JP2017199165A - モニタリング方法、情報処理装置、情報処理システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents

モニタリング方法、情報処理装置、情報処理システム、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】感染症が広がっている範囲をより正確に把握できる方法、装置、システムを提供する。【解決手段】感染症のモニタリング方法は、複数の医療施設131,132,133,134から疾患情報を取得することを含む。方法は、疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定することを含む。方法は、第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成することを含む。【選択図】図1A

Description

本発明は、モニタリング方法、情報処理装置、情報処理システム、及びコンピュータプログラムに関するものである。
特許文献1は、サーバコンピュータが、複数の医療機関のそれぞれから患者の感染症に関する情報を集計し、対象感染症についての感染症公開情報を作成し、閲覧要求があった医療機関のコンピュータおよび周辺住民の個人用情報端末に感染症公開情報を送信する感染症情報公開システムを開示している。このシステムは、都道府県別又は市町村別に区分けされた地図を表示し、対象感染症の患者発生数を各区域に表示し、患者発生数が所定の数を超えている区域の背景色を他の区域と異なる色で表示する。
特開2007−200107号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、区域内の患者発生数が所定の数を超えているか否かのみに応じて各区域の背景色が決まるため、特定の医療機関のみに患者発生数が集中している場合であっても、その医療機関が位置する区域全体が感染症発生エリアとして表示される。そのため、対象感染症が広がっている範囲を正確に把握することが困難な場合がある。
感染症が広がっている範囲をより正確に把握できることが望まれる。
本発明の一の態様は、感染症のモニタリング方法である。実施形態のモニタリング方法は、複数の医療施設から疾患情報を取得することを含む。モニタリング方法は、疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定することを含む。
モニタリング方法は、第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成することを含む。第1区域は、第1エリア区分によって区分された区域である。第1エリアアラーム情報は、第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて生成される。
本発明の他の態様は、感染症をモニタする情報処理装置である。実施形態の情報処理装置は、情報処理部を備える。情報処理部は、複数の医療施設から取得した疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定する第1処理を実行する。情報処理部は、第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成する第2処理を実行する。
本発明の他の態様は、感染症情報をモニタする情報処理システムである。実施形態のシステムは、第1情報処理装置と第2情報処理装置とを備える。第1情報処理装置は、複数の医療施設から取得した疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定する第1処理を実行する。第1情報処理装置は、第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成する第2処理を実行する。
第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置とは別の情報処理装置である。第2情報処理装置は、第1情報処理装置から提供された第1エリアアラーム情報を、第1エリア区分の種類に応じた通知方法により通知する処理を実行する。
本発明の他の態様は、コンピュータに処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。コンピュータプログラムは、コンピュータを、情報処理装置として機能させる。コンピュータプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。
本発明によれば、感染症が発生している医療施設に対応付けられた区域に対してアラーム情報が生成されるため、感染症が広がっている範囲をより正確に把握することができる。
情報処理装置と医療施設コンピュータのブロック図である。 情報処理装置を含むネットワークシステムの構成図である。 情報処理装置の変形例を示すブロック図である。 疾患テーブルの構造図である。 エリア区分による区域設定データの構造図である。 医療施設データの構造図である。 医療施設以外の施設データの構造である。 疾患情報取得と集計処理のフローチャートである。 集計情報の例を示す図である。 集計情報の例を示す図である。 施設アラーム生成処理のフローチャートである。 小エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 大エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 インフルエンザのための施設アラーム生成処理のフローチャートである。 インフルエンザのための小エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 インフルエンザのための大エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 施設アラーム情報の画面表示例を示す図である。 小エリアアラーム情報の画面表示例を示す図である。 小エリアアラーム情報の画面表示例を示す図である。 大エリアアラーム情報の画面表示例を示す図である。 大エリアアラーム情報の画面表示例を示す図である。 風疹のための施設アラーム生成処理のフローチャートである。 風疹のための小エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 デング熱のための施設アラーム生成処理のフローチャートである。 デング熱のための小エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 デング熱のための大エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 薬剤耐性菌のための施設アラーム生成処理のフローチャートである。 薬剤耐性菌のための小エリアアラーム生成処理のフローチャートである。 薬剤耐性菌のための大エリアアラーム生成処理のフローチャートである。
[1.情報処理装置]
図1Aに示す情報処理装置10は、医療施設131,132,133,134から取得した疾患情報をモニタする。図1Bに示すように、情報処理装置10は、例えば、データセンタ101に設置される。情報処理装置10は、コンピュータネットワークを介して、複数の医療施設131,132,133,134に設置されたコンピュータ31,32,33,34に接続される。情報処理装置10は、コンピュータネットワークを介して、医療施設以外の施設121,122,123に設置されたコンピュータ21,22,23にも接続される。
医療施設131,132,133,133は、疾患の検査、診断、又は治療が行われる施設であり、例えば、病院又は診療所である。医療施設以外の施設は、例えば、学校121、老人ホーム122、保健所などの行政機関123である。
図1Aに示すように、医療施設131のコンピュータ31は、疾患情報が入力される情報入力部31aと、疾患情報を情報処理装置10へ出力する情報出力部31bとしての機能を有する。他の医療施設132,133,134のコンピュータ32,33,34についても同様である。
各医療施設は、検査、診断及び治療の少なくとも一つを行い、疾患情報を生成する。検査、診断又は治療は、医療従事者によって行われても良いし、分析機器によって行われても良い
疾患情報は、疾患に関連した情報であり、疾患の発生状況を判定するために用いられる。疾患情報は、例えば、検査結果を示す検査情報、診断結果を示す診断情報、又は治療結果を示す治療情報である。疾患情報は、例えば、患者氏名、患者ID、疾患種別、結果(検査結果/診断結果/治療結果など)、及び日付(検査日/診断日/治療日など)を含む。後述する疾患発生状況の判定のため、疾患情報は、少なくとも、疾患種別、結果、及び日付を含むのが好ましい。患者IDは、医療分野において個人を識別するための医療等IDであってもよい。
疾患は、例えば、感染性の疾患である。感染性の疾患種別としては、例えば、インフルエンザ、風疹、はしか、感染性胃腸炎、ウィルス性肝炎、マイコプラズマ肺炎、RSウィルス感染症、細菌性髄膜炎、水痘(水疱瘡)、デング熱、及びジカ熱がある。
情報入力部31aは、生成された疾患情報の入力を受け付ける。情報出力部31bは、入力された疾患情報を、データセンタ101の情報処理装置10へ、リアルタイムで送信する。コンピュータ31は、疾患情報が示す結果が陽性であるか陰性であるかに係わらず、疾患情報を情報処理装置10へ送信する。
情報処理装置10は、医療施設のコンピュータ31,32,33,34から、ネットワークを介して、疾患情報を取得する。情報処理装置10は、医療施設から情報を取得し、感染症が広がっている施設、エリアを示すアラーム情報などの情報を医療施設及び医療施設以外の施設に提供するサーバとして機能する。情報処理装置10は、コンピュータプログラムを実行するコンピュータであり、CPU、記憶装置等を備えている。情報処理装置10は、ユーザによるデータの入力作業、選択作業等に用いられるマウス、キーボード等の入力装置も備えている。コンピュータプログラムは、コンピュータの記憶装置に記憶される。コンピュータは、記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを読み取って実行し、情報の取得及び提供のための機能を発揮する。
図1Aに示すように、情報処理装置10は、情報取得部51としての機能を有する。情報取得部51は、各医療施設から出力された疾患情報を取得する。情報処理装置10には複数の医療施設のコンピュータが接続されているため、複数の医療施設からの疾患情報が情報処理装置10に集約される。情報取得部10は、取得した疾患情報を、記憶装置60に格納する。
情報処理装置10は、集計処理部53としての機能を有する。集計処理部53は、記憶装置60に格納された疾患情報に対する集計処理を行う。集計処理は、少なくとも、医療施設毎に疾患種別に応じて疾患情報を集計する処理を含むのが好ましい。集計処理は、例えば、疾患情報の平均値を求める処理又は標準偏差を求める統計処理を含んでいても良い。以下では、集計処理が施された疾患情報を集計情報ともいう。集計処理部53は、集計情報を、記憶装置60に格納する。疾患情報は、リアルタイムで送信されるため、集計情報も時々刻々と変化する。
情報処理装置10は、アラーム情報を生成する情報処理部55としての機能を有する。情報処理部55は、記憶装置60に格納された集計情報に基づく処理を行う。情報処理部55は、時々刻々と変化する集計情報をモニタし、必要に応じてアラーム情報を生成する。情報処理部55によって生成されるアラーム情報は、例えば、後述の施設アラーム情報、小エリアアラーム情報、又は大エリアアラーム情報である。
情報処理装置10は、通知部57としての機能を有する。通知部53は、アラーム情報を通知する処理をする。アラーム情報の通知方法は、情報処理部55から指定された方法に従う。アラーム情報の通知先は、医療施設131,132,133,134のコンピュータ31,32,33,34であってもよいし、医療施設以外の施設121,122,123,124のコンピュータ21,22,23,24であってもよい。
情報処理装置10は、設定部59としての機能を有する。設定部59は、記憶装置60に記憶される各種データ61,63,65,67を、ユーザ入力に基づき設定する。ユーザは、例えば、センター101におけるシステム管理者である。データ61,63,65,67の設定は、情報処理装置10の運用開始前に行われる。情報処理装置10の運用開始後においても、適宜、データ61,63,65,67を変更することで、モニタ方法及びアラーム情報の通知方法を柔軟に変更できる。
図1Cは、第1情報処理装置10aと第2情報処理装置10bとを含む情報処理システム100がデータセンタ101に設置された例を示している。第1情報処理装置10aは、医療施設から情報を取得し、アラーム情報などの情報を医療施設に提供するサーバとして機能する。第2情報処理装置10bは、アラーム情報を医療施設以外の施設に提供するサーバとして機能する。各情報処理装置10a,10bは、コンピュータプログラムを実行するコンピュータである。コンピュータプログラムは、コンピュータの記憶装置に記憶される。コンピュータは、記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを読み取って実行し、情報の取得又は提供のための機能を発揮する。
疾患情報を含む医療関連データは、患者氏名など個人情報などの取扱いに注意を要する情報を含むことが多い。実施形態の情報処理システム100では、個人情報などを保護するため、医療施設に通知を行う通知部57と、医療施設以外の施設に通知を行う通知部77と、が分けられている。
第1情報処理装置10aの情報取得部51、集計処理部53及び情報処理部55の機能は、図1Aの情報処理装置10における各部51,53,55と同じ機能を有している。ただし、第1情報処理装置10aの情報処理部55は、生成したアラーム情報のうち、医療施設に通知すべきアラーム情報を通知部57に与える。医療施設に通知されるアラーム情報は、個人情報を含んでいてもよい。通知部57は、アラーム情報を医療施設に通知する。
情報処理部55は、アラーム情報を第2情報処理装置10bに与える。第2情報処理装置10bに与えられるアラーム情報は、医療施設以外の施設に通知すべきアラーム情報である。情報処理部55は、アラーム情報に含まれる個人情報を除去してから、そのアラーム情報を情報取得部75に与える。情報取得部75は、アラーム情報を取得する。取得されたアラーム情報は、通知部77によって医療施設以外の施設121,122,123,124に通知される。第2情報処理装置10bは、医療施設以外の施設へアラーム情報を通知するが、個人情報を扱わないため、個人情報が保護される。以下では、図1Aの情報処理装置10を前提に説明する。
[2.疾患情報の取得と集計処理]
図2Aは、疾患情報の取得から集計情報生成までの処理手順を示している。図2Aの処理は、情報処理装置10によって実行される。ステップS1において、情報取得部51は、医療施設のコンピュータから疾患情報を取得する。この時点での情報取得は、検査、診断又は治療の結果に関わらず行われる。ステップS2において、集計処理部53は、疾患情報に含まれる疾患種別に応じて、疾患情報を分類する。ステップS3において、集計処理部53は、医療施設毎に、疾患種別に応じた集計情報を生成する。ステップS3では、平均値・標準偏差などを求める統計処理が行われても良い。
集計情報は、例えば、図2Bに示すように分類された情報である。図2Bでは、集計情報は、医療施設、疾患種別、検査結果、検査日を含む。図2Bでは、医療施設毎に、疾患種別に応じて、疾患情報が集計されている。集計情報は、図2Cに示すように分類された情報であってもよい。図2Cでは、集計情報は、医療施設、患者ID、菌種、薬剤、投薬日、投薬量、検査日、検査結果を含む。図2Cでは、医療施設毎に、菌種に応じて集計情報が集計されている。感染症は、病原体である菌によって分類できるため、菌種は、感染性の疾患の種別を示す。
[3.医療施設アラーム]
図3Aは、施設アラーム生成処理55aを示している。施設アラーム生成処理55aは、医療施設毎にアラーム情報を生成する処理である。医療施設毎のアラーム情報を施設アラーム情報という。
ステップS4において、情報処理部55は、集計処理が施された疾患情報である集計情報をモニタする。このモニタは、集計処理が施された疾患情報に基づき、疾患の発生状況をモニタするための基準に基づいて行われる。この基準をモニタ基準という。モニタ基準は、疾患種別に応じて予め記憶装置60に設定されている。
図1Dに示すように、モニタ基準61bは、疾患種別毎の設定情報を示す疾患テーブル61において、疾患種別61aと対応付けて設定されている。モニタ基準61bは、例えば、「各医療施設で、直近の期間Y日間に発生した疾患Xの件数を求める」というものである。疾患の発生数は、例えば、陽性と判定された数、測定値が閾値を超える数である。疾患発生状況のモニタは、各医療施設について行われる。
ステップS5において、情報処理部55は、医療施設毎の疾患発生状況が、判定基準を満たすか否かの判定をする。この判定基準を施設アラーム基準という。施設アラーム基準は、医療施設の疾患発生状況がアラームの必要な状況にあるか否かの判定に用いられる。施設アラーム基準は、疾患種別に応じて予め記憶装置60に設定されている。
図1Dに示すように、施設アラーム基準61cは、疾患テーブル61において、疾患種別61aと対応付けて設定されている。施設アラーム基準は、例えば、所定期間内における疾患の発生数についての基準値である。
ステップS5において、医療施設毎の疾患発生状況が施設アラーム基準を満たすと判定されると、ステップS6において、情報処理部55は、疾患発生状況が施設アラーム基準を満たした医療施設についてアラームフラグを生成する。アラームフラグは、疾患発生状況が施設アラーム基準を満たしていることを示す。
ステップS7において、情報処理部55は、各医療施設の疾患発生状況に基づいて、施設アラーム情報の通知の要否を判定する。施設アラーム情報は、疾患の発生状況が施設アラーム基準を満たしている医療施設を示す情報である。すなわち、施設アラーム情報は、当該施設内で感染症が広がっていることを示す情報である。施設アラーム情報は、情報処理部55によって、アラームフラグに基づいて生成される。施設アラーム情報の通知の要否は、予め記憶装置60に設定された通知条件に基づいて判定される。
図1Dに示すように、通知条件61eは、疾患テーブル61において、疾患種別61aと対応付けて設定されている。通知条件61eは、施設アラーム情報を通知するための条件を示す。通知条件61eとしては、例えば、施設アラーム情報の通知の要否が設定される。
通知条件61eに基づき、施設アラーム情報の通知が要であると判定された場合、通知部57は、ステップS8において施設アラーム情報を通知する。施設アラーム情報の通知は、予め記憶装置60に設定された通知方法により行われる。図1Dに示すように、通知方法61fは、疾患テーブル61において、疾患種別61aと対応付けて設定されている。通知方法61fは、施設アラーム情報の通知方法168の他、後述の小エリアアラーム情報の通知方法169及び大エリアアラーム情報の通知方法170を含む。通知方法168,169,170は、アラーム情報の種類毎に設定されている。
通知方法168として設定される項目としては、例えば、通知手段、通知の種類、通知先がある。通知手段は、例えば、メールによる配信、Webでの表示、SNSによる配信である。通知の種類は、例えば、連絡・報告としての通知、表示による通知、注意報を伴う通知、警報を伴う通知である。通知先は、例えば、医療施設、学校、老人ホーム、ケアハウス、保健所等の行政機関である。通知先に、医療施設以外の施設が含まれることで、モニタ結果を医療施設以外の施設でも有効に活用できる。なお、通知方法169,170として設定される項目も、通知方法168と同様である。
実施形態において、施設アラーム情報の通知方法168は、アラームの発生した医療施設にかかわらず設定できる。したがって、施設アラーム情報が必要とされる通知先を柔軟に設定できる。
[4.小エリアアラーム]
図3Bは、小エリアアラーム生成処理55bを示している。小エリアアラーム生成処理55bは、小エリア区分によって区分される小区域毎にアラーム情報を生成する処理である。小区域毎のアラーム情報を小エリアアラーム情報という。
ステップS9において、情報処理部55は、小エリア区分となるエリア区分を選択する。エリア区分とは、情報処理装置10による管轄エリア内を一定の基準に従って分けた区域を意味する。本実施形態では、区域の分け方の基準が異なる複数種類のエリア区分が予め設定されている。小エリア区分として、複数種類のエリア区分から選択できるため、システムとして柔軟性が高い。しかも、本実施形態では、エリア区分による区域設定データ63を設定変更することで、複数種類のエリア区分自体を変更することもできる。
管轄エリアが、例えば、1つの県であれば、その県内のエリアは、例えば、校区単位で区分することもできるし、市区町村単位で区分することもできる。ここでは、エリア区分を、区分される区域の単位の名称で表す。エリア区分としては、校区及び市区町村の他、都道府県、地方、医療圏でもよい。多くの種類のエリア区分が設定されているほど、小エリア区分の選択肢が多くなり、システムの柔軟性が高まる。
ここで、市区町村、都道府県は、日本の行政区画に基づくエリア区分の種類であり、エリア区分の基になる行政区画は、国によって適宜変更される。たとえば米国で本発明が実施される場合には、行政区画に基づくエリア区分としては、州、地区、郡、独立市を用いてもよい。中国で本発明が実施される場合には、省、自治区、直轄市、特別行政区、省轄市などを用いてもよい。地方とは、例えば、複数の都道府県を含む範囲である。医療圏とは、医療提供のために設定された単位であり、市町村単位であってもよいし、複数の市町村からなるエリアであってもよいし、都道府県単位であってもよい。
エリア区分は、特定の施設近傍エリア単位であってもよい。特定の施設とは、例えば、産婦人科又は老人ホームである。特定の施設は、施設利用者に感染弱者が含まれる施設が好ましい。感染弱者は、例えば、感染症に感染する可能性が高い人、感染した場合に重症化する可能性が高い人、又は、感染による何らかの影響を受ける可能性が高い人である。感染弱者は、例えば、老人、妊婦、子供である。
小エリア区分は、予め設定された複数種類のエリア区分から、例えば疾患種別に基づいて選択される。疾患種別による小エリア区分の選択は、例えば、図1Dに示す疾患テーブル61を用いて行われる。
図1Dに示す疾患テーブル61では、疾患種別61aとエリア区分61dとが対応付けられている。エリア区分61には、小エリア区分161と大エリア区分163とが含まれる。大エリア区分163は、後述の大エリアアラーム情報の生成に用いられる。大エリア区分により区分される区域は、小エリア区分により区分される区域よりも広域であるのが好ましい。
図1Dにおいて、例えば疾患種別61a「インフルエンザ」には、小エリア区分161として校区が対応付けられ、大エリア区分163として市区町村が対応付けられている。情報処理部55は、モニタ対象の疾患がインフルエンザであれば、疾患テーブル61を参照し、小エリア区分として校区を選択し、大エリア区分として市区町村を選択する。他の疾患(風疹、デング熱、薬剤耐性感染症)についても同様である。
ステップS10において、情報処理部55は、医療施設における疾患発生状況を示すアラームフラグをモニタする。このモニタでは、モニタ対象の疾患について、アラームフラグが立てられた医療施設の数が、小エリア区分によって区分された区域毎に求められる。小エリア区分として選択されたエリア区域により区分された区域を小区域という。
図1Eに示すように、区域と医療施設との対応付けは、エリア区分による区域設定データ63として予め記憶装置60に設定されている。区域設定データ63は、エリア区分の種類63aと、区域定義データ63bとを含む。区域定義データ63は、区域名63cと、区域名63cに対応付けられた医療施設63dと、区域名63cに対応付けられた区域の範囲63eと、を含む。図1Eにおいて、エリア区分63a「校区」には、校区(A),校区(B)などの複数の区域63cが設定されている。区域としての各校区(A)(B)には、それぞれ、医療施設(a)(b)(c)(d)などの1又は複数の医療施設63dが対応付けられている。情報処理部55は、区域名63cに対応付けられた医療施設63dを、その区域内にある医療施設として認識する。
実施形態においては、校区又は行政区画に基づくエリア区分の場合、図1Eに示すように、区域は、その区域内に属する医療施設63dによって定義される。一方、エリア区分が、「産婦人科近傍」又は「老人ホーム近傍」のように、「特定の施設近傍エリア」である場合には、図1Eに示すように、区域は、区域の範囲63eによって定義される。区域の範囲は、例えば、特定の施設からの距離で定義される。産婦人科近傍エリアは、例えば、「産婦人科から500m以内」と定義され、老人ホーム近傍エリアは「老人ホームから500m以内」と定義される。情報処理部55は、特定の施設の位置情報及び医療施設の位置情報を参照し、区域の範囲63eでの定義に該当する医療施設を、その区域内にある医療施設として認識する。
医療施設の位置情報は、図1Fに示す医療施設データ65として予め記憶装置60に設定されている。医療施設データ65は、医療施設65aと、診療科65bと、位置情報65cと、を有する。診療科65bは、医療施設65aの診療科を示し、位置情報65cは医療施設65aの位置を示す。
医療施設以外の施設の位置情報は、図1Gに示す施設データ67として予め記憶装置60に設定されている。施設データ67は、医療施設以外の施設67aと、種類67bと、位置情報67cと、を有する。種類67は、施設67aの種類であり、例えば、老人ホーム又は学校である。位置情報67cは、施設67aの位置を示す。
医療施設が特定の施設(産婦人科、老人ホームなど)であるか否かは、診療科65b又は種類67bに基づいて認識される。
ステップS10では、小区域が例えば校区であれば、校区毎に、アラームフラグが立っている医療施設の数がモニタされる。小区域が例えば産婦人科近傍であれば、産婦人科を持つ医療施設毎に、産婦人科から500m以内においてアラームフラグが立っている医療施設の数がモニタされる。
ステップS11において、情報処理部55は、小エリア区分によって区分された小区域毎の疾患発生状況が、判定基準を満たすか否かの判定をする。この判定基準を小エリアアラーム基準という。小エリアアラーム基準は、小区域における疾患発生状況がアラームの必要な状況にあるか否かの判定に用いられる。小エリアアラーム基準は、疾患種別に応じて予め記憶装置60に設置されている。
図1Dに示すように、小エリアアラーム基準162は、疾患種別61a毎に、小エリア区分161に対応付けて設定されている。小エリアアラーム基準162は、例えば、所定期間内における、アラームフラグが立っている小区域内の医療施設数についての基準値である。小エリアアラーム基準162は、小エリア区分161に対応付けられて、小エリア区分毎に設定されるため、小エリア区分161の種類に応じた基準となっている。
ステップS11において、小区域毎の疾患発生状況が小エリアアラーム基準を満たすと判定されると、ステップS12において、情報処理部55は、疾患発生状況が小エリアアラーム基準を満たした小区域について小エリアアラーム情報を生成する。小エリアアラーム情報は、小区域において感染症が広がっていることを示す情報であり、該当する小区域において疾患の予防・対策のために有用である。
ステップS13において、通知部57は、小エリアアラーム情報を通知する。小エリアアラーム情報の通知は、予め設定された通知方法により行われる。図1Dに示すように、疾患テーブル61において、小エリアアラーム情報の通知方法169は、疾患種別61aと対応付けられている他、小エリア区分161とも対応付けられている。通知方法169は、小エリア区分161毎に設定されるため、通知方法169は、小エリア区分161の種類に応じた通知方法となっている。通知方法169として設定される項目は、通知方法168と同様である。
実施形態において、小エリアアラーム情報の通知方法169は、小エリア区分161とは別に設定できるため、通知方法169において設定される通知先の設定は、小エリア区分161による区域にかかわらず行える。したがって、小エリアアラーム情報が必要とされる通知先を柔軟に設定できる。
[5.大エリアアラーム]
図3Cは、大エリアアラーム生成処理55cを示している。大エリアアラーム生成処理55cは、大エリア区分によって区分される大区域毎にアラーム情報を生成する処理である。大区域毎のアラーム情報を小エリアアラーム情報という。
ステップS14において、情報処理部55は、大エリア区分となるエリア区分を選択する。大エリア区分は、図1Eに示すように予め設定された複数種類のエリア区分から、例えば、疾患種別に基づいて選択される。疾患種別による大エリア区分の選択は、例えば、疾患テーブル61を用いて行われる。大エリア区分は、小エリア区分とは異なる種類のエリア区分として選択される。大エリア区分も複数種類のエリア区分から選択されるためシステムの柔軟性が高い。
図1Dにおいて、例えば疾患種別61a「インフルエンザ」には、大エリア区分163として市区町村が対応付けられている。情報処理部55は、モニタ対象の疾患がインフルエンザであれば、テーブル61を参照し、大エリア区分として市区町村を選択する。
ステップS15において、情報処理部55は、小区域における疾患発生状況を示す小エリアアラーム情報をモニタする。このモニタでは、モニタ対象の疾患について、小エリアアラーム情報の数が、大エリア区分によって区分された区域毎に求められる。大エリア区分として選択されたエリア区域により区分された区域を大区域という。
例えば、市区町村は、複数の校区を含む。小区域が校区であり、大区域が市区町村である場合において、ある市内の2つの校区において小エリアアラーム情報が発生すると、その市における小エリアアラーム情報の数は、2となる。なお、各疾患種別において、大区域に対応する1又は複数の小区域は対応付けられている。
ステップS16において、情報処理部55は、大エリア区分によって区分された大区域毎の疾患発生状況が、判定基準を満たすか否かの判定をする。この判定基準を大エリアアラーム基準という。大エリアアラーム基準は、大区域における疾患発生状況がアラームの必要な状況にあるか否かの判定に用いられる。大エリアアラーム基準は、疾患種別に応じて予め記憶装置60に設置されている。
図1Dに示すように、大エリアアラーム基準164は、疾患種別61a毎に、大エリア区分163に対応付けて設定されている。大エリアアラーム基準164は、例えば、所定期間内において発生した、大区域内における小エリアアラーム情報数の基準値である。小エリアアラーム基準162は、大エリア区分163に対応付けられて、大エリア区分毎に設定されるため、大エリア区分163の種類に応じた基準となっている。
ステップS16において、大区域毎の疾患発生状況が大エリアアラーム基準を満たすと判定されると、ステップS17において、情報処理部55は、疾患発生状況が大エリアアラーム基準を満たした大区域について大エリアアラーム情報を生成する。大エリアアラーム情報は、大区域において感染症が広がっていることを示す情報であり、該当する大区域において疾患の予防・対策のために有用である。
ステップS18において、通知部57は、大エリアアラーム情報を通知する。大エリアアラーム情報の通知は、予め設定された通知方法により行われる。図1Dに示すように、疾患テーブル61において、大エリアアラーム情報の通知方法170は、疾患種別61aと対応付けられている他、大エリア区分163とも対応付けられている。通知方法170は、大エリア区分163毎に設定されるため、通知方法170は、大エリア区分163の種類に応じた通知方法となっている。通知方法170として設定される項目は、通知方法168と同様である。
実施形態において、大エリアアラーム情報の通知方法170は、大エリア区分163とは別に設定できるため、通知方法170において設定される通知先の設定は、大エリア区分163による区域にかかわらず行える。したがって、大エリアアラーム情報が必要とされる通知先を柔軟に設定できる。
[6.複数の疾患のモニタリング]
情報処理部55は、並行して複数の疾患のモニタリングを行って、疾患毎にアラーム情報を生成する。以下では、インフルエンザ、風疹、デング熱、及び薬剤耐性菌感染症を例に、アラーム情報生成処理の具体例を説明する。
[6.1 インフルエンザ]
[6.1.1 インフルエンザの施設アラーム]
図4Aは、インフルエンザのための施設アラーム生成処理55aを示している。ステップS104は、図3Aのステップ4に対応する。情報処理部55は、モニタ対象の疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、図1Dの疾患テーブル61を参照し、疾患種別61a「インフルエンザ」に対応するモニタ基準61bとして基準(A)を取得する。ステップS104において、情報処理部55は、取得した基準(A)に基づいて、各医療施設の集計情報をモニタする。基準(A)は、例えば、「各医療施設で、直近の期間Y日間に、インフルエンザ検査において陽性が検出された件数を求める」である。
ステップS105a,S105bは、図3Aのステップ5に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、疾患種別61a「インフルエンザ」に対応する施設アラーム基準61cとして基準(B)を取得する。基準(B)は、例えば、2つの基準を含む。一つ目の基準は、ステップS105aの「直近の1日間の陽性検出数が5件以上」であり、2つ目の基準は、ステップS105bの「直近の2週間の陽性検出数が10件以上」である。ある医療施設において、集計情報が示す疾患発生状況が、2つの基準の少なくともいずれか一方を満たす場合、その医療施設について、ステップS106のアラームフラグの生成が行われる。ステップS106は、図3AのステップS6に対応する。
ステップS107は、図3AのステップS7に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、疾患種別61a「インフルエンザ」に対応する通知条件61eとして条件(A)を取得する。条件(A)としては、例えば、施設アラーム情報の通知の要否が設定される。
ステップS108は、図3AのステップS8に対応する。情報処理部55が、条件(A)に基づいて、施設アラームの情報の通知が要であると判定した場合、通知部57が、施設アラーム情報を通知する。通知に際して、情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであり、かつ、アラーム情報の種類が施設アラーム情報であることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、インフルエンザの施設アラーム情報のための通知方法168として、方法(a)を取得する。方法(a)は、例えば、図4AのステップS108に記載されている内容の設定である。通知部57は、取得した方法(a)に従って、施設アラーム情報を通知する。すなわち、通知部57は、管轄エリア内の各医療施設にメール等で施設アラーム情報を通知し、Web上のマップに施設アラーム情報を表示する。
図5Aは、図4AのステップS108における「Web上のマップに施設アラーム情報を表示」の例を示している。図5Aに示すように、Web画面400に表示される施設アラーム情報は、医療施設の疾患発生状況に関する地図情報600を含む。地図情報600は、情報処理装置10による管轄エリア500を示す地図と、管轄エリア500内の医療施設の位置を示す情報を含む。画面400に表示される地図情報600において、管轄エリア500内は、インフルエンザについての大エリア区分である市区町村によって区分されている。表示される管轄エリア500は小エリア区分によって区分されていてもよい。
図5Aにおいて丸印は医療施設を示す。白丸は、施設アラーム情報が生成されていない医療施設を示し、黒丸は、施設アラーム情報が生成された医療施設を示す。地図中に医療施設が示されていることで、施設アラーム情報が生成された医療施設の位置を視覚的に把握することができる。
Webサーバとして機能する通知部57は、図5Aに示すように、図4AのステップS108の通知処理によって、施設アラーム情報が生成された医療施設が黒丸(色は特に限定されない)によって視覚的に示される。医療施設を施設アラーム情報の有無で区別して表示することで、管轄エリア500内におけるインフルエンザ発生状況を容易に把握できる。
図5Aに示す表示は、インフルエンザ以外の疾患のための施設アラーム情報の表示にも用いられる。
[6.1.2 インフルエンザの小エリアアラーム]
図4Bは、インフルエンザのための小エリアアラーム生成処理55bを示している。ステップS109は、図3BのステップS9に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、疾患種別61a「インフルエンザ」に対応する小エリア区分161として校区を選択する。
ステップS110は、図3BのステップS10に対応する。情報処理部55は、アラームフラグが立っている医療施設の数を校区毎にモニタする。
ステップS111は、図3BのステップS11に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、選択された校区に応じて設定された小エリアアラーム基準162として、基準(C)を取得する。基準(C)は、例えば、「直近の2週間のアラームフラグの件数が3件以上」である。
ステップS112は、図3BのステップS12に対応する。ある校区のアラームフラグの件数が基準(C)を満たすと、情報処理部55は、その校区に応じた小エリアアラーム情報を生成する。
ステップS113は、図3BのステップS13に対応する。通知部57は、小エリアアラーム情報を通知する。通知に際して、情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであり、かつアラーム情報の種類が小エリアアラーム情報であることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、インフルエンザの小エリアアラーム情報のための通知方法169として、方法(b)を取得する。方法(b)は、例えば、図4BのステップS113に記載されている内容の設定である。通知部57は、取得された方法(b)に従って、小エリアアラーム情報を通知する。すなわち、通知部57は、当該校区内でインフルエンザが広がっていることを示す情報を、該当校区内の学校および医療施設にメール等で注意報として通知し、該当校区以外に位置する各医療機関にもメール等で連絡する。また、通知部57は、当該校区を示すエリアをWeb上のマップに表示する。
図5Bは、図4BのステップS113における「Web上のマップに小エリアアラーム情報(該当校区に横線付与)を表示」の例を示している。図5Bに示すように、小エリアアラーム情報が通知されると、Web画面400においては、小エリアアラーム情報が生成された校区510,520を示す表示となる。図5Bでは、校区510,520に横線が付与されている。小エリアアラーム情報が生成された校区510,520を、小エリアアラーム情報が生成されていない区域と区別して表示することで、管轄エリア500内におけるインフルエンザの発生状況を容易に把握できる。すなわち、インフルエンザが広がっている範囲をより正確に把握することができる。特に、小エリア区分が校区であれば、図5Bの表示は、学校にとって有用である。
Web画面400において、小エリアアラーム情報が生成された校区510,520を表示する場合、図5Cに示すように、施設アラーム情報を示す黒丸を表示することなく、小エリアアラーム情報だけを表示してもよい。
図5B、図5Cに示す表示は、インフルエンザ以外の疾患のための施設アラーム情報の表示にも用いられる。
[6.1.3 インフルエンザの大エリアアラーム]
図4Cは、インフルエンザのための大エリアアラーム生成処理55cを示している。ステップ114は、図3CのステップS14に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、疾患種別61a「インフルエンザ」に対応する大エリア区分163として市区町村を選択する。
ステップS115は、図3CのステップS15に対応する。情報処理部55は、小エリアアラーム情報が生成された校区の件数を、市区町村毎にモニタする。
ステップS116は、図3CのステップS16に対応する。情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、選択された市区町村に応じて設定された大エリアアラーム基準として、基準(D)を取得する。基準(D)は、例えば、「直近の2週間の小エリアアラーム情報の件数が3件以上」である。
ステップS117は、図3CのステップS17に対応する。ある市における小エリアアラーム情報の件数が基準(D)を満たすと、情報処理部55は、その市に応じた大エリアアラーム情報を生成する。
ステップS118は、図3CのステップS18に対応する。通知部57は、大エリアアラーム情報を通知する。通知に際して、情報処理部55は、疾患種別がインフルエンザであり、かつアラーム情報の種類が大エリアアラーム情報であることに基づいて、疾患テーブル61を参照し、インフルエンザの大エリアアラーム情報のための通知方法170として、方法(c)を取得する。方法(c)は、例えば、図4CのステップS118に記載されている内容の設定である。通知部57は、取得された方法(b)に従って、大エリアアラーム情報を通知する。すなわち、通知部57は、当該市区町村でインフルエンザが広がっていることを示す情報を、該当市区町村内の学校にメール等で注意報として通知し、管轄エリア内の各医療施設にもメール等で通知する。また、通知部57は、当該市区町村を示すエリアをWeb上のマップに表示する。
図5Dは、図4CのステップS118における「Web上のマップに大エリアアラーム情報(該当市区町村に斜線付与)を表示」の例を示している。図5Dに示すように、大エリアアラーム情報が通知されると、Web画面400においては、大エリアアラーム情報が生成された市550を示す表示となる。図5Dでは、市550に斜線が付与されている。大エリアアラーム情報が生成された市550を、大エリアアラーム情報が生成されていない区域と区別して表示することで、管轄エリア500内におけるインフルエンザの発生状況を容易に把握できる。すなわち、インフルエンザが広がっている範囲をより正確に把握することができる。特に、大エリア区分が市区町村であれば、図5Dの表示は、その市区町村内の学校等の施設にとって有用である。
図5Dの画面400では、小エリアアラーム情報と大エリアアラーム情報とが共に表示されるため、市内におけるどの校区でインフルエンザが発生しているかを容易に把握することができる。
Web画面400において、大エリアアラーム情報が生成された市550を表示する場合、図5Eに示すように、施設アラーム情報を示す黒丸を表示することなく、小エリアアラーム情報及び大エリアアラーム情報だけを表示してもよい。
図5D,5Eに示す表示は、インフルエンザ以外の疾患のための施設アラーム情報の表示にも用いられる。
[6.2 風疹]
図6Aは、風疹のための施設アラーム生成処理55aを示している。ステップS204からステップS208は、それぞれ、図3AのステップS4からステップS8に対応する。風疹においては、施設アラーム基準は、例えば、ステップS205に示すように「直近の1ヶ月の陽性検出数が1件以上」である。
風疹の施設アラーム情報の通知方法は、例えば、図6AのステップS208に記載されているとおりである。アラーム情報の通知方法は、疾患種別毎に異なる設定が可能であるため、疾患種別に応じて適切な通知方法を設定できる。
図6Bは、風疹のための小エリアアラーム生成処理55bを示している。ステップS209からS213は、それぞれ、図3BのステップS9からステップS13に対応する。風疹においては、小エリア区分としては、例えば、ステップS209に示すように「産婦人科近傍」が選択される。
風疹においては、小エリアアラーム基準は、例えば、ステップS211に示すように「直近の1ヶ月のアラームフラグの件数が1件以上」である。
風疹の小エリアアラーム情報の通知方法は、例えば、図6BのステップS213に記載されているとおりである。風疹に関しては、陽性検出数が1件以上で、管轄エリア内の各産婦人科に警報を通知するため、大エリアアラーム情報の生成は不要であるが、風疹についても大エリアアラーム情報の生成を行っても良い。
ここでは、図6A及び図6Bについて説明していない点については、図4A及び図4Bの説明における「インフルエンザ」を「風疹」に読み替えたものを、図6A及び図6Bの説明として援用する。
[6.3 デング熱]
図7Aは、デング熱のための施設アラーム生成処理55aを示している。ステップS304からステップS208は、それぞれ、それぞれ、図3AのステップS4からステップS8に対応する。なお、ステップS305a及びステップS305bが図3AのステップS5に対応する。
デング熱に関する施設アラーム基準は、例えば、2つの基準を含む。一つ目の基準は、ステップS305aの「直近の1日間の陽性検出数が5件以上」であり、2つ目の基準は、ステップS305bの「直近の2週間の陽性検出数が20件以上」である。ある医療施設において、集計情報が示す疾患発生状況が、2つの基準の少なくともいずれか一方を満たす場合、その医療施設についてアラームフラグの生成が行われる。
デング熱の施設アラーム情報の通知方法は、例えば、図7AのステップS308に記載されているとおりである。
図7Bは、デング熱のための小エリアアラーム生成処理55bを示している。ステップS309からS313は、それぞれ、図3BのステップS9からステップS13に対応する。デング熱においては、小エリア区分としては、例えば、ステップS309に示すように市区町村が選択される。
デング熱においては、小エリアアラーム基準は、例えば、ステップ311に示すように「直近の2週間のアラームフラグの件数が1件以上」である。
デング熱の小エリアアラーム情報の通知方法は、例えば、図7BのステップS313に記載されているとおりである。
図7Cは、デング熱のための大エリアアラーム生成処理55cを示している。ステップS314からステップS318は、それぞれ、図3CのステップS14からステップS18に対応する。
デング熱においては、小エリア区分としては、例えば、ステップS314に示すように、「地方」が選択される。デング熱においては、大エリアアラーム基準は、例えば、ステップS316に示すように、「直近の2週間の小エリアアラーム情報の件数が3件以上」である。デング熱の大エリアアラーム情報の通知方法は、例えば、図7CのステップS318に記載されているとおりである。すなわち、該当地方の学校にメール等で警報が通知され、管轄エリア内の各医療施設にメール等で警報が通知され、Web上のマップに当該地方を示すエリアが表示される。
ここでは、図7A、図7B及び図7Cについて説明していない点については、図4A、図4B及び図4Cの「インフルエンザ」を「デング熱」に読み替えたものを、図7A、図7B及び図7Cの説明として援用する。
[6.4 薬剤耐性菌]
図8Aは、薬剤耐性菌による感染症のための施設アラーム生成処理55aを示している。ステップS404からステップS408は、それぞれ、それぞれ、図3AのステップS4からステップS8に対応する。なお、ステップS405aからステップS405cが図3AのステップS3に対応する。
薬剤耐性菌の出現を検知するには、治療した結果だけではなく、経過情報を含めた治療情報が疾患情報として用いられる。ステップS404では、図2Cに示す黄色ブドウ球菌に関する治療経過の集計情報がモニタされる。
薬剤耐性菌に関する施設アラーム基準は、例えば、3つの基準を含む。一つ目の基準は、ステップS405aの「投薬回数が基準値以上」であり、2つ目の基準は、ステップS405bの「治療期間が基準値以上」であり、3つ目の基準は、ステップS405cの「検査結果は陽性」でる。ある医療施設において、集計情報が示す疾患発生状況が、3つの基準の全てを満たす場合、その医療施設についてアラームフラグの生成が行われる。
薬剤耐性菌の施設アラーム情報の通知方法は、例えば、図8AのステップS408に記載されているとおりである。
図8Bは、薬剤耐性菌のための小エリアアラーム生成処理55bを示している。ステップS409からS413は、それぞれ、図3BのステップS9からステップS13に対応する。薬剤耐性菌においては、小エリア区分としては、例えば、ステップS409に示すように市区町村が選択される。
薬剤耐性菌においては、小エリアアラーム基準は、例えば、ステップ411に示すように「直近の1ヶ月のアラームフラグの件数が5件以上」である。
薬剤耐性菌の小エリアアラーム情報の通知方法は、例えば、図8BのステップS413に記載されているとおりである。すなわち、管轄エリア内の各医療施設にメール等で注意報が通知され、該当市区町村内の学校、老人ホームおよびケアハウスに注意報が通知され、Web上のマップに当該市区町村を示すエリアが表示される。
図8Cは、薬剤耐性菌のための大エリアアラーム生成処理55cを示している。ステップS414からステップS418は、それぞれ、図3CのステップS14からステップS18に対応する。
薬剤耐性菌においては、大エリア区分としては、例えば、ステップS414に示すように、「地方」が選択される。大エリアアラーム基準は、例えば、ステップS416に示すように、「直近の1ヶ月の小エリアアラーム情報の件数が3件以上」である。薬剤耐性菌の大エリアアラーム情報の通知方法は、例えば、図8CのステップS418に記載されているとおりである。
ここでは、図8A、図8B及び図8Cについて説明していない点については、図4A、図4B及び図4Cの「インフルエンザ」を「薬剤耐熱性菌感染症」に読み替えたものを、図8A、図8B及び図8Cの説明として援用する。
なお、本実施形態では、情報処理部55は、モニタ対象の疾患種別に基づいて、疾患テーブル61を参照して、疾患種別に対応する施設アラーム基準、小エリア区分、大エリア区分、通知方法等を選択しているが、本発明はこれに限られない。たとえば、疾患種別のリスト(インフルエンザ、風疹等)、小エリア区分のリスト(校区、市区町村等)、通知方法のリストを入力装置を用いて記憶装置60に予め登録しておき、疾患のモニタを開始する都度、ユーザが上記リストから特定の疾患種別、小エリア区分、通知方法等を入力装置を介して選択するようにしてもよい。
10 情報処理装置
55 情報処理部
57 通知部
60 記憶装置
100 情報処理システム
131 医療施設
132 医療施設
133 医療施設
134 医療施設

Claims (32)

  1. 感染症のモニタリング方法であって、
    複数の医療施設から疾患情報を取得すること、
    前記疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定すること、
    第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、前記第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、前記第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成すること
    を含むモニタリング方法。
  2. 前第1エリア区分は、地方、都道府県、市区町村、郡、校区、地区から選択される
    請求項1に記載のモニタリング方法。
  3. 前記第1エリア区分は、複数種類のエリア区分から選択される
    請求項1又は2に記載のモニタリング方法。
  4. 前記第1エリア区分は、疾患種別に基づいて選択される
    請求項3に記載のモニタリング方法。
  5. 前記第2基準は、前記第1エリア区分の種類に応じた基準である
    請求項3又は4に記載のモニタリング方法。
  6. 前記第1エリアアラーム情報を、前記第1エリア区分の種類に応じた通知方法により通知することを更に含む
    請求項3〜5のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  7. 医療施設毎の前記疾患発生状況に基づいて生成された医療施設の施設アラーム情報を通知することを更に含む
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  8. 前記第1エリア区分とは異なる種類の第2エリア区分によって区分された第2区域における疾患発生状況と、前記第2区域の疾患発生状況に関する第3基準と、に基づいて、前記第2区域における疾患発生状況に関する第2エリアアラーム情報を生成することを更に含む
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  9. 前記第2エリア区分は、疾患種別に基づいて選択される
    請求項8に記載のモニタリング方法。
  10. 前記第3基準は、前記第2エリア区分の種類に応じた基準である
    請求項8又は9に記載のモニタリング方法。
  11. 前記第2エリアアラーム情報を、前記第2エリア区分の種類に応じた通知方法により通知することを更に含む
    請求項8〜10のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  12. 前記通知の通知先は、医療施設以外の施設を含む
    請求項6,7及び11のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  13. 前記医療施設の施設アラーム情報を通知することは、複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記施設アラーム情報が生成された医療施設を、前記施設アラーム情報が生成されていない医療施設と区別して表示することを含む
    請求項7に記載のモニタリング方法。
  14. 前記第1エリアアラーム情報を通知することは、複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記第1エリアアラーム情報が生成された第1区域を、前記第1エリアアラーム情報が生成されていない第1区域と区別して表示することを含む
    請求項6に記載のモニタリング方法。
  15. 前記第2エリアアラーム情報を通知することは、複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記第2エリアアラーム情報が生成された第2区域を、前記第1エリアアラーム情報が生成されていない第2区域と区別して表示することを含む
    請求項11に記載のモニタリング方法。
  16. 前記疾患情報は、疾患種別と、医療施設で行われた検査結果、診断結果及び治療結果の少なくとも一つの結果と、日付と、を含む
    請求項1〜15のいずれか1項に記載のモニタリング方法。
  17. 感染症をモニタする情報処理装置であって、
    複数の医療施設から取得した疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定する第1処理、及び
    第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、前記第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、前記第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成する第2処理を実行する情報処理部を備える
    情報処理装置。
  18. ユーザによる入力に用いられる入力部をさらに備え、
    前記第1エリア区分は、前記入力部を介して複数種類のエリア区分から選択される
    請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記情報処理部は、前記第1エリア区分を、疾患種別に基づいて複数種類のエリア区分から選択する
    請求項17項に記載の情報処理装置。
  20. 前記情報処理部は、前記第2基準を、前記第1エリア区分の種類に応じて選択する
    請求項18又は19に記載の情報処理装置。
  21. 前記第1エリアアラーム情報を、前記第1エリア区分の種類に応じた通知方法により通知する通知部を更に備える
    請求項18〜20のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  22. 前記通知部は、医療施設毎の前記疾患発生状況に基づいて生成された医療施設の施設アラーム情報を通知する
    請求項21に記載の情報処理装置。
  23. 前記情報処理部は、前記第1エリア区分とは異なる種類の第2エリア区分によって区分された第2区域における疾患発生状況と、前記第2区域の疾患発生状況に関する第3基準と、に基づいて、前記第2区域における疾患発生状況に関する第2エリアアラーム情報を生成する第3処理を実行する
    請求項17〜22のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  24. 前記情報処理部は、前記第2エリア区分を、疾患種別に基づいて選択する
    請求項23に記載の情報処理装置。
  25. 前記情報処理部は、前記第3基準を、前記第2エリア区分の種類に応じて選択する
    請求項23又は24に記載の情報処理装置。
  26. 前記通知部は、複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記施設アラーム情報が生成された医療施設を、前記施設アラーム情報が生成されていない医療施設と区別して表示させる処理を実行する
    請求項22に記載の情報処理装置。
  27. 前記通知部は、複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記第1エリアアラーム情報が生成された第1区域を、前記第1エリアアラーム情報が生成されていない第1区域と区別して表示させる処理を実行する
    請求項21に記載の情報処理装置。
  28. 複数の前記医療施設が地図上に表示される画面において、前記第2エリアアラーム情報が生成された第2区域を、前記第1エリアアラーム情報が生成されていない第2区域と区別して表示させる処理を実行する通知部をさらに備える
    請求項23に記載の情報処理装置。
  29. 前記疾患情報は、疾患種別と、医療施設で行われた検査結果、診断結果及び治療結果の少なくとも一つの結果と、日付と、を含む
    請求項17〜28のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  30. コンピュータに、
    複数の医療施設から取得した疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定する第1処理、及び
    第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、前記第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、前記第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成する第2処理
    を実行させるためのコンピュータプログラム
  31. 感染症をモニタする情報処理システムであって、
    複数の医療施設から取得した疾患情報と、医療施設における疾患発生状況に関する第1基準と、に基づいて、医療施設毎の疾患発生状況を判定する第1処理、及び
    第1エリア区分によって区分された第1区域に対応付けられた医療施設における疾患発生状況と、前記第1区域の疾患発生状況に関する第2基準と、に基づいて、前記第1区域における疾患発生状況に関する第1エリアアラーム情報を生成する第2処理を実行する第1情報処理装置と、
    前記第1情報処理装置とは別の第2情報処理装置であって、前記第1情報処理装置から提供された前記第1エリアアラーム情報を、前記第1エリア区分の種類に応じた通知方法により通知する処理を実行する第2情報処理装置と、
    を備える情報処理システム。
  32. 前記第1情報処理装置により生成される第1エリアアラーム情報は、個人情報を含み、
    前記第1情報処理装置は、前記個人情報を除いた前記第1エリアアラーム情報を、前記第2情報処理装置に提供する処理と、個人情報を含む前記第1エリアアラーム情報を医療施設に通知する処理と、を実行し、
    前記第2情報処理装置は、個人情報を含まない前記第1エリアアラーム情報を医療施設以外の施設に通知する
    請求項31に記載の情報処理システム。
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