JP2006099880A - ホログラム記録再生装置、ホログラム記録再生方法、及びそのための空間光変調器 - Google Patents

ホログラム記録再生装置、ホログラム記録再生方法、及びそのための空間光変調器 Download PDF

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Abstract

【課題】光記録媒体に参照光を照射する際の再現性を高めることができる、ホログラム記録再生装置等を提供することを課題とする。
【解決手段】光記録媒体1に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系20と、この記録再生光学系20の光路に配置され、この記録再生光学系20を介して導光された光の一部を空間的に変調することにより情報光を生成する空間光変調器40と、第1位置ずれ検出用の光を用いて、記録再生光学系20と前記空間光変調器40との相互の第1の位置ずれを検出する4分割フォトディテクタ58等と、4分割フォトディテクタ58等にて検出された第1の位置ずれに基づいて、この第1の位置ずれを補正する第1補正回路59等とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光を用いて情報の記録及び再生を行うための光記録再生技術に関し、特に、ホログラフィーを用いた記録及び再生を行う、ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法と、そのための空間光変調器とに関する。
従来から、高密度画像等の大容量データの記録再生装置として、光を用いて情報を記録する光記録再生装置が利用されている。このような光記録再生装置としては、例えば、光磁気記録再生装置(MO: Magneto Optical Disk)、あるいは、光相変化型記録再生装置(CD-RW: Compact Disk Rewritable、DVD-RAM: Digital Versatile Disk Random Access Memory等)が実用化されている。
また、近年、このような光記録再生装置の中でも、情報記録密度を一層向上させることができるものとして、ホログラム記録再生装置が注目されている。このホログラム記録再生装置においては、一般に、記録対象になる情報を2次元パターンとして情報光に付与し、この情報光と、参照光と呼ばれる光とを、光記録媒体中で干渉させて干渉縞(ホログラム)として情報を記録する。そして、再生時には、記録された干渉縞に対して、参照光のみを記録時と同じ配置で照射することにより、ホログラムからの回折像として情報を取り出す。このように、ホログラム記録再生装置においては、情報を2次元パターンとして記録又は再生できるので、大容量の情報の記録再生を高速で行うことができる。
このホログラム記録再生装置については、情報記録密度を一層向上等させるために、各種の方式が提案されている。その一つは、体積ホログラム(ボリュームホログラム)式のホログラム記録再生装置である。このホログラム記録再生装置は、光記録媒体の厚みを光の波長よりも十分に厚くしたことを特徴としており、光記録媒体の平面方向のみでなく厚み方向においても異なる干渉縞を記録することを可能にしている。従って、光記録媒体に対して3次元的に干渉縞を記録することができ、光記録媒体内部の同一領域に多重に情報を記録でき、記録容量を増大できる。
また、ホログラム記録再生装置としては、シフト多重式のものが提案されている。このシフト多重式のホログラム記録再生装置においては、情報の再生時における参照光の照射位置や照射角度を、記録時の照射位置や照射角度からほんの少しだけずらす。すると、記録された干渉縞に参照光が照射されているにもかかわらず、参照光の位相と干渉縞の位相の整合が取れなくなることにより回折像が得られなくなる。従って、この回折像が得られなくなった参照光の配置で、別の情報光との干渉縞を記録することにより、光記録媒体内部の同一領域に、参照光の配置に応じて複数の2次元情報を多重に記録することが可能になる。
更に、ホログラム記録再生装置としては、参照光空間変調式のものも提案されている。簡単なのホログラム記録再生装置においては、位相が揃った平面波の参照光を用いるが、参照光空間変調式のホログラム記録再生装置においては、空間的に変調された参照光を用いる。この場合、記録される干渉縞が複雑になり、参照光と干渉縞の位相整合条件が厳しくなることから、記録の多重度を上げることが可能である(例えば、特許文献1には、空間的に位相が変調された記録用参照光を用いるホログラフィーを用いたホログラム記録再生装置が開示されている)。また近年では、一つの空間光変調器を用いて情報光と変調された参照光を生成し、ホログラムを記録する方法も発表されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2002−123949号公報 Hideyuki Horimai and Kun Li, "A novel Collinear optical Setup for Holographic data Storage System,"Technical Digest of Optical Data Storage Topical Meeting 2004, pp 258-260, (2004)
しかしながら、上記従来の各種のホログラム記録再生装置においては、装置内の光学素子の配置や、装置に対する光記録媒体の位置等の微妙なバラつきが、記録再生に大きな影響を与え、光記録媒体の可搬性や装置間での互換性などの面で大きな問題になることがある。例えば、ホログラム記録再生装置に対して光記録媒体を着脱した場合、光記録媒体とホログラム記録再生装置との相互間に微細な位置ずれが生じることがあり、この位置ずれが原因になって再生誤差が生じ得る。特に、空間変調式のホログラム記録再生装置においては、参照光と干渉縞の位相整合条件が厳しいため、光学素子の配置ずれによる問題が顕著に生じ得る。
ここで、従来のホログラム記録再生装置は、光記録媒体と、光記録媒体に情報光及び又は参照光を照射する記録再生光学系と、情報光及び前記参照光を生成する空間光変調器とを備えて構成されている。このため、光記録媒体に参照光を照射する際の再現性を高めるためには、光記録媒体と空間光変調器との相互の位置ずれを補正する必要が生じる。しかし、従来、光記録媒体と記録再生光学系との相互の位置ずれを補正する手段のみが提案されていたため、光記録媒体と空間光変調器との相互の位置を補正することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ホログラム記録再生装置における光記録媒体と空間光変調器との相互の位置ずれを補正し、光記録媒体に参照光を照射する際の再現性を高めることができる、ホログラム記録再生装置、ホログラム記録再生方法、及び、そのための空間光変調器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系と、前記記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光の一部を空間的に変調することにより前記情報光を生成する空間光変調器と、第1位置ずれ検出用の光を用いて、前記記録再生光学系と前記空間光変調器との相互の第1の位置ずれを検出する第1位置ずれ検出手段と、前記第1位置ずれ検出手段にて検出された前記第1の位置ずれに基づいて、前記第1の位置ずれを補正する第1位置ずれ補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光の一部を空間的に変調することにより情報光を生成する空間光変調器であって、当該空間光変調器と前記記録再生光学系との相互の第1の位置ずれを検出するための第1位置ずれ検出用の光を回折するための回折手段を備えたこと特徴とする。
また、本発明は、光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系と、前記記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光の一部を空間的に変調することにより前記情報光を生成する空間光変調器とを備えたホログラム記録再生装置における、前記記録再生光学系と前記空間光変調器との相互の第1の位置ずれを補正するホログラム記録再生方法であって、前記空間光変調器に対して前記記録再生光学系を介して第1位置ずれ検出用の光を照射する照射ステップと、前記空間光変調器にて回折された前記第1位置ずれ検出用の光を受光する受光ステップと、前記受光ステップにおいて受光された前記第1位置ずれ検出用の光の状態に基づいて、前記第1の位置ずれを検出する位置ずれ検出ステップと、前記位置ずれ検出ステップにおいて検出された前記第1の位置ずれに基づいて、当該第1の位置ずれを補正する位置ずれ補正ステップとを含むことを特徴とする。
以上の様に、本発明によれば、第1位置ずれ検出手段にて検出された第1位置ずれに基づいて、記録再生光学系と空間光変調器との相互の第1位置ずれを補正できる、更に、従来の光記録媒体と記録再生光学系との相互の第2の位置ずれを補正する手段と組合わせることで、記録再生光学系を基準として、光記録媒体と空間光変調器との相対の位置ずれを補正できる。これらのことから、情報の記録時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得るホログラムのばらつきを抑えることができ、情報の再生時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得る再生光強度のばらつきを抑えることができる。このため、情報の記録時と再生時とにおける、空間光変調器と光記録媒体との相対位置の再現性を高め、情報の再生を一層高精度に行うことができる。更には、光記録媒体をホログラム記録再生装置に対して着脱した場合においてもその位置決めを適切に行うことができ、光記録媒体の可搬性や、複数のホログラム記録再生装置の相互間での互換性を高めることができる。
また、本発明によれば、空間光変調器の回折手段によって、記録再生光学系と空間光変調器との相互の第1の位置ずれを検出するための光を回折することができる。従って、この回折光を用いて空間光変調器の第1の位置ずれを検出できるので、この第1の位置ずれを補正できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るホログラム記録再生装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。本実施の形態は、本発明を反射型同軸干渉法のホログラム記録再生装置に適用した例を示す。本実施の形態のホログラム記録再生装置は、従来と同様に、光記録媒体と、この光記録媒体に対する情報の記録再生を行うため、この光記録媒体に情報光及び又は参照光を照射する記録再生光学系と、この記録再生光学系に用いられる情報光及び参照光を生成する空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)と、光記録媒体と記録再生光学系との相互の位置ずれ(第2の位置ずれ)の補正(以下、必要に応じて第2補正と称する)を行う第2補正光学系とを備えて構成されている。また、本実施の形態のホログラム記録再生装置は、従来とは異なる主たる特徴の一つとして、記録再生光学系と空間光変調器との相互の位置ずれ(第1の位置ずれ)の補正(以下、必要に応じて第1補正と称する)を行う第1補正光学系を備えている。そして、これら第1補正光学系及び第2補正光学系を用いることで、記録再生光学系を基準として、光記録媒体と空間光変調器との相互の位置ずれを補正可能である。
最初に、このような特徴を有するホログラム記録再生装置に用いられる光記録媒体1の構成について説明する。図1は、光記録媒体1を中心に示す斜視図である(光記録媒体1の一側面を破断して示す)。この光記録媒体1は、任意の平面形状、例えば、円盤状、カード状、ブロック状等に形成されるもので(図1には円盤状に形成した例を示す)、ホログラム記録再生装置による光の入射側から順に、保護層2、記録層3、ギャップ層4、ダイクロイック反射層5、透明基板6、及び、反射層7を積層して構成されている。なお、この光記録媒体1は、特許請求の範囲における光記録媒体に対応する。
このうち、保護層2は、記録層3の表面を保護するためのものである。また、記録層3は、ホログラム記録再生装置から情報光及び再生光(以下、必要に応じて記録光と総称する)の照射を受けて情報を記録するもので、照射を受けた記録光の強度(電磁波強度)に応じて、吸光係数や屈折率等の光学特性を変化させる材料により形成されている。また、ギャップ層4は、記録光の光強度が非常に強くなっている領域でのホログラムの記録を避けるためのもので、この光を透過させる材料であって、記録層3の記録材料と相溶しない材料から形成される。また、ダイクロイック反射層5は、後述する記録再生用光源装置21から照射された記録光を反射し、後述する第2補正用光源装置71から照射された第2補正光を透過するよう、その反射及び透過の波長が決定されている選択的反射層である。このダイクロイック反射層5は、例えば、SiO2、TiO2、NbO3、CaF2等を用いて形成された誘電体多層膜等から構成されている。
また、透明基板6は、ダイクロイック反射層5を経て入射する第2補正光を透過するもので、例えば、ガラスやポリカーボネート等によって形成されている。また、反射層7は、ダイクロイック反射層5及び透明基板6を透過した第2補正光を反射するもので、第2補正光の持つ波長における反射率が高い材料、例えば、アルミニウム等によって形成されている。ここで、図示は省略するが、反射層7における透明基板6側の面には、トラッキングを行うための情報とアドレス情報とを記録した凹凸が形成されている。このトラッキング方式は任意であり、例えば、連続サーボ方式やサンプルドサーボ方式を用いることもできる。また、トラッキングを行うための情報としては、例えば、ウォブルピットを用いることができる。このように構成された光記録媒体1に対して、ホログラム記録再生装置の一部である対物レンズ30を介して記録光が照射されると、この記録光を構成する情報光及び参照光が記録層3の中で相互に干渉することによって、ホログラム8が形成される。
次に、このように構成された光記録媒体1に対する情報の記録再生を行うためのホログラム記録再生装置10の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置10の全体構成を示す構成図である。このホログラム記録再生装置10は、光記録媒体1に対する情報の記録及び再生等を行うための装置であって、記録再生光学系20と、空間光変調器40と、第1補正光学系50と、第2補正光学系70とを備えて構成されている。なお、特に説明なき構成は、その名称に応じた公知の光学的機能を奏するものであり、公知の技術を用いて構成することができる。
このうち、記録再生光学系20は、情報の記録及び再生を行うための光学系であり、記録再生用光源装置21、ビームエキスパンダ22、ミラー23、結像レンズ24、ミラー25、結像レンズ26、偏光ビームスプリッタ27、ダイクロイックプリズム28、旋光用光学素子29、対物レンズ30、結像レンズ31、及び、2次元光検出器32を備えて構成されている。なお、この記録再生光学系20は、特許請求の範囲における記録再生光学系に対応する。
ここで、記録再生用光源装置21は、記録再生用の光(このように記録再生用光源装置21から射出され、空間光変調器40で変調される前の光を、以下、必要に応じて記録再生光と称する)の光源であり、この光源としては、干渉縞を得ることができるような可干渉性を有するもの、例えば、半導体レーザ、He−Neレーザ、アルゴンイオンレーザ、あるいは、YAGレーザの如き、直線偏光をしたレーザを用いることができる。また、ビームエキスパンダ22は、記録再生用光源装置21から発せられた記録再生光を平行光束に整形する整形手段であり、例えば、図示のような一対のレンズを用いて構成される。また、結像レンズ24は、記録再生光を空間光変調器40に結像させるためのもので、特許請求の範囲における「空間光変調器に最も近接して配置された光学素子」に対応する。
また、偏光ビームスプリッタ27は、記録光を透過させると共に再生光を反射するものである。この偏光ビームスプリッタ27は、例えば、誘電体多層膜を有するプリズムで構成されている。また、ダイクロイックプリズム28は、記録光及び再生光を透過させ、後述する第1補正光及び第2補正光を反射するもので、例えば、透過波長帯域を有する金属薄膜や誘電体多層膜等にてプリズムをコーティングすることによって形成されている。このダイクロイックプリズム28は、特許請求の範囲における「記録再生光学系における共通の光学素子」に対応する。また、旋光用光学素子29は、当該旋光用光学素子29を透過する光の偏光面を回転させるもので、例えば、1/4波長板や1/2波長板を用いて構成することができる。また、2次元光検出器32は、再生光を電気に変換する光電気変換手段であり、例えば、CCDアレイを用いて構成することができる。
次に、空間光変調器40の構成について説明する。この空間光変調器40は、記録再生光学系20を介して照射された記録再生光から、2次元パターンとして情報を付与した情報光と、空間的に変調された参照光とを、同時に生成する手段である。なお、空間光変調器40は、特許請求の範囲における空間光変調器に対応する。
この空間光変調器40は、概略的には、図3,4に示すように、格子状に2次元に配置された複数の画素41を有して構成され、各画素41毎に記録再生光の方向を変える、若しくは、各画素41毎の記録再生光の偏光方向を変えることにより、情報光と参照光とを生成する。これら画素41により構成された変調模様のうち、光軸の中心付近は情報光を生成するための情報光領域42、周辺部分は参照光を生成するための参照光領域43である。なお、図4には参照光を生成するために参照光領域43のみが表示されている。
この空間光変調器40の更に詳細な構成について説明する。図5は、空間光変調器40の縦断面図、図6は、空間光変調器40の平面図である。この空間光変調器40は、筐体44及び透明窓45によって囲繞された空間内に、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Micro-mirror Device)46を収めて構成されている。デジタルマイクロミラーデバイス46は、図7の概略的な斜視図において示すように、ヒンジ47によって相互に連結された多数の画素(マイクロミラー)41を、図5の基板48の上面に2次元的に配置して構成されている。
各画素41は、相互に独立して電気的に制御が可能であり、ヒンジ47を支点として回動可能である。図8は、ON状態における画素41の縦断面図、図9は、OFF状態における画素41の縦断面図である。ここで、画素41は、当該画素41を基板48に対して水平に配置した状態を基準として、図8に示すON状態において+10度、図9に示すOFF状態において−10度の角度で回動可能である。従って、基板48に対して同一方向から入射光LINが入射する場合、OFF状態の反射光LOUT1はON状態の反射光LOUT2に比較して40度の角度をなす方向に反射される(図7〜9において、OFF状態の画素41を画素41a、ON状態の画素41を画素41bと併記する。また、図8,9において、画素41の光軸LAXISを点線で示す)。従って、光記録媒体1に記録したい情報に応じて画素41をON状態又はOFF状態に電気的に切り替えることにより、図3,4の如き変調模様を構成でき、記録再生光の反射方向を情報に応じて変えることによって、情報光及び参照光を空間的に変調できる。
ここで、再び図5,6に戻り、透明窓45には、位置合わせマークMが形成されている。この位置合わせマークMは、2本のトラックT1,T2を相互に略直交するように配置されることで、その全体平面形状を略十字形状としている。各トラックT1,T2の形成方法は任意であるが、例えば、ダイヤモンドのダイサーを用いて、透明窓45の上面を幅1μm程度の厚みになるように切削することによって、各トラックT1,T2を形成できる。なお、位置合わせマークMとは、特許請求の範囲における回折手段にそれぞれ対応する。このように、空間光変調器40に位置合わせマークMを設けることで、空間光変調器40に入射した第1補正光を位置合わせマークMで回折でき、この回折光を用いて第1補正を行うことができる。
この各トラックT1,T2の形成方向は、第1補正が可能である限りにおいて任意であるが、ここでは、空間光変調器40の光軸に略直交する2方向を規定できるように、これら2方向に沿うように形成されている。具体的には、位置合わせマークMが形成された透明窓45は、デジタルマイクロミラーデバイス46の平面上の中心位置と位置合わせマークMの中心位置(各トラックT1,T2の交差位置)とが相互に一致するように、かつ、デジタルマイクロミラーデバイス46における画素41の配列方向と各トラックT1,T2の方向とが相互に一致するように、筐体44に固定されている。従って、空間光変調器40の光軸に略直交する2方向における位置ずれを検出でき、同一方向に空間光変調器40や結像レンズ24等を移動させることで、第1補正を行うことができる。
次に、第1補正光学系50の構成について説明する。再び図2において、この第1補正光学系50は、記録再生光学系20における空間光変調器40の位置の補正を行うための第1補正手段であり、第1補正用光源装置51、コリメートレンズ52、偏光ビームスプリッタ53、旋光用光学素子54、集光レンズ55、凸レンズ56、シリンドリカルレンズ57、4分割フォトディテクタ58、第1補正回路59、ボイスコイルモータ60、及び、ピエゾアクチュエータ61を備えて構成されている。
このうち、第1補正用光源装置51は、第1補正用の光(以下、必要に応じて第1補正光と称する)の光源であり、例えば、直線偏光をしたレーザを用いることができる。このようなレーザとしては、具体的には、半導体レーザ、He−Neレーザ、アルゴンイオンレーザ、YAGレーザなどが挙げられる。この第1補正光は、記録再生用光源装置21から発せられる記録再生光とは異なる波長であることが望ましいため、例えば、記録再生用光源装置21に波長532nm付近のレーザを用いた場合、第1補正用光源装置51には、波長650nm付近の赤色半導体レーザを用いることが好ましい。なお、第1補正光と第2補正光とが同じ波長であることには問題がないため、第1補正用光源装置51には、後述する第2補正用光源装置71と同じ波長のレーザを用いることができる。
また、コリメートレンズ52は、第1補正光を平行光にする平行光生成手段である。また、偏光ビームスプリッタ53は、第1補正用光源装置51から発せられた第1補正光を透過し、空間光変調器40にて反射された第1補正光を反射するものである。また、旋光用光学素子54は、当該旋光用光学素子54を透過する光の偏光面を回転させるもので、例えば、1/4波長板や1/2波長板を用いて構成することができるが、1/4波長板の方が透過効率が良いためにより好ましい。また、4分割フォトディテクタ58は、4分割された受光部58a〜58d(図2には図示せず)を有する光電変換手段であり、空間光変調器40から反射された第1補正光を受光し、記録再生光学系20と空間光変調器40との相互の位置ずれに応じた出力信号(以下、必要に応じて位置ずれ信号と称する)を出力する。
また、第1補正回路59は、4分割フォトディテクタ58から出力された位置ずれ信号を入力として受け、第1補正を行うために必要な、空間光変調器40及び結像レンズ24の移動量を演算する第1補正用の制御回路である。さらに、第1補正回路59は、この移動量に応じた移動制御を行うため、ボイスコイルモータ60及びピエゾアクチュエータ61に対して駆動信号を出力する。この第1補正回路59のブロック図を図10に示す。この図10に示すように、第1補正回路59は、4分割フォトディテクタ58の一方の対角の受光部58a、58dの各出力を加算する加算器59aと、4分割フォトディテクタの他方の対角の受光部58b、58cの各出力を加算する加算器59bと、加算器59aの出力と加算器59bの出力との差を演算して、非点収差法によるフォーカスエラー信号FE1を生成する減算器59cと、4分割フォトディテクタ58の横方向に隣り合う受光部58a、58bの各出力を加算する加算器59dと、4分割フォトディテクタ58の横方向(図2のY方向、以下同じ)に隣り合う受光部58c、58dの各出力を加算する加算器59eと、加算器59dの出力と加算器59eの出力との差を演算して、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TE1を生成する減算器59fと、4分割フォトディテクタ58の縦方向(図2のX方向及びY方向に直交する方向、以下同じ)に隣り合う受光部58b、58dの各出力を加算する加算器59gと、4分割フォトディテクタ58の縦方向に隣り合う受光部58a、58cの各出力を加算する加算器59hと、加算器59gの出力と加算器59hの出力との差を演算して、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TE2を生成する減算器59iとを備えている。
また、再び図2において、ボイスコイルモータ60は、第1補正を行うために、結像レンズ24をその光軸方向に対して直交する2方向(図2のX方向及びY方向)と、光軸方向(図2のX方向及びY方向に直交する方向)との、合計3方向に移動させる移動手段である。また、ピエゾアクチュエータ61は、第1補正を行うために、空間光変調器40を、その変調面内の直交する2方向(図2のX方向及びY方向)と、変調面の垂線方向(図2のX方向及びY方向に直交する方向)との、合計3方向へ移動する移動手段である。
なお、第1補正用光源装置51、コリメートレンズ52、偏光ビームスプリッタ53、旋光用光学素子54、集光レンズ55、凸レンズ56、シリンドリカルレンズ57、及び、4分割フォトディテクタ58は、特許請求の範囲における第1位置ずれ検出手段に対応する。より詳細には、第1補正用光源装置51は光源に対応し、4分割フォトディテクタは受光手段に対応する。また、第1補正回路59、ボイスコイルモータ60、及び、ピエゾアクチュエータ61は、特許請求の範囲における第1位置ずれ補正手段に対応する。より詳細には、第1補正回路59は演算手段に対応し、ボイスコイルモータ60及びピエゾアクチュエータ61は駆動手段に対応する。
次に、第2補正光学系70の構成について説明する。この第2補正光学系70は、記録再生光学系20と光記録媒体1との相対位置の補正を行うための第2補正手段であり、第2補正用光源装置71、コリメートレンズ72、偏光ビームスプリッタ73、旋光用光学素子74、凸レンズ75、シリンドリカルレンズ76、4分割フォトディテクタ77、第2補正回路78、及び、ボイスコイルモータ79を備えて構成されている。
このうち、第2補正用光源装置71は、第2補正用の光(以下、必要に応じて第2補正光と称する)の光源であり、例えば、直線偏光をしたレーザを用いることができる。この第2補正光は、記録再生用光源装置21から発せられる記録再生光とは異なる波長であることが望ましいため、例えば、記録再生用光源装置21に波長532nm付近のレーザを用いた場合、第2補正用光源装置71には、波長650nm付近の赤色半導体レーザを用いることが好ましい。また、コリメートレンズ72は、第2補正光を平行光にする平行光生成手段である。また、偏光ビームスプリッタ73は、第2補正用光源装置71から発せられた第2補正光を透過し、光記録媒体1にて反射された第2補正光を反射するものである。また、旋光用光学素子74は、当該旋光用光学素子74を透過する光の偏光面を回転させるもので、例えば、1/4波長板や1/2波長板を用いて構成することができる。また、4分割フォトディテクタ77は、4分割された受光部77a〜77d(図2には図示せず)を有する光電変換手段であり、光記録媒体1から反射された第2補正光を受光し、光記録媒体1と記録再生光学系20との相互の位置ずれに応じた出力信号(位置ずれ信号)を出力する。
また、第2補正回路78は、4分割フォトディテクタ77から出力された位置ずれ信号を入力として受け、第2補正を行うために必要な、対物レンズ30の移動量を演算し、この移動量に応じた移動制御を行うための出力をボイスコイルモータ79に対して行う第2補正用の制御回路である。この第2補正回路78のブロック図を図11に示す。この図11に示すように、第2補正回路78は、4分割フォトディテクタ77の対角の受光部77a,77dの各出力を加算する加算器78aと、4分割フォトディテクタ77の対角の受光部77b,77cの各出力を加算する加算器78bと、加算器78aの出力と加算器78bの出力との差を演算して、非点収差法によるフォーカスエラー信号FE2を生成する減算器78cと、4分割フォトディテクタ77のトラック方向に沿って隣り合う受光部77a,77bの各出力を加算する加算器78dと、4分割フォトディテクタ77のトラック方向に沿って隣り合う受光部77c,77dの各出力を加算する加算器78eと、加算器78dの出力と加算器78eの出力との差を演算して、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TE3を生成する減算器78fと、加算器78dの出力と加算器78eの出力とを加算して再生信号RFを生成する加算器78gとを備えている。なお、本実施形態では、再生信号RFは光記録媒体1の反射層7上に予め記録された情報を再生した信号である。
また、再び図2において、ボイスコイルモータ79は、第2補正を行うために、対物レンズ30をその光軸方向に対して直交する2方向(図2のX方向及びY方向)と、光軸方向(図2のX方向及びY方向に直交する方向)との、合計3方向に移動可能な駆動手段である。
なお、第2補正用光源装置71、コリメートレンズ72、偏光ビームスプリッタ73、旋光用光学素子74、凸レンズ75、シリンドリカルレンズ76、及び、4分割フォトディテクタ77は、特許請求の範囲における第2位置ずれ検出手段に対応する。また、第2補正回路78及びボイスコイルモータ79は、特許請求の範囲における第2位置ずれ補正手段に対応する。
次に、このように構成されたホログラム記録再生装置10を用いて行われる情報の記録再生方法について説明する。ただし、情報の記録及び再生については、基本的に従来と同様に行うことができるので、ここでは概要のみ説明する。まず、情報の記録は下記のように行われる。すなわち、図2において、記録再生用光源装置21から照射された記録再生光は、ビームエキスパンダ22によって拡張され平行光束に整形された後、ミラー23を介して空間光変調器40に照射される。この時、空間光変調器40には図3の如き変調模様が表示される。従って、空間光変調器40に照射された記録再生光のうち、情報光領域42に照射された光が空間変調されることによって2次元パターンとして情報が付与された情報光が生成され、参照光領域43に照射された光が空間変調されることによって参照光が生成される。すなわち、光軸の中心部を情報光、周辺部を参照光とする、記録光が生成される。この記録光は、結像レンズ24、ミラー25、及び、結像レンズ26を順次介して、偏光ビームスプリッタ27に入射する。
ここで、記録光が偏光ビームスプリッタ27を透過するように、記録再生用光源装置21からの出射時点で、当該記録光の偏光方向(記録再生光の偏光方向)が調整されている。従って、記録光は、偏光ビームスプリッタ27を透過し、ダイクロイックプリズム28に入射する。このダイクロイックプリズム28を透過した記録光は、更に旋光用光学素子29を透過し、対物レンズ30によって光記録媒体1に照射され、図1の光記録媒体1の反射層7の表面でそのビーム径が最小になるように集光する。この記録光が光記録媒体1に照射されることにより、この記録光を構成する情報光と参照光とが記録層3の内部で相互に干渉し、干渉縞によるホログラム8が光記録媒体1に形成される。これによって、情報が光記録媒体1に記録される。
次に、情報の再生は下記のように行われる。すなわち、再び図2において、記録再生用光源装置21から照射された記録再生光は、記録時と同様に空間光変調器40に照射される。この再生時において、空間光変調器40には、図4の如き変調模様が表示される。この再生時の変調模様は、図3に示した記録時の変調模様に対して、同一の参照光領域43のみを有する。従って、空間光変調器40に照射された記録再生光のうち、参照光領域43に照射された光のみが空間変調されることによって、記録時と同一の参照光のみが生成される。この参照光は、記録時と同様に光記録媒体1に照射され、その一部は、この光記録媒体1を透過する際に、図1のホログラム8により回折されて再生光となる。
この再生光は、反射層7によって反射された後、図2の対物レンズ30を透過し、旋光用光学素子29を透過する際に旋光されることによって、参照光とは異なる偏光成分を含むようになる。従って、再生光は、ダイクロイックプリズム28を透過した後、偏光ビームスプリッタ27によって反射される。このように反射された再生光は、結像レンズ31によって2次元光検出器32に再生像として結像される。また、図1のホログラム8により回折されなかった参照光の部分は、透過光となって再生光と同様に図2の2次元光検出器32に結像するが、この2次元光検出器32の中心部に再生光、周辺部に透過光が結像するので、再生光のみを空間的に容易に分離することができ、光記録媒体1に記録された情報を再生できる。
次に、第1補正光学系50及び第2補正光学系70を用いた位置ずれ補正について説明する。ここでは、最初に、第1補正光学系50を用いて、記録再生光学系20と空間光変調器40との相対位置を補正し、その後、第2補正光学系70を用いて、記録再生光学系20と光記録媒体1との相対位置の補正する。これは、第1補正又は第2補正のいずれか一方を最初に行うことで、記録再生光学系20と空間光変調器40との相互位置、あるいは、記録再生光学系20と光記録媒体1との相互位置、のいずれか一方を補正し、これを基準としていずれか他方の補正を行うようにしたためである。しかしながら、第2補正を行ってから第1補正を行っても良く、あるいは、いずれか一方を最初に行う必要がなければ、同時に行うことも可能である。
まず、第1補正光学系50による補正は、以下のように行われる。すなわち、図2において、第1補正用光源装置51により射出された、記録再生光とは異なる波長を有する第1補正光は、コリメートレンズ52によって平行光束に整形された後、偏光ビームスプリッタ53に入射する。ここで第1補正光が偏光ビームスプリッタ53を透過するように、第1補正用光源装置51からの出射時点で、第1補正光の偏光方向が調整されている。従って、第1補正光は、偏光ビームスプリッタ53を透過する。このように透過した第1補正光は、旋光用光学素子54及び集光レンズ55を透過し、ダイクロイックプリズム28に入射する。ここで、上述したように、ダイクロイックプリズム28は、記録光の波長を透過し、かつ、第1補正光の波長を反射するように設計されている。従って、第1補正光は、ダイクロイックプリズム28によって反射され、偏光ビームスプリッタ27に入射する。ここで、偏光ビームスプリッタ27は、上述のように第1補正光の波長を透過するように設計されているため、第1補正光は、偏光ビームスプリッタ27を透過し、更に結像レンズ26、ミラー25、及び、結像レンズ24を順次介して、空間光変調器40に入射する(第1補正用光源装置51による第1補正光の射出から、空間光変調器40への第1補正光の入射までが、特許請求の範囲における照射ステップに対応する)。
この際、第1補正光は、結像レンズ24によって、図5,6の空間光変調器40の位置合わせマークMの表面でそのビーム径が最小になるように集光される。ここで、位置合わせマークMは、記録再生光が透過し、かつ、第1補正光が反射するように設計されている。このため、第1補正光は、位置合わせマークMにより反射され、その際、トラックT1,T2によって回折される。
このように空間光変調器40にて回折され反射された第1補正光は、結像レンズ24、ミラー25、結像レンズ26、及び、偏光ビームスプリッタ27を介して、ダイクロイックプリズム28に入射する。そして、第1補正光は、ダイクロイックプリズム28によって反射され、更に集光レンズ55及び旋光用光学素子54を透過する。このように旋光用光学素子54を透過する際に、第1補正光は、第1補正用光源装置51からの射出時点とは異なる偏光成分を含むようになるため、偏光ビームスプリッタ53によって反射される。なお、反射効率の観点から、偏光ビームスプリッタ53での第1補正光の反射率が最も高くなるように、旋光用光学素子54の回転角度が調節されていることが望ましい。このように反射された第1補正光は、凸レンズ56及びシリンドリカルレンズ57を透過して、4分割フォトディテクタ58にて受光される(特許請求の範囲における受光ステップに対応する)。この際、フォーカス方向(光軸方向)の位置ずれ調整を行うため、シリンドリカルレンズ57によって第1補正光の形状が変えられる。
その後、図10において、4分割フォトディテクタ58の各受光器58a〜58dから、記録再生光学系20と空間光変調器40との相互の位置ずれに応じた位置ずれ信号が出力される(特許請求の範囲における位置ずれ検出ステップに対応する)。そして、第1補正回路59は、この位置ずれ信号に基づいて得られたフォーカスエラー信号FE1が0になるように、図2のピエゾアクチュエータ61を駆動して、空間光変調器40をその垂線方向に移動させる。また、第1補正回路59は、図10において、4分割フォトディテクタ58より得られたトラッキングエラー信号TE1とTE2が共に0になるように、図2のピエゾアクチュエータ61を駆動して、空間光変調器40をその変調面内の直交する2方向に移動させる。更に、記録再生時に振動などにより速い位置ずれ成分が発生する時、第1補正回路59は、図10のフォーカスエラー信号FE1とトラッキングエラー信号TE1、TE2とがいずれも0になるように、図2のボイスコイルモータ60を駆動して、結像レンズ24をその光軸方向に対して直交する2方及び光軸方向に駆動することにより、位置ずれを補正する(これら空間光変調器40や結像レンズ24の移動は、特許請求の範囲における位置ずれ補正ステップに対応する)。
すなわち、ここでは、比較的大きな量の位置補正を、ピエゾアクチュエータ61による空間光変調器40の移動で行い、比較的小さな量の位置補正を、ボイスコイルモータ60による結像レンズ24の移動で行っている。これは以下の理由による。すなわち、空間光変調器40を移動させることが、第1補正の目的からは最も直接的で好ましい反面、空間光変調器40は結像レンズ24の如き光学素子に比べて重いために迅速移動が困難である。このため、本実施の形態では、空間光変調器40を移動させて大まかな補正を行った後、さらに結像レンズ24を移動させて迅速な微補正を行っている。特に、このように複数の要素(空間光変調器40と結像レンズ24)を移動させて補正を行う場合、補正の応答速度を高めることができる。
なお、この第1補正においては、結像レンズ24以外の光学素子、例えば、結像レンズ26を移動することにより、空間光変調器40の位置ずれを補正することも可能である。しかしながら、結像レンズ26は、結像レンズ24に比べて、空間光変調器40から離れた位置に配置されているので、同量の位置ずれを補正するためには、結像レンズ24を移動させる場合よりも、結像レンズ26を大きく動かす必要があり、応答速度の面で不利である。換言すれば、空間光変調器40に最も近接している光学素子、すなわち、結像レンズ24を動かして空間光変調器40の位置ずれを補正することが、応答速度の向上の面からより好ましい。
次に、第2補正光学系70による、記録再生光学系20と光記録媒体1との相対位置の補正が、以下のように行われる。すなわち、図2において、第2補正用光源装置71から射出された第2補正光は、コリメートレンズ72によって平行光束に整形された後、偏光ビームスプリッタ73に入射する。ここで第2補正光が偏光ビームスプリッタ73を透過するように、第2補正用光源装置71からの出射時点で第2補正光の偏光方向が調整されているので、第2補正光は偏光ビームスプリッタ73を透過する。その後、第2補正光は、旋光用光学素子74を透過してダイクロイックプリズム28にて反射される。更に、第2補正光は、旋光用光学素子29を透過して対物レンズ30を介して光記録媒体1に照射され、図1の光記録媒体1のダイクロイック反射層5を透過し、反射層7の表面でそのビーム径が最小になるように集光する。第2補正光は、反射層7によって反射され、その際、この反射層7の表面に形成された図示しないピットによって変調される。
このように光記録媒体1によって変調され反射された第2補正光は、対物レンズ30でコリメートされ、旋光用光学素子29を透過し、ダイクロイックプリズム28によって反射されて、更に旋光用光学素子74を透過する。この第2補正光は、旋光用光学素子29,74を透過する際に、第2補正用光源装置71により射出された状態とは異なる偏光成分を含むようになるため、偏光ビームスプリッタ73にて反射され、凸レンズ75及びシリンドリカルレンズ76を透過した後、4分割フォトディテクタ77によって検出される。そして、図11において、第2補正回路78は、4分割フォトディテクタ77より得られたフォーカスエラー信号FE2、トラッキングエラー信号TE3がそれぞれ0になるように、図2のボイスコイルモータ79を駆動して、対物レンズ30を移動させて、位置ずれを補正する。
これまで説明したように、本実施の形態によれば、従来と同様に、光記録媒体1と記録再生光学系20との相対位置を第2補正光学系70にて補正でき、更に、記録再生光学系20と空間光変調器40との相対位置を第1補正光学系50にて補正できるので、結果として、記録再生光学系20を基準として、光記録媒体1と空間光変調器40との相対位置を補正できる。従って、情報の記録時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得るホログラム8のばらつきを抑えることができ、情報の再生時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得る再生光強度のばらつきを抑えることができる。このため、情報の記録時と再生時とにおける、光記録媒体1と空間光変調器40との相対位置の再現性を高め、情報の再生を一層高精度に行うことができる。更には、このことから、光記録媒体1をホログラム記録再生装置10に対して着脱した場合においてもその位置決めを適切に行うことができ、光記録媒体1の可搬性や、複数のホログラム記録再生装置10の相互間での互換性を高めることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る実施の形態2について説明する。本実施の形態は、本発明を透過型同軸干渉法のホログラム記録再生装置に適用した例を示す。ただし、特に説明なき構成については、実施の形態1において説明した光記録媒体と同一であるものとし、同一の構成要素には同一の符号を付する。
最初に、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置による記録再生に用いられる光記録媒体80の構成について説明する。図12は、光記録媒体80を中心に示す斜視図である(光記録媒体の一側面を破断して示す)。この光記録媒体80は、実施の形態1とは異なり、再生光を反射せずに透過する必要があること等から、図1の光記録媒体1からギャップ層4、ダイクロイック反射層5、及び、反射層7を取り除いた構成となっている。なお、透明基板6の外側面上には、トラッキングサーボを行うための図示しないピットが形成されている。
次に、このように構成された光記録媒体80に対する情報の記録再生を行うためのホログラム記録再生装置100の構成について説明する。図13は、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置100の全体構成を示す構成図である。ただし、特に説明なき構成については、実施の形態1において説明したホログラム記録再生装置100と同一であるものとし、同一の構成要素には同一の符号を付する。このホログラム記録再生装置100は、記録再生光学系110と、空間光変調器40と、第1補正光学系50と、第2補正光学系70とを備えて構成されている。
ここで、記録再生光学系110は、再生光を光記録媒体80で反射させることなく、透過させて2次元光検出器32に結像することを特徴としている。このため、実施の形態1とは異なり、光記録媒体80を介して空間光変調器40と対向する側に、結像レンズ33と2次元光検出器32とが配置されている。また、図2に示した偏光ビームスプリッタ27が省略されている。この他にも、実施の形態1と異なる点として、実施の形態2では、空間光変調器40及び結像レンズ24を、その光軸が結像レンズ26の光軸に同一直線上にくるように配置している。しかしながら、この点については、実施の形態1と同様にミラー25を用いた構成を採用しても良い。なお、空間光変調器40、第1補正光学系50、及び、第2補正光学系70は、実施の形態1と同様に構成することができる。
次に、このように構成されたホログラム記録再生装置100を用いた情報の記録再生方法について説明する。まず、情報の記録は下記のように行われる。すなわち、図13において、記録再生用光源装置21から照射された記録再生光は、実施の形態1と同様に、空間光変調器40及びダイクロイックプリズム28等を介して光記録媒体80に照射され、図12のホログラム8が光記録媒体80に形成される。このように、情報が光記録媒体80に記録される。
次に、情報の再生は下記のように行われる。すなわち、再び図13において、記録再生用光源装置21から照射された記録再生光は、実施の形態1と同様に、空間光変調器40で変調されて参照光になり、ダイクロイックプリズム28等を介して光記録媒体80に照射される。ここで、参照光の一部は、光記録媒体80を透過する際にホログラム8により回折されて再生光となる。この再生光は、光記録媒体80を透過する形で出射され、結像レンズ33により2次元光検出器32に再生像として結像される。また、ホログラム8により回折されなかった参照光は、透過光となって再生光と同様に2次元光検出器32に結像するが、その中心部が再生光、その周辺部が透過光となるので、再生光のみを空間的に容易に分離することができ、光記録媒体80に記録された情報を再生できる。
次に、第1補正光学系50及び第2補正光学系70を用いた位置ずれ補正について説明する。まず、第1補正光学系50による補正は、実施の形態1とほぼ同様に行われる。すなわち、図13において、第1補正用光源装置51により射出された第1補正光は、実施の形態1と同様に、偏光ビームスプリッタ53を透過し、ダイクロイックプリズム28にて反射され、空間光変調器40に入射する。この際、第1補正光は、図5,6の空間光変調器40の位置合わせマークMにより反射され、その際、トラックT1,T2によって回折される。このように空間光変調器40にて回折され反射された第1補正光は、ダイクロイックプリズム28にて反射され、旋光用光学素子54を透過する際に、第1補正用光源装置51からの射出時点とは異なる偏光成分を含むようになり、偏光ビームスプリッタ53によって反射されて4分割フォトディテクタ58にて受光される。これ以降は、実施の形態1と同様に第1補正が行われる。
また、第2補正は、第2補正光が光記録媒体80を透過する点を除いて、実施の形態1とほぼ同様に行われる。すなわち、図13において、第2補正用光源装置71から射出された第2補正光は、実施の形態1と同様に、ダイクロイックプリズム28等を介して光記録媒体80に照射され、光記録媒体80の透明基板6の外側界面でそのビーム径が最小になるように集光する。この第2補正光の一部は透明基板6の外側界面で反射され、その際、透明基板6の外側面上に形成されたピットによって変調される。このように光記録媒体80によって変調され反射された第2補正光は、実施の形態1と同様に、ダイクロイックプリズム28等を介して4分割フォトディテクタ77に入射する。これ以降は、実施の形態1と同様に第2補正が行われる。
このように、本実施の形態においては、透過型同軸干渉法のホログラム記録再生装置100においても、光記録媒体80と記録再生光学系110との相対位置を第2補正光学系70にて補正でき、更に、記録再生光学系110と空間光変調器40との相対位置を第1補正光学系50にて補正できるので、結果として、記録再生光学系110を基準として、光記録媒体80と空間光変調器40との相対位置を補正できる。従って、情報の記録時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得るホログラム8のばらつきを抑えることができ、情報の再生時においては、各光学素子の配置のばらつきに応じて生じ得る再生光強度のばらつきを抑えることができる。
次に、実施の形態1に係るホログラム記録再生装置10を用いて行った記録再生性能の評価試験の結果について説明する。まず、実施例1として、ホログラム記録再生装置10によって光記録媒体1に情報を記録した後、同一のホログラム記録再生装置10を用いて、補正を行いつつ再生した場合と、補正を行わずに再生した場合とを対比した結果を説明する。
この実施例1で用いたホログラム記録再生装置10の詳細は下記の通りである。すなわち、図2において、記録再生用光源装置21としては、第2高調波(波長532nm)のコヒーレント光を照射するネオジウムYAGレーザを使用し、第1補正用光源装置51及び第2補正用光源装置71としては、直線偏光した半導体レーザ(波長650nm)を使用した。また、図5,6の空間光変調器40の位置合わせマークMとしては、幅1μmのトラックを十字に設けた。また、図2の2次元光検出器32としてはCCDアレイを用い、旋光用光学素子29としては波長532nm用の1/4波長板、旋光用光学素子54,74としては波長650nm用の1/4波長板をそれぞれ使用した。また、旋光用光学素子29として用いた波長板は、2次元光検出器32の上面において再生光の強度が最も大きくなるように、その方位を調整した。更に、旋光用光学素子54,74においてもそれぞれ、4分割フォトディテクタ58,77での光強度が最も強くなるように、その方位を調整した。
このように構成したホログラム記録再生装置10に、光記録媒体1を搭載して情報の記録を行った。具体的には、光記録媒体1を図示しないスピンドルモータに固定し、1rpmの回転数で光記録媒体1を回転させ、第1補正及び第2補正を行いながら、アドレス信号に同期して記録再生用光源装置21を点灯させて、ホログラム8の記録を行った。この時、光記録媒体1の表面での光強度は0.1mW、記録層3の上面でのレーザビームのスポットサイズは500μm径であった。また、空間光変調器40におけるデジタルマイクロミラーデバイス46の画素41としては、300×300の90000画素の領域を用い、そのうち、情報光領域42としては中心部の150×150の22500画素の領域を用い、隣接する3×3の9画素を単位パネルとし、全2500パネルとして用いた。情報の入力としては、3×3の9パネルのうち5パネルを明パネル(光を透過するパネル)とする9:5変調方法を用いた。
次に、このように記録された情報を、2つの異なる条件下で再生した。最初に、ホログラム記録再生装置10から光記録媒体1を一旦取り外し、この光記録媒体1を再び同一のホログラム記録再生装置10の図示しないスピンドルモータに固定した。そして、1rpmの回転数で光記録媒体1を回転させ、第1補正及び第2補正を行いながら、アドレス信号に同期して記録再生用光源装置21を点灯させて、2次元光検出器32によってホログラム8の再生を行った。なお、再生の際は、図4に示したような、参照光領域43のみを空間光変調器40のデジタルマイクロミラーデバイス46に表示して参照光を生成した。この時、光記録媒体1の表面での光強度は0.05mWであった。
次に、最初の再生と同一の条件で、ただし、第1補正及び第2補正を行わずに情報を再生した。そして、このような2つの異なる条件下での再生結果を相互に比較した。具体的には、2次元光検出器32によって得られた150×150の情報光領域42にある各画素41に対して、ある特定の閾値を設定し、この閾値をもとに、各条件下での再生時における明パネルと暗パネルとの判別を行い出力パターンとし、空間光変調器40のデジタルマイクロミラーデバイス46に入力したパターンと比較した。この結果、第1補正及び第2補正を行いながら再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、0パネルであったのに対し、第1補正及び第2補正を行わずに再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、10パネルであった。従って、第1補正及び第2補正を行うことで、判別エラーになるパネルの数を低減でき、情報の再生精度を向上できることが確認された。
次に、実施例2として、ホログラム記録再生装置10によって光記録媒体1に情報を記録した後、記録時とは異なるホログラム記録再生装置10を用いて、補正を行いつつ再生した場合と、補正を行わずに再生した場合とを対比した結果を説明する。ただし、特に説明なき条件及び結果については実施例1と同一である。なお、ここで記録に用いたホログラム記録再生装置(以下、ホログラム記録再生装置10Aと称する)と、再生に用いたホログラム記録再生装置(以下、ホログラム記録再生装置10Bと称する)とは、相互に同一の構成の別装置である。なお、ホログラム記録再生装置10Aの空間光変調器40に位置合わせマークMとして設けたトラックT1,T2と、ホログラム記録再生装置10Bの空間光変調器40に位置合わせマークMとして設けたトラックT1,T2との相互の位置精度誤差は、1μm以下であった。
まず、ホログラム記録再生装置10Aを用いて情報を記録した光記録媒体1を、このホログラム記録再生装置10Aから取り外し、他のホログラム記録再生装置10Bの図示しないスピンドルモータに固定した。そして、第1補正及び第2補正を行いながら、情報の再生を行った。
次に、ホログラム記録再生装置10Bを用いて、最初の再生と同一の条件で、ただし、第1補正及び第2補正を行わずに情報を再生した。そして、このような2つの異なる条件下での再生結果を相互に比較した。この結果、第1補正及び第2補正を行いながら再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、0パネルであったのに対し、第1補正及び第2補正を行わずに再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、50パネルであった。従って、記録時とは異なるホログラム記録再生装置10Bを用いて再生を行った場合においても、第1補正及び第2補正を行うことで、判別エラーになるパネルの数を低減でき、情報の再生精度を向上できることが確認された。
次に、実施例3として、第1補正を行わずに記録した情報を、記録時と同じホログラム記録再生装置10を用いて、補正を行いつつ再生した場合と、補正を行わずに再生した場合とを対比した結果を説明する。ただし、特に説明なき条件及び結果については実施例1と同一である。
まず、ホログラム記録再生装置10に、光記録媒体1を搭載して情報の記録を行った。この際、第1補正は行わず、第2補正のみを行いながら、記録を行った。
次に、ホログラム記録再生装置10から光記録媒体1を一旦取り外し、この光記録媒体1を再び同一のホログラム記録再生装置10に固定し、第1補正及び第2補正を行いながら、再生を行った。
次に、最初の再生と同一の条件で、ただし、第1補正は行わず、第2補正のみを行って、情報を再生した。そして、このような2つの異なる条件下での再生結果を相互に比較した。この結果、第1補正及び第2補正を行いながら再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、80パネルであったのに対し、第1補正は行わず、第2補正のみを行って再生した場合、判別エラーとなったパネルは2500パネル中、150パネルであった。従って、第2補正のみを行った場合よりも、第1補正を行った場合の方が、判別エラーになるパネルの数を低減でき、情報の再生精度を向上できることが確認された。また、実施例1の結果との対比から、情報の記録時においても第1補正を行った方が、情報の再生精度を向上できることが確認された。
(実施の形態に対する変形例)
以上、本発明の各実施の形態及び各実施例について説明したが、本発明の具体的な構成及び方法は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような実施の形態の変形例について説明する。
まず、光記録媒体1,80は、上述の構造以外にも、他の公知の構造にて構成することができる。例えば、記録光と第2補正光との集光位置を異ならせる手法としては、色収差のある対物レンズを用いる、図2の第2補正用光源装置71とコリメートレンズ72との相互間隔を広げる、あるいは、図2の旋光用光学素子74とダイクロイックプリズム28との相互間に補正用の凹レンズを挿入する、等の手法を用いることができる。
また、本発明を適用するホログラム記録再生装置の基本的構成は任意であり、例えば、上述した反射型同軸干渉法や透過型同軸干渉法のホログラム記録再生装置の他、反射型二光束干渉法や透過型二光束干渉法のホログラム記録再生装置であっても良い。
また、図5,6に示した空間光変調器40は、上述したデジタルマイクロミラーデバイス46を用いた構造以外にも他の公知の構造にて構成することができる。例えば、反射型液晶空間光変調器や透過型液晶空間光変調器等、複数の画素41と透明窓45とを有するものであれば良い。また、位置合わせマークMの形状も改変でき、例えば、上述した十字形状以外にも、さらに多数のトラックを設けて放射状等にしても良い。また、空間光変調器40の光軸方向における位置合わせマークMの形成位置に関し、この光軸方向におけるフォーカシングをより厳密に行うためには、画素41に近接していることが好ましい。また、位置合わせマークMによる光の散乱を抑えるため、透明窓45の上に更に保護層2を形成しても良い。また、第1補正光を効率よく反射させるために、位置合わせマークMが形成された面上に、記録光は透過するが、第1補正光は反射するダイクロイック反射層を形成しても良い。
また、第1補正光学系50の構成は、上述した機能を奏し得る限りにおいて任意に改変でき、特に、その具体的な光学素子の構成については種々の異なる形態を取り得る。また、駆動手段の構成としては、空間光変調器40のみを移動可能な構成、結像レンズ24のみを移動可能な構成、結像レンズ24に代えて結像レンズ26を移動可能な構成、空間光変調器40と結像レンズ24とに加えて結像レンズ26も移動可能な構成等を採用することができる。また、空間光変調器40の光軸方向におけるフォーカシングは比較的許容量が大きいことから、空間光変調器40等を図2のX方向やY方向にのみ移動可能な構成とし、光軸方向の移動は省略しても良い。
また、上述の各実施の形態においては、第1補正光学系50と第2補正光学系70とを両方設けることで、光記録媒体1,80と空間光変調器40との相互位置を補正している。しかしながら、記録再生光学系20,110と空間光変調器40との相互位置の補正だけを行いたい場合には、第2補正光学系70を省略しても良い。また、第1補正光学系50と第2補正光学系70とを両方設ける場合、上述の各実施の形態で示したように、第1補正光と第2補正光とを、相互の共通の光学素子であるダイクロイックプリズム28を介して記録再生光学系20に導光することで、記録再生光学系20の構成を簡素化できる。換言すれば、従来のように第2補正光学系70のみを設けていた場合に比べて、特に光学素子を増やすことなく、第1補正光を記録再生光学系20に導光できる。ただし、このような利点を無視できる場合には、第1補正光は任意の光学素子を介して記録再生光学系20に導光しても良い。例えば、図2において、偏光ビームスプリッタ27とダイクロイックプリズム28との間に新たなダイクロイックプリズムを設け、第1補正光はこの新たなダイクロイックプリズムを介して記録再生光学系20に導光しても良い。
また、本発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、上記に記載されていない課題を解決したり、上記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、光記録媒体に参照光を照射する際の再現性を100%にできない場合であっても、この再現性を従来より若干でも向上できている限りにおいて、本願の課題が解決されている。
また、各図面は模式的なものであり、そこに示された構成要素の各部の寸法や相互の比率は図示のものに限定されない。
また、上記各実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部又は任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部又は任意の一部を公知技術又は上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、各実施の形態において示した第1補正回路59や第2補正回路78の制御処理は、実際には、CPU及びこのCPUにて読み出され実行されるコンピュータプログラムとして構成することができる。
このように本発明は、ホログラフィーを用いて情報の記録及び再生を行うことに有用であり、特に、ホログラム記録再生装置によって光記録媒体に参照光を照射する際の再現性を高めることに適している。
実施の形態1で用いる光記録媒体を中心に示す斜視図である。 実施の形態1に係るホログラム記録再生装置の全体構成を示す構成図である。 情報記録時における空間光変調器の変調模様を示す図である。 情報再生時における空間光変調器の変調模様を示す図である。 実施の形態1に係る空間光変調器の縦断面図である。 実施の形態1に係る空間光変調器の平面図である。 デジタルマイクロミラーデバイスの斜視図である。 ON状態における画素の縦断面図である。 OFF状態における画素の縦断面図である。 第1補正回路のブロック図である。 第2補正回路のブロック図である。 実施の形態2で用いる光記録媒体を中心に示す斜視図である。 実施の形態2に係るホログラム記録再生装置の全体構成を示す構成図である。
符号の説明
1,80 光記録媒体
2 保護層
3 記録層
4 ギャップ層
5 ダイクロイック反射層
6 透明基板
7 反射層
8 ホログラム
10,10A,10B ホログラム記録再生装置
20 記録再生光学系
21 記録再生用光源装置
22 ビームエキスパンダ
23,25 ミラー
24,26,31 結像レンズ
27 偏光ビームスプリッタ
28 ダイクロイックプリズム
29 旋光用光学素子
30 対物レンズ
32 2次元光検出器
40 空間光変調器
41 画素
42 情報光領域
43 参照光領域
44 筐体
45 透明窓
46 デジタルマイクロミラーデバイス
47 ヒンジ
48 基板
49 ピエゾアクチュエータ
50 第1補正光学系
51 第1補正用光源装置
52 コリメートレンズ
53 偏光ビームスプリッタ
54 旋光用光学素子
55 集光レンズ
56 凸レンズ
57 シリンドリカルレンズ
58 4分割フォトディテクタ
58a〜58d 受光部
59 第1補正回路
59a,59b,59d,59e,59g,59h 加算器
59c,59f,59i 減算器
60 ボイスコイルモータ
61 ピエゾアクチュエータ
70 第2補正光学系
71 第2補正用光源装置
72 コリメートレンズ
73 偏光ビームスプリッタ
74 旋光用光学素子
75 凸レンズ
76 シリンドリカルレンズ
77 4分割フォトディテクタ
77a〜77d 受光部
78 第2補正回路
78a,78b,78d,78e,78g 加算器
78c,78f 減算器

Claims (9)

  1. 光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系と、
    前記記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光を空間的に変調することにより前記情報光を生成する空間光変調器と、
    第1位置ずれ検出用の光を用いて、前記記録再生光学系と前記空間光変調器との相互の第1の位置ずれを検出する第1位置ずれ検出手段と、
    前記第1位置ずれ検出手段にて検出された前記第1の位置ずれに基づいて、前記第1の位置ずれを補正する第1位置ずれ補正手段と、
    を備えたことを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 前記空間光変調器は、
    前記第1位置ずれ検出用の光を回折するための回折手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  3. 前記回折手段は、前記記録再生光の光軸に略直交する2方向を規定しうる位置合わせマークを備えたこと、
    を特徴とする請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
  4. 前記第1位置ずれ検出手段は、
    前記空間光変調器に前記第1位置ずれ検出用の光を照射する第1補正用光源と、
    前記空間光変調器にて回折された前記前記第1位置ずれ検出用の光を受光し、前記第1の位置ずれに応じた位置ずれ信号を出力する受光手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のホログラム記録再生装置。
  5. 前記第1位置ずれ補正手段は、
    前記第1の位置ずれに基づいて、前記空間光変調器、又は、前記記録再生光学系において前記空間光変調器と前記光記録媒体との間の光路に配置された光学素子、の移動量を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に基づいて、前記空間光変調器、又は、前記光学素子、を移動可能な駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のホログラム記録再生装置。
  6. 前記駆動手段は、少なくとも、前記記録再生光学系に配置された前記光学素子のうち、前記空間光変調器に最も近接して配置された光学素子を移動可能であること、
    を特徴とする請求項5に記載のホログラム記録再生装置。
  7. 第2位置ずれ検出用の光を用いて、前記光記録媒体と前記記録再生光学系との相互の第2の位置ずれを検出する第2位置ずれ検出手段と、
    前記第2位置ずれ検出手段にて検出された前記第2の位置ずれに基づいて、前記第2の位置ずれを補正する第2位置ずれ補正手段とを備え、
    前記第1位置ずれ検出用の光と、前記第2位置ずれ検出用の光とを、前記記録再生光学系における共通の光学素子を介して当該記録再生光学系に導光可能としたこと、
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のホログラム記録再生装置。
  8. 光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光を空間的に変調することにより情報光を生成する空間光変調器であって、
    当該空間光変調器と前記記録再生光学系との相互の第1の位置ずれを検出するための第1位置ずれ検出用の光を回折するための回折手段、
    を備えたこと特徴とする空間光変調器。
  9. 光記録媒体に情報光及び又は参照光を導光する記録再生光学系と、前記記録再生光学系の光路に配置され、前記記録再生光学系を介して導光された光を空間的に変調することにより前記情報光を生成する空間光変調器とを備えたホログラム記録再生装置における、前記記録再生光学系と前記空間光変調器との相互の第1の位置ずれを補正するホログラム記録再生方法であって、
    前記空間光変調器に対して前記記録再生光学系を介して第1位置ずれ検出用の光を照射する照射ステップと、
    前記空間光変調器にて回折された前記第1位置ずれ検出用の光を受光する受光ステップと、
    前記受光ステップにおいて受光された前記第1位置ずれ検出用の光の状態に基づいて、前記第1の位置ずれを検出する位置ずれ検出ステップと、
    前記位置ずれ検出ステップにおいて検出された前記第1の位置ずれに基づいて、当該第1の位置ずれを補正する位置ずれ補正ステップと、
    を含むことを特徴とするホログラム記録再生方法。
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