JP2009270537A - ターボチャージャ - Google Patents
ターボチャージャ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009270537A JP2009270537A JP2008123861A JP2008123861A JP2009270537A JP 2009270537 A JP2009270537 A JP 2009270537A JP 2008123861 A JP2008123861 A JP 2008123861A JP 2008123861 A JP2008123861 A JP 2008123861A JP 2009270537 A JP2009270537 A JP 2009270537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- turbocharger
- fuel
- exhaust gas
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
【課題】簡素で低コストな構成でありながら、排気中の未燃燃料の漏洩を抑制できるようなターボチャージャを提供する。
【解決手段】ターボチャージャ60は、ハウジング65と、複数のノズルベーン75の角度を調整して隣り合うノズルベーン75同士の隙間を調整することで排気の流れを調整する可変ノズルベーン機構70とを備え、可変ノズルベーン機構70を駆動する駆動シャフト82が、ハウジング65を貫通して設けられ、且つハウジング65にブッシュ83を介して回動自在に支持されるように構成されている。駆動シャフト82の外周、且つブッシュ83の軸線方向の両端には、排気中の未燃燃料を捕捉可能なワイヤメッシュ86がそれぞれ設けられている。
【選択図】図8
【解決手段】ターボチャージャ60は、ハウジング65と、複数のノズルベーン75の角度を調整して隣り合うノズルベーン75同士の隙間を調整することで排気の流れを調整する可変ノズルベーン機構70とを備え、可変ノズルベーン機構70を駆動する駆動シャフト82が、ハウジング65を貫通して設けられ、且つハウジング65にブッシュ83を介して回動自在に支持されるように構成されている。駆動シャフト82の外周、且つブッシュ83の軸線方向の両端には、排気中の未燃燃料を捕捉可能なワイヤメッシュ86がそれぞれ設けられている。
【選択図】図8
Description
本発明は、内燃機関を過給するターボチャージャに関する。詳細には、排気の流れを調整する調整機構を備えたターボチャージャにおけるシール構造に関する。
内燃機関(エンジン)を過給するターボチャージャは、タービンハウジングの内部に流入する排気のエネルギーを利用して、エンジンに過給した空気を供給するものである。具体的には、エンジンから排出された排気によって、タービンハウジングの内部に設けたタービンホイールを回転させ、このタービンホイールと同軸で連結されているコンプレッサハウジング内のタービンホイールを回転させて、コンプレッサハウジングの内部に吸入した空気を圧縮し、エンジンに供給する。
ターボチャージャにおいては、エンジンの低速域から高速域まで変化する回転数に応じて変動する排気のエネルギーを効率的に利用するために、タービンハウジングの内部に流入する排気の流れを調整してその流量や流速を制御する機構が設けられる。このような調整機構として、例えば、タービンホイールを迂回する通路を開閉するウエストゲートバルブや、タービンホイールへ向かう2つの通路のうち一方の通路を開閉するフローコントロールバルブなどがある(例えば、特許文献1,2参照)。また、複数のノズルベーンの角度を調整し、隣り合うノズルベーン同士の隙間を調整して排気の流量や流速を制御する可変ノズルベーン機構などがある(例えば、特許文献3参照)。
一方、ターボチャージャにおいて、ハウジングを貫通して部品が設けられる場合、ハウジングの内外の圧力差に起因する排気の漏れを防ぐため、シールが必要になる。具体的には、上述したウエストゲートバルブやフローコントロールバルブの駆動軸(回動軸)、可変ノズルベーン機構を駆動する駆動軸や、それらを支持する軸受部材(例えばブッシュなど)は、ハウジングの内外を貫通するように設けられるので、排気をシールする対策が必要になる。
従来では、上述したウエストゲートバルブや可変ノズルベーン機構などの駆動軸に溝を形成し、その溝に金属製のシールリングを装着することによって排気をシールする技術が知られている。また、従来では、排気をシールする技術として、特許文献1〜3に示されるような技術が知られている。
特開2006−291782号公報
特開2005−113797号公報
特開2005−351089号公報
ところで、上述したシールリングを用いて排気をシールする対策では、シールリングの組み付けの際、シールリングを拡張(拡径)する必要がある。しかし、シールリングの拡張時の応力は、上述したウエストゲートバルブや可変ノズルベーン機構などの駆動軸が小径になるほど大きくなり、シールリングの組み付けが困難になるという問題がある。また、シールリングを装着する上記駆動軸の径に制限があるという問題がある。さらに、シールリングを装着する溝の加工が必要なため、シールリングの組み付けに要するコストが高くなるという問題がある。
一方、いわゆるポスト噴射や燃料添加を行う内燃機関では、排気中に未燃焼の燃料(未燃燃料)が多く含まれるため、そのような未燃燃料の外部への漏洩を防ぎ、白煙や異臭の発生を防ぐ必要がある。なお、ポスト噴射および燃料添加は、排気温度を上昇させることによって触媒を再生するために行われる。
本発明は、そのような問題点を鑑みてなされたものであり、簡素で低コストな構成でありながら、排気中の未燃燃料の漏洩を抑制できるようなターボチャージャを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、ハウジングと、排気の流れを調整する調整機構とを備え、上記調整機構を駆動する軸部材が、上記ハウジングを貫通して設けられ、且つハウジングに軸受部材を介して回動自在に支持されるように構成されたターボチャージャにおいて、上記軸部材の外周、且つ上記軸受部材の軸線方向の両端のうち少なくとも一方には、排気中の未燃燃料を捕捉可能なシール部材が設けられていることを特徴としている。なお、上記軸受部材の軸線方向の片方だけではなく、両方の端にシール部材を設けることが好ましい。
上記構成によれば、軸受部材の軸線方向の少なくとも一端にシール部材を設けるといった簡素で低コストな構成でありながら、ハウジングの外部への未燃燃料の漏洩を抑制することができ、白煙や異臭の発生を抑制することができる。この場合、シール部材をハウジングの内部に設けることで、このシール部材により排気中の未燃燃料が捕捉されるため、未燃燃料が軸部材と軸受部材との隙間に侵入することが抑制されることにより、ハウジングの外部への未燃燃料の漏洩を抑制することができる。また、シール部材をハウジングの外部に設けることで、このシール部材により排気中の未燃燃料が捕捉されるため、未燃燃料が軸部材と軸受部材との隙間に侵入したとしても、ハウジングの外部への未燃燃料の漏洩を抑制することができる。
本発明において、上記シール部材は、軸受部材の軸線方向の端面とこの端面に対向して設けられる部材との間の隙間を塞ぐように配設されていることが好ましい。
この構成では、シール部材により軸受部材の軸線方向の端面とこの端面に対向して設けられる部材との隙間が塞がれるので、排気および未燃燃料のシール性能を向上させることができる。
また、本発明において、上記シール部材は、弾力性を有する部材であることが好ましい。ここで、このようなシール部材としては、例えば金属製の細線をメッシュ状に編み込んだワイヤメッシュなどが挙げられる。
この構成では、ワイヤメッシュに捕集(吸着)された未燃燃料によってワイヤメッシュの空隙が塞がれることによって、排気および未燃燃料の外部への漏れをさらに抑制することができる。つまり、捕集した未燃燃料を利用して、排気および未燃燃料のシール性能を向上させることができる。さらに、ワイヤメッシュに捕集された未燃燃料が潤滑剤として機能することによって、軸部材の潤滑性能を向上させることができる。しかも、ワイヤメッシュの弾力性により軸受部材の軸線方向の端面とこの端面に対向して設けられる部材との間のガタを吸収することができる。これにより、ターボチャージャに備えられる調整機構の円滑な動作が可能となり、応答性に優れた調整機構を実現できる。
ここで、調整機構の具体構成としては、例えば、複数のノズルベーンの角度を調整して隣り合うノズルベーン同士の隙間を調整することで排気の流れを調整する可変ノズルベーン機構などが挙げられる。この場合、上記軸部材は、上記ハウジングの外部に設けられ、且つ上記可変ノズルベーン機構を駆動するアクチュエータが接続されるリンク部材と、上記ハウジングの内部に設けられるアーム部材とを連結する駆動軸とされる。なお、調整機構の他の例としては、タービンホイールを迂回する通路を開閉することで排気の流れを調整するウエストゲートバルブの開閉機構や、タービンホイールへ向かう2つの通路のうち一方の通路を開閉することで排気の流れを調整するフローコントロールバルブの開閉機構などがある。
また、本発明は、2つのターボチャージャを並列的に備え、内燃機関の運転状況に応じて、一方のターボチャージャの単独運転と両方のターボチャージャの併用運転とを切り替えるように構成されたシーケンシャルターボにも適用可能である。この場合、調整機構は、上記併用運転にだけ用いられる他方のターボチャージャのタービンホイールへ向かう通路を開閉する流路切り替えバルブの開閉機構とされる。
本発明によれば、軸受部材の軸線方向の少なくとも一端にシール部材を設けるといった簡素で低コストな構成でありながら、ハウジングの外部への未燃燃料の漏洩を抑制することができ、白煙や異臭の発生を抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
以下では、自動車に搭載されたコモンレール式筒内直噴型多気筒(例えば直列4気筒)ディーゼルエンジンに、本発明に係るターボチャージャを適用した例について説明する。なお、ディーゼルエンジンの気筒数は特に限定されるものではなく、また、ディーゼルエンジンの形状も、直列型、V型、W型、水平対向型などのさまざまな形状を採用することが可能である。
まず、ターボチャージャの構成について説明する前に、ディーゼルエンジン全体の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係るディーゼルエンジン1(以下、単にエンジンという)およびその制御系統の概略構成図である。
図1に示すように、エンジン1は、燃料供給系10、燃焼室20、吸気系30、排気系40等を主要部とするディーゼルエンジンシステムとして構成されている。
燃料供給系10は、サプライポンプ11、コモンレール12、インジェクタ(燃料噴射弁)13、遮蔽弁14、調量弁16、燃料添加ノズル17、機関燃料通路18、および添加燃料通路19を備えて構成されている。
サプライポンプ11は、燃料タンクから燃料を汲み上げ、この汲み上げた燃料を高圧にした後、機関燃料通路18を介してコモンレール12に供給する。コモンレール12は、サプライポンプ11から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各インジェクタ13に分配する。インジェクタ13は、その内部に圧電素子(ピエゾ素子)を備え、適宜開弁して燃焼室20内に燃料を噴射供給するピエゾインジェクタにより構成されている。
サプライポンプ11は、燃料タンクから汲み上げた燃料の一部を、添加燃料通路19を介して燃料添加ノズル17に供給する。添加燃料通路19には、サプライポンプ11から燃料添加ノズル17に向かって遮蔽弁14および調量弁16が順次配設されている。遮蔽弁14は、緊急時において添加燃料通路19を遮断して燃料添加を停止する。調量弁16は、燃料添加ノズル17に供給する燃料の圧力(燃圧)を制御する。
燃料添加ノズル17は、ECU100による添加制御動作によって排気系40への燃料添加量が目標添加量(排気のA/Fが目標A/Fとなるような添加量)となるように、また、燃料添加タイミングが所定タイミングとなるように開弁時期が制御される電子制御式の開閉弁により構成されている。つまり、この燃料添加ノズル17から所望の燃料が適宜のタイミングで排気系40(排気ポート41から排気マニホールド42)に噴射供給される構成となっている。
吸気系30は、各燃焼室20内に供給される吸入空気の通路を構成する。具体的には、吸気系30は、図示しないシリンダヘッドに形成された吸気ポートに接続される吸気マニホールド31を備え、この吸気マニホールド31に、吸気通路を構成する吸気管32が接続されている。この吸気通路には、上流側から順にエアクリーナ33、スロットル弁34が配設されている。
排気系40は、各燃焼室20から排出される排気ガスの通路を構成する。具体的には、排気系40は、シリンダヘッドに形成された排気ポート41に接続される排気マニホールド42を備え、この排気マニホールド42に対して、排気通路を構成する排気管43,44が接続されている。この排気通路には、NOx吸蔵触媒(NSR触媒:NOx Storage Reduction触媒)や、DPNR触媒(Diesel Paticulate−NOx Reduction触媒)などを備えたマニバータ(排気浄化装置)45が配設されている。DPNR触媒は、例えば多孔質セラミック構造体にNOx吸蔵触媒を担持させた構成となっている。
ここで、燃料添加ノズル17により燃料添加が行われることで、NOx吸蔵触媒が再生される。詳細には、NOx吸蔵触媒は、排気中の酸素濃度が高ければNOxを吸収し、低ければNOxをNO2もしくはNOに還元して放出する特性を有する。このため、NOx吸蔵触媒は、排気中の酸素濃度が高濃度状態にある限りNOxを吸収することになるが、NOx吸収量には限界量が存在する。したがって、適当な時期に燃料添加ノズル17を通じて排気系40のマニバータ45の上流に燃料を適量添加することによって、一時的に排気中の酸素濃度を低減し、かつ還元成分量(HCなど)を増大させる。これにより、NOx吸蔵触媒は、これまでに吸収したNOxをNO2もしくはNOに還元して放出し、自身がNOx吸収能力を回復(再生)するようになる。そして、放出されたNO2やNOは、HCやCOと反応して速やかにN2に還元される。
エンジン1には、過給機(ターボチャージャ)60が設けられている。ターボチャージャ60は、タービンシャフト61を介して連結されたコンプレッサホイール62およびタービンホイールアッセンブリ63を備えている。コンプレッサホイール62は吸気管32内部に臨んで配置され、タービンホイールアッセンブリ63は排気管43内部に臨んで配置されている。このため、ターボチャージャ5は、タービンホイールアッセンブリ63が受ける排気流(排気圧)を利用してコンプレッサホイール62を回転させ、吸気圧を高めるといったいわゆる過給動作を行うようになっている。この実施形態では、ターボチャージャ60は、可変ノズル式ターボチャージャであって、タービンホイールアッセンブリ63側に可変ノズルベーン機構が設けられており、この可変ノズルベーン機構の開度を調整することにより、エンジン1の過給圧を調整することができる。可変ノズルベーン機構の具体構成については後述する。
吸気系30の吸気管32には、ターボチャージャ60での過給によって昇温した吸入空気を強制冷却するためのインタークーラ35が設けられている。このインタークーラ35よりもさらに下流側に設けられたスロットル弁34は、その開度を無段階に調整することができる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を絞り、この吸入空気の供給量を調整(低減)する機能を有している。
また、エンジン1には、吸気系30と排気系40とを接続する排気還流通路(EGR通路)50が設けられている。このEGR通路50は、排気の一部を適宜吸気系30に還流させて燃焼室20へ再度供給することにより燃焼温度を低下させ、これによってNOx発生量を低減させるものである。また、このEGR通路50には、電子制御によって無段階に開閉され、同通路を流れる排気の流量を自在に調整することができるEGRバルブ51と、EGR通路50を通過(還流)する排気を冷却するためのEGRクーラ52とが設けられている。
エンジン1の各部位には、各種センサが取り付けられており、それぞれの部位の環境条件や、エンジン1の運転状態に関する信号を出力する。
例えば、レール圧センサ101は、コモンレール12内に蓄えられている燃料の圧力に応じた検出信号を出力する。燃圧センサ102は、添加燃料通路19内を流通する燃料のうち、調量弁16へ導入される燃料の圧力(燃圧)に応じた検出信号を出力する。エアフローメータ103は、吸気系30内のスロットル弁34の上流において吸入空気の流量(吸気量)に応じた検出信号を出力する。空燃比(A/F)センサ104は、排気系40のマニバータ45の下流において排気中の酸素濃度に応じて連続的に変化する検出信号を出力する。排気温センサ105は、排気系40のマニバータ45の下流において排気の温度(排気温度)に応じた検出信号を出力する。また、アクセル開度センサ106は、エンジン1のアクセルペダルに取り付けられ、同ペダルの踏込み量に応じた検出信号を出力する。クランク角センサ107は、エンジン1の出力軸(クランクシャフト)が一定角度回転する毎に検出信号(パルス)を出力する。
これら各センサ101〜107は、ECU100と電気的に接続される。そして、ECU100は、上記各センサ101〜107の出力に基づいて、エンジン1の各種制御を実行する。具体的に、ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAMなどを備えている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて各種の演算処理を実行する。また、RAMは、CPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMは、例えばエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
次に、ターボチャージャ60の具体構成について説明する。図2は、ターボチャージャ60の一部断面を含む斜視図であり、図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図である。
図2、図3に示すように、ターボチャージャ60は、可変容量型(可変ノズル式)のターボチャージャとして構成されており、ハウジング65と、このハウジング65に回転自在に収納されたタービンシャフト61と、タービンシャフト61の一端側(図3では左側)に取り付けられたコンプレッサホイール62と、タービンシャフト61の他端側(図3では右側)に取り付けられたタービンホイールアッセンブリ63とを備えている。
ハウジング65は、コンプレッサハウジング65a、センターハウジング65b、およびタービンハウジング65cが一体的に組み付けられて構成されている。つまり、中央のセンターハウジング65bの両側にコンプレッサハウジング65aおよびタービンハウジング65cがそれぞれ取り付けられている。なお、ハウジング65の分割構成をこれ以外の構成としてもよい。
コンプレッサハウジング65aは、中央部(軸心部分)から空気を取り入れて外部へ放出することが可能な形状となっている。
コンプレッサハウジング65a内にはコンプレッサホイール62が収納されている。コンプレッサホイール62は、タービンシャフト61に固定されており、タービンシャフト61とともに回転する。コンプレッサホイール62は、ロックナット66によりタービンシャフト61に固定される。コンプレッサホイール62には複数のコンプレッサブレードが設けられており、コンプレッサホイール62が回転するとコンプレッサブレードにより、空気が遠心力により半径方向外側に加速されて圧縮されるようになっている。このため、コンプレッサハウジング65aの中央部に空気が導入されると、この空気が、回転するコンプレッサホイール62のコンプレッサブレードにより圧縮され、この圧縮された空気が吸気マニホールド31に向けて吸気管32に吐出されるようになっている。
コンプレッサホイール62に隣接してシールリングカラー67が配置されている。シールリングカラー67は、タービンシャフト61を取り囲む形状となっている。
センターハウジング65bは、ターボチャージャ60の軸心方向のほぼ中央部に配設されている。このセンターハウジング65bには、スラストベアリング68が設けられている。スラストベアリング68は、タービンシャフト61のスラスト方向の荷重を受け止めるためのベアリングであり、オイルなどにより潤滑される。
また、センターハウジング65bには、タービンシャフト61の回転を保持するためのフローティングベアリング69が設けられる。フローティングベアリング69は、タービンシャフト61のラジアル方向の荷重を保持する。フローティングベアリング69とタービンシャフト61との間には油膜が介在しており、フローティングベアリング69がタービンシャフト61と直接接触しないようになっている。さらに、フローティングベアリング69とセンターハウジング65bとの間にも油膜が存在し、フローティングベアリング69がセンターハウジング65bと直接接触しないようになっている。フローティングベアリング69はリテーナリングにより位置決めがされている。
この実施形態では、ターボチャージャ60には、以下に述べるような可変ノズルベーン機構70が備えられている。図4、図6は、可変ノズルベーン機構70を示す正面図、図5、図7は、可変ノズルベーン機構70を示す背面図である。図4、図5では、ノズルベーン開度が大きく設定された状態の可変ノズルベーン機構70を示しており、図6、図7は、ノズルベーン開度が小さく設定された状態の可変ノズルベーン機構70を示している。
図2〜図4に示すように、可変ノズルベーン機構70は、タービンハウジング65cとセンターハウジング65bとの間に形成されたリンク室71に配設されている。可変ノズルベーン機構70は、環状のユニゾンリング72と、ユニゾンリング72の内周側に位置し、ユニゾンリング72に一部が係合する複数のアーム73と、各アーム73を駆動するためのメインアーム74と、各アーム73に連結され、各ノズルベーン75を駆動するためのベーンシャフト76と、各ベーンシャフト76を保持するノズルプレート77とを備えている。
可変ノズルベーン機構70は、等間隔に配設された複数(例えば12枚)のノズルベーン75の回動角度(回動姿勢)を調整するための機構である。可変ノズルとしてのノズルベーン75は、ノズルプレート77上に位置決めされており、その中央部のベーンシャフト76を中心として所定の角度だけ回動することが可能となっている。
可変ノズルベーン機構70は、メインアーム74に接続される駆動リンク81を所定の角度だけ回動させることにより、その回動力がメインアーム74、ユニゾンリング72、各アーム73を介して各ノズルベーン75へ伝えられ、各ノズルベーン75が連動して回動するように構成されている。
詳細には、駆動リンク81は、駆動シャフト82を中心に回動可能となっている。この駆動シャフト82は、駆動リンク81およびメインアーム74と回動一体に連結されている。そして、駆動リンク81の回動にともなって駆動シャフト82が回動すると、この回動力がメインアーム74に伝えられるようになっている。ここで、駆動シャフト82とセンターハウジング65bとの間には、軸受部材としてのブッシュ83が介在されている。ブッシュ83は、センターハウジング65bに固定されている。これにより、駆動シャフト82がブッシュ83を介してセンターハウジング65bに回動自在に支持されている。また、駆動リンク81とブッシュ83との間、および、メインアーム74とブッシュ83との間には、シール部材としてのワイヤメッシュ86がそれぞれ介在されている。ワイヤメッシュ86によるシールの詳細については後述する。
メインアーム74の内周側端部は駆動シャフト82に固定され、外周側端部はユニゾンリング72に係合している。このため、駆動シャフト82を中心としてメインアーム74が回動すると、この回動力がユニゾンリング72に伝えられる。ユニゾンリング72に内周面には各アーム73の外周側端部が嵌まり合っており、ユニゾンリング72が回動すると、この回動力が各アーム73に伝えられる。具体的には、ユニゾンリング72は、ノズルプレート77に対して周方向に摺動可能に配設されており、その内周縁に設けられた複数の凹部72aにメインアーム74および各アーム73の外周側端部が嵌め合わされている。ノズルプレート77は、タービンハウジング65cに固定されている。
各アーム73は、ベーンシャフト76を中心に回動可能となっている。各ベーンシャフト76は、ノズルプレート77に回転自在に支持されており、各ベーンシャフト76により、上記アーム73と上記ノズルベーン75とが回動一体に連結されている。ユニゾンリング72の回動にともなって各アーム73が回動すると、この回動が各ベーンシャフト76に伝えられる。これにより、各ノズルベーン75が、ベーンシャフト76およびアーム73とともに回動することになる。
タービンハウジング65cにはタービンハウジング渦室65eが設けられており、タービンハウジング渦室65eに排気が供給されて、この排気の流れがタービンホイールアッセンブリ63を回転させる。具体的には、円盤状のノズルプレート77の外周側から内周側へ排気が供給され、この排気は隣り合うノズルベーン75の間を通ってタービンホイールアッセンブリ63へ到達し、タービンホイールアッセンブリ63を回転させるようになっている。
この際、上述したように、各ノズルベーン75の回動位置を調整して、その回動角度を設定することにより、タービンハウジング渦室65eから排気タービン室に向かう排気の流量および流速を調整することが可能となっている。これにより、過給性能を調整することが可能になり、例えば、エンジン1の低回転時に隣り合うノズルベーン75の間の流路面積(スロート面積)を減少させるように各ノズルベーン75の回動位置を調整すれば、排気の流速が増加して、エンジン1の低速域から高い過給圧を得ることができるようになる。
また、可変ノズルベーン機構70を駆動する駆動リンク81は、モータロッド84に接続されている。モータロッド84は棒状部材であり、リンク85および可変ノズルコントローラ110に接続されている。可変ノズルコントローラ110は、アクチュエータとしての直流モータ(DCモータ)に接続されている。そして、直流モータが回転することにより、その回転力が歯車機構、ウォーム機構等を介してリンク85へ伝えられ、これにより、モータロッド84が移動する。このモータロッド84の移動にともなって、駆動リンク81が駆動シャフト82を中心に回動することにより、上述したような各ノズルベーン75の回動角度の調整が可能となっている。なお、開度センサ111によってリンク85の位置が検出されるようになっており、この開度センサ111の出力に基づいてノズルベーン75の回動角度、つまり、ノズルベーン開度を求めることが可能となっている。
図4、図5に示すように、モータロッド84を図中矢印X1方向に引くことで、ユニゾンリング72が図中矢印Y1方向に回動し、図5に示すように、各ノズルベーン75がベーンシャフト76を中心に図中反時計回り方向に回動することで、ノズルベーン開度が大きく設定される。
一方、図6、図7に示すように、モータロッド84を図中矢印X2方向に押すことで、ユニゾンリング72が図中矢印Y2方向に回動し、図7に示すように、各ノズルベーン75がベーンシャフト76を中心に図中時計回り方向に回動することで、ノズルベーン開度が小さく設定される。
なお、ノズルプレート77には、ピン77aが差し込まれ、ピン77aにはローラ77bが嵌め合わせられている。ローラ77bはユニゾンリング72の内周面をガイドするようになっている。これにより、ユニゾンリング72は、ローラ77bに保持されて所定方向に回動することが可能となっている。また、タービンハウジング65cには、スペーサボルト78が取り付けられている。
次に、ターボチャージャ60におけるシール構造について説明する。図8は、図1のターボチャージャ60の可変ノズルベーン機構70を駆動する駆動シャフト82およびその周辺部を示す図であって、ターボチャージャ60における排気のシール構造を示している。
図3、図8に示すように、ハウジング65の外部に設けられる駆動リンク81と、ハウジング65の内部に設けられるメインアーム74とを連結する駆動シャフト82が、ブッシュ83を介してセンターハウジング65bに回動自在に支持されている。駆動シャフト82およびブッシュ83は、センターハウジング65bを貫通して設けられており、センターハウジング65bの内部と外部とにわたって(跨って)設けられている。
詳細には、駆動シャフト82の外側の端部(図8では左端部)に駆動リンク81が一体的に連結され、駆動シャフト82の内側の端部(図8では右端部)にメインアーム74が一体的に連結されている。つまり、ハウジング65の外部において駆動シャフト82と駆動リンク81とが連結され、ハウジング65の内部において駆動シャフト82とメインアーム74とが連結されている。
駆動シャフト82の外周には円筒形状のブッシュ83が設けられている。駆動シャフト82の両端部は、ブッシュ83から突出している。駆動シャフト82はブッシュ83に対し相対回転可能となっている。ここで、高温の排気による駆動シャフト82およびブッシュ83の熱膨張を考慮して、駆動シャフト82の外径は、ブッシュ83の内径よりも僅かに小さくなっており、駆動シャフト82の外周面とブッシュ83の内周面との間には僅かな隙間が設けられている。
ブッシュ83は、センターハウジング65bに形成された貫通孔65dに挿入されている。ブッシュ83の両端部は、貫通孔65dから突出している。ブッシュ83は、センターハウジング65bに固定されており、ブッシュ83はセンターハウジング65bに対し相対回転不能となっている。
ブッシュ83の軸線方向の両端には、金属製の細線をメッシュ状に編み込んだワイヤメッシュ86がそれぞれ設けられている。ワイヤメッシュ86は、排気中の未燃燃料(炭化水素(HC))を捕捉(吸着)することが可能なシール部材として設けられている。ワイヤメッシュ86は、耐熱性の高い金属によって形成されている。
ワイヤメッシュ86は、駆動シャフト82の外周を囲むように設けられている。ここで、ワイヤメッシュ86は、駆動シャフト82の外周面に密着するように設けられている。そして、外側のワイヤメッシュ86は、ブッシュ83と駆動リンク81との間の隙間を埋めるように、ブッシュ83の外側の端面と駆動リンク81との間に圧縮された状態で配設されている。同様に、内側のワイヤメッシュ86は、ブッシュ83とメインアーム74との間の隙間を埋めるように、ブッシュ83の内側の端面とメインアーム74との間に圧縮された状態で配設されている。
この実施形態によれば、上記のようなワイヤメッシュ86が駆動シャフト82の支持部分に設けられているので、ターボチャージャ60において、次のような作用効果が得られる。
ターボチャージャ60では、可変ノズルベーン機構70を駆動するための駆動シャフト82およびブッシュ83がハウジング65(センターハウジング65b)の内部と外部とに跨って設けられるため、ワイヤメッシュ86を設けない構成の場合、その内外の圧力差に起因して排気が外部へ漏れることが懸念される。つまり、排気マニホールド42からタービンハウジング65cに送られた排気が、タービンハウジング65cとセンターハウジング65bとの間に設けられたリンク室71に侵入する。この排気中には、未燃燃料も混在している。そして、燃料添加ノズル17により燃料添加が行われると、未燃燃料が排気中に多く含まれ、この未燃燃料には未気化の状態の燃料も混在している。このため、ワイヤメッシュ86が設けられていなければ、そのような未燃燃料が駆動シャフト82とブッシュ83との隙間を通ってハウジング65の外部へ漏れ、白煙や異臭の原因となる可能性がある。
この実施形態では、ハウジング65の内外を貫通するように配設される駆動シャフト82を支持するブッシュ83の両端にワイヤメッシュ86が設けられているので、このワイヤメッシュ86により排気の流通が妨げられるとともに、未燃燃料(未気化燃料)が捕捉される。詳細には、内側のワイヤメッシュ86が駆動シャフト82の外周面に密着しているため、内側のワイヤメッシュ86により排気が駆動シャフト82とブッシュ83との隙間に侵入することが抑制される。また、内側のワイヤメッシュ86により排気中の未燃燃料が捕集されるため、未燃燃料が駆動シャフト82とブッシュ83との隙間に侵入することが抑制される。
さらに、外側のワイヤメッシュ86が駆動シャフト82の外周面に密着しているため、排気が駆動シャフト82とブッシュ83との隙間に侵入したとしても、外側のワイヤメッシュ86によりその排気がハウジング65の外部へ漏洩することが抑制される。また、外側のワイヤメッシュ86により排気中の未燃燃料が捕集されるため、未燃燃料がハウジング65の外部へ漏洩することが抑制される。しかも、外側のワイヤメッシュ86により、ブッシュ83と駆動リンク81との隙間が塞がれているので、排気および未燃燃料のシール性能を向上させることができる。
したがって、ブッシュ83の軸線方向の両端にワイヤメッシュ86を設けるといった簡素で低コストな構成でありながら、ハウジング65の外部への排気および未燃燃料の漏洩を抑制することができ、白煙や異臭の発生を抑制することができる。また、ワイヤメッシュ86に捕集(吸着)された未燃燃料によってワイヤメッシュ86の空隙が塞がれることによって、排気および未燃燃料の外部への漏れをさらに抑制することができる。つまり、捕集した未燃燃料を利用して、排気および未燃燃料のシール性能を向上させることができる。さらに、ワイヤメッシュ86に捕集された未燃燃料が潤滑剤として機能することによって、駆動シャフト82の軸受け部分の潤滑性能を向上させることができる。しかも、ワイヤメッシュ86は弾力性を有するので、この弾力性によりブッシュ83の外側の端面と駆動リンク81との間、および、ブッシュ83の内側の端面とメインアーム74との間のガタを吸収することができる。これにより、可変ノズルベーン機構70のノズルベーン75の円滑な動作が可能となり、応答性に優れた可変ノズルベーン機構70を実現できる。
−他の実施形態−
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここに示した実施形態はさまざまに変形することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここに示した実施形態はさまざまに変形することが可能である。
上記実施形態では、ワイヤメッシュ86をシール部材とした例を挙げたが、シール部材は、排気中の未燃燃料を捕捉可能なものであれば、その他のものを用いてもよい。この場合、上述したように、シール部材は弾力性を有するものであることが好ましい。このようなシール部材としては、例えば、酸炭化系繊維、チタン酸カリウム繊維、セラミック繊維、ガラス繊維などがある。
上記実施形態では、シール部材を軸受部材としてのブッシュ83の軸線方向の両端に設けた例を挙げたが、シール部材を軸受部材の軸線方向の一方だけに設ける構成としてもよい。この場合、シール部材をハウジングの外側に設けるほうが好ましい。すなわち、ハウジングの外側は内側に比べ温度が低く、シール部材に捕集された未燃燃料が気化しにくいため、上述した排気および未燃燃料のシール性能の向上の観点からすればシール部材をハウジングの外側に設けることが効果的である。
上記実施形態では、排気の流れを調整する調整機構を可変ノズルベーン機構70とした例を挙げたが、調整機構は、ハウジングを貫通して設けられ且つハウジングに軸受部材を介して回動自在に支持される軸部材を有するものであれば、その他の構成を採用してもよい。
例えば、調整機構を、タービンホイールを迂回する通路を開閉するウエストゲートバルブの開閉機構や、タービンホイールへ向かう2つの通路のうち一方の通路を開閉するフローコントロールバルブの開閉機構などとすることが可能である。この場合、軸部材は、ウエストゲートバルブやフローコントロールバルブの弁体を支持する駆動軸(回動軸)とされる。
また、本発明は、2つのターボチャージャを並列的に備え、エンジンの運転状況に応じて、一方のターボチャージャの単独運転と両方のターボチャージャの併用運転とを切り替えるように構成されたシーケンシャルターボにも適用可能である。この場合、調整機構は、上記併用運転にだけ用いられる他方のターボチャージャのタービンホイールへ向かう通路を開閉する流路切り替えバルブの開閉機構とされる。
上記実施形態では、ターボチャージャを備えたディーゼルエンジンシステムとして燃料添加ノズル17により燃料添加を行うことで触媒を再生する例を挙げたが、燃料添加の代わりにいわゆるポスト噴射を行うことで触媒を再生する構成を採用してもよい。ポスト噴射は、少量の燃料を既存のインジェクタ13により筒内へ噴射する副次的な噴射のことであり、例えば主燃料噴射後で排気弁が閉じられる前に行われる。ポスト噴射が行われると、燃料添加の場合と同様に排気中に未燃燃料が多く含まれるようになるため、そのようなポスト噴射を行うディーゼルエンジンシステムに備えられるターボチャージャに本発明を適用することは有効である。
60 ターボチャージャ
65 ハウジング
70 可変ノズルベーン機構
74 メインアーム
75 ノズルベーン
81 駆動リンク
82 駆動シャフト
83 ブッシュ
86 ワイヤメッシュ
65 ハウジング
70 可変ノズルベーン機構
74 メインアーム
75 ノズルベーン
81 駆動リンク
82 駆動シャフト
83 ブッシュ
86 ワイヤメッシュ
Claims (5)
- ハウジングと、排気の流れを調整する調整機構とを備え、
上記調整機構を駆動する軸部材が、上記ハウジングを貫通して設けられ、且つハウジングに軸受部材を介して回動自在に支持されるように構成されたターボチャージャにおいて、
上記軸部材の外周、且つ上記軸受部材の軸線方向の両端のうち少なくとも一方には、排気中の未燃燃料を捕捉可能なシール部材が設けられていることを特徴とするターボチャージャ。 - 請求項1に記載のターボチャージャにおいて、
上記シール部材は、軸受部材の軸線方向の端面とこの端面に対向して設けられる部材との間の隙間を塞ぐように配設されていることを特徴とするターボチャージャ。 - 請求項2に記載のターボチャージャにおいて、
上記シール部材は、弾力性を有する部材であることを特徴とするターボチャージャ。 - 請求項3に記載のターボチャージャにおいて、
上記シール部材は、ワイヤメッシュであることを特徴とするターボチャージャ。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載のターボチャージャにおいて、
上記調整機構が、複数のノズルベーンの角度を調整して隣り合うノズルベーン同士の隙間を調整することで排気の流れを調整する可変ノズルベーン機構であり、
上記軸部材が、上記ハウジングの外部に設けられ、且つ上記可変ノズルベーン機構を駆動するアクチュエータが接続されるリンク部材と、上記ハウジングの内部に設けられるアーム部材とを連結する駆動軸であることを特徴とするターボチャージャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123861A JP2009270537A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | ターボチャージャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123861A JP2009270537A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | ターボチャージャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009270537A true JP2009270537A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41437304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008123861A Pending JP2009270537A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | ターボチャージャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009270537A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101191854B1 (ko) | 2010-08-11 | 2012-10-16 | 캄텍주식회사 | 차량용 터보차저의 제어방법 및 이를 이용한 터보자처 |
KR101191853B1 (ko) | 2010-08-11 | 2012-10-16 | 캄텍주식회사 | 차량용 터보차저의 제어방법 및 이를 이용한 터보자처 |
CN103782010A (zh) * | 2011-09-27 | 2014-05-07 | 博格华纳公司 | 密封致动轴的半渗透介质 |
JP2015063945A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | トヨタ自動車株式会社 | ターボチャージャのシール構造 |
US9175578B2 (en) | 2011-03-31 | 2015-11-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Turbocharger |
-
2008
- 2008-05-09 JP JP2008123861A patent/JP2009270537A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101191854B1 (ko) | 2010-08-11 | 2012-10-16 | 캄텍주식회사 | 차량용 터보차저의 제어방법 및 이를 이용한 터보자처 |
KR101191853B1 (ko) | 2010-08-11 | 2012-10-16 | 캄텍주식회사 | 차량용 터보차저의 제어방법 및 이를 이용한 터보자처 |
US9175578B2 (en) | 2011-03-31 | 2015-11-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Turbocharger |
CN103782010A (zh) * | 2011-09-27 | 2014-05-07 | 博格华纳公司 | 密封致动轴的半渗透介质 |
KR20140066226A (ko) * | 2011-09-27 | 2014-05-30 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 작동 샤프트를 밀봉하는 반투과성 매체 |
JP2014530317A (ja) * | 2011-09-27 | 2014-11-17 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 作動軸をシールする半透過性媒体 |
JP2015063945A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | トヨタ自動車株式会社 | ターボチャージャのシール構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9175578B2 (en) | Turbocharger | |
JP5169439B2 (ja) | 内燃機関制御装置及び内燃機関制御システム | |
JP5029501B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2009024568A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010096049A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2009270537A (ja) | ターボチャージャ | |
JP6076212B2 (ja) | 過給機付きエンジンの排気還流装置における新気導入装置 | |
JP2007085198A (ja) | 内燃機関の過給圧制御システム | |
JP4736969B2 (ja) | ディーゼルエンジンの制御装置 | |
JP4635974B2 (ja) | ディーゼル機関の制御装置 | |
JP2006233940A (ja) | 可変容量型ターボチャージャー | |
US9708970B2 (en) | Housing for turbocharger | |
JP2009002305A (ja) | 過給機 | |
JP2008069645A (ja) | 排気ガス再循環装置 | |
JP2009275574A (ja) | 可変容量型ターボチャージャ | |
JP2008075466A (ja) | 排気装置 | |
GB2524257A (en) | Waste gate valve of a turbocharger | |
JP2010223077A (ja) | 内燃機関 | |
JP2009281295A (ja) | 可変容量型ターボチャージャ | |
JP2008038622A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置、及び方法 | |
JP5454460B2 (ja) | バルブユニットおよびバルブユニットを備える内燃機関の排気還流装置 | |
JP2010112313A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP4982712B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2008267463A (ja) | 浮動軸受構造 | |
CN106687724A (zh) | 开闭阀结构 |