JP2009269058A - 摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦攪拌接合の接合部の密閉性能を向上させる。
【解決手段】円柱状の大径部の端部に円柱状の小径部を備えた第一金属部材1aと、前記大径部と略同等の外径を有する円筒状の第二金属部材1bとを端面同士で突き合わせて形成された突合部40に対して摩擦攪拌を行う摩擦攪拌接合方法であって、突合部40に沿って回転ツール50を一周させて塑性化領域41を形成した後、塑性化領域41に沿って回転ツール50をさらに一周させることを特徴とする
【選択図】図4

Description

本発明は、摩擦攪拌接合方法に関する。
金属部材同士を接合する方法として、摩擦攪拌接合(FSW=Friction Stir Welding)が知られている。摩擦攪拌接合とは、回転ツールを回転させつつ金属部材同士の突合部に沿って移動させ、回転ツールと金属部材との摩擦熱により突合部の金属を塑性流動させることで、金属部材同士を固相接合させるものである。
例えば、一対の円筒状の金属部材を接合する場合、両金属部材の端面同士を突き合わせて形成された突合部に沿って円周方向に摩擦攪拌接合を行う技術が特許文献1に開示されている。かかる接合方法によれば、例えば、トルクロッドのような棒状部材等を製造することができる。
また、中空部を備える容器本体と、当該容器本体を塞ぐ蓋体のように、肉厚の異なる部材を突き合わせて形成された突合部に沿って、摩擦攪拌接合を行う技術が特許文献2に開示されている。当該接合方法は、回転ツールの進行速度が回転速度に加算されるシアー側に、肉厚の蓋体が位置するように摩擦攪拌接合を行ことで、摩擦攪拌接合の際に肉不足を引き起こさずに接合部分を接合することができる。
特開2003−112272号公報 特開2000−246467号公報
しかしながら、一般に摩擦攪拌接合方法では、塑性化領域に空洞欠陥が発生する場合がある。従来の摩擦攪拌接合によって製造された製品では、空洞欠陥が発生したとしても、表面には露出され難いので接合部の密閉性能上問題はないが、さらなる信頼性の向上のために突合部の近くの空洞欠陥を低減して密閉性能を向上させることが要求されている。
そこで、本発明は、接合部の密閉性能を向上させることができる摩擦攪拌接合方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、大径部の端部に小径部を備えた柱状の第一金属部材と、前記大径部と略同等の外径を有する筒状の第二金属部材とを端面同士で突き合わせて形成された突合部に対して摩擦攪拌を行う摩擦攪拌接合方法であって、前記突合部に沿って回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、前記塑性化領域に沿って前記回転ツールをさらに一周させることを特徴とする。
このような方法によれば、回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、塑性化領域に沿って回転ツールをさらに一周させることによって、塑性化領域がより一層攪拌されるので、空洞欠陥を低減させることができ、接合部の密閉性能を向上させることができ、信頼性の高い製品を供給することができる。
また、前記回転ツールの一周目における始端と終端とがオーバーラップしており、前記塑性化領域の一部が重複していることが好ましい。
かかる接合方法によれば、塑性化領域の一部が重複していることにより、接合部の密閉性能を向上させることができる。
また、前記回転ツールの二周目における移動軌跡を前記回転ツールの一周目における移動で形成された塑性化領域よりも前記第一金属部材側へ偏移させることが好ましい。
かかる接合方法によれば、一周目で空洞欠陥が発生したとしても二周目の移動で攪拌して空洞欠陥を低減することができるとともに、万一、二周目で空洞欠陥が発生したとしても、突合部から離反した部分に発生するので、接合部の密閉性能を大幅に向上させることができる。
また、前記回転ツールの二周目における前記突合部への押込み量を、前記回転ツールの一周目における前記突合部への押込み量よりも大きくすることが好ましい。
かかる接合方法によれば、回転ツールがより一層奥まで押し込まれ、効率的に攪拌されるので、空洞欠陥を低減させることができ、接合部の密閉性能を向上できる。
また、前記第一金属部材が前記回転ツールの進行方向左側に位置する場合、前記回転ツールを右回転させ、前記第一金属部材が前記回転ツールの進行方向右側に位置する場合、前記回転ツールを左回転させることが好ましい。
かかる接合方法によれば、空洞欠陥が肉厚である第一金属部材側に形成されることになるので、接合部の密閉性能を向上させることができる。
また、前記回転ツールの二週目の移動方向を、前記回転ツールの一周目の移動方向と逆にすることが好ましい。かかる接合方法によれば、突合部は、一周目と二周目とで逆向きに攪拌されることになるので、効率的に攪拌される。したがって、空洞欠陥を低減させることができ、接合部の密閉性能を向上させることができる。
また、前記回転ツールを、前記回転ツールの二周目における終端から前記第一金属部材側に向けて偏移させながら移動させて、前記回転ツールの引抜位置を前記第一金属部材に設けることが好ましい。
かかる接合方法によれば、突合部から離れた位置に回転ルーツの抜き穴が形成されることとなる。これにより、接合部の密閉性能をさらに向上させることができる。
また、前記回転ツールで前記塑性化領域を形成する工程に先だって、前記突合部の一部を前記回転ツールよりも小型の仮接合用回転ツールを用いて仮接合することが好ましい。
かかる接合方法によれば、仮接合することによって、本格的に接合する際に第一金属部材及び第二金属部材が移動することがなく、接合しやすくなるとともに、位置決め精度が向上する。
また、円柱状の大径部の端部に円柱状の小径部を備えた第一金属部材と、前記大径部と略同等の外径を有する円筒状の第二金属部材とを端面同士で突き合わせて形成された突合部に対して摩擦攪拌を行う接合方法であって、前記突合部に沿って回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、前記塑性化領域に沿って前記回転ツールをさらに一周させることを特徴とする。
かかる接合方法によれば、回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、塑性化領域に沿って回転ツールをさらに一周させることによって、塑性化領域がより一層攪拌されるので、空洞欠陥を低減させることができ、接合部の密閉性能を向上させることができる。
本発明によれば、一対の金属部材に係る接合部の密閉性能を向上させることができる。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図面を適宜参照して詳細に説明する。
図1は、第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した斜視図である。本実施形態では、略円柱状の第一金属部材1aと、円筒状の第二金属部材1bとを突き合わせ、当該突き合わせた部分に形成された突合部40に沿って円周方向に、2周に亘って摩擦攪拌を行うことを特徴とする。第一実施形態によって、例えば、密閉容器やトルクロッド等を形成することができる。
まず、第一金属部材1a及び第二金属部材1bについて詳細に説明する。
第一金属部材1aは、図2の(a)に示すように、略円柱状を呈する金属部材であって、大径部Dと、大径部Dの端面11aに凸設された円柱状を呈する小径部Eとを有する。大径部D及び小径部Eは、同心軸で形成されている。第二金属部材1bは、円筒状を呈する金属部材である。第一金属部材1a及び第二金属部材1bは、略同等の外径からなり、第一金属部材1aの小径部Eの外径と、第二金属部材1bの内径は、略同等に形成されている。
第一金属部材1a及び第二金属部材1bは、本実施形態では、同一組成の金属材料であって、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金など摩擦攪拌可能な金属材料からなる。
次に、第一金属部材実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について図2乃至図4を用いて説明する。
まず、図2の(a)及び(b)に示すように、第一金属部材1aと第二金属部材1bとを端面同士で突き合わせて被接合金属部材1を形成する。即ち、第一金属部材1aの端面11aと、第二金属部材1bの端面11bとを密着させる。前記したように、第一金属部材1aの外径(大径部Dの外径)と、第二金属部材1bの外径は、略同一に形成されているため、両部材を突き合せると互いの外周面12a,外周面12bが面一になる。また、第一金属部材1aの小径部Eの外径と、第二金属部材1bの内径は、略同等に形成されているため、両部材を突き合せると小径部Eの外周面13aと、第二金属部材1bの内周面13bとが接触する。
図2の(b)に示すように、第一金属部材1aの端面11aと、第二金属部材1bの端面11bとが突き合わされることにより、突合部40が形成される。突合部40は、図4に示すように、被接合金属部材1の軸方向と直角に外周面に亘って形成される。
次に、この突合部40に沿って摩擦攪拌接合用の回転ツール50を相対移動させる。このとき、本実施形態では、被接合金属部材1が移動しないように、被接合金属部材1を治具等によって拘束する。
回転ツール50は、図3の(a)に示すように、被接合金属部材1よりも硬質の金属材料からなり、円柱状を呈するショルダ部51と、このショルダ部51の下端面に突設された攪拌ピン(プローブ)52とを備えて構成されている。回転ツール50の寸法・形状は、被接合金属部材1の材質や厚さ等に応じて設定すればよい。攪拌ピン52の突出長さ寸法L1は、第二金属部材1bの厚さ寸法T1の60%以下であることが好ましい(本実施形態では、略50%)。このような構成によれば、摩擦攪拌接合によって第二金属部材1bが変形しにくくなる。また、回転ツール50の回転速度は500〜15000(rpm)、送り速度は0.05〜2(m/分)で、突合部40を押さえる押込み力は1〜20(kN)程度で、被接合金属部材1の材質や板厚および形状に応じて適宜選択される。
図4の(a)に示すように、回転ツール50の挿入位置53は、突合部40から第一金属部材1a側に外れた任意の位置となっている。回転ツール50は、挿入位置53から突合部40へ回転しながら移動させる。回転ツール50は、その軸心が突合部40の突合面40a上に位置する部分(一周目の始端54a)に移動したならば、その軸芯が突合面40a上に沿うように、回転ツール50を移動させる。本実施形態では、回転ツール50の移動方向は、第一金属部材1a側から見て反時計回り(矢印Y1)とし、回転ツール50の回転方向(自転方向)は、右方向(矢印Y2)に設定している。
その後、回転ツール50の回転および移動を継続し、図4の(b)に示すように、回転ツール50を周方向に一周させて塑性化領域41を形成する。ここで、「塑性化領域」とは、回転ツール50の摩擦熱によって加熱されて現に塑性化している状態と、回転ツール50が通り過ぎて常温に戻った状態の両方を含むこととする。このとき、回転ツール50の一周目における始端54a(図4の(a)参照)と一周目の終端54b(図4の(b)参照)とがオーバーラップしており、塑性化領域41の一部が重複するように構成されている。
そして、図4の(c)に示すように、回転ツール50の一周目の移動が終わった後に、
二周目の始端55a(一周目の終端54bと同位置)から引き続いて塑性化領域41に沿って回転ツール50をさらに一周させる。本実施形態では、回転ツール50の二周目の回転および移動は、一周目の回転方向、回転速度、移動方向および移動速度と同様にしている(図4の(c)中、矢印Y3,Y4)。また、二周目の移動に入るに際して、回転ツール50は、交換を行わず、突合部40に挿入したままの状態で継続して回転および移動させ、押込み量も変更しない。なお、回転ツール50の回転速度や移動速度等は、被接合金属部材1の形状や材質に応じて適宜変更してもよい。
ここで、回転ツール50は、一周目の移動において塑性化領域41を形成し、二周目の移動において、形成された塑性化領域41をさらに攪拌することでその内部に存在する空洞欠陥を低減させている。以下、回転ツール50の二周目の移動が終了して形成された領域を「第二塑性化領域43」と称する場合がある。
そして、図4の(c)に示すように、回転ツール50の二周目の終端55bに達したならば、回転ツール50を塑性化領域41(突合部40)から第一金属部材1a側に外れた位置へと移動させ、引抜位置55で回転ツール50を引き抜く。このように、回転ツール50の引抜位置55が、突合部40から第一金属部材1a側に外れた位置となっているので、攪拌ピン52の引抜跡が突合部40上に形成されることはない。これにより、被接合金属部材1の接合性をより高めることができる。
以上のように、回転ツール50を被接合金属部材1の周囲で、突合部40に沿って二周させて摩擦攪拌接合を行うことで第一金属部材1a及び第二金属部材1bが接合される。
本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、回転ツール50を一周させて塑性化領域41を形成した後に、この塑性化領域41に沿って回転ツール50をさらに一周させることによって、塑性化領域41よりもさらに攪拌された第二塑性化領域43が形成される。即ち、塑性化領域41に空洞欠陥が発生した場合であっても自動的に欠陥を補修することとなり、第二塑性化領域43における空洞欠陥を大幅に低減させることができる。したがって、接合部の密閉性能をより一層向上させることができ、信頼性の高い製品を供給することができる。
また、回転ツール50の二周目の移動は、回転ツール50の交換を行うことなく、一周目の移動に引き続いて連続的に行うことによって、接合時間が長くなるのを抑えることができる。
さらに、回転ツール50の一周目における始端54aと終端54bとがオーバーラップしており、塑性化領域41の一部が重複していることにより、突合部40を良好に接合することができる。即ち、塑性化領域41,43が確実に突合部40の全周を覆うので、接合部の密閉性能をさらに向上させることができる。
ここで、摩擦攪拌接合においては、回転ツールを右回転させると進行方向左側に空洞欠陥が形成される可能性がある。一方、回転ツールを左回転させると進行方向右側に空洞欠陥が形成される可能性がある。本実施形態では、図3及び図4に示すように、第一金属部材1a側から見て反時計回りに回転ツール50を移動させるとともに、回転ツール50を右回転させているため、第一金属部材1aに空洞欠陥が形成される可能性が高い。つまり、仮に、空洞欠陥が残存したとしても、第二金属部材1bよりも肉厚である第一金属部材1aに空洞欠陥が残存するため、被接合金属部材1の密閉性能を高めることができる。
なお、本実施形態では、回転ツール50を右回転させたが、左回転させる場合は、第一金属部材1a側から見て時計回りに回転ツール50を移動させればよい。これにより、空洞欠陥は第一金属部材1aに形成される。
また、本実施形態では、被接合金属部材1に対して、回転ツール50を相対的に移動させて摩擦攪拌を行ったが、これに限定されるものではなく、回転ツール50を自転させた状態で固定し、被接合金属部材1を周方向に回転させてもよい。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図5を参照して説明する。
かかる実施形態は、図5の(a)に示すように、回転ツール50で塑性化領域41を形成する工程に先立って、突合部40の一部を回転ツール50よりも小型の仮接合用回転ツール60を用いて仮接合することを特徴とする。当該仮接合を行った後に、回転ツール50を用いて第一実施形態と同様の摩擦攪拌接合を行う(図5の(b)参照)。
仮接合用回転ツール60は、回転ツール50の攪拌ピン52よりも小径のショルダ部及び攪拌ピン(図示せず)を備えており、形成される塑性化領域45は、後の工程で回転ツール50によって形成される塑性化領域41(図5の(b)参照)の幅よりも小さい幅を有することとなる。これによって、仮接合における塑性化領域45は、塑性化領域41で完全に覆われることとなるので、塑性化領域45に残った仮接合用回転ツール60の引抜跡および塑性化領域45の跡が残らない。
本実施形態では、仮接合によって形成された四箇所の塑性化領域45,45・・が等間隔となるように、断続的に仮接合を行っている。これにより、第一金属部材1aと第二金属部材1bとをバランスよく仮接合することができ、回転ツール50による接合時のズレを防止でき、接合部の密閉性能をより一層向上させることができる。なお、本実施形態では、仮接合を断続的に行ったが、これに限定されるものではなく、突合部40の全長に亘って仮接合を行ってもよい。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図6、図7および図8を参照して説明する。
かかる実施形態は、図6に示すように、回転ツール50の二周目における移動軌跡を、回転ツール50の一周目における移動で形成された塑性化領域41よりも第一金属部材1a側へ偏移させることを特徴とする。
具体的には、まず、図6の(a)に示すように、第一金属部材1aと第二金属部材1bとを突き合わせた後、回転ツール50を、突合部40から第一金属部材1a側に外れた任意の挿入位置53に挿入する。その後、回転ツール50を、突合部40上の始端54aまで移動させて、この突合部40に沿って一周目の終端54bまで移動させて塑性化領域41を形成する。ここまでの工程は第一実施形態と同様である(図4の(b)までと同様)。
その後、図7に示すように、回転ツール50を、一周目の終端54bから第一金属部材1a側へ偏移させる。このとき、回転ツール50の一周目の始端54aと終端54bとはオーバーラップしている。回転ツール50の偏移は、移動方向に向かうに連れて第一金属部材1a側へ移動するように斜めに移動して、回転ツール50の二周目の移動軌跡の内側端が、一周目の移動軌跡(塑性化領域41)の中心線(突合部40の突合面40a)よりも第一金属部材1a側に位置するようになっている。その後、回転ツール50は、図6の(b)に示すように、一周目の移動軌跡(塑性化領域41)と位置関係を保ちながら平行に移動する。これによって、塑性化領域41の第一金属部材1a側部分が、回転ツール50の二周目の移動によって攪拌されることとなる(図7および図8参照)。なお、回転ツール50の二周目の移動は、一周目の回転方向、回転速度、移動方向、移動速度および押込み量と同様にしている。なお、二周目の回転ツール50の回転速度や移動速度や押込み量等は、被接合金属部材1の形状や材質に応じて適宜変更してもよい。
そして、図6の(c)に示すように、回転ツール50の二周目の移動が終了して終端55bに達したら、回転ツール50を第二塑性化領域43から第一金属部材1a側に外れた引抜位置55へと移動させ、その位置で、回転ツール50を引き抜く。なお、二周目の終端55bは、図7に示すように、二周目の始端55a(一周目の終端54bと同位置)をオーバーラップしている。
本実施形態によれば、第一実施形態で得られる作用効果の他に、以下のような作用効果を得られる。
本実施形態では、回転ツール50の二周目における移動軌跡を、回転ツール50の一周目における移動で形成された塑性化領域41よりも第一金属部材1a側へ偏移させることによって、一周目の摩擦攪拌で空洞欠陥が発生したとしても、その空洞欠陥は塑性化領域41内の第一金属部材1a寄りのスペース56a(図8参照)に発生するので、回転ツール50の二周目の移動で攪拌して空洞欠陥を低減することができる。さらに、万一、二周目の摩擦攪拌で空洞欠陥が発生したとしても、二周目の塑性化領域43の第一金属部材1a側のスペース56b(図8参照)に発生することになるので、空洞欠陥は突合部40から大きく離反する。したがって、接合部の密閉性能をさらに向上させることができる。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図9を参照して説明する。
かかる実施形態は、図9に示すように、回転ツール50の二周目における移動方向を、回転ツール50の一周目における移動方向とは逆方向にすることを特徴とする。
具体的には、まず、図9の(a)に示すように、第一金属部材1aと第二金属部材1bとを突き合わせた後、回転ツール50を、突合部40から第一金属部材1a側に外れた任意の挿入位置53に挿入する。その後、回転ツール50を、突合部40上の一周目の始端54aまで移動させた後、この突合部40に沿って一周目の終端54bまで移動させて塑性化領域41を形成する。ここまでの工程は第一実施形態と同様である(図4の(b)までと同様)。回転ツール50の一周目の移動は、第一金属部材1a側から見て反時計回りとなっており(矢印Y1)、回転ツール50の回転方向も右回転となっている(矢印Y2)。
その後、図9の(b)に示すように、回転ツール50を、一周目の終端54b(二週目の始端55aでもある)で折り返して、形成された塑性化領域41に沿って(突合部40に沿って)移動する(矢印Y5)。このとき、回転ツール50は、回転方向は一周目と同様に右回転を継続する(矢印Y6)。回転ツール50が一周目とは逆方向に移動して同方向に回転する二周目によって、形成された塑性化領域41をさらに攪拌された第二塑性化領域43が形成される。なお、二周目の回転ツール50の回転速度や移動速度や押込み量等は、被接合金属部材1の形状や材質に応じて適宜変更してもよい。
そして、図9の(c)に示すように、回転ツール50の二周目の終端55bに達したら、(本実施形態では、一周目の始端54aと同位置)、回転ツール50を突合部40から第一金属部材1a側に外れた位置に移動させ、引抜位置55で、回転ツール50を引き抜く。なお、本実施形態では回転ツール50を引き抜く引抜位置55は、挿入位置53と同じである。
本実施形態によれば、第一実施形態で得られる作用効果の他に、以下のような作用効果を得られる。
本実施形態では、回転ツール50の一周目と二周目における移動方向を逆方向にすることによって、塑性化領域41,43が一周目と二周目とで逆向きに攪拌されることになるので、効率的に攪拌される。したがって、空洞欠陥を低減させることができ、接合部の密閉性能を向上させることができる。なお、本実施形態では、一周目と二周目を同じ軌跡としたが、第三実施形態のように、二周目を第一金属部材1a側に偏移させてもよい。
[第五実施形態]
次に、第五実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図10を参照して説明する。
かかる実施形態は、図10に示すように、回転ツール50の二周目における突合部40への押込み量を、回転ツール50の一周目における突合部40への押込み量よりも大きくすることを特徴とする。
具体的には、一周目における回転ツール50は、図10の(a)に示すように、回転ツール50のショルダ部51の下端面が、被接合金属部材1の外周面よりも僅かに低くなるように配置されており、被接合金属部材1の外周面と、回転ツール50のショルダ部51の下端面との距離が、突合部40への押込み量L2となっている。二周目における回転ツール50は、図10の(b)に示すように、回転ツール50のショルダ部51の下端面が、一周目よりも深く被接合金属部材1の外周面より低い高さに位置するように配置されており、回転ツール50の突合部40への押込み量L3が、回転ツール50の一周目における突合部40への押込み量L2よりも大きくなっている。このとき、回転ツール50によって形成される第二塑性化領域43は、突合部40の深い位置まで形成されることとなる。なお、回転ツール50のショルダ部51によって押し退けられた金属は、バリとなって排除される。
本実施形態によれば、第一実施形態で得られる作用効果の他に、以下のような作用効果を得られる。
本実施形態では、回転ツール50の二周目における突合部40への押込み量L3を、回転ツール50の一周目における突合部40への押込み量L2よりも大きくしているので、回転ツール50がより一層奥まで押し込まれ、回転ツール50の押込み力により第二塑性化領域43に作用する圧力が高くなり、効率的に攪拌されることとなる。これによって、空洞欠陥を低減させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、前記実施形態では、断面視円形状であるが、これに限定されるものではなく、長方形、多角形、楕円形等の他の形状であってもよい。
また、前記実施形態では、第一金属部材1aを円柱状(ソリッド)とし、第二金属部材1bを円筒状(ホロー)としたが、これに限定されるものではなく、ソリッド同士、ホロー同士を接合する場合に本発明を採用してもよい。
第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した斜視図である。 第一実施形態に係る被接合金属部材を示した図であって、(a)は、分解斜視図、(b)は、断面図である。 (a)は、第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した断面図、(b)は、(a)の摩擦攪拌接合により形成された塑性化領域を示した断面図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した工程図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した工程図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した工程図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した拡大模式平面図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法により形成された塑性化領域を示した断面図である。 第四実施形態に係る摩擦攪拌接合方法を示した工程図である。 (a)は、第五実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の一周目を示した断面図、(b)は、第五実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の二周目を示した断面図である。
符号の説明
1 被接合金属部材
1a 第一金属部材
1b 第二金属部材
40 突合部
41 塑性化領域
43 塑性化領域
50 回転ツール
60 仮接合用回転ツール
L2 押込み量
L3 押込み量



Claims (9)

  1. 大径部の端部に小径部を備えた柱状の第一金属部材と、前記大径部と略同等の外径を有する筒状の第二金属部材とを端面同士で突き合わせて形成された突合部に対して摩擦攪拌を行う摩擦攪拌接合方法であって、
    前記突合部に沿って回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、前記塑性化領域に沿って前記回転ツールをさらに一周させることを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 前記回転ツールの一周目における始端と終端とがオーバーラップしており、前記塑性化領域の一部が重複していることを特徴とする請求項1に記載の摩擦攪拌接合方法。
  3. 前記回転ツールの二周目における移動軌跡を前記回転ツールの一周目における移動で形成された塑性化領域よりも前記第一金属部材側へ偏移させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の摩擦攪拌接合方法。
  4. 前記回転ツールの二周目における前記突合部への押込み量を、前記回転ツールの一周目における前記突合部への押込み量よりも大きくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
  5. 前記第一金属部材が前記回転ツールの進行方向左側に位置する場合、前記回転ツールを右回転させ、
    前記第一金属部材が前記回転ツールの進行方向右側に位置する場合、前記回転ツールを左回転させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
  6. 前記回転ツールの二周目の移動方向を、前記回転ツールの一周目の移動方向と逆にすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
  7. 前記回転ツールを、前記回転ツールの二周目における終端から前記第一金属部材側に向けて偏移させながら移動させて、前記回転ツールの引抜位置を前記第一金属部材に設けることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
  8. 前記回転ツールで前記塑性化領域を形成する工程に先だって、前記突合部の一部を前記回転ツールよりも小型の仮接合用回転ツールを用いて仮接合することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
  9. 円柱状の大径部の端部に円柱状の小径部を備えた第一金属部材と、前記大径部と略同等の外径を有する円筒状の第二金属部材とを端面同士で突き合わせて形成された突合部に対して摩擦攪拌を行う摩擦攪拌接合方法であって、
    前記突合部に沿って回転ツールを一周させて塑性化領域を形成した後、前記塑性化領域に沿って前記回転ツールをさらに一周させることを特徴とする摩擦攪拌接合方法。




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