JP2009268620A - 薬液投与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】体内の所望部位に薬液を投与する時に誤って投与することを防止させる薬液投与装置を提供する。
【解決手段】内視鏡のチャンネルに挿通して一部が体内に挿入され、体内の所望部位に霧状の薬液Wを噴霧し付着させる薬液投与装置10において、内部に薬液が充填される充填部11と、基端12aが充填部と接続されるとともに先端に薬液を吐出する吐出孔16が形成されたカテーテル12と、薬液に電圧を印加する電圧印加部13と、充填部内の薬液をカテーテル内を通して吐出孔から吐出させる薬液送液機構14と、充填部、電圧印加部及び薬液送液機構を支持する筐体15と、を備え、電圧印加部及び薬液送液機構は、筐体が内視鏡に装着されている時にのみ、それぞれ動作可能とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内の所望部位に薬液を投与する薬液投与装置に関する。
近年では、例えば副作用の発症を弱めたりあるいは薬効の低下を防止したりする等のために、可能な限り患部等の所望部位に近い位置で薬液を吐出することにより、必要最小限の薬液を患部に限定して投与することが要望されている。
このような薬液投与装置として、例えば下記特許文献1に示されるような、内部がノズル部、与圧室および治療薬貯留部に区画されたカテーテルを備える構成が知られている。このカテーテルの内部には、ノズル部と与圧室とを連通、遮断する射出弁と、与圧室と治療薬貯留部とを連通、遮断する装填弁と、が設けられている。また、治療薬貯留部とノズル部には電極がそれぞれ配設されるとともに両電極の間には電池またはパルス発生器が接続され、帯電した治療薬が2つの電極間の電位の傾きにより移動し、ノズル部を通って約150m/sec以上という非常に速い速度で所望部位に至る。
ここで薬液を投与する場合には、薬液投与装置を使用する使用者は、薬液が所望部位以外に投与されるのを防止するために薬液を慎重に取扱うことが必要になる。
特表2006−527023号公報
しかしながら、前記従来の薬液投与装置では、帯電した治療薬を非常に速い速度で所望部位に投与するにもかかわらず、薬液を誤って投与することを防止する安全装置等が示されていなかった。このため、薬液投与装置を使用する使用者が薬液の取扱いに気を取られ、他の作業がおろそかになる恐れがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、体内の所望部位に薬液を投与する時に誤って投与することを防止させる薬液投与装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の薬液投与装置は、内視鏡のチャンネルに挿通して一部が体内に挿入され、該体内の所望部位に薬液を投与し付着させる薬液投与装置において、内部に前記薬液が充填される充填部と、基端が該充填部と接続されるとともに先端に前記薬液を吐出する吐出孔が形成されたカテーテルと、前記薬液に電圧を印加する電圧印加部と、前記充填部内の薬液を前記カテーテル内を通して前記吐出孔から吐出させる薬液送液機構と、前記充填部、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構を支持する筐体と、を備え、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記筐体が前記内視鏡に装着されている時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴としている。
この発明によれば、薬液投与装置の筐体が内視鏡に装着されないうちに、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されることを防止させることができる。また、薬液投与装置の筐体が内視鏡に装着されないうちに、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧を印加するのを防止させることが可能となる。
また、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡により得られた前記体内の画像を分析する画像分析手段が、前記画像に前記カテーテルの先端が映し出されていることを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることがより好ましい。
この発明によれば、カテーテルの先端が内視鏡の視野範囲外にある時に、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されたり、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
また、前記カテーテルの先端部には、触覚センサが設けられ、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記触覚センサが前記体内の生体組織に接触していないことを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることがより好ましい。
この発明によれば、カテーテルの先端部が体内の生体組織に接触した時に吐出孔から薬液が投与され、薬液が生体組織上で液滴となり、患部以外に薬液が垂れ流されるのを抑制することができる。
また、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作することがより好ましい。
この発明によれば、電圧印加部及び薬液送液機構(電磁弁等)は内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作するとされている。従って、薬液投与装置単独では動作ができず、内視鏡に接続される前に、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されたり、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
本発明の薬液投与装置によれば、体内の所望部位に薬液を投与する時に誤って投与するのを防止させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る薬液投与装置の第1実施形態を、図1から図3を参照しながら詳細に説明する。
ここで所望部位とは、体内において病気や傷を治療する目的で本装置を用いる場合には患部、麻酔や美容や整形の目的で本装置を用いる場合にはそれらの対象部位のことを意味する。本実施形態では、薬液投与装置10により患部に薬液を投与することを例にとって説明する。
薬液投与装置10は、図1に示されるように、内部に薬液Wが充填される充填部11と、基端12aが充填部11と接続されるとともに先端に薬液Wを吐出する吐出孔が形成されたカテーテル12と、薬液Wに電圧を印加する電圧印加部13と、充填部11内の薬液Wを、カテーテル12内を通して吐出孔から吐出させる薬液送液機構14と、充填部11、電圧印加部13及び薬液送液機構14を支持する筐体15と、を備えている。
この薬液投与装置10は、本実施形態では、図2に示されるように、カテーテル12が内視鏡1の鉗子チャンネル(チャンネル)2内に挿通してカテーテル12の一部が体内に挿入された状態で、鉗子チャンネル2に設けられた鉗子栓3に筐体15を装着して用いられる。
また、カテーテル12の先端12bに形成された吐出孔16は、鉗子チャンネル2の先端2aから所定長さLだけ突出して位置して体内の患部Kに対向し、薬液Wに電圧が印加されている場合に霧状の薬液Wを噴霧して患部Kに付着させる。
図1に示すように、充填部11は筒状に形成され、その一端開口部に中央部に貫通孔が形成されたゴム栓17が嵌合され、他端開口部にカテーテル12の基端12a側が連結されている。なお、充填部11内の薬液Wは、この充填部11を薬液投与装置10に組付ける前に、ゴム栓17の貫通孔内に注射器の注射針等を差し込んで注入される。
図1及び図2に示すように、カテーテル12は、例えば四フッ化樹脂等の非導電性及び可撓性を有する材質で形成されている。そして例えば、カテーテル12の外径は約1.6mm、内径は約0.9mmとされ、吐出孔16の直径は約0.075mmとなっている。また、カテーテル12の長さは、薬液Wを投与する患部Kや薬液Wの種類さらには症例等に応じて適宜設定されるが例えば約850mmとなっている。
図1に示すように電圧印加部13は、充填部11とカテーテル12との連結部分に配置された主電極18と、電圧を発生する回路部19と、主電極18と回路部19とを接続する副電極20と、回路部19に接続された例えば電池等の電源21と、を備えている。
さらに本実施形態では、回路部19に、生体の一部に接続されるグランドバンドGが接続されている。なお図示の例では、グランドバンドGは人体の指に接続されている。
主電極18は、樹脂材料で円筒状に形成された本体部と、導電性の金属材料若しくは導電性の樹脂材料等で形成され前記本体部の外周面を被覆する導電膜と、を備え、一端(図1における上端)が充填部11の他端開口部に同軸に配設され、他端(図1における下端)側にカテーテル12の基端12aが接続されている。
そして、充填部11内の薬液Wは、主電極18における一端面および前記一端側の内周面に接触している。また、充填部11の他端開口部と主電極18、および主電極18とカテーテル13はそれぞれ、例えば接着剤等によって互いに固定されている。
副電極20は、例えばステンレス鋼等で形成され、電圧を印加する方向つまり主電極18側に向けて尖る先鋭形状となっている。そして、この副電極20の先端部が主電極18の前記導電膜に接続されている。なお、副電極20は、一般的な電気接触子の外表面に金メッキ層が形成されたコンタクトプローブ等であってもよい。
回路部19内には、高抵抗回路、過電流検出回路および圧電トランスが組み込まれている。高抵抗回路は、保護用の高抵抗が副電極20に直列に接続されて構成され、スパークの発生や生体への電撃を防止する。また、過電流検出回路は、回路部19に流れる電流値を検出し、その数値が設定値以上となったときに副電極20への電圧の印加を停止させる。なお、前記設定値は生体への安全性を考慮して、例えば約100μA好ましくは約10μAとしてもよい。
圧電トランスは、電源21から回路部19に印加された電圧を昇圧する。
また、回路部19には、回路部19のオン/オフを切替える動作スイッチ19aが組み込まれていて、主電極18及び三方電磁弁24は回路部19がオンの間だけ電圧を印加されることとなる。
以上の構成において、動作スイッチ19aにより回路部19がオフからオンに切替わると、電源21の電圧が回路部19内の圧電トランスにより昇圧され、この昇圧された電圧は副電極20を通して主電極18に印加される。なお例えば、電源21の電圧は約6Vであるところ、主電極18に印加される電圧は約5kVとなる。
一方、回路部19がオンに切替わると、三方電磁弁24には圧電トランスにより昇圧されない約6Vのままの電圧が印加される。
薬液送液機構14は、空気が充填された空圧タンク22と、空圧タンク22から噴射される空気を充填部11に搬送する空気配管23a、23bと、この空気配管23aと空気配管23bとの間に設けられ空気配管23a、23bを開閉する三方電磁弁(電磁弁)24と、を有する。なお、空気配管23aは空圧タンク22と三方電磁弁24とを接続し、空気配管23bは三方電磁弁24と充填部11とを接続する。
空圧タンク22には逆止弁25が接続されており、この逆止弁25を通して例えばディスポシリンジ等の図示されない空気供給手段から空圧タンク22内に空気を供給することで、この空圧タンク22内を昇圧できるようになっている。なお、空圧タンク22の内圧は例えば約0.5MPa程度まで上昇させるのが好ましい。また、空圧タンク22はこの昇圧に耐え得る、金属や高強度樹脂等の材質で形成される。
また、三方電磁弁24には、外部に接続する開放配管26が接続されている。
そして、三方電磁弁24は、空気配管23a、23bと開放配管26との連通、遮断を三方電磁弁24に設けられた切替えボタン27で切り替えるようになっている。本実施形態では、切替えボタン27を押し込む前の待機状態では空気配管23aは三方電磁弁24により遮断されて閉の状態にあり、空気配管23bと開放配管26とが三方電磁弁24により連通されて充填部11の内圧を大気圧と同等になっている。一方、この切替えボタン27を押し込むと、三方電磁弁24により空気配管23bと開放配管26と連通が解除され、空気配管23aは空気配管23bと連通されて開の状態になり、充填部11の内圧が空圧タンク22の内圧まで上昇する。
なお、三方電磁弁24は内部にソレノイド等の図示しない切替え手段を有し、切替え手段は回路部19を介して電源21に接続されている。そして切替え手段に電圧が印加されていない時には三方電磁弁24は閉の状態になり、電圧が印加された時には三方電磁弁24は開の状態になる。
空気配管23bの充填部11側の先端部は前述のゴム栓17の貫通孔内に差し込まれており、この先端部の外周面は先鋭形状に形成されて、ゴム栓17の貫通孔と空気配管23bの先端部との間の気密性が保たれている。
また、開放配管26の内径及び内面形状のうちの少なくとも一方は、三方電磁弁24の待機状態で、カテーテル12の吐出孔16から薬液Wが垂れ落ちない程度の圧力損失を生じるように形成されている。なお、開放配管26の内径は例えば約0.1mmとなっている。
さらに本実施形態では、回路部19の動作スイッチ19aに、三方電磁弁24の切替えボタン27が押し込まれたか否かを検出する弁認識スイッチ28が接続されている。この弁認識スイッチ28は例えば切替えボタン27の位置を検出する近接スイッチが用いられる。
また、回路部19の動作スイッチ19aには、筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されたか否かを検出する装着認識スイッチ29が接続されている。この装着認識スイッチ29は例えば鉗子栓3を検出するリミットスイッチが用いられる。なお、装着認識スイッチ29が設けられる薬液投与装置10を識別できるように、装着認識スイッチ29としては、固有の磁界を有する磁石や固有の識別情報を記録したICチップ等を用いてもよい。
そして、装着認識スイッチ29により筐体15が鉗子栓3に装着されたことが検出され、さらに弁認識スイッチ28により切替えボタン27が押し込まれたことが検出された時のみに、動作スイッチ19aは回路部19をオンにして、電圧印加部13の主電極18及び薬液送液機構14の三方電磁弁24に電圧が印加されることになる。
ここで、電圧印加部13、薬液送液機構14、弁認識スイッチ28及び装着認識スイッチ29は筐体15内に収容され、充填部11、主電極18及びカテーテル12が前述のように接続されてなる組立て体は、筐体15の外側から着脱可能になっている。そして、充填部11内の薬液Wを全て患部Kに投与した後は、前記組立て体は、筐体15から取り外されて廃棄される。なお、主電極18に、非導電性でかつ透明の樹脂材料で開閉可能に形成されたカバーを取り付けて、このカバーで主電極18の全体を覆ってもよい。
次に、以上のように構成された薬液投与装置10を用いて患部Kに薬液Wを投与する方法について説明する。
なお、以下の工程を実施する前には、三方電磁弁24は、開放配管26と空気配管23bとを連通させた待機状態にあり、回路部19はオフの状態にある。
まず、筐体15から取り外された充填部11内に、ゴム栓17の貫通孔に注射器の注射針を突き刺して注射器内の薬液を患部Kに必要な投与量だけ注入する。
次に、空気配管23bの先端部を充填部11におけるゴム栓17の貫通孔内に差し込み、充填部11、主電極18及びカテーテル12が前述のように接続されてなる組立て体を筐体15に装着することにより、薬液投与装置10を組み立てる。
そして、図2に示されるように、内視鏡1で観察しながら挿入部4を体内に挿入し、鉗子チャンネル2の先端2aを患部Kに対向するように配置させる。
次に、内視鏡1の位置を固定しながら、カテーテル12を鉗子チャンネル2内に挿通して、内視鏡1の鉗子栓3に薬液投与装置10の筐体15を装着する。この時、装着認識スイッチ29は筐体15が鉗子栓3に装着されたことを検出する。また、カテーテル12に形成された吐出孔16は、鉗子チャンネル2の先端2aから所定長さLだけ突出した位置に配置される。
次に、図1に示すように、切替えボタン27を押し込むと、弁認識スイッチ28は切替えボタン27が押し込まれたことが検出する。既に装着認識スイッチ29は筐体15が鉗子栓3に装着されたことを検出しているので、動作スイッチ19aは回路部19をオフからオンに切替える。これにより、三方電磁弁24の切替え手段が動作して空気配管23aと空気配管23bとを連通させた開の状態になり、充填部11の内圧が空圧タンク22の内圧まで昇圧する。
このように充填部11内が昇圧することによって、充填部11内の薬液Wがカテーテル12内を吐出孔16側に向けて送られ、吐出孔16から薬液Wが吐出する。
さらに、回路部19をオフからオンに切替わった時に、回路部19内で昇圧された電圧が副電極20を通して主電極18に印加され、主電極18の内側を通過する薬液Wが帯電させられて、吐出孔16から吐出される薬液Wも帯電する。
ここで、カテーテル12に設けられた吐出孔16における薬液Wは、吐出孔16の外部の空気との間に液体と気体との界面を形成している。この界面に電圧が作用すると、薬液Wの表面に作用する電気の力によって界面が電気流体力学的に不安定になり、図3に示すように、吐出孔16における薬液Wは多数の微粒子、すなわち霧状となって噴霧される。
これは、吐出孔16における薬液Wの液面の電荷密度が臨界値に達してそこから細い液糸が引き出され、この細い液糸の先端から薬液Wが多数の微粒子に分裂するからである。そして、前記界面に印加される電圧がさらに上昇すると、電気流体力学的に不安定な界面上の点が同時に多数発生し、薬液Wはより細かく分裂した霧状となって噴霧される。
そして、吐出孔16から吐出される霧状の薬液Wは、吐出孔16における薬液Wと、グランドバンドGが接続された生体の患部Kとの電位差により生じ生体表面に向かう複数の電気力線Mに沿って生体表面に到達する。生体に電気力線が形成された範囲内に帯電した霧状の薬液Wが付着するので、患部Kの周辺で霧状の薬液Wを浮遊させることなく直ちに患部Kに吸着させることが可能になる。
なお、霧状の薬液Wの粒子径をより小さくするために、薬液Wの導電率を例えば1×10−10〜1×10−1S/mの範囲に設定し、電圧印加部13により副電極20を通して主電極18に印加される電圧を上昇させることが好ましい。また、吐出孔16の孔径を小さくすることにより、霧状となって噴霧される薬液Wの粒子径を小さくすることができる。
例えば、導電率が1×10−6S/mの蒸留水では、吐出孔16の直径を0.075mm、印加される電圧を+5kV、薬液Wの流量を0.3mL/分とすると、粒子径が8〜20μmの薬液Wが噴霧される。
なお、吐出孔16を生体の患部Kに接近させることにより、薬液Wを投与される生体の面積を小さくし、生体の単位面積当たりの薬液Wの投与量を増加させることができる。一方、吐出孔16を生体の患部Kから離間させることにより、薬液Wを投与される生体の面積を大きくし、生体の単位面積当たりの薬液Wの投与量を減少させることができる。
以上の薬液Wの投与を充填部11内の薬液Wがなくなるまで行う。
その後、切替えボタン27の押し込みを解除すると、動作スイッチ19aは回路部19をオンからオフに切替えるので三方電磁弁24に電圧が印加されなくなり三方電磁弁24は閉の状態になる。すると、充填部11が空気配管23bを介して開放配管26に連通され、充填部11の内圧は大気圧と同等になる。従って、吐出孔16からの薬液Wの吐出が停止する。また、回路部19がオフに切替わったので、主電極18にも電圧が印加されなくなる。
次に、充填部11、カテーテル12及び主電極18を有する前記組立て体を筐体15から取り外して廃棄する。
そして最後に、薬液投与装置10のカテーテル12を鉗子チャンネル2から、筐体15を鉗子栓3からそれぞれ取り外す。これにより、装着認識スイッチ29は筐体15が鉗子栓3に装着されたことを検出しなくなる。
以上説明したように、本実施形態による薬液投与装置10によれば、薬液送液機構14は、筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されている時にのみ動作可能とされている。従って、薬液投与装置10の筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されないうちに、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されることを防止させることができる。
また、薬液投与装置10の電圧印加部13は、筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されている時にのみ動作可能とされている。このため、薬液投与装置10の筐体15が内視鏡1に装着されないうちに、電圧印加部13が誤って動作して薬液Wに電圧を印加するのを防止させることが可能となる。
また、吐出孔16から噴霧される霧状の薬液Wが電圧印加部13により帯電しているので、この霧状の薬液Wを患部Kの周辺で浮遊させることなく直ちに患部Kに吸着させることが可能になり、患部Kに正確な量の薬液Wを投与することが可能になるとともに、患部Kの全域にわたって薬液Wを均等に投与することができる。
なお、吐出孔16から噴霧される薬液Wは、主電極18での印加電圧がプラス側極性の場合はプラスに帯電した粒子となり、主電極18での印加電圧がマイナス側極性の場合はマイナスに帯電した粒子となる。一般に、生体の電位は0Vに近い値なので、薬液Wの粒子をプラス又はマイナスに帯電させると、電気的な引力により薬液Wの粒子を生体に効果的に付着させることができる。
また、薬液Wを吐出孔16から噴霧している間に主電極18に印加する電圧の極性を変えると、プラスに帯電した薬液Wの粒子とマイナスに帯電した薬液Wの粒子を選択的に噴霧することができる。
また、投与すべき薬液が2種類以上の場合には、薬液投与装置10の筐体15を鉗子栓3に装着させたまま前記組立て体を交換し、その薬液の電気的特性(溶液内のイオン化特性)に応じて薬液を帯電させる電圧の極性を選択することができる。
また、主電極18に印加される電圧の大きさを変えると吐出孔16から噴霧される薬液Wの粒子の径が変わるので、目的部位に合わせて薬液Wの粒子の径を選択することができる。
また、切替えボタン27を操作するとすぐに空気配管23a、23bと開放配管26との連通、遮断が切り替わるので、目的部位に必要な時だけ薬液Wを噴霧することができる。
なお、霧状の薬液Wを帯電させないと、微小な液滴自身の表面張力により球形状を維持しようとする力が働く。その力は小さい液滴ほど強く作用するために、この液滴を患部Kに向けて送り出しても患部Kに付着しないで舞い上がる、いわゆるドライフォグ現象が発生し易くなって、患部Kへの薬液Wの投与量が少なくなるばかりでなく、その投与量の把握も困難になる。
ところが本実施形態のように霧状の薬液Wを帯電させることによって、薬液Wを患部Kに吸着させることが可能になり、この投与量を正確にしかつ投与量の把握も容易になる。
さらにまた、例えば患部Kが呼吸器系の肺や肺胞などの場合には、霧状の薬液Wを本実施形態のように帯電させないと、薬液Wが呼吸の吐き出しに伴い口から排出され易くなる。このため従来から、吸入療法等で使用されるネブライザーなどを用いて薬液Wを投与する際には、患者が息を吸い込む時に合わせて薬液Wを投与するなどの対策が必要であった。
ところが本実施形態のように、霧状の薬液Wを帯電させ、しかも患部Kの近くで薬液Wを吐出孔から吐出することによって、患者が息を吐き出すタイミングに合わせなくても、薬液Wを患部Kに容易かつ正確に吸着させることができる。
さらに本実施形態では、回路部19と生体とがグランドバンドGで接続されているので、吐出孔16の薬液Wと患部Kとの間の電位差を確実に確保することが可能になり、患部Kに霧状の薬液Wをより一層確実に吸着させることができる。またこのようにグランドバンドGが設けられていることから、患部Kが、帯電した薬液Wを吸着することでこの薬液Wの極性と同じ極性の電位になって電位差が小さくなるのを防ぎ、生体への安全性を向上させることもできる。
ここで、薬液Wの種類によっては、泡立ちやすいものや分散粒子が含有されているものがある。ネブライザーなどに適用される超音波霧化原理では、泡立ちやすい薬液は超音波の伝播を阻害するため薬液Wが霧化されない場合もある。また、超音波霧化原理のなかでも薬液Wの液滴を微細化するために、数μmの微細穴のメッシュを使用するものは、分散粒子が含有されている液体を霧化させる際に、メッシュが目詰まりして霧化できなくなる場合もある。
ところが本実施形態では、薬液Wに超音波をかけたりメッシュを用いたりしないので、このような泡立ちやすい薬液や分散粒子を含有する薬液においても、前述の作用効果を奏功させることが可能になる。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る薬液投与装置の第2実施形態を、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、前述の第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態の薬液投与装置40では、筐体15の側面に接続コネクタ41が設けられ回路部19の動作スイッチ19aに接続されている。
また図4及び図5に示されるように、接続コネクタ41には、内視鏡本体5から延びる内視鏡接続線51が接続され、また内視鏡本体5にはモニタ52がモニタ接続線53を介して接続されている。
内視鏡1には図示しない画像処理回路(画像分析手段)が備えられていて、画像処理回路は内視鏡接続線51及び接続コネクタ41を介して動作スイッチ19aに接続されている。
画像処理回路は内視鏡1により得られた体内の画像を分析し、画像にカテーテル12の先端12bが映し出されていることを検出した時にカテーテル検出信号を動作スイッチ19aに送信する。
また、カテーテル12の先端部に形成された凹みには自身が接触したことを検出する触覚センサ54が設けられている。ここで、触覚センサ54はカテーテル12の外周面より突出しないように構成されている。また、触覚センサ54は、触覚センサ接続線55を介して動作スイッチ19aに接続されている。そして、触覚センサ54は体内の生体組織に接触していないことを検出した時に接触確認信号を動作スイッチ19aに送信する。
なお、触覚センサ54として、薄膜の圧電素子、静電容量変化を検出する静電センサ、接触時の電気抵抗を検出する導通センサ等も用いることができる。
なお、モニタ52上に映される画像は、内視鏡1の使用者の確認用である。
そして、本実施形態では、装着認識スイッチ29により筐体15が鉗子栓3に装着されたことが検出され、動作スイッチ19aに画像処理回路によりカテーテル検出信号が送信され、触覚センサ54により接触確認信号送信され、さらに弁認識スイッチ28により切替えボタン27が押し込まれたことが検出された時のみに、動作スイッチ19aは回路部19をオンにして、電圧印加部13の主電極18及び薬液送液機構14の三方電磁弁24に電圧が印加されることになる。
以上説明したように、本実施形態による薬液投与装置40によれば、上記第1実施形態で動作スイッチ19aが回路部19をオンにする条件に、画像処理回路が内視鏡1により得られた体内の画像にカテーテル12の先端12bが映し出されていることを検出してカテーテル検出信号を動作スイッチ19aに送信すること、及び触覚センサ54が体内の生体組織に接触していないことを検出して接触確認信号を動作スイッチ19aに送信すること、という2つの条件が加わることになる。
従って、カテーテル12の先端12bが内視鏡1の視野範囲外にある時に、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13が誤って動作して薬液Wに電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
また、カテーテル12の先端部が生体に接触した時に吐出孔16から霧状の薬液Wが噴霧され、薬液が生体上で液滴となり、患部K以外に薬液Wが垂れ流されるのを抑制することができる。さらに、カテーテル12の先端部が生体に接触してカテーテル12内の薬液Wと患部Kとが短絡した場合に、両者間の電位差がなくなることにより薬液Wが吐出孔16から霧状に噴霧されずに患部Kに垂れ流されることを防止させることができる。これにより、薬液投与装置40の安全性を向上させることができる。
また、薬液投与装置40の筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されないうちに、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
なお、上記実施形態では、薬液投与装置40にカテーテル12の先端12bを検出する画像処理回路と体内の生体組織への接触を検出する触覚センサ54との両方が設けられていたが、いずれか片方だけ設けられていてもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明に係る薬液投与装置の第3実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。なお、前述の第1実施形態及び第2実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の薬液投与装置60では電源21は設けられておらず、電圧は内視鏡本体5から内視鏡接続線51を介して回路部19に印加される。
また、三方電磁弁24に切替えボタン27及び弁認識スイッチ28は設けられておらず、その替わりに三方電磁弁24は内視鏡本体5に設けられた内視鏡側操作スイッチ61で操作される。
そして、本実施形態では、上記第2実施形態で動作スイッチ19aが回路部19をオンにする条件だった、弁認識スイッチ28により切替えボタン27が押し込まれたことが検出されることの替わりに、内視鏡側操作スイッチ61が押されることが条件として加わることになる。
以上説明したように、本実施形態による薬液投与装置60によれば、電圧印加部13及び三方電磁弁24は内視鏡本体5から電圧をそれぞれ印加されて動作するとされている。従って、薬液投与装置60が内視鏡1に接続されて電圧を印加される前に、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13が誤って動作して薬液Wに電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
また、最終的に薬液Wを噴霧させるスイッチとなる内視鏡側操作スイッチ61が内視鏡本体5に設けられたので、薬液投与装置60の筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されないうちに、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
以上、本発明の第1実施形態から第3実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
例えば、上記第1実施形態から第3実施形態では、回路部19に、生体の一部に接続されるグランドバンドGを接続したが、このグランドバンドGは設けなくてもよい。
この場合においても、一般に生体の電位は0V程度(グランド側)になっているため、薬液Wが極性にかかわらず帯電していれば、患部Kに薬液Wを吸着させることができるからである。
また、上記第1実施形態から第3実施形態では、充填部11とカテーテル12との連結部分に円筒状の主電極18を配置した。しかし、主電極としてカテーテル12の内部に設置された微細な導線を用いてもよいし、主電極を充填部11内に配置してもよい。
本発明の第1実施形態の薬液投与装置の概略図である。 図1に示す薬液投与装置を内視鏡の鉗子栓に装着して用いている状態を示す概略側面図である。 図1及び図2に示す薬液投与装置を用いて患部に薬液を投与している状態を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の薬液投与装置の概略図である。 図4に示す薬液投与装置を内視鏡の鉗子栓に装着して用いている状態を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態の薬液投与装置の概略図である。 図6に示す薬液投与装置を内視鏡の鉗子栓に装着して用いている状態を示す概略側面図である。
符号の説明
1 内視鏡
2 鉗子チャンネル(チャンネル)
10、40、60 薬液投与装置
11 充填部
12 カテーテル
13 電圧印加部
14 薬液送液機構
15 筐体
16 吐出孔
22 空圧タンク
23a、23b 空気配管
24 三方電磁弁(電磁弁)
54 触覚センサ
K 患部(所定部位)
W 薬液

Claims (4)

  1. 内視鏡のチャンネルに挿通して一部が体内に挿入され、該体内の所望部位に薬液を投与し付着させる薬液投与装置において、
    内部に前記薬液が充填される充填部と、
    基端が該充填部と接続されるとともに先端に前記薬液を吐出する吐出孔が形成されたカテーテルと、
    前記薬液に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記充填部内の薬液を前記カテーテル内を通して前記吐出孔から吐出させる薬液送液機構と、
    前記充填部、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構を支持する筐体と、
    を備え、
    前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記筐体が前記内視鏡に装着されている時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴とする薬液投与装置。
  2. 請求項1に記載の薬液投与装置において、
    前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡により得られた前記体内の画像を分析する画像分析手段が、前記画像に前記カテーテルの先端が映し出されていることを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴とする薬液投与装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の薬液投与装置において、
    前記カテーテルの先端部には、触覚センサが設けられ、
    前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記触覚センサが前記体内の生体組織に接触していないことを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴とする薬液投与装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薬液投与装置において、
    前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作することを特徴とする薬液投与装置。
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