JP2008104138A - 電話サーバ装置、およびサーバ制御方法 - Google Patents

電話サーバ装置、およびサーバ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えばユーザーがある企業の商品紹介ウエッブページをブラウズ中に該企業のカスタマーセンターへ電話をかけたいと思った場合、ユーザーは既又は新規インストールされた通話用アプリケーションの起動のための操作や、発呼先の電話番号を起動した該アプリケーションに入力させる必要がある、と言う課題がある。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、端末装置でブラウズするウエッブページにグラフィックボタンを設けて配信し、そのボタンの押下によって通話先アドレスと、ダウンロードによって自動起動される通話用電話アプリケーションとがパッケージングされたファイルを端末装置に提供する電話サーバ装置を提供する。また、グラフィックボタンを有するウエッブページの替わりに、グラフィックボタンを有する電子メールを配信する電子メール配信部を有する電話サーバ装置も提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、IPネットワークに接続された発呼端末装置と着信端末装置間でのIP電話サービスを提供するための技術に関する。
従来、IP(インターネット・プロトコル)ネットワークに接続された端末装置間での通話を可能とするIP電話サービスが提供されている。このようなIP電話サービス用の端末装置としては、例えば専用のIP電話機やIP電話対応モデムに接続された電話機の他に、IP電話アプリケーションを導入し、ヘッドセットなどの通話用機器を接続したPC(パーソナルコンピュータ)などの情報処理端末装置も挙げられる。
特表2002−544715号公報
ところで情報処理端末装置では通話以外の各種処理が可能であるため、例えばインターネット上のウエッブページなどをブラウザアプリケーションで閲覧することなどもできる。ところが、例えばユーザーがある企業の商品紹介ウエッブページをブラウジング中に該企業のカスタマーセンターへ電話をかけたいと思った場合、以下のような課題が発生する。
すなわち上記場合には、ユーザーは予めPCなどに通話用アプリケーションをダウンロードしたり、あるいは通話用アプリケーションを新規にダウンロードしたりして、該PCに電話アプリケーションをインストールする必要がある。
また、そのインストール後に通話のための起動や設定登録、発呼先の電話番号を入力する操作やその他操作などを実行したりする必要もある、という課題がある。
以上の課題を解決するために、本発明は、端末装置でブラウジングするウエッブページにグラフィックボタンを配置したうえで配信し、そのボタンの押下によって通話先電話番号を示すIPアドレスと、ダウンロードによって自動起動される通話用電話アプリケーションと、がパッケージングされたファイルを端末装置に送信する電話サーバ装置を提供する。
具体的には、IPネットワークに接続された発呼端末装置と着信端末装置間でのIP電話サービスを提供するための電話サーバ装置であって、着信端末装置のIPアドレスと、発呼端末装置にてIPネットワークを利用して前記IPアドレスで特定される着信端末装置に対して発呼し、通話を可能とするためのアプリケーションプログラムであって、端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始する電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するパッケージファイル保持部と、前記パッケージファイル保持部に保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有するウエッブページを配信するウエッブページ配信部と、を有する電話サーバ装置である。
また、グラフィックボタンを有するウエッブページの替わりに、グラフィックボタンを有する電子メールを配信する電子メール配信部を有する電話サーバ装置も提供する。また、そのグラフィックボタンをダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述し、例えばそのウエッブページや電子メール上で配置などを自由に変更可能に構成して配信する電話サーバ装置も提供する。
なお、上記電話サーバ装置は、例えば、パッケージファイル保持部を有する「第一の電話サーバ装置」と、ウエッブページ配信部を有する「第二の電話サーバ装置」や電子メール配信部を有する「第三の電話サーバ装置」と、といった具合に複数のサーバ装置から構成されていても構わない。
以上のような構成をとる本発明によって、配信されたウエッブページや電子メールに設けられたグラフィックボタンをワンクリックするだけで、通話先アドレスと、通話用の電話アプリケーションとがパッケージングされたファイルを端末装置に自動的にダウンロードさせることができる。そして、ダウンロードされた電話用アプリケーションは、ダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始するため、ユーザーは特別な操作や設定なしに、簡単に通話可能な相手との通話を実現することができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、2、5、6について説明する。
また、実施例2は、主に請求項3、4、7、8について説明する。また、実施例3から5において、請求項1から8に記載の本発明の、その他の実施例について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の電話サーバ装置によって提供されるIP電話サービスの一例を表す概念図である。この図1(a)にあるように、あるユーザーがPC(端末装置)のネットワークブラウジング機能でウエッブページをブラウジングしている。そこでピッツァ会社Aのウエッブページを閲覧中のユーザーは、該ウエッブページで告知されている新発売ピッツァを注文しようと考えた。
そこで、このウエッブページ上に表示されている「Click&Talk」と書かれたグラフィックボタンをユーザーがワンクリックすると、通話用の電話アプレットとピッツァ会社AのIP電話番号がパッケージングされたファイルがこの端末装置に自動的にダウンロードされる。そして図1(b)に示すように電話アプリケーションはダウンロード後ただちに自動実行され、IP電話番号にしたがって注文担当の電話機を発呼する。
このように、ユーザーはウエッブページ上のグラフィックボタンをワンクリックするだけで、特別な操作や設定登録作業などを必要とせずに、相手先との通話を開始することができる、という具合である。
<機能的構成>
図2は、本実施例の電話サーバ装置における機能的構成の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(0200)は、「パッケージファイル保持部」(0201)と、「ウエッブページ配信部」(0202)を有する。
なお、以下に記載する本電話サーバ装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。
また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「パッケージファイル保持部」(0201)は、パッケージファイルを保持する機能を有する。このパッケージファイル保持部は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)や不揮発性メモリ、その他記録媒体などで実現することができる。
「パッケージファイル」とは、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムとを含むファイルをいい、後述のウエッブページ上に表示されるグラフィックボタンの押下(ワンクリック)によってユーザーの端末装置にダウンロードされる構成となっている。なお、着信端末装置のIPアドレスは、IPアドレスに関連付けられたIP電話の電話番号なども含まれる。
「電話プログラム」とは、発呼端末装置にてIPネットワークを利用して前記IPアドレスで特定される着信端末装置に対して発呼し、通話を可能とするためのアプリケーションプログラムである。また、端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始することを特徴とする。
したがってこの電話プログラムは、例えばアプレットアプリケーションであって、ウエッブページが表示されているブラウザ上にて自動実行することができるよう構成されていると良い。そしてユーザーは、グラフィックボタンのワンクリックによる電話プログラムのダウンロード後に特別な操作などせずとも、電話プログラムとともにダウンロードされたIPアドレスで示される通話相手との通話を実現することができる、と言う具合である。
図3は、このパッケージファイル保持部にて保持され、端末装置にダウンロードされるパッケージファイルの一例を表す概念図である。この図にあるように、パッケージファイルは、「電話プログラム」と「通話用プロファイル」から構成されている。そして電話プログラムは、その「ソフト(ファイル)名」や「バージョン情報」、「ソースコード」などの情報を含んでいる。
また、通話用プロファイルには、着信端末装置のIPアドレスと関連付けられた「相手先(電話)番号」や、発呼を認証するための「認証サーバのあるアドレス」や、その「認証用ID」や「認証パスワード」等の情報を含んでいると良い。
そして、後述するウエッブページのグラフィックボタンの押下によって発呼端末装置にダウンロードされ自動実行された電話プログラムは、例えば認証サーバによる発呼認証の後、電話プログラムにパッケージングされダウンロードされた着信端末装置のIPアドレスに対して自動的に発呼処理を行う、と言う具合である。
「ウエッブページ配信部」(0202)は、パッケージファイル保持部(0201)に保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有するウエッブページを配信する機能を有する。したがって、このウエッブページ配信部は、いわゆるウエッブページサーバ装置の技術を利用して実現することができる。
「グラフィックボタン」とは、GUIで表示されるクリック可能なグラフィックをいい、上記のように、このグラフィックボタンはワンクリックによってネットワーク上のサーバ装置に保持されている前記パッケージファイルをダウンロードするよう記述されている。また「ワンクリック」とは、グラフィックボタンをマウスやキーボードなどの入力デバイスで一回選択(ボタン画像へのオンカーソルや、オンカーソル後の決定ボタン押下など)することをいう。ただし、ブラウザやOS(オペレーションシステム)などのセキュリティ設定などによって、前記ボタンの一回の選択に加えて、パッケージファイルのダウンロード処理に関してユーザーが承認することを示すクリックが必要な場合などもある。その場合には、グラフィックボタンのクリックとダウンロード認証クリックとを含めてワンクリックとする。
図4は、このウエッブページ配信部から端末装置に配信されるウエッブページの一例を表す図である。この図にあるように、ウエッブページには、「Click&Talk」と書かれたグラフィックボタン(α)が表示されている。ユーザーはブラウザに表示されたこのウエッブページを見て、問い合わせをしたいときには、該グラフィックボタンを押すことで、前記パッケージファイルを端末装置にダウンロードし、IP電話による問い合わせを行うことができる、という具合である。
図5は、上記ウエッブページ上のグラフィックボタンの押下によるパッケージファイルのダウンロードを実行するためのプログラムの一例を表す図である。この図にあるように、前記グラフィックボタンがワンクリックされると、プログラムに示される「Codebase」に示されるアドレス「http://211.21.99.253/」に対してダウンロードリクエストを送信する。そして、そこからパッケージファイル「icati.jar」や「windowslibs.jar」が端末装置にダウンロードされる、と言う具合である
図6は、端末装置での電話プログラム実行状況を示す画面表示の一例を表す図である。この図にあるように、端末装置上では自動実行された電話プログラムを操作するためのアイコンβやγが表示され、相手との通話コネクションが確立されている場合はアイコンβが点滅表示され、通話を切断するときはアイコンγを押すことで電話プログラムが終了する、といった具合に電話プログラムの操作を行うことができる。
また、前述のようにパッケージファイルに認証用のIDやパスワードを含ませることで、グラフィックボタンがクリックされた際に、通話要求の正当性に関し認証処理を実行してから通話処理を行うように構成しても良い。
図7は、この通話要求の正当性に関し認証を行う機能を備え、本実施例の電話サーバ装置にて提供されるIP電話サービスの一例を表す概念図である。この図にあるように、発呼端末装置にてブラウザで表示したウエッブページ上のグラフィックボタンをワンクリックする(1)と、上述のようにしてパッケージファイルが端末装置にダウンロードされる(2)。
ここで、パッケージファイルに含まれる認証プログラムにしたがって、この端末装置は図3に示すデータに含まれる認証サーバアドレスに対してアクセスを実行する(3)。そして、パッケージファイルに含まれる「認証ID」と「認証パスワード」を認証サーバに対して送信することで、実行される通話が、グラフィックボタンのワンクリックによって実行された正当性を有する通話であることが認証される。
すると、認証サーバ装置から着信端末装置に対して発呼端末装置との通話を行うための発呼処理が実行され(4)、発呼端末装置と着信端末装置との間で通話が実行される(5)、と言う具合である。
あるいは、(3)の認証処理の後は、認証サーバから着信端末装置への発呼処理の替わりに、発呼端末装置への認証通知が実行されても良い。その場合、認証通知を受けた発呼端末装置から、着信端末装置への発呼処理が実行され、通話が実行されると良い。
本実施例の電話サーバ装置にて提供されるIP電話サービスにて上記のような認証システムを導入し、例えば電話プログラムをこの認証システムを介さなければ通話処理を行わないよう構成することで、以下のような効果をうることができる。第一に、類似のグラフィックボタンを利用して悪意の第三者宛への通話を詐欺的に行わせ、個人情報を集めたり架空請求を行ったりなどする犯罪行為を防止することもできる。第二にグラフィックボタンを介さない誤った通話要求のアクセスなどを防ぐこともできる。
また、第三に、認証サーバ装置の介在を必要とすることで、認証サーバ装置を提供する者によるこのIP電話サービスの顧客囲い込みを行うこともできる。
<ハードウェア的構成>
図8は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、電話サーバ装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用してIP電話サービスにおけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、電話サーバ装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(0801)と、「主メモリ」(0802)と、を備えている。またパッケージファイル保持部である「HDD」(0803)や、ウエッブページ配信部である「I/O(インプット/アウトプット)」(0804)、も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムをCPUに実行させるために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
ここで、発呼者の端末装置となるPCから、ネットワーク網を介し「HDD」内のアドレス2に格納されている「グラフィックボタン付Webページ」に対するアクセス(HTPリクエスト)を「I/O」にて受信し、「主メモリ」のアドレス1に格納する。すると、そのアクセスに応じて、PCに対してグラフィックボタン付のWebページを送信する。
すると、PCでは、ブラウザの処理によって受信した「グラフィックボタン付Webページ」が表示画面に表示される。そして、ユーザーがこのグラフィックボタンによって通話できる相手との電話通話を望み、ウエッブページ上のグラフィックボタンをワンクリックすると、グラフィックボタンに定義された図5に示すようなダウンロードプログラムが実行される。
端末装置では、ダウンロードプログラムが実行されることによって、パッケージファイルのダウンロードを開始する。ここではパッケージファイルもこの電話サーバ装置のHDD内のアドレス2に格納されているので、グラフィックボタンに定義されているプログラムにて示されるそのアドレスに対して端末装置からのアクセスが実行される。そして、そのアクセス(ダウンロードリクエスト)を「I/O」にて受信し、「主メモリ」のアドレス2に格納する。すると端末装置に対してパッケージファイルが「I/O」からネットワーク網を介して送信される。
送信されたパッケージファイルを受信した端末装置では、そのパッケージファイルに含まれる例えばアプレット形式(ブラウザなどの他のプログラム内で実行可能な小型プログラムをいう)の電話プログラムが自動実行される。そして、場合によっては通話の正当性の認証処理が認証サーバによって実行された後、パッケージファイルに含まれる着信端末装置のIPアドレスにしたがって、発呼処理が実行される。
このようにして、ウエッブページに設けられたグラフィックボタンをワンクリックするだけで、特別な操作や設定登録などを必要とせずに発呼端末装置と着信端末装置との間で通話を実現することができる。
なお、上記記載では「パッケージファイル保持部」と「ウエッブページ配信部」とが同一のサーバ装置によって実現される態様に付いて記載したが、「パッケージファイル保持部」と「ウエッブページ配信部」とは別個のサーバ装置によって実現されるよう構成しても良い。
<処理の流れ>
図9は、本実施例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録する(ステップS0901)。
その後、発呼端末装置からのアクセスを受け付けると、その発呼端末装置に対してグラフィックボタンを有するウエッブページを配信する(ステップS0902)。
そして、発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされると、発呼端末装置に対してパッケージファイルを送信する(ステップS0903)。そしてそのパッケージファイルが端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始される、と言う具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の電話サーバ装置によって、ウエッブページ上に設けられたグラフィックボタンをワンクリックするだけで、パッケージファイルをダウンロードさせることができる。そしてそのパッケージファイルには、着信端末装置のIPアドレスと、端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり発呼処理を開始する電話プログラムとが含まれているため、ユーザーは特別な操作や設定登録などをしなくとも、簡単に相手との通話を行うことができる。
≪実施例1のその他の例≫
<概要>
また本実施例において、そのグラフィックボタンは、上記ウエッブページ以外に電子メールに設けられ、同様にワンクリックによって着信端末装置のIPアドレスと電話プログラムをダウンロードするよう構成しても良い。
図10は、このグラフィックボタンを有する電子メールの一例を表す概念図である。この図にあるように、この電子メールには、「Click&Talk」と書かれたグラフィックボタンαが表示されるよう差出人によって設定されている。
そして受信者は、この差出人と通話したいときには、このメールのグラフィックボタンαをワンクリックする。すると、上記ウエッブページのグラフィックボタンと同様にパッケージファイルがダウンロードされて、そのIPアドレスで示される通話相手と通話することができる、と言う具合である。
なお、上記例は友人間のメールを例に挙げ説明したが、企業の広告、告知メールなどに、「問い合わせください」などのコメントとともに該グラフィックボタンを設け送信しても良い。それによって企業から顧客へのメールによる告知でも、顧客から企業への電話による注文や問い合わせ等の連絡を容易に行わせることができるようになる。したがって企業メールを有力な営業ツールとすることができる。
<機能的構成>
図11は、本実施例のその他の例での電話サーバ装置における機能的構成の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(1100)は、上記構成と同様に「パッケージファイル保持部」(1101)を有する。そして上記構成における「ウエッブページ配信部」に替えて「電子メール配信部」(1102)を有する。
なお、「パッケージファイル保持部」については、すでに記載済みであるのでその説明は省略する。
「電子メール配信部」(1102)は、パッケージファイル保持部(1101)に保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有する電子メールを配信する機能を有する。なお、ここでは、電話サーバ装置に電子メール配信部を備えている構成要件について説明するが、もちろん、この電子メール配信部は、電話サーバ装置とは別個の、通常の電子メールサーバ装置によって実現されても構わない。
この電子メール配信部では、ユーザーが自身の端末装置から送信した、例えばメタデータで記述されたグラフィックボタンを有する電子メールを受信し、その宛先アドレスに対して送信する、という具合でグラフィックボタンを有する電子メールを配信する。
また、ユーザーによる電子メールへのグラフィックボタンの付加は、例えばサービス提供者が配布するメタデータで記述されたグラフィックボタンのプログラムを取得し、自身の端末装置のIP電話の電話番号を登録するなどする。そしてそのグラフィックボタンを電子メールにドラッグ&ドロップなどで挿入することで付加する方法が挙げられる。
<処理の流れ>
図12は、本実施例のその他の例での電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録する(ステップS1201)。
その後、着信端末装置からグラフィックボタンを有する電子メールが送信されると、電話サーバ装置はその電子メールを受信する。そしてその受信したグラフィックボタンを有する電子メールを配信する(ステップS1202)。
そして、その電子メールを受信した発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされると、発呼端末装置に対してパッケージファイルを送信する(ステップS1203)。そしてそのパッケージファイルが端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始される、と言う具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のそのその他の例の電話サーバ装置によっても、同様に、ウエッブページ上に設けられたグラフィックボタンをワンクリックするだけで、パッケージファイルをダウンロードさせることができ、ユーザーは特別な操作や設定登録などをしなくとも、簡単に相手との通話を行うことができる。
なお、本実施例はグラフィックボタンをウエッブページや電子メールにて配信したが、それ以外にも、例えばインスタント・メッセンジャーやその他ネットワーク上のリソースなどにグラフィックボタンを付加し配信することで、ワンクリックでパッケージファイルをダウンロードさせるよう構成しても良い。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、実施例1を基本として、そのグラフィックボタンが、パッケージファイルのダウンロード機能を実現するためのメタデータとして取り扱われる形式で記述されている点を特徴とする。したがって、このグラフィックボタンは、例えばドロップ&ドラッグやコピーなどの移動処理によって別の領域に移動されたとしても、その移動先でダウンロード機能を実現することができる。
図13は、ウエッブページ上でのグラフィックボタンの移動処理の一例を表す概念図である。この図にあるように、あるウエッブページの領域α1に配置されている「Click&Talk」と書かれたグラフィックボタンを、α2の領域にドロップ&ドラッグすることができる。そして、グラフィックボタンは、前記ダウンロード機能を実現するためのメタデータとして取り扱われる形式で記述されているため、このようなシンボル(ボタンの画像データ)の移動によっても、その移動先でダウンロード機能を実現することができる。また、サーバ側でウエッブページ管理者が、ウエッブページのHTMLを書き換えることなく該グラフィックボタンの配置を変更することも可能となる。したがってウエッブページ管理者の手間をかけずに通話サービス機能をウエッブページに付与することが出来る。
もちろん、このような同一ページ内でのグラフィックボタンの移動処理のほか、別のウエッブページへの移動処理等でも同様の効果を上げることができる。また通話グラフィックボタンの配信サーバ装置にこのようなグラフィックボタンを取得可能に保持しておくことで、ユーザーが必要に応じて取得したグラフィックボタンをウエッブページに配置する、なども可能となる。
<機能的構成>
図14は、本実施例の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(1400)は、実施例1を基本として、「パッケージファイル保持部」(1401)と、「ウエッブページ配信部」(1402)を有する。なお、これら「パッケージファイル保持部」は、上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
そして、本実施例の特徴点は、「ウエッブページ配信部」(1402)が、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述したウエッブページ(1402P)を配信する点である。
「メタデータ」とは、記述される情報の意味を表すデータをいい、ここでは、グラフィックボタンという画像情報が、「パッケージファイルのダウンロード機能を実現する」という意味を表すデータとして取り扱われるよう記述されていることを示す。具体的には、パッケージファイルのダウンロード元を示すアドレスや、ボタン画像のクリックによってそのアドレスに対してダウンロードリクエストを送信するためのプログラムファイルがグラフィックボタンの画像データと常に関連付けられるよう記述する方法などが挙げられる。
したがって、このグラフィックボタンを同一ウエッブページ内や複数のウエッブページ間で移動処理させても、その移動先で前記ダウンロード機能を実現するグラフィックボタンとすることができる。また、通話グラフィックボタンの配信サーバ装置に保持されているグラフィックボタンを、必要に応じてユーザーがウエッブページ内に配置する、など移動処理を行うこともできる。
<処理の流れ>
図15は、本実施例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録する(ステップS1501)。
その後、発呼端末装置からのアクセスを受け付けると、その発呼端末装置に対して、ダウンロード機能を実現するためのメタデータとして取り扱われる形式で記述されたグラフィックボタンを有するウエッブページを配信する(ステップS1502)。
そして、発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされると、発呼端末装置に対してパッケージファイルを送信する(ステップS1503)。そしてそのパッケージファイルが端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始される、と言う具合である。
また、前記グラフィックボタンはGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述されているので、例えば発呼端末装置上で、ウエッブページ内のグラフィックボタンを移動させるなどの処理を実行することもできる。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の電話サーバ装置によって、発呼端末装置のGUI上にて、パッケージファイルのダウンロード機能を実現したままグラフィックボタンの移動処理などを行うことができる。したがって、同一ウエッブページ上で好きな配置位置にカスタマイズしたり、ユーザーが必要に応じてボタン配信サーバ装置からグラフィックボタンを自由に取得し配置したりする、などのサービスを提供することもできる。
≪実施例2のその他の例≫
<概要>
また、本実施例において、そのグラフィックボタンは、上記ウエッブページ以外に電子メールに設けられ、同様にパッケージファイルのダウンロード機能を実現するためのメタデータとして取り扱われる形式で記述されるよう構成しても良い。
<機能的構成>
図16は、本実施例のその他の例での電話サーバ装置における機能的構成の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(1600)は、上記実施例1のその他の例と同様に「パッケージファイル保持部」(1601)を有し、また「ウエッブページ配信部」に替えて「電子メール配信部」(1602)を有する。
なお、「パッケージファイル保持部」については、すでに記載済みであるのでその説明は省略する。
そして、本実施例のその他の例の特徴点は、「電子メール配信部」(1602)が、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述した電子メール(1602M)を配信する点である。
したがって、本実施例のその他の例でも、上記実施例同様に、グラフィックボタンを同一メール内や複数のメール間で移動処理させても、その移動先で前記ダウンロード機能を実現するグラフィックボタンとすることができる。また、通話グラフィックボタンの配信サーバ装置に保持されているグラフィックボタンを、必要に応じてユーザーが電子メール内に配置する、など移動処理を行うこともできる。
図17は、このようなメタデータとして記述されたグラフィックボタンの移動処理の一例を表す概念図である。この図にあるように、あるピッツァショップのウエッブページ上のグラフィックボタンα1を電子メールにドラッグアンドドロップすることで移動させることができる。そして、このグラフィックボタンは、前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述されているので、電子メールを受信した相手も、この電子メールのグラフィックボタンα2を押すことで、このピッツァショップの注文受付担当の電話機へと自動的に発呼することができる。
<処理の流れ>
図18は、本実施例のその他の例での電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録する(ステップS1801)。
その後、着信端末装置から、ダウンロード機能を実現するためのメタデータとして取り扱われる形式で記述されたグラフィックボタンを有する電子メールが送信されると、電話サーバ装置はその電子メールを受信する。そしてその受信したグラフィックボタンを有する電子メールを配信する(ステップS1802)。
そして、その電子メールを受信した発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされると、発呼端末装置に対してパッケージファイルを送信する(ステップS1803)。そしてそのパッケージファイルが端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始される、と言う具合である。
また、前記グラフィックボタンはGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述されているので、例えば発呼端末装置上で、電子メール内のグラフィックボタンを移動させるなどの処理を実行することもできる。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のそのその他の例の電話サーバ装置によっても、同様に、発呼端末装置のGUI上にて、パッケージファイルのダウンロード機能を実現したままグラフィックボタンの移動処理などを行うことができる。
≪実施例3≫
<概要>
本発明の電話サーバ装置は上記実施例を基本とし、さらにグラフィックボタンのワンクリックによってダウンロードされる通話用のパッケージファイルとして、動画像送信用アプリケーションを含むファイルを提供する機能を備えていても良い。
それによってユーザーはウエッブページ上などのグラフィックボタンをワンクリックするだけで、所定の相手との通話を画像を見ながら行うことができる。
図19は、このような電話サーバ装置を利用した画像を見ながらの通話の一例を表す概念図である。この図にあるように、例えば(1)事故や災害などの救急医療が必要な事態が発生する。そのとき、現場にいる人が消防署のホームページにアクセスし、携帯端末の画面上のグラフィックボタンをワンクリックする。すると図示しない本実施例の電話サーバ装置から動画像送信用アプリケーションを含むパッケージファイルが携帯端末にダウンロードされ、まず消防署との通話が可能となる。
そこで、現場にいる人が消防署に救急車の出動要請をすると、消防署は救急車を現場へ急行させるとともに、その救急車内の救急隊員が所持する着信者端末に現場の人からの着信を転送する。(2)それによって現場の人は救急車が現場に到着するまで救急車内の救急隊員と画像を見ながら通話することができる。このように救急隊員の顔を見ることができ、また救急車の状況を画像で知ることができるので、現場の人は救急車がいつ到着するのか分からないなどの不安を多少なりと解消することができる。
そして、救急隊員が現場に到着すると、怪我人への応急手当や救急車への収容などの救護活動を行い、病院へと搬送する。また、そのとき救急隊員は自身の端末装置で近隣病院のホームページにアクセスし、そこに表示されたグラフィックボタンを押下する。すると電話サーバ装置から動画像送信用アプリケーションを含む近隣病院との通話用パッケージファイルが救急隊員の端末にダウンロードされる。
(3)そこで、救急隊員は、その病院の救急医に対して病状の説明などをするとともに、怪我人の画像を端末付属のカメラなどで撮影し、病院の救急医の端末に送信する。
図20は、その際の救急車の救急隊員の端末と病院の救急医の端末の表示画面の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例のシステムにおいては画像の送受信も可能であるので、救急医は、病院にいながら端末に映し出された怪我人の状況を見ることができる。それによって対象者の症状などを診断し、通話によって応急処置の指示を出すことができる。
図21は、本実施例の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(2100)では、上記実施例を基本として、「パッケージファイル保持部」(2101)と、「ウエッブページ配信部」(2102)と、を有する。また、実施例2にて記載したように、「ウエッブページ配信部」に替えて「電子メール」配信部を有していても良い。
なお、「パッケージファイル保持部」と「ウエッブページ配信部」、あるいは「電子メール配信部」は上記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。
そして、本実施例の電話サーバ装置の特徴点は、「パッケージファイル保持部」が、さらに「画像用ファイル保持手段」(2103)を有する点である。
「画像用ファイル保持手段」(2103)は、動画像を送受信するためのアプリケーションを含むパッケージファイルを保持する機能を有する。「動画像を送受信するためのアプリケーション」は、例えば通話用の音声パケットと動画像パケットを関連付けて送信するためのアプリケーションや、その動画像パケットの圧縮エンコーダを含むアプリケーションなどが挙げられる。また、このアプリケーションによる動画像の送受信はストリーム形式による送受信であっても、それ以外の形式での送受信であっても良い。
そして、この画像ファイル保持手段にて保持されている動画像を送受信するためのアプリケーションを含むパッケージファイルが、実施例1や2で説明したようにウエッブページなどに表示されているグラフィックボタンをワンクリックした端末に送信される。そしてそれによって端末では画像を見ながら通話を行うことができる、という具合である。
<処理の流れ>
図22は、本実施例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、上記実施例にて説明したように電話サーバ装置にてパッケージファイルの記録や、発呼端末装置へのグラフィックボタンを有するウエッブページや電子メールなどの配信が実行される(図示は省略)。そして、この図にあるように、発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされる(ステップS2201)と、電話サーバ装置から発呼端末装置に対して動画像を送信するためのアプリケーションを含むパッケージファイルが送信される(ステップS2202)。
そしてそのパッケージファイルは端末装置にダウンロードされると、発呼端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり発呼処理が開始される(ステップS2203)。
すると着信端末装置にてその発呼が着信され(ステップS2204)、着信端末装置側にて着信への応答を受け付けると、発呼端末装置と着信端末装置との間で、動画像を見ながらの音声通話が実行される(ステップS2205A,B)、という具合である
<その他の例>
図23は、この実施例3における画像を見ながらの通話での、その他の例を説明するための概念図である。この図にあるように、例えば学校、あるいは公園などで、子供が「足が痛い」など体の異常を訴えた。そのような場合、子供自身や先生、あるいは近くにいる大人が携帯端末にて保健所や小児病院のウエッブページにアクセスする。そして、図24に示すように、その保健所ウエッブページ上のグラフィックボタンのワンクリックによって医師と連絡を取って、前記例と同じように子供の様子の動画像を送信するなどして症状の相談などを行う、という具合である。
このように医師の画像を見ながら様々な相談をすることができる。また、動画像によって通話できるので、例えば包帯の巻き方や巻く位置、あるいはインスリンの注射方法/位置などを映像で実際の方法や位置を示しながら、医師が相手に分かりやすく教えることもできる。
そして本実施例においては、パッケージファイルに含まれるIPアドレスがデータセンターのIPアドレスとなっていることを特徴とする。このように本実施例の電話サーバ装置では、発呼端末装置と着信端末装置との画像を見ながらの通話においてデータセンターを間に介するようパッケージファイルや着信端末装置を設定しても良い。データセンターを介することで、データセンター上で送信画像の拡大縮小、あるいはノイズ除去などの画像補正を行うこともできる。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の電話サーバ装置によって、ウエッブページや電子メールなどに表示されるグラフィックボタンをワンクリックするだけで画像を見ながらの通話を行うことができる。
したがって、例えば事故や災害などの緊急時、あるいは子供の異常に対する小児科的知識など特殊なケースに対し、それに対応した専門家に素早く連絡を取り、画像を見せながら判断を仰いだり、指示を受けたりすることができる。
≪実施例4≫
<概要>
図25は、本実施例の電話サーバ装置による通話の一例を表す概念図である。この図にあるように、発呼端末装置は、本実施例の電話サーバ装置からパッケージファイルを受信することによって、海外の着信端末装置への発呼を行うことができる。あるいはファイアウォールなどを通してLAN内の着信端末装置への発呼を行うことができる。
<構成>
本実施例の電話サーバ装置は、「パッケージファイル保持部」にて保持しているパッケージファイルに、着信端末装置のIPアドレスに加え、ファイアウォールなどで着信側が常時受信待ちとして通話用に設定しているポート番号を含み送信するよう構成されていることを特徴とする。
つまり本発明の電話サーバ装置では、一のグラフィックボタンで一の着信端末装置が発呼される、という具合に、パッケージファイルと着信端末装置とが一対一で関連付けられている。したがって、着信装置側に特有のセキュリティ設定情報などをパッケージファイルに含めて、グラフィックボタンをクリックした発呼端末装置に送信することができる、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のような構成をとることで、発呼端末装置側で特別な設定などしなくても着信側に特有の設定情報を取得することができる。したがって、本実施例の電話サーバ装置を利用して海外の端末装置やLAN内の端末装置と簡単に通話を行うことができる。
≪実施例5≫
<概要>
図26は、本実施例の電話サーバ装置にて配信されるウエッブページ、あるいは電子メールの表示画面の一例を表す図である。この図にあるように、例えばあるピザショップのウエッブページ上にグラフィックボタンが表示されている。そして、ユーザーがこのグラフィックボタンをワンクリックしてピザの注文をすると、ユーザーに対してポイントがプレゼントされる、という具合である。
もちろん、ピザショップのほかにも、例えば各種医療/診療機関や薬局などのウエッブページ上にてグラフィックボタンをクリックし、相談や診療、投薬をうけることで同種のポイントが加算されるようなサービスを提供しても良い。また、ビデオレンタルなどのフランチャイズ店舗において同種のポイントサービスを実施しても良い。
このように本実施例の電話サーバ装置では、グラフィックボタンをクリックしたユーザーにポイントを提供するよう構成されている。そして、そのような構成を備えることでユーザーのワンクリックへのインセンティブを高める効果が期待できる。
<機能的構成>
図27は、本実施例の電話サーバ装置の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電話サーバ装置」(2700)は、上記実施例を基本として、「パッケージファイル保持部」(2701)と、「ウエッブページ配信部」(2702)と、を有する。なお、これら「パッケージファイル保持部」と「ウエッブページ配信部」は上記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。
そして、本実施例の電話サーバ装置は、さらに「ポイント蓄積部」(2703)を備えることを特徴とする。
「ポイント蓄積部」(2703)は、発呼端末装置でのグラフィックボタンのワンクリックに応じて、端末識別情報と関連付けてポイントを蓄積する機能を有する。このポイント蓄積部の機能は、例えば以下のようにして実現する方法が挙げられる。例えばパッケージファイルに、グラフィックボタンのワンクリックによって端末のIPアドレスや固有製造番号などの端末識別情報を送信するアプリケーションを加えておく。
それによって、電話サーバ装置にて端末識別情報を取得する。そして、取得した端末識別情報と関連付けてCPUの演算処理などによって所定のポイントを付与し、HDDなどの記録媒体に蓄積する、といった具合である。
このようにして、グラフィックボタンのクリックでユーザーにポイントが付与されるので、ユーザーのワンクリックへのインセンティブを高める効果が期待できる。
なお、本実施例の電話サーバ装置は、ピザショップなどの着信端末装置から注文が成約したか否かを示す成約情報を受信するよう構成されていても良い。それによって、いたずらや不正なグラフィックボタンクリックによるポイント蓄積を防ぐことができる。
<処理の流れ>
図28は、本実施例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信端末装置のIPアドレスと、電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録する(ステップS2801)。
その後、発呼端末装置にてアクセスが実行される(ステップS2802)と、そのアクセスに応じて発呼端末装置に対してグラフィックボタンを有するウエッブページ、あるいは電子メールなどを配信する(ステップS2803)。
そして、発呼端末装置にて前記グラフィックボタンがワンクリックされる(ステップS2804)と、そのクリックを示す情報とともに端末識別情報が電話サーバ装置に送信される(ステップS2805)。
すると、そのクリックに応じて電話サーバ装置は発呼端末装置に対してパッケージファイルを送信される。そしてそのパッケージファイルは、発呼端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり、着信端末装置への発呼処理を開始し(ステップS2807)、通話が実行される(ステップS2808)。
また、電話サーバ装置では、受信した端末識別情報と関連付けてポイントを蓄積する(ステップS2809)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の電話サーバ装置によって、グラフィックボタンをクリックしたユーザーにポイントが提供される。そして、そのような構成を備えることでユーザーのワンクリックへのインセンティブを高める効果が期待できる。
実施例1の電話サーバ装置によって提供されるIP電話サービスの一例を表す概念図 実施例1の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1の電話サーバ装置のパッケージファイル保持部にて保持され、端末装置にダウンロードされるパッケージファイルの一例を表す概念図 実施例1の電話サーバ装置のウエッブページ配信部から端末装置に配信されるウエッブページの一例を表す図 実施例1の電話サーバ装置によって配信されるウエッブページ上のグラフィックボタンの押下によるパッケージファイルのダウンロードを実行するためのプログラムの一例を表す図 実施例1の電話サーバ装置によって配信されるウエッブページ上のグラフィックボタンの押下による端末装置での電話プログラム実行状況を示す画面表示の一例を表す図 実施例1の電話サーバ装置にて提供されるIP電話サービスの、別の一例を表す概念図 実施例1の電話サーバ装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 実施例1の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例1のその他の例の電話サーバ装置によって配信されるグラフィックボタンを有する電子メールの一例を表す概念図 実施例1のその他の例の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1のその他の例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の電話サーバ装置によって配信されるウエッブページ上のグラフィックボタンの一例を表す概念図 実施例2の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2のその他の例の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2のその他の例において、ウエッブページ上のグラフィックボタンを電子メールにドラッグアンドドロップした一例を表す概念図 実施例2のその他の例の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3の電話サーバ装置を利用した画像を見ながらの通話の一例を表す概念図 実施例3の電話サーバ装置を利用した画像を見ながらの通話における端末の表示画面の一例を表す図 実施例3の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3の電話サーバ装置を利用した画像を見ながらの通話の、別の一例を表す概念図 実施例3の電話サーバ装置を利用した画像を見ながらの通話の別の例における端末の表示画面の一例を表す図 実施例4の電話サーバ装置を利用したLAN内外での通話の一例を表す概念図 実施例5の電話サーバ装置にて配信されるウエッブページなど表示画面の一例を表す図 実施例5の電話サーバ装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例5の電話サーバ装置における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 電話サーバ装置
0201 パッケージファイル保持部
0202 ウエッブページ配信部
1102 電子メール配信部

Claims (8)

  1. IPネットワークに接続された発呼端末装置と着信端末装置間でのIP電話サービスを提供するための電話サーバ装置であって、
    着信端末装置のIPアドレスと、発呼端末装置にてIPネットワークを利用して前記IPアドレスで特定される着信端末装置に対して発呼し、通話を可能とするためのアプリケーションプログラムであって、端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始する電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するパッケージファイル保持部と、
    前記パッケージファイル保持部に保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有するウエッブページを配信するウエッブページ配信部と、
    を有する電話サーバ装置。
  2. 前記ウエッブページ配信部に替えて、前記パッケージファイル保持部に保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有する電子メールを配信する電子メール配信部を有する請求項1に記載の電話サーバ装置。
  3. 前記ウエッブページ配信部は、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述したウエッブページを配信する請求項1に記載の電話サーバ装置。
  4. 前記電子メール配信部は、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述した電子メールを配信する請求項2に記載の電話サーバ装置。
  5. IPネットワークに接続された発呼端末装置と着信端末装置間でのIP電話サービスを提供するためのサーバ制御方法であって、
    着信端末装置のIPアドレスと、発呼端末装置にてIPネットワークを利用して前記IPアドレスで特定される着信端末装置に対して発呼し、通話を可能とするためのアプリケーションプログラムであって、端末装置にダウンロードされるとダウンロード先の端末装置の利用者からの入力を何ら必要とせず直ちに実行可能状態となり前記発呼処理を開始する電話プログラムと、を含むパッケージファイルを保持するために記録するパッケージファイル記録保持ステップと、
    前記ステップにて記録され保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有するウエッブページを配信するウエッブページ配信ステップと、
    を計算機に実行させるサーバ制御方法。
  6. 前記ウエッブページ配信ステップに替えて、前記ステップにて記録され保持されているパッケージファイルをワンクリックにてダウンロードするためのグラフィックボタンを有する電子メールを配信する電子メール配信ステップを有する請求項5に記載のサーバ制御方法。
  7. 前記ウエッブページ配信ステップは、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述したウエッブページを配信する請求項5に記載のサーバ制御方法。
  8. 前記電子メール配信ステップは、前記グラフィックボタンを、発呼端末装置のGUIにて前記ダウンロード機能を実現するデータを象徴するメタデータとして取り扱われる形式で記述した電子メールを配信する請求項6に記載のサーバ制御方法。
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