JP2001027904A - 数値制御システム - Google Patents

数値制御システム

Info

Publication number
JP2001027904A
JP2001027904A JP2000125722A JP2000125722A JP2001027904A JP 2001027904 A JP2001027904 A JP 2001027904A JP 2000125722 A JP2000125722 A JP 2000125722A JP 2000125722 A JP2000125722 A JP 2000125722A JP 2001027904 A JP2001027904 A JP 2001027904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock information
axis
unit
slave
numerical control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000125722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3386777B2 (ja
Inventor
Mitsuo Kurakake
三津雄 鞍掛
Kentaro Fujibayashi
謙太郎 藤林
Yasushi Akashi
靖司 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2000125722A priority Critical patent/JP3386777B2/ja
Publication of JP2001027904A publication Critical patent/JP2001027904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3386777B2 publication Critical patent/JP3386777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スレーブ軸をマスタ軸に同期させたり非同期
とされたり、自由に同期制御ができる数値制御装置を得
る。 【解決手段】 マスタユニット100では、クロック1
からのクロック信号をカウンタ9でカウントして時計情
報を生成する。この時計情報をドライバ10でスレーブ
ユニットに出力し、かつ時計情報格納用メモリ8に格納
する。スレーブユニット200,300,・・は、レシ
ーバで受信した時計情報を時計情報格納メモリ8に格納
する。マスタ及びスレーブユニットのPMC用プロセッ
サ7は時計情報格納メモリ8に格納された時計情報に基
づいて同期させる軸の動作プログラムを起動させ同期運
転を実行させる。又、時計情報によらず、他の条件で軸
の運転を開始させることもできる。時計情報にオーバラ
イドをかければ、時計情報により同期運転される軸のみ
オーバライドがかかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機、包装機、
塗装機等、多数の軸の同期が必要とされる機械で使用さ
れる数値制御装置(CNC装置)に関する。特に、複数
のCNC装置を連結させることで、制御する軸数を増大
させ、かつ、複数のCNC装置間の同期を取ることがで
きる数値制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のCNC装置によって制御される軸
に対して、これらの軸の同期を取る方法として、マスタ
となる1台のCNC装置等から各軸への移動指令等のデ
ータをスレーブとなる各CNC装置に伝送し同期制御を
行う方法が公知である(特開平9−204215号公
報、特開平10−13394号公報、特開平9−146
623号公報等参照)。
【0003】又、電子カムといわれるような、基準とな
る軸の位置情報を各CNC装置に伝送し、この基準とな
る軸の位置に基づいて、各CNC装置がそれぞれ制御す
る軸の位置等を制御する方式も公知である(特開平7−
302103号公報等参照)。
【0004】この基準となる軸の位置情報を各CNC装
置に伝送する方式には次の2つの方式がある。 外部パルス同期方式 この方式は、図18に示すように、外部に基準となるマ
スタ軸80(例えば、カムシャフト)を設け、このマス
タ軸80の位置を示すパルスをパルス発生器81から発
生させ、このパルスをスレーブとなる各CNC装置#1
〜#nに入力する。各スレーブユニットを構成する各C
NC装置#1〜#nは、この入力されたマスタ軸80の
位置から、それぞれのCNC装置#1〜#nが制御する
軸(スレーブ軸)のいるべき位置(モータで駆動される
軸位置)を割り出して位置決め制御を行うことによっ
て、マスタ軸80に同期して各スレーブ軸を制御する方
法である。
【0005】このマスタ軸80の位置に対するスレーブ
軸がいるべき位置の制御としては、各スレーブ軸毎に係
数(N/M)をパラメータ設定し、マスタ軸80の位置
に対してスレーブ軸が(N/M)の位置となるように各
スレーブ軸を制御するCNC装置#1〜#nが位置決め
制御を行う。この方法はマスタ軸80にスレーブ軸が何
段かのギヤで連結されている場合に相当するものであ
る。
【0006】又、マスタ軸80の位置Xを引数としてス
レーブ軸の位置Yを関数f(X)で求める方法も採用され
ている。スレーブユニットのCNC装置#1〜#nに入
力されたマスタ軸の位置Xに対し、各スレーブユニット
のCNC装置#1〜#nに設定された各スレーブ軸毎の
関数f(X)より、スレーブ軸の位置Y=f(X)を求めてこ
の位置に位置決め制御する方法である。
【0007】更には、上述した係数、関数によってスレ
ーブ軸の位置を求める方法以外に、これらの方法では得
ることができないスレーブ位置をパターン化して求める
方法として、図20に示すように、マスタ軸の位置に対
する各スレーブの位置を対応させて記憶するデータテー
ブルを作成し、マスタ軸の位置に対し各スレーブ軸の位
置をこのデータテーブルに設定記憶された位置に位置決
めするように各スレーブユニットのCNC装置#1〜#
nが制御する方法も公知である。
【0008】内部パルス同期方式 この方式は、図19に示すように、外部にマスタ軸を設
けず、1台のCNC装置#1をマスタユニットとし、他
のCNC装置#2〜#nをスレーブユニットとする。マ
スタユニット#1によって仮想のマスタ軸を制御してこ
の仮想マスタ軸の位置を示すパルス発生手段82から、
基準となるパルスを発生させる。マスタユニットは、こ
の仮想マスタ軸の位置を示すパルスを各スレーブユニッ
トのCNC装置#2〜#nに出力する。各スレーブユニ
ット#2〜#nは入力された仮想マスタ軸の位置から、
自分が制御する軸(スレーブ軸)のいるべき位置を割り
出して位置決め制御を行う。なお、マスタユニットにお
いてもスレーブ軸を設け、仮想マスタ軸の位置情報に基
づいて軸制御手段83を介してこのスレーブ軸も制御し
ている。なお、内部パルス同期方式においても、マスタ
軸に対するスレーブ軸の位置を求める方法は、外部パル
ス同期方式で説明した係数(N/M)、関数Y=f
(X)、又は図20に示すようなデータテーブルによって
求めるようにする点は変わりはない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いて、外部パルス同期方式では、外部にカムシャフトの
ような実際に動作するものが必要である。実際に動作す
るカムシャフト等を設けることは、それだけコストや保
守の面で不利である。これに対して、内部パルス同期方
式では、外部にカムシャフト等を設ける必要がない分有
利である。しかし、マスタユニットで仮想マスタ軸の位
置を制御しなければならないので、複雑な制御を必要と
する等の理由から、マスタユニットの制御軸数を1つ減
らしてしまうという欠点がある。即ち、マスタ軸位置制
御において単純な移動、停止、オーバライドのみなら
ず、加減速制御、未来の位置情報よりなされる先行制御
等の複雑な制御を必要とすることから、マスタユニット
の制御軸としてマスタ軸を用いなければならず、実際の
制御軸が1軸減ってしまうことになる。
【0010】更に、各スレーブ軸の位置は、マスタユニ
ットから伝送されるマスタ軸の位置により求められるも
のであり、あくまでもマスタ軸との関係でしかない。ス
レーブ軸同士の同期を取ったり、取らなかったりといっ
た制御はできない。又、同期を取る区間と同期を取らな
い区間に分けて制御することが難しい。即ち、同期を取
らない区間でスレーブ軸の位置を決定できない。又スレ
ーブ軸を止めることはできても、マスタ軸と無関係に動
作させることもできない、というような問題がある。
【0011】又、オーバライド等で、マスタ軸の位置の
変化を早めたり、遅くしたりしてマスタ軸の速度を変え
ると、スレーブ軸の位置の変化は、マスタ軸の速度に関
連して変化することになる。そのため、スレーブ軸のあ
る軸はオーバライドがかかり、他の軸はオーバライドが
かからないようにするというような制御方法を採用する
ことができない。実際の機械においては、ある軸はオー
バライドをかけたいが、ある軸はオーバライドと無縁に
したいという要望がある。それは、オーバライドをかけ
る必要がない軸にオーバライドをかけることによって、
サイクルタイムが長くなるという欠点があるからであ
る。
【0012】そこで、本発明は、上述した問題点を改善
することを課題とするものであり、スレーブ軸をマスタ
軸に対し同期、非同期を自由にすることができる同期制
御ができる数値制御装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】1台のマスタユニットと
1台以上のスレーブユニットとを備え、異なるユニット
により制御される軸同士の同期制御を行う数値制御装置
において、請求項1に係わる発明は、マスタユニット
に、所定時間間隔でカウントアップ又はカウントダウン
して時計情報を生成する時計情報生成手段と、前記時計
情報生成手段により生成された時計情報を前記マスタユ
ニットから前記スレーブユニットに伝送する伝送手段と
を設ける。更にマスタユニット及び前記スレーブユニッ
トには、各軸の移動指令を含むプログラムと、そのプロ
グラムを起動させる起動時刻情報を記憶する記憶手段
と、前記時計情報に基づいて、前記プログラムを、その
プログラムの起動時刻に起動させる手段とを設けること
により、各軸の動作を同時に開始させ、各軸の同期制御
を行うようにした。
【0014】請求項2に係わる発明は、外部又は内部か
らの信号で前記時計情報生成手段のカウント動作を制御
する手段を更に設けた。請求項3に係わる発明は、この
カウント動作を制御する手段として、カウントのリセッ
トとカウント開始、カウントの一時停止と再開、カウン
トにオーバライドをかける機能の少なくとも1つ以上の
機能を備えるものとした。又、請求項3に係わる発明
は、マスタユニットから又は/及びスレーブユニットか
ら前記外部又は内部からの信号を発生させ、カウントの
リセットとカウント開始、カウントの一時停止と再開、
更には、カウントにオーバライドをかけることができる
ようにした。
【0015】請求項5に係わる発明は、マスタユニット
及びスレーブユニットに、さらに時計情報の伝送に伴う
遅れに対する時計情報の調整を行う手段を設け、時計情
報の伝送遅れを補正できるようにした。
【0016】請求項6に係わる発明は、スレーブユニッ
トに、時計情報の伝送に伴う遅れ及び動作の基準単位時
間のずれに対する時計情報の調整を行う手段を設け、マ
スタユニット及び各スレーブユニットにおける軸動作の
基準時間単位となるITP周期のずれと伝送遅れを調整
し、より正確な同期運転を可能にした。
【0017】請求項7に係わる発明は、時計情報によら
ずに各軸の移動指令を含むプログラムを起動させる手段
を更に設け、ある区間では、異なる数値制御装置での軸
の動作を同期させ、別の区間では、同期させずに動作さ
せることを可能にした。
【0018】請求項8に係わる発明は、マスタユニット
に複数の時計情報を生成する手段を設け、複数の時計情
報を伝送し、スレーブユニットは、前記時計情報を複数
受信することができ、前記複数の時計情報のどちらを前
記プログラムの起動時刻情報とするかを前記スレーブユ
ニットの軸単位で選択できるようにし、複数の系統で各
軸動作を同期させて制御できるようにした。
【0019】請求項9に係わる発明は、1台のマスタユ
ニットの代わりに複数のマスタユニットを備えるように
した。これにより、各マスタユニットにより前記時計情
報を個別に生成し、その複数の時計情報を伝送し、スレ
ーブユニットは、前記時計情報を複数受信することがで
き、前記複数の時計情報のどちらを前記プログラムの起
動時刻情報とするかを前記スレーブユニットの軸単位で
選択できるようにし、複数の系統で各軸動作を同期させ
て制御できるようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の要
部ブロック図である。多数の軸を複数のCNC装置によ
って分割して制御し、かつ、これらの軸を同期をとって
制御するものである。複数のCNC装置の内、1台をマ
スタユニット100とし、他のCNC装置をスレーブユ
ニット200,300,・・・・としている。なお、図
1では、マスタユニット100と、2台のスレーブユニ
ット200,300のみを示している。マスタユニット
100及び各スレーブユニット200、300には、サ
ーボアンプAを介して軸を駆動するモータMが複数接続
されている。
【0021】マスタユニット100は、従来のCNC装
置とほぼ同一の構成であるが、時計情報を生成するカウ
ンタ9、該時計情報をスレーブ200,300,・・に
伝送するドライバ10、時計情報を格納する時計情報格
納メモリ8が設けられている点で相違する。
【0022】クロック(水晶発振器等)1からのクロッ
ク信号より、ITP生成手段2は動作の基本単位時間
(以下ITPという)のパルスを生成する。又クロック
1からのクロック信号をカウンタ9はカウントして時計
情報を作成し、ドライバ10によって、この時計情報は
各スレーブユニット200,300,・・にケーブル5
0を介して伝送される。更に、この時計情報はCNC用
プロセッサ3によって読み込まれ、時計情報格納用メモ
リ8に格納される。以上のようにこのカウンタ9とクロ
ック1によって、時計情報生成手段を構成している。プ
ログラム格納用メモリ4には、CNC用プロセッサ3が
実行するパートプログラムが格納記憶され、又、ラダー
プログラム格納用メモリ6には、PMC用プロセッサ7
が実行するラダープログラム、プログラマブルコントロ
ーラ用の軸制御プログラムが格納されている。これら各
メモリに格納されるプログラムは、図示しない表示装置
付き操作盤等から入力設定しても、又、通信インターフ
ェースを介してホストコンピュータから転送入力して
も、更には、紙テープ、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ICカード等より読み込まれ前記メモリ4,6に格
納されるものである。
【0023】PMC用プロセッサ7は、時計情報格納メ
モリ8に格納された時計情報とラダープログラム格納用
メモリ6に格納されたラダープログラムから、プログラ
ム格納用メモリ4に格納されたパートプログラム、又は
ラダープログラム格納用メモリ6に格納されたプログラ
マブルコントローラ用の軸制御プログラムを起動させ
る。CNC用プロセッサ3は、起動されたプログラムに
より、ITP生成手段2から出力されるパルスのITP
単位での各軸(マスタユニットが制御する軸)の動作量
を計算し求め、軸制御プロセッサ5に出力する。軸制御
プロセッサ5は、サーボアンプAを介して各軸のモータ
Mを駆動制御する。
【0024】スレーブユニット200,300、・・
は、マスタユニット100と同様に、クロック1、IT
P生成手段2、CNC用プロセッサ3,プログラム格納
用メモリ4,軸制御プロセッサ5,ラダープログラム格
納用メモリ6,PMC用プロセッサ7,時計情報格納用
メモリ8を備える点はマスタユニットと同一である。相
違する点は、マスタユニット100において備えていた
時計情報生成手段を構成するカウンタ9及びドライバ1
0が設けられておらず、その代わりにマスタユニット1
00のドライバ10及びケーブル50等の伝送手段によ
って伝送されて来る時計情報を受信するケーブル50に
接続されたレシーバ11が設けられている。
【0025】ケーブル50を介してレシーバ11に受信
された時計情報はCNC用プロセッサ3で読み込まれ時
計情報格納用メモリ8に格納され、この格納された時計
情報とラダープログラム格納用メモリ6に格納されたラ
ダープログラムからプログラムが起動され、前述したマ
スタユニット100の動作と同様の動作処理によって各
スレーブユニット200、300、・・の各軸を駆動制
御する。なお、各スレーブユニット200,300,・
・のプログラム格納用メモリ4には、予め、各スレーブ
ユニットのCNC用プロセッサが実行するパートプログ
ラムが格納されている。又、各スレーブユニット20
0,300,・・のラダープログラム格納用メモリ6に
は、各スレーブユニット用のラダープログラム及びプロ
グラマブルコントローラ用の軸制御プログラムが格納さ
れている。
【0026】以上のように、マスタユニット100、各
スレーブユニット200,300,・・は、時計情報に
基づいて、各プログラムを起動し制御することができ
る。そのため、この時計情報に基づいてマスタユニット
100、各スレーブユニット200,300,・・で制
御される各軸を同期制御することもでき、かつ、非同期
制御も可能となる。例えば、ラダープログラムとして、
図8に示すような、別の軸が設定位置に達したとき等を
起動条件として設定しておき、この起動条件が成立する
と、開始信号ACTを「1」とし、この開始信号ACT
が「1」になると、プログラマブルコントローラによる
シーケンスによる軸動作又は、パートプログラムによる
モーションプログラムを起動させるような、ラダープロ
グラムを設定記憶させておくと、時計情報によらない動
作を実行させることができる。
【0027】又、図9に示すようなラダープログラムを
設定しておけば、時計情報が設定値nに達したとき、開
始信号ACTを「1」とし、プログラマブルコントロー
ラによるシーケンスによる軸動作又は、モーションプロ
グラムを起動させることができ、時計情報に基づいて、
動作を開始させることができる。この時計情報に基づい
て、動作を開始するようなラダープログラムをマスタユ
ニット100及び/又は各スレーブユニット200,3
00,・・のラダープログラム格納用メモリ6に設定し
ておけば、マスタユニット100及び/又は各スレーブ
ユニット200,300,・・で駆動制御される各軸を
同期して駆動制御することができる。
【0028】図2は、本発明の第2の実施形態のマスタ
ユニット100を構成するCNC装置の要部ブロック図
である。図1で示すマスタユニット100の構成と相違
する点は、PMC用プロセッサ7からカウンタ9のリセ
ット信号SR、リセット解除信号SRR、ホールド信号S
H、ホールド解除信号SHR信号を出力し、時計情報生成
手段を構成するカウンタ9を、リセット、ホールド、及
びその解除ができるようにした点、及び、時計情報の出
力間隔を調整し時計情報にオーバライドをかけることが
できるようにした点である。なお、このマスタユニット
100も図示していないが、図1に示すマスタユニット
と同様に、ITP生成手段2、プログラム格納用メモリ
4,軸制御用プロセッサ5、時計情報格納用メモリ8、
ドライバ10が設けられているものであり、図1のマス
タユニット100で説明した動作と同一の動作も行うも
のである。この第2の実施形態が図1の第1の実施形態
が実行する動作以外の動作を行う点の構成と関係のある
要素のみを記載している。図1のマスタユニットに対し
てレジスタ12、入力回路13が付加されている。
【0029】時計情報を生成するカウンタ9は、クロッ
ク1からのクロック信号を所定数カウントする毎に時計
情報としてのカウンタをカウントアップ、若しくはカウ
ントダウンして時計情報を出力するものである。このカ
ウンタ9をリセットすれば、時計情報を初期化(0クリ
ア)することができる。又、カウンタ9のカウントをホ
ールドすればカウントアップ若しくはカウントダウンを
停止できるので、時計を止めた状態を形成でき、かつ、
そのホールドを解けば、時計を進めることができる。さ
らに、このカウンタ9でカウントアップ若しくはカウン
トダウンし、時計情報を出力するカウント値を変更すれ
ば、時計情報の出力間隔が変更になり時計情報のオーバ
ライドを形成することができる。
【0030】そこで、この第2の実施形態では、図示し
ない操作盤等から入力回路Diを介して入力される信
号、又は、ラダープログラム格納用メモリ6に格納さ
れ、実行中のラダープログラムによって内部信号を発生
させ、これらの信号によって、PMC用プロセッサ7が
上述した、リセット信号SR、ホールド信号SH及びこ
れらの解除信号SRR、SHR、をカウンタ9に出力し、該
カウンタ9のリセット、ホールド及びそれらの解除を行
うようにする。さらに、レジスタ12を設け、このレジ
スタ12に設定されている値をカウントする毎に時計情
報としてカウンタ9がカウントアップ若しくはカウント
ダウンされ時計情報を出力するようにする。そして、外
部若しくは内部信号に基づいて、PMC用プロセッサ7
はCNC用プロセッサ3を介してこのレジスタ12に設
定する値を変更する。これにより、カウンタ9から出力
される時計情報の間隔が変更され、この時計情報に基づ
いて駆動される軸の速度は変化することになる。即ち、
時計情報に対してオーバライドをかけることによって、
各軸の動作速度をオーバライドさせることができるもの
となる。
【0031】図3は、この第2の実施形態のマスターユ
ニット100の変形で、カウンタがホールド機能やその
解除機能を備えていないカウンタ14である場合には、
カウンタ14に入力されるクロック1からの信号をゲー
ト15を介して入力するようにして、PMC用プロセッ
サ7からのホールド信号SHによってこのゲートを閉鎖
し、カウンタ14へのクロック信号の入力を停止させ、
カウンタ14にそのときの計数値を保持させ、ホールド
解除信号SHRによりゲート15を開き再びクロック信号
をカウンタ14に入力し、カウントを再開させるように
している。
【0032】図4は、この第2の実施形態の変形で、上
述したカウンタ9のリセット、ホールド、それらの解
除、及び時計情報のオーバライド等の機能をスレーブユ
ニット200,300,・・からでもできるようにした
ときのマスタユニット100の要部ブロック図である。
スレーブユニット200,300,・・をデイジーチェ
イン方式で接続し、各スレーブユニットから出力される
デジタル信号によるカウンタ9のリセット、ホールド、
それらの解除、時計情報のオーバライド値等の信号をレ
シーバ又は入力回路16で受信し、この受信信号に基づ
いてPMC用プロセッサ7が、リセット信号SR、ホー
ルド信号SH及びこれらの解除信号SRR、SHR、のいず
れかをカウンタ9に、更には時計情報に対するオーバラ
イドのための値をレジスタ12に設定できるようにした
ものである。なお、時計情報を伝達するケーブル50が
双方向であれば、このケーブル50に、上述したリセッ
ト信号SR、ホールド信号SH及びこれらの解除信号S
RR、SHR、オーバライドのための信号を乗せるようにし
てもよい。
【0033】図5は、本発明の第3の実施形態のマスタ
ユニット100を構成するCNC装置の要部ブロック図
である。この第3実施形態によれば、マスタユニット1
00から各スレーブユニット200,300、・・・・への
時計情報の伝送遅れが補正されて、より精度の高い同期
制御が実現される。
【0034】この図5に示す第3実施形態では、マスタ
ユニット100にパラメータ格納用メモリ17が設けら
れていること、及び各スレーブユニット(図5では、ス
レーブユニット200のみを示している)には、パラメ
ータ格納用メモリ17、カウンタ18が設けられている
ことで、図1に示す第1実施形態の構成と相違する。
【0035】伝送遅れ時間は、マスタユニットのドライ
バ10での遅延時間と、ケーブル50の長さにより決ま
るケーブルでの遅延時間と、スレーブユニットのレシー
バ11の遅延時間との合計である。
【0036】このうち、ドライバ10による遅延時間
は、各スレーブユニットに共通である。また、レシーバ
11による遅延時間は、機差があるとしてもその差は僅
かである。しかし、ケーブル50の長さは各スレーブユ
ニットによって異なる。したがって、スレーブユニット
毎の伝送遅れは、もっぱらケーブル50の長さによって
決まる。つまり、マスタユニット100に一番長いケー
ブル50で接続されているスレーブユニットに1番大き
い伝送遅れが生じることになる。
【0037】そこで、n台のスレーブユニットが1台の
マスタユニット100に接続されているとして、これら
n台のスレーブユニットに、マスタユニット100まで
の接続ケーブルの長さが最短のものから最長なものまで
順に、第1番から第n番までの番号を与えたとする(第
n番のスレーブユニットが一番長いケーブル50でもっ
てマスタユニット100に接続されている)。
【0038】ここで、第i(1≦i≦n)番目のスレー
ブユニットのケーブル50の長さによる伝送遅れをDi
で表す。また、ドライバ10による遅延時間とレシーバ
11による遅延時間(いずれの遅延時間もスレーブユニ
ット間で差がないと考える)との合計をD0で表す。
【0039】すると、マスタユニット100から第i番
目のスレーブユニットに情報が伝達されるときの伝送遅
れは、 D0+Di で表すことができる。伝送遅れは、第n番目(i=n)
のスレーブユニットへの伝送において最大となる。すな
わち、最大伝送遅れは、D0+Dnとなる。そこで、マ
スタユニット100及び第i番目のスレーブユニットの
それぞれのパラメータ格納用メモリ17に、第n番目で
の伝送遅れ(最大伝送遅れ)から自己の第i番目での伝
送遅れを差し引いた値を格納する。すなわち、 D0+Dn−(D0+Di) = Dn−Di を記憶する。もちろん、i=n(最後)のときはゼロと
なり、第n番目のスレーブユニットのパラメータ格納用
メモリ17には「0」が格納される。又、マスタユニッ
ト100のパラメータ格納用メモリ17は、自己の遅れ
がないから(D0+Dn)が格納される。
【0040】ここで、マスタユニット100のカウンタ
9から時計情報「t」が出力されたとする。すると、マ
スタユニット100のCNC用プロセッサ3は、この時
計情報「t」にパラメータ格納用メモリ17に補正用パ
ラメータとして格納された(D0+Dn)を差し引いた
t−(D0+Dn)を、自己の時計情報格納メモリ8
に、補正された時計情報として、格納する。
【0041】これは、マスタユニット100のカウンタ
9が時計情報「t」を出力した時点から(D0+Dn)
経過した後に、このマスタユニット100の時計情報は
「t」となることを意味する。
【0042】一方、第i番目のスレーブユニットのCN
C用プロセッサ3は、マスタユニットのカウンタ9が出
力した時計情報「t」を伝送遅れ時間(D0+Di)だ
け遅れて読む。そして、この第i番目のスレーブユニッ
トのCNC用プロセッサ3は、読み込んだ時計情報
「t」から、自己のパラメータ格納用メモリ17に記憶
してある(Dn−Di)を差し引いた t−(Dn−Di) を、第i番目のスレーブユニットの時計情報格納メモリ
8に補正された時計情報として格納する。
【0043】これは、第i番目のスレーブユニットの時
計情報が「t」となるのは、この時計情報格納メモリ8
にt−(Dn−Di)を格納した時点から(Dn−D
i)経過した後である。言い替えれば、第i番目のスレ
ーブユニットの時計情報が「t」となるのは、マスタユ
ニット100のクロック1が時計情報「t」を出力した
時点から (D0+Di)+(Dn−Di)= D0+Dn ・・・・(1) 経過した後であることを意味している。ここで、(D0
+Di)は、前に説明したように、マスタユニット10
0のクロック1が時計情報「t」を出力してから第i番
目のスレーブユニットのCNC用プロセッサ3がそれを
受け取るに要する時間(伝送遅れ時間)である。
【0044】上記(1)式の右辺はスレーブユニットの
番号iに依存しない。このことは、マスタユニット10
0のクロック1が時計情報「t」を出力した時点から一
定時間(D0+Dn)経過すると、各スレーブユニット
の時計情報格納メモリ8には全て「t」が格納され、時
計情報は全て「t」となることを意味する。
【0045】さらに、前述したように、マスタユニット
100のクロック1が時計情報「t」を出力した時点か
ら(D0+Dn)経過するとマスタユニットの時計情報
格納メモリ8に「t」が格納される。したがって、マス
タユニット100とすべてのスレーブユニットの時計情
報格納メモリ8には、常に、同一時刻に同一の時計情報
が格納されるようになっている。
【0046】以上説明したように、マスタユニット10
0及びすべてのスレーブユニットは、各自の時計情報格
納メモリ8に同一の時計情報を共有しているので、この
時計情報格納メモリ8に記憶された補正済み時計情報に
基づいて、あるスレーブユニットを他のスレーブユニッ
トに対して同期させて起動させるようなプログラムを実
行することができる。
【0047】なお、マスタユニット100のパラメータ
格納メモリ17に記憶されるデータD0(ドライバ10
による遅延時間とレシーバ11による遅延時間との合
計)は、CNC装置に使用するドライバ10及びレシー
バ11が決まれば自ずから決まった値となる。また、マ
スタユニット100及び各スレーブユニットのパラメー
タ格納メモリ17に記憶されるケーブル50の長さによ
る伝送遅れDi(Dnを含む)は、ケーブルの単位長さ
あたりの遅延時間(一定値)にケーブル長さをかけるこ
とによって得られる。したがって、システムが決まった
とき、ケーブル50の長さによる伝送遅れDiは、第i
番目のスレーブユニットまでのケーブルの長さをパラメ
ータ格納用メモリ17に図示しない手動入力手段を用い
て入力してやれば足りる。図10はマスタユニット10
0のCNC用プロセッサ3がITP周期毎実行する、時
計情報補正処理のフローチャートである。
【0048】上述したように、カウンタ9から時計情報
tを読み出し、その読み出した時計情報tからパラメー
タ格納用メモリに記憶されている補正データ(D0+D
n)を減算して、その値を補正された時計情報t′(=
t−(D0+Dn))として時計情報格納用メモリ8に
記憶する。図11は、第i番目のスレーブユニットのC
NC用プロセッサ3がITP周期毎実行する、時計情報
補正処理のフローチャートである。
【0049】上述したように、レシーバ11から時計情
報tを読み出し、その読み出した時計情報tから伝送遅
れの合計値(Dn−Di)を減算して、その値を補正さ
れた時計情報t′(=t−(Dn−Di))として時計
情報格納用メモリ8に記憶する。ただし、前述したよう
に、スレーブユニットのレシーバ11から時計情報tが
読み出されるのは、マスタユニット100のカウンタ9
が時計情報tを生成してから(D0+Di)であること
に留意すべきである。
【0050】上述した時計情報の補正方法は、図5にお
いて、スレーブユニットでは、レシーバ11の出力を直
接CNC用プロセッサ3が読みとる方法による補正方法
であった。この方法以外にこの実施形態では次のような
補正方法も採用可能としている。
【0051】この補正方法は、各スレーブユニットが持
つ固有の時計(クロック)への合わせ込みの方法であ
る。マスタユニット100が持っているクロック1と各
スレーブユニットが持っているクロック1は物理的に異
なる。通常CNC装置は動作の基本単位時間としてのI
TP周期を持ち、このITP周期単位で動作を実行す
る。各ユニットのクロックが異なる故に、このITP周
期の始まる時間が各ユニットで異なる。又、ITP周期
の幅は、ごく僅かであるが各ユニットで同じとならな
い。クロック自体に誤差があるからである。たとえ、全
ユニットのクロックのスタート時刻を合わせることがで
きたとしても、長い時間経過するとこの僅かの幅の誤差
が集積して、時刻にずれが生じてしまう。このずれが、
複数のユニットで完全な同期を取るための最大の障害と
なる。
【0052】そこで、マスタユニット100から全スレ
ーブユニットで共用する時計情報をごく短い一定間隔で
各スレーブユニットに出力する。この実施形態ではこの
一定間隔をITP周期としている。時計情報があるスレ
ーブユニットに到着したとき、そのスレーブユニットの
ITP(マスタユニットのITP周期とは異なる)中の
どこで到達したかを判別することによって、スレーブユ
ニットにおけるITP周期の開始時の時計情報の値を求
めることができる。そのために、この実施形態では、図
5に示すようにスレーブユニットにカウンタ18を設
け、このカウンタ18は、ITP生成手段から出力され
るITP信号によってリセットされ、クロック1のクロ
ック信号をカウントアップし、レシーバ11に時計情報
を受信するとこのカウントアップを停止し、ITP周期
中のどの位置で時計情報を受信したかを判別し、スレー
ブユニットとマスタユニットの時計情報の誤差を求め
る。
【0053】例えば、ITP周期幅の100倍速いクロ
ックで時計情報の到達監視を行えば、ITP周期を10
0分割した中のいくつ目で時計情報が到達したかが分か
る。この量子化誤差分同期はずれるが、時計情報の到着
監視用クロックの速度を上げる(分解能をあげる)こと
で、同期の精度を上げることができる。
【0054】図13は、マスタユニット100のITP
周期毎にクロック信号を100ずつカウントアップして
いく時計情報の例を示している。マスタユニット100
からは、ITP周期T1、T2、T3、・・・毎に「1
00」、「200」、「300」・・・の時計情報tが
出力される。スレーブユニットでは、自己のITP信号
によってリセットされクロック信号をカウントアップす
るカウンタ18が設けられており、レシーバ11で時計
情報を受信するとこのカウンタ18のカウントは停止さ
れる。又、スレーブユニットのCNC用プロセッサ3
は、ITP周期毎にカウンタ18の値を読み取り、この
読みとった値、ITP周期、ドライバ、レシーバの遅延
時間、ケーブルによる伝送遅れによって受信した時計情
報tを補正して時計情報格納用メモリ8に格納する。図
13の例で、時計情報t=100をITP周期T11とT
12の間でカウンタ18の値が例えば「40」(ITPの
40/100)のとき受信したとする。又、マスタユニ
ット100のドライバ10の遅延時間、スレーブユニッ
トのレシーバの遅延時間の合計D0 とケーブル50の伝
送遅れDiの合計が例えば、「5」であったとする。そ
うすると、スレーブユニットが時計情報t=100を受
け取ったときにはマスタユニットのカウンタ9のカウン
ト値は「105」である。又、スレーブユニットでは、
カウンタ18のカウント値が「40」のときに時計情報
を受信したものであるから、ITP周期がクロック「1
00」の間隔であるので、時計情報tを受信し「60」
のクロックをカウントしたとき次のITP信号T12が発
生するはずである。よって、ITP信号T12では、10
0+5+60=165の補正された時計情報を時計情報
格納用メモリ8に格納する。
【0055】即ち、スレーブユニットのレシーバの遅延
時間の合計を「D0」、マスタから当該スレーブまでの
ケーブルによる伝送遅れを「Di」、ITP周期幅間の
クロック数を「Q」 時計情報を「t」、スレーブユニットが時計情報を受信
したときのカウンタ18の値を「P」、とすると、スレ
ーブユニットのCNC用プロセッサ3は、次の2式の演
算を行って、補正された時計情報t’を求め、時計情報
格納用メモリ8に格納する。 この補正方法を実行する際にも、先の方法と同様に、予
めマスタユニットのドライバの遅延時間、レシーバ遅延
時間、ケーブルの単位長当たりの遅延時間をパラメータ
格納用メモリ17に格納しておき、システムが決まった
とき、各スレーブユニットには自己のケーブル長をパラ
メータとして設定するようにする。これにより、各スレ
ーブユニットは、設定された自己のケーブル長に単位長
当たりの遅延時間を乗じて自己のケーブルによる伝送遅
れ「Di」を求め、ITP周期間のクロック数Qにこの
遅れ「Di」及びドライバ、レシーバの遅延時間の合計
値「Di」を加算した値「Q+D0+Di」を時計時間
の補正データとして記憶する。
【0056】そして、動作実行時には、各スレーブユニ
ットのCNC用プロセッサは、ITP周期毎、図12に
フローチャートで示す処理を実行し、補正された時計情
報t’を時計情報格納用メモリ8に格納する。
【0057】まず、マスタユニットから送られて来た時
計情報tを読み取ると共に、カウンタ18のカウント値
Pを読みとる。次に上記1式の演算を行って補正された
時計情報t’を求め、この補正時計情報を時計情報格納
用メモリ8に格納しこの処理を終了する。
【0058】なお、マスタユニット100側では、カウ
ンタ9から出力される時計情報tをそのまま時計情報格
納用メモリ8に格納するものであるから、マスタユニッ
トでの処理は省略する。
【0059】マスタユニット100及びスレーブユニッ
ト200,300,・・・のPMC用プロセッサ7はこ
うして時計情報格納用メモリ8に格納された時計情報と
ラダープログラム格納用メモリ6に格納されたラダープ
ログラムから、プログラム格納用メモリ4に格納された
パートプログラム、又はラダープログラム格納用メモリ
6に格納されたプログラマブルコントローラ用の軸制御
プログラムを起動させることによって、各軸を同期させ
て駆動制御する。
【0060】図6は、本発明の第4の実施形態の要部ブ
ロック図である。この第4の実施形態と図1に示す実施
形態との相違点は、マスタユニットを2台100,10
0’設け、2種類の時計情報t1,t2を発生させるよ
うにしたこと、各スレーブユニット(若しくは選択され
たスレーブユニット)に2つのレシーバ11、11’を
設け、時計情報t1,t2をそれぞれ受信できるように
したことである。
【0061】スレーブユニットでは、これら時計情報t
1,時計情報t2を受信して、ある軸は、時計情報t1
に基づいて動作を制御し、他のある軸は時計情報t2に
基づいて動作を制御する。更には、他のある軸はこれら
時計情報に基づかずに、他の軸の位置等の他の条件で駆
動する等の制御を行う。このように、時計情報を出力す
るマスタユニットを複数設けて時計情報を2以上の複数
種とし、かつスレーブユニットには、当該スレーブユニ
ットが必要とする時計情報の種類の数のレシーバを設け
れば、時計情報の種類毎に各軸を同期制御することがで
きる。即ち、ある複数の軸グループは時計情報t1に基
づいて同期運転し、他の複数の軸グループは時計情報t
2に基づいて同期運転を行い、他の複数の軸グループは
時計情報t3に基づいて同期運転を行う等、時計情報の
種類毎に同期する軸を選択して同期運転を行うことがで
きる。又、他の複数の軸は、時計情報によらず、他の条
件によって駆動する等の動作制御をも行う。
【0062】図7は、第5の実施形態のマスタユニット
の要部ブロック図である。このマスタユニットは、2台
のカウンタ9,9’を設け、時計情報を2種類生成する
ようにしたものである。そして、各カウンタ9,9’で
生成する時計情報の間隔は、レジスタ12,12’によ
って設定し、それぞれ異なった時間間隔の時計情報を生
成し出力できるようにしたものである。又、各カウンタ
9,9’は共に、PMC用プロセッサ7から出力される
リセット信号SR1、SR2、ホールド信号SH1、SH2、及
びそれらの解除信号SRR1、SRR2、SHR1、SHR2によっ
て、それぞれリセット、ホールド、及びそれらの解除が
できるものである。更に、各レジスタ12,12’に設
定する値によって時計情報t1,t2の変化間隔を変え
ることによって、それぞれ時計情報t1,t2にオーバ
ライドをかけることができるものである。更にはカウン
タ及びレジスタの組を更に増加させることにより時計情
報の種類を増加させてもよい。
【0063】図14は、時計情報にて全軸を同期運転し
たときの動作状態の一例である。時刻0で1軸と5軸が
同期運転を開始し、時刻2で2軸、3軸及び6軸が同期
運転を開始している。更に、時刻4で1軸と7軸を同期
運転開始させ、時刻6で4軸、6軸、8軸を同期運転を
開始している。
【0064】図15は、図14に示した運転例におい
て、2サイクル目にオーバライドをかけたときの動作状
態を示すもので、時計情報にオーバライドがかけられる
ことにより、全ての軸にオーバライドがかかり、2サイ
クル目のサイクルタイムは1サイクル目のサイクルタイ
ムと異なるものとなっている(図15に示す例では、2
サイクル目のサイクルタイムは長くなっている)。
【0065】図16は、一部同期運転を行い一部は他の
条件で運転したときの例である。時刻0で1軸と5軸を
同期運転開始させ、時刻2で2軸、3軸、6軸の同期運
転を開始させている。しかし、7軸は時計情報によら
ず、6軸が動作終了したことで動作を開始させている。
又、1軸は時刻4でこの時刻情報に基づいて再度動作を
開始させている。8軸は時計情報によらず、7軸の動作
終了したことで動作を開始させている。そして、4軸と
6軸は、再度時刻6から同期運転を開始させている。
【0066】図17は、図16に示した動作運転例に対
して、2サイクル目時計情報にオーバライドをかけたと
きの動作運転状態を示す図である。この図17に示され
るように7軸、8軸は、時計情報によらずに起動される
ものであるから、時計情報にオーバライドをかけても、
その影響を受けない。そのため、7軸、8軸以外の軸は
オーバライドによって動作時間に変化を生じているが、
7軸、8軸は動作時間に変化がない。このことから、例
えば、7軸、8軸は機械の周辺部を動作させるもので、
8軸の動作完了からある程度の時間(絶対時間)がたた
ないと次のサイクルが開始できないような場合には、時
計情報にオーバライドをかけて、機械全体にオーバライ
ドをかけても、周辺部の7軸、8軸にはオーバライドが
かからず、その動作を速く終了させることができる。こ
れによって、サイクルタイムの短縮がはかれる。前述し
た7軸、8軸に対しても図15に示すように、オーバラ
イドがかかると、8軸の動作完了が遅れ、それから所定
時間経過するまで次のサイクルに進めない場合には、こ
の8軸の動作完了の遅れ分だけ、次のサイクルの開始時
間が遅れ、全体的な作動時間は長くなるものである。
【0067】
【発明の効果】本発明においては、マスタユニットとし
てのCNC装置の制御軸数を減らさなくてすむものであ
る。又、同期する軸の組み合わせを変えることも、同期
する区間と同期しない区間を設けることも、容易であ
る。更に、時計情報にオーバライドをかけることによっ
て、同期する軸は全てオーバライドをかけることができ
る一方、同期させない軸は、オーバライドがかからず、
これにより、サイクルタイムを増大させずにすむことが
できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の要部ブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態のマスタユニットの要
部ブロック図である。
【図3】同第2の実施形態の変形を示すマスタユニット
の要部ブロック図である。
【図4】同第2の実施形態の別の変形を示すマスタユニ
ットの要部ブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の要部ブロック図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施形態の要部ブロック図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施形態の要部ブロック図であ
る。
【図8】時計情報によらず他の起動条件で動作開始させ
るときのラダープログラムの例である。
【図9】時計情報により動作開始させるときのラダープ
ログラムの例である。
【図10】伝送遅れを補正するときのマスタユニットの
処理フローチャートである。
【図11】伝送遅れを補正するときのスレーブユニット
の処理フローチャートである。
【図12】別の伝送遅れを補正方法によるスレーブユニ
ットの処理フローチャートである。
【図13】図12に示した別の伝送遅れ方法の原理説明
図である。
【図14】本発明の実施形態による同期運転例のタイミ
ングチャートである。
【図15】図14の運転例において2サイクル目にオー
バライドをかけたときのタイミングチャートである。
【図16】本発明の実施形態による他の運転例のタイミ
ングチャートである。
【図17】図16の運転例において2サイクル目にオー
バライドをかけたときのタイミングチャートである。
【図18】マスタ軸を外部に設けた外部パルス同期方式
の従来例の要部ブロック図である。
【図19】マスタユニット内部に仮想マスタ軸を設けた
内部パルス同期方式の従来例の要部ブロック図である。
【図20】従来採用されているマスタ軸の位置にスレー
ブ軸の位置を同期させるためのデータテーブルの例であ
る。
【符号の説明】
100 マスタユニット 200,300 スレーブユニット 1 クロック 2 ITP生成手段 3 CNC用プロセッサ 4 プログラム格納用メモリ 5 軸制御用プロセッサ 6 ラダープログラム格納用メモリ 7 PMC用プロセッサ 8 時計情報格納用メモリ 9 カウンタ 10 ドライバ 11 レシーバ 50 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 靖司 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタユニットとなる1台の数値制御装
    置と、スレーブユニットとなる1台以上の数値制御装置
    を備え、これら異なる数値制御装置により制御される軸
    同士の同期制御を行う数値制御システムにおいて、 前記マスタユニットとなる数値制御装置は、 該マスタユニットで制御される軸の移動指令を含むプロ
    グラムを記憶する記憶手段と、 前記時計情報に基づいて前記プログラムを起動させる手
    段と、 所定時間間隔でカウントアップまたはカウントダウンし
    て時計情報を生成する時計情報生成手段と、さらに、 前記時計情報生成手段により生成された時計情報を前記
    マスタユニットから前記スレーブユニットに伝送する伝
    送手段とを備え、また、 前記スレーブユニットとなる数値制御装置は、それぞ
    れ、 各スレーブユニットで制御される軸の移動指令を含むプ
    ログラムを記憶する記憶手段と、 前記マスタユニットからの前記時計情報に基づいて前記
    プログラムを起動させる手段とを備えた、数値制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記マスタユニット及び前記スレーブユ
    ニットは、さらに、前記プログラムを起動させる起動時
    刻情報を記憶する起動時刻記憶手段と、前記プログラム
    を該起動時刻記憶手段に記憶された起動時刻に起動させ
    る起動手段とを備える、請求項1記載の数値制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 外部又は内部からの信号で前記時計情報
    生成手段のカウント動作を制御する手段を備える請求項
    1又は請求項2記載の数値制御システム。
  4. 【請求項4】 前記カウント動作を制御する手段は、カ
    ウントのリセットとカウント開始、カウントの一時停止
    と再開、カウントにオーバライドをかける機能の少なく
    とも1つ以上の機能を備える請求項3記載の数値制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 外部又は内部からの信号は、マスタユニ
    ットから又は/及びスレーブユニットから発生するもの
    である請求項3又は請求項4記載の数値制御システム。
  6. 【請求項6】 前記マスタユニット及びスレーブユニッ
    トは、時計情報の伝送に伴う遅れに対する時計情報の調
    整を行う手段を備える請求項1乃至5の内1項記載の数
    値制御システム。
  7. 【請求項7】 前記スレーブユニットは、時計情報の伝
    送に伴う遅れ及び動作の基準単位時間のずれに対する時
    計情報の調整を行う手段を備える請求項1乃至5の内1
    項記載の数値制御システム。
  8. 【請求項8】 前記時計情報によらずに各軸の移動指令
    を含むプログラムを起動させる手段を有し、ある区間で
    は、異なる数値制御装置での軸の動作を同期させ、別の
    区間では、同期させずに動作させる請求項1乃至7の内
    1項記載の数値制御システム。
  9. 【請求項9】 前記マスタユニットは、時計情報を生成
    する手段を複数設け、前記複数の時計情報を伝送し、前
    記スレーブユニットは、前記時計情報を複数受信するこ
    とができ、前記複数の時計情報のどちらかに基づき前記
    プログラムを起動するかを前記スレーブユニットの軸単
    位で選択できることで、複数の系統で各軸動作を同期さ
    せて制御できる請求項1乃至8の内1項記載の数値制御
    システム。
  10. 【請求項10】 1台のマスタユニットの代わりに複数
    のマスタユニットを備え、各マスタユニットにより前記
    時計情報を個別に生成し、前記複数の時計情報を伝送
    し、前記スレーブユニットは、前記時計情報を複数受信
    することができ、前記複数の時計情報のどちらかに基づ
    き前記プログラムを起動するかを前記スレーブユニット
    の軸単位で選択できることで、複数の系統で各軸動作を
    同期させて制御できる請求項1乃至8の内1項記載の数
    値制御システム。
JP2000125722A 1999-05-11 2000-04-26 数値制御システム Expired - Fee Related JP3386777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125722A JP3386777B2 (ja) 1999-05-11 2000-04-26 数値制御システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12992399 1999-05-11
JP11-129923 1999-05-11
JP2000125722A JP3386777B2 (ja) 1999-05-11 2000-04-26 数値制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001027904A true JP2001027904A (ja) 2001-01-30
JP3386777B2 JP3386777B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=26465181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125722A Expired - Fee Related JP3386777B2 (ja) 1999-05-11 2000-04-26 数値制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3386777B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885909B2 (en) 2002-04-09 2005-04-26 Fanuc Ltd Numerical controller
JP2007515003A (ja) * 2003-12-09 2007-06-07 クカ ロボーター ゲゼルシヤフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 連携して動作する異なる機器の作動方法及び装置
WO2007148421A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Sanritz Automation Co., Ltd. I/o装置によるネットワークシステムの通信方法
CN100394334C (zh) * 2003-07-28 2008-06-11 发那科株式会社 数值控制装置
JP2009230679A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Fanuc Ltd 時刻情報を入手する機械を制御する数値制御システム
JP2009269081A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Ihi Corp サーボプレス設備とその制御方法
JP2010041567A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Denso Corp シリアル通信ネットワークシステム
JP2011216085A (ja) * 2010-03-15 2011-10-27 Omron Corp プログラマブルコントローラ
JP2012194792A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Okuma Corp 数値制御工作機械
CN105278456A (zh) * 2014-06-17 2016-01-27 发那科株式会社 具有在同步控制中切换位置控制增益功能的数值控制装置
JP2016167255A (ja) * 2015-03-04 2016-09-15 オムロン株式会社 制御装置および同期制御方法
JP2017196711A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ファナック株式会社 数値制御装置および同期追従制御方法
JP6410332B1 (ja) * 2017-08-09 2018-10-24 オークラ輸送機株式会社 制御装置、コントローラ及びコンベヤ
TWI642904B (zh) * 2017-03-15 2018-12-01 日商歐姆龍股份有限公司 測量系統、控制裝置及測量方法
EP3460596A1 (en) 2017-09-26 2019-03-27 Omron Corporation Support device and support program
US20190095247A1 (en) * 2017-09-26 2019-03-28 Omron Corporation Control device
EP3462257A1 (en) 2017-09-29 2019-04-03 Omron Corporation Control system and control device
US10268183B2 (en) 2015-03-04 2019-04-23 Omron Corporation Control device and method of synchronizing control
WO2022244231A1 (ja) * 2021-05-21 2022-11-24 ファナック株式会社 システム及び制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6400553B2 (ja) * 2015-09-28 2018-10-03 ファナック株式会社 ユニット間での同期制御機能を有する数値制御システム

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885909B2 (en) 2002-04-09 2005-04-26 Fanuc Ltd Numerical controller
CN100394334C (zh) * 2003-07-28 2008-06-11 发那科株式会社 数值控制装置
JP2007515003A (ja) * 2003-12-09 2007-06-07 クカ ロボーター ゲゼルシヤフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 連携して動作する異なる機器の作動方法及び装置
WO2007148421A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Sanritz Automation Co., Ltd. I/o装置によるネットワークシステムの通信方法
JP2009230679A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Fanuc Ltd 時刻情報を入手する機械を制御する数値制御システム
JP2009269081A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Ihi Corp サーボプレス設備とその制御方法
JP2010041567A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Denso Corp シリアル通信ネットワークシステム
JP2011216085A (ja) * 2010-03-15 2011-10-27 Omron Corp プログラマブルコントローラ
JP2012194792A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Okuma Corp 数値制御工作機械
CN105278456B (zh) * 2014-06-17 2017-10-31 发那科株式会社 具有在同步控制中切换位置控制增益功能的数值控制装置
CN105278456A (zh) * 2014-06-17 2016-01-27 发那科株式会社 具有在同步控制中切换位置控制增益功能的数值控制装置
US10268183B2 (en) 2015-03-04 2019-04-23 Omron Corporation Control device and method of synchronizing control
JP2016167255A (ja) * 2015-03-04 2016-09-15 オムロン株式会社 制御装置および同期制御方法
US20170315534A1 (en) * 2016-04-28 2017-11-02 Fanuc Corporation Numerical controller and synchronous follow-up control method
CN107340756A (zh) * 2016-04-28 2017-11-10 发那科株式会社 数值控制装置及同步跟踪控制方法
CN107340756B (zh) * 2016-04-28 2019-11-26 发那科株式会社 数值控制装置及同步跟踪控制方法
JP2017196711A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ファナック株式会社 数値制御装置および同期追従制御方法
US10317873B2 (en) 2016-04-28 2019-06-11 Fanuc Corporation Numerical controller and synchronous follow-up control method
TWI642904B (zh) * 2017-03-15 2018-12-01 日商歐姆龍股份有限公司 測量系統、控制裝置及測量方法
JP2019031386A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 オークラ輸送機株式会社 制御装置、コントローラ及びコンベヤ
JP6410332B1 (ja) * 2017-08-09 2018-10-24 オークラ輸送機株式会社 制御装置、コントローラ及びコンベヤ
US20190095247A1 (en) * 2017-09-26 2019-03-28 Omron Corporation Control device
EP3460596A1 (en) 2017-09-26 2019-03-27 Omron Corporation Support device and support program
EP3477405A2 (en) 2017-09-26 2019-05-01 Omron Corporation Control device
US10761884B2 (en) 2017-09-26 2020-09-01 Omron Corporation Control device for operating multiple types of programs in different execution formats
EP3462257A1 (en) 2017-09-29 2019-04-03 Omron Corporation Control system and control device
US10761515B2 (en) 2017-09-29 2020-09-01 Omron Corporation Control system for controlling control object and control device for linking control applications in control system
WO2022244231A1 (ja) * 2021-05-21 2022-11-24 ファナック株式会社 システム及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3386777B2 (ja) 2003-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001027904A (ja) 数値制御システム
EP1052560B1 (en) Numerical control system
EP3462257B1 (en) Control system and control device
JP6465620B2 (ja) 制御システムおよび制御方法
KR101044521B1 (ko) 네트워크에 연결된 슬레이브 장치들의 동기 제어장치
US10474598B2 (en) Microcomputer
EP3361635B1 (en) Control system and pulse output device
EP3719596B1 (en) Control device and control method
JP4078065B2 (ja) 複数のユニットで進行するプロセスを同期化する装置および方法
KR101492910B1 (ko) 이더캣 기반의 분산 시계 동기화를 위한 방법 및 시스템
JP2018005821A (ja) 光学計測装置
JP2010244505A (ja) モーションコントロールシステム
JP3987819B2 (ja) 数値制御システム
JP4961589B2 (ja) ネットワークシステムおよびスレーブ同期方法
JP4733695B2 (ja) 自動化システムのシミュレーションのための方法及び装置
CN111052012A (zh) 控制装置以及控制系统
CN108427606B (zh) 一种调度运动控制器与伺服轴的连接和信息交换的时间片管理与控制装置
JP2009277043A (ja) 異なる通信周期で複数のアンプと通信する数値制御システム
JP2007025759A (ja) 電動機駆動装置および位置指令装置ならびに位置決め装置
JP2006340371A (ja) システムバスへのアクセス時間を制御するための方法および通信モジュール
US10698857B2 (en) Systems, methods, and apparatus to synchronize data bus access
WO2019176755A1 (ja) ネットワークシステム
JPH11259105A (ja) 外部同期可能なプログラマブルコントローラ装置
JP2001100804A (ja) サーボ制御装置
JP4661743B2 (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees