JP2009278376A - マルチバンドアンテナ - Google Patents

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範行 庄司
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Abstract

【課題】2以上の使用周波数帯において、インピーダンス調整が容易で広帯域で動作可能なマルチバンドアンテナを提供する。
【解決手段】マルチバンドアンテナ100は、一端が給電部101に接続された主導体部と一端が地板102に接続された短絡導体部112とが、接続点で接続されて逆F型アンテナ110を形成している。また、一端が主導体部に接続された第1分岐導体部121と一端が短絡導体部112に接続された第2分岐導体部122とが、所定のギャップ幅Wgで平行に配置されて平行2線式アンテナ120を形成している。逆F型アンテナ110と平行2線式アンテナ120とは、それぞれ異なる周波数帯で動作するように形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2以上の周波数帯で動作するマルチバンドアンテナに関するものである。
従来より、携帯電話等の無線通信機に用いられるアンテナとして、図6に示すような給電部901と地板902に接続された逆F型アンテナ900がよく知られている。近年、このような無線通信機をマルチバンド(複数の周波数帯)で使用する用途が広まっており、これに対応してマルチバンドに対応した逆F型アンテナが用いられるようになっている。
マルチバンド対応の逆F型アンテナとして、たとえば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のアンテナ910は、図7に示すように、第1の周波数で動作する第1の逆F型アンテナ911と、第1の周波数よりも高い第2の周波数で動作する第2の逆F型アンテナ912が、相互に絶縁された状態で配置されている。これらの逆F型アンテナは、それぞれ別の整合回路に接続されており、それぞれが動作する周波数帯に合わせて独立して回路設計できる構成となっている。
また、マルチバンド対応の別の逆F型アンテナとして、図8に例示するように、逆F型アンテナ900にブランチ921を1本追加することでマルチバンド化したものも広く用いられている。追加されたブランチ921は、主に高周波側の共振周波数の調整に用いられることが多い。ブランチ921の追加は、給電側、あるいは地板側に接続して行われることが多い。追加されるブランチは、1本だけに限らずさらに追加されたものも知られている。
特開2006−295876号公報
しかしながら、上記従来のマルチバンドアンテナでは、以下のような課題があった。特許文献1に記載されたアンテナ910では、逆F型アンテナを2つ別々に設けるスペースが必要となって小型化するのが困難である。また、整合回路も逆F型アンテナ毎に設けているため、回路構成が複雑になると同時に、その設置スペースが必要となって小型化を図るのがさらに困難になるといった問題がある。
また、逆F型アンテナにブランチを追加したアンテナ920では、小型化を容易に実現できるものの、ブランチの追加で実現される周波数帯ではインピーダンスを調整して十分な帯域を得ることが困難であった。特に、高周波側の共振周波数をブランチを追加して実現する場合、インピーダンス調整が容易でなく必要な帯域幅を得ることが難しいといった問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、2以上の使用周波数帯においてインピーダンス調整が容易で広帯域で動作可能なマルチバンドアンテナを提供することを目的とする。
本発明のマルチバンドアンテナの第1の態様は、一端が給電部に接続された主導体部と、一端が地板に接続され他端が前記主導体部の所定位置の第1の接続点で接続された短絡導体部と、一端が前記主導体部の所定位置の第2の接続点で接続された第1分岐導体部と、一端が前記短絡導体部の所定位置の第3の接続点で接続された第2分岐導体部と、を備え、前記主導体部と前記短絡導体部とが第1の周波数帯で動作する逆F型アンテナを形成し、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部の少なくとも一部が所定の分岐導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第2の周波数帯で動作する第1の平行2線式アンテナを形成していることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第2の接続点から前記給電部までの距離は、前記第1の接続点から前記給電部までの距離より短いことを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第3の接続点から前記地板までの距離は、前記第1の接続点から前記地板までの距離より短いことを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、一端が給電部に接続された第1主導体部と、一端が地板に接続された第2主導体部と、一端が前記第1主導体部の所定位置の第2の接続点で接続された第1分岐導体部と、一端が前記第2主導体部の所定位置の第3の接続点で接続された第2分岐導体部と、を備え、前記第1主導体部と前記第2主導体部の少なくとも一部が所定の主導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第1の周波数帯で動作する第2の平行2線式アンテナを形成し、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部の少なくとも一部が所定の分岐導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第2の周波数帯で動作する第1の平行2線式アンテナを形成していることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第2の周波数帯は、前記第1の周波数帯より高周波であることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第2の平行2線式アンテナの中心周波数および帯域幅は、前記第1主導体部と前記第2主導体部のそれぞれの長さ及び前記主導体間ギャップ幅を調整して決定されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第1の平行2線式アンテナの中心周波数および帯域幅は、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部のそれぞれの長さ及び前記分岐導体間ギャップ幅を調整して決定されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第2の平行2線式アンテナのインピーダンス調整は、前記第1主導体部と前記第2主導体部のそれぞれの長さ及び前記主導体間ギャップ幅を調整して行われていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第1の平行2線式アンテナのインピーダンス調整は、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部のそれぞれの長さ及び前記分岐導体間ギャップ幅を調整して行われていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第1分岐導体部の他端と前記第2分岐導体部の他端とが短絡されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とが、それぞれの長手方向の中間位置で短絡されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とが、所定の誘電体の表面または内部に配置されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とは、線状導体で形成されていることを特徴とする。
本発明のマルチバンドアンテナの他の態様は、前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とは、所定幅の平板状導体で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、2以上の使用周波数帯においてインピーダンス調整が容易で広帯域で動作可能なマルチバンドアンテナを提供することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態におけるマルチバンドアンテナについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマルチバンドアンテナの構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態のマルチバンドアンテナ100は、一端が給電部101に接続されて地板102に対し垂直の方向に立設する垂直導体部111aと、垂直導体部111aの他端で地板102に対し平行となるように屈曲された水平導体部111bとからなる主導体部111と、一端が地板102に接続され他端が水平導体部111bの所定位置の第1の接続点113aに接続された短絡導体部112と、一端が主導体部111の所定位置の第2の接続点113bに接続された第1分岐導体部121と、一端が短絡導体部112の所定位置の第3の接続点113cに接続された第2分岐導体部122とを備えている。
本実施形態のマルチバンドアンテナ100では、主導体部111と短絡導体部112とが第1の接続点(オフセット給電位置)113aで接続されて逆F型アンテナ110を形成しており、また、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122の長手方向の一部が所定の分岐導体間ギャップ幅Wgで平行に配置されて平行2線式アンテナ(第1の平行2線式アンテナ)120を形成している。平行2線式アンテナを形成するためには、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122の少なくとも一部が平行に配置されている必要がある。逆F型アンテナ110と平行2線式アンテナ120とは、それぞれ異なる周波数帯で動作するように形成することができ、マルチバンドアンテナ100は2つの周波数帯で動作するアンテナとなる。以下では、逆F型アンテナ110および平行2線式アンテナ120の動作周波数帯を、それぞれ第1の周波数帯、第2の周波数帯とする。
第1の周波数帯の中心周波数は、例えば主導体部111の長さを変更することで調整することができる。また、第2の周波数帯の中心周波数及び帯域幅は、第1分岐導体部121および第2分岐導体部122の長さおよび分岐導体間ギャップ幅Wg等を変更してインピーダンスを調整することで好適に設定調整することができる。本実施形態では、第1分岐導体部121および第2分岐導体部122の長さを主導体部111の長さより短くすることで、第2の周波数帯を第1の周波数帯より高周波側としている。
主導体部111の水平導体部111bは、適宜屈曲させることが可能である。本実施形態では、水平導体部111bの開放端側を略コの字型に屈曲させているが、これに限らず例えば水平導体部111bの中間部分を適宜屈曲させることもできる。長尺の主導体部111を適宜屈曲させることで、マルチバンドアンテナ100を小型化することが可能となる。また、水平導体部111bと短絡導体部112とを接続する第1の接続点113aの位置を調整することで、逆F型アンテナ110のインピーダンス特性を調整して帯域幅等を好適に設定することができる。
第1分岐導体部121は、一端が主導体部111の垂直導体部111aに設けた第2の接続点113bから分岐させて配索されているが、第2の接続点113bから給電部101までの距離を第1の接続点113aから給電部101までの距離よりも短くして給電部101に近い位置とするのが好ましい。あるいは、第1分岐導体部121の一端を給電部101に直接接続するようにしてもよい。また、第2分岐導体部122は、一端が短絡導体部112に設けた第3の接続点113cから分岐させて配索されているが、第3の接続点113cから地板102までの距離を第1の接続点113aから地板102までの距離よりも短くして地板102に近い位置とするのが好ましい。あるいは、第2分岐導体部122の一端を地板102に直接接続するようにしてもよい。
本実施形態のマルチバンドアンテナ100では、逆F型アンテナ110が動作する第1の周波数帯よりも高周波側の第2の周波数帯で平行2線式アンテナ120が動作するが、第2の周波数帯の中心周波数および帯域幅は、第1分岐導体部121および第2分岐導体部122の長さ及び分岐導体間ギャップ幅Wgを調整することで好適に設定することができる。平行2線式アンテナ120では、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122との分岐導体間ギャップ幅Wgを変更することで、帯域幅を比較的容易に調整することが可能であり、第2の周波数帯域を広帯域化することができる。
また、上記のように第2の接続点113bを給電部101に近付け、第3の接続点113cを地板102に近付けることで、低周波側の第1の周波数帯への影響を最小限におさえながら高周波側の第2の周波数帯の調整を行うことが可能となる。
インピーダンスを好適に調整して使用する周波数帯域を広帯域化することで、使用帯域での放射効率を高めることが可能となる。本実施形態のマルチバンドアンテナ100の放射効率の一例を図2に示す。図2では、横軸を周波数とし縦軸を放射効率としたグラフを示しており、同図(a)は低周波側の第1の周波数帯における放射効率を、また同図(b)は高周波側の第2の周波数帯における放射効率をそれぞれ示している。さらに、符号11は本実施形態のマルチバンドアンテナ100の放射効率を示し、符号12は図8に示した従来のマルチバンドアンテナ920の放射効率を示している。
図2(a)より、低周波側の第1の周波数帯では、本実施形態のマルチバンドアンテナ100の放射効率11と従来のマルチバンドアンテナ920の放射効率12とでほとんど差がないことが分かる。これは、ともに逆F型アンテナの動作によるものであり、本実施形態の逆F型アンテナ110と従来の逆F型アンテナ921とでほとんど差がないことを示している。
これに対し図2(b)に示す高周波側の第2の周波数帯では、本実施形態のマルチバンドアンテナ100の放射効率11が従来のマルチバンドアンテナ920の放射効率12より広い帯域にわたって改善されていることが分かる。このように、本実施形態のマルチバンドアンテナ100では、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122との間の分岐導体間ギャップ幅Wgを調整することで、低周波側の第1の周波数帯への影響を最小限におさえながら高周波側の放射効率を広帯域にわたって高めることが可能となっている。
図1に示した本実施形態のマルチバンドアンテナ100では、主導体部111、短絡導体部112、第1分岐導体部121、および第2分岐導体部122は、すべて線状導体で形成されているものとしているが、これに限らず例えば所定幅の平板状導体を用いて形成することも可能である。
また、本実施形態では主導体部111の一端側を給電部101に接続し、主導体部111の途中に位置する第1の接続点113aから短絡導体部112を地板102に接続しているが、給電部101および地板102への接続位置を逆にしてもよい。すなわち、主導体部111の一端側を地板102に接続し、第1の接続点113aから所定の導体で給電部101に接続するように構成することも可能である。
第1の実施形態のマルチバンドアンテナ100として、各導体部の配線を具体的に示した実施例を図3に示す。図3(a)は、マルチバンドアンテナ100’の斜視図を示しており、図3(b)はマルチバンドアンテナ100’と地板102との配置関係を示す平面図である。本実施例のマルチバンドアンテナ100’では、主導体部111、短絡導体部112、第1分岐導体部121、および第2分岐導体部122が、それぞれ所定幅を有する平板状導体で形成されている。マルチバンドアンテナ100’は、地板102の一端に隣接して配置されており、マルチバンドアンテナ100’を地板102に接続させるための地板用パッド102aを設けている。
一端が給電部101に接続された垂直導体部111aは、地板用パッド102aに対し所定の高さHで立設されており、垂直導体部111aの他端から水平導体部111bが地板102に対し平行な面上を周回するように配設されている。また、水平導体部111bの途中に設けられた第1の接続点(オフセット給電位置)113aから所定の導体部114を分岐し、これを地板用パッド102aに接続されて略垂直に立設された短絡導体部112に接続している。本実施例では、導体部114を設けて水平導体部111bと短絡導体部112とを接続しているが、このような導体部114を追加することで逆F型アンテナ110の帯域幅等を調整することができる。また、水平導体部111bと導体部114とを接続する第1の接続点113aの位置を調整することでも、逆F型アンテナ110の帯域幅等の特性を好適にすることができる。
垂直導体部111aの他端には、水平導体部111bとは反対側に第1分岐導体部121が地板102に対し平行に配設されている。また、地板用パッド102aに接続されて所定の高さまで略垂直に立設された後水平方向に屈曲された第2分岐導体部122が配設されている。第1分岐導体部121と第2分岐導体部122とが、開放端側の所定の長さだけ所定の分岐導体間ギャップ幅Wgで略平行に配設されて平行2線式アンテナ120を形成している。
上記構成の本実施例のマルチバンドアンテナ100’では、平行2線式アンテナ120を形成する第1分岐導体部121と第2分岐導体部122とが略平行に近接配置される長さおよび分岐導体間ギャップ幅Wgを調整することで、高周波側の中心周波数、帯域幅等を好適に設定して良好なアンテナ特性が得られるようにすることができる。また、水平導体部111bと短絡導体部112との距離を、たとえば導体部114の長さを変更することで調整することができ、これによって逆F型アンテナ110の中心周波数や帯域幅等を調整することができる。
本発明の第2の実施の形態に係るマルチバンドアンテナの構成を、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のマルチバンドアンテナ200の概略構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態のマルチバンドアンテナ200では、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122との間を短絡線201で短絡させている。このように、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122とを短絡線201で短絡させて構成される平行2線式アンテナ220でも、第1の実施形態の平行2線式アンテナ120と同様に所定の高周波帯で動作させることができる。
図4に示すマルチバンドアンテナ200では、第1分岐導体部121の端部と第2分岐導体部122の端部とを短絡線201で接続しているが、必ずしも端部同士を接続する必要はなく、それぞれの長手方向の途中を短絡線201で接続するようにしてもよい。短絡線201を接続する位置を変更することで、平行2線式アンテナ220の帯域幅等の特性を調整することができる。
本発明の第3の実施の形態に係るマルチバンドアンテナの構成を、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のマルチバンドアンテナ300の概略構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態のマルチバンドアンテナ300では、第1の実施形態及び第2の実施形態の逆F型アンテナ110に代えて、第1主導体部311と第2主導体部312とを有する第2の平行2線式アンテナ310が設けられている。これにより、本実施形態のマルチバンドアンテナ300は、第1の平行2線式アンテナ120と第2の平行2線式アンテナ310の2つの平行2線式アンテナで構成される。
第2の平行2線式アンテナ310は、第1の実施形態の逆F型アンテナ110と同様に低周波側の第1の周波数帯で動作することができる。すなわち、第1主導体部311と第2主導体部312のそれぞれの長さを調整することで、第2の平行2線式アンテナ310を第1の周波数帯で動作させることができる。また、第2の平行2線式アンテナ310では、第1主導体部311と第2主導体部312との主導体間ギャップ幅を調整することで、第1の周波数帯の帯域幅を広帯域にすることが可能となる。
図5では、第1主導体部311と第2主導体部312との間が開放されているが、それぞれの開放端を所定の導体で短絡させてもよく、あるいはそれぞれの中間位置を所定の導体で短絡させてもよい。第1主導体部311と第2主導体部312との間を短絡することで、第2の平行2線式アンテナ310の特性を調整することができる。第1の平行2線式アンテナ120についても、第2の実施形態と同様に、第1分岐導体部121と第2分岐導体部122との間を短絡線201で短絡させることができる。
本発明のマルチバンドアンテナのさらに別の実施形態として、逆F型アンテナ110および平行2線式アンテナ120を所定の誘電体の表面または内部に配置することができる。すなわち、逆F型アンテナ110の主導体部111、および平行2線式アンテナ120の第1分岐導体部121と第2分岐導体部122とを所定の誘電体の一方の面上に配置し、他方の面に給電部101および地板102を配置するように形成することができる。あるいは、主導体部111と第1分岐導体部121と第2分岐導体部122とを誘電体の内部に配置するように構成することも可能である。逆F型アンテナ110および平行2線式アンテナ120を所定の誘電体の表面または内部に配置することで、誘電体の誘電率による波長短縮効果を利用してさらに小型化することができる。
同様に、第3の実施形態の第1の平行2線式アンテナ120と第2の平行2線式アンテナ310を、所定の誘電体の表面または内部に配置することもできる。このように構成することで、誘電体の誘電率による波長短縮効果を利用して第1の平行2線式アンテナ120および第2の平行2線式アンテナ310の長さを短縮することができる。
本発明のマルチバンドアンテナのさらに別の実施形態として、第1分岐導体部121および第2分岐導体部122以外に、さらに別の分岐導体部を追加することも可能である。これにより、さらに別の周波数帯でも動作させるようにすることも可能となる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るマルチバンドアンテナの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるマルチバンドアンテナの細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1の実施形態に係るマルチバンドアンテナの構成を模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態のマルチバンドアンテナの放射効率の一例を示す図である。 第1の実施形態のマルチバンドアンテナの実施例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るマルチバンドアンテナの構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るマルチバンドアンテナの構成を模式的に示す斜視図である。 従来の逆F型アンテナの構成を模式的に示す斜視図である。 従来のマルチバンドアンテナの構成を示す斜視図である。 従来の別のマルチバンドアンテナの構成を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
100、200、300、910、920 マルチバンドアンテナ
101,901 給電部
102,902 地板
110、900、911、912 逆F型アンテナ
111 主導体部
111a 垂直導体部
111b 水平導体部
112 短絡導体部
113 接続点
120、220 第1の平行2線式アンテナ
121 第1分岐導体部
122 第2分岐導体部
201 短絡線
310 第2の平行2線式アンテナ
311 第1主導体部
312 第2主導体部
921 ブランチ

Claims (14)

  1. 一端が給電部に接続された主導体部と、
    一端が地板に接続され他端が前記主導体部の所定位置の第1の接続点で接続された短絡導体部と、
    一端が前記主導体部の所定位置の第2の接続点で接続された第1分岐導体部と、
    一端が前記短絡導体部の所定位置の第3の接続点で接続された第2分岐導体部と、を備え、
    前記主導体部と前記短絡導体部とが第1の周波数帯で動作する逆F型アンテナを形成し、
    前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部の少なくとも一部が所定の分岐導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第2の周波数帯で動作する第1の平行2線式アンテナを形成している
    ことを特徴とするマルチバンドアンテナ。
  2. 前記第2の接続点から前記給電部までの距離は、前記第1の接続点から前記給電部までの距離より短い
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  3. 前記第3の接続点から前記地板までの距離は、前記第1の接続点から前記地板までの距離より短い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチバンドアンテナ。
  4. 一端が給電部に接続された第1主導体部と、
    一端が地板に接続された第2主導体部と、
    一端が前記第1主導体部の所定位置の第2の接続点で接続された第1分岐導体部と、
    一端が前記第2主導体部の所定位置の第3の接続点で接続された第2分岐導体部と、を備え、
    前記第1主導体部と前記第2主導体部の少なくとも一部が所定の主導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第1の周波数帯で動作する第2の平行2線式アンテナを形成し、
    前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部の少なくとも一部が所定の分岐導体間ギャップ幅で略平行に配置されて第2の周波数帯で動作する第1の平行2線式アンテナを形成している
    ことを特徴とするマルチバンドアンテナ。
  5. 前記第2の周波数帯は、前記第1の周波数帯より高周波である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  6. 前記第2の平行2線式アンテナの中心周波数および帯域幅は、前記第1主導体部と前記第2主導体部のそれぞれの長さ及び前記主導体間ギャップ幅を調整して決定されている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のマルチバンドアンテナ。
  7. 前記第1の平行2線式アンテナの中心周波数および帯域幅は、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部のそれぞれの長さ及び前記分岐導体間ギャップ幅を調整して決定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  8. 前記第2の平行2線式アンテナのインピーダンス調整は、前記第1主導体部と前記第2主導体部のそれぞれの長さ及び前記主導体間ギャップ幅を調整して行われている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のマルチバンドアンテナ。
  9. 前記第1の平行2線式アンテナのインピーダンス調整は、前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部のそれぞれの長さ及び前記分岐導体間ギャップ幅を調整して行われている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  10. 前記第1分岐導体部の他端と前記第2分岐導体部の他端とが短絡されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  11. 前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とが、それぞれの長手方向の中間位置で短絡されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  12. 前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とが、所定の誘電体の表面または内部に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  13. 前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とは、線状導体で形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
  14. 前記主導体部と前記第1分岐導体部と前記第2分岐導体部とは、所定幅の平板状導体で形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のマルチバンドアンテナ。
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