチャンネルの組み合わせの候補を決定する。換言すれば、候補選択部121は、投機選局されて投機的に取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定する。
時間期待値算出部122は、候補選択部121により決定されたチャンネルの組み合わせの候補のそれぞれについて、ユーザが新たに視聴選局を行った場合に、その視聴選局時に表示されているコンテンツから、新たに選局されたチャンネルのコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間、すなわち表示の切り替えの効率の度合いを示す時間期待値を算出する。
切り替え時間算出部123は、ユーザによって新たに所定のチャンネルが視聴選局された場合に、そのチャンネルのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な切り替え時間、すなわちユーザによって新たなコンテンツが選択されてから、そのコンテンツが表示されるまでに必要な時間を算出する。時間期待値算出部122は、切り替え時間算出部123により算出された切り替え時間を用いて時間期待値を算出する。
投機選局部124は、時間期待値算出部122により算出された時間期待値に基づいて、選択されたチャンネルの組み合わせの候補のうち、視聴選局されるチャンネルのコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせの候補、すなわち新たに視聴選局されるチャンネルのコンテンツに最も速く表示を切り替えることができる組み合わせを、ユーザが次に視聴選局すると予想されるチャンネルの組み合わせとして選択する。換言すれば、投機選局部124は、時間期待値に基づいて、最も速く表示を切り替えることができるコンテンツの組み合わせを選択する。
コンテンツ取得制御部86は、視聴制御部83、投機選局制御部85、または録画制御部90からの指示に応じて、コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−Mによる視聴選局されたチャンネルのコンテンツ、または投機選局されたチャンネルのコンテンツの取得を制御する。なお、以下、視聴選局されたチャンネルのコンテンツを視聴コンテンツとも称し、投機選局されたチャンネルのコンテンツを投機コンテンツとも称する。
コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−Mのそれぞれは、チューナ42またはデコーダ44から構成され、放送局、サーバ、他の再生装置11から送信されてきたコンテンツを取得する。なお、以下、コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−Mのそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にコンテンツ取得部87と称する。
ネットワーク制御部88は、視聴制御部83または録画制御部90からの指示に応じて、ネットワークインターフェース48の通信網12への接続を制御する。録画予約インターフェース処理部89は、ユーザがコンテンツの録画を予約する場合、つまり再生装置11がコンテンツを録画予約する場合におけるユーザとのインターフェース処理を行う。録画予約インターフェース処理部89は、ユーザの操作に応じた信号を録画制御部90に供給する。
録画制御部90は、録画予約インターフェース処理部89からの信号に基づいて、コンテンツ取得制御部86に録画するコンテンツの取得を指示したり、記録読み出し制御部91にコンテンツの録画を指示したりする。記録読み出し制御部91は、録画制御部90からの指示に応じて、コンテンツ取得部87により取得されたコンテンツの記録部49への記録を制御したり、記録部49に記録されているコンテンツの読み出しを制御したりする。
ところで、ユーザが操作部50を操作して視聴選局を行い、コンテンツの表示を指示すると、視聴制御部83は、ユーザの操作に応じて視聴インターフェース処理部82から供給される信号に基づいて、コンテンツ取得制御部86に視聴選局されたコンテンツの取得を指示する。そして、コンテンツ取得制御部86は、視聴制御部83からの指示に応じてコンテンツ取得部87を制御し、ユーザにより視聴選局されたチャンネルのコンテンツを取得させる。
例えば、ユーザが視聴選局によりデジタル放送の所定のチャンネルを選局した場合、コンテンツ取得部87としてのチューナ42は、視聴選局されたチャンネルのコンテンツを、分配器41を介して入力部15から受信することで取得する。
また、例えばユーザが視聴選局によりインターネットテレビジョン放送の所定のチャンネルを選局した場合、コンテンツ取得部87としてのデコーダ44は、ネットワークインターフェース48、通信網12、および通信網13を介して接続されているサーバから、視聴選局されたチャンネルのコンテンツを取得する。
このようにして取得されたコンテンツは、コンテンツ取得部87としてのチューナ42またはデコーダ44から、出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。
このように、ユーザによってコンテンツの表示が指示されると、再生装置11は、選局されたチャンネルのコンテンツを取得してコンテンツの再生を開始する。そして、再生装置11は、ユーザの視聴選局に応じて視聴コンテンツを表示するとともに、投機選局を行って、投機コンテンツを投機的に取得する処理であるコンテンツの取得処理を開始する。
以下、図4のフローチャートを参照して、再生装置11によるコンテンツの取得処理について説明する。
ステップS11において、再生装置11は投機選局処理を行う。なお、投機選局処理の詳細は後述するが、投機選局処理において、再生装置11は、コンテンツ取得部87が投機選局するチャンネルの組み合わせを決定する。
例えば、コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−Mのうち、コンテンツ取得部87−1が視聴コンテンツを取得しており、コンテンツ取得部87−2が録画するコンテンツを取得している場合、投機選局制御部85は、視聴コンテンツまたは録画するコンテンツを取得していないコンテンツ取得部87、すなわちコンテンツ取得部87−3乃至コンテンツ取得部87−Mが、次に視聴選局されると予想されるチャンネルのコンテンツとして取得しようとする投機コンテンツのチャンネルの組み合わせを決定する。
ステップS12において、投機選局制御部85は、投機選局が変更されたか否かを判定する。例えば、選択された投機選局のチャンネルと、コンテンツ取得部87が取得している投機コンテンツのチャンネルとが一致する場合、投機選局制御部85は、投機選局が変更されていないと判定する。
ステップS12において、投機選局が変更されていないと判定された場合、既に投機選局されたチャンネルのコンテンツが取得されているので、ステップS13の処理はスキップされてステップS14に進む。
これに対して、ステップS12において、投機選局が変更されたと判定された場合、新たに投機選局されたチャンネルのコンテンツを取得するので、投機選局制御部85は、コンテンツ取得制御部86に新たに投機選局されたチャンネルのコンテンツの取得を指示し、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、コンテンツ取得部87は、コンテンツ取得制御部86の制御の基に、投機選局されたチャンネルの投機コンテンツの取得を開始する。より具体的には、コンテンツ取得部87のそれぞれは、自分自身に割り当てられた投機選局のチャンネルのそれぞれの投機コンテンツの取得を開始する。
ステップS12において投機選局が変更されていないと判定されるか、ステップS13において投機コンテンツの取得が開始されると、ステップS14において、視聴制御部83は、視聴インターフェース処理部82からの信号に基づいて、視聴選局が指示されたか否かを判定する。
ステップS14において、視聴選局が指示されたと判定された場合、ステップS15に進み、操作履歴管理部84は、視聴制御部83の制御の基に、今回、ユーザによって新たに視聴選局された内容、すなわちチャンネル操作された内容が操作履歴に追加されるように、ユーザの操作の履歴である操作履歴を更新する。
例えば、操作履歴管理部84は、所定のチャンネルを選局したり、チャンネルを表す数字が1だけ増加するように選局したりといったユーザによるチャンネル操作の内容、最後に視聴選局されてから今回視聴選局されるまでの経過時間、チャンネル操作が行われた曜日や時間帯、ユーザを識別するユーザ識別コードなどを操作履歴として記録する。
これにより、操作履歴管理部84には、例えば図5に示す操作履歴が記録される。
図5に示される操作履歴には、前回の操作種別、今回の操作種別、前回の操作から今回の操作までの経過時間、操作された曜日および時間帯、並びにユーザ識別コードが含まれており、図中、上側から下側まで操作された時刻が古い順に記録されている。
すなわち、操作履歴には、最も時間的に古い操作履歴として、前回の操作種別が“Ch+”であり、今回の操作種別が“Ch+”であり、経過時間が“0.1”であり、曜日および時間帯が“土/夜”であり、ユーザ識別コードが“1”である操作履歴が含まれている。
ここで、前回および今回の操作種別である“Ch+”は、チャンネルを表す数字が1だけ増加するように、視聴選局を行ったことを示している。例えば、チャンネルの操作前、すなわち視聴選局前のチャンネルを表す数字が“1”であった場合、“Ch+”により示される操作が行われると、数字“2”により表されるチャンネルが新たに選局される。
また、経過時間“0.1”は、例えば前回の操作から今回の操作が行われるまでの時間が0.1秒であったことを示しており、曜日および時間帯“土/夜”は、土曜日の夜にチャンネルの操作が行われたことを示している。さらに、ユーザ識別コード“1”は、チャンネル操作を行ったユーザがユーザ識別コード“1”により識別されるユーザであることを示している。
同様に操作履歴には、2番目に古い操作履歴として、前回の操作種別が“Ch+”であり、今回の操作種別が“Ch+”であり、経過時間が“0.2”であり、曜日および時間帯が“土/夜”であり、ユーザ識別コードが“1”である操作履歴が含まれており、3番目に古い操作履歴として、前回の操作種別が“Ch+”であり、今回の操作種別が“1”であり、経過時間が“2.0”であり、曜日および時間帯が“土/夜”であり、ユーザ識別コードが“1”である操作履歴が含まれている。ここで、今回の操作種別“1”は、ユーザによって数字“1”により表されるチャンネルが選局されたことを示している。
さらに、操作履歴には、4番目に古い操作履歴として、前回の操作種別が“1”であり、今回の操作種別が“0”であり、経過時間が“0.3”であり、曜日および時間帯が“土/夜”であり、ユーザ識別コードが“1”である操作履歴が含まれており、5番目に古い操作履歴として、前回の操作種別が“0”であり、今回の操作種別が“1”であり、経過時間が“0.3”であり、曜日および時間帯が“土/夜”であり、ユーザ識別コードが“1”である操作履歴が含まれており、6番目に古い操作履歴として、前回の操作種別が“Ch+”であり、今回の操作種別が“Ch+”であり、経過時間が“0.05”であり、曜日および時間帯が“日/昼”であり、ユーザ識別コードが“2”である操作履歴が含まれている。
なお、操作履歴に含まれている経過時間が比較的長い場合、経過時間は、ある程度の時間、ユーザがチャンネル操作を行わずにコンテンツを視聴したことを示している。したがって、ある程度以上の長さの経過時間については、ユーザが所定の時間だけチャンネル操作を行わずにコンテンツを視聴したことが分かればよく、経過時間が比較的長い場合、経過時間は、経過時間が短い場合よりも低い精度で記録されていてもよいので、例えば、図6に示す換算表を用いて、より長い経過時間の精度が低くなるように経過時間を換算値に換算して記録するようにしてもよい。
図6では、横軸は経過時間を示しており、縦軸は経過時間の換算値を示している。図6の例においては、経過時間が長くなるほど直線の傾きが緩やかになっており、経過時間が長くなるほど換算値の精度が低くなることが分かる。換言すれば、経過時間が長くなるほど換算値の単位時間(例えば1)により表される時間は長くなる。
換算表が用いられて経過時間が換算値に換算されることで、より短い経過時間がより正確に記録される。例えば、経過時間が5秒である場合、経過時間の換算値は500とされ、操作履歴の経過時間として換算値“500”が記録される。
このように、経過時間の換算値を操作履歴の経過時間として記録することで、経過時間のデータ量を少なくすることができ、操作履歴を記録するための充分な記録領域を確保することができる。
図4のフローチャートの説明に戻り、ユーザによって視聴選局が指示されて操作履歴が更新されると、ステップS16において、視聴制御部83は、視聴選局と投機選局とが異なるか否かを判定する。すなわち、視聴制御部83は、投機選局された複数のチャンネルのうち、視聴選局されたチャンネルと同じチャンネルがあるか否かを判定する。
例えば、視聴選局されたチャンネルが“チャンネル1”であり、投機選局されたチャンネルに“チャンネル1”が含まれている場合、視聴制御部83は、視聴選局と投機選局とが同じであると判定する。
ステップS16において、視聴選局と投機選局とが異なると判定された場合、視聴選局されたチャンネルのコンテンツを投機コンテンツとして取得していないので、すなわち投機選局の予想が外れたので、新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツを取得するために処理はステップS17に進む。
ステップS17において、投機選局制御部85は、投機選局処理を行う。なお、投機選局処理の詳細は後述するが、ステップS17における投機選局処理において、投機選局制御部85は、投機選局のチャンネルと、その投機選局されたチャンネルの投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87とを選択する。すなわち、この場合、新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツを取得しているコンテンツ取得部87はないので、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87が新たに決定される。
ステップS18において、視聴制御部83は、新たに視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87を選択する。例えば、ステップS17の処理において、コンテンツ取得部87−1乃至コンテンツ取得部87−Mのうち、コンテンツ取得部87−2乃至コンテンツ取得部87−Mが、新たに投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87として選択された場合、視聴制御部83は、投機コンテンツを取得しないコンテンツ取得部87−1を、新たに視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87として選択する。
視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87が選択されると、視聴制御部83は、コンテンツ取得制御部86に、その選択されたコンテンツ取得部87に視聴選局されたチャンネルのコンテンツを取得させるように指示する。
ステップS19において、コンテンツ取得部87は、コンテンツ取得制御部86の制御の基に、視聴選局されたチャンネルの視聴コンテンツの取得を開始する。そして、コンテンツ取得部87により取得された視聴コンテンツは、出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示され、処理はステップS12に戻り、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS16において、視聴選局と投機選局とが同じであると判定された場合、投機選局の予想が当たったのでステップS20に進み、視聴制御部83は、これまで視聴コンテンツを取得していたコンテンツ取得部87から、新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツを投機コンテンツとして取得しているコンテンツ取得部87に、視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87を切り替える。
例えば、これまでコンテンツ取得部87−1が視聴コンテンツを取得しており、コンテンツ取得部87−2が、ユーザによって新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツを投機コンテンツとして取得していた場合、視聴制御部83は、コンテンツ取得部87−2を、視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87とし、コンテンツ取得部87−1を、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87とする。
したがって、これまでコンテンツ取得部87−2により取得されていた投機コンテンツが、視聴コンテンツとして出力制御部45を介して表示部46に供給されて表示される。これにより、ユーザを待たせることなく、直ちに視聴コンテンツの表示を切り替えることができる。
ステップS20においてコンテンツ取得部87が切り替えられると、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS14において、視聴選局が指示されていないと判定された場合、ステップS21に進み、視聴制御部83は、視聴インターフェース処理部82からの信号に基づいて、処理を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザにより操作部50が操作され、コンテンツの視聴の終了が指示されると、視聴制御部83は処理を終了すると判定する。
ステップS21において、処理を終了しないと判定された場合、再生装置11はユーザの操作に応じた処理を行って、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。
これに対して、ステップS21において、処理を終了すると判定された場合、再生装置11は、コンテンツを視聴するための各部の処理を終了させて、コンテンツの取得処理は終了する。
このようにして、再生装置11は、コンテンツの表示が開始されると、ユーザの視聴選局に応じて視聴コンテンツを表示するとともに、投機選局を行って、投機コンテンツを投機的に取得する。
このように、投機選局を行って、投機選局されたチャンネルのコンテンツを予め取得しておくことによって、ユーザにより新たにチャンネル操作がされた場合に、より迅速にコンテンツの表示を切り替えることができる。
また、最後にチャンネル操作されてからの経過時間と、そのチャンネル操作の内容とが含まれる操作履歴を記録することで、ユーザがザッピングしたときのチャンネル操作と、ユーザが特定のチャンネルに変更したときのチャンネル操作とを区別して記録することができ、より精度よく次に視聴選局されるチャンネルを予測することができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、図4のステップS11の処理、またはステップS17の処理に対応する投機選局処理について説明する。
ステップS51において、候補選択部121は、投機選局の組み合わせ候補を定める。例えば、コンテンツ取得部87−1が視聴コンテンツを取得しており、コンテンツ取得部87−2乃至コンテンツ取得部87−Mのそれぞれが、視聴コンテンツの取得および録画するコンテンツの取得に用いられていない場合、候補選択部121は、投機コンテンツを取得させるコンテンツ取得部87−2乃至コンテンツ取得部87−Mのそれぞれに割り当てる投機選局のチャンネルの組み合わせの候補を定める。
このとき、例えば、コンテンツ取得部87−2にはチャンネルA、コンテンツ取得部87−3にはチャンネルBなどと各コンテンツ取得部87のそれぞれに所定のチャンネルが割り当てられ、コンテンツ取得部87−2乃至コンテンツ取得部87−Mのそれぞれに割り当てられたチャンネルの組み合わせが、1つの組み合わせの候補とされる。
また、図4のステップS16において、視聴選局と投機選局とが異なると判定された場合には、新たに投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87を選択し直す必要があるので、候補選択部121は、視聴コンテンツを取得するコンテンツ取得部87を、コンテンツ取得部87−1とした場合乃至コンテンツ取得部87−Mとした場合のそれぞれについて、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87のそれぞれに割り当てる投機選局のチャンネルの組み合わせの候補を定める。
なお、より詳細には、まず時間期待値算出部122は、操作履歴管理部84に記録されている操作履歴に基づいて、ユーザによって最後にコンテンツが選択されてから経過した時間を考慮せずに、チャンネルごとに、そのチャンネルが次に選局される確率を求める。すなわち、時間期待値算出部122は、操作履歴に含まれるチャンネル操作の回数の合計と、操作履歴に含まれる所定のチャンネルが過去に視聴選局された回数とに基づいて、そのチャンネルが選局される確率を求める。
候補選択部121は、時間期待値算出部122により求められたチャンネルごとの確率に基づいて、その確率の高いチャンネルから順番に、コンテンツ取得部87に対して投機選局するチャンネルとして割り当てる。したがって、投機選局の組み合わせ候補は、ユーザにより次に選局される確率の高いチャンネルの組み合わせとされる。
また、時間期待値算出部122が、チャンネル操作後の経過時間によらず、平均的に表示の切り替えに必要な時間が所定の時間以上であるチャンネル、すなわち表示の切り替えに必要な時間の平均値(例えば、後述するwijkの平均値)が所定の時間以上であるチャンネルについては、そのチャンネルが選局される確率に対して、表示の切り替えに必要な時間の長さに応じた重み付けを行うようにしてもよい。例えば、他のチャンネルのコンテンツに表示を切り替える場合よりも、表示の切り替えに2倍の時間が必要とされるチャンネルがある場合、時間期待値算出部122は、そのチャンネルが選局される確率を、チャンネル操作から求められた確率に、重み係数2を乗算した値とし、チャンネル操作から求められたもとの確率の2倍の確率とする。
ステップS52において、時間期待値算出部122は、候補選択部121が定めた複数の組み合わせ候補のうちの1つの組み合わせの候補を選択する。
ステップS53において、時間期待値算出部122は、操作履歴管理部84に記録されている操作履歴に基づいて、選択した1つの組み合わせの候補について、ユーザによって最後にコンテンツが選択されてから経過した時間の所定の区間ごとに各チャンネルが選択される確率Pjkを求める。つまり、時間期待値算出部122は、組み合わせの候補に含まれるチャンネルをチャンネルj(但し、1≦j≦n,nは整数)として、ユーザによって最後に視聴選局されてから経過した時間の区間ごとに各チャンネルが選択される確率Pjkを求める。
例えば、時間期待値算出部122は、最後にコンテンツが選択されてからの経過時間を、0乃至0.5などの所定の区間に区切り、各区間を代表する経過時間を代表経過時間tk(但し、1≦k≦q,qは所定の整数)とする。ここで、各区間の長さは、一定の長さとされてもよく、経過時間のより長い区間、すなわち経過時間が0からより遠い区間の長さがより長くなるように定められてもよい。また、区間を代表する代表経過時間tkは、例えばその区間の中間の位置における経過時間とされる。
次に、時間期待値算出部122は、操作履歴に含まれている経過時間と、前回および今回の操作種別とを基に、経過時間tkにより代表される各区間(以下、区間tkとも称する)において、選択された組み合わせの候補の各チャンネルが選択される確率Pjkを求める。すなわち、時間期待値算出部122は、各チャンネルについて、区間t1乃至区間tqのそれぞれに対する確率Pj1乃至Pjqのそれぞれを求める。
例えば、代表経過時間t1により代表される、経過時間が0乃至0.5である区間においてチャンネルChAが視聴選局される確率P1を求める場合、時間期待値算出部122は、操作履歴に含まれるチャンネル操作の回数の合計と、操作履歴に含まれる経過時間が0乃至0.5である区間においてチャンネルChAが過去に視聴選局された回数とに基づいて確率P1を求める。
このように、時間期待値算出部122が、ユーザによって最後にコンテンツが選択されてから経過した時間の各区間tkに対して、各チャンネルが視聴選局される確率Pjkのそれぞれを求めると、例えば、図8に示す結果が得られる。
ここで、図中、横軸は最後に視聴選局されてからの経過時間を示しており、縦軸は、各チャンネルが視聴選局される確率を示している。図8では、実線は各区間においてチャンネルChAが選択される確率を示しており、点線は各区間においてチャンネルChBが選択される確率を示しており、一点鎖線は各区間においてチャンネルChCが選択される確率を示している。
図8の例では、各区間において、チャンネルChCよりもチャンネルChBが、チャンネルChBよりもチャンネルChAが選択される確率が高くなっている。また、チャンネルChAは、経過時間が500msecである付近の区間において選択される確率が高くなっており、チャンネルChBおよびチャンネルChCは、経過時間が700msecである付近の区間において選択される確率が高くなっている。
このように、最後にチャンネル操作されてから経過した時間、すなわち経過時間の区間ごとに各チャンネルが選択される確率Pjkを求めるようにしたので、ユーザがザッピングしたときのチャンネル操作と、ユーザが特定のチャンネルに変更したときのチャンネル操作とを区別することができ、より精度よく次に視聴選局されるチャンネルを予測することができる。
なお、このときΣΣPjk=1とされる。つまり、チャンネルjが区間tkにおいて選択される確率をPjkとしたとき、確率Pjkのkを1からqに変えて総和をとり、さらにその総和のjを1からnに変えて総和をとると、その値は、各区間における各チャンネルの選択される確率の総和となるので、その値ΣΣPjkは1となる。
図7のフローチャートの説明に戻り、ステップS54において、切り替え時間算出部123は、選択した1つの組み合わせの候補iについて、経過時間の区間tkごとに表示部46の表示をそれぞれのチャンネルjのコンテンツに切り替えるために必要な時間wijk(但し、1≦k≦q,1≦j≦n)を求める。
例えば、切り替え時間算出部123は、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87が現在取得しているコンテンツのチャンネル、組み合わせの候補のチャンネルのPSI(Program Specific Information)情報の周期、過去のサーバへの接続の開始からコンテンツとしてのストリームの受信までの時間などに基づいて、切り替えに必要な時間wijkを求める。
各経過時間における表示の切り替えに必要な時間は、例えば図9に示すように、チャンネルごとに異なっている。なお、図中、横軸は最後に視聴選局されてからの経過時間を示しており、縦軸は表示を切り替えるまでに必要であると予想される待ち時間を示している。また、図において実線はチャンネルChAのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示しており、点線はチャンネルChBのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示しており、一点鎖線はチャンネルChCのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示している。
図9は、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87が1つであり、そのコンテンツ取得部87が今現在、チャンネルChAのコンテンツを取得している場合における、各チャンネルのコンテンツに表示を切り替えるために必要な時間を示している。
図9の例では、チャンネルChAのコンテンツは、すでに取得されているので、チャンネルChAのコンテンツの表示の切り替えに必要な時間は、経過時間によらずほぼ0秒に近い時間とされている。また、チャンネルChBのコンテンツは、デジタル放送されているコンテンツであり、コンテンツが含まれているストリームに挿入されているPSI情報の周期に応じて、すなわちストリームにチャンネルChBのコンテンツが含まれる周期に応じて、表示の切り替えに必要な時間が周期的に変化している。さらに、チャンネルChCのコンテンツは、経過時間によらず表示の切り替えに必要な時間が一定の時間とされている。
また、図10は、各経過時間における表示の切り替えに必要な時間の他の例を示している。なお、図中、横軸は最後に視聴選局されてからの経過時間を示しており、縦軸は表示を切り替えるまでに必要であると予想される待ち時間を示している。また、図において実線はチャンネルChAのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示しており、点線はチャンネルChBのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示しており、一点鎖線はチャンネルChCのコンテンツに表示を切り替えるまでに必要な時間を示している。
図10は、投機コンテンツを取得するコンテンツ取得部87が1つであり、そのコンテンツ取得部87が、チャンネルChBのコンテンツの取得を開始した場合における、各チャンネルのコンテンツに表示を切り替えるために必要な時間を示している。
図10の例では、チャンネルChAのコンテンツは、デジタル放送されているコンテンツであり、コンテンツが含まれているストリームに挿入されているPSI情報の周期に応じて、表示の切り替えに必要な時間が周期的に変化している。また、チャンネルChBのコンテンツは、コンテンツの取得が開始されてからすぐに表示できる状態となるまでは、経過時間とともに、表示の切り替えに必要な時間が直線的に減少し、その後はすぐに表示することができるので、表示の切り替えに必要な時間はほぼ0秒に近い時間とされている。
さらに、チャンネルChCのコンテンツは、経過時間によらず表示の切り替えに必要な時間が一定の時間とされている。なお、インターネットテレビジョン放送されるコンテンツのチャンネルなど、表示の切り替えに必要な時間が正確に特定できないチャンネルに対しては、切り替えに必要とされる時間の平均値やおおよその値などとされるようにしてもよい。
このような各経過時間における表示の切り替えに必要な時間に基づいて、切り替え時間算出部123は、例えば組み合わせの候補の各チャンネルの区間tkにおける代表経過時間tkにおける表示の切り替えに必要な時間のそれぞれを、各チャンネルのコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間wijkのそれぞれとする。したがって、例えば、図10における経過時間“1000msec”を代表経過時間とする区間におけるチャンネルChBの切り替えに必要な時間wijkは、時間wijk=0.4secとされる。
なお、その他、区間tkに含まれる各経過時間における切り替えに必要な時間の平均値または中間値を切り替えに必要な時間wijkとするようにしてもよい。
図7のフローチャートの説明に戻り、表示を切り替えるために必要な時間wijkが求められると、ステップS55において、時間期待値算出部122は、各チャンネルについて求められた、区間tkごとの各チャンネルjが選択される確率Pjkおよび表示を切り替えるために必要な時間wijkに基づいて、各チャンネルの貢献値を求める。
ここで、貢献値とは、所定のチャンネルを投機選局することにより、ユーザによって新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツに迅速に表示を切り替えることに貢献する度合いを示しており、貢献値は次式(1)により求められる。
(貢献値)=Σ(Pjk×wijk) ・・・(1)
なお、式(1)において、Pjk(但し、1≦k≦q)は区間tkにおいてそのチャンネルjが選択される確率を表しており、wijk(但し、1≦k≦q)は区間tkにおいてそのチャンネルjに表示を切り替えるために必要な時間を表している。また、Σは、Pjk×wijkのkを1からqまで変えて総和をとることを表している。
各チャンネルについて貢献値が求められると、ステップS56において、時間期待値算出部122は、選択した1つの組み合わせの候補の時間期待値を求める。例えば、時間期待値算出部122は、選択した組み合わせの候補の各チャンネルの貢献値の和ΣΣ(Pjk×wijk)を求めて、その求められた和を、その組み合わせの候補の時間期待値とする。ここで、貢献値の和の最初のΣは、Σ(Pjk×wijk)のjを1からnまで変えて総和をとることを表し、Σ(Pjk×wijk)のΣは、(Pjk×wijk)のkを1からqまで変えて総和をとることを表している。
ステップS57において、時間期待値算出部122は、ステップS51の処理において定められた、全ての組み合わせの候補について時間期待値を求めたか否かを判定する。
ステップS57において、全ての組み合わせの候補について時間期待値を求めていないと判定された場合、処理はステップS52に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、新たな組み合わせの候補が1つ選択されて、その組み合わせの候補の時間期待値が求められる。
これに対して、ステップS57において、全ての組み合わせの候補について時間期待値を求めたと判定された場合、処理はステップS58に進む。ステップS58において、投機選局部124は、時間期待値算出部122により求められた各組み合わせの候補の時間期待値のそれぞれに基づいて、各組み合わせの候補のうち、最も時間期待値の小さい候補を投機選局のチャンネルの組み合わせとして選択し、処理は終了する。
すなわち、投機選局部124は、最も時間期待値の小さい組み合わせの候補を、表示の切り替えの時間が短く、かつ視聴選局される確率の高いチャンネルの組み合わせ、つまり新たに視聴選局されたチャンネルのコンテンツへの表示の切り替えの効率の最もよい組み合わせとして、その組み合わせの候補を投機選局のチャンネルの組み合わせとして選択する。
このようにして、投機選局制御部85は、最後にチャンネル操作されてからの経過時間を考慮した、各チャンネルが選択される確率Pjkと、表示を切り替えるまでに必要とされる時間wijkとから求められる時間期待値に基づいて、投機選局のチャンネルの組み合わせを選択する。
このように、最後にチャンネル操作されてからの経過時間を考慮した、各チャンネルが選択される確率Pjkと、表示を切り替えるまでに必要とされる時間wijkとから求められる時間期待値に基づいて、投機選局のチャンネルの組み合わせを選択することで、視聴選局されるチャンネルのコンテンツへの表示の切り替えの効率の最もよいチャンネルの組み合わせを選択することができる。したがって、より迅速にユーザが選択したチャンネルのコンテンツに表示を切り替えることができ、視聴するコンテンツが放送される方式による遅延などの特性にかかわらず、表示の切り替え時におけるユーザの待ち時間をより短くすることができる。
以上のように、経過時間が考慮された、各チャンネルの選択される確率Pjkと、表示を切り替えるまでに必要とされる時間wijkとから求められる時間期待値に基づいて、投機選局のチャンネルの組み合わせを選択するようにしたので、より迅速にユーザが選択したチャンネルのコンテンツに表示を切り替えることができる。
なお、以上においては、チャンネルが選択される確率Pjk、および表示を切り替えるまでに必要とされる時間wijkを所定の区間tkごとに求めると説明したが、最後にチャンネル操作されてからの経過時間ごとに求めるようにしてもよい。
また、組み合わせの候補の各チャンネルの貢献値に基づいて、時間期待値を求めると説明したが、組み合わせの候補の各チャンネルの貢献値と、組み合わせの候補とされていないチャンネル、すなわち投機選局しないチャンネルの貢献値とに基づいて時間期待値を求めるようにしてもよい。この場合、投機選局しないチャンネルの貢献値も、組み合わせの候補のチャンネルの貢献値と同様に上述した式(1)により求められる。
さらに、図4のステップS21からステップS11に戻って、投機選局処理が行われる場合、最後にチャンネル操作が行われてから、すでに所定の時間が経過しているので、すでに経過した時間以降の経過時間が用いられてチャンネルが選択される確率Pjk、および表示を切り替えるまでに必要とされる時間wijkが求められるようにしてもよい。そのような場合、例えば、すでに経過してしまった区間tk以降の区間について、確率Pjkおよび時間wijkが求められる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ301のCPU(Central Processing Unit)311は、ROM(Read Only Memory)312、または記録部318に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)313には、CPU311が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU311、ROM312、およびRAM313は、バス314により相互に接続されている。
CPU311にはまた、バス314を介して入出力インターフェース315が接続されている。入出力インターフェース315には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部316、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部317が接続されている。CPU311は、入力部316から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU311は、処理の結果を出力部317に出力する。
入出力インターフェース315に接続されている記録部318は、例えばハードディスクからなり、CPU311が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部319は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部319を介してプログラムを取得し、記録部318に記録してもよい。
入出力インターフェース315に接続されているドライブ320は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア331が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部318に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図11に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア331、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM312や、記録部318を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部319を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11−1乃至11−3,11 再生装置, 12 通信網, 13 通信網, 42−1乃至42−N,42 チューナ, 44−1乃至44−N,44 デコーダ, 45 出力制御部, 46 表示部, 49 記録部, 51 CPU, 83 視聴制御部, 84 操作履歴管理部, 85 投機選局制御部, 86 コンテンツ取得制御部, 87−1乃至87−M,87 コンテンツ取得部, 121 候補選択部, 122 時間期待値算出部, 123 切り替え時間算出部, 124 投機選局部
Claims (5)
- 送信されてきたコンテンツを取得する取得手段と、
複数の前記取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定する決定手段と、
組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出する期待値算出手段と、
前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する選択手段と
を備える再生装置。 - ユーザによってコンテンツが最後に選択されてから経過した時間の区間ごとに、その区間における前記切り替え時間を求める切り替え時間算出手段をさらに備え、
前記期待値算出手段は、前記区間ごとに、前記区間においてコンテンツが選択される確率を求め、その確率および前記切り替え時間に基づいて前記期待値を算出する
請求項1に記載の再生装置。 - 前記期待値算出手段は、ユーザによって過去に所定のコンテンツが選択されてから次のコンテンツが選択されるまでに経過した時間、および過去に前記次のコンテンツが選択された回数に基づいて、コンテンツが選択される確率求める
請求項2に記載の再生装置。 - 送信されてきたコンテンツを取得する取得手段であって、複数の取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定し、
組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出し、
前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する
ステップを含む再生方法。 - 送信されてきたコンテンツを取得する取得手段であって、複数の取得手段のそれぞれが取得するコンテンツの組み合わせの候補を決定し、
組み合わせの候補に含まれているコンテンツが、次にユーザが視聴するコンテンツとして選択される確率と、組み合わせの候補に含まれているコンテンツが選択されてから、そのコンテンツに表示が切り替えられるまでに必要とされる切り替え時間とに基づいて、ユーザにより選択されたコンテンツへの表示の切り替えに必要な時間の期待値を、各組み合わせの候補について算出し、
前記組み合わせの候補のうち、前記期待値により示される表示の切り替えに必要な時間の最も短い組み合わせを選択する
ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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JP2012518328A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-09 | マイクロソフト コーポレーション | メディアコンテンツ表示のためのリソース管理方法 |
US9069585B2 (en) | 2009-03-02 | 2015-06-30 | Microsoft Corporation | Application tune manifests and tune state recovery |
-
2006
- 2006-08-07 JP JP2006214724A patent/JP2008042551A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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