JP5098924B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
従来、基地局等の制御局なしに、個々の無線端末装置が周辺の無線端末装置に対して、同報通信(ブロードキャスト)することにより、情報を伝える無線システムが提案されている。このような通信形態を実現する一例として、無線LANで用いられている通信方式の1つであるCSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式では、データを送信したい端末(ノード)は、他の端末のパケット通信状況を監視し(キャリアセンス)、チャネルが空いているタイミングで送信を開始する。
このような無線システムでは、例えば端末Aは、自身の周辺の電波が届く範囲内に存在する端末の通信状況をキャリアセンスにより監視する。
そのため、周辺に他の端末が多数存在する場合、自身のデータを送信するタイミングが得られず、データの送信が大きく遅延する場合がある。このため、端末数や通信トラフィックが増加した場合に信頼性を保証できない問題がある。
更に、電波が届く範囲外の直接キャリアセンスができない場所に他の端末が多数存在する場合は、それらの端末の通信状況を検出することができず、端末A自身のデータ送信時に他の端末の通信と衝突してしまう場合(いわゆる隠れ端末問題)が発生する。無線LANでは、RTS/CTS(Request To Send / Clear To Send )という方式を用いて、この通信の衝突を回避する手段を持っている。この方式は、特定の端末に対して通信したい場合には有効であるが、同報通信の場合には適用できないため、上記のパケット通信の衝突を回避することはできないという問題がある。
そこで、上記問題を解決するために、フレームをnスロットに時分割してアクセスする方法が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1に記載された無線端末装置は、フレーム単位でスロットの占有情報を監視し、自端末の送信データに加えて、スロットの占有情報を送信パケットに埋め込むことで他の端末と情報を交換する。上記フレームは例えば100msで構成され、各スロットは各々異なる端末によって占有される。
また、いわゆる隠れ端末の問題に対して、特許文献1の技術は、スロットの様々な占有状態を示すフレーム情報をパケットに埋め込み、パケットの受信状況とパケットのフレーム情報とに基づいて、隠れ端末の存在を考慮してパケットの衝突を回避している。
特開2007−28550号公報
特許文献1の技術は、パケットにフレーム情報が存在することを前提としたものであるので、1パケット内に占める送信対象のデータを多くできず、データ送信速度が遅いとい問題がある。また、特許文献1の技術は、様々な種類の返信パケットを使用することによってパケットの受信状況をみて隠れ端末の存在を判断していることから、返信パケットの種類を少なくすると隠れ端末を検出できない問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、データの送信速度を向上させつつ、隠れ端末の存在を考慮してデータパケットの衝突を回避することができる通信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明である通信装置は、他端末からのパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、データ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間の受信検出期間で受信された場合に、次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定し、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記基本周期内の所定スロット期間の衝突検出期間で受信された場合に、次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間から解除するように設定する送信禁止期間設定手段と、前記送信禁止期間設定手段により設定された送信禁止期間以外の任意のスロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、を備えている。
請求項2の発明である通信装置は、送信禁止期間以外のタイミングであってデータ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、他端末からのパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記所定スロット期間の受信検出期間で受信された場合に、現時点から次の基本周期の前記所定スロット期間の直前のスロット期間まで送信禁止期間を設定し、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記所定スロット期間と異なるスロット期間で受信された場合又は受信検出期間以外の期間で受信された場合に、次の基本周期の前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定する送信禁止期間設定手段と、を備えている。
請求項3の発明である通信装置は、データ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間のデータ転送期間に、他端末からのデータパケットを受信するデータパケット受信手段と、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功した場合に前記所定スロット期間の受信検出期間に返信パケットを送信し、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功しなかった場合に前記所定スロット期間の衝突検出期間に返信パケットを送信する返信パケット送信手段と、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功した場合に次の基本周期の前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定し、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功しなかった場合に次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間から解除するように設定する送信禁止期間設定手段と、前記送信禁止期間設定手段により設定された送信禁止期間以外の任意のスロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、を備えている。
本発明によれば、データの送信速度を向上させつつ、隠れ端末の存在を考慮してデータパケットの衝突を回避することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信ネットワークの通信装置の構成を示すブロック図である。無線通信ネットワークは、各通信装置が各々パケットをブロードキャストすることによって、動的に構成される。ここで、基本周期は複数のスロットに分割され、各通信装置はいずれかのスロットを占有してデータパケットを送信する。以下、必要に応じて、説明の対象となる通信装置を自端末といい、自端末の周辺にある通信装置を周辺端末又は他端末という。
通信装置は、受信アンテナ11を介して他の無線端末装置が送信したパケットを受信する受信回路12と、受信したパケットを検出し、どのスロット(どのタイミング)で送信されてきたのかを検出するパケット検出部13と、検出されたパケットから送信されてきたデータを復調して受信情報を生成するパケット復調部14と、検出されたパケットのタイミング情報に基づいて送信禁止期間を設定する送信禁止期間設定部15と、を備えている。
更に、通信装置は、送信情報に基づいてパケットを生成するパケット生成部16と、復調されたパケットに基づいて返信パケットを生成する返信パケット生成部17と、送信タイミングを制御する送信タイミング制御部18と、生成されたパケットを、アンテナ20を介して送信する送信回路19と、全体の動作を制御する制御回路30と、を備えている。
図2は、データパケットが周期的に送受信されるときの基本周期(フレーム)の構成を示す図である。1基本周期は、複数のスロットに分けられ、例えば100msecに設定されている。本実施形態では、データパケットと返信パケットの2種類だけが使用され、データパケットと返信パケットを含む期間を1スロットとする。1スロットは、データ転送(DATA)期間、受信検出(ACK)期間、衝突検出(COL)期間の3つに分けられている。これにより、1つの返信パケットの受信タイミングで、受信検出と衝突検出が区別される。
なお、返信パケットが受信検出期間、衝突検出期間のいずれで検出されたかに応じて、図1に示す送信禁止期間設定部15が送信禁止期間を再設定したり、解除したりする。
また、パケット復調部14の復調結果に基づいてパケットの受信に成功したか否かが分かるが、いずれの場合であっても、返信パケット生成部17は1種類のみの返信パケットを生成する。
送信タイミング制御部18は、送信回路19に対して、パケット生成部16で生成されたデータパケット、返信パケット生成部17で生成された返信パケットのそれぞれの送信タイミングを制御する。送信タイミング制御部18は、データパケットについては、データ転送期間に送信するように送信回路19を制御する。
送信タイミング制御部18は、データパケットの受信に成功した場合は、データパケットの受信タイミングからTrep_ACK後(受信検出期間)に返信パケットを送信するように送信回路19を制御する。また、送信タイミング制御部18は、特に、データパケットの受信に成功しなかった場合は、データパケットの受信タイミングからTrep_COL後(衝突検出期間)に返信パケットを送信するように送信回路19を制御する。
図3は、本通信装置の状態遷移図である。通信装置は、「受信待機状態」、「データパケット送信処理」、「自端末のデータに対する返信パケット受信処理」、「信号受信処理」、「返信パケット送信処理」の各々の状態を遷移する。
具体的には、通信装置は、受信待機状態において、受信信号がなくかつ送信すべきデータがある場合はデータパケット送信処理に移行し、受信信号を検出した場合は信号受信処理に移行する。
通信装置は、データパケット送信処理において、データパケットを送信できないときは受信待機状態に移行し、データパケット送信処理が完了したときは自端末のデータに対する返信パケット受信処理に移行する。そして、通信装置は、自端末のデータに対する返信パケット受信処理において、当該処理が完了したとき又は所定期間が経過したときは、受信待機状態に移行する。
一方、通信装置は、信号受信処理において、当該処理が完了したときは受信待機状態に移行し、当該処理が完了しかつ返信パケットの送信が必要であるときは返信パケット送信処理に移行する。そして、通信装置は、返信パケット送信処理において、当該処理が完了したときは、受信待機状態に移行する。以下では、データパケット送信処理、自端末のデータパケット送信処理、信号受信処理、返信パケット送信処理についてそれぞれ説明する。
(データパケット送信処理)
通信装置は、受信待機状態において、受信信号がなくかつ送信すべきデータがある場合はデータパケット送信処理に移行し、次の処理を実行する。
図4は、「データパケット送信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS1では、送信タイミング制御部18は、現在のタイミング(スロット)が送信禁止期間設定部15で設定された送信禁止期間であるかを判定し、肯定判定のときは「送信すべきデータあり」の状態のままで受信待機状態へ移行し、否定判定のときはステップS2へ移行する。
ステップS2では、送信タイミング制御部18は、受信回路12又はパケット検出部13の検出結果に基づいて各スロットの受信感度を測定して、キャリアが検出されたか否かを判定し、肯定判定のときは「送信すべきデータあり」の状態のままで受信待機状態へ移行し、否定判定のときはステップS3へ移行する。
ステップS3では、送信タイミング制御部18は、パケット生成部で生成されたデータパケットを送信するように送信回路19を制御して、本ルーチンを終了する。これにより、データパケットがアンテナ20を介して各端末に送信される。そして、自端末のデータに対する返信パケット受信処理へ移行する。
なお、送信禁止期間でなく(ステップS1の否定判定)かつキャリア未検出(ステップS2の否定判定)の条件が満たされない場合、「送信すべきデータあり」があるが、「受信待機状態」と「データパケット送信処理」の間を行き来することになる。この場合、次のデータパケットを送信すべき時刻になると、以前の送信すべきデータを破棄し、新しいデータを送信するための処理が行われる。
(返信パケット受信処理)
図5は、「自端末のデータに対する返信パケット受信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS11では、送信タイミング制御部18は、次のスロットまで返信パケットの受信を待機して、次のスロットのタイミングになるとステップS12へ移行する。
ステップS12では、パケット検出部13は、自端末がデータパケットを送信したスロットで返信パケットを受信したかを判定し、肯定判定のときはステップS13へ移行し、否定判定のときはステップS15へ移行する。
ここで、自端末がデータパケットを送信したスロットにおいて返信パケットが受信された場合、当該返信パケットは、他端末から自端末への返信(ACK)とみなされる。但し、自端末がデータパケットを送信したスロットと異なるスロットにおいて返信パケットが受信された場合、当該返信パケットは、隠れ端末が存在していることを示している。すなわち、隠れ端末は、返信パケットの受信タイミングのスロットを占有していることが分かる。
ステップS13では、パケット検出部13は、ACK期間内で返信パケットを受信したかを判定し、肯定判定の場合はステップS14へ移行し、否定判定の場合はステップS15へ移行する。なお、否定判定の場合、返信パケットは衝突検出期間で受信されている。これは、自端末と隠れ端末のデータパケットが衝突していることを示している。
ステップS14では、送信禁止期間設定部15は、データパケットの送信が前回と同様のスロットになるように、次回のデータパケットの送信タイミングを予約すべく、送信禁止期間を設定する。
図6は、送信禁止期間を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、自端末がデータパケットを送信した後、そのデータパケットに対してすべての周辺端末が返信パケットを送信している。
このとき、送信禁止期間設定部15は、全ての周辺端末から自端末のデータパケットに対する返信パケットを受信すると、次のフレームでデータパケットの送信と同じスロットで送信できるように、自端末のデータパケットの送信タイミングから100msec後を自端末の次の送信予定タイミングとして決定し、現在のタイミングから次の送信予定タイミング前までの期間を、送信禁止期間として設定し、本ルーチンを終了する。これにより、自端末の次の送信予定タイミングが予約されたことになる。そして、受信待機状態へ移行する。
ステップS15では、送信禁止期間設定部15は、次のフレームでデータパケットの送信と同じスロットに送信禁止期間を設定し、本ルーチンを終了する。これにより、次回の自端末のデータパケットの送信タイミングが変更され、データパケットの衝突が回避される。そして、受信待機状態へ移行する。
(信号受信処理)
また、通信装置は、「受信待機状態」において、受信信号を検出した場合は「信号受信処理」に移行し、次の処理を実行する。
図7は、「信号受信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS21では、図1に示す受信回路12が他の端末(周辺端末)のパケットを受信し、パケット検出部13がそのパケットを検出して、ステップS22に進む。
ステップS22では、送信禁止期間設定部15は、パケット検出部13で検出されたパケットの種別(データパケット又は返信パケット)を判定し、データパケットであるときはステップS23に進み、返信パケットであるときはステップS24に進む。
ステップS23では、送信禁止期間設定部15は、所定の期間待機して本ルーチンを終了し、ステップS21で受信されたデータパケットに対する返信パケット送信処理へ移行する。
また、ステップS24では、パケット検出部13は、ACK期間内で返信パケットを受信したかを判定し、肯定判定の場合はステップS25へ移行し、否定判定の場合はステップS26へ移行する。
ステップS25では、自端末のデータパケットに対してではない返信パケットが検出された状態になっているため、隠れ端末が現在のスロットを使用していることが分かる。そこで、送信禁止期間設定部15は、次のフレームにおいてステップS21で返信パケットを受信したスロットと同じスロットに送信禁止期間を設定する。すなわち、送信禁止期間設定部15は、返信パケットの検出タイミングに基づいて、隠れ端末が次のデータパケットを送信する可能性があるスロットを送信禁止期間として設定する。そして、送信禁止期間の設定後、本ルーチンを終了して受信待機状態へ移行する。これにより、隠れ端末とのデータパケットの衝突を回避することができる。
ステップS26では、ステップS21で受信された返信パケットは、他端末の間でパケット衝突が発生していることを示している。この場合、各他端末はデータパケットの送信タイミングを変更する可能性がある。そこで、送信禁止期間設定部15は、他端末が送信タイミングを変更することを考慮して、次のフレームにおいてステップS21で返信パケットを受信したスロットと同じスロットについての送信禁止期間を解除して、本ルーチンを終了する。そして、受信待機状態へ移行する。
(返信パケット送信処理)
図8は、「返信パケット送信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS31では、パケット検出部13は、他端末から送信されたデータパケットの受信に成功したかを判定し、肯定判定の場合はステップS32に移行し、否定判定の場合はステップS34に移行する。
ここでは、例えば、パケット検出部13により所定のタイミングで1パケットのデータが検出された場合は、データパケットの受信に成功したとみなされる。また、1パケット以外のデータ(例えば、2つ以上のパケットやある程度の受信電力があるにもかかわらず復調できなかったデータ)が検出された場合は、データパケットの受信に成功しなかったとみなされる。
ステップS32では、送信タイミング制御部18は、データパケットの受信タイミングからTrep ACK時間経過後(パケット検出期間)に返信パケットを送信するように送信回路19を制御して、ステップS33に移行する。
ステップS33では、送信禁止期間設定部15は、次のフレームにおいてステップS31でデータパケットを受信したスロットと同じスロットに送信禁止期間を設定して、本ルーチンを終了する。これにより、他端末の次回のデータパケットの送信予定タイミングで自端末が送信しないようにすることができる。そして、本ルーチンを終了して、受信待機状態へ移行する。
一方、ステップS34では、送信タイミング制御部18は、データパケットの受信タイミングからTrep ACK時間経過後(衝突検出期間)に返信パケットを送信するように送信回路19を制御して、ステップS35に移行する。
ステップS35では、送信禁止期間設定部15は、次のフレームにおいてステップS31でデータパケットを受信したスロットと同じスロットについての送信禁止期間を解除して、本ルーチンを終了する。そして、受信待機状態へ移行する。
図9は、図1に示すように構成された通信装置(以下「端末」という。)端末A〜Dの配置関係を示す図である。ここで、端末A〜Dは同期がとれており、楕円形はパケットが届くエリアを示している。例えば、端末Aのパケットは端末Bのみに届き、端末Bのパケットは端末A及びBに届き、端末Cのパケットは端末B及びDに届き、端末Dのパケットは端末Cのみに届く。
図10は、端末Bと端末Dのデータパケットが端末Cで衝突した場合における端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。ここでは、“DATA”はデータパケット、“REP”は返信パケット、“NAV”は送信禁止期間を示している。
図9及び図10において、端末Aから送信されたデータパケットは、端末Bで正常に受信される。よって、端末Bは、データパケットの受信タイミングからTrep_ACK後(ACK期間)に返信パケットを送信する。端末Aは、ACK期間に返信パケットを受信したために、自端末のデータパケットは正常に受信されたと判断し、次のフレームにおける同じスロットの直前まで、送信禁止期間を設定する。
このとき、端末Cは、データパケットを送信せずに返信パケットのみを受信しているが(スロット#1)、ACK期間で受信している。このため、このスロット#1で隠れ端末がデータパケットを送信していることがわかる。したがって、端末Cは、次のフレームの同じスロット(#1)に対して、隠れ端末の送信タイミングとして、送信禁止期間を設定する。
スロット#2では、端末Bと端末Dとがデータパケットを送信している。端末Aは端末Bのパケットを正常に受信する。しかし、端末Cは、データパケットを受信して、端末B及びDのデータパケットの衝突発生を検出するため、データパケットの受信からTrep_COL時間経過後の衝突検出期間に返信パケットを送信する。
このとき(スロット#2)、端末Bは、ACK期間とCOL期間の両方で返信パケットを受信する。端末Bは、返信パケットをCOL期間で受信したことによりパケット衝突が発生したと判断し、次のフレームで送信スロットを変更すべく、スロット#2に送信禁止期間を設定する。端末Dも、返信パケットをCOL期間で受信するので、端末Bと同様に、スロット#2に送信禁止期間を設定する。
図11は、図1に示すように構成された端末A〜Dの配置関係を示す図である。ここで、端末A〜Dは同期がとれており、端末Aのパケットは端末Bのみに届き、端末Bのパケットは端末A、C及びDに届き、端末Cのパケットは端末Bのみに届き、端末Dのパケットは端末Cのみに届く。
図12は、端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。図13は、端末Aと端末Cのデータパケットが端末Bで衝突した場合における端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。
図12の場合、端末Aが送信したパケットは端末Bで正常受信される。端末Bは、データパケットの受信からT_rep_ACK時間経過後の受信検出期間に返信パケットを送信している。この返信パケットは、端末A、C、Dに到達する。端末Cと端末Dは、ACK期間で返信パケットを受信したため、隠れ端末である端末Aにより送信されたデータが端末Bで正常受信されたことがわかる。
図13の場合、端末Aと端末Cが同一スロットでデータを送信したため、端末Bでパケット衝突が発生している。このとき、端末Bは、データ受信からT_rep_COL時間経過後の衝突検出期間に返信パケットを送信する。この返信パケットは、端末A、C、Dに到達する。この場合、端末Dは、隠れ端末同士である端末Aと端末Cのパケットが衝突したことがわかる。
図12及び図13において、端末Dは、返信パケットのみしか受信できていないにも関わらず、ACK期間で受信したかCOL期間で受信したかが異なるため、隠れ端末の検出と、隠れ端末同士のパケット衝突を正確に区別することが可能である。
以上のように、本実施形態に係る通信装置は、各端末が同期をとった状態において、基本周期である1フレームのデータパケットと返信パケットの組み合わせの期間を1スロットとし、1スロット期間内をデータ送信期間、受信検出期間、衝突検出期間に区別している。
そして、上記通信装置は、返信パケットの受信タイミングが、自端末のデータパケットの送信と同じスロットであるか否か、また受信検出期間か衝突検出期間であるかに基づいて、隠れ端末がデータを送信しているか、隠れ端末同士のパケット衝突が発生しているかを判断して、自端末のデータパケットの送信禁止期間を設定する。これにより、上記通信装置は、1種類だけの返信パケットを用いて、隠れ端末とのパケット衝突が発生しないように自端末のデータパケットを受信することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
本発明の実施形態に係る無線通信ネットワークの通信装置の構成を示すブロック図である。 データパケットが周期的に送受信されるときの基本周期(フレーム)の構成を示す図である。 本通信装置の状態遷移図である。 「データパケット送信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 「自端末のデータに対する返信パケット受信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 送信禁止期間を説明するためのタイミングチャートである。 「信号受信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 返信パケット送信処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図1に示すように構成された通信装置(以下「端末」という。 端末Bと端末Dのデータパケットが端末Cで衝突した場合における端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。 図1に示すように構成された端末A〜Dの配置関係を示す図である。 端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。 端末Aと端末Cのデータパケットが端末Bで衝突した場合における端末A〜Dのパケットの送受信タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
12 受信回路
13 パケット検出部
14 パケット復調部
15 送信禁止期間設定部
16 パケット生成部
17 返信パケット生成部
18 送信タイミング制御部
19 送信回路

Claims (4)

  1. 他端末からのパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信されたパケットが、データ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間の受信検出期間で受信された場合に、次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定し、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記基本周期内の所定スロット期間の衝突検出期間で受信された場合に、次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間から解除するように設定する送信禁止期間設定手段と、
    前記送信禁止期間設定手段により設定された送信禁止期間以外の任意のスロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、
    を備えた通信装置。
  2. 送信禁止期間以外のタイミングであってデータ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、
    他端末からのパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記所定スロット期間の受信検出期間で受信された場合に、現時点から次の基本周期の前記所定スロット期間の直前のスロット期間まで送信禁止期間を設定し、前記パケット受信手段により受信されたパケットが、前記所定スロット期間と異なるスロット期間で受信された場合又は受信検出期間以外の期間で受信された場合に、次の基本周期の前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定する送信禁止期間設定手段と、
    を備えた通信装置。
  3. データ転送期間、受信検出期間及び衝突検出期間を有する複数のスロット期間で構成された基本周期内の所定スロット期間のデータ転送期間に、他端末からのデータパケットを受信するデータパケット受信手段と、
    前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功した場合に次の基本周期の前記所定スロット期間を送信禁止期間に設定し、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功しなかった場合に次の基本周期における前記所定スロット期間を送信禁止期間から解除するように設定する送信禁止期間設定手段と、
    前記送信禁止期間設定手段により設定された送信禁止期間以外の任意のスロット期間のデータ転送期間のタイミングで、データパケットを基本周期毎に送信するデータパケット送信手段と、
    を備えた通信装置。
  4. 前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功した場合に前記所定スロット期間の受信検出期間に返信パケットを送信し、前記データパケット受信手段によりデータパケットの受信が成功しなかった場合に前記所定スロット期間の衝突検出期間に返信パケットを送信する返信パケット送信手段を更に備えた
    請求項3に記載の通信装置。
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JP4518155B2 (ja) * 2008-01-25 2010-08-04 株式会社豊田中央研究所 通信装置
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