JP2009275161A - 木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害物質を含まない、一定の品質を保持する木酢液の製造方法を提供する。
【解決手段】木酢成分を含んだ木材原料をチップに製造する工程1と、チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程2と、含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程3と、燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4と、粗木酢液を蒸留分離する工程6と、蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程7とを実行する木酢液の製造方法を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】木酢成分を含んだ木材原料をチップに製造する工程1と、チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程2と、含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程3と、燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4と、粗木酢液を蒸留分離する工程6と、蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程7とを実行する木酢液の製造方法を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、有害物質を含まない、一定の品質を保持する木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法に関する。
従来、木酢液を抽出する場合、一般に、木酢成分を含んだ原料を炭化させ、発生した煙を冷却することにより木酢液を抽出している。
そして、原料を炭化させる場合、一般的には炭化温度の調整を火の色による目視で温度管理をしている。
然しながら、従来の方法では、原木の水分等により、炭化時の燻煙の温度にばらつきが発生し、目視による温度管理が困難であり、一定品質の木酢液を抽出することは難しいという問題があった。
また、従来の燃料用木炭の炭化温度は700℃から1200℃と高温であり、このような煙の温度が高温で採取された木酢液には有害物質(タール、フェノール、メタノール、エタノール、ベンゾピレン等)が多く含まれているという問題があった。
そして、原料を炭化させる場合、一般的には炭化温度の調整を火の色による目視で温度管理をしている。
然しながら、従来の方法では、原木の水分等により、炭化時の燻煙の温度にばらつきが発生し、目視による温度管理が困難であり、一定品質の木酢液を抽出することは難しいという問題があった。
また、従来の燃料用木炭の炭化温度は700℃から1200℃と高温であり、このような煙の温度が高温で採取された木酢液には有害物質(タール、フェノール、メタノール、エタノール、ベンゾピレン等)が多く含まれているという問題があった。
尚、従来の此種技術の先行文献として、例えば、特許文献1があり、特許文献1は、木酢成分を含んだ原料を炭化し、発生する煙を冷却して木酢液を抽出する装置に於いて、木酢成分を含んだ原料を移送しながら加熱することにより、装置をコンパクトな構造で実現するものである。
特開平6−9963号公報
前述したように、従来の木酢液抽出に於いては、原木の水分等により煙の温度にばらつきがあり、温度管理が困難であり一定品質の木酢液を製造することは難しいという問題があった。又、従来の燃料用木炭の炭化の場合、煙の温度が高温であるため、これによって採取される木酢液には有害物質が多く含まれるという問題があった。
以上の現状に鑑み、本発明は、有害物質を含まない、一定の品質を保持する木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、木酢成分を含んだ木材原料をチップに製造する工程と、
チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程と、
含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程と、
前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程と、
前記粗木酢液を蒸留分離する工程と、
蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程とを実行することを特徴とする木酢液の製造方法を提供するものである。
請求項1に係る発明は、木酢成分を含んだ木材原料をチップに製造する工程と、
チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程と、
含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程と、
前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程と、
前記粗木酢液を蒸留分離する工程と、
蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程とを実行することを特徴とする木酢液の製造方法を提供するものである。
請求項2に係る発明は、前記木材原料の含水率を調整する工程に於いて、含水率を40%乃至50%に調整することを特徴とする請求項1記載の木酢液の製造方法を提供するものである。
請求項3に係る発明は、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程に於いて、冷却温度を10℃乃至12℃に調整することを特徴とする請求項1又は2記載の木酢液の製造方法を提供するものである。
請求項4に係る発明は、前記粗木酢液を蒸留分離する工程に於いて、前記粗木酢液の加熱温度を80℃乃至100℃に調整することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の木酢液の製造方法を提供するものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の木酢液の製造方法によって製造した精製木酢液をでんぷんと混合し、低温乾燥させて木酢粉を生成する工程を実行することを特徴とする木酢液を用いた加工物の製造方法を提供するものである。
請求項6に係る発明は、前記木酢粉を生成する工程に於いて、前記木酢粉の乾燥温度を20℃乃至35℃に調整することを特徴とする請求項5記載の木酢液を用いた加工物の製造方法を提供するものである。
請求項7に係る発明は、前記木酢粉をカプセルに充填する工程を実行することを特徴とする請求項5又は6記載の木酢液を用いた加工物の製造方法を提供するものである。
本発明の請求項1記載の発明によれば、有害物質、特に、ベンゾピレン、メタノール、タール、エタノール等を含まない、一定の品質を保持する木酢液の製造方法を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、煙の温度のばらつきを抑制し、一定品質の木酢液を製造することができる
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、一定品質の粗木酢液を採取することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の発明の効果に加え、有害物質(メタノール、タール、エタノール等)を混入させることなく、一定品質の精製木酢液を採取することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の木酢液の製造方法によって製造した精製木酢液を用いて、木酢粉を生成することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の効果に加え、一定品質の木酢粉を採取することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6記載の発明の効果に加え、木酢粉を充填したカプセルを生成することができる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法を示す工程図である。
本発明の木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法は、木酢成分を含んだ木材原料、例えば、キハダ、イチイ、ホウ、ハンの木等をチップに製造する工程1と、チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程2と、含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程3と、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4と、粗木酢液を常温保管する工程5と、前記粗木酢液を蒸留分離する工程6と、蒸留分離した成分を冷却して不純物を含まない精製木酢液を採取する工程7と、精製木酢液を常温保管する工程8を実行するものである。
図1は、本発明の木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法を示す工程図である。
本発明の木酢液及び木酢液を用いた加工物の製造方法は、木酢成分を含んだ木材原料、例えば、キハダ、イチイ、ホウ、ハンの木等をチップに製造する工程1と、チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程2と、含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程3と、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4と、粗木酢液を常温保管する工程5と、前記粗木酢液を蒸留分離する工程6と、蒸留分離した成分を冷却して不純物を含まない精製木酢液を採取する工程7と、精製木酢液を常温保管する工程8を実行するものである。
そして、更に、前記精製木酢液を用いた加工物を製造する場合は、製造する加工物の種類によって次の工程が加えられる。
前記精製木酢液を常温保管する工程8の後に、精製木酢液をでんぷんと混合し、その混合物を低温乾燥させて木酢粉を生成する工程9と、木酢粉を除湿保管する工程10とを実行する。これにより木酢粉を生成することができる。
次に、前記木酢粉を除湿保管する工程10の後に、木酢粉をカプセルに充填する工程11を実行する。これにより、木酢粉が充填されたカプセルを製造することができる。
前記精製木酢液を常温保管する工程8の後に、精製木酢液をでんぷんと混合し、その混合物を低温乾燥させて木酢粉を生成する工程9と、木酢粉を除湿保管する工程10とを実行する。これにより木酢粉を生成することができる。
次に、前記木酢粉を除湿保管する工程10の後に、木酢粉をカプセルに充填する工程11を実行する。これにより、木酢粉が充填されたカプセルを製造することができる。
尚、前記燻煙を発生させる工程3に於いて、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整するのは、加熱温度を比較的低温にすることにより、有害物質であるベンゾピレンの発生を抑制するためのものである。
前記木材原料の含水率を調整する工程2に於いては、含水率を40%乃至50%に調整する。この調整は、次工程である燻煙を発生させる工程3に於いて、煙の温度のばらつきを抑制し、最終的に、一定品質の木酢液を製造するために好適である。
又、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4に於いて、冷却温度を10℃乃至12℃に調整する。この調整は、一定品質の粗木酢液を採取するために好適である。
更に、前記粗木酢液を蒸留分離する工程6に於いて、前記粗木酢液の加熱温度を80℃乃至100℃に調整する。この調整は、有害物質(メタノール、タール、エタノール等)を混入させることなく、一定品質の精製木酢液を採取するために好適なものである。
更に又、前記精製木酢液をでんぷんと混合し、その混合物を低温乾燥させて木酢粉を生成する工程9に於いて、精製木酢液の乾燥温度を20℃乃至35℃に調整する。この調整も、一定品質の木酢粉を採取するために好適なものである。
又、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4に於いて、冷却温度を10℃乃至12℃に調整する。この調整は、一定品質の粗木酢液を採取するために好適である。
更に、前記粗木酢液を蒸留分離する工程6に於いて、前記粗木酢液の加熱温度を80℃乃至100℃に調整する。この調整は、有害物質(メタノール、タール、エタノール等)を混入させることなく、一定品質の精製木酢液を採取するために好適なものである。
更に又、前記精製木酢液をでんぷんと混合し、その混合物を低温乾燥させて木酢粉を生成する工程9に於いて、精製木酢液の乾燥温度を20℃乃至35℃に調整する。この調整も、一定品質の木酢粉を採取するために好適なものである。
図2(a)は、前記燻煙を発生させる工程3と、前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程4を実現するための燻煙機21と、熱交換器22とを示す。図2(b)は熱交換器22の斜視図である。
燻煙機21は、加熱筒23内にスクリュー24を備え、加熱筒23には、上流側上端にホッパー25が備えられ、下流側上端に排煙口26、下流側下端に排出口27が設けられる。又、加熱筒23の下端には上流側から下流側まで延びる電熱ヒーター28が配設されている。電熱ヒーター28を制御することにより、加熱筒23内で発生する燻煙の温度は一定に保持される。
排煙口26の下流には熱交換器22が接続され、熱交換器22は熱交換筒29内に於いて排煙を流下させる複数の煙管30,30…が上流側から下流側に延びて配設され、熱交換筒29の上流側には冷却水を熱交換筒29内に供給するための給水口31が設けられ、下流側には冷却水を排出するための排水口32が設けられている。
燻煙機21は、加熱筒23内にスクリュー24を備え、加熱筒23には、上流側上端にホッパー25が備えられ、下流側上端に排煙口26、下流側下端に排出口27が設けられる。又、加熱筒23の下端には上流側から下流側まで延びる電熱ヒーター28が配設されている。電熱ヒーター28を制御することにより、加熱筒23内で発生する燻煙の温度は一定に保持される。
排煙口26の下流には熱交換器22が接続され、熱交換器22は熱交換筒29内に於いて排煙を流下させる複数の煙管30,30…が上流側から下流側に延びて配設され、熱交換筒29の上流側には冷却水を熱交換筒29内に供給するための給水口31が設けられ、下流側には冷却水を排出するための排水口32が設けられている。
而して、ホッパー25から供給されるチップ化された木材原料は、前記スクリュウー24によって上流側から下流側に搬送され、その間に電熱ヒーター28によって所定温度に加熱され、燻煙を発生する。木材原料は下流側で排出口27から加熱筒23外に排出され、燻煙は排煙口26から排出されて熱交換器22の煙管30,30…内に供給される。
熱交換筒29には、給水口31から冷却水が供給され、排出口32から排出されているため、煙管30,30…内の燻煙は冷却水によって冷却されて燻煙から木酢液が抽出される。抽出された木酢液は、煙管30,30…の下流側出口から排出される。
熱交換筒29には、給水口31から冷却水が供給され、排出口32から排出されているため、煙管30,30…内の燻煙は冷却水によって冷却されて燻煙から木酢液が抽出される。抽出された木酢液は、煙管30,30…の下流側出口から排出される。
図3は、前記粗木酢液を蒸留分離する工程6と、蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程7とを実現するための蒸留器51と、熱交換器である冷却器52とを示している。
蒸留器51は、蒸留タンク53の下端部の略全周に及んで電熱ヒーター54が配置され、蒸留タンク53の外周部に粗木酢液を供給する供給口55が設けられ、蒸留タンク53の上端部は配管によって冷却器52に連通している。
冷却器52は、冷却筒56内の中心部を冷却配管57が貫通しており、冷却配管57が配管によって蒸留器51に連通され、冷却筒56内には冷却水が給水されて冷却配管57を冷却するように構成されている。
蒸留器51は、蒸留タンク53の下端部の略全周に及んで電熱ヒーター54が配置され、蒸留タンク53の外周部に粗木酢液を供給する供給口55が設けられ、蒸留タンク53の上端部は配管によって冷却器52に連通している。
冷却器52は、冷却筒56内の中心部を冷却配管57が貫通しており、冷却配管57が配管によって蒸留器51に連通され、冷却筒56内には冷却水が給水されて冷却配管57を冷却するように構成されている。
而して、供給口55から蒸留タンク53内に供給された粗木酢液は、電熱ヒーター54により所定温度に加熱されて蒸留分離し、蒸留分離した成分は冷却器52内の冷却配管57に入ると冷却筒56の冷却水によって冷却されて精製木酢液が抽出され、冷却器52の下流側冷却配管57から精製木酢液が排出される。
本発明で得られた前記精製木酢液は、例えば、適宜濃度に調整して健康飲料水、入浴剤等として用いることができる。
本発明で得られた前記木酢粉は、例えば、健康食品として食品添加物等に用いることができる。尚、木酢液を粉末化することにより、使用者にとって取り扱いが容易になる等の利便性が高くなる。
本発明で得られた前記カプセルは、例えば、健康食品として体臭消臭食品等に用いることができる。尚、木酢液をカプセル化することにより、使用者にとって取り扱いが容易になる等の利便性が高くなると共に、木酢液の品質保持にも有効である。即ち、水との希釈を行なうことなく服用できること、又、光・酸素との接触を制限することで酸化・変質を防止し、安定した状態を一定期間確保すること等が可能となる。
そして、前記精製木酢液、前記木酢粉、前記カプセルは前述の例に限らず、その他の利用も可能である。
本発明で得られた前記木酢粉は、例えば、健康食品として食品添加物等に用いることができる。尚、木酢液を粉末化することにより、使用者にとって取り扱いが容易になる等の利便性が高くなる。
本発明で得られた前記カプセルは、例えば、健康食品として体臭消臭食品等に用いることができる。尚、木酢液をカプセル化することにより、使用者にとって取り扱いが容易になる等の利便性が高くなると共に、木酢液の品質保持にも有効である。即ち、水との希釈を行なうことなく服用できること、又、光・酸素との接触を制限することで酸化・変質を防止し、安定した状態を一定期間確保すること等が可能となる。
そして、前記精製木酢液、前記木酢粉、前記カプセルは前述の例に限らず、その他の利用も可能である。
1 チップに製造する工程
2 木材原料の含水率を所定値に調整する工程
3 燻煙を発生させる工程
4 粗木酢液を採取する工程
6 粗木酢液を蒸留分離する工程
7 精製木酢液を採取する工程
9 木酢粉を生成する工程
11 木酢粉をカプセルに充填する工程
2 木材原料の含水率を所定値に調整する工程
3 燻煙を発生させる工程
4 粗木酢液を採取する工程
6 粗木酢液を蒸留分離する工程
7 精製木酢液を採取する工程
9 木酢粉を生成する工程
11 木酢粉をカプセルに充填する工程
Claims (7)
- 木酢成分を含んだ木材原料をチップに製造する工程と、
チップ化された木材原料の含水率を所定値に調整する工程と、
含水率を調整された木材原料を加熱し、燻煙の温度が140℃乃至170℃になるように調整して燻煙を発生させる工程と、
前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程と、
前記粗木酢液を蒸留分離する工程と、
蒸留分離した成分を冷却して精製木酢液を採取する工程とを実行することを特徴とする木酢液の製造方法。 - 前記木材原料の含水率を調整する工程に於いて、含水率を40%乃至50%に調整することを特徴とする請求項1記載の木酢液の製造方法。
- 前記燻煙を冷却して粗木酢液を採取する工程に於いて、冷却温度を10℃乃至12℃に調整することを特徴とする請求項1又は2記載の木酢液の製造方法。
- 前記粗木酢液を蒸留分離する工程に於いて、前記粗木酢液の加熱温度を80℃乃至100℃に調整することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の木酢液の製造方法。
- 請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の木酢液の製造方法によって製造した精製木酢液をでんぷんと混合し、低温乾燥させて木酢粉を生成する工程を実行することを特徴とする木酢液を用いた加工物の製造方法。
- 前記木酢粉を生成する工程に於いて、前記木酢粉の乾燥温度を20℃乃至35℃に調整することを特徴とする請求項5記載の木酢液を用いた加工物の製造方法。
- 前記木酢粉をカプセルに充填する工程を実行することを特徴とする請求項5又は6記載の木酢液を用いた加工物の製造方法。
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2008
- 2008-05-16 JP JP2008129213A patent/JP2009275161A/ja active Pending
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