JP2009277339A - フォーカス光学系および光ディスク原盤露光装置 - Google Patents

フォーカス光学系および光ディスク原盤露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク、光ディスク原盤からの反射光に発生する干渉縞の影響を抑えたフォーカス光学系を提供する。
【解決手段】光ディスクまたは光ディスク原盤露光装置のフォーカス光学系において、非点収差光学系のシリンドリカルレンズと4分割ディテクタとの相対的な位置関係を調整し、光ディスク原盤からの反射光に現れる干渉縞を、4分割ディテクタの不感帯に入射させることにより、干渉縞によるフォーカスエラー信号の変動の影響を受けない非点収差フォーカスサーボを実現する。これにより、光ディスクまたは光ディスク原盤からの反射光に現れる干渉縞の影響を抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスクまたは光ディスクの量産に使用する光ディスク原盤露光装置のフォーカス光学系に関する。
光ディスクの製造においては、まず光ディスク原盤としてガラス原盤を用いてスタンパを作成し、この作成されたスタンパを使用して射出成形により光ディスクの複製が行われる。また、光ディスク原盤露光装置により、光ディスク原盤上に配置された記録層(レジスト膜)に対して、記録光を照射して露光することにより、光ディスク原盤に情報が記録される。
このような光ディスク原盤露光装置は、光源から出射(放射)された出射光であるコヒーレントなビームに対して、記録すべき情報に応じて変調または偏光を施して記録光を作成し、対物レンズを介し光ディスク原盤の記録層にこの記録光を集光して記録層を露光し、これにより、光ディスク原盤上に情報を記録する。また、光ディスク原盤露光装置のフォーカス制御、すなわち、光ディスク原盤上に集光される記録光のスポット形状を所定の合焦点形状に近づくように、光ディスク原盤と対物レンズとの間の距離の位置調整を行うフォーカス制御において、非点収査法が用いられることが知られている。
ここで、従来の光ディスク原盤露光装置において採用されているフォーカス光学系の代表的な構成を、図7を用いて説明する。
図7に示すように、従来の光ディスク原盤露光装置100において、光源101より出射されたコヒーレントなレーザビームLは、パワーおよび信号変調部102、偏光素子103、ビーム成形部104を通り、ミラー105、ハーフミラー106で反射され、一部透過ミラー108を透過し、ダイクロイックミラー109で反射されて、光ディスク原盤111に向かう。さらに、レーザビームLは、レンズ駆動装置であるアクチュエータ110で光ディスク原盤111との間の距離が調整された対物レンズ110aを経て、光ディスク原盤111に集光される。その結果、ガラス原盤111b上に記録層(有機あるいは無機レジスト層)であるレジスト膜111aが配置された構成の光ディスク原盤111において、レジスト膜111aがレーザビームLにより露光され、情報が記録される。一方、光ディスク原盤111からのレーザビームLの反射ビーム(反射光)は、逆方向に進み、一部透過ミラー108で反射されて、レーザビームLの光路より分岐される。その後、分岐された反射ビームは、ミラー112で反射され、集光レンズ(凸レンズ)113aとシリンドリカルレンズ113bとを通って、4分割フォトディテクタ113cに集光される。
集光レンズ113aとシリンドリカルレンズ113bにより非点収差が生じ、対物レンズ110aの焦点位置に対し、光ディスク原盤111が近い位置にある場合(すなわち、対物レンズ110aと光ディスク原盤111との間の距離が焦点距離よりも短い場合)、合焦点位置にある場合、および遠い位置にある場合(すなわち、対物レンズ110aと光ディスク原盤111との間の距離が焦点距離よりも長い場合)に応じて、異なるスポット形状にて、反射ビームが4分割フォトディテクタ113cに受光される。具体的には、対物レンズ110aの焦点位置に対して、光ディスク原盤111が近い位置にある場合には、図8Aに示すように、4分割フォトディテクタ113c上において、反射ビームのスポットMの形状が横楕円形状となる。合焦点位置にある場合には、図8Bに示すように、反射ビームのスポットMの形状が円形状となる。対物レンズ110aの焦点位置に対して、光ディスク原盤111が遠い位置にある場合には、図8Cに示すように、反射ビームのスポットMの形状が縦楕円形状となる。なお、光ディスク原盤露光装置100において、集光レンズ113aと、シリンドリカルレンズ113bと、4分割フォトディテクタ113cとを非点収差光学系113と呼ぶ(図7参照)。
ここで、図9に4分割フォトディテクタ113cの構成を示す。図9に示すように、4分割フォトディテクタ113cは、非点収査光学系113における反射ビームの光軸に対して直交する受光面を備える4つのフォトディテクタA、B、C、およびDを備えており、それぞれのフォトディテクタA〜Dは、互いに直交する2つの分割線を介して隣接して配置されている。このような4つのフォトディテクタA〜Dを備える4分割フォトディテクタ113c上に、反射光が受光されると、2つの分割線の交点を介して互いに対向する位置に配置されている対角フォトディテクタの和信号(A+C)、(B+D)の差、すなわち、加算器120と減算器121とにより出力された{(A+C)−(B+D)}が、対物レンズ110aと光ディスク原盤111との位置関係に対応した信号であるフォーカスエラー信号となる。このフォーカスエラー信号が常にある一定値になるように(ある一定値に近づけるように)、アクチュエータ110を駆動制御して対物レンズ110aの位置を調整し、対物レンズ110aの焦点位置が、光ディスク原盤111のレジスト膜111a上に保持される。
このように対物レンズ110aの焦点位置が所定の合焦点状態に調整された状態にて、変調されたレーザビームLが、レジスト膜111a上に照射されることにより、均一のピットあるいは溝がレジスト膜111aに形成されて、情報が記録される。
このような従来の光ディスク原盤露光装置においては、例えば、文献1〜8に開示されるような種々の光学技術が用いられている。
特開平11−175987号公報 特開2007−287232号公報 特開2001−216659号公報 特開2002−329338号公報 特開2001−108877号公報 米国特許出願公開2007/0242575明細書 米国特許出願公開2007/0081441明細書 米国特許第6809829号明細書
従来の光ディスク原盤露光装置100の非点収差光学系113においては、ガラス原盤111bの表面で反射するビーム(反射光)と、ガラス原盤111bの表面に塗布された感光材料であるレジスト膜111aの表面で反射するビーム(反射光)とが互いに干渉する場合がある。このような干渉が生じるような場合にあっては、4分割光ディテクタ113c上に受光される反射ビームのスポットMにおいて、図10に示すように、干渉による干渉縞M1が発生する。特に、レジスト膜111aの膜厚がビーム(反射光)の波長λの(λ/2)n倍の場合、4分割光ディテクタ113c上の干渉縞M1は顕著に現れる。その結果、フォーカスエラー信号が不安定となり、光ディスク原盤111bに対する対物レンズ110aの焦点位置の調整状態、すなわちフォーカス状態の変動が発生するという課題がある。
したがって、本発明の目的は、上記課題を解決することにあって、光ディスク、光ディスク原盤からの反射光に発生する干渉縞の影響を抑えたフォーカス光学系、およびこのようなフォーカス光学系を備える光ディスク原盤露光装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、光源からの出射光に対して変調または偏光を施す光変調部と、
光変調部により変調または偏光された出射光を、光ディスクに対して集光させる対物レンズと、
光ディスクよりの反射光を、出射光の光路より分岐する光路分岐部と、
集光レンズと、シリンドリカルレンズと、互いに直交する分割線上に不感帯が配置された4分割ディテクタとを有し、光路分岐部より分岐された反射光を、集光レンズおよびシリンドリカルレンズを介して非点収査法を用いて4分割ディテクタに受光させる非点収査光学系と、
4分割ディテクタでの反射光の検知結果に基づいて、対物レンズを介して光ディスク上に集光された出射光のスポット形状が所定の合焦点形状に近づくように、対物レンズの位置を調整するレンズ駆動装置とを備え、
非点収査光学系において、4分割ディテクタ上に現れる反射光の干渉縞の長手方向沿いに1本の分割線が配置されるように、非点収査光学系の光軸に対して4分割ディテクタが位置決めされるとともに、シリンドリカルレンズの円柱軸が、4分割ディテクタの分割線に対して45度傾斜して配置されるように、非点収査光学系の光軸に対してシリンドリカルレンズが位置決めされている、光ディスクフォーカス光学系を提供する。
本発明の第2態様によれば、非点収査光学系において、シリンドリカルレンズおよび4分割ディテクタを、光軸を中心に回転させる回転駆動装置をさらに備える、第1態様に記載の光ディスクフォーカス光学系を提供する。
本発明の第3態様によれば、非点収査光学系において、光軸に直交する平面内にて互いに直交する第1および第2の方向と、光軸と平行な第3の方向とに、シリンドリカルレンズおよび4分割ディテクタを移動させる移動装置をさらに備える、第1態様に記載の光ディスクフォーカス光学系を提供する。
本発明の第4態様によれば、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の光ディスクフォーカス光学系を備え、
光ディスクは、記録層が配置された光ディスク原盤であって、
記録すべき情報に応じて光変調部により変調または偏光が施された出射光を、光ディスク原盤の記録層に対して対物レンズを介して集光させて露光し、光ディスク原盤の記録層に情報が記録される、光ディスク原盤露光装置を提供する。
本発明の光ディスクフォーカス光学系によれば、非点収査光学系において、光ディスクよりの反射光上に現れる干渉縞の長手方向に沿って、4分割ディテクタの1つの分割線が配置されるように、光軸に対して4分割ディテクタが位置決めされている。これにより、反射光に現れる干渉縞が4分割ディテクタの不感帯上に位置させることができる。さらに、シリンドリカルレンズの円柱軸が、4分割ディテクタの分割線に対して45度傾斜して配置されるように、光軸に対してシリンドリカルレンズが位置決めされている。これにより、4分割ディテクタにおいて、反射光のスポット形状が楕円光形状となる場合であっても、楕円光の長手方向をそれぞれの分割線に対して45度傾斜した方向とすることができ、分割線の交点を介して対向する2つのディテクタ(対角ディテクタ)により、楕円光を確実に受光することができる。したがって、干渉縞の出現による4分割ディテクタの出力変動を不感帯を利用して抑制しながら、フォーカスエラー信号の変動をゼロに近づけるようにレンズ駆動装置により対物レンズの位置調整を行うことができ、安定したフォーカス状態を得ることができる。
また、本発明のフォーカス光学系を備える光ディスク原盤露光装置は、光ディスク原盤の表面膜厚(すなわち記録層の膜厚)の変化によるフォーカスエラー信号の変動を抑制することができる。したがって、光ディスク原盤の露光工程におけるフォーカス状態の変動を抑えることができ、良好な光ディスク原盤作製が可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係るフォーカス光学系を備えた光ディスク原盤露光装置のブロック図である。 図2は、本実施形態における非点収差光学系の構成図である。 図3は、本実施形態の光ディスク原盤露光装置の構成図である。 図4Aは、本実施形態のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に対して、光ディスク原盤が遠い位置にある場合を示す図である。 図4Bは、本実施形態のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に光ディスク原盤が位置されている場合を示す図である。 図4Cは、本実施形態のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に対して、光ディスク原盤が近い位置にある場合を示す図である。 図5Aは、記録用レーザビームの波長が266nmの場合における非点収差光学系へ入射するビーム状態の説明図(感光剤膜厚30nm)である。 図5Bは、記録用レーザビームの波長が266nmの場合における非点収差光学系へ入射するビーム状態の説明図(感光剤膜厚70nm)である。 図5Cは、記録用レーザビームの波長が266nmの場合における非点収差光学系へ入射するビーム状態の説明図(感光剤膜厚80nm)である。 図6の(a)〜(h)は、本実施形態の光ディスク原盤露光装置を用いた光ディスクのマスタリング工程の説明図である。 図7は、従来のフォーカス光学系を備えた光ディスク原盤露光装置のブロック図である。 図8Aは、従来のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に対して、光ディスク原盤が近い位置にある場合を示す図である。 図8Bは、従来のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に光ディスク原盤が位置されている場合を示す図である。 図8Cは、従来のフォーカス光学系の合焦点状態の説明図であって、対物レンズの焦点位置に対して、光ディスク原盤が遠い位置にある場合を示す図である。 図9は、4分割ディテクタを用いた一般的な非点収差法の模式説明図である。 図10は、従来の一般的な非点収差光学系の構成図である。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一の実施形態にかかるフォーカス光学系を備えた光ディスク原盤露光装置の構成を説明するに先立って、図6を参照して光ディスク原盤露光装置を用いた光ディスクのマスタリング工程について説明する。
光ディスクマスタリング用原盤(光ディスク原盤)の基盤(図6(a))としては、青板ガラス、石英ガラスあるいはSi基板などが用いられる。例えばガラス原盤41が用いられ、このガラス原盤41が所定の厚さとなるように研磨工程が行われる。このガラス原盤41上に、スピンコートにより有機系の材料からなるフォトレジスト膜(以降、レジスト膜)42を形成する(図6(b))。なお、レジスト膜に代えて、スパッタリング法による無機系の記録材料を用いて記録層が形成されるような場合であってもよい。以降の説明においては、両者を代表してレジスト膜42が形成される場合を例として説明する。また、レジスト膜42(あるいは記録層)の厚みは、CD、DVD、BDなどのディスクのフォーマット、同ディスクにおいて使用される反射膜、あるいは記録材料によって異なるが10〜300nm程度である。
光記録装置である光ディスク原盤露光装置を用いて、レーザビームLをガラス原盤41上のレジスト膜42に照射して、レジスト膜42を露光して、信号ピットあるいは案内溝を描画(図6(c))する。その後、アルカリ現像液により露光部分を現像(図6(d))することにより、レジスト膜42において露光部分のみが溶出し、ガラス原盤41上に所望のピット形状としての凹凸パターンあるいは溝43(レジスト層42)が形成される。このようにレジスト層42からなる溝43が形成されたガラス原盤41が、光ディスク原盤40となる。次に、光ディスク原盤40の溝43が形成された表面に対して、スパッタリングあるいは無電解工法により、導電膜(ニッケル薄膜)44を形成する(図6(e))。その後、ニッケル電鋳(図6(f))が行われることによりマスタスタンパ45が製造される。
なお、図6(b)においてガラス原盤41上にスパッタリング法により無機系の記録材料により記録層が形成された場合は、図6(e)の導電膜形成工程は省略される場合もある。
このように製造されたマスタスタンパ45のマザーリング、すなわちマスタスタンパ45にニッケル電鋳を行って、マザー46を形成し(図6(g))、さらにこのマザー46にニッケル電鋳を行うことで(図6(h))、光ディスク射出成形用のスタンパ47が完成する。なお、上述のマザーリング(図6(g)および(h))は省略されることもある。
次に、本発明の一の実施形態に係るフォーカス光学系を備えた光ディスク原盤露光装置20の構成について説明する。図1は、光ディスク原盤露光装置20の構成を示すブロック図であり、図2は、光ディスク原盤露光装置20が備える非点収査光学系の構成図であり、図3は、光ディスク原盤露光装置20の構成図である。
図1および図3に示すように、コヒーレントな光(ビーム)を出射する光源であるレーザ素子1から出射されたレーザビーム(出射光)Lに対して、パワーコントロール用光変調素子2により光の強度が適当に減衰され、さらに光変調部3において記録すべき情報に応じて、強度変調または光軸に対し垂直な左右あるいは上下方向への周波数偏光が施されて、レーザビームLが出力される。この光変調部3を出射したレーザビームLは、ビーム成形部4で適当な大きさのレーザ光に成形され、ミラー5、ハーフミラー(一部透過ミラー)6で反射され、ハーフミラー8を透過して、ダイクロイックミラー9で反射した後、レンズ駆動装置であるアクチュエータ10に取り付けられた対物レンズ10aに入射する。
対物レンズ10aに入射したレーザビームLは、ガラス原盤11b上に、有機あるいは無機レジスト膜11a(以降、「レジスト膜11a」とする。)が形成された光ディスク原盤11におけるレジスト膜11a上に集光して照射される。このとき、対物レンズ10aを介して光ディスク原盤11上に照射される記録用のレーザビームLは、レジスト膜11a上で焦点を結び、レジスト膜11aが有機レジストの場合はフォトリソグラフィー方式により、また無機レジストの場合は熱記録方式により、レジスト膜11aに対して露光が施される。なお、レーザ素子1の波長は、フォトリソグラフィー方式において有機レジスト膜が感光する波長、あるいは熱記録方式により無機レジスト膜に十分な熱エネルギーを与える波長であることが好ましく、例えば266nmのDeep UVレーザ、351nmのガスレーザ、あるいは405nmの半導体レーザが用いられる。
光ディスク原盤11から反射した反射ビーム(反射光)は、再び対物レンズ10aを通過し、ダイクロイックミラー9で反射し、一部の光がハーフミラー8を透過し、また他の光がハーフミラー8で反射して、レーザビームLの光路から分岐する。ハーフミラー8を透過したビームは、ビームモニタ光学系7に入射して、凸レンズ7aを透過し、CCD(Charge-Coupled Device)ディテクタ7b上に集光される。
なお、ビームモニタ光学系7の凸レンズ7aとCCDディテクタ7bは、予め対物レンズ10aによりレーザビームが、対物レンズ10aのフォーカス点に集光される位置関係に調整されている。すなわち、CCDディテクタ7b上に集光される集光ビーム径が最小になるときに、対物レンズ10aを透過したレーザビームLが最適なフォーカス状態となる。
一方、ミラー8で反射した反射ビームは、ミラー12で反射し、非点収査光学系13に入射する。非点収査光学系13内に入射した反射ビームは、凸レンズ(集光レンズ)13aおよびシリンドリカルレンズ13bを介し、光軸に対し垂直な左右方向および上下方向に非点収差を持ったビームとなって4分割ディテクタ13c上に入射する。これら凸レンズ13aとシリンドリカルレンズ13bと4分割ディテクタ13cとにより、非点収差光学系13が構成されている。また、後述する本実施形態の非点収差法によるフォーカスサーボ方式を実現するために、シリンドリカルレンズ13bは、その円柱軸の方向と4分割ディテクタ13cの分割線の方向とが一致するような位置関係に設置されている。なお、ハーフミラー8に代えて、λ/4板と偏光ビームスプリッタ(PBS)を用いても良い。すなわち、レーザビームLの光路から反射ビームを分岐させる光路分岐部として機能するものであれば、ハーフミラー以外の構成を採用することができる。
非点収差法によるフォーカスサーボ方式は、凸レンズ13aとシリンドリカルレンズ13bの焦点距離が異なることにより、4分割ディテクタ13c上に生じる反射ビームの非点収差を利用するものである。具体的には、対物レンズ10aと光ディスク原盤11との間の距離の変化に伴い、4分割ディテクタ13c上の反射ビームのスポットMの形状が長楕円形に変化し、4分割ディテクタ13cにおける各々の対角ディテクタの和信号(A+C)と(B+D)との間に電位差、すなわちフォーカスエラー信号が発生する。このフォーカスエラー信号をアクチュエータ10にフィードバックして、フォーカスエラー信号をゼロに保つようにアクチュエータ10を駆動制御する。すなわち、光ディスク原盤11の表面の反りやレジスト膜11aの膜厚変化などにより、対物レンズ10aと光ディスク原盤11との間の距離が変化するような場合であっても、対物レンズ10aの位置を制御することで、対物レンズ10aと光ディスク原盤11との間の距離を一定に保つようなサーボ方式、すなわち、非点収差フォーカスサーボ方式が可能となる。
なお、一般的に、非点収差フォーカスサーボ方式は、対物レンズ10aで集光された記録用のレーザビームを、直接、フォーカスサーボに用いるため、フォーカス位置の精度が良く、光ディスク原盤11の面の変形に伴う反射ビームの角度変化の影響を受けにくいという特徴がある。その反面、非点収差フォーカスサーボ方式では、フォーカスのダイナミックレンジが狭い、あるいは記録用のレーザビームがない部位では原理的にフォーカス制御できないという課題を有する。
このため、通常、非点収査光学系13にさらに、図1および図3において参照符号17で示す補助フォーカスサーボ光学系を組み合わせて、フォーカス制御が行われる。補助フォーカスサーボ光学系17から出射したレーザビームは、ミラー16によりダイクロイックミラー9を透過して対物レンズ10aを透過した後、光ディスク原盤11の表面で反射する。この反射ビームは、再び、対物レンズ10aとダイクロイックミラー9を透過してミラー16で反射し、補助フォーカスサーボ光学系17に入射することにより、この入射光検知信号に基づきフォーカスサーボが可能となる。
なお、補助フォーカスサーボ方式としては、フラットな光ディスク原盤11上でのフォーカスが可能である方式、例えばスキュービーム方式が用いられる。また、補助フォーカスサーボ光学系に使用されるレーザの波長は、レジスト膜11aの有機フォトレジストあるいは無機レジストに露光または熱的な影響を及ぼさないもの、例えば635nm,3mW程度の半導体レーザ、あるいは633nm,2mW程度のガスレーザが用いられる。
図2は、本実施形態における非点収差光学系(アスティグマフォーカス光学系)13の構成図であり、図5A、図5B、および図5Cに、レーザビームLとして記録レーザ波長266nmのレーザビームを用いた場合の非点収差光学系13への入射ビームの形状を示す。
図5A、図5B、および図5Cに示すように、光ディスク原盤11からの反射ビームによる干渉縞は、記録用のレーザビームの波長とガラス原盤11b上のレジスト膜(感光剤)11aの膜厚との相関関係により発生する。すなわち、レーザビームLの波長に対してレジスト膜11aの膜厚がλ/(4N)(N:感光剤の屈折率)の奇数倍の場合は、ガラス原盤11bの表面からの反射ビームと、レジスト膜11aの表面からの反射ビームが互いに強め合うために干渉縞が発生しないが、偶数倍の場合は干渉縞が発生する。
図5Aは、レーザ波長266nmにおけるガラス原盤11b上のレジスト膜11aの膜厚が30nmの場合、図5Bはレジスト膜11aの膜厚が70nmの場合、図5Cはレジスト膜11aの膜厚が80nmである場合を示す。図5Cに示すように、偶数倍に近い状態にある場合、すなわちレジスト膜11aの膜厚が80nmの場合は、反射ビームの略中央付近に図示上下方向に延在するようにはっきりした干渉縞が発生している。また、このような干渉縞は、記録用のレーザビームに対して垂直方向あるいは水平方向に発生し、干渉縞の発生方向(長手方向)は、図3における非点収差光学系13の配置に依存する。例えば、非点収差光学系13が光軸の進む方向に対して左右方向に配置される場合、すなわち、ミラー8における反射ビームの分岐方向が水平方向である場合(図3に示すような配置構成の場合)は、その干渉縞は光軸に対して垂直方向に発生する。また、非点収差光学系13が光の進む方向(光軸方向)に対し上下方向に配置される場合、すなわちミラー9における反射ビームの分岐方向が垂直方向である場合は、その干渉縞は光軸に対して水平方向に発生する。なお、基盤として平面度に優れたガラス原盤が用いられるような場合には、このような干渉縞が発生し易い傾向にある。
本実施形態のフォーカス光学系は、このような干渉縞の発生方向と非点収査光学系13との配置構成との関係を利用して、干渉縞の発生によるフォーカス制御への影響を抑制させるものである。
まず、図2および図3に示すように、4分割ディテクタ13cは、互いに直交する2本の分割線により区分された4つの領域にフォトディテクタがそれぞれ配置された構成を有しており、光軸Pに対して垂直に配置されたそれぞれのフォトディテクタの受光面において、照射された反射ビームが検知される。また、互いに隣接するフォトディテクタの間、すなわち2本の分割線上には、光が検知できない帯状の領域である不感帯21が配置されている。4分割ディテクタ13cに対して反射ビームが照射された場合であっても、この不感帯21上に照射された光は検知されず、それぞれのフォトディテクタの受光面に照射された光のみが検知されることになる。また、このような光学系或いは光ディスクドライブに用いられる4分割ディテクターの不感帯の幅は100μm程度のものを用いるのが一般的である。
図2および図3に示すように、非点収査光学系13において、上述した干渉縞の発生方向(あるいは、長手方向。本実施形態の例では垂直方向である。)Zと、4分割ディテクタ13cにおける1本の分割線(あるいは分割軸)Xとが互いに同じ方向に配置されるように、光軸Pに対して4分割ディテクタ13cが位置決めされている。さらに、シリンドリカルレンズ13bの円柱軸Yが、4分割ディテクタ13cの分割線Xに対して45度傾斜して配置されるように、光軸Pに対してシリンドリカルレンズ13bが位置決めされている。
非点収査光学系13において、このような配置構成が採用されることにより、図2および図3に示すように、干渉縞M1が発生するような場合であっても、発生した干渉縞M1の長手方向と、4分割ディテクタ13cの分割線Xとが同じ方向に配置されているため、干渉縞M1を不感帯21に重ねることができる。さらに、シリンドリカルレンズ13bの円柱軸Yが、分割線Xに対して45度傾斜されているため、反射ビームが楕円光として受光されるような場合に、楕円光の長手方向が、それぞれの分割線Xに対して45度傾斜された状態とすることができる。
ここで、非点収査光学系13の4分割ディテクタ13cにて受光された反射ビームのスポットMの形状を示す模式図を図4A、図4B、および図4Cに示す。図4Aに示すように、対物レンズ10aの焦点位置に対して、光ディスク原盤11の位置が遠い場合には、反射ビームのスポットMは、シリンドリカルレンズ13bの円柱軸Y沿いをその長手方向とする楕円光形状となる。この場合、スポットMは、対角方向に配置される2組のフォトディテクタAおよびC、ならびにBおよびDにより確実に検知することができる。また、干渉縞M1の発生方向Zが、分割線Xの方向と一致するため、干渉縞M1が不感帯21上に重ねることができる。図4Cに示すように、対物レンズ10aの焦点位置に対して、光ディスク原盤11の位置が近い場合には、反射ビームのスポットMは、シリンドリカルレンズ13bの円柱軸Yと直交する方向をその長手方向とする楕円光形状となる。この場合、スポットMは、対角方向に配置される2組のフォトディテクタBおよびD、ならびにAおよびCにより確実に検知することができる。また、干渉縞M1の発生方向Zが、分割線Xの方向と一致するため、干渉縞M1が不感帯21上に重ねることができる。なお、図4Bは、対物レンズ10aの焦点位置と光ディスク原盤11とが一致している場合であり、反射ビームのスポットMは、略円形状となる。
このように本実施形態のフォーカス光学系によれば、反射ビームに現れる干渉縞M1を、4分割ディテクタ13cの不感帯21に重ねた状態にて、反射ビームを検知することができる。したがって、干渉縞M1の発生による4分割ディテクタ13cの出力(電位差あるいはフォーカスエラー信号)の変動を抑制することができ、安定した非点収差フォーカスサーボを実現することができる。
また、図1に示すように、非点収差光学系13において、シリンドリカルレンズ13bおよび4分割ディテクタ13cの少なくともいずれか一方を他方に対して、光軸Pを中心に相対的に回転させる回転駆動装置22が備えられている。この回転駆動装置22により、シリンドリカルレンズ13bと4分割ディテクタ13cとの光軸P回りの相対的な位置関係を精密に調整して、干渉縞M1を4分割ディテクタ13cの不感帯21に確実に入射させることができる。
このような調整は、干渉縞M1が発生した状態で、図9に示す減算器121の出力、すなわち、フォトディテクタA、B、C、Dの出力である{(A+C)−(B+D)}を観察しながら行う。そして、シリンドリカルレンズ13bと4分割ディテクタ13cとの少なくともいずれか一つの位置を光軸P回りに変位させ、観測電圧の変動が最も小さくなる位置にシリンドリカルレンズ13b、4分割ディテクタ13cを調整設定することにより行う。これにより、シリンドリカルレンズ13b、4分割ディテクタ13cの回転方向位置関係の定量化を実現できる。なお、このような回転方向の位置調整は、4分割ディテクタ13cを回転移動することにより行うことが好ましい。
また、図1に示すように、非点収差光学系13において、凸レンズ13a、シリンドリカルレンズ13b、および4分割ディテクタ13cの少なくとも1つ、あるいは全てを、光軸Pに直交する平面内にて互いに直交する第1および第2の方向と、光軸Pと平行な第3の方向とに移動させる移動装置23が備えられている。このような移動装置23を用いることで、非点収差光学系13の凸レンズ13a、シリンドリカルレンズ13b、および4分割ディテクタ13cの相対的な位置を調整し、干渉縞M1を4分割ディテクタ13cの不感帯21に確実に入射させることができる。また、このような調整は、干渉縞M1が発生した状態で図9における(A+C)、(B+D)及び{(A+C)−(B+D)}を観察しながら、凸レンズ13a、シリンドリカルレンズ13b、及び4分割ディテクタ13cを移動させ、凸レンズ13a及び4分割ディテクタ13cの中心を、シリンドリカルレンズ13bの円柱軸上に調整することにより、光軸に対する垂直な2方向の位置関係の定量化を実現できる。
(実施例)
図1および図3に示す本実施形態のフォーカス光学系の構成を光ディスク原盤露光装置20に適用した実施例について説明する。
レーザ素子1には波長266nmのレーザ素子を用い、パワーコントロール用光変調素子2には、電気光学素子(EOM)を用いたパワー変調素子および音響光学素子(AOM)を用いた信号変調素子を用い、光偏光素子3には電気光学偏光器(EOD)を用いた。また、ビーム成形部4には焦点距離の異なる2枚の凸レンズ、すなわち後側レンズが前側レンズの焦点距離よりも5倍の凸レンズを用い、対物レンズ10aにはNA=0.9のレンズを用いた。
また、ビームモニタ光学系7には、凸レンズ7aとCCDディテクタ7bとしてCCDカメラを用い、非点収差光学系13には、凸レンズ13aとシリンドリカルレンズ13bと分割ディテクタ13cを用いて、各光軸に垂直な2方向の移動装置23を設け、さらにシリンドリカルレンズ13bと4分割ディテクタ13cに回転駆動装置22を設けた。
なお、レーザ素子1の波長、パワーコントロール用光変調素子2、光偏光素子3、ビーム成形部4などの構成部材は、上述した例に限定されず、使用されるレーザ素子の種類、あるいは要求されるスタンパのフォーマットの種類、あるいは原盤上の感光剤の種類などにより、構成部材の組み合わせが変更される場合や省略される場合がある。例えば、レーザ素子1として波長405nmの半導体レーザを用いて、パワーコントロール用光変調器2と光偏光器3を省略する場合もある。
上述した構成の実施例にかかる光ディスク原盤露光装置20において、レジスト膜(感光剤)11aの膜厚が30nm、70nm、80nmの光ディスク原盤11にそれぞれマスタリングを行った結果、すべての条件においてフォーカスエラー信号{(A+C)−(B+D)}の変動を1%以下に抑えることができた。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係るフォーカス光学系は、光ディスク原盤露光装置に適用され、フォーカシング対象(例えば、光ディスク原盤)からの反射ビーム上に現れる干渉縞が、非点収差光学系が備えるディテクタによるフォーカスエラー信号検出に影響しないことを要求される各種光学装置のフォーカス光学系に対して有効である。
1 レーザ素子
2 パワーコントロール用光変調素子
3 光変調部
4 ビーム成形部
5、12、16 ミラー
6、8 ハーフミラー
7 ビームモニタ光学系
7a 凸レンズ
7b CCDディテクタ
9 ダイクロイックミラー
10 アクチュエータ
10a 対物レンズ
11 光ディスク原盤
11a レジスト層
11b ガラス原盤
13 非点収差光学系
13a 凸レンズ
13b シリンドリカルレンズ
13c 4分割ディテクタ
17 補助フォーカスサーボ光学系
20 光ディスク原盤露光装置
21 不感帯
22 回転駆動装置
23 移動装置
M 反射ビームのスポット
M1 干渉縞

Claims (4)

  1. 光源からの出射光に対して変調または偏光を施す光変調部と、
    光変調部により変調または偏光された出射光を、光ディスクに対して集光させる対物レンズと、
    光ディスクよりの反射光を、出射光の光路より分岐する光路分岐部と、
    集光レンズと、シリンドリカルレンズと、互いに直交する分割線上に不感帯が配置された4分割ディテクタとを有し、光路分岐部より分岐された反射光を、集光レンズおよびシリンドリカルレンズを介して非点収査法を用いて4分割ディテクタに受光させる非点収査光学系と、
    4分割ディテクタでの反射光の検知結果に基づいて、対物レンズを介して光ディスク上に集光された出射光のスポット形状が合焦点形状に近づくように、対物レンズの位置を調整するレンズ駆動装置とを備え、
    非点収査光学系において、4分割ディテクタ上に現れる反射光の干渉縞の長手方向沿いに1本の分割線が配置されるように、非点収査光学系の光軸に対して4分割ディテクタが位置決めされるとともに、シリンドリカルレンズの円柱軸が、4分割ディテクタの分割線に対して45度傾斜して配置されるように、非点収査光学系の光軸に対してシリンドリカルレンズが位置決めされている、光ディスクフォーカス光学系。
  2. 非点収査光学系において、シリンドリカルレンズおよび4分割ディテクタを、光軸を中心に回転させる回転駆動装置をさらに備える、請求項1に記載の光ディスクフォーカス光学系。
  3. 非点収査光学系において、光軸に直交する平面内にて互いに直交する第1および第2の方向と、光軸と平行な第3の方向とに、シリンドリカルレンズおよび4分割ディテクタを移動させる移動装置をさらに備える、請求項1に記載の光ディスクフォーカス光学系。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の光ディスクフォーカス光学系を備え、
    光ディスクは、記録層が配置された光ディスク原盤であって、
    記録すべき情報に応じて光変調部により変調または偏光が施された出射光を、光ディスク原盤の記録層に対して対物レンズを介して集光させて露光し、光ディスク原盤の記録層に情報が記録される、光ディスク原盤露光装置。
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