JP2009274760A - 容量可変箱 - Google Patents

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JP2009274760A JP2008130668A JP2008130668A JP2009274760A JP 2009274760 A JP2009274760 A JP 2009274760A JP 2008130668 A JP2008130668 A JP 2008130668A JP 2008130668 A JP2008130668 A JP 2008130668A JP 2009274760 A JP2009274760 A JP 2009274760A
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Kazuhiro Gonda
和広 権田
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】最大数に満たない物品を確実に保持でき、スペーサとして副資材を使用する必要もない容量可変箱を提供する。
【解決手段】各一対の側板2及び端板3を連設して四角筒状の周壁1を形成し、一対の端板3を上下に配置し、一方の側板2の前端に蓋4を連設し、後面を閉じる後壁7を設け、他方の側板2の前端に保持片5を連設し、保持片5に折目線8及び切目線9を入れて、切詰部10を形成しておき、物品の収納に際しては、保持片5で収納空間を制限しない大容量状態と、保持片5を折目線8沿いに巻くように折り曲げて第1スペーサ11を形成した中容量状態と、切目線9の少なくとも一部分を切断し、切詰部10を折目線8沿いに巻くように折り曲げて第2スペーサ12を形成し、下方に残存した第1スペーサ11と後壁7との間に第2スペーサ12を嵌め込んだ小容量状態とを選択できるようにする。
【選択図】図8

Description

この発明は、収納する物品の数に応じて容量を変化させることができる容量可変箱に関するものである。
従来、この種の容量可変箱として、下記特許文献1には、図9に示すように、各一対の側板52及び端板53を連設して四角筒状の周壁51を形成し、一方の側板52に天面を開閉する蓋54を連設し、底面を閉じる底壁55を設け、対向する端板53の上端に保持片56を連設したものが記載されている。
この保持片56には、幅方向の複数本の折目線57と先端からの切目線58とが入れられ、収納する物品が最大数の場合には、保持片56を伸ばしておき、収納する物品が最大数に満たない場合には、保持片56を折目線57に沿って折り曲げ、これに伴い形成された筒部56aや舌片56bをスペーサとして、箱内で物品が動かないように保持する。
実開平2−69821号公報
しかしながら、上記のような容量可変箱では、例えば、苗をポットに植えた園芸品等、不定形の物品を、最大数に満たない数だけ梱包する際、保持片を折り曲げたスペーサで空隙を埋めようとしても、物品を確実に保持できないという問題がある。
また、保持片で容量を調整できない通常の箱で梱包する場合には、帯状のスポンジを巻いて、スペーサとして詰め込むが、このような副資材を使用すると、包装コストが嵩み、廃棄物も増えるという問題がある。
そこで、この発明は、最大数に満たない物品を確実に保持でき、スペーサとして副資材を使用する必要もない容量可変箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、各一対の側板及び端板を連設して四角筒状の周壁を形成し、一対の端板を上下に配置し、一方の側板の前端に蓋を連設し、後面を閉じる後壁を設け、他方の側板の前端に保持片を連設し、保持片に、上下方向の複数本の折目線を入れると共に、上端基部から下方へ向かい、高さ方向の途中から先端側へ向かう切目線を入れて、切詰部を形成しておき、物品の収納に際しては、保持片で収納空間を制限しない大容量状態と、保持片を折目線沿いに巻くように折り曲げて第1スペーサを形成した中容量状態と、切目線の少なくとも一部分を切断し、切詰部を折目線沿いに巻くように折り曲げて第2スペーサを形成し、下方に残存した第1スペーサと後壁との間に第2スペーサを嵌め込んだ小容量状態とを選択できるようにし、収納する物品の数に応じて、第1スペーサ及び第2スペーサで空隙を埋めるようにしたのである。
この発明に係る容量可変箱では、最大数に満たない物品を収納する際、保持片を巻いた第1スペーサや、その切詰部を巻いた第2スペーサが安定した形状の柱状体を形成するので、物品を箱内で動かないように確実に保持でき、スペーサとして副資材を使用する必要もなく、包装コストを削減でき、廃棄物の発生も抑制できる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この容量可変箱は、苗をポットに植えた園芸品の運搬に使用するものであり、図1に示す段ボールのブランクから形成される。このブランクでは、裏面で示す図示の方向において、周壁1を形成する長方形の側板2及び略正方形の端板3が各一対交互に上下方向に連設され、一方の側板2の下端には継代片1aが連設されている。
下方の側板2の一側には蓋4が、上方の側板2の一側には保持片5が、各端板3の一側には蓋受片6がそれぞれ連設され、各側板2及び端板3の他側には、閉止板7a,7bがそれぞれ連設されている。蓋4は、側板2に繋がる蓋板4aの先端に蓋先部4bを連設した構成とされている。
保持片5には、上下方向の2本の押罫から成る折目線8が入れられ、これにより、保持片5は、ほぼ3等分されている。また、保持片5には、上端基部から下方へ向かい、高さ方向の途中から先端側へ向かう切目線9が入れられている。
切目線9は、側板2との境界に沿ってその中央へ至る鉤形の切目が断続したジッパ型の線部9aと、これに対して直角をなすように続き、保持片5を上下に二分する繋部付きの線部9b及びミシン目状の線部9cとから構成される。保持片5の線部9b、9cより上方の部分は、切詰部10とされている。
各側板2には取手穴が、上方の端板3、蓋板4a及び閉止板7aには通気穴がそれぞれ設けられ、保持片5にも、蓋板4aの通気穴に対応する通気穴が設けられている。
このブランクを組み立てるには、図2に示すように、各一対の側板2及び端板3を折り曲げ、継代片1aを反対側の端板3に貼り付けて、一対の端板3を上下に配置した四角筒状の周壁1を形成し、閉止板7a,7bを貼り合わせ、閉止板7a同士を噛み合わせて、後面を閉じる後壁7を形成する。
上記のような容量可変箱を使用して、図3に示すように、苗をポットに植えた園芸品Pを、収納可能な最大数である4個梱包する場合には、蓋4及び保持片5を開き、保持片5を巻き込まない大容量状態として、園芸品Pを2個ずつ幅方向及び奥行き方向に並べ、下方の端板3に載置する。
次に、図4に示すように、保持片5を閉じ、その先端部を折目線8に沿って一方の側板2の内側に沿わせるように折り曲げる。
そして、図5に示すように、蓋受片6を折り曲げて、蓋4の蓋板4aを閉じ、蓋先部4bを他方の側板2の外側に重ね、接着剤や粘着テープで固定する。
また、園芸品Pを3個梱包する際には、図6に示すように、箱内の奥側において、園芸品Pを2個幅方向に並べ、保持片5を2本の折目線8に沿って巻くように折り曲げ、保持片5の先端を他方の側板2に当接させて、箱内の手前の一側部分に第1スペーサ11を形成した中容量状態とし、第1スペーサ11と一方の側板2の間に、1個の園芸品Pを収納した後、蓋受片6を折り曲げて、蓋4を閉じる。
また、園芸品Pを2個梱包する際には、まず、図7に示すように、切目線9の線部9aを上方から下方へ切断し、続いて、線部9bを切断し、線部9cをヒンジとして、切詰部10を折り返す。
次に、図8に示すように、切詰部10を2本の折目線8に沿って巻くように折り曲げ、第2スペーサ12を形成し、下方に残存した第1スペーサ11と後壁7との間に第2スペーサ12を嵌め込んで、その両端を他方の側板2に当接させた小容量状態とし、第1スペーサ11及び第2スペーサ12と一方の側板2との間に、2個の園芸品Pを奥行き方向に並べて収納した後、蓋受片6を折り曲げて、蓋4を閉じる。
上記のような容量可変箱では、収納できる最大数である4個に満たない3個又は2個の園芸品Pを収納する際、保持片5を巻いた第1スペーサ11や、その切詰部10を巻いた第2スペーサ12が安定した形状の柱状体を形成するので、園芸品Pを箱内で動かないように確実に保持できる。
また、スペーサとしてスポンジ等の副資材を使用する必要もなく、包装コストを削減でき、廃棄物の発生も抑制できる。
なお、上記説明においては、小容量状態にする際、線部9cをヒンジとして切詰部10を折り返しているが、線部9cを切断して、保持片5から切詰部10を切り取り、分離した切詰部10の折り曲げにより第2スペーサ12を形成して、第1スペーサ11と後壁7との間に第2スペーサ12を嵌め込むようにしてもよい。
この発明の実施形態に係る容量可変箱のブランクを示す図 同上の組立状態を示す斜視図 同上の大容量状態での収納例を示す斜視図 同上の保持片を閉じた状態を示す斜視図 同上の蓋を閉じた状態を示す斜視図 同上の中容量状態での収納例を示す斜視図 同上の切目線の切断過程を示す斜視図 同上の小容量状態での収納例を示す斜視図 従来の容量可変箱を示す斜視図
符号の説明
1 周壁
1a 継代片
2 側板
3 端板
4 蓋
5 保持片
6 蓋受片
7 後壁
7a,7b 閉止板
8 折目線
9 切目線
9a,9b,9c 線部
10 切詰部
11 第1スペーサ
12 第2スペーサ

Claims (1)

  1. 各一対の側板(2)及び端板(3)を連設して四角筒状の周壁(1)を形成し、一対の端板(3)を上下に配置し、一方の側板(2)の前端に蓋(4)を連設し、後面を閉じる後壁(7)を設け、他方の側板(2)の前端に保持片(5)を連設し、保持片(5)に、上下方向の複数本の折目線(8)を入れると共に、上端基部から下方へ向かい、高さ方向の途中から先端側へ向かう切目線(9)を入れて、切詰部(10)を形成しておき、物品の収納に際しては、保持片(5)で収納空間を制限しない大容量状態と、保持片(5)を折目線(8)沿いに巻くように折り曲げて第1スペーサ(11)を形成した中容量状態と、切目線(9)の少なくとも一部分を切断し、切詰部(10)を折目線(8)沿いに巻くように折り曲げて第2スペーサ(12)を形成し、下方に残存した第1スペーサ(11)と後壁(7)との間に第2スペーサ(12)を嵌め込んだ小容量状態とを選択できるようにしたことを特徴とする容量可変箱。
JP2008130668A 2008-05-19 2008-05-19 容量可変箱 Pending JP2009274760A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015198593A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 工藤 哲也 梱包箱と梱包苗

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