JP2009271240A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009271240A
JP2009271240A JP2008120360A JP2008120360A JP2009271240A JP 2009271240 A JP2009271240 A JP 2009271240A JP 2008120360 A JP2008120360 A JP 2008120360A JP 2008120360 A JP2008120360 A JP 2008120360A JP 2009271240 A JP2009271240 A JP 2009271240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
image forming
transfer
fog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008120360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5247223B2 (ja
JP2009271240A5 (ja
Inventor
Shigeki Takishita
茂樹 滝下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008120360A priority Critical patent/JP5247223B2/ja
Publication of JP2009271240A publication Critical patent/JP2009271240A/ja
Publication of JP2009271240A5 publication Critical patent/JP2009271240A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5247223B2 publication Critical patent/JP5247223B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナーの帯電量が低下したときに、像担持体から記録材や中間転写体の白地部へ転写されるトナーを減らして、かぶり画像不良を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】累積使用時間が長くなると増えてくるかぶりトナーは、帯電電荷量が小さいため、通常の帯電電荷量のトナーに適用される高めの転写バイアスでは、非常に強い放電を受けて帯電極性が反転して感光ドラム1a側に付着して中間転写ベルト11に転写されにくくなる。感光ドラム1aに形成した制御用トナー像の濃度を測定するための光学式センサ14aによって、感光ドラム1a上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、かぶりトナー濃度が所定値を越える場合は、転写バイアスを転写効率の低下が許容できる範囲で所定幅だけ上昇させる。これにより、かぶりトナーの転写効率を低下させて、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れを抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、像担持体に担持させたトナー像を、転写部材を用いた転写部にて転写する画像形成装置に関し、詳しくはトナーの帯電量が低下した際のかぶり不良を低減させる制御に関する。
像担持体(感光体又は中間転写体)に担持させたトナー像を、転写ローラ等の転写部材を用いた転写部にて転写媒体(記録材又は中間転写体)に転写させる画像形成装置が広く用いられている。また、像形成手段(露光装置、現像装置等)により形成して像担持体に担持させた制御用トナー像(カラーパッチ)の濃度を光学式センサにより測定して、像形成手段の作動条件を設定する画像形成装置が実用化されている。さらに、非画像形成時の転写部に電圧を印加して測定した電流値に応じて画像形成時の前記転写部に印加する定電圧を設定する画像形成装置が実用化されている。
このような所謂「かぶり」、「地かぶり」、「地汚れ」と呼ばれる画像不良を低減するために従来から種々の提案がされている。
特許文献1には、現像電圧の直流電圧を複数段階に変化させて制御用トナー像を形成し、光学式センサによる制御用トナー像の濃度測定結果に基づいて、白地部の地汚れについて暗部電位、露光強度、及び直流電圧を最適化する制御が記載されている。
特許文献2には、光学式センサを用いて感光体の白地部の地汚れトナー量を測定し、白地部の地汚れトナー量が所定値以下となるまで現像装置内で二成分現像剤の撹拌を行わせる制御が記載されている。
特許文献3には、感光体と現像装置の累積使用時間を測定して、白地部の地汚れに関して、累積使用時間に応じて感光体の帯電条件と現像条件とを最適化する制御が記載されている。
特許文献4には、光学式センサを用いた感光体の白地部の濃度測定結果に応じて現像電圧の交流電圧の周波数を設定する制御が記載される。ここでは、感光体の暗部電位VDと現像電圧の直流電圧Vdcとの電位差であるかぶり取りコントラストVbackを複数段階に変化させて感光体の白地部の濃度測定を行っている。
特開平7−98526号公報 特開平11−237772号公報 特開2003−76075号公報 特開2006−259101号公報
通常、トナーの帯電量が低下すると、像担持体から記録材や中間転写体へ転写するために必要な転写電流が低下するので、画像形成時の転写部に印加される電圧は低く設定されることが望ましい。
しかし、トナーの帯電量が低下した状態で、画像形成時の転写部に印加される電圧を低く設定すると、トナー像の転写効率は高まるが、かえって「かぶり」画像不良が悪化することが判明した(図4参照)。
そこで、像担持体の白地部の電位と現像電圧の直流電圧との電位差であるかぶり取りコントラストVbackを高めることが提案された。しかし、トナーの帯電量の低下に伴って増えてくる電荷量が極端に少ないトナーに対しては物理的な付着力に打ち勝つほどの静電力が得られないため、ほとんど効果が無い。
本発明は、トナーの帯電量が低下したときに、像担持体から記録材や中間転写体の白地部へ転写されるトナーを減らして、かぶり画像不良を抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー像を形成して前記像担持体に担持させる像形成手段と、前記像担持体との間に転写媒体を挟み込んでトナー像の転写部を形成する転写部材と、前記転写部に電圧を出力する電源手段とを備えたものである。そして、前記像形成手段におけるトナーの帯電量が反映される情報を検知する検知手段と、前記帯電量が低下したときに前記電圧が増すように、前記検知手段の検知結果に基づいて前記電源手段を制御する制御手段とを備える。
本発明の画像形成装置では、トナーの帯電量が低下したときに転写部に印加する電圧を増して、転写部での放電量を増やす。転写部で記録材や中間転写体に移転したトナーは転写部の放電に晒されて逆極性の高い電位に帯電されるため、転写部の電界に応答して像担持体へ静電気的に引き戻される。
転写部に印加する電圧を割り増すことで転写効率は低下するが、トナー載り量の低下による画像濃度の低下は、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れほどには視感的な画像品質を損なわない。
従って、トナーの帯電量が低下したときに、像担持体から記録材や中間転写体の白地部へ転写されるトナーを減らして、かぶり画像不良を抑制できる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、トナーの帯電量が低下したときに転写部へ印加される電圧が高くなる限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1〜4に示される画像形成装置の一般的な構成及び制御については、図示を省略して重複する説明を省略する。また、請求項で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の該当する部材等に構成を限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト11に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配設した中間転写方式タンデム型である。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ13、テンションローラ12、二次転写内ローラ24に張架して支持され、駆動ローラ13に駆動されて、矢印R2方向に***mm/secのプロセススピードで回転する。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト11に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト11のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、同様に中間転写ベルト11のトナー像に位置を重ねて順次一次転写される。
中間転写ベルト11に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ給送された記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置27で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に外部へ排出される。
記録材カセット20からピックアップローラ21によって引き出された記録材Pは、分離ローラ22で1枚ずつに分離されてレジストローラ23で待機する。レジストローラ23は、中間転写ベルト11のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ給送する。
静電クリーニング装置30は、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト11に付着した転写残トナーを除去する。ウエブクリーニング装置40は、静電クリーニング装置30を通過した中間転写ベルト11に付着した外添剤等の微粒子を除去する。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置4a、4b、4c、4dで使用されるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同様に構成される。以下では、図2を参照して画像形成部Paを説明し、画像形成部Pb、Pc、Pdについては、構成部材に付した参照記号のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
<像形成手段>
図2は画像形成部の構成の説明図である。
図2に示すように、感光ドラム1aの周囲には、帯電ローラ2a、露光装置3a、現像装置4a、光学式センサ14a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aが配置されている。
感光体ドラム(像担持体)1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導電体層(OPC)を塗布して構成される。感光体ドラム1aは、両端部をフランジによって回転自在に支持され、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達することにより、矢印R1方向に回転駆動される。
帯電ローラ2aは、中心に配置された導電体の芯金の外周にゴム材料の導電層を配置して構成され、芯金の両端部が不図示の軸受部材によって回転自在に支持される。帯電ローラ2aは、感光ドラム1aの表面に所定の押圧力を持って圧接され、感光ドラム1aの矢印R1方向の回転に伴って従動回転する。
電源D3は、直流電圧に交流電圧を重畳した帯電電圧を帯電ローラ2aに印加して、感光ドラム1aの表面を負極性の一様均一な電位に接触帯電させる。
露光装置3aは、画像データを展開した画像信号に応じてON−OFF変調されたレーザービームを感光ドラム1aの表面に走査して、感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、帯電極性が正極性の磁性キャリアと帯電極性が負極性の非磁性トナーとを含む二成分現像剤を使用して二成分現像方式により静電像を現像する。現像装置4aは、二成分現像剤を攪拌スクリュー4hで攪拌して帯電させつつ軸方向に搬送して循環させる。二成分現像剤は、現像装置4a内を循環する過程で、非磁性トナーと磁性キャリアとが相互に摩擦帯電して、非磁性トナーが負極性、磁性キャリアが正極性に帯電する。、回転する現像スリーブ4sに担持させる。
現像スリーブ4sは、中心に固定配置されたマグネット4jの周囲で感光ドラム1aに対してカウンタ方向に回転する。マグネット4jの磁界に応答して現像スリーブ4sに穂立ち上に担持された二成分現像剤の穂先で感光ドラム1aが摺擦される。
電源D4は、現像スリーブ4sに対して、所定の直流電圧Vdcに交流電圧Vacを重畳した振動電圧を印加する。これにより、二成分現像剤中のトナーだけが感光ドラム1aへ静電的に移転して、静電像をトナー像に現像する。
現像スリーブ4sを通じてトナーが消費されることによってトナー濃度(T/D比)が低下した現像装置4a内の二成分現像剤には、トナー補給槽7aから未使用トナーが補給される。現像装置4aは、供給された未使用トナーと既にある二成分現像剤とを混合攪拌して、二成分現像剤中のトナー濃度(T/D比)を高めて均一化する。
検知手段の一例である光学式センサ14aは、感光ドラム1aの軸方向の面内で赤外発光素子から45度の入射角度で赤外光を感光ドラム1aに入射させる。そして、その正反射光を受光素子で検知して、トナーの帯電量が反映される情報の一例である反射光強度に応じた8ビット二値データを制御部110に出力する。
一次転写ローラ5aは、導電体の芯金の外周に導電性スポンジ材料の弾性層を被せて構成され、芯金の両端部が回転自在に支持され、中間転写ベルト11の矢印R2方向の回転に伴って従動回転する。一次転写ローラ5aの両端部は、感光ドラム1aに向かって所定の押圧力で付勢されており、中間転写ベルト11と感光ドラム1aとの間に形成される一次転写部T1を加圧する。
電源D1は、正極性の直流電圧を一次転写ローラ5aに印加して、負極性に帯電して感光ドラム1aに担持された画像のトナー像又は制御用トナー像を中間転写ベルト11へ一次転写させる。
検知手段の一例である光学式センサ15は、中間転写ベルト11の幅方向の面内で赤外発光素子から45度の入射角度で赤外光を感光ドラム1aに入射させる。そして、その正反射光を受光素子で検知して、トナーの帯電量が反映される情報の一例である反射光強度に応じた8ビット二値データを制御部110に出力する。
二次転写ローラ25は、導電体の芯金25aの外周に導電性スポンジ材料の弾性層25bを被せて構成され、芯金25aの一端側から不図示の駆動機構によって中間転写ベルト11と同じ矢印R2方向に回転駆動される。二次転写ローラ25の両端部は、二次転写内ローラ24に向かって所定の押圧力で付勢されており、中間転写ベルト11と二次転写ローラ25との間に形成される二次転写部T2を加圧する。
電源D2は、正極性の直流電圧を二次転写ローラ25に印加して、負極性に帯電して中間転写ベルト11に担持されたトナー像を記録材(P)へ二次転写させる。
静電クリーニング装置30は、負極性の電圧を印加した上流側のファーブラシ31と正極性の電圧を印加した下流側のファーブラシ34とを摺擦させて、中間転写ベルト11に付着したトナーを静電的に除去する。
ファーブラシ31、34は、抵抗値10MΩ、繊維太さ6デニールのカーボン分散型ナイロン繊維を植毛密度50万本/inch2の割合で金属ローラ上に植毛して構成される。ファーブラシ31、34は、中間転写ベルト11に対して約1.0mmの侵入量を保って摺接配置され、不図示の駆動モータによって50mm/sec速度で矢印方向へ回転する。
金属ローラ32、35は、表面が硬質アルマイト処理の施されたアルミニウム製金属ローラで構成され、ファーブラシ31、34に対して約1.0mmの侵入量を保って矢印方向へ回転駆動される。
クリーニングブレード33、36は、ウレタンゴムからなり、金属ローラ32、35に対して侵入量1.0mmを保って配置される。
電源D6は、金属ローラ32に−700Vの電圧を印加して、接地電位に接続されたテンションローラ12から中間転写ベルト11、ファーブラシ31を経て金属ローラ32に至る電位傾斜を形成する。これにより、上流側のファーブラシ31は、正極性に帯電して中間転写ベルト11に付着した転写残トナーを中間転写ベルト11から吸着して金属ローラ32に受け渡す。金属ローラ32に付着した転写残トナーはクリーニングブレード33によって掻き落とされる。
電源D7は、金属ローラ35に+700Vの電圧を印加して、接地電位に接続されたテンションローラ12から中間転写ベルト11、ファーブラシ34を経て金属ローラ35に至る電位傾斜を形成する。これにより、下流側のファーブラシ34は、負極性に帯電して中間転写ベルト11に付着した転写残トナーを中間転写ベルト11から吸着して金属ローラ35に受け渡す。金属ローラ35に付着した転写残トナーはクリーニングブレード36によって掻き落とされる。
中間転写ベルト11に付着した帯電量の少ないトナーは、ファーブラシ31には吸着されないが、ファーブラシ31に接触・離間する過程でファーブラシ31から負極性の電荷注入を受けて負極性の比較的高い電位に帯電される。ファーブラシ31を通過して負極性に帯電し直されたトナーは、正極性に帯電したファーブラシ34に吸着して中間転写ベルト11から除去される。
トナーから遊離した外添剤は、二次転写部T2等の圧力がかかる部分で中間転写ベルト11の表面にこすり付けられて微粒子状態で付着する。微粒子状の外添剤は、静電クリーニング装置30では回収できないので、静電クリーニング装置30の下流にウエブクリーニング装置40を配置し、クリーニングウエブ45の繊維に付着させて機械的に回収する。
クリーニングウエブ45は、取り付けローラ42に一端を固定してロール状に形成され、ロールから引き出した一端が巻き取りローラ43に固定されている。クリーニングウエブ45は、中間をウエブローラ44に掛け回して、取り付けローラ42及び巻き取りローラ43をそれぞれの回転軸にセットすることにより、ウエブクリーニング装置40に装填される。
クリーニングウエブ45には、ポリエステル、アクリル、ビニロン、水溶性ビニロン、レーヨン、ナイロン、ポリプロピレン、コットン等から選ばれる1種類又は2種類以上の繊維材料を使用できる。
クリーニングウエブ45は、繊維組織に付着物が堆積するので、同じ部分を長時間使用すると見かけ上のクリーニング性能が失われてしまう。このため、A4サイズ記録材で25枚ごとに、巻き取りローラ43を1ピッチ回転させて、取り付けローラ42からクリーニングウエブ45を2mm引き出し、中間転写ベルト11に摺擦して汚れた部分を隣接する新しい部分に置き換える。クリーニングウエブ45の使用済み部分は、巻き取りローラ43に順次巻き取られ、取り付けローラ42側のクリーニングウエブ45が無くなると、クリーニングウエブ45が新品交換される。
<制御手段>
制御部110は、露光装置3aを制御して、所定濃度階調のトナー像に対応する所定の露光強度で制御用トナー像の静電像を感光ドラム1aに書き込み、その後、現像装置4aによって制御用トナー像を現像させる。
制御部110は、光学式センサ14aの出力を検知して制御用トナー像の濃度を測定する。そして、検知結果の一例である制御用トナー像の濃度が所定濃度階調に近付くように、トナー補給槽7aを作動させて、二成分現像剤中のトナー濃度(T/D比)を変化させる。
制御部110は、非画像形成時に設定した定電圧を画像形成時の転写部(T1、T2)に印加する。ここでは、非画像形成時に実行される転写バイアス設定制御(ATVC)を説明する。
転写バイアス設定制御は、画像形成が行われる以前の非通紙時に、一次転写ローラ5a、二次転写ローラ25に段階的にバイアスを変化させ、電流値を測定する。そして、転写部(T1、T2)で測定したそれぞれの電圧−電流の測定結果を補間演算して、適正電流となるような電圧値を求める。適正電流に対応する電圧値が見つかった場合に、その電圧値を画像形成時の一次転写ローラ5a、二次転写ローラ25にそれぞれ印加する転写バイアスの定電圧として使用する。
なお、二次転写部T2については、適正電流に対応する電圧値に、画像形成時に設定される記録材の種類に応じた記録材分担電圧を加算した定電圧が設定される。
制御部110は、帯電量が所定水準に低下した状態での画像形成時には、このようにして設定された転写部(T1、T2)の定電圧を所定幅高める。
<実施例1>
図3は現像装置の累積使用時間の増加に伴うトナーの帯電量の変化の説明図、図4は累積使用時間の増加に伴うトナーとかぶりトナーの転写効率の変化の説明図である。図5は一次転写部におけるかぶりトナーの挙動の説明図、図6は光学式センサによるかぶりトナー濃度の測定タイミングの説明図、図7は反射光量の差分と感光ドラム上のかぶりトナー濃度との関係の説明図である。図8は実施例1の制御のフローチャートである。
図3に示すように、現像装置4aで二成分現像剤が攪拌し続けられると、現像装置4a内のトナーの電荷量の分布が低電荷側へシフトする。現像装置4aの累積使用時間が増すと、帯電電荷量が0近傍のトナーが増加して、平均電荷量も低電荷側へシフトする。
図4に示すように、累積使用時間が短い初期状態と累積使用時間が長い耐久後状態とでは、一次転写部T1におけるトナーの転写効率が極大となる一次転写電流の設定値が変化する。一次転写における目標電流値は、二成分現像剤の累積使用時間及び環境変動による転写効率の変動を考慮して、常時90%以上の利用効率を確保して最適な画像特性が得られるところに設定されている。転写効率は、画像形成装置100のランニングコストの計算上、できるだけ高く設定されている。
一方、累積使用時間が長い耐久後状態でトナーの電荷量が低いかぶりトナーの転写効率も、一次転写電流の設定値に応じて変化している。最適な画像特性が得られる設定値付近では、非常に強い放電を受けて帯電極性が反転してしまい、感光ドラム1a側に付着してしまう、いわゆる強抜け状態になっている。そして、最適な画像特性が得られる設定値付近では、電流の設定値を高めることでかぶりトナーの転写効率を低下させて、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れを抑制できる。逆に、累積使用時間が長い耐久後状態で最適な画像特性が得られるように一次転写における目標電流値を低下させると、かぶりトナーの転写効率が上昇して、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れが悪化する。
そこで、実施例1では、光学式センサ14a、14b、14c、14dを用いて感光ドラム1a、1b、1c、1dのかぶりトナー量を測定する。そして、検知結果の一例であるかぶりトナー量が所定値(閾値S)に達すると、それぞれの感光ドラム1a、1b、1c、1dの一次転写部T1における目標電流値を上昇させる。
図5に示すように、帯電電荷量が少ないかぶりトナーに転写方向の高い電流を印加すると、かぶりトナーの帯電極性が反転して、中間転写ベルト11に一次転写されずに感光ドラム1aに戻ってしまう。この特性を利用して、中間転写ベルト11に転写されるかぶりトナーを減らして、二次転写部T2で記録材の白地部に付着するかぶりトナーを減らす。
一次転写ローラ5aに印加する電圧を割り増すことで転写効率は低下するが、中間転写ベルト11上のトナー載り量の低下による定着画像濃度の低下は、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れほどには画像品質を損なわない。目標電流値を大きくすると画像全体の転写効率が減少するため、定着画像濃度が薄くなる傾向になるが、かぶりトナーによる画質の劣化より視覚的に与える影響は少ない。
累積使用時間が短い初期状態では、画質、ランニングコストのためトナー利用効率優先で転写バイアスが設定されるが、かぶりトナーによる画質の劣化がある場合は、かぶりトナーの除去を優先して転写バイアスの設定を行う。
感光ドラム1a上のかぶりトナー量は、光学式センサ14aを用いて測定する。光学式センサ14aは、光学式センサ14aの発光面から光を発光し、検知面で感光ドラム1表面からの反射光を受光して、感光ドラム1上に形成される制御用トナー像(濃度検知用パッチ)の濃度を読み取る。濃度測定結果は、ハイライトの階調制御へフィードバックされる。
画像形成装置100は、プロセススピードがP(mm/sec)、現像スリーブ4sと感光ドラム1aのニップから、光学式センサ14aの検知面までの距離がL1(mm)である。また、感光ドラム1aが駆動し始めた時間から現像スリーブ4sが回転し始めるまでの時間はT(sec)である。
画像形成装置100の制御部110は、不図示のCPUを装備しており、CPUは、不図示のバックアップRAMが記憶している制御タイミングチャートより、制御タイミングを読み出し、上述した時間Tを制御している。
図6に示すように、光学式センサ14aは、感光ドラム1aが駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以内の間に感光ドラム1a上からの反射光量V1を検知する。感光ドラム1aが駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以内であれば、現像スリーブ4sから感光ドラム1aに付着するかぶりトナーが光学式センサ14aに達する前に反射光量V1を検知できる。
感光ドラム1aが駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以降は、現像スリーブ4sから感光ドラム1aに付着したかぶりトナーが光学式センサ14aを通過するので、反射光量V1は反射光量V2に低下する。光学式センサ14aは、感光ドラム1aが駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以降のかぶりトナーの影響がある状態での感光ドラム1a表面の反射光量V2を測定する。
制御部110は、像形成手段を作動させる前後における像担持体の白地部の濃度差の一例として、上述した反射光量V1、V2の差分(V1−V2=ΔV)を計算して、かぶりトナー量を求める。
図7に示すように、感光ドラム1a上のかぶり濃度(%)に応じて光学式センサ14aで求めた差分ΔVが変化する。かぶり濃度(%)は、感光ドラム1aの白地部に付着したかぶりトナーを透明粘着テープにより採取して顕微鏡下でトナー個数をカウントして求めた。
制御部110は、その後、表1に示すように、設定された記録材の坪量、表面コートの有無で決定される閾値Sよりも差分ΔVが大きければ、一次転写バイアスの定電圧を割り増し側へ所定幅シフトする。表面状態の一例であるコート有りの記録材の場合、表面状態の別の一例であるコート無しの記録材よりも記録材の表面に付着したトナーが目立つので制御開始する時期を早めるように、閾値Sを小さくする。坪量の小さい薄い記録材は厚い記録材よりも記録材の表面に付着したトナーが目立つので制御開始する時期を早めるように閾値Sを小さくする。
Figure 2009271240
この場合、一次転写バイアスのシフト量は、転写バイアス設定制御(ATVC)の結果から算出された定電圧の設定値に3μA分の電流が多く流れるように定電圧を設定する。
図2を参照して図8に示すように、ユーザーが記録材の種類を設定して(S11)ジョブをスタートさせると(S12)、感光ドラム1a、中間転写ベルト11等が駆動開始される(S13)。
制御部110は、光学式センサ14aを用いてかぶりトナーの影響を排除した感光ドラム1aの反射光量V1を測定して(S14)、現像スリーブ4sの回転を開始させる(S15)。
制御部110は、光学式センサ14aを用いてかぶりトナーが付着した感光ドラム1aの反射光量V2を測定し(S16)、反射光量V1、V2の差分値ΔVが閾値S以下であれば(S17のNO)、画像形成を実行する(S19)。しかし、反射光量V1、V2の差分値ΔVが閾値Sを越えている場合(S17のYES)、一次転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S18)、画像形成を実行する(S19)。
実施例1の制御は、感光ドラム1a表面の制御用トナー像の濃度を検知するための光学式センサ14aによって、感光ドラム1a上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、帯電条件や現像条件を変更することなく、また、二成分現像剤の追加的な撹拌によるダウンタイムも必要とせずに、記録材P上のかぶりトナーを減少させている。
<実施例2>
図9は二次転写部におけるトナーの転写効率とかぶりトナーの転写効率の説明図、図10は実施例2の制御のフローチャートである。
図3に示すように、二成分現像剤の累積使用時間が増えると、現像装置4a内には帯電電荷量が0近傍のトナーが増加して、感光ドラム1aに付着するかぶりトナーが増えてしまう。
図9に示すように、累積使用時間が短い初期状態と累積使用時間が長い耐久後状態とでは、二次転写部T2におけるトナーの転写効率が極大となる二次転写電流の設定値が変化する。二次転写における目標電流値は、二成分現像剤の累積使用時間及び環境変動による転写効率の変動を考慮して、常時90%以上の利用効率を確保して最適な画像特性が得られるところに設定されている。転写効率は、画像形成装置100のランニングコストの計算上、できるだけ高く設定されている。
一方、累積使用時間が長い耐久後状態で増えてくるかぶりトナーの転写効率も、二次転写電流の設定値に応じて変化している。かぶりトナーは帯電電荷量が小さいため、通常の帯電電荷量のトナーに適用される高めの設定値付近では、非常に強い放電を受けて帯電極性が反転してしまい、感光ドラム1a側に付着してしまう、いわゆる強抜け状態になっている。
このため、通常の帯電電荷量のトナーに適用される高めの設定値付近では、かぶりトナーの転写効率が大きく低下して、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れを抑制できる。逆に、トナーの平均帯電電荷量の低下に合わせて最適な画像特性が得られるように目標電流値を低下させると、かぶりトナーの転写効率が上昇して、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れが悪化してしまう。
そこで、実施例2では、光学式センサ14a、14b、14c、14dを用いて感光ドラム1a、1b、1c、1dのかぶりトナー量を測定する。そして、かぶりトナー量の合計量が所定値(閾値S)に達すると、共通の二次転写部T2における目標電流値を上昇させる。
光学式センサ14aは、感光ドラム1aに形成される制御用トナー像(濃度検知用パッチ)の濃度を読み取るために設けられたものである。
図6に示すように、光学式センサ14aは、感光ドラム1aが駆動し始めてからT+L1/P(sec)以内に感光ドラム1a上からの反射光量V1を検知する。感光ドラム1aが駆動し始めてからT+L1/P(sec)以降は、現像スリーブ4sから感光ドラム1aに付着したかぶりトナーが光学式センサ14aを通過するので、反射光量V1は反射光量V2に低下する。光学式センサ14aは、感光ドラム1aが駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以降のかぶりトナーが付着した感光ドラム1a表面の反射光量V2を測定する。
制御部110は、反射光量V1、V2の差分(V1−V2=ΔV)を計算して、かぶりトナー量を求める。
図7に示すように、感光ドラム1a、1b、1c、1d上のかぶり濃度(%)に応じて光学式センサ14a、14b、14c、14dで求めた差分ΔVa、ΔVb、ΔVc、ΔVdが変化する。制御部110は、差分ΔVa、ΔVb、ΔVc、ΔVdを加算して合計差分値ΔVaccdを求める。その後、表2に示すように、設定された記録材の坪量、表面コートの有無で決定される閾値Sよりも合計差分値ΔVabcdが大きければ、二次転写バイアスの定電圧を割り増し側へ所定幅シフトする。コート有りの記録材の場合、コート無しの記録材よりも記録材の表面に付着したトナーが目立つので制御開始する時期を早めるように閾値Sを小さくする。坪量の小さい薄い記録材は厚い記録材よりも記録材の表面に付着したトナーが目立つので制御開始する時期を早めるように閾値Sを小さくする。
Figure 2009271240
この場合、二次転写バイアスのシフト量は、転写バイアス設定制御(ATVC)の結果から算出された定電圧の設定値に5μA分の電流が多く流れるように定電圧を設定する。
ところで、長時間に渡って連続画像形成ジョブを行うと、ジョブの途中で、なんらかの影響でかぶりトナーが増えて画像品質が低下する可能性がある。このため、実施例2では、ジョブの途中の現像スリーブ4sが回転している紙間が光学式センサ14aの検知位置に到達した際にも、反射光量V2を測定して、合計差分値ΔVabcdを更新し続けている。
そして、ジョブの途中で合計差分値ΔVabcdが、紙の坪量、表面コートの有無で決定される閾値Sよりも大きくなった場合も、随時、二次転写バイアスの定電圧を割り増し側へ所定幅シフトする。二次転写バイアスのシフト量はATVCの結果より算出された設定電圧に5μA分の電流が多く流れるように設定される。
図2を参照して図10に示すように、ユーザーが記録材の種類を設定して(S11)ジョブをスタートさせると(S12)、感光ドラム1a、中間転写ベルト11等が駆動開始される(S13)。
制御部110は、光学式センサ14aを用いてかぶりトナーの影響を排除した感光ドラム1aの反射光量V1を測定して(S14)、現像スリーブ4sの回転を開始させる(S15)。
制御部110は、光学式センサ14aを用いてかぶりトナーが付着した感光ドラム1aの反射光量V2を測定し(S16)、反射光量V1、V2の合計差分値ΔVabcdが閾値S以下であれば(S21のNO)、画像形成を実行する(S23)。しかし、合計差分値ΔVabcdが閾値Sを越えている場合(S21のYES)、二次転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S22)、画像形成を実行する(S23)。
制御部110は、連続画像形成中、光学式センサ14aが感光ドラム1aの紙間に位置するタイミングでも(S24)、光学式センサ14aを用いてかぶりトナーが付着した感光ドラム1aの反射光量V2を測定する(S25)。そして、合計差分値ΔVabcdが閾値S以下であれば(S26のNO)、画像形成を実行する(S28)。しかし、合計差分値ΔVabcdが閾値Sを越えている場合(S26のYES)、二次転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S27)、画像形成を実行する(S28)。
そして、ジョブの連続画像形成が終了するまで(S29のNO)、ステップS24〜S29の制御を繰り返して画像形成を終了する(S30)。
実施例2の制御は、感光ドラム1a表面の制御用トナー像の濃度を検知するための光学式センサ14aによって、感光ドラム1a上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、帯電条件や現像条件を変更することなく、また、二成分現像剤の追加的な撹拌によるダウンタイムも必要とせずに、記録材P上のかぶりトナーを減少させている。
<実施例3>
図11は光学式センサによるかぶりトナー濃度の測定タイミングの説明図、図12は反射光量の差分と中間転写ベルト上のかぶりトナー濃度との関係の説明図、図13は実施例3の制御のフローチャートである。
実施例3では、中間転写ベルト11上のかぶりトナー濃度を光学式センサ15により測定して、かぶりトナー濃度が所定水準を越えていれば、一次転写バイアスの定電圧を割り増しする方向に所定幅シフトする。
光学式センサ15は、発光面から中間転写ベルト11表面へ光を発光し、検知面で中間転写ベルト11表面からの反射光を受光して、中間転写ベルト11上に形成される制御用トナー像(レジパッチ)を読み取る。制御部110は、感光ドラム1a、1b、1c、1dから中間転写ベルト11へそれぞれ一次転写された制御用トナー像を検出して各色トナー像の位置ずれズレ量を測定する。そして、各色トナー像の位置ずれズレ量を相殺するように露光装置3a、3b、3c、3dを制御する色ズレ制御を実行する。
実施例3では、最下流の画像形成部Pdの現像ニップから光学式センサ15の検知位置までの距離をL1(mm)とし、最上流の画像形成部Paの現像ニップから光学式センサ15の検知位置までの距離をL2(mm)とする。そして、中間転写ベルト11が駆動し始めた時間から最下流の画像形成部Pdの現像スリーブが回転し始めるまでの時間をT(sec)とする。
制御部110は、不図示のバックアップRAMが記憶している制御タイミングチャートより制御タイミングを読み出してこれらの時間を制御している。
図11に示すように、光学式センサ15は、中間転写ベルト11が駆動し始めてから、T+L1/P(sec)以内に中間転写ベルト11の反射光量を測定する。これにより、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdのいずれからもかぶりトナーが転写されていない中間転写ベルト11表面の反射光量V1を測定する。
次に、中間転写ベルト11が駆動し始めてから、T+L2/P(sec)以降に中間転写ベルト11の反射光量を測定する。これにより、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdの少なくとも1つからかぶりトナーが転写された可能性のある中間転写ベルト11表面の反射光量V2を測定する。制御部110は、反射光量V1、V2の差分ΔVを計算して、中間転写ベルト11上のかぶりトナーの状態を認識する。
図12に示すように、中間転写ベルト11上のかぶり濃度(%)に応じて光学式センサ15で求めた差分ΔVが変化する。制御部110は、上述した表2に示すように、設定された記録材の坪量、表面コートの有無で決定される閾値Sよりも差分ΔVが大きければ、一次転写バイアスの定電圧を割り増し側へ所定幅シフトする。一次転写バイアスのシフト量はATVCの結果より算出された設定電圧に3μA分の電流が多く流れるように定電圧を設定する。
図2を参照して図13に示すように、ユーザーが記録材の種類を設定して(S11)ジョブをスタートさせると(S12)、感光ドラム1a、中間転写ベルト11等が駆動開始される(S13)。
制御部110は、光学式センサ15を用いてかぶりトナーの影響を排除した中間転写ベルト11の反射光量V1を測定して(S31)、現像スリーブ4sの回転を開始させる(S32)。
制御部110は、光学式センサ15を用いてかぶりトナーが付着した中間転写ベルト11の反射光量V2を測定し(S33)、反射光量V1、V2の差分ΔVが閾値S以下であれば(S34のNO)、画像形成を実行する(S36)。しかし、差分ΔVが閾値Sを越えている場合(S34のYES)、一次転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S35)、画像形成を実行する(S36)。
実施例3の制御は、中間転写ベルト11表面の制御用トナー像の位置を検知するための光学式センサ15によって、中間転写ベルト11上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、帯電条件や現像条件を変更することなく、また、二成分現像剤の追加的な撹拌によるダウンタイムも必要とせずに、記録材P上のかぶりトナーを減少させている。
<実施例4>
図14は実施例4の制御のフローチャートである。実施例3の制御は、かぶりトナー量の測定結果が所定水準を越えている場合に一次転写部T1に印加される一次転写バイアスを所定幅シフトした。これに対して、実施例4の制御は、かぶりトナー量の測定結果が所定水準を越えている場合に二次転写部T2に印加される二次転写バイアスを所定幅シフトする。これ以外の構成及び制御は実施例3と同一であるので、図14中、実施例3と共通するステップには図13と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すように、累積使用時間が短い初期状態と累積使用時間が長い耐久後状態とでは、二次転写部T2におけるトナーの転写効率が極大となる二次転写電流の設定値が変化する。
一方、累積使用時間が長い耐久後状態で増えてくるかぶりトナーは、帯電電荷量が小さい。このため、通常の帯電電荷量のトナーに適用される高めの設定値付近では、非常に強い放電を受けて帯電極性が反転してしまい、感光ドラム1a側に付着してしまう、いわゆる強抜け状態になる。従って、二次転写バイアスを転写効率の低下が許容できる範囲で上昇させることにより、かぶりトナーの転写効率を低下させて、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れを抑制できる。
図2を参照して図14に示すように、制御部110は、光学式センサ15を用いてかぶりトナーの影響を排除した中間転写ベルト11の反射光量V1を測定して(S31)、現像スリーブ4sの回転を開始させる(S32)。
制御部110は、光学式センサ15を用いてかぶりトナーが付着した中間転写ベルト11の反射光量V2を測定し(S33)、反射光量V1、V2の差分ΔVが閾値S以下であれば(S34のNO)、画像形成を実行する(S36)。しかし、差分ΔVが閾値Sを越えている場合(S34のYES)、二次転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S38)、画像形成を実行する(S36)。
実施例4の制御は、中間転写ベルト11表面の制御用トナー像の位置を検知するための光学式センサ15によって、中間転写ベルト11上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、帯電条件や現像条件を変更することなく、また、二成分現像剤の追加的な撹拌によるダウンタイムも必要とせずに、記録材P上のかぶりトナーを減少させている。
<第2実施形態>
図15は第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図15に示すように、第2実施形態の画像形成装置200は、感光ドラム1に形成したブラックトナー像を記録材Pに転写して、不図示の定着装置により定着させる高速モノクロ画像形成装置である。
感光ドラム1を囲んで、帯電器2、露光装置3、現像装置4、転写前帯電装置8、転写ローラ5、光学式センサ14、クリーニング装置6、及び帯電前露光装置9が配置されている。
感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に帯電極性が正極性の感光層を形成されて回転自在に支持され、矢印R1方向に回転する。
帯電器2は、電源D3から放電ワイヤに正極性の直流電圧を印加されてコロナ放電を発生し、荷電粒子を照射して感光ドラム1の表面を一様な正極性の暗部電位VDに帯電させる。
露光装置3は、画像データを展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを不図示の回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1の表面電位を明部電位VLに低下させた静電像を形成する。
現像装置4は、磁性トナーを含むブラックの一成分現像剤をマグネット4jの周囲で感光ドラム1とカウンタ方向に回転する現像スリーブ4sに担持させて感光ドラム1を摺擦する。現像スリーブ4sに担持されたトナーは、摩擦板4mで摩擦されて負極性に帯電された状態で、感光ドラム1と現像スリーブ4sとの対向間隔へ搬送される。
転写前帯電装置8は、放電ワイヤに負極性の直流電圧を印加されたコロナ放電器で構成され、感光ドラム1に担持されたトナー像に負極性の荷電粒子を照射して、トナー像の帯電量を転写に最適化する。
電源D4は、正極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブ4sに印加して、感光ドラム1の暗部電位VDの部分へトナーを付着させて、静電像を正規現像する。
転写ローラ5は、感光ドラム1に圧接して記録材Pに対するトナー像の転写部Tを形成する。電源Dは、転写ローラ5に正極性の電圧を印加して、負極性に帯電して感光ドラム1に担持されたトナー像を、感光ドラム1に重ねて転写部Tを挟持搬送される記録材Pへ静電的に転写させる。
光学式センサ14は、感光ドラム1の軸方向の面内で赤外発光素子から45度の入射角度で赤外光を感光ドラム1に入射させ、その正反射光を受光素子で検知して反射光強度に応じた8ビット二値データを制御部110に出力する。光学式センサ14は、制御用トナー像(濃度検知用パッチ)の濃度を読み取るために設けられ、転写ローラ5に負極性の電圧を印加して転写部Tをそのまま通過させた感光ドラム1上の制御用トナー像を測定する。
クリーニング装置6は、クリーニングブレード6hを感光ドラム1に摺擦して、感光ドラム1に担持されたまま転写部Tを通過した転写残トナーを除去する。
帯電前露光装置9は、露光装置3のレーザー光と発光波長がほぼ等しいLEDアレイで構成され、感光ドラム1の表面を一様に露光して前回の静電像の残りを消去する。
<実施例5>
図16は実施例5の制御のフローチャートである。実施例5の制御は、転写部Tに印加される転写バイアスをシフトする以外の制御は実施例1と同一である。従って、図16中、実施例1と共通するステップには図8と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
現像装置4に充填された一成分現像剤も累積使用時間が増えると、帯電電荷量が0近傍のトナーが増加して、現像に伴って感光ドラム1に付着するかぶりトナーが増えてしまう。
現像装置4の累積使用時間が短い初期状態と累積使用時間が長い耐久後状態とでは、転写部Tにおけるトナーの転写効率が極大となる電流の設定値が変化する。転写部Tにおける目標電流値は、一成分現像剤の累積使用時間及び環境変動による転写効率の変動を考慮して、常時90%以上の利用効率を確保して最適な画像特性が得られるところに設定されている。
一方、累積使用時間が長い耐久後状態で増えてくるかぶりトナーは、帯電電荷量が小さい。このため、通常の帯電電荷量のトナーに適用される高めの転写バイアスでは、非常に強い放電を受けて帯電極性が反転してしまい、感光ドラム1側に付着してしまう、いわゆる強抜け状態になる。従って、転写部Tに印加する転写バイアスを転写効率の低下が許容できる範囲で上昇させることにより、かぶりトナーの転写効率を低下させて、画像の白地部にトナーが付着して目立つ地汚れを抑制できる。
そこで、実施例5では、光学式センサ14を用いて感光ドラム1のかぶりトナー量を測定する。そして、かぶりトナー量の測定値が所定値に達すると、転写部Tに印加する転写バイアスを所定幅だけ高める。
光学式センサ14を用いたかぶりトナー量の測定手順は実施例1で説明したとおりである。光学式センサ14は、感光ドラムが駆動し始めた直後にかぶりトナーが転写されていない感光ドラム1表面の反射光量V1を測定する。続いて、回転する現像スリーブ4sに接触してかぶりトナーが付着した可能性のある感光ドラム1表面の反射光量V2を測定する。
制御部110は、反射光量V1、V2の差分ΔVで、感光ドラム1表面のかぶりトナーの状態を認識する。そして、設定された紙の坪量、表面コートの有無で決定される閾値より差分ΔVが大きい場合、転写バイアス設定制御(ATVC)によって予め設定した転写バイアスを割り増す方向にシフトするか否かを決定する。これにより、トナーの帯電量が所定値を下回っている場合、転写バイアスは、ATVCの結果より算出された設定電圧に3μA分の電流が多く流れるように定電圧を設定する。
図15を参照して図16に示すように、制御部110は、光学式センサ14を用いてかぶりトナーが付着した感光ドラム1の反射光量V2を測定する(S16)。そして、反射光量V1、V2の差分ΔVが閾値S以下であれば(S17のNO)、画像形成を実行する(S19)。しかし、差分ΔVが閾値Sを越えている場合(S17のYES)、転写バイアスの定電圧を割り増し側へシフトして(S39)、画像形成を実行する(S19)。
実施例5の制御は、感光ドラム1表面の制御用トナー像の濃度を検知するための光学式センサ14によって、感光ドラム1上のかぶりトナー濃度を測定する。そして、帯電条件や現像条件を変更することなく、また、二成分現像剤の追加的な撹拌によるダウンタイムも必要とせずに、記録材P上のかぶりトナーを減少させている。
<実施例6>
画像形成装置200は、画像形成ジョブの1枚の画像データの印字ドットをカウントするビデオカウント部101を備えている。
制御部110は、検知手段の一例であるビデオカウント部101の出力からプリントした画像の画像比率を計算する。そして、A4サイズ最大濃度全面画像の画像比率を100%として、画像比率5%以下の画像が所定枚数連続する検知結果であると、現像装置4内のトナーが劣化して帯電量が所定水準以下になったと推定する。そして、現像装置4内のトナーの帯電量が所定水準以下になって感光ドラム1上のかぶりトナー濃度が高まっても記録材Pに転写されないように、転写バイアス設定制御(ATVC)によって予め設定した転写バイアスを割り増す方向にシフトする。
<実施例7>
画像形成装置200は、像形成使用手段の使用累積量の一例として画像形成の累積枚数をカウントする枚数係数部102と現像スリーブ4sの累積回転時間をカウントする回転時間累積部103とを備えている。
制御部110は、検知手段の一例である枚数係数部102の累積プリント枚数がA4換算で10万枚を越えた、又は回転時間累積部103の累積回転時間が100時間を越えた検知結果を現像装置4内のトナーが劣化して帯電量が所定水準以下と推定する。そして、現像装置4内のトナーの帯電量が所定水準以下になって感光ドラム1上のかぶりトナー濃度が高まっても記録材Pに転写されないように、転写バイアス設定制御(ATVC)によって予め設定した転写バイアスを割り増す方向にシフトする。
<実施例8>
近年、ランニングコスト低減、二成分現像剤の交換頻度低減のため、補給する非磁性トナーに磁性キャリアを混ぜて、増えた分の二成分現像剤とともに劣化したトナーを排出するようにした現像装置が実用化されている。この場合、現像装置を使用可能な累積時間が大幅に延長されるので、現像装置内には、初期状態に比べて相当に劣化したキャリアが蓄積されてくる。つまり、現像装置の中には新しく供給された帯電性能の高いキャリアと劣化が進んで帯電性能が大幅に低下したキャリアとが混在する。
このため、図3に示すように、現像装置の累積使用時間が増えてくると、トナーの帯電量の分布は初期状態よりも幅広くなり、帯電電荷量がほとんど0に近いトナーが増えてくる。そして、この状態で帯電電荷量を増やそうと撹拌時間を増やしても、なかなか帯電電荷量は上がらず、結果的に、無意味に攪拌を継続して二成分現像剤をさらに劣化させることになる。
図2に示すように、画像形成装置100は、露光装置3aを制御して、所定濃度階調のトナー像に対応する所定の露光強度で制御用トナー像の静電像を感光ドラム1aに書き込み、その後、現像装置4aによって制御用トナー像を現像させる。
制御部110は、光学式センサ14aの出力を検知して制御用トナー像の濃度を測定する。そして、制御用トナー像の濃度が所定濃度階調に近付くように、トナー補給槽7aを作動させて、二成分現像剤中のトナー濃度(T/D比)を変化させる。
ここで、現像装置4aにおける二成分現像剤の滞在時間が伸びて長時間攪拌によりトナーが劣化すると、トナーの帯電電荷量が低下して等しく形成された静電像に付着するトナー量が増える。この場合、トナー載り量が増加して制御用トナー像の濃度が高まるため、制御部110は、トナー補給槽7aから現像装置4aへのトナー供給量を減らして、二成分現像剤中のトナー濃度(T/D比)を低下させる。二成分現像剤中のトナーを減らすことで、キャリアとの摩擦機会を増やしてトナーの帯電量を増加させるためである。
従って、制御部110は、連続画像形成中に光学式センサ14で測定される制御用トナー像の濃度が高まり続けるようになると、現像装置4a内のトナーが劣化して帯電量が所定水準以下になったと推定する。そして、帯電量が所定水準以下になって感光ドラム1a上のかぶりトナー濃度が高まっても、記録材Pに転写されないように、転写バイアス設定制御(ATVC)によって予め設定した一次転写バイアス及び二次転写バイアスを割り増す方向にシフトする。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 現像装置の累積使用時間の増加に伴うトナーの帯電量の変化の説明図である。 累積使用時間の増加に伴うトナーとかぶりトナーの転写効率の変化の説明図である。 一次転写部におけるかぶりトナーの挙動の説明図である。 光学式センサによるかぶりトナー濃度の測定タイミングの説明図である。 反射光量の差分と感光ドラム上のかぶりトナー濃度との関係の説明図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 二次転写部におけるトナーの転写効率とかぶりトナーの転写効率の説明図である。 実施例2の制御のフローチャートである。 光学式センサによるかぶりトナー濃度の測定タイミングの説明図である。 反射光量の差分と中間転写ベルト上のかぶりトナー濃度との関係の説明図である。 実施例3の制御のフローチャートである。 実施例4の制御のフローチャートである。 第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 実施例5の制御のフローチャートである。
符号の説明
1a、1b、1c、1d 像担持体(感光ドラム)
2a、2b、2c、2d 像形成手段(帯電ローラ)
3a、3b、3c、3d 像形成手段(露光装置)
4a、4b、4c、4d 像形成手段(現像装置)
5a、5b、5c、5d 転写部材(一次転写ローラ)
11 中間転写ベルト
14a、14b、14c、14d 検知手段(光学式センサ)
15 検知手段(光学式センサ)
24 二次転写内ローラ
25 二次転写ローラ
30 静電クリーニング装置
40 ウエブクリーニング装置
101 ビデオカウント部
102 枚数係数部
103 回転時間累積部
108 操作パネル
110 制御部
T1、T2 転写部(一次転写部、二次転写部)
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成部

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    トナー像を形成して前記像担持体に担持させる像形成手段と、
    前記像担持体との間に転写媒体を挟み込んでトナー像の転写部を形成する転写部材と、
    前記転写部に電圧を出力する電源手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記像形成手段におけるトナーの帯電量が反映される情報を検知する検知手段と、
    前記帯電量が低下したときに前記電圧が増すように、前記検知手段の検知結果に基づいて前記電源手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、前記像形成手段により形成されて前記像担持体に担持される制御用トナー像の濃度を検出する光学式センサを有し、
    前記制御手段は、前記像形成手段を作動させる前後における前記像担持体の白地部の濃度差を前記光学式センサにより検出し、前記濃度差が高まると前記電圧を増すように前記電源手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、前記像形成手段により形成されて前記像担持体に担持される制御用トナー像の濃度を検出する光学式センサを有し、
    前記制御手段は、前記制御用トナー像の濃度が所定値を越えると前記電圧を増すように前記電源手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段は、前記像形成手段の使用累積量を検出し、
    前記制御手段は、前記使用累積量が所定値を越えると前記電圧を増すように前記電源手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、非画像形成時に設定した定電圧を画像形成時の前記転写部に印加し、前記帯電量が所定水準に低下した画像形成時には、前記定電圧を所定幅高めることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. トナー像が転写される記録材の坪量と表面状態との少なくとも一方に応じて、前記電圧を増すように前記電源手段を制御開始する時期を異ならせることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の画像形成装置。
JP2008120360A 2008-05-02 2008-05-02 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5247223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120360A JP5247223B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120360A JP5247223B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009271240A true JP2009271240A (ja) 2009-11-19
JP2009271240A5 JP2009271240A5 (ja) 2011-06-23
JP5247223B2 JP5247223B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=41437859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008120360A Expired - Fee Related JP5247223B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5247223B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080029A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Konica Minolta Business Technologies Inc クリーニング装置及び画像形成装置
JP2013137401A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2016138926A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
JP2020052166A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社リコー 画像形成装置
JP2021018330A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像形成システム
US11874611B2 (en) 2021-10-13 2024-01-16 Konica Minolta, Inc. Image forming device and fogging margin determination method

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172878A (ja) * 1989-12-01 1991-07-26 Oki Electric Ind Co Ltd 転写用電圧発生装置
JPH03276176A (ja) * 1990-03-27 1991-12-06 Ricoh Co Ltd 感光体の地汚れ検出方法
JPH05158357A (ja) * 1991-12-10 1993-06-25 Fujitsu Ltd 転写電流自動可変装置
JPH05281860A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Fujitsu Ltd 画像形成装置
JPH08114993A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH10222026A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JPH1124368A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH11237772A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2000047438A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP2001154496A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Konica Corp 転写分離制御装置
JP2001154427A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2001356554A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003280335A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2004226798A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2005062858A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置におけるカブリ顕在化方法及びカブリ顕在化装置
JP2007133309A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びカブリ制御パラメータ値設定プログラム

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172878A (ja) * 1989-12-01 1991-07-26 Oki Electric Ind Co Ltd 転写用電圧発生装置
JPH03276176A (ja) * 1990-03-27 1991-12-06 Ricoh Co Ltd 感光体の地汚れ検出方法
JPH05158357A (ja) * 1991-12-10 1993-06-25 Fujitsu Ltd 転写電流自動可変装置
JPH05281860A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Fujitsu Ltd 画像形成装置
JPH08114993A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH10222026A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JPH1124368A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH11237772A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2000047438A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP2001154427A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2001154496A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Konica Corp 転写分離制御装置
JP2001356554A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003280335A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2004226798A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2005062858A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置におけるカブリ顕在化方法及びカブリ顕在化装置
JP2007133309A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びカブリ制御パラメータ値設定プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080029A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Konica Minolta Business Technologies Inc クリーニング装置及び画像形成装置
JP2013137401A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2016138926A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
US9639033B2 (en) 2015-01-26 2017-05-02 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus for controlling a transfer voltage applied to transfer a toner image, and method and non-transitory storage medium
JP2020052166A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社リコー 画像形成装置
JP7180240B2 (ja) 2018-09-26 2022-11-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP2021018330A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像形成システム
JP7431522B2 (ja) 2019-07-19 2024-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像形成システム
US11874611B2 (en) 2021-10-13 2024-01-16 Konica Minolta, Inc. Image forming device and fogging margin determination method

Also Published As

Publication number Publication date
JP5247223B2 (ja) 2013-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5388513B2 (ja) 画像形成装置
JP5094445B2 (ja) 画像形成装置
US7831159B2 (en) Image forming apparatus for forming toner image using developer made of toner and carrier
JP2006171100A (ja) 画像形成装置
JP5247223B2 (ja) 画像形成装置
JP2008185989A (ja) 画像形成装置
JP2013045057A (ja) 画像形成装置
JP2008046172A (ja) 帯電システム及び画像形成装置
JP2008089771A (ja) クリーニング方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5246405B2 (ja) 画像形成装置
JP2013250547A (ja) 画像形成装置
JP2006349959A (ja) 画像形成装置
JP2008129066A (ja) 画像形成装置
JP2008191246A (ja) 画像形成装置
JP2013130597A (ja) 画像形成装置
JP2011099933A (ja) 画像形成装置
JP3943940B2 (ja) 画像形成装置
JP4794276B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP2017107075A (ja) 画像形成装置
JP4432377B2 (ja) 画像形成装置
JP5142697B2 (ja) 画像形成装置
JP2004258109A (ja) 画像形成装置
JP2020056867A (ja) 画像形成装置
JP6446978B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2002323803A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110502

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110502

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120125

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees