JP2009277077A - 記録再生装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部記憶媒体への書き換え回数を増加させることなく、ファイルを高速に検索できるようにする。
【解決手段】外部記憶媒体20との間でのデータの入出力を行う入出力部11と、記憶部17と、入出力部11を介して、外部記憶媒体20に記録されている映像データDt1を管理するためのファイルシステムFs1を、外部記憶媒体20から読み出して記憶部17に蓄積する制御部13とを備えた。さらに、記憶部17に蓄積されたファイルシステムFs1′に含まれる映像データDt1の属性情報を基に、データベースDb1を構築し、データベースDb1に蓄積されたデータを、外部記憶媒体20の取り外し時に削除するデータベース制御部19とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録再生装置及び情報処理方法に関し、特に、外部記憶媒体に記録されたデータの検索を容易にする技術に関する。
従来、ビデオカメラやカメラ一体型記録再生装置では、撮影して得た映像データ(以下A/Vデータと称する)を、フラッシュメモリ等で構成される外部記憶媒体に記録することが行われている。A/Vデータが記録された外部記憶媒体を、編集機等と称される記録再生装置に装着することで、ビデオカメラやカメラ一体型記録再生装置で撮影されたA/Vデータを記録再生装置側で編集することができるようになる。
外部記憶媒体に記録されるデータの管理には、ファイルシステムが使用されるのが通常である。ファイルシステムとは、ファイルの集合を構造化し、統一的な操作でアクセスできるようにしたものであり、ユーザにファイルの名前空間を提供するとともに、ファイルと外部記憶媒体との間の関係付けを管理する。
名前空間を効率よく管理するための構造としては、ルートディレクトリを基点とした木構造が採られることが多い。この場合、木構造における節ノードはディレクトリであり、葉ノードがファイルとなる。このような木構造において、ファイルの位置は、ルートディレクトリからファイルに至るまでの経路によって一意に決定される。なお、ファイルは本来、外部記憶媒体のメモリ空間におけるアドレスを有さないものであるが、ファイルをメモリ空間に予めマッピングしておくことによって、ファイルに対する、ポインタを通してのアクセスを可能とすることもできる。
図4に、ファイルシステムの概要を示してある。図4に示したファイルシステムFs11において、特定のファイルに対するアクセス要求が、ファイルシステムFs11のインタフェース部101に入力されると、その要求がファイル管理部102に伝えられる。ファイルに対するアクセス要求は、ファイルに対して予め付与しておいたファイルID等の識別子を、ポインタとして指定することにより行われる。
ファイル管理部102は、ポインタとして指定されたファイルIDにマッピングされているメモリ空間上の論理アドレスを、図示せぬ外部記憶媒体内の物理アドレスに変換する。そして、ドライバを通して、物理アドレスで指定された外部記憶媒体内の番地にアクセスし、指定されたファイルを読み出す処理を行う。このようなファイルシステムでは、順次走査検索(逐次検索)による全文検索が行われるのが通常である。
外部記録媒体が装着された記録再生装置においても、ファイルの検索はファイルシステムFs11により行われる。つまり、検索が行われる都度、ファイルシステムFs11に対するアクセスが行われることになる。このため、外部記憶媒体内のファイルシステムFs11を、外部記憶媒体を記録再生装置に装着したタイミング等で記録再生装置上のメインメモリ等に読み出し、検索時には、メインメモリ上のファイルシステムFs11′にアクセスすることが行われている。
そして、外部記憶媒体の取り外し(アンマウント)時に、記録再生装置のメインメモリ上のファイルシステムFs11′を、外部記憶媒体に書き戻すようにしている。このような処理が行われることにより、編集作業等に伴ってファイルシステムFs11′に加えられた変更の内容が、外部記憶媒体内のファイルシステムFs11にも反映されるようになる。
外部記憶媒体の取り付け時と取り外し時における記録再生装置の処理の例を、図5のフローチャートに示してある。まず、記録再生装置側で外部記憶媒体の装着を検知すると(ステップS21)、外部記憶媒体内のファイルシステムFs11が記録再生装置内のメインメモリ上に読み込まれる(ステップS22)。そして、外部記憶媒体の取り外しを検知した否かが判断され(ステップS23)、検知されるまでの間は、A/V(Audio/Video)データの記録又は更新を受け付けたか否かの判断がされる(ステップS24)。A/Vデータの記録や更新を受け付けていない場合には、ステップS24の判断が繰り返し行われる。
A/Vデータの記録又は更新を受け付けた場合には、A/Vデータを外部記憶媒体に記録又は更新する処理が行われ(ステップS25)、記録又は更新処理に伴って変更された内容が、記録再生装置のメインメモリ上のファイルシステムFs11′に反映される(ステップS26)。そして、ステップS23で外部記憶媒体の取り外しが検知された段階で、メインメモリ上のファイルシステムFs11′が、外部記憶媒体に書き戻される(ステップS17)。
図6に、記録再生装置100と外部記憶媒体200との関係を示してある。図6の下部に示された外部記憶媒体200には、A/VデータDt11と、ファイルシステムFs11としての論物変換テーブルTb11と属性情報Md11とが記憶されている。これらのうち、論物変換テーブルTb11と属性情報Md11とを含むファイルシステムFs11が、記録再生装置100へのマウント時に記録再生装置100側のメインメモリに読み込まれる(ロードされる)。
そして記録再生装置100では、ファイルに対するアクセス要求がポインタアクセスとしてインタフェース部101に入力されると、その内容に応じて、ファイルシステム内の論物変換テーブルTb11′と属性情報Md11′とが更新される。このように変更が加えられた論物変換テーブルTb11′と属性情報Md11′は、外部記憶媒体200の取り外し時に、メインメモリから外部記憶媒体200に書き戻される。
ところで、カメラ一体型記録再生装置等によって外部記憶媒体200に記録されるA/Vデータの量が少ないうちは、ファイルシステムFs11(Fs11′)を用いた検索でも特に問題が生じることはない。しかし、外部記憶媒体200の容量が増大する等によって、外部記憶媒体200内に記憶可能なA/Vデータの量が著しく増加した場合には、ファイルシステムFs11による検索では、検索に時間がかかりすぎてしまうことが想定される。
このように大容量のデータに対する検索が必要な場合には、データベースが用いられることが多い。図7に、データベースを模式的に示した図を示してある。データベースDb11においては、データは構造化されておらず、バイトストリーム形式で記録されている。そして、データに対するアクセス要求は、インタフェース部101を介してSQL文としてデータベース制御部110(以下、DB制御部とも称する)に入力され、DB制御部110によって、該当するデータが抽出される。データベースDb11においては、データの記録時にデータのソートが行われ、かつインデックスを作成する処理が行われる。このため、検索やデータの抽出に要する時間も、このような処理を行わないファイルシステム使用時と比べて、格段に早いものとなる。
このため、A/Vデータを扱う装置においても、データベースDb11を採用する取り組みも行われている。例えば特許文献1には、磁気テープに記録されているデータの属性情報を、MIC(Memory In Cassette)にテーブル形式で記録することで、SQLによる検索を行えるようにすることが記載されている。
特開2006−190075号公報
ところで、上述したようなファイルシステムFs11′を有する装置において、データベースDb11を付随的に用いる場合には、記録再生装置100と外部記憶媒体200とは、図8に示したような構成となるものと想定される。外部記憶媒体200においては、A/VデータDt11やファイルシステムFs11の他に、データベースDb11の情報も蓄積されている。そして、外部記憶媒体200が記録再生装置100に装着された時点で、これらのうち、ファイルシステムFs11に含まれる論物変換テーブルTb11と属性情報Md11とデータベースDb11のデータとが、記録再生装置100のメインメモリ上にアップロードされる。
外部記憶媒体200が装置に装着されている間は、ファイルシステムのインタフェース部101を介してファイルの追加・更新・削除要求がSQLによって入力され、これらの処理に応じて、論物変換テーブルTb11′と属性情報Md11′とが変更される。また、更新された属性情報Md11′は、データベース制御部110によってバイトストリーム形式のデータに変換され、データベースDb11に蓄積される。このときに、データのソートやインデックスの作成も行われる。このように構成された記録再生装置100において、データが検索される場合には、データベースDb11のインタフェース部120を介して、SQLによるファイル検索要求が入力され、SQL文による問い合わせに合致するデータが抽出される。
外部記憶装置200が記録再生装置100から取り外される時には、記録再生装置100のメインメモリ上に一時的に記憶されていたファイルシステムFs11′とともに、データベースDb11′のデータが、外部記憶装置200に書き戻される。
ところが、このような運用形態においては、外部記憶媒体200を記録再生装置100にマウントした際に、データベースDb11のデータも装置にアップロードされるようになる。一般的に、データベースDb11はファイルシステムFs11に比べてデータの容量が多くなることが多いため、アップロードに要する時間も長くなるものと考えられる。つまり、マウント時の処理時間が増大してしまうという問題があった。
これと同様に、外部記憶媒体200を取り外す際にも、データベースDb11′のデータが外部記憶媒体200に読み出されるため、アンマウント時の処理時間も増大してしまう。
さらに、データベースDb11′においては、データの保全性を向上させるために、定期的に中間結果をバックアップするジャーナリングという処理が行われることが多い。この機能を有効にしている場合には、ログ情報が外部記憶媒体200に適宜書き込まれるようになり、必然的に、外部記憶装置200の書き換え回数が増大することになる。
ところが、フラッシュメモリ等の外部記憶媒体200は、書き換え回数に対する耐性が低いことが知られている。フラッシュメモリの書き換えに対する耐久性は、SLC(Single Level Cell)方式を採用したものにおいては10万回、MLC(Multi Level Cell)方式を採用したものにおいては、1万回程度と言われている。このため、外部記憶媒体200への書き換えが頻繁に行われた場合には、外部記憶媒体200の寿命が縮まってしまうことになる。仮にジャーナリングの機能を使用しないようにした場合にも、マウント時及びアンマウント時に大容量のデータベースデータが外部記憶媒体200に読み書きされる。このような運用を行った場合には、外部記憶媒体200の消耗が早まってしまうことが想定される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、外部記憶媒体への書き換え回数を増加させることなく、ファイルを高速に検索できるようにすることを目的とする。
本発明は、外部記憶媒体に記録されている映像データを管理するためのファイルシステムを、外部記憶媒体から読み出して、読み出したファイルシステムに含まれる前記映像データの属性情報を基に、データベースを構築するようにした。さらに、データベースに蓄積されたデータを、外部記憶媒体の取り外し時に削除するようにしたものである。
このようにしたことで、ファイルの検索が、データベースエンジンを用いて行われるようになる。
また、データベースに蓄積されたデータが、外部記憶媒体の取り外し時に削除されるため、外部記憶媒体にデータベースのデータが転送されることがなくなる。
本発明によると、ファイルの検索が、データベースエンジンを用いて行われるため、検索を高速に行うことができるようになる。
また、外部記憶媒体にデータベースのデータが保存されないため、外部記憶媒体の書き換え回数を最低限のものに抑えることができるようになる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図3を参照して説明する。本実施の形態は、本発明の記録再生装置を、カメラ一体型記録再生装置等により撮影・記録されたA/Vデータを、フラッシュメモリ等よりなる外部記憶媒体を介して受け取り、受け取った映像データを編集・加工する編集機に適用したものである。図1は、編集機としての記録再生装置10と外部記憶媒体20の構成例を示したブロック図である。
外部記憶媒体20内には、カメラ一体型記録再生装置等により撮影されたA/VデータDt1と、A/VデータDt1を管理するためのファイルシステムFs1が格納されている。
次に、記録再生装置10の構成を説明する。記録再生装置10は、I/O部11と、圧縮・伸張処理部12と、制御部としてのシステムコントローラ13と、メモリ14とを含む。I/O部11は、外部記憶媒体20や撮像装置(図示略)等の外部の装置から出力されたA/VデータDt1や制御信号等を装置内に取り込むとともに、後述する圧縮・伸張処理部12から送られてきたA/Vデータを、表示装置(図示略)等の外部の装置に出力する。
圧縮・伸張処理部12は、撮像装置等から送信されたA/VデータDt1を外部記憶媒体20に記録する場合には、I/O部11から入力されたA/VデータDt1を、システムコントローラ13の制御に基づいて所定の圧縮方式で圧縮する。また、外部記憶媒体20内に記録されたA/VデータDt1を読み出して再生する場合には、システムコントローラ13の制御に基づいて読み出されたA/VデータDt1を伸張して、I/O部11に出力する。
システムコントローラ13は、CPU(Central Processing Unit)等で構成され、記録再生装置10の各部を制御する。具体的には、外部記憶媒体20内のファイルシステムFs1を読み出して、記憶部17に格納する処理等を行う。メモリ14は、システムコントローラ13が処理を行うときに一時的に発生するデータを記憶する。
また記録再生装置10は、ストレージ制御部15と、ストリーム制御部16と、メインメモリとしての記憶部17と、ファイル管理部18と、DB制御部19とを備える。
ストレージ制御部15は、外部記憶媒体20に対するデータの読み書き処理を制御する。ストリーム制御部16は、圧縮・伸張処理部12やストレージ制御部15での処理を制御する。記憶部17は、半導体メモリ等で構成されるものであり、外部記憶媒体20から読み出したファイルシステムFs1と、データベースDb1とが格納される。本例では、記憶部17に蓄積したファイルシステムFs1を、ファイルシステムFs1′と称する。
データベースDb1は、ファイルの検索を順次走査検索ではなく、SQLによって行えるようにするための仕組みを提供する。テーブルの項目は、初期設定時に、ユーザによって任意の項目に設定される。項目としては、「ファイル名」、「作成者」、「作成日時」、「記録フォーマット」等、ユーザが検索時にキーとして使用したい属性情報が選択される。また、ジャーナリング機能は使用しないものとする。
ファイル管理部18は、ファイルシステムFs1′に対するデータの読み書きを制御する。すなわち、I/O部11を通してA/VデータDt1が追加されたり、図示せぬ操作入力部等を介してファイルを更新・削除する指示が入力された場合に、ファイルシステムFs1′への情報の追加・更新・削除を行う。
DB制御部19は、外部記憶媒体20が装着されたときに、記憶部17上に読み込まれたファイルシステムFs1′の属性情報のうち、データベースDb1に使用する項目として予め設定された項目を用いてテーブルを生成する。そして、ファイルシステムFs1′の属性情報をバイトストリーム形式に変換してテーブルに書き込む処理を行う。またDB制御部19は、ユーザにより操作入力部等を介して検索用のキーが入力された場合には、入力されたキーと合致するキーを有するデータを、データベースDb1から抽出する。具体的には、入力されたキーをSQLのSELECT文に変換し、SELCT文を用いてデータを抽出する。
さらにDB制御部19は、A/VデータDt1の記録・更新・削除に伴ってファイルシステムFs1′の内容が変更された場合には、変更された内容のうち、データベースDb1′と関連する内容をバイトストリーム形式のデータに変換し、データベースDb1′に書き込む処理を行う。このとき、データのソートやインデックスの作成等の処理も行う。
次に、図2を参照して、記録再生装置10と外部記憶媒体20との間でやりとりされるデータの例について説明する。外部記憶媒体20には、A/VデータDt1と、ファイルシステムFs1としての論物変換テーブルTb1と、属性情報Md1とが格納されている。これらのうち、ファイルシステムFs1に含まれる論物変換テーブルTb1と属性情報Md1とが、外部記憶媒体20のマウント時に、記録再生装置10の記憶部17上にアップロードされる。
外部記憶媒体20が記録再生装置10に装着されている間は、インタフェース部1を介して入力されるデータの追加・更新・削除の要求に応じて、ファイルシステムFs1′の属性情報Md11′と、論物変換テーブルTb11′が変更される。また、更新された属性情報Md11′は、DB制御部19によってバイトストリーム形式のデータに変換され、データベースDb1に蓄積される。このとき、データのソートやインデックスの作成処理も行われる。
外部記憶装置20が記録再生装置10から取り外される時には、記録再生装置10の記憶部17上に一時的に記憶されていたファイルシステムFs1′のみが、外部記憶装置20に保存される。
次に、本例の記録再生装置10における処理の例を、図3のフローチャートを参照して説明する。まず、記録再生装置10において、外部記憶媒体20の装着が検知されると(ステップS1)、外部記憶媒体20内のファイルシステムFs1が記録再生装置10内の記憶部17上に読み込まれる(ステップS2)。そして、ファイルシステムFs1で管理されている属性情報のうち、ユーザによって予め指定された項目が、データベースDb1のテーブルの項目として登録される(ステップS3)。
次に、外部記憶媒体20の取り外しを検知した否かが判断され(ステップS4)、検知されるまでの間は、A/VデータDt1の記録(追加)又は更新(変更もしくは削除)を受け付けたか否かの判断がされる(ステップS5)。A/VデータDt1の記録や更新を受け付けていない場合には、ステップS4に戻って処理が続けられる。
A/VデータDt1の記録又は更新を受け付けた場合には、A/VデータDt1を外部記憶媒体20に記録又は更新する処理が行われ(ステップS6)、記録又は更新処理に伴って変更された内容が、記録再生装置10の記憶部17上のファイルシステムFs11′に反映される(ステップS7)。そして、ファイルシステムFs1′の属性情報Md1′に対して登録又は更新された内容が、データベースDb1にも登録又は更新される(ステップS8)。つまり、記憶部17に記憶されているファイルシステムFs1′とデータベースDb1とは、同期して更新される。
次に、インタフェース部1(図2参照)を介して、A/Vデータの検索要求が入力されたか否かの判断がされる(ステップS9)。A/Vデータの検索要求が入力された場合には、データベースDb1(図1,図2参照)より該当するA/Vデータが抽出され(ステップS10)、検索要求を受け付けていない場合は、ステップS4に戻って処理が続けられる。
そして、ステップS4で外部記憶媒体20の取り外しが検知された段階で、記憶部17上のデータベースDb1′のデータが削除され(ステップS11)、ファイルシステムFs1′が、外部記憶媒体20に保存される(ステップS12)。
上述した実施の形態によれば、ユーザにより指定された項目をテーブルとして有するデータベースDb1が、記録再生装置10の記憶部17上に構築される。従って、データベースDb1の項目として指定された属性情報をキーとして、容易にファイルを検索することができるようになる。
この場合、データベースDb1のエンジンを用いた検索が行われるため、ファイルシステムによる検索が行われる場合に比べて、検索にかかる時間を大幅に短縮することができる。
またこの場合、外部記憶媒体20に蓄積されたA/VデータDt1の量が非常に多い場合にも、データベースエンジンを用いて高速に検索することができる。
またこの場合、記録再生装置10の記憶部17上に構築されるデータベースDb1は、ユーザにより指定された項目のみで構成されるため、非常に軽量なものとなる。従って、記録再生装置10上のリソースを有効利用することができるようになる。
また、上述した実施の形態によれば、外部記憶媒体20が記録再生装置10に装着された際には、データベースDb1のテーブルが構築されるのみであるため、マウントにかかる時間が増大してしまうようなこともなくなる。
さらに、外部記憶媒体20が記録再生装置10から取り外される際にも、データベースDb1のデータの削除とファイルシステムFs1′の保存が行われるのみであるため、アンマウント時に要する時間にも、影響を与えずに済む。
また、上述した実施の形態によれば、データベースDb1を構築しながらも、ジャーナリング機能は使用されないため、外部記憶媒体20に対する書き換えの回数を、必要最低限のものに抑えることができるようになる。
また、上述した実施の形態によれば、外部記憶媒体20の装着時にデータベースDb1が構築され、データベースDb1に蓄積されたデータは、外部記憶媒体20の取り外し時に削除される。つまり、外部記憶媒体20内にデータベースDb1を保存する必要が無いため、外部記憶媒体20に対する冗長な書き換えを防ぐことができる。
この場合、外部記憶媒体20の装着時にデータベースDb1が自動的に構築されるため、データベースエンジンを搭載していない装置との互換性を、容易に持たせることができるようになる。これにより、拡張性の高いシステムを構築することができるようになる。
なお、上述した実施の形態では、外部記憶媒体20に蓄積されたA/VデータDt1を読み込む装置として、記録再生装置を例に挙げて説明したが、簡易ビューワ等の他の装置に適用するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態によるシステムの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による記録再生装置と外部記録媒体との関係の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による記録再生装置による処理の例を示すフローチャートである。 従来のファイルシステムの構成例を示す説明図である。 従来の記録再生装置による処理の例を示すフローチャートである。 従来の記録再生装置と外部記録媒体との関係の例を示す説明図である。 従来のデータベースの構築例を示す説明図である。 従来のデータベースを導入した場合の記録再生装置と外部記録媒体との関係の例を示す説明図である。
符号の説明
10…記録再生装置、11…I/O部、12…圧縮・伸張処理部、13…システムコントローラ、14…メモリ、15…ストレージ制御部、16…ストリーム制御部、17…記憶部、18…ファイル管理部、19…DB制御部、20…外部記憶媒体、Db1、Db1′…データベース、Dt1…A/Vデータ、Fs1、Fs1′…ファイルシステム、Md1、Md1′…属性情報、Tb1、Tb1′…論物変換テーブル

Claims (6)

  1. 外部記憶媒体との間でのデータの入出力を行う入出力部と、
    前記データを蓄積する記憶部と、
    前記入出力部を介して、前記外部記憶媒体に記録されている映像データを管理するためのファイルシステムを、前記外部記憶媒体から読み出して前記記憶部に蓄積する制御部と、
    前記記憶部に蓄積されたファイルシステムに含まれる前記映像データの属性情報を基に、データベースを構築し、前記データベースに蓄積されたデータを、前記外部記憶媒体の取り外し時に削除するデータベース制御部とを備えた
    記録再生装置。
  2. 前記データベース制御部は、前記ファイルシステムに含まれる前記属性情報の項目の中から、ユーザにより指定された項目を抽出してテーブルを生成するとともに、前記属性情報を前記データベースで取り扱える形式のデータに変換し、前記変換したデータを前記テーブルに格納することで前記データベースを構築する
    請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記データベース制御部は、前記外部記憶媒体が当該記録再生装置に装着されたときに、前記データベースの構築処理を行う
    請求項2記載の記録再生装置。
  4. 前記記憶部に蓄積されたファイルシステムが管理するファイルへのアクセス要求を受け付けるインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して入力される前記アクセス要求の内容に応じて、前記記憶部に蓄積されたファイルシステムの内容を更新するファイル管理部とを備え、
    前記ファイル管理部は、前記外部記憶媒体が当該記録再生装置から取り外されるときに、前記記憶部に蓄積されたファイルシステムを、前記外部記憶媒体に出力する
    請求項3記載の記録再生装置。
  5. 前記データベース制御部は、前記ファイル管理部による前記ファイルシステムの更新に同期して、前記データベースの内容を更新する
    請求項4記載の記録再生装置。
  6. 外部記憶媒体に記録されている映像データを管理するためのファイルシステムを、前記外部記憶媒体から読み出すステップと、
    前記読み出したファイルシステムに含まれる前記映像データの属性情報を基に、データベースを構築するステップと、
    前記データベースに蓄積されたデータを、前記外部記憶媒体の取り外し時に削除するステップとを含む
    情報処理方法。
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