JPH11237772A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH11237772A
JPH11237772A JP10038686A JP3868698A JPH11237772A JP H11237772 A JPH11237772 A JP H11237772A JP 10038686 A JP10038686 A JP 10038686A JP 3868698 A JP3868698 A JP 3868698A JP H11237772 A JPH11237772 A JP H11237772A
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JP
Japan
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toner
image carrier
image
developing device
sensor
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JP10038686A
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English (en)
Inventor
Kazunori Karasawa
和典 唐沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は電子写真装置における地汚れ(特にト
ナーの帯電不足等による地汚れ)の発生を防止すること
を課題とする。 【解決手段】本発明は、像担持体1上に基準パターンを
形成する手段と、像担持体上の基準パターンの反射濃度
を検知する反射濃度検知センサー16を有し、反射濃度
検知センサー16の検知結果に応じて現像装置3内のト
ナー濃度の制御を行う電子写真装置において、作像動作
時以外の時に像担持体1と現像装置3を駆動し、反射濃
度検知センサー16で像担持体1上の地汚れトナー量の
変化を検知し、所定値以上の変化が検知された場合には
現像装置3と像担持体1の駆動を継続し、現像剤4の撹
拌を行う構成とした。これによりアイドリング運転時等
には、反射濃度検知センサーで像担持体上の地汚れ増加
を検知し、現像剤の撹拌時間を延長するので、十分にト
ナーを帯電でき、地汚れの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、レーザービームプリンター等の電子写真装置に関
し、特に、像担持体上に形成された静電潜像を2成分現
像剤を用いた現像装置で現像して可視化する電子写真装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体である感光体を帯電した後、原
稿画像の露光あるいは画像信号に応じた光書き込みによ
り静電潜像を形成し、感光体上に形成された静電潜像を
2成分現像剤を用いた現像装置で現像して可視化した
後、感光体上の可視像(トナー像)を転写手段で転写用
紙等の転写材に転写し、定着装置で定着して画像を得る
電子写真装置が知られており、複写機、ファクシミリ、
レーザービームプリンター等に応用されている。このよ
うな電子写真装置においては、画像の白部にトナーが付
着して画像が汚れてしまう「地汚れ」という現象があ
り、この地汚れを防止することが電子写真装置における
課題の一つとなるが、地汚れに関連する従来技術の一例
としては以下のようなものがある。
【0003】特開平4−264466号公報記載の
「画像形成装置」では、感光体上に付着した磁性現像剤
の量を磁束量を測るセンサーで検知し、また、現像剤ト
ナー濃度検出器も設け、これらの検出信号と記録信号及
び画像濃度調整信号とにより感光体に対する光像照射
量、現像器内のスリーブの回転速度、同スリーブに付着
する現像剤の量、同スリーブの感光体表面に対する距
離、現像剤トナー濃度、現像剤撹拌速度、現像スリーブ
回転速度等を制御して、画像濃度を安定に保つと共に地
汚れを防止している。
【0004】特開平8−248705号公報記載の
「画像形成装置」では、反射濃度検知センサー(フォト
センサー)により、感光体上の地汚れを検知し、地汚れ
を一定範囲内に保つようにトナー濃度等を設定する。こ
うして、転写性能を犠牲にすることなく転写紙を感光体
から分離できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
写真装置における地汚れの防止であり、上記従来技術
と同じところがあるが、上記従来技術では地汚れ(=
かぶり)についての効果の記載が明確でなく、画像濃度
の安定化に主な目的があると考えられる。また構成上、
上記従来技術は、磁束量を測るセンサーを使用してい
るため、その実施例も特許請求の範囲の記載も磁性トナ
ーに限定されている。これに対して本発明は、後述する
ように反射濃度検知センサーを使用するため、磁性トナ
ーに限定されることなく実施可能である。それから地汚
れ防止の方法も、本発明は後述するように現像剤撹拌時
間を延ばすことにより行うのに対し、上記従来技術に
は、その記載はない。強いて言えば、撹拌速度のアップ
が述べられているが、これを実現するには2速モータを
使う等、特別な対策が実際上必要であり、コストが嵩む
という欠点を持っている。さらに、上記従来技術に
は、地汚れの検知方法についての記載は全くない。
【0006】上述したように本発明の目的は、電子写真
装置における地汚れの防止であり、極力地汚れを減らす
ことを狙っているものであるが、これに対して、上記従
来技術は、転写紙の分離性能確保が目的であり、地汚
れをさせることを前提としており、本発明とは全く異な
る。また構成上は、反射濃度検知センサー(フォトセン
サー)を用いて、地汚れトナーを検知するところは似て
いるが、本発明においては、後述するように一定レベル
以上の濃度を有する基準パターンの濃度検知も同じ反射
濃度検知センサーで行っており、画像濃度が濃すぎない
ように制御することができる。上記従来技術では、地
汚れを一定レベル以上させる必要上、画像濃度が高くな
りすぎる可能性があるが、それについての記載はない。
また、仮に、上記従来技術の構成で、一定レベル以上
の濃度のパターンを検知しようとすると、クリーニング
装置の後に反射濃度検知センサーを持ってきているた
め、クリーニング装置の後に置かれている帯電装置の下
をトナーが付着したパターンが通過することになる。地
汚れのような少量のトナーの通過であれば支障はない
が、帯電装置は、トナー汚れを嫌うものである。帯電装
置がトナーで汚れ、帯電ムラという不具合が発生する可
能性がある。これに対し、本発明においては、構成上、
後述するようにクリーニング装置の前に反射濃度センサ
ーを置いているので、そのような心配はない。また、目
的が違うことからも当然の帰結ではあるが、上記従来技
術では、現像剤撹拌により地汚れの低減を行うという
記載もない。近い表現として、現像スリーブ線速の切り
換えが記載されているが、これは、線速切り換えのため
のコストアップを伴うという問題がある。
【0007】従来より、電子写真装置における地汚れ
(画像の白部にトナーが付着して画像が汚れてしまう現
象)は技術課題として上げられ、様々な技術が提案され
ている。今まで、地汚れに対しては、現像剤や、現像装
置の設計を工夫することにより、一定レベル以下に抑え
ることができてきたが、近年のマシンの小型化、低コス
ト化の要求により、地汚れの低減がますます難しくなっ
てきている。例えば、クリーニング装置によりクリーニ
ングされたトナーを現像装置に戻すリサイクルは、廃ト
ナータンクの廃止によるマシンの小型化、トナーの再利
用によるランニングコストの低減のため、当然のことと
して求められてきている。ところが、リサイクルトナー
は、帯電しにくく、地汚れの原因となり易い。そこで、
従来は、ホッパーと呼ばれる小型のタンクにリサイクル
トナーを戻し、そのホッパー内で新しいトナーと混ぜ
て、必要に応じて補給するようにしてきた。しかしなが
ら、装置の小型化のためには、そのようなホッパーも廃
止せざるを得なくなり、近年は、リサイクルトナーを現
像装置内の現像剤に直接戻さざるを得なくなってきてい
る。しかし、このようにリサイクルトナーを現像剤に直
接戻すような構成にすると、次のような不具合が発生す
ることが分かった。すなわち、低温時に定着装置の温度
確保等のため、電子写真装置ではアイドリングを行うこ
とが多い。このような時、クリーニング装置内に溜った
リサイクルトナーが現像装置内に大量に戻り、地汚れと
なるのである。
【0008】本発明は上記のような不具合を解消するた
めになされたものであり、請求項1の目的は、トナー濃
度制御に使われている反射濃度検知センサーを用いて、
上記のようなアイドリング時の地汚れを検知し、地汚れ
が増加していることが分かったらアイドリング時間を延
長し、リサイクルトナーの入った現像剤をよく撹拌し
て、十分トナーを帯電させ、地汚れの発生を防ぐことで
ある。また、請求項2の目的は、上記請求項1の目的に
加えて、地汚れトナーの転写に対する特性を利用して、
地汚れトナーの検知精度を改善することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、感光体等の像担持体上に形
成された静電潜像を2成分現像剤を用いた現像装置で現
像して可視化した後、像担持体上の可視像(トナー像)
を転写材に転写し、定着して画像を得る電子写真装置で
あり、像担持体上に基準パターンを形成する手段と、該
像担持体上の基準パターンの反射濃度を検知する反射濃
度検知センサーを有し、その反射濃度検知センサーの検
知結果に応じて現像装置内のトナー濃度の制御を行う電
子写真装置において、作像動作時以外の時に上記像担持
体と現像装置を駆動し、上記反射濃度検知センサーで像
担持体上の地汚れトナー量の変化を検知し、所定値以上
の変化が検知された場合には、上記現像装置と像担持体
の駆動を継続し、現像剤の撹拌を行う構成とした。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の電
子写真装置において、像担持体に接触する転写手段を有
し、上記転写手段の像担持体移動方向下流側に像担持体
上の基準パターンの反射濃度を検知する反射濃度検知セ
ンサーを配置し、トナー濃度制御用データを検知すると
きには、上記転写手段を像担持体から離間し、地汚れト
ナー量検知時には、上記転写手段を像担持体に接触させ
て、かつ、転写出力を変化させ、その転写出力の変化に
伴い発生する反射濃度検知センサーの出力変化が所定レ
ベル以上のときは現像装置を駆動し、現像剤の撹拌を行
う構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず図1,2,3を用いて
本発明を適用した電子写真装置の構成、動作を説明し、
次いで本発明の構成、動作を説明する。
【0012】図1は本発明に係る電子写真装置の概略構
成を示す断面図である。図1において、像担持体である
感光体1は図中の矢印方向(反時計回り)に回転され、
帯電ローラ2により一様に帯電される。その後、図示し
ない露光部からの原稿像の露光あるいは図示しない光書
き込み装置からのレーザ光による光書き込み等により像
露光rされ、感光体1上には静電潜像が形成される。現
像装置3内には、現像剤4が入っている。この現像剤4
には、キャリアと呼ばれる磁性粉と非磁性のトナーの混
合体である2成分系現像剤が用いられる。現像剤4を撹
拌すると、摩擦帯電によりトナーが帯電する。現像装置
3の感光体1との対向位置には、内部に複数の磁石ある
いは複数の磁極を有するマグネットローラが配設された
現像スリーブ5が配置されており、現像剤4は磁力によ
り現像スリーブ5上に担持されて感光体1との対向位置
に搬送され、感光体1上の静電潜像をトナーで現像す
る。
【0013】感光体1の回転方向で現像装置3の下流側
には転写ベルト6が配設されており、この転写ベルト6
は駆動ローラと従動ローラに張架されて図中の矢印方向
に回動される。また、転写ベルト6は図示しない接離機
構により感光体1に対して接離可能に設けられており、
転写時には感光体1に接触してニップ部を形成し転写紙
Sを搬送する。また、転写ベルト6の裏面側にはバイア
スローラ6aを介して図示しない電源によりトナーと逆
極性の電圧(転写出力)が印加されている。
【0014】図示しない給紙部から搬送された転写紙S
は、感光体1への作像タイミングに合わせてレジストロ
ーラ18により感光体1と転写ベルト6のニップ部に給
紙され、感光体1上に現像されたトナー像は、上記転写
ベルト6と感光体1間の電界により、感光体1と転写ベ
ルト6の間に挾まれた転写紙S上に転写される。トナー
像が転写された転写紙Sは、その後、転写ベルト6によ
り搬送され、図示しない定着装置を通り抜け、この際、
トナー像は転写紙上に熱溶着される。そして定着後の転
写紙Sは図示しない排紙部に排紙される。一方、転写し
きれずに感光体上に残ったトナーは、クリーニングブレ
ード7により堰き止められ、回収ばね8により回収コイ
ル9の上に入れられる。そして回収コイル9によりトナ
ーはリサイクルトナーとして、現像装置3に戻される。
またクリーニング後の感光体1は除電ランプ20で除電
される。
【0015】ここで、回収コイル9から現像装置3への
リサイクル経路を示したものが図2である。回収コイル
9は、感光体及びクリーニングユニット(以下PCUと
呼ぶ)10内にある。PCU10の前部には現像装置3
とつながったトナー補給口11が開いており、リサイク
ルトナーは、そこから現像装置3内に回収される。また
トナーボトル19から供給される新トナーもこのトナー
補給口11から補給される。
【0016】図3は現像装置内のトナーの動きを示した
ものである。現像装置3内には、パドル14と呼ばれる
撹拌機構がある。このパドル14の外周にはスパイラル
12が切ってあり、パドル14の内部には搬送スクリュ
ー13が入っている。補給トナーとリサイクルトナーは
共にトナー補給口11から現像装置3内に入るとパドル
14内部に入る。パドル14内部に入ったトナーはキャ
リアと混ざり、現像剤としてパドル14内を搬送スクリ
ュー13により矢印A方向へと搬送され、撹拌されなが
ら、他端側の排出口15からパドル14の外に出る。パ
ドル14の外に出た現像剤は、パドル14外周のスパイ
ラル12により矢印B方向に搬送される。この搬送中
に、現像剤4は図1のように現像スリーブ5上に磁力で
吸着・担持され、現像に使われる。
【0017】次に、図1を用いて、反射濃度検知センサ
ー16の動作を説明する。反射濃度検知センサー16の
動作に際しては、まず、感光体1上に基準パターンが作
られる。この基準パターンは、電子写真装置のメインス
イッチオン時や作像動作終了時の空走中に所定の光量で
のパターン露光がなされ(原稿像を露光するアナログ式
では原稿載置台の原稿載置領域外に設置してある基準パ
ターン像を所定の光量で露光する、また画像信号により
光書き込みするデジタル式ではレーザ光等により基準パ
ターンを所定の光量で書き込む)、そのパターン潜像を
現像装置3のトナーで現像することにより、感光体上に
基準パターンが作られる。感光体1上に基準パターンが
作られると、転写ベルト6が図示しない接離機構により
感光体1から離され、基準パターンが反射濃度検知セン
サー16の下を通り、該パターンの反射濃度が検知され
る。
【0018】反射濃度検知センサー16はフォトセンサ
ー(Pセンサー)からなり、感光体1上の基準パターン
に光を照射する赤外発光LED等からなる発光素子と、
その基準パターンからの反射光を受光してその受光した
光の強度に応じた電気信号を出力するフォトトランジス
タ等からなる受光素子とにより構成されている。
【0019】また、図示を省略するが電子写真装置の制
御部は、マイクロコンピュータからなる演算処理装置
(CPU)、RAM,ROMからなる記憶装置、クロッ
ク、タイマー、入出力装置(I/O及びインターフェー
ス)、A/D変換回路、各種制御回路等から構成されて
おり、この制御部には図示しない操作部(表示画面及び
各種設定キー、テンキー、スタートキー等からなる)が
接続されると共に、反射濃度検知センサー16や現像装
置3側に設けたトナー濃度センサー17等の各種センサ
ーからの出力がA/D変換回路等を介して入力され、操
作部からのキー入力情報と、各種センサーからの検知情
報に応じて電子写真装置各部を制御し、前述した作像動
作の制御を行うものである。そして制御動作の一つとし
て、制御部は、反射濃度検知センサー16の検知結果に
応じて現像装置3内のトナー濃度の制御を行う。すなわ
ち制御部は反射濃度検知センサー16の検知結果に応じ
て現像装置3内のトナー濃度の設定値を変更し、反射濃
度検知センサー16により検知された基準パターンの濃
度が濃いと現像装置3内の現像剤中のトナー濃度を下げ
るように、また、基準パターンの濃度が薄いと現像剤中
のトナー濃度を上げるように、現像装置3側に設けたト
ナー濃度センサー17を使って制御を行う。
【0020】以上が、本発明を実施する電子写真装置の
基本的な構成、動作であるが、次に、請求項1,2の実
施例について説明する。
【0021】(実施例1)請求項1の構成、動作につい
て図4のフローチャートにより説明する。尚、図4のフ
ローチャート中のPセンサーとは、図1の反射濃度検知
センサー16のことである。まず、図示しない制御部に
より図4の制御動作が開始されると、Pセンサー16の
動作タイミングが来たかどうかの判断が制御部で行われ
る(S1)。本発明においては、通常のトナー濃度コン
トロールでの動作タイミングの中でも、メインスイッチ
のオン後などの定着装置立ち上げのアイドリング動作後
に行うのが必須である。メインスイッチのオン後という
のは、普通、マシンがしばらく動作していなかった後で
ある。本発明者の検討では、このような時は現像剤の帯
電量が低下しており、かつ、アイドリング動作のためク
リーニングユニット10からリサイクルトナーが大量に
搬送されるため、地汚れが出やすいからである。
【0022】制御部での判断で、Pセンサーの動作タイ
ミングで無いと判定した場合は通常の制御に戻るが、P
センサーの動作タイミングであると判定されたら、Pセ
ンサー16をオンにし、Pセンサー16の発光素子を点
灯し、受光素子からの出力信号のサンプリングを開始す
る(S2)。そして予め実験的に決められた適当な間隔
で検知されたデータから感光体1上の地肌部のPセンサ
ー出力Vsgが求められ(S3)、前回に検知され記憶装
置に記憶されていた前回の検知データVsg" との比較が
なされ(S4)、その差(Vsg−Vsg" )が予め実験的
に求められた所定値aより大きい差であれば地汚れが増
えたと判断し、低帯電の地汚れトナーを立ち上げ、地汚
れを無くすに十分な時間t(予め実験的に決められてい
る)だけアイドリングが延長され、現像装置3と感光体
1の駆動が継続され、現像装置3内の現像剤4が撹拌さ
れる(S5)。そして、時間tのアイドリング後、通常
通りのPセンサー16による検知動作とトナー濃度制御
が行われる(S6)。以上が請求項1の構成、動作であ
る。
【0023】(実施例2)次に、請求項2の構成、動作
について説明する。請求項2の構成では接触転写手段
(図1のような転写ベルト6の他に転写ローラがある)
を使うことにより、請求項1の構成より地汚れの検知精
度を上げることができる。本発明者の検討によれば、地
汚れトナーは帯電量が極端に低いか、本来の極性とは逆
に帯電しているものが多いことが判った。このため、転
写出力が高いと転写ベルト6に地汚れトナーは転写しに
くく、逆に転写出力を切ったり低くすると転写ベルト6
につきやすくなり、転写ベルト6通過後の感光体1上に
は地汚れトナーが少なくなることが判明した。すなわ
ち、転写出力と、転写ベルト通過後に検知される感光体
上地肌部のPセンサ出力には、図5に示すような関係が
あるのである。従って、図5中のV1,V2のように転
写出力を変えてPセンサー出力Vsg1,Vsg2を見れば、
地汚れがどの程度か推定することができる。そして地汚
れの程度により、その地汚れを消すに必要な撹拌時間も
異なる。すなわち、地汚れが多ければ現像剤の撹拌時間
も長くする必要があるし、地汚れが少なければ現像剤の
撹拌時間も短くて良い。地汚れの程度に対して、それを
消すのに必要な撹拌時間は実験的に求めることができ
る。図6がそれであり、転写出力がV1,V2の時のP
センサー出力Vsg1,Vsg2の差(Vsg1−Vsg2)と地汚
れ防止撹拌時間との関係を実験的に求めたものである。
請求項2の構成では、図6のデータからルックアップテ
ーブル(下記の表1)を作成し、現像剤の撹拌時間を決
めて、地汚れの程度を変えている。こうすることによ
り、請求項1の構成、動作として示した実施例1よりア
イドリング時間を短縮することができる。アイドリング
時間の短縮は、単なる待ち時間の短縮の他に現像剤の劣
化の進行が抑制されるという効果がある。
【0024】
【表1】
【0025】請求項2の具体的な動作を図7にフローチ
ャートで示す。まず、図示しない制御部により図7の制
御動作が開始されると、Pセンサー16の動作タイミン
グが来たかどうかの判断が制御部で行われる(ST
1)。尚、本実施例においても、この動作は通常、メイ
ンスイッチのオン後などの定着装置立ち上げのアイドリ
ング動作後などに行われる。制御部での判断で、Pセン
サーの動作タイミングで無いと判定した場合は通常の制
御に戻るが、Pセンサーの動作タイミングであると判定
されたら、Pセンサー16をオンにし、Pセンサー16
の発光素子を点灯し、受光素子からの出力信号のサンプ
リングを開始する(ST2)。次に転写ベルト6を感光
体1に接触させた後(ST3)、転写出力V1をオンに
し(ST4)、予め実験的に決められた適当な間隔で検
知されたデータから感光体1上の地肌部のPセンサー出
力Vsg1を求め(ST5)、続いて転写出力をV2に切
り替え(ST6)、予め実験的に決められた適当な間隔
で検知されたデータから感光体1上の地肌部のPセンサ
ー出力Vsg2を求める(ST7)。そして転写出力がV
1,V2の時のPセンサー出力Vsg1,Vsg2の差(Vsg
1−Vsg2)から、予め記憶装置に記憶されているルック
アップテーブル(表1)により撹拌時間tを決定し(S
T8)、その決定された撹拌時間tだけアイドリングを
延長し、現像装置3の駆動を継続し、現像装置3内の現
像剤4の撹拌を行う(ST9)。そして時間tの撹拌後
は、転写ベルト6を感光体1から離間し、通常通りのP
センサー16による検知動作とトナー濃度制御を行い終
了する(ST10)。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の電子写
真装置においては、メインスイッチのオン時のようなア
イドリング運転時や作像動作終了後の空走時に、トナー
濃度制御に使う反射濃度検知センサーで、像担持体上の
地汚れ増加を検知し、現像剤の撹拌時間を延長している
ので、アイドリング運転後などの地汚れの発生を防止す
ることができる。
【0027】請求項2の電子写真装置においては、反射
濃度検知センサーによる像担持体上の地汚れ検知を、接
触転写手段の転写出力を切り替えながら行うことにより
精度良く行うようにしているので、アイドリング運転後
などの地汚れ防止の撹拌動作を請求項1の構成よりも短
い時間に抑えることができ、待ち時間の短縮に加えて現
像剤の劣化の進行が抑制されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真装置の概略構成を示す断
面図である。
【図2】図1に示す電子写真装置の要部構成の説明図で
あり、クリーニングユニットの回収コイルから現像装置
へのリサイクル経路と、トナーボトルから現像装置への
補給経路とを示す図である。
【図3】図1に示す電子写真装置の現像装置内部の構成
及びトナーの動きを示す図である。
【図4】請求項1に係る電子写真装置の動作の一例を示
すフローチャートである。
【図5】図1に示す電子写真装置における転写出力とP
センサー出力の関係を示す図である。
【図6】転写出力がV1,V2の時のPセンサー出力V
sg1,Vsg2の差(Vsg1−Vsg2)と地汚れ防止撹拌時間
との関係を示す図である。
【図7】請求項2に係る電子写真装置の動作の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】 1 感光体(像担持体) 2 帯電ローラ 3 現像装置 4 現像剤 5 現像スリーブ 6 転写ベルト(転写手段) 6a バイアスローラ 7 クリーニングブレード 8 回収ばね 9 回収コイル 10 感光体及びクリーニングユニット(PCU) 11 トナー補給口 12 スパイラル 13 搬送スクリュー 14 パドル(撹拌機構) 15 排出口 16 反射濃度検知センサー(Pセンサー) 17 トナー濃度センサー 18 レジストローラ 19 トナーボトル 20 除電ランプ S 転写紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された静電潜像を2成分
    現像剤を用いた現像装置で現像して可視化した後、像担
    持体上の可視像(トナー像)を転写材に転写し、定着し
    て画像を得る電子写真装置であり、上記像担持体上に基
    準パターンを形成する手段と、該像担持体上の基準パタ
    ーンの反射濃度を検知する反射濃度検知センサーを有
    し、その反射濃度検知センサーの検知結果に応じて現像
    装置内のトナー濃度の制御を行う電子写真装置におい
    て、 作像動作時以外の時に上記像担持体と現像装置を駆動
    し、上記反射濃度検知センサーで像担持体上の地汚れト
    ナー量の変化を検知し、所定値以上の変化が検知された
    場合には、上記現像装置と像担持体の駆動を継続し、現
    像剤の撹拌を行うことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子写真装置において、像
    担持体に接触する転写手段を有し、上記転写手段の像担
    持体移動方向下流側に像担持体上の基準パターンの反射
    濃度を検知する反射濃度検知センサーを配置し、トナー
    濃度制御用データを検知するときには、上記転写手段を
    像担持体から離間し、地汚れトナー量検知時には、上記
    転写手段を像担持体に接触させて、かつ、転写出力を変
    化させ、その転写出力の変化に伴い発生する反射濃度検
    知センサーの出力変化が所定レベル以上のときは現像装
    置を駆動し、現像剤の撹拌を行うことを特徴とする電子
    写真装置。
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CN115991525A (zh) * 2023-02-16 2023-04-21 西安热工研究院有限公司 一种基于新型混凝净水剂装置的智能管控系统

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