JP2009278187A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の端末からパケットの受信情報を受信しなくてもパケットの衝突を回避する。
【解決手段】送信スロット選択部は、今回のパケット送信時の次のフレーム(n+1)に存在するスロット1〜nのうち、前回のパケット送信時のフレーム(n−1)のスロット2のタイミングから車両の移動距離が所定距離以内になるタイミングのスロット1〜4のみを選択候補(再選択範囲)とする。送信スロット選択部は、スロット1〜4の中から任意のスロット、例えばスロット1を選択する。送信タイミング制御部は、送信スロット選択部で選択されたスロットのタイミングでパケットを送信するように送信回路を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信端末装置に関する。
無線LANで用いられている通信方式の1つであるCSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式では、データを送信したい端末(ノード)は、他の端末のパケット通信状況を監視し(キャリアセンス)、データが空いているタイミングで送信を開始する。
このような無線システムでは、例えば、ある端末Aは、自身の周辺に存在する他の端末のデータのみ監視する。そして、端末Aの周辺に他の端末が多数存在する場合、端末Aは自身のデータを送信するタイミングが得られず、データの送信が大きく遅延してしまう問題がある。
そこで、上記問題を解決するために、フレームをnスロットに時分割してアクセスする方法が提案されている。各端末は、フレーム単位でスロットの占有情報を監視し、自端末の送信データに加えて、スロットの占有情報を送信パケットに埋め込むことで、情報の交換を行う(特許文献1参照。)。
具体的には、特許文献1の技術は、自端末が所定のスロットを占有してパケットを送信した後、他の各スロットからパケットを検出し、自端末が占有する送信スロットについて、フリー(パケットの受信が不成功)を2回連続検出するまでは送信スロットを維持する。そして、特許文献1の技術は、フリーを3回連続検出すると送信スロットにおいてパケットの衝突が発生したと判断して、送信スロットを他の空きスロットに変更する。
ここで、特許文献1の技術が適用された端末A、端末B、端末Cがそれぞれ通信可能な範囲内に存在し、端末Aと端末Bが同じ送信スロットを占有してパケットの衝突が発生した場合について考える。この場合、端末A及びBの周辺にいる端末Cが、端末A及びBに対してパケットの受信が成功しなかったことを示す情報“フリー”を埋め込んだパケットを送信する。このため、端末Aは、フリーを3回連続検出すると、送信スロットを他の空きスロットに変更して、パケットの衝突を回避する。
特開2007−28550号公報
ところで、従来の無線システムの端末は、自端末がパケット送信時に占有するスロット以外のスロットではパケットを検出することができるが、自端末が占有するスロットではパケットを検出することができない。
このため、例えば、端末Cが存在しなかった場合、端末Cが存在しても端末A、B、Cのすべてが同一のスロットを占有している場合、パケットの衝突が発生するものの、各端末はパケットの衝突が発生していることを検出できない。このため、いずれの端末でも送信スロットが変更されないので、パケットの衝突が繰り返され、各端末が互いに通信可能な範囲内に存在しても、通信できない問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、他の端末からパケットの受信情報を受信しなくてもパケットの衝突を回避することができる通信端末装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明である通信端末装置は、複数の時間スロットで構成されたフレームを基本周期としたときの時間スロット毎にパケットを受信するパケット受信手段と、前記受信手段により受信されたパケットに基づいて、各パケットに含まれる各時間スロットの占有状態を検出する時間スロット占有状態検出手段と、時間スロット占有状態検出手段で検出された各時間スロットの占有状態に基づいて、本通信端末装置の最後のパケット送信時に占有した時間スロットから基本周期時間までの各時間スロットにおいて、他の装置がいずれかの時間スロットを占有してないかを判定する時間スロット占有判定手段と、前記時間スロット占有判定手段により他の装置がいずれの時間スロットも占有していない場合に、本通信端末装置が占有する時間スロットを他の時間スロットに変更する時間スロット変更手段と、前記時間スロット変更手段により変更された時間スロットでパケットを送信するパケット送信手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の通信端末装置であって、前記時間スロット変更手段は、本通信端末装置の最後のパケット送信時の次のフレームの時間スロットであって、本通信端末装置の最後のパケット送信時の1つ前のパケット送信時に占有した時間スロットのタイミングから当該通信端末装置が所定距離移動するまでの時間スロットのタイミングまでの時間スロットを選択候補とし、選択候補となった時間スロットのいずれか1つを選択する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の通信端末装置であって、前記時間スロット変更手段は、本通信端末装置の移動速度に応じて前記所定距離を設定する。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の通信端末装置であって、前記時間スロット変更手段は、予め設定された地点から本通信端末装置までの距離が一定距離以下になった場合に、本通信端末装置が占有する時間スロットを他の時間スロットに変更する。
請求項1の発明によれば、他の端末からのパケット受信情報を用いることなく、パケットの衝突を回避することができる。
請求項2の発明によれば、時間スロット変更時のパケットの送信遅れを回避することができる。
請求項3の発明によれば、時間スロット変更時のパケット送信タイミングを移動速度に応じて設定することができる。
請求項4の発明によれば、所定の地点に近付いた場合に、時間スロット変更時のパケットの送信遅れを回避することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信ネットワークの無線端末装置の構成を示すブロック図である。無線通信ネットワークは、各無線端末装置が各々パケットをブロードキャストすることによって、動的に構成される。また本実施形態では、各無線端末装置は、車両に搭載されているものとする。
上記無線端末装置は、受信アンテナ11を介して他の無線端末装置が送信したパケットを受信する受信回路12と、受信したパケットがどの時間スロット(以下、単に「スロット」という。)を用いて送信されてきたのかを検出するパケット検出部13と、検出されたパケットから送信されてきたデータを復元する復調部14と、復調されたデータの中からフレーム情報を抽出し、そのフレーム情報を1フレーム周期分蓄えておくフレーム情報蓄積部15と、パケット検出部13で検出された本無線端末装置(以下「自端末」という。)で検出したスロットの占有情報と、パケット復調部14での復調の成否に基づいて、送信パケットに埋め込むフレーム情報を生成するフレーム情報生成部16と、各周辺端末から収集した1フレーム周期分の複数のフレーム情報と、自端末で検出したフレーム情報に基づいて送信スロットを選択する送信スロット選択部17と、を備えている。
上記無線端末装置は、更に、パケットを生成するパケット生成部18と、パケットの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部19と、送信アンテナ21を介してパケットを送信する送信回路20と、を備えている。
図2は、無線端末装置によって送受信されるパケットの基本周期であるフレームの構成を示す図である。1フレームは、例えば100msの基本周期に設定され、時分割されたn個のスロットで構成されている。1スロットは、無線端末装置が1パケットを送信できる期間である。各無線端末装置は、フレームを構成する各スロットのいずれか1つを占有し、占有するスロットのタイミングでパケットを送信する。なお、1フレームの周期は各端末のデータ送信周期に合わせて設定するとよい。例えば、各端末が100msに1度の送信を保証するためには1フレームを100msに設定すると良い。
パケットは、1フレーム中の各スロットの通信状態を表すフレーム情報(FI)と、送信対象となるデータと、スロットの同期のずれの影響を軽減するためのガードタイム(GT)とを有している。なお、本発明ではスロットの同期方法に関しては限定しないが、例えば同期のための基準局を設ける等して、何らかの手段によってカードタイムで補償できる程度の同期はとれているものとする。
フレーム情報は、各スロットの占有状態を示し、ビジー(BUSY)、フリー(FREE)の2つがある。ビジーは、対象となるスロットにおいて、パケットの受信が成功したことを示す。なお、パケットの受信が成功したとは、単にパケットを受信・検出しただけでなく、パケット内の情報を復元できたことをいう。フリーは、対象となるスロットにおいて、パケットの受信が成功しなかったこと(例えば、パケットが検出されないこと、パケットが衝突したこと等)を示す。
以上のように構成された無線通信ネットワークの無線端末装置は、他の無線端末装置から送信されたパケットを受信すると、次のように動作する。
図3は、パケット送信ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS1では、送信回路20は、送信タイミング制御部19により既に設定されているスロット(以下「占有スロット」という。)のタイミングで、パケット生成部18で生成されたパケットを、送信アンテナ21を介してブロードキャスト送信する。
ステップS2では、受信回路12が受信アンテナ11を介してパケットを受信すると、パケット検出部13は、受信回路12で受信されたパケットの受信時刻をもとに、どのスロットでパケットが送信されてきたかを検出する。パケット復調部14は、検出されたパケットを復調し各周辺端末から送られてきたデータを復元する。フレーム情報蓄積部15は、復調されたデータからフレーム情報[S1、S2、・・・、Sn]を取り出し、複数の端末から送られてきた1フレーム時間分のフレーム情報をそれぞれ蓄積する。フレーム情報生成部16は、所定のスロットについてはビジー、他の所定のスロットについてはフリーを各々生成する。
ステップS3では、送信スロット選択部17は、フレーム情報生成部16で生成されたフレーム情報に基づいて、占有スロットの開始タイミングから基本周期時間(100ms)までの各スロットでフレーム情報がないかを判定する。
図4は、フレームとパケットの送信タイミングとの関係を示す図である。自端末が今回のパケット送信でフレームnのスロット2を占有した場合、送信スロット選択部17は、当該スロット2から次のフレーム(n+1)のスロット1まで(基本周期時間)の各スロットでフレーム情報がないかを判定する。そして、フレーム情報ないときはステップS4に移行し、フレーム情報があるときはステップS5に移行する。
ステップS4では、送信スロット選択部17は、第1のスロット選択処理を実行する。具体的には、次の処理を実行する。
(第1のスロット選択処理)
送信スロット選択部17は、フレーム情報蓄積部15における、各周辺端末から通信で得られた複数フレーム情報と、フレーム情報生成部16からの自端末で検出したフレーム情報と、を用いて自端末が送信に使用するスロットを選択する。
具体的には、送信スロット選択部17は、当該無線端末装置によってパケットが送信された送信スロットについて、次のように判断する。送信スロット選択部17は、フレーム情報蓄積部15からのフレーム情報の中に、当該送信スロットがビジーであることを示すものが1つでも存在した場合は、当該送信スロットは当該無線端末装置が予約したものと判断し、次のフレームでも同一のスロットを使用して送信を試みる。また、フレーム情報蓄積部15からのすべてのフレーム情報に当該送信スロットがフリーであることが示していた場合には、パケットの衝突が発生したものと判断し、次のフレームでは別の空きスロットを新たな送信スロットとして選択して送信を試みる。
送信スロット選択部17は、送信スロット以外のスロットについて、フレーム情報蓄積部15で収集された各周辺端末からフレーム情報、フレーム情報生成部16で生成された自端末の検出結果に基づいたフレーム情報、の双方に基づいて次のように判断する。フレーム情報の少なくとも1つがビジーを示すスロットに関しては、そのスロットは他の無線端末装置に占有されているものと判断して、そのスロットの使用を禁止する。すべてのフレーム情報がフリーを示すスロットに関しては、そのスロットは空きスロット(いずれの無線端末装置も占有していない)と判断する。
パケット生成部18は、送信情報及びフレーム情報生成部16で生成されたフレーム情報を埋め込んだパケットを生成する。送信タイミング制御部19は、送信スロット選択部17で選択されたスロットのタイミングでパケットを送信するように、送信回路20を制御する。送信回路20は、パケット生成部18で生成されたパケットを、送信回路20の制御タイミングに従って、送信アンテナ20を介してブロードキャストする。
ただし、上記構成の場合、フレーム情報によってフリーのスロットが検出されても、そのスロットが空きスロットである場合と、そのスロットでパケットの衝突が発生している場合とがあり、その区別ができない問題がある。そこで本実施形態では、送信スロット選択部17は、次の処理を行う。
送信スロット選択部17は、当該無線端末装置によってパケットが送信された送信スロットについて、同一の無線端末装置からフリーを2回連続検出するまでは送信スロットを維持し、フリーを3回連続検出すると送信スロットにおいてパケットの衝突が発生したと判断して、送信スロットを他の空きスロットに変更する。
図5は、送信スロット選択部17のスロット制御アルゴリズムを説明する図である。周辺のいずれか1つの無線端末装置から得られたパケットから、ビジーが検出された場合、その送信スロットは維持される(Keep Slot)。また、同一の無線端末装置からフリーが2回連続検出されても、送信スロットは維持される。そして、フリーが3回連続検出されると、送信スロットは他のスロットに変更される(Relocate Slot)。その理由は、パケットの受信失敗が所定回数連続することはほとんどなく、パケットが衝突している可能性が非常に高いからである。
スロット変更までのフリーの連続検出回数については任意に設定すればよい。比較的、通信状況が安定している場合には2回目のフリー受信で変更すればよいし、通信状況が不安定な場合には4回以上フリーの連続受信をもってスロットを変更すればよい。
また、送信スロット選択部17は、所定数以上のパケット(送信端末)から送信スロットについてフリーを検出した場合も、パケットの衝突が発生したと判断して、送信スロットを変更してもよい。
以上のようなステップS4の処理が終了すると、送信タイミング制御部19は、送信スロット選択部17で選択されたスロットのタイミングでパケットを送信するように送信回路20を制御する。そして、再びステップS1に戻り、送信回路20は、送信タイミング制御部19で設定されたスロットでパケットを送信する。
(第2のスロット選択処理)
一方、ステップS5では、送信スロット選択部17は、第2のスロット選択処理を実行する。ここでは、送信スロット選択部17は、自端末が搭載されている車両の速度を検出する図示しない車速センサの検出結果に応じてスロットを選択する。
具体的には、送信スロット選択部17は、車両速度が所定の閾値th1以上である場合には、例えば図4に示すように、今回のパケット送信時の次のフレーム(n+1)に存在するスロット1〜nのうち、前回のパケット送信時のフレーム(n−1)のスロット2のタイミングから車両の移動距離が所定距離以内になるタイミングのスロットのみを選択候補(再選択範囲)とする。これらの選択候補のスロットは、車速センサの検出結果と、各スロットに割り当てられた時間と、から求められる。本実施形態では、車両の移動距離が所定距離以内になるタイミングのスロットとして、フレーム(n+1)のスロット1〜4が選択されるものとする。
このように、車両速度に応じて選択候補となるスロットを制限するのは、車両速度が速い場合、今回の送信タイミングから次回の送信タイミングまでの送信間隔が長くならないようにするためである。これにより、周辺車両に自端末の存在を早く知らせることができる。そして、送信スロット選択部17は、これらのスロット1〜4の中から任意のスロット、例えばスロット1を選択する。
なお、送信スロット選択部17は、車両速度が所定の閾値th1未満である場合には、フレーム(n+1)の中から任意のスロットを選択しても良いし、車両速度に応じて選択候補となるスロットを選択しても良い。このときの選択候補となるスロット数は、車両速度が閾値th1以上である場合に比べて多くすればよい。
以上のようなステップS5の処理が終了すると、送信タイミング制御部19は、送信スロット選択部17で選択されたスロットのタイミングでパケットを送信するように送信回路20を制御する。そして、再びステップS1に戻り、送信回路20は、送信タイミング制御部19で設定されたスロットでパケットを送信する。
以上のように、本実施形態に係る無線端末装置は、パケット送信時のスロットから基本周期時間までの各スロットにおいて、他の端末でのパケットの検出状況を示すフレーム情報を検出できない場合に、自端末の占有スロットを任意の送信スロットを変更する。これにより、上記無線端末装置は、通信エリア内で各端末が同一のスロットを占有している場合でも、他の端末からの情報を用いることなく送信スロットを変更して、パケットの衝突を回避することができる。
また、上記無線端末装置は、車両速度に応じて次のパケット送信タイミングの再選択範囲を制限することにより、周辺車両に自車の存在・状態を早く知らせることができる。
[第2の実施形態]
つぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6は、第2の実施形態に係る無線端末装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、上記無線端末装置は、上述した図1に示す構成に加えて、GPS(Global Positioning System)衛星からの測距信号に基づいて自端末の位置を検出する位置検出部31と、地図データを記憶する地図データ記憶部32と、地図データによって特定される所定の箇所(例えば交差点)から自端末の位置までの距離を算出する距離算出部33と、を更に備えている。
位置検出部31は、各々のGPS衛星から送信される測距信号を用いて自車(自端末)の位置を検出する。距離算出部33は、位置検出部31により検出された自端末の位置と、地図データ記憶部32に記憶されている地図データを用いて、自端末が搭載された車両の進行方向にあり、かつ自端末位置から最も近い交差点までの距離を算出する。
以上のように構成された無線端末装置において、ステップS5では、次の処理が実行される。
すなわち、送信スロット選択部17は、距離算出部33により検出された距離が閾値th2以下になった場合、第1の実施形態と同様に車両速度に応じてフレーム(n+1)の中から選択候補となる複数のスロットを選択し、それらのスロットの中から任意の1つのスロットを選択する。また、送信スロット選択部17は、距離算出部33により検出された距離が閾値th2以下でない場合、フレーム(n+1)の中から任意のスロットを選択すればよい。
これにより、上記無線端末装置は、交差点などの交通危険地点に近付いている場合は、今回のフレームnの送信タイミングから次回のフレーム(n+1)の送信タイミングまでの間隔が長くならないようにして、自車の存在・状態を周辺車両に早く知らせることができる。なお、ここでは、交通危険地点として交差点を例に挙げて説明したが、その他、見通しの悪い地点、事故多発地点などを予め設定してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。例えば、送信スロット選択部17は、前回のパケット送信時のスロットのタイミングから車両の移動距離が所定距離以内になるタイミングの全てのスロットを選択候補としたが、この所定距離は車両速度に応じて変えてもよい。すなわち、車両速度が高くなるに従って所定距離が短くなり、車両速度が低くなるに従って所定距離が長くなるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信ネットワークの無線端末装置の構成を示すブロック図である。 無線端末装置によって送受信されるパケットの基本周期であるフレームの構成を示す図である。 パケット送信ルーチンを示すフローチャートである。 フレームとパケットの送信タイミングとの関係を示す図である。 送信スロット選択部17のスロット制御アルゴリズムを説明する図である。 第2の実施形態に係る無線端末装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
12 受信回路
13 パケット検出部
14 復調部
15 フレーム情報蓄積部
16 フレーム情報生成部
17 送信スロット選択部
18 パケット生成部
19 送信タイミング制御部
20 送信回路

Claims (4)

  1. 複数の時間スロットで構成されたフレームを基本周期としたときの時間スロット毎にパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記受信手段により受信されたパケットに基づいて、各パケットに含まれる各時間スロットの占有状態を検出する時間スロット占有状態検出手段と、
    時間スロット占有状態検出手段で検出された各時間スロットの占有状態に基づいて、本通信端末装置の最後のパケット送信時に占有した時間スロットから基本周期時間までの各時間スロットにおいて、他の装置がいずれかの時間スロットを占有してないかを判定する時間スロット占有判定手段と、
    前記時間スロット占有判定手段により他の装置がいずれの時間スロットも占有していない場合に、本通信端末装置が占有する時間スロットを他の時間スロットに変更する時間スロット変更手段と、
    前記時間スロット変更手段により変更された時間スロットでパケットを送信するパケット送信手段と、
    を備えた通信端末装置。
  2. 前記時間スロット変更手段は、本通信端末装置の最後のパケット送信時の次のフレームの時間スロットであって、本通信端末装置の最後のパケット送信時の1つ前のパケット送信時に占有した時間スロットのタイミングから当該通信端末装置が所定距離移動するまでの時間スロットのタイミングまでの時間スロットを選択候補とし、選択候補となった時間スロットのいずれか1つを選択する
    請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記時間スロット変更手段は、本通信端末装置の移動速度に応じて前記所定距離を設定する
    請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 前記時間スロット変更手段は、予め設定された地点から本通信端末装置までの距離が一定距離以下になった場合に、本通信端末装置が占有する時間スロットを他の時間スロットに変更する
    請求項2または請求項3に記載の通信端末装置。
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