JPH0926966A - 映像再生方法および映像再生装置 - Google Patents

映像再生方法および映像再生装置

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JPH0926966A
JPH0926966A JP7174529A JP17452995A JPH0926966A JP H0926966 A JPH0926966 A JP H0926966A JP 7174529 A JP7174529 A JP 7174529A JP 17452995 A JP17452995 A JP 17452995A JP H0926966 A JPH0926966 A JP H0926966A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】視聴者の要求に高度に応じたインタラクティブ
な映像切り替えを可能とし,さらに撮影者あるいは撮影
時の負荷を軽減し,より広範囲の対象世界をシステムで
扱えるようにすることを目的とする。 【構成】映像蓄積部10に蓄積した映像ストリームの一つ
を再生表示しているとき,その中のある被写体が指定さ
れると,被写体情報管理部13によりその被写体の位置を
同定し,その情報に基づいて被写体情報写像部14によっ
て別の映像ストリームに撮影されている被写体の位置情
報に写像し,再生中の映像ストリームを写像された被写
体が撮影されている映像ストリームに切り替えて再生表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,映像再生装置の実現技
術に関し,特に,映像の再生中に,該映像中に撮影され
ている被写体をキーとして,該被写体が撮影されている
他の映像に切り替えを行うことで,該被写体の再生を中
断することなく複数の映像を切り替えながら再生する映
像再生方法および映像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対象世界に存在する複数の対象物の動き
を,的確に視聴者あるいは利用者に伝えるには,対象世
界を撮影した複数の映像を,利用者の要求に応じて切り
替えながら再生できることが望まれている。
【0003】このような再生を可能とする第1の従来技
術として,特願平5−246512号「映像再生装置」
が既知である。ここでは,対象世界を時間的に同時にN
通りのアングルから撮影したN本の映像を,利用者の要
求に応じて切り替え表示する装置の構成が開示されてい
る。
【0004】この装置では,撮影時刻の連続性に基づい
て映像の切り替えを行っていることから,時間的に同期
したN本の映像をあらかじめ用意しておく必要があっ
た。このため,撮影に多大な困難を伴う問題,あるい
は,撮影可能な対象世界が限定されるという問題があっ
た。さらに,上記の撮影上の制約が厳しいことに起因し
て必要な映像を用意できないために,利用者の要求に基
づく切り替えを十分に満たせるシステムが構成できない
といった問題もあった。
【0005】対象世界に存在する対象物の動きを的確に
利用者に伝えることを狙いとした第2の従来技術とし
て,特願平5−251459号「動画再生装置」が既知
である。この装置では,対象世界を撮影したN本の映像
をあらかじめ用意しておくと共に,撮影対象となる全体
領域の中にある個々の対象物について,該対象物が全体
領域の中で位置している位置情報を検出し格納する位置
情報格納手段を備えることによって,視聴者が選択した
対象物が,画面上の所望の位置,例えば画面中央に表示
されるように映像を切り替えて表示することによって,
視聴者の要求に基づいた映像の切り替えと表示を,一般
の視聴者が利用可能な簡便なシステムにより実現してい
る。
【0006】しかし,この装置でも,対象物の位置を撮
影対象となる全体領域の中で決定する必要があるため,
撮影可能な対象世界が大幅に限定されていた。即ち,サ
ッカーや野球等の平面であれば,x軸とy軸の2軸で対
象物の位置を表現可能であり,選手やボールの位置を検
出し格納管理できるが,山の斜面で行われるスキー大会
の選手の動きや,水中を移動する魚を複数のアングルか
ら撮影した映像では,全体領域での対象物の位置をユニ
ークに決定することは極めて困難である。仮に,複雑な
座標空間を用いることで対象物の位置を特定できるよう
な位置情報を作成できたとしても,映像から対象物を同
定する処理,あるいは,対象物から映像を決定する処理
に多大な演算量が必要となり,十分に応答性の高いシス
テムを構築できなかった。
【0007】また,サッカーや野球であっても,フィー
ルド全体を撮影した映像から,視聴者の要求に基づいて
特定の選手を追跡するような再生を,十分な品質の映像
として行うためには,極めて大量の高精細な映像をあら
かじめ用意しておく必要があり,映像の撮影者あるいは
システムを提供する者に,過度な負担を強いる問題があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,上述
した従来の第1および第2の従来技術がかかえる問題点
の解決を同時に図り,視聴者の要求に高度に応じたイン
タラクティブな映像切り替えを可能とする映像再生装置
を簡便に提供し,さらに,撮影者あるいは撮影時の負荷
を軽減し,より広範囲の対象世界をシステムで扱えるよ
うにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の映像再生方法は,複数の映像ストリームを
蓄積してあったとき,ある映像ストリームi上の1また
は複数の被写体Aと,別の映像ストリームjとの間に被
写体情報を介して関連性を付与しておき,ある映像スト
リームiを再生表示したときに,前記被写体Aが指定さ
れると,前記の付与した関連性をたどり,該当する映像
ストリームjを前記蓄積された映像ストリーム中から検
索し,映像ストリームjを再生表示する。
【0010】また,本発明の映像再生装置は,対象世界
を撮影したN本の映像ストリームを蓄積する映像蓄積手
段と,該蓄積されたN本の映像ストリームの何れか1つ
を選択して読み出す映像アクセス手段と,該読み出した
映像ストリームを再生する映像再生手段とを備えた映像
再生装置において,各映像ストリーム中で撮影されてい
る被写体の位置を該映像ストリーム内で同定するための
被写体情報を管理する被写体情報管理手段と,任意の映
像ストリームi(1≦i≦N)と映像ストリームj(1
≦j≦N)において,映像ストリームiに撮影されてい
る被写体の位置情報を,映像ストリームjに撮影されて
いる被写体の位置情報に写像する被写体情報写像手段と
を具備し,前記映像アクセス手段で読み出した映像スト
リームiを前記映像再生手段を用いて再生中に,該再生
中の映像ストリームiに撮影されている任意の被写体の
位置を前記被写体情報管理手段を用いて決定し,該決定
した被写体の位置を前記被写体情報写像手段の入力と
し,該被写体情報写像手段で映像ストリームi以外の映
像ストリームに撮影されている被写体の位置情報に写像
し,該写像された被写体が撮影されている所望の映像ス
トリームjに,該再生中の映像ストリームを切り替えて
再生を継続するようにしている。
【0011】
【作用】以上の手段により,撮影されている対象物の位
置情報は,撮影対象となる全体領域で検出し管理するの
ではなく,該対象物が撮影されている映像ストリーム中
で位置を検出し管理するだけで十分となる。このため,
対象物の位置を検出する処理が大幅に軽減されるととも
に,撮影可能な映像に対する制限も大幅に軽減されるの
で,撮影時の負荷軽減と撮影できる対象世界を広げるこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1は,本発明の実施例を説明するための映
像再生装置の構成図である。映像蓄積部10は,撮影さ
れた少なくともN本(N≧1)の映像を蓄積しておくた
めの装置であり,例えば映像をデジタル符号化して所望
の容量を持つ磁気ディスク装置に蓄積することで容易に
実現できる。
【0013】映像アクセス部11は,映像蓄積部10に
格納されたN本の映像の中の一つを,時間的な前後関係
を保って連続的に再生可能とするように,映像蓄積部1
0に蓄積された映像データを読み出すための回路であ
る。
【0014】映像再生/指示入力部12は,映像アクセ
ス部11が読み出した映像データを用いて利用者に映像
として提示するための映像再生回路と,利用者が提示さ
れた映像を視聴した結果として,映像再生装置に対して
要求する映像の切り替え要求を入力する回路である。利
用者は画面上のポイントを指先で直接指示する,あるい
は,マウス等のポインティングデバイスを用いて,画面
上のポイントに相当する画面内座標を入力する。
【0015】被写体情報管理部13は,映像蓄積部10
に蓄積されたN本の映像の各々について,該映像中に撮
影されている被写体の位置情報を映像内の座標系を用い
て管理している。簡便な座標系として,例えば,映像の
先頭から起算したフレーム番号と,該フレーム番号で決
まるフレーム内の左上を原点とするxとyの座標とから
なる座標系を用いて被写体の位置情報を管理する。この
ような管理法を用いた場合には,映像を特定するための
映像識別情報と,映像内の先頭からのフレーム番号,フ
レーム内の座標xとyとを,被写体情報管理部13に入
力することで,被写体情報管理部13で管理している被
写体の位置情報から撮影されている被写体を同定するこ
とができる。また,被写体を識別する情報,例えば,被
写体識別子を入力することで,該被写体が撮影されてい
る映像を特定する「逆びき」を行うこともできる。
【0016】被写体情報写像部14は,上記の被写体情
報管理部13で管理されている映像毎の被写体の位置情
報を,他の映像における被写体の位置情報に写像するた
めの回路である。この被写体情報写像部14によって,
映像間の相対的な位置関係が被写体を介して決定され,
利用者の指示に基づいて映像を切り替え表示することが
できる。以下では,具体的な切り替えの動作を図を用い
て詳細に説明する。
【0017】図2は,映像蓄積部10に蓄積された2個
の映像,映像Aと映像B,の関係を,具体的に例示した
図である。映像Aは(スキーをしている)選手aの動き
を追従するように撮影された映像であり,選手aを中心
とした撮影がなされている。一方の,映像Bは選手bの
動きを追いかけた映像であり,選手bを中心とした撮影
がなされている。
【0018】利用者は選手aを中心に撮影した映像Aを
鑑賞している途中で,映像Aに撮影された他の選手bに
興味が推移したのをきっかけとして,選手bを中心に撮
影された映像Bへの切り替えを映像再生装置に指示す
る。図の例では,選手aは時間の進行とともに左から右
に移動しており,選手bは時間の進行とともに右から左
に移動している。このため,選手aを中心に撮影した映
像Aに,ある時間区間だけ選手bが(選手aと共に)撮
影されている。逆に,選手bを中心に撮影した映像Bに
も,ある時間区間だけ選手aが(選手bと共に)撮影さ
れている。この部分を時間の進行を横軸として詳細に示
したものが図3であり,この図を用いて映像と被写体の
関係を詳細に説明する。
【0019】映像中の選手の動きは,それぞれの映像の
中に閉じた形で,被写体の位置情報として上述の被写体
情報管理部13に格納・管理されている。図3におい
て,選手aを撮影している映像Aの時刻t1 +3から時
刻t1 +4の区間に,選手bの被写体が撮影されてい
る。一方,選手bを撮影している映像Bの時刻t2 +1
から時刻t2 +3の区間に,選手aの被写体が撮影され
ている。このように,2個の映像は,それぞれ独立した
時間系列を持ち,その中に撮影されている被写体の位置
も,独立した座標系で管理している。
【0020】ここで,映像Aの時刻t1 +3から時刻t
1 +4の区間を再生中に,利用者が選手bを指示するこ
とで,選手bを中心に撮影した映像Bに映像を切り替え
て表示することを実現する。また,映像Bの時刻t2
1から時刻t2 +3の区間を再生中に,利用者が選手a
を指示することで,選手aを中心に撮影した映像Aに映
像を切り替えて表示することを実現する。このための,
映像間で被写体情報を写像する回路が被写体情報写像部
14である。
【0021】次に,被写体情報写像部14の構成および
動作を手順を追って詳細に説明する。図4は,被写体情
報写像部14の構成例およびその動作手順を示す図であ
る。同図において,被写体識別部42は,映像再生/指
示入力部12を介して利用者の切り替え要求を受け取
り,前述した被写体情報管理部13を用いて利用者が指
示した被写体を同定する回路である。
【0022】映像検索部43は,上記被写体識別部42
で得られた被写体の識別情報を被写体情報管理部13に
入力し,該被写体を撮影してある映像を検索し,検索し
た映像を前記映像再生/指示入力部12に対して再生す
るように指示する回路である。この映像検索部43は,
映像間の時間的な対応関係を管理する時刻対応表を保持
しており,例えば,映像Aの時刻t1 と映像Bの時刻t
2 とを一致させることが記述されている。この時刻対応
表によって,映像Aと映像Bのフレーム間で1対1の対
応関係をつくることができる。
【0023】写像制御部41は,上記被写体識別部4
2,映像検索部43を制御して,利用者の出す指示を満
たす映像への切り替えを制御する。以下,映像の切り替
えに関わる動作の流れを図3および図4を参照しながら
詳細に述べる。
【0024】(1) 利用者の指示に基づく映像の切り替え
要求信号を,映像再生/指示入力部12から被写体識別
部42に入力する。切り替え要求信号は,例えば(映像
識別子,時刻,x座標,y座標)の4つ組で構成でき
る。ここでxy座標とは,映像を表示している画面内の
座標であり,画面の左上を原点として横方向をx座標,
縦方向をy座標として,それぞれ0から100の値を割
り当てたとする。
【0025】例えば,図3における映像Bすなわち選手
bを追跡する映像を再生している過程で,映像Bにおけ
る時刻t2 +2で,利用者が画面中の選手aを指示した
とすると,以下に示す切り替え要求信号が入力される。 (B,t2 +2,10,10) これは,映像Bを視聴していた利用者の興味が選手aに
移ったため,映像Aへの切り替えを要求したことに相当
する。
【0026】(2) 被写体識別部42は,映像再生/指示
入力部12から入力された切り替え要求信号を被写体情
報管理部13に渡して,当該信号 (B,t2 +2,10,10) が指示する位置にある被写体を同定する検索要求を被写
体情報管理部13に出す。
【0027】被写体情報管理部13は,個々の映像毎
に,映像内の先頭からのフレーム番号とフレーム内の座
標xとyとからなる位置情報と,当該位置に撮影されて
いる被写体を識別する被写体識別子との対応表を持って
おり,与えられた切り替え要求信号を用いて被写体識別
子を検索することができる。
【0028】(3) 被写体識別部42は,被写体情報管理
部13に与えた検索要求の結果である被写体識別子を受
け取る。本実施例で受け取る被写体識別子は,画面の右
上から左下に向かって滑っている選手aに付与された識
別子である。
【0029】(4) 検索結果である被写体識別子を映像検
索部43に渡す。通常,検索要求を満足する被写体は1
個であるが,仮に,複数の被写体識別子を検索結果とし
て受け取ったとしても,以降の処理を継続することがで
きる。
【0030】(5) 映像検索部43は,被写体識別部42
から入力された被写体識別子を用いて,被写体情報管理
部13に当該被写体識別子で識別される被写体が撮影さ
れている映像を検索する要求を出す。上記(2) で示した
ように,被写体情報管理部13は,被写体識別子とフレ
ーム番号等からなる位置情報との対応表を個々の映像毎
に持っていることから,被写体識別子を入力として該被
写体が撮影されている映像を検索することができる。
【0031】(6) 映像検索部43は,被写体情報管理部
13で検索した結果を映像識別子の集合として受け取
る。映像識別子は,所望の映像の再生を開始することが
可能となる情報で構成する。例えば,映像名あるいは映
像番号等の映像を特定するための情報と,特定された映
像の再生開始位置を示す情報(映像の先頭からのフレー
ム番号等)で構成することができる。
【0032】本実施例で受け取る映像識別子は,映像名
がA,再生開始時刻がt1 である。これは,映像Aが選
手aを見失うことなく時刻t1 から連続して撮影してあ
ることによる。
【0033】なお,手順(4) で複数の被写体識別子が得
られた場合には,手順(5) と(6) を繰り返し実行し,
(6) で得られる映像識別子の集合の和を計算すること
で,最終的な映像識別子の集合を求める。
【0034】(7) 映像検索部43は,(6) で得られた映
像識別子の集合に対して,所望の選択を行った後に,映
像再生/指示入力部12に対して,選択した映像の再生
を指示する。
【0035】本実施例では,利用者からの要求に含まれ
ていた映像Bの時刻情報t2 +2を用いて,映像検索部
43が持つ時刻対応表によって再生開始時刻t1 +2を
求め,映像再生/指示入力部12に映像の再生を指示す
る。
【0036】以上示した本発明の映像再生装置では,複
数の映像を撮影されている被写体に注目して切り替え再
生することに特徴があり,被写体の位置情報を個々の映
像内で管理する機構を設けるとともに,被写体の位置情
報を映像間で写像する被写体情報写像機構を設けた2段
階の操作として映像を切り替える手法に特徴がある。し
たがって,上記の手順(7) で映像の選択が十分行えずに
2個以上の再生候補となる映像が選択結果として残った
場合には,それらの再生を映像再生/指示入力部12に
指示し,提示された複数の映像を見た利用者に選択をゆ
だねる等の方法,あるいは,利用者が興味を示した対象
物が大きく撮影されている(画面上に占める面積が大き
い)映像を選択する等の方法が考えられるが,いずれの
方法であっても本発明に係る映像再生装置を実現するこ
とができる。
【0037】実施例では映像Aと映像Bの2本の映像ス
トリーム間での切り替えを詳述したが,1本の映像の時
間的に異なる2箇所の領域間で切り替えを行うことも容
易に実現できる。また,被写体としてスキーをしている
選手,即ち,現実世界で1つの対象物として存在するオ
ブジェクトをピボットとして映像を切り替える手法を開
示したが,仮想的なオブジェクトを介しての映像切り替
えやオブジェクト間の関連を記述したデータベースを介
在させた多段階のピボットを介した映像切り替えも,本
発明の以上の説明に基づいて容易に実現することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の映像再生方法および映像再生装
置は,映像中に現われる被写体を仲介役として映像を切
り替えることに特徴があり,かつ,そのための被写体情
報の作成および管理を容易にすることができる。
【0039】したがって,本発明の映像再生方法は,個
々の映像ストリームの撮影方法や蓄積方法とは独立した
概念であり,本発明の映像再生方法を,種々の撮影方法
や蓄積方法と組み合わせることで,映像を視聴している
利用者が映像に映し出された被写体を指示する簡便な操
作によって,興味を持った被写体に関連する他の映像に
切り替えて映像再生を継続することができる。関連する
他の映像に対する撮影上の制約は全くなく,全く違う時
間および空間で撮影された映像を本発明の映像再生方法
で組み合わせ,映像中に現われる被写体を介して映像を
切り替えて再生する映像再生装置を実現することもでき
る。
【0040】例えば,複数の美術品が展示されている美
術館内を撮影した映像に対して,映像中に撮影されてい
る個々の美術品の制作過程を撮影した映像を組み合わせ
ておき,美術館の映像を再生している過程で,利用者が
興味を持った美術品を指示すると,指示された美術品の
制作過程の映像に切り替えて再生を継続するといった応
用も容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための映像再生装置
の構成図である。
【図2】映像蓄積部に蓄積された2個の映像(映像Aと
映像B)の関係を,具体的に例示した図である。
【図3】映像と被写体の関係を詳細に説明するための図
である。
【図4】被写体情報写像部の構成例およびその動作手順
を示す図である。
【符号の説明】
10 映像蓄積部 11 映像アクセス部 12 映像再生/指示入力部 13 被写体情報管理部 14 被写体情報写像部 41 写像制御部 42 被写体識別部 43 映像検索部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積された複数の映像ストリームの中か
    ら選択された映像ストリームを再生表示する映像再生方
    法において,ある映像ストリームi上の1または複数の
    被写体Aと,別の映像ストリームjとの間に被写体情報
    を介して関連性を付与しておき,前記のある映像ストリ
    ームiを再生表示したときに,前記被写体Aが指定され
    ると,前記の付与した関連性をたどり,該当する映像ス
    トリームjを前記蓄積された映像ストリーム中から検索
    し,映像ストリームjを再生表示することを特徴とする
    映像再生方法。
  2. 【請求項2】 対象世界を撮影したN本の映像ストリー
    ムを蓄積する映像蓄積手段と,該蓄積されたN本の映像
    ストリームの何れか1つを選択して読み出す映像アクセ
    ス手段と,該読み出した映像ストリームを再生する映像
    再生手段とを備えた映像再生装置において,各映像スト
    リーム中で撮影されている被写体の位置を該映像ストリ
    ーム内で同定するための被写体情報を管理する被写体情
    報管理手段と,任意の映像ストリームi(1≦i≦N)
    と映像ストリームj(1≦j≦N)において,映像スト
    リームiに撮影されている被写体の位置情報を,映像ス
    トリームjに撮影されている被写体の位置情報に写像す
    る被写体情報写像手段とを具備し,前記映像アクセス手
    段で読み出した映像ストリームiを前記映像再生手段を
    用いて再生中に,該再生中の映像ストリームiに撮影さ
    れている任意の被写体の位置を前記被写体情報管理手段
    を用いて決定し,該決定した被写体の位置を前記被写体
    情報写像手段の入力とし,該被写体情報写像手段で映像
    ストリームi以外の映像ストリームに撮影されている被
    写体の位置情報に写像し,該写像された被写体が撮影さ
    れている所望の映像ストリームjに,該再生中の映像ス
    トリームを切り替えて再生を継続するようにしたことを
    特徴とする映像再生装置。
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JP2009278437A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Sharp Corp 映像受信装置、映像配信システム及びプログラム
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