JP5061124B2 - アンテナ装置及び通信装置 - Google Patents

アンテナ装置及び通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5061124B2
JP5061124B2 JP2008552994A JP2008552994A JP5061124B2 JP 5061124 B2 JP5061124 B2 JP 5061124B2 JP 2008552994 A JP2008552994 A JP 2008552994A JP 2008552994 A JP2008552994 A JP 2008552994A JP 5061124 B2 JP5061124 B2 JP 5061124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna element
frequency band
antenna
frequency
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008552994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008084557A1 (ja
Inventor
芳雄 小柳
健也 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2008084557A1 publication Critical patent/JPWO2008084557A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061124B2 publication Critical patent/JP5061124B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/328Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors between a radiating element and ground
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/335Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors at the feed, e.g. for impedance matching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • H01Q9/42Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole with folded element, the folded parts being spaced apart a small fraction of the operating wavelength

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

本発明は、アンテナ装置及び通信装置に関する。
近年、携帯無線機等の通信装置が普及の一途を辿り、さらなる小型化が要望されている。これに伴って、アンテナの内蔵化が要望されている。従来、この種のアンテナ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。即ち、このアンテナ装置は、図10に示すように、人体の影響による特性劣化を防止するために、給電素子101の上方に無給電素子102を配置することにより、回路基板103上に電流を誘起させないようにした内蔵アンテナで構成されている。なお、同図中符号104は給電線を示す。
ところが、この従来の内蔵アンテナは、人体方向への放射が大きいため、その指向性から人体からの影響を受けることがあるとともに、通話時の損失が大きく、利得を向上させる上で好ましくない。そこで、通話時の利得を向上させるためには、人体と逆方向の指向性を持たせることが望ましい。
このような事情から、高利得化を図るとともに広帯域化を図ることができる携帯無線機用アンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。即ち、これは、図11に示すように、携帯無線機の各種回路を配置するための回路基板201と、一端部が給電点を介して回路基板201のいずれか一方の板面に接続される線状の給電アンテナ素子(給電素子)202と、回路基板201のいずれか他方の板面に対向して配置され、長手方向の電気長が波長の略2分の1で反射器として動作する無給電の板状アンテナ素子203とを有するものである。このようなアンテナ装置によれば、給電アンテナ素子(第1アンテナ)202と電磁界結合を有する板状アンテナ素子(第2アンテナ)203を無給電素子として動作させることで、広帯域、高利得を図ることができる。
特開2001−244715号公報 特開2004−32242号公報
しかしながら、前述した構成のアンテナでは、無給電素子と給電素子の都合2つのアンテナ素子で2つの共振周波数帯に対応する構成であるため、周波数帯の異なる電波を受信させようとすると、この受信させようとする周波数帯と同数のアンテナ素子が必要になる。
一方、携帯電話機などにあっては、近年、特に、周波数帯の異なる複数の無線システムに対応したマルチバンドアンテナのニーズが年々高まっており、これに対応した技術開発が強く求められている。ところが、例えば、周波数の異なる3つの無線システムに、3つのアンテナ素子を用いる構成では、無線システムの数と同数のアンテナの実装スペースが必要になり、携帯電話機を小型する上で不利である。さらに、3つの周波数に対応したアンテナ素子を1つの給電系で給電すると、ある無線システムによって通信処理されるべき信号が、別の無線システムによっても受信されてしまい、その結果、別の無線システムが本来通信処理すべき信号の受信を妨げるという不都合を生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、2つのアンテナ素子で3周波数以上の無線システムに対応可能で、複数の無線システムの周波数構成に適応した自由度の高いアンテナ構成を実現できるアンテナ装置及び通信装置を提供することを目的とする。
また、本発明のアンテナ装置は、第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2無線システムに接続給電される第2アンテナ素子とを有し、前記第1アンテナ素子は、前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離す手段を前記第1アンテナ素子の給電部に設けたものである。
また、前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離す手段は、LC回路であるものが好ましい。
また、前記第2アンテナ素子の給電部と前記第1アンテナ素子の中央部とを結ぶ直線が、前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子と略直角となるように配置したものが好ましい。
また、本発明のアンテナ装置は、第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2無線システムに接続給電される第2アンテナ素子とを有し、前記第1アンテナ素子は,前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段を前記第1アンテナ素子の開放端から前記第3周波数の4分の1波長の奇数倍の位置に設けたものである。
また、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段は、LC回路であることが好ましい。
また、前記第2アンテナ素子の給電部と、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段とを結ぶ直線が、前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子と略直角となるように配置することが好ましい。
また、本発明のアンテナ装置は、第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2の無線システムに接続給電される第2のアンテナ素子とを有し、前記第1アンテナ素子は、前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離す手段を前記第1アンテナ素子の給電部に設け、かつ、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段を前記第1アンテナ素子の給電部から前記第3周波数の4分の1波長の奇数倍の位置に設けたものである。
また、前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離す手段は、LC回路であることが好ましい。
また、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段は、LC回路であることが好ましい。
本発明の通信装置は、上記のいずれかに記載のアンテナ装置を用いて通信を行うものである。
本発明によれば、2つのアンテナ素子が別々の無線システムで同時動作可能なように、別々の無線システムのアンテナ素子にそれぞれ接続給電がなされており、片側のアンテナ素子がもう一方のアンテナ素子にとっての無給電素子としても動作させることで複数周波数に対応したアンテナ装置とするように構成されている。また、無給電素子を有効に機能させるため、給電側の給電部と所望周波数での無給電素子の電流最大部を近接配置するようになっている。従って、1本のアンテナを給電を分けて使うように構成することで、換言すればアプリケーション別に給電するように構成することで、2つのアンテナ素子で3つ以上の無線システムに対応可能となり、延いては複数の無線システムの周波数構成に適応した自由度の高いアンテナ装置及び通信装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る通信端末装置に適用したアンテナ装置を示す概略構成図 本発明の第1の実施形態に係アンテナ装置の原理を示す説明図 本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置のVSWR特性を示すグラフ 本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 本発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 本発明の第6の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 本発明の第8の実施形態に係るアンテナ装置を示す説明図 従来のアンテナ装置の一例を示す説明図 従来の他のアンテナ装置の一例を示す説明図
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明に係る通信装置の1つである携帯無線端末機に搭載した、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置1を示すものであり、このアンテナ装置1は、第1周波数帯域(F1;但し波長λ)で動作する第1無線システムと、第2周波数帯域(F2;但し波長λ)及び第3周波数帯域(F3;但し波長λ)で動作する第2無線システムとを備えている。即ち、本実施形態のアンテナ装置1は、図示外の携帯無線端末機の筐体内部に、第1アンテナ素子11及び第2アンテナ素子12と、第1無線部13と、第2無線部14及び第3無線部15と、スイッチ(SW)16と、切り替え回路17と、グランド基板18とを備えている。
第1アンテナ素子11は、第1周波数帯域で動作する第1無線システムに用いるものであり、スイッチ16を介して第1無線部13と接続されている。本実施形態の第1アンテナ素子11は、第1周波数帯域(F1)である1.5GHz帯で動作するような固有長さに形成されている。具体的には、幅8mmの銅板で形成されているとともに、高さ10mmのところでL字に折り曲げられ、長さ50mmの水平素子部と合わせて合計長さが60mmの板状素子(L型アンテナ)を構成している。従って、この第1アンテナ素子11は、線路長が60mmで1.5GHz帯での電波波長(λ)のおよそ1/3、つまりλ/3の長さを有しているが、折り曲げによる電気長短縮効果により、実際には略λ/4の電気長として動作している。また2.7GHz帯では線路長が波長(λ)の0.54倍となり、電気的には略λ/2(半波長)の長さで動作している。
第2アンテナ素子12は、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2無線システムに用いるものであり、切り替え回路17を介して第2無線部14及び第3無線部15と接続されている。本実施形態の第2アンテナ素子11は、第2周波数帯域(F2)である800MHz帯及で動作するような長さに形成されるとともに、第3周波数帯域(F3)ある2.7GHz帯でも動作するように第一アンテナ素子と容量結合している。具体的には、幅8mmのメアンダ状の線状素子であり、高さ8mmでL字に折り曲げられるとともに、30mmの水平素子部の先端でさらにL字に折り曲げられて35mm延長されることで、合計長さが73mm、メアンダの折り返し回数が11回、合計線路長が250mmの線状素子となっている。従って、この第2アンテナ素子12は、合計長さが73mmあるが、メアンダ形状にしているために合計線路長が250mm、折り曲げによる電気長短縮効果を加味すると、800MHzでは略λ/4(1/4波長)として動作している。
第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12は水平素子部が2mmの間隔で略平行に配置されており、特に、第2アンテナ素子12の図1のポートP2は第1アンテナ素子11の中央部と近接して配置されている。具体的には、第1アンテナ素子11を第3周波数帯域において第2アンテナ素子12の無給電素子として効果的に動作させるために、第3周波数帯域で給電されるポートP2部と第1アンテナ素子の中央部(素子の両端からそれぞれλ/4となる場所)を近接して配置し、結果的に第3周波数帯域の電流分布が第1アンテナ素子の中央部付近で大きくなるようにしている。また、第2アンテナ素子12のポートP2と第1アンテナ素子11の中央部を結ぶ線は、第2アンテナ素子12の水平素子部と略直角になっており、ポートP2部が第1アンテナ素子11の中央部に対して最も近接するため、電磁誘導作用により高周波電流が効果的に第1アンテナ素子に発生可能な位置関係としている。
また、第1アンテナ素子11は、スイッチ16を介して1.5GHz帯の第1無線部13に接続されており、ポートP1が給電部(以下、「第1給電部P1」とよぶ)とみなすことができる。前述したように、第2アンテナ素子12は、切り替え回路17を介して800MHz帯の第2無線部14あるいは2.7GHz帯の第3無線部15のいずれかに接続可能に構成されており、ポートP2が給電部(以下、「第2給電部P2」とよぶ)とみなすことができる。
スイッチ16は、第1アンテナ素子11の第1給電部P1と第1無線部13との間に設置されており、第1アンテナ素子11と第1無線システムとの接続を第3周波数帯域において電気的に切り離すものである。即ち、本実施形態のスイッチ16は、第1アンテナ素子11と第1無線部13との間を、1.5GHz帯での使用のときにONさせるとともに、2.7GHz帯での使用のときにOFFにして電気的に切り離すようにするため、機械的なスイッチで構成してある。
第1無線部13は、周波数F1(1.5〔GHz〕)にて第1アンテナ素子11に給電し、第2無線部14及び第3無線部15はそれぞれ、F2(800〔MHz〕)、F3(2.7〔GHz〕)にて第2アンテナ素子12に給電するものである。
切り替え回路17は、第2アンテナ素子12と第2無線部14及び第3無線部15との間の接続状態を導通あるいは非導通のいずれかに切り替えるスイッチによって構成されている。
グランド基板18は、携帯無線端末機の図示しない筐体内に配置してある。本実施形態では、縦横の寸法が140×50mmを有しており、この上端部寄りに第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12とを配置している。
従って、本実施形態によれば、第1アンテナ素子11は1.5GHz帯では略1/4波長(=λ/4)であるが、2.7GHz帯では0.54波長であるので略1/2波長(≒λ/2)の長さとなっている。このため、スイッチ16をONとしたときは、第1アンテナ素子11は1.5GHz帯のモノポールアンテナとして動作する。一方、切り替え回路17を介して第2アンテナ素子12と第3無線部15を電気的に接続し、かつ、スイッチ16をOFFとすると、第1アンテナ素子11が第3無線部15と電磁的に接続され、2.7GHz帯(第3周波数帯域)の1/2波長無給電素子として動作する。即ち、第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12が同時動作可能な別の無線システムに接続給電され、第1アンテナ素子11を第2アンテナ素子12にとっての無給電素子として動作させることで、第3周波数帯域での通信システムとして対応可能になっている。
一般に、物理的な長さが一定の1つの素子を複数の周波数でアンテナ共用する条件は、いずれか最低周波数のものに対して、他がその奇数倍の周波数である必要があるが、本実施形態によれば、これに制約されず、自由度の高いアンテナ構成を実現できる。即ち、本実施形態の構成によれば、2つのアンテナ素子が同時動作可能な別々の無線システムに接続給電可能となるので、片側のアンテナ素子がもう一方のアンテナ素子にとっての無給電素子としても動作させることで、複数周波数に対応したアンテナ装置を実現できる。
また、本実施形態によれば、給電側の給電部と所望周波数での無給電素子の電流最大部とを近接配置して、無給電素子を有効に機能させるようになっており、複共振整合回路による損失が低減できるため、効率の高いマルチバンド対応アンテナが実現できる。例えば、本実施形態によれば、第1周波数帯域〜第3周波数帯域のいずれについても、信号ロス(反射波の発生度合い)を示す定在波比(VSWR;Voltage Standing Wave Ratio)について、図3に示すような良好な特性を得ることができる。つまりVSWR値が、良好なアンテナ特性とされる1.5(反射電力が4%以下)から1.75程度に抑えることができるわけである。なお、ポートP1とスイッチ16の間あるいはポートP2とスイッチ17の間に整合回路を設けることでさらに良好なVSWR値を実現できる構成としても良い。なお、図3中において、P1はポートP1における第1アンテナ素子11のVSWR値を表しており、このときスイッチ16はONとしている。P2は、ポートP2における第2アンテナ素子12のVSWR値を表しており、このときスイッチ16はOFFとしている。
なお、本実施形態では、スイッチ16は、第1アンテナ素子11と第1無線部13との間を、2.7GHz帯で電気的に切り離すことができれば、後述する図4に示すように、LC回路等の手段で構成してもよい。一方、切り替え回路17は、800MHz帯無線回路を構成する第2無線部14と2.7GHz帯無線回路を構成する第3無線部15が同時に使用可能となるように、共用器や結合器を用いても良い。あるいは、800MHz帯と2.7GHz帯が共用可能な無線回路を用いれば、切り替え回路17は不要になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のアンテナ装置2では、第1の実施形態と異なり、第1アンテナ素子11を第2アンテナ素子12にとっての無給電素子としても動作させるために、LC回路21によって800MHzと2.7GHzの高周波電流では、第1アンテナ素子11と第1無線部13との間を電気的に切り離す構成となっている。
また、第1の実施形態では、切り替え回路17と第2無線部14及び第3無線部15とを設置していたが、本実施形態では、第2アンテナ素子12に常時接続させた第4無線部22を備えている。この第4無線部22は、第2周波数帯域(F2)と第3周波数帯域(F3)の各高周波電流を同時に発生させて、双方の高周波電流を重畳させるように構成されている。
LC回路21は、第1周波数帯域(F1)の周波数帯域でのみ高周波信号を透過し、第2周波数帯域(F2)と第3周波数帯域(F3)の周波数帯域の高周波信号を遮断させるように構成している。即ち、本実施形態のLC回路21は、コイルLとコンデンサCとにより高周波(LC)フィルタを構成しており、ここでは、特に第1周波数帯域(1.5GHz)のみを通過させ、それより低い第2周波数帯域(800MHz)と高い第3周波数帯域(2.7GHz)を減衰させるバンドパスフィルタで構成されている。
また、本実施形態では、第2アンテナ素子12の第2給電部P2を第1アンテナ素子11の第3周波数帯域(F3)における電流最大部(第1アンテナ素子11の中央付近、つまり第1アンテナ素子の両端からそれぞれλ/4となる場所)に近接させて設置している。これにより、第1アンテナ素子11には電磁誘導作用によって2.7GHzの高周波電流が発生する。一方、第1アンテナ素子11上に第3周波数帯域の高周波電流が発生しても、LC回路21が動作して、第1アンテナ素子11と第1無線部13との間が遮断される。これにより、第1アンテナ素子11は、特に電気長の関係から、第3周波数帯(F3)である2.7GHzの無線周波数で無給電アンテナ素子として動作する。なお、第2周波数帯域においては第1アンテナ素子11は波長に対してλ2/2より十分短いため、第2周波数帯域の高周波電流は第1アンテナ素子に積極的に電磁誘導されず、第2アンテナ素子が第1アンテナ素子からの影響を受けることなく良好に動作できる。
従って、本実施形態によれば、第1アンテナ素子11は第1周波数帯域(F1)の無線周波数で作動し、第2アンテナ素子12は第2周波数帯域(F2)の無線周波数で作動する。さらに、第1アンテナ素子11は、第3周波数帯域(F3)の無線周波数でも作動するので、本実施形態のアンテナ装置2は、同時に3つの無線周波数帯で同時に動作可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図5を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のアンテナ装置3では、第2の実施形態と同様に、第1アンテナ素子11を第2アンテナ素子12にとっての無給電素子としても動作可能にするため、LC回路31によって第3の周波数帯域である2.7GHzの高周波電流では電気的に切り離すように構成している。本実施形態のLC回路31は、第1周波数帯域である1.5GHzの高周波電流は透過するが、第3周波数帯域の高周波電流は遮断するローパスフィルタで構成されている。なお、第2周波数帯域である800MHzは透過させても遮断させてもどちらでも構わない。また、LC回路31と第1無線部13との間には、第1の実施形態と同じスイッチ16が設けられている。
さらに、本実施形態のアンテナ装置3では、第1の実施形態と同一構成となっており、第2アンテナ素子12が、切り替え回路17を介して800MHz帯の第2無線部14あるいは2.7GHz帯の第3無線部15のいずれかと接続可能になっている。即ち、本実施形態でも、第1アンテナ素子11を第3周波数帯域において第2アンテナ素子12の無給電素子として効果的に動作させるために、第3周波数帯域で給電されるポートP2部と第1アンテナ素子の中央部(素子の両端からそれぞれλ/4となる場所)を近接して配置し、結果的に第3周波数帯域の電流分布が第1アンテナ素子の中央部付近で大きくなるようにしている。
従って、例えば、スイッチ16をオンにすると、第1アンテナ素子11は第1周波数帯域である1.5GHz帯のモノポールアンテナとして動作する。一方、切り替え回路17を介して第2アンテナ素子12と第2無線部14を電気的に接続すると、第2アンテナ素子12が第2周波数帯域である800MHz帯のアンテナとして動作する。
また、切り替え回路17を介して第2アンテナ素子12と2.7GHz帯の第3無線部15とを電気的に接続すると、かりにスイッチ16がONとなっていて第1アンテナ素子11に誘導電流が発生しても、LC回路31がその第3周波数帯域の高周波電流を遮断し、第1無線部13には第3周波数帯域の高周波電流は流れ込まず、電気的にOFFの状態が保持される。その結果、第1アンテナ素子11は、無給電素子として機能し、電磁誘導される2.7GHz帯(第3周波数帯域)における1/2波長無給電素子として動作する。
このように、本実施形態によれば、スイッチ16及び切り替え回路17の切替操作によって、3つの無線システムに選択的に対応できるようになっている。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のアンテナ装置4では、第2の実施形態と同じように第2アンテナ素子12に常時接続させた第4無線部22を備えているが、第2の実施形態のLC回路21とは異なり、LC回路41をグランド基板18(図1参照)に接地させている。
LC回路41は、第1アンテナ素子11を第2アンテナ素子12にとっての無給電素子としても動作させるために、第1アンテナ素子11を所望の周波数帯のときにグランド基板18(図1参照)に電気的に接地させるものである。本実施形態のLC回路41は、第1アンテナ素子11の中間部に設置させており、低い周波数帯域である第1、第2周波数帯(F1、F2)は通過させず、高い周波数帯域である第3周波数帯(F3)のみをグランド基板18へ通過させるハイパスフィルタ(HPF)で構成されている。即ち、本発明のLC回路41は、第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段を第1アンテナ素子11の開放端から第3周波数帯の4分の1波長(λ/4)の奇数倍の位置に設けた構成であればよい。
なお、本実施形態でも、第2給電部P2を第1アンテナ素子11の第3周波数帯域における電流最大部(近接地部)に近接配置してある。
従って、本実施形態によれば、第1アンテナ素子11は第1周波数帯域である1.5GHzの無線周波数で作動し、第2アンテナ素子12は第2周波数帯域である800MHzの無線周波数で作動する。さらに、第1アンテナ素子11は、第3周波数帯域である2.7GHzの無線周波数でも無給電素子として同時に動作するので、本実施形態のアンテナ装置2は、同時に3つの無線周波数帯で動作可能となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図7を参照しながら説明する。
本実施形態のアンテナ装置5では、第1アンテナ素子51を、第1周波数帯(F1)として2.7GHの周波数帯で給電素子として動作せるとともに、第3周波数帯(F3)として800GHzの周波数帯で無給電素子として動作させるようになっている。このため、第1アンテナ素子51は、第1周波数帯では(3/4)波長、かつ、第3周波数帯では(1/4)波長の電気長に相当する長さに形成されているとともに、この下端部にLC回路55を介して第1無線部53と接続されている。
第1無線部53は、第1周波数帯である2.7GHの高周波電流を発生するように構成されている。また、LC回路55は、第1アンテナ素子11の下端部に設置されており、高い周波数帯域である第1、第2周波数帯(2.7GH、1.5GH)は通過させず、低い周波数帯域である第3周波数帯(800MHz)は通過させてグランド基板18へ逃がす、ローパスフィルタ(LPF)で構成されている。
一方、第2アンテナ素子52は、第2周波数帯として1.5GHの周波数帯で給電素子として動作せるため、1.5GHの周波数帯で(1/2)波長の電気長に相当する長さに形成されているとともに、第2無線部54と接続されている。この第2無線部54は、第2周波数帯である1.5GHと第3周波数帯である800MHzの高周波電流を発生するように構成されている。なお、1.5GHの周波数帯で(1/2)波長の電気長に相当する長さの第2アンテナ素子では、インピーダンスが高くなってしまうので、整合をとるためにポイントP2と第2無線部54の間に整合回路を設けても良い。
従って、本実施形態によれば、第1アンテナ素子51を第3周波数帯として800MHzで第2アンテナ素子52の無給電素子としても動作可能にするため、第1給電部P1にLC回路55を設けて第3周波数帯のときに接地させるようにしている。また、第2給電部P2を第1素子51の第1周波数帯における電流最大部(接地部付近)、つまり開放端からλ/4の長さのところに近接させている。これにより、本実施形態でも、第4の実施形態と同様に3つの無線周波数を同時に動作可能となる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図8を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第5の実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のアンテナ装置6では、第5の実施形態と異なり、第1アンテナ素子51と第1無線部53との間である、第1アンテナ素子51の下端部にLC回路55の代わりにスイッチ61を設けており、第1無線部53とグランド基板18(図1参照)への接地とのいずれかを選択できる構成となっている。
一方、第2アンテナ素子52は、第5の実施形態と同様、第2無線部54と接続されており、第3周波数800MHzの高周波電流が第2給電部P2を介して給電されている。
従って、スイッチ61により第1アンテナ素子51と第1無線部53とを接続すると、第1アンテナ素子51が第1周波数帯である2.7GHzのアンテナとして動作する。
一方、第1スイッチ61を操作して第1アンテナ素子51とグランド基板18とを接続すると、第1無線部53から第1アンテナ素子51への給電が絶たれる。一方、このときこの第1アンテナ素子51に近接する第2給電部P2を介して、第2無線部54からの800MHzの高周波電流が第1アンテナ素子51に励起されるので、第1アンテナ素子51が第2アンテナ素子52の無給電素子としても動作可能となる。
従って、本実施形態によれば、スイッチ61の切替によって、第1周波数帯域(F1;2.7GHz)及び第2周波数帯域(F2;1.5GHz)で動作するアンテナ、又は第2周波数帯域(F2;1.5GHz)及び第3周波数帯域(F3;800MHz)で動作するアンテナとのいずれかのアンテナシステムを構成できるので、3つの無線システムに対応することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について、図9を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第5の実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のアンテナ装置7では、第1アンテナ素子51の一端部に第5の実施形態と同じLC回路55(以下、「第1LC回路55」とよぶ)を設けている。第1LC回路55は、第5の実施形態と同様、低い周波数帯域である第3周波数帯(F3;800MHz)は通過させ、高い周波数帯域である第1、第2周波数帯(F1;2.7GHz、F2;1.5GHz、)は通過させない、ローパスフィルタ(LPF)で構成されている。なお、本実施形態の第1LC回路55は、第5の実施形態と同様、第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段であるが、第5の実施形態と異なり、第1給電部P1から第3周波数の4分の1波長の奇数倍寄りの開放端位置に設けてある。
また、このアンテナ装置7では、第5の実施形態とは異なり、第1アンテナ素子51と第1無線部53との間である、第1アンテナ素子51の下端部に第2LC回路71を設けている。第1無線部53は、第5の実施形態と同様、第1周波数帯である2.7GHの高周波電流を発生する。第2LC回路71は、高い周波数帯域である第1周波数帯(F1;2.7GHz)は通過させ、低い周波数帯域である第2、第3周波数帯(F2;1.5GHz、F3;800MHz)は減衰させて透過させない、ハイパスフィルタ(HPF)で構成されている。
さらに、第2アンテナ素子52の上端部には、第5の実施形態と同じ第2無線部54が接続されており、第2周波数帯域である1.5GHと第3周波数帯域である800MHzの高周波電流を発生するように構成されている。また、第2給電部P2と第1アンテナ素子51の第2周波数帯域における電流最大部(接地部付近)とが電磁誘導作用が発生可能な程度に近接した状態で配置されている。
従って、第1アンテナ素子51は、第1無線部53からの給電により第1周波数帯で動作する。一方、第2アンテナ素子52は、第2無線部54からの給電により第2周波数帯で動作する。さらに、第1アンテナ素子51は、この第1アンテナ素子51に近接する第2給電部P2を介して、第2無線部54からの第3周波数帯である800MHzの高周波電流が励起されるので、第1アンテナ素子51が第2アンテナ素子52の無給電素子としても動作可能となる。
このように、本実施形態では、第1アンテナ素子51の第1給電部P1に第2のLC回路71を設けて、第2周波数帯及び第3周波数帯の周波数では、第1アンテナ素子51と第1無線部53との間を切り離し、第1アンテナ素子51を第2アンテナ素子52にとっての無給電素子としても動作可能なように構成している。即ち、第1アンテナ素子51の上端部に所望の周波数で接地する第1LC回路55を設けて、第3周波数帯の周波数では、第1アンテナ素子51の上端部をグランド基板18(図1参照)接地させているので、第1アンテナ素子51が無給電素子として動作するようになる。
従って、本実施形態によれば、第2給電部P2を第1アンテナ素子51の第3周波数帯における電流最大部(接地部付近)に近接させていることで、第1アンテナ素子51には第2無線部54の第3周波数帯の高周波電流が励起されて、第3周波数帯のアンテナとしても動作する。これにより、第1アンテナ素子51と第2アンテナ素子52との2つのアンテナ素子により、同時に3つの無線周波数帯での動作が可能となる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明のアンテナ装置は、2つのアンテナ素子で3周波数以上の無線システムに対応可能となるので、複数の無線システムの周波数構成に適応した自由度の高いアンテナ構成を実現できる効果を有し、携帯電話機、PHS、PDA等の通信装置用アンテナとして有用である。
1〜7 アンテナ装置
11 第1アンテナ素子
12 第2アンテナ素子
13 第1無線部
14 第2無線部
15 第3無線部
16 スイッチ(SW)
17 切り替え回路
18 グランド基板
21 LC回路
22 第4無線部
31 LC回路
41 LC回路
51 第1アンテナ素子
52 第2アンテナ素子
53 第1無線部
54 第2無線部
55 (第1)LC回路
61 スイッチ(SW)
71 第2LC回路
P1 第1給電部(第1ポート)
P2 第2給電部(第2ポート)
F1 第1周波数帯域
F2 第2周波数帯域
F3 第3周波数帯域

Claims (6)

  1. 第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2無線システムに接続給電される第2アンテナ素子とを有し、
    前記第1アンテナ素子は、前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、
    前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離すLC回路を前記第1アンテナ素子の給電部に設けたアンテナ装置。
  2. 前記第2アンテナ素子の給電部と前記第1アンテナ素子の中央部とを結ぶ直線が、前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子と略直角となるように配置した請求項に記載のアンテナ装置。
  3. 第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2無線システムに接続給電される第2アンテナ素子とを有し、
    前記第1アンテナ素子は、前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、
    前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地するLC回路を前記第1アンテナ素子の開放端から前記第3周波数帯の4分の1波長の奇数倍の位置に設けたアンテナ装置。
  4. 前記第2アンテナ素子の給電部と、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地する手段とを結ぶ直線が、前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子と略直角となるように配置した請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 第1周波数帯域で動作する第1無線システムに接続給電される第1アンテナ素子と、第2周波数帯域及び第3周波数帯域で動作する第2の無線システムに接続給電される第2のアンテナ素子とを有し、
    前記第1アンテナ素子は、前記第3周波数帯域での通信において前記第2アンテナ素子の無給電素子として動作するべく前記第2アンテナ素子に対し所定の距離を隔てかつ略平行に配置されるとともに、
    前記第1無線システムとの接続を前記第3周波数帯域の通信において電気的に切り離すLC回路を前記第1アンテナ素子の給電部に設け、かつ、前記第3周波数帯域の通信において電気的に接地するLC回路を前記第1アンテナ素子の給電部から前記第3周波数の4分の1波長の奇数倍の位置に設けたアンテナ装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ装置を用いて通信を行う通信装置。
JP2008552994A 2007-01-12 2007-01-12 アンテナ装置及び通信装置 Expired - Fee Related JP5061124B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/050355 WO2008084557A1 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 アンテナ装置及び通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008084557A1 JPWO2008084557A1 (ja) 2010-04-30
JP5061124B2 true JP5061124B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39608459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008552994A Expired - Fee Related JP5061124B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 アンテナ装置及び通信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8207898B2 (ja)
EP (1) EP2117072A4 (ja)
JP (1) JP5061124B2 (ja)
WO (1) WO2008084557A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2143167A4 (en) * 2007-05-02 2013-05-15 Nokia Corp ANTENNA ARRANGEMENT
JP5332852B2 (ja) * 2009-04-16 2013-11-06 日本電気株式会社 無線通信装置およびその通信方法
WO2011013438A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 シャープ株式会社 アンテナ装置、無線通信端末
WO2011055159A1 (en) * 2009-11-04 2011-05-12 Laird Technologies Ab Multi-frequency antenna assemblies with multiple antennas
CN103563169B (zh) * 2011-05-19 2015-12-23 莫列斯公司 天线系统
KR101887935B1 (ko) * 2012-03-19 2018-09-06 삼성전자주식회사 통신용 전자 장치를 위한 내장형 안테나 장치
EP3089262B1 (en) * 2014-02-17 2020-03-18 Huawei Device Co., Ltd. Antenna switching system and method
TWM579391U (zh) * 2019-01-21 2019-06-11 和碩聯合科技股份有限公司 電子裝置及其天線結構
CN113991287B (zh) * 2019-04-30 2022-12-30 荣耀终端有限公司 一种天线组件及移动终端
US11424886B2 (en) * 2020-04-30 2022-08-23 Cisco Technology, Inc. Altering antenna configuration using network and client conditions

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02190006A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JPH07193421A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Hitachi Ltd 携帯無線機用小型アンテナ
JP2003133828A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Murata Mfg Co Ltd 無線通信端末用アンテナ装置
JP2003198410A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置用アンテナ
JP3438228B2 (ja) * 1998-03-19 2003-08-18 松下電器産業株式会社 アンテナ装置およびそれを用いた移動体通信機器
JP2003258674A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 積層部品
JP2004147351A (ja) * 2000-03-01 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信端末用内蔵アンテナ
JP2005051503A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Nec Saitama Ltd 携帯無線機
JP2005260762A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Nec Access Technica Ltd 通信機器のアンテナ切替システム及び方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9901789D0 (en) * 1998-04-22 1999-03-17 Koninkl Philips Electronics Nv Antenna diversity system
JP2001244715A (ja) 2000-02-28 2001-09-07 Sony Corp アンテナ装置
US6529749B1 (en) * 2000-05-22 2003-03-04 Ericsson Inc. Convertible dipole/inverted-F antennas and wireless communicators incorporating the same
JP2004032242A (ja) 2002-06-25 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯無線機用アンテナ
KR20050086733A (ko) * 2002-11-18 2005-08-30 가부시키가이샤 요코오 복수 대역용 안테나
DE60335674D1 (de) 2003-06-12 2011-02-17 Research In Motion Ltd Mehrelement-Antenne mit schwimmenden parasitären Antennenelement

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02190006A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JPH07193421A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Hitachi Ltd 携帯無線機用小型アンテナ
JP3438228B2 (ja) * 1998-03-19 2003-08-18 松下電器産業株式会社 アンテナ装置およびそれを用いた移動体通信機器
JP2004147351A (ja) * 2000-03-01 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信端末用内蔵アンテナ
JP2003133828A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Murata Mfg Co Ltd 無線通信端末用アンテナ装置
JP2003198410A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置用アンテナ
JP2003258674A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 積層部品
JP2005051503A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Nec Saitama Ltd 携帯無線機
JP2005260762A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Nec Access Technica Ltd 通信機器のアンテナ切替システム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2008084557A1 (ja) 2010-04-30
EP2117072A1 (en) 2009-11-11
WO2008084557A1 (ja) 2008-07-17
US20100053020A1 (en) 2010-03-04
EP2117072A4 (en) 2012-05-09
US8207898B2 (en) 2012-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061124B2 (ja) アンテナ装置及び通信装置
KR101689844B1 (ko) 듀얼 피드 안테나
JP5321290B2 (ja) アンテナ構造
CN105633581B (zh) 多频天线及具有该多频天线的无线通信装置
JP4308786B2 (ja) 携帯無線機
JP5435338B2 (ja) マルチバンドアンテナ
KR20090016481A (ko) 다중 대역 안테나 장치
US9306266B2 (en) Multi-band antenna for wireless communication
JP5655949B2 (ja) マルチバンドアンテナ
WO2005109569A1 (ja) マルチバンドアンテナ、回路基板および通信装置
JP2005525036A (ja) アンテナ装置およびアンテナ装置を含むモジュール
JPWO2004109857A1 (ja) アンテナとそれを用いた電子機器
JPWO2002089249A1 (ja) 移動体通信用の広帯域アンテナ
WO2006109184A1 (en) An antenna having a plurality of resonant frequencies
WO2011101851A1 (en) Antennas with novel current distribution and radiation patterns, for enhanced antenna isolation
JP2007281990A (ja) アンテナ装置及びそれを用いた無線通信機器
JP2007288649A (ja) 複数周波数帯用アンテナ
JP2005198245A (ja) アンテナ
JP5908486B2 (ja) Mimoアンテナシステム
JP2013528024A (ja) 改善されたアンテナ性能を有するモバイル通信装置
JP2004519915A (ja) 無線通信装置用のマルチバンドアンテナ装置
JP2011119949A (ja) カードデバイス
JP4720720B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JP2008294635A (ja) アンテナ装置及び携帯無線機
JP4910868B2 (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees