JP2009272960A - 通信用プログラム提供装置、通信サービス提供方法、及びプログラム - Google Patents

通信用プログラム提供装置、通信サービス提供方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ端末に表示されるWebの画面上で通信相手を指定するだけで、手軽に通信相手と通信を行うことを可能とする技術を提供する。
【解決手段】通信用プログラム提供装置において、Webサイト提供装置からユーザ端末に提供された通信相手情報から、特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する手段と、前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、前記通信用識別情報を含む通信接続要求を接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、パソコンに表示されるWebページ上で通信相手を選択することにより、その通信相手と通信を行うための技術に関するものである。
インターネットに関わる多くの技術が普及しており、特に、情報の公開や情報の収集等の手段としてのWeb技術が広く普及している。そのような中、ソーシャルネットワークサービス(SNS)やブログの普及に見られるように、Webの利用形態が、単なる情報の公開や収集の手段から、個人間の(主に匿名による)手軽なコミュニケーションの場へと変化してきている。例えば、ソーシャルネットワークサービスでは、友人もしくはコミュニティのメンバーである匿名の相手と手軽に情報交換を行うことができる。
また、情報交換に関連して、特許文献1には、ユーザ側端末がウェブサイトに掲載される情報を画面表示した状態で、当該ユーザ側端末とウェブサイト側施設の端末との間で双方向音声通話を行う技術が開示されている。
特開2002−74083号公報
上記のようなソーシャルネットワークサービスやブログを用いることにより、ユーザは手軽に直接面識のない他者とコミュニケーションを行うことができるものの、そのコミュニケーションは主に文字ベースに限られている。
ソーシャルネットワークサービスやブログにおけるWeb上での文字によるコミュニケーションと同程度の手軽さで、音声によるリアルタイム通信である電話通信ができればより密度の高いコミュニケーションをとることができ、ユーザの利便性が向上する。
このようなニーズを満たすための従来技術はなかった。特許文献1に開示された技術をこのようなニーズに対して利用することも考えられるが、特許文献1に開示された技術では、電話通信用プログラムを事前に自分の端末にインストールする必要がある上、予め決められた通話相手端末(ウェブサイト側施設の端末)としか電話通信を行うことができず、ソーシャルネットワークサービスやブログ等における任意のメンバーと手軽に通話を行うことはできない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ端末に表示されるWebの画面上で通信相手を指定するだけで、手軽にその通信相手と通信を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、通信用プログラム提供装置と、Webサイト提供装置と、接続制御装置と、ユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記通信用プログラム提供装置であって、前記Webサイト提供装置から前記ユーザ端末に提供された通信相手情報から、特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する通信要求受信手段と、前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する通信用識別情報送信手段と、前記通信用識別情報を含む通信接続要求を前記接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する通信用プログラム提供手段と、を備えたことを特徴とする通信用プログラム提供装置として構成される。
前記通信用プログラム提供装置は、前記Webサイト提供装置においてユーザ識別を行うためのサービス用識別情報と、通信接続におけるユーザ識別を行うための通信用識別情報とを対応付けて格納する対応情報格納手段を備え、前記通信要求には、前記特定の通信相手のサービス用識別情報が含まれ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求に含まれるサービス用識別情報に対応する通信用識別情報を前記対応情報格納手段から取得し、当該通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信することとしてもよい。
前記Webサイト提供装置から前記ユーザ端末に提供された通信相手情報は、各通信相手の通信用識別情報を含み、前記ユーザ端末から送信される通信要求には、選択された前記特定の通信相手の通信用識別情報が含められ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求から当該通信用識別情報を取得し、当該通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信するように構成してもよい。
前記通信用プログラム提供装置は、前記Webサイト提供装置においてユーザ認証を行うためのサービス用認証情報と、前記接続制御装置においてユーザ認証を行うための通信用認証情報とを対応付けて格納する認証情報対応情報格納手段を備え、前記通信要求には、前記ユーザ端末のユーザのサービス用認証情報が含まれ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求に含まれるサービス用認証情報に対応する通信用認証情報を前記認証情報対応情報格納手段から取得し、当該通信用認証情報と前記通信用識別情報とを前記ユーザ端末に送信することとしてもよい。
前記通信用識別情報送信手段は、前記通信用プログラムのダウンロード要求を前記通信用プログラム提供手段に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させるために使用される制御情報を作成し、前記特定の通信相手の通信用識別情報を当該制御情報に含めて前記ユーザ端末に送信し、前記通信用プログラム提供手段は、前記ダウンロード要求を前記ユーザ端末から受信したことに応じて、前記通信用プログラムを前記ユーザ端末に送信することとしてもよい。
前記通信用識別情報送信手段は、前記ユーザ端末からログアウト要求を受信したことに応じて、前記接続制御装置に登録された前記ユーザ端末の情報を非登録とするための要求を前記接続制御装置に送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる制御情報を、当該ユーザ端末に送信する手段を有することとしてもよい。
また、前記制御情報は、前記ユーザ端末に、当該ユーザ端末から前記通信用プログラムを削除する処理を実行させる制御情報を含むこととしてもよい。
また、本発明は、通信用プログラム提供装置と、Webサイト提供装置と、接続制御装置と、ユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて前記通信用プログラム提供装置と、前記Webサイト提供装置とにより実行される通信サービス提供方法であって、前記Webサイト提供装置が、前記ユーザ端末に通信相手情報を送信する通信相手情報送信ステップと、前記通信用プログラム提供装置が、前記通信相手情報から特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する通信要求受信ステップと、前記通信用プログラム提供装置が、前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する通信用識別情報送信ステップと、前記通信用プログラム提供装置が、前記通信用識別情報を含む通信接続要求を前記接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する通信用プログラム提供ステップと、を備えたことを特徴とする通信サービス提供方法として構成することもできる。
更に本発明は、コンピュータを、前記通信用プログラム提供装置の各手段として機能させるプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、通信用プログラム提供装置において、Webサイト提供装置からユーザ端末に提供された通信相手情報から、特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信したことに応じて、当該特定の通信相手の通信用識別情報をユーザ端末に送信するとともに、当該通信用識別情報を含む通信接続要求を接続制御装置に対して送信する処理をユーザ端末に実行させる通信用プログラムをユーザ端末に送信することとしたので、ユーザ端末のユーザは、ユーザ端末に表示されるWebの画面上で通信相手を指定するだけで、手軽に通信相手と通信を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下では、電話による音声通信を想定した例に基づき説明を行うが、本発明は、音声通信のみならず、画像通信やファイル転送等、端末間で行われる全ての種類の通信に適用できるものである。
(システム構成、動作概要)
図1に、本実施の形態の電話通信システムの構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態における電話通信システムは、Webサイト提供装置1、電話通信用プログラム提供装置2、呼制御装置3を有し、これらがインターネット等の通信ネットワーク4に接続されている。また、本実施の形態では、通信ネットワーク4にユーザ端末5と、通話相手端末6が接続され、ユーザ端末5が通話相手端末6に呼接続(電話をかけること)を行うものとする。
Webサイト提供装置1は、例えばソーシャルネットワークサービス等に係るWebサイトを提供する装置であり、ユーザ端末5はWebサイト提供装置1にアクセスすることにより各種サービスの提供を受けることができる。本実施の形態では、当該サービスとして、文字による通信サービスに加えて、例えばコミュニティーのメンバー等との間での電話通信を可能とするサービスが含まれている。
なお、本明細書において、「電話通信」及び「通話」の用語は、音声通信のみならず、画像通信やファイル転送等、Webサイト提供装置1を経由しない直接的な通信全てを含む意味で使用している。
電話通信用プログラム提供装置2は、ユーザ端末5からのアクセスに応じて、ユーザ端末5に対し電話通信用プログラムを提供する等の機能を有する装置である。呼制御装置3は、上記電話通信用プログラムが実行される端末間で電話通信を行うための呼制御処理を行うための装置である。本実施の形態では、呼制御処理をSIP(Session Initiation Protocol)に基づいて行うこととしているので、呼制御装置3としてSIPサーバが使用される。
ユーザ端末5、通話相手端末6はいずれもCPU、記憶装置等を有するパソコン等のコンピュータであり、Webブラウザが搭載され、Webサイト提供装置1及び電話通信用プログラム提供装置2との間でデータ送受信を行うことができる。また、ユーザ端末5、通話相手端末6はいずれもマイク機能とスピーカ機能を備えている。
また、Webサイト提供装置1と、電話通信用プログラム提供装置2はいずれもWebサーバ機能を備えたコンピュータであり、それぞれ当該コンピュータに、本実施の形態において説明する機能に対応するプログラムが搭載されることにより実現されている。当該プログラムは可搬メモリ等の記録媒体からコンピュータにインストールすることもできるし、サーバからネットワークを介してダウンロードしてインストールすることとしてもよい。
本実施の形態の装置構成や動作を詳細に説明する前に、図2を参照して本実施の形態におけるユーザから見た動作の一例を説明する。
ユーザがユーザ端末5を利用して、Webサイト提供装置1が提供するソーシャルネットワークサービス等のサービスを利用する中で、Webサイト提供装置1は、例えばコミュニティー内もしくは友人間でコミュニケーションを図るためのサービスを選択する画面をユーザ端末5に提供し、ユーザはユーザ端末5に表示される当該画面から本実施の形態に係る電話通信のためのサービスを選択する。
するとWebサイト提供装置1からユーザ端末5に対して、通話相手となり得るユーザの名前のリストが送信される(ステップ1)。ユーザ端末5のユーザが、通話したい相手をリストの中から選択(クリック)すると、その名前に対応する通話相手に対する電話通信要求が電話通信用プログラム提供装置2に送信される(ステップ2)。その後は、ユーザがユーザ端末5に対する操作を行うことなく、その通話相手に呼接続を行うための電話通信用識別情報と電話通信用プログラムが電話通信用プログラム提供装置2からユーザ端末5にダウンロードされ(ステップ3)、当該電話通話用プログラムがユーザ端末5において起動され、ユーザ端末5は電話通信用識別情報を用いてユーザが選択した通話相手に自動的またはユーザの確認によって発呼し(ステップ4)、ユーザ端末5と通話相手端末6とが呼接続され、ユーザは通話相手と通話を行うことができる(ステップ5)。なお、ステップ2における通話要求から、ステップ3の電話通信用プログラムダウンロードまでには装置間及び装置内部での各種処理が行われるが、その詳細については後述する。
以下、本システムの詳細な構成及び動作を、第1の実施の形態と、第2の実施の形態としに分けて説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態における電話通信システムの機能構成図であり、電話通信用プログラム提供装置2、Webサイト提供装置1、及びユーザ端末5のそれぞれの機能構成を示す図である。
図3に示すように、Webサイト提供装置1は、サービス提供部11と、通話相手リスト提供部12、及びID対応表格納部13を有している。サービス提供部11は、例えばソーシャルネットワークサービスやブログ等の一般的なWebサービスを提供するための機能部である。
通話相手リスト提供部12は、サービス提供部11がユーザ端末5から電話通信サービス要求を受信したときに、ユーザ端末5と通話を行う候補となる相手の名前のリストである通話相手リストを作成し、サービス提供部11を介して当該通話相手リストをユーザ端末5に送信するための機能部である。
第1の実施の形態では、通話相手リストのデータは、ユーザ端末5のディスプレイに表示される情報として通話相手の名前の情報を含む。この名前は、例えば、ユーザが属するコミュニティーのメンバーであって、電話通信が可能であることをWebサイト提供装置1に通知したメンバーの名前である。また、通話相手リストとして、ユーザが過去に通話した相手の名前のリスト(通話履歴)を用いることとしてもよい。
また、通話相手リストのデータは、ユーザ端末5に表示されない情報として、各名前毎に、電話通信用プログラム提供装置2にアクセスするためのリンク情報を含み、当該リンク情報は、通話相手に対応する電話通信用の識別情報(SIP-URI等であり、以下、電話通信用IDと呼ぶ)を含む。
ID対応表格納部13には、図4に示すように、サービス提供部11へのログインIDであるサービス用IDと、電話通信用IDとが対応付けて格納されており、通話相手リスト提供部12は、サービス提供部11から、リストに含める相手のサービス用IDを受信し、ID対応表格納部13から各サービス用IDに対応する各電話通信用IDを取得し、それを通話相手リストのデータにおけるリンク情報に含めている。なお、ID対応表格納部13は、Webサイト提供装置1内に備える必要はなく、例えば電話通信用プログラム提供装置内2に備えることとしてもよい。
当該通話相手リストがユーザ端末5のディスプレイに表示されているときに、特定の名前がクリックされることにより、その名前に対応する電話通信用IDを含む電話通信要求が電話通信用プログラム提供装置2に送信されることになる。
なお、Webサイト提供装置1における各機能部を別々の装置(コンピュータ)で構成してもよい。ただし、その場合でも、各機能部を含む全体をWebサイト提供装置1と呼ぶことにする。この点は第2の実施の形態でも同様である。
次に、電話通信用プログラム提供装置2について説明する。図3に示すように、電話通信用プログラム提供装置2は、制御情報生成送信部21と、ダウンロード部22とを有する。制御情報生成送信部21とダウンロード部22とは別々の装置としてもよい。ただし、その場合でも、制御情報生成送信部21とダウンロード部22とを含めて電話通信用プログラム提供装置2と呼ぶ。
制御情報生成送信部21は、ユーザ端末5から送信される電話通信要求を受信し、電話通信要求から通話相手の電話通信用IDを抽出し、その電話通信用IDと、電話通信用プログラムの格納場所(URL)と、電話通信用プログラムを起動する指示等を含む制御情報を生成し、生成した制御情報を、当該制御情報の種類を示す種類識別情報とともにユーザ端末5に送信する機能部である。後述するように、制御情報とその種類識別情報を受信したユーザ端末5は、種類識別情報により制御情報の解釈を行う機能部として制御情報解釈実行部52が必要であると判断し、制御情報解釈実行部52を起動する処理を行う。
なお、このような制御情報は、例えばJNLP(Java(登録商標) Network Launching Protocol)ファイルとして生成できる。また、この場合、種類識別情報の送信は、制御情報生成送信部21においてMIMEタイプの設定をすることにより行うことができる。
ダウンロード部22は、上記の制御情報に基づき動作するユーザ端末5から電話通信用プログラムダウンロード要求を受信し、その要求に応じて電話通信用プログラムを記憶装置から読み出し、ユーザ端末5にダウンロードする機能部である。
次に、ユーザ端末5の機能について説明する。図3に示すように、ユーザ端末5は、情報閲覧部51、制御情報解釈実行部52、及び電話通信機能部53を有する。なお、図3のユーザ端末5は、制御情報解釈実行部52が起動され、電話通信用プログラムがダウンロードされて起動された後の状態を示している。
情報閲覧部51は、Webブラウザプログラムがユーザ端末5で実行されることにより実現される機能部であり、Webサイト提供装置1や電話通信用プログラム提供装置2との間で情報の送受信を行う機能を有する。また、情報閲覧部51は、制御情報生成送信部21から制御情報と種類識別情報を受信した場合に、その種類識別情報に対応するプログラム(アプリケーション)を起動して、制御情報解釈実行部52を生成するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す機能を有する。
制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる電話通信用プログラムの情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザ端末5にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ、ダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信し、電話通信用プログラムを受信して、それを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれる電話通信用IDを電話通信機能部53に渡す。なお、制御情報としてJNLPを採用する場合において、制御情報解釈実行部52は、JWS(Java(登録商標) Web Start)プログラムにより実現される。
本実施の形態において電話通信機能部53は、SIPのUA(User Agent)の機能を含む電話通信機能を有し、呼制御装置3を介して通話相手端末6と呼接続を行い、音声及び画像(動画)の通信を行う機能を有する。
次に、上記の構成を有するシステムの動作例を図5に示すシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末5の情報閲覧部51が、電話通信サービス要求をWebサイト提供装置1に送信する(ステップ11)。電話通信サービス要求を受信したWebサイト提供装置1は、通話相手リスト提供部12において通話相手リストを作成し、それをユーザ端末5に送信する(ステップ12)。
ユーザ端末5の情報閲覧部51が通話相手リストを受信し、それをユーザ端末5のディスプレイに表示する。ディスプレイに表示される通話相手リストを見たユーザが、リストから通話を行う相手の名前を選択(クリック)することにより、情報閲覧部51は、通話相手リストのデータに含まれるリンク情報に基づき、選択された名前に対応する電話通信用IDを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ13)。
電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信要求から通話相手の電話通信用IDを取り出し、その電話通信用IDと電話通信用プログラムの格納場所とを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ14)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部51は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す。制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザ端末5にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ16)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、その要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザ端末5にダウンロードする(ステップ17)。ダウンロードされた電話通信用プログラムは、ユーザ端末5の記憶装置に格納される。そして、制御情報解釈実行部52は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれる通話相手の電話通信用IDを電話通信機能部53に渡す(ステップ18)。
その後、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して登録・認証要求を送る(ステップ19)。この登録・認証要求には、ユーザ端末5のユーザの電話通信用IDとパスワード(電話通信用パスワードと呼ぶ)が含まれる。なお、第1の実施形態では、電話をかけるほうのユーザの電話通信用IDと電話通信用パスワード(電話通信用IDと電話通信用パスワードとをまとめて電話通信用認証情報と呼ぶ)は、予めユーザ端末5の記憶装置に格納しておいたものを読み出して送信することとしてもよいし、ユーザ端末5に入力画面を表示し、ユーザが電話通信用IDと電話通信用パスワードを入力することとしてもよい。この登録・認証要求は、例えばSIPのREGISTERメッセージとして実現される。
呼制御装置3においては、電話通信用IDと電話通信用パスワードにより、認証処理と登録処理が行われ、その応答が返される(ステップ20)。なお、呼制御装置3における登録処理では、ユーザ端末5の端末識別アドレス(IPアドレス)と電話通信用IDとを対応付けて格納する処理等が行われる。そして、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して、通話相手の電話通信用IDを呼接続先とする呼接続要求(INVITEメッセージ)を呼制御装置3に送信し(ステップ21、22)、SIPに基づく呼接続シーケンスの後(ステップ23)、通話が開始される(ステップ24)。
次に、通話が終了した後、例えば、ユーザが同じ又は別の通話相手と通話を行う場合について説明する。ここでは、ステップ12においてユーザ端末5が受信した通話相手リストがユーザ端末5のディスプレイに表示されているものとする。
ユーザがリストから次に通話を行う相手となる特定の名前を選択(クリック)すると、情報閲覧部51は、当該名前に対応する電話通信用IDを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ25)。制御情報生成送信部21は、電話通信要求から電話通信用IDを取り出し、その電話通信用IDと電話通信用プログラムの格納場所とを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ26)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部51は、制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ27)。制御情報解釈実行部52は、制御情報に基づき電話通信用プログラムがユーザ端末5ダウンロードされているかどうかをチェックする。今回は、電話通信プログラムは既にダウンロードされ、起動されているため、制御情報解釈実行部52は、ダウンロード部22に対する電話通信用プログラムのダウンロード要求を行うことなく、電話通信機能部53に対して通話相手の電話通信用IDを渡し、発呼指示を行う(ステップ28)。
そして、発呼指示を受けた電話通信機能部53は、呼制御装置3に対する登録認証処理を行うことなく、通話相手の電話通信用IDを呼接続先とする呼接続要求を呼制御装置3に送信する(ステップ29、30)。そして、ステップ23、24と同様にして通話が行われる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、Web画面上で通話相手をクリックするだけで通話相手の情報を手入力することなく手軽に相手と通話することが可能になる。ただし、第1の実施の形態において、呼制御装置3に対する電話通信用認証情報をユーザが手入力する場合には、ユーザにとっての利便性が十分であるとはいえない。また、当該電話通信用認証情報をユーザ端末5に予め格納する方式については、例えば、ネットカフェ等に設置した自分専用の端末でない端末を使用する場合に適用できないという問題がある。
そこで、本実施の形態では、ユーザが電話通信用認証情報を手入力したり、予めユーザ端末に格納しておくことなく、呼制御装置3に通知する方式を含む実施の形態について説明する。なお、説明においては主に第1の実施の形態との相違点を詳細に説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの機能構成図であり、電話通信用プログラム提供装置2、Webサイト提供装置1、及びユーザ端末5それぞれの機能構成を示す図である。
図6に示すように、Webサイト提供装置1は、サービス提供部11と、通話相手リスト提供部12と、ユーザ認証部14、及びユーザ認証情報格納部15を有している。
ユーザ認証部14は、ユーザがWebサイト提供装置1のサービスを利用するに際してユーザ認証を行う機能部であり、ユーザ端末5からIDとパスワードを受信し、それらがユーザ認証情報格納部15に格納されているどうかを判定することにより認証を行う。ユーザ認証に成功した場合にのみ通話相手リスト提供部12から通話相手リストが提供される。なお、ここでのIDとパスワードは、Webサイト提供装置1が提供するサービスを利用するためのIDとパスワードという意味で、サービス用ID、サービス用パスワードと呼ぶことにする。また、サービス用IDとサービス用パスワードをまとめてサービス用認証情報と呼ぶ。
サービス提供部11と通話相手リスト提供部12は、基本的に第1に実施の形態におけるサービス提供部11及び通話相手リスト提供部12と同様の機能を有するものであるが、本実施の形態では、通話相手リスト提供部12は、表示情報として通話相手となる各名前(サービス提供部11から受信するコミュニティーメンバーの名前等)を含み、更に、非表示情報として、当該名前毎にサービス用IDを埋め込んだリンク情報を含む通話相手リストをユーザ端末5に提供することとしている。なお、この名前とサービス用IDが同じものであってもよい。
また、本実施の形態の通話相手リスト提供部12は、通話相手リストを要求したユーザ端末5のユーザのサービス用認証情報(サービス用IDとサービス用パスワード)を通話相手リストに付加情報として付加してユーザ端末5に送信する。本実施の形態では、付加情報の送受信のための技術として、ユーザ端末5における付加情報の蓄積ができるクッキー(cookie)の技術、もしくは、通話相手リストに含まれるWebリンクに認証情報を埋め込む技術を利用する。クッキーを利用する場合は、情報漏洩を防止するために、クッキーを発行するサービス提供部11と、クッキーを利用する制御情報生成送信部21とを同一のドメインに配置し、クッキーの適用範囲をそのドメインに限定する。なお、その場合、サービス提供部11と制御情報生成送信部21とをWebサイト提供装置1の他の機能部と同一のドメインに設置してもよいし、別のドメインに設置し、当該他の機能部とはリダイレクト等による転送で通信を行うようにしてもよい。
上記通話相手リストを受信したユーザ端末5の情報閲覧部51は、ユーザにより通話相手が選択(クリック)された場合に、その名前に対応するサービス用IDと、上記付加情報であるサービス用認証情報とを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信することになる。
更に、本実施の形態のサービス提供部11は、ユーザ端末5の情報閲覧部51からログアウト要求を受信したときに、当該ユーザ端末5に対し、付加情報の削除要求と、制御情報生成送信部21に対してアクセスするよう要求するリダイレクト要求とを送信する機能を有している。
次に、電話通信用プログラム提供装置2について説明する。図6に示すように、本実施の形態における電話通信用プログラム提供装置2は、制御情報生成送信部21、ダウンロード部22に加えて認証情報対応表格納部23を有する。
認証情報対応表格納部23には、図7に示すように、各ユーザ毎に、サービス用認証情報(サービス用ID及びサービス用パスワード)と、電話通信用認証情報(電話通信用ID及び電話通信用パスワード)とを対応付けたテーブルが格納されている。
本実施の形態の制御情報生成送信部21は、ユーザ端末5から送信される電話通信要求を受信し、電話通信要求からサービス用認証情報と通話相手のサービス用IDを抽出し、認証情報対応表格納部23を参照することにより、当該サービス用認証情報に対応する電話通信用認証情報と、通話相手のサービス用IDに対応する電話通信用IDを取得し、これらの情報を含む制御情報を生成してユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する機能を有している。なお、通話相手の電話通信用IDに関しては、上記の方式に変えて、第1の実施の形態と同じ方式を採用することとしてもよい。また、本実施の形態において、電話通信用プログラム提供装置2は、認証情報対応表格納部23と、第1の実施の形態におけるID対応表格納部13と同様のID対応表格納部の両方を備え、電話通信用認証情報の取得を認証情報対応表格納部23で行い、電話通信用IDの取得をID対応表格納部を用いて行ってもよい。本実施の形態の認証情報対応表格納部23は、ID対応表格納部の役割を兼ねている。
また、制御情報生成送信部21は、ユーザ端末5からログアウト要求を受信したときに、ログアウトに対応する制御情報を生成し、それをユーザ端末5に送信する機能も有している。
ユーザ端末5における基本的な機能は第1の実施の形態と同じであるが、本実施の形態では、Webサイト提供装置1及び電話通信用プログラム提供装置2から受信する情報が第1の実施の形態と異なるので、ユーザ端末5は、第1の実施の形態における動作とは異なる動作をする。
次に、上記の構成を有するシステムの動作を図8、図9に示すシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末5の情報閲覧部51が、Webサイト提供装置1に対してログイン要求を送信する(ステップ41)。Webサイト提供装置1におけるサービス提供部11がログイン要求を受信し、ログイン用画面データをユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ42)。その画面に従って、ユーザがサービス用認証情報(サービス用IDとサービス用パスワード)を入力すると、ユーザ端末5からサービス用認証情報がWebサイト提供装置1に送信され(ステップ43)、Webサイト提供装置1のユーザ認証部14でユーザ認証が行われる。
本例ではユーザ認証に成功したものとする。サービス用認証情報をクッキーを用いて送受信する場合には、ここで、Webサイト提供装置1のサービス提供部11は、当該サービス用認証情報をクッキー情報としてユーザ端末5に送信し(ステップ44)、ユーザ端末5の情報閲覧部51が、当該サービス用認証情報を記憶装置に格納する。
続いて、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末5の情報閲覧部51が、電話通信サービス要求をWebサイト提供装置1に送信する(ステップ45)。クッキーを用いてサービス用認証情報の送受信を行う場合、この電話通信サービス要求には、サービス用認証情報がクッキー情報として付加されている。Webサイト提供装置1の通話相手リスト提供部12は、ユーザ認証部14を利用してサービス用認証情報を用いて認証を行い(なお、この認証は行わなくてもよい)、通話相手リストをユーザ端末5に送信する(ステップ46)。
ユーザ端末5の情報閲覧部51が通話相手リストを受信し、それをユーザ端末5のディスプレイに表示する。ディスプレイに表示される通話相手リストを見たユーザが、リストから通話を行う特定の名前を選択(クリック)することにより、情報閲覧部51は、クッキー情報またはWebリンクのパラメータ情報であるユーザのサービス用認証情報を記憶装置から読み出し、当該サービス用認証情報と、選択された通話相手に対応するサービス用ID(これは通話相手リストのデータに含まれていたもの)とを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ47)。
電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信要求から、ユーザのサービス用認証情報と通話相手のサービス用IDとを取り出し、サービス用認証情報に対応する電話通信用認証情報を認証情報対応表格納部23から取得するとともに、通話相手のサービス用IDに対応する電話通信用IDを認証情報対応表格納部23から取得する。
そして、制御情報生成送信部21は、電話通信用認証情報と、通話相手の電話通信用IDと、電話通信用プログラムの格納場所とを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ48)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部51は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ49)。制御情報解釈実行部52は、制御情報に基づいて、制御情報により指示されている電話通信用プログラムがユーザ端末5にダウンロードされているか否かをチェックする。ここでは、まだダウンロードされていないので、制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ50)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザ端末5にダウンロードする(ステップ51)。ダウンロードされた電話通信用プログラムは、記憶装置に格納される。そして、制御情報解釈実行部52は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれるユーザ端末5のユーザの電話通信用認証情報と、通話相手の電話通信用IDとを電話通信機能部53に渡す(ステップ52)。
その後、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対してユーザの電話通信用認証情報を含む登録・認証要求を送り、応答を受信する(ステップ53)。そして、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して、通話相手の電話通信用IDを呼接続先とする呼接続要求(INVITEメッセージ)を送信し(ステップ54、55)、SIPに基づく呼接続シーケンスの後(ステップ56)、通話が開始される(ステップ57)。
通話が終了した後、ユーザが同じ又は別の通話相手と通話を行う場合については、図9のステップ58〜63に示すように、電話通信用プログラムのダウンロードを行うことなく呼接続が行われる。この点は第1の実施の形態と同様である。
全ての通話が終了した後、ユーザは、本実施の形態に係る電話通信を可能としているサービス(SNS等)からログアウトする操作を行う。このとき、ユーザ端末5の情報閲覧部51からWebサイト提供装置1にはログアウト要求が送信され(ステップ64)、Webサイト提供装置1のサービス提供部11がそのログアウト要求を受信する。サービス提供部11は、その要求に対して、ユーザ端末5に格納されているサービス用認証情報を削除する命令と、ユーザ端末5の情報閲覧部51を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21にアクセスさせるためのリダイレクト要求とを含む応答をユーザ端末5に返す(ステップ65)。
ステップ65の応答を受信したユーザ端末5の情報閲覧部51は、応答に含まれる命令に従って記憶装置からサービス用認証情報を削除するともに、リダイレクト要求に従って、電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21にログアウト要求を送信する(ステップ66)。
このログアウト要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信機能部53に呼制御装置3からログアウトする動作を行わせるログアウト指令を含む制御情報を生成し、種類識別情報とともにユーザ端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ67)。当該制御情報を受信した情報閲覧部51は、制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ68)。
そして、制御情報解釈実行部52は、当該制御情報に基づき、電話通信機能部53に対してログアウト指令を通知する(ステップ69)。ログアウト指令の通知を受けた電話通信機能部53は、呼制御装置3に対してログアウトを行う(ステップ70)。ここでは、呼制御装置3に対してUnregisterメッセージを送信する。つまり、呼制御装置3に登録されているユーザ端末5の情報を削除し、非登録とするための要求を呼制御装置3に送信する。これにより、呼制御装置3におけるユーザ端末5のユーザの登録情報が削除され、再度登録認証処理を行わない限り、当該ユーザは電話通信サービスを受けることができなくなる。
なお、ステップ67において制御情報生成送信部21が生成する制御情報には、ユーザ端末5(制御情報解釈実行部52)に、ユーザ端末5から電話通信用プログラムを削除する処理を実行させるための命令を含めることとしてもよい。
また、第1の実施の形態におけるステップ12、及び第2の実施の形態におけるステップ46においてWebサイト提供装置1からユーザ端末5の情報閲覧部51に送信された通話相手リストは、ユーザ端末5の使用の終了後にユーザ端末5の記憶装置に残らないようにすることが望ましい。通話相手リストをユーザ端末5の記憶装置に残さないためには、例えば、Webサイト提供装置1が、ユーザ端末5に送信するHTML情報には直接通話相手のデータを含めずに、当該データを取得するためのJava(登録商標)スクリプトを含め、HTML情報を受信したユーザ端末5の情報閲覧部51がそのJava(登録商標)スクリプトを実行することにより通話相手のデータを取得し、そのデータをWebページ上に表示するようにすればよい。また、電話通信用プログラムを削除する場合と同様にして、制御情報に、通話相手リストのデータをユーザ端末5から削除するための制御情報を含めてもよい。
上記の処理を行うことにより、例えばネットカフェ等のパソコンのように自分専用でない端末に、余計なプログラムを残したり、他人のユーザID等を残してしまうことを回避できる。
(実施の形態の効果)
上述した電話通信システムを導入することにより、ユーザは、事前に専用ソフトウェアをユーザ端末にインストールすることなく、また、通話相手の電話通信用IDを知ることなく、Web画面上で通話相手を指定するだけで、手軽に通話相手と電話通信を行うことが可能となる。なお、Web上で通信先情報をクリックすることにより、当該通信先と通話することができる既存技術が存在するが、その既存技術では、通信先情報と通信相手のアドレスとが固定的に括りつけられており、通信相手にアドレスが固定的に割り当てられている場合にしか適用できない。一方、呼制御装置3を用いて呼接続処理を行い、更に、呼制御装置3において呼接続先を識別するための電話通信用IDをユーザ端末5に提供することとした本実施の形態のシステムには、上記既存技術での制約はなく、アドレスが可変である通信相手に対しても手軽に電話通信を行うことが可能である。
また、サービス用認証情報と電話通信用認証情報とを対応付けた対応表を備え、クッキー情報またはWebリンクのパラメータ情報を利用してサービス用認証情報から電話通信用認証情報を取得することとしたので、ユーザが自分の電話通信用認証情報を知らなくても、Webサイトサービスを利用するためのサービス用認証情報だけを用いることにより呼制御装置への登録認証処理を行って電話通信を行うことが可能となる。
また、本実施の形態の電話通信システムによれば、ソーシャルネットワークサービスやブログなどのコミュニティーのメンバーが、自己のコミュニティーのID及びパスワード(サービス用認証情報)を使用して、インターネットに接続された公衆が利用するパソコン(ネットカフェやホテルなどで提供されるパソコン)をあたかも自分の電話機として利用できるサービスを提供できる。更に、コミュニティーにおいて、メンバー間でお互いに自分の現在の状態(電話ができるか、チャットができるか)をWeb画面上で通知しあい、クリックを行うだけですぐに電話通信を行うことを可能とするサービスを提供できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
本発明の実施の形態に係る電話通信システムの構成図である。 ユーザから見た動作の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるシステムの機能構成図である。 ID対応表格納部に格納されるデータの例を示す図である。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態におけるシステムの機能構成図である。 認証情報対応表格納部に格納されるデータの例を示す図である。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 Webサイト提供装置
2 電話通信用プログラム提供装置
3 呼制御装置
4 通信ネットワーク
5 ユーザ端末
6 通話相手端末
11 サービス提供部
12 通話相手リスト提供部
13 ID対応表格納部
14 ユーザ認証部
15 ユーザ認証情報格納部
21 制御情報生成送信部
22 ダウンロード部
23 認証情報対応表格納部
51 情報閲覧部
52 制御情報解釈実行部
53 電話通信機能部

Claims (9)

  1. 通信用プログラム提供装置と、Webサイト提供装置と、接続制御装置と、ユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記通信用プログラム提供装置であって、
    前記Webサイト提供装置から前記ユーザ端末に提供された通信相手情報から、特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する通信要求受信手段と、
    前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する通信用識別情報送信手段と、
    前記通信用識別情報を含む通信接続要求を前記接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する通信用プログラム提供手段と、
    を備えたことを特徴とする通信用プログラム提供装置。
  2. 前記通信用プログラム提供装置は、前記Webサイト提供装置においてユーザ識別を行うためのサービス用識別情報と、通信接続におけるユーザ識別を行うための通信用識別情報とを対応付けて格納する対応情報格納手段を備え、
    前記通信要求には、前記特定の通信相手のサービス用識別情報が含まれ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求に含まれるサービス用識別情報に対応する通信用識別情報を前記対応情報格納手段から取得し、当該通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信用プログラム提供装置。
  3. 前記Webサイト提供装置から前記ユーザ端末に提供された通信相手情報は、各通信相手の通信用識別情報を含み、前記ユーザ端末から送信される通信要求には、選択された前記特定の通信相手の通信用識別情報が含められ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求から当該通信用識別情報を取得し、当該通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する請求項1に記載の通信用プログラム提供装置。
  4. 前記通信用プログラム提供装置は、前記Webサイト提供装置においてユーザ認証を行うためのサービス用認証情報と、前記接続制御装置においてユーザ認証を行うための通信用認証情報とを対応付けて格納する認証情報対応情報格納手段を備え、
    前記通信要求には、前記ユーザ端末のユーザのサービス用認証情報が含まれ、前記通信用識別情報送信手段は、前記通信要求に含まれるサービス用認証情報に対応する通信用認証情報を前記認証情報対応情報格納手段から取得し、当該通信用認証情報と前記通信用識別情報とを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の通信用プログラム提供装置。
  5. 前記通信用識別情報送信手段は、前記通信用プログラムのダウンロード要求を前記通信用プログラム提供手段に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させるために使用される制御情報を作成し、前記特定の通信相手の通信用識別情報を当該制御情報に含めて前記ユーザ端末に送信し、
    前記通信用プログラム提供手段は、前記ダウンロード要求を前記ユーザ端末から受信したことに応じて、前記通信用プログラムを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の通信用プログラム提供装置。
  6. 前記通信用識別情報送信手段は、前記ユーザ端末からログアウト要求を受信したことに応じて、前記接続制御装置に登録された前記ユーザ端末の情報を非登録とするための要求を前記接続制御装置に送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる制御情報を、当該ユーザ端末に送信する手段を有することを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の通信用プログラム提供装置。
  7. 前記制御情報は、前記ユーザ端末に、当該ユーザ端末から前記通信用プログラムを削除する処理を実行させる制御情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の通信用プログラム提供装置。
  8. 通信用プログラム提供装置と、Webサイト提供装置と、接続制御装置と、ユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて前記通信用プログラム提供装置と、前記Webサイト提供装置とにより実行される通信サービス提供方法であって、
    前記Webサイト提供装置が、前記ユーザ端末に通信相手情報を送信する通信相手情報送信ステップと、
    前記通信用プログラム提供装置が、前記通信相手情報から特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する通信要求受信ステップと、
    前記通信用プログラム提供装置が、前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する通信用識別情報送信ステップと、
    前記通信用プログラム提供装置が、前記通信用識別情報を含む通信接続要求を前記接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する通信用プログラム提供ステップと、
    を備えたことを特徴とする通信サービス提供方法。
  9. コンピュータを、通信用プログラム提供装置と、Webサイト提供装置と、接続制御装置と、ユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記通信用プログラム提供装置として機能させるプログラムであって、コンピュータを、
    前記Webサイト提供装置から前記ユーザ端末に提供された通信相手情報から、特定の通信相手の情報が前記ユーザ端末において選択されたことにより当該ユーザ端末から送信される通信要求を受信する通信要求受信手段、
    前記通信要求に係る前記特定の通信相手の通信用識別情報を前記ユーザ端末に送信する通信用識別情報送信手段、
    前記通信用識別情報を含む通信接続要求を前記接続制御装置に対して送信する処理を前記ユーザ端末に実行させる通信用プログラムを、前記ユーザ端末に送信する通信用プログラム提供手段、
    として機能させるためのプログラム。
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