JP2009277176A - 医療情報提供システム - Google Patents

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安則 和田
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Abstract

【課題】様々な病気についての分布を容易に把握できるようにする。
【解決手段】管理サーバは、情報端末から取得した診療情報を、病気の発生位置を特定するための位置情報と対応付けて保存し、前記保存した診療情報及び位置情報に基づいて、指定された病気の分布を示す情報を作成する(ステップS23)。前記情報端末は、操作手段を介して指定された病気の分布を示す情報を前記管理サーバから取得し(ステップS22、S24)、取得した病気の分布を示す情報に基づいて病気の分布を地図上に示す表示を行う(ステップS24)。
【選択図】図6A

Description

本発明は、医療情報提供システムに関する。
疾病のうち重大な感染症等については、法律の定めにより医師は保健所へ届ける義務がある。届け出は行政の方へ提出され、届け出を元に行政において感染症の蔓延情報等が作成される場合がある。しかしながら、これらの情報は行政を経て提供されるものであり、医師等が参照したいときにいつでも作成され、参照できるようなものではない。
従来、感染症の発生地を容易に把握できるシステムとして、ある感染症についてされた検査のデータを時系列的に、地理的にデータベース化し、そのデータベースに基づいて感染症の発生地等を分析する手法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2002/061647号パンフレット
疫病の発生状況を地理的に把握することは重要である。例えば、インフルエンザの場合、どの地域で発生しているのかが分かれば、その地域では加湿、マスクの着用、外出後のうがいの励行、学級閉鎖等の予防策をたてたり、ワクチンを準備したりと、適切な行動を速やかにとることができる。
病気の発生状況の把握の重要性については、感染症に限らず、アレルゲンの発生による花粉症や、喘息等に代表されるアレルギー疾患等にも同様のことがいえる。例えば、大気汚染や花粉の飛散等は地域的に発生することがあるため、その地域のみアレルギー疾患が悪化することがある。アレルギー疾患が悪化している地域等の情報があれば、予防策や対応策を早めにたてることができる。特に、乳幼児喘息等は、風邪等の感染症によって発作が誘発され、重症に至ることがあり、早めの対応策が求められる。すなわち、感染を伴わない他の病気についても、地域との関連性の把握が必要な場合があり、そのような情報が容易に得られる環境が望まれるところであるが、上記特許文献1の手法では特定の感染症についてのみ検査データを収集し、分析しているのであり、感染を伴わない他の病気についての情報は得ることができない。
本発明の課題は、様々な病気についての分布を容易に把握できるようにすることである。
本発明によれば、
診療情報を生成する情報端末と、ネットワークを介して前記情報端末から診療情報を取得する管理サーバと、を含み、
前記管理サーバは、
前記情報端末から取得した診療情報を、病気の発生位置を特定するための位置情報と対応付けて保存し、前記保存した診療情報及び位置情報に基づいて指定された病気の分布を示す情報を作成し、
前記情報端末は、
操作手段を介して指定された病気の分布を示す情報を前記管理サーバから取得し、当該病気の分布を示す情報に基づいて病気の分布を地図上に示す表示を行う医療情報提供システムが提供される。
本発明によれば、表示を閲覧したユーザは様々な病気についての分布を視覚的にかつ容易に把握することができる。また、閲覧したいときに様々な病気の分布を閲覧することができ、病気に対する対応を迅速に行うことができる。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における医療情報提供システム1の構成を示す。
医療情報提供システム1は、図1に示すように情報端末10、測定機器20、管理サーバ30を含んで構成されている。情報端末10、測定機器20、管理サーバ30はそれぞれネットワークNを介して通信可能に接続されている。なお、図1では2台の情報端末10、1台の測定機器20及び管理サーバ30を図示しているが、台数に制限はない。
情報端末10は、診療情報を作成、処理する端末である。診療情報とは、電子カルテ情報(カルテをデータ化したもの)やレセプト情報(診療報酬明細書をデータ化したもの)等、診療の際に作成される情報をいう。情報端末10としては、電子カルテ情報の処理を行う電子カルテ端末、レセプト情報の処理を行うレセプト端末が挙げられる。
図2に、情報端末10の内部構成を示す。
図2に示すように、情報端末10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、記憶部15を備えて構成されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、記憶部15に記憶されている制御用のプログラム等を読み出して、当該プログラムとの協働により各種演算を行う。或いは、各部を集中制御する。
例えば、制御部11は操作部12による入力操作に応じて電子カルテ情報を生成する。電子カルテ情報は、医師の診察結果や検査結果、処方薬剤等についての医療記録の他、患者のアレルギーや既往歴、患者の氏名、生年月日、住所等の情報を含むテキストデータである。電子カルテ情報にはシェーマ等の画像データが付帯されている場合がある。
また、制御部11は操作部12による入力操作に応じてレセプト情報を生成する。レセプト情報は、患者の氏名、住所、保険者番号等の保険申請に係る情報の他、処方された薬剤の名称、調剤数量、調剤報酬点数、調剤年月日、処方年月日、処方した医師名、医療機関の名称、住所等の処方薬剤に係る情報を含むテキストデータである。
また、制御部11は記憶部15に記憶されている地図を読み出し、管理サーバ30から取得した分布を示す情報に基づいて、病気等の各種分布を地図上に示す表示画面を作成し、表示部13により表示する制御を行う。
操作部12はキーボードやマウス等を備え、これらの操作に応じた操作信号を作成して制御部11に出力する。
表示部13はディスプレイを備え、制御部11の表示制御に従って各種表示を行う。例えば、表示部13は病気等の各種分布を示す表示画面を表示する。
通信部14は通信用のインターフェイスを備え、制御部11の通信制御に従ってネットワークN上の外部装置と通信を行う。例えば、通信部14は制御部11によって作成された診療情報を管理サーバ30に送信する。このとき、診療情報に情報端末10の設置位置を示す位置情報を付帯して送信する場合がある。また、管理サーバ30から病気等の各種分布を示す情報を受信する。
記憶部15は、制御用のプログラム、プログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶している。例えば、記憶部15は情報端末10の設置位置を示す位置情報(緯度経度等)を記憶している。また、記憶部15は情報端末10において作成された診療情報、管理サーバ30から受信した病気、症状、薬剤等の分布を示す情報や、分布表示に必要な地図の情報等を記憶している。地図は都道府県別、市郡別、区町村別等、大きさが異なる地域単位別のものがある。
測定機器20は、患者の状態を測定することにより、生体情報を生成するものである。生体情報は測定値そのものを示す1次情報であってもよいし、測定値を分析、解析等することにより得られる2次情報であってもよい。測定は音、電磁波、熱等によって行い、そのような測定機器20としては体温計、血圧計、各種撮影装置(X線、CT;Computed Tomography、MRI;Magnetic Resonance Imaging、内視鏡等)、検体検査装置(尿検査装置、血液検査装置等)、生体機能検査装置(肺機能に関するスパイロメトリ、心機能に関する心電計等)が挙げられる。例えば、体温計や血圧計の場合は熱や血圧等の測定値を示す生体情報を作成し、心電計の場合は測定によって得られる心電図を示す生体情報を生成する。また、撮影画像の場合、撮影画像の解析から判断された異常の有無等を示す生体情報を生成する。
測定機器20は、制御部、操作部、表示部、通信部、記憶部等のコンピュータ部分に加えて、測定部や撮影部等の生体情報を作成する機能部を備えて構成される。測定機器20は作成した生体情報を管理サーバ30に送信する。なお、測定機器20が体温計等の家庭用のものである場合には、家庭に設置されているホームサーバ等を介して管理サーバ30と通信を行う。また、測定機器20の設置位置を示す位置情報を記憶させておくことも可能であり、この場合は生体情報に位置情報を付帯して送信する。
管理サーバ30は、情報端末10において生成された診療情報、測定機器20において作成された生体情報を取得して一括管理するサーバである。
図3は、管理サーバ30の主な構成を示す図である。管理サーバ30は、図3に示すように制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、記憶部35を備えて構成されている。制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、記憶部35の基本的な機能は情報端末10の各部と同一であるので、ここでは同一機能の説明を省略し、異なる機能部分についてのみ説明する。
制御部31は、情報端末10から取得される診療情報、測定機器20から取得される生体情報をデータベース化し、病気又は症状の発生位置、薬剤の使用位置を特定するための位置情報に対応付けて記憶部35に保存する。また、このデータベース化した診療情報、生体情報及びこれらに対応付けられた位置情報に基づいて、頻度や重症度等を算出して病気、症状又は薬剤の分布を示す情報を作成し、通信部34により情報端末10に送信する。
記憶部35には、情報端末10から取得した診療情報(電子カルテ情報、レセプト情報)、測定機器20から受信した生体情報のデータベース351が保存されている。図4は、データベース351の一例を示す図である。
図4に示すように、電子カルテ情報、レセプト情報、生体情報は各項目1〜5に分けてデータベース化され、保存される。
電子カルテ情報の場合、最も大きい項目として病気情報、属性情報に分けられている。病気情報は、さらに病名、症状の項目に分けられ、病名についてはその病名が確定されたものかまだ疑いがある不確定なものなのかの項目に分けられている。症状については全身症状、局所症状、症状の程度の項目に分けられ、全身症状は発熱、咳等の項目、局所症状はその症状がある位置、内容等の項目、症状の程度は程度を示す尺度、頻度、継続中かどうかの項目に分けられている。属性情報についても同様に、年齢、性別、既往歴、体格等の項目に分けられている。
レセプト情報の場合、最も大きい項目として属性情報、診療報酬請求項目に分けられている。
生体情報の場合、最も大きい項目として計測項目があり、計測項目はさらに体温、聴診音、血液等の項目に分けられている。
なお、図4に示すデータベース351は一例であり、これに限定されるものではない。分布表示に必要な項目を設けることができる。例えば、属性情報としては、上記の他にも渡航歴や病歴、診療歴等の項目が挙げられる。
また、図4に示すように電子カルテ情報、レセプト情報、生体情報には、病気の発生位置や、症状の発生位置、薬剤が使用された位置を特定するための位置情報が対応付けられて保存されている。位置情報は、病気や症状が発生したおおよその位置、薬剤が使用されたおおよその位置を特定できる情報であればよく、そのような位置情報として例えば電子情報が生成された情報端末10の設置位置や、診療情報中に含まれる患者の住所、医療機関、調剤薬剤局の住所等が挙げられる。また、位置情報は緯度経度で示すこともできるし、住所等であってもよい。
さらに、図4に示すように診療情報、生体情報には時間情報が対応付けて保存されている。時間情報は、病気や症状が発生したおおよその発生時期、薬剤が使用されたおおよその使用時期を特定できる情報であればよい。そのような情報としては、情報端末10において診療情報等が生成された日時、管理サーバ30において診療情報等が取得された日時、診療情報中に含まれる診察日時等の情報が挙げられる。
次に、動作について説明する。
図5は、情報収集時に情報端末10、測定機器20、管理サーバ30が行う処理の流れを示す図である。
図5に示すように、情報端末10において診療情報を生成すると(ステップS11)、情報端末10は位置情報とともに診療情報を管理サーバ30に送信する(ステップS12)。例えば、情報端末10が電子カルテ端末である場合、医師の操作入力に応じて電子カルテ端末では電子カルテ情報を生成する。生成後、電子カルテ端末内で記憶されている位置情報(電子カルテ端末の設置位置を示す位置情報等)を電子カルテ情報に付帯させて管理サーバ30に送信する。
一方、測定機器20において測定によって生体情報を生成すると(ステップS13)、測定機器20は位置情報とともに生体情報を管理サーバ30に送信する(ステップS14)。例えば、測定機器20が体温計である場合、体温を測定後、その測定値の情報を生体情報として体温計内で記憶されている位置情報とともに管理サーバ30に送信する。またこのとき、測定機器20において測定を行った日時等の時間情報を生成し、生体情報とともに管理サーバ30に送信することとしてもよい。
なお、管理サーバ30側で位置情報、時間情報を取得する構成としてもよく、この場合は位置情報、時間情報を診療情報又は生体情報とともに送信する必要がない。
管理サーバ30では、取得した診療情報、生体情報をデータベース化し、位置情報に対応付けて保存する(ステップS15)。
データベース化は、図4に示すように各項目1〜5に分けて行う。
電子カルテ情報には、医師が診察を行ったときの所見や患者の個人情報等のテキストデータが含まれる。制御部31は各項目1〜5について定められているキーワードを用いて、電子カルテ情報からキーワードと一致する情報を抽出し、各項目1〜5の領域に抽出した情報を保存していく。例えば、病名の項目であれば、「インフルエンザ」、「胃腸性感冒」等のキーワードが定められており、このキーワードと一致するテキストの単語が電子カルテ情報に含まれている場合は、その「インフルエンザ」等の病名の情報を抽出し、確定の項目の領域に「インフルエンザ」等の情報を保存させる。病名のキーワードだけでなく、さらに「疑い有り」等のキーワードが一致すれば、確定ではなく不確定の項目の領域に「インフルエンザ」等の病名の情報を保存させる。
また、病気の程度の項目については、例えば病気の程度を重いものからレベル3〜1と3つのレベルに分類して、レベル毎にキーワードを準備しておく。例えば、最も重症のレベル3については「重症」、「高熱」、「感染性が強い」等のキーワードを準備しておき、このキーワードと一致する情報を電子カルテ情報から抽出する。
レセプト情報には、患者の個人情報、保険診療の情報の他、処方された薬剤、調剤の内容、調剤薬剤局等の情報等が含まれている。また、生体情報には、測定値や測定値を分析した分析結果等の情報が含まれている。制御部31は電子カルテ情報の場合と同様に、レセプト情報又は生体情報からデータベース351の各項目1〜5に対応する情報を抽出して項目毎に情報を保存してゆく。
また、図4に示すように、制御部31は電子カルテ情報、レセプト情報、生体情報に、位置情報を対応付けて保存する。診療情報、生体情報とともに位置情報が送信されているのであれば、その送信された位置情報を対応付けて保存する。位置情報がともに送信されていない場合、上述のように制御部31が位置情報を取得して対応付けることとしてもよい。例えば、電子カルテ情報やレセプト情報には医療機関の住所が記載されていたり、保険申請のために患者の住所等が記載されていることが多い。よって、そのような住所の記載欄から住所の情報を取得し、これを位置情報として取得すればよい。また、測定機器20はMACアドレスの登録を行う際に所有者の住所等を登録している場合がある。よって、生体情報の場合、測定機器20のMACアドレスが登録されているサーバからそのMACアドレスに対応する住所の情報を取得し、これを位置情報として用いることもできる。
また、制御部31は、図4に示すように診療情報、生体情報に時間情報を対応付けて保存する。制御部31は、診療情報や生体情報とともに時間情報が送信されている場合には、これを診療情報等に対応付ける。時間情報の送信がない場合、診療情報に診察を行った日時の情報が含まれていればこれを抽出して時間情報としてもよいし、情報端末10、測定機器20から診療情報等を取得した日時を時間情報としてもよい。
以上のようにして構築されたデータベース351は、様々な分布に関する情報の提供に用いられる。
図6A、図6Bは、分布表示を行う際に情報端末10及び管理サーバ30が行う処理の流れを示す図である。
医療情報提供システム1では、病気の分布、症状の分布、薬剤の分布についての情報提供が可能である。よって、情報端末10ではまず分布を閲覧する項目の選択画面(図示せず)を表示し、ユーザに何れかの項目を選択させる。選択できる項目は病気、症状、薬剤に分類され、病気であれば病名、症状であればその種類、薬剤であればその名称をさらに選択させる選択画面を表示する。
図6Aに示すように、情報端末10において閲覧する項目等がユーザにより選択されると(ステップS21)、情報端末10は選択された項目についての分布に係る情報を要求する要求情報を生成し、管理サーバ30に送信する(ステップS23)。
管理サーバ30は、情報端末10からの要求を受けると、記憶部35に保存した診療情報、生体情報及びそれらに対応付けた位置情報のデータベース351を用いて、指定された項目についての頻度を地域毎に算出する。そして、算出した頻度の情報を要求に係る項目の分布を示す情報として情報端末10に送信する(ステップS23)。
例えば、要求に係る項目が病気であり病気の病名が「インフルエンザ」であった場合、管理サーバ30はインフルエンザの発生頻度を算出する。発生頻度は患者数で表す。つまり、電子カルテ情報の病気の確定、不確定の項目を参照し、「インフルエンザ」の情報が保存されていれば患者が1人発生したと判断することにより、カウントを行う。また、症状の項目で「熱」の種類が要求された場合には、電子カルテ情報の発熱の項目や生体情報の体温の項目を参照し、36.5度以下、36.5〜38度、38度以上と所定範囲に分けて頻度、つまり発熱した患者数をカウントする。また、薬剤の項目で「咳止め薬」が要求された場合、レセプト情報の処方薬の名称等の項目を参照し、咳止め薬が処方された頻度か、或いは販売された頻度をカウントする。
情報端末10では、管理サーバ30から受信した分布を示す情報に基づいて、地域毎の分布を地図上に示した表示画面を作成し、表示する(ステップS24)。
図7に、表示例を示す。この表示例は病気「インフルエンザ」の発生頻度を都道府県別に示した分布図の例である。
管理サーバ30から受信した分布を示す情報には、地域毎のインフルエンザの発生頻度の情報が含まれているので、この情報に基づいて表示画面d1では、図7に示すように日本全国の地図において都道府県単位でインフルエンザの発生頻度を色分け表示する。色分けは、各都道府県の発生頻度が例えば0〜2千人、2千人〜5千人、5千人以上のどの範囲に属するかによって白、黄色、赤と色を変えることにより行う。この分布表示により、医師等のユーザはどの地域でどれぐらいの人数がインフルエンザを患っているのか、視覚的に把握することが容易となる。
表示画面d1には、分布表示の地域単位を選択できるインジケータk6を表示させる。地域単位は、地域単位の大きさを変えて都道府県、市、区町村の3つを選択的に表示する。ユーザによりインジケータk6が操作され、地域単位の変更が指示されると、情報端末10は新たに指定された地域単位での分布を示す情報を要求する要求情報を管理サーバ30に送信する(ステップS25)。
要求情報を受信した管理サーバ30では、新たに指定された地域単位で要求された項目の頻度の算出をやり直し、算出した頻度の情報を要求に係る分布を示す情報として情報端末10に送信する(ステップS26)。例えば、都道府県単位でのインフルエンザの発生頻度を算出していて市単位に変更された場合、市単位での発生頻度を算出し直す。
情報端末10では、管理サーバ30から受信した分布を示す情報に基づいて、変更した地域単位毎に地図上に分布を示す表示画面を作成し、表示する。上記の例で説明すると、図7に示した表示画面d1において地域単位が都道府県から市に変更され、市単位でインフルエンザの発生頻度が色分け表示される。
表示画面d1のツールバーには、病気、症状、薬剤の分布を表示する項目を選択するための項目選択ボタンk1や、さらに条件を絞り込んで分布表示させる絞り込みボタンk2、時簡単位で分布表示させる時間単位ボタンk3、病気や症状の重症度を表示させる重症度ボタンk4、頻度をグラフ表示させるグラフ表示ボタンk5等が設けられている。ユーザは所望のボタンk1〜k5を操作することができる。
ユーザにより項目選択ボタンk1が操作され、分布を表示する項目が変更された場合に、情報端末10は選択された項目による分布の情報を要求する要求情報を管理サーバ30に送信する。つまり、ステップS21〜S24の処理を繰り返し、変更された症状や薬剤の項目についての分布表示が行われることとなる。
次に、ユーザにより絞り込みボタンk2が操作された場合について説明する。この場合、情報端末10では絞り込み条件を設定するための設定画面を表示する。絞り込み条件としては、病気の症状、患者の属性、生体情報の条件が挙げられる。
設定画面例として、病気の症状について絞り込みを行う場合の例を図8Aに示す。図8Aに示すように、設定画面d21では咳、熱等の症状の種類が絞り込み条件として選択的に挙げられている。ユーザは設定画面d21において一又は複数の選択肢を絞り込み条件として設定することができる。
絞り込み条件は上述のように病気の症状、患者の属性、生体情報が挙げられるが、これらを組み合わせて条件を設定することも可能である。具体的には、症状、属性、生体情報の各設定画面を相互にリンクさせ、組み合わせる絞り込み条件を設定可能とする。つまり、図8Aの例に示すように、設定画面d21に属性、生体情報の絞り込みボタンk7、k8をそれぞれ設ける。ユーザにより属性の絞り込みボタンk7が操作されると、図8Bに示す設定画面d22を表示し、症状の絞り込み条件に加えて属性の絞り込み条件の設定を可能とする。図8Bに示す設定画面d23は属性の絞り込み条件を設定するためのものであり、性別や年齢層が絞り込み条件として選択的に挙げられている。
情報端末10では、設定画面において絞り込み条件が設定されると、当該絞り込み条件による分布を示す情報を要求する要求情報を作成し、管理サーバ30に送信する(ステップS28)。
要求を受けた管理サーバ30では、指定された絞り込み条件で頻度の算出をやり直す。例えば指定された絞り込み条件が、症状「咳」、属性「6〜18才」の条件であった場合、管理サーバ30はデータベース351を参照して、電子カルテ情報の病名が「インフルエンザ」であること、電子カルテ情報の全身症状において「咳」があること、電子カルテ情報の属性情報又はレセプト情報の属性情報において年齢が「6〜18才」に該当することの3つの条件を満たす患者の数をカウントする。さらに、カウントした患者について参照した電子カルテ情報、レセプト情報等が対応する位置情報を参照し、各地域に属する患者の数を算出する。管理サーバ30は算出した頻度の情報を、絞り込み条件に応じた分布を示す情報として情報端末10に送信する(ステップS29)。
情報端末10では、送信された分布を示す情報に基づいて、絞り込み条件による分布を地図上に示す表示画面を作成し、表示する(ステップS30)。
図9に、その表示画面例を示す。
図9に示すように、表示画面d3では病名「インフルエンザ」、症状「咳」、属性「6〜18才」の条件を組み合わせた絞り込み条件に該当する患者の数を地域毎に色分け表示させる。
次に、分布の表示画面において時間単位ボタンk3が操作された場合について説明する。
ユーザにより時間単位ボタンk3が操作されると、情報端末10では過去どれぐらいの期間分の表示を行うか、どの程度の時間単位毎に分布を表示するか、その条件を設定するための設定画面(図示せず)を表示する。そして、設定画面においてユーザにより設定された期間、時間単位の条件による分布を示す情報を要求する要求情報を作成して、管理サーバ30に送信する(ステップS31)。
要求を受けた管理サーバ30では、指定された期間、時間単位の条件に従って頻度の算出をやり直す。例えば、過去1ヶ月間の期間で3日単位の条件が指定された場合、管理サーバ30は、病名「インフルエンザ」、症状「咳」、属性「6〜18才」の条件に該当する患者の電子カルテ情報、レセプト情報、生体情報のうち、時間情報が過去1ヶ月内のものを参照し、病名「インフルエンザ」、症状「咳」、属性「6〜18才」の条件に該当する患者の数を3日毎にカウントする。カウントした患者の数は過去1ヶ月内の3日単位毎の発生頻度であるので、これを指定された期間、時間単位の条件に応じた分布を示す情報として情報端末10に送信する(ステップS32)。
症状や薬剤の分布を時間単位で表示する場合も上記と同様のカウントを行う。症状の場合は、電子カルテ情報の症状の内容や生体情報の熱等の項目を参照して、指定された期間内の指定された時間単位での症状の発生頻度(患者数)をカウントする。薬剤の場合は、レセプト情報の処方薬の名称等を参照して薬剤の使用頻度をカウントする。
情報端末10では、管理サーバ30から受信した分布を示す情報に基づいて、指定した期間内における時間単位毎の分布を地図上に示す表示画面をそれぞれ作成し、作成した各表示画面を連続的に切替表示する(ステップS33)。例えば、図9に示したような分布表示を4月1日から3日単位毎に、つまり4月1日〜3日分、4月4日〜6日分といったように3日単位で、4月1日〜30日までの1月分の表示画面を作成し、これらを時系列に順次切り替えて表示する。これにより、時間の推移とともにどのように分布が変化していくか、ユーザは視覚的に把握することができる。
次に、重症度ボタンk4が操作された場合について説明する。
重症度ボタンk4が操作されると、図6Bに示すように情報端末10では重症度の分布を要求する要求情報を作成し、管理サーバ30に送信する(ステップS34)。
要求を受けた管理サーバ30では、データベース351に基づいて重症度を算出する。重症度は、データベース351における電子カルテ情報の症状の程度の項目を参照し、各程度の患者がどれだけ存在するかをカウントすることにより算出することができる。例えば、インフルエンザの病気について、電子カルテ情報の症状の程度が重症から軽症までレベル3〜1の3段階にレベル分けされている場合、電子カルテ情報の病名が「インフルエンザ」である患者について、その症状の程度の情報を参照してレベル3〜1を判断し、地域毎に各レベル3〜1に該当する患者数をカウントする。カウントした患者数は重症度毎の頻度であるので、これを重症度の分布を示す情報として情報端末10に送信する。
症状の程度の項目に情報がない場合は、症状の内容の項目を参照して管理サーバ30が重症度を判断することとしてもよい。例えば、熱の項目を参照し、39度以上であればレベル3、37〜39度であればレベル2、37度以下であればレベル1と判断する。
或いは、生体情報には重症度が既に判断されたその結果が含まれている場合があるので、生体情報に含まれる重症度の情報を参照して、重症度毎の頻度を算出することとしてもよい。例えば、喘息の病気について呼吸音を測定し、その呼吸音を分析した結果、異常音の有無、異常音がある場合にはその異常の程度がレベル3〜1に分類されたその結果が生体情報として生成されている場合、当該異常の程度を重症度に置き換えて頻度を算出する。
情報端末10では、管理サーバ30から受信した重症度の分布を示す情報に基づいて、重症度の分布を地図上に示す表示画面を作成し、表示する(ステップS36)。
図10に、表示画面例を示す。
図10に示すように、表示画面d4では地域毎に最も患者数が多い重症度を色分け表示している。例えば、A市ではレベル3の患者数が130、レベル2の患者数が50、レベル1の患者数が12とすると、A市の地域は最も患者数が多いレベル3の色で表示する。この表示により、ユーザはどの地域でどのぐらいの重症度により病気が発生しているのかを視覚的に把握することができる。
次に、グラフ表示ボタンk5が操作された場合について説明する。
グラフで表示する項目はユーザが指定することができる。項目としては、例えば病名別、症状別、生体情報別、属性別、使用された薬剤別、重症度別等、様々なものが挙げられる。情報端末10では、ユーザによりグラフ表示ボタンk5が操作されると、まずグラフで表示する項目を設定するための設定画面(図示せず)を表示し、ユーザに項目の指定を行わせる。そして、設定画面において項目が指定されると、情報端末10では指定された項目についてのグラフ表示を要求する要求情報を作成し、管理サーバ30に送信する(ステップS37)。
要求を受けた管理サーバ30では、指定された項目について頻度を算出する。例えば、症状別の項目が指定された場合、データベース351における電子カルテ情報の症状の項目を参照し、「発熱」、「咳」、「鼻水」、「吐き気」等の各症状に該当する患者の数をカウントする。そして、全体に対する各症状の頻度の割合として、カウントした各症状の患者数の総和に対する各症状の患者数の割合(%)をそれぞれ算出する。管理サーバ30は、算出した割合の情報をグラフ表示に関する情報として、情報端末10に送信する(ステップS38)。
情報端末10では、受信したグラフ表示に関する情報に基づいて、指定された項目についてのグラフを示す表示画面を作成し、表示する。
図11に、表示画面例を示す。
図11に示すように、表示画面d5では咳、発熱等の症状毎の頻度の割合を棒グラフ化して表示している。ユーザはグラフを参照することにより、どの程度の割合で症状が発生しているのか容易に把握することができる。
なお、グラフは棒グラフだけでなく、線グラフや円グラフ、レーダーチャート等の他の形式も用いることができる。
以上のように、本実施形態によれば、管理サーバ30が情報端末10から取得した診療情報、測定機器20から取得した生体情報をデータベース化して保存する。保存時、病気の発生位置、症状の発生位置又は薬剤の使用された位置を特定するための位置情報と対応付けて診療情報、生体情報を保存する。その後、情報端末10から特定の病気、症状、薬剤の分布を示す情報が要求されると、診療情報、生体情報のデータベース351に基づいて要求に係る分布を示す情報を作成し、情報端末10に送信する。情報端末10は、分布を示す情報に基づいて、病気、症状、薬剤の地域毎の分布を地図上に示す表示を行う。これにより、表示を閲覧したユーザは病気、症状、薬剤についての分布を容易に把握することができる。
分布表示は、情報端末10つまりレセプト端末や電子カルテ端末等の医師らが使用する端末を用いて行うことができる。また、分布表示する病気の病名や、症状の種類等、条件を自由に設定することができるので、医師らは閲覧したいときに様々な病気や症状、使用薬剤等の分布を閲覧することができ、病気の予防対策、事後対策等を迅速に行うことができる。
さらに、電子カルテ情報、レセプト情報等、一般的に作成される既存の情報を分布表示に用いているので、分布表示のために検査をしたり情報を収集したりする必要はない。また、全国的に普及している情報を用いることで、各地域の情報を広く収集することができ、分布の広域性、正確性を確保することができる。
管理サーバ30では、病気の分布を示す情報が要求された場合、データベース351を参照し、要求に係る病気の情報を含む診療情報、生体情報及び対応する位置情報に基づいて、地域毎の病気の発生頻度を算出する。情報端末10では、地域毎の病気の発生頻度を地図上に示す表示を行うので、ユーザはどの地域でどの病気がどの程度発生しているのか、視覚的にかつ容易に把握することができる。
また、管理サーバ30では条件を絞り込んで分布を示す情報を算出することができる。例えば、診療情報、生体情報に含まれる患者の属性情報に基づいて、属性単位の病気の発生頻度、症状の発生頻度、薬剤の使用頻度を算出する。情報端末10では、属性単位でこれらの頻度を地図上に示す表示を行うので、ユーザはどのような属性の患者に病気が発生し、症状が生じ、薬剤が使用されているのか、視覚的にかつ容易に把握することができる。
他、症状や生体情報に基づいて、症状単位、生体情報単位で頻度を算出し、その分布を表示することもできる。また、属性情報、症状、生体情報の条件を組み合わせて頻度を算出、分布を表示することもでき、ユーザは絞り込み条件を設定するだけで知りたい情報を的確に把握することが可能となる。
また、管理サーバ30は診療情報、生体情報に、病気の発生時期、症状の発生時期、薬剤の使用時期を特定するための時間情報を対応付けて保存する。そして、対応付けた時間情報に基づいて指定された時間単位毎の病気の発生頻度、症状の発生頻度、薬剤の使用頻度を算出する。情報端末10では、時間単位毎のこれら頻度を地図上に示す表示画面をそれぞれ作成し、連続的に切替表示するので、ユーザは時間の推移による分布の変化を視覚的にかつ容易に把握することができる。
また、管理サーバ30は診療情報から病気の程度を示す情報を抽出してデータベース351とし、このデータベース351に基づいて病気の重症度を算出する。情報端末10では重症度を地図上に示す表示を行うので、ユーザはどの地域がどの程度の重症度なのかを視覚的にかつ容易に把握することができる。
なお、上記実施形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では管理サーバ30が情報端末10からの要求をその都度受けて頻度等の算出を行い、その算出結果を情報端末10が表示に用いることとしたが、管理サーバ30側から中間情報を情報端末10に送信し、情報端末10がこの中間情報に基づいて必要な算出を行って表示に用いる構成としてもよい。例えば、予め管理サーバ30の方で最も小さい地域単位である区町村単位で頻度を算出しておいてこれを中間情報として情報端末10に送信する。情報端末10では、中間情報に基づいて区町村毎の頻度から市単位、都道府県単位の頻度を算出し、表示に用いる。
また、情報収集時に管理サーバ30が診療情報、生体情報をデータベース化して分布表示に用いることとしたが、そのまま保存して分布表示の際に必要な情報を診療情報、生体情報から抽出して用いるという形態であってもよい。
また、分布は色分け表示により頻度や重症度等の区別を示していたが、区別を示せるのであれば他の表示方法であってもよい。例えば、重症度等についてはレベルを示す数字を各地域の位置に表示することとしてもよい。
また、診療情報、生体情報だけでなく、気圧や気温、湿度の天候情報、花粉の飛散情報、薬局での医薬品の売り上げ情報等、病気の発生に起因する情報を収集し、データベース化して分布表示に用いることとしてもよい。これにより、より多面的な分布表示を行うことが可能となる。
また、本発明に係る処理を実行するためのプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
本実施形態における医療情報提供システムの構成を示す図である。 図1の情報端末の機能的構成を示す図である。 図1の管理サーバの機能的構成を示す図である。 図3のデータベースの一例を示す図である。 情報収集時に情報端末、管理サーバ、測定機器が行う処理の流れを示す図である。 分布表示時に情報端末、管理サーバ、測定機器が行う処理の流れを示す図である。 分布表示時に情報端末、管理サーバ、測定機器が行う処理の流れを示す図である。 病気の分布の表示画面例を示す図である。 絞り込み条件の設定画面例を示す図である。 絞り込み条件の設定画面例を示す図である。 絞り込み条件に応じた分布の表示画面の一例を示す図である。 重症度の分布の表示画面例を示す図である。 症状別の頻度のグラフの表示画面例を示す図である。
符号の説明
1 医療情報提供システム
10 情報端末
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
20 測定機器
30 管理サーバ
31 制御部
35 記憶部
351 データベース

Claims (10)

  1. 診療情報を生成する情報端末と、ネットワークを介して前記情報端末から診療情報を取得する管理サーバと、を含み、
    前記管理サーバは、
    前記情報端末から取得した診療情報を、病気の発生位置を特定するための位置情報と対応付けて保存し、前記保存した診療情報及び位置情報に基づいて指定された病気の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、
    操作手段を介して指定された病気の分布を示す情報を前記管理サーバから取得し、当該病気の分布を示す情報に基づいて病気の分布を地図上に示す表示を行う医療情報提供システム。
  2. 前記管理サーバは、前記保存した診療情報のうち要求に係る病気の情報を含む診療情報及び対応する位置情報に基づき、地域毎の病気の発生頻度を算出して病気の分布を示す情報とし、
    前記情報端末は、前記分布を示す情報に基づいて、地域毎に病気の発生頻度を示す分布を表示する請求項1に記載の医療情報提供システム。
  3. 前記管理サーバは、前記診療情報に病気の発生時期を特定するための時間情報を対応付けて保存し、前記時間情報に基づいて指定された時間単位毎の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記時間単位毎の分布を示す情報に基づいて、時間単位毎の分布を示す表示を行う請求項1又は2に記載の医療情報提供システム。
  4. 前記管理サーバは、前記保存された診療情報に基づいて病気の重症度を算出し、地域毎の重症度の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記重症度の分布を示す情報に基づいて、重症度の分布を示す表示を行う請求項1〜3の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
  5. 前記診療情報は症状の情報を含み、
    前記管理サーバは、前記症状の情報及び対応する位置情報に基づいて地域毎の症状の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記症状の分布を示す情報に基づき、症状の分布を地図上に示す表示を行う請求項1〜4の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
  6. 前記診療情報は処方された薬剤の情報を含み、
    前記管理サーバは、前記処方された薬剤の情報に基づいて使用された薬剤の地域毎の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記薬剤の分布を示す情報に基づいて使用された薬剤の分布を地図上に示す表示を行う請求項1〜5の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
  7. 前記診療情報には患者の属性情報が含まれ、
    前記管理サーバは、前記属性情報に基づいて、指定された属性単位毎の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記属性単位毎の分布を示す情報に基づき、属性単位毎の分布を示す表示を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
  8. 前記診療情報はレセプト情報であり、
    前記情報端末はレセプト端末である請求項1〜7の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
  9. 前記診療情報は電子カルテ情報であり、
    前記情報端末は電子カルテ端末である請求項1〜7の何れか一項に記載の医療情報提システム。
  10. 測定によって患者の生体情報を作成し、ネットワークを介して管理サーバに送信する測定機器をさらに含み、
    前記管理サーバは、前記測定機器から取得された生体情報を、病気の発生位置を特定するための位置情報と対応付けて保存し、当該保存した生体情報及び位置情報に基づいて地域毎の生体情報の分布を示す情報を作成し、
    前記情報端末は、前記生体情報の分布を示す情報に基づいて、生体情報の分布を地図上に示す表示を行う請求項1〜9の何れか一項に記載の医療情報提供システム。
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