JP2009272007A - 誤判定訂正回路及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成でウォブル信号からRF成分を確実に取り除くとともに、ウォブル信号からノイズ、位相ずれ、揺らぎといった誤差要因を確実に取り除くこと。
【解決手段】同極性又は逆極性の第1及び第2の信号を加算して得られた全加算信号の二値化信号について、当該二値化信号の論理値が切り換わるエッジを検出するエッジ検出部206と、第1の信号から第2の信号を減算して得られたプッシュプル信号の二値化信号を取得し、全加算信号の隣接する2つのエッジ間において、複数のプッシュプル信号の論理値を時系列に取得し、多数決演算により多い方の論理値を決定するプッシュプル信号(H,L)区間比較部210と、2つのエッジ間におけるプッシュプル信号を多数決演算で決定された多い方の論理に訂正する波形訂正器212と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、誤判定訂正回路及び光ディスク装置に関する。
一般に記録用光ディスクでは、ディスク位置情報等を示すためにトラックとなるグルーブに予めウォブルと呼ばれる蛇行信号が記録されている。例えば、CD−R/RWでは記録するRF信号の基本クロック4.3218MHzに対して十分低い周波数の22.05kHzがウォブル信号の基本周波数として用いられる。また、DVD+RWではRF信号の基本クロック26.16MHzに近い818kHzがウォブル信号周波数帯として用いられている。
光ディスクのウォブル検出方法として、PD(フォトディテクタ)の4分割された受光部の信号(A,B,C,D)に対して、プッシュプル信号成分(A+D)−(B+C)を演算する方法が知られている。検出したウォブル信号をアドレスデコーダでアドレス情報に変換することで記録再生のための位置情報を得ることができる。ここで、RF信号が記録されていない未記録部分ではノイズ成分がほとんどないため、(A+D),(B+C)の各チャンネル間にゲイン差があったとしても、このゲイン差はオフセットとなるだけであり、ウォブル信号検出に問題は生じない。
しかしながら、RF信号が記録されている既記録部分では、(A+D),(B+C)のチャンネル間にゲイン差が生じていると、ウォブル信号検出時にRF信号の漏れ込みが発生する。これにより、ウォブル信号の特性が劣化するという問題がある。
このため、下記の特許文献1には、2分割された受光素子からの各信号(A+D),(B+C)を各々任意のゲインで変化させる2つの可変ゲイン増幅器と、その出力信号を検波する2つの検波器と、その検波出力を比較する比較器と、この比較出力に基づき各可変ゲイン増幅器のゲインを制御するゲイン制御手段と、を備える構成により、プッシュプル信号の各チャンネルのゲインバランスを合わせるAGC回路とした構成が開示されている。
特開2005−353195号公報
しかしながら、上記従来の技術では、各信号(A+D),(B+C)のそれぞれに対してAGCループにより振幅を一致させているため、AGC回路を設けることが必要不可欠であり、回路構成が複雑になるという問題がある。また、AGC回路における検波器、比較器等の構成が必要であり、回路構成が複雑になるという問題がある。
また、これらのAGC動作を正確に行うためには、前段に信号振幅をある程度調整するためのGCAや、高周波成分を取り除くためのLPFなどの構成が必要となる。このため、更に回路規模が増大してしまうという問題がある。
また、ウォブル信号には、検出時の位相ずれ、内部回路のノイズ、揺らぎ等による誤差要因が含まれる場合がある。従って、ウォブル信号を抽出する際には、これらの誤差要因を確実に取り除く必要がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、簡素な構成でウォブル信号からRF成分を確実に取り除くとともに、ウォブル信号からノイズ、位相ずれ、揺らぎといった誤差要因を確実に取り除くことが可能な、新規かつ改良された誤判定訂正回路及び光ディスク装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、同極性又は逆極性の第1及び第2の信号を加算して得られた全加算信号の二値化信号について、当該二値化信号の論理値が切り換わるエッジを検出するエッジ検出部と、前記第1の信号から前記第2の信号を減算して得られたプッシュプル信号の二値化信号を取得するプッシュプル信号取得部と、隣接する2つの前記エッジ間において、前記プッシュプル信号の論理値を時系列に複数取得し、多数決演算により多い方の論理値を決定する多数決演算部と、前記エッジ間における前記プッシュプル信号を前記多数決演算部で決定された多い方の論理値に訂正する波形訂正部と、を備える誤判定訂正回路が提供される。
また、クロックパルスを発生させるクロックパルス発生部を備え、前記多数決演算部は、前記プッシュプル信号の論理値を1クロックパルス毎に時系列に取得するものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光記録媒体のトラックに光を照射し、前記トラックの延在する方向を境界として2分割された2つの受光部で前記光記録媒体からの反射光を受光する光ピックアップと、前記2つの受光部からそれぞれ検出された第1の信号及び第2の信号の少なくとも一方からRF信号成分を取得するRF信号成分取得部と、前記第1の信号から前記第2の信号を減算してウォブル信号を取得するウォブル信号取得部と、前記RF信号成分を二値化するRF信号成分二値化部と;
前記ウォブル信号を二値化するウォブル信号二値化部と、二値化された前記RF信号成分の論理値が切り換わるエッジを検出するエッジ検出部と、隣接する2つの前記エッジ間において、前記ウォブル信号の論理値を時系列に複数取得し、多数決演算により多い方の論理値を決定する多数決演算部と、前記エッジ間における前記ウォブル信号を前記多数決演算部で決定された多い方の論理に訂正する波形訂正部と、二値化された前記RF信号成分と前記波形訂正部により訂正された前記ウォブル信号との排他的論理和を演算する排他的論理和演算部と、前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第1及び第2の信号の振幅バランスを調整するバランス調整部と、を備える光ディスク装置が提供される。
また、前記RF信号成分取得部は、前記第1の信号と前記第2の信号を加算して前記RF信号成分を取得するものであってもよい。
また、前記第1及び第2の信号は、光記録媒体のトラックの延在する方向を境界として2分割された2つの受光部により前記光記録媒体からの反射光を検出して得られた信号であり、前記プッシュプル信号は、前記トラックの蛇行に基づくウォブル信号であってもよい。
また、前記バランス調整部は、前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第1の信号のゲインを調整する第1のゲイン調整部と、前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第2の信号のゲインを調整する第2のゲイン調整部と、を備えるものであってもよい。
また、前記排他的論理和演算部の出力を積分する積分器を備え、前記第1及び第2のゲイン調整部は、積分された前記排他的論理和に基づいてゲインを調整するものであってもよい。
本発明によれば、簡素な構成でウォブル信号からRF成分を確実に取り除くとともに、ウォブル信号からノイズ、位相ずれ、揺らぎといった誤差要因を確実に取り除くことが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置100の構成を示す模式図である。光ディスク装置100は、ウォブル信号処理系を備えている。ウォブル信号処理系は、ディスク状記録媒体300のトラックを読み出す光学ヘッド(光ピックアップ)102、プリアンプ104、GCA(Gain Control Amp)106、ウォブル抽出回路108、アナログフィルタ110、AD変換回路(ADC)112、アドレス復調器113、アドレス復号器114、PLL(Phase Locked Loop)115、コントローラ116を有して構成されている。
また、光学ヘッド102には、ディスク状記録媒体300から検出された再生信号のフィルタリングとデジタル化等の処理を行う再生回路10が接続され、再生回路10にはデータフォーマットを変換するデコーダ12が接続されて信号再生系が構成されている。
また、記録すべき情報はコントローラ116からエンコーダ14へ送られ、エンコーダ14によりデータフォーマットを変換し、レーザ制御回路16で情報ビットに応じて光学ヘッド102内の光源の発光制御を行うことでディスク状記録媒体に情報が書き込まれ、これにより信号記録系が構成されている。
また、光学ヘッド102の受光素子により検出された出力信号からサーボ信号が生成され、サーボ回路18にて光学ヘッド102の位置制御が行われる。また、サーボ回路18は、ディスク状記録媒体300が搭載されているスピンドルモータ20の回転制御を行う。
ディスク状記録媒体300としては、記録面にウォブリングされて形成されたトラックを有する光ディスクが用いられる。光学ヘッド102は、レーザダイオード等の光源、レーザ光を集光する対物レンズ、ディスク状光記録媒体300からの反射光を受光する受光素子、反射光を受光素子に導く光学系、フォーカシングサーボやトラッキングサーボを行うためのアクチュエータなどを有して構成される。
ウォブル信号処理系では、光学ヘッド102から出力されてプリアンプ104で増幅された信号は、GCA106で後段回路のDレンジに合わせて振幅調整され、ウォブル抽出回路108でウォブル信号が抽出され、更にアナログフィルタ110に入力される。アナログフィルタ110では、入力された信号に対して低域及び高域の不要な信号成分が除去される。アナログフィルタ110で不要な信号成分が除去された再生信号(ウォブル信号)は、AD変換回路112に入力される。AD変換回路112からの出力信号は、アドレス復調器114に入力される。アドレス復調器114は、入力されたウォブル信号の変調信号を検出してアドレス復調を行い、後段のアドレス復号器114に出力する。アドレス復号器114は、復調データからアドレスの復号を行い、アクセス位置のアドレス情報を再生してコントローラ116に出力する。コントローラ116は、アドレス情報に基づいて光ディスク装置100の信号再生系、信号記録系を制御する。PLL115は、ウォブル抽出回路108、AD変換回路112、アドレス復調器114、アドレス復号器114、及びコントローラ116等で使用されるクロックを生成する機能を有する。
図2は、図1の光ディスク装置100において、ウォブル抽出回路108とその周辺の構成を詳細に示す模式図である。光ディスクなどの記録系メディアでは一般的に予め各半径位置における線速度を正確に検出するため、トラックを蛇行(ウォブル)させるフォーマットが多く採用されている。光ディスク装置100は、これらウォブル信号を読み取ることで、未記録ディスクの任意の位置にアクセスし情報を記録・再生することができる。
図2に示すように、光学ヘッド102の受光素子102aは、トラックの延在する方向(トラックの接線方向)に対してその受光領域が2分割されて光スポットの記録面からの反射光を受光するように構成されている。受光素子102aとしては、メインスポットの反射光を受光するため4分割されたPD(Photo Detector)を用いる。図2に示すように、トラックの接線方向に対して一方の側には2分割された受光領域の一方である受光部A,Dが配置され、他方の側には2分割された受光領域の他方である受光部B,Cが配置される。受光部A,Dからの出力は加算器118へ入力され、加算器118からは信号A+Dが出力される。また、受光部B,Cからの出力は加算器119へ入力され、加算器118からは信号B+Cが出力される。ウォブル信号は、メインビームのプッシュプル信号成分(A+D)−(B+C)を検出することで得られる。なお、図中では、必要に応じて信号A+DをADと表記し、信号B+CをBCと表記している。
図2に示すように、ウォブル抽出回路108は、GCA120,122、加算器124、減算器126、ラッチコンパレータ128,130、EXOR(排他的論理和)回路132、積分器134、BAL制御部136を有して構成されている。
図2に示すように、信号A+DはGCA120に入力され、ゲインが調整される。また、信号B+CはGCA122に入力され、ゲインが調整される。ゲインが調整された信号A+D、信号B+Cは、それぞれ加算器124、減算器126へ入力される。
加算器124では、信号A+Dと信号B+Cが加算されて、全加算信号R=A+B+C+Dが出力される。一方、減算器126では、信号A+Dから信号B+Cが減算されて、ウォブル信号であるプッシュプル信号((A+D)−(B+C))が出力される。
全加算信号R=A+B+C+Dは、ラッチコンパレータ128へ入力される。ラッチコンパレータ128は、入力信号と所定値との比較に基づいて、入力信号のAC成分を2値化するアナログコンパレータである。
また、ウォブル信号((A+D)−(B+C))は、ラッチコンパレータ130へ入力される。ラッチコンパレータ130は、入力信号と所定値との比較に基づいて入力信号を2値化するアナログのコンパレータである。
各ラッチコンパレータ128,130の出力は、プッシュプル波形訂正ブロック200へ入力される。プッシュプル波形訂正ブロック200は、パルス幅検出部(Pulse Width Detector)202と、波形訂正部(Wave Corrector)204を備えている。
プッシュプル波形訂正ブロック200の出力は、EXOR回路132へ入力される。プッシュプル波形訂正ブロック200への入力のうち、ラッチコンパレータ128から入力された全加算信号R=A+B+C+Dの2値化信号は、パルス幅検出部202に入力される。また、全加算信号R=A+B+C+Dの2値化信号は、そのままEXOR回路132へ入力される。一方、ラッチコンパレータ130から入力されたウォブル信号の2値化信号は、プッシュプル波形訂正ブロック200によって誤差要因が取り除かれた後、EXOR回路132へ入力される。プッシュプル波形訂正ブロック200による波形訂正処理については、後で詳細に説明する。
EXOR回路132では、2値化された全加算信号とウォブル信号のEXOR(排他的論理和)が採られる。従って、EXOR回路132は、全加算信号(A+B+C+D)とウォブル信号((A+D)−(B+C))が同相の場合はロー(L)の信号を出力し、全加算信号(A+B+C+D)とウォブル信号((A+D)−(B+C))が逆相の場合はハイ(H)の信号を出力する。
EXOR回路132の出力は、積分器134へ入力され、EXOR回路132から入力された2値信号の積分値が演算される。
積分器134の出力はバランス(BAL)制御部136へ入力される。BAL制御部136では、積分器134の出力に基づいてGCA120,122のゲインを調整するためのゲインバランス制御信号を出力する。BAL制御部136から出力された制御信号は、各GCA120,122へ入力され、これにより、ゲインを調整するためのフィードバックループが構成される。GCA120,122は、デジタルコード入力に応じてゲインを調整する回路であり、BAL制御部136から送られた制御信号に基づいてゲインのフィードバック制御を行う。
BAL制御部136からは、GCA120,122のそれぞれに対して、互いに反転した制御信号が出力される。そして、バランス制御部136により制御されるGCA120,122のゲインの合計は一定値に保たれる。すなわち、GCA120,122のうちの一方に対してゲインを増加させる制御信号が出力されると、他方に対してはゲインを減少させる制御信号が出力される。
図3は、加算器124から出力された全加算信号の信号波形と、減算器126から出力されたウォブル信号の信号波形を示す特性図である。ここで、図3(A)は、加算器124から出力された全加算信号の信号波形を示している。信号(A+D)と信号(B+C)のそれぞれは同相のRF信号(記録信号)の成分を含むため、信号(A+D)と信号(B+C)を加算した全加算信号は、信号(A+D)及び信号(B+C)が有する本来のRF信号と同相の信号となる。なお、ここでは信号(A+D)と信号(B+C)を加算してRF信号成分を取得しているが、信号(A+D)、信号(B+C)のいずれか一方、または、各信号A,B,C,DのいずれかによりRF信号成分を取得することも可能である。
図3(B)及び図3(C)は、減算器126から出力されたウォブル信号の信号波形を示しており、信号A+Dと信号B+Cの振幅が相違している場合を示している。ここで、図3(B)は(A+D)≧(B+C)の場合を示しており、図3(C)は(A+D)<(B+C)の場合を示している。このように、信号(A+D)と信号(B+C)のそれぞれは同相のRF信号成分を含むため、振幅のバランスずれに起因して信号(A+D)と信号(B+C)に大小関係が生じていると、バランスのずれ方に応じて、RF信号に対して同極性または逆極性のRF信号成分がウォブル信号に漏れ込むことになる。また、図3(D)は、信号A+Dと信号B+Cの振幅が同一となるようにGCA120,122でゲインが調整された後のウォブル信号を示している。
図3(A)及び図3(B)に示すように、(A+D)≧(B+C)の場合は、全加算信号と同相のRF信号成分がウォブル信号に漏れ込み、全加算信号とウォブル信号とが同相の信号となる。この場合、ラッチコンパレータ128からの出力とラッチコンパレータ130からの出力が同相となり、EXOR回路132からの出力はロー(L)となる。
一方、図3(A)及び図3(C)に示すように、(A+D)<(B+C)の場合は、全加算信号と逆相のRF信号成分がウォブル信号に漏れ込み、全加算信号とウォブル信号とが逆相の信号となる。この場合、ラッチコンパレータ128からの出力とラッチコンパレータ130からの出力が逆相であるため、EXOR回路132からの出力はハイ(H)となる。
従って、EXOR回路132からの出力に基づいて、信号A+Dと信号B+Cの振幅のバランス(大小関係)を判別することができ、バランスのずれの向きを判断することができる。そして、信号A+Dと信号B+Cの振幅の大小関係が判ると、大小関係がなくなる方向にフィードバックをかけることで、信号A+Dと信号B+Cの振幅のバランスを均一にすることができる。具体的には、信号A+Dと信号B+Cの大小関係に基づいてGCA120,122のそれぞれのゲインを可変することで、信号A+Dと信号B+Cの振幅を同等のレベルに制御することが可能となる。そして、信号A+Dと信号B+Cの振幅のバランスを保つことで、ウォブル信号((A+D)−(B+C))のRF成分の平均値を0に制御することが可能となり、図3(D)に示すように、ウォブル信号からRF信号成分を確実に取り除くことが可能となる。
EXOR回路132からの出力は、積分器134に入力されて、ある時間の間で積分される。BAL制御部136は、積分器134からの出力に基づいて、EXOR回路132から出力されたロー(L)の信号が積算されている場合は、(A+D)≧(B+C)であるため、信号A+Dが入力されるGCA120に対してゲインを減少させるゲインバランス制御信号を出力する。また、信号B+Cが入力されるGCA122に対してはゲインを増加させるゲインバランス制御信号を出力する。
また、BAL制御部136は、積分器134からの出力に基づいて、EXOR回路132からハイ(H)の信号が出力されており、(A+D)<(B+C)の場合は、GCA120に対してゲインを増加させるゲインバランス制御信号を出力し、GCA122に対してゲインを減少させるゲインバランス制御信号を出力する。
上述のように、BAL制御部136は、GCA120,122のそれぞれに対して互いに反転したバイナリコードの制御信号を出力する。従って、GCA120,122のそれぞれでは、信号A+Dと信号B+Cの振幅が近づく方向にゲインが調整される。これにより、信号A+Dと信号B+Cの振幅を同等のレベルに制御することが可能となる。
このようにしてフィードバック制御されたウォブル信号は、減算器126からアナログフィルタ110へ入力され、ウォブル復調用のAD変換回路112に入力される。本実施形態では、ウォブル信号に基づいて信号A+Dと信号B+Cの大小関係が判断されるため、ウォブル信号自体を用いた判断結果に基づいてウォブル信号のRF成分を取り除くことが可能となる。従って、他の特性値に基づいてウォブル信号を処理する場合に比べて、ウォブル信号から確実にRF成分を除去することが可能であり、ウォブル信号を最も良好な状態にすることができる。
ウォブル信号に漏れ込むRF信号の周波数成分としては、特にウォブル信号の帯域に近いものが問題となる。このため、例えばウォブル信号の帯域から外れる高周波成分については予めフィルタで除去しておき、ウォブル信号の帯域に近い低周波のRF成分に基づいてEXOR処理を行い、ゲインを調整しても良い。この場合、例えば加算器の前段、および減算器の前段に高周波域をカットするフィルタを挿入する。また、ラッチコンパレータ128,130の前段にフィルタを挿入しても良い。フィルタでカットする周波数は、ウォブル信号の帯域に基づいて適宜選択することができる。
なお、BAL制御部136は、GCA120とGCA122の双方に制御値を出力するが、いずれか一方のGCAのみに制御値を出力して、信号A+Dと信号B+Cの一方のみゲインを調整しても良い。この場合においても、信号A+Dと信号B+Cの振幅が同等のレベルになるようにフィードバック制御することができる。なお、この場合、GCA120,122のゲインの合計は一定値ではなく、いずれか一方のGCAのゲインを固定値とすることができる。ただし、GCA120とGCA122の双方に制御値を入力して差動で動作させる方が、フィードバック制御における振幅変動をより少なくすることができる。
以上のような構成によれば、二値化したRF成分(全加算信号)と二値化されたウォブル信号との排他的論理和を演算することで信号A+Dと信号B+Cのバランスのずれの方向を検出することができる。従って、これに基づいてフィードバック制御をかけることで、信号A+Dと信号B+Cの振幅バランスを均一にすることが可能となり、ウォブル信号を精度良く抽出することが可能となる。また、信号A+Dおよび信号B+Cのそれぞれの振幅を揃えるためにAGCループを設ける必要がないため、バランス制御回路の規模を大幅に縮小することが可能となり、製造コストを低減することができる。
また、全加算信号とウォブル信号を2値化するラッチコンパレータ128,130の出力でバランス制御ができるため、AGC回路のDレンジに合わせるためGCAや、RF信号を波形整形するLPFなども不要になる。また、従来AGC回路で信号の絶対振幅をそろえる為に、大きなDレンジおよびゲインレンジが必要であったが、信号A+Dおよび信号B+Cのバランスだけを制御すればよい為、ゲイン制御回路のゲインレンジを最小化出来る。
更に、2値化後のバランス検出、バランス制御の信号処理は全てロジックで行えるのでアナログ信号処理と比べて回路規模を小さく出来、CMOSシステムLSIとの親和性が良い。また、コンパレータ回路はCMOSプロセスではオフセットフリー化が容易であり、この点でもCMOSプロセスとの親和性が良い。更に、ウォブル抽出後の残留RF成分からバランスずれを検出する為、残留RF成分が最小になる様にバランスを制御することが出来、ウォブルの信号品質を改善できる。
次に、プッシュプル波形訂正ブロック200による波形訂正処理について詳細に説明する。ウォブル信号には、位相ずれ、回路ノイズ、信号の揺らぎ等による誤差要因が含まれる場合がある。図4は、全加算信号R=A+B+C+Dとウォブル信号((A+D)−(B+C))のそれぞれについて、各ラッチコンパレータ128,130による二値化前の信号と、二値化後の信号をそれぞれ示している。ここで、図4(A)は(A+D)≧(B+C)の場合を示しており、図4(B)は(A+D)<(B+C)の場合を示している。図4に示す信号は、理想波形を示しており、信号に位相ずれ、ノイズ、揺らぎ等による誤差要因が発生していない場合を示している。図4に示すように、理想波形の場合は、二値化後の全加算信号およびウォブル信号のそれぞれにおいて、ハイとローの切り換えタイミングは一致している。このため、EXOR回路132の出力として、(A+D)≧(B+C)の場合はロー(0)の出力が、(A+D)<(B+C)の場合はハイ(1)の出力が安定して出力される。
一方、図5は、実際の回路から得られる信号波形を示しており、ウォブル信号に位相ずれ、ノイズ、ゆらぎ等の誤差要因が発生した場合を示している。ここで、図5においても、図5(A)は(A+D)≧(B+C)の場合を示しており、図5(B)は(A+D)<(B+C)の場合を示している。図5(A)の例では、ウォブル信号に位相ずれ、およびノイズNが発生している。このため、二値化後のウォブル信号の出力は、二値化後の全加算信号に対して、ハイとローの切り換わりタイミングにずれが生じている。また、ノイズNの影響により、二値化後の出力において本来ロー(0)であるべき信号の一部がハイ(1)となっている。
また、図5(B)の例では、ウォブル信号にゆらぎが生じており、ウォブル信号の振幅の中心が上側(プラス側)にシフトしている。このため、二値化後のウォブル信号の出力において、本来ロー(0)である区間の一部がハイ(1)になっている。
図4に示すように、全加算信号がハイ(1)またはロー(0)の区間内では、本来ウォブル信号の値が切り換ることはない。しかし、図5に示すような誤差要因が発生すると、全加算信号の値が切り換わっていないタイミングで、ウォブル信号の値が切り換わってしまう。このため、全加算信号とウォブル信号において、ハイからローまたはローからハイに切り換わるタイミングが相違してしまう。図5の場合は、本来はロー(0)の信号が出力される区間内で一時的にハイ(1)の信号が出力されたり、本来はハイ(1)の信号が出力される区間内で一時的にロー(0)の信号が出力されるといった事態が発生し、後段の積分器134に正確な信号を送ることができなくなる。このため、積分器134による積分値が一方向に減少せず、誤差要因によって積分値が増減してしまうため、バランスの収束により時間を要してしまうこととなる。特に、ウォブル信号の揺らぎはプッシュプル信号側のみ発生するため、A+D,B+Dのバランスが取れてきた時にウォブルの揺らぎによる誤差要因の影響が大きくなる。
このため、本実施形態では、プッシュプル波形訂正ブロック200により波形訂正を行うことで、これらの誤差要因を低下させ、実装回路から得られる信号波形を図4の理想波形に近づける動作を行う。以下、図6及び図7に基づいて、波形訂正処理について説明する。
図6は、プッシュプル波形訂正ブロック200の構成をより詳細に示すブロック図である。図6に示すように、プッシュブル波形訂正ブロック200は、両エッジ検出部206、エッジ間カウンタ208、ブッシュプル信号(H,L)区間比較部210、波形訂正器212を備えている。ここで、両エッジ検出部206、エッジ間カウンタ208およびブッシュプル信号(H,L)区間比較部210は、図2に示すパルス幅検出部202に該当する。また、波形訂正器212は、波形訂正部204に該当する。
また、図7は、プッシュプル波形訂正ブロック200による波形訂正処理を説明するための模式図である。ここで、図7(A)は、クロックパルスを示しており、図7(B)はラッチコンパレータ128,130により2値化された後の全加算信号、ウォブル信号を示している。図7(B)に示すウォブル信号(プッシュプル信号)は、プッシュプル波形訂正ブロック200による訂正前の波形である。図7(B)では、A+D≧B+Cの場合を示している。また、図7(C)は、プッシュプル波形訂正ブロック200により訂正した後のウォブル信号を示している。
プッシュプル波形訂正ブロック200に入力された全加算信号R=A+B+C+Dは、両エッジ検出部206に入力され、全加算信号のハイからロー、またはローからハイに切り換わるエッジ部分が検出される。これにより、図7(B)に示すように、全加算信号がハイである区間H、および全加算信号がローである区間Lが検出される。
両エッジ検出部206でエッジが検出されると、その結果に基づいて、エッジ間カウンタ208では、全加算信号がハイである区間H、ローである区間Lのそれぞれがクロックパルスの何パルス分であるかをカウントする。
また、ブッシュプル信号(H,L)区間比較部210は、全加算信号Rがハイの区間H、ローの区間Lのそれぞれにおいて、内部クロックに基づいてウォブル信号のハイとローの数を比較する。図7に示すように、区間H、区間Lのそれぞれでは、クロックの立ち上がりのタイミングで、ウォブル信号がハイであるかローであるかが検出される。そして、区間H、区間Lにおいて、クロックの立ち上がりのタイミングで、ウォブル信号がハイである状態の数(図7に示す黒丸●の数)と、ローである状態の数(図7に示す白丸○の数)のそれぞれが取得される。
そして、ブッシュプル信号(H,L)区間比較部210は、区間H内においてハイの数とローの数との多数決をとり、多い方の論理値を決定する。波形訂正器212は、田寸結演算の結果に基づいて、区間Hのウォブル信号の全ての値を多数決の結果により得られた多い方の論理値に訂正する。区間Lについても同様に、ハイの数とローの数との多数決をとり、多い方の論理値を区間Lのウォブル信号の値に訂正する。
図7では、全加算信号の区間Hの連続期間がクロックで6カウントであった場合を示している。そして、区間Hでは、ウォブル信号のハイ(●)が4カウントであり、ロー(○)が2カウントであり、ハイの数の方が多い。このため、波形訂正器212では、区間Hにおけるウォブル信号を全てハイに訂正する。また、区間Lでは、ウォブル信号のハイ(●)が1カウントであり、ロー(○)が5カウントであり、ローの数の方が多い。このため、波形訂正器212では、区間Lにおけるウォブル信号を全てローに訂正する。
これにより、区間H、区間Lのそれぞれにおいて、各区間内でウォブル信号がハイとローの間で変動している場合であっても、各区間内におけるウォブル信号をハイまたはローのいずれかに訂正することができる。従って、全加算信号がハイからロー又はローからハイへ切り換わるタイミングと、ウォブル信号がハイからローまたはローからハイへ切り換わるタイミングを同期させることができる。
以上のようにして、波形訂正器212は、全加算信号Rのエッジに同期したウォブル信号について、ハイまたはローの多い方の論理に訂正して訂正波形を出力する。図7(C)は、波形訂正器212から出力された訂正後のウォブル信号を示している。図7(C)に示すように、波形訂正器212による訂正を行うことで、区間Hではウォブル信号がハイになり、区間Lではウォブル信号がローになる。従って、位相ずれ、ノイズ、揺らぎ等の要因でウォブル信号に誤差が生じた場合であっても、これらの誤差要因を取り除くことができる。
これにより、EXOR回路132から積分器134に送られる信号の品質を良好にすることが可能となる。従って、積分時間を短縮することができ、ウォブル信号の振幅バランスを調整する時間を大幅に短縮することが可能となる。また、ウォブル信号のバランスが調整されてきた状態においても、プッシュプル信号の波形訂正を行うことで、ウォブル信号の揺らぎの影響を確実に抑えることが可能となり、揺らぎの影響による信号品質の低下を確実に抑えることができる。更に、光ディスク300から信号を読取った時点で袖に位相ずれが生じていた場合であっても、位相ずれによる影響を訂正することが可能となるため、これらの誤差要因を確実に取り除くことが可能となる。
なお、図7では、A+D≧B+Cの場合を例示したが、A+D<B+Cの場合も同様の処理が行われる。A+D<B+Cの場合、区間Hではハイの数よりもローの数の方が多くなる。また、区間Lではローの数よりもハイの数の方が多くなる。従って、波形訂正器による訂正を行うことで、区間Hではウォブル信号がローになり、区間Lではウォブル信号がハイになり、ウォブル信号から誤差要因を取り除くことができる。
図8は、プッシュブル波形訂正ブロック200による波形訂正の効果を示す特性図であって、積分器134による積分値が0に収束するまでの特性を示している。ここで、縦軸はEXOR回路132の出力がハイである場合を1としローである場合を−1として積算した積算値を示しており、横軸は時間を示している。縦軸の積算値が0となると、振幅バランスが収束した状態となる。また、図8中に実線で示す波形は、ブッシュプル波形整形ブロック200により波形訂正を行った場合の特性を示している。一方、図8中に破線で示す波形は、プッシュプル波形訂正ブロック200を設けず、ラッチコンパレータ128,130の出力をそのままEXOR回路132に入力した場合を示している。
図8の破線の特性では、振幅バランス調整を開始してから積分値が収束するまでに790[μsec]程度の時間を要したが、プッシュプル波形訂正ブロック200を挿入した場合、調整開始640[μsec]程度で積分値が収束した。このように、プッシュプル波形訂正ブロック200によりウォブル信号の誤差要因を取り除くことで、積分器134による積分値が一方向に減少するため、バランスを収束させるまでの時間を8割程度に抑えることが可能となり、収束時間を大幅に短縮することが可能となる。
図9は、ウォブル抽出回路108の他の例を示す模式図である。図9に示す回路では、ラッチコンパレータ128の後段にパターン検出器138が挿入されている。図9の他の構成は、図2と同様である。パターン検出器138は、全加算信号Rの信号パターンを検出し、所定のパターン長の信号のみを後段のプッシュプル波形訂正ブロック200に送る機能を有している。
例えば、光ディスク300がブルーレイディスクBDの場合、全加算信号Rの区間H(または区間L)は、その規格により2Tから9T(Tはクロックパルスの1周期)までのパターン長と定められている。パターン検出器138では、入力された全加算信号Rに対して、所定のパターン長の信号をカットして後段のプッシュプル波形訂正ブロック200に送ることができる。パターン検出器138は、例えば4T以上のパターン長の信号をカットしたり、3T〜6Tのパターン長のみを後段に送る等の処理が可能である。ここで、不要なパターンを除去することによって、バランスが収束する時間が変化することが想定されるため、バランスが収束する時間が最も短くなるように、パターン検出器138により除去するパターンを調整することが望ましい。従って、光ディスク300の規格、または使用するモード(倍速モードなど)等に基づいて、パターン検出器138により除去するパターンを調整することで、各規格、各モードにおいて、バランスが最も短時間で収束するように制御することが可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、プッシュプル波形訂正ブロック200を設けたことにより、位相ずれ、ノイズ、ウォブル揺らぎ等の外乱の影響を抑えることができ、積分器134に送る信号の品質を良好にすることが可能となる。従って、積分時間を短縮することができ、ウォブル信号の振幅バランスを調整する時間を大幅に短縮することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置100の構成を示す模式図である。 図1の光ディスク装置において、ウォブル抽出回路とその周辺の構成を詳細に示す模式図である。 加算器から出力された全加算信号の信号波形と、減算器から出力された信号波形を示す特性図である。 全加算信号とウォブル信号のそれぞれについて、二値化前の信号と二値化後の信号の理想波形を示す特性図である。 全加算信号とウォブル信号のそれぞれについて、二値化前の信号と二値化後の信号の実際の回路での波形を示す特性図である。 プッシュプル波形訂正ブロックの構成をより詳細に示すブロック図である。 プッシュプル波形訂正ブロックによる波形訂正処理を説明するための模式図である。 プッシュブル波形訂正ブロックによる波形訂正の効果を示す特性図である。 ウォブル抽出回路の他の例を示す模式図である。
符号の説明
100 光ディスク装置
102 光学ヘッド
120,122 GCA
124 加算器
126 減算器
128,130 ラッチコンパレータ
132 EXOR回路
134 積分器
200 プッシュプル波形訂正ブロック
202 パルス幅検出部
204 波形訂正部
206 両エッジ検出部
208 エッジ間カウンタ
210 プッシュプル信号(H,L)区間比較部
212 波形訂正器

Claims (7)

  1. 同極性又は逆極性の第1及び第2の信号を加算して得られた全加算信号の二値化信号について、当該二値化信号の論理値が切り換わるエッジを検出するエッジ検出部と;
    前記第1の信号から前記第2の信号を減算して得られたプッシュプル信号の二値化信号を取得するプッシュプル信号取得部と;
    隣接する2つの前記エッジ間において、前記プッシュプル信号の論理値を時系列に複数取得し、多数決演算により多い方の論理値を決定する多数決演算部と;
    前記エッジ間における前記プッシュプル信号を前記多数決演算部で決定された多い方の論理値に訂正する波形訂正部と;
    を備える、誤判定訂正回路。
  2. クロックパルスを発生させるクロックパルス発生部を備え、
    前記多数決演算部は、前記プッシュプル信号の論理値を1クロックパルス毎に時系列に取得する、請求項1に記載の誤判定訂正回路。
  3. 前記第1及び第2の信号は、光記録媒体のトラックの延在する方向を境界として2分割された2つの受光部により前記光記録媒体からの反射光を検出して得られた信号であり、前記プッシュプル信号は、前記トラックの蛇行に基づくウォブル信号である、請求項1に記載の誤判定訂正回路。
  4. 光記録媒体のトラックに光を照射し、前記トラックの延在する方向を境界として2分割された2つの受光部で前記光記録媒体からの反射光を受光する光ピックアップと;
    前記2つの受光部からそれぞれ検出された第1の信号及び第2の信号の少なくとも一方からRF信号成分を取得するRF信号成分取得部と;
    前記第1の信号から前記第2の信号を減算してウォブル信号を取得するウォブル信号取得部と;
    前記RF信号成分を二値化するRF信号成分二値化部と;
    前記ウォブル信号を二値化するウォブル信号二値化部と;
    二値化された前記RF信号成分の論理値が切り換わるエッジを検出するエッジ検出部と;
    隣接する2つの前記エッジ間において、前記ウォブル信号の論理値を時系列に複数取得し、多数決演算により多い方の論理値を決定する多数決演算部と;
    前記エッジ間における前記ウォブル信号を前記多数決演算部で決定された多い方の論理に訂正する波形訂正部と;
    二値化された前記RF信号成分と前記波形訂正部により訂正された前記ウォブル信号との排他的論理和を演算する排他的論理和演算部と;
    前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第1及び第2の信号の振幅バランスを調整するバランス調整部と;
    を備える、光ディスク装置。
  5. 前記RF信号成分取得部は、前記第1の信号と前記第2の信号を加算して前記RF信号成分を取得する、請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記バランス調整部は、
    前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第1の信号のゲインを調整する第1のゲイン調整部と、
    前記排他的論理和演算部の演算結果に基づいて前記第2の信号のゲインを調整する第2のゲイン調整部と、
    を含む、請求項4に記載の光ディスク装置。
  7. 前記排他的論理和演算部の出力を積分する積分器を備え、
    前記第1及び第2のゲイン調整部は、積分された前記排他的論理和に基づいてゲインを調整する、請求項6に記載の光ディスク装置。
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