JP2009269081A - サーボプレス設備とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボプレス装置と搬送装置を同期させてそれらの衝突を回避することができるサーボプレス設備とその制御方法を提供する。
【解決手段】サーボプレス装置と搬送装置を備えたサーボプレス設備の制御方法。サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態およびプレス成形中の速度に対するワーク搬入,搬出中の好ましい速度の比率に応じて、時間的に変化する変形マスター信号1を発生させる変形マスター信号発生ステップS1と、変形マスター信号値1の変化に同期してサーボプレス装置のスライド位置の指令値を一義的に出力するサーボプレス制御ステップS2と、変形マスター信号値1の変化に同期して搬送装置の作動位置の指令値を一義的に出力する搬送制御ステップS3とを有する。変形マスター信号発生ステップS1は、マスター信号発生ステップS11とマスター信号変換ステップS12とからなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置とこの装置にワークを搬入及び/又は搬出する搬送装置とを備えたサーボプレス設備とその制御方法に関する。
プレス装置にワークを搬入・搬出する搬送装置を付設する場合、ワークを成形加工する金型と搬送装置が衝突(干渉)しないように、お互いの動きを同期させる必要がある。
従来の制御方法では、主として機械プレス(クランクプレス、ナックルプレス、クランクレスプレス、リンクプレス、等)を対象としており、プレス自体の動作をマスターとしている。すなわち、例えば、クランクプレスの場合、スライドを駆動するクランク軸(主駆動軸)の回転に同期して、搬送装置が動作するという構成が取られている。なお、かかる制御手段の一例が特許文献1に開示されている。
一方、近年、サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置が、開発されている。(例えば、特許文献2)。また、特許文献3は、本発明に関連する未公開の先行出願である。
特許文献1の「プレス用自動搬送制御方法および装置」は、プレス用パルスエンコーダが発生するパルス数にもとづき位置曲線をプログラムにより作成しそれに追従して搬送装置が動作するものである。
特許文献2の「サーボモータ駆動式リンクプレス」は、比較的小出力のモータを用いても、高いプレス荷重による加工、および加工のサイクルタイムの向上が可能で、かつ制御性にも優れ、また、多種の加工ができることを目的とし、図11に示すように、回転動作を直線動作に変換するリンク機構aと、その直線動作でプレス加工のために昇降するラムbとを備え、サーボモータcからリンク機構aのクランク軸dに駆動を伝達する駆動伝達系eを設け、この駆動伝達系eは、サーボモータcの回転制御によりラムbの昇降動作を制御可能に駆動伝達可能なものとし、ラムbを、昇降ストローク範囲内において任意の位置で停止するようにサーボモータcを制御するサーボモータ制御手段fを設けたものである。
特許第3340095号明細書、「プレス用自動搬送制御方法および装置」 特開2003−320489号公報、「サーボモータ駆動式リンクプレス」 特願2006−322836号、「サーボプレス設備とその制御方法」
サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置は、リンクプレスに限られず、他の形式の機械プレス(クランクプレス、ナックルプレス、クランクレスプレス、スクリュープレス、等)もサーボプレス化することができ、近年、これらのサーボプレス装置の開発が進められている。
しかし、これらのサーボプレス装置にワークを搬入・搬出する搬送装置を付設する場合、特許文献1のように主駆動軸(例えばクランク軸)の回転をマスターとして、それに同期させて、搬送装置(搬入装置と搬出装置)を動作させると、以下の問題点があった。
(1)サーボプレス装置は、主駆動軸(例えばクランク軸)の回転速度を自在に変化させることができる特徴がある。従って、工程の中途で一時的に逆転することさえもできる。
しかし、搬送装置の動作を従来のように主駆動軸に同期させると、主駆動軸の回転速度を変化させるとそれにしたがって搬送装置の動作も変化するため、搬送装置の動作が滑らかにならず、把持しているワークを落としたり、搬送装置のモータトルクが瞬間的に過大となり保護装置が作動してしまうおそれがある。
(2)また、主駆動軸が工程の中途で一時的に逆転する場合には、主駆動軸の角度と搬送装置の位置が1対1に対応しないため、同期が取れなくなる。
(3)また、プレス加工する金型がワークに接触する瞬間や、切り落とし加工でワークが切り落とされる瞬間など、負荷が急変するタイミングで主駆動軸の回転にふらつきが生じるが、上述した従来の制御方法では、ふらついたクランク軸の回転に同期して搬送装置が動作しようとするため、搬送装置の動作もふらついて、把持しているワークを落としてしまったり、搬送装置のモータトルクが瞬間的に異常に大きくなり保護装置が作動してしまうという問題がある。
(4)プレス機械の生産性を向上させるためには、金型と搬送装置を衝突しないぎりぎりの範囲まで近づけて動作させることにより、プレス機械の成形動作と搬送装置の搬送動作ができるだけ間断なく行われることが望ましい。そのためには、金型と搬送装置の干渉をチェックしつつプレス機械のモーションカーブと搬送装置のモーションカーブを最適化する必要があるが、従来技術では搬送装置のモーションがプレス機械のモーションに依存するため、プレス機械のモーションと搬送装置のモーションを独立に変更することができず、モーションカーブの最適化が難しい。
(5)スクリュープレスのように、主駆動軸を有しない構成のサーボプレスも可能であるが、主駆動軸を有しないため、主駆動軸の回転をマスターとしてそれに同期させて搬送装置を動作させることができない、もしくは、プレスの動作と搬送装置の動作の連動を間欠的にしか行えない。
上述した種々の問題点を解決するために、本発明の発明者らは、特許文献3(未公開)の「サーボプレス設備とその制御方法」を創案し、出願した。
特許文献3に示す方法では、あるモーションカーブを設定すると、マスター信号値のレート(単位時間あたりの信号値の変化量)を変えることにより、サーボプレス装置(スライド)と搬送装置、両者の速度が同じ変化率で変わる。例えば、マスター信号値のレートを1.2倍にすると、サーボプレス装置(スライド)・搬送装置、いずれの速度も1.2倍になる。
しかし、ワークをプレス成形中(スライドが下死点付近であり、上金型と下金型にはさまれたワークが成形されている時間)のサーボプレス装置(スライド)の適正速度は「ワークのプレス成型品質が良好か」という条件から決められるのに対し、搬送装置の適正速度およびワーク搬入・搬出中(スライドが下死点から離れており、上金型と下金型の間が開いている時間)のサーボプレス装置(スライド)の適正速度は「ワーク把持ツールがワークを取り落とさず、かつ、ワークと金型・スライドが干渉しない、という条件を満たしつつできるだけ速くしたい」という条件から決められるため、それぞれの速度は異なる制約条件を受けることがある。
すなわち(1)ワークをプレス成形中のサーボプレス装置(スライド)の速度、と、(2)搬送装置の速度およびワーク搬入・搬出中のサーボプレス装置(スライド)の速度、とを異なる変化率で変えられることが望ましい場合がある。
本発明はかかる要望を満たすために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、サーボプレス装置にワークを搬入・搬出する搬送装置を付設する場合において、サーボプレス装置の作動位置及び作動速度の影響を受けることなく、サーボプレス装置と搬送装置を同期させてそれらの衝突(干渉)を回避することができ、かつプレス成形中のサーボプレス装置(スライド)の速度、搬送装置の速度、およびワーク搬入・搬出中のサーボプレス装置(スライド)の速度を異なる変化率で変えることができるサーボプレス設備とその制御方法を提供することにある。
本発明によれば、サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置と、該サーボプレス装置にワークを搬入及び/又は搬出する搬送装置と、前記サーボプレス装置と搬送装置を制御する制御装置とを備え、
該制御装置は、前記サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態に応じて、時間的に変化するマスター信号を発生させるマスター信号発生器と、
プレス成形中とワーク搬入/搬出中とで異なる比率でマスター信号値の変化レートと変形マスター信号値の変化レートが対応するように、マスター信号を変換して変形マスター信号を生成するマスター信号変換器と、
前記変形マスター信号値の変化に同期してサーボプレス装置のスライド位置の指令値を一義的に出力するサーボプレス制御装置と、
前記変形マスター信号値の変化に同期して搬送装置の作動位置の指令値を一義的に出力する搬送制御装置とを有する、ことを特徴とするサーボプレス設備が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換器における変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われる。
前記サーボプレス制御装置は、変形マスター信号値に対応するスライド位置を与えるモーションカーブを備えており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御し、
前記搬送制御装置は、変形マスター信号値に対応する搬送装置の作動位置を与えるモーションカーブを備えており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する。
また、前記搬送制御装置のモーションカーブは、搬送装置の独立した動作軸ごとに、その軸の位置を与える独立したモーションカーブからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する。
また、前記搬送制御装置のモーションカーブは、搬送装置のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する。
また本発明によれば、サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置と、該サーボプレス装置にワークを搬入及び/又は搬出する搬送装置とを備えたサーボプレス設備の制御方法であって、
前記サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態に応じて、時間的に変化するマスター信号を発生させるマスター信号発生ステップと、
プレス成形中とワーク搬入/搬出中とで異なる比率でマスター信号値の変化レートと変形マスター信号値の変化レートが対応するように、マスター信号を変換して変形マスター信号を生成するマスター信号変換ステップと、
前記変形マスター信号値の変化に同期してサーボプレス装置のスライド位置の指令値を一義的に出力するサーボプレス制御ステップと、
前記変形マスター信号値の変化に同期して搬送装置の作動位置の指令値を一義的に出力する搬送制御ステップとを有する、ことを特徴とするサーボプレス設備の制御方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換ステップにおける変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われる。
前記サーボプレス制御ステップは、変形マスター信号値に対応するスライド位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御し、
前記搬送制御ステップは、変形マスター信号値に対応する搬送装置の作動位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する。
また、前記搬送制御ステップのモーションカーブは、搬送装置の独立した動作軸ごとに、その軸の位置を与える独立したモーションカーブからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する。
また、前記搬送制御ステップのモーションカーブは、搬送装置のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する。
上記本発明の装置及び方法によれば、サーボプレス装置と搬送装置の両方が、サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態に応じて時間的に変化する変形マスター信号に同期するので、変形マスター信号を介して間接的にサーボプレス装置と搬送装置を同期させることができる。
また、サーボプレス装置のスライドモーションを変更するときはスライド位置を対応づけるモーションカーブを変えればよく、これにより搬送装置のモーションカーブは影響されない。
同様に、搬送装置のモーションを変えるときは搬送装置の作動位置を対応づけるモーションカーブを変えればよく、これによりサーボプレス装置のモーションカーブは影響されない。
従って、サーボプレス装置と搬送装置の両方をそれぞれ独立に調整・最適化できる。また、逆転を含むようなモーションカーブの設定も可能である。
さらに変形マスター信号を電子的に生成することが可能なので、値がふらつくことがなく、それに同期して動作するプレス機械・搬送装置の動きもふらつかない。
スクリュープレスのように、主駆動軸を有しない構成のサーボプレスの場合でも、プレスの動作と搬送装置の動作を、時々刻々連動させることが可能である。
さらに、本発明によれば、プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換器もしくはマスター信号変換ステップにおける変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われるので、基準マスター信号として、プレス成形中に金型とワークの組み合わせに対して最適な成形条件となるような基準レートrを設定しておけば、変形レートRを異なる変化率に自由に設定でき、速度を変えてもスライド(金型)と搬送装置の干渉を常に回避しつつプレス機械と搬送装置を連動されるという上述した効果を保ったまま、プレス成形を同一の条件で行うことができ、かつプレス成形に適した速度と搬送に適した速度を独立に調整することができる。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるサーボプレス設備の全体構成図である。この図において、本発明のサーボプレス設備は、サーボプレス装置10、搬入側搬送装置20、搬出側搬送装置30、及び制御装置40を備える。
サーボプレス装置10は、サーボモータ11でスライド14を駆動するプレス装置である。動力伝達機構13は、クランクプレス、ナックルプレス、クランクレスプレス、リンクプレス、スクリュープレス等、周知の機械プレスのいずれであってもよく、サーボモータ11で動力伝達機構13を介してスライド14を駆動する限りで、その他の形式であってもよい。
搬入側搬送装置20は、サーボプレス10にワークを搬入する装置であり、搬出側搬送装置30は、サーボプレス装置10からワークを搬出する装置である。搬入側搬送装置20と搬出側搬送装置30はワークの搬入・搬出に必要な動きの自由度を有する。たとえば、搬入側搬送装置20と搬出側搬送装置30のいずれもが、ワークを水平方向に移動させるフィードモーション軸と、ワークを垂直方向に移動させるリフトモーション軸を有するような構成が可能である。
搬入側搬送装置・搬出側搬送装置の構成は以上の説明に限られるものではなく、搬入側搬送装置20と搬出側搬送装置30のどちらか一方のみしかない構成(搬出もしくは搬入動作は手動による)、搬入側搬送装置20と搬出側搬送装置30の両方の機能を一台で有する搬入搬出装置であってもよい。また、搬入側搬送装置20、搬出側搬送装置30の形式は任意であり、送り(フィード)と昇降(リフト)を別々の機構で行う装置であっても、ロボットアーム等で両方を同機構で行う装置であってもよい。クランプなど、フィードとリフト以外の動きの自由度を有する搬入搬出装置であってもよい。
以下、本出願において、搬入側搬送装置20及び/又は搬出側搬送装置30を特に区別しない場合には「搬送装置」と呼ぶ。
制御装置40は、サーボプレス装置10と搬送装置(搬入側搬送装置20及び/又は搬出側搬送装置30)を制御する制御装置である。
制御装置40は、変形マスター信号発生器41、サーボプレス制御装置44、及び搬送制御装置46を有する。制御装置40は、単独の制御装置(例えばNC制御装置)であっても、1台の上位制御装置と複数の下位制御装置とからなる複合制御装置であってもよい。
マスター信号発生器42は、サーボプレス装置10と搬送装置20,30の希望運転状態に応じて、値AとBの間で時間的に変化する値Mのマスター信号1を発生させる。
ここで「希望運転状態に応じて」という意味は、「このように運転したい(正転したい・逆転したい・速くうごかしたい・ゆっくり動かしたい)という意図に応じて」という意味である。
希望運転状態に応じて切り替えるのは、マスター信号の時間変化パターンであり、マスター信号から変形マスター信号への変換の入出力関係およびモーションカーブは希望運転状態にはよらない。
すなわち本願発明では変形マスター信号とサーボプレス、あるいは変形マスター信号と搬送装置との同期関係をそのモーションカーブにて定義しており、「希望運転状態」と呼ぶ状態に応じてマスター信号の時間変化パターンを切り替え、マスター信号の時間変化パターンを変換して変形マスター信号を得る。
図1において、変形マスター信号発生器41は、マスター信号発生器42とマスター信号変換器43からなる。
マスター信号発生器42はマスター信号1aを出力し、マスター信号変換器43はマスター信号1aを変形マスター信号1に変換する。
プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、マスター信号変換器43における変換が、もしマスター信号1aとしてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号1としてプレス成形中には基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号1が出力されるような入出力関係をもって行われる。
図2は、マスター信号変換器43の前後におけるマスター信号と変形マスター信号の関係を示す図である。
図2(A)は、マスター信号1aとして可能な一つのパターン(以下、基準マスター信号と呼ぶ)を、横軸を時間として示す。
基準マスター信号は、一周期にわたって一定レートr(レートとは単位時間あたりの値の変化量)であり、かつ、同一パターンを変形マスター信号として使用すれば、プレス成形中(下死点付近でワークが上金型と下金型にはさまれて成形される時間)においてスライドが適切な速度で動作するようなマスター信号の1パターンである。
マスター信号変換器43におけるマスター信号1aから変形マスター信号1への変換は以下のように行われる。
ワークをプレス成形していない区間(ワークの搬入・搬出中)では、マスター信号が変化レートRで変化するならば、変形マスター信号は変化レートR×Aで変化する。
ワークをプレス成形中には、マスター信号が変化レートRで変化するならば、変形マスター信号は同じ変化レートRで変化する。
説明のため、仮にマスター信号1aとして基準マスター信号がマスター信号変換器43の入力として与えられた場合に、マスター信号変換器43が出力する変形マスター信号1を図2(B), (C)に示す。
ワークをプレス成形していない区間(ワークの搬入・搬出中)では基準マスター信号のA倍の変化レートR(=r×A)で変化する。
ワークをプレス成形中には、基準マスター信号と同じ変化レートrで変化する。
つまり、マスター信号のパターンとして基準マスター信号を用いる場合、搬送装置の速度・ワーク搬入/搬出中のスライド速度が、基準マスター信号で動作させた場合のA倍(Aが1であれば基準速度と同じ速度)となるような、変形マスター信号が生成される。
図2(B)は、Aが1より大きい場合である。この場合には、変形マスター信号1の一周期は、マスター信号1aの一周期よりも、(図でΔt)短くなる。
図2(C)は、Aが1より小さい場合である。この場合には、変形マスター信号1の一周期は、マスター信号1aの一周期よりも、(図でΔt)長くなる。
図3は、マスター信号変換器43の構成を示す図である。
以下、説明のため、マスター信号、変形マスター信号の一周期を角度で表現して、0〜360°の値をとるものとする(周期を角度以外の単位、たとえば周期数で表現してもよい。その場合、値は0〜1の範囲となる。)
マスター信号1aは周期的な信号であるが、周期信号/直線変化信号変換器51により、直線状に変化する値に変換する。具体的には、マスター信号1aが正方向に値が1周期変化するごとに1回、負方向に値が1周期変化するごとに−1回と数えてマスター信号1aの周期をカウントし、カウント数に360°を乗じてマスター信号1aに加算すればよい。
周期信号/直線変化信号変換器51の出力をマスター信号/変形マスター信号変換器52により、直線状に変化する変形マスター信号に変換する。変換の具体的方法は後述する。
マスター信号/変形マスター信号変換器52の出力を直線変化信号/周期信号変換器53により、周期的に変化する変形マスター信号に変換する。具体的には、360°で割った余りを計算し、出力する。
図4、図5は、マスター信号/変形マスター信号変換器52における入出力関係を示す。図4は図2(B)に示すようなマスター信号から変形マスター信号への変換が行われる場合すなわちAが1より大きい場合である。図5は図2(C)に示すようにマスター信号から変形マスター信号への変換が行われる場合すなわちAが1より小さい場合である。
マスター信号/変形マスター信号変換器52における、直線状に変化するマスター信号から直線状に変化する変形マスター信号への変換は、以下のように行う。
記号は、プレス成形区間始点をF1、終点をF2、直線状に変化するマスター信号をM、直線状に変化する変形マスター信号をM’とすると、
M’=M×A・・・0 ≦ M ≦ F1/Aの場合、
M’=M+F1−F1/A・・・F1/A ≦ M ≦ F1/A−F1+F2の場合、
M’=F2+(M+F1−F1/A−F2)×A・・・F1/A−F1+F2 ≦ M ≦ F1/A−F1+F2+(360°−F2)/Aの場合、
とする。
これを、直線状に変化するマスター信号に関してはF1/A−F1+F2+(360°−F2)/Aを周期として、直線状に変化する変形マスター信号に関しては360°を周期として繰り返す。
直線状に変化するマスター信号と直線状に変化する変形マスター信号との対応をグラフにして示すと、図4・図5に示すようになる。図4は基準マスター信号に対して変形マスター信号が図2(B)に示すように変化する場合であり、Aは1より大きい。図5は基準マスター信号に対して変形マスター信号が図2(C)に示すように変化する場合であり、Aは1より小さい。
以上に説明したマスター信号変換器43の構成・動作は、マスター信号1aが特定の変化パターンを有していることを前提にしていないので、任意の変化パターンを有するマスター信号1aを変形マスター信号1に変換することができる。すなわち、説明を単純にするために図2においては一定の基準変化レートrで変化するマスター信号1aを仮定したが、たとえば後述の図8に示すような各種の変化パターンを有するマスター信号1aが与えられた場合にも変形マスター信号1への変換が行われる。
図2(B)および図2(C)におけるΔφとΔt、図4および図5におけるΔφは、本発明の動作には関係なく、原理を示す説明のために付した記号であるが、Aおよびr の値が与えられれば、その値は以下のように計算できる。
Δφは変形マスター信号が360°(1周期)変化するために必要なマスター信号の変化量が360°よりどれくらい少ないかを示し、Δφ=(1−1/A)×(360°+F1−F2)で与えられる。ここで、図2(B)におけるΔφと図4におけるΔφは同じ値であり、Aが1より大きいためΔφは正の値となる。図2(C)におけるΔφと図5におけるΔφは同じ値であり、Aが1より小さいためΔφは負の値となる。Δtは基準マスター信号の1周期に要する時間に対し変形マスター信号が1周期に要する時間がどれくらい少ないかを示し、Δφを用いて、Δt=Δφ/rと表される。
以上の計算を行うマスター信号変換器43は、マイクロプロセッサと計算プログラムの組み合わせで実現したり、電子回路やプログラマブルロジックで実現することも可能である。マスター信号/変形マスター信号変換器52においては、制御中に計算式にもとづいてマスター信号から変形マスター信号への変換処理の演算を行ってもよいし、図4および図5に相当するマスター信号と変形マスター信号との対応関係を制御開始前にあらかじめテーブルとしてメモリに格納しておき、制御中にはテーブルを参照してマスター信号から変形マスター信号へ変換してもよい。
サーボプレス制御装置44は、変形マスター信号値M’に対応するスライド位置を与えるモーションカーブ(後述する)を備えており、変形マスター信号値M’の変化に同期してサーボプレス装置10のスライド位置の指令値を一義的に出力し、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御する。
搬送制御装置46は、この例では搬入側搬送制御装置46Aと搬出側搬送制御装置46Bからなり、それぞれ変形マスター信号値M’に対応する搬送装置20,30の作動位置を与えるモーションカーブ(後述する)を備えており、変形マスター信号値M’の変化に同期して搬送装置20,30の作動位置の指令値を一義的に出力し、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する。
搬送制御装置46(46A,46B)のモーションカーブは、搬送装置20,30のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値M’の変化に同期して変化する。
図6は、本発明によるサーボプレス設備の制御方法の全体フロー図である。
本発明の制御方法は、上述したサーボプレス装置10と搬送装置20,30とを備えたサーボプレス設備の制御方法である。
この図に示すように、本発明の制御方法は、変形マスター信号発生ステップS1、サーボプレス制御ステップS2、及び搬送制御ステップS3を有する。
変形マスター信号発生ステップS1では、サーボプレス装置10と搬送装置20,30の希望運転状態に応じて、値AとBの間で時間的に変化する値M’の変形マスター信号1を発生させる。
図6において、変形マスター信号発生ステップS1は、マスター信号発生ステップS11とマスター信号変換ステップS12からなる。
マスター信号発生ステップS11ではマスター信号1aを出力し、マスター信号変換ステップS12ではマスター信号1aを変形マスター信号1に変換する。
マスター信号変換ステップS12では、プレス成形中とワーク搬入/搬出中とで異なる比率でマスター信号値の変化レートと変形マスター信号値の変化レートが対応するように、マスター信号を変換して変形マスター信号を生成する。
すなわち、プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、マスター信号変換ステップS12における変換が、もしマスター信号1aとしてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号1としてプレス成形中には基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号1が出力されるような入出力関係をもって行われる。
サーボプレス制御ステップS2では、変形マスター信号値M’の変化に同期してサーボプレス装置10のスライド位置の指令値を一義的に出力する。サーボプレス制御ステップS2は、変形マスター信号値M’に対応するスライド位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御する。
搬送制御ステップS3では、変形マスター信号値M’の変化に同期して搬送装置20,30の作動位置の指令値を一義的に出力する。搬送制御ステップS3は、変形マスター信号値M’に対応する搬送装置の作動位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する。
搬送制御ステップS3のモーションカーブは、搬送装置20、30の一つ一つのモーション軸に対するモーションカーブからなる。たとえば、搬送装置20、30がフィードモーション軸と、リフトモーション軸を有する構成であれば、搬送制御ステップS3のモーションカーブは、搬送装置20、30のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する。
図7は、サーボプレス装置と搬送装置を同期して、周期(サイクルタイム)Tで正転運転させる場合の一周期分の関係を示す図である。
この図において、(A)は周期T内の経過時間tと変形マスター信号との関係、(B)は変形マスター信号とスライド位置との関係、(C)(D)は変形マスター信号と搬入側搬送装置20のフィード位置及びリフト位置との関係、(E)(F)は変形マスター信号と搬出側搬送装置30のフィード位置及びリフト位置との関係を示している。
変形マスター信号発生ステップS1で発生させる変形マスター信号は、この例では、説明の単純化のため、仮に一定の周期T毎に、初期値A(本例では0とする)から最終値B(Bは例えば1)まで直線的に増加するものとする。すなわち、周期T内の経過時間tにおける変形マスター信号1の値M’は、M’=(B−A)×t/T+Aで与えることができる。
変形マスター信号1は、周期T毎にリセットされ、連続的に繰り返される。
図7(B)はスライドのモーションカーブであり、変形マスター信号1の値M’に対応してスライド位置を与える。すなわち、各周期T毎のある時間tに対しては直接にはスライド位置は決まらず、時間tに対する変形マスター信号1の値M’に対応してスライド位置が決まり、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御するようになっている。
従って、仮に周期T内の経過時間tと変形マスター信号1との関係を変更すれば(例えば、直線から任意の曲線への変更)、同じ時間tに対する変形マスター信号1の値M’が変化するため、これに対応してスライド位置も変化する。
図7における(C)(D)は搬入側搬送装置20のフィード位置のモーションカーブとリフト位置のモーションカーブであり、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御するようになっている。
同様に、図7における(E)(F)は搬出側搬送装置30のフィード位置のモーションカーブとリフト位置のモーションカーブであり、変形マスター信号値M’の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御するようになっている。
搬送装置20,30も、仮に周期T内の経過時間tと変形マスター信号1との関係を変更すれば(例えば、直線から曲線への変更)、同じ時間tに対する変形マスター信号1の値M’が変化するため、これに対応して作動位置も変化する。
図8は、サーボプレス装置と搬送装置を同期させる一周期分の関係を示す別の図である。
サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態を変えたいときは、図8に示すように、時間に対してマスター信号を変化させることにより実現できる。たとえば、サイクルタイムを変化させたい場合は、(A)に示すように、マスター信号の一周期の時間を周期ごとに変化させたり、(B)に示すように、時間に対するマスター信号の変化率を連続的に変化させる。
また、任意の場所で停止させたい場合には(C)に示すようにマスター信号の値を一定とすればよく、サーボプレス装置と搬送装置を正転から一度停止してさらに逆転させたい場合には、(D)に示すように時間に対するマスター信号の変化方向を逆転させればよい。
図9は、本発明によるサーボプレス設備の具体的実施例である。
図9において、上述したサーボプレス装置10は、プレス機械100に相当する。プレス機械100は以下のように構成される。
メインモータ101の回転がスライド駆動機構102で直線動に変換され、スライド103を上下動させる。スライド103には上金型104が取り付けられており、スライド103と共に上下動する。
上金型104に対向して下金型105がボルスタ106に取り付けられている。上金型104に加わる荷重はスライド103とスライド駆動機構102を介してフレーム107の上部で支持され、下金型105に加わる荷重はボルスタ106を介してフレーム107の下部で支持されている。
プレス成型の対象となるワーク108は上金型104と下金型105の間に挿入され、スライド103が下降して上金型104とワーク108と下金型105が接触すると、上金型104および下金型105からワーク108に対してプレス成型力が発生する。
スライド駆動機構102としては、クランク方式、クランクレス方式、ナックル方式、リンク方式、スクリュー方式などがある。メインモータ101としては、誘導モータ、同期モータ、直流モータ等が使用可能であるが、本発明では制御性の優れたサーボモータを使用する。
スライド103の位置を検出するために、メインモータ101の回転角を検出するエンコーダ121が設けられている。
メインモータ制御器122は、エンコーダ121が検出したメインモータ101の回転角をスライド駆動機構102の寸法に基づいて得られるスライド103の現在位置と、スライド位置指令生成器141から与えられるスライド位置指令値とに基づいて、メインモータ101に対するトルク指令値を生成する。
メインモータアンプ123は、メインモータ101がトルク指令値に従ってトルクを発生するように、メインモータ101へ供給される電流・電圧・電力を変化させる。
以上の構成により、スライド位置指令生成器141からスライド位置指令値が時々刻々与えられると、それに追従してスライド103の位置が時々刻々変化するクローズドループ制御が行われる。
図1の搬入側搬送装置20は、図9の搬入側搬送装置200に相当する。ワークをプレス機械100へ搬入するための搬入側搬送装置200は以下のように構成されている。ワークを把持するための搬入側搬送装置ワーク把持ツール201が搬入側搬送装置キャリッジ202から支持されている。
搬入側搬送装置キャリッジ202をフィード方向(図中の左右方向)に動かすための搬入側搬送装置フィード機構203が搬入側搬送装置フィードモータ204により駆動され、搬入側搬送装置キャリッジ202をリフト方向(図中の上下方向)に動かすための搬入側搬送装置リフト機構205が搬入側搬送装置リフトモータ206により駆動される。
搬入側搬送装置キャリッジ202のフィード方向(図中の左右方向)の位置を検出するために、搬入側搬送装置フィードモータ204の回転角を検出する搬入側搬送装置フィードエンコーダ221が設けられている。
搬入側搬送装置フィードモータ制御器222は搬入側搬送装置フィードエンコーダ221が検出した搬入側搬送装置フィードモータ204の回転角を搬入側搬送装置フィード機構203の寸法にもとづいて得られる搬入側搬送装置キャリッジ202のフィード方向現在位置と、搬入側搬送装置位置指令生成器241から与えられる搬入側搬送装置フィード位置指令値とにもとづいて、搬入側搬送装置フィードモータ204に対するトルク指令値を生成する。
搬入側搬送装置フィードモータアンプ223は、搬入側搬送装置フィードモータ204がトルク指令値に従ってトルクを発生するように、搬入側搬送装置フィードモータ204へ供給される電流・電圧・電力を変化させる。
リフト方向(図中の上下方向)に対しても、同様の構成と作用を有する搬入側搬送装置リフトエンコーダ224、搬入側搬送装置リフトモータ制御器225、搬入側搬送装置リフトモータアンプ226が設けられている。
以上の構成により、搬入側搬送装置位置指令生成器241から搬入側搬送装置位置指令値(本例では、フィード方向とリフト方向の位置指令値)が時々刻々与えられると、それに追従して搬入側搬送装置キャリッジ202の位置(本例では、フィード方向とリフト方向の位置)が時々刻々変化するクローズドループ制御が行われる。
搬入側搬送装置ワーク把持ツール201は搬入側搬送装置キャリッジ202と一定の位置関係を保つように保持されているので、搬入側搬送装置把持ツール201の位置も搬入側搬送装置位置指令生成器241から与えられる搬入側搬送装置位置指令値に追従することになる。
フィード機構やリフト機構としては、モータの回転をボールスクリューで直線動に変える方法や、モータの回転をギアで減速し、ピニオンラック方式により直線動に変える方法などがある。
図1の搬出側搬送装置30は、図9の搬出側搬送装置300に相当する。ワークをプレス機械100から搬出するための搬出側搬送装置300も搬入側搬送装置200と同一の構成を有している。なお図9において、対応する構成要素には対応する番号が付されている。
プレス機械100、搬入側搬送装置200、搬出側搬送装置300のいずれにおいても、エンコーダとしては、光学式エンコーダやレゾルバが使用可能である。モータ駆動アンプには、直流モータを使用する場合にはサイリスタレオナードやIGBTを使用したチョッパ方式、交流モータを使用する場合にはパワーMOSFETやIGBTを使用したPWM方式のインバータ、等が使用される。モータ制御器の制御方法としては、PI・PID・IPDなどのフィードバック制御やフィードフォワード制御の組み合わせ等が使用される。
スライド位置指令生成器141、搬入側搬送装置位置指令生成器241、搬出側搬送装置位置指令生成器341には、変形マスター信号発生器41から変形マスター信号が分配されている。マスター信号発生器としては、電子回路で実現したカウンタや、シーケンサやコンピュータでプログラムで実現したカウンタを使用できる。
ワーク把持ツールとしては、ワークを真空吸着する吸盤を取り付けたクロスバーや、ワークをはさみこむフィンガーなどが使用される。
図10は、サーボプレス装置と搬送装置を同期させる2周期分の関係図である。以下、この図9と図10を用いて本発明の装置の動作例を説明する。
変形マスター信号発生器41は、時間に対し変化する変形マスター信号1を発生する。スライド位置指令生成器141、搬入側搬送装置位置指令生成器241、搬出側搬送装置位置指令生成器341はそれぞれ変形マスター信号1に対するスライド位置、搬入側搬送装置フィード/リフト位置、搬出側搬送装置フィード/リフト位置の対応関係を示すモーションカーブを保持しており、変形マスター信号が入力されたときそれぞれスライド位置、搬入側搬送装置フィード/リフト位置、搬出側搬送装置フィード/リフト位置を出力する。
出力されたスライド位置、搬入側搬送装置フィード/リフト位置、搬出側搬送装置フィード/リフト位置は、それぞれメインモータ制御器122、搬入側搬送装置フィードモータ制御器222/搬入側搬送装置リフトモータ制御器225、搬出側搬送装置フィードモータ制御器322/搬出側搬送装置リフトモータ制御器325への位置指令値となり、上述の仕組みにより、スライド103の位置、搬入側搬送装置キャリッジ202のフィード/リフト方向位置、搬出側搬送装置キャリッジ302のフィード/リフト方向位置、が位置指令値に追従するよう制御され、スライド103、搬入側搬送装置キャリッジ202と一定の位置関係を保っている搬入側搬送装置ワーク把持ツール201、搬出側搬送装置キャリッジ302と一定の位置関係を保っている搬入側搬送装置ワーク把持ツール301、が変形マスター信号に同期してモーションカーブで規定された位置関係で動作する。
モーションカーブを保持する方法としては、適当な間隔でサンプルした値をテーブルで記憶し、その間を多項式やスプラインで補間する方法、カーブの全体もしくは適当に分割した区間ごとに関数で表現する方法などがある。
図10ではマスター信号が一定レートで変化する例、すなわちサーボプレスと搬送装置がサイクルタイム一定で正転する例を示したが、図3に構成を示すマスター信号変換器は、マスター信号のレートが変化したり逆転した場合でも、マスター信号から変形マスター信号への変換を行うことができるので、図8に示すようにマスター信号のレートを途中で変化させたりレートをゼロにすることにより、変形マスター信号のレートも変化し、サーボプレスと搬送装置のサイクルタイムを変えたり、途中で停止させたり、逆転させたりすることができる。
モーションカーブは、プレス機械および搬送装置の性能の範囲内で、プレス機械と搬送装置が機械的に干渉しないように決定する。モーションカーブを決定する方法としては、干渉チェック機能を有する3次元CADを使ってオフラインで決定する方法や、モーションカーブを変えて実際にプレス機械と搬送装置を動作させてみてモーションカーブをオンラインで決定していく方法などがある。
上述した実施例ではプレス機械が1台でその前後に搬送装置がある場合を示したが、複数のプレス機械及び複数の搬送装置で生産ラインを構成する場合、変形マスター信号を複数のプレス機械、搬送装置へ入力することにより、ライン全体に本方式を適用可能である。各プレス機械、搬送装置ごとに、独立したスライド位置指令生成器、搬送装置位置指令生成器を設けることにより、一台ごとのプレス機械、搬送装置ごとにワークの加工特性・ワークの搬送距離や干渉物の回避に適しており、隣接するプレス機械と搬送装置間のワークの受け渡しの無駄時間を小さくするようなモーションカーブを設定することができる。
いずれかのプレス機械ないし搬送装置で異常が検出された場合にマスター信号と変形マスター信号の一方もしくは双方のレートを変えたりゼロにしたりする機能を追加することにより、異常発生時にもプレス機械と搬送装置の同期を保ったまますべてのプレス機械・搬送装置を減速・停止させることができる。
上述した実施例では、プレス機械と搬送装置の動作の1サイクル全体にわたって、プレス機械と搬送装置が変形マスター信号に同期して動作する例を示したが、プレス機械と搬送装置との干渉条件が厳しい範囲、すなわち、搬送装置がプレス機械の内部にワークを置いている・ワークを取り出している期間のみプレス機械と搬送装置が変形マスター信号に同期して動作し、それ以外の期間、すなわちプレス機械と搬送装置との干渉条件がゆるい期間では、プレス機械と搬送装置は独立に動作するという構成も可能である。
上述した実施例では、モータの回転を機構的にスライドの直線動に変換するサーボプレスを示したが、リニアモータを使用してスライドを駆動するサーボプレスにも適用可能である。
上述した実施例では、スライドの位置検出方法として、メインモータの回転角をエンコーダで検出し、スライド駆動機構の寸法にもとづいてスライドの位置に変換する例を示したが、スライドの位置を光学式リニアスケールや磁歪式リニアエンコーダで直接検出する方法も可能である。
上述した実施例では独立に動作しうるフィードとリフトを有する搬送装置を示したが、本発明ではワークの位置決めが可能であれば搬送装置の機構は問わない。フィードとリフトとクランプを有する3次元トランスファー機構や、ドッピン式と称されるようなリンク式のローダー、各種の産業用ロボットの機構、などが使用可能である。搬入側と搬出側で機構が異なっていてもよい。
上述した実施例では、エンコーダをモータ軸に取り付ける例を示したが、モータで駆動される機構の側にロータリーエンコーダないしリニアエンコーダを設けて位置を検出する方法も可能である。
位置制御可能なダイクッション装置を有するプレス機械の場合、ダイクッション装置の制御装置を実施例に示すプレス機械ないし搬送装置の制御装置と同等の機能を含むものとし、ダイクッションを変形マスター信号に同期させる構成が可能である。
上述した本発明の装置及び方法によれば、サーボプレス装置10と搬送装置20,30の両方が、変形マスター信号1に同期するので、変形マスター信号1を介して間接的にサーボプレス装置と搬送装置を同期させることができる。
また、サーボプレス装置10のスライドモーションを変更するときはスライド位置を対応づけるモーションカーブを変えればよく、これにより搬送装置20,30のモーションカーブは影響されない。
同様に、搬送装置20,30のモーションを変えるときは搬送装置の作動位置を対応づけるモーションカーブを変えればよく、これによりサーボプレス装置10のモーションカーブは影響されない。
従って、サーボプレス装置と搬送装置の両方をそれぞれ独立に調整・最適化できる。また、逆転を含むようなモーションカーブの設定も可能である。
モーションカーブは、上金型や下金型の形状、ワーク形状、ワーク材質、ワーク成形に適したスライドモーションなどの条件に応じて、変更することも可能である。たとえば、金型を入れ替えてさまざまなワーク成形を行うプレス機械の場合、それぞれの金型・ワークごとに最適なモーションカーブをあらかじめ求めておき、金型・ワークを変更するときにモーションカーブも同時に変更する構成も可能である。
さらに変形マスター信号を電子的に生成することが可能なので、値がふらつくことがなく、それに同期して動作するプレス機械・搬送装置の動きもふらつかない。
スクリュープレスのように、主駆動軸を有しない構成のサーボプレスの場合でも、プレスの動作と搬送装置の動作を、時々刻々連動させることが可能となる。
さらに、本発明によれば、プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換器もしくはマスター信号変換ステップにおける変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われるので、基準マスター信号として、プレス成形中に金型とワークの組み合わせに対して最適な成形条件となるような基準レートrを設定しておけば、変形レートRを異なる変化率に自由に設定でき、速度を変えてもスライド(金型)と搬送装置の干渉を常に回避しつつプレス機械と搬送装置を連動されるという上述した効果を保ったまま、プレス成形を同一の条件で行うことができ、かつプレス成形に適した速度と搬送に適した速度を独立に調整することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明によるサーボプレス設備の全体構成図である。 マスター信号発生器42とマスター信号変換器43の関係を示す図である。 マスター信号変換器の構成を示す図である。 基準マスター信号に対して変形マスター信号が図2(B)に示すように変化する場合のマスター信号変換器の説明図である。 基準マスター信号に対して変形マスター信号が図2(C)に示すように変化する場合のマスター信号変換器の説明図である。 本発明によるサーボプレス設備の制御方法の全体フロー図である。 サーボプレス装置と搬送装置を同期させる一周期分の関係を示す図である。 希望運転状態に応じたマスター信号値の時間変化パターンの例を示す図である。 本発明によるサーボプレス設備の具体的実施例である。 サーボプレス装置と搬送装置を同期させる2周期分の関係図である。 特許文献2の「サーボモータ駆動式リンクプレス」の模式図である。
符号の説明
1 変形マスター信号、1a マスター信号、
10 サーボプレス装置、
11 サーボモータ、13 動力伝達機構、14 スライド
20 搬入側搬送装置、30 搬出側搬送装置、
40 制御装置、41 変形マスター信号発生器、
42 マスター信号発生器、
43 マスター信号変換器、
44 サーボプレス制御装置、46 搬送制御装置、
46A 搬入側搬送制御装置、46B 搬出側搬送制御装置
51 周期信号/直線変化信号変換器、
52 マスター信号/変形マスター信号変換器、
53 直線変化信号/周期信号変換器

Claims (10)

  1. サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置と、該サーボプレス装置にワークを搬入及び/又は搬出する搬送装置と、前記サーボプレス装置と搬送装置を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態に応じて、時間的に変化するマスター信号を発生させるマスター信号発生器と、
    プレス成形中とワーク搬入/搬出中とで異なる比率でマスター信号値の変化レートと変形マスター信号値の変化レートが対応するように、マスター信号を変換して変形マスター信号を生成するマスター信号変換器と、
    前記変形マスター信号値の変化に同期してサーボプレス装置のスライド位置の指令値を一義的に出力するサーボプレス制御装置と、
    前記変形マスター信号値の変化に同期して搬送装置の作動位置の指令値を一義的に出力する搬送制御装置とを有する、ことを特徴とするサーボプレス設備。
  2. プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換器における変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われる、ことを特徴とする請求項1に記載のサーボプレス設備。
  3. 前記サーボプレス制御装置は、変形マスター信号値に対応するスライド位置を与えるモーションカーブを備えており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御し、
    前記搬送制御装置は、変形マスター信号値に対応する搬送装置の作動位置を与えるモーションカーブを備えており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のサーボプレス設備。
  4. 前記搬送制御装置のモーションカーブは、搬送装置の独立した動作軸ごとに、その軸の位置を与える独立したモーションカーブからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する、ことを特徴とする請求項3に記載のサーボプレス設備。
  5. 前記搬送制御装置のモーションカーブは、搬送装置のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する、ことを特徴とする請求項3に記載のサーボプレス設備。
  6. サーボモータでスライドを駆動するサーボプレス装置と、該サーボプレス装置にワークを搬入及び/又は搬出する搬送装置とを備えたサーボプレス設備の制御方法であって、
    前記サーボプレス装置と搬送装置の希望運転状態に応じて、時間的に変化するマスター信号を発生させるマスター信号発生ステップと、
    プレス成形中とワーク搬入/搬出中とで異なる比率でマスター信号値の変化レートと変形マスター信号値の変化レートが対応するように、マスター信号を変換して変形マスター信号を生成するマスター信号変換ステップと、
    前記変形マスター信号値の変化に同期してサーボプレス装置のスライド位置の指令値を一義的に出力するサーボプレス制御ステップと、
    前記変形マスター信号値の変化に同期して搬送装置の作動位置の指令値を一義的に出力する搬送制御ステップとを有する、ことを特徴とするサーボプレス設備の制御方法。
  7. プレス成形に適した所望のスライド速度に相当する基準レートをr、搬送装置とワーク搬入/搬出中のスライドに適した所望の速度が前記基準レートrのA倍(Aは任意の正数)の変形レートRである場合に、前記マスター信号変換ステップにおける変換が、もしマスター信号としてプレスの一周期毎に基準レートrで直線的に増加するような基準マスター信号が入力された場合に、変形マスター信号としてプレス成形中には前記基準レートrで変化し、ワークの搬入・搬出中には変形レートRで変化する変形マスター信号が出力されるような入出力関係をもって行われる、ことを特徴とする請求項6に記載のサーボプレス設備の制御方法。
  8. 前記サーボプレス制御ステップは、変形マスター信号値に対応するスライド位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する位置指令値にスライドを動かすように制御し、
    前記搬送制御ステップは、変形マスター信号値に対応する搬送装置の作動位置を与えるモーションカーブを記憶しており、変形マスター信号値の変化に同期してそれに対応する作動位置に搬送装置を動かすように制御する、ことを特徴とする請求項6に記載のサーボプレス設備の制御方法。
  9. 前記搬送制御ステップのモーションカーブは、搬送装置の独立した動作軸ごとに、その軸の位置を与える独立したモーションカーブからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する、ことを特徴とする請求項8に記載のサーボプレス設備の制御方法。
  10. 前記搬送制御ステップのモーションカーブは、搬送装置のフィード位置を与えるフィードモーションカーブと、搬送装置のリフト位置を与えるリフトモーションカーブとからなり、それぞれ変形マスター信号値の変化に同期して変化する、ことを特徴とする請求項8に記載のサーボプレス設備の制御方法。
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