JP2009271460A - 液晶表示素子及び投射型表示装置 - Google Patents

液晶表示素子及び投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】黒表示の状態で画素の開口部分から漏れる光の量を低減することにより、コントラスト比の高い鮮明な画像を実現する。
【解決手段】液晶層と、液晶層を介して対向する一対の基板と、一対の基板のうち、駆動基板に設けられた、画素駆動用のスイッチング素子となる薄膜トランジスタTrと、薄膜トランジスタTrへの光の入射を防止すべく、駆動基板に設けられた複数の遮光層31,32とを備える液晶表示素子の構成として、複数の遮光層31,32のうち、画素の開口を規定する遮光層31を、他の遮光層32よりも光の反射率が低い材料で形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶表示素子及び投射型表示装置に関する。詳しくは、画素の開口を規定する遮光層を有する液晶表示素子とこれを用いた投射型表示装置に関する。
透過型の液晶表示装置では、液晶表示素子の背面から光を入射し、当該液晶表示素子を透過した光で画像の表示を行なっている。この種の液晶表示装置では、画像を鮮明に表示するために、表示画面内の白表示における最大輝度と黒表示における最小輝度の比(以下、「コントラスト比」)を高くすることが要求されている。コントラスト比を高くするには、黒表示における最小輝度を低くする必要がある。
特許文献1には、黒表示の状態で画素領域から光が漏れる現象が報告されている。この報告によれば、特に、光が透過する画素の開口の角部で光漏れが生じるとされている。こうした光漏れが起こると、黒表示における最小輝度が高くなるため、結果的にコントラスト比が低下してしまう。そこで、特許文献1には、光漏れを防止する目的で、略矩形状をなす画素の開口の中で、少なくとも一つの角部を斜めに形成し、かつ特定の角部の縁を直角に形成する技術が提案されている。
特開2005−234524号公報
一般に、液晶表示素子における画素の開口率は、画像の高輝度化や省電力化の観点から、できるだけ高く確保することが望ましい。また、液晶プロジェクタ等に用いられる液晶表示素子の画素の一辺の長さは10μm程度に縮小化されているため、画素周りの配線幅との関係で画素の開口率は低くなる傾向にある。
こうした状況において、前述したように画素の開口の角部を直角に形成することは、必ずしも容易なことではない。具体的には、画素の開口部分を大きくする手段として、遮光領域を極力小さくすることによって、配線、コンタクトホール、薄膜トランジスタの配置に必要な領域を確保するために、画素の開口の4つの角部をすべて斜めに形成せざるを得ない場合がある。また、製造装置の加工精度の限界上、画素の開口の角部が必然的に斜めに加工されてしまう場合もある。
本願発明者らは、画素の開口の4つの角部をすべて斜めに形成した液晶表示素子に関して、黒表示における光漏れの状況を確認してみた。そうしたところ、入射光の偏光軸方向を液晶表示素子のデータ線又は走査線と平行な方向に合わせると、開口の角部(斜めの部分)で光漏れが生じた。また、入射光の偏光軸方向を液晶表示素子のデータ線又は走査線に対して斜め45度の方向に合わせると、開口の角部以外の部分で光漏れが生じた。このことから、入射光の偏光軸方向に対して、開口の開口を規定する遮光層の縁の部分が斜めになっていると、そこで光漏れが発生することが分かった。
そこで、本願発明者らは、さらなる実験を重ねたところ、画素の開口部分での光漏れは、画素の開口を規定する遮光層の材料や厚さに依存する、という知見を得るに至った。画素の開口を規定する遮光層とは、画素領域のなかで最も内側の開口縁を形取っている遮光層、つまり画素の開口形状を規定している遮光層をいう。
本願発明者らは、光の反射率が異なる3種類の材料を用いて、画素の開口を規定する遮光層を形成するとともに、当該遮光層の厚みを変えて、入射光の偏光軸方向に対して斜めとなる開口の角部での光漏れを、黒表示における画像の明るさ(輝度)で評価した。その結果、図18のような結果が得られた。図中の材料Aは、最も光の反射率が高い材料であり、材料Bは、材料Aよりも光の反射率が低い材料であり、材料Cは、材料Bよりも光の反射率が低い材料である。図18の実験結果から、第1に、画素の開口を規定する遮光層を相対的に光の反射率が低い材料で形成すると、黒表示時の光漏れが少なくなること、第2に、画素の開口を規定する遮光層を相対的に薄く形成すると、黒表示時の光漏れが少なくなることが分かった。本発明はこうした知見に基づいてなされたものである。
第1の発明は、液晶層と、前記液晶層を介して対向する一対の基板と、前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成されている液晶表示素子に係るものである。
第1の発明に係る液晶表示素子においては、画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成することにより、黒表示の状態で画素の開口部分から漏れる光の量が少なくなる。
第2の発明は、液晶層と、前記液晶層を介して対向する一対の基板と、前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも薄く形成されている液晶表示素子に係るものである。
第2の発明に係る液晶表示素子においては、画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも薄く形成することにより、黒表示の状態で画素の開口部分から漏れる光の量が少なくなる。
第1の発明に係る液晶表示素子によれば、画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成することにより、黒表示の状態で画素の開口部分から漏れる光の量を低減することができる。このため、黒表示における最小輝度を低くして、コントラスト比を高めることができる。その結果、かかる液晶表示素子を用いた投射型表示装置にあっては、コントラスト比の高い鮮明な画像を表示することが可能となる。
第2の発明に係る液晶表示素子によれば、画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも薄く形成することにより、表示の状態で画素の開口部分から漏れる光の量を低減することができる。このため、黒表示における最小輝度を低くして、コントラスト比を高めることができる。その結果、かかる液晶表示素子を用いた投射型表示装置にあっては、コントラスト比の高い鮮明な画像を表示することが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下に記述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
図1は本発明が適用される投射型表示装置(液晶プロジェクタ)の構成例を示す概略図である。図示した投射型表示装置1は、光源ユニットとして、光源となるランプ2と、ランプ2の光の出射方向に順に並べて設けられた光学フィルタ3、フライアイレンズ4及びPS分離合成素子5を備えている。ランプ2は、例えばハロゲンランプ等を用いて構成されるものである。光学フィルタ3は、ランプ2から出射された光に含まれる赤外線や紫外線などをカットするものである。フライアイレンズ4は、ランプ2から出射された光の進行方向において、光学フィルタ3の後段に配置され、PS分離合成素子5は、フライアイレンズ4の後段に配置されている。
ダイクロイックミラー6,7は、それぞれ特定波長の光を反射し、特定波長以外の光を透過するものである。さらに詳述すると、ダイクロイックミラー6は、赤色、緑色及び青色の各波長域の可視光のうち、特定波長として赤色波長の光を反射し、それ以外の光を透過するものである。ダイクロイックミラー7は、特定波長として緑色波長の光を反射し、それ以外の光を透過するものである。全反射ミラー8,9,10は、すべての波長域の可視光を全反射するものである。
光合成プリズム11は、赤色、緑色及び青色の各波長域の光を合成するものである。光合成プリズム11は、4つの三角プリズムを組み合わせて六面体としたダイクロイックプリズムを用いて構成されている。光合成プリズム11は、第1の光入射面11rと、第2の光入射面11gと、第3の光入射面11bと、光出射面11pとを有している。第1の光入射面11rと第3の光入射面11bは、互いに平行に配置され、第2の光入射面11gと光出射面11pも、互いに平行に配置されている。また、第1の光入射面11rと第2の光入射面11gは、互いに直角に配置され、第3の光入射面11bと光出射面11pも、互いに直角に配置されている。
第1の光入射面11rには、透過型の液晶表示素子12とコンデンサーレンズ13が対向状態で配置されている。第2の光入射面11gには、透過型の液晶表示素子14とコンデンサーレンズ15が対向状態で配置されている。第3の光入射面11bには、透過型の液晶表示素子16とコンデンサーレンズ17が対向状態で配置されている。光出射面11pには、投射レンズ18が対向状態で配置されている。
各々の液晶表示素子12,14,16は、それぞれに対応するコンデンサーレンズ13,15,17を介して入射する光を変調する光変調手段となるもので、液晶ライトバルブとも呼ばれる。各液晶表示素子12,14,16による光の変調は、それぞれに対応するコンデンサーレンズ13,15,17を介して入射する光の透過を画素単位で制御することにより行なわれる。投射レンズ18は、光変調手段により変調された光を投射する投射手段となる。投射レンズ18は、光合成プリズム11で合成して得られる光(画像)を図示しないスクリーン上に所定の倍率で拡大して投影するものである。
上記構成からなる投射型表示装置1においては、ランプ2から出射された光が、光学フィルタ3、フライアイレンズ4及びPS分離合成素子5を順に経由して、前段のダイクロイックミラー6に照射される。その際、光学フィルタ3で赤外線及び紫外線をカットすることにより、ダイクロイックミラー6に対して、光源ユニットから可視光が照射される。
ダイクロイックミラー6に照射された光のうち、赤色波長の光は、ダイクロイックミラー6で反射し、緑色及び青色波長の光は、ダイクロイックミラー6を透過する。ダイクロイックミラー6を透過した緑色及び青色波長の光は、後段のダイクロイックミラー7に照射される。ダイクロイックミラー7に照射された光のうち、緑色波長の光は、ダイクロイックミラー7で反射し、青色波長の光は、ダイクロイックミラー7を透過する。これにより、光源ユニットから照射された光(可視光)が、赤色波長の光と、緑色波長の光と、青色波長の光に、それぞれ分離される。
ダイクロイックミラー6で反射した赤色波長の光は、全反射ミラー8で反射した後、コンデンサーレンズ13及び液晶表示素子12を介して光合成プリズム11の第1の光入射面11rに入射する。ダイクロイックミラー7で反射した緑色波長の光は、コンデンサーレンズ15及び液晶表示素子14を介して光合成プリズム11の第2の光入射面11gに入射する。ダイクロイックミラー7を透過した青色波長の光は、二つの全反射ミラー9,10で順に反射した後、コンデンサーレンズ17及び液晶表示素子16を介して光合成プリズム11の第3の光入射面11bに入射する。
その際、液晶表示素子12は、コンデンサーレンズ13を介して入射する赤色成分の光を、赤色成分の映像信号に応じて変調することにより、当該光の透過を制御する。同様に、液晶表示素子14は、コンデンサーレンズ15を介して入射する緑色成分の光を、緑色成分の映像信号に応じて変調することにより、当該光の透過を制御する。また、液晶表示素子16は、コンデンサーレンズ17を介して入射する青色成分の光を、青色成分の映像信号に応じて変調することにより、当該光の透過を制御する。
各々の液晶表示装置12,14,16を透過して光合成プリズム11に入射した各色成分の光は、当該光合成プリズム11により合成されて、光出射面11pから出射される。光合成プリズム11から出射された光は、投射レンズ18を介して図示しないスクリーン上に画像として投影される。
なお、本発明は、上述した投射型表示装置への適用に限らず、透過型の液晶表示素子を用いた直視型表示装置(液晶ディスプレイ)にも適用可能である。直視型表示装置の場合は、画像を表示するための光源としてバックライトを備え、このバックライトからの光を液晶表示素子に入射して光の透過を画素単位で制御することにより、画像の表示を行なう構成となる。また、本発明は、こうした表示装置を備える電子機器、例えば、テレビ、コンピュータ用モニタ、車載モニタ、携帯電話、携帯端末、モニタ付きカメラ(ビデオカメラ、デジタルカメラ等)、タッチパネル、POS(Point Of Sales)端末などの電子機器にも適用可能である。
図2は本発明が適用される液晶表示素子の概略構成を示す断面図である。図示した液晶表示素子20は、例えば上記投射型表示装置1の液晶表示素子12,14,16や、上記直視型表示装置の液晶表示素子などに適用されるものである。液晶表示素子20は、画素駆動用のスイッチング素子として薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス型の透過型液晶表示素子である。液晶表示素子20は、相対向する一対(2枚)の基板、すなわち駆動基板21と対向基板22を備え、それらの基板の間に液晶層23を挟み込んだ構造になっている。このため、駆動基板21と対向基板22は、液晶層23を介して対向する状態に配置されている。駆動基板21の外面と対向基板22の外面には、それぞれ図示しない偏光板が貼り付けられる。液晶表示素子20における入射光の偏光軸方向とは、光の入射側に配置された偏光板を通して入射する光の振動方向をいう。
駆動基板21は、例えば、ガラス基板、合成石英などの光透過性の絶縁基板、又はシリコン基板などの半導体基板を用いて構成されるものである。駆動基板21の面内には、画像を表示するための表示領域24が矩形に区画した状態で設定されている。対向基板22は、例えば合成石英などの光透過性の絶縁基板を用いて構成されるものである。液晶層23は、封止材25によって封止されている。液晶層23としては、例えば、垂直配向型の液晶を用い、封止材25は、対向基板22の外周部に沿って液晶層23を取り囲む状態に設けられている。なお、本明細書中に記述する「矩形」とは、意味的に長方形及び正方形の両方を含むものとする。
図3は液晶表示素子の回路構成を示す等価回路図である。駆動基板21の表示領域24には、複数の走査線26と複数のデータ線27がそれぞれ水平方向X及び垂直方向Yを平行に行列状に並んで配置されており、さらにデータ線27に沿って固定電極層としてのコモン配線28が配置されている。走査線26とデータ線27の各交差部には、スイッチング素子となる薄膜トランジスタTrが設けられている。薄膜トランジスタTrは、ゲート電極、半導体層及びソース/ドレイン電極を有するものである。薄膜トランジスタTrのゲート電極は走査線26に接続されている。また、薄膜トランジスタTrのソース電極はデータ線27に接続され、薄膜トランジスタTrのドレイン電極は、画素電極29及び蓄積容量Csの一方の電極に接続されている。画素電極29は、マトリクス状に区画される単位画素ごとに形成されるものである。画素電極29は、駆動基板21の面内において、垂直方向Yで隣り合う2本の走査線26と、水平方向Xで隣り合う2本のデータ線27によって囲まれる矩形の領域に形成され、当該領域が画素領域となる。なお、ここでは図示を省略しているが、表示領域24の周囲には、各走査線26が接続された垂直転送回路や、各データ線27が接続された水平転送回路などの周辺回路が設けられる。
<第1の実施の形態>
図4は本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図5は図4におけるA−A′断面図である。なお、図4及び図5においては、図面の複雑化を避けるために、走査線26及びデータ線28の表記や層間絶縁膜等の表記を省略している。また、本実施の形態においては、液晶表示素子20における入射光の偏光軸方向が、水平方向Xに沿う走査線6と平行な方向、又は垂直方向Yに沿うデータ線7と平行な方向に設定されるものとする。水平方向Xは、表示画面の横方向に該当し、垂直方向Yは、表示画面の縦方向に該当する。
駆動基板21には、前述した薄膜トランジスタTrと画素電極29の他に、第1遮光層31と第2遮光層32が設けられている。画素電極29は、例えばインジウム錫酸化物等の透明導電性材料を用いて矩形に形成されている。画素電極29は、前述した走査線26及びデータ線27に沿って二次元のマトリクス状に並べて配置されている。図4においては、各々の画素電極29の輪郭を破線で示すとともに、一つの画素電極29だけを塗り潰し処理して示している。前述した各走査線26の配線位置は、垂直方向Yで隣り合う画素電極29の間に設定されており、各データ線27の配線位置は、水平方向Xで隣り合う画素電極29の間に設定されている。
第1遮光層31は、薄膜トランジスタTrよりも下層に形成されている。第2遮光層32は、薄膜トランジスタTrよりも上層に形成されている。画素電極29は、第2遮光層32よりも上層に形成されている。駆動基板21における積層方向(板厚方向)の上下関係は、駆動基板21の基材(基板本体)に最も近い層を最下層とし、駆動基板21の基材から最も遠い層を最上層とする。
薄膜トランジスタTrを構成する半導体層33及びゲート電極34は、前述した走査線26とデータ線27の交差部で、かつ第1遮光層31及び第2遮光層32により遮光される部分に設けられている。半導体層33は、例えば多結晶シリコンを用いて形成されるものである。半導体層33は、垂直方向Yに沿って形成されている。半導体層33の一端部と他端部は、前述したソース電極とドレイン電極に相当する部分となっている。ゲート電極34は、例えば半導体層33を覆う酸化シリコン膜等のゲート絶縁膜を介して、半導体層33と近接かつ対向する状態に配置されている。ゲート電極34は、例えば不純物の導入によって導電性をもたせた多結晶シリコンを用いて形成されるものである。
第1遮光層31及び第2遮光層32は、それぞれ、遮光性を有する材料を用いて形成されるものである。具体的には、金属材料や非金属材料を用いて形成される。金属材料としてはアルミニウム、チタン、タングステン、又はこれらの金属を含む金属化合物を用いることができ、非金属材料としてはポリシリコンや、有機又は無機顔料等を用いることができる。第1遮光層31や第2遮光層32が、配線や電極を兼ねる場合は、それらの遮光層を導電性材料で形成する必要がある。第1遮光層31及び第2遮光層32は、薄膜トランジスタTrへの光の入射を防止するために、駆動基板21の板厚方向において、薄膜トランジスタTrをサンドイッチ状に挟み込む位置関係に設けられている。また、第1遮光層31と第2遮光層32は、互いに同じ厚さで形成されている。
また、画素電極29の外周部において、第1遮光層31は第2遮光層32よりも広い面積で形成されている。さらに詳述すると、水平方向Xにおける第1遮光層31の幅Wx1は、水平方向Xにおける第2遮光層32の幅Wx2よりも大となっている。また、垂直方向Yにおける第1遮光層31の幅Wy1は、垂直方向Yにおける第2遮光層32の幅Wy2よりも大となっている。さらに、水平方向X及び垂直方向Yに対して45度をなす方向を「斜め方向」と定義すると、前述した走査線26とデータ線27の交差部において、斜め方向における第1遮光層31の幅Wd1は、斜め方向における第2遮光層32の幅Wd2よりも大となっている。画素領域における画素の開口は、いずれの遮光層によっても遮光されない部分(つまり、光が透過する部分)をいう。このため、第1遮光層31は、画素領域で画素の開口を規定する遮光層となる。
画素の開口形状は、全体的に略矩形状であって、4つの角部が入射光の偏光軸方向(水平方向X又は垂直方向Y)に対してすべて斜めに縁取られている。例えば、入射光の偏光軸方向が水平方向Xに設定されているものとすると、4つの角部のうち、相対向する2つの角部は、水平方向Xに対して右下がりの略45度の角度で斜めに縁取られている。また、相対向する他の2つの角部は、水平方向Xに対して右上がりの略45度の角度で斜めに縁取られている。
上述のように画素の開口を規定する第1遮光層31は、第2遮光層32を含む他の遮光層に比較して、光の反射率が低い材料で形成されている。すなわち、第2遮光層32を第2金属材料で形成したとすると、第1遮光層31は、第2金属材料よりも光の反射率が低い第1金属材料を用いて形成されている。第2金属材料として、例えばアルミニウム(Al)を用いた場合は、第1金属材料として、例えばタングステン(W)又はタングステンシリサイド(WSi)を用いることができる。
このように画素の開口を規定する第1遮光層31を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成することにより、黒表示の状態において、画素の開口部分(特に、画素開口の角部)から漏れる光の量が少なくなる。このため、黒表示における最小輝度を低くして、コントラスト比を高めることができる。その結果、液晶表示素子20を用いて鮮明な画像を表示することが可能となる。
<第2の実施の形態>
図6は本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図7は図6におけるA−A′断面図である。この第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と比較して、画素の開口を規定する遮光層が、第1遮光層31ではなく、第2遮光層32となっている点が異なる。このため、画素の開口を規定する第2遮光層32は、第1遮光層31を含む他の遮光層に比較して、光の反射率が低い材料で形成されている。すなわち、第1遮光層31を第1金属材料で形成したとすると、第2遮光層32は、第1金属材料よりも光の反射率が低い第2金属材料を用いて形成されている。第1金属材料として、例えばアルミニウム(Al)を用いた場合は、第2金属材料として、例えばタングステン(W)又はタングステンシリサイド(WSi)を用いることができる。
このように画素の開口を規定する第2遮光層32を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成することにより、黒表示の状態において、画素の開口部分(特に、画素開口の角部)から漏れる光の量が少なくなる。このため、黒表示における最小輝度を低くして、コントラスト比を高めることができる。その結果、液晶表示素子20を用いて鮮明な画像を表示することが可能となる。
<第3の実施の形態>
図8は本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図9は図8におけるA−A′断面図である。この第3の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と比較して、画素の開口を規定する遮光層が第1遮光層31である点で共通するものの、第2遮光層32を含めた他の遮光層との位置関係(特に、重なり具合)が一部異なっている。
さらに詳述すると、第1遮光層31によって略矩形状に区画形成された画素の開口の4つの角部は、上記第1の実施の形態と同様に、入射光の偏光軸方向に対して、すべて斜めに縁取られている。また、各々の角部においては、第1遮光層31による斜めの縁取り部31aだけが、第2遮光層32を含めた他の遮光層よりも画素領域の内側(中心側)にはみ出した状態で形成されている。
このように画素の開口を規定する第1遮光層31に関して、第2遮光層32を含めた他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成するとともに、斜めの縁取り部31aだけを他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出して形成することにより、画素の開口率を極力犠牲にすることなく、画素の開口部分での光漏れを抑制することができる。
第1遮光層31によって規定される画素開口の角部における斜めの縁取り部31aのはみ出し量Dに関しては、コントラスト比が最も高くなる条件で設定することが望ましい。図10は縁取り部のはみ出し量とコントラスト比の関係を示す図である。図10においては、横軸に縁取り部のはみ出し量、縦軸にコントラスト比をとっている。また、コントラスト比に関しては、縁取り部のはみ出し量がゼロのときを“1”としている。
図10から分かるように、斜めの縁取り部のはみ出し量を大きくしていくと、コントラスト比は、はじめ徐々に高くなるが、あるはみ出し量で最大となり、それ以降は、はみ出し量の増加とともに減少する。コントラスト比が最も高くなるときの、縁取り部のはみ出し量は、画素の大きさや画素の開口率などによって異なる。このため、実験やシミュレーションなどの結果に基づいて、コントラスト比が最大となるはみ出し量で遮光層のパターンを設計することが望ましい。
なお、第1遮光層31に代えて第2遮光層32が画素の開口を規定するものである場合は、第2遮光層32による斜めの縁取り部だけが、第1遮光層31を含めた他の遮光層よりも画素領域の内側(中心側)にはみ出すように形成すればよい。
また、斜めの縁取り部で画素の開口を規定する遮光層と、当該縁取り部以外で画素の開口を規定する遮光層が、異なる場合に関しては、当該縁取り部で画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成すればよい。
<第4の実施の形態>
図11は本発明の第4の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図12は図11におけるA−A′断面図である。この第4の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と比較して、画素の開口を規定する遮光層が第1遮光層31である点で共通するものの、第2遮光層32を含めた他の遮光層との相対的な厚みの関係が異なっている。
すなわち、上記第1の実施の形態においては、第1遮光層31と第2遮光層32が同じ厚みで形成されているが、第4の実施の形態においては、画素の開口を規定する第1遮光層31が、第2遮光層32を含めた他の遮光層よりも薄く形成されている。すなわち、第1遮光層31の厚み寸法をT1とし、第2遮光層32の厚み寸法をT2とすると、T1<T2の関係に設定されている。具体例として、第2遮光層32を450nmの厚さで形成した場合は、第1遮光層31をそれよりも薄い200nmの厚さで形成する。この場合、第1遮光層31の厚さは、他の遮光層(第2遮光層32を含む)の厚さの50%以下とするのが望ましい。
また、上記第1の実施の形態においては、第1遮光層31と第2遮光層32を異なる材料で形成するとしたが、本第2の実施の形態においては、第1遮光層31と第2遮光層32を同じ材料で形成するものとする。具体的には、タングステンシリサイド等を用いて、各々の遮光層31,32を形成することができる。
上述したように画素の開口を規定する第1遮光層31を他の遮光層よりも薄く形成することにより、黒表示の状態において、画素の開口部分(特に、画素開口の角部)から漏れる光の量が少なくなる。このため、黒表示における最小輝度を低くして、コントラスト比を高めることができる。その結果、液晶表示素子20を用いて鮮明な画像を表示することが可能となる。
また、画素の開口を規定する第1遮光層31を他の遮光層よりも薄く形成したうえで、上記第1の実施の形態と同様に、当該第1遮光層31を他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成すれば、黒表示の状態において、画素の開口部分での光漏れをより確実に抑制することができる。
<第5の実施の形態>
図13は本発明の第5の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図14は図13におけるA−A′断面図である。この第5の実施の形態においては、上記第5の実施の形態と比較して、画素の開口を規定する遮光層が第1遮光層31である点で共通するものの、第2遮光層32を含めた他の遮光層との位置関係(特に、重なり具合)が一部異なっている。
具体的には、上記第3の実施の形態と同様に、第1遮光層31によって略矩形状に区画形成された画素の開口の4つの角部は、入射光の偏光軸方向に対して、すべて斜めに縁取られている。また、各々の角部においては、第1遮光層31による斜めの縁取り部31aだけが、第2遮光層32を含めた他の遮光層よりも画素領域の内側(中心側)にはみ出した状態で形成されている。
このように画素の開口を規定する第1遮光層31に関して、第2遮光層32を含めた他の遮光層よりも薄く形成するとともに、斜めの縁取り部31aだけを他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出して形成することにより、画素の開口率を極力犠牲にすることなく、画素の開口部分での光漏れを抑制することができる。
なお、第1遮光層31に代えて第2遮光層32が画素の開口を規定するものである場合は、第2遮光層32による斜めの縁取り部だけが、第1遮光層31を含めた他の遮光層よりも画素領域の内側(中心側)にはみ出すように形成すればよい。
また、斜めの縁取り部で画素の開口を規定する遮光層と、当該縁取り部以外で画素の開口を規定する遮光層が、異なる場合に関しては、当該縁取り部で画素の開口を規定する遮光層を他の遮光層よりも薄く形成すればよい。
<第6の実施の形態>
図15は本発明の第6の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。また、図16は図15におけるA−A′断面図である。この第6の実施の形態においては、第2遮光層32が画素の開口を規定している。第2遮光層32は、2つの積層膜32a,32bによって形成されている。2つの積層膜32a,32bのうち、下層側となる第1の積層膜32aは、上層側となる第2の積層膜32bによって覆われている。第2の積層膜32bは、前述した走査線26やデータ線27の配線パターンと重なる部分で、第1の積層膜32a及び第1遮光層31よりも幅広に形成されている。そして、画素の開口は、実質的に第2の積層膜32bの幅広部分で規定されている。
このように画素の開口を規定する第2の積層膜32bは、第2遮光層32を構成する複数の積層膜の中で最も膜厚が薄くなるように、第1の積層膜32aよりも膜厚が薄く形成されている。このため、黒表示の状態において、画素の開口部分(特に、画素開口の角部)から漏れる光の量を低減し、コントラスト比を高めることができる。その結果、液晶表示素子20を用いて鮮明な画像を表示することが可能となる。
なお、第2遮光層32を構成する積層膜は2層に限らず、3層以上であってもよいが、画素の開口を規定する積層膜は、その中で最も膜厚が薄いものとする。また、第2遮光層32を構成する各々の積層膜が同じ膜厚で形成されている場合は、画素の開口を規定する積層膜が、最も光の反射率が低い材料で形成されるものとする。さらに好ましくは、第2遮光層32を構成する複数の積層膜のうち、画素の開口を規定する積層膜は、最も反射率が低い材料を用いて、最も薄い膜厚で形成されるものとする。
また、ここでは画素の開口を規定する第2遮光層32を複数の積層膜により形成するものとしたが、これに限らず、画素の開口を規定する遮光層が第1遮光層31である場合は、当該第1遮光層31を上記同様の条件で複数の積層膜により形成してもよい。また、画素の開口を実質的に規定する積層膜に関しては、前述した斜めの縁取り部だけを他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出すように形成してもよい。
<第7の実施の形態>
図17は本発明の第7の実施の形態に係る液晶表示素子の構成を示す平面図である。この第7の実施の形態においては、駆動基板21側に形成された第1遮光層31と第2遮光層32のうち、第1遮光層31が蓄積容量Csの一方の電極を兼ねた構成となっている。また、第2遮光層32は、画素電極29と薄膜トランジスタTrとの電気的な接続を中継する中継電極層を兼ねた構成となっている。これに対して、対向基板22側には、第1遮光層31及び第2遮光層32よりも広い面積で第3遮光層35が形成され、この第3遮光層35が画素の開口を規定するものとなっている。
かかる構成においては、画素の開口を規定する第3遮光層35を、例えば上記第1の実施の形態と同様に、第1遮光層31や第2遮光層32を含む他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成することにより、画素の開口部分での光漏れを抑制することができる。
また、画素の開口を規定する第3遮光層35を、例えば上記第4の実施の形態と同様に、第1遮光層31や第2遮光層32を含む他の遮光層よりも薄く形成することにより、画素の開口部分での光漏れを抑制することができる。
また、画素の開口を規定する第3遮光層35を、上記第3の実施の形態や第5の実施の形態と同様に、斜めの縁取り部だけが他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出すように形成することにより、画素の開口率を極力犠牲にすることなく、画素の開口部分での光漏れを抑制することができる。
さらに、画素の開口を規定する第3遮光層35を、他の遮光層よりも光の反射率が低い材料を用いて、他の遮光層よりも薄く形成することにより、画素の開口部分での光漏れをより確実に抑制することができる。
なお、上記の各実施の形態においては、画素の開口の4つの角部がすべて斜めに縁取られた構造を例示したが、これに限らず、少なくとも一つの角部が斜めに縁取られた構造であれば、本発明を適用可能である。
本発明が適用される投射型表示装置(液晶プロジェクタ)の構成例を示す概略図である。 本発明が適用される液晶表示素子の概略構成を示す断面図である。 液晶表示素子の回路構成を示す等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図4におけるA−A′断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図6におけるA−A′断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図8におけるA−A′断面図である。 縁取り部のはみ出し量とコントラスト比の関係を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図11におけるA−A′断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図13におけるA−A′断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る液晶表示素子が備える駆動基板の構成を示す平面図である。 図15におけるA−A′断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る液晶表示素子の構成を示す平面図である。 遮光層に関する実験結果を示す図である。
符号の説明
1…投射型表示装置、2…ランプ、12,14,16…液晶表示素子(光変調手段)、18…投射レンズ、20…液晶表示素子、21…駆動基板、22…対向基板、23…液晶層、29…画素電極、31…第1遮光層、31a…縁取り部、32…第2遮光層、32a,32b…積層膜、35…第3遮光層、Tr…薄膜トランジスタ(スイッチング素子)

Claims (10)

  1. 液晶層と、
    前記液晶層を介して対向する一対の基板と、
    前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、
    前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成されている
    液晶表示素子。
  2. 前記画素の開口は、略矩形状に形成されるとともに、少なくとも一つの角部が入射光の偏光軸方向に対して斜めに縁取られ、
    前記画素の開口を規定する遮光層は、少なくとも前記斜めの縁取り部で前記画素の開口を規定するとともに、前記縁取り部だけが前記他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出した状態で形成されている
    請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 前記画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも薄く形成されている
    請求項1又は2記載の液晶表示素子。
  4. 前記画素の開口を規定する遮光層は、複数の積層膜によって形成され、
    前記画素の開口は、前記複数の積層膜のうち、光の反射率が最も低い材料からなる積層膜で規定されている
    請求項1又は2記載の液晶表示素子。
  5. 前記画素の開口を規定する積層膜は、前記複数の積層膜の中で最も膜厚が薄い
    請求項4記載の液晶表示素子。
  6. 液晶層と、
    前記液晶層を介して対向する一対の基板と、
    前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、
    前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも薄く形成されている
    液晶表示素子。
  7. 前記画素の開口は、略矩形状に形成されるとともに、少なくとも一つの角部が入射光の偏光軸方向に対して斜めに縁取られ、
    前記画素の開口を規定する遮光層は、少なくとも前記斜めの縁取り部で前記画素の開口を規定するとともに、前記縁取り部だけが前記他の遮光層よりも画素領域の内側にはみ出した状態で形成されている
    請求項6記載の液晶表示素子。
  8. 前記画素の開口を規定する遮光層は、複数の積層膜によって形成され、
    前記画素の開口は、前記複数の積層膜のうち、最も膜厚が薄い積層膜で規定されている
    請求項6又は7記載の液晶表示素子。
  9. 光源と、
    前記光源からの光を変調する光変調手段と、
    前記光変調手段により変調された光を投射する投射手段とを備え、
    前記光変調手段は、
    液晶層と、
    前記液晶層を介して対向する一対の基板と、
    前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、
    前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも光の反射率が低い材料で形成されている
    液晶表示素子からなる
    投射型表示装置。
  10. 光源と、
    前記光源からの光を変調する光変調手段と、
    前記光変調手段により変調された光を投射する投射手段とを備え、
    前記光変調手段は、
    液晶層と、
    前記液晶層を介して対向する一対の基板と、
    前記一対の基板のうち、一方の基板に設けられた画素駆動用のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子への光の入射を防止すべく、前記一方の基板又は前記一対の基板に設けられた複数の遮光層とを備え、
    前記複数の遮光層のうち、画素の開口を規定する遮光層が他の遮光層よりも薄く形成されている
    液晶表示素子からなる
    投射型表示装置。
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