JP2009268658A - 生体情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】オーダメイド医療に関しての生体情報処理システムについて、患者の個人情報のセキュリティを十分に確保する対応が必要とされる。
【解決手段】生体情報処理装置2において、生体情報検出装置1から取得した生体情報22a、測定処理を行う測定部22b及び測定情報22cを記憶部22に記憶する。そして、測定処理を行うときは、記憶部22から測定部22bを非破壊読み出しする。また、所定の条件に適合するときは、記憶部22から、生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cを破壊読み出しする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばオーダメイド医療に適用できる生体情報処理システムに関する。
近年、個々人に最適な予防法や治療法を可能とするオーダメイド医療が実施されている。このオーダメイド医療のために、患者の生体情報を検出して測定処理等の生体情報処理を行う生体情報処理システムが必要とされる。患者の生体情報を検出するシステムとして、例えば、下記の特許文献1では、患者に取り付けたセンサにより、患者の体温を間欠的に検出し、検出した体温の情報を電子タグに備えたEEPROMに生体情報として記憶するシステムを提供している。
特開2001−187611号公報
しかしながら、オーダメイド医療では、患者について、例えば遺伝情報等の重要な個人情報を扱うことから、患者の生体情報を検出して測定処理等を行うシステムにおいて、この個人情報を厳格に保護する必要がある。例えば、上記した特許文献1に記載されるような生体情報を検出するシステムに、このようなオーダメイド医療を適用した場合、極めて機密性の高い患者の遺伝情報や生体情報に基づく測定処理結果等の個人情報が、外部へ漏洩してしまう恐れがある。このため、オーダメイド医療に関する生体情報処理システムについて、患者の個人情報のセキュリティを十分に確保する対応が必要とされる。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
生体情報検出装置、及び当該生体情報検出装置に接続可能な生体情報処理装置を有する生体情報処理システムであって、前記生体情報検出装置は、患者の生体情報を検出する検出部を有し、前記生体情報処理装置は、当該生体情報処理装置に接続された前記生体情報検出装置から取得した前記生体情報に基づいて測定処理を行い測定情報を生成する測定部と、前記測定部及び前記生成された測定情報を記憶する記憶部と、前記記憶された測定情報を出力する出力部と、前記記憶部に記憶されたデータについて、破壊読み出し及び非破壊読み出しのいずれも可能な読出部と、前記測定処理を行うときに前記記憶部から前記測定部を非破壊読み出しさせ、所定の条件に適合するときに前記記憶部から前記測定部及び前記測定情報を破壊読み出しさせるように制御する制御部と、を有することを特徴とする生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、生体情報処理装置の記憶部に、生体情報検出装置からの生体情報に基づいて測定処理を行う測定部と、当該測定部により生成された測定情報とを記憶する。そして、測定処理を行うとき、記憶部から測定部を非破壊読み出しする。このため、記憶部から測定部を複数回読み出して測定処理を繰り返し行うことができる。また、所定の条件に適合するとき、記憶部から測定部及び測定情報を破壊読み出しする。このため、記憶部からこれらの測定部及び測定情報を消去することができる。
これにより、例えばオーダメイド医療のために患者の生体情報を検出して測定処理を行う場合、測定処理後に、患者に対して測定処理を行うための測定部及び測定結果となる測定情報を、生体情報処理装置の記憶部から消去することができ、患者の個人情報のセキュリティを確保することができる。
[適用例2]
前記生体情報処理装置の前記記憶部は、強誘電体メモリにより構成されることを特徴とする上記生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、強誘電体メモリは耐タンパ性に優れることから、記憶部に記憶された、測定処理を行うための測定部及び測定情報の秘匿性を高めることができる。また、煩雑な処理を必要としない簡単な構成によって、記憶部のデータを破壊読み出し又は非破壊読み出しすることができる。
[適用例3]
前記生体情報処理装置の前記測定部は、前記生体情報を検出された前記患者に応じた前記測定処理を行うためのオーダメイド情報を有することを特徴とする上記生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、患者に応じた測定処理を行うためのオーダメイド情報を測定部に有する。これにより、測定部において患者の生体情報に基づいて測定処理を行うときに、患者に適した測定処理を行うことができる。
[適用例4]
前記所定の条件は、前記出力部により出力する対象となる前記測定情報を、前記記憶部から読み出すときであることを特徴とする上記生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、記憶部から読み出された出力対象となる測定情報及び測定部は、破壊読み出しにより記憶部から消去されており、患者の個人情報のセキュリティを確保することができる。
[適用例5]
前記所定の条件は、前記測定部による前記測定処理が所定の回数に達したときであることを特徴とする上記生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、所定回数に渡る測定処理を行って測定情報を得る場合に、所定回数が終了した後、記憶部に記憶された測定部及び測定情報は破壊読み出しにより消去されることになり、患者の個人情報のセキュリティを確保することができる。
[適用例6]
前記所定の条件は、前記測定部による前記測定処理の積算時間が所定の時間に達したときであることを特徴とする上記生体情報処理システム。
上記した生体情報処理システムによれば、所定の積算時間に渡る測定処理を行って測定情報を得る場合に、所定の積算時間に達した後、記憶部に記憶された測定部及び測定情報は破壊読み出しにより消去されることになり、患者の個人情報のセキュリティを確保することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る生体情報処理システムについて図面を参照して説明する。
<生体情報処理システムの機能構成>
図1は、生体情報処理システム100の機能構成の例を示すブロック図である。同図に示すように、生体情報処理システム100は、生体情報検出装置1と生体情報処理装置2とにより構成されている。生体情報検出装置1は、患者から生体情報を検出する装置である。生体情報処理装置2は、生体情報検出装置1により検出された生体情報に基づいて、患者個々人に応じたオーダメイド型の測定処理を実施する装置である。
なお、同図では、生体情報検出装置1と生体情報処理装置2とが、ケーブル3を介してそれぞれが電気的に接続された状態にある。しかし、これに限られず、生体情報検出装置1と生体情報処理装置2とが非接触の状態で無線通信により接続されていても良い。また、生体情報検出装置1と生体情報処理装置2とが一体に構成された装置であっても良い。更に、複数の生体情報検出装置1が単数又は複数の生体情報処理装置2に接続されるように構成されていても良い。
最初に、図1に示す生体情報検出装置1の機能構成について説明する。同図に示すように、生体情報検出装置1は、検出部11及び制御部12等を備えている。
検出部11は、例えばセンサ等であり、患者から例えば心拍、血圧、体温、血糖値、呼吸、筋電、心電、血流、脳波、発汗量等の生体情報を検出する。
制御部12は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、生体情報検出装置1における検出部11等を制御する。
次に、生体情報処理装置2の機能構成について説明する。同図に示すように、生体情報処理装置2は、生体情報取得部21、記憶部22、書込部23、読出部24、出力部25、制御部26等を備えている。
生体情報取得部21は、生体情報検出装置1において検出された患者の生体情報を、ケーブル3を介して取得する。取得した生体情報は、生体情報22aとして記憶部22に記憶される。
記憶部22は、生体情報22a、測定部22b、測定情報22c等を記憶する不揮発性のメモリである。
記憶部22に記憶されている測定部22bは、患者の生体情報22aに基づいて測定処理を行い測定情報22cを生成するプログラムである。この測定部22bは、患者個々人に応じたオーダメイド型の測定処理を実施するために、例えば患者の遺伝子情報等に基づいたオーダメイド情報を有している。
また、記憶部22は、強誘電体メモリとなるFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)により構成されている。このFeRAMは、データの破壊読み出し及び非破壊読み出しのいずれも可能な不揮発性メモリである。なお、FeRAMの詳細については後述する。
書込部23は、記憶部22に、生体情報22a、測定部22b、測定情報22c等を書き込み記憶させる。
読出部24は、記憶部22に記憶されている生体情報22a、測定部22b、測定情報22c等について、制御部26の制御の下に破壊読み出し又は非破壊読み出しを行う。破壊読み出しの場合、読み出しの動作を再書き込みの動作を伴わずに行うことから、読み出された記憶部22のデータは消去された状態になる。また、非破壊読み出しの場合、読み出しの動作を再書き込みの動作を伴って行うことから、読み出された記憶部22のデータはそのまま保持された状態になる。
出力部25は、記憶部22に記憶された測定情報22cを、例えば図示しないサーバー、表示装置、印刷装置等に出力する。
制御部26は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、上記した生体情報処理装置2における各部等を制御する。ここで、読出部24における破壊読み出し及び非破壊読み出しの切り替え制御について、測定部22bにより測定処理を行う場合は、記憶部22に記憶されている生体情報22a及び測定部22bを非破壊読み出しする。一方、記憶部22に記憶されている生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cが不要になった場合は、これらのデータを破壊読み出しして消去する。
<FeRAMの構成>
次に、記憶部22を構成する強誘電体メモリとなるFeRAMについて説明する。
FeRAMは基板(図示略)を有し、その基板には複数のメモリセルがマトリックス状に配列されている。図2は、FeRAMを構成するメモリセル群76を示す図である。図3は、メモリセル群76を構成するメモリセル72を示す図である。
図2に示すように、基板には複数のメモリセル72から任意のメモリセル72を選択するための選択信号S1が供給される選択線(以下、ワードライン(WL、Word Line)と称す)73と、メモリセル72に第1の電圧V1を供給するための第1の電圧供給線(以下、ビットライン(BL、Bit Line)と称す)74と、メモリセル72に第2の電圧V2を供給する第2の電圧供給線(以下、プレートライン(PL、Plate Line)と称す)75とが形成され、メモリセル群76となっている。
図1に示す生体情報処理装置2の書込部23は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72にデータを書き込む。読出部24は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72に書き込まれているデータを読み出す。
メモリセル群76は、WL73に選択信号S1を供給するWL駆動部77、BL74に第1の電圧V1を供給するBL駆動部78、及びPL75に第2の電圧V2を供給するPL駆動部79を備えている。そして、これらのWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79は、書込部23及び読出部24により駆動される。
また、図3に示すように、各メモリセル72は、トランジスタ72a及び強誘電体膜から構成されるキャパシタ(以下、強誘電体キャパシタと称す)72bを有しており、トランジスタ72aのゲート端子にWL73が接続され、ドレイン端子(又はソース端子)にBL74が接続されている。
更に、トランジスタ72aのソース端子(又はドレイン端子)に強誘電体キャパシタ72bの一端子が接続され、強誘電体キャパシタ72bの他端子にPL75が接続されている。なお、前述の強誘電体膜の材料として、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等のペロブスカイト化合物系又はSBZ(チタン酸バリウム・ストロンチウム)等の層状ペロブスカイト化合物系が用いられる。
なお、本実施形態では、メモリセル72の例として、所謂1T/1C型が示されているが、1T/1C型に限られず、例えば、2T/2C型等であってもよい。
図2に戻り、同図に示すWL駆動部77は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたWL73にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。BL駆動部78は、列方向アドレスデコーダ及びセンスアンプ(共に図示略)を有しており、列方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたBL74に、データの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
更に、BL駆動部78は、データの読み出し時においてBL74を介してセンスアンプに供給される電圧をセンスアンプで増幅し、増幅後の信号(読み出しデータ)を外部(例えば、図1に示す制御部26)に出力する。PL駆動部79は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、この行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたPL75にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
次に、図1〜図3を参照してメモリセル72にデータを書き込む動作について説明する。生体情報処理装置2の制御部26は、書き込み指令に基づいて書込部23にデータを与える。書込部23は、制御部26による書き込み制御に従ってWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79にデータに応じた書込み信号を供給する。
WL駆動部77では、書込み信号に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77によって選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されて、トランジスタ72aがオン(ON)状態となる。
BL駆動部78では、書込み信号に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79では、書込み信号に応じて任意のPL75に所定の第2の電圧V2を供給する。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「0」が書き込まれ、また、BL74に第1の電圧V1としてVccが印加され、PL75に第2の電圧V2として0Vが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「1」が書き込まれる。そして、強誘電体キャパシタ72bは、WL73が非選択状態(トランジスタ72aがオフ(OFF)状態)になっても書き込まれたデータ(書き込み状態)を保持する。
続いて、メモリセル72に書き込まれたデータを読み出す動作について説明する。制御部26は、読み出し指令に基づいて、読出部24を読み出し制御する(つまり、アドレス信号及び読み出し制御信号を読出部24に与える)。読出部24では、アドレス信号をWL73及びPL75を選択するためのXデコード信号にデコードし、更にセンスアンプ及びBL74を選択するためのYデコード信号にデコードする。そして、読出部24では、Xデコード信号をWL駆動部77及びPL駆動部79に与え、Yデコード信号をBL駆動部78に与える。つまり、読出部24は、WL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79に読み出し信号を供給することになる。WL駆動部77は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77により選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されると、トランジスタ72aがオン(ON)状態となる。
BL駆動部78では、Yデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のPL75に第2の電圧V2を供給する。なお、前述した読み出し制御信号は、BL74及びBL駆動部78(センスアンプ)を動作させるタイミングを制御するために用いられる。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bの分極状態に応じた電圧がBL74を介してBL駆動部78のセンスアンプに供給される。センスアンプは、供給された電圧に応じて、「1」又は「0」を判断して読み出しデータとして外部に出力する。なお、BL74に出力された電圧は制御部26によるBL74を選択するタイミングとセンスアンプを動作させるタイミングとに応じて増幅された後、外部に読み出しデータとして出力されることになる。
強誘電体キャパシタ72bでは、「1」が読み出された場合には、分極状態が「1」の状態から「0」の状態に反転し、この反転状態を維持する破壊読み出しが行われる。なお、強誘電体キャパシタ72bでは、「0」が読み出されると、分極状態の反転が生じないため、データの読み出し後も「0」が維持される。このとき、読出部24によりデータを破壊読み出しする場合は、データの再書き込み動作が行われず、データが存在しない状態となって実質的にデータを消去した状態となる。
一方、読出部24によりデータを非破壊読み出しする場合は、データの再書き込み動作が行われ、読み出し前のデータの状態が保持される。再書き込み動作は、データが反転読み出しをされた後、所定期間内に実行される。再書き込み動作のために、PL駆動部79に所定の信号が供給され、PL駆動部79は、反転読み出しをされた強誘電体キャパシタ72bが接続されているPL75の電位を0Vにする。従って、強誘電体キャパシタ72bは、逆バイアスが印加されることになり、元の状態である「1」が再書き込みされる。
上記したFeRAMは、自発分極特性を利用したメモリであることから、物理的にチップ内の情報を読み出すことが困難である。また、FeRAMは、内部解析(リバース・エンジニアリング)や改変に対する防護力となる耐タンパ性において優れている。
<生体情報処理装置における動作>
次に、生体情報処理装置2において、生体情報検出装置1から生体情報を取得して測定情報を出力するまでの動作について説明する。
図4は、生体情報処理装置2における動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、生体情報検出装置1において患者の生体情報が検出された後、続けて実行される生体情報処理装置2における動作を示している。
先ず、ステップS110では、生体情報処理装置2の生体情報取得部21は、生体情報検出装置1の検出部11によって検出された患者の生体情報を取得する。取得した生体情報は、書込部23により、記憶部22に生体情報22aとして記憶される。
ステップS120では、生体情報を取得した患者に対しての測定処理を実行するために、読出部24は、記憶部22から、生体情報22a及び測定部22bを非破壊読み出しして、制御部26におけるRAMにロードする。
ステップS130では、測定部22bは、ステップS120において読み出された生体情報22aに基づいて患者に対しての測定処理を行う。生成された測定結果は、測定情報22cとして記憶部22に記憶される。
ステップS140では、読出部24は、記憶部22に記憶されている生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cを破壊読み出しする。これにより、これらの生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cは記憶部22から消去された状態になる。
ステップS150では、出力部25は、ステップS140において読み出した測定情報22cを出力する。
上述したように、本実施形態では、生体情報検出装置1において検出された患者の生体情報22a、及び測定処理のための測定部22bを記憶部22に記憶する。当該患者に対しての測定処理を行うときには、これらの生体情報22a及び測定部22bを非破壊読み出しし、測定結果となる測定情報22cを記憶部22に記憶する。そして、測定情報22cを出力するときには、記憶部22から測定情報22cに加えて生体情報22a及び測定部22bを破壊読み出しする。
これにより、測定情報22cを出力するときに、患者の重要な個人情報となるこれらの生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cが記憶部22から確実に消去されることになり、患者の個人情報のセキュリティを確保することができる。また、記憶部22のデータの消去又は保持処理について、記憶部22を構成する強誘電体メモリの破壊読み出し又は非破壊読み出しにより行うことから、煩雑な消去及び保持処理を必要としないで簡単に実行することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る生体情報処理システムについて図面を参照して説明する。
本実施形態に係る生体情報処理システムの機能構成は、図1に示す第1実施形態に係る生体情報処理システム100と同様であるので説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る生体情報処理装置2における動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図4に示す第1実施形態に係るフローチャートと一部の動作が異なる。図5のフローチャートに示すステップS210〜S230では、図4に示すフローチャートのステップS110〜S130と同様に、生体情報検出装置1から取得した生体情報に基づいて測定処理を行う。
図5のフローチャートに示すステップS240では、ステップS230において生成された測定情報22cを出力するために、読出部24は、記憶部22から測定情報22cを非破壊読み出しする。ここで、測定情報22cは非破壊読み出しされるため、記憶部22にそのまま残った状態となる。
ステップS250では、出力部25は、ステップS240において読み出した測定情報22cを出力する。
ステップS260では、制御部26は、測定回数(ステップS210〜S250の一連の動作回数)が所定の回数に達したか否かを判定する。測定回数が所定の回数に達した場合(YES)は、次のステップS270へ進む。ステップS270では、読出部24は、記憶部22に記憶されている生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cを破壊読み出しする。これにより、これらの生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cは記憶部22から消去された状態になる。
他方、測定回数が所定の回数に達していない場合(NO)は、ステップS210に戻り、測定処理を繰り返す。
上述したように、本実施形態では、生体情報検出装置1から生体情報を取得して測定処理を行い、測定結果となる測定情報22cを出力する処理を所定回数繰り返す。このとき、記憶部22の生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cを非破壊読み出しすることから、これらのデータは記憶部22にそのまま保持された状態にある。これにより、生体情報検出装置1において複数回に渡って検出された生体情報に基づいて測定処理を行い、これらの結果を例えば各測定情報の相関値を示すグラフ等の形式で出力することができる。また、これらの測定処理がすべて終了した後、記憶部22から、生体情報22a、測定部22b及び測定情報22cを破壊読み出しして、これらのデータを確実に消去することができる。
なお、本実施形態では、図5のフローチャートに示すステップS260において、測定回数が所定の回数に達したか否かを判定しているが、これに限られず、例えば、測定の積算時間(ステップS210〜S250の一連の動作時間の積算)が所定の時間に達した否かにより判定しても良い。これにより、生体情報検出装置1において所定の時間に渡って検出された生体情報に基づいて測定処理を行い、これらの結果を例えば各測定情報の相関値を示すグラフ等の形式で出力することができる。
なお、上述した実施形態では、生体情報検出装置1から取得した生体情報を記憶部22に生体情報22aとして記憶している。しかし、これに限られず、生体情報検出装置1から取得した生体情報を記憶部22に記憶しないで、制御部26におけるRAMに記憶して、測定部22bにおける測定処理で用いても良い。
生体情報処理システムの機能構成の例を示すブロック図。 FeRAMを構成するメモリセル群を示す図。 メモリセル群を構成するメモリセルを示す図。 第1実施形態に係る生体情報処理装置における動作の例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る生体情報処理装置における動作の例を示すフローチャート。
符号の説明
1…生体情報検出装置、2…生体情報処理装置、3…ケーブル、11…検出部、12…生体情報検出装置の制御部、21…生体情報取得部、22…記憶部、22a…生体情報、22b…測定部、22c…測定情報、23…書込部、24…読出部、25…出力部、26…生体情報処理装置の制御部、72…メモリセル、72a…トランジスタ、72b…強誘電体キャパシタ、73…WL、74…BL、75…PL、76…メモリセル群、77…WL駆動部、78…BL駆動部、79…PL駆動部、100…生体情報処理システム。

Claims (6)

  1. 生体情報検出装置、及び当該生体情報検出装置に接続可能な生体情報処理装置を有する生体情報処理システムであって、
    前記生体情報検出装置は、患者の生体情報を検出する検出部を有し、
    前記生体情報処理装置は、
    当該生体情報処理装置に接続された前記生体情報検出装置から取得した前記生体情報に基づいて測定処理を行い測定情報を生成する測定部と、
    前記測定部及び前記生成された測定情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶された測定情報を出力する出力部と、
    前記記憶部に記憶されたデータについて、破壊読み出し及び非破壊読み出しのいずれも可能な読出部と、
    前記測定処理を行うときに前記記憶部から前記測定部を非破壊読み出しさせ、所定の条件に適合するときに前記記憶部から前記測定部及び前記測定情報を破壊読み出しさせるように制御する制御部と、を有することを特徴とする生体情報処理システム。
  2. 前記生体情報処理装置の前記記憶部は、強誘電体メモリにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の生体情報処理システム。
  3. 前記生体情報処理装置の前記測定部は、前記生体情報を検出された前記患者に応じた前記測定処理を行うためのオーダメイド情報を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報処理システム。
  4. 前記所定の条件は、前記出力部により出力する対象となる前記測定情報を、前記記憶部から読み出すときであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報処理システム。
  5. 前記所定の条件は、前記測定部による前記測定処理が所定の回数に達したときであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報処理システム。
  6. 前記所定の条件は、前記測定部による前記測定処理の積算時間が所定の時間に達したときであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報処理システム。
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